JP2004017517A - 液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェットを用いた液体吐出装置において、吐出する液体の気泡や溶存気体により、インクジェットからの液体の不吐出や吐出不安定性を改善。
【解決手段】吐出する液体を第1のタンクを経由して第2のタンクによりインクジェットヘッドに供給し、第1のタンクから第2のタンクを繋ぐ流路に分詭弁あるいは脱気装置を配置する。
【選択図】 図1
【解決手段】吐出する液体を第1のタンクを経由して第2のタンクによりインクジェットヘッドに供給し、第1のタンクから第2のタンクを繋ぐ流路に分詭弁あるいは脱気装置を配置する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明の液体吐出装置は、例えばインクジェットヘッドを用いた液晶表示装置用のカラーフィルタの製造装置やプリント印刷配線装置における、吐出用の液体に生じる気泡による吐出不良を解消する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置用のカラーフィルタは、透明基板上に赤(R)、緑(G)、青(B)の各画素を配列して構成され、さらにこれらの各画素の周囲には表示コントラストを高めるために、光遮蔽するためのブラックマトリックスが設けられている。
【0003】
カラーフィルタの各画素を着色する方法としては、顔料分散法、染色法、電着法等がある。また、カラーフィルタのコストダウンに対する要求から、印刷法またはインクジェット法で各画素を着色する方法が提案されている。しかしながら、印刷法においては、印刷版からの転写と乾燥の工程をR,G,Bの各画素毎に3回繰返す必要があるため、歩留りが低下するという問題があった。
一方、インクジェット法に関しては、例えば特開昭59−75205号公報では、R,G,Bの3色の色素を含有するインクを、基板上にインクジェット方式で噴射し、各インクを乾燥させて着色画像部を形成することが提案されている。こうしたインクジェット法では、R,G,Bの各画素の形成を一度にすることが可能で大幅な製造工程の簡略化と、大幅なコストダウン効果を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
インクジェットヘッドを搭載したカラーフィルタ製造装置には、例えば、不吐出等の異常を起こしたインクジェットヘッドを交換するために、インクジェットヘッドをインク供給系から切り離す脱着部を有している。この脱着部において、一度でも脱着動作を行うと、インク供給系内に泡が進入することは避けられず、進入した泡は、一旦インク供給系内に入るとその系外に取り除くことが非常に困難である。また、インク供給系内に滞った泡は、インクジェットヘッド内に入り込む可能性が高く、その結果インクジェットヘッドの不吐出や吐出の不安定を引き起こすことがあり、問題である。また、カラーフィルタの製造においては、こうした泡による不吐出などは、画素の白抜け等の致命的欠陥を引き起こす。
【0005】
これを防止するために、インク供給系内、特に脱着部内に入った泡を、インクジェットヘッドノズルから大量のインクと共に系外に押し出す方法が種々提案されている。しかしながら、単にインクジェットヘッドノズルからインクを押し出すだけでは、インク供給系内の泡を容易に系外に排出することは困難であり、また一度インクジェットヘッド内に泡が入ると完全に泡を排出するのは困難であるため、インクジェットヘッドを用いて良好なカラーフィルタを製造することが困難であった。このように、供給系内の泡を取り除くことは、カラーフィルタを製造する上で非常に重要となる。
【0006】
また、このような問題は、カラーフィルタの製造装置以外の通常のインクジェットプリンターなどの装置においても同様に起こるものである。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インク供給系内の泡を容易に取り除くことが可能なカラーフィルタの製造装置及び及び前装置における泡抜き方法及びプリント装置及び該装置における泡抜き方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる液体吐出装置は、インクジェットヘッドへ供給するインクを内部に貯留している第1のタンクと前記第1のタンクに供給するインクが貯留されている第2のタンクと前記第2のタンク内のインクを前記第1のタンクに供給するための第1のインク流路と、前記第1のインク流路の途中に第1の分岐弁または脱気装置とを具備としている。また、前記インクジェットヘッドには前記第1のタンクからの第2のインク流路と、インク排出路が配設されており、前記インク排出路は廃液タンクに接続されている。さらに、前記第2のインク流路3の途中には第1の開閉弁を具備し、前記インク排出路の途中には第2の開閉弁を具備している。また、前記インクジェットヘッドは前記液体吐出装置に対して着脱自在するために、前記第2のインク流路と前記インク排出路に、それぞれ第1および第2の着脱部が設けられている。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、インクジェットヘッドから基板に向けて液体を吐出する装置であって、前記インクジェットヘッドへ供給する液体を内部に貯留するための第1のメインタンクと前記第1のタンクに供給する液体を貯留するための第2のタンクと前記第2のタンク内の液体を前記第1のタンクに供給するための第1の流路と、前記第1の流路の途中に分岐弁を配設することを特徴とする液体吐出装置であり、第2のタンク内の液体中の気泡を除去出来るという効果がある。
