JP2004023400A - 光制御アレーアンテナ装置 - Google Patents

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Nobuyasu Takemura
竹村 暢康
Yoshihiko Konishi
小西 善彦
Tomohiro Akiyama
秋山 智浩
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Abstract

【課題】同一および複数周波数のマルチビーム形成とマルチビームを同時にビーム走査する。
【解決手段】第1の変調光生成手段でRF信号2が外部変調されたM×P個の光波をN×P個に分配して波長分散光ファイバ群6を通過させる第1の遅延時間制御手段と、第1の遅延時間制御手段からの光波をマイクロ波に変換し、RF信号12として増幅するN×P個の第1のマイクロ波変換手段と、第2の変調光生成手段でRF信号12が外部変調されたN×P個の光波をN×Q個に分配して波長分散光ファイバ群16を通過させる第2の遅延時間制御手段と、第2の遅延時間制御手段からの光波をマイクロ波に変換して増幅するN×Q個の第2のマイクロ波変換手段と、第2のマルチビーム形成手段からのN×Q個のマイクロ波を放射するN×Q個のアンテナ素子とを備える。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、波長分散光ファイバ群を使ってマルチビームを形成する光制御アレーアンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の光制御アレーアンテナ装置の構成を示す図である。この従来の光制御アレーアンテナ装置は、以下に示す文献に開示されている。
【0003】
<文献>
“True Time−Delay Fiber−Optic Control of an Ultrawideband Array Transmitter/Receiver with Multibeam Capability”,
Michael Y.Frankel and Ronald D.Esman,IEEE Transactions on Microwave Theory and Techniques,Vol.43,No.9,pp.2387−2394,Sept.1995.
【0004】
図4(a)において、100は第1の信号光を発生する第1の信号源、200は第2の信号光を発生する第2の信号源、101は波長可変レーザ光源、102はRF信号、103は光変調器、104は光増幅器、105は光分配器、106は波長分散光ファイバ群、106Lはゼロ分散光ファイバ(分散シフト光ファイバ)、106Hは高分散光ファイバ、107は光ダイオード、108Dは遅延線路、108AはRF増幅器、108MはRFミキサ、109はアンテナ素子、110はIF合成器である。
【0005】
次に動作について説明する。
送信する場合、波長可変レーザ光源101から発生した光波に対して、光変調器103によりRF信号102が外部変調される。外部変調された光波は光増幅器104により増幅され、光分配器105により8分配され、遅延時間を制御する高分散光ファイバ106Hとゼロ分散光ファイバ106Lとを組み合わせた分散特性を持つ波長分散光ファイバ群106により遅延時間が制御(位相制御)される。そして、図4(b)の送信接続構成における光ダイオード107の光検波によって光波はマイクロ波に変換され、遅延線路108Dにより最終的な遅延制御がなされ、各アンテナ素子109に給電されて、放射される。
【0006】
受信する場合、各アンテナ素子109で受信された信号は、図4(c)の受信接続構成における光ダイオード107,遅延線路108D,RF増幅器108Aを介したマイクロ波と、RFミキサ108Mにより混合され、RFミキサ108Mで取り出された各信号をIF合成器110により合成した後、受信される。
このように、従来の光制御アレーアンテナ装置は、波長分散光ファイバ群106の遅延量を制御して、上記のように信号の送受信を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光制御アレーアンテナ装置は以上のように構成されているので、マルチビームを形成するためには複数の信号源を必要とするが、複数の信号源を用いても同一周波数でのマルチビームを形成できないという課題があった。
