JP2004015396A - 電子透かし挿入方法及びその装置並びに電子透かし検出方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】挿入装置は、拡大縮小率検出用パターン、回転角検出用パターン、候補位置のうち挿入データにより組み合わされる位置にデータパターンを設定し、全てのパターンを合わせて逆フーリエ変換し、原画像に変換により得た画像を加算する。検出装置は、画像をブロックに分割し、各ブロックのデータをフーリエ変換して各ブロックの各周波数成分の振幅を得て、各周波数成分の振幅をブロック間で加算して各周波数毎の総和振幅を得て、拡大縮小率検出用パターンで画像の拡大縮小率を検出し、回転角検出用パターンで画像の回転角を検出し、拡大縮小率及び回転角が補正された総和振幅で候補位置にあるもののうち相対的に大きな値を示す所定数の総和振幅の位置の組み合わせを基にデータを検出する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データに電子透かしを挿入する電子透かし挿入方法及びその装置並びに電子透かしが挿入された画像データから電子透かしを検出する電子透かし検出方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像データの電子透かしを挿入する技術が開発され、著作権等を有する者等を特定する情報、著作物等の利用を許諾する場合の利用方法及び条件に関する情報等を電子透かしの形態で画像データに挿入することが実用化されてきている。
【0003】
通常は電子透かしは電子データの形態で挿入され、検出されるが、印刷にも対応した電子透かしも登場してきている。これは、電子透かしが挿入された画像データが印刷された場合であっても、印刷された画像データから電子透かしを検出できるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来ある印刷にも対応した電子透かしは、スキャナを用いて印刷物を読み取ることを前提としている。このような前提のもとでは、読み取られた画像の縮尺は予め知られており、画像が回転していることはない。また、スキャナは600dpi、1200dpi程度の高解像度を有するので高周波成分に埋め込まれている電子透かしを検出することができる。更に、カメラで読み取る場合と異なり手振れが生ずる場合もない。更に、スキャナにより一定の光源により画像が照射されるので、信号対雑音比、コントラストもよい。
【0005】
一方、近年カメラを内蔵し、電子メール機能及びWWW(World Wide Web)ブラウザ機能を有する携帯電話が普及してきている。このような携帯電話のカメラで電子透かしが挿入された画像を読み取り、携帯電話からそのような画像を電子メールの添付ファイル又はホームページのフォーム情報として送れば、WWWサーバ側は電子透かしを検出し、それに基づいてデータベースから情報を検索し、携帯電話はWWWサーバ、メールサーバ等からその様な情報の提供等の様々なサービスを受けることができる。
【0006】
従って、携帯電話の内蔵カメラ等で読み取った画像から電子透かしを検出することを可能とする電子透かし挿入方法及びその装置並びに電子透かし検出方法及びその装置の登場が望まれている。
【0007】
しかしながら、携帯電話の内蔵カメラ等で読み取った画像は、画像とカメラの間の距離等が変動要因となり、縮尺が不定である。また、携帯電話の内蔵カメラ等で読み取った画像は、画像とカメラの間の相対回転角等が変動要因となり、少なからず回転している場合が多い。更に、携帯電話の内蔵カメラで読み取った画像は、解像度が低い。例えば、3cm×4cmの画像を600dpiのスキャナで読み取った場合の画素数は、67万、1200dpiのスキャナで読み取った場合の画素数は、268万であるのに対し、現在普及している携帯電話の内蔵カメラの画素数は30万程度であることより明らかである。更に、携帯電話の内蔵カメラ等で読み取った画像は、手振れが生じている場合がある。更に、携帯電話の内蔵カメラ等で読み取った画像は、一般の外光のもとで読み取られるので、信号対雑音比及びコントラストが十分でない場合が多い。
【0008】
そこで、本発明は、縮尺が不定であり、回転していて、解像度が低く、手振れが生じていて、信号対雑音比が悪く、コントラストも悪い画像であっても電子透かしの形態で埋め込まれたデータを安定して検出することを可能とするロバストな電子透かし挿入方法及びその装置並びに電子透かし検出方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点によれば、周波数領域において、画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分を生成するステップと、前記周波数領域において、前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分を生成するステップと、前記周波数領域において、第1の所定数の候補位置のうち挿入すべきデータにより相互に組み合わされる位置であって前記第1の所定数より少ない第2の所定数のものに非ゼロの周波数成分を生成するステップと、生成された前記非ゼロ周波数成分を合わせて周波数領域から空間領域に変換するステップと、原画像の一部又は全てのブロックに前記変換により得た画像を加算又は減算するステップと、を備えることを特徴とする電子透かし挿入方法が提供される。
【0010】
本発明の第1の観点による電子透かし挿入方法において、前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記周波数領域における第1の半径の領域内に生成され、前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記第1の半径と所定の比例関係にある第2の半径の領域内に生成され、前記第1の所定数の候補位置は、前記第1の半径と前記所定の比例関係とは異なる所定の比例関係にある半径の1又は複数の領域内のものであってもよい。
【0011】
本発明の第1の観点による電子透かし挿入方法において、前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分を兼ねていてもよい。
【0012】
本発明の第1の観点による電子透かし挿入方法において、前記画像の拡大縮小率及び回転角を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記周波数領域における第1の半径の領域内に生成され、前記第1の所定数の候補位置は、前記第1の半径と所定の比例関係にある半径の1又は複数の領域内のものであってもよい。
