JP2004023392A - ビタビ復号装置、通信システム及びビタビ復号方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無線通信システムは、符号化変調器1と、無線送信装置2と、無線受信装置3と、ビタビ復号装置4と、パラレル・シリアル変換器5とを備えている。複素ベースバンド信号の下位側ビットのみを軟判定データに変換してQPSK用ビタビ復号回路22でビタビ復号し、複素ベースバンド信号の上位側ビットは判定部24にて硬判定を行うため、すべてのビットについてビタビ復号を行う場合に比べて、計算処理時間を大幅に短縮できる。また、多値変調用のビタビ復号回路22を使用しなくて済むため、装置全体の製造コストを削減できる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル放送分野やディジタル通信分野等に利用され、特に多値変調されたデータを復号するビタビ復号装置とビタビ復号装置を用いた無線通信システムとに関する。
【0002】
【従来の技術】
多値変調信号をビタビ復号する場合、多値変調用のビタビ復号回路を用いずに、QPSK等の2値変調用の汎用ビタビ復号回路を用いる手法が特許3230995号公報に開示されている。多値変調用のビタビ復号回路を不要とすることで、装置の低価格化を図っている。
【0003】
この公報に開示された発明では、1シンボルnビットのうち、nビット全てをビタビ復号している。ところが一般に、多値変調信号の信号点配置は、下位ビットと同じビット列を持つ上位ビット側の信号点間のユークリッド距離を、下位ビットよりも大きくしている。すなわち、下位ビットが確定すれば上位ビットの最小距離はある程度確保されるため、上位ビットは誤りにくく、ビタビ復号を用いた場合とビタビ復号を用いない場合の特性の劣化は少ない。また、nビットのうち、mビットのみが符号化された符号化変調法を施した信号であれば、符号化利得が得られるmビットのみをビタビ復号すれば十分である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許3230995号公報のように、1シンボルを構成する全てのビットをビタビ復号装置で復号すると、誤り率特性は良いが、計算量が増大して、復号に要する時間も長くなるため、装置規模の複雑化や復号遅延を招く。
【0005】
一方、特許3230995号公報には、nビット全てが符号化されていないトレリス符号化変調の場合にも適用できるとの記述はあるが、その場合の具体的なビタビ復号装置の構成については何ら開示されていない。
【0006】
また、符号化変調された信号を復号する場合は、G.Ungerboeckによる”Trellis−coded modulation with redundant signal sets part II: State of the art,’ IEEE Communications Magazine. 1987に述べられているように、下位ビットが共通な信号点候補のうち、受信信号と最も確からしい信号点とのメトリックを計算するサブセット復号が必要である。この場合、信号点候補の全ての点と受信信号点との距離を算出する必要があり、これに関する計算量は変調多値数が増加するについて莫大な量になる。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、誤り率特性が良好で、少ない計算量でビタビ復号を行うことが可能なビタビ復号装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、1シンボル当たりn(nは1以上の整数)ビットの入力データのうち、m(mは整数で、0≦m<n)ビットを符号化した符号化データと、前記mビットを除く(n−m)ビットの入力データと、を多値変調した多値変調データに対して、ビタビ復号を行うビタビ復号装置において、前記符号化データの各ビットに対応する前記多値変調データを軟判定データに変換する変換部と、前記軟判定データに基づいてビタビ復号データを生成するビタビ復号部と、前記ビタビ復号データを再符号化して再符号化データを生成する再符号器と、前記再符号化データ及び前記多値変調データに基づいて、多値変調前の入力データを硬判定する判定部と、を備える。
【0009】
本発明では、多値変調データの下位側ビットのみをビタビ復号し、上位側ビットは硬判定する。これにより、装置の構成を簡略化できるとともに、ビタビ復号の計算処理も高速化できる。
【0010】
