JP2004020711A - 光量調節装置及び撮影装置 - Google Patents

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Ichiro Onuki
大貫 一朗
Eirishi Namazue
鯰江 英利子
Takeshi Miyazaki
宮崎 健
Akio Kashiwazaki
柏崎 昭夫
Masataka Yashima
八島 正孝
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Abstract

【課題】多数枚の絞り羽根で光量調節を行なう絞り機構にNDフィルタを適用し、小絞り回折防止と自然なボケ形状維持の両立を図る。
【解決手段】開口中心を挟んで180度の位置にある2枚の絞り羽根先端にグラディエーションNDフィルタを形成し、他の羽根は通常の遮光羽根とする。そして2種類の羽根の駆動カム形状を異ならせ、最小絞り時にはNDフィルタが開口を100%覆うことで、NDフィルタによる減光を有効に行なう。他の実施形態では、すべての絞り羽根先端にグラディエーションNDフィルタを形成し、すべての羽根を同一軌跡で駆動することで、アポダイゼイション絞りと同等の効果を得る。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ等の光学機器に用いられる光量調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラ等の光学機器に用いられる結像光学系には、一般に入射光束の光量を調節する光量調節装置、いわゆる絞り装置が内蔵される。該絞り装置においては、遮光性を有する複数の絞り羽根を用い、該絞り羽根の光軸に面した外縁部が所定形状の開口部を形成する。そして、アクチュエータで該開口部の直径を調節することで、絞り開口を通過する光束の量を調節している。しかし該開口部の開口径を小さくするに従って、絞り羽根の前記外縁部で生ずる回折の影響が大きくなり、結像光学系の結像性能が低下する。この欠点を回避するために、上記絞り羽根の一部にNeutral Density Filter(以下NDフィルタと略す)を設け、開口径を小さくする代わりに該NDフィルタで光量を減衰させる技術が開示されている。このような目的でNDフィルタを用いる際には、回折防止という本来の目的のほかに、ボケ像が不自然とならないような構造も重要であり、これらの目的を達成するために、以下のような技術が開示されている。
【0003】
例えば実開昭51−145929号公報では、多数枚の絞り羽根で構成された虹彩絞りにおいて、適数枚の絞り羽根に濃淡のあるNDフィルタを用い、遮光用の羽根が最小絞り径まで絞られたのちに該NDフィルタが光束中に進入し、光量調節する絞り機構が開示されている。
【0004】
また特開平8−43878号公報では、2枚の絞り羽根の各々に、光軸から放射方向外側に向かうにつれて透過率が低下するNDフィルタを形成し、該2枚の絞り羽根を相対駆動することで光量調節する絞り装置が開示されている。
【0005】
また特開2000−155352号公報では、アクチュエータの動作に伴って同一形状を有する多数枚の絞り羽根が動作して開口径を調節し、次いで該絞り羽根による開口径の変化率が少ない領域でNDフィルタを開口部に挿入することで光量調節する絞り装置が開示されている
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術には、以下のような欠点がある。
【0007】
実開昭51−145929号公報に開示された従来技術では、NDフィルタを有した羽根の枚数や配置上の位相、およびNDフィルタの形状に関する詳細な開示がなく、NDフィルタの効果を充分に発揮することは困難である。
【0008】
特開平8−43878号公報に開示された従来技術では、絞り羽根が2枚しかないので絞り羽根の面積が大きくなり、開口径寸法に対する絞り装置全体の寸法が大きくなる。また、絞り開放状態でNDフィルタが開口内に進入しているため、開放時に光量損失を来たすという問題もある。
【0009】
特開2000−155352号公報に開示された従来技術では、均一濃度のNDフィルタが急激に挿入されるため、NDフィルタ挿入の前後で透過光量が不連続になるほか、遮光用の羽根とは独立したNDフィルタが必要なため、余分なスペースが必要でかつコストも高くなる欠点がある。
