JP2004020245A - 変位測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、計測、変位測定に使用する各種機器も市販された安価な機器を使用でき、しかもそれらを組み合わせて使用することにより簡単な作業で計測、変位測定作業が行え、しかも特殊な技術を必要とせずに迅速、正確な各種測定物の変位測定が行える変位測定装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】一対の直進性ある光線を発して、該光線間に基準平面を形成すると共に、発した一対の直進性ある光線上に少なくとも3点の座標既知点を形成する、間隔を固定して設置された一対の座標既知点形成装置と、測定対象物に設けられた複数の変位測定点と、前記測定対象物につき撮影位置を変更して複数枚写真撮影する焦点距離を固定したデジタルカメラと、前記焦点距離を固定したデジタルカメラで撮影された複数枚の画像データを処理し、前記複数の変位測定点の絶対座標を測定する絶対座標測定装置とを備えたことを特徴とするものである。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造物の変位測定や構造物の傾き測定、地表面の変位測定、地盤法面の変位測定あるいはトンネルの天端沈下測定、内空変位測定等各種の変位及び各種のひずみ、応力を測定する変位測定装置に関するものである。
【従来の技術】
従来、土木、建築等の分野における一般的な測定、計測手法としては、いわゆる光波測距儀による計測、水準儀、コンバージェンスメジャーによる計測、精密写真測量によるコンバージェンス(相対変位量)計測などが一般に知られている。そしてこれら従来の計測手法を用いてトンネル内側壁面などの変位を測定するものとしていた。
【0002】
しかしながら、光波測距儀など従来の機器は高価であり、また従来の計測手法を用いての変位測定作業を正確、迅速に行うについては、作業者に熟練した技術が要求されていた。
【発明が解決しようとする課題】
かくして本発明は前記従来の課題に対処すべく創案されたものであり、計測、変位測定に使用する各種機器も市販された安価な機器を使用でき、しかもそれらを組み合わせて使用することにより簡単な作業で計測、変位測定作業が行え、しかも特殊な技術を必要とせずに迅速、正確な各種測定物の変位測定が行える変位測定装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明による変位測定装置は、
一対の直進性ある光線を発して、該光線間に基準平面を形成すると共に、発した一対の直進性ある光線上に少なくとも3点の座標既知点を形成する、間隔を固定して設置された一対の座標既知点形成装置と、
測定対象物に設けられた複数の変位測定点と、
前記座標既知点及び変位測定点が設けられた測定対象物につき撮影位置を変更して複数枚写真撮影する焦点距離を固定したデジタルカメラと、
前記焦点距離を固定したデジタルカメラで撮影された複数枚の画像データを処理し、前記複数の変位測定点の絶対座標を測定する絶対座標測定装置と、
を備えたことを特徴とし、
または、
一対の直進性ある光線を発して、該光線間に基準平面を形成すると共に、発した一対の直進性ある光線上に少なくとも3点の座標既知点を形成する、間隔を固定して設置された一対の座標既知点形成装置と、
測定対象物に設けられた複数の変位測定点と、
前記座標既知点及び変位測定点が設けられた測定対象物につき撮影位置を変更して複数枚写真撮影する焦点距離を固定したデジタルカメラと、
前記焦点距離を固定したデジタルカメラで撮影された複数枚の画像データを処理し、前記複数の変位測定点の絶対座標を測定する絶対座標測定装置と、
を備え、
前記焦点距離を固定したデジタルカメラでの写真撮影は継続して経時的に行われ、
前記絶対座標測定装置は、時間をずらして撮影された複数枚の画像データにより前記変位測定点の変位を測定することを特徴とし、
または、
一対のレーザー光線を発して、該レーザー光線間に基準平面を形成すると共に、発した一対のレーザー光線上に少なくとも3点の座標既知点を形成する、間隔を固定して設置された一対のレーザー光線照射機器と、
測定対象物に設けられた複数の変位測定点と、
前記座標既知点及び変位測定点が設けられた測定対象物につき撮影位置を変更して複数枚写真撮影する焦点距離を固定したデジタルカメラと、
前記焦点距離を固定したデジタルカメラで撮影された複数枚の画像データを処理し、前記複数の変位測定点の絶対座標を測定する絶対座標測定装置と、
を備え、
