JP2004023312A - アクセスネットワークサービス提供方法、アクセスネットワークサービス制御装置、及びアクセスネットワークサービスにおける課金管理装置 - Google Patents

アクセスネットワークサービス提供方法、アクセスネットワークサービス制御装置、及びアクセスネットワークサービスにおける課金管理装置 Download PDF

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稲葉 直樹
Akiyoshi Sawada
佐和田 明美
Yoshihiro Yamada
山田 佳弘
Akio Shibata
柴田 明男
Akira Ikuta
生田 昭
Keiko Okubo
大久保 敬子
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Abstract

【課題】より広帯域の通信ネットワークを普及すること。
【解決手段】サービス提供者と直接ブロードバンド契約した第1のユーザ宅1内に、FTTH等のシステム構成で接続されたPC端末13と並列に無線基地局12を追加設置し、無線通信環境を整備する。加えて、サービス提供者と第1のユーザ間において、第1のユーザが利用する帯域を管理(監視・制御)するシステム3,11を通信ネットワーク上に導入する。そして、第1のユーザが自己のPC端末13で利用している帯域以外をエキストラ帯域(余剰帯域・未利用帯域)と定義し、そのエキストラ帯域を第2のユーザに開放する。この際、第2のユーザにエキストラ帯域を貸与するのは第1のユーザではなく、サービス提供者である。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバのような1本の物理的に分割されない同一アクセス回線の利用に関し、サービス提供者、このサービス提供者からサービスの提供を受ける第1のユーザ及び第2のユーザを含んで実施される、アクセスネットワークサービス提供方法、アクセスネットワークサービス制御装置、及びアクセスネットワークサービスにおける課金管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
サービス提供者によるFTTH(Fiber To The Home)等の光ファイバアクセス網が普及しはじめ、100Mbps以上のブロードバンドネットワークによる広帯域の常時接続環境が整備されつつあるが、コンテンツにおいては、ブロードバンドがもたらす広帯域の多くを占有するものが現状少ないこともあり、ユーザ(例えば常時接続ユーザ)は、ブロードバンドネットワークを十分に活かせず、実際は帯域が余っているものと考えられる。また、少なくともユーザは、契約している帯域を24時間常時占有してはいない。つまり、ユーザにおける同一アクセス回線(光ファイバ)には余剰帯域又は未利用帯域が多く存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように余剰帯域又は未利用帯域が多く存在する状況では、ユーザとしてより高速の光ファイバアクセス網に加入するメリットが少ない。この結果、ユーザは、相対的に安価で、かつ既存の電話線を活用できる、例えば8MbpsのADSLを選択したりする。このため、サービス提供者(キャリア等)としてFTTH等のブロードバンド環境構築への投資意欲が阻害される。すると、コンテンツ制作側としてもより広帯域用のリッチコンテンツが制作しづらくなる。こうなると、コンテンツ数が伸び悩み、これがFTTH等のブロードバンドユーザ数の伸び悩みにつながり、さらにブロードバンド環境への投資意欲の阻害につながる。そして、この投資意欲の阻害はコンテンツ数の伸び悩みにつながる…、という悪循環に陥る。つまり、ブロードバンドユーザ数を伸ばすためには、光ファイバを敷設したユーザに何らかの利益が生ずる仕組みを提供する必要がある。また、サービス提供者がブロードバンドユーザに安価な料金設定を行えるような仕組みを提供する必要がある。
【0004】
そこで、本発明は、より広帯域の通信ネットワークの普及に資することのできる、アクセスネットワークサービス提供方法、アクセスネットワークサービス制御装置、及びアクセスネットワークサービスにおける課金管理装置を提供することを主たる課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題に鑑み本発明者らは鋭意研究を行い、本発明を、第1のユーザ宅に敷設された物理的に分割されない1本の同一アクセス回線の余剰帯域又は未利用帯域(エキストラ帯域)を利用して、サービス提供者が第1のユーザの近傍で活動する第2のユーザに通信サービスを行う構成とした。また、本発明は、第1のユーザ宅に敷設された物理的に分割されない1本の同一アクセス回線の余剰帯域又は未利用帯域を利用して、サービス提供者が第1のユーザの近傍で活動する第2のユーザに通信サービスを行う際に、余剰帯域又は未利用帯域(エキストラ帯域)の利用を許諾した第1のユーザに対価(貸与料)を与える構成とした。これによれば、第1のユーザの近傍に人が集まるようになる。また、第1のユーザは対価を得られる。サービス提供者は通信サービスを安価に提供できる。そして、より広帯域の通信ネットワークの普及が促進される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のアクセスネットワークサービス提供方法、アクセスネットワークサービス制御装置、及びアクセスネットワークサービスにおける課金管理装置の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0007】
本実施形態では、サービス提供者(キャリア、ISP等)と直接ブロードバンド契約した第1のユーザ(例えば常時接続ユーザ、固定的に利用するユーザ)の宅内に、FTTH(Fiber To The Home)等のシステム構成で接続されたPC等の端末と並列に無線基地局(アクセスポイント)を追加設置し、無線通信環境を整備する。加えて、サービス提供者と前記第1のユーザ間において、第1のユーザが利用する帯域を管理(監視・制御)するシステム(及び/又は第2のユーザが利用する帯域を管理〔監視・制御〕するシステム)を通信ネットワーク上に導入する。そして、第1のユーザが自己のPC端末等で利用している帯域以外をエキストラ帯域(余剰帯域・未利用帯域)と定義し、そのエキストラ帯域を第2のユーザ(一時的に利用するユーザ)に開放する。つまり、本実施形態では、光ファイバの広い帯域のうちエキストラ帯域を第2のユーザへ開放する。
【0008】