【0009】
次に、本発明の請求項2に記載の発明は、インクジェットヘッドから基板に向けて液体を吐出する装置であって、前記インクジェットヘッドへ供給する液体を内部に貯留するための第1のタンクと前記第1のタンクに供給する液体を貯留するための第2のタンクと前記第2のタンク内の液体を前記第1のタンクに供給するための第1の流路と、前記第1の流路の途中に脱気装置を配設したことを特徴とする液体吐出装置であり、第2のタンク内のインク中の気泡を除去出来るという効果がある。
【0010】
次に、本発明の請求項3に記載の発明は、前記インクジェットヘッドには前記第1のタンクからの第2の流路と、液体排出路が配設されており、前記液体排出路は廃液タンクに接続されていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置であり、第2のインク流路中の気泡を廃液タンクに押し出すことが出来るという効果がある。
【0011】
次に、本発明の請求項4に記載の発明は、前記第2の流路の途中には第1の開閉弁を具備することを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置であり、ヘッド脱着作業が容易に行われるという効果がある。
【0012】
次に、本発明の請求項5に記載の発明は、前記液体排出路の途中には第2の開閉弁を具備することを特徴とする請求項3に記載のカラーフィルタの製造装置であり、ヘッド脱着作業が容易に行われるという効果がある。
【0013】
次に、本発明の請求項6に記載の発明は、前記インクジェットヘッドを着脱する第1の着脱部は、前記第2の流路上で前記インクジェットヘッドと第1の開閉弁との間に配設されていることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置であり、ヘッド脱着作業が容易に行われるという効果がある。
【0014】
次に、本発明の請求項7に記載の発明は、前記インクジェットヘッドを着脱する第2の着脱部は、前記液体排出路上で、前記インクジェットヘッドと前記第2の開閉弁との間に配設されていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置であり、ヘッド脱着作業が容易に行われるという効果がある。
【0015】
次に、本発明の請求項8に記載の発明は、前記第1の開閉弁は前記インクジェットヘッドの脱着作業時以外は開放されていることを特徴とする請求項4に記載のカラーフィルタの製造装置であり、ヘッド脱着作業が容易に行われるという効果がある。
【0016】
次に、本発明の請求項9に記載の発明は、前記第2の開閉弁は前記インクジェットヘッドの脱着作業時以外は閉じていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置であり、ヘッド脱着作業が容易に行われるという効果がある。
【0017】
(実施の形態1)
以下に、本発明の請求項1〜請求項9に記載された発明の実施の形態について、図1及び図2を用いて説明する。図1はインク流路1に分岐弁2が配設された構成図であり図2はインク流路1に脱気装置9が配設された構成図である。
【0018】
図1においてインクジェットヘッド12にはインク流路3とインク排出路8が配設されている。またインク流路3の他端はメインタンク11に接続され、さらに前記インク流路3には開閉弁4が具備されており、前記開閉弁4とインクジェットヘッド12間にはインクジェットヘッド12を脱着するための脱着部6が設けられている。また前記メインタンク11にはインク流路1が配設されており、前記インク流路1の他端はサブタンク10に接続されている。さらにインク流路1には分岐弁2が具備されている。また前記インク排出路8の他端は廃液タンク13に接続されており、前記インク排出路8には開閉弁5が具備されており、前記開閉弁5とインクジェットヘッド12間にはインクジェットヘッド12を脱着するための脱着部7が設けられている。次に最初のインク注入プロセスを説明する。
【0019】