前記焦点距離を固定したデジタルカメラでの写真撮影は継続して経時的に行われ、
前記絶対座標測定装置は、時間をずらして撮影された複数枚の画像データにより前記変位測定点の変位を測定することを特徴とするものである。
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
【0003】
図1は所定の直方形体状をなす構造物1の傾きあるいは当該構造物1の側壁等の変位を測定するための変位測定装置を示している。
【0004】
該構造物1の一側壁2下方側にはレーザー照射機器3,3が所定の間隔をあけて固定され、設置されており、その照射方向は、構造物1の下側から上側に向かって、また双方のレーザー照射機器3,3から照射されたレーザー光線4が平行になるような照射方向とされている。
【0005】
ここで、レーザー照射機器3,3の設置位置及び照射方向は不動であることが必要であり、そのため比較的変動しないとされる構造物1の一側壁2の下端部分に前記レーザー照射機器3,3が設置されることとなる。
【0006】
しかして、この照射方向には、照射されるレーザー光線4を受ける標点(座標既知点)5が設けられており、図1では一対のレーザー照射機器3,3から照射されたレーザー光線4の先端部分と後端部分とに前記標点5が都合4点設けられている。そして、これら標点5も変動しないことが必要となる。
【0007】
ここでは標点5が4点設けられているが、少なくとも3点あればこれにより基準となる基準平面が決定できる。
【0008】
すなわち、2点P(x,y,z),P(x,y,z)を通り、ベクトルR(l,m,n)の方向に平行な平面を表す式は、
【0009】
【数1】
Figure 2004020245
で表される。
【0010】
【数2】
Figure 2004020245
今、点Pと点PのベクトルR上に、少なくとも3点の標点が設けられれば、それら3点で決定される平面は、式(3)と同じ平面となることは明らかなのである。
【0011】
上記のように基準平面が決定された後、測定対象物である構造物1の一側壁2に複数の変位測定点6が設置される。
【0012】
変位測定点6については、構造物1の一側壁2における窓枠コーナ部などを利用して変位測定点6としても構わないし、また一側壁2に新たにマーカー等を取り付け変位測定点6としても構わない。図1に示す本実施例の構造物1の一側壁2には6カ所に変位測定点6が設けられている。
【0013】
ところで、写真測量において、この基準となる平面を決定することはきわめて重要となる。
【0014】
なぜなら、基準となる平面が存在しない場合、前述したような測定すべき複数の変位測定点6,6間の相対的な位置関係は認識することができるが、各変位測定点6あるいは変位測定点6,6間の絶対位置関係(絶対座標)は認識できないからである。
【0015】
前述のように複数の変位測定点6を設置した後、焦点を合わし、そして焦点を固定したデジタルカメラ7により、撮影位置をずらして複数枚の写真撮影を行う。本実施例では撮影位置をずらして3回の写真撮影が行われている。
【0016】
また、この写真撮影は時間をずらして、経時的に複数回行われる。
【0017】
そして、この写真撮影は所定の測定対象物(図1に示す本実施例では構造物1の一側壁2)に向けて行われるものであり、しかも前記の標点5及び複数箇所に設置された変位測定点6を含んで行われる。
【0018】
しかして写真撮影後、撮影した複数の映像データを画像処理装置(絶対座標測定装置)に取り込み、コンピュータ処理して前記複数箇所での変位測定点6の絶対座標(絶対値関係)を測定すればよい。
【0019】
【数3】
Figure 2004020245
なお、ciは写真iの焦点距離である。
【0020】
ここでは、それぞれの写真がすべての写真に共通した内部標定要素をもつものとみなすことができるので、複数の写真について同時に写真標定を行う。
【0021】
この方法では、外部標定要素
【0022】
【数4】
Figure 2004020245
は写真ごとに異なるが、他の8個の内部標定要素
【0023】
【数5】
Figure 2004020245
はすべての写真で同一であるとして解析を行う。
【0024】
ここで、式(1)〜(8)で表される共線条件式は、未知数について非線形である。したがって、解析では、未知数を近似値と微少補正量とに分解して考えて非線形方程式を線形化し、繰り返し計算によって解が求められるのである。
【0025】
このように求められた複数の変位測定点6についての絶対座標データは解析され、どの程度変位したかが画面上で正確、迅速に確認することができる。
