JP2004023385A - ゲートキーパー冗長化システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】H.323のシーケンスで通信を行うIP電話機やゲートウェイ装置等のエンドポイント101と、呼制御を行う装置であり、プライマリに設定されているゲートキーパー103Aと、呼制御を行う装置であり、セカンダリに設定されているゲートキーパー103Bとを備えて構成されている。セカンダリに設定されているゲートキーパー103Bはゲートキーパー103Aの状態を死活監視しており、ゲートキーパー103Aに障害が発生するとゲートキーパー103Bはこれを検出する。このとき、ゲートキーパー103Bは、プライマリに設定されている障害状態のゲートキーパー103Aに代わってエンドポイント101へのサービスの提供を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、H.323を利用したシステムにおいてゲートキーパーを複数設けて冗長構成としたゲートキーパー冗長化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
H.323勧告(以下、単に「H.323」という。)は、インターネット等のIPネットワーク上で音声や映像、データの通信等を行うための規格である。例えば、H.323にはIP電話(インターネット電話ともいう。)で利用される呼制御について規定されている。したがって、H.323に準拠したIP電話システムでは「ゲートキーパー」と呼ばれる仮想スイッチを設置し、IP電話やゲートウェイ等のH.323に準拠したエンドポイントを当該ゲートキーパーに登録しておくことで、IPネットワークを介した音声通信を行うことができる。
【0003】
例えば、図14に示すように、IPネットワーク11を介して接続された2つのゲートキーパー(GK)13a,13bと、ゲートキーパー13aに登録されているIP電話機15aと、ゲートキーパー13bに登録されているIP電話機15bとを備え、ゲートキーパー13aおよびIP電話機15aはLAN17a中に存在し、ゲートキーパー13bおよびIP電話機15bはLAN17b中に存在するIP電話システムにあっては、IP電話機15aがIP電話機15bに対して呼発信すると、当該呼はゲートキーパー13aでルーティングされ、ゲートキーパー13bを介してIP電話機15bに着呼する。このように、ゲートキーパー13a,13bは呼の制御を行うものであり、IP電話システムにおいて重要な役割を果たしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、呼制御を行うゲートキーパーはIP電話システムにおいて重要な役割を果たしているため、当該ゲートキーパーに障害が発生するとシステム自体が稼動しなくなってしまう恐れがある。このため、信頼性の高いIP電話システムを構築するには、複数のゲートキーパーを設けて冗長構成とすることが考えられる。すなわち、通常時にサービスを提供するゲートキーパーAに加えて、障害時には該ゲートキーパーAの代わりにサービスを提供するゲートキーパーBの2つのゲートキーパーを設け、ゲートキーパーAを監視して障害が発生すればゲートキーパーBに切り替えるといった仕組みが考えられる。
【0005】
しかしながら、H.323には、ゲートキーパーの自動発見手順およびアドレス情報の送信についての規定はあるが、ゲートキーパーを複数備えて冗長化するための具体的な規定はない。したがって、H.323に準拠しつつゲートキーパーの冗長化によってシステムの信頼性を向上させるためには、実現化のための具体的な構成や仕様等について決定する必要がある。
【0006】
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、H.323を利用したシステムにおいてゲートキーパーを複数設けることによって冗長化することのできるゲートキーパー冗長化システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るゲートキーパー冗長化システムは、通常時、エンドポイントに対してサービスを提供する第1のゲートキーパーと、前記第1のゲートキーパーの障害時、前記エンドポイントに対してサービスを提供する第2のゲートキーパーと、を備えたH.323勧告に準拠したゲートキーパー冗長化システムであって、前記第1のゲートキーパーおよび前記第2のゲートキーパーは、前記エンドポイントと前記第1のゲートキーパーとを対応付けた対応設定テーブルを有し、前記エンドポイントは、プライマリを前記第1のゲートキーパーに設定し、セカンダリを前記第2のゲートキーパーに設定したプライマリ/セカンダリ設定テーブルを有し、前記第2のゲートキーパーは、前記第1のゲートキーパーの状態を監視し、当該第1のゲートキーパーでの障害を検出すると、前記対応設定テーブルに設定されているエンドポイントへのサービスを提供する。したがって、H.323に準拠したシステムにおいて、高い信頼性を実現する冗長構造のゲートキーパー冗長化システムを提供することができる。
【0008】
また、本発明に係るゲートキーパー冗長化システムは、前記エンドポイントは、前記第1のゲートキーパーでの障害を検出すると、前記第2のゲートキーパーにレジストレーションを行う。
【0009】
