JP2004014546A - 電子機器の外装構造 - Google Patents

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JP2004014546A
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resin
case
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soft resin
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JP2002161433A
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Wataru Nakamura
中村 渉
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】部品点数を減らし、部品費の削減、工数の削減を図り、コストダウンを図るため、軟質樹脂と硬質樹脂とを連設して一体のケースを形成した電子機器の外装ケースにおいて、記録媒体を適切な位置に配置した電子機器の外装構造を提供する。
【解決手段】軟質樹脂11と硬質樹脂12とを連接して一体にケースを形成した電子機器の外装ケース1において、記録媒体の収納場所50を電子機器のリア側30又はサイド側の硬質樹脂の部分に配設し、製作が容易で、正面側のデザインを害しないようにした。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子機器の外装構造に関する。さらに詳しくは、軟質樹脂と硬質樹脂とを連設して一体のケースを形成した電子機器の外装ケースの構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器の外装においてキャビネット、操作ボタン等を硬質樹脂と軟質樹脂の2種類の樹脂をつなぎ合わせて一体に形成し、部品点数の削減、組み立て工数の削減をはかり、コストダウンに寄与するようにした外装構造が知られており、このような2種類の樹脂を2色の色変わりに着色して意匠性を高めたものがある。また、ヒンジ付き一体成形によるキャビネット構造とし、部品点数削減を図ったものがある。
【0003】
特開平7−40960号公報には、本体部と蓋部とが一体成形されたプラスチック容器の本体部と蓋部とのヒンジ構造が開示されている。このような技術は、フロント側とリア側のキャビネットをヒンジで繋いで全体を展開した形状の電子機器の一体成形キャビネット構造にも適用することができる。すなわち、フロント側とリア側キャビネットをヒンジで結合した形式のキャビネットを一体成型し、ヒンジの部分で折り曲げて表裏一体の外装ケースを形成する。
【0004】
従来、通常の電子機器の外装構造は、フロント側とリア側のキャビネットに分かれている。このような外装構造ではリア側に種々の部品を配設したものがある。しかし、上述のヒンジ付き一体成形によるキャビネット構造においては、リア側に種々の部品を配設した構造のものは従来、知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、電子機器の部品点数を減らすことにより、部品費の削減、工数の削減を図り、従来技術に対しコストダウンを図った外装構造として、軟質樹脂と硬質樹脂とを連設して一体のケースを形成した電子機器の外装ケースがある。
【0006】
本発明はこのような電子機器の外装ケースにおいて、記録媒体を適切な位置に配置し、合理的に形成した、電子機器の外装構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、軟質樹脂と硬質樹脂とを連設して一体のケースを形成してなる電子機器の外装ケースにおいて、記録媒体の収納場所を電子機器のリア側又はサイド側に配設したことを特徴とする電子機器の外装構造である。
【0008】
電子機器の外装ケースにおいて、硬質樹脂と軟質樹脂の2色成形で一体のケースの展開形状を成形し、軟質樹脂のヒンジ形状を設け、このヒンジ部でリア側とフロント側を折り畳んで合わせることによって、ケースを形成する。さらに軟質樹脂にて操作ボタン、滑り止め部、又はデザイン的形状を一体成形することにより、部品点数、組み立て工数の削減を図り、コストダウンを図ることができる。本発明はこのような外装構造において、記録媒体をリア側又はサイド側に配設視、ケースの制作が容易で、フロント側のデザインを害することのない合理的な構造を得た。
【0009】
【発明の実施の形態】
電子機器の外装は、外郭ケースとしての強度、形状、機能を有し、操作機能が優れ、デザイン的にもすぐれた意匠性を有することが必要である。従来、電子機器の外装ケースは、それぞれ個々の部品で形成し、ビス、溶着、接着等で固定するようになっていた。
