JP2004024770A - 腕吊りベルト付きサポータ - Google Patents
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Abstract
【課題】腕を吊ることで腕重量の肩への影響を抑えて肩の固定と安静が図れ、サポート効果を最大限高めて肩における異常の早期回復を可能にする腕吊りベルト付きサポータを提供する。
【解決手段】環状の吊りベルト30をサポータ本体10の肩上側部分に取付けて吊るし、サポータ本体10を装着した肩に連なる腕の下側に吊りベルト30を掛けて腕を吊り、サポータを装着している間吊りベルト30で腕を支えて、肩関節や周囲の筋肉にかかる腕重量を軽減することにより、肩関節の固定と安静が図れることとなり、サポータ本体10のサポート力を最大限に高められ、装着部位の異常状態からの回復を早められる。また、吊りベルト30が上腕部にほぼ沿った状態となり、外側に服を着用して吊りベルト30を隠せることとなり、外見に装着状態が現れにくく人目も気にならない。
【選択図】 図1
【解決手段】環状の吊りベルト30をサポータ本体10の肩上側部分に取付けて吊るし、サポータ本体10を装着した肩に連なる腕の下側に吊りベルト30を掛けて腕を吊り、サポータを装着している間吊りベルト30で腕を支えて、肩関節や周囲の筋肉にかかる腕重量を軽減することにより、肩関節の固定と安静が図れることとなり、サポータ本体10のサポート力を最大限に高められ、装着部位の異常状態からの回復を早められる。また、吊りベルト30が上腕部にほぼ沿った状態となり、外側に服を着用して吊りベルト30を隠せることとなり、外見に装着状態が現れにくく人目も気にならない。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は肩部を適度なサポート力で覆うサポータに関し、特にサポータの装着された肩部に連なる腕部を支持し、肩部に加わる腕重量を軽減して肩部に対するサポート効果を向上させられる腕吊りベルト付きサポータに関する。
【0002】
【従来の技術】
運動時の関節部保護用や傷めた部分の痛みの緩和用、また、冬期等の気温が下がった場合の保温用等の目的で、身体各部に直接あるいは下着の上から着用するサポータが従来から用いられている。これらサポータは、身体各部にそれぞれ対応する三次元形状に形成され、全体的に所定の伸縮性を有しており、それぞれ対応する身体各部にぴったりと装着された状態で、適度な締付け力により装着部位を保護支持したり、熱の外部への逃散を抑えて装着部位を保温したりするものである。
【0003】
こうしたサポータのうち、肩から上腕部にかけての部位を覆う肩部サポータは、肩関節やその周囲の筋肉の保護を図るものである。こうした従来の肩部サポータの一例として、実開平6−44532号公報に記載されるものがあり、これを図5に示す。図5は従来の肩部サポータの斜視図である。
【0004】
前記図5に示すように、従来の肩部サポータ100は、腕を差し込むことで一方の肩部を覆えるようにしたサポータ本体110の胸部又は背部にあたる前後端部に面ファスナ111、112を設け、両端部に面ファスナ121、122を設けた取付け帯120を他方の肩部の脇下に通して、両端部を前記サポータ本体110の面ファスナ111、112にそれぞれ接合させてサポータ本体110を固定するものである。
前記各面ファスナの互いに接合する少なくとも一方は、取付け帯120の長さ方向に長く形成され、接合位置を変えて取付け帯120の使用長さ調節を可能とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のサポータは以上のように構成されていることから、肩部への装着状態では、あくまで肩部のみに影響を与えることとなる。通常、肩には腕の重さが荷重として加わっており、肩に異常のない場合に腕の重さを感じることはほとんどないものの、肩を傷めた場合には腕の重さを大きな負荷として感じるようになる。従来のサポータでは、肩部への装着状態で腕までは支持できないことから、腕の重さが肩部にかかる状況は解消できず、サポータ本体による改善効果を適切に与えられないばかりでなく、腕の重さが肩関節やその周囲の筋肉にとって負担となって肩の治癒に悪影響を与えるという課題を有していた。
サポータを併用して肩の異常状態からの回復を図る場合、早期の回復には肩関節における腕重量の負担を軽減し、肩関節(患部)の固定と安静を図り、自然治癒力を発揮させることが求められる。
【0006】
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、腕を吊ることで腕重量の肩への影響を抑えて肩の固定と安静が図れ、サポータのサポート効果を最大限高め、肩における異常の早期回復を可能にする腕吊りベルト付きサポータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る腕吊りベルト付きサポータは、伸縮性を有する素材で形成され、身体のうち一方の肩から上腕上部にかけての部位を覆う略筒状のサポータ本体と、前記サポータ本体の前後両側にそれぞれ端部を一体化される略帯状体で形成され、サポータ本体と共に環状体をなして一方の肩部から他方の肩側の腋下方部位にかけての周囲に配置され、サポータ本体の肩からのずれを防ぐサポータ支持部と、所定周長の略環状体で形成され、少なくとも前記サポータ本体の上部側に取付けられて吊下げられ、環内に腕部を挿入可能とされてなる吊りベルトとを備えるものである。
