JP2004023473A - 最適経路計算方法、及び最適経路計算プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】経路を決定するための評価基準として、決定済みの経路と、評価対象となる経路とに含まれる各伝送路のコストの最大値に、前記決定済みの経路から評価対象となる経路までのホップ数を乗算した値を用いることにより、ホップ数の要素を加味しているため、ボトルネックを回避した場合でも、ホップ数の増加を抑制できる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークにおけるボトルネック箇所を回避し、なおかつ少ないホップ数で到達可能な経路を、少ない計算量で導出する最適経路計算方法、及び最適経路計算プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の代表的な経路計算アルゴリズムとして、ダイクストラ法がある。これは、経路における各リンクのコストの合計を評価値として、これが最小となる経路を選択るものである。このダイクストラ法は、経路計算時間が最も短い計算方法として広く用いられている。
【0003】
しかしダイクストラ法は、ネットワーク中のトラフィックのボトルネックとなる、コストが極端に大きいリンクを経由した経路を選択する可能性がある。これは、経路選択の評価値にコストの合計値を用いるため、コストの極端に大きいリンクが含まれていても、合成すると相殺されてしまう可能性があるためである。
【0004】
このような不具合を解消するためのシステムの一例が、特開2001−244974号公報の経路計算方法に開示されている。この従来例は、端末装置と、中継装置と、これらの装置を相互に接続する複数のリンクとから構成されるコネクションレス型通信ネットワークであって、各リンクに経路選択のためのパラメータ(コスト)が付与されている場合に、通信ネットワーク内の任意の端末装置から任意の端末装置へ向かう経路を計算するとき、これら端末装置間を接続する複数の経路のうち、1経路に含まれる各リンクの最小コストが最大となる経路を計算することを特徴としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特開2001−244974号公報に開示された経路計算方法では、ボトルネックとなるリンクは回避できるが、コストの加算を行わないため、ホップ数が極端に多い経路が選択される可能性がある。ネットワークにおいてホップ数の増加は、転送遅延等の増大を招く可能性がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、通信ネットワークにおけるボトルネック箇所を回避し、なおかつ少ないホップ数で到達可能な経路を少ない計算量で導出する最適経路計算方法、及び最適経路計算プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために請求項1記載の発明は、複数のノードと、これらのノードを接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算方法であって、経路を決定するための評価基準として、決定済みの経路と、評価対象となる経路とに含まれる各伝送路のコストの最大値に、決定済みの経路から評価対象となる経路までのホップ数を乗算した値を用いることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、複数のノードと、これらのノードを接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算方法であって、経路を決定するための評価基準として、決定済みの経路と、評価対象となる経路とに含まれる各伝送路のコストの最大値に係数α(αは1以上の任意の正数)を乗算した値と、決定済みの経路から評価対象となる経路までのホップ数を乗算した値に計数β(βは1以上の任意の正数)を乗算した値と、を加算した加算値を用いることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、複数の装置と、これらの装置を接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算方法であって、経路が未決定の装置の中で評価値C(u)が最小の装置vを選択する評価値最小装置選択工程と、経路決定済みの装置群から装置vへ至る経路