ここでエキストラ帯域の開放は、第1のユーザがエキストラ帯域の貸与許諾(利用許諾)をサービス提供者に与え(サービス提供者が借り受け)、サービス提供者が許諾のあった第1のユーザのエキストラ帯域を第2のユーザに利用させる態様で行われる。この際、サービス提供者は第2のユーザにエキストラ帯域の利用料を課金する(第2の通信サービス提供料を課金する)。一方で、サービス提供者は第1のユーザに許諾料(貸与料)を支払う。つまり、第2のユーザが第1のユーザのエキストラ帯域を利用するに際して、第1のユーザと第2のユーザとの間で金銭等の授受の関係は生じない。あくまで第2のユーザに通信サービスの提供を行うのはサービス提供者である。このため、第1のユーザが通信関連の法規で定められている許認可等の申請・届出を行う必要は無い。ここで、第1の通信サービスにおいてエキストラ帯域が生じるのは、現状では100Mbsの全てを使うような広帯域用のリッチコンテンツが少ないためという理由や、常時接続とはいえ第1のユーザが24時間常時情報の送受信を行ってはいないためという理由等による。
【0009】
なお、サービス提供者としては、ISP(Internet Service Provider)等のサービス事業を併せて提供する通信キャリアが一例として挙げられる。また、自社網を保有するデベロッパ等のエリア統括者も一例として挙げられる。第1のユーザは例えば個人宅の住人であるが、集合住宅の住人や商店や企業等も第1のユーザに含めることができる。第2のユーザは第1のユーザ宅の近傍で活動する者(通行人等も含む)である。第1のユーザ宅は個人宅ばかりではなく、店舗、レストラン、社屋、公共施設等、サービス提供者と直接第1の通信サービスを契約した第1のユーザが管理する区域(管理区域)を含めることができる。
【0010】
ちなみに、本実施形態での「アクセスネットワークサービス」は、サービス提供者が第1のユーザに対して行う「第1の通信サービス」と、サービス提供者が第2のユーザに対して行う「第2の通信サービス」を含んで構成される。また、本実施形態では、「第2の通信サービス」については、「サービス提供者が第1のユーザからエキストラ帯域を貸与される(借り受ける)サービス」と「サービス提供者が第1のユーザから貸与されたエキストラ帯域を第2のユーザに貸与(開放)するサービス」とに分けられる。以下の説明において、「第1の通信サービス」を適宜「FTTH等サービス」と呼び、「第2の通信サービス」を適宜「帯域貸与サービス」と呼ぶ。
【0011】
以下、具体的に本発明の実施形態を説明する。
図1に本実施形態のアクセスネットワークサービス提供方法が実施されるアクセスネットワークシステムの一例としての構成図を模式的に示す。この図では、サービス提供者(基地局3)と第1のユーザ(第1のユーザ宅1)とがFTTHにより100Mbpsの光ファイバで接続されている(第1のユーザ宅1に光ファイバが敷設されている)。この図では、第1のユーザのPC端末13と第2のユーザ用の無線基地局12がメディアコンバータ11を介して並列に光ファイバに接続されている。第1のユーザは常時接続ユーザであり、第2のユーザは無線モバイルユーザである。無線基地局(無線通信手段)12は、第2のユーザに対して無線LAN環境を提供する。この図1では、第1のユーザはAとBの2ユーザを示しているが、第1のユーザの数は1以上である。また、第1のユーザの情報機器はPC端末13のみ示しているが、複数の情報機器がメディアコンバータ11に接続されていてもよい。また、図1では、FTTH/100Mbpsと記載してある光ファイバは、第1のユーザが利用する帯域であるPC端末利用帯域と第2のユーザが利用するエキストラ帯域とが、光ファイバの100Mbpsの帯域を共有(シェア)していることを模式的に示している。また、1つの無線基地局12のサービス可能範囲(電波到達距離)は、破線で示した円形のセルとして模式的に示している。なお、本実施形態では光ファイバを終端する手段の一例としてメディアコンバータ11を示しているが、その詳しい構成は後で図4を参照して説明する。
【0012】
図2は、本実施形態のビジネス概略図である。この図2は、第1のユーザとの関係においては、サービス提供者が第1のユーザにFTTH等サービス(第1の通信サービス)を提供すること、第1のユーザがサービス提供者にFTTH等サービス利用料を支払うことを示している。また、第1のユーザがエキストラ帯域をサービス提供者に貸与すること、サービス提供者が帯域(エキストラ帯域を含む帯域)を管理(監視・制御)すること、サービス提供者は第1のユーザにエキストラ帯域の貸与料を支払うことを示している。なお、エキストラ帯域の貸与料は、請求項の「貸与料」に相当する。
【0013】
また、この図2は、第2のユーザとの関係においては、サービス提供者が第1のユーザから貸与されたエキストラ帯域を第2のユーザに対して第2の通信サービス(エキストラ帯域貸与)として提供すること、第2のユーザがサービス提供者に第2の通信サービス利用料を支払うこと(換言するとサービス提供者が第2の通信サービスの費用を第2のユーザに課金すること)を示している。
【0014】
また、図2から判るように、第2のユーザは第1のユーザのエキストラ帯域を第2の通信サービスとして利用するものの、該利用に関して、第1のユーザと第2のユーザとの直接の契約関係や取引関係はない。このため、第1のユーザが通信関連の法規で定められている許認可等の申請・届出を行う必要は無い。許認可等の申請・届出は、サービス提供者のもので賄われる。このため、第1のユーザは、帯域貸与サービスに加入(登録)し易い。
【0015】
ちなみに、第1のユーザは、サービス提供者のエキストラ帯域貸与サービスを、エキストラ帯域を貸与する立場として利用する。一方、第2のユーザは、サービス提供者のエキストラ帯域貸与サービスを、エキストラ帯域を使う立場として利用する。
【0016】
図3は、本実施形態のアクセスネットワークサービス提供方法が実施されるアクセスネットワークシステム構成図を装置構成と共に模式的に示した図である。
【0017】
図3に示すように、第1のユーザ宅1は、メディアコンバータ11、無線基地局12、PC端末13を備える。また、第2のユーザのモバイル端末2は、ノート型PCやPDA等であり、図3に示すように無線LANのカード21を挿入されている。サービス提供者の基地局3は、図3に示すようにネットワーク装置31、帯域管理装置32、課金管理装置33、窓口サーバ34等を備える。
【0018】
ここで図4を参照して、図3の、第1のユーザ宅1の装置構成、装置・機器の接続状況を説明する。図4は、メディアコンバータの構成を第1のユーザ宅1の装置・機器の接続状況と共に示すブロック図である。
【0019】
図4に示すように、第1のユーザ宅1には、100Mbpsの帯域を有する光ファイバがサービス提供者の基地局3から引き込まれている(敷設されている)。
引き込まれた光ファイバの終端には終端装置11Aが取り付けてある。この終端装置11Aは光ファイバを終端すると共に、この光ファイバにて伝送されてきた光信号を100BASE−TXのイーサネット(R)信号に変換する信号変換機能(プロトコール変換機能)を有する。併せて、イーサネット(R)信号を光信号に変換する機能(プロトコール変換機能)を有する。この終端装置11Aは、100BASE−TのLANケーブルでスイッチングハブ11Bと接続されている。そのスイッチングハブ11Bには、第1のユーザ宅1用のPC端末(情報機器)13がLANケーブルで接続されていると共に、無線基地局(無線LANの親局、アクセスポイント)12がLANケーブル接続されている。