【0008】
このように本発明においては、環状の吊りベルトをサポータ本体の肩上側部分に取付けて吊るし、サポータ本体を装着した肩に連なる腕の下側に吊りベルトを掛けて腕を吊り、サポータを装着している間吊りベルトで腕を支えて、肩関節や周囲の筋肉にかかる腕重量を軽減することにより、肩関節の固定と安静が図れることとなり、サポータ本体のサポート力を最大限に高められ、装着部位の異常状態からの回復を早められる。また、肩に掛けた吊りベルトで腕を吊ることで、吊りベルトが上腕部にほぼ沿った状態となり、三角巾等の他の腕吊り手段と比べて、外側に服を着用し易く、またこの服で吊りベルトを隠せることとなり、外見に装着状態が現れにくく人目が気にならない。
【0009】
また、本発明に係る腕吊りベルト付きサポータは必要に応じて、前記サポータ支持部が、両端部をサポータ本体前後にそれぞれ着脱自在に係着されるものである。このように本発明においては、サポータ本体両側部の所定範囲をサポータ支持部端部着脱可能状態とし、サポータ本体装着状態で、サポータ支持部を所定の緊張状態としながら両端部をサポータ本体前後面の所定範囲内で係着位置を調整しつつ係着することにより、体格の違いや肩位置の個人差に対応してサポータ支持部でのサポータ本体固定状態を変えられ、多様な着用者に対して緩すぎや締めすぎ等のない適切なサポータ本体固定状態を等しく与えられる。
【0010】
また、本発明に係る腕吊りベルト付きサポータは必要に応じて、前記吊りベルトが、前記サポータ本体に対し係着位置を所定範囲調節可能とされて着脱自在に係着されるものである。このように本発明においては、吊りベルトがサポータ本体に対し係着位置調整可能に係着され、サポータ本体装着状態で吊りベルトをサポータ本体上部所定位置に係着し、腕に吊りベルトを掛けて腕を支持させることにより、サポータ本体の所定範囲内で吊りベルト係着位置を調整して、体格の違いや肩位置の個人差に対応して吊りベルトでの腕支持位置を変えられ、多様な着用者に対して最適な腕吊り状態を等しく与えられる。
【0011】
また、本発明に係る腕吊りベルト付きサポータは必要に応じて、前記吊りベルトが、両端部に係着可能な組の面ファスナがそれぞれ所定長さ分配設される帯状体で形成され、前記面ファスナ同士を係着範囲調整の上で係着させて環状体とされてなるものである。このように本発明においては、帯状体とされる吊りベルトの端部を面ファスナで互いに係着可能とし、両端部の係着で連結・一体化した環状体とすることにより、面ファスナの範囲内で吊りベルト端部係着長さを調整して吊りベルト周長を調節できることとなり、体格の違いや肩位置の個人差に対応して吊りベルトでの支持状態を変えられ、多様な着用者に対して過大な緩みや締り等のない適切な腕吊り状態を等しく与えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータの装着完了状態正面図、図2は本実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおけるサポータ支持部の係着状態説明図サポータの装着状態背面図、図3は本実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおける吊りベルトの腕吊支過程説明図、図4は本実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータの装着時における衣服着用状態説明図である。
【0013】
前記各図において本実施形態に係る腕吊りベルト付きサポータ1は、肩から上腕上部にかけてを覆う状態で形成される伸縮性材料製のサポータ本体10と、このサポータ本体10と共に環状体をなして一方の肩部から他方の肩側の腋下方部位にかけての周囲に配置される略帯状のサポータ支持部20と、前記サポータ本体10の上部側から吊下げられる環状の吊りベルト30とを備える構成である。前記サポータ本体10は、一方の肩部から上腕上部にかけてを覆ってこれらの部位の保護や保温効果を与えられる公知の形状及び構造であり、詳細な説明を省略する。このサポータ本体10の前後面の身体中央寄り位置には面ファスナ11がそれぞれ配設される構成である。
【0014】
前記サポータ支持部20は、所定長さの伸縮性材料製帯状体で形成され、両端部をサポータ本体10の前後両側にそれぞれ着脱自在に一体に係着され、サポータ本体10と共に環状体をなして一方の肩部から他方の肩の腋下部にかけての身体周囲に配置され、サポータ本体10の肩からのずれを防ぐものである。このサポータ支持部20の両端部にはサポータ本体10の面ファスナ11に対応して着脱自在となる面ファスナ21がそれぞれ一体に配設される。