【0010】
そこで本発明は、多数枚の絞り羽根で構成される光量調節装置において、絞り込み時の回折による画質低下の回避と、自然なボケ形状の維持を両立させ、かつ大きさやコストも従来の装置と同等に抑えた光量調節装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明の光量調節装置では、開口部の周囲に設けられた複数枚の絞り羽根を駆動して前記開口部を通過する光束の量を調節する光量調節装置において、遮光性を有する偶数枚の第1の羽根と、少なくとも一部分にNDフィルタ部が形成されるとともに前記開口部の中心に対して略180度の位相に配置された2枚の第2の羽根を有することを特徴とする。
【0012】
これにより、絞り開口径が大きい時は第1の羽根が光量調節に寄与し、絞り開口径が小さい時はNDフィルタが光量調節に寄与する。
【0013】
また上記の目的を達成するために、第2の発明の光量調節装置では、前記第1の羽根における光量調節用外縁部の曲率半径に対して、前記NDフィルタ部における光量調節用外縁部の曲率半径が大きいことを特徴とする。
【0014】
これにより、小絞り状態において2つのNDフィルタが接近した際、開口部を覆うNDフィルタの被覆率を大きくできる。
【0015】
また上記の目的を達成するために、第3の発明の光量調節装置では、前記NDフィルタ部は、前記外縁部に対して略直交する方向に透過率が連続的あるいは段階的に変化することを特徴とする。
【0016】
これにより、小絞り時における絞り開口内の透過率分布を、中心から外側に向かって段階的あるいは連続的に減少させることができる。
【0017】
また上記の目的を達成するために、第4の発明の光量調節装置では、前記NDフィルタ部は、前記外縁部近傍の仮想点に対して略放射方向に透過率が連続的あるいは段階的に変化することを特徴とする。
【0018】
これにより、小絞り時における絞り開口内の透過率分布を、開口中心から放射方向に段階的あるいは連続的に減少させることができる。
【0019】
また上記の目的を達成するために、第5の発明の光量調節装置では、開口部の周囲の同一平面状に設けられた複数枚の絞り羽根を駆動して前記開口部を通過する光束の量を調節する光量調節装置において、前記絞り羽根は少なくとも一部分にNDフィルタ部が形成されるとともに、すべての羽根が実質上同一の形状を有することを特徴とする。
【0020】
これにより、絞り開口径が大きい時は絞り羽根の遮光部が光量調節に寄与するとともに、絞り開口径が小さい時はNDフィルタ部が光量調節に寄与する。
【0021】
また上記の目的を達成するために、第6の発明の光量調節装置では、前記NDフィルタ部は略円弧状の外縁部を有するとともに、前記外縁部に対して略直交する方向に透過率が連続的あるいは段階的に変化することを特徴とする。
【0022】
これにより、小絞り時における絞り開口内の透過率分布を、開口中心から放射方向に段階的あるいは連続的に設定することができる。
【0023】
また上記の目的を達成するために、第7の発明の撮影装置では、上記光量調節装置と、被写体像を形成する撮影光学系と、前記被写体像を光電変換する撮像手段と、前記光電変換された信号を記録する記録手段とを有し、前記光量調節装置を撮影光学系に配置することを特徴とする。
【0024】
これにより、被写体像の光量を適切に調節でき、かつボケ像の不自然さと小絞り時の回折による画質低下を軽減した撮影装置が提供できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1ないし図5は、本発明の第1の実施形態に係わる図である。
【0026】
図1は本発明の光量調節装置である絞り機構100の分解斜視図である。同図において、111は全域に渡って遮光性を有する第1の羽根で、その下面と上面には被駆動用のピン111aおよび111bが植設される。第1の羽根111は、同一形状のものが6枚用いられる。112は先端部にNDフィルタ112dを有し、その他の領域は遮光性を有する第2の羽根で、同じくその下面と上面には被駆動用のピン112aおよび112bが植設される。第2の羽根112は、同一形状のものが2枚用いられる。そしてこれら合計8枚の羽根で、絞り開口が形成される。
【0027】