【0013】
本発明の第1の観点による電子透かし挿入方法において、前記第1の半径は、前記周波数領域において、中間周波数に相当するものであってもよい。
【0014】
本発明の第1の観点による電子透かし挿入方法において、前記第1の所定数の候補位置のうち挿入すべきデータにより相互に組み合わされる位置であって前記第1の所定数よりも少ない第2の所定数のものに生成される非ゼロの周波数成分の振幅は相互に等しくてもよい。
【0015】
本発明の第1の観点による電子透かし挿入方法において、前記原画像の一部又は全てのブロックに前記変換により得た画像を加算又は減算する前に、前記変換により得た画像を二値化するステップを更に備え、前記原画像の一部又は全てのブロックに前記変換により得た画像であって更に前記二値化をされたものを加算又は減算してもよい。
【0016】
本発明の第2の観点によれば、画像を複数のブロックに分割するステップと、各前記ブロックのデータを空間領域から周波数領域に変換することにより、又はその変換をしてから、各前記ブロックの各周波数成分の振幅を得るステップと、各周波数成分の前記振幅をブロック間で加算することにより、各周波数毎の総和振幅を得るステップと、前記周波数領域において、前記総和振幅のうち前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロ周波数成分に対応したものを検出することにより、前記画像の拡大縮小率を検出するステップと、前記周波数領域において、前記総和振幅のうち前記画像の回転角を検出するための非ゼロ周波数成分に対応したものを検出することにより、前記画像の回転角を検出するステップと、前記拡大縮小率及び前記回転角により周波数領域における位置が補正された前記総和振幅であって第1の所定数の候補位置にあるもののうち、これらの間で相対的に大きな値を示す前記第1の所定数より少ない第2の所定数の総和振幅の位置の組み合わせを基に挿入されているデータを検出するステップと、を備えることを特徴とする電子透かし検出方法が提供される。
【0017】
本発明の第3の観点によれば、画像をブロックに分割するステップと、各前記ブロックのデータを空間領域から周波数領域に変換するステップと、各周波数成分のベクトル振幅をブロック間でベクトル加算してベクトル和を得るステップと、各周波数成分の前記ベクトル和の振幅を得るステップと、前記周波数領域において、前記振幅のうち前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロ周波数成分に対応したものを検出することにより、前記画像の拡大縮小率を検出するステップと、前記周波数領域において、前記振幅のうち前記画像の回転角を検出するための非ゼロ周波数成分に対応したものを検出することにより、前記画像の回転角を検出するステップと、前記拡大縮小率及び前記回転角により周波数領域における位置が補正された前記振幅であって第1の所定数の候補位置にあるもののうち、これらの間で相対的に大きな値を示す前記第1の所定数より少ない第2の所定数の振幅の位置の組み合わせを基に挿入されているデータを検出するステップと、を備えることを特徴とする電子透かし検出方法が提供される。
【0018】
本発明の第2及び第3の観点による電子透かし検出方法において、前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、生成時に前記周波数領域における第1の半径の領域内に生成されたものであり、前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分は、生成時に前記第1の半径と所定の比例関係にある第2の半径の領域内に生成されたものであり、前記第1の所定数の候補位置は、前記第1の半径と前記所定の比例関係とは異なる所定の比例関係にある半径の1又は複数の領域内のものであってもよい。
【0019】
本発明の第2又は第3の観点による電子透かし検出方法において、前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分を兼ねていてもよい。
【0020】
本発明の第2又は第3の観点による電子透かし検出方法において、前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、生成時に前記周波数領域における第1の半径の領域に生成されたものであり、前記第1の所定数の候補位置は、前記第1の半径と所定の比例関係にある半径の1又は複数の領域内のものであってもよい。
【0021】
本発明の第2又は第3の観点による電子透かし検出方法において、前記第1の半径は、前記周波数領域において、中間周波数に相当するものであってもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0023】
[実施形態1]
図1は本発明の実施形態1による電子透かし挿入装置の構成を示すブロック図である。
【0024】
図1を参照すると、本実施形態による電子透かし挿入装置は、拡大縮小検出用パターン生成部101、回転角検出用パターン生成部102、データ保持部103、データパターン生成部104、合成部105、逆離散フーリエ変換部106、二値化部107及び加算部(又は減算部)108を備える。
【0025】
拡大縮小率検出用パターン生成部101は、電子透かし検出装置で、入力した画像の拡大縮小率を検出するための周波数領域における拡大縮小率用パターンを生成する。
【0026】
拡大縮小率パターンの例を図2に示す。図2を参照すると、拡大縮小率検出用パターンは、周波数領域において最外周の円上に均等に分布する24個の点のうちの20個の点より成る。なお、24個の点のうちの全ての点より成る拡大縮小率検出用パターンを生成しても良い。拡大縮小率検出用パターンの各点を、実数部の振幅が非ゼロであり、虚数部の振幅がゼロの非ゼロ周波数成分とし、拡大縮小率検出用パターンの非ゼロ周波数成分を周波数領域において点対称分布とすることにより、拡大縮小率検出用パターンを逆離散フーリエ変換したときに虚数部が発生しないようにしている。この条件は、後述する回転角検出用パターン及びデータパターンにおいても満たされている。また、拡大縮小率検出用パターンを成す非ゼロ周波数成分の周波数領域における分布は、点対称であるのみならず、左右対称且つ上下対称である。また、この最外周の円の半径は、設定した周波数領域の最大周波数を高周波数としたときの中間周波数に対応する。これは、高周波数に拡大縮小率検出用パターンを設定すると検出精度が良くなる一方で、カメラで画像が小さく撮影されたときにも拡大縮小率検出用パターンの周波数がナイキスト周波数を越えないようにマージンを設けておかなくてはならないからである。例えば、片側周波数の最大周波数が1024[サイクル/単位長さ]であれば、この最外周の円の半径を64〜512[サイクル/単位長さ]のうちのいずれかの周波数に相当する値にする。ここで、単位長さとは、逆離散フーリエ変換のブロックの一辺の長さである。