また、本発明は、1シンボル当たりn(nは1以上の整数)ビットの入力データのうち、m(mは整数で、0≦m<n)ビットを符号化した符号化データと、前記mビットを除く(n−m)ビットの入力データと、を多値変調した多値変調データに対して、ビタビ復号を行うビタビ復号装置であって、前記多値変調データの下位2(k+1)(kは1以上の整数)ビットの信号点配置は下位2kビットの信号点配置に相似であり、前記符号化データの下位2kビットに対応する前記多値変調データを第1の軟判定データに変換する変換部と、前記第1の軟判定データに基づいて第1のビタビ復号データを生成する第1のビタビ復号部と、前記第1のビタビ復号データを再符号化して第1の再符号化データを生成する第1の再符号器と、前記第1の再符号化データに基づいて、前記符号化データの下位2(k+1)ビットに対応する第2の軟判定データを生成する計算部と、前記第2の軟判定データに基づいて第2のビタビ復号データを生成する第2のビタビ復号部と、前記第2のビタビ復号データを再符号化して第2の再符号化データを生成する第2の再符号器と、前記第1及び第2の再符号化データと前記多値変調データとに基づいて、多値変調前の入力データを特定する判定部と、を備える。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るビタビ復号装置及び無線通信システムについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0012】
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る無線通信システムの一例を示す概略的なブロック図である。図1の無線通信システムは、符号化変調器1と、無線送信装置2と、無線受信装置3と、ビタビ復号装置4と、パラレル・シリアル変換器5とを備えている。
【0013】
符号化変調器1は、入力データを複素平面(IQ平面)にマッピングし、複素ベースバンド信号を生成する。この複素ベースバンド信号は、無線送信装置2から無線送信されて、無線受信装置3で受信される。無線受信装置3での受信信号は、ビタビ復号装置4でビタビ復号された後、パラレル・シリアル変換器5でシリアルデータに変換されて出力される。
【0014】
図2は図1の符号化変調器1の内部構成の一例を示すブロック図であり、畳み込み符号器を用いて64QAM(64 Quadrature Amplitude Modulation)の下位2ビットを符号化する符号化変調器1の内部構成を示している。なお、符号化の手法は、図2に示すものに限定されない。
【0015】
図2の符号化変調器1は、入力データをパラレルデータに変換するシリアル・パラレル変換器11と、最下位1ビットを符号化する符号器12と、複素ベースバンド信号を生成する信号点マッパ13とを有する。
【0016】
シリアル・パラレル変換器11は、入力データをシリアル・パラレル変換して、パラレルデータx0〜x4を出力する。パラレルデータx0〜x4のうち、最下位のビットx0は符号器12に入力され、それ以外のビットx1〜x4は信号点マッパ13に入力される。
【0017】
符号器12は、1ビットの冗長ビットを付加して、2ビット符号化データy0,y1を出力する。信号点マッパ13は、符号器12とシリアル・パラレル変換器11からの出力信号y0〜y5に基づいて、I軸及びQ軸へのマッピングを行い、複素ベースバンド信号を出力する。
【0018】
図3は図1のビタビ復号装置4の内部構成の一例を示すブロック図である。図3のビタビ復号装置4は、複素ベースバンド信号を2値変調の信号に変換する変換部21a,21bと、QPSK用のビタビ復号回路22と、ビタビ復号データを再符号化する再符号器23と、複素ベースバンド信号の上位側ビットを硬判定する判定部24とを有する。
【0019】
複素ベースバンド信号のうち、I相及びQ相のベースバンド信号はそれぞれ変換部21a,21bにより2値の軟判定データに変換される。
【0020】
図4は第1の実施形態における符号化変調装置の信号点配置を示す図であり、64QAMの信号点配置の一部を示している。図4の「○」で示す各信号点の上に記述された数字はその信号点のビット列であり、I相及びQ相の軸上の数字は信号の受信レベルを表している。
【0021】
例えば、最下位ビットy0に着目すると、Q相の受信レベルが1〜4まで大きくなるに従って、このビットは0→1→1→0の順に変化する。このため、受信レベルごとに変換テーブルを作成しておけば、変換部21a,21bは、予め定められた手順で、受信レベルに応じた「0」から「1」までの範囲内の値をもつ軟判定データを出力することができる。