を決定する経路決定工程と、経路決定工程により経路が決定した装置vを経路決定済みの装置群に登録する経路決定済み装置登録工程と、経路未決定の装置のうち、装置vと直接伝送路で接続された、装置vに隣接する装置uについて、評価値C(u)を算出する評価値算出工程と、のループ処理により目的地までの経路を決定し、評価値算出工程は、出発点から装置vまでの経路にあるリンク中での最大コストの値と、装置v−装置u間のリンクのコストを比較して大きい方をとり、出発点から装置uまでの経路における最大コストとする最大コスト算出工程と、最大コスト算出工程で得られた最大コストと、出発点から装置uまでの経路におけるホップ数の値とを乗算し、装置uの評価値を得る評価値計算工程と、装置uの評価値が既に算出済みであった場合に、該評価値と評価値計算工程で得られた評価値とを比較し、評価値計算工程で得られた評価値の方が小さければ、これを装置uの新たな評価値C(u)として更新する評価値更新工程と、を有することを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、複数の装置と、これらの装置を接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算方法であって、経路が未決定の装置の中で評価値C(u)が最小の装置vを選択する評価値最小装置選択工程と、経路決定済みの装置群から装置vへ至る経路を決定する経路決定工程と、経路決定工程により経路が決定した装置vを経路決定済みの装置群に登録する経路決定済み装置登録工程と、経路未決定の装置のうち、装置vと直接伝送路で接続された、装置vに隣接する装置uについて、評価値C(u)を算出する評価値算出工程と、のループ処理により目的地までの経路を決定し、評価値算出工程は、出発点から装置vまでの経路にあるリンク中での最大コストの値と、装置v−装置u間のリンクのコストを比較して大きい方をとり、出発点から装置uまでの経路における最大コストとする最大コスト算出工程と、最大コスト算出工程で得られた最大コストに係数α(αは1以上の任意の正数)を乗算した値と、出発点から装置uまでの経路におけるホップ数に係数β(βは1以上の任意の正数)を乗算した値とを加算し、装置uの評価値を得る評価値計算工程と、装置uの評価値が既に算出済みであった場合に、該評価値と評価値計算工程で得られた評価値とを比較し、評価値計算工程で得られた評価値の方が小さければ、これを装置uの新たな評価値C(u)として更新する評価値更新工程と、を有することを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、複数のノードと、これらのノードを接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算プログラムであって、経路を決定するための評価基準として、決定済みの経路と、評価対象となる経路とに含まれる各伝送路のコストの最大値に、決定済みの経路から評価対象となる経路までのホップ数を乗算した値を用いることを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の発明は、複数のノードと、これらのノードを接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算プログラムであって、経路を決定するための評価基準として、決定済みの経路と、評価対象となる経路とに含まれる各伝送路のコストの最大値に係数α(αは1以上の任意の正数)を乗算した値と、決定済みの経路から評価対象となる経路までのホップ数を乗算した値に計数β(βは1以上の任意の正数)を乗算した値と、を加算した加算値を用いることを特徴とする。
【0013】
請求項7記載の発明は、複数の装置と、これらの装置を接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算プログラムであって、経路が未決定の装置の中で評価値C(u)が最小の装置vを選択する評価値最小装置選択処理と、経路決定済みの装置群から装置vへ至る経路を決定する経路決定処理と、経路決定処理により経路が決定した装置vを経路決定済みの装置群に登録する経路決定済み装置登録処理と、経路未決定の装置のうち、装置vと直接伝送路で接続された、装置vに隣接する装置uについて、評価値C(u)を算出する評価値算出処理と、のループ処理により目的地までの経路を決定し、評価値算出処理は、出発点から装置vまでの経路にあるリンク中での最大コストの値と、装置v−装置u間のリンクのコストを比較して大きい方をとり、出発点から装置uまでの経路における最大コストとする最大コスト算出処理と、最大コスト算出工程で得られた最大コストと、出発点から装置uまでの経路におけるホップ数の値とを乗算し、装置uの評価値を得る評価値計算処理と、装置uの評価値が既に算出済みであった場合に、該評価値と評価値計算処理で得られた評価値とを比較し、評価値計算処理で得られた評価値の方が小さければ、これを装置uの新たな評価値C(u)として更新する評価値更新処理と、を有することを特徴とする。