【0026】
次に、図2に示す実施例につき説明する。
【0027】
図2では所定の地表面8についての変位測定を本発明による変位測定装置で行った例を示している。
【0028】
所定の地表面8の下側位置に所定の間隔をあけレーザー照射機器3,3を固定して、設置し、略水平方向へレーザー光線4を照射する。
【0029】
しかして、この照射方向には、照射されるレーザー光線4を受ける標点5が設けられており、図2では図1と同様に各レーザー照射機器3,3から照射されたレーザー光線4の先端部分と後端部分とに前記標点5が都合4点設けられている。
【0030】
この4点の標点5は同じ平面上に存することになり、これにより基準となる平面が決定される。
上記のように基準平面が決定された後、測定対象物である地表面8上に複数の変位測定点6が設置される。
【0031】
その後、手動焦点等で焦点を合わし、かつ焦点を固定したデジタルカメラ7により撮影位置をずらし、写真撮影を行う。そして、時間をずらし、例えば数日おき、あるいは数週間おきに写真撮影を行う。
【0032】
そして、撮影した複数の映像データを画像処理装置に取り込み、コンピュータ処理して前記複数箇所での変位測定点6の絶対座標を測定するのである。
【0033】
これにより、測定すべき地表面8のずれ、陥没、突起など様々な地表面8の変位が測定できる。
【0034】
次に図3に他の実施例を示す。
【0035】
図3に示す実施例は所定の地盤の法面9に本発明による変位測定装置を適用した例である。
【0036】
所定地盤法面9の側方位置に所定の間隔をあけレーザー照射機器3,3を固定して設置し、横方向に向けて一対のレーザー光線4,4を照射する。
【0037】
しかして、この照射方向には、照射されるレーザー光線4を受ける標点5が設けられており、図3では図1、図2と同様に各レーザー照射機器3,3から照射されたレーザー光線4の先端部分と後端部分とに前記標点5が都合4点設けられている。
【0038】
この4点の標点5により基準となる平面が決定される。
上記のように基準平面が決定された後、測定対象物である法面9に複数の変位測定点6が設置される。
【0039】
その後、手動焦点等で焦点を合わし、かつ焦点を固定したデジタルカメラ7により位置をずらし、時間をずらし前記法面9の写真撮影を行う。
【0040】
そして、撮影した複数映像データを画像処理装置に取り込み、コンピュータ処理して前記複数箇所での変位測定点6の絶対座標を測定するのである。
【0041】
これにより、測定すべき法面9のずれ、陥没、突起など様々な変位が測定できる。
【0042】
次に、図4に本発明の他の実施例を示す。
【0043】
図4に示す実施例では図4から理解されるように、既設トンネル10内あるいは掘削したトンネル10内の様々な管理が行える。
【0044】
たとえば供用中のトンネル10の天端沈下、内空変位左斜、内空変位右斜、上半内空変位、下半内空変位等様々な部位の変位が測定できるのである。
【0045】
図4に示すように、トンネル10の入り口において、そのトンネル10両端下方に一対のレーザー照射機器3,3を固定して設置する。そして、おのおの水平方向へ向けて一対のレーザー光線4,4を照射する。
【0046】
しかして、この照射方向には、照射されるレーザー光線4を受ける標点5が複数(少なくとも3点)設けられており、図4では各レーザー照射機器3,3から照射されたレーザー光線4の先端部分と後端部分とに前記標点5が都合6点設けられている。
【0047】
この6点の標点5は同じ平面上に存することになり、これにより基準となる平面が決定される。
上記のように基準平面が決定された後、測定対象物であるトンネル10の内側壁に複数の変位測定点6を設置する。
【0048】
その後、焦点を合わし、かつ焦点を固定したデジタルカメラ7により位置をずらし、時間をずらして前記標点5及び複数の変位測定点6を含んだトンネル10内の写真撮影を行う。
【0049】
そして、撮影した複数の映像データを画像処理装置に取り込み、コンピュータ処理して前記複数箇所に設置された変位測定点6の絶対座標を測定するのである。
【0050】
これにより、測定すべきトンネル10の天端沈下、内空変位左斜、内空変位右斜、上半内空変位、下半内空変位等各種の変位が測定できる。すなわち、図6および図7における標点6の各座標成分の絶対変位(Δx,Δy、Δz)が測定できる。
【0051】
図5,図6は掘削途中でのトンネル10の各種変位を測定するもので、本発明による装置により正確なまた安全なトンネル掘削が実現できる。
【0052】
