JP2004013956A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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JP2004013956A
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Sukemi Hotta
堀田 祐巳
Koji Naraoka
奈良岡 宏二
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Abstract

【課題】サスペンション部材により片持ち状態で支持したレンズホルダを電磁駆動方式によりサーボ制御するようにした光ピックアップ装置における前記サスペンション部材の支持アームの剛性を低くし、発生したピッチング共振ならびにヨーイング共振をダンピングして安定したサーボ制御が可能となるようにした信頼性の高い光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】ヨークベース4に固定したサスペンションホルダ5の背面にサスペンション部材3の一端を固定する支持アーム6を配置し、前記サスペンション部材3の他端を対物レンズ2を保持したレンズホルダ1に固定してなり、該レンズホルダ1を電磁駆動方式によりサーボ制御することにより前記対物レンズを変位させて光ディスクに対するビームスポットの照射位置を調整するようにした光ピックアップ装置において、前記サスペンションホルダ5と支持アーム6の一体成形構造であって、サスペンション部材3のジッタ方向への変位に対し、前記支持アーム6の追従性を向上する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)あるいはオーディオ機器などに内蔵され、光ディスクに対して情報の記録または再生を行う光ピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パソコン、オーディオ機器などにおいて、情報の記録または再生を行うため、その媒体として一般に光ディスクが用いられる。この光ディスクは、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)に代表され、この光ディスクの記録面に光ピックアップ装置からビームスポットを照射して得られた光信号を電気信号に変換処理するようにしている。
【0003】
図8は従来の光ピックアップ装置ならびに光学系部品の構成の概要を示す図であり、図9に光ピックアップ装置の組立状態の斜視図を示す。同図において符号Aは光ピックアップ装置、符号Bは半導体レーザ素子、そして符号Cはディテクタを示す。前記半導体レーザ素子Bから発射された光ビームは、複数のミラー系、レンズ系の光学部品を経由して光ピックアップ装置Aの対物レンズまでの光路を辿り、光ディスクの記録面にビームスポットを形成する。
【0004】
前記光ピックアップ装置Aは、対物レンズ102を保持したレンズホルダ101の両側が上下一対のサスペンション部材105の一端に固定され、一方、このサスペンション部材105の他端は、ヨークベース103に固定したサスペンションホルダ104の背面に配置した支持アーム105に固定されているため、レンズホルダ101は揺動可能に支持された状態となる。なお、前記支持アーム105は柔軟性を具えたPCB基板(プリント配線基板)により構成されている。
【0005】
そして、レンズホルダ101にはフォーカス駆動コイル107およびトラッキング駆動コイル108を備え、ヨークベース103に固定された永久磁石109・110の磁界との相互作用による電磁駆動方式によりレンズホルダ全体がフォーカス方向およびトラッキング方向にサーボ制御されるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようにレンズホルダを左右両側から4本のサスペンション部材で支持する方式は、フォーカス方向およびトラッキング方向への1次共振のほかに、可動部の重心周りのモーメント方向への共振モードが存在する。これは可動部の重心を通りジッタ方向と平行な軸周りのローリング共振、ラジアル方向と平行な軸周りのピッチング共振、フォーカス方向と平行な軸周りのヨーイング共振の3モードとなる。
【0007】
ところで、このモーメント方向の共振であるピッチング共振、およびヨーイング共振によるサーボ特性への悪影響を緩和するため、以下のような方法が一般に採用されている。即ち、可動部にピッチング共振、あるいはヨーイング共振が発生したとき、サスペンション部材は長手方向(ジッタ方向に平行な方向)に伸縮する挙動を示すため、このサスペンション部材を低剛性で柔軟性を具えたPCB基板などによる支持アームに固定するようにしている。これにより、ピッチング共振、あるいはヨーイング共振が発生しても、サスペンション部材の伸縮挙動を支持アームで吸収してダンピングするようにしている。