121は前記第1の羽根111および第2の羽根112を保持する地板で、平面状をなす底面の中央には、絞り開放時の光束の最大径を規定する直径D0の開口部121cが設けられる。そして該開口部121cの周囲には、6個の第1のカム溝121a、および2個の第2のカム溝121bが設けられる。6個の第1のカム溝121aはすべて同一のカム形状を有し、前記第1の羽根111のピン111aが嵌合している。第2のカム溝121bは2個とも同一形状だが、前記第1のカム溝121aとは異なる形状を有し、前記第2の羽根112のピン112aが嵌合している。
【0028】
131は風車と呼ばれる駆動部材で、中央の開口部131cの周囲には羽根駆動用の8個の穴131aが等間隔で設けられ、該穴131cには前記第1の羽根111のピン111bと前記第2の羽根112のピン112bが嵌合している。風車131の上面には、ギヤ132が設けられる。
【0029】
141はカバー板で、前記地板121との間に所定の空間を形成し、該空間内に前記羽根111および112と前記風車131を保持する。カバー板141の上面には公知のステップモータ142が設けられ、ロータ142aの先端にはピニオンギヤ142bが装着される。
【0030】
以上が絞り機構を構成する主要部材だが、次に該絞り機構の組み立て方法を説明する。まず、任意の1枚の羽根を地板121に置き、下面側のピンを地板121のカム溝に嵌合させる。続いて、既に置いた羽根に対して時計方向に位置する次の羽根を同様に配置する。その際、先に配置した羽根の先端の上面に、次の羽根が重なるように配置される。同様の手順で7枚目の羽根までを順に配置する。そして最後の8枚目の羽根は、その先端を1枚目の羽根の下にもぐりこませながら、下面のピンを地板121のカム溝に嵌合させて配置する。すなわち8枚の羽根は、自身の先端がとなりの羽根の根元の下にもぐりこむ状態で配置され、特定の一枚が一番上に来ることなく、すべての羽根が対等な上下関係になっている。
【0031】
次いで風車131を上からかぶせ、8個の穴131aに対して、前記8枚の羽根の上面に植設された8本のピンを同時に嵌合させる。最後にカバー板141を載せるが、その際に前記ステップモータ142のピニオンギヤ142bと風車上のギヤ132をかみ合わせる。そしてカバー板141と地板121を不図示のネジ、あるいは接着剤を用いて固着する。
【0032】
以上のように組み立てられた絞り機構において、前記ステップモータ142を駆動すると風車131が回動する。すると前記8枚の羽根が前記カム溝に沿って移動しながら絞り開口径を変化させ、開口部を通過する光量を調節する。
【0033】
次に図2を用いて第1および第2の羽根の形状を説明する。同図(a)は第1の羽根111の平面図で、図においては白く描かれているが、金属板あるいは樹脂板の両面に遮光性黒色塗装が施された板状部材が用いられる。そして羽根の下面には被駆動ピン111aが、上面にも被駆動ピン111bが植設される。111cは、絞り込み時に絞り開口を形成する外縁部で、本実施形態では曲率半径R1の円弧としている。
【0034】
同図(b)は第2の羽根112の平面図で、NDフィルタ部112dと遮光部112e(図においては白抜きで描かれている)からなる。そして羽根の下面には被駆動ピン112aが、上面にも被駆動ピン112bが植設される。ここでNDフィルタ部は、絞り込み時に絞り開口を形成する外縁部112cを有するが、該外縁部112cの曲率半径R2は前記第1の羽根が有する外縁部111cの曲率半径R1よりも大きくなっており、本実施形態では曲率半径R2を無限大、すなわち直線としている。
【0035】
またNDフィルタ部112dは、前記外縁部112cと略直交する方向において、可視光線に対する透過率が段階的、あるいは連続的に低下する透過率分布型NDフィルタとなっている。このような羽根112は、例えばインクジェット記録装置を用いることで、NDフィルタ部112dと遮光部112eを一体的に製造できる。すなわち、大面積の透明樹脂板に、微小液滴吐出装置(インクジェット記録装置)を用いて黒色染料インクを所定パターンで吐出することで、所定の透過率分布を有したNDフィルタ部112dを形成する。このとき、該装置が有する複数のインクタンクの一つに、光学濃度の非常に高いインク、例えば顔料インクを用いることで、遮光部112eも同時に形成することができる。あるいは、遮光部112eのみは、異なる印刷工程で別途形成してもよい。また、遮光部112eの裏面にも同様に黒色印刷を施すことで、絞り羽根112の表面反射による迷光を防止すればなお良い。