また、本発明に係るゲートキーパー冗長化システムは、通常時、第1のエンドポイントに対してサービスを提供する第1のゲートキーパーと、通常時、第2のエンドポイントに対してサービスを提供し、前記第1のゲートキーパーの障害時、前記第1のエンドポイントに対してサービスを提供する第2のゲートキーパーと、を備え、前記第1のゲートキーパーは、前記第2のゲートキーパーの障害時、前記第2のエンドポイントに対してサービスを提供する、H.323勧告に準拠したゲートキーパー冗長化システムであって、前記第1のゲートキーパーおよび前記第2のゲートキーパーは、前記第1のエンドポイントと前記第1のゲートキーパーとを対応付け、前記第2のエンドポイントと前記第2のゲートキーパーとを対応付けた対応設定テーブルを有し、前記第1のエンドポイントは、プライマリを前記第1のゲートキーパーに設定し、セカンダリを前記第2のゲートキーパーに設定した第1のプライマリ/セカンダリ設定テーブルを有し、前記第2のエンドポイントは、プライマリを前記第2のゲートキーパーに設定し、セカンダリを前記第1のゲートキーパーに設定した第2のプライマリ/セカンダリ設定テーブルを有し、前記セカンダリに設定されたゲートキーパー(以下「セカンダリゲートキーパー」という。)および前記プライマリに設定されたゲートキーパー(以下「プライマリゲートキーパー」という。)は互いに状態を監視し、前記セカンダリゲートキーパーは、前記プライマリゲートキーパーでの障害を検出すると、前記プライマリゲートキーパーが通常時、サービスを提供するエンドポイントにサービスを提供する。したがって、各ゲートキーパーの空きリソースを有効活用して冗長構成を実現することができるため、複数(偶数)のエンドポイント群に対する冗長構成をより少ないゲートキーパーで実現することができる。
【0010】
また、本発明に係るゲートキーパー冗長化システムは、前記第1のエンドポイントおよび前記第2のエンドポイントは、前記プライマリゲートキーパーでの障害を検出すると、前記セカンダリゲートキーパーにレジストレーションを行う。
【0011】
また、本発明に係るゲートキーパー冗長化システムは、通常時、第1のエンドポイントに対してサービスを提供する第1のゲートキーパーと、通常時、第2のエンドポイントに対してサービスを提供し、前記第1のゲートキーパーの障害時、前記第1のエンドポイントに対してサービスを提供する第2のゲートキーパーと、通常時、第3のエンドポイントに対してサービスを提供し、前記第2のゲートキーパーの障害時、前記第2のエンドポイントに対してサービスを提供する第3のゲートキーパーと、を備え、前記第1のゲートキーパーは、前記第3のゲートキーパーの障害時、前記第3のエンドポイントに対してサービスを提供する、H.323勧告に準拠したゲートキーパー冗長化システムであって、前記第1のゲートキーパーは、前記第1のエンドポイントと前記第1のゲートキーパーとを対応付け、前記第3のエンドポイントと前記第3のゲートキーパーとを対応付けた第1の対応設定テーブルを有し、前記第2のゲートキーパーは、前記第2のエンドポイントと前記第2のゲートキーパーとを対応付け、前記第1のエンドポイントと前記第1のゲートキーパーとを対応付けた第2の対応設定テーブルを有し、前記第3のゲートキーパーは、前記第3のエンドポイントと前記第3のゲートキーパーとを対応付け、前記第2のエンドポイントと前記第2のゲートキーパーとを対応付けた第3の対応設定テーブルを有し、前記第1のエンドポイントは、プライマリを前記第1のゲートキーパーに設定し、セカンダリを前記第2のゲートキーパーに設定した第1のプライマリ/セカンダリ設定テーブルを有し、前記第2のエンドポイントは、プライマリを前記第2のゲートキーパーに設定し、セカンダリを前記第3のゲートキーパーに設定した第2のプライマリ/セカンダリ設定テーブルを有し、前記第3のエンドポイントは、プライマリを前記第3のゲートキーパーに設定し、セカンダリを前記第1のゲートキーパーに設定した第3のプライマリ/セカンダリ設定テーブルを有し、前記セカンダリに設定されたゲートキーパー(以下「セカンダリゲートキーパー」という。)および前記プライマリに設定されたゲートキーパー(以下「プライマリゲートキーパー」という。)は互いに状態を監視し、前記セカンダリゲートキーパーは、前記プライマリゲートキーパーでの障害を検出すると、前記プライマリゲートキーパーが通常時、サービスを提供するエンドポイントにサービスを提供する。したがって、ゲートキーパー3台での冗長構成を実現することができ、各ゲートキーパーの空きリソースを有効活用して冗長構成を実現することができる。また、複数(奇数)のエンドポイント群に対する冗長構成をより少ないゲートキーパーで実現することができる。
【0012】
また、本発明に係るゲートキーパー冗長化システムは、前記第1のエンドポイント、前記第2のエンドポイントおよび前記第3のエンドポイントは、前記プライマリゲートキーパーでの障害を検出すると、前記セカンダリゲートキーパーにレジストレーションを行う。
【0013】
また、本発明に係るゲートキーパー冗長化システムは、前記第2のゲートキーパーは、前記第2のゲートキーパーと通信可能に接続された記憶手段から前記対応設定テーブルを読み出す。
【0014】
また、本発明に係るゲートキーパー冗長化システムは、前記第2のゲートキーパーは、前記対応設定テーブルを記憶した取り外し可能な記憶手段を有する。
【0015】