【0020】
終端装置11Aを説明する。図4に示すように終端装置11Aは、光信号の合分波部111、LAN側入出力インターフェイス112を備える。加えて、上り側の構成として、下流から上流に向けて、送信バッファ113、上り信号送信部114、上り信号変換部115をこの順に備えると共に、帯域制御設定部116を備える。さらに終端装置11Aは、下り側の構成として、下り信号変換部117を備える。
【0021】
終端装置11Aの上り側の構成を説明する。送信バッファ113は、LAN側入出力インターフェイス112から上り信号を受信する。送信バッファ113は、受信した上り信号のパケットに付された送信元IP(Internet Protocol)アドレスに基づいて個別にパケットキュー管理を行い、上り信号から構成される複数のタスク(通信メッセージ)の待ち行列を作る。上り信号送信部114は、キュー管理単位で送信バッファ113から所定の送信元IPアドレスの上り信号を読み出して上り信号変換部115に送信する。上り信号送信部114は、送信バッファ113から上り信号を読み出す速度(帯域)が、予め定められた帯域内に納まるように、キュー管理単位ごとに送信バッファ113から読み出す上り信号の読出速度を定めている。この読出速度(帯域制御)は、帯域制御設定部116に記憶されている帯域制御設定データにより設定される。帯域制御設定データは、基地局3の帯域管理装置32(図3参照、ネットワークサービス制御装置)から送信される情報に基づいて書き変え可能になっている。次に、上り信号送信部114の後段の上り信号変換部115は、上り信号のプロトコール変換を行うと共に、イーサネット(R)信号という電気信号であった上り信号を光信号に変換する。そして、光信号を、光信号の合分波を行う合分波部111に送信する。
【0022】
なお、帯域制御設定データは次表に例示するように、第1のユーザが利用できる帯域と、第2のユーザが利用できる帯域(エキストラ帯域)の値を決めている。この表の例では、第1のユーザは60Mbpsまでの帯域の利用が許容され、第2のユーザは40Mbpsまでの帯域の利用が許容される。ちなみにこの例の場合、11Mbpsで通信を行うことのできるモバイル端末2が同時に4台通信(上り信号の送信)を行うとすると、最大で44Mbpsの帯域を利用することになるので、4Mbpsだけ帯域制御設定データ値をオーバする。このオーバする分は上り信号送信部114により帯域制御(帯域制限)がなされ、第1のユーザの利用できる60Mbpsの帯域が確保される。
【0023】
【表1】
Figure 2004023312
【0024】
ちなみにこの表では、双方について帯域制御を行うようにしたが、第2のユーザだけ帯域制御を行うようにしてもよいし、逆に第1のユーザだけ帯域制御を行うようにしてもよい。或いは、双方とも全く帯域制御を行わないようにしてもよい(firs in first serve)。なお、この構成は、請求項の「同一アクセス回線(光ファイバ)に送出される情報が第1のユーザに係る情報か第2のユーザに係る情報かを識別し、この識別結果に基づいて第2のユーザの帯域の利用を制御すること」、「前記第1の通信サービスにおける利用可能帯域を制御し、及び/又は前記第2の通信サービスにおける利用可能帯域を制御する」に相当するものである。
【0025】
また、帯域制御設定データを次表のように、帯域を利用する時間帯を加味したものとしてもよい。この表2の例では、8時〜18時の時間帯に第2のユーザが多くの帯域を利用できるように設定される。なお、このように時間で帯域を制御する場合は、例えば上り信号送信部114がタイマ機能を有するものとなる。
【0026】
【表2】
Figure 2004023312
【0027】
次に、終端装置11Aの下り側の構成を説明する。下り信号変換部117は、合分波部111から光信号を受信する。下り信号変換部117は、受信した光信号を所定のプロトコールの電気信(イーサネット(R)信号)に変換し、LAN側インターフェイス22に出力する。なお、下り側の帯域制御は基地局3の側で行うものとする。従って、本実施形態では、上り側の構成に見られるようなパケットキュー管理は、終端装置11Aの下り側では行わない。
【0028】
ちなみに、合分波部111は、物理的に分割されない1本の同一アクセス回線たる光ファイバにより基地局3に接続されている。一方、LAN側インターフェイス22はLANケーブルによりスイッチングハブ11Bに接続されている。また、このスイッチングハブ11Bには、既に説明した個人宅(第1のユーザ)のPC端末13と共に、無線LANのアクセスポイントたる無線基地局12が接続されている。
【0029】
無線基地局12は、例えばIEEE802.11規格に準拠したものを利用することができる。この規格には2.4GHz帯の電波を使うもの、5GHz帯の電波を使うもの、赤外線を使うものがあるが、何れのものも無線基地局12として利用することができる。ちなみに、2.4GHz帯の電波を使う無線基地局12の場合は、情報機器との間で最大11Mbpsまでの高速伝送ができる。
【0030】
もちろん、無線基地局12とモバイル端末2の間の最大利用可能距離は出力や規格等によって異なる。また、1つの無線基地局12で管理できるモバイル端末2の台数も、例えば10台までのものや、1024台までのもの等、様々である。
【0031】
図3に示すように、基地局3には、ネットワーク装置31、帯域管理装置32、課金管理装置33、窓口サーバ34等を備える。このうちネットワーク装置31は、送信先(宛先)のIPアドレス等に基づいてパケットの転送を行う装置である。帯域管理装置32は「アクセスネットワークサービス制御装置」に相当し、課金管理装置33は「アクセスネットワークサービスにおける課金管理装置」に相当する。
【0032】
帯域管理装置32は、第1のユーザ及び第2のユーザが送信先或いは送信元であるパケットを監視する機能を有している。具体的には、第1のユーザ及び第2のユーザごとの通信量を個別に監視する機能を有している(トラフィックの監視)。また、帯域管理装置32は、上り側及び下り側の帯域を制御する機能を有している。この帯域を制御する機能は、具体的には、(a) 後で説明する窓口サーバ34から取得した、どのようにエキストラ帯域を貸与するかのデータに従って帯域制御設定データ(表1、表2参照)を生成する機能、(b) この帯域制御設定データに基づいて、例えばメディアコンバータ11(終端装置11A)と同様の手法により下り信号のパケットキュー管理を行い、下り信号の帯域の制御を行う機能、さらに、(c) 生成した帯域制御設定データをメディアコンバータ11(終端装置11Aの帯域制御設定部116)に送信して、メディアコンバータ11を介して上り信号の帯域の制御を行う機能を有する。
【0033】
ちなみに、帯域管理装置32のこれら機能は、請求項の「通信監視手段」及び「帯域制御手段」に相当する。また、表2の帯域制御設定データに基づく帯域の制御は、請求項の「タイムスケジュールに応じて第1のユーザ及び/又は2のユーザの利用可能帯域を制御する」に相当する。