【0036】
上記方法で大面積の透明樹脂板に多数の絞り羽根パターンを印刷で形成し、プレス工程で個別の羽根を打ち抜き、最後にピン112aおよび112bをカシメ固定することで、第2の羽根112が安価に製作できる。
【0037】
図3は本発明の絞り機構の動作を説明する図で、第1の羽根111、第2の羽根112および地板121のみを示している。同図(a)は絞り開放時の羽根の状態を示すが、2枚の第2の羽根112は、地板121の開口部121cに対して対向する位置、すなわち180度の位相にて配置される。また、6枚の第1の羽根111は、残りの空間に45度間隔の位相で配置される。そしてすべての羽根は地板121の開口部121cの外側に退避しているため、絞り機構を通過する光束径は、開口部121cの直径D0となる。
【0038】
同図(b)は、不図示の風車131が反時計方向に所定角度回動したときの、各羽根の配置を示したものである。ここで、対向する2枚の第1の羽根111が形成する絞り開口の直径をD1、同じく2枚の第2の羽根112が形成する絞り開口の直径をD2とすると、D1よりもD2が小さくなるように、前記カム溝121aおよび121bの形状が決められている。すなわち風車131の所定の回動量に対して、第1の羽根111の駆動量よりも第2の羽根の駆動量が大きくなっている。
【0039】
風車131の回動量を更に大きくすると、各羽根の配置は同図(c)および(d)のごとく変化し、風車131の最大回動位置で同図(e)のようになる。同図(e)においては、第1の羽根111が形成する絞り開口の直径D1は有限の値であるが、第2の羽根112が形成する絞り開口の直径D2はゼロとなっている。これは、前記カム溝121aおよび121bの形状を適切に設定することと、前記NDフィルタの外縁部112cを直線にすることで達成できる。そこで最大絞り込み時には、第1の羽根111が形成する絞り開口を、第2の羽根112が有するNDフィルタ部112dが完全に覆い、NDフィルタの被覆率が100%となって、NDフィルタによる減光が効果的に行なわれることがわかる。
【0040】
図4は、風車131の回転角に対する絞り開口径、Fナンバ、およびTナンバの変化の様子を説明する図である。同図(a)は、風車回転角に対する、前記第1の羽根111が形成する絞り開口径D1と、第2の羽根112が形成する絞り開口径D2を示す。風車回転角が小さい時は、第1の羽根111および第2の羽根112は略等しい軌跡で揺動するため、2つの開口径の差は少ない。一方風車の回転角が大きくなると、第1の開口径D1が所定値に漸近して変化率が低減するのに対して、第2の開口径D2は更に小さくなり、風車の最大回転時に開口径D2はゼロとなる。すなわち、風車回転角が小さな時は第1の絞り羽根による絞り開口径変化で光量調節を行ない、風車回転角が大きい時は絞り開口内におけるNDフィルタの覆い量(被覆率の大小)で光量調節を行なう。
【0041】
同図(b)は、風車回転角に対する、Fナンバ、およびTナンバの変化を示す図である。ここで、Fナンバは、
F=f/D1      ―――(式1)
で計算される数値で、fは本絞り機構が適用される光学系の焦点距離、D1は前記第1の開口径である。一方Tナンバは、
T=F/√t      ―――(式2)
で計算される数値で、Fは上記式1によるFナンバ、tは所定面積を有する開口部の透過率で、本実施形態においては、開口径D1内に挿入されたNDフィルタ112dの被覆率と透過率分布の相乗で決定される透過率を表わす。
【0042】
同図(b)によると、風車回転角の増加に応じてFナンバは増加し、風車の最大回転時にFナンバは8となる。一方、風車回転角の増加に応じてNDフィルタが絞り開口内に進入するので、Tナンバの変化率はFナンバの変化率よりも大きい。すなわち本実施形態の絞り機構では、絞り段数換算で6段相当の光量調節能力を有しながら、回折による画質低下は4段相当の絞りと同程度に抑えられている。
【0043】
図5は、図1ないし図4で説明した絞り機構100を撮影装置に配置したものである。本実施例では、撮影装置は静止画像を撮像手段で電気信号に光電変換し、これをデジタルデータとして記録するデジタルスチルカメラを例として説明する。ただし、デジタルスチルカメラに限定されることなく、銀塩フィルムカメラ、ビデオカメラ、産業用工具カメラ等の撮影装置に適用しても同様の効果を得る。