【0008】
また、受信する場合には、マイクロ波を合成するためのIF合成器を必要とするという課題があった。
【0009】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、従来と異なって、同一および複数周波数のマルチビーム形成とマルチビームを同時にビーム走査することが可能な光制御アレーアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0010】
また、この発明は、受信する場合にも、マイクロ波を合成するためのIF合成器を要することなく、同じ光波の構成系により受信することが可能な光制御アレーアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る光制御アレーアンテナ装置は、第1のRF信号を光波に外部変調するM個の第1の変調光生成手段と、第1の変調光生成手段からのM個の光波をN個に分配して第1の波長分散光ファイバ群を通過させる第1の遅延時間制御手段と、第1の遅延時間制御手段からのN個の光波をマイクロ波に変換して第2のRF信号とするN個の第1のマイクロ波変換手段とから構成されたP個の第1のマルチビーム形成手段と、第2のRF信号を光波に外部変調するP個の第2の変調光生成手段と、第2の変調光生成手段からのP個の光波をQ個に分配して第2の波長分散光ファイバ群を通過させる第2の遅延時間制御手段と、第2の遅延時間制御手段からのQ個の光波をマイクロ波に変換するQ個の第2のマイクロ波変換手段とから構成されたN個の第2のマルチビーム形成手段と、N個の第2のマルチビーム形成手段からのN×Q個のマイクロ波を放射するN×Q個のアンテナ素子とを備え、第1の波長分散光ファイバ群および第2の波長分散光ファイバ群によって光波の遅延時間を制御するようにしたものである。
【0012】
この発明に係る光制御アレーアンテナ装置は、アンテナ素子による受信信号を第3のRF信号として、第3のRF信号を光波に外部変調するQ個の受信信号変換手段と、受信信号変換手段からの光波を第2の遅延時間制御手段を介してマイクロ波に変換するP個の受信信号検波手段と、第2の変調光生成手段からの光波を第2の遅延時間制御手段へ通過させるとともに、第2の遅延時間制御手段からの光波を受信信号検波手段へ通過させるP個の第1の光サーキュレータと、第2のマイクロ波変換手段からのマイクロ波をアンテナ素子へ通過させるとともに、アンテナ素子からのマイクロ波を受信信号変換手段へ通過させるQ個のRFサーキュレータと、第2の遅延時間制御手段からの光波をマイクロ波変換手段へ通過させるとともに、受信信号変換手段からの光波を第2の遅延時間制御手段へ通過させるQ個の第2の光サーキュレータとを第2のマルチビーム形成手段が備えるようにしたものである。
【0013】
この発明に係る光制御アレーアンテナ装置は、波長分散光ファイバ群を構成する波長分散光ファイバを個々に温度制御する温度制御手段を第1のマルチビーム形成手段および第2のマルチビーム形成手段が第1の遅延時間制御手段および第2の遅延時間制御手段に備えるようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による光制御アレーアンテナの構成を示す図である。
図1において、1は第1の波長可変レーザ光源(第1の変調光生成手段)、2は第1のRF信号、3は第1の光変調器(第1の変調光生成手段)、4は第1の光増幅器(第1の変調光生成手段)、5は第1の光分配器(第1の遅延時間制御手段)、6は第1の波長分散光ファイバ群(第1の遅延時間制御手段)、7は第1の光ダイオード(第1のマイクロ波変換手段)、8は第1のRF増幅器(第1のマイクロ波変換手段)である。第1の変調光生成手段、第1の遅延時間制御手段および第1のマイクロ波変換手段から前段の第1のマルチビーム形成手段が構成されている。
【0015】
