JP2004025370A - ボールコンプライアンス機構およびこれを用いた組立装置 - Google Patents

ボールコンプライアンス機構およびこれを用いた組立装置 Download PDF

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Tetsuzo Toya
遠矢 哲三
Ichiro Ito
伊藤 一朗
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Abstract

【課題】挿入物と被挿入物との衝突あるいは摩擦に起因するゴミの発生を防止したコンプライアンス機構を提供すること。
【解決手段】外周に鍔部12を有するフロータ13と、その鍔部12の上下にボール14を配置し、さらに、そのボール14を覆うハウジング15からなるボールコンプライアンス機構を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば中央に回転軸受け孔が設けられた磁気ディスクを記録再生装置の回転軸に自動的に嵌合させる場合、あるいは基体に設けられた長穴にシャフトを自動的に挿入する場合等に用いられるコンプライアンス機構およびこれを用いた組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロボットによる生産ラインにおいては、例えば、シャフトを被挿入物に挿入する作業が行われる。このような作業においては、第1ステップとして、自動位置決め装置によりシャフトを被挿入物の穴の近傍に移動させ、次いで、第2ステップとして、被挿入物の穴の開口部に形成した傾斜面すなわち、面取りを利用して最終的にシャフトを被挿入物の穴に挿入する。そしてこの第2ステップにおいては、シャフトを柔軟に保持し、シャフトの面取りに沿って挿入するリモート・センター・コンプライアンス機構(以下、RCC機構と呼ぶ)が用いられている。
【0003】
このRCC機構は、図10に示すように、ロボットアーム1に連結されるアーム側プレート2と、シャフト3を挟むグリッパー4に連結されるグリッパー側プレート5とを備え、これらのプレート2、5は、ゴムなどの材質からなるマウント6により所定の間隔に連結されると共に、それらの中心部がストッパー7で搖動可能に支えられている。
【0004】
このRCC機構は、シャフト3を被挿入物9に形成された穴8に挿入するに際し、シャフト3と穴8との間の水平方向あるいは角度方向の位置ずれを、ストッパー7を中心に左右および角度方向に動くプレート2、5の作用により補正し、挿入する。
【0005】
このRCC機構による位置角度補正の動作を図11に示す。同図の(A)はRCC機構の水平方向および角度方向の動きを示す図、(B)〜(E)はシャフトが穴に挿入される過程におけるRCC機構の動きを模式的に示した図である。同図(B)においては、シャフト3と穴8との間に水平方向の誤差があると、穴8に形成された傾斜面すなわち面取りにより、シャフト3の先端に水平方向の分力が生ずる。この水平方向の分力は、同図(C)に示されているように、グリッパー側プレート5を水平方向に移動させ、これによってシャフト3は水平方向に移動して穴に挿入される。
【0006】
また、同図(D)のように、シャフト3と穴8との間に角度方向の誤差がある場合、両者は2点で接触し、これらの接触店における反力により、シャフト3には回転モーメントが生ずる。この回転モーメントはシャフト3によりグリッパー側プレート5に伝達され、プレート5は同図(E)に示すように、マウント6のゴム弾性により図10のストッパー7の周りに回転する。これによって、シャフト3は穴8の方向に沿って挿入される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術においては、シャフト3が被挿入物9の穴8内に挿入される途中でシャフト8と被挿入物9とが互いに衝突し、あるいは、両者の接触後、RCC機構を構成するマウント6の弾性復元力によって、両者間に接触摩擦が生じる。このため、部品表面に削れあるいは剥がれが生じ、これらによって生ずる微粉末が微細ゴミとなる。このような微細なゴミの発生は、高精度な部品加工、例えば、クリーンルーム内での高密度記録用のハードディスクドライブ(HDD)などの組立作業においては大きな問題となっていた。
【0008】
そこで、本発明の目的は、組立の際に挿入物と被挿入物との接触による微細ゴミの発生を防止できるコンプライアンス機構およびこれを用いた組立装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のボールコンプライアンス機構は、外周に鍔部を有するフロータと、この鍔部の上下に配置された複数個のボールと、これらのボールを前記フロータ外周の鍔部の上下において転がり可能に収納すると共に、前記フロータを水平方向に移動可能に収納するハウジングとを備えることを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明のボールコンプライアンス機構においては、前記フロータは筒体であり、このフロータの外周壁内部には下部においてノズルが開口するバキュームエアーホールが設けられ、このバキュームエアーホールにより被挿入孔が設けられた板状被挿入物を前記ノズルに吸着させることを特徴とするものである。
