JP2004021254A - 透過反射型切換液晶ディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】ポリマー分散型液晶(PDLC)により形成された透過反射型切換プレート及び又は透過反射型切換LCDのエレメントとして使用される材料に関する。
【解決手段】透過反射型切換LCDにおいて、第1の表面上に制御回路を有する第1の透明基板と、第1の表面上の制御電極層と、この制御電極層上の透過反射型切換プレートと、この透過反射型切換プレート上の複数のピクセル電極と、透過反射型切換プレートの光反射率を制御するために協働するピクセル電極層と制御電極層とからなるピクセル電極層と、このピクセル電極層上の液晶層と、この液晶層上の共通電極層と、この共通電極層上の第2の透明基板とにより構成される。又、透過反射型切換プレートの材料はポリマー分散型液晶や、金属粉末や、カラーポリマー分散型液晶である。
【効果】LCD上に表示されたイメージの品質を向上することが出来るとともに、消費電力を減少することが出来る。
【選択図】 図1A
【解決手段】透過反射型切換LCDにおいて、第1の表面上に制御回路を有する第1の透明基板と、第1の表面上の制御電極層と、この制御電極層上の透過反射型切換プレートと、この透過反射型切換プレート上の複数のピクセル電極と、透過反射型切換プレートの光反射率を制御するために協働するピクセル電極層と制御電極層とからなるピクセル電極層と、このピクセル電極層上の液晶層と、この液晶層上の共通電極層と、この共通電極層上の第2の透明基板とにより構成される。又、透過反射型切換プレートの材料はポリマー分散型液晶や、金属粉末や、カラーポリマー分散型液晶である。
【効果】LCD上に表示されたイメージの品質を向上することが出来るとともに、消費電力を減少することが出来る。
【選択図】 図1A
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液晶ディスプレイ(LCD)に関し、特に、透過反射型切換液晶ディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶ディスプレイ(以下、LCDと記す)は、他の通常のタイプのディスプレイより高画質、小占有体積、軽量、低電圧駆動、低消費電力であるという点において多くの利点を有している。従って、LCDは、小型携帯テレビジョン、移動電話、ビデオ記録ユニット、ノートブックコンピュータ、デスクトップモニタ、投射テレビジョン等に広範囲に使用されている。LCDは、主たる表示ユニットとして、通常の陰極線管(CRT)から除々に置き換わっている。
【0003】
LCDの進歩の初期段階においては、透過型LCDが主たる開発の中枢であつた。一般に透過型LCDにおいては、バックライトと呼ばれる光源が、ディスプレイの後方に配置されている。従って、ピクセル電極に使用される材料としては、酸化錫をドープした酸化インジウム(ITO)のような透明な導電材料が用いられている。透過型LCDのバックライトは、最も電力を消費する部分である。しかしながら、LCDが最も幅広く適用される分野は、携帯用コンピュータと携帯用通信製品である。電気セルは、使用中の主電力供給である。それ故、LCDの電力消費を如何に減少するかが、LCD製品の開発において主たる方向となっている。
【0004】
反射型LCDは、前述した問題に対する一つの解決法である。反射型LCDの光源は、LCDの外側に配置され、そして光源は、自然光源あるいは人工光源にすることができる。それ故、ピクセル電極に使用される材料は、金属アルミニュムのような反射型の導電材料でなければならない。更に良好な反射結果を達成するためには、ピクセル電極の表面は平坦でないことである。
【0005】
白色光が液晶(LC)層を過通した後、光路差が発生する。さらに、光の伝達速度は、光の周波数の変化と同様に変化する。従って、白色光がLC層を通過した後、着色され、さらに、イメージ表示の色彩も又影響をうける。LCDのトッププレートとボトムプレートとには、白色光の着色問題を解決するために、LC分子の配列方向を制御するための配列フイルムが各々割り当てられる。しかしながら、反射型LCDには、未だに未解決の問題がある。それは、外部光源からの光の強度が十分強くないときは、反射型LCDは、明確なイメージを表示することができないということである。それ故に、透過反射型LCD(transreflective LCD)が、研究開発の次の目標となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
透過反射型LCDのピクセル電極は、ITOを充填した少なくとも一つの開口部(opening)を有するアルミニウムプレートである。外部光の強度が十分強くないとき、バックライトを光源の一つとして付加することが出来る。しかしながら、イメージ表示に使用することができる領域が、透過反射型LCDの透過モードと反射モードとの両方で減少される。即ち、透過反射型LCDでは、透過モードと反射モードの両方の開口比が減少するという問題がある。
【0007】
ポリマー分散型液晶(PDLC)は、長時間の電気的なウインドブラインドとして適用されている。ウインドブラインドは、電源がオフになると霞がかった白色となり、電源がオンすると透明になる。
【0008】
PDLCは光電材料である。PDLCの製造方法は、モノマーあるいはオリゴマーを、5−10wT.%より少量のLC分子に混合し、次いで、ポリマーを形成するために、モノマーあるいはオリゴマーの重合化作用を生じさせる。フェーズ分離の結果、LC分子は、ポリマーにより作られたマトリックス内に分散された微少滴を形成するために集合する。ポリマーの含有量が、5−10WT.%より少量でならば、LC分子とポリマーの混合物は、ポリマー固定型液晶(polymer stabilized liquid crystal:PSLC)と呼ばれる。
【0009】
一方、PDLCにおけるマトリックスとしての動作では、PDLC内のポリマーの屈折率は、PDLCの光学的特徴にも又影響を与えることが出来る。さらに、PDLCを形成することの出来るPDLCの異なるLC分子は、異なる光学的特徴を有している。一般的には、LC分子では、バイレフリンジンス(birefringence)、即ち、LC分子の長い分子軸に対して水平方向あるいは垂直方向に沿う屈折率は、異なっている。LC分子の比誘電率も又同様な特徴を有している。それ故、異なる種類のLC分子が、異なる利用分野に対して選択される。
【0010】
【問題を解決するための手段】
そこで、この発明の主たる目的は、透過モードと反射モードとの両方の開口比を増加させて、その結果として、LCD上に表示されたイメージの品質を向上することの出来る透過反射型切換LCDを提供することである。
【0011】
この発明の他の目的は、消費電力を減少することの出来る透過反射型切換LCDを提供することである。
