JP2004019268A - 作業車両の走行制御装置 - Google Patents

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Kazuhiro Ichimura
一村 和弘
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Abstract

【課題】ブレード作業時に地面からの反力によって車体が浮き上がり作業が中断することを防止する。
【解決手段】操作レバー15に検出器16を設け、検出器16によってブレード作業の開始を検出する。ブレード作業の開始が検出されないときはコントローラ20からの制御信号により電磁クラッチ11は開放される。これにより走行モータ1の駆動力は前輪5aのみに伝達され、2輪駆動状態とされる。ブレード作業の開始が検出されるとコントローラ20からの制御信号により電磁クラッチ11は接続される。これにより走行モータ1の駆動力は前後輪5a,5bに等配分され、4輪駆動状態とされる。4輪駆動状態では車体前側が浮き上がった場合であっても後輪5bのトルクによりブレード10に押し付け力を及ぼすことができる。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホイール式油圧ショベル等の作業車両の走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホイール式油圧ショベル等の作業車両の走行駆動方式には、走行用油圧モータの駆動力を前後輪のいずれかに伝達する二輪駆動方式と、前後輪の両方に伝達する四輪駆動方式があり、例えば実開平3−2062号公報には、4輪駆動方式と2輪駆動方式に切換可能とした装置が開示されている。この公報記載の装置では、車両走行停止状態において操作スイッチにより駆動方式を切り換える。
【0003】
ところで、ホイール式油圧ショベルには、地面を整地するためのブレードを備えたものがある。ブレードは走行体の前側後側のいずれかに、走行体に対して揺動可能に装着され、油圧シリンダの伸縮によりブレードを揺動させてブレード作業を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば走行体の前側にブレードを装着してブレード作業を行うと、地面からの反力によって車体の前側が浮き上がることがある。このとき前輪駆動方式を採用していると、前輪が空回りしてブレードを十分に地面に押し込むことができなくなる。その結果、ブレード作業が中断され、作業性が損なわれる。
【0005】
本発明の目的は、ブレード作業を効果的に行うことができる作業車両の走行制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の発明による作業車両の走行制御装置は、走行駆動源からの駆動力を前後輪のいずれかに伝達する2輪駆動、前後輪の両方に伝達する4輪駆動に走行駆動方式を切り換える駆動方式切換手段と、2輪駆動の駆動輪側に装着されたブレードと、ブレード作業の開始を検出するブレード作業検出手段と、ブレード作業検出手段によりブレード作業が検出されるまで走行駆動方式を2輪駆動に切り換え、ブレード作業が検出されると4輪駆動に切り換えるように駆動方式切換手段を制御する駆動方式制御手段とを備えることにより上述した目的を達成する。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載の作業車両の走行制御装置において、ブレード作業を指令する操作手段を備え、ブレード作業検出手段が、操作手段の操作開始によりブレード作業の開始を検出するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して本発明による作業車両の走行制御装置の実施の形態について説明する。
図1は、本発明が適用されるホイール式油圧ショベルの側面図である。ホイール式油圧ショベルは、走行体51と、旋回装置52を介して走行体51の上部に旋回可能に搭載された旋回体53とを有する。旋回体53にはブーム54A、アーム54B、バケット54Cからなる作業用フロントアタッチメント54が装着されている。ブーム54A、アーム54B、バケット54Cはそれぞれブームシリンダ54AC、アームシリンダ54BC、バケットシリンダ54CCにより駆動される。なお、図はブーム54A、アーム54Bをともに最大に起立させ、バケット54Cをダンプさせた状態を示す。
【0008】