【0034】
また、帯域管理装置32は、第2のユーザを認証する機能をさらに有する。この機能は、第2のユーザが第2の通信サービスの提供を要求する際に予め与えてある許可IDの入力を要求して認証DBと比較し、認証された第2のユーザのみに第2の通信サービスを提供するものである。
【0035】
なお、認証DBを例えば次の表3のようなフォーマットにして利用可能無線基地局を限定し、認証された場合でも限られた無線基地局12とのみ通信を行えるようにしてもよい。なお、この構成は、第2の通信サービスの提供の可否を第2のユーザごとに設定する請求項の「サービス制御手段」に相当する。
【0036】
【表3】
Figure 2004023312
【0037】
次に、課金管理装置33は、(a) 第1のユーザに提供した第1の通信サービスを定額制により当該第1のユーザから課金する管理、(b) 第2のユーザに提供した第2の通信サービスを従量制により当該第2のユーザから課金する管理、さらに、(c) 自己のエキストラ帯域(余剰帯域又は未利用帯域)を前記第2の通信サービスに貸与することを許諾した第1のユーザに対する貸与料(許諾料)の支払いの管理を行う。
【0038】
具体的には、課金管理装置33は、光ファイバで送受信されるパケットを監視した結果の情報、つまり第2のユーザが送信先或いは送信元であるパケットを監視した結果の情報を第2のユーザごとに取得し、第2のユーザへの課金額を従量制により個々に算出する。そして、第2のユーザ個々に対する請求書を作成する。一方、第1のユーザについては、第1の通信サービスは定額制であるので、予め定められた第1の通信サービスの費用を課金する。ここで、第1のユーザが自己のエキストラ帯域を第2の通信サービスに貸与することを許諾しているときは、所定のペイバックを貸与料の支払い(許諾料の支払い)として行う。具体的には、サービス提供者(課金管理装置33)は、第1の通信サービスの費用からペイバック分を差し引いて、第1のユーザ個々に対する請求書を作成する。なお、ここでのペイバックは一例であり、ペイバックがこの例に限定されるものではない。ペイバックを地域貨幣にしたり、ポイント制にしたり、ペイバックとしてその他のインセンティブ(旅行券等…)を与えたりすることもできる。また、第1のユーザに支払う貸与料を第2のユーザへの課金額に応じたもの(従量制)としてもよい。
【0039】
窓口サーバ34は、アクセスネットワークサービスへの申込み、つまり第1の通信サービス(FTTH等サービス)への申込みや第2の通信サービス(帯域貸与サービス)への申込みを受け付ける機能を有するサーバである。また、窓口サーバ34は、第1のユーザや第2のユーザに種々の情報を提供する機能を有するサーバである。この窓口サーバ34は、WWW(World Wide Web)による情報送受信機能、HTML文書や画像等をWebブラウザ(PC端末13、モバイル端末2)等の要求に応じてネットワーク上に送信する機能、Webブラウザからの要求に応じて所定の処理を行い動的にWeb文書を生成してネットワーク上に送信する機能を備えて、アクセスネットワークサービスへの申込みを受け付ける。また、種々の情報を送信する。なお、動的にWeb文書を作成する際の所定の処理には、例えばネットワーク装置31、帯域管理装置32、課金管理装置33等から種々の情報を取得して、図6、図7、図8等に示す画面を生成する処理が含まれる。
【0040】
ちなみに、第2の通信サービスへの申込みには、第1のユーザがどのような条件でエキストラ帯域をサービス提供者(ひいては第2のユーザ)に貸与するのかのデータ(例えば表1・表2の帯域制御設定データの元になるデータ)が含まれる。
【0041】
なお、本実施形態のアクセスネットワークサービスは、ハンドオーバ機能をモバイル端末2(第2のユーザ)に提供するものとする。ハンドオーバ機能とは(図1参照)、第2のユーザが1つのセル(1つの無線基地局12のサービス可能範囲内)から他のセル(他の無線基地局12のサービス可能範囲内)に移動したときに、或いは、第2のユーザがある第1のユーザ宅の近傍(セル)から別の第1のユーザ宅の近傍(セル)へと移動したときに、自動的に無線基地局12を切り替えて通信を継続する機能である(第2のユーザは特定の第1のユーザに限定されない第2の通信サービスの提供を受けることもできる)。これにより、セル同士がオーバラップしている場合等は切れ目のない第2の通信サービスが第2のユーザに提供される。この際、アクセスする無線基地局12が異なっていても、モバイル端末2の再設定は必要ないようになっている。また、無線基地局12との無線通信に関して、通信する無線基地局12の機種等が異なっても第2のユーザがモバイル端末12の再設定を行わないで済むような機能が提供されているものとする。
また、サービス提供者の例えば基地局3には、アクセスネットワークサービス用の種々のデータベース(顧客DB等、無線基地局DB…)が備えられているものとする。
【0042】
〔動作説明〕
次に図5等を参照してサービス提供者、第1のユーザ、第2のユーザの三者で行われるビジネスの詳細の説明、換言するとアクセスネットワークサービスの動作説明行う。
【0043】
なお、前記したとおり、本実施形態での「アクセスネットワークサービス」は、「第1の通信サービス(FTTH等サービス)」と「第2の通信サービス(帯域貸与サービス)」を含んで構成される。また、「第2の通信サービス」は、「サービス提供者が第1のユーザからエキストラ帯域を貸与される(借り受ける)サービス」と「サービス提供者が第1のユーザから貸与されたエキストラ帯域を第2のユーザに貸与(開放)するサービス」を含んで構成されるものとする。
【0044】
まず図5に例示したフローチャートにおいて、第1のユーザがFTTH等サービス要求を、サービス提供者(窓口サーバ34)に送信する(S11)。これにより、第1のユーザ宅1(図1参照)には工事が入り、「物理的に分割されない1本の同一アクセス回線」としての100Mbpsの光ファイバが第1のユーザ宅1に敷設される(図1等参照、FTTH等サービスアクセス網構築)。そして、FTTH等サービスの提供が開始され、料金が請求される(S12)。なお、図5では図示を省略するが、第1のユーザは、FTTH等サービス利用料をサービス提供者に支払う。ちなみに、第1のユーザは常時接続ユーザであり、サービス提供者には定額制の料金を利用料として支払う。請求書の作成は図3に示す課金管理装置33が行う。なお、工事により光ファイバが実際に第1のユーザ宅1内にまで引き込まれるか(敷設されるか)否かは問わない。
【0045】
次に、ノートパソコンやPDA等のモバイル端末2を有する第2のユーザが屋外等でモバイル端末2を利用するため、帯域貸与サービス(第2の通信サービス)登録要求を、サービス提供者(窓口サーバ34)に送信する(S13)。サービス提供者は調査を行うと共に、当該登録要求を送信した第2のユーザに帯域貸与サービスを提供するのに問題が無ければ許可IDを通知する(S14)。登録要求を行った第2のユーザは許可IDを通知されて取得する共に、該許可IDを入力することによりエキストラ帯域(第2の通信サービス)の利用が可能になる(S15)。なお、エキストラ帯域の利用はベストエフォートでの利用になり、通信速度は他の第2のユーザのエキストラ帯域の利用状況によって異なる。
