JP2003078567A - 分散配置型高信頼通信システムおよびその制御装置、ならびに障害検知方法とそのプログラムと記録媒体 - Google Patents

分散配置型高信頼通信システムおよびその制御装置、ならびに障害検知方法とそのプログラムと記録媒体

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JP2003078567A
JP2003078567A JP2001269003A JP2001269003A JP2003078567A JP 2003078567 A JP2003078567 A JP 2003078567A JP 2001269003 A JP2001269003 A JP 2001269003A JP 2001269003 A JP2001269003 A JP 2001269003A JP 2003078567 A JP2003078567 A JP 2003078567A
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JP2001269003A
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Shoji Kimura
正二 木村
Kiyoshi Ueda
清志 上田
Hiroshi Sunaga
宏 須永
Shigehisa Sano
滋久 佐野
Mitsuyasu Ogawa
光康 小川
Hiroshi Ooiwane
浩 大岩根
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Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】呼制御系/被制御系装置の分離構成において、
障害発生時の障害発生箇所の特定、および障害発生時の
呼処理停止を防止することができるようにする。 【解決手段】呼制御系装置1と被制御系装置10,11
間の信号送受信状態を管理し、ヘルスチェック信号13
もしくは呼処理信号12の送受信が行えなくなった場合
に、障害箇所が呼制御系装置1側にあるのか、被制御系
装置10,11側にあるのかで障害箇所の特定を行い、
同一呼制御系装置1が複数の被制御系装置10,11を
制御している場合、他の被制御系装置との信号送受信状
態を確認することで、切り分けを行うが、呼制御系装置
が1つの被制御系装置のみを制御している場合、ネット
ワークインタフェース装置3,4,5に設定されるアド
レスをシステム自律で変更して、用いるネットワークイ
ンタフェース装置を変えて再度ヘルスチェック13送信
を行うことで、障害箇所の特定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、呼制御系装置と被
制御系装置を分散配置した通信システムにおいて、障害
発生時の障害発生箇所の特定、および障害発生時の呼処
理停止を防止するサービス制御部(MGC)の冗長構成
制御が可能な通信システムおよびその制御装置、ならび
に障害検知方法とそのプログラムと記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットや移動体通信を始
めとして、通信サービスの需要構造は大きく変化してお
り、MSF(Multiservice Switching Forum)等の次世
代通信網の標準化組織では、このような変化に対応した
通信網の構成について活発に論議を行っている。MSF
が目指すものは、サービスプロバイダーがベンダーの異
なる機器を使用してマルチサービスネットワークを構築
できるような規格である。MSFでは、マルチサービス
サポートの標準化を図ることで、ATMデータから高速
IPトラフィックに至る各種のサービスに対応した通信
事業者のネットワーク構築が、加速されることに期待を
かけている。
【0003】この通信網構成は、サービス・メディアに
依存する部分であるメディア制御部(Media Gateway(M
G))と、そのメディア制御部をコントロールするサー
ビス制御部(MG Controller(MGC))とを分散するこ
とに特質がある。既存の電気通信システムの交換機に対
応させて言えば、MGCは呼処理機能部を担い、MGは
通話路機能部を担う。MGC/MG間には、MEGAC
Oプロトコル(ITU−T Rec.H.248)を用
いている。現在、上記の通信網構成を実現するMG,M
GCは、国内外のベンダーにおいて製品化が進められて
いるところである。
【0004】MG/MGCは、双方とも故障時の信頼性
を考慮して冗長構成を採用することが可能であり、MG
/MGC間はIP網を介して結合される。この際に、M
G/MGCは、IPアドレスにより互いを認識する。冗
長構成採用時には、MG/MGCの双方が相手装置の運
用系を常に把握している。IPアドレスは、MG/MG
C内に装備されるネットワークインタフェース装置(N
IC)において設定されるが、従来の方式では、それぞ
れのNICに設定されるアドレスは一意に固定されてお
