JP2004017573A - 模様板及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の微粒子を噴射させる装置を用いた模様板の製造方法では、転写板と被転写板との間隔が微細に空いていても前記微粒子がその間隔に侵入し傷を付けるため、転写板と被転写板を接着していたが、前記転写板を接着せずに模様を鮮明に模様板に転写する。
【解決手段】本発明は、保護剤4aを被転写板3の転写面に塗布することにより、微粒子6が被転写板3に直撃すると保護剤4aが破壊されて被転写板3に傷を付け、転写板2と被転写板3の間に跳ね返りながら侵入する微粒子6aからは被転写板3を保護する役目をするため、転写板2と被転写板3を重ねるだけで模様を鮮明に被転写板3に転写した模様板及びその製造方法の構成とした。
【選択図】 図5
【解決手段】本発明は、保護剤4aを被転写板3の転写面に塗布することにより、微粒子6が被転写板3に直撃すると保護剤4aが破壊されて被転写板3に傷を付け、転写板2と被転写板3の間に跳ね返りながら侵入する微粒子6aからは被転写板3を保護する役目をするため、転写板2と被転写板3を重ねるだけで模様を鮮明に被転写板3に転写した模様板及びその製造方法の構成とした。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、板に各種の模様を転写する事により製造する模様板及びその製造方法に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来から転写板と被転写板とを接着した模様板やその製造方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の微粒子を噴射させる装置を用いた模様板の製造方法では、転写板と被転写板との間隔が微細に空いていても前記微粒子がその間隔に跳ね返って傷をつけながら侵入するため、転写板と被転写板を接着しなければ模様が鮮明に転写できなかった。
【0004】
しかしながら、転写板と被転写板を接着及び取外しを行うと転写板の破損や、接着及び取外しの手間がかかり製造コストが極めて高くなる。
【0005】
そこで、本発明は、各種の模様を付けた転写板を被転写板と接着せずに製造する事ができるとともに、低廉に各種の模様を付けることができる模様板及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、保護剤を塗布した被転写板に転写板を重ね、前記転写板の側から微粒子を噴射させた後、前記転写板を取外し転写模様板の表面の粉塵を払拭布で除去し、前記被転写板より保護剤を剥離したことを特徴とする模様板、及び保護剤を塗布した被転写板に転写板を重ね、前記転写板の側から微粒子を噴射させた後、前記転写板を取外し転写模様板の表面の粉塵を払拭布で除去し、前記被転写板より保護剤を剥離したことを特徴とする模様板の製造方法の構成とした。
【0007】
【実施例】
次に、本発明である模様板、及び模様板の製造方法について送付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明である模様板の正面図である。本願発明は、各種模様が形成されている板を転写板2とするとともに、前記転写板2の模様2aが転写される被転写板3からなる模様板1である。
【0008】
図2は、本発明に使用する転写板2の斜視図である。本発明である模様板1を製造するためには、先ず所望の模様2aが形成されている転写板2を用意する。模様2aの部分は、板の部分であり透過することがない部分である。そして穴2bの部分は、転写板2に穴が空いていて透過する部分である。
【0009】
図3は、本発明に使用する被転写板の転写面に保護剤を塗布している状態の斜視図である。被転写板3の転写面に保護剤4aを均一に塗布することにより、転写板2と被転写板3との間に跳ね返りながら侵入する微粒子6aから保護する目的がある。保護剤4aは微粒子6が直撃すると破壊され、転写板2と被転写板3との間に跳ね返りながら侵入する微粒子6aの傷には耐久できる保護剤4aを使用する。
【0010】
図4は、転写板を被転写板に重ねる状態を示した図である。転写板2を被転写板3の保護剤4aを塗布した面に重ねる。
【0011】
図5は、転写板を重ねた被転写板の転写面に微粒子を噴射させている状態の断面を拡大して示した図である。図4に示したように、被転写板3に転写板2を重ねた表面に、ノズル5より鉄を砂のようにした微粒子6をコンプレッサーにより噴射させて吹き掛ける。この微粒子6を吹き掛ける空気圧は、調整することができ模様により異なる圧力をかける。
【0012】
図6は、被転写板から転写板を取外した状態を示した斜視図である。図6に示すように、図5に示した方法により、微粒子6を被転写板3の表面全体に吹き掛けると、模様2aが被転写板3の表面に転写されて、転写模様板1aが出来上る。
【0013】
即ち、転写板2の模様2aは透過性がないので、ノズル5より微粒子6を吹き掛けても微粒子6は、被転写板3の表面には直撃することがないので衝撃力が加わらない。そのために、模様2aが位置している被転写板3の部分は微粒子6の衝撃力により傷がつくことなく、被転写板3の表面に突出した転写模様3aが形成される。
