JP2004022084A - ディスク記録装置における記録パワー決定方法、およびディスク記録装置 - Google Patents

ディスク記録装置における記録パワー決定方法、およびディスク記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】書き込み可能な光記録ディスクから試験記録信号の非対称性を求めて記録用レーザ光の最適パワーを決定するディスク記録装置における記録パワー決定方法、およびディスク記録装置において、結像度が高すぎても記録パワーの最適値を求めることのできる構成を提供すること。
【解決手段】ディスク記録装置1では、実記録に先だって最適記録パワーの決定を行う際、EFM信号の振幅I11、および同信号の最大レベルITOPから、あるいは最長ピット信号、最長スペース信号、最短ピット信号、最短スペース信号のレベルから結像度を求め、結像度が高すぎる場合には、デフォーカスを付与し、結像度を低下させてからテスト用EFM信号のアシンメトリを求め、このアシンメトリに基づいて、最適記録パワーを決定する。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、書き込み可能な光記録ディスクに情報を記録する際に、信号を再生してその再生信号の非対称性から最適記録パワーを決定するためのディスク記録装置における記録パワー決定方法、およびこの方法を採用したディスク記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
書き込み可能な光記録ディスクに信号を記録する際、実際の信号を記録する前に試し書きを行い、その後、試し書きの部分を再生し信号品位を調べて、書き込み光パワー強度の最適値を得るというキャリブレーションが行われることがある。CD−Rでは、この試し書き領域をPCA(Power Caliblation Area)といい、このような領域は、光記録ディスクの最内周に設けられている。また、前記のキャリブレーション動作をOPC(Optimum Power Control)という。
【0003】
このOPCを行うには、光記録ディスクのPCAにレーザーパワーを数段階あるいは連続的に変化させてテスト用EFM(Eight to Fourteen Modulation)信号の書き込みを行った後、その書き込み部分を再生してそのRF信号の品位から、最適な書き込みが行われた位置を求め、その位置のEFM信号を記録した時点のレーザーパワーを最適記録パワーとする。RF信号品位のチェックは、RF信号の非対称性(アシンメトリ)を検出して行われる。
【0004】
このような非対称性を検出するには、一般的に、図6に示すように。光記録ディスクに再生用レーザ光を照射して得たRF信号に基づいてトップピーク検出回路52、およびボトムピーク検出回路53によって記録パワーごとにトップピークAtとボトムピークAbを検出する。次に、アシンメトリ演算回路54は、下式
β=(At+Ab)÷(At−Ab)
によって、記録パワーごとのアシンメトリβを演算する。次に判定回路55は、求められたアシンメトリβの中から最適とされるアシンメトリに最も近いアシンメトリが得られる記録パワーを選び出し、これを最適記録パワーとして決定する。従って、この最適記録パワーを用いてデータ記録領域に実記録を行えば、最良の状態で記録、再生を行うことができる。
【0005】
また、特許第2827855号公報には、基本的には上記の方法と同様であるが、特定の波形に限定し、それからアシンメトリを求める方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようなディスク記録装置において、光記録ディスクに信号を記録するには大きなパワーが必要であるため、対物レンズとしてはNA値が大きなものが使用される。その結果、従来のいずれの構成を採用しても、図5に実線L11に示すように最適なアシンメトリで検出されるはずのテスト用EFM信号が、一点鎖線L12で示すように、飽和によりボトムピーク位置が矢印Bで示すように歪んだ波形として検出されることがある。このような状態になると、アシンメトリが正しく検出されないため、最適記録パワーが正しく求められないという問題点がある。