すなわち、掘削途中のトンネル10入り口において、そのトンネル10両端下方におのおのレーザー照射機器3,3を固定して設置する。そして、おのおの水平方向へ向けて一対のレーザー光線4,4を照射する。
【0053】
しかして、この照射方向には、照射されるレーザー光線4を受ける標点5が複数(少なくとも3点)設けられており、図5では各レーザー照射機器3,3から照射されたレーザー光線4の先端部分と後端部分とに前記標点5が都合4点設けられている。
【0054】
この4点の標点5は同じ平面上に存することになり、これにより基準となる平面が決定される。
上記のように基準平面が決定された後、測定対象物である掘削途中トンネル10の内側壁に複数の変位測定点6を設置する。
【0055】
その後、焦点を合わして焦点固定したデジタルカメラ7により位置をずらし、時間をずらして前記標点5及び複数の変位測定点6を含んだ掘削途中のトンネル10内の写真撮影を行う。
【0056】
そして、撮影した複数の映像データを画像処理装置に取り込み、コンピュータ処理して前記複数箇所に設置された変位測定点6の絶対座標を測定するのである。
【0057】
これにより、測定すべき掘削途中トンネル10の天端沈下、内空変位左斜、内空変位右斜、上半内空変位、下半内空変位等各種の変位が測定できる。
図7,図8は掘削したトンネル10の出来形管理に本発明による装置を応用した例を示したものである。すなわち、掘削したトンネル10の施工断面18が、設計断面16を満足しているかを測定管理することが必要とされており、その測定管理を本発明の変位測定装置で行うものである。
【0058】
図7,図8中の斜線部分は掘削不足部分17(一般に「アタリ」と称呼される)となっており、かかる掘削不足部分17は二次覆工コンクリートの施工前には除去しておく必要がある。
【0059】
しかして、掘削したトンネル10入り口において、そのトンネル10両端下方におのおのレーザー照射機器3,3を固定して設置する。そして、おのおの水平方向へ向けて一対のレーザー光線4,4を照射する。
【0060】
しかして、この照射方向には、照射されるレーザー光線4を受ける標点5が複数(少なくとも3点)設けられており、図7では各レーザー照射機器3,3から照射されたレーザー光線4の先端部分と後端部分とに前記標点5が都合6点設けられている。
【0061】
この6点の標点5は同じ平面上に存することになり、これにより基準となる平面が決定される。
上記のように基準平面が決定された後、測定対象物である掘削したトンネル10の施工断面18における内側壁に複数の変位測定点6を設置する。
【0062】
その後、焦点を合わせ焦点固定したデジタルカメラ7により位置をずらし、時間をずらして前記標点5及び複数の変位測定点6を含んだ掘削途中のトンネル10内の写真撮影を行う。
【0063】
そして、撮影した複数の映像データを画像処理装置に取り込み、コンピュータ処理して前記複数箇所に設置された変位測定点6の絶対座標を測定するのである。
【0064】
これにより、設計断面16に対する施工断面18の掘削不足部分17が明らかになる。
【0065】
図9は、いわゆる片持ち張り出し工法により橋梁の施工工事を行う際に本発明を適用したものである。
【0066】
すなわち、図9に示すように片持ち張り出し工法など、複数ブロックに分けて桁部を構築する橋梁工事では、新規打設ブロック20のいわゆる上げ越し量を管理する必要がある。すなわち、新規打設ブロック20を張り出して形成する工法のため、その先端部では下側に垂れてしまうからである。よってあらかじめ上側に傾斜を持たせて新規打設ブロック20を打設する必要があり、当該管理を新規打設ブロック20の上げ越し量の管理と称している。
【0067】
この場合、不動となる橋脚部19の上に一対のレーザー照射機器3,3を固定して設置する。そして、打設完了部分に基準平面を形成する標点5を3点以上設置しておけば、測定点となる新規打設ブロック20上における複数の変位測定点6の三次元座標を測定することが出来ることとなる。
【0068】
すなわち、おのおの水平方向へ向けて一対のレーザー光線4,4を照射する。
【0069】
しかして、この照射方向には、照射されるレーザー光線4を受ける標点5が新規打設ブロック20上に複数(少なくとも3点)設けられており、図9では各レーザー照射機器3,3から照射されたレーザー光線4の先端部分と後端部分とに前記標点5が都合6点設けられている。
【0070】
この6点の標点5は同じ平面上に存することになり、これにより基準となる平面が決定される。