さらに、本発明に係るゲートキーパー冗長化システムは、プライマリゲートキーパーが障害状態から復旧して通常状態に戻ると、セカンダリゲートキーパーが当該状態を検出し、前記セカンダリゲートキーパーが障害時に限ってサービスを行ってきたエンドポイントへのサービスを停止する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るゲートキーパー冗長化システムの実施の形態について、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施形態〕、〔第3の実施形態〕、〔第4の実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明する。これらの実施形態に係るゲートキーパー冗長化システムは、インターネット等のIPネットワーク上で音声や映像、データの通信等を行うためのH.323勧告(以下、単に「H.323」という。)に準拠した端末または装置から構成されたシステムであって、IP電話システムを例に説明する。但し、IP電話システムの他にもマルチメディア会議システム等にも適用可能である。
【0017】
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係るゲートキーパー冗長化システムを示す構成図および各テーブルの説明図である。同図(a)に示すように、本実施形態のゲートキーパー冗長化システムは、エンドポイント101と、特許請求の範囲の第1のゲートキーパーに該当するゲートキーパー103Aと、第2のゲートキーパーに該当するゲートキーパー103Bとを備えて構成されており、これらの構成要素はLAN105によって接続されている。
【0018】
以下、本実施形態のゲートキーパー冗長化システムが有する各構成要素について説明する。
まず、エンドポイント101は、H.323のシーケンスで通信を行うIP電話機やゲートウェイ装置等であり、各エンドポイントには電話番号またはIPアドレス等の各端末を識別可能な情報が割り当てられている。また、ゲートキーパー103Aは呼制御を行う装置であり、プライマリに設定されている。また、ゲートキーパー103Bも呼制御を行う装置であり、セカンダリに設定されている。ここで、「プライマリ」はエンドポイント101に対して通常時にサービスを提供する装置に対して設定され、「セカンダリ」はプライマリの障害時にサービスを提供する装置に対して設定されている。なお、本実施形態では、ゲートキーパー103Bをプライマリに設定しているエンドポイントは存在しない。
【0019】
ゲートキーパー103A,103Bには、図1(b)に一例を示した特許請求の範囲の対応設定テーブルに該当する「加入者テーブル」が記憶されている。当該加入者テーブルには、ゲートキーパー103Aをプライマリとして設定された各エンドポイント101の識別情報(例えば電話番号)が記憶されている。
【0020】
また、各エンドポイント101には、図1(c)に一例を示した特許請求の範囲のプライマリ/セカンダリ設定テーブルに該当する「プライマリ/セカンダリテーブル」が記憶されている。同図(c)に示す本実施形態のプライマリ/セカンダリテーブルには、エンドポイント101に対して、プライマリに設定されたゲートキーパー103Aとセカンダリに設定されたゲートキーパー103Bが割り当てられている。なお、エンドポイント101に記憶されているプライマリ/セカンダリテーブルは、エンドポイント101がゲートキーパー103Aに対してレジストレーションを行った際にゲートキーパー103Aから送られた情報に基づいて設定されている。ゲートキーパー103A,103Bの識別情報としてはIPアドレスが用いられる。
【0021】
上記レジストレーションの流れについて、図2を参照して簡単に説明する。同図に示すように、エンドポイント101は、ゲートキーパーに対してユニキャスト(マルチキャストでも良い。)でGRQ信号を送信する。当該GRQ信号とは、利用可能なゲートキーパーを発見するための信号である。本実施形態の場合、通常時にGRQ信号を受信したゲートキーパー103Aはエンドポイント101に対してGCF信号を送る。当該GCF信号には、プライマリ/セカンダリテーブルの元となる情報が含まれている。次に、エンドポイント101がゲートキーパー103AにRRQ信号を送ると、ゲートキーパー103AはRRQ信号に応じたRCF信号をエンドポイント101に送る。
【0022】
このようにして、エンドポイント101のゲートキーパー103Aに対するレジストレーションが完了し、エンドポイント101とゲートキーパー103Aとの間でH.323のシーケンスで通信が可能となる。なお、エンドポイント101はRRQ信号を定期的にゲートキーパー103Aに送ることによって、ゲートキーパー103Aで発生した障害を検出することができる。ゲートキーパー103Aで障害が発生したときには、RRQ信号に対するRCF信号を送ることができないからである。
【0023】
本実施形態では、エンドポイント101のセカンダリに設定されているゲートキーパー103Bはゲートキーパー103Aの状態を死活監視(以下、単に「監視」という。)しており、ゲートキーパー103Aに障害(ダウン等)が発生するとゲートキーパー103Bはこれを検出する。このとき、ゲートキーパー103Bは、プライマリに設定されている障害状態のゲートキーパー103Aに代わってエンドポイント101へのサービスの提供を行う。
【0024】