【0010】
本発明は、電子機器の外装ケースを硬質樹脂と軟質樹脂の2種類の樹脂を連設して一体2色成形し、部品点数を減らすことにより、部品費の削減、工数の削減を図り、従来技術に対しコストダウンをはかった外装構造に適用されるものである。本発明では、記録媒体の収納部を外装ケースのリア側又はサイド側に配置することにより、一体キャビネットを構成する上で、形状的に影響を受けることが最も少なく、正面のデザインを害することなく、余分な部品を必要としない構造とした。
【0011】
硬質樹脂としては、例えば、ABS樹脂やポリカーボネート樹脂等を用いることができ、軟質樹脂としては、例えば、エラストマー樹脂を用いることができる。このような硬質樹脂と軟質樹脂とを外装ケースのそれぞれの部分の機能に合わせて、各部に配設し、これらを連設させて一体に成形する。樹脂を色分けして2色成形としてもよい。機能に応じて、強度が必要な部分は硬質樹脂を用い、折り曲げ部、操作部材、緩衝部、滑り止め部等は軟質樹脂にて構成するとよい。折り曲げ部や操作部等の動く部分は、軟質樹脂を局部的に薄肉化して形成すると好適である。このような一体成型品は、箱状のケースを展開した形状の金型を製作し、これを用いて成形する。ケースを成形した後、その中に内容物を組み込み、折り曲げ部を内側にたたみ込み、製品とする。
【0012】
記録媒体の収納部は、硬質樹脂で構成した方が、設計的にも従来技術を利用することができ、軟質樹脂部を使うより別部品の必要性も少なくなる。本発明の構造では硬質樹脂の面積を有効に利用することができ、デザイン的にも有利にするため、リア側又はサイド側に配設する。
【0013】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は実施例の外装ケース1を展開して一体成形した状態を示す斜視図である。図中、ハッチングを施して示した部分は軟質樹脂11を示し、ハッチングのない部分は硬質樹脂12を示している。図の中間部40に設けた軟質樹脂ヒンジ折り曲げ部13、14を折り曲げると、図の上半分はケースのフロント部20となり、下半分はリア部30となる。フロント部20とリア部30に跨って配置されている軟質樹脂11で形成されている部分は、電子機器を手で保持するグリップ部を形成し、軟質樹脂11はすべり止め効果を奏する。また、この部分は美感を与えるデザイン的な形状、色彩に形成する。フロント部20には、操作部材21、デザイン部22が設けられ、これらには軟質樹脂11を配設してある。
【0014】
リア部30には、操作部材31、32、33が軟質樹脂で形成されており、硬質樹脂の部分に記録媒体収納部50、記録媒体収納部蓋51が設けられる。蓋51は別体とし矢印52で示すように進入させて取付けるようにするとよい。
【0015】
本発明では電子機器の外装ケースを、硬質樹脂と軟質樹脂の2色成形で一体のケース展開形状に成形し、フロント部とリア部をつなぐ軟質樹脂のヒンジ形状を設け、このヒンジを折りたたむことによって、ケースを形成する。この外装ケースの軟質樹脂の部分に操作部材、デザイン部材を設け、部品点数の削減、工数の削減をはかり、コストダウンを図る。一方リア部の硬質樹脂の部分に記録媒体の収納部を一体に設け、これを予め組み込んで外装ケースを製造し、合理的な外装ケースを得ることができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、硬質樹脂と軟質樹脂を配設した一体のケース展開形状を成形し、軟質樹脂のヒンジ形状を設けて折り畳むようにした電子機器の外装構造において、記録媒体の収納場所を電子機器のリア側又はサイド側に配設し、構造がもっとも合理的になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の外装ケースの斜視図である。
【符号の説明】
1  外装ケース
11  軟質樹脂
12  硬質樹脂
13、14  ヒンジ折曲げ部
20  フロント部
21  操作部材
22  デザイン形状
30  リア部
31、32、33  操作部材
40  中間部
50  記録媒体収納部
51  記録媒体収納部蓋
52  矢印

Claims (1)

  1. 軟質樹脂と硬質樹脂とを連設して一体のケースを形成してなる電子機器の外装ケースにおいて、記録媒体の収納場所を電子機器のリア側又はサイド側に配設したことを特徴とする電子機器の外装構造。
JP2002161433A 2002-05-31 2002-06-03 電子機器の外装構造 Pending JP2004014546A (ja)

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