JP2004014891A - 立体凝縮型のキュービック状icパッケージ、およびコネクター部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の重合型ハイブリッドICパッケージに比べて、より一層の高密度・高機能化を果たしながら、小型・軽量化をも図れるようにした、立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの提供。
【解決手段】必要な数のICパッケージ1を、キュービック状の中核体6の外側面になるように配置して、非導電材製のキュービック状の収容体2の中央部に内蔵させ、各ICパッケージ1の各接続端子3を、キュービック状収容体2から露出させて、基板の接続端子10へまたは/および他のキュービック状ICパッケージの接続端子3へ接続可能として、立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAとする。またキュービック状収容体2の各角部からキュービック状中核体6内へ通じる如く、放熱手段としてパイプ状の放熱用通気孔5を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】必要な数のICパッケージ1を、キュービック状の中核体6の外側面になるように配置して、非導電材製のキュービック状の収容体2の中央部に内蔵させ、各ICパッケージ1の各接続端子3を、キュービック状収容体2から露出させて、基板の接続端子10へまたは/および他のキュービック状ICパッケージの接続端子3へ接続可能として、立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAとする。またキュービック状収容体2の各角部からキュービック状中核体6内へ通じる如く、放熱手段としてパイプ状の放熱用通気孔5を形成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キュービック状(立体形)のIC(Integrated Circuit,ここでICとは広くLSI,VLSI等の集積回路をも含むものとする)パッケージに関するものであり、従来のものに比べてきわめて高密度・高機能でかつ小型・軽量化を図れる、立体凝縮型ICパッケージに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体・電子機器の分野では、より一層の高密度・高機能を図りながら、しかもより一層の軽・薄・短・小化を図る技術が、企業の命運を左右すると言っても過言でない。これは、軍事分野や産業分野に限らず、民生分野の商品例えばコンピュータ・携帯電話のモバイル化、各種のカードへのICの組み込み、TVセットの液晶化等の要求に呼応したものと言える。この傾向は今後も止まるところがなく、永遠に追求される課題である。
【0003】
ところで、上記課題を解決するための従来一般の技術は、ICの高集積化を図ると共に、基板上でそれらの配置を如何にするかが問題であり、従来は次のようなことが行われている。
【0004】
まず軽量化については、例えばケース・筐体その他の構造材の素材として、プラスチック、アルミニウム、またはチタン合金等の軽量材が用いられている。
【0005】
また、ICパッケージ自体の薄型化、PWBの使用、フレキシブルPWBの使用、またはICから独立した周辺部品(例えば抵抗・コンデンサー等)の小型・薄型化が図られている。
【0006】
さらに短・小化では、集積度を高めることでICパッケージの短・小化が図られており、しかも上記の各技術の総合・統一化によって小型化が図られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術の内、ICパッケージの高集積化については、ICを回路上に展開させ、その上に回路、抵抗、コンデンサー等のディスクリート部品を組み合わせて搭載し、1つの機能回路として基板等に搭載するIC化がすすめられている傾向にある。
【0008】
しかしこのICパッケージは、ICとディスクリート部品とを凝縮し連結して小型化を図ったものである。即ち、基板上に平面思考・水平思考で各IC機能を重ね合わせて搭載したようなものであり、言わば一定面積の上に、平屋に代えてせいぜい二階建てまたは三階建てを建てたようなものであって、重合型ハイブリッド構造に過ぎないものである。
【0009】
そのため、縮小化されつつある基板上で、従来タイプのICパッケージが占めるスペースは未だに60パーセントを越えており、その他の周辺部品の設置との間で、いかに効率良く部品配列をするかが問題となっている。
【0010】
またこの技術では、ICパッケージを現在のもの以上に高密度・高機能を図って、より一層の軽・薄・短・小化を果たすには限度がある。現時点での軍事・産業・民生各分野の製品については対応可能であるとしても、今後各分野で必要となるより一層の高密度・高機能化、軽・薄・短・小化を図った未来思考型のシステムICパッケージを、という要請に応えることができない。
【0011】
本発明は、上記従来のICパッケージがもつ問題点の解決を課題としたものである。即ち本発明の目的は、従来のものと比較して、より一層の高密度・高機能化を果たしながら、小型・軽量化をも図れる立体凝縮型のキュービック状ICパッケージを提供することにあり、これにより将来の軍事・産業・民生各分野の製品に使用可能な、システムICへの対応ハードを容易に提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
a)本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの第1は、
必要な数のICパッケージ1を、キュービック状の中核体6の外側面に配置して、それを非導電材製のキュービック状の収容体2の中央部に内蔵させ、
上記各ICパッケージ1の各接続端子3を、キュービック状収容体2から露出させて、基板9の接続端子10へおよび/または他の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの接続端子3へ接続可能としたものである。
【0013】
b)本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの第2は、
必要な数のICパッケージ1を、キュービック状の中核体6の外側面に配置して、それを非導電材製のキュービック状の収容体2の中央部に内蔵させ、
上記各ICパッケージ1の各接続端子3を、キュービック状収容体2から露出させて、基板9の接続端子10へおよび/または他の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの接続端子3へ接続可能とし、
かつ、キュービック状収容体2の各角部から、キュービック状中核体6の空所7へ通じる如く、放熱手段としてパイプ状の放熱用通気孔5を形成したものである。
【0014】
c)本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの接続に使用するコネクター部品Bは、
片側面に、キュービック状パッケージAの接続端子3ヘの接続端子8を有し、他側面に、他のキュービック状パッケージAの接続端子3への接続端子15、または基板9の接続端子10への接続端子11を備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
上記構成の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAにおいて、キュービック状とは立体型のものを指し、例えば立方体が原則であるが、それに限らず直方体としてもよい。
【0016】
また上記キュービック状の収容体2は非導電材製とし、例えばシリコン樹脂、エポキシ樹脂その他の樹脂材やセラミック製とするのがよい。このキュービック状の収容体2の大きさは、例えば標準型のICパッケージの場合であれば、通常は10〜12mm角程度で、ミニモールドタイプのICパッケージの場合なら3mm角程度とすればよい。
【0017】
上記で、キュービック状収容体2内に収容されるICパッケージ1の数は、キュービック状の中核体6の外側面の数に対応して、通常の大きさのものなら6個以下とする。その内で比較的有効なものは3ないし6個、最も有効なのは6個を設ける場合であり、キュービック状の中核体6の外側面になるように配置しておけばよい。