【0007】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、書き込み可能な光記録ディスクから試験記録信号の非対称性を求めて記録用レーザ光の最適パワーを決定するディスク記録装置における記録パワー決定方法、およびディスク記録装置において、結像度が高すぎても記録パワーの最適値を求めることのできる構成を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、書き込み可能な光記録ディスクの記録面に対物レンズを介してレーザ光を結像させて記録パワーの決定のための試験記録を行った後、当該記録面に再生用レーザ光を結像させてその戻り光から試験記録信号を再生し、該試験記録信号の非対称性に基づいて前記光記録ディスクに対する記録用レーザ光の最適パワーを決定するディスク記録装置における記録パワー決定方法において、前記試験記録信号を再生する際、前記光記録ディスクに対する前記再生用レーザ光の結像度を判定し、当該結像度が高すぎる場合には、前記結像度を低下させた状態で再生した前記試験記録信号の非対称性に基づいて、前記記録用レーザ光の最適パワーを決定することを特徴とする。
【0009】
また、本発明では、書き込み可能な光記録ディスクの記録面にレーザ光を結像させるための対物レンズと、前記対物レンズを介して再生用レーザ光を結像させたときの戻り光から、記録パワーの決定のために前記光記録ディスクに試験記録されていた試験記録信号を再生する信号再生手段と、該信号再生手段によって再生された前記試験記録信号の非対称性に基づいて前記光記録ディスクに対する記録用レーザ光の最適パワーを決定する最適パワー決定手段とを有するディスク記録装置において、前記試験記録信号を再生する際、前記光記録ディスクに対する前記再生用レーザ光の結像度を判定する結像度判定手段と、該結像度判定手段での判定結果に基づいて、前記結像度が高すぎる場合には結像度を低下させて前記試験記録信号の再生を行わせる結像度低下手段とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明では、試験記録信号の非対称性に基づいて光記録ディスクに対する記録用レーザ光の最適パワーを決定する際、結像度が高すぎて、再生した信号の波形が歪んでいる場合には、結像度を低下させることにより、波形歪みを解消した状態で非対称性を求めて最適記録パワーを決定する。このため、対物レンズのNA値が大きくても、最適記録パワーを正確に求めることができるので、常に最適な条件でデータの記録、再生を行うことができる。
【0011】
本発明において、前記結像度を低下させる際には、前記対物レンズの位置をフォーカシング方向にずらして結像度を低下させることが好ましい。それには、本発明に係るディスク記録装置において、前記結像度低下手段は、前記結像度判定手段での判定結果に基づいて、結像度が高すぎる場合に対物レンズ駆動手段に対して前記対物レンズの移動を行わせる。すなわち、結像度が高すぎる場合、フォーカシング機構を利用して対物レンズを移動させて結像度を低下させれば、新規な機構を追加しなくてもよいという利点がある。
【0012】
本発明において、前記試験記録信号の非対称性については当該試験記録信号を再生したときに得られるRF信号の包絡線波形に基づいて求めることができる。
【0013】
本発明において、前記結像度の判定については、前記試験記録信号を再生した際に得られた信号全体の振幅レベルと、前記試験記録信号に含まれる最長ピット信号、最長スペース信号、最短ピット信号、最短スペース信号のうちのいずれか一つ、あるいは複数の振幅レベルとの比較によって行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明を適用したディスク記録装置、およびこのディスク記録装置における記録パワー決定方法を説明する。
【0015】
図1および図2はそれぞれ、本発明を適用したディスク記録装置の光学系の説明図、および本発明を適用したディスク記録装置の要部構成を示すブロック図である。図3は、図2に示すディスク記録装置の信号再生回路の要部の構成を示すブロック図である。
【0016】
図1において、本形態のディスク記録装置1は、CD−Rなどといった光記録ディスク2に対してCDフォーマットで情報を記録を書き込むとともに、CD−RやCDから情報の再生を再生することも可能である。
【0017】
このディスク記録装置1の光ヘッド装置10には、例えば、半導体レーザ3(光源)から光記録ディスク2に至る光路上に、半導体レーザ3から出射されたレーザ光を平行光化する第1のコリメートレンズ12と、この第1のコリメートレンズ12から出射されたレーザ光を反射して共通光路上に導くビームスプリッタ13と、共通光路上において、レーザ光を光記録ディスク1の記録面に収束させる対物レンズ4とが配置されている。また、共通光路の延長上には、第2のコリメートレンズ14、センサーレンズ15および受光素子5が配置されている。
【0018】
このディスク記録装置1では、CD−R(光記録ディスク2)に情報を記録するときは、半導体レーザ3から所定パワーの記録用レーザ光が出射される。このレーザ光は、第1のコリメートレンズ12に入射し、第1のコリメートレンズ12によって、平行光束に変換された後、ビームスプリッタ13によって共通光路に導かれ、対物レンズ4によって、CD−Rの記録面に光スポットとして収束し、CD−Rに対して情報が記録される。
