JP2004013803A - デバイス一覧表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本案は、ユーティリティが表示するデバイス情報画面のデバイス表示に関する。ネットワーク接続環境で複数ユーザーが共有使用する場合、デバイス表示の提供する情報はデバイスが検知できるものに限定されている。ここでは情報画面にユーザー入力欄を設け、該入力情報をデバイス情報画面を通じて全ユーザーに提供することによって、より詳細なデバイス情報を共有することを目的とする。
【解決手段】本発明のネットワーク管理ユーティリティは、クライアントまたはサーバー上において、デバイスへ情報通知を要求する情報要求手段と、取得した情報の内容を判別する判別手段と、判別結果を表示装置に出力する制御手段と、該出力を表示する表示手段と、ユーザーの入力を取得する入力手段と、入力された情報を格納する格納手段と、該入力情報を表示する領域を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のネットワーク管理ユーティリティは、クライアントまたはサーバー上において、デバイスへ情報通知を要求する情報要求手段と、取得した情報の内容を判別する判別手段と、判別結果を表示装置に出力する制御手段と、該出力を表示する表示手段と、ユーザーの入力を取得する入力手段と、入力された情報を格納する格納手段と、該入力情報を表示する領域を有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークで接続されているデバイスをクライアントまたはサーバー上で管理するネットワーク管理ユーティリティにおけるデバイスの一覧表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク接続環境において、1つのデバイス、例えばMFP(MultiFunction Peripheral)を複数ユーザーが共有使用する環境が一般的になっている。
【0003】
ネットワーク管理ユーティリティはこのような環境下において、ユーザーがユーティリティ起動することにより、ネットワークを介して接続されているデバイスを自動的に検索し、クライアントまたはサーバー上に検索結果を表示する形態のもので、画面上にデバイス画像、デバイス名、該デバイスの状態を表示する形態が多い。本案は、ユーティリティが表示するデバイス一覧画面のデバイス表示制御に関するものである。
【0004】
現在のデバイス一覧表示は、デバイス画像、デバイス名、該デバイスの状態情報例えばReady/Not Ready などを文字・ビットマップ・アイコン等で表示し、ユーザーは該表示から接続デバイスの状態情報を取得していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザーが取得する情報はデバイス自らが検知できる状態及び資源とジョブ、例えばデバイスの状態(Busy、Ready、Not Ready)、資源(フィニッシャーの種類、用紙サイズ等)、受信ジョブ名称に留まっていた。そのためデバイス自らが検知できない情報、例えば装填した用紙の色は現状の検知機能の対象外のためユーティリティ上での認識は出来ない。また手差しトレイの取り替え直後の用紙サイズは一回通紙されるまでそのデバイスは検知できないので、他ユーザーの中にはこれらの情報を認識できぬまま所望外の出力をしてしまうこともあった。このような事態の発生を従来のネットワーク管理ユーティリティでは解決できなかった。
【0006】
本発明は以上に点に着目して成されたもので、情報画面にユーザー入力欄を設け、該入力情報をデバイス情報画面を通じて全ユーザーに提供することによって、より詳細なデバイス情報を共有するデバイス一覧表示方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のネットワーク管理ユーティリティは、クライアントまたはサーバー上において、デバイスヘ情報通知を要求する情報要求手段と、取得した情報の内容を判別する判別手段と、判別結果を表示装置に出力する制御手段と、該出力を表示する表示手段と、ユーザーの入力を取得する入力手段と、入力された情報を格納する格納手段と、該入力情報を表示する領域を有する。
【0008】
すなわち、本発明の技術内容は以下の構成を備えることにより前記課題を解決できた。
【0009】
(1)ネットワークを介して接続されているクライアントまたはサーバーと画像形成装置等のデバイスを管理するネットワーク管理ユーティリティにおいて、ホストコンピュータは前記デバイスの状態情報を取得する取得手段と、取得したデバイス状態情報を判別する判別手段と、状態情報表示の制御を行なう制御手段と、状態情報をクライアントまたはサーバーの表示装置に表示する表示手段を具備するネットワーク管理ユーティリティにおいて、クライアントまたはサーバーから入力される情報を取得する入力手段を具備し、所得した入力情報を該ユーティリティ上の所定の領域に表示することを特徴とするデバイス一覧表示方法。
【0010】
(2)該ユーティリティは入力情報種を予め用意し、ユーザーはその選択肢から選択することによって入力操作を容易にし、選択した情報を所定の位置に表示することを特徴とする前記(1)記載のデバイス一覧表示方法。
【0011】
(3)該ユーティリティは入力情報種を予め用意し、ユーザーはその選択操作のみで情報を表示できるが、情報種が予め用意してあっても任意の入力を許可することを特徴とする前記(1)記載のデバイス一覧表示方法。
【0012】
(4)該ユーティリティは入力者の制限機能を持ち、入力を許可されたユーザーのみ情報を入力可能とすることを特徴とする前記(1)記載のデバイス一覧表示方法。
【0013】
(5)該ユーティリティは情報入力対象デバイスを限定する機能を具備し、過剰な情報入力を防ぎ必要な情報だけをユーザーに提供できることを特徴とする前記(1)記載のデバイス一覧表示方法。
【0014】
(6)該入力情報は入力者名の表示機能を具備し、入力情報の入力者を容易に特定できることを特徴とする前記(1)記載のデバイス一覧表示方法。
【0015】
(7)該ユーティリティはユーザーの入力が可能な領域を図示し、入力機能の存在をユーザーに認識させることを容易にすることを特徴とする前記(1)記載のデバイス一覧表示方法。
【0016】
【作用】
