JP2004015626A - 電子透かし埋込装置、その検出装置および電子透かし埋込プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンテンツをグループ毎に記憶し、コンテンツの各グループの所定フレームの画像に電子透かし情報を埋め込む電子透かし埋込装置において、電子透かし情報の埋込対象フレーム画像について、埋込対象フレーム画像以外のフレームの画像に基づいて、埋込対象フレーム画像の予測画像を生成する手段120と、埋込対象フレーム画像と埋込対象フレーム画像の予測画像との差分を取って差分画像を生成する手段130と、各差分画像に電子透かし情報を埋め込む手段140と、電子透かしが埋め込まれた差分画像と対応する予測画像とを加算する手段150とを備え、埋込対象フレーム画像の画素値に応じて埋め込む信号の強度を変化させる構成を有するものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子透かし装置に関し、特に、動画像のデジタルコンテンツに所定の情報を埋め込む又は読み取る電子透かし埋込装置、その検出装置および電子透かし埋込プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルコンテンツの流通に伴い、これらのコンテンツに関する著作権保護のための著作権管理情報等をデジタルコンテンツに、再生時に視聴者に意識されないように記録するいわゆる電子透かしの技術が普及してきた。以下では、著作権管理情報をこのように記録することを埋め込むという。
【0003】
ここで、デジタルコンテンツに著作権管理情報を電子透かしとして埋め込む従来の方法には、大別して2つの方法がある。第1の方法は、コンテンツの所定フレームを構成する所定の画素の画素値を直接変更することにより埋め込む方法である。第2の方法は、上記のフレームに対してDCT(Discrete Cosine Transform)、ウェーブレット変換(Wavelet Transformation)等の変換を行って得られた係数値を変更して電子透かしを埋め込み、逆変換を行って電子透かしが埋め込まれたコンテンツを生成する方法である。
【0004】
これらの手法によって電子透かしが埋め込まれたコンテンツは、MPEG(Moving Picture Coding Experts Group)圧縮、MPEG−2圧縮等の非可逆圧縮が施されてから、放送局、ポスト・プロダクション、又は実際にコンテンツを視聴する消費者に送信される。そして、電子透かしを埋込む際の信号レベルが低いと非可逆圧縮が施されたコンテンツから電子透かしを検出することは容易でないため、信号レベルを高くして電子透かしを埋め込むことが、通常、行われている。
【0005】
ここで、放送局やポスト・プロダクション等における、番組制作の過程で用いられる映像素材等は、通常、MPEG−2圧縮が施されている。そして、これらの映像素材は高品質な素材であるため、これら映像素材の圧縮は、一般に非常に高いビットレートで行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電子透かし埋込方法では、埋め込み後の画像圧縮が非可逆的であると共に高い圧縮ビットレートで行われるのを考慮して、高い信号レベルで埋め込みを行い電子透かしの良好な検出を行っているため、提供された高品質な画像を再生しようとしても電子透かしの影響を受けた劣化の大きい品質の画像が再生されることが起こってしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、電子透かしの影響を低減して劣化の少ない品質の画像を実現すると共に良好に電子透かしを検出することが可能な電子透かし埋込装置、その検出装置および電子透かし埋込プログラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の点を考慮して、請求項1に係る発明は、フレーム毎に形成された画像からなるコンテンツをグループ毎に記憶し、前記コンテンツの各グループにおける所定フレームの画像に電子透かし情報を埋め込む電子透かし埋込装置において、前記電子透かし情報を埋め込む対象の画像である各埋込対象フレーム画像について、前記埋込対象フレーム画像以外のフレームの画像に基づいて、前記埋込対象フレーム画像の予測画像を生成する手段と、前記埋込対象フレーム画像と前記埋込対象フレーム画像の予測画像との差分を取って差分画像を生成する手段と、前記各差分画像に前記電子透かし情報を埋め込む手段と、前記電子透かしが埋め込まれた差分画像に対応する予測画像とを加算する手段とを備え、前記埋込対象フレーム画像の画素値に応じて埋め込む信号の強度を変化させる構成を有している。
【0009】