【0018】
例えば中空のキュービック状の中核体6の各外側面に、ICパッケージ1を貼付すればよいが(例えば図1,図2参照)、6個の場合には各ICチップの側縁部を接着して、キュービック状の中核体6を形成するようにしてもよい。
【0019】
なお、キュービック状の中核体6の各外側面にICパッケージ1を1個ずつ配置するのが通常であるが、例えばミニモールドのような超小型チップの場合は、1外側面に二連型のように複数個を貼付するようにしてもよい。上記いずれの中核体6も、ICチップの冷却のために、キュービック状の中空状にしておくのがよい。
【0020】
上記放熱手段5としては、例えば放熱用通気孔を設けることが望ましく、キュービック状の収容体2の8箇所の各角部から、内部のキュービック状の中核体6の内側へ向けて、パイプ状に貫通したものを形成しておくのがよい(例えば上記図1,図2参照)。
【0021】
そして、この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAは、キュービック状の収容体2の側部に形成した各接続端子3により、それ自体でまたは別体のコネクターを部品Bを介して、基板9側の接続端子10や他のキュービック状ICパッケージAの接続端子3と接続可能としてある。この接続端子3は、リードやピンを有するものでも、金属製のものに限らずフレキシブルな樹脂フィルムのタブテープを利用したものでもよい。
【0022】
また上記キュービック状ICパッケージAの接続端子3は、例えばQFP(quad flat package)では、キュービック状の収容体2に形成した凹所である開口部12から露出させておくのがよい(例えば図1参照)。しかし、例えばPGA(pin grid array)では、キュービック状の収容体2の各側面から接続端子3を側方へピン状に突出させて、差し込み型としてもよいし(例えば図6参照)、またBGA(ball grid array)やCSP(chip size package)では、キュービック状の収容体2の各側面に接続端子3を点状(ボール状)に露出させて、表面実装型としてもよい(例えば図8参照)。
【0023】
他方、上記コネクター部品B側の各接続端子は、上記立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの接続端子3や基板10の接続端子11に対応したものとするが、その大きさは正面から見てキュービック状の収容体2の一面より少し小さめの正方形状としておくのがよい。
【0024】
該コネクター部品Bの片側面には、キュービック状ICパッケージAの接続端子3に対応する接続端子8を有し、他側面には他のキュービック状ICパッケージAの接続端子3、または基板9側の接続端子10に接続可能な接続端子8,11を有するものにすることが望ましい。
【0025】
なお、キュービック状ICパッケージAとコネクター部品Bとの間の接続に関し、例えばQFP用のコネクター部品Bでは、キュービック状ICパッケージAの凹所である開口部12へ係合可能な凸部13,14を形成して、その外側面に接続端子8,15を形成しておくのがよい(上記図3,4参照)。
【0026】
しかしそれに限らず、キュービック状ICパッケージAの側面に、コネクター部品Bの凸部13のような凸部を形成し、コネクター部品Bに、キュービック状ICパッケージAの開口部12のような凹部を形成して係合可能としておいてもよい。両者A,B間でのこの凹・凸部の関係は、他のPGAやBGA等用のものについても当てはまることである。
【0027】
この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAは、基板9の基板回路または他のキュービック状ICパッケージAの収容体2との間で着脱可能としておくのがよいが、固定化してもよい。その場合に、例えばQFPでは接続に用いない開口部12があれば、非導電性樹脂を注入しておけばよいが、冷却のために開口させておいてもよい。またPGAやBGA等でも、用いない接続端子が予め判っておれば、接続端子が露出しないように製造し、また露出したものでも後に非導電性樹脂を塗布しておけばよいが、冷却のため開口部を空けたままにしておいてもよい。
【0028】
次に、上記立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの使用方法の例を説明する。
まず、この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAを単体として使用する場合は、プリント基板9のスルホール等の接続端子10へ接続させればよい。
【0029】
これには、例えば上記QFPでは、キュービック状ICパッケージAの接続端子3に、1つのコネクター部品B1の片側の接続端子8を接続させ、かつ、該コネクター部品B1の他側の接続端子15を、プリント基板9のスルホール等の接続端子10へ接続させればよい(例えば図5の最下段のものを参照)。
【0030】
また、この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAを2個以上使用する場合には、1つめのキュービック状ICパッケージAの片側の接続端子3に、上記の如く1つめのコネクター部品B1の片方の接続端子8を接続させて、該コネクター部品B1の他側の接続端子15を基板9の基板回路4の接続端子10へ接続させる。
【0031】
そして該キュービック状ICパッケージAの他側の接続端子3に、2つめのコネクター部品B2の片側の接続端子8を接続させ、該コネクター部品B2の他側の接続端子15に、2つめのキュービック状ICパッケージAの片側の接続端子3を接続させる。同様の接続を繰り返すことにより、この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAが、さらに縦方向へ高密度に集積して積み重ねられていくことになる(例えば上記図5参照)。
【0032】
上記はQFPの場合の説明であるが、PGAの場合もコネクター部品Bを用いて上記とほぼ同様に順次に縦方向へ接続することができる(例えは図7参照)。またBGAの場合には、それに対応したコネクター部品Bを用いてもよいが、それを用いず直接に、他のキュービック状ICパッケージAの接続端子3、または基板9の点状(ボール状)の接続端子15との間で、半田同士を溶かして表面実装していける(例えば図9参照)。
【0033】
上記立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAは、それを縦方向へ積み重ねるだけでなく、側部の各接続端子3をも使用することで、横方向へも接続することができて、立体的に組み合わせてフレキシブルに回路形成ができる。これにより、例えば縦長状・横長状・十字状等の任意に接続が行えて、より一層の立体凝縮化を図れる(例えば上記図5・図9図参照)。
【0034】
上記の如く、この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAを、立体的に順次に接続していくことにより、従来の基板上での平面的な2次元配置と異なって、立体的な3次元配置にすることが可能となる。即ち、この本立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAによれば、言わば同じ敷地面積上に平屋を建てる場合と高層住宅を建てる場合の差のように収容量が格段に増えて、システムIC化も容易となってくる。
【0035】
またこの立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAでは、内部のICパッケージ1毎に接続端子3を有するから、基板上のプリント配線回路を介さずに、他のキュービック状ICパッケージAやプリント基板9へ直接に接続することが可能となっている。これにより、このキュービック状ICパッケージAでは、基板上の配線回路の大半が不要となり、配線回路のための無駄なスペースを省略して、より一層の小型・短縮化を図れることになる。
【0036】
しかも本立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAは、各々内部に放熱手段5を有しているが、特にICパッケージ1を中核体6に3個以上有するものでは、コネクター部品Bで接続することにより、各立体凝縮型のキュービック状ICパッケージA間に一定の間隔が生じる(例えば上記図5参照)。
