【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、統合管理システムに関し、詳しくは、ジョブ系の管理と伝票(ワークチケット)系の管理の独立性を保ちつつ、工程管理とデジタル作業管理を統合化できる管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、所定の仕事に対し行われる作業を複数の工程として管理する場合、かかる仕事に対して1つの業務伝票を発行して、該業務伝票により当該仕事に対する工程の流れを管理する方法が採られている。具体的には、所定の仕事について発行された業務伝票を、各工程における作業を管理する工程管理者が受け取ることにより、該工程における作業を行うことができるようにしている。このような業務伝票には、納品の時期から決定される各工程の締め切り時期を記載しているので、かかる業務伝票により各工程管理者は、当該工程における締め切りの時期の管理と、前後の工程の連携を行っている。
【0003】
印刷業界においては、初校から下版までに何度か修正が行われることが普通であり、特に頁物の場合は、しかも修正はお客側の都合により行われるものであり、顧客から持ち込まれる仕事が規定する内容は過去に持ち込まれた仕事が規定する内容と必ずしも同一となるとはいえない。
【0004】
また、実際に作業を行う現場レベルでは、デジタルデータに対するアクセスを必要としない作業であるアナログ作業とデジタルデータに対するアクセスを必要とするデジタル作業とが共存している。
【0005】
特にデジタル作業における現場では、デジタルデータは、作業者が作業しやすい単位で行われ本単位はジョブとよばれ、初校から下版に至るまで、通常変化することはない。
【0006】
このように、デジタルデータについて業務伝票により管理する仕事内容と、現場においてデータを管理するジョブが規定する仕事内容とは異なるといえる。
【0007】
従って、デジタルデータを扱う現場における管理と業務伝票系の管理についてみると、両者では管理の対象となる仕事内容が異なるために、実際の作業を行う現場レベルの作業状況は業務伝票の管理に反映されることがないため、各工程における作業状況は、工程管理者が該工程の作業をする作業担当者全員に逐次問い合わせて得られた各作業者の作業状態の結果から工程としての作業状態を決定しなければならず、迅速な作業管理ができない。迅速な作業管理が出来ないと、リソースの最適化を進めることができず問題となっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
こうした問題に対応するため、本発明者は、「ワークチケット」と「ジョブ」という別々のオブジェクトを導入し、ジョブの作業管理オブジェクトであるアクションとワークチケットのプロセス管理オブジェクトであるプロセスチケットとを関係付けることにより、ジョブ系の管理と伝票(ワークチケット)系の管理の独立性を保ちつつ、工程管理とデジタル作業管理を統合化できることを見出し、本発明に至った。
【0009】
本発明の課題は、ジョブ系の管理と伝票(ワークチケット)系の管理の独立性を保ちつつ、工程管理とデジタル作業管理を統合して、リソースの適切な配分ができる管理プログラム及び管理方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の課題は、本明細書の以下の記載によって明らかになる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)コンピュータに、単位品目に関わる複数の工程の集合体をワークチケットというオブジェクトにより管理し、前記単位品目に関わるデジタルデータをジョブというオブジェクトにより管理する機能を実現可能としたことを特徴とする管理プログラム。
【0012】
(請求項2)前記複数の工程の集合体における各工程をプロセスチケットというオブジェクトで管理することを特徴とする請求項1記載の管理プログラム。
【0013】
(請求項3)前記ジョブに対する作業をアクションというオブジェクトで管理することを特徴とする請求項1又は2記載の管理プログラム。
【0014】
(請求項4)前記プロセスチケットと前記アクションとを関連付けることを特徴とする請求項3記載の管理プログラム。
【0015】