この構成により、電子透かし情報を埋め込む画像と予測画像との差分画像に、電子透かし情報を埋め込む画像の画素値に応じて埋込の強度を調節できるため、検出の際も差分画像から電子透かしを検出することによって、電子透かしの影響を低減して劣化の少ない品質の画像を実現することが可能な電子透かし埋込装置を実現することができる。
【0010】
また、請求項2に係る発明は、請求項1において、前記埋込対象フレーム画像の予測画像は、前後2フレームの加重平均をとる双方向予測により生成する構成を有している。
【0011】
この構成により、電子透かし情報を埋め込む画像とその予測画像との差分画像に、電子透かし情報を埋め込む画像の画素値に応じて埋込の強度を調節できるため、検出の際も差分画像から電子透かしを検出することによって、電子透かしの影響を低減して劣化の少ない品質の画像を実現すると共に良好に電子透かしを検出することが可能な電子透かし埋込装置を実現することができる。
【0012】
また、請求項3に係る発明は、請求項1において、前記埋込対象フレーム画像の予測画像は、前記埋込対象フレーム画像の予測画像以外の1フレームだけによる順方向予測により生成する構成を有している。
【0013】
この構成により、電子透かし情報を埋め込む画像と予測画像との差分画像に、電子透かし情報を埋め込む画像の画素値に応じて埋込の強度を調節できるため、検出の際も差分画像から電子透かしを検出することによって、電子透かしの影響を低減して劣化の少ない品質の画像を実現すると共に良好に電子透かしを検出することが可能な電子透かし埋込装置を実現することができる。
【0014】
また、請求項4に係る発明は、フレーム毎に形成された画像からなるコンテンツをグループ毎に記憶し、前記コンテンツの各グループに含まれる画像であって電子透かし情報が埋め込まれた画像から埋め込まれた前記画像情報を検出する電子透かし検出装置において、前記電子透かし情報を検出する対象の画像である検出対象フレーム画像の予測画像を生成する手段と、前記検出対象フレーム画像以外のフレームの画像に基づいて、前記検出対象フレーム画像の予測画像を生成する手段と、前記検出対象フレーム画像と前記検出対象フレーム画像の予測画像との差分を取って差分画像を生成する手段と、前記各差分画像に埋め込まれた前記電子透かし情報を検出する手段とを備えた構成を有している。
【0015】
この構成により、電子透かし情報の検出対象の画像とその予測画像との差分画像から電子透かし情報を検出するため、埋込時に同様の差分画像に埋め込まれた電子透かし情報を良好に検出することが可能な電子透かし検出装置を実現することができる。
【0016】
また、請求項5に係る発明は、フレーム毎に形成された画像からなるコンテンツをグループ毎に記憶し、前記コンテンツの各グループにおける所定フレームの画像に電子透かし情報を埋め込む電子透かし埋込プログラムにおいて、コンピュータに、前記電子透かし情報を埋め込む対象の画像である各埋込対象フレーム画像について、前記埋込対象フレーム画像以外のフレームの画像に基づいて、前記埋込対象フレーム画像の予測画像を生成するステップと、前記埋込対象フレーム画像と前記埋込対象フレーム画像の予測画像との差分を取って差分画像を生成するステップと、前記各差分画像に前記電子透かし情報を埋め込むステップと、前記電子透かしが埋め込まれた差分画像に対応する予測画像とを加算するステップとを実行させ、前記埋込対象フレーム画像の画素値に応じて埋め込む信号の強度を変化させる構成を有している。
【0017】
この構成により、電子透かし情報を埋め込む画像と予測画像との差分画像に、電子透かし情報を埋め込む画像の画素値に応じて埋込の強度を調節できるため、検出の際も差分画像から電子透かしを検出することによって、電子透かしの影響を低減して劣化の少ない品質の画像を実現することが可能な電子透かし埋込プログラムを実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし埋込装置のブロック構成を示す図である。電子透かし埋込装置100は、フレームメモリ110、予測フレーム生成回路120、減算器130、埋込演算回路140、および加算器150を含む構成を有する。以下では、フレーム毎に画像が形成されたコンテンツが電子透かし埋込装置100に入力されるものとして説明する。
【0019】
フレームメモリ110は、外部から入力されるコンテンツ170を所定フレーム数のグループに分けて記憶し、記憶したコンテンツの所定フレームの画像を順次、予測フレーム生成回路120、減算器130、および埋込演算回路140に出力する。図1に示すように、フレームメモリ110には、グループG1、G2、G3、・・・に分けられた画像が記憶されている。以下では、フレーム番号n(nは、任意の整数)のフレームの画像をフレーム画像Fnという。
【0020】