【0012】
前述したように、この発明のさらに他の目的は、透過反射型切換LCDを提供することである。透過反射型切換LCDは、その上に制御回路を有する第1の透明基板により構成されている。制御電極層と、透過反射型切換層と、ピクセル電極層と、液晶層と、共通電極層と、カラーフィルタ層と、第2の透明基板とは、順番に制御回路上に配置されている。前述したように、ピクセル電極層は、複数のピクセル電極により構成されている。透過反射型切換プレートの材料は、ポリマー分散型液晶にしたり、あるいはポリマー分散型液晶と金属粉末とをポリマーにすることが出来る。
【0013】
前述したように、この発明のさらに他の目的は、その他の透過反射型切換LCDを提供することである。この透過反射型切換LCDは、その上に制御回路を有する第1の透明基板により構成されている。ピクセル電極層と、透過反射型切換プレートと、液晶層と、共通電極層と、カラーフィルタ層と、第2の透明基板とは、順番に制御回路上に配置されている。ピクセル電極層は、複数のピクセル電極により構成されている。透過反射型切換プレートは、ポリマー分散型金属粉末にすることが出来る。
【0014】
前述したように、この発明のさらに他の目的は、第3の透過反射型切換LCDを提供することである。この第3の透過反射型切換LCDは、その上に制御回路を有する第1の透明基板により構成されている。制御電極層と、カラー透過反射型切換プレートと、ピクセル電極層と、液晶層と、共通電極層と、第2の透明基板とは、制御回路の上に順番に配置されている。
【0015】
前述のように、ピクセル電極層は、複数のピクセル電極により構成されている。カラー透過反射型切換プレートの材料は、ポリマー分散型液晶とすることが出来、ポリマーは、カラーフィルタについて使用したカラーフォトレジストである。それ故、カラーフィルタと透過反射型切換プレートとは、一つの基板に結合されている。
【0016】
結論として、この発明は、ポリマー分散型液晶(PDLC)に関し、さらに、透過反射型切換プレートの材料として使用される材料について述べられている。ピクセル電極と制御電極との協働により、光通過させるためにピクセル電極の全領域を使用させ、あるいは、LCDの開口比を増加させるために光反射領域を使用させる。
【0017】
ポリマー分散型金属粉末は、透過反射型切換プレートの光反射を増加させるために使用されている。さらに、カラーフィルタの材料はポリマーであるから、カラーフィルタと透過反射型切換プレートとは結合させることが出来る。
【0018】
このことは、上記一般的な記載と下記の詳細な記載とは、単なる例示であるということは理解されるべきである。そして、クレームしたこの発明のさらなる説明が述べられている。
【0019】
問題点を解決するとともに、上記目的を遂行するために、請求項1に関わる発明は、透過反射型切換LCD(transmission−reflection switch liquid display)において、第1の表面上に制御回路を有する第1の透明基板と、第1の表面上の制御電極層と、この制御電極層上の透過反射型切換プレートと、この透過反射型切換プレート上の複数のピクセル電極と、透過反射型切換プレートの光反射率を制御するために協働するピクセル電極層と制御電極層とからなるピクセル電極層と、このピクセル電極層上の液晶層と、この液晶層上の共通電極層と、この共通電極層上の第2の透明基板とからなるものである。
【0020】
請求項2に係わる発明は、請求項1に記載の透過反射型切換LCDにおいて、透過反射型切換プレートの材料はポリマー分散型液晶を含むものである。
【0021】
請求項3に係わる発明は、請求項1に記載の透過反射型切換LCDにおいて、透過反射型切換プレートの材料はポリマー分散型液晶と金属粉末とを含むものである。
【0022】
請求項4に係わる発明は、請求項1に記載の透過反射型切換LCDにおいて、透過反射型切換プレートの材料はカラーポリマー分散型液晶を含むものである。
【0023】
請求項5に係わる発明は、請求項1に記載の透過反射型切換LCDにおいて、制御回路はアクティブ制御回路であり、請求項6に係わる発明は、パッシブ制御回路にしたものである。
【0024】
請求項7に係わる発明は、請求項1に記載の透過反射型切換LCDにおいて、制御電極層とピクセル電極層と共通電極層との材料は、透明導電材料にしたものである。
【0025】
請求項8に係わる発明は、請求項7に記載の透過反射型切換LCDにおいて、透明導電材料は、ITO(indium tin oxide)、酸化錫あるいは導電ポリマーにしたものである。
【0026】
請求項9に係わる発明は、請求項1に記載の透過反射型切換LCDにおいて、共通電極層と第2の透明基板との間に、さらにカラーフィルタ層を有するものである。
【0027】
請求項10に係わる発明は、透過反射型切換LCDにおいて、第1の表面上に制御回路を有する第1の透明基板と、この第1の表面上のピクセル電極層と複数のピクセル電極からなるピクセル電極層と、このピクセル電極層上の透過反射型切換プレートと、この透過反射型切換プレートの液晶層と、この液晶層上の共通電極層と、カラーフィルタ上の第2の透明基板とからなるものである。
【0028】
請求項11に係わる発明は、請求項10に記載の透過反射型切換LCDにおいて、透過切換型プレートの材料は、ポリマー分散型金属粉末を含むものである。
【0029】
請求項12に係わる発明は、請求項10に記載の透過反射型切換LCDにおいて、制御回路はアクティブ制御回路であり、請求項13に係わる発明は、パッシブ制御回路であるようにしたものである。
【0030】
請求項14に係わる発明は、請求項10に記載の透過反射型切換LCDにおいて、ピクセル電極層と共通電極層との材料は、透明導電材料としたものである。
【0031】
請求項15に係わる発明は、請求項14に記載の透過反射型切換LCDにおいて、透明導電材料は、ITO(indium tin oxide)、酸化錫あるいは導電ポリマーとしたものである。
【0032】
請求項16に係わる発明は、請求項10に記載の透過反射型切換LCDにおいて、共通電極層と第2の透明基板との間に、さらにカラーフィルタ層を有するものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
この発明の好適な実施例について、添付した図面を参照して詳細に説明する。なお、図面中及び明細書中の同一番号は、同一あるいは類似するものについて使用されている。
【0034】
一般に、電界が印加されていない場合には、PDLCのLC分子の方向は、ランダムである。そのため、入射光がPDLC内のLC分子により散乱される。電界が印加されると、大きな比誘電率によりLC分子の方向は、PLDCを透過する光の少なくとも90%が電界の方向に整列される。そのため、この発明では、光学装置を作成するにあたって、PDLCのこの特徴が利用される。
【0035】
【実施例1】