まずサブタンク10に所定量のインクをボトル等から注入する。注入後分岐弁2をメインタンク11側に移動させ、開閉弁4を閉にしてサブタンク10内のインクに加圧手段(図示せず)により加圧を行い、サブタンク10内インクをメインタンク11内に移動させる。メインタンク11に所定量のインクが貯留された後、前記加圧動作を停止させる。次に開閉弁4を開にしかつ開閉弁5を開にする。ここで再度サブタンク10内のインクを加圧することでメインタンク11内のインクがインク流路3を通りインクジェットヘッド12内通りインク排出路8を通過して廃液タンク13内に貯まりだす。その時インク流路3、インク排出路8中に気泡がないことを確認後、開閉弁5を閉じ、その後加圧手段を停止させる。
【0020】
以上の工程でサブタンク10、メインタンク11、インクジェットヘッド12、廃液タンク13が一本の流路で結ばれたことになる。尚サブタンク10からメインタンク11へのインク供給は、メインタンク11に設置させたセンサー(図示せず)検知で自動供給してもよいし、目視確認後手動で供給してもよい。
【0021】
以上のような作業後吐出動作が可能になる。吐出中にサブタンク10内の気泡がインク流路1に移動した場合は、分岐弁1を大気開放側に移動させ、サブタンク11内のインクを加圧することによりインクとともに気泡を系外に排出し、排出後加圧手段を停止させ、分岐弁1をメインタンク11側に移動させて吐出動作に移行する。尚図2は前記分岐弁2の代わりに脱気装置9を配設したものであり、この構成によれば自動的にインク流路1を通過するインク中の気泡を脱気してくれる。
【0022】
次にインクジェットヘッド12の交換について説明する。何らかのアクシデントでインクジェットヘッド12の交換の必要が生じた場合、インクジェットヘッドの吐出動作を停止させ、開閉弁4、開閉弁5を閉にして各着脱部6、7よりインクジェットヘッド12を装置から脱着させる。尚このとき各開閉弁4,5を閉にしているためインク流路3、インク排出路8の脱着部6,7側からのインクの漏れは発生しない。次に交換用のインクジェットヘッド12を各脱着部6,7で結合時にどうしてもそれぞれの脱着部から気泡が進入する。その進入した気泡は次の手順で系外に排出する。
【0023】
まず分岐弁2がメインタンク側にあることを確認し、開閉弁4、開閉弁5を開閉する。その後サブタンク10を加圧することでインク流路3中の気泡はインクジェットヘッド12を通過してインク排出路8中の気泡と共に廃液タンク13内に排出される。その後開閉弁5を開閉し、インクジェットヘッド12のノズル孔から少量のインクを排出後、加圧手段を停止させる。その後吐出動作に移行するここで図1及び図2ではインクジェットヘッド12とメインタンク11の流路は1本で記載しているが、2本用いてインクジェットヘッド12の両端からインクを流入させ、中央部に気泡が貯まる構成にして、前記中央部にインク排出路を接続させてもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、本発明の液体吐出装置によれば、インク中の気泡を確実に除去でき、かつインクジェットヘッドの交換も容易行われるため高品質な液体吐出装置を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における製造装置の構成図(1)
【図2】本発明の実施の形態1における製造装置の構成図(2)
【符号の説明】
1 インク流路
2 分岐弁
3 インク流路
4 開閉弁
5 開閉弁
6 脱着部
7 脱着部
8 インク排出路
9 脱気装置
10 サブタンク
11 メインタンク
12 インクジェットヘッド
13 廃液タンク
【発明の属する技術分野】
本発明の液体吐出装置は、例えばインクジェットヘッドを用いた液晶表示装置用のカラーフィルタの製造装置やプリント印刷配線装置における、吐出用の液体に生じる気泡による吐出不良を解消する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置用のカラーフィルタは、透明基板上に赤(R)、緑(G)、青(B)の各画素を配列して構成され、さらにこれらの各画素の周囲には表示コントラストを高めるために、光遮蔽するためのブラックマトリックスが設けられている。
【0003】
カラーフィルタの各画素を着色する方法としては、顔料分散法、染色法、電着法等がある。また、カラーフィルタのコストダウンに対する要求から、印刷法またはインクジェット法で各画素を着色する方法が提案されている。しかしながら、印刷法においては、印刷版からの転写と乾燥の工程をR,G,Bの各画素毎に3回繰返す必要があるため、歩留りが低下するという問題があった。
一方、インクジェット法に関しては、例えば特開昭59−75205号公報では、R,G,Bの3色の色素を含有するインクを、基板上にインクジェット方式で噴射し、各インクを乾燥させて着色画像部を形成することが提案されている。こうしたインクジェット法では、R,G,Bの各画素の形成を一度にすることが可能で大幅な製造工程の簡略化と、大幅なコストダウン効果を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