図1に示す電子透かし埋込装置100では、2つのフレーム画像Fj、Fkが予測フレーム生成回路120に出力され、フレーム画像Fiが減算器130および埋込演算回路140に出力されている。減算器130および埋込演算回路140に出力されるフレーム画像Fiは電子透かしが埋め込まれる画像であり、予測フレーム生成回路120に出力されるフレーム画像Fj、Fkは、後述するフレーム番号iの予測画像(以下、予測フレーム画像という。)を生成するために用いる画像である。
【0021】
ここで、減算器130および埋込演算回路140に出力されるフレーム画像のフレーム番号iと、予測フレーム生成回路120に出力されるフレーム画像のフレーム番号j、kとは、例えば、j<i<kの関係を有するのでも良く、説明の都合上、以下では特に断る場合を除きj<i<kとする。また、フレーム番号iは、例えば1、4、7、・・・等の所定の値を取り、必ずしも連続する整数でなくとも良い。
【0022】
予測フレーム生成回路120は、フレームメモリ110によって出力されたフレーム画像Fj、Fkを入力とし、入力されたこれらのフレーム画像Fj、Fkを用いてフレーム番号iの予測フレーム画像Fibarを生成し、減算器130および加算器150に出力する手段である。図2は、予測フレーム画像Fibarを生成する方法についての説明図である。図2(a)は、予測フレーム画像Fibarを、フレーム画像Fj、Fkを用いて生成する方法を概念的に示す説明図である。
【0023】
図2(a)は、フレーム画像F0、F1、F2、F3があり、フレーム番号jが0、フレーム番号iが1、そしてフレーム番号kが3の場合についての説明図である。図2(a)には、予測フレーム画像Fibarを、フレーム画像F0とフレーム画像F2との加重平均をとって生成する方法の例が示されている。
【0024】
ここで、加重平均等の演算は、言うまでもなく対応する画素間の画素値についての演算であり、以下、特に断る場合を除いて、加減乗除や平均等の演算という場合は、対応する画素間の画素値について行うものとする。また、予測フレーム画像の生成方法は上記の方法である必要はなく、例えば、図2(b)に示すように、1つのフレーム画像を用いて生成するのでもよい。この場合、フレームメモリ110から予測フレーム生成回路120に出力する画像は、1つの画像のみで良いことになる。
【0025】
減算器130は、フレームメモリ110によって出力された電子透かしを埋め込む対象のフレーム画像Fiと、予測フレーム生成回路120によって出力された予測フレーム画像Fibarとを入力とし、フレーム画像Fiから予測フレーム画像Fibarを差し引いて差分画像Diを生成し、Diを埋込演算回路140に出力する手段である。すなわち、差分画像Diは、Di=Fi−Fibarとして表される。
【0026】
埋込演算回路140は、フレームメモリ110によって出力されたフレーム画像Fi、減算器130によって出力された差分画像Di、および外部から入力される所定の著作権管理情報180とを入力とし、フレーム画像Fiに基づいて著作権管理情報180を埋め込む際の信号レベルを設定し、差分画像Diに著作権管理情報180を埋め込んで透かし入り差分画像Di’を加算器150に出力する。
【0027】
ここで、著作権管理情報180を埋め込む際の信号レベルの設定方法は、例えば、フレーム画像Fiを構成する画素毎に行い、各画素の画素値に基づいて決定するのでも、全画素の画素値の最大値に基づいて行うのでも、全画素の画素値の平均値に基づいて行うのでも、画像の品質が所定品質以下に劣化しないように画像の信号レベルに応じて調整できる方法であればいずれでも良い。
【0028】
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし埋込装置における電子透かしの埋め込み方法についての説明図である。以下では、電子透かし埋込装置100に入力されるフレーム画像を構成する各画素の画素値が8ビットのデジタルデータで表され、画素値のとりうる範囲を0〜255とする。この場合、差分画像の画素値(以下、差分画素値という。)がとりうる範囲は、−255〜255となる。
【0029】
差分画素値が取りうる範囲を埋め込み信号レベルα毎の範囲(以下、区間という。)に分けて量子化したとする。量子化後の差分画素値が取りうる正の範囲は、図3(a)に示すものとなる。次に、量子化によって得られた区間に、図3(b)に示すように交互に0と1を割り当てたとする。数式で表すと、以下の式(1)のように割り当てる。
【数1】
ここで、nは整数である。
【0030】
差分画素値Pi’と整数nとが式(1)に示す関係を有する場合に、埋め込み情報biを差分画素値Piに埋め込ませる方法としては、例えば、以下の式(2)に示すように埋め込み情報biに応じて差分画素値PiをPi’に変化させて埋め込む方法がある。
【数2】
この様子を図4に示す。
【0031】
