JP2004023934A - 電源システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、エレベータ等の三相交流電源を利用して駆動する装置を有するマンション,雑居ビル等において、定期交換部品たる電池を用いること無く、マンション,雑居ビルで使用する電力の省エネ及び使用電力料の低減を実現できる電源システムを提供することにある。
【解決手段】本発明は、エレベータ等の回生時に発生する電力を三相交流電源ではなく、単相交流電源に逆潮流することを特徴とする。
マンション,雑居ビル等では、入居者もしくはテナント利用者が共同で利用する電力負荷の多くは、単相交流電源23に接続されている。エレベータ等で回生時発生した電力を単相電力計20よりも電気利用者側の接続点aに電力を逆潮流することにより、この逆潮流電力の多くが、共用情報機器21や共用照明22で消費される。この結果、単相交流電源から単相電力計20を経由して取得する電力が、逆潮流を受けた分だけ減少し、電力使用料の減額につながる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、エレベータ等の回生時に発生する電力を三相交流電源ではなく、単相交流電源に逆潮流することを特徴とする。
マンション,雑居ビル等では、入居者もしくはテナント利用者が共同で利用する電力負荷の多くは、単相交流電源23に接続されている。エレベータ等で回生時発生した電力を単相電力計20よりも電気利用者側の接続点aに電力を逆潮流することにより、この逆潮流電力の多くが、共用情報機器21や共用照明22で消費される。この結果、単相交流電源から単相電力計20を経由して取得する電力が、逆潮流を受けた分だけ減少し、電力使用料の減額につながる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータにより負荷を駆動する装置に付随した省エネ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動機からの回生電力を有効利用する手段として、受電電圧の整流に三相PWMコンバータ装置を用いる方式が特開平10−304669号として知られている。この従来技術では、回生電力発生時には、力行時に電力を取得した三相交流電源に電力を逆潮流することにより省エネを実現している。
【0003】
一般的なマンション,雑居ビルでは、エレベータが電力を取得する三相交流電源には、エレベータ以外では不定期に運転されるポンプが接続される程度であり、その電源系統の負荷は小さい。従って、エレベータからの回生電力を三相交流電源系統に逆潮流した場合には、電力計23が逆回転しないタイプであれば、電力計23の電力使用料を支払う電気利用者は、回生電力量に見合った電力使用量の減額を享受できない。
【0004】
また、別の従来技術である特開2001−139244号では、回生時に発生した電力を二次電池に蓄えて置き、力行時に二次電池から電動機につながるインバータに電力供給することで省エネを実現している。この従来技術では、前述の特開平10−304669号とは異なり、回生電力に見合った電力使用料の低減効果が実現できる。しかしながら、消耗部品の二次電池を利用している為、定期的な電池交換が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、エレベータ等の三相交流電源を利用して駆動する装置を有するマンション,雑居ビル等において、定期交換部品たる電池を用いること無く、マンション,雑居ビルで使用する電力の省エネ及び使用電力料の低減を実現できる電源システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、エレベータ等の回生時に発生する電力を三相交流電源ではなく、単相交流電源に逆潮流することを特徴とする。
【0007】
マンション,雑居ビル等では、入居者もしくはテナント利用者が共同で利用する電力負荷の多くは、単相交流電源23に接続されている(図2参照)。エレベータなどで回生時発生した電力を単相電力計20よりも電気利用者側の接続点aに電力を逆潮流することにより、この逆潮流電力の多くが、共用情報機器21や共用照明22で消費される。この結果、単相交流電源から単相電力計20を経由して取得する電力が、逆潮流を受けた分だけ減少し、電力使用料の減額につながる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面により説明する。