【0019】
また、CDあるいはCD−R(光記録ディスク2)から情報を再生するときは、半導体レーザ3から出射された所定パワーの再生用レーザ光が第1のコリメートレンズ12、ビームスプリッタ13、および対物レンズ4を介して光記録ディスク2に収束し、光記録ディスク2で反射した戻り光は、対物レンズ4、ビームスプリッタ13、第2のコリメートレンズ14、およびセンサーレンズ15を介して受光素子5に集光するので、受光素子5で検出された信号により情報を再生できる。
【0020】
このような光ヘッド装置10を備えるディスク記録装置1は、概ね、図2に示すように構成されている。このディスク記録装置1において、フォーカス・トラッキングサーボ回路31は、CPUなどを備えるシステムコントローラ32からの指令により、光ヘッド装置10のフォーカシング駆動機構、およびトラッキング駆動機構(図1に矢印F、Tで示す)を制御し、対物レンズ4をフォーカシング方向およびトラッキング方向に移動させて、半導体レーザ3(図1を参照)から出射されるレーザ光のフォーシング・トラッキング制御を行う。また、フィードサーボ回路42は、システムコントローラ32からの指令により、フィードモータ43を駆動して光ヘッド装置10を光記録ディスク2の径方向に移動させる。また、ディスクモータ41は、光記録ディスク2を回転駆動する。
【0021】
このディスク記録装置1において、データ信号形成回路34は、入力データに基づいて一連のデータ信号を生成しデータ信号補正回路(図示せず)などを介してレーザ発生回路37に入力する。また、レーザ発生回路37は、データ信号に応じて光ヘッド装置10の半導体レーザ3を駆動してレーザ光を光記録ディスク2の記録面に照射し、ピットを形成して記録を行なう。
【0022】
この時のレーザパワーは、後述する方法で求められた最適記録パワーに制御されており、レーザ発生回路37のALPC(Automatic Laser Power Control)回路では、この指令された最適記録パワーに高精度に制御される。また、このようにして記録した光記録ディスク2に再生用レーザ光を照射して再生すると、読み出しデータは、信号再生回路38で復調され、出力される。
【0023】
このようなディスク記録装置1では、実記録に先だって最適記録パワーの決定を行うことを目的に、まず、CDフォーマットのテスト用EFM信号を光記録ディスク2に試験記録する。このテスト用EFM信号の記録は、実際のデータ記録と同様にして行われるので、その説明を省略するが、どの位置をどのパワーで記録したかはシステムコントローラ32内のメモリに記憶される。
【0024】
図3に示すように、信号再生回路38には、テスト用EFM信号の記録箇所に再生用レーザ光を照射したときにその戻り光から得られるRF信号全体、およびRF信号に含まれる各信号のトップピーク(+側のピーク)At、およびボトムピーク(−側のピーク)Abをそれぞれ抽出可能なトップピーク検出回路52、およびボトムピーク検出回路53が構成されており、これらのトップピーク検出回路52、およびボトムピーク検出回路53は各々、記録パワーごとにEFM信号などのトップピークAt、およびボトムピークAbをアナログ処理により検出するとともに、その検出結果をシステムコントローラ32、およびアシンメトリ演算回路55に出力するようになっている。
【0025】
また、アシンメトリ演算回路55は、下式
β=(At+Ab)÷(At−Ab)
から記録パワーごとのアシンメトリβ(非対称性)を演算するとともに、その演算結果(アシンメトリβ)をシステムコントローラ32に出力するようになっている。ここで、EFM信号のトップピークAt、およびボトムピークAbに基づいてアシンメトリβを求めれば、図5に示すRF信号の包絡線波形に基づいて試験記録信号の非対称性が求めることになる。
【0026】
ここで、システムコントローラ32は、予め格納されているプログラムに基づいて、図4に示す最適記録パワーの決定処理を行うように構成されている。そこで、図3、図4、および図5を参照しながら、本形態のディスク記録装置1で行われる最適記録パワーの決定方法を説明する。
【0027】
図4は、図2に示すディスク記録装置で行う最適記録パワーの決定手順の一例を示すフローチャートである。図5は、図4に示す最適記録パワーの決定手順に用いたRF信号の説明図である。
【0028】