【0027】
回転角検出用パターン生成部102は、電子透かし検出装置で、入力した画像の回転角を検出するための周波数領域における回転角検出用パターンを生成する。
【0028】
回転角検出用パターンの例を図3に示す。図3を参照すると、回転角検出用パターンは、周波数領域において、最外周の円の1つ内側の円上に均等に分布する24個の点のうち10個の点より成る。なお、回転角検出用パターンは、10以外の数の点より構成されていても良い。回転角検出用パターンを成す非ゼロ周波数成分の周波数領域における分布は左右非対称かつ上下非対称とする。すなわち、回転角検出用パターンを成す非ゼロ周波数成分の周波数領域における分布は、回転が検出できるように、偏りをもったものである。なお、回転角検出用パターンを設定する円周を拡大縮小率検出用パターンを設定する円周の内側のものとしたが、外側のものとしてもよい。
【0029】
データ保持部103は、画像に電子透かしの形態で埋め込みたいデータを保持する。
【0030】
データパターン生成部104は、データ保持部が保持するデータの値に応じたデータパターンを生成する。
【0031】
データパターンは、図4、5及び6に示すパターンを相互に加算したものである。説明のために図4、5及び6に分割して記載している。図4にデータパターンのうち最外周の円周上に分布する部分、図5にデータパターンのうち中央の円周上に分布する部分、図6にデータパターンのうち最内周の円周上に分布する部分を示す。データパターンのうち最外周の部分は、周波数領域において、当該円周上に均等に分布する20個の点のうち10個の点より成る。これらの10個の点は等振幅の非ゼロの周波数成分である。データパターンの3つの部分(最外周の部分、中央の円周の部分及び最内周の部分)のうちの最外周の部分を成す非ゼロ周波数成分の数10は不変であり、挿入すべきデータの値に応じて10個の非ゼロ周波数成分の分布を変える。10個の非ゼロ周波数成分は点対称に分布しているので、実際には、データの値に応じて、10個の候補位置のうち5個の位置に非ゼロ周波数成分を設定する自由度をもって10個の点の位置が決定されることとなる。従って、最外周の部分で10C5=252種類のデータを表すことが可能となる。10個の候補位置のうち他の数ではなく5個の位置に非ゼロ周波数成分を設定することとしたのは、組み合わせの数が最大となるからである。データパターンのうち中央の円周の部分は、周波数領域において、当該円周上に均等に分布する12個の点のうち6個の点より成る。これらの6個の点は等振幅の非ゼロの周波数成分である。データパターンの3つの部分(最外周の部分、中央の円周の部分及び最内周の部分)のうちの中央の円周の部分を成す非ゼロ周波数成分の数6は不変であり、データの値に応じて6個の非ゼロ周波数成分の分布を変える。6個の非ゼロ周波数成分は点対称に分布しているので、実際には、挿入すべきデータの値に応じて、6個の候補位置のうち3個の位置に非ゼロ周波数成分を設定する自由度をもって6個の点の位置が決定されることとなる。従って、中央の円周の部分で6C3=20種類のデータを表すことが可能となる。6個の候補位置のうち他の数ではなく3個の位置に非ゼロ周波数成分を設定することとしたのは、組み合わせの数が最大となるからである。データパターンのうち最内周の部分は、周波数領域において、当該円周上に均等に分布する4個の点のうち2個の点より成る。これらの2個の点は等振幅の非ゼロの周波数成分である。データパターンの3つの部分(最外周の部分、中央の円周の部分及び最内周の部分)のうちの最内周の部分を成す非ゼロ周波数成分の数2は不変であり、挿入すべきデータの値に応じて2個の非ゼロ周波数成分の分布を変える。2個の非ゼロ周波数成分は点対称に分布しているので、実際には、データの値に応じて、2個の候補位置のうち1個の位置に非ゼロ周波数成分を設定する自由度をもって2個の点の位置が決定されることとなる。従って、最内周の円周の部分で2C1=2種類のデータを表すことが可能となる。
【0032】
最外周の円の部分で252種類、中央の部分の円で20種類、最内周の円の部分で2種類のデータを表せるので、これらの組み合わせにより、10080通りのデータを表せることが可能となる。
【0033】
なお、最外周の円の部分の10個の候補位置、中央の円の部分の6個の候補位置及び最内周の円の部分の2個の候補位置の合わせた18個の候補位置のうちのデータの値の応じた9個の位置に非ゼロ周波数成分を設定するようにしても良く、この場合には、48620通りのデータを表すことが可能となる。また、データの種類は減るが、3つの円のうちの2つ又は1つのみにデータパターンを乗せるようにしてもよい。逆に、データの種類を増やすために、3つを超える数の円にデータパターンを乗せるようにしてもよい。
【0034】
また、データパターンを設定する全ての円を拡大縮小率検出用パターンを設定する円及び回転角検出用パターンを設定する円の内側のものとしたが、データパターンを設定する一部又は全ての円を拡大縮小率検出用パターンを設定する円及び回転角検出用パターンを設定する円の外側のもの又は拡大縮小率検出用パターンを設定する円及び回転角検出用パターンを設定する円の間のものとしてもよい。
【0035】
上記の拡大縮小率検出用パターンが乗る円、回転角検出用パターンが乗る円及びデータパターンが乗る3つの円の半径は、相互に所定の比例関係にある。
【0036】
合成部105は、拡大縮小率検出用パターン生成部101、回転角検出用パターン生成部102及びデータパターン生成部104が生成した非ゼロ周波数成分を合成する。なお、ここでいう合成とは、加算のことである。
【0037】