【0009】
図1は本発明の第1の実施形態である電源システムを示す図である。この図では、三相交流電源の負荷をエレベーターの電動機とした電力回生装置付きエレベータの構成図を示している。
【0010】
図1において、1は三相交流電源、2は三相交流電源1を直流電圧に変換するダイオードブリッジ、3はダイオードブリッジ2の出力電圧を平滑化する平滑コンデンサ、16は平滑コンデンサ3の端子間電圧Vdcを検出する電圧検出器、4はインバータ、5はインバータ4により駆動される電動機、6は電動機5の駆動軸、7は駆動軸6に取り付けられた駆動用滑車、11はロープ、10は乗りかご、9は乗りかご10と釣合うバランスウェイト、8は反らせ車、12は電動機5からの回生電力を逆潮流する先の単相交流電源、13はACリアクトル、14は単相PWM整流器、15は単相PWM整流器14を制御する回生制御装置、17は単相交流電源12の端子間電圧es を検出する電圧検出器、18はACリアクトル13を経由して単相PWM整流器14に流入する電流is を正方向に検出する電流検出器である。また、単相PWM整流器14を逆潮流専用、ダイオードブリッジ2を力行時の受電専用とするために満たすべき必要条件として、単相交流電源12を単純にダイオード整流した電圧値Vdc_st1と三相交流電源1を単純にダイオード整流した電圧値Vdc_st3との間には、次式(1)の関係が成立しなければならない。
【0011】
Vdc_st1<Vdc_st3 …(1)
よって、第1の実施例では、単相交流電源12と三相交流電源1の電圧振幅が(1)式を満たす大小関係の場合とする。
【0012】
以上の構成において、図1における単相交流電源12を、図2のマンション,雑居ビル等の電源系統図に示すa点に選び、エレベータの電動機5からの回生電力を単相PWM整流器14を介して、系統に逆潮流することにより、エレベータからの回生電力を共用機器21,22で有効に利用することができる。
【0013】
単相PWM整流器14を制御する回生制御装置15の基本動作は、エレベータが回生運転したことを検出すると、平滑コンデンサ3の端子間電圧Vdcを一定値Vdc* に制御しつつ、ACリアクトル電流is を正弦波状に制御することである。図4に回生制御装置15の動作シーケンスを示す。図4のシーケンスは、回生制御装置15に搭載されたマイコンのタスクの1つとして割込みタイマにより一定間隔(数ms〜数十ms間隔)で実行される。図4において、処理40でスタートしたタスクは、条件判断文41で電圧検出器16により検出した平滑コンデンサ電圧Vdcを、前述の制御指令値電圧Vdc* よりも大きな値であるVdc_regと比較する。Vdc>Vdc_regが成立した場合には、電動機5が回生状態にあると判断し、処理42として単相PWM整流器の制御(スイッチング)を開始する。これにより、平滑コンデンサ3の端子間電圧Vdcを一定値Vdc* に制御しながら逆潮流する制御が始まる。次に条件判断文43にて、ACリアクトル電流is の実効値レベルでの指令値Is*を零と比較し、Is*≧0が成立した場合には、電動機5が停止もしくは力行状態にあると判断し、処理44として単相PWM整流器の制御(スイッチング)を停止する。条件判断文41,43で条件が成立しなかった場合には、その後は処理を実行せずに本タスクを終了する。
【0014】
次に図3を用いて、単相PWM整流器の制御の詳細を説明する。
【0015】
図3において、30は後段の電流制御器34の電流指令値を生成する電圧制御器、31は電流指令値リミッタ、32は正弦波発生装置、33は電気角検出器、34は電流制御器、35はPWM発生手段である。
【0016】
前段の電圧制御系では、平滑コンデンサ電圧Vdcと指令値Vdc* の偏差を電圧制御器30に入力し、その出力を上限を零に制限するリミッタ31に入力する。次に、このリミッタ出力をACリアクトル電流is の実効値レベルでの指令値
Is*とする。このリミット処理は、単相PWM整流器を介した電動機5への力行電力の供給を阻止することから、単相PWM整流器を構成する半導体素子の電流容量をダイオードブリッジ2の電流容量に比べて低減する効果がある。
【0017】