【0037】
これにより、各立体凝縮型のキュービック状ICパッケージA間に、言わばビル風が吹く如く気流が生じて放熱・冷却作用が行われることになり、ICパッケージが冷却され、レスポンスの遅延や誤作動を防止させることにもなる。別に冷却ファンを設ければ、この作用は一層大きい。
【0038】
なお、上記はICパッケージ1をキュービック状の収容体2へ収容したが、独立したトランジスタ・ダイオード・抵抗・コンデンサ等のディスクリート部品についても、別体のキュービック状の収容体へ収容して、接続可能としておくことも可能である。
【0039】
【実施例】
図1ないし図9は、本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの実施例を示すが、その内の図1ないし図5は図示し易いQFPで説明したものである。またここでは、キュービック状の収容体2へ収容されたICパッケージ数が、6個である場合を示している。
【0040】
ここでの各ICパッケージ1は、内部に集積された回路等とインナーリード部をワイヤーボンディングし、樹脂モールドしたものである。ここではQFP型のもので、ICパッケージ1の側方へ突出した各アウターリード部は、モールド樹脂の外側で直角状に折り曲げられ、側方からみてU字状をなしている。
【0041】
上記6個のICパッケージ1は、図1・図2で示す如く、非導電材であるここではセラミック製板で形成したキュービック状(ここでは立方体状)の中核体6の各外側面に、各1個ずつを背面で貼付してある。
【0042】
上記のようにICパッケージ1を貼付したキュービック状の中核体6を、非導電材製ここではシリコン樹脂製でキューブ状(ここでは立方体状)のキュービック状の収容体2の中央部に内蔵させておく。ここでは、上記中核体6をキュービック状の型枠内に入れて樹脂モールドして、キュービック型パッケージとしている。
【0043】
上記キュービック状の収容体2は、図1・図2で示すように、いずれの側面にも四角凹所状の各開口部12を形成してあり、中核体6の各側面の各ICパッケージ1の各アウターリード部の各先端部を、各開口部12で内部面に露出させてある。その各先端部は、基板9側への接続端子3、または他の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAとの接続端子3となっている。
【0044】
さらに、該立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAには、その形成時に8箇所の各角部から、キュービック状の中核体6の8箇所の各角部を経て中空の該中核体6内へ通じる如く、放熱手段としてパイプ状の通気孔5を貫通させてある。
【0045】
この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAは、基板回路や他の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAと接続するには、別体のコネクター部品Bを用いて行なえばよい(但し、半田等を用いた固定接続とすることも可能である)。
【0046】
そのコネクター部品Bは2種類のものを用意しておく。1つめのコネクター部品B1は、図3で示したように、正面から見ればキュービック状の収容体2の一面より少し小さめの正方形状をし、その片側面には他のキュービック状ICパッケージAの開口部12へ係合可能な凸部13を有して、その外側面に接続端子8を設けてあり、他側面には基板9のスルホール等の接続端子10へ差し入れて接続可能な接続端子11を突設してある。
【0047】
2つめのコネクター部品B2は、図4で示す如く、正面から見ればキュービック状の収容体2の一面より少し小さめの正方形状をし、その両側面には各々、他のキュービック状ICパッケージAの開口部12へ係合可能な凸部13,14を有して、その各外側面に各々接続端子8,15を設けたものである。
【0048】
この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの幾つかを接続するには、図5で示すように、1つめのキュービック状ICパッケージAの開口部12に、上記1つめのコネクター部品B1の凸部13を係合させて接続端子3,8同士を接続させ、かつ該コネクター部品B1の他方の接続端子11を基板9のスルホール等の接続端子10へ差し入れて接続する。
【0049】
続いて上記1つめのキュービック状ICパッケージAの他方の開口部12の接続端子3に、2つめのコネクター部品B2の凸部13の接続端子8を接続させ、該コネクター部品B2の他方の凸部14の接続端子15に、2つめのキュービック状ICパッケージAの開口部12の接続端子3を接続させる。
【0050】
さらに、3つめのキュービック状ICパッケージAをその上に接続するには、上記2つめのキュービック状ICパッケージAの上側の開口部12の接続端子3に、3つめの上記と同じコネクター部品B2の凸部13の接続端子8同士を接続させ、該コネクター部品B2の他方の凸部14の接続端子15に、3つめのキュービック状ICパッケージAの開口部12の接続端子3を接続させればよい。
【0051】
また上記1つめのキュービック状ICパッケージAの右側に隣接して、4つめのキュービック状ICパッケージAを接続するには、上記1つめのものと同様にして1つめのコネクター部品B1を介して プリント基板9と接続すればよい。
【0052】
さらに、この4つめのキュービック状ICパッケージAを、上記1つめのキュービック状ICパッケージAと接続する場合には、1つめのキュービック状ICパッケージAの右側面の接続端子3に、上記2つめと同じコネクター部品B2の接続端子8を接続し、該コネクター部品B2の他側面の接続端子15を、この4つめのキュービック状ICパッケージAの左側面の接続端子3と接続させればよい。同様にして、この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAを、図5で示すように縦方向や横方向へ繰り返し接続していけばよい。
【0053】
上記立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAで、接続しない接続端子3がある場合は、空になる開口部12には例えば非導電性の樹脂材を充填させ、閉塞した状態にしておくが、冷却のため空けておいてもよい。
【0054】
次に図6および図7は、PGAの場合の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの実施例を示す。ここでも6個のICパッケージが、詳細は上記と同様であるため図示は省略したが、セラミック製板のキュービック状の中核体6の各外側面に、各1個ずつを背面で貼付してある。
【0055】
上記ICパッケージ1を貼付したキュービック状の中核体6を、上記と同様に非導電材製ここではシリコン樹脂製のキュービック状収容体2の中央部に内蔵させてあり、図6で示すように該キュービック状の収容体2の各側面から側方へ、内部の各ICパッケージ1からピン状の接続端子3が突出している。
【0056】
この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAも、上記のものと同様に8箇所の各角部からキュービック状の中核体6の8箇所の各角部を経て中空の該中核体6内へ通じる如く、放熱手段としてパイプ状の通気孔5を貫通させてある。
【0057】
そしてこのキュービック状ICパッケージAの接続は、接続の途中の状態である図7で示す如く、そのピン状の接続端子3をプリント基板9の接続端子に差し込み式に接続すると共に、このキュービック状ICパッケージAの上側面の接続端子3を、コネクター部品Bの一側面の接続端子に接続し、該コネクター部品Bの上側面の接続端子に他のキュービック状ICパッケージAの接続端子3を接続させればよい。これを、上方向や横方向へ続けることで、上記図5で示したものと同様に、より一層の立体凝縮型のものになる。
【0058】
次に図8および図9は、BGAの場合の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの実施例を示す。ここでも6個のICパッケージが、詳細は上記と同様であるため図示は省略したが、セラミック製板のキュービック状の中核体6の各外側面に、各1個ずつを背面で貼付してある。