一方、エンドポイント101は、図3に示すように、プライマリであるゲートキーパー103Aに対して定期的にRRQ信号を送り、ゲートキーパー103AからRCF信号が送られてこなければゲートキーパー103Aで障害が発生したと判断する。このとき、エンドポイント101は、図1(c)に示したプライマリ/セカンダリテーブルを参照して、セカンダリに設定されているゲートキーパー103Bに対してレジストレーションを行う。なお、ゲートキーパー103Bに対するレジストレーションも、図2で説明したゲートキーパー103Aに対するレジストレーションの方法によって行われる。
【0025】
また、ゲートキーパー103Bは、ゲートキーパー103Aが障害状態から復旧して通常状態に戻ると、サービスを提供しているエンドポイント101を追い出してゲートキーパー103Aに戻す、いわゆる切り戻しを行っている。以下、当該切り戻しの流れについて、図4を参照して説明する。同図に示すように、ゲートキーパー103Bはゲートキーパー103Aを監視しており、ゲートキーパー103Aが障害状態から復旧するとこれを検出して、それまでサービスを提供していたエンドポイント101のレジストレーションを強制的に解除するためのURQ信号を送る。エンドポイント101は当該URQ信号に対するUCF信号をゲートキーパー103Bに送った後、ゲートキーパー103Aに対してレジストレーションを行う。なお、URQ信号の送出タイミングは自動であっても手動であっても構わない。
【0026】
以上説明したように、本実施形態のH.323に準拠したゲートキーパー冗長化システムは、エンドポイント101に対して2つのゲートキーパー103A,103Bを備え、セカンダリに設定されたゲートキーパー103Bはプライマリに設定されたゲートキーパー103Aを監視して、ゲートキーパー103Aでの障害発生を検出すると、ゲートキーパー103Aの代わりにエンドポイント101に対してサービスを提供している。また、ゲートキーパー103Bが障害状態から復旧すると、エンドポイント101はゲートキーパー103Aに切り戻される。したがって、H.323に準拠したシステムにおいて、高い信頼性を実現する冗長構造のゲートキーパー冗長化システムを提供することができる。
【0027】
なお、プライマリに設定されたゲートキーパー103Aが障害状態でなくても、ゲートキーパー103Aとエンドポイント101との間に障害が発生すれば、ゲートキーパー103Bはエンドポイント101からのレジストレーションを受け付ける。ゲートキーパー103Bは、ゲートキーパー103Aが正常状態であれば定期的にURQ信号によってエンドポイント101を追い出す。当該仕組みは、以下の実施形態でも同様である。
【0028】
〔第2の実施形態〕
図5は、本発明の第2の実施形態に係るゲートキーパー冗長化システムを示す構成図および各テーブルの説明図である。同図(a)に示すように、本実施形態のゲートキーパー冗長化システムは、特許請求の範囲の第1のエンドポイントまたは第2のエンドポイントに該当するエンドポイント201A,201Bと、第1のゲートキーパーに該当するゲートキーパー203Aと、第2のゲートキーパーに該当するゲートキーパー203Bとを備えて構成されており、これらの構成要素はLAN205によって接続されている。
【0029】
以下、本実施形態のゲートキーパー冗長化システムが有する各構成要素について説明する。
まず、エンドポイント201A,201Bは、第1の実施形態と同様、H.323のシーケンスで通信を行うIP電話機やゲートウェイ装置等であり、各エンドポイントには電話番号またはIPアドレス等の各端末を識別可能な情報が割り当てられている。但し、エンドポイント201A,201Bはそれぞれ異なるグループに属する。
【0030】
また、ゲートキーパー203Aは呼制御を行う装置であり、エンドポイント201Aにとってのプライマリ、エンドポイント201Bにとってのセカンダリに設定されている。また、ゲートキーパー203Bも呼制御を行う装置であり、エンドポイント201Bにとってのプライマリ、エンドポイント201Aにとってのセカンダリに設定されている。
【0031】
ゲートキーパー203A,203Bには、図5(b)に一例を示した特許請求の範囲の対応設定テーブルに該当する「加入者テーブル」が記憶されている。当該加入者テーブルには、ゲートキーパー203Aをプライマリとして設定された各エンドポイント201Aの識別情報(例えば電話番号)およびゲートキーパー203Bをプライマリとして設定された各エンドポイント201Bの識別情報が記憶されている。なお、ゲートキーパー203A(203B)が記憶する加入者テーブルはエンドポイント201B(201A)の一部を除いた加入者テーブルとしても良い。この場合、除かれたエンドポイントに対しては、プライマリに設定されたゲートキーパーに障害が発生すると加入者テーブルに登録されていないため通話を行うことができない。
【0032】
また、各エンドポイント201A,201Bには、図5(c)に一例を示した「プライマリ/セカンダリテーブル」の内、該当する情報が記憶されている。なお、前記該当する情報が、特許請求の範囲の第1のプライマリ/セカンダリ設定テーブルまたは第2のプライマリ/セカンダリ設定テーブルに該当する。図5(c)に示す本実施形態のプライマリ/セカンダリテーブルには、エンドポイント201Aに対して、プライマリに設定されたゲートキーパー203Aとセカンダリに設定されたゲートキーパー203Bが割り当てられ、エンドポイント201Bに対して、プライマリに設定されたゲートキーパー203Bとセカンダリに設定されたゲートキーパー203Aが割り当てられている。