【0014】
尚、転写板2の穴2bの部分は、ノズル5から噴射される微粒子6の衝撃力で保護剤4aを突き破って被転写板3に直接当たり被転写板3に凹状の無転写模様3bの部分が形成される。
【0015】
さらに、転写板2と被転写板3との間に跳ね返りながら侵入する微粒子6aは、微粒子6が被転写板3に衝突し、跳ね返りながら転写板2と被転写板3の間に侵入するため、衝撃力が弱まり保護剤4aが耐久できる衝撃力になるため被転写板3に傷をつけない。よって模様が鮮明に形成される。
【0016】
図7は、被転写板から転写板を取外した後、被転写板の表面に付着している粉塵と保護剤を払拭している状態を示した斜視図である。図6に示すように、転写板2を取外した後、転写模様板1aの表面に付着している保護剤4aと粉塵を払拭布7により払拭し、図1に示す模様板1が完成する。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上に説明したような構成であるから以下の効果が得られる。
各種の模様を付けた転写板と被転写板を接着せずに製造することで極めて簡単に製造することができるとともに、低廉に各種の模様を付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である模様板の正面図である。
【図2】本発明に使用する転写板の斜視図である。
【図3】本発明に使用する被転写板の転写面に保護剤を塗布している状態の斜視図である。
【図4】転写板を被転写板に重ねる状態を示した図である。
【図5】転写板を重ねた被模様板の転写面に、微粒子を噴射させている状態の断面を拡大して示した図である。
【図6】被転写板から転写板を取外した状態を示した斜視図である。
【図7】被転写板から転写板を取外した後、模様板の表面に付着している粉塵と保護剤を払拭している状態を示した転写模様板の斜視図である。
【符号の説明】
1 模様板
1a 転写模様板
2 転写板
2a 模様
2b 穴
3 被転写板
3a 転写模様
3b 無転写模様
4 スプレー容器
4a 保護剤
5 ノズル
6 微粒子
6a 跳ね返りながら侵入する微粒子
7 払拭布
【発明の属する分野】
本発明は、板に各種の模様を転写する事により製造する模様板及びその製造方法に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来から転写板と被転写板とを接着した模様板やその製造方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の微粒子を噴射させる装置を用いた模様板の製造方法では、転写板と被転写板との間隔が微細に空いていても前記微粒子がその間隔に跳ね返って傷をつけながら侵入するため、転写板と被転写板を接着しなければ模様が鮮明に転写できなかった。
【0004】
しかしながら、転写板と被転写板を接着及び取外しを行うと転写板の破損や、接着及び取外しの手間がかかり製造コストが極めて高くなる。
【0005】
そこで、本発明は、各種の模様を付けた転写板を被転写板と接着せずに製造する事ができるとともに、低廉に各種の模様を付けることができる模様板及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、保護剤を塗布した被転写板に転写板を重ね、前記転写板の側から微粒子を噴射させた後、前記転写板を取外し転写模様板の表面の粉塵を払拭布で除去し、前記被転写板より保護剤を剥離したことを特徴とする模様板、及び保護剤を塗布した被転写板に転写板を重ね、前記転写板の側から微粒子を噴射させた後、前記転写板を取外し転写模様板の表面の粉塵を払拭布で除去し、前記被転写板より保護剤を剥離したことを特徴とする模様板の製造方法の構成とした。
【0007】
【実施例】
次に、本発明である模様板、及び模様板の製造方法について送付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明である模様板の正面図である。本願発明は、各種模様が形成されている板を転写板2とするとともに、前記転写板2の模様2aが転写される被転写板3からなる模様板1である。
【0008】
図2は、本発明に使用する転写板2の斜視図である。本発明である模様板1を製造するためには、先ず所望の模様2aが形成されている転写板2を用意する。模様2aの部分は、板の部分であり透過することがない部分である。そして穴2bの部分は、転写板2に穴が空いていて透過する部分である。
【0009】
図3は、本発明に使用する被転写板の転写面に保護剤を塗布している状態の斜視図である。被転写板3の転写面に保護剤4aを均一に塗布することにより、転写板2と被転写板3との間に跳ね返りながら侵入する微粒子6aから保護する目的がある。保護剤4aは微粒子6が直撃すると破壊され、転写板2と被転写板3との間に跳ね返りながら侵入する微粒子6aの傷には耐久できる保護剤4aを使用する。
【0010】
図4は、転写板を被転写板に重ねる状態を示した図である。転写板2を被転写板3の保護剤4aを塗布した面に重ねる。
【0011】