逆離散フーリエ変換部106は、合成部105が合成した非ゼロ周波数成分を逆離散フーリエ変換して、空間領域におけるパターンを生成する。逆離散フーリエ変換部106が出力するパターンの大きさは、逆離散フーリエ変換で扱うサンプル数によって決定され、例えば、256×256画素、512×512画素、1024×1024画素等の大きさである。このような大きさのパターンを原画像の大きさにわたり繰り返したものを図7に示す。なお、空間領域におけるパターンは、データパターン生成部104の出力の直流成分が値がゼロであるので、一般にマイナスの値の画素も有するが、図面の印刷の都合上、このパターンにマイナスの値の画素が無くなるようなオフセットを加算したものを図7に示している。
【0038】
二値化部107は、逆離散フーリエ変換部106が生成したパターンをゼロをしきい値として所定の値a又は−aに二値化する。二値化されたパターンは−aの画素も有するが、図面の印刷の都合上、マイナスの値の画素が無くなるようなオフセットを加算して得た二値化パターンを繰り返したものの例を図8に示す。
【0039】
加算部(又は減算部)108は、原画像のうち青成分の一部又は全てのブロックに二値化されたパターンを加算(または減算)する。青成分を選択したのは、青成分のノイズは視覚上目立たないからである。なお、二値化部107による二値化の処理は、電子透かし検出装置における電子透かし検出の精度が上がるという実験結果が出ているための行っている。従って、必ずしも二値化の処理は必要ではなく、この場合には、加算部(又は減算部)108は、逆離散フーリエ変換部106が出力するパターンに所定の係数を掛けたものを原画像のうち青成分の一部又は全てのブロックに加算(又は減算)する。また、カメラの光学系又は電気処理系の特性によるものと推測されるが、青成分の他の成分にも僅かに逆離散フーリエ変換部106が出力するパターン又は二値化されたパターンを加算(又は減算)した場合の方が、青成分のみに逆離散フーリエ変換部106が出力するパターン又は二値化されたパターンを加算(又は減算)した場合に比べ、電子透かし検出装置における電子透かし検出の精度が上がるという実験結果が出ているので、青成分の他の成分の一部又は全てのブロックにも僅かに逆離散フーリエ変換部106が出力するパターン又は二値化されたパターンを加算(又は減算)してもよい。
【0040】
図9に原画像の例、図10に図9に示す原画像に二値化されたパタンを加算した後の画像の例を示す。
【0041】
次に、図11を参照して、本実施形態による電子透かし挿入装置の動作を説明する。
【0042】
まず、拡大縮小率検出用パターン生成部101は、図2に示すような拡大縮小率検出用パターンを生成する(ステップS151)。次に、回転角検出用パターン生成部102は、図3に示すような回転角検出用パターンを生成する(ステップS152)。次に、データパターン生成部104は、データ保持部103が保持するデータの値により定まるデータパターン(図4、図5及び図6の非ゼロ係数を合わせて得たもの)を生成する(ステップS103)。次に、パターン合成部105は、拡大縮小率検出用パターン生成部101、回転角検出用パターン生成部102及びデータパターン生成部104が生成したパターンを合成する(ステップS154)。次に、逆離散フーリエ変換部106は、合成部105が合成して得たパターンを逆離散フーリエ変換して、空間領域におけるパターンを生成する(ステップS155)。次に、二値化部107は、逆離散フーリエ変換部106が生成した空間領域におけるパターンを二値化する(ステップS156)。最後に、加算部(又は減算部)108は、二値化されたパターンを原画像の青成分及び必要に応じて他の成分に加算(又は減算)する(ステップS157)。
【0043】
電子透かしが挿入された画像は、本、雑誌等に印刷され、携帯電話のカメラ等により撮影されることを待つこととなる。
【0044】
図12は本発明の実施形態1による電子透かし検出装置の構成を示すブロック図である。
【0045】
図12を参照すると、本実施形態による電子透かし検出装置は、ブロック化部201、離散フーリエ変換部202、振幅計算部203、振幅積算部204、拡大縮小率検出部205、回転角検出部206及びデータ検出部207を備える。
【0046】
ブロック化部201は、携帯電話のカメラ等が入力した電子透かし挿入画像の青成分をブロック化する。なお、カメラ等は、本、雑誌等に印刷されている画像を撮影するので、カメラ等が入力した電子透かし挿入画像は、電子透かし挿入装置が出力する電子透かし挿入画像と比較し、一般に、原点がずれ、拡大又は縮小され、回転し、コントラスト及び明るさが異なっている。上述したように、青成分の他の成分にも電子透かしを挿入している場合には、青成分の他の成分もブロック化する。ブロックは、電子透かし挿入装置の逆離散フーリエ変換部106が変換した画素の数に等しい数の画素よりなるブロックであり、例えば、256×256画素、512×512画素又は1024×1024画素等のブロックである。なお、ブロック化部201が作成するブロックを構成する画素の数は、電子透かし挿入装置の逆離散フーリエ変換部106が変換した画素の数に等しいが、ブロック化部201が入力する画像がカメラ等が入力した画像であるので、ブロック化部201が作成するブロックは、一般に、電子透かし挿入装置の逆離散フーリエ変換部106による逆離散フーリエ変換のブロックを拡大又は縮小したものである。
【0047】
離散フーリエ変換部202は、ブロック化部201が出力する全てのブロックを離散フーリエ変換して、ブロック化部201が出力する全てのブロックの全ての周波数成分を出力する。
【0048】
振幅計算部203は、離散フーリエ変換部202が出力する一般に複素数である周波数成分の振幅(絶対値)を求め、ブロック化部201が出力する全てのブロックの全ての周波数成分の振幅を出力する。
【0049】
振幅積算部204は、振幅計算部203が出力する周波数成分の振幅を基に、各周波数成分の振幅を全てのブロック間で加算することにより、図13に例を示すような各周波数毎の総和振幅を得る。
【0050】
拡大縮小率検出部205は、振幅積算部204が出力する各周波数毎の総和振幅を基にカメラ等が撮影した電子透かし挿入画像の拡大縮小率を検出する。拡大縮小率の検出は、拡大縮小率検出用パターンの半径を検出することにより行う。拡大縮小率検出用パターンは、所定の半径の円周上の所定数の非ゼロ周波数成分より構成されるので、いずれかの半径の円周上にその所定数又はその所定数から一定範囲にある数の特に振幅が大きい総和振幅が検出されたならば、その半径と電子透かし挿入装置の拡大縮小率検出用パターン生成部101が生成した拡大縮小率検出用パターンの半径の比をカメラが撮像した電子透かし挿入画像の拡大縮小率とすることができる。
【0051】