り、かつシステム運用開始時点で予め設定されており、
運用中に変更することはない。また、NICは、全て運
用状態にあるACT装置として装備されている。MGC
の冗長構成方法については、MGはMGCのNICを論
理的なMGCと認識するため、1台のMGCが複数のN
ICを備えることにより、MGに対するMGCの冗長構
成モデルを実現する。
【0005】MGC側の要因(部分的な障害、保守者介
在のメンテナンス)により、制御対象のMGへ必要な信
号送信が不可となる場合、送信ができなくなる前に、M
GへService Change(HandOff)
信号でMGC切り替え発生を通知しなければならないこ
とが、MEGACOプロトコルの規定により定められて
いる。この規定では、運用停止に遷移しようとするMG
Cから、どのMGCが運用を引き継ぐかをMGへ通知す
る役目を持っており、その運用を引き継ぐMGCのアド
レスが信号の中に含まれる。ここで、MGは対MGCと
の通信のセキュリティ保持上、制御元のMGC以外から
信号が送られても信号を受信しない仕組みをとってい
る。これは、MGが受信した信号のIPパケットの送信
元MGCのIPアドレスをチェックすることにより実現
している。従って、運用中のMGC以外から、このSe
rvice Change(HandOff)信号を受
け取ることはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このS
ervice Change(HandOff)信号
は、NIC障害時には、いかなる信号も送信不能となる
等、常にMGCから送信されるという保証はなく、MG
/MGC間のコネクションが保たれなくなる状況に陥る
ことが起こり得る。このような状況に陥った場合には、
MGC側の故障復旧を待つか、あるいはMGからの信号
送信を契機にMG側で送信不可を検出し、MGからのM
GC切り替え要求通知がMGCへ上げられるまで待つし
か方法がないため、それまではMGCからの呼処理要求
は一切行うことができず、呼処理停止時間を長引かせる
原因となっている。
【0007】また、MG側が故障した場合には、そのM
Gの持つ回線が閉塞されることから、MGCへ閉塞を知
らせるためのService Change(Grac
eful,Forced)通知を上げることが規定され
ている。その際に、冗長系のMGがその故障を検出し、
運用を引き継いだことをMGCへService Ch
ange(Failover)通知することも規定され
ている。しかしながら、MGの障害状態によっては、M
Gの閉塞がMGCへ通知されず、なおかつMG間の引継
ぎがMG側で行われない場合には、MGCはMGの故障
を検出する契機が遅れることになる。ひいては、MGC
側で使用中であると認識しているMG側での回線が、M
GCもしくは保守者へ通知されることなく故障(サイレ
ント故障)していることになり、課金方法によっては誤
課金を引き起こす原因にもなり得る。
【0008】そこで、本発明の目的は、これら従来の課
題を解決し、MGC/MG分離構成における通信システ
ムにおいて、MGC/MG間通信障害時の障害箇所の迅
速な特定と、MGC/MG障害時の呼処理停止時間の延
長化を防止することが可能な分散配置型高信頼通信シス
テムおよびその制御装置、ならびに障害検知方法とその
プログラムと記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の分散配置型高信頼通信システムの障害検知
方法は、MGC/MG運用状態管理機能部がMGC/M
G間の信号送受信状態を管理しており、ヘルスチェック
信号もしくは呼処理信号の送受信が不可である場合に、
障害箇所がMGC側にあるのか、MG側にあるのかの障
害箇所の特定を行う。同一MGCが複数のMGを制御し
ている場合には、他のMGとの信号送受信状態を確認す
ることで、切り分けが可能である。しかし、MGCが1
つのMGのみを制御しており、他のMGを制御していな
い場合には、その信号送受信状態が確認できないため、
障害箇所の特定が行えない。ここで、NICに設定され
るアドレスをシステム自律で変更して、用いるNICを
変えて再度ヘルスチェック送信を行うことで、障害箇所
の特定を可能とする。以上の手順により、MGC側のシ
ステム自律での障害の特定を行うことが可能となり、な
おかつMGC側のNIC障害時にはNICの切り替えを
行うことで、MG/MGC間の障害箇所の特定と呼処理
停止時間の短縮化を行うことができる。
【0010】このように、本発明では、MG/MGC間
の障害箇所の特定と呼処理停止時間の短縮化が図れるこ
とが最も重要な点である。前述のように、従来の技術で
は、MGCのアドレスはNICに設定され、そのアドレ
スは運用中において一意の固定値をとることを前提とし
ているが、本発明においては、NICに設定されるMG
Cのアドレスを運用中にオンラインでシステム自律で変
更可能とする点で、従来の技術とは異なる。MGCにお
いて装備されるNICは、運用装置に対して必ず予備装
置を1つ設ける形態の『N+1重化装置』として装備
し、常に予備系装置が装置故障発生時に故障装置から運
