JP2004024766A - 洗面化粧台 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャビネットと洗面ボウル部からなる洗面化粧台において、
キャビネットと洗面ボウル部との間に所定の長さを有する結合部材を設け、前記結合部材を介してキャビネットの上方に洗面ボウル部を固定するようにした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗面化粧台に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の洗面化粧台は、側板・背板・開閉可能な前面板でキャビネットを構成し手洗器を載置するのが一般的である。また、前面部分を開放し足が入るように板材を用いずパイプ材でキャビネットを構成したものとして特開2001−128868や同様に屋外で使用できるものとして特開2001−3404に開示されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の側板・背板・開閉可能な前面板でキャビネットを構成したものは、規格化されており高さ寸法を変更する場合は、設計の段階に溯って側板・背板・前面板を変更しなければならず容易ではない。
自在に高さ調整できる洗面化粧台としては、特開平11−206595で示されるようなものなどがあるが、洗面器を昇降させるための機能部や操作部等が必要であり、構造が複雑でコスト的にも高価なものとなるという課題があった。
【0004】
また、特開2001−128868で示されている洗面化粧台では、洗面器とキャビネットを構成するパイプ部分の接合は図4に示されているように横パイプ材と洗面器とが直接的になされるものである。したがって、取付け後の洗面器の高さはキャビネットを構成する縦パイプ材の長さで一義的に決まる。そのため洗面器の高さを使用者の好みの高さに変更する場合は取付け現場にて例えば縦パイプ材をカットするといった複雑な作業が必要であるという課題があった。
【0005】
また、特開2001−3404で示されている流し台ではパイプ下端に設けたアジャスタで多少の微調整はできるものの、場合によっては大きな段差のある場所に設置したい場合もあり、アジャスタの調整量では必ずしも十分とはいえなかった。さらに、床面のアジャスタを動かしながら洗面ボウルの傾きを調整する作業はたいへんしづらく手間のかかる作業であった。しかもアジャスタの調整を行うと場合によっては左右のパイプ材の長さが異なることになるため見た目にアンバランスな洗面化粧台となりがちでなるという課題を有していた。
【0006】
そこで、本発明では取付けの際、洗面器の高さを簡単に好みの高さに調整することができるとともに、高さ調整後もバランスよく見え、構造も簡単で、コスト的にも安価な洗面化粧台を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、キャビネットと洗面ボウル部からなる洗面化粧台において、キャビネットと洗面ボウル部との間に所定の長さを有する結合部材を設け、前記結合部材を介してキャビネットの上方に洗面ボウル部を固定したことを特徴とする。
【0008】
複数の所定の長さの結合部材を容易しておき、施工時に使用者の好みの高さ応じて結合部材の長さを選択し、キャビネットと洗面ボウル部との間に取り付けることにより洗面ボウル部の高さを調整することができる。
【0009】
本発明の好ましい態様として、前記結合部材が洗面ボウル部の高さの調整機構を備えたことを特徴とする。
洗面ボウル部の高さの調整機構部が洗面ボウル部とキャビネット部の間にあるため、作業者は立ったまま洗面ボウルの傾きを見ながら作業ができる。したがって、調整作業がたいへんしやすくなるとともに調整に要する時間も短縮できる。
【0010】
本発明の好ましい態様として、前記結合部材を複数個連結して接続してなることを特徴とする。
結合部材を複数個連結できるので、洗面ボウルの高さを段階的に調節でき、設置床面に大きな段差があっても洗面ボウル部の傾きを簡単に水平に調整できる。
【0011】
本発明の好ましい態様として、前記結合部材とキャビネット側面部上方の小口面との間にキャビネット側面部上方の小口面を覆う大きさの平面部を有することを特徴とする。
キャビネット側面部上方の小口面を覆う大きさの平面部を有するので、小口面の水濡れを防ぐことができ、側面部が木製である場合は膨れやカビの発生を防止することができ、側板が金属製の場合は錆の発生を防止することができる。
【0012】
本発明の好ましい態様として、前記平面部の断面形状が前記結合部材の調整代よりも大きな略円弧形状となったことを特徴とする。
洗面ボウルの高さを調整する際に伸縮したキャビネットの脚部が平面部に隠れることになり、例えば左右がアンバランスであっても目立たなくなるため、見栄えを良くすることができる。
【0013】
本発明の好ましい態様として、前記洗面ボウル部の一部またはすべてに透明調の素材を用いたことを特徴とする。
透明調の素材を用いたことにより、施工時は洗面ボウル部上面の透明調の部分から調整機構部が見通せるので、高さ調整がたいへんしやすくなる。さらに、使用者にとっては側面及び裏面が汚れた場合でも汚れがわかりやすいため清掃性が向上すると共に、美観にも優れた洗面化粧台を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明の一実施例に係る洗面化粧台の外観斜視図である。
洗面ボウル部103がパイプからなるキャビネット102の上部に結合部材104を介して取り付けられ洗面化粧台101を構成している。
結合部材104は、左右のキャビネット102の上部の横さん201の小口面に複数個取り付けられているが、洗面ボウル部103が安定して取り付けられていればよく、そのために必要なだけの数の結合部材104が必要な場所に取り付けられていればよい。