この発明の第1の実施例を、図1A〜図1Bに基づいて詳細に説明する。
図1A〜図1Bは、この発明の第1の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの断面図を示している。図1A〜図1Bにおいて、制御電極層110と、透過反射型切換層120、ピクセル電極層130、液晶層140、共通電極層150、カラーフィルタープレート160は、制御回路プレート100上に順番に配置されている。
【0036】
制御回路プレート100上の制御回路は、アクティブ型あるいはパッシブ型にすることが出来る。透過反射型切換プレート120は、ポリマー分散型液晶(以下、PDLCと記す)により形成されている。そして、また、PDLCは、後述の分散型ポリマー120aとその中に分散している液晶領域120bとにより形成されている。
【0037】
ピクセル電極層130は、各ピクセルの輝度とカラーとを制御するためのピクセル電極の配列により形成されている。ピクセル電極層130と制御電極層110とは、光が透過反射型切換プレート120を透過することが出来るか出来ないかを制御するために協働している。
【0038】
ピクセル電極層130と共通電極層150とは、液晶層140の液晶分子140aの配列を制御している。制御電極層110とピクセル電極層130と共通電極層150とは、ITO、即ち、酸化錫をドープした酸化インジウム、酸化錫あるいは導電性ポリマーのような透明な導電材料により形成されている。
【0039】
透過反射型切換プレート120は、PDLCにより形成されているので、液晶領域120bの形状は、光散乱効果を制御するために調整することが出来る。さらに、液晶領域120bとポリマー120aとの屈折率は、透過反射型切換プレートがホワイトペイパーと同様な光散乱効果を生じさせるように調整することが出来る。そのため、透過反射型切換LCDが反射モードで使用されている時、反射光の強度は、均一に分配される。
【0040】
一般的には、電界が透過反射型切換プレート120に印加されている時、液晶領域120b内における液晶分子(図1Aでは、液晶領域120b内に短い線で示されている)は、光が透過可能となるように、電界の方向に沿って配列している。これは、透過モードである。この透過モードでは、バックライトが光源として使用することが出来る。
【0041】
電界が透過反射型切換プレート120に印加されていない時、液晶領域120b内における液晶分子(図1Bに示す液晶領域120b内に短い線で示されている)は、光が散乱可能となるように、ランダムに配列している。これは反射モードである。この反射モードにおいて、透過反射型切換LCDの外側に配置された光源は、表示画像に利用される。
【0042】
【実施例2】
この発明の第2の実施例を、図2に基づいて詳細に説明する。
図2は、この発明の第2の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの断面図を示し、ピクセル電極層230、透過反射型切換層220、液晶層240、共通電極層250、カラーフィルタプレート260は、制御回路プレート200上に順番に配置されている。
【0043】
前述の制御回路プレート200上の制御回路は、アクティブ型あるいはパッシブ型にすることが出来る。ピクセル電極層230は、それぞれピクセルの輝度とカラーとを制御するために、ピクセル電極の配列により形成されている。透過反射型切換プレート220は、ポリマー220aと分散型金属粉末220cとにより形成されている。液晶分子240aの配列は、ピクセル電極層230と共通電極層250とにより制御されている。ピクセル電極層230と共通電極層250とは、ITO、酸化錫あるいは導電ポリマーのような透明な導電材料により形成されている。
【0044】
透過反射型切換プレート220内における金属粉末220の濃度は、適当な範囲内で制御されることが必要である。そのため、バックライトからの光は、透過反射型切換プレート220のポリマー層220aを透過し、外部光源からの光は、金属粉末220cにより後方へ散乱可能である。
【0045】
その結果、外部からの光の強度が充分大である時、透過反射型切換プレート220は、外部光に対して反射プレートとしての動作が可能である。外部からの光の強度があまり強くない時、透過反射型切換プレート220は、バックライトから光を透過させることが出来る。
【0046】
【実施例3】
この発明の第3の実施例を、図3A〜図3Bに基づいて詳細に説明する。図3A〜図3Bは、この発明の第3の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの断面図を示している。制御電極層310と、透過反射型切換層320と、ピクセル電極層330と、液晶層340と、共通電極層350と、カラーフィルタプレート360とは、制御回路プレート300上に順番に配置されている。
【0047】
前述の制御回路プレート300上の制御回路は、アクティブ型あるいはパッシブ型にすることが出来る。透過反射型切換プレート320は、PDLCにより形成されている。このPDLCは、後述の分散型ポリマー320aと液晶領域320bと金属粉末320cとにより形成されている。
【0048】
ピクセル電極層330は、各ピクセルの輝度とカラーとを制御するためのピクセル電極の配列により形成されている。このピクセル電極層330と制御電極層310とは、光が透過反射型切換プレート320を透過できるか出来ないかを制御するために協働している。
【0049】
ピクセル電極層330と共通電極層350とは、液晶層340の液晶分子340aの配置を制御する。制御電極層310と、ピクセル電極層330と、共通電極層350とは、ITO、酸化錫あるいは導電性ポリマーのような透明な導電性材料により形成されている。
【0050】
この実施例3では、図3A〜図3Bに示すように、透過反射型切換プレート320の光反射性(light reflectivity)を高めるために、図1A〜図1Bに示す透過反射型切換プレート120に金属粉末320cを加えている。金属粉末320cの濃度は、やはり、適正範囲内で注意深く制御されなければならない。従って、電界が透過反射型切換プレート320に印加された時、バックライトからの光は、金属粉末320cの間隙部分を通して、透過反射型切換プレート320を透過することができる。
【0051】
【実施例4】
この発明の第4の実施例を、図4A〜図4Bに基づいて詳細に説明する。図4A〜図4Bは、この発明の第4の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの断面図を示している。制御電極層410と、カラー透過反射型切換プレート層420と、ピクセル電極層430と、液晶層440と、共通電極層450と、透過プレート460とは、制御回路プレート400上に順番に配置されている。
【0052】