【0046】
図6にサービス提供者(基地局3の窓口サーバ34)から第2のユーザに送信される帯域貸与サービスの利用条件通知画面例を示す。この画面例では、第2のユーザに対して帯域貸与サービスを登録した旨を通知すると共に、帯域貸与サービスの利用条件(利用最大帯域、サービス範囲、無線基地局…)を通知している。また、この画面には、登録内容の変更を行うためのボタンが設けられている。また、利用契約事項を記載したWebページのリンクも設定してある。
【0047】
説明を図5のフローチャートに戻す。
図5のステップS16では、第1のユーザは、サービス提供者が行う帯域貸与サービス(第2の通信サービス)を、エキストラ帯域を貸与する立場として利用するか否かを判断する。利用しない場合(NO)は、FTTH等サービスをそのまま継続して利用する(S17)。一方、第1のユーザが帯域貸与サービスを、エキストラ帯域を貸与する立場として利用することを望む場合は、帯域貸与サービス要求を送信する(S18)。
【0048】
ここで、ステップS18での処理を、図7及び図8を参照して具体的に説明する。
第1のユーザが帯域貸与サービスを、エキストラ帯域を貸与する立場として利用する場合は、例えばPC端末13を利用して窓口サーバ34にアクセスする。すると、PC端末13には、図7に例示する画面が表示される。第1のユーザは、表示された画面中の説明文「帯域貸与サービスとは… (中略) …等のメリットを有する通信サービスです。」を読み、「帯域貸与サービスをご利用しますか?」の問いに答える。ここでは、帯域貸与サービスを利用することから、図7に示してあるように「帯域貸与サービスを利用する」のラジオボタンをマウスクリックする。そして、送信GOボタンをマウスクリックする。
【0049】
すると、PC端末13には図8に例示する画面が表示される。この画面において「帯域貸与量」のラジオボタンを「指定なし」にすると第1のユーザが利用できる帯域は、ベストエフォートのように使える帯域量が変動する。一方、「指定」にすると、第1のユーザは100Mbpsの帯域のうち、ある量の帯域(例えば50Mbps等)を常時利用する帯域として確保することができる。同様に、「貸与時間」、「帯域開放領域」、「基地所有権」、…「支払い方法」、「コンテンツ提供サービス」の項目を設定することができる。ちなみに、これらの情報から前記した表1や表2に示す帯域制御設定データが作成される(帯域管理装置32が作成)。表2に示す帯域制御設定データの場合、タイムスケジュールに応じて帯域の制御がなされる。
【0050】
なお、図8に例示する画面に表示された「帯域開放領域」は、無線基地局12(図3、図4参照)の出力に関連した交信可能範囲である。「基地局所有権」は、無線基地局12の所有権を誰にするか(レンタルにするか、買取りにするか等)を設定するものである。また、「支払い方法」は、この図8ではクレジットカード、ポイント、その他を選択できるようになっている。ちなみに本実施形態では既に説明したように、サービス提供者は、第1のユーザの第1の通信サービスの利用料から、エキストラ帯域の貸与料を差し引いて第1のユーザに課金することとする。このようにすることで、第1の通信サービスの料金を大幅に安くすることが可能になる。すると、第1の通信サービスの加入者(光ファイバの敷設数)を飛躍的に増やすことができ、これに応じてブロードバンド対応のリッチコンテンツの数が増え、従来技術で述べたような悪循環を断ち切り、好循環に転換することができる。
【0051】
説明を図5のフローチャートに戻す。
図5のステップS18で、第1のユーザがエキストラ帯域を貸与する立場としての帯域貸与サービス要求を送信すると、サービス可能か否かをサービス提供者が判断する(S19)。サービスできない場合(NO)は、サービス不許可通知を行う(S20)。サービス不許可通知を受けた第1のユーザは、そのまま従前の第1の通信サービスを継続して受ける(S21)。一方、サービス可能の場合(YES)は、帯域貸与サービス許可を通知する。ここで、第1のユーザ宅1には工事が入り、メディアコンバータ11及び無線基地局12の設置、並びに設定がなされる。また、基地局3での設定もなされる。これにより、第1のユーザがサービス提供者にエキストラ帯域を貸与する(S23)。また、サービス提供者は、第1のユーザから貸与されたエキストラ帯域を第2のユーザに貸与する帯域貸与サービス(第2の通信サービス)を開始する(S24)。
【0052】
このようにサービス提供者が第2の通信サービスを行う結果、無線基地局12を設置した第1のユーザの近傍で活動する1以上の第2のユーザは、第1のユーザ宅1に敷設された光ファイバを第1のユーザと共有することができる。
【0053】
具体的には(図1、図4参照)、第2のユーザのモバイル端末2から無線発信された上り信号は親局12で受信され、メディアコンバータ11(スイッチングハブ11B、LAN側入出力インターフェイス112、送信バッファ113、上り信号送信部114、上り信号変換部115、合分波部111)を経由して基地局3に光信号として送信される。このとき、第1のユーザのPC端末13から上り信号が送信されると、そのままメディアコンバータ11を経由して基地局3に光信号として送信される。この間、同じ光ファイバを共有して第1のユーザの上り信号と第2のユーザの上り信号が送信されるが、その帯域は、上り信号送信部114が終端装置11Aの帯域制御設定部116に記憶されている帯域制御設定データに基づいて制御(管理・制限)する(表1、表2参照)。なお、第2のユーザが複数いる場合は、該第2のユーザの通信は、制御された帯域の範囲内でのベストエフォートの通信になる。また、帯域制御設定データに制限(制御)がない場合(例えば図8の画面において「貸与帯域量」について「指定なし」のラジオボタンをチェックした場合)は、第1のユーザの帯域の確保はなされず、第1のユーザも第2のユーザと競合するベストエフォートの通信になる。ちなみにこの場合は、図8に示してあるように、サービス提供者が第1のユーザに提供する第1の通信サービスも変動/従量制にするようにしてもよい。
【0054】
一方、基地局3から送信された下り信号としての光信号はメディアコンバータ11(合分波部111、下り信号変換部117、LAN側入出力インターフェイス112、スイッチングハブ11B)を介して、第1のユーザ宛てのものはPC端末13に、第2のユーザ宛てのものは無線基地局12から宛先のモバイル端末2に送信される。モバイル端末2宛ての下り信号もPC端末13宛ての下り信号も同じ光ファイバを共有して送信されるが、その帯域(帯域の利用量)は、基地局3の帯域管理装置32が上り信号の場合と同様の仕組みで制御(管理・制限)する。
【0055】