すなわち、埋め込み後の差分画素値Pi’は、埋め込み情報biに応じて量子化された値2n・αにα/2を加算したり、量子化された値2n・αからα/2を減算したりして得られたものである。αを予め決めておき、埋め込み後の差分画素値Pi’をこのように生成することによって、埋め込み後の差分画素値Pi’に基づいて、上記の商nを検出し、2n・αからのずれ(α/2)が正か負かを検出することによって埋め込み情報biを知ることができる。
【0032】
加算器150は、埋込演算回路140によって出力された透かし入り差分画像Di’、および予測フレーム生成回路120によって出力された予測フレーム画像Fibarを入力とし、透かし入り差分画像Di’に予測フレーム画像Fibarを加算して透かし入り画像Fi’を生成して外部に出力する手段である。
入力されたコンテンツをフレームメモリ110が分割して得られた上記の各グループについて、上記で説明した処理を行うことによって著作権管理情報180を電子透かしとして埋め込むことになる。
【0033】
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし埋込装置100の入出力についての説明図である。電子透かし埋込装置100には、電子透かしを埋め込むフレーム画像Fiと、予測フレーム画像Fibarを生成するためのフレーム画像Fj、Fkとを含むコンテンツ以外にも、著作権管理情報記憶手段160によって出力された著作権管理情報180を含むデータが入力され、入力された著作権管理情報180がこのコンテンツに電子透かしとして埋め込まれ、著作権管理情報180が埋め込まれた透かし入りコンテンツ190が電子透かし埋込装置100によって出力される。
【0034】
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし検出装置のブロック構成を示す図である。電子透かし検出装置600は、フレームメモリ610、予測フレーム生成回路620、減算器630、および検出演算回路640を含む。ここで、電子透かし検出装置600は、上記の電子透かし埋込装置100によって出力された透かし入りコンテンツを入力とする。
【0035】
フレームメモリ610は、上記の透かし入りコンテンツ190を入力とし、入力された透かし入りコンテンツ190を所定フレーム数のグループに分けて記憶し、記憶したコンテンツの所定フレームの画像を順次、予測フレーム生成回路620および減算器630に出力する。図6では、グループG1、G2、G3、・・・に分けられた画像がフレームメモリ610に記憶されている。
【0036】
また、図6では、フレーム番号j、kの2つのフレームの画像が予測フレーム生成回路620に出力され、フレーム番号iのフレームの透かし入り画像Fi’が減算器630に出力されている。図6は、フレームメモリ610によって、透かし入り画像が減算器630に出力され、透かしが入っていない画像が予測フレーム生成回路620に出力される場合の例であり、このような出力が1度でも行われると後述するように検出演算回路640によって著作権管理情報が出力されることになる。
【0037】
ここで、減算器630に出力される画像のフレーム番号iと、予測フレーム生成回路620に出力される画像のフレーム番号j、kとの関係は、上記の電子透かし埋込装置100によって電子透かしが埋め込まれる際のフレーム番号間の関係と同一であるものとする。したがって、例えば、埋め込み対象の画像のフレーム番号iが1で、フレーム番号iの画像の予測フレームを生成するのに用いる画像のフレーム番号j、kがそれぞれ0、3である場合は、電子透かしを検出する対象の画像のフレーム番号iは1で、フレーム番号i(=1)の画像の予測フレームを生成するのに用いる画像のフレーム番号j、kがそれぞれ0、3とであるものとする。
【0038】
予測フレーム生成回路620は、フレームメモリ610によって出力されたフレーム画像Fj、Fkを入力とし、入力されたこれらのフレーム画像Fj、Fkを用いてフレーム番号iの予測フレーム画像Fibarを生成し、減算器630に出力する手段である。予測フレーム画像の生成方法は、上記の本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし埋込装置100について説明した生成方法と同様であり、その説明は省略する。
【0039】
減算器630は、電子透かしを検出する対象のフレーム画像Fi’と、予測フレーム生成回路620によって出力された予測フレーム画像Fibarとを入力とし、フレーム画像Fi’から予測フレーム画像Fibarを差し引いて差分画像Di’を生成し、Di’を検出演算回路640に出力する手段である。すなわち、差分画像Di’は、Di’=Fi’−Fibarである。
【0040】
検出演算回路640は、減算器630によって出力される差分画像Di’を入力とし、入力された差分画像Di’を対象として埋め込まれた情報の検出処理を行い、検出された情報を出力する手段である。ここで、検出されるのは、言うまでもなく著作権管理情報であり、検出は、例えば、文字情報に限定して行うのでも、その他の情報をも検出するのでも良い。