インクジェットヘッドを搭載したカラーフィルタ製造装置には、例えば、不吐出等の異常を起こしたインクジェットヘッドを交換するために、インクジェットヘッドをインク供給系から切り離す脱着部を有している。この脱着部において、一度でも脱着動作を行うと、インク供給系内に泡が進入することは避けられず、進入した泡は、一旦インク供給系内に入るとその系外に取り除くことが非常に困難である。また、インク供給系内に滞った泡は、インクジェットヘッド内に入り込む可能性が高く、その結果インクジェットヘッドの不吐出や吐出の不安定を引き起こすことがあり、問題である。また、カラーフィルタの製造においては、こうした泡による不吐出などは、画素の白抜け等の致命的欠陥を引き起こす。
【0005】
これを防止するために、インク供給系内、特に脱着部内に入った泡を、インクジェットヘッドノズルから大量のインクと共に系外に押し出す方法が種々提案されている。しかしながら、単にインクジェットヘッドノズルからインクを押し出すだけでは、インク供給系内の泡を容易に系外に排出することは困難であり、また一度インクジェットヘッド内に泡が入ると完全に泡を排出するのは困難であるため、インクジェットヘッドを用いて良好なカラーフィルタを製造することが困難であった。このように、供給系内の泡を取り除くことは、カラーフィルタを製造する上で非常に重要となる。
【0006】
また、このような問題は、カラーフィルタの製造装置以外の通常のインクジェットプリンターなどの装置においても同様に起こるものである。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インク供給系内の泡を容易に取り除くことが可能なカラーフィルタの製造装置及び及び前装置における泡抜き方法及びプリント装置及び該装置における泡抜き方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる液体吐出装置は、インクジェットヘッドへ供給するインクを内部に貯留している第1のタンクと前記第1のタンクに供給するインクが貯留されている第2のタンクと前記第2のタンク内のインクを前記第1のタンクに供給するための第1のインク流路と、前記第1のインク流路の途中に第1の分岐弁または脱気装置とを具備としている。また、前記インクジェットヘッドには前記第1のタンクからの第2のインク流路と、インク排出路が配設されており、前記インク排出路は廃液タンクに接続されている。さらに、前記第2のインク流路3の途中には第1の開閉弁を具備し、前記インク排出路の途中には第2の開閉弁を具備している。また、前記インクジェットヘッドは前記液体吐出装置に対して着脱自在するために、前記第2のインク流路と前記インク排出路に、それぞれ第1および第2の着脱部が設けられている。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、インクジェットヘッドから基板に向けて液体を吐出する装置であって、前記インクジェットヘッドへ供給する液体を内部に貯留するための第1のメインタンクと前記第1のタンクに供給する液体を貯留するための第2のタンクと前記第2のタンク内の液体を前記第1のタンクに供給するための第1の流路と、前記第1の流路の途中に分岐弁を配設することを特徴とする液体吐出装置であり、第2のタンク内の液体中の気泡を除去出来るという効果がある。
【0009】
次に、本発明の請求項2に記載の発明は、インクジェットヘッドから基板に向けて液体を吐出する装置であって、前記インクジェットヘッドへ供給する液体を内部に貯留するための第1のタンクと前記第1のタンクに供給する液体を貯留するための第2のタンクと前記第2のタンク内の液体を前記第1のタンクに供給するための第1の流路と、前記第1の流路の途中に脱気装置を配設したことを特徴とする液体吐出装置であり、第2のタンク内のインク中の気泡を除去出来るという効果がある。
【0010】
次に、本発明の請求項3に記載の発明は、前記インクジェットヘッドには前記第1のタンクからの第2の流路と、液体排出路が配設されており、前記液体排出路は廃液タンクに接続されていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置であり、第2のインク流路中の気泡を廃液タンクに押し出すことが出来るという効果がある。
【0011】
次に、本発明の請求項4に記載の発明は、前記第2の流路の途中には第1の開閉弁を具備することを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置であり、ヘッド脱着作業が容易に行われるという効果がある。
【0012】
次に、本発明の請求項5に記載の発明は、前記液体排出路の途中には第2の開閉弁を具備することを特徴とする請求項3に記載のカラーフィルタの製造装置であり、ヘッド脱着作業が容易に行われるという効果がある。
【0013】