(請求項5)コンピュータに、単位品目に関わる複数の工程の集合体をワークチケットというオブジェクトにより管理し、前記単位品目に関わるデジタルデータをジョブというオブジェクトにより管理する機能を実現可能としたことを特徴とする管理方法。
【0016】
(請求項6)前記複数の工程の集合体における各工程をプロセスチケットというオブジェクトで管理することを特徴とする請求項5記載の管理方法。
【0017】
(請求項7)前記ジョブに対する作業をアクションというオブジェクトで管理することを特徴とする請求項5又は6記載の管理方法。
【0018】
(請求項8)前記プロセスチケットと前記アクションとを関連付けることを特徴とする請求項7記載の管理方法。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態について、以下詳細に説明する。
【0020】
本発明の管理プログラムは、出版業界、印刷業界等、外部からの注文により、デジタルデータを対象とする作業を行うような現場で、受注から納品までの人的及び物的リソース管理、コスト管理を行う場合に好ましく適用可能である。
【0021】
本発明のプログラムは、以下に説明する作用をプログラム化することにより実現可能であり、該プログラムを該ハードウエア資源を制御するソフトウエアとしてハードウエア資源にインストールすることにより管理システムとして実現可能である。
【0022】
また、本発明に係る管理システムの処理を行うハードウエア資源としては、キーボードやマウス等の入力部と、入力されたデータを記憶するハードディスク、メモリ等の記憶装置、CPU等の演算装置等を有するコンピュータ等を用いることができる。かかるコンピュータは、複数台から構成されることが好ましい。
【0023】
以下、本発明の管理プログラム及び管理方法を管理システムで説明する。
【0024】
本発明の管理システムは、ワークチケット、プロセスチケット、ジョブ、アクションというシステム上のオブジェクトを導入することにより、図1の横軸で示される1つの品目について複数の工程の流れ(以下、ワークフローともいう)と、同図の縦軸で示される該品目に関するデータとそのデータに対する作業をそれぞれ独立して管理しながら、両者を統合して管理することを可能とした。
【0025】
本発明において品目とは、本発明の管理システムを利用する会社が受注する仕事のことをいう。
【0026】
本発明において工程とは、1つの品目について別々の部署における作業を経由して処理される場合に各部署に対応した工程を設けるというように、ユーザが必要に応じて便宜的に設定可能な指標である。
【0027】
本発明においてワークチケットとは、複数の工程の流れを管理するためのシステム上のオブジェクトであり、プロセスチケットとは、ワークチケットにより管理される複数の工程のそれぞれの作業状態を管理するためのシステム上のオブジェクトである。
【0028】
本発明においてジョブとは、作業の対象となるデジタルデータを管理するためのシステム上のオブジェクトであり、アクションとは、該ジョブに設定される作業を管理するためのシステム上のオブジェクトである。
【0029】
統合して管理するとは、工程の作業状態と各データの管理単位であるジョブに対する作業状態とを後述するように連携して管理することをいう。
【0030】
以下、本発明の管理システムについて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0031】
まず、ユーザは入稿したデータに対し、ワークフロー及びその終了時期を適宜に決定して、入力する。
【0032】
ワークフローとは、図2に示すように複数の工程からなるものであり、どういった工程によりワークフローを構成するかはユーザが必要に応じて決定することができる。かかるワークフローは、1つの品目について必ずしも1つである必要はなく、むしろ、本発明の管理システムの効果を発揮する上では、1つの品目についてワークフローが複数存在しうる場合に本発明の管理システムを適用する方が好ましい。
【0033】
前記ワークフローの入力により該ワークフローに対してワークチケットが発行される。ワークチケットの発行は、ユーザの入力に応じて、実際のデータ、工程と該ワークフローの納期をワークチケットと関連づけて図3に示すようなデータテーブルを構成し、ハードディスク等の記憶装置に記憶することにより行われる。
【0034】
ユーザにより当該ワークチケットの参照する入力がされた場合に、該データテーブルを参照することにより、ワークチケットに対応する内容(工程、納期、ワークチケット)を例えば画面表示又はプリント出力等の手段により出力する。