また、図1において、11は第2の波長可変レーザ光源(第2の変調光生成手段)、12は第2のRF信号、13は第2の光変調器(第2の変調光生成手段)、14は第2の光増幅器(第2の変調光生成手段)、15は第2の光分配器(第2の遅延時間制御手段)、16は第2の波長分散光ファイバ群(第2の遅延時間制御手段)、17は第2の光ダイオード(第2のマイクロ波変換手段)、18は第2のRF増幅器(第2のマイクロ波変換手段)、19はアンテナ素子である。第2の変調光生成手段、第2の遅延時間制御手段および第2のマイクロ波変換手段から後段の第2のマルチビーム形成手段が構成されている。
【0016】
次に動作について説明する。
M×P個の第1の波長可変レーザ光源1から発生した光波に対して、M×P個の第1のRF信号2がM×P個の第1の光変調器3で外部変調され、この外部変調された光波はM×P個の第1の光増幅器4で増幅される。続いて、第1の光増幅器4により増幅された光波は、M×P個の光波をN×P個の端子に分配する第1の光分配器5に送られ、N×P個の波長分散光ファイバからなる第1の波長分散光ファイバ群6を介して遅延時間が制御(位相制御)される。
【0017】
そして、第1の波長分散光ファイバ群6からの光波は、N×P個の第1の光ダイオード7の検波によってマイクロ波に変換され、このマイクロ波はN×P個の第1のRF増幅器8により増幅される。第1のRF増幅器8により増幅されたマイクロ波はN×P個の第2のRF信号12として第2のマルチビーム形成手段へ送られる。
【0018】
次に、N×P個の第2の波長可変レーザ光源11から発生した光波に対して、N×P個の第2のRF信号12がN×P個の第2の光変調器13で外部変調され、この外部変調された光波はN×P個の第2の光増幅器14で増幅される。続いて、第2の光増幅器14により増幅された光波は、N×P個の光波をN×Q個の端子に分配する第2の光分配器15に送られ、N×Q個の波長分散光ファイバからなる第2の波長分散光ファイバ群16を介して遅延時間が制御(位相制御)される。
【0019】
そして、第2の波長分散光ファイバ群16からの光波は、N×Q個の第2の光ダイオード17の検波によってマイクロ波に変換され、このマイクロ波はN×Q個の第2のRF増幅器18により増幅される。第2のRF増幅器18により増幅されたマイクロ波はN×Q個のアンテナ素子19に給電され、放射される(以上、M,N,P,Qは任意の自然数)。
【0020】
このように、図1の光制御アレーアンテナ装置では、第1の光分配器5により1次元マルチビームが実現され、第2の光分配器15により2次元マルチビームが実現できるようになっている。また、第1の波長分散光ファイバ群6の光波の遅延時間制御により1次元ビーム走査が実現され、第2の波長分散光ファイバ群16の光波の遅延時間制御により2次元ビーム走査が実現できるようになっている。
【0021】
以上のように、この実施の形態1によれば、第1の波長可変レーザ光源1から発生した光波に第1のRF信号2を外部変調して増幅するM×P個の第1の光変調器3,第1の光増幅器4と、第1の光増幅器4からのM×P個の光波を分配してN×P個の波長分散光ファイバからなる第1の波長分散光ファイバ群6を通過させる第1の光分配器5と、第1の波長分散光ファイバ群6からのN×P個の光波をマイクロ波に変換し、第2のRF信号12として増幅するN×P個の第1の光ダイオード7,第1のRF増幅器8とから構成された第1のマルチビーム形成手段と、第2の波長可変レーザ光源11から発生した光波に第2のRF信号12を外部変調して増幅するN×P個の第2の光変調器13,第2の光増幅器14と、第2の光増幅器14からのN×P個の光波を分配してN×Q個の波長分散光ファイバからなる第2の波長分散光ファイバ群16を通過させる第2の光分配器15と、第2の波長分散光ファイバ群16からのN×Q個の光波をマイクロ波に変換して増幅するN×Q個の第2の光ダイオード17,第2のRF増幅器18とから構成された第2のマルチビーム形成手段と、第2のマルチビーム形成手段からのN×Q個のマイクロ波を放射するN×Q個のアンテナ素子19とを備え、第1の波長分散光ファイバ群6および第2の波長分散光ファイバ群16によって光波の遅延時間を制御するようにしたので、従来と異なって、同一および複数周波数のマルチビーム形成とマルチビームを同時にビーム走査できるという効果が得られる。
【0022】
実施の形態2.
