JP2004013791A - 流量制御弁 - Google Patents

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Ichiro Ogawara
大河原 一郎
Yoichi Nakamura
中村 要一
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Abstract

【課題】圧力応動型の流量制御弁で、一次側圧力と二次側圧力との差圧の影響を受けず圧力応動手段による弁開度制御を正確に行うこと。
【解決手段】圧力を感知し、感知圧力に応じて弁体20を弁軸方向に駆動する圧力応動手段としてのダイヤフラム装置24を設け、一次室14の側に弁体20に連結された均圧用ダイヤフラム35によって均圧室17を区画し、均圧室17には二次側ポート13の二次側圧力P2を導入する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、流量制御弁に関し、特に、ダイヤフラム弁等の圧力応動型の流量制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種流体回路の流量を圧力に応じて定量的に制御する流量制御弁として、圧力応動型の流量制御弁がある。
【0003】
圧力応動型の流量制御弁は、金属、樹脂、ゴム等の可撓性のダイヤフラムやベローズを圧力応動手段とし、圧力応動手段によって感知対象の圧力を感知し、感知圧力に応じて弁体を弁軸方向に移動させ、弁体の軸方向の移動によって弁ポートの開度調整を行う。弁ポートは、一次側ポートに連通した一次室と二次側ポートに連通した二次室との間にあり、弁体による開度調整度により、一次側ポートと二次側ポートとの間の流量を定量的に計量する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような圧力応動型の流量制御弁においては、弁体の両側に、一次側ポートの圧力(一次側圧力)と、二次側ポートの圧力(二次側圧力)が作用するため、その差圧によって弁体が、弁開方向、あるいは弁閉方向に駆動され、一次側圧力と二次側圧力との差圧の影響を受ける。このため、差圧が大きいほど、弁開度が圧力応動手段による制御開度位置より偏倚し、誤差流量の発生により高精度な流量制御を行うことができない。
【0005】
特に、圧力応動型の流量制御弁では、弁体に作用する差圧による誤差を補償する電気的な補正制御を行われないから、高精度な流量制御を行うためには、弁体に作用する差圧の影響をキャンセルする必要がある。
【0006】
この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、一次側圧力と二次側圧力との差圧の影響を受けず圧力応動手段による弁開度制御を正確に行い、高精度な流量制御を行う圧力応動型の流量制御弁を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明による流量制御弁は、弁ハウジング内に、一次側ポートに連通した一次室と二次側ポートに連通した二次室との間に弁ポートと、弁軸方向の移動によって前記弁ポートの開度調整を行う弁体とを有する流量制御弁において、圧力を感知し、感知圧力に応じて前記弁体を弁軸方向に駆動する圧力応動手段と、前記一次室の側あるいは前記二次室の側に均圧室を区画し、前記弁体に連結された可撓性の均圧用ダイヤフラムとを有し、前記均圧室が一次室の側の場合には当該均圧室に前記二次側ポートの二次側圧力が導入され、前記均圧室が二次室の側の場合には当該均圧室に前記一次側ポートの一次側圧力が導入され、前記均圧用ダイヤフラムの感圧有効面積と前記弁ポートの口径有効面積とが互いに等しい。
【0008】
この発明による流量制御弁によれば、圧力応動手段が感知する圧力に応じて弁体が弁軸方向に移動し、弁開度が変化し、弁開度に応じた流量制御が行われる。均圧室に一次側圧力あるいは二次側圧力が導入され、この圧力に均圧用ダイヤフラムが応動することにより、弁体に作用する差圧がキャンセルされる。
【0009】