本形態のディスク記録装置1において、実記録に先だって最適記録パワーの決定を行う際には、例えば、CDフォーマットのテスト用EFM信号を発生して、これで記録用レーザ光を変調して光記録ディスク2に試験記録する。このとき、システムコントローラ32からの指令でレーザ発生回路37は記録パワーを順次自動的に変化させてテスト用EFM信号を各記録パワーについて繰り返し記録する。この際、光記録ディスク2のどの位置をいずれのパワーで記録したかをシステムコントローラ29のメモリに記憶しておく。
【0029】
次に、図4に示すステップST1で記録状態の計測を開始する。それには、まず、再生モードに切換えて、一定パワーの再生用レーザ光を光記録ディスク2のテスト用EFM信号記録領域に照射し、データを読み出す。ここで得られた読み出しデータは、信号再生回路38に出力され、信号再生回路38では、RF信号トップピークAt、およびボトムピークAbを検出して、システムコントローラ32に出力する。
【0030】
次に、ステップST2において、システムコントローラ32は、光記録ディスク2に対する再生用レーザ光の結像度を計測し、判定する。すなわち、システムコントローラ32は、RF信号全体のトップピークAt、ボトムピークAbに基づいて、図5に示すEFM信号の振幅I11、およびRF信号全体の振幅ITOPを算出するとともに、下式
α=振幅レベルI11/振幅レベルITOP
から結像度αを計測し、結像度αが高すぎるか否かを判定する。
【0031】
このステップST2において、例えば、αが60%を超える場合には、図5に一点鎖線L12で示すように、結像度が高すぎてEFM信号の波形が歪んでいる可能性が高いとして、システムコントローラ32は、ステップST3でフォーカス・トラッキングサーボ回路31を制御し、対物レンズ4の位置をフォーカシング方向にずらしてデフォーカスを付与し、このデフォーカス状態で、ステップST2に戻って再度、RF信号全体のトップピークAt、ボトムピークAbを求めさせて、図5に示すEFM信号の振幅I11、およびRF信号全体の振幅ITOPを再度、算出するとともに、結像度αを計測し、結像度αが高すぎるか否かを判定する。
【0032】
その結果、再度の判定で結像度αが60%を下回る場合には、図5に実線L11で示すように、結像度が適正でEFM信号の波形が歪んでいないとして、システムコントローラ32は、ステップST4で、信号再生回路38で求めたアシンメトリβの中から最適とされるアシンメトリが得られる記録パワーを算出し、これを最適記録パワーとして決定する。
【0033】
このようにして、最適記録パワーを決定した後は、ステップST5でデフォーカス状態を解除し、しかる後、ステップST6で、最適記録パワーによって記録を行うようにレーザ発生回路37を制御した後、光記録ディスク2のデータ記録領域に実記録を行う。
【0034】
なお、最初の再生時に解像度αが60%を下回っていた場合には、システムコントローラ32は、デフォーカス付与を行わずに、そのままステップST4で、信号再生回路38で求めたアシンメトリβの中から最適とされるアシンメトリが得られる記録パワーを算出し、これを最適記録パワーとして決定する。
【0035】
このように、本形態の光記録ディスク記録装置1では、テスト用EFM信号の非対称性に基づいて光記録ディスク2に対する記録用レーザ光の最適パワーを決定する際、結像度αが高すぎて、再生した信号の波形が歪んでいる可能性が高い場合には、結像度を低下させることにより、波形歪みを解消した状態で非対称性を求めて最適記録パワーを決定する。このため、対物レンズ4のNA値が大きくても、最適記録パワーを正確に求めることができるので、常に最適な条件でデータの記録、再生を行うことができる。
【0036】
また、結像度を低下させるにあたって、対物レンズ4のフォーカシング方向に位置をずらして結像度を低下させる。すなわち、結像度が高すぎる場合、従来から設けられているフォーカス・トラッキングサーボ回路31、およびフォーカシング機構(対物レンズ駆動手段)をそのまま利用して対物レンズ4を移動させて結像度を低下させるので、新規な機構を追加しなくてもよい。
【0037】
(その他の実施の形態)
なお、上記形態では、テスト用EFM信号に最長ピット信号として含まれる同期信号T11の振幅I11、および同信号の最大レベルITOPから結像度αを求めたが、図5示す最短ピット信号の振幅、同信号の振幅I11とから結像度αを求め、それが例えば、50%以上であるか否かによって結像度αが高すぎるか否かを判定してもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、試験記録信号の非対称性に基づいて光記録ディスクに対する記録用レーザ光の最適パワーを決定する際、結像度が高すぎて、再生した信号の波形が歪んでいる可能性が高い場合には、結像度を低下させることにより、波形歪みを解消した状態で非対称性を求めて最適記録パワーを決定する。このため、対物レンズのNA値が大きくても、最適記録パワーを正確に求めることができるので、常に最適な条件でデータの記録、再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスク記録装置の光学系の説明図である。