【0044】
400は複数のレンズ群からなる撮影光学系で、フロントレンズ群401、バリエータレンズ群402、フォーカシングレンズ群403、光学ローパスフィルタ404を有する。100は図1で示した絞り機構、433は露光時間を調節するシャッタ機構である。
【0045】
また撮影光学系400の焦点位置(予定結像面)には、撮像手段411が配置される。これは照射された光エネルギを電荷に変換する複数の光電変換部、該電荷を蓄える電荷蓄積部、及び該電荷を転送し、外部に送出する電荷転送部からなる2次元CCD等の光電変換手段が用いられる。
【0046】
撮像手段411上に結像した被写体の像は、その明るさの強弱に応じた画素毎の電荷量として、電気信号に変換され、アンプ回路441で増幅された後、カメラ信号処理回路442で所定のγ補正等の処理を施される。なおこの処理は、A/D変換後のデジタル信号処理で行われてもよい。このようにして作られた映像信号はメモリ443に記録される。メモリ443は、フラッシュROM等の半導体メモリ、光磁気ディスク等の光メモリ、磁気テープ等の磁気メモリ等、種々のものが利用可能である。
【0047】
421は液晶ディスプレイ等の表示器で、撮像手段411で取得した被写体像や、光学装置の動作状況を表示する。422は、操作スイッチ群でズームスイッチ、撮影準備スイッチ、撮影開始スイッチ、露出制御モードやAFモード等を設定する撮影条件スイッチで構成される。423はズームアクチュエータで、前記ズームレンズ群402を駆動し、撮影光学系400の焦点距離を変える。424はフォーカスアクチュエータで、前記フォーカシングレンズ群403を駆動し、撮影光学系400の焦点状態を調節する。
【0048】
431はCPUで、撮影装置全体の動作を制御する。432は絞り駆動回路で、図1のステップモータ142を駆動し、絞り込み動作を行なう。433は公知のシャッタ機構で、複数枚の遮光羽根とこれを駆動するアクチュエータで構成される。434は前記シャッタ機構を駆動するためのシャッタ駆動回路で、前記シャッタ機構を駆動し、撮像手段411への露光時間を制御する。
【0049】
図6は、図5に示した撮影装置が有するCPU431の制御フロー図である。以下、図6を用いて撮影装置の制御フローを説明する。
【0050】
ステップS101を経由して、ステップS102では、撮影者によりメインスイッチがオン操作されたか否かを判別し、オン操作されていない時はステップS102に留まる。ステップS102でメインスイッチがオン操作されたと判定されたら、CPU431はスリープ状態から脱してステップS111以降を実行する。
【0051】
ステップS111では、撮影装置の初期化を行なう。具体的には、沈胴状態にある撮影光学系を撮影可能状態に繰り出し駆動したり、撮影者による撮影条件の設定を受け付ける。
【0052】
ステップS112では、撮像手段411及びカメラ信号処理回路442を駆動して、プレビュー画像を取得し、ステップS113で表示器421に前記プレビュー画像を表示する。
【0053】
ステップS114では、撮影者によってレリーズボタンの第1ストロークに連動した撮影準備スイッチ(フロー図では、SW1と表記)のオン操作がなされたか否かを判別する。オン操作されていない時はステップS112に戻り、プレビュー画像表示を繰り返し実行する。ステップS114で撮影準備スイッチがオン操作されたと判定されたら、ステップS114を脱してステップS121以降を実行する。
【0054】
ステップS121ないしステップS122では、撮影光学系400の焦点調節を行なう。これはいわゆる山登り式サーボAFと呼ばれる、画像信号の高周波成分が最大値となるフォーカス位置を探してレンズを停止させる焦点調節制御である。ステップS123では合焦したか否かを判定し、合焦していない場合は前記ステップS121およびステップS122を繰り返し実行する。合焦した場合はフォーカシングレンズの駆動を停止し、ステップS131へ移行する。
【0055】