【0033】
また、本実施形態では、ゲートキーパー203Aはゲートキーパー203Bの状態を、ゲートキーパー203Bはゲートキーパー203Aの状態を監視しており、プライマリに設定されている監視対象のゲートキーパーに障害が発生すると、セカンダリに設定されている監視する側のゲートキーパーはこれを検出する。そして、セカンダリに設定されているゲートキーパーは、プライマリに設定されているゲートキーパーの障害時には、当該ゲートキーパーに代わってエンドポイントへのサービスの提供を行う。
【0034】
例えば、エンドポイント201Bのセカンダリに設定されているゲートキーパー203Aはゲートキーパー203Bを監視しており、ゲートキーパー203Bに障害が発生すると、ゲートキーパー203Aがこれを検出する。そして、ゲートキーパー203Aは、プライマリに設定されている障害状態のゲートキーパー203Bに代わってエンドポイント201Bへのサービスの提供を行う。
【0035】
上記以外の事項は第1の実施形態で説明した事項と略同様であるため、説明を省略する。但し、レジストレーションの際のGRQ信号はマルチキャスト(ユニキャストでも良い。)で送られる。
【0036】
以上説明したように、本実施形態のH.323に準拠したゲートキーパー冗長化システムによれば、各ゲートキーパー203A,203Bの空きリソースを有効活用して冗長構成を実現することができるため、複数(偶数)のエンドポイント群に対する冗長構成を第1の実施形態よりも少ないゲートキーパーで実現することができる。例えば、本実施形態の冗長化を第1の実施形態のゲートキーパー冗長化システムで実現しようとすると計4台のゲートキーパーが必要になるが、本実施形態では2台で実現することができる。
【0037】
また、本実施形態によれば、各ゲートキーパーは障害時におけるバックアップのために必ず空きリソースを有しているため、負荷分散が図られると共に、第1の実施形態よりも呼のトラフィック条件(呼の発生条件)が厳しいユーザに適用することもできる。この結果、リソースを全て活用するときと比較して、呼発信に対する反応速度等を速めることができる。なお、空きリソースとは、2000端末に対してサービス提供可能なゲートキーパーが最大1000端末分の処理を行うよう設定されている場合に、残りの1000端末分のリソースが利用されないといった意味である。
【0038】
〔第3の実施形態〕
図6は、本発明の第3の実施形態に係るゲートキーパー冗長化システムを示す構成図である。同図に示すように、本実施形態のゲートキーパー冗長化システムの構成は、ゲートキーパーが3台(ゲートキーパー303A,303B,303C)設けられ、各ゲートキーパーに異なるグループのエンドポイント301A,301B,301Cが属する以外は第2の実施形態のゲートキーパー冗長化システムと略同様である。なお、エンドポイント301A,301B,301Cは特許請求の範囲の第1のエンドポイント、第2のエンドポイントまたは第3のエンドポイントに該当し、ゲートキーパー303A,303B,303Cは第1のゲートキーパー、第2のゲートキーパーまたは第3のゲートキーパーに該当する。
【0039】
本実施形態では、ゲートキーパー303Aはエンドポイント301Aにとってのプライマリ、エンドポイント301Cにとってのセカンダリに設定されており、ゲートキーパー303Bはエンドポイント301Bにとってのプライマリ、エンドポイント301Aにとってのセカンダリに設定されており、ゲートキーパー303Cはエンドポイント301Cにとってのプライマリ、エンドポイント301Bにとってのセカンダリに設定されている。
【0040】
また、各ゲートキーパー303A,303B,303Cにはそれぞれ異なる加入者テーブルが記憶されており、図7にその一例を示す。同図(a)はゲートキーパー303Aに記憶されている加入者テーブルであり、同図(b)はゲートキーパー303Bに記憶されている加入者テーブルであり、同図(c)はゲートキーパー303Cに記憶されている加入者テーブルである。これらの加入者テーブルには、プライマリに設定されたゲートキーパーが通常時にサービスを提供する各エンドポイントの識別情報およびセカンダリに設定されたゲートキーパーが障害時にサービスを提供する各エンドポイントの識別情報が記憶されている。なお、各加入者テーブルは、特許請求の範囲の第1の対応設定テーブル、第2の対応設定テーブルまたは第3の対応設定テーブルに該当する。
【0041】
また、各エンドポイント301A,301B,301Cには、図8に一例を示した「プライマリ/セカンダリテーブル」の内、該当する情報が記憶されている。なお、前記該当する情報が、特許請求の範囲の第1のプライマリ/セカンダリ設定テーブル、第2のプライマリ/セカンダリ設定テーブルまたは第3のプライマリ/セカンダリ設定テーブルに該当する。図8に示す本実施形態のプライマリ/セカンダリテーブルには、エンドポイント301Aに対して、プライマリに設定されたゲートキーパー303Aとセカンダリに設定されたゲートキーパー303Bが割り当てられ、エンドポイント301Bに対して、プライマリに設定されたゲートキーパー303Bとセカンダリに設定されたゲートキーパー303Cが割り当てられ、エンドポイント301Cに対して、プライマリに設定されたゲートキーパー303Cとセカンダリに設定されたゲートキーパー303Aが割り当てられている。