前記吊りベルト30は、伸縮性を有する環状の略帯状体で形成され、サポータ本体10の上部側に一部を固定されて吊下げられ、環内に腕部を挿入可能とされてなる構成である。
【0015】
次に、本実施形態に係る腕吊りベルト付きサポータの使用状態について説明する。あらかじめ、サポータ支持部20の一端部をサポータ本体10の身体背面側部分に係着させ、且つ、他端部をサポータ本体10から離隔させた状態で、使用者はサポータ本体10に腕を通し、上端部を肩部上部まで引上げると共に、下端部を上腕部に位置させ、肩部から上腕上部にかけてサポータ本体10を装着した状態とする。このとき、サポータ本体10上側に固定された吊りベルト30の環内に肩が一部入る状態となる。
【0016】
続いて、サポータ本体10背面側に一端部を取付けたサポータ支持部20の他端部を、サポータ本体10を装着した肩とは反対側となる肩側の腋下を通してサポータ本体10前面側に引寄せ、面ファスナ11、21同士の係合によりサポータ本体10に係着させ、サポータ本体10を身体に固定する(図2参照)。サポータ支持部20両端部をサポータ本体10前後面の面ファスナ係着可能範囲内で係着位置を調整しつつ係着することができ、体格の違いや肩位置の個人差に対応してサポータ支持部20によるサポータ本体10固定状態を適切なものとすることができる。
【0017】
こうしてサポータ支持部20でサポータ本体10を身体に固定したら、吊りベルト30を下側に寄せて環内に肘側から腕を通せば(図3参照)、装着完了状態となる。吊りベルト30はほぼ上腕部に沿った状態となっており、吊りベルト30は衣服に干渉しにくくなっている。
この状態では、従来の三角巾による首からの吊りに比べて、衣服の内側に隠れやすくなっており、吊りベルト30による支持状態を外側から見えにくくすることができ、こうして衣服の内側に装着した場合(図4参照)、外見からは吊りベルト30を使用していることがわかりにくく、他人に腕を吊っている印象を与えず、人目を気にせずに済む。
【0018】
また、使用中、吊りベルト30の腕に対する着脱は容易であり、腕や手を使用する際には、吊りベルト30を肘側または手側にずらして腕を環状部分から外せば自由に動かすことができる(図1参照)。再度支持させる場合には吊りベルト30を肘と手首の中間位置に戻せば腕を吊った状態となる。このように、本実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおいては、環状の吊りベルト30をサポータ本体10の肩上側部分に取付けて吊るし、サポータ本体10を装着した肩に連なる腕の下側に吊りベルト30を掛けて腕を吊り、サポータを装着している間吊りベルト30で腕を支えて、肩関節や周囲の筋肉にかかる腕重量を軽減することにより、肩関節の固定と安静が図れることとなり、サポータ本体10のサポート力を最大限に高められ、装着部位の異常状態からの回復を早められる。
【0019】
なお、前記実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおいては、サポータ本体10は筒状に閉じた状態に形成する構成としているが、これに限らず、サポータ本体10を、上、下、前又は後側で分離・接合自在にする構成とすることもでき、サポータ本体10に腕を通す必要がなく、着用者によるサポータ着脱がより一層容易となり、取扱い性に優れることとなる。
【0020】
また、前記実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおいては、肩部を覆うサポータ本体10に対し、このサポータ本体10両側部から他方の肩部の腋下までを囲む伸縮性材料製のサポータ支持部20を別体として面ファスナでサポータ本体10と連結する構成としているが、これに限らず、サポータ支持部20をサポータ本体10とあらかじめ縫着等で一体化する構成とすることもできる。この場合、サポータ支持部20中間部を分離可能にして分離した端部同士を着脱自在に係着させる構成とすることもできる。
【0021】
また、前記実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおいては、吊りベルト30を肩から吊下げて腕を吊ることのできる周長としてサポータ本体10上部に固定する構成としているが、これに限らず、吊りベルト30の周長を十分長くして、肩から腕を吊るのと合わせて肩上部から他方の肩の腋下方部位までの身体上部をも囲める略環状体にする構成とすることもでき、吊りベルト30の身体上部を囲んだ残り部分で腕を吊る状態として、吊りベルト30で身体上部と腕部を連続的に支持できることとなり、支持力を強力且つ均等に身体各部へ与えることができ、腕支持能力をより一層向上させられる。この構成では、吊りベルト30の他方の肩の腋下から身体の前後を通った部分をサポータ本体10上側で交差させて前後を入替える状態で肩から腕側に吊下げると、腕を適切に吊って支持できる。さらに、この場合、吊りベルト30中間の肩近接部位をサポータ本体10に着脱自在に係着してサポータ支持部20を兼ねさせる構成とすることもできる。