上記のように基準平面が決定された後、測定対象物である張り出した新規打設ブロック20上に複数の変位測定点6を設置する。
【0071】
その後、焦点を合わせ焦点固定したデジタルカメラ7により位置をずらし、時間をずらして前記標点5及び複数の変位測定点6を含んだ新規打設ブロック20の写真撮影を行う。
【0072】
そして、撮影した複数の映像データを画像処理装置に取り込み、コンピュータ処理して前記複数箇所に設置された変位測定点6の絶対座標を測定するのである。
【0073】
これにより、新規打設ブロック20の上げ越し量を正確に認識することが出来る。
【0074】
図10はいわゆる山留め壁体21の挙動計測へ本発明を適用した例を示したものである。
【0075】
図10に示すように、開削工事における掘削では、先行して構築した山留め壁体21の挙動を計測し、該山留め壁体21の安定性や民家22などの近接構造物への影響度合いを観測しながら施工を行うことが必要となる。
【0076】
この場合、変形の小さい開削隅角部23などに一対のレーザー照射機器3,3を固定して設置する。そして、前記開削隅角部23近傍位置に基準平面を形成する標点5を3点以上設置しておけば、測定点となる山留め壁体21の壁面、特に中間部の壁面における複数の変位測定点6の三次元座標を測定することが出来ることとなる。
【0077】
すなわち、前記設置したレーザー照射機器3,3からおのおの水平方向へ向けて一対のレーザー光線4,4を照射する。
【0078】
しかして、この照射方向には、照射されるレーザー光線4を受ける標点5が山留め壁体21の開削隅角部23近傍位置壁面上に複数(少なくとも3点)設けられており、図10では各レーザー照射機器3,3から照射されたレーザー光線4の先端部分と後端部分とに前記標点5が都合4点設けられている。
【0079】
この4点の標点5は同じ平面上に存することになり、これにより基準となる平面が決定される。
上記のように基準平面が決定された後、測定対象物である山留め壁体21の壁面上に複数の変位測定点6を設置する。
【0080】
その後、焦点を合わせ焦点固定したデジタルカメラ7により位置をずらし、時間をずらして前記標点5及び複数の変位測定点6を含んだ山留め壁体21の写真撮影を行う。
【0081】
そして、撮影した複数の映像データを画像処理装置に取り込み、コンピュータ処理して前記複数箇所に設置された変位測定点6の絶対座標を測定するのである。
【0082】
これにより、山留め壁体21、特に変形量の大きい壁体中間部の絶対変位挙動が計測できる。
【0083】
図11はいわゆるシールドセグメント24の変形計測へ本発明を適用した例であり、シールドトンネル工事では、シールド機25内で組み立てられたセグメント24が土圧によってどのように変形しているかを計測する必要がある。図12に示すように、鉛直土圧が大きい場合には、セグメントは波線の楕円で示すように変形するからである。
【0084】
この際、変形の収束したシールド機25後方よりレーザー光線をシールド機25先端に向かって照射し、シールド機25後方近傍に位置するセグメントの絶対変位挙動を計測し、どの程度円形が歪んでいるかを評価して、作用している土圧が想定通りであるかなどを検証するのである。
【0085】
図13乃至図14に円形立坑や矩形立坑の掘削時の変形計測につき、本発明を適用した例を示す。
【0086】
前記の実施例では水平方向に構築されるトンネル形式の横坑での適用例であるが、本実施例はいわゆる垂直方向へ掘削された円形立坑や矩形立坑への適用例を示したものである。
【0087】
このように、本実施例では坑の掘削方向に関係なく、掘削した内空面の絶対変位を計測することが可能である。ここには示してはいないが、斜坑(斜め方向の立坑)への適用も容易である。
【0088】
図15は重力式やロックフィルダムなどの提体挙動計測への適用例を示したものであり、重力式コンクリートダムやロックフィルダムでは、満水時や大地震前後での提体自体の挙動計測を測定することが、提体自体の安定性や健全性を評価する上で重要となる。
【0089】
この場合、変位の小さく不動とみなせる岩着部近傍の提体にレーザー照射機器を設置して、提体内に配置した変位測定点6の絶対変位を三次元座標で計測できるのである。
【0090】
次に、本発明をフローで説明すると、まずレーザー照射機器3,3を所定の箇所、すなわち座標既知点に設置する(ステップ100)。
ついでレーザー照射機器3,3からレーザー光線を照射する際、該レーザー光線4を受ける標点5を少なくとも3点設置する(ステップ102)。そしてこれにより基準となる平面を決定する。
【0091】