前述の制御回路プレート400上の制御回路は、アクティブ型あるいはパッシブ型にすることができる。カラー透過反射型切換プレート420は、カラーPDLCにより形成されている。このカラーPDLCは、分散型カラーポリマー420aと液晶領域420bとにより形成されている。
【0053】
ピクセル電極層430は、各ピクセルの輝度とカラーとを制御するためのピクセル電極の配列により形成されている。このピクセル電極層430と制御電極層410とは、光がカラー透過反射型切換プレート420を透過できるか出来ないかを制御するために協働している。
【0054】
ピクセル電極層430と共通電極層450とは、液晶層440の液晶分子440aの配置を制御する。制御電極層410と、ピクセル電極層430と、共通電極層450とは、ITO、酸化錫又は導電性ポリマーのような透明な導電性材料により形成されている。
【0055】
カラーフィルタとして使用される材料は、カラーフォトレジストであり、そのカラーフォトレジストは、又ポリマーでもあるから、カラー透過反射型切換プレート420のカラーポリマー420aは、この種のカラーフォトレジストとして採用することができる。その結果として、カラーフィルタと透過反射型切換プレートとは、一つのプレート中に結合されている。
【0056】
上記した好適な各実施例から、透過反射型切換プレートは、マトリクスにするためにポリマーを使用し、さらに、ポリマー中に分散した液晶及び又は金属粉末を使用している。光が透過反射型切換プレートを透過できるか出来ないかを決定する液晶分子の配列方向を制御するために、電界が透過反射型切換プレートに印加される。
【0057】
しかしながら、金属粉末は、透過反射型切換プレートの反射性を高めるために使用されるのが常である。金属粉末の濃度は、透過反射型切換プレートに光を透過させるために、適正範囲内で制御させる必要があった。最終的に、透過反射型切換プレートのポリマーは、カラーフィルタと透過反射型切換プレートとを結合させるために、カラーフォトレジストが採用される。
【0058】
通常の 透過反射型LCD(transreflective LCD)について、ピクセルエリアのある一部分は、光反射プレートとして金属電極を使用し、そしてピクセルエリアのある一部分は、ITO電極を光透過プレートにするために使用される。この通常の透過反射型LCDとは異なり、この発明では、全てのピクセルエリアを光反射プレート又は光透過プレートとして利用する。従って、この発明では、各ピクセルの開口率(open ratio)を増やすことができ、その結果、LCDに表示された画像の品質を向上させることが出来る。
【0059】
なお、この発明の属する範囲あるいは精神から外れることなく、この発明の構成について、種々の改良や変更が行われることは、当業者にとって明白である。このような観点から、特許請求の範囲及びそれらの均等物の範囲内で行われる限り、この発明の改良及び変更は、この発明の範囲に含まれるものとする。
【0060】
【発明の効果】
この発明によれば、透過モードと反射モードとの両方の開口比を増加させて、その結果として、LCD上に表示されたイメージの品質を向上することが出来るとともに、消費電力を減少することの出来る透過反射型切換LCDを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1A】この発明の第1の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
【図1B】この発明の第1の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
【図2】この発明の第2の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
【図3A】この発明の第3の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
【図3B】この発明の第3の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
【図4A】この発明の第4の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
【図4B】この発明の第4の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
を示している。
【符号の説明】
100、200、300、400…制御回路プレート
110、310…制御電極層
120、220、320…透過反射切換層
120a、220a、320a…ポリマー
120b、320b、420b…液晶領域
130、230、330、430…ピクセル電極層
140、240、340、440…液晶層
150、250、350、450…共通電極層
160、260、360…カラーフィルタープレート
220c、320c…金属粉末
240a、340a、440a…液晶分子
420…カラー透過反射切換層
460…透過プレート
【発明の属する技術分野】
この発明は、液晶ディスプレイ(LCD)に関し、特に、透過反射型切換液晶ディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶ディスプレイ(以下、LCDと記す)は、他の通常のタイプのディスプレイより高画質、小占有体積、軽量、低電圧駆動、低消費電力であるという点において多くの利点を有している。従って、LCDは、小型携帯テレビジョン、移動電話、ビデオ記録ユニット、ノートブックコンピュータ、デスクトップモニタ、投射テレビジョン等に広範囲に使用されている。LCDは、主たる表示ユニットとして、通常の陰極線管(CRT)から除々に置き換わっている。
【0003】
LCDの進歩の初期段階においては、透過型LCDが主たる開発の中枢であつた。一般に透過型LCDにおいては、バックライトと呼ばれる光源が、ディスプレイの後方に配置されている。従って、ピクセル電極に使用される材料としては、酸化錫をドープした酸化インジウム(ITO)のような透明な導電材料が用いられている。透過型LCDのバックライトは、最も電力を消費する部分である。しかしながら、LCDが最も幅広く適用される分野は、携帯用コンピュータと携帯用通信製品である。電気セルは、使用中の主電力供給である。それ故、LCDの電力消費を如何に減少するかが、LCD製品の開発において主たる方向となっている。
【0004】
反射型LCDは、前述した問題に対する一つの解決法である。反射型LCDの光源は、LCDの外側に配置され、そして光源は、自然光源あるいは人工光源にすることができる。それ故、ピクセル電極に使用される材料は、金属アルミニュムのような反射型の導電材料でなければならない。更に良好な反射結果を達成するためには、ピクセル電極の表面は平坦でないことである。
【0005】