この発明による流量制御弁は、更に、前記弁体を弁閉方向に付勢する弁閉ばねを有し、前記圧力応動手段は、感知圧力の増大に応じて前記弁体を前記弁閉ばねのばね力に抗して弁開方向に駆動するものとすることができ、当該圧力応動手段は、可撓性の負荷検知用ダイヤフラムを有し、当該負荷検知用ダイヤフラムの一方の側に感知対象の流体圧を導入される受圧室を有するダイヤフラム装置であってよい。
【0010】
更に、この発明による流量制御弁は、前記弁体の弁軸に連繋する可動ばね受け部材と、これに対向する弁ハウジング側の固定ばね受け部材との間に圧縮コイルばねが設けられ、前記可動ばね受け部材は、前記弁軸の側に設けられた軸状部を前記弁ハウジングの側のガイド孔との嵌合により前記弁ハウジングより軸線方向に移動可能に支持され、前記固定ばね受け部材の側を前記固定ばね受け部材より延長された嵌合ガイド部との嵌合により前記固定ばね受け部材より軸線方向に移動可能に支持されている。
【0011】
この発明による流量制御弁によれば、可動ばね受け部材が、移動方向の一方の側をガイド孔との嵌合により弁ハウジングより支持され、移動方向の他方の側を固定ばね受け部材の嵌合ガイド部との嵌合により支持され、両持ち支持となる。これにより、可動ばね受け部材が移動方向(軸線方向)に傾き難くなり、弁リフト量(弁体の最大ストローク)が長くても、ガイド孔の軸長を短くできる。
【0012】
また、この発明による流量制御弁は、前記均圧用ダイヤフラムと前記弁体とを連結する連結部に弁側軸状部が設けられ、当該弁側軸状部が前記弁ハウジングの側のガイド孔に軸線方向に移動可能に嵌合し、前記均圧用ダイヤフラムと前記弁体との前記連結部が弁軸長を短縮する側に山形の形状になっている。
【0013】
この発明による流量制御弁によれば、均圧用ダイヤフラムと弁体との連結部が山形の形状になつている分、弁軸長が短縮される。
【0014】
また、この発明による流量制御弁は、圧力応動手段の応答遅れを補償するために、前記弁体に連結され、電磁力によって前記弁体を開閉駆動する電磁コイル装置を有していてよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1はこの発明による流量制御弁の一つの実施の形態を示している。
【0016】
図1はこの発明による流量制御弁の実施形態1を示している。
【0017】
流量制御弁は、弁ハウジング11を有している。弁ハウジング11は、ハウジング本体11Aと、ハウジング本体11Aの上側に気密にねじ結合された上部栓体11Bと、ハウジング本体11Aの下側に気密にねじ結合された下部栓体11Cとにより構成されている。
【0018】
弁ハウジング11には、入口ポートである一次側ポート12と、出口ポートである二次側ポート13と、一次室14と、弁ポート15と、二次室16と、均圧室17とが形成されている。
【0019】
一次室14は弁ポート15より下側にあって連通路18によって一次側ポート12に直接連通している。二次室16は、弁ポート15の上側にあって弁ポート15を介して一次室14に連通し、連通路19によって二次側ポート13に直接連通している。
【0020】
二次室16には平板状の弁体20が設けられており、弁ポート15の二次室16側の開口縁部が弁座部21となっている。
【0021】
弁体20は、弁軸方向(上下方向)に移動可能であり、弁座部21に対する軸線方向の位置関係により、弁ポート15の開度を設定する。弁体20は、図1で見て上方への移動により弁ポート15の開度(弁開量)を増大し、これとは逆の下方への移動により、弁ポート15の開度(弁開量)を減少する。
【0022】
弁体20には、図2に示されているように、一次側ポート12の一次側圧力P1に等しい一次室14の内圧と二次側ポート13の二次側圧力P2に等しい二次室16の内圧との差圧ΔP=P1−P2が作用する。差圧ΔPが弁体20に作用する面積は、弁ポート15の内径(弁体20の有効受圧径)φAにより決まる。
【0023】
弁体20の一方の側(上側)には上部弁軸22が一体に設けられている。上部弁軸22は、上部栓体11Bに形成された弁軸支持孔23に貫通係合し、上端部にてダイヤフラム装置24に連結されている。