【0059】
上記ICパッケージ1を貼付したキュービック状の中核体6を、非導電材製ここでもシリコン樹脂製のキュービック状の収容体2の中央部に内蔵させてあり、該キュービック状の収容体2の各側面には、図8で示すように内部の各ICパッケージ1の接続端子からの接続端子3が点状(ボール状)に突出している。
【0060】
この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAも、上記のものと同様に、8箇所の各角部からキュービック状の中核体6の8箇所の各角部を経て中空の該中核体6内へ通じる如く、放熱手段としてのパイプ状の通気孔5を貫通させてある。
【0061】
そしてこのキュービック状ICパッケージAの接続は、ここでは図9で示す如く、その点状の接続端子3をプリント基板9の接続端子に半田を溶かして、表面実装式に直接に接続すると共に、このキュービック状ICパッケージAの他側の接続端子3に、他のキュービック状ICパッケージAの点状の接続端子3を同じく表面実装式に直接に接続させている。これを、図9のように上方向や横方向へ続けることで、より一層の立体凝縮型のものになる。
【0062】
なおキュービック状ICパッケージA間の接続を、QFPの場合に限らずPGAやBGAの場合も、コネクター部品Bを介して行うようにしてもよいことは上記のとおりである。それらの場合にはいずれも、各キュービック状ICパッケージA間の隙間を、言わばビル風が吹く如く気流が生じて放熱・冷却作用が行われることになるのも、上記のとおりである。
【0063】
【発明の効果】
以上で明らかなように、本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージは、従来のものと比較してより高密度・高機能にできると共に、小型・軽量化を図ることができ、将来の軍事・産業・民生各分野用の製品にも対応できる。
【0064】
即ち、ICパッケージが基板上で占めるスペースは、未だ60パーセントを越えており、他の周辺部品との間で言わば設置場所の取り合いが行われている。しかしこれまでのICパッケージは、ICとディスクリート部品とを凝縮し連結して小型化を図ったものであり、重合型ハイブリッド構造に過ぎず、基板上に言わば平面思考・水平思考で建物を建てたようなもので、より一層の高密度・高機能と小型・軽量化を図ることは無理であった。
【0065】
これに対して、本発明の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージは、必要数のICパッケージを非導電材製でキューブ状の収容体内に内蔵させ、各ICチップからの接続端子を、キュービック状の収容体の少なくとも一側部で露出させて、プリント基板または他のキュービック状ICパッケージと接続可能とし、かつ該キュービック状収容体内にICチップの放熱手段を設たものである。
【0066】
そのため、1)この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージは、単独での使用も勿論できるが、2個以上を立体的に組み合わせて接続することができる。これにより、例えば通常の大きさのICパッケージなら、6個までを内蔵した立体凝縮型のキュービック状ICパッケージを製作できて、より一層の高密度・高機能化を図れるから、未来思考型のシステムIC化を容易に実現できるようになる。
【0067】
2)この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージは、基板上に単独で設置できることは勿論であるが、2個以上を特に縦方向へ積み重ねて設置することができるから、基板上での設置スペースを大幅に縮小することができる。これによって、基板上で他のICパッケージやディスクリート部品との間で設置場所を取り合うようなことが無くせる。
【0068】
また同じ設置スペースなら上方へ積み重ねることにより、言わば一定の敷地上に平屋に代えて高層ビルを建てるのと同様に、収容量を格段に増やすことができて、余裕をもって機能・用途の増大に対応でき、かつ基板上で電子部品の設置場所を取り合うようなことを無くせる。
【0069】
3)この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージは、内部のICパッケージ毎に接続端子を有しており、プリント基板の配線回路を介さずに、プリント基板または他の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージと直接に接続できる。
【0070】
これにより、従来と異なり基板上の大半が不要となり、より一層の小型・短縮化を図ることができると共に、縦・横方向へフレキシブルに組み合わせることができる。その結果、モバイル型のコンピュータや電話、その他の電化製品の小型・短縮化を図れるし、さらに特殊な用途として、例えば宇宙機器や人間型ロボットへの内蔵部品等としても用いることができる。
【0071】
4)この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージは、内部に放熱・冷却手段を有しており、しかもコネクター部品を介して立体的に接続した場合は、各立体凝縮型のキュービック状ICパッケージ間に一定の間隔が生じる。これで、各キュービック状ICパッケージ間には、言わばビル風の如く気流が生じるから、より一層の放熱・冷却効果が発揮できて、レスポンスの遅延や誤作動も防止することができる。
【0072】
5)なお、上記はICパッケージをキュービック状収容体へ収容した場合であるが、それに限らず、独立したトランジスタ・ダイオード・抵抗・コンデンサ等のディスクリート部品についても、別体のキュービック状の収容体へ収容して、接続可能としておくこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの実施例を、QFPで示す拡大斜視図である。
【図2】図1で示したものの横断平面図である。
【図3】1つめのコネクター部品の実施例を示す拡大斜視図である。
【図4】2つめのコネクター部品の実施例を示す拡大斜視図である。
【図5】図1で示したものの接続状態例を示す一部縦断拡大正面図である。
【図6】本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの実施例を、PGAについて示す拡大斜視図である。
【図7】図6で示したものの接続状態例を示す拡大正面図である。
【図8】本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの実施例を、BGAについて示す拡大斜視図である。
【図9】図8で示したものの接続状態例を示す拡大正面図である。
【符号の説明】
A−キュービック状ICパッケージ
B−コネクター部品
B1−コネクター部品
B2−コネクター部品
1−ICパッケージ
2−収容体
3−接続端子
5−放熱手段
6−中核体
7−空所
8−接続端子
9−基板
10−接続端子
11−接続端子
12−開口部
13−凸部
14−凸部
15−接続端子
【発明の属する技術分野】
本発明は、キュービック状(立体形)のIC(Integrated Circuit,ここでICとは広くLSI,VLSI等の集積回路をも含むものとする)パッケージに関するものであり、従来のものに比べてきわめて高密度・高機能でかつ小型・軽量化を図れる、立体凝縮型ICパッケージに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体・電子機器の分野では、より一層の高密度・高機能を図りながら、しかもより一層の軽・薄・短・小化を図る技術が、企業の命運を左右すると言っても過言でない。これは、軍事分野や産業分野に限らず、民生分野の商品例えばコンピュータ・携帯電話のモバイル化、各種のカードへのICの組み込み、TVセットの液晶化等の要求に呼応したものと言える。この傾向は今後も止まるところがなく、永遠に追求される課題である。
【0003】
ところで、上記課題を解決するための従来一般の技術は、ICの高集積化を図ると共に、基板上でそれらの配置を如何にするかが問題であり、従来は次のようなことが行われている。
【0004】
まず軽量化については、例えばケース・筐体その他の構造材の素材として、プラスチック、アルミニウム、またはチタン合金等の軽量材が用いられている。