図5は、転写板を重ねた被転写板の転写面に微粒子を噴射させている状態の断面を拡大して示した図である。図4に示したように、被転写板3に転写板2を重ねた表面に、ノズル5より鉄を砂のようにした微粒子6をコンプレッサーにより噴射させて吹き掛ける。この微粒子6を吹き掛ける空気圧は、調整することができ模様により異なる圧力をかける。
【0012】
図6は、被転写板から転写板を取外した状態を示した斜視図である。図6に示すように、図5に示した方法により、微粒子6を被転写板3の表面全体に吹き掛けると、模様2aが被転写板3の表面に転写されて、転写模様板1aが出来上る。
【0013】
即ち、転写板2の模様2aは透過性がないので、ノズル5より微粒子6を吹き掛けても微粒子6は、被転写板3の表面には直撃することがないので衝撃力が加わらない。そのために、模様2aが位置している被転写板3の部分は微粒子6の衝撃力により傷がつくことなく、被転写板3の表面に突出した転写模様3aが形成される。
【0014】
尚、転写板2の穴2bの部分は、ノズル5から噴射される微粒子6の衝撃力で保護剤4aを突き破って被転写板3に直接当たり被転写板3に凹状の無転写模様3bの部分が形成される。
【0015】
さらに、転写板2と被転写板3との間に跳ね返りながら侵入する微粒子6aは、微粒子6が被転写板3に衝突し、跳ね返りながら転写板2と被転写板3の間に侵入するため、衝撃力が弱まり保護剤4aが耐久できる衝撃力になるため被転写板3に傷をつけない。よって模様が鮮明に形成される。
【0016】
図7は、被転写板から転写板を取外した後、被転写板の表面に付着している粉塵と保護剤を払拭している状態を示した斜視図である。図6に示すように、転写板2を取外した後、転写模様板1aの表面に付着している保護剤4aと粉塵を払拭布7により払拭し、図1に示す模様板1が完成する。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上に説明したような構成であるから以下の効果が得られる。
各種の模様を付けた転写板と被転写板を接着せずに製造することで極めて簡単に製造することができるとともに、低廉に各種の模様を付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である模様板の正面図である。
【図2】本発明に使用する転写板の斜視図である。
【図3】本発明に使用する被転写板の転写面に保護剤を塗布している状態の斜視図である。
【図4】転写板を被転写板に重ねる状態を示した図である。
【図5】転写板を重ねた被模様板の転写面に、微粒子を噴射させている状態の断面を拡大して示した図である。
【図6】被転写板から転写板を取外した状態を示した斜視図である。
【図7】被転写板から転写板を取外した後、模様板の表面に付着している粉塵と保護剤を払拭している状態を示した転写模様板の斜視図である。
【符号の説明】
1 模様板
1a 転写模様板
2 転写板
2a 模様
2b 穴
3 被転写板
3a 転写模様
3b 無転写模様
4 スプレー容器
4a 保護剤
5 ノズル
6 微粒子
6a 跳ね返りながら侵入する微粒子
7 払拭布
Claims (2)
- 保護剤を塗布した被転写板に転写板を重ね、前記転写板の側から微粒子を噴射させた後、前記転写板を取外し転写模様板の表面の粉塵を払拭布で除去し、前記被転写板より保護剤を剥離したことを特徴とする模様板。
- 保護剤を塗布した被転写板に転写板を重ね、前記転写板の側から微粒子を噴射させた後、前記転写板を取外し転写模様板の表面の粉塵を払拭布で除去し、前記被転写板より保護剤を剥離したことを特徴とする模様板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002178421A JP2004017573A (ja) | 2002-06-19 | 2002-06-19 | 模様板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002178421A JP2004017573A (ja) | 2002-06-19 | 2002-06-19 | 模様板及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004017573A true JP2004017573A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31176147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002178421A Pending JP2004017573A (ja) | 2002-06-19 | 2002-06-19 | 模様板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004017573A (ja) |
-
2002
- 2002-06-19 JP JP2002178421A patent/JP2004017573A/ja active Pending
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