後段の電流制御系の動きは、電圧検出器17によって得た交流電圧es から交流電圧の電気角θを求める電気角検出器33によって交流電圧es の電気角θを検出し、このθを正弦波発生装置32に入力して得た正弦波とIs*を乗じ、交流電流瞬時指令is*を得る。この電流指令値is*と電流検出器18によって検出したACリアクトル電流の瞬時値is の偏差を電流制御器34に入力し、その出力を交流電圧の検出値es から減じた値をPWM発生手段35に入力する。このように、交流電圧源es をフィードフォワード補償した上で、変調波を発生し、
PWM発生手段35で単相PWM整流器14を駆動するためのPWMパルスを発生し、単相PWM整流器14を動作させることによって、交流電流の瞬時値is を交流電流瞬時指令is*に一致させると共に、平滑コンデンサ電圧Vdcが指令値電圧Vdc* に一致するように単相PWM整流器14を制御する。この結果、電動機5の回生電力は平滑コンデンサ3に蓄積することなく、単相交流電源12に正弦波状に逆潮流されることとなる。
【0018】
次に本発明の第2の実施形態を図7を用いて説明する。
【0019】
図7において、70は絶縁トランスである。絶縁トランス70の目的は2つあり、1つは単相交流電源12と三相交流電源1を電気的に絶縁する目的であり、2つ目は単相交流電源12の電圧が、前述の(1)式も満たさない場合に(1)式を満たすように降圧する目的である。絶縁を目的とする場合は、建屋の配電方式が図6に示す電灯動力共用方式の場合に適用する。図6の配電方式では、単相交流電源12のいずれかの相が接地されているために、絶縁トランス70無しでは単相PWM整流器14を構成する半導体素子を介して、三相交流電源1を地絡する危険が有るのが理由である。一方、図5に示す三相4線式の配電方式では、三相交流電源1と単相交流電源12が絶縁トランス54を介して絶縁された状態で、電気利用者に提供されることから、絶縁を目的として第2に実施形態を採用する必要はない。
【0020】
次に本発明の第3の実施形態を図8を用いて説明する。
【0021】
図8において80はインバータ4への流入電流idcを検出する電流検出器である。第3の実施例では、単相PWM整流器の制御(スイッチング)の開始,停止条件としてインバータ4への流入電流idcを利用する。図9に回生制御装置15の動作シーケンスを示す。図9のシーケンスは、回生制御装置15に搭載されたマイコンのタスクの1つとして割込みタイマにより一定間隔(数ms〜数十ms間隔)で実行される。図9において、処理100でスタートしたタスクは、条件判断文101で電流検出器80により検出したインバータ4への流入電流idcを、零と比較する。idc<0が成立した場合には、電動機5が回生状態にあると判断し、処理102として単相PWM整流器の制御(スイッチング)を開始する。これにより、図3を用いて前述した平滑コンデンサ3の端子間電圧Vdcを一定値Vdc* に制御しながら逆潮流する制御が始まる。次に条件判断文103にて、インバータ4への流入電流idcを零と比較し、Idc≧0が成立した場合には、電動機5が停止もしくは力行状態にあると判断し、処理104として単相PWM整流器の制御(スイッチング)を停止する。条件判断文101,103で条件が成立しなかった場合には、その後は処理を実行せずに本タスクを終了する。
【0022】
次に本発明の第4の実施形態を図10を用いて説明する。
【0023】
図10において、110は三相PWM整流器、111は三相分のACリアクトル、112はR相,S相からの三相PWM整流器110への流入電流を検出する電流検出器、113はR相の相電圧を検出する電圧検出器、114は三相PWM整流器を制御する三相整流制御装置である。第4の実施形態では、三相交流電源の整流にダイオードブリッジではなく、三相PWM整流器も利用した点が、前述した実施形態と異なる。本実施形態での単相PWM整流器の制御方法は第1の実施形態と同一のため、三相PWM整流器の制御方法に関して、図11を用いて説明する。図11において、Vdc3*は三相PWM整流器110が平滑コンデンサ電圧Vdcを制御する電圧指令値、120は電圧制御器、121は電圧制御器120が出力する有効分電流をリミット処理するリミッタ、iq*は有効分電流の指令値、id*は無効分電流の指令値、122は有効分電流を指令値iq*に制御する電流制御器、126は無効分電流を指令値id*に制御する電流制御器、123は有効分と無効分で表現された電流値を三相の電流値に変換し、後段のPWM発生器に入力する変調波とするdq 逆変換器、125は三相PWM整流器に与えるPWM信号を発生するPWM発生器、127はR相電流ir 、S相電流is から有効分電流iq と無効分電流id を生成するdq 変換器、128はR相の相電圧から三相交流電源1の電気角を計算する電気角計算器、128はdq 変換器127の変換過程で発生するiq,id間の干渉項をキャンセルする為の値を出力する非干渉制御演算器である。