【0022】
また、前記実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおいては、吊りベルト30をサポータ本体10上側部位に固定する構成としているが、これに限らず、吊りベルト30をサポータ本体10に対し係着位置調整可能とし、サポータ本体10装着状態で吊りベルト30をサポータ本体10上部所定位置に係着する構成とすることもでき、サポータ本体10の所定範囲内で吊りベルト30係着位置を調整して、体格の違いや肩位置の個人差に対応して吊りベルト30での腕支持位置を変えられ、多様な着用者に対して最適な腕吊り状態を等しく与えられる。
【0023】
また、前記実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおいては、吊りベルト30を一様な環状体とする構成としているが、これに限らず、所定の帯状体の端部を面ファスナで互いに係着可能とし、この帯状体両端部を係着させて連結した環状体で吊りベルト30を形成する構成とすることもでき、面ファスナの範囲内で吊りベルト30端部係着長さを調整して吊りベルト30周長を調節できることとなり、体格の違いや肩位置の個人差に対応して吊りベルト30での支持状態を変えられ、多様な着用者に対して過大な緩みや締り等のない適切な腕吊り状態を等しく与えることができる。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、環状の吊りベルトをサポータ本体の肩上側部分に取付けて吊るし、サポータ本体を装着した肩に連なる腕の下側に吊りベルトを掛けて腕を吊り、サポータを装着している間吊りベルトで腕を支えて、肩関節や周囲の筋肉にかかる腕重量を軽減することにより、肩関節の固定と安静が図れることとなり、サポータ本体のサポート力を最大限に高められ、装着部位の異常状態からの回復を早められるという効果を奏する。また、肩に掛けた吊りベルトで腕を吊ることで、吊りベルトが上腕部にほぼ沿った状態となり、三角巾等の他の腕吊り手段と比べて、外側に服を着用し易く、またこの服で吊りベルトを隠せることとなり、外見に装着状態が現れにくく人目が気にならないという効果を有する。
【0025】
また、本発明によれば、サポータ本体両側部の所定範囲をサポータ支持部端部着脱可能状態とし、サポータ本体装着状態で、サポータ支持部を所定の緊張状態としながら両端部をサポータ本体前後面の所定範囲内で係着位置を調整しつつ係着することにより、体格の違いや肩位置の個人差に対応してサポータ支持部でのサポータ本体固定状態を変えられ、多様な着用者に対して緩すぎや締めすぎ等のない適切なサポータ本体固定状態を等しく与えられるという効果を有する。
【0026】
また、本発明によれば、吊りベルトがサポータ本体に対し係着位置調整可能に係着され、サポータ本体装着状態で吊りベルトをサポータ本体上部所定位置に係着し、腕に吊りベルトを掛けて腕を支持させることにより、サポータ本体の所定範囲内で吊りベルト係着位置を調整して、体格の違いや肩位置の個人差に対応して吊りベルトでの腕支持位置を変えられ、多様な着用者に対して最適な腕吊り状態を等しく与えられるという効果を有する。
【0027】
また、本発明によれば、帯状体とされる吊りベルトの端部を面ファスナで互いに係着可能とし、両端部の係着で連結・一体化した環状体とすることにより、面ファスナの範囲内で吊りベルト端部係着長さを調整して吊りベルト周長を調節できることとなり、体格の違いや肩位置の個人差に対応して吊りベルトでの支持状態を変えられ、多様な着用者に対して過大な緩みや締り等のない適切な腕吊り状態を等しく与えることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータの装着完了状態正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおけるサポータ支持部の係着状態説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおける吊りベルトの腕吊支過程説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータの装着時における衣服着用状態説明図である。
【図5】従来の肩部サポータの斜視図である。
【符号の説明】
1、100 サポータ
10、110 サポータ本体
11、21 面ファスナ
20 サポータ支持部
30 吊りベルト
111、112 面ファスナ
121、122 面ファスナ
【発明の属する技術分野】
本発明は肩部を適度なサポート力で覆うサポータに関し、特にサポータの装着された肩部に連なる腕部を支持し、肩部に加わる腕重量を軽減して肩部に対するサポート効果を向上させられる腕吊りベルト付きサポータに関する。
【0002】
【従来の技術】