【0041】
著作権管理情報の検出は、上記の量子化に用いられる定数αを用い、上記で説明した埋込演算の方法に基づいて行われる。具体的には、量子化に用いた定数αを用い、入力された差分画像Di’の各画素についての差分画素値Pi’が、上記の式(2)を満たす整数nを抽出し、Pi’−2n・αを生成する。次に、検出演算回路640は、Pi’−2n・αの値が正の場合は、埋め込み情報biとして0を割り当て、Pi’−2n・αの値が負の場合は、埋め込み情報biとして1を割り当てる。このようにして、上記の埋込演算手段によって埋め込まれた埋め込み情報biを検出することができる。
【0042】
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし検出装置600の入出力についての説明図である。電子透かし検出装置600には、電子透かしを検出されるフレーム画像Fi’と、予測フレーム画像Fibarを生成するためのフレーム画像Fj、Fkとを含むコンテンツが入力され、検出された著作権管理情報を出力する。出力された著作権ID180は、例えば著作権データベース650に入力され、著作権データベース650から前記著作権ID180に対応する著作権管理情報181として出力され、著作者表示手段250に表示する。
【0043】
上記の説明をMPEG符号化方式の側面から電子透かしの埋め込みについて補足説明する。MPEGのフレーム間予測においては、フレーム内符号化画像(Intra−Picture、以下、Iピクチャという。)、フレーム間順方向予測符号化画像(Predictive−Picture、以下、Pピクチャという。)、および双方向予測符号化画像(Bidirectionally predictive−Picture、以下、Bピクチャという。)が生成される。
【0044】
そして、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの時系列上の配列は、I0B0B1P0B2B3P1B4B5P2B6B7P3B8B9I1B10B11・・・のようになっているものとする。
ここで、各ピクチャは、例えば、以下のように形成される。
PピクチャP0は、IピクチャI0に基づいて予測画像を生成した後、予測画像からIピクチャI0を差し引いて得られる差分画像として形成され符号化される。
【0045】
BピクチャB0、B1については、IピクチャI0、とPピクチャP0に基づいて予測画像を生成し、予測画像からIピクチャI0を差し引いて得られる差分画像として形成され符号化される。
PピクチャP1は、PピクチャP0に基づいて予測画像を生成した後、予測画像からPピクチャP0を差し引いて得られる差分画像として形成され符号化される。
【0046】
BピクチャB2、B3については、PピクチャP0、P1に基づいて予測画像を生成し、予測画像からPピクチャP0を差し引いて得られる差分画像として形成され符号化される。
PピクチャP2は、PピクチャP1に基づいて予測画像を生成した後、予測画像からPピクチャP1を差し引いて得られる差分画像として形成され符号化される。
【0047】
BピクチャB4、B5については、PピクチャP1、P2に基づいて予測画像を生成し、予測画像からPピクチャP1を差し引いて得られる差分画像として形成され符号化される。
PピクチャP3は、PピクチャP2に基づいて予測画像を生成した後、予測画像からPピクチャP2を差し引いて得られる差分画像として形成され符号化される。
【0048】
BピクチャB6、B7については、PピクチャP2、P3に基づいて予測画像を生成し、予測画像からPピクチャP2を差し引いて得られる差分画像として形成され符号化される。
BピクチャB8、B9については、PピクチャP3とIピクチャI1とに基づいて予測画像を生成し、予測画像からPピクチャP3を差し引いて得られる差分画像として形成され符号化される。以降のピクチャについても上記の生成方法が適用される。
【0049】
一般に、MPEG符号化を行う際に、どのフレームがIピクチャになり、どのフレームが、PピクチャまたはBピクチャになるか等は、あらかじめ決定できない。そして、通常、フレーム単位で埋め込まれる電子透かしは、予測フレームに対し、差分値を符号化するPピクチャ、Bピクチャに対し耐性が弱くなる。つまり、逆に差分値に電子透かしを埋め込めば、耐性が強くなる。
【0050】
一方、MPEG符号化の場合、通常15フレームからなるGOP(Group Of Picture)のよりコンテンツをなすフレームがグループ化されている。これを以下に説明するように利用すると、MPEG耐性の強い電子透かしを埋め込むことができる。
図8は、グループ化されたフレームの構成および電子透かしの検出の様子を示す説明図である。1グループは、F0〜F14までの15フレームで構成されている。