用を引き継げる状態としておく。
【0011】また、MGC/MGはそれぞれ冗長構成を
とるが、MGCにおいては、MGC/MG運用状態管理
機能部を有し、冗長構成のMGCのいれのMGCが運用
中であり、制御対象のMGはどのMGが運用中であるか
の対応関係を常に把握している。MGC/MG間におい
て、信号の送受信が行われていない状態で障害が発生し
ている場合、MGC/MGの双方で、その障害に気付く
ことが遅れるときがあり得るため、疎通状態を確認する
ために、一定周期のヘルスチェック信号をMGCからM
Gへ送信し、MGからの応答があることを確認する。以
上の機能を備えることにより、MGC/MG間通信障害
発生時には、NICのアドレスを変更することで、MG
Cの運用系を切り替え、障害箇所の特定を行うことがで
きるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
分散配置型高信頼通信システムの全体構成図である。図
1において、1はMGC装置、2はMGから認識する論
理的なMGC、3,4,5はMGCをIP網へ接続する
ためのネットワークインタフェース装置(NIC)、6
はNICを制御するためにMGCに実装されるNIC制
御機能部、7も同じくMGCに実装される呼処理機能
部、8はMGC/MG運用状態管理機能部、9はMGC
/MG間のIP網、10,11はMG装置であって、冗
長構成を形成しており、ここではMG群と呼ぶ。
【0013】図3は、図1におけるMGC/MG運用状
態管理機能部に設けられたMGC/MG運用状態管理テ
ーブルのデータ構成図である。本実施例におけるMGC
は、NIC#1〜#3の複数NICを同一プロセッサに
より制御する仕組みであって、それぞれのNICに別ア
ドレスを付与して、それぞれを論理的なMGCとしてい
る。ここでは、運用状態にあるMGC,MGを、それぞ
れMGC#1,MG#1とする。ただし、MGC#1は
他のMG群をも制御している。この際に、MGC/MG
運用状態管理機能部8においては、図3に示すMGC/
MG運用状態管理テーブルを備えている。図3のMGC
/MG運用状態管理テーブルでは、MGC#1につい
て、制御対象MG群毎にどのNICを運用系/予備系と
して用いており、制御対象MG群についても、どのMG
が運用系/予備系であるかを管理している。また、ここ
ではNIC、MGそれぞれのアドレスも管理している例
を示している。
【0014】図1において、太線は、IP網を介して送
受信される各信号を示しており、12は呼処理信号、1
3はヘルスチェック信号、14はMGC/MG間通信障
害通知信号、15はNIC3からNIC5に切り替えた
ときのヘルスチェック信号である。ヘルスチェック信号
13の送出は、システム運用開始時から常に動作させ
る。しかし、呼処理信号の送受信が行われている場合に
は、トラフィック増とならないために、ヘルスチェック
信号13の送出を控える。これにより、呼処理信号12
もしくはヘルスチェック信号13の送受信が不可となっ
た場合に、本発明の障害処理を即刻に作動させることが
可能である。
【0015】図2は、本発明の一実施例を示すMGC/
MG間通信障害発生時の障害箇所特定動作フローチャー
トである。呼処理信号12の送受信もしくはヘルスチェ
ック信号13の送受信が正常に行われなかった場合に
は、MGC/MG間通信障害通知14がNIC制御機能
部6からMGC/MG運用状態管理機能部8へ上げられ
る。このMGC/MG間通信障害通知14を契機に、M
GC/MG運用状態管理機能部8において、図2に示す
ような障害箇所特定処理が行われ、通信障害がMGC側
要因により発生しているのか、あるいはMG側要因であ
るのか、IP網側における要因であるのかが、判断され
る。
【0016】図2においては、先ず、MGC/MG間通
信障害が発生すると(ステップ101)、そのMGC/
MG間通信障害がMGC/MGの装置側で発生している
のか、あるいはその間にあるIP網で発生しているのか
の切り分けを行う(ステップ102)。MGC/MG運
用状態管理機能部8においては、全MGCについて対M
G群毎の通信状態を一括管理しているので、今回障害を
検出したMGC以外のMGCでの通信状態を確認し、全
MGCが通信を正常に行えているのか否かを確認する。
全MGC通信で障害が発生している場合には(ステップ
104)、IP網の障害である(ステップ105)。い
ずれかのMGCにおいて、対MG群との通信が正常に行
われていれば、IP網は正常であることが確認される
(ステップ103)。この場合には、次にMGC/MG
のどちらで障害が発生しているのかを特定する(ステッ
プ106)。
【0017】この場合には、通信障害を検出したMGC
が制御対象MG群を複数有しているか否かで、特定動作
が異なる。MGCが2つ以上のMGを制御している場合
には(ステップ107)、MGC/MG運用状態管理機
能部8においては、他MG群との通信状態も管理してい
るため、NIC#1を用いた通信が他のMG群に対して
正常に行えているか否かの確認が可能である(ステップ