【0011】
さらに、本発明のボールコンプライアンス機構においては、前記フロータ外周の鍔部上下の少なくも一方には、前記複数個のボールが収納される孔が設けられた環状のリテーナが配置されていることを特徴とするものである。
【0012】
本発明のボールコンプライアンス機構を用いた組立装置は、上記のように構成されたボールコンプライアンス機構部をロボットの制御によって水平および垂直方向に移動し、挿入物を被挿入物に挿入することを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明のボールコンプライアンス機構を用いた組立装置においては、前記挿入物および被挿入物のいずれか一方の端部には、他方の水平方向の移動を垂直方向の移動に案内する傾斜部が形成されていることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1乃至図3について説明する。
【0015】
図1は本発明の実施形態であるボールコンプライアンス機構の断面図、図2は本発明によるボールコンプライアンス機構の要部の構造を示す図で、(A)は分解斜視図、(B)は組み立てた状態を示す斜視図である。
【0016】
本発明によるボールコンプライアンス機構は、ホールフロータ13とその周りを覆っているハウジング15とから構成されている。ホールフロータ13は、中心に後述する固定軸が通過する中空部が形成された円筒部材11を備え、その上下方向のほぼ中心部外周面には鍔部12が設けられている。鍔部12の上下には複数のボール14がホールフロータ13の外周面に沿って配列されている。これらのボール14はホールフロータ13とともにハウジング15内に収納されている。ハウジング15はホールフロータ13の周囲に形成された断面がコ字状の容器であり、ホールフロータ13はボール14を介してハウジング15内において水平方向に移動可能に収納されている。
【0017】
次に、ホールフロータ13の肉厚内には上下方向に貫通する複数個のバキュームホール10が形成されている。そしてこれらのバキュームホール10の上端には、エアーバキューム用チューブ16が連結され、バキュームホール10の下端にはリング状のエアー吸引用ノズル17が連結されている。このノズル17には、例えば、HDD装置に用いられる磁気ディスク18が吸着されている。すなわち、ノズル17はホールフロータ13と同心的に配置されたリングにバキュームホール10に蓮通する吸着孔が形成されており、エアーバキューム用チューブ16を介してバキュームホール10が排気されると、磁気ディスク18がノズル17に吸着される。
【0018】
また、このハウジング15の外周部に固定された連結部19はロボット20に連結されており、ボールコンプライアンス機構はロボット20によりその位置が上下左右自在に移動制御される。
【0019】
図2には本発明のボールコンプライアンス機構の要部である、ホールフロータ、ボール、ハウジングおよび吸着ノズル17の配置関係が詳細に示されている。
【0020】
同図(A)において、ハウジング15の下半分部の底部15Aにボール14が配列され、この配列されたボール14の上にホールフロータ13の鍔部12が載置される。また、この鍔部12の上にもボール14が配列され、その上には図示しないが、ハウジング15の上半分部が載置される。そして、ハウジング15の下半分部の下部にはノズル17が取り付けられる。同図(B)にはホールフロータ、ボールおよびハウジング下半分部が組み立てられた状態が示されている。
【0021】
図3はこのように構成された本発明のボールコンプライアンス機構の動作を説明するための図で、固定軸(シャフト)が被挿入物に形成された穴に挿入される際の動作を示している。
【0022】
すなわち、ロボット20を作動させてボールコンプライアンス機構を移動させ、被挿入物である磁気ディスク18をその中心孔が固定軸21に挿入される位置に移動させる。その後ボールコンプライアンス機構を徐々に固定軸21に向けて押し下げていく。この時、図示のように、磁気ディスク18の中心孔のエッジ18Aを固定軸21の面取り部分22の傾斜範囲に位置させて固定軸21への磁気ディスク18の挿入を開始する。
【0023】
この挿入が開始されると、磁気ディスクは、固定軸21の面取り部分22、すなわち、その傾斜部分による接触反力を受ける。ボールコンプライアンス機構のホールフロータ13は、この水平分力で水平方向に移動するため、固定軸21が磁気ディスク18の中心孔へ容易に挿入される。すなわち、ホールフロータ13はボール14の回転により水平方向の移動が極めてスムースに行われる。このため、ホールフロータ13にはその移動に伴う復元力は作用せず、固定軸21と磁気ディスク18の中心孔との接触摩擦も極めて小さい。この結果、材料の削れあるいは剥がれに起因する微細ゴミの発生も完全に防ぐことが出来る。