振幅積算部204は、振幅積算部204が出力する各周波数毎の総和振幅及び拡大縮小率検出部205が出力する拡大縮小率を基にカメラ等が撮影した電子透かし挿入画像の回転角を検出する。回転角の検出は、回転角検出用パターンの角度を検出することにより行う。まず、振幅積算部204が出力する各周波数毎の総和振幅に対して、拡大縮小率検出部205が出力する拡大縮小率により倍率の正規化を行い、回転角検出用パターンに対応した総和振幅が所定の半径に現れるようにする。そして、所定の半径に現れた総和振幅のうち特に振幅が大きい総和振幅が構成するパターンを検出し、そのパターンの角度と電子透かし挿入装置の回転角検出用パターン生成部102が生成した回転角検出用パターンの角度の差を検出することにより、カメラ等が撮影した電子透かし挿入画像の回転角を検出する。
【0052】
なお、拡大縮小率検出用パターンの非ゼロ周波数成分の分布を非対称とすることにより、拡大縮小率検出用パターンが回転角検出用パターンを兼用するようにしてもよい。この場合には、拡大縮小率の検出は、拡大縮小率検出兼回転角検出用パターンの半径を検出することにより行う。拡大縮小率検出兼回転角検出用パターンは、所定の半径の円周上の所定数の非ゼロ周波数成分より構成されるので、いずれかの半径の円周上にその所定数又はその所定数から一定範囲にある数の特に振幅が大きい総和振幅が検出されたならば、その半径と電子透かし挿入装置の拡大縮小率検出用パターン生成部101が生成した拡大縮小率検出兼回転角検出用パターンの半径の比をカメラが撮像した電子透かし挿入画像の拡大縮小率とする。回転角の検出は、拡大縮小率検出検出兼回転角検出用パターンの角度を検出することにより行う。まず、振幅積算部204が出力する各周波数毎の総和振幅に対して、拡大縮小率検出部205が出力する拡大縮小率により倍率の正規化を行い、拡大縮小率検出兼回転角検出用パターンに対応した総和振幅が所定の半径に現れるようにする。そして、所定の半径に現れた総和振幅のうち特に振幅が大きい総和振幅が構成するパターンを検出し、そのパターンの角度と拡大縮小率検出兼回転角検出用パターンの角度の差を検出することにより、カメラ等が撮影した電子透かし挿入画像の回転角を検出する。
【0053】
データ検出部207は、振幅積算部204が出力する各周波数毎の総和振幅、拡大縮小率検出部205が出力する拡大縮小率及び回転角検出部206が出力する回転角を基にカメラ等が撮影した電子透かし挿入画像から電子透かしの形態で埋め込まれているデータを検出する。データの検出は、データパターンを検出することにより行う。まず、振幅積算部204が出力する各周波数毎の総和振幅に対して、拡大縮小率検出部205が出力する拡大縮小率により倍率の正規化を行い、回転角検出部206が出力する回転角により回転の補正を行い、データパターンに対応した総和振幅が所定の半径の候補位置に現れるようにする。そして、拡大縮小率及び回転角の補正後の総和振幅を候補位置のみの周波数成分を通すフィルタに通す。そして、3つの半径のうち各半径毎にフィルタ出力の全ての総和振幅を、高い値から低い値に変化する共通のしきい値と比較し、値がしきい値を上回る総和振幅が所定数(データパターンの3つの部分のうち最外周の部分であれば5、中央の円周上の部分であれば3、最内周の部分であれば1)に達したところで、しきい値の変化を中止する(図14参照)。このときに、しきい値を上回っている総和振幅が成すパターンより電子透かしの形態で埋め込まれているデータの値を検出する。
【0054】
なお、パターンは周波数領域において、実数部のみしか有さず、点対称に分布するので、拡大縮小率検出部205、回転角検出部206及びデータ検出部207は、周波数領域の第1象限から第4象限の周波数成分のうちの2つの象限のみの周波数成分を用いて検出を行っても良い。
【0055】
次に、図15を参照して、本実施形態による電子透かし挿入装置の動作を説明する。
【0056】
まず、ブロック化部201は、カメラ等が撮影した電子透かし挿入画像の青成分及び必要に応じて他の色成分をブロック化する(ステップS251)。次に、離散フーリエ変換部202は、ブロック化部201が生成した各ブロックを離散フーリエ変換する(ステップS252)。次に、振幅計算部203は、離散フーリエ変換部202が出力する複素数の各周波数成分の振幅を求める(ステップS253)。次に、振幅積算部204は、振幅計算部203が出力する振幅をブロック間で周波数毎に積算して、周波数毎の総和振幅を求める(ステップ254)。次に、拡大縮小率検出部205は、振幅積算部204が出力する周波数毎の総和振幅を基に、カメラ等が撮影した電子透かし挿入画像の拡大縮小率を求める(ステップS255)。次に、回転角検出部206は、振幅積算部204が出力する周波数毎の総和振幅及び拡大縮小率検出部205が出力する拡大縮小率を基に、カメラ等が撮影した電子透かし挿入画像の回転角を求める(ステップS256)。最後に、データ検出部207は、振幅積算部204が出力する周波数毎の総和振幅、拡大縮小率検出部205が出力する拡大縮小率及び回転角検出部206が出力する回転角を基に電子透かしの形態で埋め込まれているデータを検出する(ステップS257)。
【0057】
[実施形態2]
実施形態2の電子透かし挿入装置及びその動作は実施形態1と同様であるので、その説明を省略する。
【0058】
図16は、本発明の実施形態2による電子透かし検出装置の構成を示すブロック図である。
【0059】
図16を図12と比較すると明らかなように、実施形態2による電子透かし検出装置は、実施形態1による電子透かし検出装置と比較し、実施形態1による電子透かし検出装置では、振幅積算部204が振幅計算部203の後段にあるのに対し、実施形態2による電子透かし検出装置では、振幅積算部204が周波数成分積算部303に置き換わり、周波数成分積算部303が振幅計算部304の前段にある点において異なっている。実施形態2の電子透かし検出装置の他の部分及びそれらの動作は、実施形態1のものと同様であるので、その説明を省略する。
【0060】
周波数成分積算部303は、フーリエ変換部202が出力する複素数で表される周波数成分を各周波数毎にブロック間でベクトル加算する。
【0061】
振幅計算部304は、周波数成分積算部303が出力する複素数で表される周波数成分の振幅を求める。
【0062】
実施形態2の構成によれば、電子透かし挿入装置が画像に挿入したパターンは全てのブロックにおいて周波数領域で位相が揃っているのに対し、画像の周波数成分は位相がランダムであるので、こうすることにより、パターンの周波数成分を信号、画像の周波数成分を雑音とみなしたときの信号対雑音比を高めることができる。