ステップS131では、測光演算を行なう。具体的には、撮像手段411が受光する被写体光束の量を判定し、撮影時の光量を適切にするための絞り値とシャッタ秒時を演算する。この際、撮影装置の露出制御モードとして絞り優先AEモードが選択されている場合は、撮影者によって設定された絞り値が採用される。一方シャッタ優先AEモード、あるいはプログラムAEモードが選択されている場合は、撮影装置が内蔵する所定のプログラムに従って、絞り値を演算する。なお、絞り値とは通常はFナンバを示すが、本実施例では図4(b)で説明したTナンバを指す。
【0056】
ステップS132では、前記ステップS131で算出した絞り値に基づき、絞り駆動量を演算する。これは現在の絞り値とステップS131で算出した絞り値の差分に相当する。ステップS133では前記ステップS132で演算した絞り駆動量に基づいて、絞り駆動を行なう。
【0057】
ステップS134では、レリーズボタンの第2ストロークに連動した撮影トリガスイッチ(フロー図では、SW2と表記)がオン操作されたか否かの判定を行ない、オン操作されていない場合は前記ステップS131ないしステップS133を繰り返し実行する。一方オン操作された場合は、ステップS134からステップS141にジャンプし、撮影動作を実行する。
【0058】
ステップS141では撮像手段411への画像信号の蓄積を開始する。ステップS142では、前記ステップS131で算出したシャッタ秒時に基づき、シャッタの閉動作を行なう。ステップS143では撮像手段411に蓄積された電荷を電荷転送ラインを介して読み出し、カメラ信号処理回路442に入力させる。ステップS144では、カメラ信号処理回路442において、入力したアナログ画像信号をA/D変換し、AGC制御、ホワイトバランス、γ補正、エッジ強調等の画像処理を施し、さらに必要に応じてCPU431内に記憶された画像圧縮プログラムでJPEG圧縮等を施す。ステップS145では、上記ステップS144で得られた画像信号をメモリ443に記録し、ステップS146にて撮影動作が終了する。
【0059】
以上説明したように、本実施形態の絞り機構を組み込んだ撮影装置を用いれば、被写体輝度が高いシーンにおいても、NDフィルタの減光作用によって絞り開口径を極端に小さくする必要がなく、小絞り回折が緩和される。かつ絞り開口は略円形に保たれているので、自然なボケ像が得られる。
【0060】
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対して、第2の羽根に形成されたNDフィルタの透過率分布パターンのみが異なり、それ以外の部材はすべて同一のものが使用される。
【0061】
図7は、第2実施形態における第2の羽根212の平面図で、図2(b)に示した第2の羽根112に対応する。当変形例においても、第2の羽根212はNDフィルタ部212dと遮光部212e(図においては白抜きで描かれている)からなる。そして羽根の下面には被駆動ピン212aが、上面にも被駆動ピン212bが植設される。そしての外縁部212cの曲率半径R2は、前記羽根112と同様に無限大、すなわち直線としている。
【0062】
一方NDフィルタ部212dの透過率分布は、前記外縁部212cの近傍の仮想点P1に対して、略放射状に透過率が段階的、あるいは連続的に低下する透過率分布型NDフィルタとなっている。
【0063】
図8は第2実施形態の絞り機構の動作を説明する図で、第1実施形態の図3に対応する。同図(a)は絞り開放時の羽根の状態を示し、不図示の風車の回転に応じて図(b)、(c)および(d)のごとく変化し、風車131の最大回動位置で同図(e)のようになる。ここで、風車の回動量に対する各羽根の移動量は第1実施形態と同一であるが、NDフィルタの透過率分布パターンが異なるため、小絞り状態での絞り開口部内の透過率分布が、開口中央を中心とした略点対称形状になっている。従って、この絞り機構を、第1実施形態で説明した図5の撮影装置に適用することで、撮影画像のボケがより自然な形状になる。すなわち同図(d)あるいは(e)において、絞り開口内のNDフィルタの透過率分布が開口中心に対して全方向に略均一に放射状になっているため、ボケ像が略円形に保たれるほか、回折による画像劣化も全方向に略一定となり、特定方向の解像力が劣化するといった現象が回避できる。
【0064】
(第3実施形態)
前記第1及び第2の実施形態は、偶数枚の第1の羽根と、これとは形状の異なる2枚の第2の羽根を有し、第2の羽根のみにNDフィルタが形成されていた。これに対して以下に示す第3実施形態では、すべての羽根にNDフィルタが形成された実施形態を示す。