白色光が液晶(LC)層を過通した後、光路差が発生する。さらに、光の伝達速度は、光の周波数の変化と同様に変化する。従って、白色光がLC層を通過した後、着色され、さらに、イメージ表示の色彩も又影響をうける。LCDのトッププレートとボトムプレートとには、白色光の着色問題を解決するために、LC分子の配列方向を制御するための配列フイルムが各々割り当てられる。しかしながら、反射型LCDには、未だに未解決の問題がある。それは、外部光源からの光の強度が十分強くないときは、反射型LCDは、明確なイメージを表示することができないということである。それ故に、透過反射型LCD(transreflective LCD)が、研究開発の次の目標となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
透過反射型LCDのピクセル電極は、ITOを充填した少なくとも一つの開口部(opening)を有するアルミニウムプレートである。外部光の強度が十分強くないとき、バックライトを光源の一つとして付加することが出来る。しかしながら、イメージ表示に使用することができる領域が、透過反射型LCDの透過モードと反射モードとの両方で減少される。即ち、透過反射型LCDでは、透過モードと反射モードの両方の開口比が減少するという問題がある。
【0007】
ポリマー分散型液晶(PDLC)は、長時間の電気的なウインドブラインドとして適用されている。ウインドブラインドは、電源がオフになると霞がかった白色となり、電源がオンすると透明になる。
【0008】
PDLCは光電材料である。PDLCの製造方法は、モノマーあるいはオリゴマーを、5−10wT.%より少量のLC分子に混合し、次いで、ポリマーを形成するために、モノマーあるいはオリゴマーの重合化作用を生じさせる。フェーズ分離の結果、LC分子は、ポリマーにより作られたマトリックス内に分散された微少滴を形成するために集合する。ポリマーの含有量が、5−10WT.%より少量でならば、LC分子とポリマーの混合物は、ポリマー固定型液晶(polymer stabilized liquid crystal:PSLC)と呼ばれる。
【0009】
一方、PDLCにおけるマトリックスとしての動作では、PDLC内のポリマーの屈折率は、PDLCの光学的特徴にも又影響を与えることが出来る。さらに、PDLCを形成することの出来るPDLCの異なるLC分子は、異なる光学的特徴を有している。一般的には、LC分子では、バイレフリンジンス(birefringence)、即ち、LC分子の長い分子軸に対して水平方向あるいは垂直方向に沿う屈折率は、異なっている。LC分子の比誘電率も又同様な特徴を有している。それ故、異なる種類のLC分子が、異なる利用分野に対して選択される。
【0010】
【問題を解決するための手段】
そこで、この発明の主たる目的は、透過モードと反射モードとの両方の開口比を増加させて、その結果として、LCD上に表示されたイメージの品質を向上することの出来る透過反射型切換LCDを提供することである。
【0011】
この発明の他の目的は、消費電力を減少することの出来る透過反射型切換LCDを提供することである。
【0012】
前述したように、この発明のさらに他の目的は、透過反射型切換LCDを提供することである。透過反射型切換LCDは、その上に制御回路を有する第1の透明基板により構成されている。制御電極層と、透過反射型切換層と、ピクセル電極層と、液晶層と、共通電極層と、カラーフィルタ層と、第2の透明基板とは、順番に制御回路上に配置されている。前述したように、ピクセル電極層は、複数のピクセル電極により構成されている。透過反射型切換プレートの材料は、ポリマー分散型液晶にしたり、あるいはポリマー分散型液晶と金属粉末とをポリマーにすることが出来る。
【0013】
前述したように、この発明のさらに他の目的は、その他の透過反射型切換LCDを提供することである。この透過反射型切換LCDは、その上に制御回路を有する第1の透明基板により構成されている。ピクセル電極層と、透過反射型切換プレートと、液晶層と、共通電極層と、カラーフィルタ層と、第2の透明基板とは、順番に制御回路上に配置されている。ピクセル電極層は、複数のピクセル電極により構成されている。透過反射型切換プレートは、ポリマー分散型金属粉末にすることが出来る。
【0014】
前述したように、この発明のさらに他の目的は、第3の透過反射型切換LCDを提供することである。この第3の透過反射型切換LCDは、その上に制御回路を有する第1の透明基板により構成されている。制御電極層と、カラー透過反射型切換プレートと、ピクセル電極層と、液晶層と、共通電極層と、第2の透明基板とは、制御回路の上に順番に配置されている。
【0015】
前述のように、ピクセル電極層は、複数のピクセル電極により構成されている。カラー透過反射型切換プレートの材料は、ポリマー分散型液晶とすることが出来、ポリマーは、カラーフィルタについて使用したカラーフォトレジストである。それ故、カラーフィルタと透過反射型切換プレートとは、一つの基板に結合されている。
【0016】
結論として、この発明は、ポリマー分散型液晶(PDLC)に関し、さらに、透過反射型切換プレートの材料として使用される材料について述べられている。ピクセル電極と制御電極との協働により、光通過させるためにピクセル電極の全領域を使用させ、あるいは、LCDの開口比を増加させるために光反射領域を使用させる。
【0017】
ポリマー分散型金属粉末は、透過反射型切換プレートの光反射を増加させるために使用されている。さらに、カラーフィルタの材料はポリマーであるから、カラーフィルタと透過反射型切換プレートとは結合させることが出来る。
【0018】
このことは、上記一般的な記載と下記の詳細な記載とは、単なる例示であるということは理解されるべきである。そして、クレームしたこの発明のさらなる説明が述べられている。
【0019】
問題点を解決するとともに、上記目的を遂行するために、請求項1に関わる発明は、透過反射型切換LCD(transmission−reflection switch liquid display)において、第1の表面上に制御回路を有する第1の透明基板と、第1の表面上の制御電極層と、この制御電極層上の透過反射型切換プレートと、この透過反射型切換プレート上の複数のピクセル電極と、透過反射型切換プレートの光反射率を制御するために協働するピクセル電極層と制御電極層とからなるピクセル電極層と、このピクセル電極層上の液晶層と、この液晶層上の共通電極層と、この共通電極層上の第2の透明基板とからなるものである。
【0020】
請求項2に係わる発明は、請求項1に記載の透過反射型切換LCDにおいて、透過反射型切換プレートの材料はポリマー分散型液晶を含むものである。
【0021】
請求項3に係わる発明は、請求項1に記載の透過反射型切換LCDにおいて、透過反射型切換プレートの材料はポリマー分散型液晶と金属粉末とを含むものである。
【0022】