運動時の関節部保護用や傷めた部分の痛みの緩和用、また、冬期等の気温が下がった場合の保温用等の目的で、身体各部に直接あるいは下着の上から着用するサポータが従来から用いられている。これらサポータは、身体各部にそれぞれ対応する三次元形状に形成され、全体的に所定の伸縮性を有しており、それぞれ対応する身体各部にぴったりと装着された状態で、適度な締付け力により装着部位を保護支持したり、熱の外部への逃散を抑えて装着部位を保温したりするものである。
【0003】
こうしたサポータのうち、肩から上腕部にかけての部位を覆う肩部サポータは、肩関節やその周囲の筋肉の保護を図るものである。こうした従来の肩部サポータの一例として、実開平6−44532号公報に記載されるものがあり、これを図5に示す。図5は従来の肩部サポータの斜視図である。
【0004】
前記図5に示すように、従来の肩部サポータ100は、腕を差し込むことで一方の肩部を覆えるようにしたサポータ本体110の胸部又は背部にあたる前後端部に面ファスナ111、112を設け、両端部に面ファスナ121、122を設けた取付け帯120を他方の肩部の脇下に通して、両端部を前記サポータ本体110の面ファスナ111、112にそれぞれ接合させてサポータ本体110を固定するものである。
前記各面ファスナの互いに接合する少なくとも一方は、取付け帯120の長さ方向に長く形成され、接合位置を変えて取付け帯120の使用長さ調節を可能とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のサポータは以上のように構成されていることから、肩部への装着状態では、あくまで肩部のみに影響を与えることとなる。通常、肩には腕の重さが荷重として加わっており、肩に異常のない場合に腕の重さを感じることはほとんどないものの、肩を傷めた場合には腕の重さを大きな負荷として感じるようになる。従来のサポータでは、肩部への装着状態で腕までは支持できないことから、腕の重さが肩部にかかる状況は解消できず、サポータ本体による改善効果を適切に与えられないばかりでなく、腕の重さが肩関節やその周囲の筋肉にとって負担となって肩の治癒に悪影響を与えるという課題を有していた。
サポータを併用して肩の異常状態からの回復を図る場合、早期の回復には肩関節における腕重量の負担を軽減し、肩関節(患部)の固定と安静を図り、自然治癒力を発揮させることが求められる。
【0006】
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、腕を吊ることで腕重量の肩への影響を抑えて肩の固定と安静が図れ、サポータのサポート効果を最大限高め、肩における異常の早期回復を可能にする腕吊りベルト付きサポータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る腕吊りベルト付きサポータは、伸縮性を有する素材で形成され、身体のうち一方の肩から上腕上部にかけての部位を覆う略筒状のサポータ本体と、前記サポータ本体の前後両側にそれぞれ端部を一体化される略帯状体で形成され、サポータ本体と共に環状体をなして一方の肩部から他方の肩側の腋下方部位にかけての周囲に配置され、サポータ本体の肩からのずれを防ぐサポータ支持部と、所定周長の略環状体で形成され、少なくとも前記サポータ本体の上部側に取付けられて吊下げられ、環内に腕部を挿入可能とされてなる吊りベルトとを備えるものである。
【0008】
このように本発明においては、環状の吊りベルトをサポータ本体の肩上側部分に取付けて吊るし、サポータ本体を装着した肩に連なる腕の下側に吊りベルトを掛けて腕を吊り、サポータを装着している間吊りベルトで腕を支えて、肩関節や周囲の筋肉にかかる腕重量を軽減することにより、肩関節の固定と安静が図れることとなり、サポータ本体のサポート力を最大限に高められ、装着部位の異常状態からの回復を早められる。また、肩に掛けた吊りベルトで腕を吊ることで、吊りベルトが上腕部にほぼ沿った状態となり、三角巾等の他の腕吊り手段と比べて、外側に服を着用し易く、またこの服で吊りベルトを隠せることとなり、外見に装着状態が現れにくく人目が気にならない。
【0009】
また、本発明に係る腕吊りベルト付きサポータは必要に応じて、前記サポータ支持部が、両端部をサポータ本体前後にそれぞれ着脱自在に係着されるものである。このように本発明においては、サポータ本体両側部の所定範囲をサポータ支持部端部着脱可能状態とし、サポータ本体装着状態で、サポータ支持部を所定の緊張状態としながら両端部をサポータ本体前後面の所定範囲内で係着位置を調整しつつ係着することにより、体格の違いや肩位置の個人差に対応してサポータ支持部でのサポータ本体固定状態を変えられ、多様な着用者に対して緩すぎや締めすぎ等のない適切なサポータ本体固定状態を等しく与えられる。
【0010】