本発明におけるネットワーク管理ユーティリティは、クライアントまたはサーバー上において、ネットワークを介して接続されたデバイスの情報画面に対してユーザーが情報を入力し、該情報をデバイス情報画面に出力する作用を持つ。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施例を図面と共に説明する。
【0018】
まず最初に、本案に好適な環境を構築するネットワーク接続の全体構成についてターゲットデバイスをプリンタ、ネットワーク管理プロトコルを簡易ネットワーク管理プロトコル(Simple Network Managment Protocol, SNMP)に想定して説明する。
【0019】
図1全体構成図
図1は、プリンタをネットワークに接続するためのネットワークボード(NB)101を、開放型アーキテクチャを持つプリンタ102へつなげた場合を示す図である。NB101はローカルエリアネットワーク(LAN)100へ、例えば、同軸コネクタをもつEthernet(R)インタフェース10Base−2や、RJ−45を持つ10Base−T等のLANインタフェースを介して接続されている。
【0020】
ホストコンピュータ103やホストコンピュータ104等の複数のパーソナルコンピュータ(ホストコンピュータ)もまた、LAN100に接続されており、ネットワークオペレーティングシステムの制御の下、これらのホストコンピュータ103,104はNB101と通信することができる。この状態で、ホストコンピュータの一つ、例えばホストコンピュータ103を、ネットワーク管理部として使用するように指定することができる。またホストコンピュータ103に、ホストコンピュータ104に接続されているプリンタ105のようなプリンタを接続してもよい。
【0021】
また、LAN100にファイルサーバ106が接続されており、これは大容量(例えば100億バイト)のネットワークディスク107に記憶されたファイルヘのアクセスを管理する。ブリントサーバ108は、接続されたプリンタ109、又は遠隔地にあるプリンタ105などのプリンタに印刷を行わせる。また他の図示しない周辺機器をLAN100に接続してもよい。
【0022】
ファイルサーバ106は、LANメンバ間でデータのファイルの受信や、記憶、キューイング、キャッシング、及び送信を行うファイル管理部としての役割を果たす。例えば、ホストコンピュータ103及びホストコンピュータ104のそれぞれによって作られたデータファイルは、ファイルサーバ106へ送られ、ファイルサーバ106はこれらのデークファイルを順に並べ、そしてプリントサーバ108からのコマンドに従って、並べられたデータファイルをプリンタ109aへ送信する。
【0023】
またホストコンピュータ103とホストコンピューク104はそれぞれ、データファイルの生成や、生成したデータファイルのLAN100への送信や、また、LAN100からのファイルの受信や、更にそのようなファイルの表示及び/又は処理を行うことのできる通常のホストコンピュータで構成される。尚、図1ではパーソナルコンピュータ機器が示されているが、ネットワークソフトウエアを実行するのに適切であるような、他のコンピュータ機器を含んでもよい。例えば、UNIX(R)のソフトウエアを使用している場合に、UNIX(R)ワークステーションをネットワークに含んでもよく、これらのワークステーションは、適切な状況下で、図示されているホストコンピュータと共に使用することができる。
【0024】
通常、LAN100などのLANは、一つの建物内の一つの階又は連続した複数の階でのユーザーグループ等の、幾分ローカルなユーザーグループにサービスを提供する。例えば、ユーザーが他の建物や他県にいるなど、あるユーザーが他のユーザーから離れるに従って、ワイドエリアネットワーク(WAN)を作ってもよい。従って、図1に示すように、LAN100と、LAN110と、LAN120とは変調/復調(MODEM)/トランスポンダ130及びバックボーン140を介して接続されてWANを形成する。これらの接続は、数本のバスによる単純な電気的接続である。それぞれのLANは専用のホストコンピュータを含み、また、必ずしも必要なわけではないが、通常はファイルサーバ及びプリントサーバを含む。
【0025】
従って図1に示すように、LAN110は、ホストコンピュータ111と、ホストコンピュータ112と、ファイルサーバ113と、ネットワークディスク114と、プリントサーバ115と、プリンク116及びプリンタ117とを含む。対照的に、LAN120はホストコンピュータ121とホストコンピュータ122のみを含む。LAN100と、LAN110と、LAN120とに接続されている機器は、WAN接続を介して、他のLANの機器の機能にアクセスすることができる。
【0026】
ネットワークボード上へのエージェントの実装例として、プリンタをネットワークに接続するためのネットワークボード上にエージェントを実装することが考えられる。これにより、プリンタをネットワーク管理ユーティリティによる管理の対象とすることができる。ユーザーは、ネットワーク管理ユーティリティを用いて制御対象のプリンタの情報を得、また状態を変更することができる。より具体的には、例えばプリンタの液晶ディスプレイに表示されている文字列を取得したり、デフォルトの給紙カセットを変更したりすることができる。以下、エージェントを実装したネットワークボード(NB)をプリンタに接続する例で説明する。
【0027】
図2プリンタ内部構成
NB101とプリンタ102とLAN100との電気的接続を示すブロック図である。NB101は、LAN100へはLANインタフェースを介して、プリンタ102へはプリンタインタフェースカード150を介して直接接続されている。NB101上にはNB101を制御するためのマイクロプロセッサ301と、マイクロプロセッサ301の動作プログラムを格納するためのROM303と、マイクロプロセッサ301がプログラムを実行する上でワークとして用いるためのRAM302と、NB101とプリンタインタフェースカード150とが相互にデータをやりとりするための共有メモリ200があり、これらは内部バスを通じて相互に接続されている。NB101がSNMPのエージェントとして動作するためのプログラムはROM303に格納されている。マイクロプロセッサ301は、ROM303に格納されたプログラムに従って動作し、ワークエリアとしてRAM302を用いる。また、プリンタインタフェースカード150と相互に通信するためのバッファ領域として共有メモリ200を用いる。
【0028】
プリンタインタフェースカード150上のマイクロプロセッサ151はNB101とのデータのアクセスを、NB101に設置されている共有メモリ200を介して行う。プリンタインタフェースカード150上のマイクロプロセッサ151は、実際に印刷機構を動かすプリンタエンジン160とも通信する。