走行体51の前端部には、走行体51に対して揺動可能にブレード10が装着されている。ブレード10には複数の油圧シリンダ(図2にはその一部12a,12bを図示)が取り付けられ、これら油圧シリンダの伸縮によってブレード10は水平面内および鉛直面内で揺動する。なお、図はブレード10を上方に最大に回動させた状態を示す。
【0009】
図2はホイール式油圧ショベルの走行体に設けられる駆動装置等の機器を示すもので、図1における走行体51を平面視したものである。なお、図1に示すものと同一の構成を示すものは同一の符号を付してある。
【0010】
走行体51には、走行用モータ1、トランスミッション2、前後のプロペラシャフト3a,3b、前後の車軸4a,4b、前輪後輪のタイヤ5a,5bが設けられている。トランスミッション2と後車軸4bとの間には摩擦板式電磁クラッチ11が設けられている。この電磁クラッチ11は、印加される電圧が最大のときに、油圧モータ1の駆動力を前輪5a、後輪5bの両輪に等配分した直結式4輪駆動状態となり、印加電圧の減少に伴い後輪5bへ伝達される駆動力が減少し、印加電圧がないときに、前輪5aのみに油圧モータ1の全駆動力が伝達される2輪駆動状態となる。
【0011】
ブレード10に取り付けられた油圧シリンダ12a,12bは、制御弁13を介して油圧ポンプなどの油圧源14に接続されている。制御弁13は操作レバー15の操作により駆動され、操作レバー15の操作量に応じて油圧シリンダ12a,12bが伸縮し、ブレード10が駆動される。
【0012】
操作レバー15には操作レバー15の操作の有無を検出するポテンショメータなどの検出器16が取り付けられ、検出器16からの信号はコントローラ20に入力される。なお、検出器16は、操作レバー15の操作によるパイロット圧を検出する圧力検出器(圧力スイッチ、圧力センサ等)としてもよい。コントローラ20は、検出器16からの信号に応じて電磁クラッチ11への出力電圧を制御する。すなわち、操作レバー15の操作が検出されると電磁クラッチ11へ最大電圧を印加して4輪駆動状態とし、操作レバー15の非操作が検出されると印加電圧の出力を停止して2輪駆動状態とする。これにより前輪5a、後輪5bへの駆動力の配分を制御する。
【0013】
油圧モータ1の駆動回路の一部を図3に示す。図3は主に走行パイロット油圧回路を示すものであり、この油圧回路は、パイロット用油圧ポンプ21と、走行ペダル22aによって操作される走行用パイロットバルブ22と、運転室内の前後進切換スイッチ(図示せず)で前進位置、後進位置、中立位置に切り換えられる前後進切換バルブ23とを備える。前後進切換スイッチを前進位置または後進位置に切り換えて走行ペダル22aを操作すると、その操作量に応じたパイロット圧が走行用制御バルブ25に作用する。これによりエンジンMによって駆動される油圧ポンプ24からの圧油が走行用油圧モータ1に供給され、車両を前進または後進させることができる。
【0014】
次に、本発明の実施の形態による走行制御装置の動作をより具体的に説明する。なお、以下の説明でブレード作業とは、ブレード10を駆動させて行う整地などの作業をいう。図4のタイムチャートに示すように、操作レバー15の非操作時、すなわちブレード作業を行わないときはコントローラ20から出力されるクラッチ出力電圧は0であり、電磁クラッチ11は開放(オフ)され、油圧モータ1の駆動力は前輪5aのみに配分される(時間t≦t1)。この2輪駆動状態では走行抵抗が小さいので、燃費が向上するとともに、タイヤ5a,5bの摩耗の進行が抑制される。
【0015】
一方、時間t1において操作レバー15を操作すると、その操作量に応じて油圧シリンダ12a,12bが伸縮し、ブレード10が駆動される。また、検出器16により操作レバー15の操作開始が検出され、コントローラ20から出力されるクラッチ出力電圧は最大となり、電磁クラッチ11が接続(オン)される。これにより油圧モータ1の駆動力は前輪と後輪に等配分され、4輪駆動状態とされる。したがって、ブレード作業時に地面からの反力より車体の前部が浮き上がった場合であっても、後輪5bの走行トルクによりブレード11に押し付け力を及ぼすことが可能となり、ブレード作業を連続的に行うことができる。
【0016】
電磁クラッチ11への出力電圧は、図4の点線に示すように操作レバー15の操作の検出時に徐々に増加させるようにしてもよい。これによりクラッチ11の急激な接続が回避され、切換ショックを低減することができる。
【0017】
ブレード作業が終了すると、図示しないスイッチの操作により電磁クラッチ11の接続が解除され、4輪駆動状態から2輪駆動状態に変更される。なお、検出器16からの信号によりブレード作業の終了を検出し、スイッチ操作によらずにクラッチ11を開放するようにしてもよい。