また、本発明に係る腕吊りベルト付きサポータは必要に応じて、前記吊りベルトが、前記サポータ本体に対し係着位置を所定範囲調節可能とされて着脱自在に係着されるものである。このように本発明においては、吊りベルトがサポータ本体に対し係着位置調整可能に係着され、サポータ本体装着状態で吊りベルトをサポータ本体上部所定位置に係着し、腕に吊りベルトを掛けて腕を支持させることにより、サポータ本体の所定範囲内で吊りベルト係着位置を調整して、体格の違いや肩位置の個人差に対応して吊りベルトでの腕支持位置を変えられ、多様な着用者に対して最適な腕吊り状態を等しく与えられる。
【0011】
また、本発明に係る腕吊りベルト付きサポータは必要に応じて、前記吊りベルトが、両端部に係着可能な組の面ファスナがそれぞれ所定長さ分配設される帯状体で形成され、前記面ファスナ同士を係着範囲調整の上で係着させて環状体とされてなるものである。このように本発明においては、帯状体とされる吊りベルトの端部を面ファスナで互いに係着可能とし、両端部の係着で連結・一体化した環状体とすることにより、面ファスナの範囲内で吊りベルト端部係着長さを調整して吊りベルト周長を調節できることとなり、体格の違いや肩位置の個人差に対応して吊りベルトでの支持状態を変えられ、多様な着用者に対して過大な緩みや締り等のない適切な腕吊り状態を等しく与えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータの装着完了状態正面図、図2は本実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおけるサポータ支持部の係着状態説明図サポータの装着状態背面図、図3は本実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおける吊りベルトの腕吊支過程説明図、図4は本実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータの装着時における衣服着用状態説明図である。
【0013】
前記各図において本実施形態に係る腕吊りベルト付きサポータ1は、肩から上腕上部にかけてを覆う状態で形成される伸縮性材料製のサポータ本体10と、このサポータ本体10と共に環状体をなして一方の肩部から他方の肩側の腋下方部位にかけての周囲に配置される略帯状のサポータ支持部20と、前記サポータ本体10の上部側から吊下げられる環状の吊りベルト30とを備える構成である。前記サポータ本体10は、一方の肩部から上腕上部にかけてを覆ってこれらの部位の保護や保温効果を与えられる公知の形状及び構造であり、詳細な説明を省略する。このサポータ本体10の前後面の身体中央寄り位置には面ファスナ11がそれぞれ配設される構成である。
【0014】
前記サポータ支持部20は、所定長さの伸縮性材料製帯状体で形成され、両端部をサポータ本体10の前後両側にそれぞれ着脱自在に一体に係着され、サポータ本体10と共に環状体をなして一方の肩部から他方の肩の腋下部にかけての身体周囲に配置され、サポータ本体10の肩からのずれを防ぐものである。このサポータ支持部20の両端部にはサポータ本体10の面ファスナ11に対応して着脱自在となる面ファスナ21がそれぞれ一体に配設される。
前記吊りベルト30は、伸縮性を有する環状の略帯状体で形成され、サポータ本体10の上部側に一部を固定されて吊下げられ、環内に腕部を挿入可能とされてなる構成である。
【0015】
次に、本実施形態に係る腕吊りベルト付きサポータの使用状態について説明する。あらかじめ、サポータ支持部20の一端部をサポータ本体10の身体背面側部分に係着させ、且つ、他端部をサポータ本体10から離隔させた状態で、使用者はサポータ本体10に腕を通し、上端部を肩部上部まで引上げると共に、下端部を上腕部に位置させ、肩部から上腕上部にかけてサポータ本体10を装着した状態とする。このとき、サポータ本体10上側に固定された吊りベルト30の環内に肩が一部入る状態となる。
【0016】
続いて、サポータ本体10背面側に一端部を取付けたサポータ支持部20の他端部を、サポータ本体10を装着した肩とは反対側となる肩側の腋下を通してサポータ本体10前面側に引寄せ、面ファスナ11、21同士の係合によりサポータ本体10に係着させ、サポータ本体10を身体に固定する(図2参照)。サポータ支持部20両端部をサポータ本体10前後面の面ファスナ係着可能範囲内で係着位置を調整しつつ係着することができ、体格の違いや肩位置の個人差に対応してサポータ支持部20によるサポータ本体10固定状態を適切なものとすることができる。
【0017】
こうしてサポータ支持部20でサポータ本体10を身体に固定したら、吊りベルト30を下側に寄せて環内に肘側から腕を通せば(図3参照)、装着完了状態となる。吊りベルト30はほぼ上腕部に沿った状態となっており、吊りベルト30は衣服に干渉しにくくなっている。
この状態では、従来の三角巾による首からの吊りに比べて、衣服の内側に隠れやすくなっており、吊りベルト30による支持状態を外側から見えにくくすることができ、こうして衣服の内側に装着した場合(図4参照)、外見からは吊りベルト30を使用していることがわかりにくく、他人に腕を吊っている印象を与えず、人目を気にせずに済む。
【0018】