【0029】
図3は、ネットワーク管理ユーティリティが稼動可能なホストコンピュータの構成を示すブロック図である。
【0030】
図3において、500は、ネットワーク管理ユーティリティが稼動するホストコンピュータであり、図1における103と同等である。ホストコンピュータ500は、ROM502もしくはハードディスク(HD)511に記憶された、あるいはフロッピー(R)ディスクドライブ(FD)512より供給されるネットワーク管理ユーティリティを実行するCPU501を備え、システムバス504に接続される各デバイスを総括的に制御する。503はRAMで、CPU501の主メモリ、ワークエリア等として機能する。505はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)509や不図示のポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。506はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)510の表示を制御する。507はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザーファイルそしてネットワーク管理プログラム等を記憶するハードディスク(HD)511およびフロッピー(R)ディスクコントローラ(FD)512とのアクセスを制御する。508はネットワークインタフェースカード(N1C)で、LAN100を介して、エージェントあるいはネットワーク機器と双方向にデータをやりとりする。
【0031】
図4は、ネットワーク管理ユーティリティのモジュール構成図である。
【0032】
本発明の実施の形態に係るネットワーク管理ユーティリティのモジュール構成図である。このネットワーク管理ユーティリティは、図3におけるハードディスク511に格納されており、CPU501によって実行される。その際、CPU501はワークエリアとしてRAM503を使用する。
【0033】
図4において、601はデバイスリストモジュールと呼ばれ、ネットワークに接続されたデバイスを一覧にして表示するモジュールである。602は全体制御モジュールと呼ばれ、デバイスリストからの指示をもとに、他のモジュールを統括する。603はコンフィグレータと呼ばれ、エージェントのネットワーク設定に関する特別な処理を行うモジュールである。604は、探索モジュールと呼ばれ、ネットワークに接続されているデバイスを探索するモジュールである。探索モジュール604によって探索されたデバイスが、デバイスリスト601によって一覧表示される。605は、プリントジョブの状況をNetWareAPI616を用いてネットワークサーバから取得するNetWareジョブモジュールである。
【0034】
606および607はデバイスリストに表示する以外の詳細情報を表示するためのUIモジュールであり、詳細情報を表示する対象機種毎にUIモジュールが存在する。608および609は制御モジュールと呼ばれ、詳細情報を取得する対象機種に特有の制御を受け持つモジュールである。UIモジュールと同様に、制御モジュールも詳細情報を表示する対象機種毎に存在する。制御Aモジュール608および制御Bモジュール609は、MIBモジュール610を用いて管理対象デバイスからMIBデータを取得し、必要に応じてデータの変換を行い、各々対応するUIAモジュール606またはUIBモジュール607にデータを渡す。
【0035】
さて、MIBモジュール610は、オブジェクト識別子とオブジェクトキーとの変換を行うモジュールである。ここでオブジェクトキーとは、オブジェクト識別子と一対一に対応する32ビットの整数のことである。オブジェクト識別子は可変長の識別子であり、ネットワーク管理ユーティリティを実装する上で扱いが面倒なので、本案に係るネットワーク管理ユーティリティにおいてはオブジェクト識別子と一対一に対応する固定長の識別子を内部的に用いている。MIBモジュール610より上位のモジュールはこのオブジェクトキーを用いてMIBの情報を扱う。611はSNMPモジュールと呼ばれ、SNMPパケットの送信と受信を行う。612は共通トランスポートモジュールと呼ばれ、SNMPデータを運搬するための下位プロトコルの差を吸収するモジュールである。実際には、動作時にユーザーが選択したプロトコルによって、IPXハンドラ613かUDPハンドラ614のいずれかがデータを転送する役割を担う。コンフィグレータ603が用いる現在のプロトコル615というのは、動作時にユーザーが選択している1PXプロトコルかUDPプロトコルのいずれかのことを示す。
【0036】
フローチャート1:任意情報入力
次に上述の構成でのネットワーク管理ユーティリティを利用したネットワークデバイスの情報取得について図6に示すフローチャート1で説明する。ここでは接続先デバイスとしてプリンタを例にして述べるが、ネットワークデバイスであればいずれも適用可能である。
【0037】
まず、ネットワーク管理ユーティリティを起動すると、ステップS11では探索モジュールによりこのネットワーク管理ユーティリティで管理しているすべてのMIBのオブジェクトを収集する。
【0038】
ステップS12では、すべてのオブジェクト情報を取得し終わったかどうかを判断する。すべてのオブジェクト情報を取得し終わったならば、ステップS13により、このネットワーク管理ユーティリティのデバイスリスト601を作成し、ステップS14に進んで図5に示すような一覧表示を実行し、本フローチャートを終了する。もし、ステップS12において、すべてのオブジェクト情報を取得し終わっていないならば、ステップS11に戻り、プリンタの情報を再取得し、ステップS13に進む。
【0039】
次にデバイスリストについて説明する。
【0040】
SNMPによる起動の処理が終了すると、デバイスリスト表示ウィンドウを表示する。このデバイスリスト表示ウィンドウは、現在ネットワークに接続されているデバイスの一覧を表示するためのウィンドウである。デバイスから取得した情報によって、接続デバイスの名称、状態表示などが対応する表示位置に表示される。
【0041】
デバイスの接続状況や動作状態を一定間隔でポーリングすることにより、デバイスの一覧を定期的に更新し、デバイスの動作状態をアイコンに反映する。新たにデバイスを検出した場合、デバイスの一覧にそのデバイスの情報を追加する。ユーザーはこれらの中から所望のデバイスを選択すると、該デバイスの詳細な資源情報、使用状況等の情報を取得できる。