【0022】
変換部21a,21bで変換されたデータは、QPSK変調されたデータと同様であるとみなせる。このため、I相及びQ相の軟判定データをQPSK用のビタビ復号回路22にI相及びQ相としてそれぞれ入力することにより、QPSK用のビタビ復号回路22にて多値変調信号を復号することができる。ビタビ復号回路22から出力される復号データx0は、シリアル・パラレル変換器11から出力されるパラレルデータの最下位ビット、すなわち64QAMの下位1ビットに相当する。
【0023】
判定部24は、ビタビ復号回路22で復号された復号データx0と複素ベースバンド信号とに基づいて、複素ベースバンド信号の上位側ビットの硬判定を行うが、複素ベースバンド信号は、入力データの最下位ビットx0の代わりに、このビットを符号化したビットy0,y1に基づいて生成されている。このため、ビタビ復号回路22で復号された復号データx0をいったん再符号器23で符号化して符号化ビットy0,y1を生成し、この符号化ビットy0,y1を判定部24に入力する。
【0024】
判定部24は、複素ベースバンド信号の上位側ビットy2〜y5と再符号器23からの符号化ビットy0,y1とに基づいて、信号点上のユークリッド距離が最も小さい点を受信信号点として出力する。この処理は硬判定処理と呼ばれる。
【0025】
このように、第1の実施形態では、複素ベースバンド信号の下位側ビットのみを軟判定データに変換してQPSK用ビタビ復号回路22でビタビ復号し、複素ベースバンド信号の上位側ビットは判定部24にて硬判定を行うため、すべてのビットについてビタビ復号を行う場合に比べて、計算処理時間を大幅に短縮できる。
【0026】
一般に、符号化変調された信号を受信する際には、受信点から受信信号点の候補を決定するサブセット復号に大きな計算負荷がかかるが、サブセット復号を必要としないことから、符号化変調において従来問題となっていたサブセット復号のための計算量を大幅に削減できる。また、多値変調用のビタビ復号回路22を使用しなくて済むため、装置全体の製造コストを削減できる。
【0027】
なお、上述した第1の実施形態では、QPSK用のビタビ復号回路22を用いたが、BPSK用のビタビ復号回路22を用いてもよい。
【0028】
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、信号点配置が第1の実施形態と異なっている。図5は第2の実施形態における符号化変調装置の信号点配置の一部を示す図である。図示のように、下位2ビットが自然符号の配置になっている。すなわち、最下位ビットy0は、Q相の受信レベルが高くなるにつれて、0→1→0→1と変化するが、I相の受信レベルの変化の影響は受けない。また、その隣りのビットy1は、I相の受信レベルが高くなるにつれて、0→1→0→1と変化するが、Q相の受信レベルの変化の影響は受けない。
【0029】
図6は第2の実施形態におけるビタビ復号装置4の内部構成を示すブロック図である。図6のビタビ復号装置4は、変換部21と、QPSK用ビタビ復号回路22と、再符号器23と、判定部24とを有する。図3では、I相とQ相のそれぞれに対応して変換部21a,21bを設けていたが、図6ではI相とQ相で一つの変換部21を共有している。
【0030】
変換部21を共有できる理由は、図5に示すように、y0ビットもy1ビットも、受信レベルの変化に対するビットパターンの変化が共通であるためである。このため、同一の変換部21を用いて、I相とQ相のそれぞれについての2値軟判定データを出力できる。
【0031】
図7はQPSK用ビタビ復号回路22が行う軟判定の手法を説明する図である。信号点の値は、0と1が交互に繰り返されており、黒丸で示す受信レベルは、必ず0と1の間の値になる。
【0032】
このように、第2の実施形態では、受信レベルの変化に対するビットパターンの変化をy0ビットとy1ビットで共通にしたため、I相とQ相で変換部21を共有することができる。したがって、特許3230995号公報等の公知の装置よりも、装置全体を低価格で実現でき、かつ小型化できる。
【0033】
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、今井、平川らの’A new multilevel coding method usingerror−correcting codes,” IEEE Trans. on Info., Vol. IT−23, No. 3, pp. 371−377, 1997.に記載されている多レベル符号化変調方式を用いている。今井等のこの公知文献に記載されている方式では、各レベル毎にサブセット復号が必要であり、符号化するレベルが増えるにつれて、計算量が大幅に増加してしまうが、第3の実施形態は計算量を削減できることを特徴とする。