また、使用中、吊りベルト30の腕に対する着脱は容易であり、腕や手を使用する際には、吊りベルト30を肘側または手側にずらして腕を環状部分から外せば自由に動かすことができる(図1参照)。再度支持させる場合には吊りベルト30を肘と手首の中間位置に戻せば腕を吊った状態となる。このように、本実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおいては、環状の吊りベルト30をサポータ本体10の肩上側部分に取付けて吊るし、サポータ本体10を装着した肩に連なる腕の下側に吊りベルト30を掛けて腕を吊り、サポータを装着している間吊りベルト30で腕を支えて、肩関節や周囲の筋肉にかかる腕重量を軽減することにより、肩関節の固定と安静が図れることとなり、サポータ本体10のサポート力を最大限に高められ、装着部位の異常状態からの回復を早められる。
【0019】
なお、前記実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおいては、サポータ本体10は筒状に閉じた状態に形成する構成としているが、これに限らず、サポータ本体10を、上、下、前又は後側で分離・接合自在にする構成とすることもでき、サポータ本体10に腕を通す必要がなく、着用者によるサポータ着脱がより一層容易となり、取扱い性に優れることとなる。
【0020】
また、前記実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおいては、肩部を覆うサポータ本体10に対し、このサポータ本体10両側部から他方の肩部の腋下までを囲む伸縮性材料製のサポータ支持部20を別体として面ファスナでサポータ本体10と連結する構成としているが、これに限らず、サポータ支持部20をサポータ本体10とあらかじめ縫着等で一体化する構成とすることもできる。この場合、サポータ支持部20中間部を分離可能にして分離した端部同士を着脱自在に係着させる構成とすることもできる。
【0021】
また、前記実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおいては、吊りベルト30を肩から吊下げて腕を吊ることのできる周長としてサポータ本体10上部に固定する構成としているが、これに限らず、吊りベルト30の周長を十分長くして、肩から腕を吊るのと合わせて肩上部から他方の肩の腋下方部位までの身体上部をも囲める略環状体にする構成とすることもでき、吊りベルト30の身体上部を囲んだ残り部分で腕を吊る状態として、吊りベルト30で身体上部と腕部を連続的に支持できることとなり、支持力を強力且つ均等に身体各部へ与えることができ、腕支持能力をより一層向上させられる。この構成では、吊りベルト30の他方の肩の腋下から身体の前後を通った部分をサポータ本体10上側で交差させて前後を入替える状態で肩から腕側に吊下げると、腕を適切に吊って支持できる。さらに、この場合、吊りベルト30中間の肩近接部位をサポータ本体10に着脱自在に係着してサポータ支持部20を兼ねさせる構成とすることもできる。
【0022】
また、前記実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおいては、吊りベルト30をサポータ本体10上側部位に固定する構成としているが、これに限らず、吊りベルト30をサポータ本体10に対し係着位置調整可能とし、サポータ本体10装着状態で吊りベルト30をサポータ本体10上部所定位置に係着する構成とすることもでき、サポータ本体10の所定範囲内で吊りベルト30係着位置を調整して、体格の違いや肩位置の個人差に対応して吊りベルト30での腕支持位置を変えられ、多様な着用者に対して最適な腕吊り状態を等しく与えられる。
【0023】
また、前記実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおいては、吊りベルト30を一様な環状体とする構成としているが、これに限らず、所定の帯状体の端部を面ファスナで互いに係着可能とし、この帯状体両端部を係着させて連結した環状体で吊りベルト30を形成する構成とすることもでき、面ファスナの範囲内で吊りベルト30端部係着長さを調整して吊りベルト30周長を調節できることとなり、体格の違いや肩位置の個人差に対応して吊りベルト30での支持状態を変えられ、多様な着用者に対して過大な緩みや締り等のない適切な腕吊り状態を等しく与えることができる。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、環状の吊りベルトをサポータ本体の肩上側部分に取付けて吊るし、サポータ本体を装着した肩に連なる腕の下側に吊りベルトを掛けて腕を吊り、サポータを装着している間吊りベルトで腕を支えて、肩関節や周囲の筋肉にかかる腕重量を軽減することにより、肩関節の固定と安静が図れることとなり、サポータ本体のサポート力を最大限に高められ、装着部位の異常状態からの回復を早められるという効果を奏する。また、肩に掛けた吊りベルトで腕を吊ることで、吊りベルトが上腕部にほぼ沿った状態となり、三角巾等の他の腕吊り手段と比べて、外側に服を着用し易く、またこの服で吊りベルトを隠せることとなり、外見に装着状態が現れにくく人目が気にならないという効果を有する。