【0065】
図9ないし図11は第3実施形態の構成と作用を説明する図である。まず図9を用いて羽根の構成を説明する。
【0066】
図9は、第3実施形態における羽根311の平面図で、NDフィルタ部311dと遮光部311e(図においては白抜きで描かれている)からなる。そして羽根の下面には被駆動ピン311aが、上面にも被駆動ピン311bが植設される。ここでNDフィルタ部は、絞り込み時に絞り開口を形成する外縁部311cを有するが、この形状は仮想点P3を中心とした曲率半径R3の円弧としている。そしてNDフィルタ部311dの透過率分布は、前記仮想点P3に対して、略放射状に透過率が段階的、あるいは連続的に低下する透過率分布型NDフィルタとなっている。
【0067】
図10は第3実施形態の絞り機構の動作を説明する図で、第1実施形態の図3に対応する。第3実施形態では、8枚の絞り羽根はすべて同一形状で、図9で説明した羽根311が用いられる。また該羽根311を駆動する8個のカム溝321aもすべて同一形状を有する。従って、不図示の風車の回動に伴って、8枚の羽根はすべて同一の軌跡に従って駆動される。その他の構成は、図1の第1実施形態と同一のため、説明は省略する。
【0068】
同図(a)は絞り開放時の羽根の状態を示し、絞り開口径D3は地板321の開口部321cで規定される。
【0069】
同図(b)は、不図示の風車131が反時計方向に所定角度回動したときの、各羽根の配置を示したものである。当実施形態においては、すべての羽根が同一軌跡で駆動するため、NDフィルタ部の外縁部311cが形成する絞り開口の直径をD3とする。また、NDフィルタ部311dと遮光部311eの境界線が形成する開口の直系をD4とする。
【0070】
風車131の回動量を更に大きくすると、各羽根の配置は同図(c)および(d)のごとく変化し、風車131の最大回動位置で同図(e)のようになる。同図(e)においては、羽根311が形成する絞り開口の直径をD3は、かなり小さくなるがゼロにはできない。それは以下の理由による。第1実施形態の羽根の組み立て方法の箇所で説明したように、この種の絞り機構では8枚の羽根は、自身の先端がとなりの羽根の根元の下にもぐりこむ状態で配置され、特定の一枚が一番上に来ることなく、すべての羽根が対等な上下関係になっている。従って絞り開口径がゼロになる直前で羽根同士が互いに乗り上げ、羽根先端が光軸方向に突出するとともに、開口も完全に閉じることができなくなる。
【0071】
図11は、風車131の回転角に対する絞り開口径、Fナンバ、およびTナンバの変化の様子を説明する図である。同図(a)は、風車回転角に対する、羽根311が形成する絞り開口径D3及びD4を示す。風車回転角の増加に伴って開口径D3が低減し、風車の最大回転時に開口径D3は極めて小さな値になる。一方開口径D4は、風車回転角が小さい時は地板の開口部321cで規定される開口径D0より大きいため、同図ではD0で示し、風車回転角の増加に伴ってD4が地板の開口部321cの内側に侵入してからのちは、真のD4の値を示している。
【0072】
同図(b)は、風車回転角に対する、Fナンバ、およびTナンバの変化を示す図である。ここで、Fナンバは、
F=f/D4      ―――(式3)
で計算される数値で、fは本絞り機構が適用される光学系の焦点距離、D4は前記羽根311のNDフィルタ部と遮光部の境界で規定される開口径である。一方Tナンバは、
T=F/√t      ―――(式4)
で計算される数値で、Fは上記式3によるFナンバ、tは所定面積を有する開口部の透過率で、本実施形態においては、開口径D4内に進入しているNDフィルタ311dの被覆率と透過率分布の相乗で決定される透過率を表わす。
【0073】
同図(b)によると、Fナンバ変化率は第1実施形態とは異なるが、Tナンバの変化率は第1実施形態とほぼ同一である。すなわち本実施形態の絞り機構においても、絞り段数換算で6段相当の光量調節機能の光量調節能力を有しながら、回折による画質低下は4段相当の絞りと同程度に抑えられる。
【0074】