【0042】
また、各ゲートキーパー303A,303B,303Cには、図9に示すバックアップ設定テーブルが記憶されている。同図に示すように、当該テーブルには、各ゲートキーパーに対してバックアップを行うゲートキーパーが対応付けられている。当該テーブルから、例えば、ゲートキーパー303Aはゲートキーパー303Cをバックアップすることが分かる。
【0043】
また、本実施形態では、ゲートキーパー303Aはゲートキーパー303Cの状態を、ゲートキーパー303Bはゲートキーパー303Aの状態を、ゲートキーパー303Cはゲートキーパー303Bの状態を監視しており、プライマリに設定されている監視対象のゲートキーパーに障害が発生すると、セカンダリに設定されている監視する側のゲートキーパーはこれを検出する。そして、セカンダリに設定されているゲートキーパーは、プライマリに設定されているゲートキーパーの障害時には、当該ゲートキーパーに代わってエンドポイントへのサービスの提供を行う。
【0044】
以上説明したように、本実施形態のH.323に準拠したゲートキーパー冗長化システムによれば、ゲートキーパー3台での冗長構成を実現することができ、第2の実施形態と同様に、各ゲートキーパー303A,303B,303Cの空きリソースを有効活用して冗長構成を実現することができる。また、複数(奇数)のエンドポイント群に対する冗長構成を第1の実施形態よりも少ないゲートキーパーで実現することができる。例えば、本実施形態の冗長化を第1の実施形態のゲートキーパー冗長化システムで実現しようとすると計6台のゲートキーパーが必要になるが、本実施形態では3台で実現することができる。
【0045】
〔第4の実施形態〕
図10は、本発明の第4の実施形態に係るゲートキーパー冗長化システムを示す構成図である。同図に示すように、本実施形態のゲートキーパー冗長化システムは、エンドポイント401A,401Bと、ゲートキーパー403A,403Bと、バックアップ用ゲートキーパー403Cとを備えて構成されており、これらの構成要素はLAN405によって接続されている。なお、エンドポイント401A,401Bはそれぞれ異なるグループに属する。
【0046】
本実施形態では、ゲートキーパー403Aはエンドポイント401Aにとってのプライマリに設定されており、ゲートキーパー403Bはエンドポイント401Bにとってのプライマリに設定されている。また、エンドポイント401A,401Bにとってのセカンダリは、バックアップ用ゲートキーパー(以下、単に「ゲートキーパー」という。)403Cに設定されている。
【0047】
ゲートキーパー403Aには図11(a)に一例を示した加入者テーブルAが記憶されており、ゲートキーパー403Bには図11(b)に一例を示した加入者テーブルBが記憶されており、ゲートキーパー403Cには図11(c)に一例を示した加入者テーブルCが記憶されている。加入者テーブルAには、ゲートキーパー403Aをプライマリとして設定された各エンドポイント401Aの識別情報が記憶されており、加入者テーブルBには、ゲートキーパー403Bをプライマリとして設定された各エンドポイント401Bの識別情報が記憶されており、加入者テーブルCには、ゲートキーパー403A,403Bをプライマリとして設定し、ゲートキーパー403Cをセカンダリとして設定された各エンドポイント401A,Bの識別情報が記憶されている。
【0048】
また、各エンドポイント401A,401Bには、図12に一例を示したプライマリ/セカンダリテーブルの内、該当する情報が記憶されている。同図に示す本実施形態のプライマリ/セカンダリテーブルには、エンドポイント401Aに対して、プライマリに設定されたゲートキーパー403Aとセカンダリに設定されたゲートキーパー403Cが割り当てられ、エンドポイント401Bに対して、プライマリに設定されたゲートキーパー403Bとセカンダリに設定されたゲートキーパー403Cが割り当てられている。
【0049】
また、各ゲートキーパー403A,403B,403Cには、図13に示すバックアップ設定テーブルが記憶されている。同図に示すように、当該テーブルには、各ゲートキーパーに対してバックアップを行うゲートキーパーが対応付けられている。当該テーブルから、ゲートキーパー403Cはゲートキーパー403A,403Bをバックアップすることが分かる。
【0050】
また、本実施形態では、ゲートキーパー403Cはゲートキーパー403A,403Bの状態を監視しており、プライマリに設定されている監視対象のゲートキーパー403A,403Bに障害が発生すると、セカンダリに設定されている監視する側のゲートキーパー403Cはこれを検出する。そして、ゲートキーパー403Cは、プライマリに設定されているゲートキーパー403A,403Bの障害時には、当該ゲートキーパーに代わってエンドポイント401A,401Bへのサービスの提供を行う。なお、ゲートキーパー403A,403Bが障害状態から復旧すると、エンドポイント401A,401Bは第1の実施形態と同様にゲートキーパー403A,403Bに切り戻される。
【0051】