【0035】
このように、ワークチケットを参照することにより、どのような工程を経て業務が流れ、いつまでに納品が行われるのかが分かるので、業務管理における管理(各工程に対する業務の流れとその終了時期の管理)を行うことができる。
【0036】
また、デジタル作業の現場において作業者が作業する対象となるデジタルデータの集合をジョブにより設定する入力がユーザによりなされる。
【0037】
デジタルデータがジョブとして定義される入力が行われることにより、例えば、図4に示すようなデータテーブルが構成されて、ハードディスク等の記憶装置に記憶される。図4においては、「第21頁から第30頁までのデジタルデータ」が「ジョブ1」というジョブ名として登録され、「第5頁目から第18頁目までのデジタルデータ」についてジョブ名が「ジョブ2」、「第32頁目から第33頁目までのデジタルデータ」についてジョブ名が「ジョブ3」として登録されている。尚、かかる例において例えば「第21頁から第30頁までのデジタルデータ」とは、当該デジタルデータの格納先の情報を含んでいる。
【0038】
このようにデジタルデータに対応したジョブが登録されることにより、例えばユーザが「ジョブ1」を指定したアクセスを行うと、前記ジョブの関連づけが記録されたデータテーブルが参照され「ジョブ1」に関連づけられたデジタルデータ(デジタルデータの格納先)が抽出され、実質的に「第21頁から第30頁までのデジタルデータ」をアクセスすることができる。
【0039】
本発明では、ジョブに対しての作業内容であるアクションをジョブに設定すると共にその作業状態を記録するデータベースを設けてそのアクションの作業状態を逐次記録して、当該ジョブに設定されたアクションの作業状態からジョブの作業状態を導くことにより、ジョブの作業状態を管理することができる。
【0040】
アクションの設定は、ジョブに対してその作業内容と作業者(以下、ユーザともいう)を指定する入力がユーザにより行われることにより、その内容に基づいて、例えば図5に示すようなデータベースが構成されてハードディスク等の記憶装置に記憶されることにより行われる。図5に示す例で1行目のデータテーブルには、ジョブ1に対し、色修正の作業がユーザ1により行われるアクション1が設定されている。
【0041】
アクションの作業状態は、例えば、図6に示すようなデータテーブルに構成され逐次記録される。また、ジョブの作業状態は、当該ジョブに設定されたアクションを図5に示すデータテーブルから抽出し、図6に示すアクションの作業状態のうち抽出されたアクションについての作業状態により決定され、図7に示すようなデータテーブルに構成され逐次記録される。
【0042】
このように、ジョブにアクション及び作業者が設定され、該アクションの作業状態を逐次記録して該アクションの作業状態をもとにジョブの作業状態を決定することで、ジョブの作業状態を判断できる。
【0043】
ユーザにより作業状態の確認する入力が行われると、かかるデータテーブルが参照され、アクション又はジョブの作業状態を表示画面又はプリント出力等の出力手段により出力することにより、ユーザがジョブ又アクションの作業状態を確認できる。
【0044】
このように本発明は、前述したワークチケットによる業務管理系の管理とジョブによるデジタルデータ管理系の管理という異なる管理要素をそれぞれ独立して管理することができる。
【0045】
上記の独立した管理を可能としながらも、本発明の管理システムは、各工程に対応するプロセスチケットというオブジェクトを設け、更に該オブジェクトに対して前述のようにジョブに設定されたアクションを関連づけることにより、デジタルデータ管理系の管理単位であるジョブと業務管理系の管理単位であるプロセスチケットを連携して管理することを特徴とする。
【0046】
以下、プロセスチケットの発行及びプロセスチケットとアクションとの関連づけについて説明する。
【0047】
前述したワークチケットの1つに関連づけられた各工程についてプロセスチケットが発行される。プロセスチケットの発行は、プロセス名とプロセスチケット名が関連づけられて例えば、図8に示すようなデータテーブルが構成されて、ハードディスク等の記憶装置に記憶されることにより行われる。
【0048】