【図2】本発明を適用したディスク記録装置の要部構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示すディスク記録装置の信号再生回路の要部の構成を示すブロック図である。
【図4】図2に示すディスク記録装置で行う最適記録パワーの決定手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】図4に示す最適記録パワーの決定手順に用いたRF信号および同期信号を示す説明図である。
【図6】従来のディスク記録装置で最適記録パワーを決定するための回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ディスク記録装置
2 光記録ディスク
10 光ヘッド装置
3 半導体レーザ
4 対物レンズ
5 受光素子
31 フォーカス・トラッキングサーボ回路
32 システムコントローラ
37 レーザ発生回路
38 信号再生回路

Claims (8)

  1. 書き込み可能な光記録ディスクの記録面に対物レンズを介してレーザ光を結像させて記録パワーの決定のための試験記録を行った後、当該記録面に再生用レーザ光を結像させてその戻り光から試験記録信号を再生し、該試験記録信号の非対称性に基づいて前記光記録ディスクに対する記録用レーザ光の最適パワーを決定するディスク記録装置における記録パワー決定方法において、前記試験記録信号を再生する際、前記光記録ディスクに対する前記再生用レーザ光の結像度を判定し、当該結像度が高すぎる場合には、前記結像度を低下させた状態で再生した前記試験記録信号の非対称性に基づいて、前記記録用レーザ光の最適パワーを決定することを特徴とするディスク記録装置における記録パワー決定方法。
  2. 請求項1において、前記結像度を低下させる際には、前記対物レンズの位置をフォーカシング方向にずらして結像度を低下させることを特徴とするディスク記録装置における記録パワー決定方法。
  3. 請求項1または2において、前記試験記録信号を再生したときのRF信号の包絡線波形に基づいて当該試験記録信号の非対称性を求めることを特徴とするディスク記録装置における記録パワー決定方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記結像度の判定を、前記試験記録信号を再生した際に得られた信号全体の振幅レベルと、前記試験記録信号に含まれる最長ピット信号、最長スペース信号、最短ピット信号、最短スペース信号のうちのいずれか一つ、あるいは複数の振幅レベルとの比較によって行うことを特徴とするディスク記録装置における記録パワー決定方法。
  5. 書き込み可能な光記録ディスクの記録面にレーザ光を結像させるための対物レンズと、前記対物レンズを介して再生用レーザ光を結像させたときの戻り光から、記録パワーの決定のために前記光記録ディスクに試験記録されていた試験記録信号を再生する信号再生手段と、該信号再生手段によって再生された前記試験記録信号の非対称性に基づいて前記光記録ディスクに対する記録用レーザ光の最適パワーを決定する最適パワー決定手段とを有するディスク記録装置において、
    前記試験記録信号を再生する際、前記光記録ディスクに対する前記再生用レーザ光の結像度を判定する結像度判定手段と、該結像度判定手段での判定結果に基づいて、前記結像度が高すぎる場合には結像度を低下させて前記試験記録信号の再生を行わせる結像度低下手段とを有することを特徴とするディスク記録装置。
  6. 請求項5において、前記結像度低下手段は、前記結像度判定手段での判定結果に基づいて、結像度が高すぎる場合に対物レンズ駆動手段に対して前記対物レンズの移動を行わせることを特徴とするディスク記録装置。
  7. 請求項5または6において、前記試験記録信号を再生したときのRF信号の包絡線波形に基づいて当該試験記録信号の非対称性が求められることを特徴とするディスク記録装置。
  8. 請求項5ないし7のいずれかにおいて、前記結像度の判定は、前記試験記録信号を再生した際に得られた信号全体の振幅レベルと、前記試験記録信号に含まれる最長ピット信号、最長スペース信号、最短ピット信号、最短スペース信号のうちのいずれか一つ、あるいは複数の振幅レベルとの比較によって行われることを特徴とするディスク記録装置。
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