【0024】
図11に示す制御系は最終的には、平滑コンデンサ電圧Vdcを一定の指令値に制御する電圧制御系として構成しており、その電圧指令値Vdc3*は、前述のVdc_st3,Vdc*に関して(2)式の関係を満たす値とする。
【0025】
Vdc_st3<Vdc3*<Vdc* …(2)
Vdc3*を(2)式のように決めることによって、逆潮流動作を担当する単相
PWM整流器の制御系と力行時の電力供給を担当する三相PWM整流器の制御系との相互干渉を無くしている。また、三相PWM整流器110に流入する電流の力率を1に制御する為に、無効分電流指令値であるid*をid*=0としている。さらに、三相PWM整流器110から三相交流電源1に逆潮流することが無いように、リミッタ121の下限値を零に設定する。このリミッタ効果により、電動機5の回生時にはVdcをVdc3*に制御する電圧制御が無効となり、前述した図4もしくは図9に示すシーケンスを経て単相PWM整流器による逆潮流動作が開始する。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、エレベータ等を有するマンション,雑居ビル等において、エレベータ等もしくはビルの管理者が負担するエレベータ等に起因する電気料金を、定期交換部品たる電池を用いること無く低減可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す電力回生装置の付いたエレベータの構成図。
【図2】本発明の適用先となるマンション,雑居ビル等の電源系統の構成図。
【図3】本発明の第1の実施形態における逆潮流制御系を表す図。
【図4】本発明における回生制御装置の動作フローチャート図。
【図5】三相4線式の配電方式を表す図。
【図6】電灯動力共用方式の配電方式を表す図。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す電力回生装置の付いたエレベータの構成図。
【図8】本発明の第3の実施形態を示す電力回生装置の付いたエレベータの構成図。
【図9】本発明の第3の実施形態における回生制御装置の動作フローチャート図。
【図10】本発明の第4の実施形態を示す電力回生装置の付いたエレベータの構成図。
【図11】本発明の第4の実施形態における三相整流制御系を表す図。
【符号の説明】
1…交流電源、2…ダイオードブリッジ、3…平滑コンデンサ、4…インバータ、5…電動機、6…駆動軸、7…駆動用滑車、8…反らせ車、9…バランスウェイト、10…乗りかご、11…ロープ、12…単相交流電源、13…ACリアクトル、14…単相PWM整流器、15…回生制御装置、16,17…電圧検出器、18…電流検出器。
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータにより負荷を駆動する装置に付随した省エネ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動機からの回生電力を有効利用する手段として、受電電圧の整流に三相PWMコンバータ装置を用いる方式が特開平10−304669号として知られている。この従来技術では、回生電力発生時には、力行時に電力を取得した三相交流電源に電力を逆潮流することにより省エネを実現している。
【0003】
一般的なマンション,雑居ビルでは、エレベータが電力を取得する三相交流電源には、エレベータ以外では不定期に運転されるポンプが接続される程度であり、その電源系統の負荷は小さい。従って、エレベータからの回生電力を三相交流電源系統に逆潮流した場合には、電力計23が逆回転しないタイプであれば、電力計23の電力使用料を支払う電気利用者は、回生電力量に見合った電力使用量の減額を享受できない。
【0004】