さらに、開放時を除くすべての絞り値において、絞り開口内の透過率分布が周辺に向かって低下する、いわゆるアポダイゼイション絞りとなっている。従って、この絞り機構を第1実施形態で説明した図5の撮影装置に適用することで、回折の影響が緩和されるとともに、ボケ像もより自然になり、高品位な画像が得られる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、絞り機構の絞り羽根先端にNDフィルタ部を形成し、該NDフィルタ部の外縁部形状と透過率分布を適切に設定したため、小絞り状態でのNDフィルタの被覆率を大きくできる。そのため、NDフィルタによる光量調節作用を最大限に利用でき、小絞り回折を防止するとともに、絞り開口形状も略円形に維持でき、ボケ像の不自然さを防止できる。そして従来の絞り機構に対して、大きさ、コストも同等に抑えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態における光量調節装置の分解斜視図である。
【図2】本発明第1実施形態における絞り羽根の平面図である。
【図3】本発明第1実施形態における絞り動作説明図である。
【図4】本発明第1実施形態における絞り羽根の駆動量説明図である。
【図5】本発明における撮影装置の構成図である。
【図6】本発明における撮影装置の制御フロー図である。
【図7】本発明第2実施形態における絞り羽根の平面図である。
【図8】本発明第2実施形態における絞り動作説明図である。
【図9】本発明第3実施形態における絞り羽根の平面図である。
【図10】本発明第3実施形態における絞り動作説明図である。
【図11】本発明第3実施形態における絞り羽根の駆動量説明図である。
【符号の説明】
100 絞り機構
111 第1の羽根
111c 外縁部
112 第2の羽根
112c 外縁部
112d NDフィルタ部
112e 遮光部
111a、111b、112a、112c ピン
121 地板
121a 第1のカム溝
121b 第2のカム溝
121c 開口部
131 風車
131a 穴
131c 開口部
132 ギヤ
141 カバー板
142 ステップモータ
142a ロータ
142b ピニオンギヤ
212 第2の羽根
212c 外縁部
212d NDフィルタ部
212e 遮光部
311 羽根
311c 外縁部
311d NDフィルタ部
311e 遮光部
321 地板
321a カム溝
400 撮影光学系
411 撮像手段
431 CPU
432 絞り駆動回路
433 シャッタ機構
434 シャッタ駆動回路

Claims (7)

  1. 開口部の周囲に設けられた複数枚の絞り羽根を駆動して前記開口部を通過する光束の量を調節する光量調節装置において、遮光性を有する偶数枚の第1の羽根と、少なくとも一部分にNDフィルタ部が形成されるとともに前記開口部の中心に対して略180度の位相に配置された2枚の第2の羽根を有することを特徴とする光量調節装置。
  2. 前記第1の羽根における光量調節用外縁部の曲率半径に対して、前記NDフィルタ部における光量調節用外縁部の曲率半径が大きいことを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  3. 前記NDフィルタ部は、前記外縁部に対して略直交する方向に透過率が連続的あるいは段階的に変化していることを特徴とする請求項2に記載の光量調節装置。
  4. 前記NDフィルタ部は、前記外縁部近傍の仮想点に対して略放射方向に透過率が連続的あるいは段階的に変化することを特徴とする請求項2に記載の光量調節装置。
  5. 開口部の周囲の同一平面状に設けられた複数枚の絞り羽根を駆動して前記開口部を通過する光束の量を調節する光量調節装置において、前記絞り羽根は少なくとも一部分にNDフィルタ部が形成されるとともに、すべての羽根が実質同一の形状を有することを特徴とする光量調節装置。
  6. 前記NDフィルタ部は略円弧状の外縁部を有するとともに、前記外縁部に対して略直交する方向に透過率が連続的あるいは段階的に変化することを特徴とする請求項5に記載の光量調節装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の光量調節装置と、被写体像を形成する撮影光学系と、前記被写体像を光電変換する撮像手段と、前記光電変換された信号を記録する記録手段とを有し、前記光量調節装置を前記撮影光学系に配置することを特徴とする撮影装置。
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