【0034】
図8は第3の実施形態における64QAM用多レベル符号化変調器1の一例を示すブロック図である。図8の多レベル符号化変調器1は、シリアル・パラレル変換器11aと、2つの符号器12a,12bと、信号点マッパ13aとを有する。
【0035】
シリアル・パラレル変換器11aは、入力データをパラレルデータx0’〜x3’に変換し、その最下位ビットx0’は符号器12aに入力され、その隣りのビットx1’は符号器12bに入力される。符号器12aで符号化された符号化データy0,y1、符号器12bで符号化された符号化データy2,y3、及びパラレルデータx2’,x3’は、信号点マッパ13aに入力されてIQ平面上にマッピングされる。
【0036】
図9は第3の実施形態における符号化変調装置の信号点配置の一部を示す図である。各信号の下位2ビットは第2の実施形態と同様に自然符号配置になっている。図9の点線で囲まれた領域は、下位から3,4ビットy2,y3が領域内で等しく、y2y3のビットパターンの組合せは、y1y0のビットパターンの組合せと等しい。すなわち、01、11、10、00である。このように、信号の下位1,2ビットの信号点配置と、下位3,4ビットの信号点配置とは、相似の関係にある。
【0037】
図10は上述した多レベル符号化変調信号を復号するビタビ復号装置4の一例を示すブロック図である。図10のビタビ復号装置4は、変換部21と、QPSK用ビタビ復号回路22a,22bと、再符号器23a,23bと、計算部25と、判定部24aとを有する。
【0038】
図8の符号化変調器1で符号化された複素ベースバンド信号のうち、入力データビットx0に対応するI相信号とQ相信号は、第2の実施形態と同様に、変換部21に入力されて、2値軟判定データに変換される。この2値軟判定データはQPSK用ビタビ復号回路22aに入力されてビタビ復号される。このビタビ復号信号は、再符号器23aにて符号化され、入力データビットx0に対応する符号化データy0,y1が生成される。
【0039】
計算部25は、以下の計算手順により、入力データビットx1に対応するI相信号とQ相信号を生成する。仮に、受信信号点が図9のsの位置であるとする。変換部21は、入力データビットx1に対応するI相の2値軟判定データd1とQ相の2値軟判定データd2とを出力する。これらのデータd1,d2は、受信信号点が属する点線内で、下位2ビットが0である信号Dと受信信号点sとの間のI相とQ相の距離に等しく、第1及び第2の実施形態と同様に、変換テーブルを用いて軟判定データを出力可能である。
【0040】
ここで、再符号器23の出力の下位2ビットがともに1であったとする。下位2ビットが1の信号点は、図9の4つの信号点E0,E1,E2,E3である。このとき、x1’を復号するための2値軟判定データは、受信信号点sと信号点E0との間のI相及びQ相の距離を求めるのと等しい。
【0041】
信号点E0は、下位2ビットが1である信号点のうち、3ビット目及び4ビット目が0の点である。受信信号点sと信号点E0との間のI相における距離e1とQ相における距離e2はそれぞれ(1)式、(2)式で表される。
【0042】
e1=1−d1+(β1−β0) …(1)
e2=1−d2+(α2−α0) …(2)
α及びβは信号点E0〜E3のI相及びQ相に関する座標を示している。e1及びe2を2で割った値は、2値軟判定データとしてQPSK用ビタビ復号回路22に入力される。すなわち、変換部21で算出された下位2ビットに関する2値軟判定データを用いて、信号x1’に関する2値軟判定データを計算することができる。
【0043】
なお、(1)式及び(2)式で示される計算式は、信号点配置及び下位2ビットの受信信号レベルから一意に決定することができる。上位ビット復号法及び無符号化ビットの復号法は第2の実施形態と同様であり、再符号器23a,23bで再符号化された符号化ビットy0〜y3と複素ベースバンド信号の上位側ビットとに基づいて、判定部24aで硬判定を行う。
【0044】
このように、第3の実施形態では、多レベル符号化変調信号をビタビ復号する際、下位側ビットのそれぞれについて2値軟判定データに変換してビタビ復号し、その他のビットについては硬判定を行うため、各レベルの符号器12a,12bごとに受信信号点から信号点候補までの軟判定データを計算するサブセット復号の計算量を大幅に削減できる。
【0045】