【0014】
請求項8記載の発明は、複数の装置と、これらの装置を接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算プログラムであって、経路が未決定の装置の中で評価値C(u)が最小の装置vを選択する評価値最小装置選択処理と、経路決定済みの装置群から装置vへ至る経路を決定する経路決定処理と、経路決定処理により経路が決定した装置vを経路決定済みの装置群に登録する経路決定済み装置登録処理と、経路未決定の装置のうち、装置vと直接伝送路で接続された、装置vに隣接する装置uについて、評価値C(u)を算出する評価値算出処理と、のループ処理により目的地までの経路を決定し、評価値算出処理は、出発点から装置vまでの経路にあるリンク中での最大コストの値と、装置v−装置u間のリンクのコストを比較して大きい方をとり、出発点から装置uまでの経路における最大コストとする最大コスト算出処理と、最大コスト算出工程で得られた最大コストに係数α(αは1以上の任意の正数)を乗算した値と、出発点から装置uまでの経路におけるホップ数に係数β(βは1以上の任意の正数)を乗算した値とを加算し、装置uの評価値を得る評価値計算処理と、装置uの評価値が既に算出済みであった場合に、該評価値と評価値計算工程で得られた評価値とを比較し、評価値計算工程で得られた評価値の方が小さければ、これを装置uの新たな評価値C(u)として更新する評価値更新処理と、を有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明の最適経路計算方法、最適経路計算プログラムに係る実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
本発明に係る実施形態のアルゴリズムを以下に示す。このアルゴリズムによって、ネットワークにおけるある装置を出発点とした時の、ネットワーク中の他の装置への経路が計算される。
【0017】
まず、計算開始時、各パラメータを初期化する。すなわち、
・出発点から自身までの経路が決定した装置を示すパラメータは、「なし」。
・出発点から自身までの経路が未決定の装置を示すパラメータは、「すべての装置」。
・出発点となる装置の評価値を示すパラメータは0とする。それ以外の装置の評価値を示すパラメータは全て無限大とする。
【0018】
なお、パラメータには、以下に示すものがある。
・出発点からの経路が決定した装置を示すパラメータ
(出発点から自身までの経路が決定した装置の集合を示すパラメータ)
・出発点からの経路が未決定の装置を示すパラメータ
(出発点から自身までの経路が未決定の装置の集合を示すパラメータ)
・決定経路を示すパラメータ
(計算の結果決定した、出発点から各装置までの経路を示すパラメータ)
・評価値を示すパラメータ
(各装置にそれぞれ付与されて、経路選択の際に比較対象となる。評価値が小さい装置が次の経路として選択される)
【0019】
次に、経路計算のためのループ処理を実行する。一回ループを実行するごとに、ひとつずつ経路が求まっていき、全ての装置について、経路が計算されるまでループを繰り返す。ループ処理の内容は下記の通りである。
1.経路が未決定の装置の中で評価値が最小の装置vを選択する。
2.経路決定済の装置群から装置vへ至る経路を決定経路とする。
3.装置vを経路決定済の装置に加える。
4.経路未決定の装置のうち、装置vに隣接する(各)装置uについて、それぞれ評価値C(u)を計算する。
【0020】
また、評価値の計算手順は下記の通りである。
a:出発点から装置vまでの経路にあるリンク中での最大コストの値と、装置v−装置u間のリンクのコストを比較して大きい方をとり、出発点から装置uまでの経路における最大コストとする。
b:aで得られた最大コストと、出発点から装置uまでの経路におけるホップ数の値を乗算し、装置uの評価値を得る。