【0042】
そして該ユーティリティは上述の情報の他に入力装置を介して入力された情報を取得し、所定の領域に表示する。図5のデバイスリストの例を参照。
【0043】
実施例1
ここでは所定の領域、例えば手差し給紙装置周辺に任意の入力情報を表示する入力処理を図7に示すフローチャート2を用いて説明する。該ユーティリティは手差し給紙装置周辺に一定の空白領域を明示し、該領域が入力可能領域であることをユーザーに提示する。該入力処理はデバイスリストモジュールにより表示画面でユーザーの入力要求有無を判断し、ユーザーのキー入力またはマウスクリックその他の入力手段によって所望の入力を受け付ける。
【0044】
まず、ステップ21でユーザー入力の画面(不図示)において、ユーザーの入力要求を受け付ける。ステップ22で該ユーザーが入力を許可されたユーザーであるかを判断する。ステップ22で入力許可有りと判断した場合、ステップ23で入力ダイアログを表示し、入力を受け付ける。ユーザーはここで任意の情報、例えば“ハガキ”と入力する。ステップ24で記憶装置に格納し、ステップ25で所定の領域つまり手差し給紙装置周辺に“ハガキ”と表示を行い処理を終了する。この結果、一旦通紙しなくては装填紙のサイズが不明の場合でも、ユーザーが入力することにより、通紙しなくても該給紙装置の装填紙サイズは全ユーザーに認識されることになる。当該入力処理はユーティリティ画面の表示メニューに組み込んでもよいし、インストール時に選択画面を表示して設定することも可能とする。
【0045】
実施例2
続いて、所定の領域、例えば手差し給紙装置周辺に特定の入力情報を表示する入力処理を図8に示すフローチャート3を用いて説明する。該入力処理はデバイスリストモジュールにより表示画面でユーザーの入力要求有無を判断し、ユーザーのキー入力またはマウスクリックその他の入力手段によって所望の入力を受け付ける。
【0046】
まず、ステップ31でユーザー入力の画面(不図示)において、ユーザーの入力要求を受け付ける。入力要求をユーザーが選択すると、ステップ32で該ユーザーが入力を許可されたユーザーであるかを判断する。ステップ32で入力許可有りと判断した場合、ステップ33で予め登録された複数の情報例えば“ハガキ・A3・A5”と提示される。ステップ34でユーザーの選択例えば“ハガキ”を取得し、ステップ35で記憶装置に格納し、ステップ36で所定の領域つまり手差し給紙装置周辺に“ハガキ”と表示を行い処理を終了する。この結果、ユーザーが逐一入力しなくても該給紙装置の装填紙サイズを表示、全ユーザーに認識されることになる。
【0047】
実施例3
続いて、デバイスの検知できない情報をユーザーが付加することによって全ユーザーに該情報を認識させられる例を説明する。
【0048】
所定の領域、例えば手差し給紙装置周辺にデバイスが検知できない情報を表示する入力処理を説明する。該入力処理はデバイスリストモジュールにより表示画面でユーザーの入力要求有無を判断し、ユーザーのキー入力またはマウスクリックその他の入力手段によって所望の入力を受け付ける。
【0049】
まず、ユーザー入力の画面(不図示)において、ユーザーの入力要求を受け付ける。該ユーザーが入力を許可されたユーザーであるかを判断する。入力許可有りと判断した場合、該デバイスが入力情報表示を許可されたデバイスであるか判断する。該表示を不許可と判断された場合、処理を終了する。該表示を許可されたデバイスであると判断された場合で入カダイアログを表示し、入力を受け付ける。ユーザーはここで任意の情報例えば“ブルー”と入力する。所定の領域つまり手差し給紙装置周辺に“ブルー”と表示を行い処理を終了する。この結果、デバイスが検知できない情報を表示、全ユーザーに認識されることになる。
【0050】
なお、本実施例では、表示手段としてCRTを使用した場合を例にあげたが、CRTに限定されるものではない。またMFPデバイスとしてプリンタ・コピー・スキャナを例にして記述しているが、本案は単機能デバイスはもとより、複合機としてのデバイス全般を対象としているものであり、本実施例に挙げたデバイスの種類に限定されるものではない。
【0051】
【発明の効果】
本実施例によるネットワーク管理ユーティリティを利用するユーザーは、出力デバイスに関する付加情報を入力・表示できるので、全ユーザーが共通の情報を取得可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワーク接続例を示す図
【図2】プリンタ内部構成を示す図
【図3】ホストコンピュータの構成を示すブロック図
【図4】ネットワーク管理ユーティリティのモジュール構成図
【図5】デバイス一覧表示例を示す図
【図6】ネットワークデバイスの情報取得について示すフローチャート1(任意情報入力)
【図7】所定の領域、例えば手差し給紙装置周辺に任意の入力情報を表示する入力処理を示すフローチャート2(特定情報選択)
【図8】所定の領域、例えば手差し給紙装置周辺に特定の入力情報を表示する入力処理を示すフローチャート3
【符号の説明】
100,110,120 LAN
101 ネットワークボード
101a 印刷回路ボード
10lb フェースプレート
102,105,109a,109b,116,117 プリンタ
102a シリアルポート
102b パラレルポート
103,104,111,112,121,122 ホストコンピュータ
106,113 ファイルサーバ
107,114 ネットワークディスク
108,115 プリントサーバ
130 トランスポンダ
140 バックボーン
150 プリンタインタフェースカード
151 マイクロプロセッサ
160 プリンタエンジン
170 コネクタ
200 共有メモリ
301 マイクロプロセッサ
302 RAM
303 ROM
500 ホストコンピュータ
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 システムバス
505 キーボードコントローラ
506 CRTコントローラ
507 ディスクコントローラ
508 ネットワークインタフェースカード
509 キーボード
510 CRTディスプレイ
511 ハードディスク