このような光ファイバの通信状態(トラフィック)は、帯域管理装置32により監視される(S25)。なお、ステップS25における監視画面等は後で図を参照して説明する。
【0056】
ステップS26では、サービス提供者が第1のユーザに帯域貸与料を提示する。併せて、帯域貸与料を差し引いたFTTH等サービス利用料(第1の通信サービス利用料)を請求する。帯域貸与料は、例えば第2のユーザが送受信したパケット数に基づく従量制にしてもよいし、定額制にしてもよいし、従量・固定併用制にしてもよい(本実施形態では定額制とする)。ちなみに従量制の場合、例えば、基地局3の帯域管理装置32がパケット数を監視し、監視結果を課金管理装置33に送信し、課金管理装置33が帯域貸与料を算出すると共に、帯域貸与料を差し引いたFTTH等サービス利用料を算出する。窓口サーバがこれを第1のユーザに送信(提示)する。
【0057】
エキストラ帯域を貸与している第1のユーザは帯域貸与料を差し引いたFTTH等サービス利用料をサービス提供者に支払う(S27)。なお、ポイントや地域貨幣等で支払うようにしてもよい。
【0058】
サービス提供者(帯域管理装置32)は、第2のユーザへの課金を従量制で行うため、第2のユーザごとのエキストラ帯域利用量(パケット数)を監視する(S28)。そして、課金管理装置33が、エキストラ帯域利用量に応じた第2のユーザごとの課金額を計算し請求する(S29)。第2のユーザは、第2の通信サービスの利用料(エキストラ帯域利用料)を支払う(S30)。
【0059】
図9は、ネットワーク利用料請求画面の一例を示す図である。
この画面は、ステップS29で窓口サーバ34から第2のユーザの例えばモバイル端末2に送信される。この図9の画面は請求書及び請求明細に相当する。
【0060】
次に、図10〜図13を参照してサービス提供者がアクセスネットワークサービスを実行する際に利用する各種管理画面を説明する。なお、これらの各種管理画面は、図示しない管理装置がネットワーク管理装置31や帯域管理装置32からデータを取得して生成するものとする。
【0061】
図10は、ネットワーク管理画面の一例を示す図である。
図10のネットワーク管理画面は、サービス監視画面10a、ネットワーク画面10b、帯域管理画面10c、及びシステム構成画面等10dから構成されている。
【0062】
ネットワーク画面10bは、△△営業所が管轄する3つの基地局3が一例として表示されている。基地局3同士は高速のバックボーンで接続されている。各基地局3は、1以上の第1のユーザ宅1と光ファイバで接続されている。ネットワーク画面10b中の円はセル(1つの無線基地局12のサービス可能範囲)を示す。なお、この画面10bは、後で説明するサービス監視画面10aの所定箇所をマウス等のポインティングディバイスで指示する事により表示される。
【0063】
帯域管理画面10cは、ネットワーク画面に表示された3つの基地局のうち右上の基地局3に接続されているある1つの光ファイバの帯域利用量(通信量)の変化タイムチャート(トラフィック)を示している。この画面では、白抜きの部分が第1のユーザが利用していることを示している。つまり、1本の光ファイバの回線を第1のユーザと第2のユーザとが共有(シェア)していることを示している。トラフィックの監視は前記したとおり帯域管理装置32が行う。なお、帯域の制御は行われていない。
【0064】
ちなみに、第1のユーザだけの利用だと広い帯域が未利用になるが、このように第2のユーザに開放することで適切に帯域が利用される。そして、第1のユーザとしては、第1の通信サービスの費用を安くすることができる。また、第2のユーザとしては、第2の通信サービスが余剰帯域の利用であるので安価な通信を行うことができる。
【0065】
システム構成画面等10dは、無線基地局12の仕様を主として表示している。サービス監視画面10aは、各営業所単位に画面を表示している。
【0066】
図11は、ネットワーク管理画面の一例(図10の別例)を示す図である。
ネットワーク画面11aは図10のネットワーク画面10bに相当する。帯域管理画面11bは図10の帯域管理画面10cの別例に相当し、基地局3に接続されている各光ファイバのトラフィックを円グラフで示している。
【0067】
図12は、トラフィック制御画面の一例を示す図である。
図12において、トラフィック名は、例えば光ファイバにおけるトラフィックのIDに相当する。QoS設定のラジオボタンは、QoS設定の可・不可を設定する。なお、QoS(Quality of Service)は、通信遅延を少なくしつつデータ通信帯域を確保して、品質の高いデータ通信サービスを提供する技術である。
【0068】
図13は、帯域管理画面(一覧表)の一例を示す図である。
この画面ではトラフィックの性能がモニタされている。この画面で正規帯域は第1のユーザが利用する通常の帯域である。この例では、QoSは番号(順位)が小さい方が良好な通信が行われていることを示している。
【0069】
本実施形態ではこのようにしてアクセスネットワークサービスが実行される。これにより、サービス提供者は、光ファイバによる通信の費用(第1の通信サービスの利用料)を大幅に低減して第1のユーザに提供することも可能である。ちなみに、サービス提供者は余剰帯域(エキストラ帯域)を貸与されて第2の通信サービスを行うので、第2の通信サービスをかなり安価に行うことができる。なお、第1のユーザは余剰帯域・未利用帯域を貸与するので、自己が行う通信に支障は生じない。ちなみに、ADSLの8Mbpsに比べて光ファイバの100Mbpsは充分な広帯域を有しているといえる。
【0070】
また、第1のユーザがホテル等や店舗経営等を行っている場合は、本アクセスネットワークサービスによれば集客力を増すことができる。また、新たな有料サービスを顧客に対して行うことができる。また、このようなエキストラ帯域を貸与する第1のユーザが集まってくると、その集まったエリアは一つの街になり、本サービスを提供するキャリア等のサービス提供者にとっても大変利益がある。また、このようなことからサービス提供者は、サービス管轄エリア内のユーザを増やすことが可能であり、ひいては、情報の流通が活性かされる効果が生じる。
【0071】
また、光ファイバの敷設(より広帯域の通信ネットワークの普及)が進み、対応するリッチコンテンツが制作し易い環境になる。リッチコンテンツの増加は、光ファイバの敷設に弾みを付ける。すると、これが好循環になり光ファイバ敷設費用や通信費用が一層安価になる。また、コンテンツも安価になる。
【0072】
なお、1本の光ファイバを共有して通信を行う方法として、シェアドアクセス方式が知られている。この方式は10Mbpsの光ファイバをスプリッタ(合分波器)で1〜32回線に分割して、それぞれサービス提供者と契約した各ユーザ宅に分割した光ファイバを引き込むものであり(最低帯域保証0.3Mbps)、光ファイバの引き込み(敷設)態様として本実施形態のものとは明らかに区別される。また、通信サービスの提供態様も、第1の通信サービスと第2の通信サービスを提供する本実施形態のものとは明らかに区別されるものである。