請求項4に係わる発明は、請求項1に記載の透過反射型切換LCDにおいて、透過反射型切換プレートの材料はカラーポリマー分散型液晶を含むものである。
【0023】
請求項5に係わる発明は、請求項1に記載の透過反射型切換LCDにおいて、制御回路はアクティブ制御回路であり、請求項6に係わる発明は、パッシブ制御回路にしたものである。
【0024】
請求項7に係わる発明は、請求項1に記載の透過反射型切換LCDにおいて、制御電極層とピクセル電極層と共通電極層との材料は、透明導電材料にしたものである。
【0025】
請求項8に係わる発明は、請求項7に記載の透過反射型切換LCDにおいて、透明導電材料は、ITO(indium tin oxide)、酸化錫あるいは導電ポリマーにしたものである。
【0026】
請求項9に係わる発明は、請求項1に記載の透過反射型切換LCDにおいて、共通電極層と第2の透明基板との間に、さらにカラーフィルタ層を有するものである。
【0027】
請求項10に係わる発明は、透過反射型切換LCDにおいて、第1の表面上に制御回路を有する第1の透明基板と、この第1の表面上のピクセル電極層と複数のピクセル電極からなるピクセル電極層と、このピクセル電極層上の透過反射型切換プレートと、この透過反射型切換プレートの液晶層と、この液晶層上の共通電極層と、カラーフィルタ上の第2の透明基板とからなるものである。
【0028】
請求項11に係わる発明は、請求項10に記載の透過反射型切換LCDにおいて、透過切換型プレートの材料は、ポリマー分散型金属粉末を含むものである。
【0029】
請求項12に係わる発明は、請求項10に記載の透過反射型切換LCDにおいて、制御回路はアクティブ制御回路であり、請求項13に係わる発明は、パッシブ制御回路であるようにしたものである。
【0030】
請求項14に係わる発明は、請求項10に記載の透過反射型切換LCDにおいて、ピクセル電極層と共通電極層との材料は、透明導電材料としたものである。
【0031】
請求項15に係わる発明は、請求項14に記載の透過反射型切換LCDにおいて、透明導電材料は、ITO(indium tin oxide)、酸化錫あるいは導電ポリマーとしたものである。
【0032】
請求項16に係わる発明は、請求項10に記載の透過反射型切換LCDにおいて、共通電極層と第2の透明基板との間に、さらにカラーフィルタ層を有するものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
この発明の好適な実施例について、添付した図面を参照して詳細に説明する。なお、図面中及び明細書中の同一番号は、同一あるいは類似するものについて使用されている。
【0034】
一般に、電界が印加されていない場合には、PDLCのLC分子の方向は、ランダムである。そのため、入射光がPDLC内のLC分子により散乱される。電界が印加されると、大きな比誘電率によりLC分子の方向は、PLDCを透過する光の少なくとも90%が電界の方向に整列される。そのため、この発明では、光学装置を作成するにあたって、PDLCのこの特徴が利用される。
【0035】
【実施例1】
この発明の第1の実施例を、図1A〜図1Bに基づいて詳細に説明する。
図1A〜図1Bは、この発明の第1の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの断面図を示している。図1A〜図1Bにおいて、制御電極層110と、透過反射型切換層120、ピクセル電極層130、液晶層140、共通電極層150、カラーフィルタープレート160は、制御回路プレート100上に順番に配置されている。
【0036】
制御回路プレート100上の制御回路は、アクティブ型あるいはパッシブ型にすることが出来る。透過反射型切換プレート120は、ポリマー分散型液晶(以下、PDLCと記す)により形成されている。そして、また、PDLCは、後述の分散型ポリマー120aとその中に分散している液晶領域120bとにより形成されている。
【0037】
ピクセル電極層130は、各ピクセルの輝度とカラーとを制御するためのピクセル電極の配列により形成されている。ピクセル電極層130と制御電極層110とは、光が透過反射型切換プレート120を透過することが出来るか出来ないかを制御するために協働している。
【0038】
ピクセル電極層130と共通電極層150とは、液晶層140の液晶分子140aの配列を制御している。制御電極層110とピクセル電極層130と共通電極層150とは、ITO、即ち、酸化錫をドープした酸化インジウム、酸化錫あるいは導電性ポリマーのような透明な導電材料により形成されている。
【0039】
透過反射型切換プレート120は、PDLCにより形成されているので、液晶領域120bの形状は、光散乱効果を制御するために調整することが出来る。さらに、液晶領域120bとポリマー120aとの屈折率は、透過反射型切換プレートがホワイトペイパーと同様な光散乱効果を生じさせるように調整することが出来る。そのため、透過反射型切換LCDが反射モードで使用されている時、反射光の強度は、均一に分配される。
【0040】
一般的には、電界が透過反射型切換プレート120に印加されている時、液晶領域120b内における液晶分子(図1Aでは、液晶領域120b内に短い線で示されている)は、光が透過可能となるように、電界の方向に沿って配列している。これは、透過モードである。この透過モードでは、バックライトが光源として使用することが出来る。
【0041】
電界が透過反射型切換プレート120に印加されていない時、液晶領域120b内における液晶分子(図1Bに示す液晶領域120b内に短い線で示されている)は、光が散乱可能となるように、ランダムに配列している。これは反射モードである。この反射モードにおいて、透過反射型切換LCDの外側に配置された光源は、表示画像に利用される。
【0042】
【実施例2】
この発明の第2の実施例を、図2に基づいて詳細に説明する。
図2は、この発明の第2の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの断面図を示し、ピクセル電極層230、透過反射型切換層220、液晶層240、共通電極層250、カラーフィルタプレート260は、制御回路プレート200上に順番に配置されている。
【0043】
前述の制御回路プレート200上の制御回路は、アクティブ型あるいはパッシブ型にすることが出来る。ピクセル電極層230は、それぞれピクセルの輝度とカラーとを制御するために、ピクセル電極の配列により形成されている。透過反射型切換プレート220は、ポリマー220aと分散型金属粉末220cとにより形成されている。液晶分子240aの配列は、ピクセル電極層230と共通電極層250とにより制御されている。ピクセル電極層230と共通電極層250とは、ITO、酸化錫あるいは導電ポリマーのような透明な導電材料により形成されている。
【0044】