以上説明したように、本実施形態のH.323に準拠したゲートキーパー冗長化システムによれば、バックアップ用ゲートキーパー403Cを備え、当該ゲートキーパー403Cがゲートキーパー403A,403Bを監視して、ゲートキーパー403A,403Bでの障害発生を検出すると、ゲートキーパー403A,403Bの代わりにエンドポイント401A,401Bに対してサービスを提供している。したがって、H.323に準拠したシステムにおいて、高い信頼性を実現する冗長構造のゲートキーパー冗長化システムを提供することができる。
【0052】
なお、本実施形態では、ゲートキーパー403Cが図11(c)に示した加入者テーブルCを記憶しているが、当該加入者テーブルCは、メモリカード等の取り外し可能な記録媒体に記憶する形態であっても良く、さらには、ゲートキーパー403Cとネットワークで接続されたパーソナルコンピュータ等に記憶されていても良い。
【0053】
以上説明した実施形態において、4つ以上の偶数のエンドポイント群を扱うゲートキーパー冗長化システムは、第2または第4の実施形態に係るゲートキーパー冗長化システムを複数組み合わせて構築することができる。また、5つ以上の奇数のエンドポイント群を扱うゲートキーパー冗長化システムは、第2または第4の実施形態に係るゲートキーパー冗長化システムと第3の実施形態に係るゲートキーパー冗長化システムとを組み合わせて構築することができる。
【0054】
また、セカンダリに設定されたゲートキーパーへの切り替えは、プライマリに設定されたゲートキーパーでの障害発生を検出したときと説明しているが、メンテナンス等のときのために、強制的にセカンダリゲートキーパーに切り替えても良い。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るゲートキーパー冗長化システムによれば、H.323に準拠したシステムにおいて、高い信頼性を実現する冗長構造のゲートキーパー冗長化システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るゲートキーパー冗長化システムを示す構成図、並びに、加入者テーブルおよびプライマリ/セカンダリテーブルの説明図
【図2】通常時のレジストレーションの流れについて説明するシーケンスチャート
【図3】障害時のレジストレーションの流れについて説明するシーケンスチャート
【図4】切り戻しの流れについて説明するシーケンスチャート
【図5】本発明の第2の実施形態に係るゲートキーパー冗長化システムを示す構成図、並びに、加入者テーブルおよびプライマリ/セカンダリテーブルの説明図
【図6】本発明の第3の実施形態に係るゲートキーパー冗長化システムを示す構成図
【図7】第3の実施形態の加入者テーブルを示す説明図
【図8】第3の実施形態のプライマリ/セカンダリテーブルを示す説明図
【図9】第3の実施形態のバックアップ設定テーブルを示す説明図
【図10】本発明の第4の実施形態に係るゲートキーパー冗長化システムを示す構成図
【図11】第4の実施形態の加入者テーブルを示す説明図
【図12】第4の実施形態のプライマリ/セカンダリテーブルを示す説明図
【図13】第4の実施形態のバックアップ設定テーブルを示す説明図
【図14】従来のIP電話システムを示す構成図
【符号の説明】
101,201A,201B,301A,301B,301C,401A,401B エンドポイント
103A,103B,203A,203B,303A,303B,303C,403A,403B ゲートキーパー
403C バックアップ用ゲートキーパー
105,205,305,405 LAN
Claims (9)
- 通常時、エンドポイントに対してサービスを提供する第1のゲートキーパーと、
前記第1のゲートキーパーの障害時または前記第1のゲートキーパーと前記エンドポイントとの間の障害時、前記エンドポイントに対してサービスを提供する第2のゲートキーパーと、を備えたH.323勧告に準拠したゲートキーパー冗長化システムであって、
前記第1のゲートキーパーおよび前記第2のゲートキーパーは、前記エンドポイントと前記第1のゲートキーパーとを対応付けた対応設定テーブルを有し、
前記エンドポイントは、プライマリを前記第1のゲートキーパーに設定し、セカンダリを前記第2のゲートキーパーに設定したプライマリ/セカンダリ設定テーブルを有し、
前記第2のゲートキーパーは、前記第1のゲートキーパーの状態を監視し、当該第1のゲートキーパーでの障害または前記第1のゲートキーパーと前記エンドポイントとの間の障害を検出すると、前記対応設定テーブルに設定されているエンドポイントへのサービスを提供することを特徴とするゲートキーパー冗長化システム。 - 前記エンドポイントは、
前記第1のゲートキーパーでの障害または前記第1のゲートキーパーと前記エンドポイントとの間の障害を検出すると、前記第2のゲートキーパーにレジストレーションを行うことを特徴とする請求項1記載のゲートキーパー冗長化システム。 - 通常時、第1のエンドポイントに対してサービスを提供する第1のゲートキーパーと、
通常時、第2のエンドポイントに対してサービスを提供し、前記第1のゲートキーパーの障害時または前記第1のゲートキーパーと前記エンドポイントとの間の障害時、前記第1のエンドポイントに対してサービスを提供する第2のゲートキーパーと、を備え、
前記第1のゲートキーパーは、前記第2のゲートキーパーの障害時または前記第2のゲートキーパーと前記エンドポイントとの間の障害時、前記第2のエンドポイントに対してサービスを提供する、H.323勧告に準拠したゲートキーパー冗長化システムであって、