【0073】
次に、図14及び図15を参照して、アクセスネットワークサービスのビジネスモデルを説明する。なお、サービス提供者を適宜帯域貸与サービス提供者と呼ぶ。
図14は、(a)がビジネスモデルの基本態様を示し、(b)がビジネスモデルの発展態様を示す。図15は、(a)が図14(b)とは異なる発展態様(外部委託)を示し、(b)がさらに異なる発展態様(自社提供)を示す。
【0074】
まず、図14(a)のビジネスモデルの基本態様を説明する(図2で説明したビジネス概要と重複する部分は簡単に説明する)。この図14(a)では、第1のユーザがエキストラ帯域をサービス提供者に有償で貸与し、サービス提供者が貸与されたエキストラ帯域を第2のユーザに有償でさらに貸与することを示している。エキストラ帯域は無線LANにより、第1のユーザの近傍で活動する第2のユーザに提供される。既に説明したとおり、第2のユーザは第1のユーザから通信サービスの提供を受けるのではなく、第1のユーザも第2のユーザも共にサービス提供者(帯域貸与サービス提供者)から通信サービスの提供を受ける。
【0075】
図14(b)は、ビジネスモデルの発展態様であり、第2のユーザは、ISP、SP(Service Provider)、CP(Contents Provider)、広告業者、エリア統括者等からエキストラ帯域を利用してインターネット(Web、メール)、コンテンツ配信(映像、音楽)、その他サービス(ショッピング、セクレタリ)等の情報サービスの提供を受ける。また、サービス提供者は、ISP等に対しては、中継接続サービスやコロケーションサービスを行う。つまり、サービス自体をISP等に委託する形態であり、キャリア等は例えばインフラの提供(光ファイバの敷設)、管理に徹する。
【0076】
また、サービスの発展態様として、図15(a)に示すように、第1のユーザが提供するサービスを外部委託し、委託された外部専門事業者が第2のユーザに届けるサービス提供例もある。この例では、外部専門事業者は、ISP、SP、CP、広告事業者、エリア統括者等であり、第1のユーザが外部専門事業者にコンテンツを登録し、このコンテンツをスポットサービスとして第2のユーザに提供する。第2のユーザは、第1のユーザの店舗等で買い物や飲食をする顧客である。これにより、第1のユーザは顧客サービスが向上し、第1のユーザの本業の売上増に貢献する。
【0077】
また、サービスの発展態様として、図15(b)に示すように、ISP等に第1のユーザがサービスサイトを登録し、第2のユーザはポータルサービスをISP等から受けると共に、スポットサービスを第1のユーザから受ける。第1のユーザは、スポットサービスの対価を第2のユーザから受けることができる。
【0078】
なお、例示したビジネスモデルは、全て第1のユーザの個人宅(第1のユーザ宅1、店舗を含む)に敷設された光ファイバの余剰帯域を利用して第2のユーザが受けるサービスである。
【0079】
このように本発明によれば、有用な種々のビジネスモデルを提供することができる。この際、第2の通信サービスに関しては、第1のユーザは、関係法規で要求される許認可等の手続は不要である。また、本発明によれば、光ファイバを敷設したユーザ(第1のユーザ)に付随的な利益が生ずる仕組みを提供できる。また、サービス提供者がブロードバンドユーザに安価な料金設定を行えるような仕組みを提供できる。もって、より広帯域の通信ネットワーク(光ファイバアクセス網)の普及に資することができる。
【0080】
以上説明した本発明は、前記した実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。
例えば、実施形態では無線LANによる第2の通信サービスを説明したが、有線LANによる第2の通信サービスの提供でもよい。また、第1のユーザが無線LANにより第1の通信サービスの提供を受けてもよい。なお、無線LANは一例であり、無線通信手段は無線LANに限定されるものではない。また、帯域制御の手段・手法についても、前記した手段・手法に限定されることはなく、例えば上り信号の帯域制御を基地局側で行ってもよい。また、下り信号の帯域制御を終端装置側で行ってもよい。また、光ファイバが第1のユーザ宅内までの敷設ではなく、近傍の電柱までの敷設で、その先が有線/無線になっている構成でもよい。また、例えば課金管理装置や窓口サーバなどは、基地局以外の場所にあってもよい。そして、複数の基地局の課金管理や申込みの受付等を行うようにしてもよい。また、100Mbpsの光ファイバは一例であり、これに本発明が限定されることはない。
【0081】
また(図1参照)、同一セル内における第1のユーザと第2のユーザの通信、同一セル内における第2のユーザ同士の通信を、P2P(Peer to Peer、N対N通信)で行ってもよい。この際、P2Pの通信に課金するための構成を、例えば無線基地局12に備えるようにしてもよい。
【0082】
また、従量制は、定額制(固定制)を加味したものであってもよい。また、貸与料等は現金に限定されるものではなく、有形無形の財価を含む。
【0083】
また、図4に示すように、終端装置11Aとスイッチングハブ11Bを一体としてメディアコンバータ11としたが、終端装置11Aとスイッチングハブ11Bを第1のユーザが別々に準備するようにしてもよい。準備の態様としては、購入(買取り)、レンタル、リース、無償譲渡等があげられる。無線基地局12についても同様であり、購入(買取り)、レンタル、リース、無償譲渡等があげられる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、より広帯域の通信ネットワークの普及に大きく資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態のアクセスネットワークサービス提供方法が実施されるアクセスネットワークシステムの構成図を模式的に示す。
【図2】本発明に係る実施形態のビジネス概略図である。
【図3】本発明に係る実施形態のアクセスネットワークサービス提供方法が実施されるアクセスネットワークシステム構成図を装置構成と共に模式的に示した図である。
【図4】図1のメディアコンバータの構成を第1のユーザ宅の装置・機器の接続状況と共に示すブロック図である。
【図5】図1の動作を説明するフローチャートである。
【図6】サービス業者から第2のユーザに送信される帯域貸与サービスの利用条件通知画面の一例を示す図である。
【図7】帯域貸与サービスの申込み事前説明画面の一例(第1のユーザ向け)を示す図である。
【図8】帯域貸与サービスの申込み内容設定画面の一例(第1のユーザ向け)を示す図である。
【図9】ネットワーク利用料請求画面の一例(第2のユーザ向け)を示す図である。
【図10】サービス提供者におけるネットワーク管理画面の一例(サービス提供者向け)を示す図である。
【図11】サービス提供者におけるネットワーク管理画面の一例(図10の別例)を示す図である。
【図12】サービス提供者におけるトラフィック制御画面の一例(サービス提供者向け)を示す図である。