上述した実施形態では、入力データに対応するパラレルデータの下位2ビットだけを符号化する多レベル符号化変調器1を用いたが、下位3ビット以上を符号化する場合にも同様に適用可能である。例えば、n(nは1以上の整数)ビットの入力データのうち、m(mは整数で、0≦m<n)ビットを符号化した符号化データとmビットを除く(n−m)ビットの入力データとを多値変調した多値変調データの場合、多値変調データの下位2(k+1)(kは1以上の整数)ビットの信号点配置が下位2kビットの信号点配置に相似になるようにすればよい。
【0046】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、多値変調データの下位側ビットのみをビタビ復号し、上位側ビットは硬判定するため、多値変調用のビタビ復号部の代わりに汎用のビタビ復号部を用いることができ、装置全体の製造コストを削減できるとともに、ビタビ復号の計算処理も高速化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線通信システムの一例を示す概略的なブロック図。
【図2】図1の符号化変調器1の内部構成の一例を示すブロック図。
【図3】図1のビタビ復号装置4の内部構成の一例を示すブロック図。
【図4】第1の実施形態における符号化変調装置の信号点配置を示す図。
【図5】第2の実施形態における符号化変調装置の信号点配置の一部を示す図。
【図6】第2の実施形態におけるビタビ復号装置4の内部構成を示すブロック図。
【図7】QPSK用ビタビ復号回路22が行う軟判定の手法を説明する図。
【図8】第3の実施形態における64QAM用多レベル符号化変調器1の一例を示すブロック図。
【図9】第3の実施形態における符号化変調装置の信号点配置の一部を示す図。
【図10】上述した多レベル符号化変調信号を復号するビタビ復号装置4の一例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 符号化変調器
2 無線送信装置
3 無線受信装置
4 ビタビ復号装置
5 パラレル・シリアル変換器
11,11a シリアル・パラレル変換器
12,12a,12b 符号器
13,13a 信号点マッパ
21,21a,21b 変換部
22 QPSK用ビタビ復号回路
23,23a,23b 再符号器
24,24a,24b 判定部
Claims (9)
- 1シンボル当たりn(nは1以上の整数)ビットの入力データのうち、m(mは整数で、0≦m<n)ビットを符号化した符号化データと、前記mビットを除く(n−m)ビットの入力データと、を多値変調した多値変調データに対して、ビタビ復号を行うビタビ復号装置において、
前記符号化データの各ビットに対応する前記多値変調データを軟判定データに変換する変換部と、
前記軟判定データに基づいてビタビ復号データを生成するビタビ復号部と、
前記ビタビ復号データを再符号化して再符号化データを生成する再符号器と、前記再符号化データ及び前記多値変調データに基づいて、多値変調前の入力データを硬判定する判定部と、を備えることを特徴とするビタビ復号装置。 - 1シンボル当たりn(nは1以上の整数)ビットの入力データのうち、m(mは整数で、0≦m<n)ビットを符号化した符号化データと、前記mビットを除く(n−m)ビットの入力データと、を多値変調した多値変調データに対して、ビタビ復号を行うビタビ復号装置であって、
前記多値変調データの下位2(k+1)(kは1以上の整数)ビットの信号点配置は下位2kビットの信号点配置に相似であり、
前記符号化データの下位2kビットに対応する前記多値変調データを第1の軟判定データに変換する変換部と、
前記第1の軟判定データに基づいて第1のビタビ復号データを生成する第1のビタビ復号部と、
前記第1のビタビ復号データを再符号化して第1の再符号化データを生成する第1の再符号器と、
前記第1の再符号化データに基づいて、前記符号化データの下位2(k+1)ビットに対応する第2の軟判定データを生成する計算部と、
前記第2の軟判定データに基づいて第2のビタビ復号データを生成する第2のビタビ復号部と、
前記第2のビタビ復号データを再符号化して第2の再符号化データを生成する第2の再符号器と、
前記第1及び第2の再符号化データと前記多値変調データとに基づいて、多値変調前の入力データを特定する判定部と、を備えることを特徴とするビタビ復号装置。 - 前記多値変調データは、I相及びQ相からなる複素平面上にマッピングされる複素ベースバンド信号であり、