【0005】
また、ICパッケージ自体の薄型化、PWBの使用、フレキシブルPWBの使用、またはICから独立した周辺部品(例えば抵抗・コンデンサー等)の小型・薄型化が図られている。
【0006】
さらに短・小化では、集積度を高めることでICパッケージの短・小化が図られており、しかも上記の各技術の総合・統一化によって小型化が図られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術の内、ICパッケージの高集積化については、ICを回路上に展開させ、その上に回路、抵抗、コンデンサー等のディスクリート部品を組み合わせて搭載し、1つの機能回路として基板等に搭載するIC化がすすめられている傾向にある。
【0008】
しかしこのICパッケージは、ICとディスクリート部品とを凝縮し連結して小型化を図ったものである。即ち、基板上に平面思考・水平思考で各IC機能を重ね合わせて搭載したようなものであり、言わば一定面積の上に、平屋に代えてせいぜい二階建てまたは三階建てを建てたようなものであって、重合型ハイブリッド構造に過ぎないものである。
【0009】
そのため、縮小化されつつある基板上で、従来タイプのICパッケージが占めるスペースは未だに60パーセントを越えており、その他の周辺部品の設置との間で、いかに効率良く部品配列をするかが問題となっている。
【0010】
またこの技術では、ICパッケージを現在のもの以上に高密度・高機能を図って、より一層の軽・薄・短・小化を果たすには限度がある。現時点での軍事・産業・民生各分野の製品については対応可能であるとしても、今後各分野で必要となるより一層の高密度・高機能化、軽・薄・短・小化を図った未来思考型のシステムICパッケージを、という要請に応えることができない。
【0011】
本発明は、上記従来のICパッケージがもつ問題点の解決を課題としたものである。即ち本発明の目的は、従来のものと比較して、より一層の高密度・高機能化を果たしながら、小型・軽量化をも図れる立体凝縮型のキュービック状ICパッケージを提供することにあり、これにより将来の軍事・産業・民生各分野の製品に使用可能な、システムICへの対応ハードを容易に提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
a)本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの第1は、
必要な数のICパッケージ1を、キュービック状の中核体6の外側面に配置して、それを非導電材製のキュービック状の収容体2の中央部に内蔵させ、
上記各ICパッケージ1の各接続端子3を、キュービック状収容体2から露出させて、基板9の接続端子10へおよび/または他の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの接続端子3へ接続可能としたものである。
【0013】
b)本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの第2は、
必要な数のICパッケージ1を、キュービック状の中核体6の外側面に配置して、それを非導電材製のキュービック状の収容体2の中央部に内蔵させ、
上記各ICパッケージ1の各接続端子3を、キュービック状収容体2から露出させて、基板9の接続端子10へおよび/または他の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの接続端子3へ接続可能とし、
かつ、キュービック状収容体2の各角部から、キュービック状中核体6の空所7へ通じる如く、放熱手段としてパイプ状の放熱用通気孔5を形成したものである。
【0014】
c)本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの接続に使用するコネクター部品Bは、
片側面に、キュービック状パッケージAの接続端子3ヘの接続端子8を有し、他側面に、他のキュービック状パッケージAの接続端子3への接続端子15、または基板9の接続端子10への接続端子11を備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
上記構成の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAにおいて、キュービック状とは立体型のものを指し、例えば立方体が原則であるが、それに限らず直方体としてもよい。
【0016】
また上記キュービック状の収容体2は非導電材製とし、例えばシリコン樹脂、エポキシ樹脂その他の樹脂材やセラミック製とするのがよい。このキュービック状の収容体2の大きさは、例えば標準型のICパッケージの場合であれば、通常は10〜12mm角程度で、ミニモールドタイプのICパッケージの場合なら3mm角程度とすればよい。
【0017】
上記で、キュービック状収容体2内に収容されるICパッケージ1の数は、キュービック状の中核体6の外側面の数に対応して、通常の大きさのものなら6個以下とする。その内で比較的有効なものは3ないし6個、最も有効なのは6個を設ける場合であり、キュービック状の中核体6の外側面になるように配置しておけばよい。
【0018】
例えば中空のキュービック状の中核体6の各外側面に、ICパッケージ1を貼付すればよいが(例えば図1,図2参照)、6個の場合には各ICチップの側縁部を接着して、キュービック状の中核体6を形成するようにしてもよい。
【0019】
なお、キュービック状の中核体6の各外側面にICパッケージ1を1個ずつ配置するのが通常であるが、例えばミニモールドのような超小型チップの場合は、1外側面に二連型のように複数個を貼付するようにしてもよい。上記いずれの中核体6も、ICチップの冷却のために、キュービック状の中空状にしておくのがよい。
【0020】
上記放熱手段5としては、例えば放熱用通気孔を設けることが望ましく、キュービック状の収容体2の8箇所の各角部から、内部のキュービック状の中核体6の内側へ向けて、パイプ状に貫通したものを形成しておくのがよい(例えば上記図1,図2参照)。
【0021】
そして、この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAは、キュービック状の収容体2の側部に形成した各接続端子3により、それ自体でまたは別体のコネクターを部品Bを介して、基板9側の接続端子10や他のキュービック状ICパッケージAの接続端子3と接続可能としてある。この接続端子3は、リードやピンを有するものでも、金属製のものに限らずフレキシブルな樹脂フィルムのタブテープを利用したものでもよい。
【0022】
また上記キュービック状ICパッケージAの接続端子3は、例えばQFP(quad flat package)では、キュービック状の収容体2に形成した凹所である開口部12から露出させておくのがよい(例えば図1参照)。しかし、例えばPGA(pin grid array)では、キュービック状の収容体2の各側面から接続端子3を側方へピン状に突出させて、差し込み型としてもよいし(例えば図6参照)、またBGA(ball grid array)やCSP(chip size package)では、キュービック状の収容体2の各側面に接続端子3を点状(ボール状)に露出させて、表面実装型としてもよい(例えば図8参照)。
【0023】
他方、上記コネクター部品B側の各接続端子は、上記立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの接続端子3や基板10の接続端子11に対応したものとするが、その大きさは正面から見てキュービック状の収容体2の一面より少し小さめの正方形状としておくのがよい。
【0024】
該コネクター部品Bの片側面には、キュービック状ICパッケージAの接続端子3に対応する接続端子8を有し、他側面には他のキュービック状ICパッケージAの接続端子3、または基板9側の接続端子10に接続可能な接続端子8,11を有するものにすることが望ましい。
【0025】
なお、キュービック状ICパッケージAとコネクター部品Bとの間の接続に関し、例えばQFP用のコネクター部品Bでは、キュービック状ICパッケージAの凹所である開口部12へ係合可能な凸部13,14を形成して、その外側面に接続端子8,15を形成しておくのがよい(上記図3,4参照)。
【0026】