【0008】
ところで、このようなサスペンション部材による支持構造のレンズアクチュエータの製造は、レンズホルダおよびサスペンションホルダを樹脂材料によりモールド成形する際にサスペンション部材をインサート成形により一体成形することが望ましい。これは、一体成形により各部品間の相対的位置精度を向上することができるため、最終的に対物レンズの位置や傾き精度を向上することができ、可動部となるレンズホルダをフォーカス方向、およびトラッキング方向に変位させたときに発生する対物レンズの傾きを抑制することができるためである。
【0009】
しかしながら、このようにサスペンション部材をインサート成形によりレンズホルダおよびサスペンションホルダとともに一体成形する場合は、サスペンション部材がサスペンションホルダに直接固定されるため、従来の構造のような柔軟性を具えた支持アームとすることができず、サスペンション部材の伸縮挙動を吸収してダンピングすることができなかった。
【0010】
本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたものであり、レンズホルダおよびサスペンションホルダとともにサスペンション部材を一体成形する場合においても、このサスペンション部材の支持アームに柔軟性を付与するようになし、サスペンション部材の伸縮挙動を吸収してダンピング効果が得られるようにすることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、ヨークベースに固定したサスペンションホルダの背面にサスペンション部材の一端を固定する支持アームを配置し、前記サスペンション部材の他端を対物レンズを保持したレンズホルダに固定してなり、該レンズホルダを電磁駆動方式によりサーボ制御することにより前記対物レンズを変位させて光ディスクに対するビームスポットの照射位置を調整するようにした光ピックアップ装置において、前記サスペンションホルダと支持アームの一体成形構造であって、サスペンション部材のジッタ方向への変位に対し前記支持アームの追従性を向上するようにする。そして、前記支持アームの追従性を向上するため、支持アームの主体部を低質量とするステム状、あるいは低剛性の素材により形成する。また、前記構成において、サスペンションホルダにサスペンション部材を保持する緩衝材を装填するようになし、上記課題を解決する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図にもとづいて詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の第1実施例の平面図であり、同図において符号1は対物レンズ2を保持したレンズホルダであり、このレンズホルダ1は共振を防止するため、通常、液晶ポリマなどの弾性率の高い素材により成形される。このレンズホルダ1の両側には上下一対の突起1aが形成されており、この突起1aにサスペンション部材3の一端が固定される。なお、このサスペンション部材3は、一般に断面円形のワイヤ状のものが採用されているが、バネ張力を具えた板状のものも採用し得る。そして、このサスペンション部材3の他端は、ヨークベース4に固定したサスペンションホルダ5の支持アーム6に固定される。
【0014】
ここで、前記サスペンションホルダ5および支持アーム6は、図2に示す形状であって射出成形による合成樹脂の一体成形構造であり、サスペンションホルダ5の両側端の上下に凹溝5aが形成されており、この凹溝5aにゲル状緩衝材7が装填され、サスペンション部材3を保持している。一方、支持アーム6はその主体部が低質量となるよう、ステム6aが形成され、このステム6aがサスペンションホルダ5と一体となっている。したがって、ステム6aが低質量であることにより剛性が低下するので、柔軟性が付与されサスペンション部材3の変位に対する追従性が向上する。
【0015】
このようにしてレンズホルダ1は、支持アーム6に固定したサスペンション部材3により片持ち状態で支持された状態となる。そして、レンズホルダ1にはフォーカス駆動コイル8およびトラッキング駆動コイル9が固定されており、ヨークベース4に固定された永久磁石10・11の磁界との相互作用による電磁駆動方式によりレンズホルダ全体がフォーカス方向およびトラッキング方向にサーボ制御される。なお、本実施例においては、電磁駆動方式としてムービングコイル型の例を開示しているが、永久磁石を可動させるようにしたムービングマグネット型により構成することも可能である。
【0016】
つぎに、図3は本発明の第2実施例の平面図であり、図4に示すごとく支持アーム6の主体部の上下を切り欠いた状態でステム6aを形成するようにしたもので、これにより低質量による剛性の低下を実現するようにしたものであり、第1実施例と同様の作用を期待することができる。