また、別の従来技術である特開2001−139244号では、回生時に発生した電力を二次電池に蓄えて置き、力行時に二次電池から電動機につながるインバータに電力供給することで省エネを実現している。この従来技術では、前述の特開平10−304669号とは異なり、回生電力に見合った電力使用料の低減効果が実現できる。しかしながら、消耗部品の二次電池を利用している為、定期的な電池交換が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、エレベータ等の三相交流電源を利用して駆動する装置を有するマンション,雑居ビル等において、定期交換部品たる電池を用いること無く、マンション,雑居ビルで使用する電力の省エネ及び使用電力料の低減を実現できる電源システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、エレベータ等の回生時に発生する電力を三相交流電源ではなく、単相交流電源に逆潮流することを特徴とする。
【0007】
マンション,雑居ビル等では、入居者もしくはテナント利用者が共同で利用する電力負荷の多くは、単相交流電源23に接続されている(図2参照)。エレベータなどで回生時発生した電力を単相電力計20よりも電気利用者側の接続点aに電力を逆潮流することにより、この逆潮流電力の多くが、共用情報機器21や共用照明22で消費される。この結果、単相交流電源から単相電力計20を経由して取得する電力が、逆潮流を受けた分だけ減少し、電力使用料の減額につながる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面により説明する。
【0009】
図1は本発明の第1の実施形態である電源システムを示す図である。この図では、三相交流電源の負荷をエレベーターの電動機とした電力回生装置付きエレベータの構成図を示している。
【0010】
図1において、1は三相交流電源、2は三相交流電源1を直流電圧に変換するダイオードブリッジ、3はダイオードブリッジ2の出力電圧を平滑化する平滑コンデンサ、16は平滑コンデンサ3の端子間電圧Vdcを検出する電圧検出器、4はインバータ、5はインバータ4により駆動される電動機、6は電動機5の駆動軸、7は駆動軸6に取り付けられた駆動用滑車、11はロープ、10は乗りかご、9は乗りかご10と釣合うバランスウェイト、8は反らせ車、12は電動機5からの回生電力を逆潮流する先の単相交流電源、13はACリアクトル、14は単相PWM整流器、15は単相PWM整流器14を制御する回生制御装置、17は単相交流電源12の端子間電圧es を検出する電圧検出器、18はACリアクトル13を経由して単相PWM整流器14に流入する電流is を正方向に検出する電流検出器である。また、単相PWM整流器14を逆潮流専用、ダイオードブリッジ2を力行時の受電専用とするために満たすべき必要条件として、単相交流電源12を単純にダイオード整流した電圧値Vdc_st1と三相交流電源1を単純にダイオード整流した電圧値Vdc_st3との間には、次式(1)の関係が成立しなければならない。
【0011】
Vdc_st1<Vdc_st3 …(1)
よって、第1の実施例では、単相交流電源12と三相交流電源1の電圧振幅が(1)式を満たす大小関係の場合とする。
【0012】
以上の構成において、図1における単相交流電源12を、図2のマンション,雑居ビル等の電源系統図に示すa点に選び、エレベータの電動機5からの回生電力を単相PWM整流器14を介して、系統に逆潮流することにより、エレベータからの回生電力を共用機器21,22で有効に利用することができる。
【0013】
単相PWM整流器14を制御する回生制御装置15の基本動作は、エレベータが回生運転したことを検出すると、平滑コンデンサ3の端子間電圧Vdcを一定値Vdc* に制御しつつ、ACリアクトル電流is を正弦波状に制御することである。図4に回生制御装置15の動作シーケンスを示す。図4のシーケンスは、回生制御装置15に搭載されたマイコンのタスクの1つとして割込みタイマにより一定間隔(数ms〜数十ms間隔)で実行される。図4において、処理40でスタートしたタスクは、条件判断文41で電圧検出器16により検出した平滑コンデンサ電圧Vdcを、前述の制御指令値電圧Vdc* よりも大きな値であるVdc_regと比較する。Vdc>Vdc_regが成立した場合には、電動機5が回生状態にあると判断し、処理42として単相PWM整流器の制御(スイッチング)を開始する。これにより、平滑コンデンサ3の端子間電圧Vdcを一定値Vdc* に制御しながら逆潮流する制御が始まる。次に条件判断文43にて、ACリアクトル電流is の実効値レベルでの指令値Is*を零と比較し、Is*≧0が成立した場合には、電動機5が停止もしくは力行状態にあると判断し、処理44として単相PWM整流器の制御(スイッチング)を停止する。条件判断文41,43で条件が成立しなかった場合には、その後は処理を実行せずに本タスクを終了する。