さらに、測量したい測点6を複数設置する(ステップ104)。
【0092】
その後、手動焦点で焦点を合わしたデジタルカメラ7により位置をずらし、複数枚の写真撮影を行う(ステップ106)。
【0093】
そして、撮影した複数の映像データを画像処理装置に取り込み、コンピュータ処理して前記複数箇所での変位測定点6の絶対座標を解析し(ステップ108)、算出、測定するのである(ステップ110)。
【0094】
さらに、継続して経時的に測定する場合(ステップ112でYES)には、レーザー照射機器3,3の設置位置や照射角度が動いたか否かを確認し、動いた場合には(ステップ114でYES)、再度レーザー照射機器3,3を座標既知点に設置し直し(ステップ100)、動かなかった場合には(ステップ114でNO)、手動焦点で焦点を合わしたデジタルカメラ7により位置をずらし、複数内写真撮影を行うステップに戻ればよい。
【0095】
次に図17,図18、図19,図20に標点形成具11を示す。
【0096】
標点5の形成はこの治具、すなわち標点形成具11を使用して行う。
【0097】
図17に示す標点形成具11はたとえばトンネル10などの内壁に取り付けられる取付部12と、該取付部12の一端側から延出する取付杆13と該取付杆13に移動自在に取り付けられた標点部14とを有して構成されている。
【0098】
標点部14にはいわゆる標的が形成されており、その標的の中心が照準点29として構成されている。
【0099】
ここで、トンネル10の内壁に設置されている鋼製支保工やロックボルトの座金が利用できる場合には、取付部12にマグネットを使用すれば簡単に脱着することができ作業の迅速化が図れ実用的である。
【0100】
また、当該標点形成具11の設置箇所近傍位置に前記鋼製支保工やロックボルトの座金等鉄製金具がないときには図18に示すように、内部に雌ねじ部を有する固定金具26をトンネル壁面に埋設し、その後雄ねじ部として形成した取付部12を前記雌ねじ部内に螺着すればよい。
【0101】
さらに、図18,図19に示す標点形成具11には標点部14の反対側に透過式標点部15が設けられており、たとえばトンネルのように後端部側(奥側)に向かって順次標点5を設けたいときには、トンネルの入り口側の標点5を決めた後でも、その奥側に向かって透過式標点部15が設置でき順次標点5を決定できる。
【0102】
すなわち、透過式標点部15であれば、標的の中心である照準点29を通過してレーザー光線4がトンネルの後端部側(奥側)まで照射することになり、もってトンネル後端部側(奥側)においても順次標点5を設置することができることとなる。
【0103】
なお、標点部14は透過式ではなく、反射式の標点部14として形成されており、この標点部14を使用するときには、奥側に向かって標点5を形成することができない。しかし、標点部14は構造が簡単で安価なコストで作成することができる。
【0104】
また図20は直進性のある光線例えばレーザー光線4を受けて標点5を決める際の標点部14に受光素子27としてたとえばCCDを取り付けたものである。
【0105】
しかして、本装置ではCCDの中心位置にレーザー光線4が照射されたとき光量がピークになるよう構成されており、その状況をモニター28で確認しながら微調整できる構成とされている。
【0106】
ここで、前記微調整は手動で行うよう構成してもかまわないし、自動で行えるよう制御機器を取り付けて構成してもかまわない。
【0107】
尚、本発明において、光線はレーザー光線4に限定されるものではなく、直進性を有するものでればどのような光線を利用しても構わない。また、赤色、白色、緑色及び青色等の各色を有する光線でも構わないし、LED光線でも構わない。
【発明の効果】
かくして本発明は以上の構成よりなる。
【0108】
そして本発明による変位測定装置であれば、測定に使用する各種機器も市販された安価な機器を使用でき、しかもそれらを組み合わせて使用することにより簡単な測量作業でしかも特殊な技術を必要とせず正確な各種測定物の変位測定が行えるとの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を構造物の変位測定に使用した構成を説明する概略構成説明図である。
【図2】本発明を地表面の変位測定に使用した構成を説明する概略構成説明図である。
【図3】本発明を地盤法面の変位測定に使用した構成を説明する概略構成説明図である。
【図4】本発明を既設トンネルの変位測定に使用した構成を説明する概略構成説明図である。
【図5】本発明を掘削途上トンネルの変位測定に使用した構成を説明する概略構成説明図である。