実施の形態1では、第1の光分配器5により1次元マルチビームを実現し、第2の光分配器15により2次元マルチビームを実現し、かつ第1の波長分散光ファイバ群6により1次元ビーム走査を実現し、第2の波長分散光ファイバ群16により2次元ビーム走査を実現するようにしたが、この実施の形態2では、送信受信を共用する構成について説明する。
【0023】
図2はこの発明の実施の形態2による光制御アレーアンテナの構成を示す図であり、特に、第2のマルチビーム形成手段だけを部分的に図示している。図1と同一符号は同一または相当する構成を表している。
図2において、21は第1の光サーキュレータ、22は第2の光サーキュレータ、23はRFサーキュレータ、24は第3のRF増幅器(受信信号変換手段)、25は第3のRF信号、26は第3の波長可変レーザ光源(受信信号変換手段)、27は第3の光増幅器(受信信号変換手段)、28は第3の光変調器(受信信号変換手段)、29は第4の光増幅器(受信信号変換手段)、30は第3の光ダイオード(受信信号検波手段)、31は第4のRF増幅器(受信信号検波手段)である。
【0024】
次に動作について説明する。
送信する場合、P個の第2の波長可変レーザ光源11から発生した光波に対して、P個の第2のRF信号12がP個の第2の光変調器13で外部変調され、この外部変調された光波はP個の第2の光増幅器14で増幅される。続いて、第2の光増幅器14により増幅された光波は、P個の第1の光サーキュレータ21により分岐される。
【0025】
第1の光サーキュレータ21により分岐された光波はP個の光波をQ個の端子に分配する第2の光分配器15に通過させられ、Q個の第2の波長分散光ファイバ群16を介して遅延時間が制御(位相制御)される。そして、第2の波長分散光ファイバ群16からの光波は、Q個の第2の光サーキュレータ22により分岐されてQ個の第2の光ダイオード17へ通過させられ、Q個の第2の光ダイオード17の検波によってマイクロ波に変換される。このマイクロ波はQ個のRF増幅器18により増幅された後、Q個のRFサーキュレータ23の分岐によってQ個のアンテナ素子19に給電され、放射される。
【0026】
受信する場合、Q個のアンテナ素子19により受信された信号は、Q個のRFサーキュレータ23により分岐され、Q個の第3のRF増幅器24により増幅される。第3のRF増幅器24により増幅された各マイクロ波は第3のRF信号25として、Q個の第3の波長可変レーザ光源26から発生してQ個の第3の光増幅器27で増幅された光波に対して、Q個の第3の光変調器28で外部変調される。第3の光変調器28で外部変調された光波は、Q個の第4の光増幅器29により増幅される。
【0027】
第4の光増幅器29で増幅された光波はQ個の光サーキュレータ22により分岐され、第2の波長分散光ファイバ群16を介して遅延時間が制御(位相制御)され、Q個の光波をP個の端子に分配する第2の光分配器15に送られた後、P個の第1の光サーキュレータ21により分岐される。第1の光サーキュレータ21により分岐された光波は、P個の第3の光ダイオード30に通過させられて、第3の光ダイオード30の検波によってマイクロ波に変換され、P個のRF増幅器31により増幅され、受信される。
【0028】
以上のように、この実施の形態2によれば、アンテナ素子19による受信信号を第3のRF信号25として増幅するとともに、発生した光波に第3のRF信号25を外部変調して増幅する第3のRF増幅器24,第3の波長可変レーザ光源26,第3の光増幅器27,第3の光変調器28,第4の光増幅器29と、第4の光増幅器29からの光波を第2の波長分散光ファイバ群16を介してマイクロ波に変換する第3の光ダイオード30,第4のRF増幅器31と、第2の光増幅器14からの光波を第2の光分配器15,第2の波長分散光ファイバ群16へ通過させるとともに、第2の光分配器15,第2の波長分散光ファイバ群16からの光波を第3の光ダイオード30,第4のRF増幅器31へ通過させる第1の光サーキュレータ21と、第2の光ダイオード17,第2のRF増幅器18からのマイクロ波をアンテナ素子19へ通過させるとともに、アンテナ素子19からのマイクロ波を第3のRF増幅器24へ通過させるRFサーキュレータ23と、第2の光分配器15,第2の波長分散光ファイバ群16からの光波を第2の光ダイオード17,第2のRF増幅器18へ通過させるとともに、第4の光増幅器29からの光波を第2の波長分散光ファイバ群16へ通過させる第2の光サーキュレータ22とを第2のマルチビーム形成手段が備えるようにしたので、受信する場合にも、マイクロ波を合成するためのIF合成器を要することなく、同じ光波の構成系により信号を受信できるという効果が得られる。