c:bで得られた評価値と、ループ一回前の同装置の評価値とを比較する。bで得られた評価値の方が小さければ、これを装置uの新たな評価値C(u)として更新する。ループ前の評価値のほうが小さければ、評価値は更新しない。
【0021】
上記のbにおいて、
評価値C=(経路に含まれる各リンクのコスト中の最大値)×(この経路におけるホップ数)
とすることで、経路中の最大コストとホップ数の双方を同時に抑制した経路選択を行うことが可能となる。
【0022】
次に、上記アルゴリズムに基づき、図1のネットワークにおける経路計算手順を図2に示されたフローチャートを参照しながら説明する。なお、図1に示されたシステムで、A、Bは端末装置、1〜8はパケットの転送を行う中継装置であり、各装置間を結ぶリンクが直線で示されている。端末装置から送出されたパケットは、中継装置1〜8およびリンクを経由して順次転送される。各リンクには、コストが設定されており、この数値に基づいて経路が計算される。コストが極端に大きいリンクは通信ネットワークにおいてボトルネックと見なされる。
【0023】
図1に示されたネットワークにおける各リンクのコストを表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
表1より、装置A−装置6間のリンクと、装置6−装置7間のリンクが、相対的に大きな値となっており、これらのリンクがボトルネックとなり得る。
【0026】
以下に、図1のネットワークに本アルゴリズムを適用し、端末装置Aを出発点とした経路計算を実行する際の手順を説明する。計算開始時、各パラメータは初期化されて、表2の値となる(ステップS1)。
【0027】
【表2】
【0028】
すなわち、
・経路が決定した装置は「なし」となる。
・経路が未決定の装置は、すべての装置A,1,2,3,4,5,6,7,8,Bとなる。
・経路計算の出発点となる装置Aの評価値C(A)は0に初期化され、それ以外の装置vの評価値C(v)は全て無限大に初期化される。
【0029】
次に、経路を計算する1回目のループ処理に入る。経路が決定していない装置(すなわち全ての装置)の中で評価値が最小の装置を選択する(ステップS3)。この場合、装置Aの評価値が0で最小となるため、装置Aを選択する。A→Aの経路にはリンクがないので、この段階では決定経路はまだ存在しない。装置Aを経路決定済の装置とする(ステップS5)。
【0030】
次に、経路が未決定の装置(A以外の装置)のうち、Aに隣接する装置(1,6,7)について、それぞれ評価値Cを求める。
【0031】
まず、装置1の評価値を計算する。装置Aまでの経路におけるリンクのうち最大コストは0、装置A−装置1間のリンクのコストは1であるので、装置Aから装置1までの経路における最大コストは1である(ステップS6)。また、この経路において装置Aから装置1へのホップ数は1であるので、最大コストとホップ数を乗算して装置1の評価値=1を得る(ステップS7)。これは表2における現段階での評価値=∞より小さいため(ステップS8/YES)、これを採用し、C{1←(A)}=1に更新する(ステップS9)。なお、{1←(A)}は、Aから1に至る経路の評価値であることを示す。
【0032】
次に装置6の評価値を計算する。装置Aまでの経路におけるリンクのうち最大コストは0、装置A−装置6間のリンクのコストは7であるので、装置Aから装置6までの経路における最大コストは7である(ステップS6)。また、この経路において装置Aから装置6へのホップ数は1であるので、最大コストとホップ数を乗算して装置6の評価値=7を得る(ステップS7)。これは表2における現段階での評価値=∞より小さいため(ステップS8/YES)、これを採用し、C{6←(A)}=7に更新する(ステップS9)。
【0033】
さらに装置7の評価値を計算する。装置Aまでの経路におけるリンクのうち最大コストは0、装置A−装置7間のリンクのコストは3であるので、装置Aから装置7までの経路における最大コストは3である(ステップS6)。また、この経路において装置Aから装置7へのホップ数は1であるので、最大コストとホップ数を乗算して装置7の評価値=3を得る(ステップS7)。これは表2における現段階での評価値=∞より小さいため(ステップS8/YES)、これを採用し、C{7←(A)}=3に更新する(ステップS9)。この結果、各パラメータと経路の状態は表3のようになる。
【0034】
【表3】
【0035】