【0024】
また、ボールコンプライアンス機構の水平方向の位置決めは、磁気ディスク18の中心孔エッジ18Aを固定軸21の面取り部分22の傾斜範囲内に位置させればよく、その結果、高精度な位置出し機構を必要としないので、部品間の嵌め合いが小さいものほど有効になる。
【0025】
次に、本発明による他の実施形態を図4乃至図5について説明する。
【0026】
図4は、本発明の他の実施形態であるボールコンプライアンス機構の断面図、図5は図4に示すボールコンプライアンス機構の要部の構造を示す図で、(A)は分解斜視図、(B)は組み立てた状態を示す斜視図である。
【0027】
なお、図4乃至図5において、図1乃至図2と同一構成部分には同一符号を付して示し、その部分の詳細な説明は省略して、以下では図1乃至図2と相異する部分について説明する。
【0028】
図4において、ハウジング15内におけるボール14の配列位置関係を保持させるために、ハウジング15とホールフロータ13の鍔部12との間にリテーナ23を置いて、ボール14はこのリテーナ23を介在させた配列構成になっている。
【0029】
この構成を、図5について、さらに、詳細に説明すると、リテーナ23はハウジング15の底部15Aの幅に対応した幅の板状リングであり、多数の孔24が一定間隔で形成されている。そして、リテーナ23は鍔部12の上下に配置され、その孔24内にボール14が入れられた構成になっている。なお、同図にはハウジング15の下半分のみが示されているが、ハウジング15の上半分は、図示しないがホールフロータ13およびその鍔部12上に配置されたリテーナ23を上方から覆うように配置される。
【0030】
このように、リテーナ23を鍔部12の上下に配置させたリテーナ23の孔24内にボール14を収納することによって、ボール14同士の干渉がなくなり、ホールフロータ13の水平方向の移動は一層滑らかになり、固定軸21への磁気ディスク18の挿入動作を容易に行なうことが出来る。
【0031】
図6は、本発明の更に他の実施形態を示す図で、(A)は組立装置の断面図、(B)は同図(A)のA−A線に沿った断面図、(C)は同図(A)のB−B線に沿った断面を矢印方向に見た図である。なお、図6においても、図1乃至図2と同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明は省略し、以下では図1乃至図2と相異する部分について説明する。
【0032】
この実施形態においては、同図(B)および(C)に示すように、ホールフロータ13の鍔部12に2つの溝25が形成されている。2つの溝25は鍔部12の径方向対向部分に形成されているが、溝25の個数は1個でもよい。他方、ハウジング15には上下方向に延長する2本の回転止め棒26が上蓋と底部に固定されている。これらの回転止め棒26はホールフロータ13の鍔部12に設けられた溝25に挿入されている。回転止め棒26の水平断面内の径は溝25の幅よりも十分に小さく形成され、ホールフロータ13の水平移動を制限することなく、水平面内での回転を抑制するように構成されている。なお、回転止め棒26には、溝25を通過する部分にベアリング27が設けられ、ホールフロータ13の水平移動時における、回転止め棒26と溝25との接触摩擦を減少させる。
【0033】
このような構成にすることによって、被挿入物である磁気ディスク18を固定軸21に挿入する作業時に、ホールフロータ13の水平方向の移動を抑制せずに、水平面内での回転を阻止することが出来る。
【0034】
図7は、本発明の更に他の実施形態を示す図で、(A)は組立装置の断面図、(B)は図(A)のC−C線に沿った断面図である。
【0035】
なお、図7においても、図1乃至図2と同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明は省略し、以下では図1乃至図2と相異する部分について説明する。
【0036】
この実施形態においては、同図(A)に示すように、ホールフロータ13の上部外周面にストッパー29が設置されている。このストッパー29はホールフロータ13の上部外周面に図示しないモータなどを用いた駆動機構により接離可能に配置されたゴムタイヤ30で構成されている。尚、ストッパー29は、ゴムタイヤ以外のもの例えば歯車でも良い。但し、この場合、ホールフロータ13のストッパー29との接触面も歯車状に加工しておく。ゴムタイヤ30は、断面がコ字上のホルダー31内に垂直方向に支持された回転軸の周りに回転可能に支持されている。
【0037】