【0063】
次に、図17を参照して、本実施形態による電子透かし検出装置の動作を説明する。
【0064】
図17を図15と比較すると明らかなように、実施形態2による電子透かし検出装置の動作は、実施形態1による電子透かし検出装置の動作と比較し、ステップS252及びS253が除かれ、その代わりに、ステップS353及びS354が追加されている点が異なっている。ステップS353では、周波数成分303は、フーリエ変換部202が出力する複素数で表される周波数成分を周波数毎にブロック間でベクトル加算し、ステップS354では、振幅計算部304は、周波数成分積算部303が出力する複素数で表される周波数成分の振幅を求める。
【0065】
[実施形態3]
実施形態1又は2において、離散フーリエ変換の代わりに、離散コサイン変換又は離散サイン変換を用いても良い。この場合、1つの象限のみにパターンを設定することとなる。
【0066】
なお、図1、12及び16に示す各部は、コンピュータをこれらの部分として機能させるためのプログラムをコンピュータが読み込んで実行することによっても実現することができ、図11、15及び17に示す各ステップは、コンピュータにこれらのステップを実行させるためのプログラムをコンピュータが読み込んで実行することによっても実現することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電子透かし挿入装置で拡大縮小率検出用パターンを画像に挿入し、電子透かし検出装置で、拡大縮尺率検出用パターンを用いて拡大縮小率を補正するので、画像の縮尺が不定であっても電子透かしの形態で埋め込まれたデータを安定して検出することができる。
【0068】
また、本発明によれば、電子透かし挿入装置で回転角検出用パターンを画像に挿入し、電子透かし検出装置で、回転角検出用パターンを用いて回転角を補正するので、画像が回転していても電子透かしの形態で埋め込まれたデータを安定して検出することができる。
【0069】
更に、本発明によれば、電子透かしの周波数を適切に設定しているので、画像の解像度が低くても電子透かしの形態で埋め込まれたデータを安定して検出することができる。
【0070】
更に、本発明によれば、電子透かし検出装置で複素数の周波数成分ではなく周波数成分の振幅により電子透かしを検出しているので、手振れが生じた画像でも電子透かしの形態で埋め込まれたデータを安定して検出することができる。
【0071】
更に、本発明によれば、第1の所定数の候補位置のうちデータにより相互に組み合わされる位置であって第1の所定数より少ない第2の所定数の周波数成分を非ゼロとするので、信号対雑音比が悪く、コントラストも悪い画像であっても電子形態の形態で埋め込まれたデータを安定して検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1による電子透かし挿入装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1による拡大縮小率検出用パターンの例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態1による回転角検出用パターンの例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態1によるデータパターンの例の第1の部分を示す図である。
【図5】本発明の実施形態1によるデータパターンの例の第2の部分を示す図である。
【図6】本発明の実施形態1によるデータパターンの例の第3の部分を示す図である。
【図7】本発明の実施形態1による電子透かし検出装置の逆フーリエ変換部が出力するパターンの例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態1による電子透かし検出装置の二値化部が出力する二値化パターンの例を示す図である。
【図9】原画像の例を示す図である。
【図10】図9に示す原画像に本発明の実施形態1による電子透かし挿入装置が電子透かしを挿入したものを示す図である。
【図11】本発明の実施形態1による電子透かし挿入装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態1による電子透かし検出装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施形態1による電子透かし検出装置の振幅積算部が出力する総和振幅の分布例を示す図である。
【図14】本発明の実施形態1による電子透かし検出装置のデータ検出部の動作を説明するための図である。
【図15】本発明の実施形態1による電子透かし検出装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施形態2による電子透かし検出装置の構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の実施形態2による電子透かし検出装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 拡大縮小率検出用パターン生成部
102 回転角検出用パターン生成部
103 データ保持部
104 データパターン生成部
105 合成部
106 逆離散フーリエ変換部
107 二値化部
108 加算部(減算部)
201 ブロック化部
202 離散フーリエ変換部
203 振幅計算部
204 振幅積算部
205 拡大縮小率検出部
206 回転角検出部
207 データ検出部
Claims (27)
- 周波数領域において、画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分を生成するステップと、
前記周波数領域において、前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分を生成するステップと、
前記周波数領域において、第1の所定数の候補位置のうち挿入すべきデータにより相互に組み合わされる位置であって前記第1の所定数より少ない第2の所定数のものに非ゼロの周波数成分を生成するステップと、
生成された前記非ゼロ周波数成分を合わせて周波数領域から空間領域に変換するステップと、
原画像の一部又は全てのブロックに前記変換により得た画像を加算又は減算するステップと、
を備えることを特徴とする電子透かし挿入方法。 - 請求項1に記載の電子透かし挿入方法において、