【図6】トンネルの様々な変位測定の構成を説明する概略構成説明図である。
【図7】本発明によって掘削したトンネルの出来形管理を行う構成を説明した構成説明図である。
【図8】トンネルの掘削不足部分を説明する説明図である。
【図9】本発明を橋梁工事へ適用した構成を説明する構成説明図である。
【図10】本発明を山留め壁挙動計測に適用した構成を説明する構成説明図である。
【図11】本発明をシールドセグメントの変形計測に適用した構成を説明する構成説明図である。
【図12】鉛直土圧が大きい場合のセグメントの変形状態を説明する説明図である。
【図13】本発明を円形立坑の掘削時の変形計測に適用した構成を示す構成説明図である。
【図14】本発明を矩形立坑の掘削時の変形計測に適用した構成を示す構成説明図である。
【図15】本発明を重力式やロックフィルダムなどの提体挙動計測に適用した構成を示す構成説明図である。
【図16】本発明の概略構成を説明するフローチャートである。
【図17】標点形成具の概略構成を説明する構成説明図(その1)である。
【図18】標点形成具の概略構成を説明する構成説明図(その2)である。
【図19】標点形成具の概略構成を説明する構成説明図(その3)である。
【図20】標点形成具の概略構成を説明する構成説明図(その4)である。
【符号の説明】
1   構造物
2   一側壁
3   レーザー照射機器
4   レーザー光線
5   標点
6   変位測定点
7   デジタルカメラ
8   地表面
9   法面
10  トンネル
11  標点形成具
12  取付部
13  取付杆
14  標点部
15  透過式標点部
16  設計断面
17  掘削不足部分
18  施工断面
19  橋脚部
20  新規ブロック
21  山留め壁体
22  民家
23  開削隅角部
24  セグメント
25  シールド機
26  固定金具
27  受光素子
28  モニター
29  照準点

Claims (3)

  1. 一対の直進性ある光線を発して、該光線間で基準平面を形成すると共に、発した一対の直進性ある光線上に少なくとも3点の座標既知点を形成する、間隔を固定して設置された一対の座標既知点形成装置と、
    測定対象物に設けられた複数の変位測定点と、
    前記座標既知点及び変位測定点が設けられた測定対象物につき撮影位置を変更して複数枚写真撮影する焦点距離を固定したデジタルカメラと、
    前記焦点距離を固定したデジタルカメラで撮影された複数枚の画像データを処理し、前記複数の変位測定点の絶対座標を測定する絶対座標測定装置と、
    を備えたことを特徴とする変位測定装置。
  2. 一対の直進性ある光線を発して、該光線間に基準平面を形成すると共に、発した一対の直進性ある光線上に少なくとも3点の座標既知点を形成する、間隔を固定して設置された一対の座標既知点形成装置と、
    測定対象物に設けられた複数の変位測定点と、
    前記座標既知点及び変位測定点が設けられた測定対象物につき撮影位置を変更して複数枚写真撮影する焦点距離を固定したデジタルカメラと、
    前記焦点距離を固定したデジタルカメラで撮影された複数枚の画像データを処理し、前記複数の変位測定点の絶対座標を測定する絶対座標測定装置と、
    を備え、
    前記焦点距離を固定したデジタルカメラでの写真撮影は継続して経時的に行われ、
    前記絶対座標測定装置は、時間をずらして撮影された複数枚の画像データにより前記変位測定点の変位を測定することを特徴とする変位測定装置。
  3. 一対のレーザー光線を発して、該レーザー光線間に基準平面を形成すると共に、発した一対のレーザー光線上に少なくとも3点の座標既知点を形成する、間隔を固定して設置された一対のレーザー光線照射機器と、
    測定対象物に設けられた複数の変位測定点と、
    前記座標既知点及び変位測定点が設けられた測定対象物につき撮影位置を変更して複数枚写真撮影する焦点距離を固定したデジタルカメラと、
    前記焦点距離を固定したデジタルカメラで撮影された複数枚の画像データを処理し、前記複数の変位測定点の絶対座標を測定する絶対座標測定装置と、
    を備え、
    前記焦点距離を固定したデジタルカメラでの写真撮影は継続して経時的に行われ、
    前記絶対座標測定装置は、時間をずらして撮影された複数枚の画像データにより前記変位測定点の変位を測定することを特徴とする変位測定装置。
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