ストッパー29は、同図(B)に示されるように、ホールフロータ13の外周面の3ケ所に、図示しないモータなどを用いた駆動機構によりホールフロータ13の外周面に接離可能に配置されている。また、スットパー29は、図示しないモータなどを用いた駆動機構により、ゴムタイヤ30をホールフロータ13の外周面に3つ同時に圧接し、あるいは各々個別のタイミングで圧接し、ホールフロータ13を水平面内で任意の位置に固定できるよう制御され、さらに、ゴムタイヤ30をホールフロータ13の外周面に圧接した状態では、図示しないモータなどを用いた駆動機構によりゴムタイヤ30が回転制御され、ホールフロータ13を任意の回転位置において固定することができるように構成されている。 このような構成により、ロボット20がハウジング15を加速減移動した場合でも、ホールフロータ13がハウジング15に衝突して破損することがないため、ボールコンプライアンス機構の高速移動が可能になる。 また、ストッパー29によりホールフロータ13の水平移動も微調整が可能となるため、被挿入物である磁気ディスク18のエッジを固定軸21の面取り部分22(図3)の傾斜範囲に容易に調整配置することができる。
【0038】
さらに、ストッパー29はゴムタイヤ30の回転により、ホールフロータ13を回転させることができるため、磁気ディスク18の中心孔への固定軸21の挿入が任意の角度で可能であり、角度の調整が必要な場合にも容易に対応できる。
【0039】
この実施形態による動作例を簡単に説明すると、ロボット20がハウジング15を固定軸21の位置まで移動させる場合は、図示しないモータなどを用いた駆動機構により予めゴムタイヤ30がホールフロータ13の外周面に圧接するようストッパー29を移動させ、ホールフロータ13を固定しておく。次に、ハウジング15を固定軸21の位置まで移動した後、固定軸21と被挿入物である磁気ディスク18のエッジとの位置関係により、適宜、各ストッパー29を移動しゴムタイヤ30を各々ホールフロータ13の外周面から離したり、圧接したりすることにより、ホールフロータ13の水平位置を微調整し、固定軸21に磁気ディスク18を挿入する。
【0040】
図8乃至図9は、本発明の更に他の実施形態を示す断面図である。
【0041】
図8はこの実施例であるボールコンパライアンス機構が示されている。同図において、固定穴32を有する被挿入物33に挿入されるシャフト34の上部に、このシャフト34と一体的に形成された円柱状のシャフトフロータ35が設けられている。このシャフトフロータ35の上下方向のほぼ中心部の外周面には水平方向に突出する鍔部36が備えられている。
【0042】
そして、この鍔部36の上下にはボール37が配列され、さらに、その周りがハウジングで覆われている。
【0043】
また、このボールコンパライアンス機構はハウジング38を介してロボット39と電気的且つ機械的に連結されていて、このロボット39の指示制御によりボールコンパライアンス機構を下方(矢示)に移動させ、シャフト34を固定穴33に挿入させる。
【0044】
また、図9は、図8のシャフトフロータ35にハンド40を設けたハンドフロータの実施形態である。このハンド40は、部品であるシャフト41を掴むためのもので、ハンドフロータ42の下部に取り付けられている。
【0045】
このように、シャフト部品1個1個を把持する構成になっているので、固定穴43にシャフト部品41を挿入する場合、特に、多数のシャフト部品41を固定穴43に挿入する場合に有効になる。
【0046】
なお、これらの実施形態の場合、本発明によるボールコンパライアンス機構の移動によって、シャフト34および41の固定穴32および43への位置調整の容易さは前記図1乃至図7の実施形態の場合と同様である。
【0047】
【発明の効果】
上記した本発明によれば、ボールコンプライアンス機構の可動部分にボールを介在させたので、フロータの水平移動はボールの転がりにより極めてスムースとなる。また、フロータには弾性的な復元力も作用しないため、挿入物と被挿入物との接触摩擦もなくなり、その結果、ゴミの発生も防止でき、製品の品質を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるボールコンプライアンス機構の構成を示す断面図である。
【図2】本発明によるボールコンプライアンス機構の要部を取り出して示す図で、(A)は分解斜視図、(B)は組み立てられた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明のボールコンプライアンス機構による挿入物であるシャフト(軸)と被挿入物である磁気ディスクの中心孔との位置関係を模式的に示す図である。
【図4】本発明による他の実施形態であるボールコンプライアンス機構の構成を示す断面図である。
【図5】図4に示す本発明のボールコンプライアンス機構の要部を取り出して示す図で、(A)は分解斜視図、(B)は組み立てられた状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の更に他の実施形態であるボールコンプライアンス機構を示す図で、(A)は断面図、(B)は図(A)のA−A線に沿った断面を上部から見た図、(C)は図(A)のB−B線に沿った断面を左方から見た図である。
【図7】本発明のボールコンプライアンス機構の更に他の実施形態を示す図で、(A)は断面図、(B)は図(A)のC−C線に沿った断面を上から見た図である。
【図8】本発明のボールコンプライアンス機構の更に他の実施形態を示す断面図である。