次に、本発明の請求項6に記載の発明は、前記インクジェットヘッドを着脱する第1の着脱部は、前記第2の流路上で前記インクジェットヘッドと第1の開閉弁との間に配設されていることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置であり、ヘッド脱着作業が容易に行われるという効果がある。
【0014】
次に、本発明の請求項7に記載の発明は、前記インクジェットヘッドを着脱する第2の着脱部は、前記液体排出路上で、前記インクジェットヘッドと前記第2の開閉弁との間に配設されていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置であり、ヘッド脱着作業が容易に行われるという効果がある。
【0015】
次に、本発明の請求項8に記載の発明は、前記第1の開閉弁は前記インクジェットヘッドの脱着作業時以外は開放されていることを特徴とする請求項4に記載のカラーフィルタの製造装置であり、ヘッド脱着作業が容易に行われるという効果がある。
【0016】
次に、本発明の請求項9に記載の発明は、前記第2の開閉弁は前記インクジェットヘッドの脱着作業時以外は閉じていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置であり、ヘッド脱着作業が容易に行われるという効果がある。
【0017】
(実施の形態1)
以下に、本発明の請求項1〜請求項9に記載された発明の実施の形態について、図1及び図2を用いて説明する。図1はインク流路1に分岐弁2が配設された構成図であり図2はインク流路1に脱気装置9が配設された構成図である。
【0018】
図1においてインクジェットヘッド12にはインク流路3とインク排出路8が配設されている。またインク流路3の他端はメインタンク11に接続され、さらに前記インク流路3には開閉弁4が具備されており、前記開閉弁4とインクジェットヘッド12間にはインクジェットヘッド12を脱着するための脱着部6が設けられている。また前記メインタンク11にはインク流路1が配設されており、前記インク流路1の他端はサブタンク10に接続されている。さらにインク流路1には分岐弁2が具備されている。また前記インク排出路8の他端は廃液タンク13に接続されており、前記インク排出路8には開閉弁5が具備されており、前記開閉弁5とインクジェットヘッド12間にはインクジェットヘッド12を脱着するための脱着部7が設けられている。次に最初のインク注入プロセスを説明する。
【0019】
まずサブタンク10に所定量のインクをボトル等から注入する。注入後分岐弁2をメインタンク11側に移動させ、開閉弁4を閉にしてサブタンク10内のインクに加圧手段(図示せず)により加圧を行い、サブタンク10内インクをメインタンク11内に移動させる。メインタンク11に所定量のインクが貯留された後、前記加圧動作を停止させる。次に開閉弁4を開にしかつ開閉弁5を開にする。ここで再度サブタンク10内のインクを加圧することでメインタンク11内のインクがインク流路3を通りインクジェットヘッド12内通りインク排出路8を通過して廃液タンク13内に貯まりだす。その時インク流路3、インク排出路8中に気泡がないことを確認後、開閉弁5を閉じ、その後加圧手段を停止させる。
【0020】
以上の工程でサブタンク10、メインタンク11、インクジェットヘッド12、廃液タンク13が一本の流路で結ばれたことになる。尚サブタンク10からメインタンク11へのインク供給は、メインタンク11に設置させたセンサー(図示せず)検知で自動供給してもよいし、目視確認後手動で供給してもよい。
【0021】
以上のような作業後吐出動作が可能になる。吐出中にサブタンク10内の気泡がインク流路1に移動した場合は、分岐弁1を大気開放側に移動させ、サブタンク11内のインクを加圧することによりインクとともに気泡を系外に排出し、排出後加圧手段を停止させ、分岐弁1をメインタンク11側に移動させて吐出動作に移行する。尚図2は前記分岐弁2の代わりに脱気装置9を配設したものであり、この構成によれば自動的にインク流路1を通過するインク中の気泡を脱気してくれる。
【0022】
次にインクジェットヘッド12の交換について説明する。何らかのアクシデントでインクジェットヘッド12の交換の必要が生じた場合、インクジェットヘッドの吐出動作を停止させ、開閉弁4、開閉弁5を閉にして各着脱部6、7よりインクジェットヘッド12を装置から脱着させる。尚このとき各開閉弁4,5を閉にしているためインク流路3、インク排出路8の脱着部6,7側からのインクの漏れは発生しない。次に交換用のインクジェットヘッド12を各脱着部6,7で結合時にどうしてもそれぞれの脱着部から気泡が進入する。その進入した気泡は次の手順で系外に排出する。
【0023】