次に2回目のループ処理を実行する。経路が未決定の装置(すなわちA以外の装置)のうち、評価値が最小の装置を選択すると、C(1)=1なので装置1を選択する(ステップS3)。A→1の経路を決定経路とし(ステップS4)、装置1を経路決定済の装置とする(ステップS5)。残りの装置(A,1以外の装置)のうち、装置1に隣接する装置(この場合装置2のみ)について、評価値Cを計算する。
【0036】
装置1までの経路におけるリンクのうち最大コストは1、装置1−装置2間のリンクのコストは2であるので、装置Aから装置2までの経路における最大コストは2となる(ステップS6)。また、この経路において装置Aから装置2へのホップ数は2であるので、最大コストとホップ数を乗算して装置2の評価値=4を得る(ステップS7)。これは表3における現段階での評価値=∞より小さいため(ステップS8/YES)、これを採用しC{2←(1)}=4とする(ステップS9)。この結果、各パラメータと経路の状態は表4のようになる。
【0037】
【表4】
【0038】
同様の手順で、表5、表6、表7の経路が求まる。
【0039】
【表5】
【0040】
【表6】
【0041】
【表7】
【0042】
表7の状態で、経路が未決定の装置は、4,5,6,8およびBである。このうち、評価値が最も小さい8を選択する。装置7→装置8の経路を決定経路とし、装置8を経路決定済の装置とする。残りの装置(4,5,6およびB)のうち、装置8に隣接する装置(6,B)について、評価値Cを計算する。
【0043】
装置6の評価値を計算する。装置8までの経路におけるリンクのうち最大コストは3、装置8−装置6間のリンクのコストは2であるので、装置Aから装置6までの経路における最大コストは3である。また、この経路において装置Aから装置6へのホップ数は3であるので、最大コストとホップ数を乗算して装置6の評価値=9を得る。これは表7における現段階での評価値=7より大きくなるため、これは採用せず、C{6←(A)}=7のままとする。
【0044】
装置Bの評価値を計算する。装置8までの経路におけるリンクのうち最大コストは3、装置8−装置B間のリンクのコストは3であるので、装置Aから装置Bまでの経路における最大コストは3である。また、この経路において装置Aから装置Bへのホップ数は3であるので、最大コストとホップ数を乗算して装置Bの評価値=9を得る。これは表7における現段階での評価値=∞より小さいため、これを採用し、C{B←(8)}=9に更新する。この結果、各パラメータと経路の状態は表8のようになる。なお、{B←(8)}は、確定した8までの経路からBに至る経路の評価値であることを示す。
【0045】
【表8】
【0046】
表8の状態で、経路が未決定の装置は、4,5,6およびBである。このうち、評価値が最も小さい装置6を選択する。装置A→装置6の経路を決定経路とし、装置6を経路決定済の装置とする。残りの装置(4,5およびB)のうち、装置6に隣接する装置Bについて、評価値Cを計算する。
【0047】
装置6までの経路におけるリンクのうち最大コストは7、装置6−装置B間のリンクのコストは1であるので、装置Aから装置Bまでの経路における最大コストは7である。また、この経路において装置Aから装置Bへのホップ数は2であるので、最大コストとホップ数を乗算して装置Bの評価値=14を得る。これは表8における現段階での評価値=9より大きくなるため、これは採用せず、C{B←(8)}=9のままとする。この結果、各パラメータと経路の状態は表9のようになる。
【0048】
【表9】
【0049】
同様の方法で表10〜表12が求まる。
【0050】
【表10】
【0051】
【表11】
【0052】
【表12】
【0053】
上記計算過程によって、装置Aから全ての装置への経路が決定される。決定した経路のツリーは図3のようになる。括弧内の数値は、計算の結果得られた評価値である。装置Aから装置Bへの経路は、A→7→8→Bとなる。この経路は、最大コスト3、ホップ数3、合計コスト9である。
【0054】
参考として、図1のネットワークに従来の手法を用いて経路計算を行った場合と比較する。まず、従来のダイクストラ法を適用して計算した場合、決定した経路のツリーは図4のようになる。ダイクストラ法は合計コストが最小となる経路を選択するため、装置Aから装置Bへの経路はA→6→Bとなる(合計コスト:8)。しかしこの経路は、コストが極端に大きく、トラフィックのボトルネックとなり得るリンクA→6(コスト:7)を経由するものとなる。
【0055】