【図9】本発明のボールコンプライアンス機構の更に他の実施形態を示す断面図である。
【図10】従来のコンプライアンス機構の構成を示す断面図である。
【図11】図10に示す従来のコンプライアンス機構の動作説明図で、(A)は動作原理図、(B)はシャフトと穴に水平方向の位置関係を模式的に示す図、(C)〜(E)はシャフトが穴に徐々に挿入される際の両者の動きを模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 ロボットアーム
2 アーム側プレート
3,34,41 シャフト
4 グリッパー
5 グリッパー側プレート
6 マウント
7 ストッパー
8 穴
9,18,33 被挿入物
10 バキュームホール
11 円筒部材
12,36 鍔部
13 ホールフロータ
14,37 ボール
15,38 ハウジング
15A 底部
16 エアーバキューム用チューブ
17 ノズル
18 磁気ディスク
19 連結部
20,39 ロボット
21 固定軸
22 面取り部
23 リテーナ
24 孔
25 溝
26 回転止め棒
27 ベアリング
29 ストッパー
30 ゴムタイヤ
32,43 固定穴
35 シャフトフロータ
40 ハンド
42 ハンドフロータ

Claims (14)

  1. 外周に鍔部を有するフロータと、この鍔部の上下に配置された複数個のボールと、これらのボールを前記フロータ外周の鍔部の上下において転がり可能に収納すると共に、前記フロータを水平方向に移動可能に収納するハウジングとを備えることを特徴とするボールコンプライアンス機構。
  2. 前記フロータは筒体であり、このフロータの外周壁内部には下部においてノズルが開口するバキュームエアーホールが設けられ、このバキュームエアーホールにより被挿入孔が設けられた板状被挿入物を前記ノズルに吸着させることを特徴とする請求項1記載のボールコンプライアンス機構。
  3. 前記フロータ外周の鍔部上下の少なくも一方には、前記複数個のボールが収納される孔が設けられた環状のリテーナが配置されていることを特徴とする請求項2記載のボールコンプライアンス機構。
  4. 前記鍔部周縁には係止溝が設けられ、前記ハウジングには、前記係止溝に係合する棒状部材が固定され、これらの係止溝および棒状部材により、前記フロータの回転止め機構を構成することを特徴とする請求項3記載のボールコンプライアンス機構。
  5. 前記フロータの外周には、この外周面に回転可能に接触することにより前記フロータの水平移動を阻止するとともに、これを回転可能に指示するストッパーを設けたことを特徴とする請求項4記載のボールコンプライアンス機構を有する組立装置。
  6. 前記ストッパー部はゴムタイヤであることを特徴とする請求項5記載のボールコンプライアンス機構を有する組立装置。
  7. 前記フロータ下部には、挿入物が固定されていることを特徴とする請求項1記載のボールコンプライアンス機構。
  8. 前記フロータ下部には、前記挿入物を着脱可能に把持するハンドを備えたことを特徴とする請求項7記載のボールコンプライアンス機構。
  9. 前記フロータ外周の鍔部上下の少なくも一方には、前記複数個のボールが収納される孔が設けられた環状のリテーナが配置されていることを特徴とする請求項7または8に記載のボールコンプライアンス機構。
  10. 前記鍔部周縁には係止溝が設けられ、前記ハウジングには、前記係止溝に係合する棒状部材が固定され、これらの係止溝および棒状部材により、前記フロータの回転止め機構を構成することを特徴とする請求項9記載のボールコンプライアンス機構。
  11. 前記フロータの外周には、この外周面に回転可能に接触することにより前記フロータの水平移動を阻止するとともに、これを回転可能に支持するストッパーを設けたことを特徴とする請求項10記載のボールコンプライアンス機構を有する組立装置。
  12. 前記ストッパー部はゴムタイヤであることを特徴とする請求項11記載のボールコンプライアンス機構を有する組立装置。
  13. 請求項1乃至12の何れかに記載のボールコンプライアンス機構をロボットの制御によって水平方向および垂直方向に移動し、挿入物を被挿入物に挿入することを特徴とするボールコンプライアンス機構を用いた組立装置。
  14. 前記挿入物および被挿入物のいずれか一方の端部には、他方の水平方向の移動を垂直方向の移動に案内する傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項13記載のボールコンプライアンス機構を用いた組立装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100448628C (zh) * 2007-06-20 2009-01-07 重庆大学 机械柔性空间对接平台
CN107150354A (zh) * 2017-05-24 2017-09-12 成都众智优学教育咨询有限公司 一种钢丝弹簧柔顺手腕

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