【0014】
次に図3を用いて、単相PWM整流器の制御の詳細を説明する。
【0015】
図3において、30は後段の電流制御器34の電流指令値を生成する電圧制御器、31は電流指令値リミッタ、32は正弦波発生装置、33は電気角検出器、34は電流制御器、35はPWM発生手段である。
【0016】
前段の電圧制御系では、平滑コンデンサ電圧Vdcと指令値Vdc* の偏差を電圧制御器30に入力し、その出力を上限を零に制限するリミッタ31に入力する。次に、このリミッタ出力をACリアクトル電流is の実効値レベルでの指令値
Is*とする。このリミット処理は、単相PWM整流器を介した電動機5への力行電力の供給を阻止することから、単相PWM整流器を構成する半導体素子の電流容量をダイオードブリッジ2の電流容量に比べて低減する効果がある。
【0017】
後段の電流制御系の動きは、電圧検出器17によって得た交流電圧es から交流電圧の電気角θを求める電気角検出器33によって交流電圧es の電気角θを検出し、このθを正弦波発生装置32に入力して得た正弦波とIs*を乗じ、交流電流瞬時指令is*を得る。この電流指令値is*と電流検出器18によって検出したACリアクトル電流の瞬時値is の偏差を電流制御器34に入力し、その出力を交流電圧の検出値es から減じた値をPWM発生手段35に入力する。このように、交流電圧源es をフィードフォワード補償した上で、変調波を発生し、
PWM発生手段35で単相PWM整流器14を駆動するためのPWMパルスを発生し、単相PWM整流器14を動作させることによって、交流電流の瞬時値is を交流電流瞬時指令is*に一致させると共に、平滑コンデンサ電圧Vdcが指令値電圧Vdc* に一致するように単相PWM整流器14を制御する。この結果、電動機5の回生電力は平滑コンデンサ3に蓄積することなく、単相交流電源12に正弦波状に逆潮流されることとなる。
【0018】
次に本発明の第2の実施形態を図7を用いて説明する。
【0019】
図7において、70は絶縁トランスである。絶縁トランス70の目的は2つあり、1つは単相交流電源12と三相交流電源1を電気的に絶縁する目的であり、2つ目は単相交流電源12の電圧が、前述の(1)式も満たさない場合に(1)式を満たすように降圧する目的である。絶縁を目的とする場合は、建屋の配電方式が図6に示す電灯動力共用方式の場合に適用する。図6の配電方式では、単相交流電源12のいずれかの相が接地されているために、絶縁トランス70無しでは単相PWM整流器14を構成する半導体素子を介して、三相交流電源1を地絡する危険が有るのが理由である。一方、図5に示す三相4線式の配電方式では、三相交流電源1と単相交流電源12が絶縁トランス54を介して絶縁された状態で、電気利用者に提供されることから、絶縁を目的として第2に実施形態を採用する必要はない。
【0020】
次に本発明の第3の実施形態を図8を用いて説明する。
【0021】
図8において80はインバータ4への流入電流idcを検出する電流検出器である。第3の実施例では、単相PWM整流器の制御(スイッチング)の開始,停止条件としてインバータ4への流入電流idcを利用する。図9に回生制御装置15の動作シーケンスを示す。図9のシーケンスは、回生制御装置15に搭載されたマイコンのタスクの1つとして割込みタイマにより一定間隔(数ms〜数十ms間隔)で実行される。図9において、処理100でスタートしたタスクは、条件判断文101で電流検出器80により検出したインバータ4への流入電流idcを、零と比較する。idc<0が成立した場合には、電動機5が回生状態にあると判断し、処理102として単相PWM整流器の制御(スイッチング)を開始する。これにより、図3を用いて前述した平滑コンデンサ3の端子間電圧Vdcを一定値Vdc* に制御しながら逆潮流する制御が始まる。次に条件判断文103にて、インバータ4への流入電流idcを零と比較し、Idc≧0が成立した場合には、電動機5が停止もしくは力行状態にあると判断し、処理104として単相PWM整流器の制御(スイッチング)を停止する。条件判断文101,103で条件が成立しなかった場合には、その後は処理を実行せずに本タスクを終了する。