I相及びQ相のそれぞれに対応して、前記変換部が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のビタビ復号装置。 - 前記多値変調データは、I相及びQ相からなる複素平面上にマッピングされる複素ベースバンド信号であり、
I相及びQ相の両方で同一の前記変換部が用いられることを特徴とする請求項1または2に記載のビタビ復号装置。 - 前記多値変調データは、I相及びQ相の少なくとも一方の受信レベルに対してビット値が影響を受けないように生成されることを特徴とする請求項3または4に記載のビタビ復号装置。
- 1シンボル当たりn(nは1以上の整数)ビットの入力データのうち、m(mは整数で、0≦m<n)ビットを符号化して符号化データを生成する符号器と、前記mビットを除く(n−m)ビットの入力データと前記符号化データとを多値変調して多値変調データを生成する多値変調器と、
前記多値変調データを無線送信する無線送信機と、
前記無線送信機から送信された前記多値変調データを受信する無線受信機と、
前記多値変調データに対してビタビ復号を行うビタビ復号装置と、を備え、
前記ビタビ復号装置は、
前記符号化データの各ビットに対応する前記多値変調データを軟判定データに変換する変換部と、
前記軟判定データに基づいてビタビ復号データを生成するビタビ復号部と、
前記ビタビ復号データを再符号化して再符号化データを生成する再符号器と、
前記再符号化データ及び前記多値変調データに基づいて、多値変調前の入力データを特定する判定部と、を有することを特徴とする無線通信システム。 - 1シンボル当たりn(nは1以上の整数)ビットの入力データのうち、m(mは整数で、0≦m<n)ビットを符号化して符号化データを生成する符号器と、
前記mビットを除く(n−m)ビットの入力データと前記符号化データとを多値変調して多値変調データを生成する多値変調器と、
前記多値変調データを無線送信する無線送信機と、
前記無線送信機から送信された前記多値変調データを受信する無線受信機と、
前記多値変調データに対してビタビ復号を行うビタビ復号装置と、を備え、
前記ビタビ復号装置は、
前記符号化データの各ビットに対応する前記多値変調データを軟判定データに変換する変換部と、
前記軟判定データに基づいてビタビ復号データを生成するビタビ復号部と、
前記ビタビ復号データを再符号化して再符号化データを生成する再符号器と、
前記再符号化データ及び前記多値変調データに基づいて、多値変調前の入力データを特定する判定部と、を有することを特徴とする無線通信システム。 - 1シンボル当たりn(nは1以上の整数)ビットの入力データのうち、m(mは整数で、0≦m<n)ビットを符号化した符号化データと、前記mビットを除く(n−m)ビットの入力データと、を多値変調した多値変調データに対して、
ビタビ復号を行うビタビ復号方法において、
前記符号化データの各ビットに対応する前記多値変調データを軟判定データに変換するステップと、
前記軟判定データに基づいてビタビ復号データを生成するステップと、
前記ビタビ復号データを再符号化して再符号化データを生成するステップと、
前記再符号化データ及び前記多値変調データに基づいて、多値変調前の入力データを硬判定するステップと、を備えることを特徴とするビタビ復号方法。 - 1シンボル当たりn(nは1以上の整数)ビットの入力データのうち、m(mは整数で、0≦m<n)ビットを符号化した符号化データと、前記mビットを除く(n−m)ビットの入力データと、を多値変調した多値変調データに対して、
ビタビ復号を行うビタビ復号方法であって、
前記多値変調データの下位2(k+1)(kは1以上の整数)ビットの信号点配置は下位2kビットの信号点配置に相似であり、
前記符号化データの下位2kビットに対応する前記多値変調データを第1の軟判定データに変換するステップと、
前記第1の軟判定データに基づいて第1のビタビ復号データを生成するステップと、
前記第1のビタビ復号データを再符号化して第1の再符号化データを生成するステップと、
前記第1の再符号化データに基づいて、前記符号化データの下位2(k+1)ビットに対応する第2の軟判定データを生成するステップと、
前記第2の軟判定データに基づいて第2のビタビ復号データを生成するステップと、
前記第2のビタビ復号データを再符号化して第2の再符号化データを生成するステップと、
前記第1及び第2の再符号化データと前記多値変調データとに基づいて、多値変調前の入力データを特定するステップと、を備えることを特徴とするビタビ復号方法。
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