【0017】
ところで、本発明の第1実施例および第2実施例におけるレンズホルダ1、サスペンションホルダ5ならびに支持アーム6は、射出成形手段により同時成形することを前提とするが、このときサスペンション部材3をインサート成形により一体成形するため、図5に示すごとく、一工程でレンズホルダ1とサスペンションホルダ5ならびに支持アーム6が精度良く一体化された状態となる。そして、かかる構成状態において、サスペンションホルダ5の凹溝5aにゲル状緩衝材7を注入装填し、サスペンションホルダ5をヨークベース4に固定して本発明の光ピックアップ装置を完成する。なお、第1実施例ならびに第2実施例は構造的に支持アームの剛性を低下するようにしているが、成形材料を適宜選択して支持アームの剛性を低下させるようにしてもよい。
【0018】
以上のごとくして構成された光ピックアップ装置において、フォーカス駆動コイル8およびトラッキング駆動コイル9に制御電流を通じてサーボ制御がなされてピッチング共振が発生しても、図6に示すごとく支持アーム6がサスペンション部材3に追従してジッタ方向に変位する。これによりサスペンション部材3の伸縮挙動を吸収してダンピングし、ゲル状緩衝材7の制振効果と相俟ってピッチング共振を有効に阻止することができる。
【0019】
また、図7はヨーイング共振が発生している状態を示すもので、この場合においても、支持アームのステム6aがサスペンション部材3に追従して変形するため、支持アームがジッタ方向に変位し、ピッチング共振の場合と同様にヨーイング共振を有効に阻止することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したごとく本発明の光ピックアップ装置によれば、レンズホルダ、サスペンションホルダおよび支持アームを同時成形するとともにサスペンション部材を一体成形し、これにより各部品間の相対的位置精度を向上してレンズアクチュエータを構成した場合においても、サスペンション部材を支持する支持アームの剛性が低くなるようにしたので、ピッチング共振ならびにヨーイング共振により発生するサスペンション部材の伸縮挙動を吸収してダンピングすることができ、安定したサーボ制御を期待することができるなど、信頼性の高い光ピックアップ装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップ装置の第1実施例を示す平面図である。
【図2】図1の要部拡大斜視図である。
【図3】本発明の光ピックアップ装置の第2実施例を示す平面図である。
【図4】図3の要部拡大斜視図である。
【図5】本発明の光ピックアップ装置の完成状態を示す要部断面図である。
【図6】ピッチング共振の状態を示す説明図である。
【図7】ヨーイング共振の状態を示す説明図である。
【図8】従来の光ピックアップ装置を示す平面図である。
【図9】従来の光ピックアップ装置の構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・レンズホルダ
2・・・・・・・対物レンズ
3・・・・・・・サスペンション部材
4・・・・・・・ヨークベース
5・・・・・・・サスペンションホルダ
5a・・・・・・凹溝
6・・・・・・・支持アーム
6a・・・・・・ステム
7・・・・・・・ゲル状緩衝材
8・・・・・・・フォーカス駆動コイル
9・・・・・・・トラッキング駆動コイル
10・11・・・永久磁石

Claims (4)

  1. ヨークベースに固定したサスペンションホルダの背面にサスペンション部材の一端を固定する支持アームを配置し、前記サスペンション部材の他端を対物レンズを保持したレンズホルダに固定してなり、該レンズホルダを電磁駆動方式によりサーボ制御することにより前記対物レンズを変位させて光ディスクに対するビームスポットの照射位置を調整するようにした光ピックアップ装置において、
    前記サスペンションホルダと支持アームの一体成形構造であって、サスペンション部材のジッタ方向への変位に対し、前記支持アームの追従性を向上するようにしたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 支持アームの主体部を低質量とするステム状に形成したことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 支持アームが低剛性の素材であることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  4. サスペンションホルダにサスペンション部材を保持する緩衝材を装填してなる請求項1乃至請求項3記載の光ピックアップ装置。
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