前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記周波数領域における第1の半径の領域内に生成され、
前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記第1の半径と所定の比例関係にある第2の半径の領域内に生成され、
前記第1の所定数の候補位置は、前記第1の半径と前記所定の比例関係とは異なる所定の比例関係にある半径の1又は複数の領域内のものであることを特徴とする電子透かし挿入方法。 - 請求項1に記載の電子透かし挿入方法において、
前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分を兼ねることを特徴とする電子透かし挿入方法。 - 請求項3に記載の電子透かし挿入方法において、
前記画像の拡大縮小率及び回転角を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記周波数領域における第1の半径の領域内に生成され、
前記第1の所定数の候補位置は、前記第1の半径と所定の比例関係にある半径の1又は複数の領域内のものであることを特徴とする電子透かし挿入方法。 - 請求項2又は4に記載の電子透かし挿入方法において、
前記第1の半径は、前記周波数領域において、中間周波数に相当することを特徴とする電子透かし挿入方法。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子透かし挿入方法において、
前記第1の所定数の候補位置のうち挿入すべきデータにより相互に組み合わされる位置であって前記第1の所定数よりも少ない第2の所定数のものに生成される非ゼロの周波数成分の振幅は相互に等しいことを特徴とする電子透かし挿入方法。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子透かし挿入方法において、
前記原画像の一部又は全てのブロックに前記変換により得た画像を加算又は減算する前に、前記変換により得た画像を二値化するステップを更に備え、前記原画像の一部又は全てのブロックに前記変換により得た画像であって更に前記二値化をされたものを加算又は減算することを特徴とする電子透かし挿入方法。 - 画像を複数のブロックに分割するステップと、
各前記ブロックのデータを空間領域から周波数領域に変換することにより、又はその変換をしてから、各前記ブロックの各周波数成分の振幅を得るステップと、
各周波数成分の前記振幅をブロック間で加算することにより、各周波数毎の総和振幅を得るステップと、
前記周波数領域において、前記総和振幅のうち前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロ周波数成分に対応したものを検出することにより、前記画像の拡大縮小率を検出するステップと、
前記周波数領域において、前記総和振幅のうち前記画像の回転角を検出するための非ゼロ周波数成分に対応したものを検出することにより、前記画像の回転角を検出するステップと、
前記拡大縮小率及び前記回転角により周波数領域における位置が補正された前記総和振幅であって第1の所定数の候補位置にあるもののうち、これらの間で相対的に大きな値を示す前記第1の所定数より少ない第2の所定数の総和振幅の位置の組み合わせを基に挿入されているデータを検出するステップと、
を備えることを特徴とする電子透かし検出方法。 - 画像をブロックに分割するステップと、
各前記ブロックのデータを空間領域から周波数領域に変換するステップと、
各周波数成分のベクトル振幅をブロック間でベクトル加算してベクトル和を得るステップと、
各周波数成分の前記ベクトル和の振幅を得るステップと、
前記周波数領域において、前記振幅のうち前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロ周波数成分に対応したものを検出することにより、前記画像の拡大縮小率を検出するステップと、
前記周波数領域において、前記振幅のうち前記画像の回転角を検出するための非ゼロ周波数成分に対応したものを検出することにより、前記画像の回転角を検出するステップと、
前記拡大縮小率及び前記回転角により周波数領域における位置が補正された前記振幅であって第1の所定数の候補位置にあるもののうち、これらの間で相対的に大きな値を示す前記第1の所定数より少ない第2の所定数の振幅の位置の組み合わせを基に挿入されているデータを検出するステップと、
を備えることを特徴とする電子透かし検出方法。 - 請求項8又は9に記載の電子透かし検出方法において、
前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、生成時に前記周波数領域における第1の半径の領域内に生成されたものであり、
前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分は、生成時に前記第1の半径と所定の比例関係にある第2の半径の領域内に生成されたものであり、
前記第1の所定数の候補位置は、前記第1の半径と前記所定の比例関係とは異なる所定の比例関係にある半径の1又は複数の領域内のものであることを特徴とする電子透かし検出方法。 - 請求項8又は9に記載の電子透かし検出方法において、
前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分を兼ねることを特徴とする電子透かし検出方法。 - 請求項11に記載の電子透かし検出方法において、
前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、生成時に前記周波数領域における第1の半径の領域に生成されたものであり、
前記第1の所定数の候補位置は、前記第1の半径と所定の比例関係にある半径の1又は複数の領域内のものであることを特徴とする電子透かし検出方法。 - 請求項10又は12に記載の電子透かし検出方法において、
前記第1の半径は、前記周波数領域において、中間周波数に相当することを特徴とする電子透かし検出方法。 - 周波数領域において、画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分を生成する手段と、
前記周波数領域において、前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分を生成する手段と、
前記周波数領域において、第1の所定数の候補位置のうち挿入すべきデータにより相互に組み合わされる位置であって前記第1の所定数より少ない第2の所定数のものに非ゼロの周波数成分を生成する手段と、