512 フロッピー(R)ディスクドライブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークで接続されているデバイスをクライアントまたはサーバー上で管理するネットワーク管理ユーティリティにおけるデバイスの一覧表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク接続環境において、1つのデバイス、例えばMFP(MultiFunction Peripheral)を複数ユーザーが共有使用する環境が一般的になっている。
【0003】
ネットワーク管理ユーティリティはこのような環境下において、ユーザーがユーティリティ起動することにより、ネットワークを介して接続されているデバイスを自動的に検索し、クライアントまたはサーバー上に検索結果を表示する形態のもので、画面上にデバイス画像、デバイス名、該デバイスの状態を表示する形態が多い。本案は、ユーティリティが表示するデバイス一覧画面のデバイス表示制御に関するものである。
【0004】
現在のデバイス一覧表示は、デバイス画像、デバイス名、該デバイスの状態情報例えばReady/Not Ready などを文字・ビットマップ・アイコン等で表示し、ユーザーは該表示から接続デバイスの状態情報を取得していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザーが取得する情報はデバイス自らが検知できる状態及び資源とジョブ、例えばデバイスの状態(Busy、Ready、Not Ready)、資源(フィニッシャーの種類、用紙サイズ等)、受信ジョブ名称に留まっていた。そのためデバイス自らが検知できない情報、例えば装填した用紙の色は現状の検知機能の対象外のためユーティリティ上での認識は出来ない。また手差しトレイの取り替え直後の用紙サイズは一回通紙されるまでそのデバイスは検知できないので、他ユーザーの中にはこれらの情報を認識できぬまま所望外の出力をしてしまうこともあった。このような事態の発生を従来のネットワーク管理ユーティリティでは解決できなかった。
【0006】
本発明は以上に点に着目して成されたもので、情報画面にユーザー入力欄を設け、該入力情報をデバイス情報画面を通じて全ユーザーに提供することによって、より詳細なデバイス情報を共有するデバイス一覧表示方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のネットワーク管理ユーティリティは、クライアントまたはサーバー上において、デバイスヘ情報通知を要求する情報要求手段と、取得した情報の内容を判別する判別手段と、判別結果を表示装置に出力する制御手段と、該出力を表示する表示手段と、ユーザーの入力を取得する入力手段と、入力された情報を格納する格納手段と、該入力情報を表示する領域を有する。
【0008】
すなわち、本発明の技術内容は以下の構成を備えることにより前記課題を解決できた。
【0009】
(1)ネットワークを介して接続されているクライアントまたはサーバーと画像形成装置等のデバイスを管理するネットワーク管理ユーティリティにおいて、ホストコンピュータは前記デバイスの状態情報を取得する取得手段と、取得したデバイス状態情報を判別する判別手段と、状態情報表示の制御を行なう制御手段と、状態情報をクライアントまたはサーバーの表示装置に表示する表示手段を具備するネットワーク管理ユーティリティにおいて、クライアントまたはサーバーから入力される情報を取得する入力手段を具備し、所得した入力情報を該ユーティリティ上の所定の領域に表示することを特徴とするデバイス一覧表示方法。
【0010】
(2)該ユーティリティは入力情報種を予め用意し、ユーザーはその選択肢から選択することによって入力操作を容易にし、選択した情報を所定の位置に表示することを特徴とする前記(1)記載のデバイス一覧表示方法。
【0011】
(3)該ユーティリティは入力情報種を予め用意し、ユーザーはその選択操作のみで情報を表示できるが、情報種が予め用意してあっても任意の入力を許可することを特徴とする前記(1)記載のデバイス一覧表示方法。
【0012】
(4)該ユーティリティは入力者の制限機能を持ち、入力を許可されたユーザーのみ情報を入力可能とすることを特徴とする前記(1)記載のデバイス一覧表示方法。
【0013】
(5)該ユーティリティは情報入力対象デバイスを限定する機能を具備し、過剰な情報入力を防ぎ必要な情報だけをユーザーに提供できることを特徴とする前記(1)記載のデバイス一覧表示方法。
【0014】
(6)該入力情報は入力者名の表示機能を具備し、入力情報の入力者を容易に特定できることを特徴とする前記(1)記載のデバイス一覧表示方法。
【0015】
(7)該ユーティリティはユーザーの入力が可能な領域を図示し、入力機能の存在をユーザーに認識させることを容易にすることを特徴とする前記(1)記載のデバイス一覧表示方法。
【0016】
【作用】
本発明におけるネットワーク管理ユーティリティは、クライアントまたはサーバー上において、ネットワークを介して接続されたデバイスの情報画面に対してユーザーが情報を入力し、該情報をデバイス情報画面に出力する作用を持つ。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施例を図面と共に説明する。
【0018】
まず最初に、本案に好適な環境を構築するネットワーク接続の全体構成についてターゲットデバイスをプリンタ、ネットワーク管理プロトコルを簡易ネットワーク管理プロトコル(Simple Network Managment Protocol, SNMP)に想定して説明する。
【0019】
図1全体構成図
図1は、プリンタをネットワークに接続するためのネットワークボード(NB)101を、開放型アーキテクチャを持つプリンタ102へつなげた場合を示す図である。NB101はローカルエリアネットワーク(LAN)100へ、例えば、同軸コネクタをもつEthernet(R)インタフェース10Base−2や、RJ−45を持つ10Base−T等のLANインタフェースを介して接続されている。
【0020】
ホストコンピュータ103やホストコンピュータ104等の複数のパーソナルコンピュータ(ホストコンピュータ)もまた、LAN100に接続されており、ネットワークオペレーティングシステムの制御の下、これらのホストコンピュータ103,104はNB101と通信することができる。この状態で、ホストコンピュータの一つ、例えばホストコンピュータ103を、ネットワーク管理部として使用するように指定することができる。またホストコンピュータ103に、ホストコンピュータ104に接続されているプリンタ105のようなプリンタを接続してもよい。
【0021】