【0051】
図8の矢印で示すように予測フレームを生成し、フレームF1、F5、F9に電子透かしが埋め込まれているとする。フレームF1、F5、F9の中のいずれかのフレームは必ずMPEG符号化と同じ予測手段を用いていることになる。そのため、図8に示すように、どのフレームがIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャになるかは知ることができなくとも、Bピクチャと同じ予測手法を用いたフレームが必ず存在することがわかる。したがって、このように透かしを埋め込むと、グループ内で必ず1つ、MPEG圧縮をしても透かしが検出可能なフレームが存在することになる。
【0052】
具体的には、フレームF1がBピクチャであり、フレームF5がBピクチャであり、フレームF9がPピクチャである第1行の配列の場合は、フレームF0がIピクチャであり、フレームF3がPピクチャであるため、フレームF1を介して著作権管理情報を抽出することができる。また、フレームF1がIピクチャであり、フレームF5がBピクチャであり、フレームF9がBピクチャである第2行の配列の場合は、フレームF4がPピクチャであり、フレームF7がPピクチャであるため、フレームF5を介して著作権管理情報を抽出することができる。
【0053】
同様に、フレームF1がBピクチャであり、フレームF5がPピクチャであり、フレームF9がBピクチャである第3行の配列の場合は、フレームF8がPピクチャであり、フレームF11がPピクチャであるため、フレームF9を介して著作権管理情報を抽出することができる。また、フレームF1がBピクチャであり、フレームF5がBピクチャであり、フレームF9がPピクチャである第2行の配列の場合は、フレームF0がIピクチャであり、フレームF3がPピクチャであるため、フレームF1を介して著作権管理情報を抽出することができる。
【0054】
電子透かしを埋め込んだ画像のフレームをこのように配列し、MPEGに基づいて予測フレームを生成し差分画像を生成することにより、差分画像に埋め込まれた、信号レベルの高い電子透かしをいずれかのフレームについて検出することができる。
【0055】
ここで、フレーム毎に形成された画像からなるコンテンツを上記のグループ毎に記憶し、当該コンテンツの各グループにおける所定フレームの画像に電子透かし情報を埋め込む電子透かし埋込プログラムにおいて、コンピュータに、以下のステップを実行させることによって電子透かし埋込プログラムを実現することことができる。
【0056】
すなわち、上記の電子透かし情報を埋め込む対象の画像である各埋込対象フレーム画像について、埋込対象フレーム画像以外のフレームの画像に基づいて、埋込対象フレーム画像の予測画像を生成するステップと、埋込対象フレーム画像と埋込対象フレーム画像の予測画像との差分を取って差分画像を生成するステップと、各差分画像に電子透かし情報を埋め込むステップと、電子透かしが埋め込まれた差分画像に対応する予測画像とを加算するステップとを実行させるものである。ここで、上記の埋め込む信号の強度は、埋込対象フレーム画像の画素値に応じて変化させるように処理される。
【0057】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし埋込装置および電子透かし埋込プログラムは、映像コンテンツを複数のフレームからなるグループに分割し、各グループにおいて、透かしを埋め込むフレームと、その予測フレームとの差分画像を求め、その差分画像に対し、著作権管理情報を電子透かしとして埋め込む。このように差分画像に透かしを埋め込むことにより、従来のMPEG非可逆圧縮符号化のPピクチャ、Bピクチャのように、フレーム間の差分に対して圧縮をかける方式に対し、耐性の強い電子透かしを埋め込むことができ、グループ単位で透かしを埋め込むことにより、MPEG圧縮耐性をさらに強くすることができる。また、電子透かしを埋め込む際に、フレーム画素値に応じて埋め込み強度を変化させることで、電子透かし埋込によるコンテンツの画質劣化を軽減することができる。
【0058】
また、本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし検出装置は、透かし入り映像コンテンツを複数のフレームからなるグループに分割し、各グループにおいて、透かしが埋め込まれたフレームと、透かし埋め込み前の予測フレームとの差分画像を求めることにより、コンテンツに埋め込まれた著作権管理情報を抽出する。