【0029】
なお、この実施の形態2は、実施の形態1に適用可能である。
【0030】
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3による光制御アレーアンテナの構成を示す図であり、特に、波長分散光ファイバ群6,16だけを部分的を示している。図1と同一符号は同一または相当する構成を表している。
図3において、Fは波長分散光ファイバ群6,16を構成する波長分散光ファイバ、41は温度制御器(温度制御手段)である。
【0031】
波長分散特性を有する波長分散光ファイバ群6,16の波長分散光ファイバFを温度制御器41で温度制御することにより、波長分散光ファイバ群6,16の遅延量を制御(位相制御)することができる。
【0032】
以上のように、この実施の形態3によれば、波長分散光ファイバ群6,16の波長分散光ファイバFを温度制御する温度制御器41を備えるようにしたので、波長分散光ファイバ群6,16の遅延量を制御(位相制御)してビーム走査できるという効果が得られる。
【0033】
なお、この実施の形態3は、実施の形態1,実施の形態2に適用可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、第1のRF信号を光波に外部変調するM個の第1の変調光生成手段と、第1の変調光生成手段からのM個の光波をN個に分配して第1の波長分散光ファイバ群を通過させる第1の遅延時間制御手段と、第1の遅延時間制御手段からのN個の光波をマイクロ波に変換して第2のRF信号とするN個の第1のマイクロ波変換手段とから構成されたP個の第1のマルチビーム形成手段と、第2のRF信号を光波に外部変調するP個の第2の変調光生成手段と、第2の変調光生成手段からのP個の光波をQ個に分配して第2の波長分散光ファイバ群を通過させる第2の遅延時間制御手段と、第2の遅延時間制御手段からのQ個の光波をマイクロ波に変換するQ個の第2のマイクロ波変換手段とから構成されたN個の第2のマルチビーム形成手段と、N個の第2のマルチビーム形成手段からのN×Q個のマイクロ波を放射するN×Q個のアンテナ素子とを備え、第1の波長分散光ファイバ群および第2の波長分散光ファイバ群によって光波の遅延時間を制御するようにしたので、同一および複数周波数のマルチビーム形成とマルチビームを同時にビーム走査できるという効果が得られる。
【0035】
この発明によれば、アンテナ素子による受信信号を第3のRF信号として、第3のRF信号を光波に外部変調するQ個の受信信号変換手段と、受信信号変換手段からの光波を第2の遅延時間制御手段を介してマイクロ波に変換するP個の受信信号検波手段と、第2の変調光生成手段からの光波を第2の遅延時間制御手段へ通過させるとともに、第2の遅延時間制御手段からの光波を受信信号検波手段へ通過させるP個の第1の光サーキュレータと、第2のマイクロ波変換手段からのマイクロ波をアンテナ素子へ通過させるとともに、アンテナ素子からのマイクロ波を受信信号変換手段へ通過させるQ個のRFサーキュレータと、第2の遅延時間制御手段からの光波をマイクロ波変換手段へ通過させるとともに、受信信号変換手段からの光波を第2の遅延時間制御手段へ通過させるQ個の第2の光サーキュレータとを第2のマルチビーム形成手段が備えるようにしたので、受信する場合にも、マイクロ波を合成するためのIF合成器を要することなく、同じ光波の構成系により信号を受信できるという効果が得られる。
【0036】
この発明によれば、波長分散光ファイバ群を構成する波長分散光ファイバを個々に温度制御する温度制御手段を第1のマルチビーム形成手段および第2のマルチビーム形成手段が第1の遅延時間制御手段および第2の遅延時間制御手段に備えるようにしたので、波長分散光ファイバ群の遅延量を制御してビーム走査できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による光制御アレーアンテナの構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態2による光制御アレーアンテナの構成を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態3による光制御アレーアンテナの構成を示す図である。