透過反射型切換プレート220内における金属粉末220の濃度は、適当な範囲内で制御されることが必要である。そのため、バックライトからの光は、透過反射型切換プレート220のポリマー層220aを透過し、外部光源からの光は、金属粉末220cにより後方へ散乱可能である。
【0045】
その結果、外部からの光の強度が充分大である時、透過反射型切換プレート220は、外部光に対して反射プレートとしての動作が可能である。外部からの光の強度があまり強くない時、透過反射型切換プレート220は、バックライトから光を透過させることが出来る。
【0046】
【実施例3】
この発明の第3の実施例を、図3A〜図3Bに基づいて詳細に説明する。図3A〜図3Bは、この発明の第3の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの断面図を示している。制御電極層310と、透過反射型切換層320と、ピクセル電極層330と、液晶層340と、共通電極層350と、カラーフィルタプレート360とは、制御回路プレート300上に順番に配置されている。
【0047】
前述の制御回路プレート300上の制御回路は、アクティブ型あるいはパッシブ型にすることが出来る。透過反射型切換プレート320は、PDLCにより形成されている。このPDLCは、後述の分散型ポリマー320aと液晶領域320bと金属粉末320cとにより形成されている。
【0048】
ピクセル電極層330は、各ピクセルの輝度とカラーとを制御するためのピクセル電極の配列により形成されている。このピクセル電極層330と制御電極層310とは、光が透過反射型切換プレート320を透過できるか出来ないかを制御するために協働している。
【0049】
ピクセル電極層330と共通電極層350とは、液晶層340の液晶分子340aの配置を制御する。制御電極層310と、ピクセル電極層330と、共通電極層350とは、ITO、酸化錫あるいは導電性ポリマーのような透明な導電性材料により形成されている。
【0050】
この実施例3では、図3A〜図3Bに示すように、透過反射型切換プレート320の光反射性(light reflectivity)を高めるために、図1A〜図1Bに示す透過反射型切換プレート120に金属粉末320cを加えている。金属粉末320cの濃度は、やはり、適正範囲内で注意深く制御されなければならない。従って、電界が透過反射型切換プレート320に印加された時、バックライトからの光は、金属粉末320cの間隙部分を通して、透過反射型切換プレート320を透過することができる。
【0051】
【実施例4】
この発明の第4の実施例を、図4A〜図4Bに基づいて詳細に説明する。図4A〜図4Bは、この発明の第4の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの断面図を示している。制御電極層410と、カラー透過反射型切換プレート層420と、ピクセル電極層430と、液晶層440と、共通電極層450と、透過プレート460とは、制御回路プレート400上に順番に配置されている。
【0052】
前述の制御回路プレート400上の制御回路は、アクティブ型あるいはパッシブ型にすることができる。カラー透過反射型切換プレート420は、カラーPDLCにより形成されている。このカラーPDLCは、分散型カラーポリマー420aと液晶領域420bとにより形成されている。
【0053】
ピクセル電極層430は、各ピクセルの輝度とカラーとを制御するためのピクセル電極の配列により形成されている。このピクセル電極層430と制御電極層410とは、光がカラー透過反射型切換プレート420を透過できるか出来ないかを制御するために協働している。
【0054】
ピクセル電極層430と共通電極層450とは、液晶層440の液晶分子440aの配置を制御する。制御電極層410と、ピクセル電極層430と、共通電極層450とは、ITO、酸化錫又は導電性ポリマーのような透明な導電性材料により形成されている。
【0055】
カラーフィルタとして使用される材料は、カラーフォトレジストであり、そのカラーフォトレジストは、又ポリマーでもあるから、カラー透過反射型切換プレート420のカラーポリマー420aは、この種のカラーフォトレジストとして採用することができる。その結果として、カラーフィルタと透過反射型切換プレートとは、一つのプレート中に結合されている。
【0056】
上記した好適な各実施例から、透過反射型切換プレートは、マトリクスにするためにポリマーを使用し、さらに、ポリマー中に分散した液晶及び又は金属粉末を使用している。光が透過反射型切換プレートを透過できるか出来ないかを決定する液晶分子の配列方向を制御するために、電界が透過反射型切換プレートに印加される。
【0057】
しかしながら、金属粉末は、透過反射型切換プレートの反射性を高めるために使用されるのが常である。金属粉末の濃度は、透過反射型切換プレートに光を透過させるために、適正範囲内で制御させる必要があった。最終的に、透過反射型切換プレートのポリマーは、カラーフィルタと透過反射型切換プレートとを結合させるために、カラーフォトレジストが採用される。
【0058】
通常の 透過反射型LCD(transreflective LCD)について、ピクセルエリアのある一部分は、光反射プレートとして金属電極を使用し、そしてピクセルエリアのある一部分は、ITO電極を光透過プレートにするために使用される。この通常の透過反射型LCDとは異なり、この発明では、全てのピクセルエリアを光反射プレート又は光透過プレートとして利用する。従って、この発明では、各ピクセルの開口率(open ratio)を増やすことができ、その結果、LCDに表示された画像の品質を向上させることが出来る。
【0059】
なお、この発明の属する範囲あるいは精神から外れることなく、この発明の構成について、種々の改良や変更が行われることは、当業者にとって明白である。このような観点から、特許請求の範囲及びそれらの均等物の範囲内で行われる限り、この発明の改良及び変更は、この発明の範囲に含まれるものとする。
【0060】
【発明の効果】
この発明によれば、透過モードと反射モードとの両方の開口比を増加させて、その結果として、LCD上に表示されたイメージの品質を向上することが出来るとともに、消費電力を減少することの出来る透過反射型切換LCDを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1A】この発明の第1の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
【図1B】この発明の第1の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
【図2】この発明の第2の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
【図3A】この発明の第3の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