【0025】
また、本発明によれば、サポータ本体両側部の所定範囲をサポータ支持部端部着脱可能状態とし、サポータ本体装着状態で、サポータ支持部を所定の緊張状態としながら両端部をサポータ本体前後面の所定範囲内で係着位置を調整しつつ係着することにより、体格の違いや肩位置の個人差に対応してサポータ支持部でのサポータ本体固定状態を変えられ、多様な着用者に対して緩すぎや締めすぎ等のない適切なサポータ本体固定状態を等しく与えられるという効果を有する。
【0026】
また、本発明によれば、吊りベルトがサポータ本体に対し係着位置調整可能に係着され、サポータ本体装着状態で吊りベルトをサポータ本体上部所定位置に係着し、腕に吊りベルトを掛けて腕を支持させることにより、サポータ本体の所定範囲内で吊りベルト係着位置を調整して、体格の違いや肩位置の個人差に対応して吊りベルトでの腕支持位置を変えられ、多様な着用者に対して最適な腕吊り状態を等しく与えられるという効果を有する。
【0027】
また、本発明によれば、帯状体とされる吊りベルトの端部を面ファスナで互いに係着可能とし、両端部の係着で連結・一体化した環状体とすることにより、面ファスナの範囲内で吊りベルト端部係着長さを調整して吊りベルト周長を調節できることとなり、体格の違いや肩位置の個人差に対応して吊りベルトでの支持状態を変えられ、多様な着用者に対して過大な緩みや締り等のない適切な腕吊り状態を等しく与えることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータの装着完了状態正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおけるサポータ支持部の係着状態説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータにおける吊りベルトの腕吊支過程説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る腕吊りベルト付きサポータの装着時における衣服着用状態説明図である。
【図5】従来の肩部サポータの斜視図である。
【符号の説明】
1、100 サポータ
10、110 サポータ本体
11、21 面ファスナ
20 サポータ支持部
30 吊りベルト
111、112 面ファスナ
121、122 面ファスナ
Claims (4)
- 伸縮性を有する素材で形成され、身体のうち一方の肩から上腕上部にかけての部位を覆う略筒状のサポータ本体と、
前記サポータ本体の前後両側にそれぞれ端部を一体化される略帯状体で形成され、サポータ本体と共に環状体をなして一方の肩部から他方の肩側の腋下方部位にかけての周囲に配置され、サポータ本体の肩からのずれを防ぐサポータ支持部と、
所定周長の略環状体で形成され、少なくとも前記サポータ本体の上部側に取付けられて吊下げられ、環内に腕部を挿入可能とされてなる吊りベルトとを備えることを
特徴とする腕吊りベルト付きサポータ。 - 前記請求項1に記載の腕吊りベルト付きサポータにおいて、前記サポータ支持部が、両端部をサポータ本体前後にそれぞれ着脱自在に係着されることを
特徴とする腕吊りベルト付きサポータ。 - 前記請求項1又は2に記載の腕吊りベルト付きサポータにおいて、
前記吊りベルトが、前記サポータ本体に対し係着位置を所定範囲調節可能とされて着脱自在に係着されることを
特徴とする腕吊りベルト付きサポータ。 - 前記請求項1ないし3のいずれかに記載の腕吊りベルト付きサポータにおいて、
前記吊りベルトが、両端部に係着可能な組の面ファスナがそれぞれ所定長さ分配設される帯状体で形成され、前記面ファスナ同士を係着範囲調整の上で係着させて環状体とされてなることを
特徴とする腕吊りベルト付きサポータ。
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JP2002189656A JP2004024770A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 腕吊りベルト付きサポータ |
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JP2002189656A JP2004024770A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 腕吊りベルト付きサポータ |
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-06-28 JP JP2002189656A patent/JP2004024770A/ja active Pending
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