しかしそれに限らず、キュービック状ICパッケージAの側面に、コネクター部品Bの凸部13のような凸部を形成し、コネクター部品Bに、キュービック状ICパッケージAの開口部12のような凹部を形成して係合可能としておいてもよい。両者A,B間でのこの凹・凸部の関係は、他のPGAやBGA等用のものについても当てはまることである。
【0027】
この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAは、基板9の基板回路または他のキュービック状ICパッケージAの収容体2との間で着脱可能としておくのがよいが、固定化してもよい。その場合に、例えばQFPでは接続に用いない開口部12があれば、非導電性樹脂を注入しておけばよいが、冷却のために開口させておいてもよい。またPGAやBGA等でも、用いない接続端子が予め判っておれば、接続端子が露出しないように製造し、また露出したものでも後に非導電性樹脂を塗布しておけばよいが、冷却のため開口部を空けたままにしておいてもよい。
【0028】
次に、上記立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの使用方法の例を説明する。
まず、この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAを単体として使用する場合は、プリント基板9のスルホール等の接続端子10へ接続させればよい。
【0029】
これには、例えば上記QFPでは、キュービック状ICパッケージAの接続端子3に、1つのコネクター部品B1の片側の接続端子8を接続させ、かつ、該コネクター部品B1の他側の接続端子15を、プリント基板9のスルホール等の接続端子10へ接続させればよい(例えば図5の最下段のものを参照)。
【0030】
また、この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAを2個以上使用する場合には、1つめのキュービック状ICパッケージAの片側の接続端子3に、上記の如く1つめのコネクター部品B1の片方の接続端子8を接続させて、該コネクター部品B1の他側の接続端子15を基板9の基板回路4の接続端子10へ接続させる。
【0031】
そして該キュービック状ICパッケージAの他側の接続端子3に、2つめのコネクター部品B2の片側の接続端子8を接続させ、該コネクター部品B2の他側の接続端子15に、2つめのキュービック状ICパッケージAの片側の接続端子3を接続させる。同様の接続を繰り返すことにより、この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAが、さらに縦方向へ高密度に集積して積み重ねられていくことになる(例えば上記図5参照)。
【0032】
上記はQFPの場合の説明であるが、PGAの場合もコネクター部品Bを用いて上記とほぼ同様に順次に縦方向へ接続することができる(例えは図7参照)。またBGAの場合には、それに対応したコネクター部品Bを用いてもよいが、それを用いず直接に、他のキュービック状ICパッケージAの接続端子3、または基板9の点状(ボール状)の接続端子15との間で、半田同士を溶かして表面実装していける(例えば図9参照)。
【0033】
上記立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAは、それを縦方向へ積み重ねるだけでなく、側部の各接続端子3をも使用することで、横方向へも接続することができて、立体的に組み合わせてフレキシブルに回路形成ができる。これにより、例えば縦長状・横長状・十字状等の任意に接続が行えて、より一層の立体凝縮化を図れる(例えば上記図5・図9図参照)。
【0034】
上記の如く、この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAを、立体的に順次に接続していくことにより、従来の基板上での平面的な2次元配置と異なって、立体的な3次元配置にすることが可能となる。即ち、この本立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAによれば、言わば同じ敷地面積上に平屋を建てる場合と高層住宅を建てる場合の差のように収容量が格段に増えて、システムIC化も容易となってくる。
【0035】
またこの立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAでは、内部のICパッケージ1毎に接続端子3を有するから、基板上のプリント配線回路を介さずに、他のキュービック状ICパッケージAやプリント基板9へ直接に接続することが可能となっている。これにより、このキュービック状ICパッケージAでは、基板上の配線回路の大半が不要となり、配線回路のための無駄なスペースを省略して、より一層の小型・短縮化を図れることになる。
【0036】
しかも本立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAは、各々内部に放熱手段5を有しているが、特にICパッケージ1を中核体6に3個以上有するものでは、コネクター部品Bで接続することにより、各立体凝縮型のキュービック状ICパッケージA間に一定の間隔が生じる(例えば上記図5参照)。
【0037】
これにより、各立体凝縮型のキュービック状ICパッケージA間に、言わばビル風が吹く如く気流が生じて放熱・冷却作用が行われることになり、ICパッケージが冷却され、レスポンスの遅延や誤作動を防止させることにもなる。別に冷却ファンを設ければ、この作用は一層大きい。
【0038】
なお、上記はICパッケージ1をキュービック状の収容体2へ収容したが、独立したトランジスタ・ダイオード・抵抗・コンデンサ等のディスクリート部品についても、別体のキュービック状の収容体へ収容して、接続可能としておくことも可能である。
【0039】
【実施例】
図1ないし図9は、本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの実施例を示すが、その内の図1ないし図5は図示し易いQFPで説明したものである。またここでは、キュービック状の収容体2へ収容されたICパッケージ数が、6個である場合を示している。
【0040】
ここでの各ICパッケージ1は、内部に集積された回路等とインナーリード部をワイヤーボンディングし、樹脂モールドしたものである。ここではQFP型のもので、ICパッケージ1の側方へ突出した各アウターリード部は、モールド樹脂の外側で直角状に折り曲げられ、側方からみてU字状をなしている。
【0041】
上記6個のICパッケージ1は、図1・図2で示す如く、非導電材であるここではセラミック製板で形成したキュービック状(ここでは立方体状)の中核体6の各外側面に、各1個ずつを背面で貼付してある。
【0042】
上記のようにICパッケージ1を貼付したキュービック状の中核体6を、非導電材製ここではシリコン樹脂製でキューブ状(ここでは立方体状)のキュービック状の収容体2の中央部に内蔵させておく。ここでは、上記中核体6をキュービック状の型枠内に入れて樹脂モールドして、キュービック型パッケージとしている。
【0043】
上記キュービック状の収容体2は、図1・図2で示すように、いずれの側面にも四角凹所状の各開口部12を形成してあり、中核体6の各側面の各ICパッケージ1の各アウターリード部の各先端部を、各開口部12で内部面に露出させてある。その各先端部は、基板9側への接続端子3、または他の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAとの接続端子3となっている。
【0044】
さらに、該立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAには、その形成時に8箇所の各角部から、キュービック状の中核体6の8箇所の各角部を経て中空の該中核体6内へ通じる如く、放熱手段としてパイプ状の通気孔5を貫通させてある。
【0045】
この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAは、基板回路や他の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAと接続するには、別体のコネクター部品Bを用いて行なえばよい(但し、半田等を用いた固定接続とすることも可能である)。
【0046】