【0018】
このように本実施の形態では、操作レバー15の操作の有無によりブレード作業の開始を検出し、ブレード作業時に電磁クラッチ11を接続して4輪駆動状態としたので、地面からの反力により車体が浮き上がった場合であっても、ブレード10に十分な押し付け力を付加することができる。その結果、ブレード作業を中断することなく連続的に行うことができる。
【0019】
また、本実施の形態では、検出器16により操作レバー15の操作を検出して電磁クラッチ11を切り換えるので、2輪駆動から4輪駆動への切換時に操作スイッチ等による切換操作は不要である。これにより、煩雑な操作が不要となり、使い勝手が向上するとともに、スイッチの切換忘れにより2輪駆動状態でブレード作業が行われることを防止することができる。
【0020】
なお、本発明による作業車両の走行駆動装置は、上述した実施の形態に限定されることなく種々の変更が可能である。上記実施の形態では、走行体51の前側にブレード10を装着し前輪駆動方式を採用したが、走行体51の後側にブレード10を装着し後輪駆動方式を採用してもよい。4輪駆動時に前後輪5a,5bに駆動力を等配分するようにしたが、前側5aの駆動力を後側5bの駆動力よりも大きくまたは小さくしてもよい。
【0021】
以上では、駆動方式切換手段として電磁クラッチ11の断続により走行駆動方式を切り換えるようにしたが、比例ソレノイド圧力制御バルブ等を用いてコントローラ20の出力を油圧に変換することで、油圧クラッチの使用も可能である。その場合は油圧クラッチの駆動圧力が電磁クラッチ11の電圧に相当する。
【0022】
作業検出手段として検出器16を用いてブレード作業の開始を検出するようにしたが、油圧シリンダ12a,12bの圧力増加を検出してブレード作業の開始を検出するようにしてもよい。また、ブレード10にロードセル等の荷重検出器を設け、ブレード10に作用する荷重を検出してブレード作業の開始を検出するようにしてもよい。本発明はホイール式油圧ショベル以外の他の作業車両(例えばホイールローダ等)に適用してもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、ブレード作業が検出されると走行駆動方式を2輪駆動方式から4輪駆動方式に切り換えるようにしたので、ブレード作業時に地面からの反力によって車体が浮き上がった場合であっても、ブレードに十分な押し付け力を付加することができ、ブレード作業を中断することなく効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるホイール式油圧ショベルの構成を示す側面図。
【図2】図1におけるホイール式油圧ショベルの駆動装置の概要平面図。
【図3】本発明の実施の形態に係わる走行制御装置を搭載するホイール式油圧ショベルの走行油圧回路図。
【図4】本発明の実施の形態に係わる走行制御装置の制御特性の一例を示す図。
【符号の説明】
1 走行用油圧モータ       5a 前輪
5b 後輪             10 ブレード
11 電磁クラッチ      12a,12b 油圧シリンダ
15 操作レバー          16 検出器
20 コントローラ         51 走行体

Claims (2)

  1. 走行駆動源からの駆動力を前後輪のいずれかに伝達する2輪駆動、前後輪の両方に伝達する4輪駆動に走行駆動方式を切り換える駆動方式切換手段と、
    2輪駆動の駆動輪側に装着されたブレードと、
    ブレード作業の開始を検出するブレード作業検出手段と、
    前記ブレード作業検出手段によりブレード作業が検出されるまで走行駆動方式を2輪駆動に切り換え、ブレード作業が検出されると4輪駆動に切り換えるように前記駆動方式切換手段を制御する駆動方式制御手段とを備えることを特徴とする作業車両の走行制御装置。
  2. 請求項1に記載の作業車両の走行制御装置において、
    ブレード作業を指令する操作手段を備え、
    前記ブレード作業検出手段は、前記操作手段の操作開始によりブレード作業の開始を検出することを特徴とする作業車両の走行制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110924467A (zh) * 2019-12-27 2020-03-27 三一重机有限公司 适时四驱行走系统及轮式挖掘机

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