【図3B】この発明の第3の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
【図4A】この発明の第4の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
【図4B】この発明の第4の実施例を示すもので、透過反射型切換LCDの要部断面図である。
を示している。
【符号の説明】
100、200、300、400…制御回路プレート
110、310…制御電極層
120、220、320…透過反射切換層
120a、220a、320a…ポリマー
120b、320b、420b…液晶領域
130、230、330、430…ピクセル電極層
140、240、340、440…液晶層
150、250、350、450…共通電極層
160、260、360…カラーフィルタープレート
220c、320c…金属粉末
240a、340a、440a…液晶分子
420…カラー透過反射切換層
460…透過プレート
Claims (16)
- 透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
第1の表面上に制御回路を有する第1の透明基板と、
前記第1の表面上の制御電極層と、
この制御電極層上の透過反射型切換プレートと、
この透過反射型切換プレート上の複数のピクセル電極と、前記透過反射型切換プレートの光反射率を制御するために協働するピクセル電極層と前記制御電極層とからなるピクセル電極層と、
このピクセル電極層上の液晶層と、
この液晶層上の共通電極層と
この共通電極層上の第2の透明基板と
からなることを特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項1に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
透過反射型切換プレートの材料は、ポリマー分散型液晶を含むこと
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項1に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
透過反射型切換プレートの材料は、ポリマー分散型液晶と金属粉末とを含むこと
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項1に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
透過反射型切換プレートの材料は、カラーポリマー分散型液晶を含むこと
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項1に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
前記制御回路は、アクティブ制御回路であること
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項1に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
前記制御回路は、パッシブ制御回路であること
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項1に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
前記制御電極層とピクセル電極層と共通電極層との材料は、透明導電材料であること
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項7に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
透明導電材料は、ITO(indium tin oxide)、酸化錫あるいは導電ポリマーとよりなること
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項1に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
前記共通電極層と第2の透明基板との間に、さらにカラーフィルタ層を有すること
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
第1の表面上に制御回路を有する第1の透明基板と、
前記第1の表面上のピクセル電極層と、複数のピクセル電極からなるピクセル電極層と、
このピクセル電極層上の透過反射型切換プレートと、
この透過反射型切換プレートの液晶層と、
この液晶層上の共通電極層と、
カラーフィルタ上の第2の透明基板と、
からなることを特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項10に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
前記透過切換型プレートの材料は、、ポリマー分散型金属粉末を含むこと
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項10に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
前記制御回路は、アクティブ制御回路であること
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項10に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
前記制御回路は、パッシブ制御回路であること
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項10に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
前記ピクセル電極層と共通電極層との材料は、透明導電材料であること
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項14に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
前記透明導電材料は、ITO(indium tin oxide)、酸化錫あるいは導電ポリマーよりなること
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。 - 請求項10に記載の透過反射型切換液晶ディスプレイにおいて、
前記共通電極層と第2の透明基板との間に、さらにカラーフィルタ層を有すること
を特徴とする透過反射型切換液晶ディスプレイ。
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