かかるプロセスチケットに対してアクションを関連づけるのは、アクションを入力する際に関連するプロセスチケットを指定する入力を行うことにより、例えば図9に示すようなデータテーブルが構成され、ハードディスク等の記憶装置に記憶されることにより行われる。
【0049】
このような本発明の管理システムは、図10に示すように1つの品目を、データの面から見た管理指標であるジョブと、工程の面から見た管理指標であるワークチケットとにより管理しつつ、ワークチケットの管理下にあるプロセスチケットとジョブの管理下にあるアクションという2つのオブジェクトを関連づけられているため、2つの異なる管理指標を統合することができる。
【0050】
即ち、プロセスチケットによって管理される工程は、従来では、工程を管理する管理者がカンで作業状態を判断していたが、プロセスチケットに対応づけられたアクションの作業状態(複数の時は当該プロセスチケットに対応づけられた全てのアクションの作業状態)に基づいて作業状態が決定することができるので、今までは工程管理者のカンにより判断された工程の作業状態が実際に作業を行う現場レベルの細かさで分かる。
【0051】
プロセスチケットの作業状態が複数のアクションの作業状態により図11に基づいて決定され、例えば図12に示すようなデータテーブルに逐次記録されていくことにより工程の作業状態が管理できる。
【0052】
図11において、複数の関連アクションのうち最低1つでも「作業中」であれば、プロセスチケットの作業状態は「作業中」となり、複数の関連アクションの最低一つは「中断」で他は「開始」でない場合、「中断」となり、複数の関連アクション全てが「終了」である場合はプロセスチケットの作業状態は「終了」となることを示している。
【0053】
このように、現場レベルの管理オブジェクトであるジョブの作業状態を決定するアクションによりプロセスチケットの作業状態も決定されるので、現場レベルの作業状態が工程系の管理においても細かに反映することができる。
【0054】
また、プロセスチケットに関連づけられたアクションは、図5にも示されているように設定対象のジョブ、作業内容、作業者等を規定する属性を有している。従って、プロセスチケットに関連づけられたアクションについてこれらの情報に基づいて整理して管理することによりプロセスチケットに関連づけられた工程での作業をジョブや作業内容や作業者に基づいて整理して管理したりすることができる。例えば、図13に示すようにそれぞれの情報別に整理して管理することができる。
【0055】
このように、プロセスチケットをアクションと関連づけることにより、各プロセスチケットの負荷進行状況をジョブ、作業内容や作業者といった情報別に工程内作業を把握できるので、作業者の充足等のリソースの最適配分に必要となる管理情報をリアルタイムに工程管理者に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管理プログラムによる管理を示す図
【図2】ワークフローを説明するための図
【図3】ワークチケットに関するデータテーブルの一例を示す図
【図4】ジョブに関するデータテーブルの一例を示す図
【図5】アクションの設定に関するデータテーブルの一例を示す図
【図6】アクションの作業状態に関するデータテーブルの一例を示す図
【図7】ジョブの作業状態に関するデータテーブルの一例を示す図
【図8】プロセスチケットに関するデータテーブルの一例を示す図
【図9】プロセスチケットとアクションを関連づけるデータテーブルの一例を示す図
【図10】ジョブとワークチケットの関係を示す図
【図11】プロセスチケットの作業状態を決定するためのデータベースの一例を示す図
【図12】プロセスチケットの作業状態に関するデータテーブルの一例を示す図
【図13】プロセスチケットに関連づけられた情報の整理について説明するための図[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an integrated management system, and more particularly, to a management system that can integrate process management and digital work management while maintaining job system management and slip (work ticket) system management independence.