まず分岐弁2がメインタンク側にあることを確認し、開閉弁4、開閉弁5を開閉する。その後サブタンク10を加圧することでインク流路3中の気泡はインクジェットヘッド12を通過してインク排出路8中の気泡と共に廃液タンク13内に排出される。その後開閉弁5を開閉し、インクジェットヘッド12のノズル孔から少量のインクを排出後、加圧手段を停止させる。その後吐出動作に移行するここで図1及び図2ではインクジェットヘッド12とメインタンク11の流路は1本で記載しているが、2本用いてインクジェットヘッド12の両端からインクを流入させ、中央部に気泡が貯まる構成にして、前記中央部にインク排出路を接続させてもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、本発明の液体吐出装置によれば、インク中の気泡を確実に除去でき、かつインクジェットヘッドの交換も容易行われるため高品質な液体吐出装置を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における製造装置の構成図(1)
【図2】本発明の実施の形態1における製造装置の構成図(2)
【符号の説明】
1 インク流路
2 分岐弁
3 インク流路
4 開閉弁
5 開閉弁
6 脱着部
7 脱着部
8 インク排出路
9 脱気装置
10 サブタンク
11 メインタンク
12 インクジェットヘッド
13 廃液タンク
Claims (9)
- インクジェットヘッドから基板に向けて液体を吐出する装置であって、前記インクジェットヘッドへ供給する液体を内部に貯留するための第1のメインタンクと前記第1のタンクに供給する液体を貯留するための第2のタンクと前記第2のタンク内の液体を前記第1のタンクに供給するための第1の流路と、前記第1の流路の途中に分岐弁を配設することを特徴とする液体吐出装置。
- インクジェットヘッドから基板に向けて液体を吐出する装置であって、前記インクジェットヘッドへ供給する液体を内部に貯留するための第1のタンクと前記第1のタンクに供給する液体を貯留するための第2のタンクと前記第2のタンク内の液体を前記第1のタンクに供給するための第1の流路と、前記第1の流路の途中に脱気装置を配設したことを特徴とする液体吐出装置。
- 前記インクジェットヘッドには前記第1のタンクからの第2の流路と、液体排出路が配設されており、前記液体排出路は廃液タンクに接続されていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
- 前記第2の流路の途中には第1の開閉弁を具備することを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
- 前記液体排出路の途中には第2の開閉弁を具備することを特徴とする請求項3に記載のカラーフィルタの製造装置。
- 前記インクジェットヘッドを着脱する第1の着脱部は、前記第2の流路上で前記インクジェットヘッドと第1の開閉弁との間に配設されていることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
- 前記インクジェットヘッドを着脱する第2の着脱部は、前記液体排出路上で、前記インクジェットヘッドと前記第2の開閉弁との間に配設されていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
- 前記第1の開閉弁は前記インクジェットヘッドの脱着作業時以外は開放されていることを特徴とする請求項4に記載のカラーフィルタの製造装置。
- 前記第2の開閉弁は前記インクジェットヘッドの脱着作業時以外は閉じていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002176864A JP2004017517A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | 液体吐出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002176864A JP2004017517A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | 液体吐出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004017517A true JP2004017517A (ja) | 2004-01-22 |
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ID=31175055
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002176864A Pending JP2004017517A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | 液体吐出装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2004017517A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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