【図13】サービス提供者における帯域管理画面(一覧表)の一例(サービス提供者向け)を示す図である。
【図14】(a)がビジネスモデルの基本態様を示し、(b)がビジネスモデルの発展態様を示す。
【図15】(a)が図14(b)とは異なる発展態様(外部委託)を示し、(b)がさらに異なる発展態様(自社提供)を示す。
【符号の説明】
1 … 第1のユーザ宅
11… メディアコンバータ
11A…終端装置
12… 無線基地局
2 … モバイル端末
3 … 基地局
31… ネットワーク装置
32… 帯域管理装置(アクセスネットワークサービス制御装置)
33… 課金管理装置(アクセスネットワークサービスにおける課金装置)

Claims (13)

  1. 通信サービスの提供を行うサービス提供者が、前記サービス提供者から第1の通信サービスを受ける1以上の第1のユーザと、前記第1のユーザの近傍で活動する1以上の第2のユーザに対して行う、アクセスネットワークサービス提供方法であって、
    前記サービス提供者が行う前記第2のユーザへの第2の通信サービスが、当該サービス提供者と前記第1のユーザ間に接続された物理的に分割されない1本の同一アクセス回線を前記第1のユーザと前記第2のユーザとが共有することによって行われること、
    を特徴とするアクセスネットワークサービス提供方法。
  2. 通信サービスの提供を行うサービス提供者が、1以上の第1のユーザと1以上の第2のユーザに対して、第1のユーザ宅に接続された物理的に分割されない1本の同一アクセス回線を介して行うアクセスネットワークサービス提供方法であって、
    前記サービス提供者が、前記第1のユーザに提供する第1の通信サービスのための前記同一アクセス回線の帯域のうち余剰帯域又は未利用帯域を前記第1のユーザから借り受け、該余剰帯域又は未利用帯域を前記第1のユーザの近傍で活動している前記第2のユーザに第2の通信サービスとして提供すること、
    を特徴とするアクセスネットワークサービス提供方法。
  3. 前記第2の通信サービスを、前記同一アクセス回線の前記第1のユーザ宅側に設置された無線通信手段を介して行うこと、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアクセスネットワークサービス提供方法。
  4. 前記同一アクセス回線に送出される情報が前記第1のユーザに係る情報か前記第2のユーザに係る情報かを識別し、この識別結果に基づいて前記第2のユーザの帯域の利用を制御すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のアクセスネットワークサービス提供方法。
  5. 提供した前記第1の通信サービスを定額制により前記第1のユーザに課金する管理、提供した前記第2の通信サービスを従量制により前記第2のユーザに課金する管理、さらに、自己の余剰帯域又は未利用帯域の前記第2の通信サービスへの貸与を許諾した第1のユーザに対する貸与料の支払いの管理を行うようにしたこと、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のアクセスネットワークサービス提供方法。
  6. 前記無線通信手段はハンドオーバ機能を有し、異なる無線通信手段とのシームレス通信を前記第2の通信サービスとして行うこと、
    を特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載のアクセスネットワークサービス提供方法。
  7. 第1のユーザ宅ごとに敷設された物理的に分割されない1本の同一アクセス回線を経由して行われるサービス提供者の通信サービスを制御するアクセスネットワークサービス制御装置であって、
    前記同一アクセス回線を固定的に利用する1以上の第1のユーザに前記サービス提供者が提供する第1の通信サービスと、前記同一アクセス回線を一時的に利用する1以上の第2のユーザに前記サービス提供者が提供する第2の通信サービスとを監視する通信監視手段を備えて、
    前記サービス提供者が、前記第1のユーザの前記同一アクセス回線における余剰帯域又は未利用帯域を利用して、前記第1のユーザの近傍で活動する第2のユーザに対する通信サービスを行うこと、
    を特徴とするアクセスネットワークサービス制御装置。
  8. 前記同一アクセス回線には前記ユーザ宅側に無線通信手段が備えられており、前記通信監視手段は、前記無線通信手段を介して行われる前記第2の通信サービスを監視すること、
    を特徴とする請求項7に記載のアクセスネットワークサービス制御装置。
  9. 前記第1の通信サービスにおける利用可能帯域を制御し、及び/又は前記第2の通信サービスにおける利用可能帯域を制御する帯域制御手段を備えたこと、
    を特徴とする請求項7又は請求項8に記載のアクセスネットワークサービス制御装置。
  10. 前記帯域制御手段は、タイムスケジュールに応じて前記第1のユーザ及び/又は第2のユーザの前記利用可能帯域を制御する構成を有すること、
    を特徴とする請求項9に記載のアクセスネットワークサービス制御装置。
  11. 前記第2の通信サービスの提供の可否を前記第2のユーザごとに設定制御するサービス制御手段を備えたこと、
    を特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載のアクセスネットワークサービス制御装置。
  12. 通信サービスの提供を行うサービス提供者が、第1のユーザ宅ごとに敷設された物理的に分割されない1本の同一アクセス回線を経由して、1以上の第1のユーザ及び1以上の第2のユーザに対して行うアクセスネットワークサービスにおける課金管理装置であって、
    前記サービス提供者が、前記第1のユーザに提供する第1の通信サービスのための前記同一アクセス回線における余剰帯域又は未利用帯域を利用して前記第1のユーザの近傍で活動する第2のユーザに対する第2の通信サービスを行い、
    前記サービス提供者が、前記第2のユーザに対する前記第2の通信サービスの提供費用を課金し、自己の余剰帯域又は未利用帯域の前記第2の通信サービスへの貸与を許諾した前記第1のユーザに対して貸与料を支払うアクセスネットワークサービスを実現するため、
    提供した前記第1の通信サービスを前記第1のユーザに課金する管理、提供した前記第2の通信サービスを前記第2のユーザに課金する管理、さらに、自己の余剰帯域又は未利用帯域の前記第2の通信サービスへの貸与を許諾した第1のユーザに対する貸与料の支払いの管理を行う課金管理手段を備えたこと、
    を特徴とするアクセスネットワークサービスにおける課金管理装置。
  13. 前記課金管理手段は、前記第1のユーザに対する課金を定額制で行い、前記第2のユーザに対する課金は従量制で行うこと、
    を特徴とする請求項12に記載のアクセスネットワークサービスにおける課金管理装置。
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