また、LAN100にファイルサーバ106が接続されており、これは大容量(例えば100億バイト)のネットワークディスク107に記憶されたファイルヘのアクセスを管理する。ブリントサーバ108は、接続されたプリンタ109、又は遠隔地にあるプリンタ105などのプリンタに印刷を行わせる。また他の図示しない周辺機器をLAN100に接続してもよい。
【0022】
ファイルサーバ106は、LANメンバ間でデータのファイルの受信や、記憶、キューイング、キャッシング、及び送信を行うファイル管理部としての役割を果たす。例えば、ホストコンピュータ103及びホストコンピュータ104のそれぞれによって作られたデータファイルは、ファイルサーバ106へ送られ、ファイルサーバ106はこれらのデークファイルを順に並べ、そしてプリントサーバ108からのコマンドに従って、並べられたデータファイルをプリンタ109aへ送信する。
【0023】
またホストコンピュータ103とホストコンピューク104はそれぞれ、データファイルの生成や、生成したデータファイルのLAN100への送信や、また、LAN100からのファイルの受信や、更にそのようなファイルの表示及び/又は処理を行うことのできる通常のホストコンピュータで構成される。尚、図1ではパーソナルコンピュータ機器が示されているが、ネットワークソフトウエアを実行するのに適切であるような、他のコンピュータ機器を含んでもよい。例えば、UNIX(R)のソフトウエアを使用している場合に、UNIX(R)ワークステーションをネットワークに含んでもよく、これらのワークステーションは、適切な状況下で、図示されているホストコンピュータと共に使用することができる。
【0024】
通常、LAN100などのLANは、一つの建物内の一つの階又は連続した複数の階でのユーザーグループ等の、幾分ローカルなユーザーグループにサービスを提供する。例えば、ユーザーが他の建物や他県にいるなど、あるユーザーが他のユーザーから離れるに従って、ワイドエリアネットワーク(WAN)を作ってもよい。従って、図1に示すように、LAN100と、LAN110と、LAN120とは変調/復調(MODEM)/トランスポンダ130及びバックボーン140を介して接続されてWANを形成する。これらの接続は、数本のバスによる単純な電気的接続である。それぞれのLANは専用のホストコンピュータを含み、また、必ずしも必要なわけではないが、通常はファイルサーバ及びプリントサーバを含む。
【0025】
従って図1に示すように、LAN110は、ホストコンピュータ111と、ホストコンピュータ112と、ファイルサーバ113と、ネットワークディスク114と、プリントサーバ115と、プリンク116及びプリンタ117とを含む。対照的に、LAN120はホストコンピュータ121とホストコンピュータ122のみを含む。LAN100と、LAN110と、LAN120とに接続されている機器は、WAN接続を介して、他のLANの機器の機能にアクセスすることができる。
【0026】
ネットワークボード上へのエージェントの実装例として、プリンタをネットワークに接続するためのネットワークボード上にエージェントを実装することが考えられる。これにより、プリンタをネットワーク管理ユーティリティによる管理の対象とすることができる。ユーザーは、ネットワーク管理ユーティリティを用いて制御対象のプリンタの情報を得、また状態を変更することができる。より具体的には、例えばプリンタの液晶ディスプレイに表示されている文字列を取得したり、デフォルトの給紙カセットを変更したりすることができる。以下、エージェントを実装したネットワークボード(NB)をプリンタに接続する例で説明する。
【0027】
図2プリンタ内部構成
NB101とプリンタ102とLAN100との電気的接続を示すブロック図である。NB101は、LAN100へはLANインタフェースを介して、プリンタ102へはプリンタインタフェースカード150を介して直接接続されている。NB101上にはNB101を制御するためのマイクロプロセッサ301と、マイクロプロセッサ301の動作プログラムを格納するためのROM303と、マイクロプロセッサ301がプログラムを実行する上でワークとして用いるためのRAM302と、NB101とプリンタインタフェースカード150とが相互にデータをやりとりするための共有メモリ200があり、これらは内部バスを通じて相互に接続されている。NB101がSNMPのエージェントとして動作するためのプログラムはROM303に格納されている。マイクロプロセッサ301は、ROM303に格納されたプログラムに従って動作し、ワークエリアとしてRAM302を用いる。また、プリンタインタフェースカード150と相互に通信するためのバッファ領域として共有メモリ200を用いる。
【0028】
プリンタインタフェースカード150上のマイクロプロセッサ151はNB101とのデータのアクセスを、NB101に設置されている共有メモリ200を介して行う。プリンタインタフェースカード150上のマイクロプロセッサ151は、実際に印刷機構を動かすプリンタエンジン160とも通信する。
【0029】
図3は、ネットワーク管理ユーティリティが稼動可能なホストコンピュータの構成を示すブロック図である。
【0030】
図3において、500は、ネットワーク管理ユーティリティが稼動するホストコンピュータであり、図1における103と同等である。ホストコンピュータ500は、ROM502もしくはハードディスク(HD)511に記憶された、あるいはフロッピー(R)ディスクドライブ(FD)512より供給されるネットワーク管理ユーティリティを実行するCPU501を備え、システムバス504に接続される各デバイスを総括的に制御する。503はRAMで、CPU501の主メモリ、ワークエリア等として機能する。505はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)509や不図示のポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。506はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)510の表示を制御する。507はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザーファイルそしてネットワーク管理プログラム等を記憶するハードディスク(HD)511およびフロッピー(R)ディスクコントローラ(FD)512とのアクセスを制御する。508はネットワークインタフェースカード(N1C)で、LAN100を介して、エージェントあるいはネットワーク機器と双方向にデータをやりとりする。