生成された前記非ゼロ周波数成分を合わせて周波数領域から空間領域に変換する手段と、
原画像の一部又は全てのブロックに前記変換により得た画像を加算又は減算する手段と、
を備えることを特徴とする電子透かし挿入装置。 - 請求項14に記載の電子透かし挿入装置において、
前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記周波数領域における第1の半径の領域内に生成され、
前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記第1の半径と所定の比例関係にある第2の半径の領域内に生成され、
前記第1の所定数の候補位置は、前記第1の半径と前記所定の比例関係とは異なる所定の比例関係にある半径の1又は複数の領域内のものであることを特徴とする電子透かし挿入装置。 - 請求項14に記載の電子透かし挿入装置において、
前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分を兼ねることを特徴とする電子透かし挿入装置。 - 請求項16に記載の電子透かし挿入装置において、
前記画像の拡大縮小率及び回転角を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記周波数領域における第1の半径の領域内に生成され、
前記第1の所定数の候補位置は、前記第1の半径と所定の比例関係にある半径の1又は複数の領域内のものであることを特徴とする電子透かし挿入装置。 - 請求項15又は17に記載の電子透かし挿入装置において、
前記第1の半径は、前記周波数領域において、中間周波数に相当することを特徴とする電子透かし挿入装置。 - 請求項14乃至18のいずれか1項に記載の電子透かし挿入装置において、
前記第1の所定数の候補位置のうち挿入すべきデータにより相互に組み合わされる位置であって前記第1の所定数よりも少ない第2の所定数のものに生成される非ゼロの周波数成分の振幅は相互に等しいことを特徴とする電子透かし挿入装置。 - 請求項14乃至19のいずれか1項に記載の電子透かし挿入装置において、
前記原画像の一部又は全てのブロックに前記変換により得た画像を加算又は減算する前に、前記変換により得た画像を二値化する手段を更に備え、前記原画像の一部又は全てのブロックに前記変換により得た画像であって更に前記二値化をされたものを加算又は減算することを特徴とする電子透かし挿入装置。 - 画像を複数のブロックに分割する手段と、
各前記ブロックのデータを空間領域から周波数領域に変換することにより、又はその変換をしてから、各前記ブロックの各周波数成分の振幅を得る手段と、
各周波数成分の前記振幅をブロック間で加算することにより、各周波数毎の総和振幅を得る手段と、
前記周波数領域において、前記総和振幅のうち前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロ周波数成分に対応したものを検出することにより、前記画像の拡大縮小率を検出する手段と、
前記周波数領域において、前記総和振幅のうち前記画像の回転角を検出するための非ゼロ周波数成分に対応したものを検出することにより、前記画像の回転角を検出する手段と、
前記拡大縮小率及び前記回転角により周波数領域における位置が補正された前記総和振幅であって第1の所定数の候補位置にあるもののうち、これらの間で相対的に大きな値を示す前記第1の所定数より少ない第2の所定数の総和振幅の位置の組み合わせを基に挿入されているデータを検出する手段と、
を備えることを特徴とする電子透かし検出装置。 - 画像をブロックに分割する手段と、
各前記ブロックのデータを空間領域から周波数領域に変換する手段と、
各周波数成分のベクトル振幅をブロック間でベクトル加算してベクトル和を得る手段と、
各周波数成分の前記ベクトル和の振幅を得る手段と、
前記周波数領域において、前記振幅のうち前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロ周波数成分に対応したものを検出することにより、前記画像の拡大縮小率を検出する手段と、
前記周波数領域において、前記振幅のうち前記画像の回転角を検出するための非ゼロ周波数成分に対応したものを検出することにより、前記画像の回転角を検出する手段と、
前記拡大縮小率及び前記回転角により周波数領域における位置が補正された前記振幅であって第1の所定数の候補位置にあるもののうち、これらの間で相対的に大きな値を示す前記第1の所定数より少ない第2の所定数の振幅の位置の組み合わせを基に挿入されているデータを検出する手段と、
を備えることを特徴とする電子透かし検出装置。 - 請求項21又は22に記載の電子透かし検出装置において、
前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、生成時に前記周波数領域における第1の半径の領域内に生成されたものであり、
前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分は、生成時に前記第1の半径と所定の比例関係にある第2の半径の領域内に生成されたものであり、
前記第1の所定数の候補位置は、前記第1の半径と前記所定の比例関係とは異なる所定の比例関係にある半径の1又は複数の領域内のものであることを特徴とする電子透かし検出装置。 - 請求項21又は22に記載の電子透かし検出装置において、
前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、前記画像の回転角を検出するための非ゼロの周波数成分を兼ねることを特徴とする電子透かし検出装置。 - 請求項24に記載の電子透かし検出装置において、
前記画像の拡大縮小率を検出するための非ゼロの周波数成分は、生成時に前記周波数領域における第1の半径の領域に生成されたものであり、
前記第1の所定数の候補位置は、前記第1の半径と所定の比例関係にある半径の1又は複数の領域内のものであることを特徴とする電子透かし検出装置。 - 請求項23又は25に記載の電子透かし検出装置において、
前記第1の半径は、前記周波数領域において、中間周波数に相当することを特徴とする電子透かし検出装置。 - コンピュータに請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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