【0022】
次に本発明の第4の実施形態を図10を用いて説明する。
【0023】
図10において、110は三相PWM整流器、111は三相分のACリアクトル、112はR相,S相からの三相PWM整流器110への流入電流を検出する電流検出器、113はR相の相電圧を検出する電圧検出器、114は三相PWM整流器を制御する三相整流制御装置である。第4の実施形態では、三相交流電源の整流にダイオードブリッジではなく、三相PWM整流器も利用した点が、前述した実施形態と異なる。本実施形態での単相PWM整流器の制御方法は第1の実施形態と同一のため、三相PWM整流器の制御方法に関して、図11を用いて説明する。図11において、Vdc3*は三相PWM整流器110が平滑コンデンサ電圧Vdcを制御する電圧指令値、120は電圧制御器、121は電圧制御器120が出力する有効分電流をリミット処理するリミッタ、iq*は有効分電流の指令値、id*は無効分電流の指令値、122は有効分電流を指令値iq*に制御する電流制御器、126は無効分電流を指令値id*に制御する電流制御器、123は有効分と無効分で表現された電流値を三相の電流値に変換し、後段のPWM発生器に入力する変調波とするdq 逆変換器、125は三相PWM整流器に与えるPWM信号を発生するPWM発生器、127はR相電流ir 、S相電流is から有効分電流iq と無効分電流id を生成するdq 変換器、128はR相の相電圧から三相交流電源1の電気角を計算する電気角計算器、128はdq 変換器127の変換過程で発生するiq,id間の干渉項をキャンセルする為の値を出力する非干渉制御演算器である。
【0024】
図11に示す制御系は最終的には、平滑コンデンサ電圧Vdcを一定の指令値に制御する電圧制御系として構成しており、その電圧指令値Vdc3*は、前述のVdc_st3,Vdc*に関して(2)式の関係を満たす値とする。
【0025】
Vdc_st3<Vdc3*<Vdc* …(2)
Vdc3*を(2)式のように決めることによって、逆潮流動作を担当する単相
PWM整流器の制御系と力行時の電力供給を担当する三相PWM整流器の制御系との相互干渉を無くしている。また、三相PWM整流器110に流入する電流の力率を1に制御する為に、無効分電流指令値であるid*をid*=0としている。さらに、三相PWM整流器110から三相交流電源1に逆潮流することが無いように、リミッタ121の下限値を零に設定する。このリミッタ効果により、電動機5の回生時にはVdcをVdc3*に制御する電圧制御が無効となり、前述した図4もしくは図9に示すシーケンスを経て単相PWM整流器による逆潮流動作が開始する。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、エレベータ等を有するマンション,雑居ビル等において、エレベータ等もしくはビルの管理者が負担するエレベータ等に起因する電気料金を、定期交換部品たる電池を用いること無く低減可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す電力回生装置の付いたエレベータの構成図。
【図2】本発明の適用先となるマンション,雑居ビル等の電源系統の構成図。
【図3】本発明の第1の実施形態における逆潮流制御系を表す図。
【図4】本発明における回生制御装置の動作フローチャート図。
【図5】三相4線式の配電方式を表す図。
【図6】電灯動力共用方式の配電方式を表す図。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す電力回生装置の付いたエレベータの構成図。
【図8】本発明の第3の実施形態を示す電力回生装置の付いたエレベータの構成図。
【図9】本発明の第3の実施形態における回生制御装置の動作フローチャート図。
【図10】本発明の第4の実施形態を示す電力回生装置の付いたエレベータの構成図。
【図11】本発明の第4の実施形態における三相整流制御系を表す図。
【符号の説明】
1…交流電源、2…ダイオードブリッジ、3…平滑コンデンサ、4…インバータ、5…電動機、6…駆動軸、7…駆動用滑車、8…反らせ車、9…バランスウェイト、10…乗りかご、11…ロープ、12…単相交流電源、13…ACリアクトル、14…単相PWM整流器、15…回生制御装置、16,17…電圧検出器、18…電流検出器。