[0002]
[Prior art]
Normally, when a work performed on a predetermined work is managed as a plurality of processes, a method of issuing one business slip for the work and managing the flow of the process for the work by the business slip is adopted. ing. Specifically, by receiving a business slip issued for a predetermined job by a process manager who manages the work in each process, the work in the process can be performed. Such a business slip describes the deadline time of each process determined from the time of delivery, so that each business manager can manage the deadline time in the relevant process, and Of cooperation.
[0003]
In the printing industry, it is common for corrections to be made several times from the first school to the lower edition, especially in the case of pages, corrections are made at the convenience of the customer, and brought in by the customer The content specified by the work is not always the same as the content specified by the work brought in the past.
[0004]
At the site level where the work is actually performed, an analog work that does not require access to digital data and a digital work that requires access to digital data coexist.
[0005]
In particular, in the field of digital work, digital data is performed in units that are easy for workers to work with, and this unit is called a job, and does not normally change from the first school to the lower edition.
[0006]
Thus, it can be said that the job content managed by the business slip for the digital data is different from the job content defined by the job managing the data at the site.
[0007]
Therefore, regarding the management at the site where digital data is handled and the management of business slips, the work content to be managed differs between the two, and the work status at the site level where the actual work is performed is reflected in the management of business slips Since the work status in each process is not performed, the process manager determines the work status as a process from the result of the work status of each worker obtained by sequentially inquiring all the workers in charge of the process. Decisions must be made and quick work management is not possible. Without prompt work management, resource optimization could not be advanced, which was a problem.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In order to cope with such a problem, the present inventors have introduced separate objects called “work ticket” and “job”, and related the action, which is the work management object of the job, to the process ticket, which is the process management object of the work ticket. The present inventors have found that the process management and the digital work management can be integrated while maintaining the independence of the management of the job system and the management of the slip (work ticket) system.
[0009]
An object of the present invention is to provide a management program and a management method that can integrate process management and digital work management and appropriately allocate resources while maintaining job system management and slip (work ticket) system management independence. To provide.
[0010]
Other objects of the present invention will become apparent from the following description of the present specification.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
(Claim 1) A computer has a function of managing a collection of a plurality of processes related to a unit item by an object called a work ticket and managing digital data related to the unit item by an object called a job. And a management program.
[0012]
(2) The management program according to (1), wherein each process in the aggregate of the plurality of processes is managed by an object called a process ticket.
[0013]
(3) The management program according to (1) or (2), wherein the work for the job is managed by an object called an action.
[0014]
(4) The management program according to (3), wherein the process ticket is associated with the action.
[0015]
(Claim 5) The computer is capable of realizing a function of managing an aggregate of a plurality of processes related to a unit item by an object called a work ticket and managing digital data related to the unit item by an object called a job. And management method.
[0016]
(Claim 6) The management method according to claim 5, wherein each step in the aggregate of the plurality of steps is managed by an object called a process ticket.
[0017]
7. The management method according to claim 5, wherein the work for the job is managed by an object called an action.
[0018]
8. The management method according to claim 7, wherein the process ticket is associated with the action.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail.
[0020]
The management program of the present invention manages human and physical resources from order receipt to delivery and cost management at sites where digital data is processed by orders from outside such as the publishing industry and printing industry. It is preferably applicable when performing.
[0021]
The program of the present invention can be realized by programming the operation described below, and can be realized as a management system by installing the program on hardware resources as software for controlling the hardware resources. .
[0022]
The hardware resources for performing the processing of the management system according to the present invention include an input unit such as a keyboard and a mouse, a hard disk for storing input data, a storage device such as a memory, and an arithmetic device such as a CPU. A computer or the like can be used. Such a computer is preferably composed of a plurality of computers.
[0023]
Hereinafter, a management program and a management method of the present invention will be described using a management system.
[0024]
The management system of the present invention introduces objects on the system such as a work ticket, a process ticket, a job, and an action, so that a plurality of process flows (hereinafter, also referred to as a workflow) for one item indicated by the horizontal axis in FIG. ) And the data on the item indicated by the vertical axis in the figure and the work on the data are managed independently, and the two can be integrated and managed.