結合部材104は、洗面ボウル部103が使用者の希望する高さに設定できるよう複数の所定の長さから選択できるようになっている。
【0015】
尚、洗面ボウル部103は平面形状のカウンター部105と凹部を有する洗面ボウル106で構成されている。カウンター部105は洗面ボウル106と一体で構成されていてもよい。カウンター部105は一般的にはポリエステル系、アクリル系、エポキシ系の人工大理石やガラス、陶器などが使われる。また、洗面ボウル106は一般的には陶器の洗面器が用いられることが多いが、ガラス製、ホーロー製や前述の人工大理石製でも良い。
【0016】
図2は本発明の一実施例に係る洗面化粧台の側面図である。
結合部材104は調整ねじ202、固定ナット203A、固定ナット203B、および洗面ボウル部脚204で構成されている。調整ねじ202はおねじ、洗面ボウル部103の裏面に取り付けられた洗面ボウル部脚204の下側はめねじとなっている。横さん201には調整ねじ202が貫通する穴が空いており横さんの上下の固定ナット203A,203Bで調整ねじを横さん201はさみ固定する。調整ねじ202は横さん201に固定された状態でも回動自在となっており調整ねじ202を回動させることにより洗面ボウル部103の高さが自在に調整できるようになっている。
【0017】
図3は本発明の一実施例に係る洗面化粧台の側面図である。
結合部材104はねじ301、延長部材302、および固定ナット303で構成されている。ねじ301の下側はおねじである。延長部材302は上側はめねじとなっており、下側はおねじになっている。延長部材301を高さ方向に複数本必要な本数だけ連結し、結合部材104を構成することにより段階的に洗面ボウル部103の高さを変えることができる。
尚、ねじ301は図3では洗面ボウル部103にインサート成形された形となっているが、例えば図4のように洗面ボウル部103の上部から貫通穴を通して差し込んでもよい。
【0018】
図5は本発明の一実施例に係る洗面化粧台の側面図である。結合部材104は固定ねじ501、平面部502および洗面ボウル部脚204で構成されている。結合部材104とキャビネット102の間の平面部502はキャビネット側面部上方の小口面を覆う形状となっている。平面部502は結合部材104と一体に成形された部品となっていてもよい。また、平面部502はキャビネット102の形状に合わせ、キャビネット102の前面部あるいは後部の上方を覆う形状としてもよい。平面部502は防水性を備えた材質のものなどがよい。
【0019】
図6は本発明の一実施例に係る平面部502の正断面図である。
平面部502の断面形状は略円弧形状となっているため、調整代601はこの中に隠れるようになっている。
【0020】
図7は本発明の一実施例に係る洗面化粧台の外観斜視図である。
透明調洗面ボウル部701を用いて本願の洗面化粧台を構成してある。透明調素材としてはガラスがよく用いられるが、透明調樹脂材料としてエポキシ樹脂やポリエステル樹脂、アクリル樹脂などを用いてもよい。結合部材を洗面ボウル部上方から透かして見ながら高さ調整すると、調整がしやすくなる。
【0021】
【発明の効果】
本発明では上記の構成とすることにより、洗面器の取付の際に洗面器の高さを簡単に好みの高さに調整することができるとともに、高さ調整後もバランスよく見え、構造も簡単で、コスト的にも安価な洗面化粧台が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る洗面化粧台の外観斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る洗面化粧台の側面図である
【図3】本発明の一実施例に係る洗面化粧台の側面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るねじ部の断面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る洗面化粧台の側面図である
【図6】本発明の一実施例に係る平面部502の正断面図である。
【図7】本発明の一実施例に係る洗面化粧台の側面図である。
【図8】従来の洗面化粧台の外観斜視図である。
【符号の説明】
101…洗面化粧台、102…キャビネット、103…洗面ボウル部
104…結合部材、105…カウンター部、106…洗面ボウル
201…ナット、202…横さん
203A…固定ナット、203B…固定ナット、204…洗面ボウル部脚
301…ねじ、302…延長部材、303…固定ナット
501…固定ねじ、502…平面部、601…調整代
701…透明調洗面ボウル部、801…扉
802…側板、803…陶器製洗面ボウル、804…水栓
Claims (6)
- キャビネットと洗面ボウル部からなる洗面化粧台において、
キャビネットと洗面ボウル部との間に所定の長さを有する結合部材を設け、前記結合部材を介してキャビネットの上方に洗面ボウル部を固定したことを特徴とする洗面化粧台。 - 前記結合部材が洗面ボウル部の高さの調整機構を備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。 - 前記結合部材を複数個連結して接続してなることを特徴とする請求項1または2に記載の洗面化粧台。
- 前記結合部材とキャビネット側面部上方の小口面との間にキャビネット側面部上方の小口面を覆う大きさの平面部を有することを特徴とする請求項1乃至3に記載の洗面化粧台。
- 前記平面部の断面形状が前記結合部材の調整代よりも大きな略円弧形状となったことを特徴とする請求項4に記載の洗面化粧台。
- 前記洗面ボウル部の一部またはすべてに透明調の素材を用いたことを特徴とする請求項1乃至5に記載の洗面化粧台。
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