一方、経路中における各リンクのコストの最大値を評価値としてそのまま用い、ホップ数を乗算しない方法で計算した場合、決定した経路のツリーは図5のようになる。この場合、なるべく小さいコストのリンク(経路中の最大コストは2)を経由するようになるため、ボトルネックは回避できる。しかし計算された経路は、中継装置を多数経由する経路(A→1→2→3→4→5→B)となり、ホップ数が6と、効率の悪い経路を選択してしまう。
【0056】
次に、本実施形態の経路計算方法を用いた場合、上述したように、装置Aから装置Bへの経路は、A→7→8→Bとなる。この経路は、最大コスト3、ホップ数3、合計コスト9であり、ネットワーク中のボトルネック箇所を回避しつつホップ数も少なく抑えた最適経路を計算可能であることが示されている。
【0057】
以上のように本実施形態は、経路におけるリンク中の最大コストに基づいた経路計算を行うため、通信ネットワークにおけるトラフィックのボトルネックを回避した経路を計算できる。
【0058】
また、評価値C=(リンク中の最大コスト)×(ホップ数)とし、経路計算のための評価値に、ホップ数の要素を加味しているため、ボトルネックを回避した場合でも、ホップ数の増加を抑制できる。
【0059】
また、アルゴリズムがダイクストラ(Dijkstra)法を元に拡張した計算方法であるためであるため、少ない計算量で経路を求めることができる。
【0060】
次に、添付図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態について説明する。
図6に、本実施形態のアルゴリズムのフローチャートを示す。このアルゴリズムの、図2に示した第1のアルゴリズムとの差異は、評価値の計算式を、
評価値C=(経路中の最大コスト)×係数α+(その経路におけるホップ数)×係数β
とした点で異なる。なお、α、βは、1以上の任意の正数である。
【0061】
上記に示したアルゴリズムにおいて、α=2、β=1として図1のネットワークに適用し、端末装置Aを出発点とした経路計算を実行した結果を表13に示す。また、決定した経路のツリーは図7のようになる。
【0062】
【表13】
【0063】
装置Aから装置Bへの経路は、A→7→8→Bとなり、図2のアルゴリズムを用いた場合と同一となる。この経路は、最大コスト3、ホップ数3、合計コスト9である。
【0064】
また、α=4、β=1として、図1のネットワークにおける端末装置Aを出発点とした経路計算を実行した結果を表14に示す。決定した経路のツリーは図8のようになる。
【0065】
【表14】
【0066】
装置Aから装置Bへの経路は、A→1→2→3→4→5→Bとなる。この経路は、最大コスト2、ホップ数6、合計コスト10である。α=4、β=1と、ホップ数よりも最大コストを重視して計算を行ったため、よりコストの小さいリンクを経由する経路が選ばれているが、ホップ数は多くなっている。
【0067】
本実施形態では、経路中の最大コストとホップ数の各要素についてそれぞれ重み付けを行う計算を用いて評価値を求めている。このように評価値の計算式を変更することによって、経路選択を行う際に、最大コストとホップ数のどちらを重視するかを自由に調節することが可能となるという効果が得られる。
【0068】
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施の形態である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。また、本発明の最適経路計算プログラムに係る実施形態は、コンピュータに上述した手順で経路計算を行わせるプログラムを格納し、コンピュータがこのプログラムに従って経路計算を行うことで実現できる。
【0069】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように本発明は、経路におけるリンク中の最大コストに基づいた経路計算を行うため、通信ネットワークにおけるトラフィックのボトルネックを回避した経路を計算できる。
【0070】
また、評価値C=(リンク中の最大コスト)×(ホップ数)とし、経路計算のための評価値に、ホップ数の要素を加味しているため、ボトルネックを回避した場合でも、ホップ数の増加を抑制できる。
【0071】
また、アルゴリズムがダイクストラ(Dijkstra)法を元に拡張した計算方法であるためであるため、少ない計算量で経路を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信ネットワークのシステム構成を示す図である。
