JP2004025213A - ラップシーム溶接機の電極輪の焼付き検出方法及び検出装置 - Google Patents

ラップシーム溶接機の電極輪の焼付き検出方法及び検出装置 Download PDF

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Tomotoshi Matsumoto
松本 智敏
Matsuo Yoshimoto
吉本 松男
Shingo Arakawa
荒川 信悟
Kenji Umadate
馬立 健治
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JFE Steel Corp
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JFE Steel Corp
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Abstract

【課題】ラップシーム溶接機の電極輪に生じる焼付きを、それによる溶接不良が発生する前に迅速に検出することができるラップシーム溶接機の電極輪の焼付き検出方法及び検出装置を提供する
【解決手段】上下一対の渦電流センサー21a、21bが、それぞれ上下一対の電極輪1a、1bの表面に向けて設置されている。そして、銅製の電極輪1a、1bとその表面に焼付いた鉄粉との透磁率の差異に基づく渦電流センサー21a、21bからの出力電圧の変化によって、焼付き判別装置22が、電極輪1a、1bへの焼付きの発生を検出する。
【選択図】      図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼帯をシーム溶接するためのラップシーム溶接機において、銅製の電極輪の表面に生じる焼付きを検出するための焼付き検出方法及び検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鋼帯の連続焼鈍ラインや表面処理ライン等の連続プロセスラインでは、先行コイルの後端と後行コイルの先端をラップシーム溶接機によってシーム溶接を行っている。
【0003】
ラップシーム溶接機は、先行鋼帯と後行鋼帯の重ね合わせた部分を上下一対の銅製の電極輪で加圧しながら通電し溶接を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ラップシーム溶接機を繰り返し使用していると、鋼帯の一部が電極輪に焼付き、それによって溶接不良を生じている。
【0005】
従来、電極輪の焼付きは、それによる溶接不良が発生するまでは検知することができず、溶接部の品質不良の発生や再溶接による生産効率の低下を招いていた。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、ラップシーム溶接機の電極輪に生じる焼付きを迅速に検出することができるラップシーム溶接機の電極輪の焼付き検出方法及び検出装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
【0008】
[1]先行鋼帯と後行鋼帯の重ね合わせた部分を上下一対の電極輪で加圧しながら通電し溶接を行うラップシーム溶接機において、前記電極輪の表面に向いた渦電流センサーを設け、電極輪を回転させて得られる前記渦電流センサーの出力信号に基づいて電極輪の焼付きの有無を判別することを特徴とするラップシーム溶接機の電極輪の焼付き検出方法。
【0009】
[2]先行鋼帯と後行鋼帯の重ね合わせた部分を上下一対の電極輪で加圧しながら通電し溶接を行うラップシーム溶接機において、前記電極輪の表面に向いた渦電流センサーと、電極輪を回転させて得られる前記渦電流センサーの出力信号に基づいて電極輪の焼付きの有無を判別する焼付き判別手段とを備えたことを特徴とするラップシーム溶接機の電極輪の焼付き検出装置。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1及び図2に示す。
【0011】
図1は、一実施形態におけるラップシーム溶接機を示すものであり、(a)は側面図、(b)は電極輪部分の断面図である。図1において、10はキャリッジで、コ字状の枠体からなり、走行車輪15により鋼帯の接続部上を板幅方向に移動するようになっている。1a、1bはキャリッジ10に設置された上下一対の電極輪で、先行鋼帯11と後行鋼帯12を数mmラップさせ、加圧しながら通電し抵抗シーム溶接するものである。2a、2bは電極輪1a、1bの後方に設けられた上下一対のスエージングロールで、溶接部3を加圧しながら走行するものである。21a、21bは、キャリッジ10に設置された上下一対の渦電流センサーであり、上側の渦電流センサー21aは上電極輪1aの表面に向けられており、下側の渦電流センサー21bは下電極輪1bの表面に向けられている。
【0012】
そして、図2は、上記のラップシーム溶接機における電極輪の焼付き検出装置を示すものである。図2において、22は焼付き判別装置であり、渦電流センサー21a、21bからの出力電圧に基づいて、電極輪1a、1bに焼付きが生じていないかどうかの判別を行う。すなわち、銅製の電極輪1a、1bに鋼帯からの鉄粉が焼付いた場合、銅に比べて鉄の透磁率が高いので、焼付き20が生じている個所では渦電流センサー21a、21bからの出力電圧が低くなる。この特性を利用して、焼付き判別装置22は電極輪1a、1bでの焼付き発生の有無を判別する。23はディスプレーであり、渦電流センサー21a、21bからの出力電圧を画面に表示する。24は警報装置であり、焼付き判別装置22が焼付き発生と判別した場合に警報を発生するようになっている。
【0013】
上記のような構成のラップシーム溶接機における電極輪の焼付き検出装置においては、前材のシーム溶接が終了して、次材のシーム溶接を行うために待機中の電極輪1a、1bを空転させ、その際の渦電流センサー21a、21bからの出力に基づいて、焼付き判別装置22が電極輪1a、1bの焼付き発生の有無を判別する。図3は、電極輪1a、1bに焼付きが発生した場合の渦電流センサー21a、21bからの出力電圧をディスプレー23に表示させた例である。このように、電極輪1a、1bの焼付き発生個所では渦電流センサー21a、21bからの出力電圧が低くなり、事前に焼付きの発生を検出することができる。そして、電極輪1a、1bを研削する等の必要な処置をとることにより、溶接部の品質不良の発生や再溶接による生産効率の低下を未然に防止することができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、電極輪に向けて設置した渦電流センサーによって、電極輪の焼付きの有無を検出するようにしているので、電極輪の焼付きによる溶接不良が発生する前に電極輪の焼付きの有無を検出することが可能となり、溶接部の品質不良の発生や再溶接による生産効率の低下を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施形態における焼付き検出装置を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施形態における渦電流センサーの出力図である。
【符号の説明】
1a、1b 電極輪
2a、2b スエージングロール
3 溶接部
10 キャリッジ
11 先行鋼帯
12 後行鋼帯
15 車輪
20 焼付き
21 渦電流センサー
22 焼付き判別装置
23 ディスプレー
24 警報装置

Claims (2)

  1. 先行鋼帯と後行鋼帯を重ね合わせた部分を上下一対の電極輪で加圧しながら通電し溶接を行うラップシーム溶接機において、前記電極輪の表面に向いた渦電流センサーを設け、電極輪を回転させて得られる前記渦電流センサーの出力信号に基づいて電極輪の焼付きの有無を判別することを特徴とするラップシーム溶接機の電極輪の焼付き検出方法。
  2. 先行鋼帯と後行鋼帯を重ね合わせた部分を上下一対の電極輪で加圧しながら通電し溶接を行うラップシーム溶接機において、前記電極輪の表面に向いた渦電流センサーと、電極輪を回転させて得られる前記渦電流センサーの出力信号に基づいて電極輪の焼付きの有無を判別する焼付き判別手段とを備えたことを特徴とするラップシーム溶接機の電極輪の焼付き検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105618916A (zh) * 2016-03-21 2016-06-01 攀钢集团西昌钢钒有限公司 980MPa级别冷轧双相钢的焊接方法

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