[0025]
In the present invention, the term “item” refers to a job ordered by a company using the management system of the present invention.
[0026]
In the present invention, a process is an index that can be set by a user as needed, for example, by providing a process corresponding to each department when one item is processed via work in different departments. It is.
[0027]
In the present invention, a work ticket is an object on a system for managing the flow of a plurality of processes, and a process ticket is a system for managing the work status of each of a plurality of processes managed by a work ticket. The object above.
[0028]
In the present invention, a job is an object on a system for managing digital data to be worked on, and an action is an object on a system for managing work set for the job.
[0029]
The term “integrated management” means that the work state of a process and the work state of a job, which is a management unit of each data, are managed in cooperation as described later.
[0030]
Hereinafter, the management system of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0031]
First, the user appropriately determines and inputs a workflow and an end time for the submitted data.
[0032]
The workflow is composed of a plurality of steps as shown in FIG. 2, and the user can determine what steps constitute the workflow as necessary. Such a workflow is not always required to be one for one item. Rather, in order to exhibit the effect of the management system of the present invention, the management system of the present invention is used when there are a plurality of workflows for one item. It is preferred to apply.
[0033]
By inputting the workflow, a work ticket is issued for the workflow. To issue a work ticket, a data table as shown in FIG. 3 is formed by associating actual data, a process, and a delivery date of the workflow with a work ticket in accordance with a user input, and stored in a storage device such as a hard disk. It is performed by.
[0034]
When the user inputs the work ticket, the contents (process, delivery date, work ticket) corresponding to the work ticket are output by means of, for example, screen display or printout by referring to the data table. I do.
[0035]
As described above, by referring to the work ticket, it is possible to know what process has been performed and by what time the delivery will be performed. Therefore, the management in the business management (the management of the business flow for each process and the end time thereof) )It can be performed.
[0036]
In addition, an input is made by a user to set a set of digital data to be worked by an operator at a digital work site by a job.
[0037]
By performing an input in which digital data is defined as a job, for example, a data table as shown in FIG. 4 is configured and stored in a storage device such as a hard disk. In FIG. 4, “digital data from page 21 to page 30” is registered as a job name “job 1”, and the job name “digital data from page 5 to page 18” is “Job 1”. The job names of “Job 2” and “Digital data from the 32nd page to the 33rd page” are registered as “Job 3”. In this example, for example, “digital data from page 21 to page 30” includes information on the storage location of the digital data.
[0038]
By registering the job corresponding to the digital data in this manner, for example, when the user performs an access specifying “Job 1”, the data table in which the association of the job is recorded is referred to and the job is associated with “Job 1”. The obtained digital data (the storage destination of the digital data) is extracted, and the “digital data from page 21 to page 30” can be accessed substantially.
[0039]
According to the present invention, an action, which is the work content of a job, is set in the job, and a database for recording the work state is provided to sequentially record the work state of the action, and the work of the action set in the job is set. By deriving the work state of the job from the state, the work state of the job can be managed.
[0040]
The action is set by, for example, a database as shown in FIG. 5 being configured based on the job contents by inputting the job contents and an operator (hereinafter also referred to as a user) for the job. And stored in a storage device such as a hard disk. In the example shown in FIG. 5, in the data table on the first line, an action 1 in which the user 1 performs a color correction operation on the job 1 is set.
[0041]
The work state of the action is, for example, configured in a data table as shown in FIG. 6 and sequentially recorded. Also, the work state of the job is determined by extracting the action set for the job from the data table shown in FIG. 5, and by the work state of the extracted action among the work states of the action shown in FIG. And is sequentially recorded.
[0042]
As described above, the action and the worker are set for the job, the work state of the action is sequentially recorded, and the work state of the job is determined based on the work state of the action, so that the work state of the job can be determined. .