【図2】経路計算のアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図3】経路計算のアルゴリズムによって算出された経路を示す図である。
【図4】従来のダイクストラ法で決定された経路を示す図である。
【図5】リンクのコストの最大値を評価値として使用し、ホップ数を乗算しない方法で計算した経路を示す図である。
【図6】経路計算のアルゴリズムを示すフローチャートである。
【図7】最大コストとホップ数とに重みを付けて評価値を算出した場合の経路を示す図である。
【図8】最大コストとホップ数とに重みを付けて評価値を算出した場合の経路を示す図である。
【符号の説明】
A 端末装置
B 端末装置
1、2、3、4、5、6、7、8 中継装置
Claims (8)
- 複数のノードと、これらのノードを接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算方法であって、
経路を決定するための評価基準として、
決定済みの経路と、評価対象となる経路とに含まれる各伝送路のコストの最大値に、前記決定済みの経路から評価対象となる経路までのホップ数を乗算した値を用いることを特徴とする最適経路計算方法。 - 複数のノードと、これらのノードを接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算方法であって、
経路を決定するための評価基準として、
決定済みの経路と、評価対象となる経路とに含まれる各伝送路のコストの最大値に係数α(αは1以上の任意の正数)を乗算した値と、
前記決定済みの経路から評価対象となる経路までのホップ数を乗算した値に計数β(βは1以上の任意の正数)を乗算した値と、
を加算した加算値を用いることを特徴とする最適経路計算方法。 - 複数の装置と、これらの装置を接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算方法であって、
経路が未決定の装置の中で評価値C(u)が最小の装置vを選択する評価値最小装置選択工程と、
経路決定済みの装置群から前記装置vへ至る経路を決定する経路決定工程と、
前記経路決定工程により経路が決定した前記装置vを経路決定済みの装置群に登録する経路決定済み装置登録工程と、
経路未決定の装置のうち、装置vと直接伝送路で接続された、装置vに隣接する装置uについて、評価値C(u)を算出する評価値算出工程と、
のループ処理により目的地までの経路を決定し、
前記評価値算出工程は、
出発点から装置vまでの経路にあるリンク中での最大コストの値と、装置v−装置u間のリンクのコストを比較して大きい方をとり、出発点から装置uまでの経路における最大コストとする最大コスト算出工程と、
前記最大コスト算出工程で得られた最大コストと、出発点から装置uまでの経路におけるホップ数の値とを乗算し、装置uの評価値を得る評価値計算工程と、
装置uの評価値が既に算出済みであった場合に、該評価値と前記評価値計算工程で得られた評価値とを比較し、前記評価値計算工程で得られた評価値の方が小さければ、これを装置uの新たな評価値C(u)として更新する評価値更新工程と、
を有することを特徴とする最適経路計算方法。 - 複数の装置と、これらの装置を接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算方法であって、
経路が未決定の装置の中で評価値C(u)が最小の装置vを選択する評価値最小装置選択工程と、
経路決定済みの装置群から前記装置vへ至る経路を決定する経路決定工程と、
前記経路決定工程により経路が決定した前記装置vを経路決定済みの装置群に登録する経路決定済み装置登録工程と、
経路未決定の装置のうち、装置vと直接伝送路で接続された、装置vに隣接する装置uについて、評価値C(u)を算出する評価値算出工程と、
のループ処理により目的地までの経路を決定し、
前記評価値算出工程は、
出発点から装置vまでの経路にあるリンク中での最大コストの値と、装置v−装置u間のリンクのコストを比較して大きい方をとり、出発点から装置uまでの経路における最大コストとする最大コスト算出工程と、
前記最大コスト算出工程で得られた最大コストに係数α(αは1以上の任意の正数)を乗算した値と、出発点から装置uまでの経路におけるホップ数に係数β(βは1以上の任意の正数)を乗算した値とを加算し、装置uの評価値を得る評価値計算工程と、