【図4】従来の光制御アレーアンテナ装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の波長可変レーザ光源(第1の変調光生成手段)、2 第1のRF信号、3 第1の光変調器(第1の変調光生成手段)、4 第1の光増幅器(第1の変調光生成手段)、5 第1の光分配器(第1の遅延時間制御手段)、6 第1の波長分散光ファイバ群(第1の遅延時間制御手段)、7 第1の光ダイオード(第1のマイクロ波変換手段)、8 第1のRF増幅器(第1のマイクロ波変換手段)、11 第2の波長可変レーザ光源(第2の変調光生成手段)、12 第2のRF信号、13 第2の光変調器(第2の変調光生成手段)、14 第2の光増幅器(第2の変調光生成手段)、15 第2の光分配器(第2の遅延時間制御手段)、16 第2の波長分散光ファイバ群(第2の遅延時間制御手段)、17 第2の光ダイオード(第2のマイクロ波変換手段)、18 第2のRF増幅器(第2のマイクロ波変換手段)、19 アンテナ素子、21 第1の光サーキュレータ、22 第2の光サーキュレータ、23 RFサーキュレータ、24第3のRF増幅器(受信信号変換手段)、25 第3のRF信号、26 第3の波長可変レーザ光源(受信信号変換手段)、27 第3の光増幅器(受信信号変換手段)、28 第3の光変調器(受信信号変換手段)、29 第4の光増幅器(受信信号変換手段)、30 第3の光ダイオード(受信信号検波手段)、31 第4のRF増幅器(受信信号検波手段)、41 温度制御器(温度制御手段)、F 波長分散光ファイバ。

Claims (3)

  1. 第1のRF信号を光波に外部変調するM個の第1の変調光生成手段と、上記第1の変調光生成手段からのM個の光波をN個に分配して第1の波長分散光ファイバ群を通過させる第1の遅延時間制御手段と、上記第1の遅延時間制御手段からのN個の光波をマイクロ波に変換して第2のRF信号とするN個の第1のマイクロ波変換手段とから構成されたP個の第1のマルチビーム形成手段と、
    上記第2のRF信号を光波に外部変調するP個の第2の変調光生成手段と、上記第2の変調光生成手段からのP個の光波をQ個に分配して第2の波長分散光ファイバ群を通過させる第2の遅延時間制御手段と、上記第2の遅延時間制御手段からのQ個の光波をマイクロ波に変換するQ個の第2のマイクロ波変換手段とから構成されたN個の第2のマルチビーム形成手段と、
    上記N個の第2のマルチビーム形成手段からのN×Q個のマイクロ波を放射するN×Q個のアンテナ素子とを備え、
    上記第1の波長分散光ファイバ群および上記第2の波長分散光ファイバ群によって光波の遅延時間を制御することを特徴とする光制御アレーアンテナ装置。
  2. 第2のマルチビーム形成手段は、
    アンテナ素子による受信信号を第3のRF信号として、上記第3のRF信号を光波に外部変調するQ個の受信信号変換手段と、
    上記受信信号変換手段からの光波を第2の遅延時間制御手段を介してマイクロ波に変換するP個の受信信号検波手段と、
    上記第2の変調光生成手段からの光波を上記第2の遅延時間制御手段へ通過させるとともに、上記第2の遅延時間制御手段からの光波を上記受信信号検波手段へ通過させるP個の第1の光サーキュレータと、
    第2のマイクロ波変換手段からのマイクロ波を上記アンテナ素子へ通過させるとともに、上記アンテナ素子からのマイクロ波を上記受信信号変換手段へ通過させるQ個のRFサーキュレータと、
    上記第2の遅延時間制御手段からの光波を上記マイクロ波変換手段へ通過させるとともに、上記受信信号変換手段からの光波を上記第2の遅延時間制御手段へ通過させるQ個の第2の光サーキュレータとを備えることを特徴とする請求項1記載の光制御アレーアンテナ装置。
  3. 第1のマルチビーム形成手段および第2のマルチビーム形成手段は、
    波長分散光ファイバ群を構成する波長分散光ファイバを個々に温度制御する温度制御手段を第1の遅延時間制御手段および第2の遅延時間制御手段に備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光制御アレーアンテナ装置。
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