109)。他MG群との通信が正常であれば(ステップ
111)、NIC#1が正常であると判断でき、MG側
の障害である可能性が高い(ステップ114)。この場
合には、MGはサイレント故障が発生していると想定さ
れるので、MGC側において保守者通知を行うことで、
迅速なMG障害復旧を促すことが可能である。逆に、他
のMG群との信号送受信も不可となっていれば(ステッ
プ110)、MGC側のNIC障害等の部分障害が発生
している可能性が高いことが分かる(ステップ11
3)。
【0018】一方、MGCが1つのMG群のみ制御して
いる場合には(ステップ108)、運用するNICを切
り替えて通信状態を確認することで、障害箇所の特定を
行う(ステップ112)。MGC/MG運用状態管理機
能部8において、予備系のNICであるNIC#3に、
これまで運用していたMGCのIPアドレス(A)を設
定し、元のNIC#1には予備系NIC#3に付与して
いたIPアドレス(X)を設定するようNIC制御機能
部6に指示し、NIC制御機能部6がそのようにNIC
を設定することで、同一ネットワークに同じIPアドレ
スを持つ装置の存在を回避する。
【0019】図4は、NIC切り替え後のMGC/MG
運用状態管理テーブルのデータ構成図である。前述のよ
うに、NIC制御機能部6がNICを設定すると、この
動作によりMGC/MG運用状態管理テーブルは図3か
ら図4に示すようにデータ構成が変更される。すなわ
ち、この場合、NICの運用系NIC#1、予備系NI
C#3がNICの運用系NIC#3、予備系NIC#1
に変更される。このようにして、MGCの運用系を切り
替えた後に、MGC/MG間のヘルスチェックを実施し
(ステップ115)、なおも、MGC/MG間通信異常
が検出される場合には、MG障害であることが分かる
(ステップ117)。逆に、ヘルスチェックが正常であ
れば、運用切り替え前に使用していたNICの故障であ
ることが分かる(ステップ116)。この結果から明ら
かなように、MGC/MG間通信障害発生時の障害箇所
の特定、障害復旧がシステム自律で迅速に実施されるの
で、MGC/MG分離構成における電気通信サービスの
信頼性の改善を図ることができる。
【0020】図5は、本発明の一実施例を示すMGC/
MG分離構成モデルの図である。前述のように、本発明
のモデルは、冗長化された呼制御装置(MGC)21と
被制御装置(MG)23がIP網22を介して接続され
るシステムであって、容易に障害箇所を特定するための
構成を有している。MG23がMGC21を識別するの
はNICのアドレスであることから、1台のMGCが複
数のNICを備えることによって、論理的に複数のMG
C(#0,#1,#2)を冗長化した構成とすることが
できる。ここでは、NICの冗長化構成を運用系統数N
に対してN+1の予備系冗長とする。そして、NICの
アドレスを変更可能とする。MGC21は、障害検知時
に予備系のNICのアドレスを運用系に変更することに
より、運用系を切り替える。これにより、障害箇所を容
易に特定することができる。
【0021】MG23も冗長化されており、いずれのM
Gも電話機やPC24とIP(Internet Pr
otocol:インターネットプロトコル網)/PST
N(Public Switched Telepho
ne Network:公衆交換電話網)により接続さ
れている。IP網22を介して、MEGACOプロトコ
ル規定により互いに通知が送信される。MGC21から
MG23に対しては、Add(加算),Modify
(修正),Subtract(減算),Move(移
動),Audit(検査),ServiceChang
e(HandOff)(MGC切り替え発生通知)等が
送られる。また、MG23からMGC21に対しては、
Notify(通知),ServiceChange
(Graceful,Forced)(MG閉塞)(F
ailover(MG/MGC Failover)
(運用の引継ぎ通知)等が送られる。
【0022】図6は、MGC側の部分障害発生により、
MGCがサービス状態から非サービス状態に遷移する際
のMGC/MG間シーケンスチャートである。最初は、
MGC#0とMGがサービス状態201,202であっ
たが、MGC#0からMGに対して、ServiceC
hange(HandOff)(MGC切り替え発生通
知)とMGC#1(つまり、NIC#1)のIPアドレ
スを送信し、MG側からServiceChangeR
eplyが返送されることで、MGC#0は非サービス
状態203に変更され、同時にMGからMGC#1にS
erviceChangeが送信され、MGC#1から
ServiceChangeReplyが返送されるこ
とで、MGC#1がサービス状態206に変更される。
そして、MGC#1により呼処理の再開207が行われ
る。一方、MGC#0は障害停止中となり、保守作業を
開始する。
【0023】図7は、MG側の障害発生により、MGの
運用系切り替えが生じる際のMGC/MG間シーケンス
チャートである。最初は、MG#0がサービス状態30
1であったが、共通機能部障害302が発生したので、