このように、従来のMPEG非可逆圧縮符号化のPピクチヤ、Bピクチヤのように、フレーム間の差分に対して圧縮をかけていないため、例えば、MPEG等の非可逆圧縮符号化に対し耐性が強く、コンテンツの画質劣化が少ない電子透かしを検出することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、電子透かしの影響を低減して劣化の少ない品質の画像を実現すると共に良好に電子透かしを検出することが可能な電子透かし埋込装置、その検出装置および電子透かし埋込プログラムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし埋込装置のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る予測フレーム画像を生成する方法についての説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし埋込装置における電子透かしの埋め込み方法についての説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし埋込装置における電子透かしの埋め込み方法についての説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし埋込装置100の入出力についての説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし検出装置のブロック構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る電子透かし検出装置600の入出力についての説明図である。
【図8】グループ化されたフレームの構成および電子透かしの検出の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
100 電子透かし埋込装置
110、610 フレームメモリ
120、620 予測フレーム生成回路
130、630 減算器
140 埋込演算回路
150 加算器
160 著作権管理情報記憶手段
170 コンテンツ
180 著作権管理情報
190 透かし入りコンテンツ
250 著作権表示装置
600 電子透かし検出装置
640 検出演算回路
650 著作権データベース
Claims (5)
- フレーム毎に形成された画像からなるコンテンツをグループ毎に記憶し、前記コンテンツの各グループにおける所定フレームの画像に電子透かし情報を埋め込む電子透かし埋込装置において、前記電子透かし情報を埋め込む対象の画像である各埋込対象フレーム画像について、前記埋込対象フレーム画像以外のフレームの画像に基づいて、前記埋込対象フレーム画像の予測画像を生成する手段と、前記埋込対象フレーム画像と前記埋込対象フレーム画像の予測画像との差分を取って差分画像を生成する手段と、前記各差分画像に前記電子透かし情報を埋め込む手段と、前記電子透かしが埋め込まれた差分画像に対応する予測画像とを加算する手段とを備え、前記埋込対象フレーム画像の画素値に応じて埋め込む信号の強度を変化させることを特徴とする電子透かし埋込装置。
- 前記埋込対象フレーム画像の予測画像は、前後2フレームの加重平均をとる双方向予測により生成することを特徴とする請求項1に記載の電子透かし埋込装置。
- 前記埋込対象フレーム画像の予測画像は、前記埋込対象フレーム画像の予測画像以外の1フレームだけによる順方向予測により生成することを特徴とする請求項1に記載の電子透かし埋込装置。
- フレーム毎に形成された画像からなるコンテンツをグループ毎に記憶し、前記コンテンツの各グループに含まれる画像であって電子透かし情報が埋め込まれた画像から埋め込まれた前記画像情報を検出する電子透かし検出装置において、前記電子透かし情報を検出する対象の画像である検出対象フレーム画像の予測画像を生成する手段と、前記検出対象フレーム画像以外のフレームの画像に基づいて、前記検出対象フレーム画像の予測画像を生成する手段と、前記検出対象フレーム画像と前記検出対象フレーム画像の予測画像との差分を取って差分画像を生成する手段と、前記各差分画像に埋め込まれた前記電子透かし情報を検出する手段とを備えたことを特徴とする電子透かし検出装置。
- フレーム毎に形成された画像からなるコンテンツをグループ毎に記憶し、前記コンテンツの各グループにおける所定フレームの画像に電子透かし情報を埋め込む電子透かし埋込プログラムにおいて、コンピュータに、前記電子透かし情報を埋め込む対象の画像である各埋込対象フレーム画像について、前記埋込対象フレーム画像以外のフレームの画像に基づいて、前記埋込対象フレーム画像の予測画像を生成するステップと、前記埋込対象フレーム画像と前記埋込対象フレーム画像の予測画像との差分を取って差分画像を生成するステップと、前記各差分画像に前記電子透かし情報を埋め込むステップと、前記電子透かしが埋め込まれた差分画像に対応する予測画像とを加算するステップとを実行させ、前記埋込対象フレーム画像の画素値に応じて埋め込む信号の強度を変化させることを特徴とする電子透かし埋込プログラム。
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