そのコネクター部品Bは2種類のものを用意しておく。1つめのコネクター部品B1は、図3で示したように、正面から見ればキュービック状の収容体2の一面より少し小さめの正方形状をし、その片側面には他のキュービック状ICパッケージAの開口部12へ係合可能な凸部13を有して、その外側面に接続端子8を設けてあり、他側面には基板9のスルホール等の接続端子10へ差し入れて接続可能な接続端子11を突設してある。
【0047】
2つめのコネクター部品B2は、図4で示す如く、正面から見ればキュービック状の収容体2の一面より少し小さめの正方形状をし、その両側面には各々、他のキュービック状ICパッケージAの開口部12へ係合可能な凸部13,14を有して、その各外側面に各々接続端子8,15を設けたものである。
【0048】
この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの幾つかを接続するには、図5で示すように、1つめのキュービック状ICパッケージAの開口部12に、上記1つめのコネクター部品B1の凸部13を係合させて接続端子3,8同士を接続させ、かつ該コネクター部品B1の他方の接続端子11を基板9のスルホール等の接続端子10へ差し入れて接続する。
【0049】
続いて上記1つめのキュービック状ICパッケージAの他方の開口部12の接続端子3に、2つめのコネクター部品B2の凸部13の接続端子8を接続させ、該コネクター部品B2の他方の凸部14の接続端子15に、2つめのキュービック状ICパッケージAの開口部12の接続端子3を接続させる。
【0050】
さらに、3つめのキュービック状ICパッケージAをその上に接続するには、上記2つめのキュービック状ICパッケージAの上側の開口部12の接続端子3に、3つめの上記と同じコネクター部品B2の凸部13の接続端子8同士を接続させ、該コネクター部品B2の他方の凸部14の接続端子15に、3つめのキュービック状ICパッケージAの開口部12の接続端子3を接続させればよい。
【0051】
また上記1つめのキュービック状ICパッケージAの右側に隣接して、4つめのキュービック状ICパッケージAを接続するには、上記1つめのものと同様にして1つめのコネクター部品B1を介して プリント基板9と接続すればよい。
【0052】
さらに、この4つめのキュービック状ICパッケージAを、上記1つめのキュービック状ICパッケージAと接続する場合には、1つめのキュービック状ICパッケージAの右側面の接続端子3に、上記2つめと同じコネクター部品B2の接続端子8を接続し、該コネクター部品B2の他側面の接続端子15を、この4つめのキュービック状ICパッケージAの左側面の接続端子3と接続させればよい。同様にして、この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAを、図5で示すように縦方向や横方向へ繰り返し接続していけばよい。
【0053】
上記立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAで、接続しない接続端子3がある場合は、空になる開口部12には例えば非導電性の樹脂材を充填させ、閉塞した状態にしておくが、冷却のため空けておいてもよい。
【0054】
次に図6および図7は、PGAの場合の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの実施例を示す。ここでも6個のICパッケージが、詳細は上記と同様であるため図示は省略したが、セラミック製板のキュービック状の中核体6の各外側面に、各1個ずつを背面で貼付してある。
【0055】
上記ICパッケージ1を貼付したキュービック状の中核体6を、上記と同様に非導電材製ここではシリコン樹脂製のキュービック状収容体2の中央部に内蔵させてあり、図6で示すように該キュービック状の収容体2の各側面から側方へ、内部の各ICパッケージ1からピン状の接続端子3が突出している。
【0056】
この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAも、上記のものと同様に8箇所の各角部からキュービック状の中核体6の8箇所の各角部を経て中空の該中核体6内へ通じる如く、放熱手段としてパイプ状の通気孔5を貫通させてある。
【0057】
そしてこのキュービック状ICパッケージAの接続は、接続の途中の状態である図7で示す如く、そのピン状の接続端子3をプリント基板9の接続端子に差し込み式に接続すると共に、このキュービック状ICパッケージAの上側面の接続端子3を、コネクター部品Bの一側面の接続端子に接続し、該コネクター部品Bの上側面の接続端子に他のキュービック状ICパッケージAの接続端子3を接続させればよい。これを、上方向や横方向へ続けることで、上記図5で示したものと同様に、より一層の立体凝縮型のものになる。
【0058】
次に図8および図9は、BGAの場合の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAの実施例を示す。ここでも6個のICパッケージが、詳細は上記と同様であるため図示は省略したが、セラミック製板のキュービック状の中核体6の各外側面に、各1個ずつを背面で貼付してある。
【0059】
上記ICパッケージ1を貼付したキュービック状の中核体6を、非導電材製ここでもシリコン樹脂製のキュービック状の収容体2の中央部に内蔵させてあり、該キュービック状の収容体2の各側面には、図8で示すように内部の各ICパッケージ1の接続端子からの接続端子3が点状(ボール状)に突出している。
【0060】
この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージAも、上記のものと同様に、8箇所の各角部からキュービック状の中核体6の8箇所の各角部を経て中空の該中核体6内へ通じる如く、放熱手段としてのパイプ状の通気孔5を貫通させてある。
【0061】
そしてこのキュービック状ICパッケージAの接続は、ここでは図9で示す如く、その点状の接続端子3をプリント基板9の接続端子に半田を溶かして、表面実装式に直接に接続すると共に、このキュービック状ICパッケージAの他側の接続端子3に、他のキュービック状ICパッケージAの点状の接続端子3を同じく表面実装式に直接に接続させている。これを、図9のように上方向や横方向へ続けることで、より一層の立体凝縮型のものになる。
【0062】
なおキュービック状ICパッケージA間の接続を、QFPの場合に限らずPGAやBGAの場合も、コネクター部品Bを介して行うようにしてもよいことは上記のとおりである。それらの場合にはいずれも、各キュービック状ICパッケージA間の隙間を、言わばビル風が吹く如く気流が生じて放熱・冷却作用が行われることになるのも、上記のとおりである。
【0063】
【発明の効果】
以上で明らかなように、本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージは、従来のものと比較してより高密度・高機能にできると共に、小型・軽量化を図ることができ、将来の軍事・産業・民生各分野用の製品にも対応できる。
【0064】
即ち、ICパッケージが基板上で占めるスペースは、未だ60パーセントを越えており、他の周辺部品との間で言わば設置場所の取り合いが行われている。しかしこれまでのICパッケージは、ICとディスクリート部品とを凝縮し連結して小型化を図ったものであり、重合型ハイブリッド構造に過ぎず、基板上に言わば平面思考・水平思考で建物を建てたようなもので、より一層の高密度・高機能と小型・軽量化を図ることは無理であった。
【0065】
これに対して、本発明の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージは、必要数のICパッケージを非導電材製でキューブ状の収容体内に内蔵させ、各ICチップからの接続端子を、キュービック状の収容体の少なくとも一側部で露出させて、プリント基板または他のキュービック状ICパッケージと接続可能とし、かつ該キュービック状収容体内にICチップの放熱手段を設たものである。
【0066】
そのため、1)この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージは、単独での使用も勿論できるが、2個以上を立体的に組み合わせて接続することができる。これにより、例えば通常の大きさのICパッケージなら、6個までを内蔵した立体凝縮型のキュービック状ICパッケージを製作できて、より一層の高密度・高機能化を図れるから、未来思考型のシステムIC化を容易に実現できるようになる。