【0031】
図4は、ネットワーク管理ユーティリティのモジュール構成図である。
【0032】
本発明の実施の形態に係るネットワーク管理ユーティリティのモジュール構成図である。このネットワーク管理ユーティリティは、図3におけるハードディスク511に格納されており、CPU501によって実行される。その際、CPU501はワークエリアとしてRAM503を使用する。
【0033】
図4において、601はデバイスリストモジュールと呼ばれ、ネットワークに接続されたデバイスを一覧にして表示するモジュールである。602は全体制御モジュールと呼ばれ、デバイスリストからの指示をもとに、他のモジュールを統括する。603はコンフィグレータと呼ばれ、エージェントのネットワーク設定に関する特別な処理を行うモジュールである。604は、探索モジュールと呼ばれ、ネットワークに接続されているデバイスを探索するモジュールである。探索モジュール604によって探索されたデバイスが、デバイスリスト601によって一覧表示される。605は、プリントジョブの状況をNetWareAPI616を用いてネットワークサーバから取得するNetWareジョブモジュールである。
【0034】
606および607はデバイスリストに表示する以外の詳細情報を表示するためのUIモジュールであり、詳細情報を表示する対象機種毎にUIモジュールが存在する。608および609は制御モジュールと呼ばれ、詳細情報を取得する対象機種に特有の制御を受け持つモジュールである。UIモジュールと同様に、制御モジュールも詳細情報を表示する対象機種毎に存在する。制御Aモジュール608および制御Bモジュール609は、MIBモジュール610を用いて管理対象デバイスからMIBデータを取得し、必要に応じてデータの変換を行い、各々対応するUIAモジュール606またはUIBモジュール607にデータを渡す。
【0035】
さて、MIBモジュール610は、オブジェクト識別子とオブジェクトキーとの変換を行うモジュールである。ここでオブジェクトキーとは、オブジェクト識別子と一対一に対応する32ビットの整数のことである。オブジェクト識別子は可変長の識別子であり、ネットワーク管理ユーティリティを実装する上で扱いが面倒なので、本案に係るネットワーク管理ユーティリティにおいてはオブジェクト識別子と一対一に対応する固定長の識別子を内部的に用いている。MIBモジュール610より上位のモジュールはこのオブジェクトキーを用いてMIBの情報を扱う。611はSNMPモジュールと呼ばれ、SNMPパケットの送信と受信を行う。612は共通トランスポートモジュールと呼ばれ、SNMPデータを運搬するための下位プロトコルの差を吸収するモジュールである。実際には、動作時にユーザーが選択したプロトコルによって、IPXハンドラ613かUDPハンドラ614のいずれかがデータを転送する役割を担う。コンフィグレータ603が用いる現在のプロトコル615というのは、動作時にユーザーが選択している1PXプロトコルかUDPプロトコルのいずれかのことを示す。
【0036】
フローチャート1:任意情報入力
次に上述の構成でのネットワーク管理ユーティリティを利用したネットワークデバイスの情報取得について図6に示すフローチャート1で説明する。ここでは接続先デバイスとしてプリンタを例にして述べるが、ネットワークデバイスであればいずれも適用可能である。
【0037】
まず、ネットワーク管理ユーティリティを起動すると、ステップS11では探索モジュールによりこのネットワーク管理ユーティリティで管理しているすべてのMIBのオブジェクトを収集する。
【0038】
ステップS12では、すべてのオブジェクト情報を取得し終わったかどうかを判断する。すべてのオブジェクト情報を取得し終わったならば、ステップS13により、このネットワーク管理ユーティリティのデバイスリスト601を作成し、ステップS14に進んで図5に示すような一覧表示を実行し、本フローチャートを終了する。もし、ステップS12において、すべてのオブジェクト情報を取得し終わっていないならば、ステップS11に戻り、プリンタの情報を再取得し、ステップS13に進む。
【0039】
次にデバイスリストについて説明する。
【0040】
SNMPによる起動の処理が終了すると、デバイスリスト表示ウィンドウを表示する。このデバイスリスト表示ウィンドウは、現在ネットワークに接続されているデバイスの一覧を表示するためのウィンドウである。デバイスから取得した情報によって、接続デバイスの名称、状態表示などが対応する表示位置に表示される。
【0041】
デバイスの接続状況や動作状態を一定間隔でポーリングすることにより、デバイスの一覧を定期的に更新し、デバイスの動作状態をアイコンに反映する。新たにデバイスを検出した場合、デバイスの一覧にそのデバイスの情報を追加する。ユーザーはこれらの中から所望のデバイスを選択すると、該デバイスの詳細な資源情報、使用状況等の情報を取得できる。
【0042】
そして該ユーティリティは上述の情報の他に入力装置を介して入力された情報を取得し、所定の領域に表示する。図5のデバイスリストの例を参照。
【0043】
実施例1
ここでは所定の領域、例えば手差し給紙装置周辺に任意の入力情報を表示する入力処理を図7に示すフローチャート2を用いて説明する。該ユーティリティは手差し給紙装置周辺に一定の空白領域を明示し、該領域が入力可能領域であることをユーザーに提示する。該入力処理はデバイスリストモジュールにより表示画面でユーザーの入力要求有無を判断し、ユーザーのキー入力またはマウスクリックその他の入力手段によって所望の入力を受け付ける。
【0044】
まず、ステップ21でユーザー入力の画面(不図示)において、ユーザーの入力要求を受け付ける。ステップ22で該ユーザーが入力を許可されたユーザーであるかを判断する。ステップ22で入力許可有りと判断した場合、ステップ23で入力ダイアログを表示し、入力を受け付ける。ユーザーはここで任意の情報、例えば“ハガキ”と入力する。ステップ24で記憶装置に格納し、ステップ25で所定の領域つまり手差し給紙装置周辺に“ハガキ”と表示を行い処理を終了する。この結果、一旦通紙しなくては装填紙のサイズが不明の場合でも、ユーザーが入力することにより、通紙しなくても該給紙装置の装填紙サイズは全ユーザーに認識されることになる。当該入力処理はユーティリティ画面の表示メニューに組み込んでもよいし、インストール時に選択画面を表示して設定することも可能とする。
【0045】
実施例2