Claims (10)
- 三相交流電源に接続され、交流を直流に変換するコンバータと、平滑コンデンサを介して前記コンバータの直流側に接続され、直流を交流に変換するインバータと、このインバータの交流側に接続された負荷と、単相PWM整流器と、この単相PWM整流器を介して前記平滑コンデンサに並列に接続された単相交流電源と、前記電動機の回生動作中に、前記整流器を逆潮流動作させる制御手段を備えたことを特徴とする電源システム。
- 三相交流電源に接続され、交流を直流に変換するダイオードブリッジと、平滑コンデンサを介して前記ダイオードブリッジの直流側に接続され、直流を交流に変換するインバータと、このインバータの交流側に接続された負荷と、単相PWM整流器を介して、前記平滑コンデンサに並列に接続された単相交流電源と、前記電動機の回生動作中に、前記単相PWM整流器を逆潮流動作させる制御手段を備えたことを特徴とする電源システム。
- 三相交流電源に接続され、交流を直流に変換する三相PWM整流器と、平滑コンデンサを介して前記ダイオードブリッジの直流側に接続され、直流を交流に変換するインバータと、このインバータの交流側に接続された負荷と、単相PWM整流器を介して、前記平滑コンデンサに並列に接続された単相交流電源と、前記電動機の回生動作中に、前記単相PWM整流器を逆潮流動作させる制御手段を備えたことを特徴とする電源システム。
- 請求項1,2、又は3において、
前記単相PWM整流器と前記単相交流電源は、絶縁トランスを介して接続されることを特徴とする電源システム。 - 請求項2において、前記単相PWM整流器は、前記平滑コンデンサの電圧Vdcを前記三相交流電源を単純にダイオード整流した電圧値Vdc_st3よりも高い電圧値Vdc* に制御することを特徴とする電源システム。
- 請求項4において、
前記絶縁トランスの電圧変換比は、その出力交流電圧を単純にダイオード整流した電圧値が、前記三相交流電源を単純にダイオード整流した電圧値Vdc_st3よりも低くなるように決定されることを特徴とする電源システム。 - 請求項1,2、又は3において、
前記単相PWM整流器と建物の単相交流電源系統との接続部位は、単相交流電源の電力計よりも消費者の負荷側にあることを特徴とする電源システム。 - 請求項1,2、又は3において、
前記電動機が力行動作中、前記平滑コンデンサへの電力供給を阻止するように、前記単相PWM整流器を制御する電流制御手段を備えたことを特徴とする電源システム。 - 三相交流電源に接続され、交流を直流に変換するコンバータと、平滑コンデンサを介して前記コンバータの直流側に接続され、直流を交流に変換するインバータと、このインバータの交流側に接続された電動機と、単相PWM整流器と、この単相PWM整流器を介して前記平滑コンデンサに並列に接続された単相交流電源と、前記電動機の回生動作中に、前記整流器を逆潮流動作させる制御手段を備えたことを特徴とする電力回生装置付きエレベータ。
- 三相交流電源に接続され、交流を直流に変換するダイオードブリッジと、平滑コンデンサを介して前記ダイオードブリッジの直流側に接続され、直流を交流に変換するインバータと、このインバータの交流側に接続された電動機と、単相
PWM整流器を介して、前記平滑コンデンサに並列に接続された単相交流電源と、前記電動機の回生動作中に、前記単相PWM整流器を逆潮流動作させる制御手段を備えたことを特徴とする電力回生装置付きエレベータ。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102158115A (zh) * | 2011-04-06 | 2011-08-17 | 施俊 | 一种蓄电池储能并网三相电压源变换器的控制优化方法 |
EP2158670A4 (en) * | 2007-06-20 | 2012-01-11 | Kone Corp | POWER CONTROL FOR A TRANSPORT SYSTEM |
CN109104893A (zh) * | 2016-03-22 | 2018-12-28 | 三菱电机株式会社 | 电梯的控制装置和电梯的控制方法 |
-
2002
- 2002-06-19 JP JP2002177871A patent/JP2004023934A/ja not_active Withdrawn
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