MG#0から予備状態のMG#1に障害通知を行うと同
時に、サービス状態305にあるMGCに対してSer
viceChange(Forced)(MGの閉塞通
知)を送信する。なお、この通知ができない場合もあ
る。MGCからServiceChangeReply
をMG#0に送信することにより、MG#0とMG#1
との間でMG運用系切り替え303が実行される。切り
替え終了後、MG#1からMGCに対してServic
eChange(Failover)(運用の引継ぎ通
知)を送信した後、MGCからMG#1に対してSer
viceChangeReplyが返送されることで、
MG#1はサービス状態304に変更される。そして、
MGCにより呼処理306が再開されることになる。
【0024】図2に示すMGC/MG間通信障害発生時
の障害箇所特定フロー動作、および図6、図7に示すM
GC/MG側の障害発生による運用切り替えのシーケン
ス動作を、それぞれプログラムに変換し、変換されたプ
ログラムをCD−ROMなどの記録媒体に格納しておけ
ば、IP網に接続された任意のコンピュータに上記記録
媒体を装着して、プログラムをインストールするか、あ
るいはIP網を介して他のコンピュータにダウンロード
することで、それらのコンピュータをMGC、ないしM
GC/MG運用状態管理機能部として実行させることが
でき、本発明を容易に実現できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
MGC/MG分離構成において、障害発生時の障害発生
箇所の特定、および障害発生時の呼処理停止を防止する
MGC冗長構成制御が可能となる。また、ベストエフォ
ート型であるIPを核とした通信システムであるにもか
かわらず、高信頼な通信サービスを実現することが可能
になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分散配置型高信頼通信
システムの全体構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示すMGC/MG間通信障
害発生時の障害箇所特定動作のフローチャートである。
【図3】図1におけるMGC/MG運用状態管理機能部
に配置されたMGC/MG運用状態管理テーブルのデー
タ構成図である。
【図4】図3のテーブルからNIC切り替え後のMGC
/MG運用状態管理テーブルを示すデータ構成図であ
る。
【図5】本発明の前提となるMGC/MG分離構成モデ
ルの説明図である。
【図6】本発明において、MGC側の部分障害発生によ
り、状態遷移の際のMGC/MG間シーケンスチャート
である。
【図7】本発明において、MG側の障害発生により、M
Gの運用切り替えが生じた際のMGC/MG間シーケン
スチャートである。
【符号の説明】
1…MGC装置全体、2…MGから認識される論理的な
MGC、3,4,5…ネットワークインタフェース装置
(NIC)、6…NIC制御機能部、7…呼処理機能
部、8…MGC/MG運用状態管理機能部、9…IP
網、10,11…MG、12…呼処理信号、13…ヘル
スチェック信号、14…MGC/MG間通信障害通知、
15…NIC切り替え後のヘルスチェック信号、21…
冗長構成MGC群、22…IP網、23…MG群、24
…電話機とPC。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 清志 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 須永 宏 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 佐野 滋久 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 小川 光康 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 大岩根 浩 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 Fターム(参考) 5K030 KA02 LB01 MB01 MD02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼制御系装置と被制御系装置が分離して
    構成される通信システムにおいて、 複数の被制御系装置からなる1以上の被制御系装置群
    と、 該被制御系装置群とIP網を介して接続された呼制御系
    装置とから成り、 該呼制御系装置には、該被制御系装置から該呼制御系装
    置を識別するための冗長化された個数のネットワークイ
    ンタフェース装置と、 該呼制御系装置側システム自律で呼制御系と被制御系装
    置間の信号送受信状態を確認し、通信障害を早期に発見
    するためのヘルスチェック信号送受信手段と、 該呼制御系装置と被制御系装置間の通信正常性を把握
    し、かつ通信障害発生時の障害箇所を特定する呼制御系
    と被制御系装置運用状態管理手段と、 該呼制御系装置側要因による通信障害時に、冗長予備系