装置uの評価値が既に算出済みであった場合に、該評価値と前記評価値計算工程で得られた評価値とを比較し、前記評価値計算工程で得られた評価値の方が小さければ、これを装置uの新たな評価値C(u)として更新する評価値更新工程と、
を有することを特徴とする最適経路計算方法。 - 複数のノードと、これらのノードを接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算プログラムであって、
経路を決定するための評価基準として、
決定済みの経路と、評価対象となる経路とに含まれる各伝送路のコストの最大値に、前記決定済みの経路から評価対象となる経路までのホップ数を乗算した値を用いることを特徴とする最適経路計算プログラム。 - 複数のノードと、これらのノードを接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算プログラムであって、
経路を決定するための評価基準として、
決定済みの経路と、評価対象となる経路とに含まれる各伝送路のコストの最大値に係数α(αは1以上の任意の正数)を乗算した値と、
前記決定済みの経路から評価対象となる経路までのホップ数を乗算した値に計数β(βは1以上の任意の正数)を乗算した値と、
を加算した加算値を用いることを特徴とする最適経路計算プログラム。 - 複数の装置と、これらの装置を接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算プログラムであって、
経路が未決定の装置の中で評価値C(u)が最小の装置vを選択する評価値最小装置選択処理と、
経路決定済みの装置群から前記装置vへ至る経路を決定する経路決定処理と、
前記経路決定処理により経路が決定した前記装置vを経路決定済みの装置群に登録する経路決定済み装置登録処理と、
経路未決定の装置のうち、装置vと直接伝送路で接続された、装置vに隣接する装置uについて、評価値C(u)を算出する評価値算出処理と、
のループ処理により目的地までの経路を決定し、
前記評価値算出処理は、
出発点から装置vまでの経路にあるリンク中での最大コストの値と、装置v−装置u間のリンクのコストを比較して大きい方をとり、出発点から装置uまでの経路における最大コストとする最大コスト算出処理と、
前記最大コスト算出工程で得られた最大コストと、出発点から装置uまでの経路におけるホップ数の値とを乗算し、装置uの評価値を得る評価値計算処理と、
装置uの評価値が既に算出済みであった場合に、該評価値と前記評価値計算処理で得られた評価値とを比較し、前記評価値計算処理で得られた評価値の方が小さければ、これを装置uの新たな評価値C(u)として更新する評価値更新処理と、
を有することを特徴とする最適経路計算プログラム。 - 複数の装置と、これらの装置を接続する複数の伝送路を備え、それぞれの伝送路にコストが定義されたネットワークにおいて最適な経路を計算する最適経路計算プログラムであって、
経路が未決定の装置の中で評価値C(u)が最小の装置vを選択する評価値最小装置選択処理と、
経路決定済みの装置群から前記装置vへ至る経路を決定する経路決定処理と、
前記経路決定処理により経路が決定した前記装置vを経路決定済みの装置群に登録する経路決定済み装置登録処理と、
経路未決定の装置のうち、装置vと直接伝送路で接続された、装置vに隣接する装置uについて、評価値C(u)を算出する評価値算出処理と、
のループ処理により目的地までの経路を決定し、
前記評価値算出処理は、
出発点から装置vまでの経路にあるリンク中での最大コストの値と、装置v−装置u間のリンクのコストを比較して大きい方をとり、出発点から装置uまでの経路における最大コストとする最大コスト算出処理と、
前記最大コスト算出工程で得られた最大コストに係数α(αは1以上の任意の正数)を乗算した値と、出発点から装置uまでの経路におけるホップ数に係数β(βは1以上の任意の正数)を乗算した値とを加算し、装置uの評価値を得る評価値計算処理と、
装置uの評価値が既に算出済みであった場合に、該評価値と前記評価値計算工程で得られた評価値とを比較し、前記評価値計算工程で得られた評価値の方が小さければ、これを装置uの新たな評価値C(u)として更新する評価値更新処理と、
を有することを特徴とする最適経路計算プログラム。
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