【0067】
2)この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージは、基板上に単独で設置できることは勿論であるが、2個以上を特に縦方向へ積み重ねて設置することができるから、基板上での設置スペースを大幅に縮小することができる。これによって、基板上で他のICパッケージやディスクリート部品との間で設置場所を取り合うようなことが無くせる。
【0068】
また同じ設置スペースなら上方へ積み重ねることにより、言わば一定の敷地上に平屋に代えて高層ビルを建てるのと同様に、収容量を格段に増やすことができて、余裕をもって機能・用途の増大に対応でき、かつ基板上で電子部品の設置場所を取り合うようなことを無くせる。
【0069】
3)この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージは、内部のICパッケージ毎に接続端子を有しており、プリント基板の配線回路を介さずに、プリント基板または他の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージと直接に接続できる。
【0070】
これにより、従来と異なり基板上の大半が不要となり、より一層の小型・短縮化を図ることができると共に、縦・横方向へフレキシブルに組み合わせることができる。その結果、モバイル型のコンピュータや電話、その他の電化製品の小型・短縮化を図れるし、さらに特殊な用途として、例えば宇宙機器や人間型ロボットへの内蔵部品等としても用いることができる。
【0071】
4)この立体凝縮型のキュービック状ICパッケージは、内部に放熱・冷却手段を有しており、しかもコネクター部品を介して立体的に接続した場合は、各立体凝縮型のキュービック状ICパッケージ間に一定の間隔が生じる。これで、各キュービック状ICパッケージ間には、言わばビル風の如く気流が生じるから、より一層の放熱・冷却効果が発揮できて、レスポンスの遅延や誤作動も防止することができる。
【0072】
5)なお、上記はICパッケージをキュービック状収容体へ収容した場合であるが、それに限らず、独立したトランジスタ・ダイオード・抵抗・コンデンサ等のディスクリート部品についても、別体のキュービック状の収容体へ収容して、接続可能としておくこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの実施例を、QFPで示す拡大斜視図である。
【図2】図1で示したものの横断平面図である。
【図3】1つめのコネクター部品の実施例を示す拡大斜視図である。
【図4】2つめのコネクター部品の実施例を示す拡大斜視図である。
【図5】図1で示したものの接続状態例を示す一部縦断拡大正面図である。
【図6】本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの実施例を、PGAについて示す拡大斜視図である。
【図7】図6で示したものの接続状態例を示す拡大正面図である。
【図8】本発明に係る立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの実施例を、BGAについて示す拡大斜視図である。
【図9】図8で示したものの接続状態例を示す拡大正面図である。
【符号の説明】
A−キュービック状ICパッケージ
B−コネクター部品
B1−コネクター部品
B2−コネクター部品
1−ICパッケージ
2−収容体
3−接続端子
5−放熱手段
6−中核体
7−空所
8−接続端子
9−基板
10−接続端子
11−接続端子
12−開口部
13−凸部
14−凸部
15−接続端子
Claims (3)
- 必要な数のICパッケージ1を、キュービック状の中核体6の外側面になるように配置して、それを非導電材製のキュービック状の収容体2の中央部に内蔵させ、
各ICパッケージ1の各接続端子3を、キュービック状収容体2から露出させて、基板9の接続端子10へまたは/および他のキュービック状ICパッケージの接続端子3へ接続可能としたことを特徴とする、立体凝縮型のキュービック状ICパッケージ。 - 必要な数のICパッケージ1を、キュービック状の中核体6の外側面になるように配置して、それを非導電材製のキュービック状の収容体2の中央部に内蔵させ、
各ICパッケージ1の各接続端子3を、キュービック状収容体2から露出させて、基板9の接続端子10へまたは/および他のキュービック状ICパッケージの接続端子3へ接続可能とし、
かつ、キュービック状収容体2の各角部から、キュービック状中核体6の空所7へ通じる如く、放熱手段としてパイプ状の放熱用通気孔5を形成したことを特徴とする、立体凝縮型のキュービック状ICパッケージ。 - 請求項1または2に記載の立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの接続に使用するコネクター部品であって、
片側面に、キュービック状パッケージの接続端子3ヘの接続端子8を有し、他側面に、他のキュービック状パッケージの接続端子3への接続端子15、または基板9の接続端子10への接続端子11を備えてなる、立体凝縮型のキュービック状ICパッケージの接続に使用するコネクター部品。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002168048A JP2004014891A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 立体凝縮型のキュービック状icパッケージ、およびコネクター部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002168048A JP2004014891A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 立体凝縮型のキュービック状icパッケージ、およびコネクター部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004014891A true JP2004014891A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30435060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002168048A Pending JP2004014891A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 立体凝縮型のキュービック状icパッケージ、およびコネクター部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004014891A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109378302A (zh) * | 2018-08-24 | 2019-02-22 | 中国电子科技集团公司第二十九研究所 | 一种散热共形电路及其制造方法 |
JP2019169609A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | 株式会社東芝 | 半導体装置 |
-
2002
- 2002-06-10 JP JP2002168048A patent/JP2004014891A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019169609A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | 株式会社東芝 | 半導体装置 |
CN109378302A (zh) * | 2018-08-24 | 2019-02-22 | 中国电子科技集团公司第二十九研究所 | 一种散热共形电路及其制造方法 |
CN109378302B (zh) * | 2018-08-24 | 2020-07-07 | 中国电子科技集团公司第二十九研究所 | 一种散热共形电路及其制造方法 |
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