    のネットワークインタフェース装置へシステム自律でア
    ドレス設定を変更し、運用系を切り替えるネットワーク
    インタフェース装置制御手段とを具備したことを特徴と
    する分散配置型高信頼通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の分散配置型高信頼通信
    システムにおいて、 前記呼制御系装置は、1台で複数のネットワークインタ
    フェース装置を備えることにより、論理的に複数の呼制
    御系装置を冗長化した構成を有することを特徴とする分
    散配置型高信頼通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の分散配置型高信頼通信
    システムにおいて、 前記ネットワークインタフェース装置の冗長化構成を、
    運用系統数Nに対してN+1の予備系冗長数とすること
    を特徴とする分散配置型高信頼通信システム。
  4. 【請求項4】 被制御系装置と分離して配置された呼制
    御系装置内の呼制御系・被制御系運用状態管理制御装置
    であって、 呼制御系装置毎に制御対象の被制御系装置群にどのネッ
    トワークインタフェース装置を運用系または予備系とし
    て用いているか、および制御対象の被制御系装置群がど
    の装置が運用系または予備系であるかを、それぞれ管理
    するための運用状態管理テーブルと、 一定周期のヘルスチェック信号を被制御系装置に送信
    し、該被制御系装置からの応答があることを確認し、呼
    制御系装置側要因による通信障害時には、冗長予備系の
    ネットワークインタフェース装置へアドレス設定を変更
    して、運用を切り替えることにより、障害箇所の特定を
    行うとともに、上記運用状態管理テーブルの内容を変更
    する手段とを具備したことを特徴とする呼制御系・被制
    御系運用状態管理制御装置。
  5. 【請求項5】 呼制御系装置と被制御系装置が分離して
    構成された通信システムの障害検知方法において、 呼制御系と被制御系装置間の信号送受信状態を管理し、
    ヘルスチェック信号もしくは呼処理信号の送受信が行え
    なくなった場合に、障害箇所が呼制御系装置側にあるの
    か、被制御系装置側にあるのかで障害箇所の特定を行
    い、 同一呼制御系装置が複数の被制御系装置を制御している
    場合には、他の被制御系装置との信号送受信状態を確認
    することで、切り分けを行うが、呼制御系装置が1つの
    被制御系装置のみを制御している場合には、ネットワー
    クインタフェース装置に設定されるアドレスをシステム
    自律で変更して、用いるネットワークインタフェース装
    置を変えて再度ヘルスチェック送信を行うことで、障害
    箇所の特定を行うことを特徴とする障害検知方法。
  6. 【請求項6】 呼制御系装置と被制御系装置がIP網を
    介して接続された通信システムの障害検知方法におい
    て、 呼制御系と被制御系装置間の信号送受信状態を管理し、
    ヘルスチェック信号もしくは呼処理信号の送受信が行え
    なくなった場合に、障害箇所が呼制御系装置側にあるの
    か、被制御系装置側にあるのか、またはIP網側にある
    のかで障害箇所の特定を行い、 同一呼制御系装置が複数の被制御系装置を制御している
    場合、全ての通信で障害が発生したときにはIP網の障
    害であり、他の相互間通信が正常のときには、呼制御系
    装置と被制御系装置間通信状態のチェックを行って、そ
    のどちら側に障害があるのかを特定し、 呼制御系装置が1つの被制御系装置のみを制御している
    場合には、運用系のネットワークインタフェース装置を
    予備系に切り替えて再びヘルスチェック送信を行うこと
    で、正常ならば切り替え前の呼制御系装置側の障害であ
    り、異常ならば、被制御系装置側の障害であることを特
    定し、 一方、呼制御系装置が2以上の被制御系装置を制御して
    いる場合には、他の被制御系装置との通信状態をチェッ
    クして、どの被制御系装置とも通信異常のときには呼制
    御系装置側の障害であり、該当被制御系装置とのみ通信
    異常のときには該当被制御系装置の障害であることを特
    定することを特徴とする障害検知方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の障害検知方法
    の手順を、コンピュータに実行させるための呼制御系と
    被制御系装置間の障害検知用プログラム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の障害検知用プログラム
    を記録したことを特徴とするコンピュータで読み取り可
    能な記録媒体。
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