続いて、所定の領域、例えば手差し給紙装置周辺に特定の入力情報を表示する入力処理を図8に示すフローチャート3を用いて説明する。該入力処理はデバイスリストモジュールにより表示画面でユーザーの入力要求有無を判断し、ユーザーのキー入力またはマウスクリックその他の入力手段によって所望の入力を受け付ける。
【0046】
まず、ステップ31でユーザー入力の画面(不図示)において、ユーザーの入力要求を受け付ける。入力要求をユーザーが選択すると、ステップ32で該ユーザーが入力を許可されたユーザーであるかを判断する。ステップ32で入力許可有りと判断した場合、ステップ33で予め登録された複数の情報例えば“ハガキ・A3・A5”と提示される。ステップ34でユーザーの選択例えば“ハガキ”を取得し、ステップ35で記憶装置に格納し、ステップ36で所定の領域つまり手差し給紙装置周辺に“ハガキ”と表示を行い処理を終了する。この結果、ユーザーが逐一入力しなくても該給紙装置の装填紙サイズを表示、全ユーザーに認識されることになる。
【0047】
実施例3
続いて、デバイスの検知できない情報をユーザーが付加することによって全ユーザーに該情報を認識させられる例を説明する。
【0048】
所定の領域、例えば手差し給紙装置周辺にデバイスが検知できない情報を表示する入力処理を説明する。該入力処理はデバイスリストモジュールにより表示画面でユーザーの入力要求有無を判断し、ユーザーのキー入力またはマウスクリックその他の入力手段によって所望の入力を受け付ける。
【0049】
まず、ユーザー入力の画面(不図示)において、ユーザーの入力要求を受け付ける。該ユーザーが入力を許可されたユーザーであるかを判断する。入力許可有りと判断した場合、該デバイスが入力情報表示を許可されたデバイスであるか判断する。該表示を不許可と判断された場合、処理を終了する。該表示を許可されたデバイスであると判断された場合で入カダイアログを表示し、入力を受け付ける。ユーザーはここで任意の情報例えば“ブルー”と入力する。所定の領域つまり手差し給紙装置周辺に“ブルー”と表示を行い処理を終了する。この結果、デバイスが検知できない情報を表示、全ユーザーに認識されることになる。
【0050】
なお、本実施例では、表示手段としてCRTを使用した場合を例にあげたが、CRTに限定されるものではない。またMFPデバイスとしてプリンタ・コピー・スキャナを例にして記述しているが、本案は単機能デバイスはもとより、複合機としてのデバイス全般を対象としているものであり、本実施例に挙げたデバイスの種類に限定されるものではない。
【0051】
【発明の効果】
本実施例によるネットワーク管理ユーティリティを利用するユーザーは、出力デバイスに関する付加情報を入力・表示できるので、全ユーザーが共通の情報を取得可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワーク接続例を示す図
【図2】プリンタ内部構成を示す図
【図3】ホストコンピュータの構成を示すブロック図
【図4】ネットワーク管理ユーティリティのモジュール構成図
【図5】デバイス一覧表示例を示す図
【図6】ネットワークデバイスの情報取得について示すフローチャート1(任意情報入力)
【図7】所定の領域、例えば手差し給紙装置周辺に任意の入力情報を表示する入力処理を示すフローチャート2(特定情報選択)
【図8】所定の領域、例えば手差し給紙装置周辺に特定の入力情報を表示する入力処理を示すフローチャート3
【符号の説明】
100,110,120 LAN
101 ネットワークボード
101a 印刷回路ボード
10lb フェースプレート
102,105,109a,109b,116,117 プリンタ
102a シリアルポート
102b パラレルポート
103,104,111,112,121,122 ホストコンピュータ
106,113 ファイルサーバ
107,114 ネットワークディスク
108,115 プリントサーバ
130 トランスポンダ
140 バックボーン
150 プリンタインタフェースカード
151 マイクロプロセッサ
160 プリンタエンジン
170 コネクタ
200 共有メモリ
301 マイクロプロセッサ
302 RAM
303 ROM
500 ホストコンピュータ
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 システムバス
505 キーボードコントローラ
506 CRTコントローラ
507 ディスクコントローラ
508 ネットワークインタフェースカード
509 キーボード
510 CRTディスプレイ
511 ハードディスク
512 フロッピー(R)ディスクドライブ
Claims (7)
- ネットワークを介して接続されているクライアントまたはサーバーと画像形成装置等のデバイスを管理するネットワーク管理ユーティリティにおいて、ホストコンピュータは前記デバイスの状態情報を取得する取得手段と、取得したデバイス状態情報を判別する判別手段と、状態情報表示の制御を行なう制御手段と、状態情報をクライアントまたはサーバーの表示装置に表示する表示手段を具備するネットワーク管理ユーティリティにおいて、クライアントまたはサーバーから入力される情報を取得する入力手段を具備し、所得した入力情報を該ユーティリティ上の所定の領域に表示することを特徴とするデバイス一覧表示方法。
- 該ユーティリティは入力情報種を予め用意し、ユーザーはその選択肢から選択することによって入力操作を容易にし、選択した情報を所定の位置に表示することを特徴とする請求項1記載のデバイス一覧表示方法。
- 該ユーティリティは入力情報種を予め用意し、ユーザーはその選択操作のみで情報を表示できるが、情報種が予め用意してあっても任意の入力を許可することを特徴とする請求項1記載のデバイス一覧表示方法。
- 該ユーティリティは入力者の制限機能を持ち、入力を許可されたユーザーのみ情報を入力可能とすることを特徴とする請求項1記載のデバイス一覧表示方法。
- 該ユーティリティは情報入力対象デバイスを限定する機能を具備し、過剰な情報入力を防ぎ必要な情報だけをユーザーに提供できることを特徴とする請求項1記載のデバイス一覧表示方法。
- 該入力情報は入力者名の表示機能を具備し、入力情報の入力者を容易に特定できることを特徴とする請求項1記載のデバイス一覧表示方法。
- 該ユーティリティはユーザーの入力が可能な領域を図示し、入力機能の存在をユーザーに認識させることを容易にすることを特徴とする請求項1記載のデバイス一覧表示方法。
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