前記第1のゲートキーパーおよび前記第2のゲートキーパーは、前記第1のエンドポイントと前記第1のゲートキーパーとを対応付け、前記第2のエンドポイントと前記第2のゲートキーパーとを対応付けた対応設定テーブルを有し、
前記第1のエンドポイントは、プライマリを前記第1のゲートキーパーに設定し、セカンダリを前記第2のゲートキーパーに設定した第1のプライマリ/セカンダリ設定テーブルを有し、
前記第2のエンドポイントは、プライマリを前記第2のゲートキーパーに設定し、セカンダリを前記第1のゲートキーパーに設定した第2のプライマリ/セカンダリ設定テーブルを有し、
前記セカンダリに設定されたゲートキーパー(以下「セカンダリゲートキーパー」という。)および前記プライマリに設定されたゲートキーパー(以下「プライマリゲートキーパー」という。)は互いに状態を監視し、前記セカンダリゲートキーパーは、前記プライマリゲートキーパーでの障害または前記プライマリゲートキーパーまでの経路中の障害を検出すると、前記プライマリゲートキーパーが通常時、サービスを提供するエンドポイントにサービスを提供することを特徴とするゲートキーパー冗長化システム。 - 前記第1のエンドポイントおよび前記第2のエンドポイントは、
前記プライマリゲートキーパーでの障害または前記プライマリゲートキーパーまでの経路中の障害を検出すると、前記セカンダリゲートキーパーにレジストレーションを行うことを特徴とする請求項3記載のゲートキーパー冗長化システム。 - 通常時、第1のエンドポイントに対してサービスを提供する第1のゲートキーパーと、
通常時、第2のエンドポイントに対してサービスを提供し、前記第1のゲートキーパーの障害時または前記第1のゲートキーパーと前記第1のエンドポイントとの間の障害時、前記第1のエンドポイントに対してサービスを提供する第2のゲートキーパーと、
通常時、第3のエンドポイントに対してサービスを提供し、前記第2のゲートキーパーの障害時または前記第2のゲートキーパーと前記第2のエンドポイントとの間の障害時、前記第2のエンドポイントに対してサービスを提供する第3のゲートキーパーと、を備え、
前記第1のゲートキーパーは、前記第3のゲートキーパーの障害時または第3のゲートキーパーと前記第3のエンドポイントとの間の障害時、前記第3のエンドポイントに対してサービスを提供する、H.323勧告に準拠したゲートキーパー冗長化システムであって、
前記第1のゲートキーパーは、前記第1のエンドポイントと前記第1のゲートキーパーとを対応付け、前記第3のエンドポイントと前記第3のゲートキーパーとを対応付けた第1の対応設定テーブルを有し、
前記第2のゲートキーパーは、前記第2のエンドポイントと前記第2のゲートキーパーとを対応付け、前記第1のエンドポイントと前記第1のゲートキーパーとを対応付けた第2の対応設定テーブルを有し、
前記第3のゲートキーパーは、前記第3のエンドポイントと前記第3のゲートキーパーとを対応付け、前記第2のエンドポイントと前記第2のゲートキーパーとを対応付けた第3の対応設定テーブルを有し、
前記第1のエンドポイントは、プライマリを前記第1のゲートキーパーに設定し、セカンダリを前記第2のゲートキーパーに設定した第1のプライマリ/セカンダリ設定テーブルを有し、
前記第2のエンドポイントは、プライマリを前記第2のゲートキーパーに設定し、セカンダリを前記第3のゲートキーパーに設定した第2のプライマリ/セカンダリ設定テーブルを有し、
前記第3のエンドポイントは、プライマリを前記第3のゲートキーパーに設定し、セカンダリを前記第1のゲートキーパーに設定した第3のプライマリ/セカンダリ設定テーブルを有し、
前記セカンダリに設定されたゲートキーパー(以下「セカンダリゲートキーパー」という。)および前記プライマリに設定されたゲートキーパー(以下「プライマリゲートキーパー」という。)は互いに状態を監視し、前記セカンダリゲートキーパーは、前記プライマリゲートキーパーでの障害または前記プライマリゲートキーパーまでの経路中の障害を検出すると、前記プライマリゲートキーパーが通常時、サービスを提供するエンドポイントにサービスを提供することを特徴とするゲートキーパー冗長化システム。 - 前記第1のエンドポイント、前記第2のエンドポイントおよび前記第3のエンドポイントは、
前記プライマリゲートキーパーでの障害または前記プライマリゲートキーパーまでの経路中の障害を検出すると、前記セカンダリゲートキーパーにレジストレーションを行うことを特徴とする請求項5記載のゲートキーパー冗長化システム。 - 前記第2のゲートキーパーは、前記第2のゲートキーパーと通信可能に接続された記憶手段から前記対応設定テーブルを読み出すことを特徴とする請求項1または2記載のゲートキーパー冗長化システム。
- 前記第2のゲートキーパーは、前記対応設定テーブルを記憶した取り外し可能な記憶手段を有することを特徴とする請求項1または2記載のゲートキーパー冗長化システム。
- プライマリゲートキーパーが障害状態から復旧して通常状態に戻ると、
セカンダリゲートキーパーが当該状態を検出し、前記セカンダリゲートキーパーが障害時に限ってサービスを行ってきたエンドポイントへのサービスを停止することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載のゲートキーパー冗長化システム。
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