[0043]
When the user performs an input for confirming the work state, the data table is referred to, and the work state of the action or the job is output by an output means such as a display screen or a printout so that the user can perform the work state of the job or the action. Can be confirmed.
[0044]
As described above, according to the present invention, it is possible to independently manage the different management elements of the management of the business management system using the work ticket and the management of the digital data management system using the job.
[0045]
While enabling the above-described independent management, the management system of the present invention provides an object called a process ticket corresponding to each process, and further associates the action set in the job with the object as described above. Jobs, which are management units of the digital data management system, and process tickets, which are management units of the business management system, are managed in cooperation with each other.
[0046]
Hereinafter, issuance of the process ticket and association of the process ticket with the action will be described.
[0047]
A process ticket is issued for each step associated with one of the work tickets described above. The process ticket is issued by associating the process name with the process ticket name, for example, forming a data table as shown in FIG. 8, and storing the data table in a storage device such as a hard disk.
[0048]
When associating an action with such a process ticket, a data table as shown in FIG. 9 is formed by inputting an associated process ticket at the time of inputting the action, for example, and is stored in a storage device such as a hard disk. This is performed by being stored.
[0049]
As shown in FIG. 10, the management system of the present invention manages one item by using a job which is a management index viewed from a data perspective and a work ticket which is a management index viewed from a process perspective. On the other hand, since two objects, a process ticket under the management of a work ticket and an action under the management of a job, are associated with each other, two different management indexes can be integrated.
[0050]
That is, in the process managed by the process ticket, the manager who manages the process has conventionally determined the work state by itself. However, the work state of the action associated with the process ticket (for a plurality of times, the process Since the work status can be determined based on the work status of all actions associated with the ticket), the work status of the process, which has been determined by the process manager's can, is the site level where the work is actually performed You can tell by the details.
[0051]
The work state of the process ticket is determined based on the work state of a plurality of actions based on FIG. 11, and the work state of the process can be managed by sequentially recording the work state in a data table as shown in FIG. 12, for example.
[0052]
In FIG. 11, if at least one of the plurality of related actions is “working”, the work state of the process ticket is “working”, at least one of the plurality of related actions is “interrupted” and the others are “working”. If it is not “start”, it indicates “interruption”, and if all of the plurality of related actions are “end”, it indicates that the work state of the process ticket is “end”.
[0053]
As described above, since the work state of the process ticket is also determined by the action that determines the work state of the job, which is the management object at the site level, the work state at the site level can be reflected in the management of the process system in detail. .
[0054]
Further, the action associated with the process ticket has attributes that define the job to be set, the work content, the worker, and the like, as shown in FIG. Therefore, by organizing and managing the actions associated with the process ticket based on such information, it is possible to organize and manage the work in the process associated with the process ticket based on the job, the work content, and the worker. can do. For example, as shown in FIG. 13, the information can be organized and managed for each piece of information.
[0055]
In this way, by associating the process ticket with the action, the progress of the load of each process ticket can be grasped in the process according to the information such as job, work content and worker, so that the optimum allocation of resources such as worker satisfaction can be achieved. Necessary management information can be provided to the process manager in real time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing management by a management program of the present invention; FIG. 2 is a diagram for explaining a workflow; FIG. 3 is a diagram showing an example of a data table relating to a work ticket; FIG. FIG. 5 is a diagram showing an example of a data table relating to setting of an action. FIG. 6 is a diagram showing an example of a data table relating to a working status of an action. FIG. 7 is a diagram showing an example of a data table relating to a working status of a job. FIG. 8 is a diagram showing an example of a data table related to a process ticket. FIG. 9 is a diagram showing an example of a data table for associating a process ticket with an action. FIG. 10 is a diagram showing a relationship between a job and a work ticket. FIG. 12 shows an example of a database for determining a work state. Diagram for explaining arrangement of information associated with the FIG. 13 process tickets showing an example of a data table relating to business conditions