【0024】
ダイヤフラム装置24は、圧力応動手段であり、上部栓体11Bと上部栓体11Bにねじ結合した上蓋部材25との間に構成され、外周縁を上部栓体11Bと上蓋部材25とに挟まれて弁ハウジング11に固定された可撓性の負荷検知用ダイヤフラム26と、負荷検知用ダイヤフラム26の内周縁に取り付けられて上部弁軸22と連結された当金部材27とを有し、負荷検知用ダイヤフラム26の下側に受圧室28を、負荷検知用ダイヤフラム26の上側に大気開放室29を各々画定している。
【0025】
上部栓体11Bには感知圧力ポート30が形成されており、感知圧力ポート30は受圧室28に連通し、感知圧力ポート30より感知対象の流体圧が受圧室28に導入されるようになっている。
【0026】
負荷検知用ダイヤフラム26の当金部材27と上蓋部材25との間には弁体20を弁閉方向(下向き)に付勢する弁閉ばね31が設けられている。ダイヤフラム装置24は、受圧室28に導入される感知圧力の増大に応じて弁体20を弁閉ばね31のばね力に抗して弁開方向(上向き)に駆動する。また、当金部材27と上部栓体11Bとの間には補助ばね32が設けられている。
【0027】
弁体20の下側には下部弁軸33が一体に設けられている。下部弁軸33は弁ポート15を通過し、下部弁軸33の下端部は一次室14内にあり、この下端部にフランジ部34が一体形成されている。
【0028】
均圧室17は可撓性の均圧用ダイヤフラム35によって一次室14と区画されている。均圧用ダイヤフラム35は、外周縁をハウジング本体11Aとハウジング本体11Aに気密にねじ結合した中間部材36とに挟まれて弁ハウジング11に固定され、内周縁を当金部材37によって下部弁軸33のフランジ部34に固定連結され、下部栓体11Cとの間に均圧室17を画定している。
【0029】
ハウジング本体11Aには二次側ポート13と均圧室17とを連通接続する均圧通路38が形成されている。これにより、均圧室17の内圧は二次室16の内圧(二次側圧力P2)に等しくなる。
【0030】
均圧用ダイヤフラム35には、図2に示されているように、一次室14の内圧(一次側圧力P1)と均圧室17の内圧(二次側圧力P2)との差圧ΔPが作用する。差圧ΔPが均圧用ダイヤフラム35に作用する面積は、均圧用ダイヤフラム35の有効受圧径φBにより決まり、均圧用ダイヤフラム35の有効受圧径φBは弁ポート15の内径(弁体20の有効受圧径)φAと等しい寸法(φA=φB)に設定されている。
【0031】
下部弁軸33の下端部には延長弁軸39が形成されている。中間部材36の中心部にはガイド孔40が貫通形成されており、ガイド孔40に延長弁軸39が弁軸方向に移動可能に嵌合している。これにより、弁体15は上下両持ち支持となる。なお、中間部材36には中間部材36によって区切られた均圧室17の上側と下側とを連通するための連通孔41が貫通形成されている。
【0032】
均圧室17には可動ばね受け部材42が設けられている。下部栓体11Cは弁ハウジング11側の固定ばね受け部材をなしており、下部栓体11Cと可動ばね受け部材42との間に圧縮コイルばね43が取り付けられている。可動ばね受け部材42の延長弁軸39の側(上側)には軸状部42Aが一体形成されており、軸状部42Aはガイド孔40に弁軸方向に移動可能に嵌合し、中間部材36を介して弁ハウジング11より軸線方向に移動可能に支持されている。
【0033】
延長弁軸39の下端部と可動ばね受け部材42の軸状部42Aの上端部はガイド孔40内にあって互いに対向する球面受座部になっており、この球面受座部間にボール部材(鋼球)44が挟まれている。ボール部材44はガイド孔40内を軸線方向に移動可能で、延長弁軸39と可動ばね受け部材42との間で自動求心接続構造をなし、圧縮コイルばね43のばね力を弁閉ばね31のばね力に対抗する上向きの弁開力として弁体20に伝達している。
【0034】
上述の構成による流量制御弁の平衡式は下式で表される。下式において、左辺が上向き力(弁開力)、右辺が下向き力(弁閉力)である。
Af1・P+W1+W2+Av・ΔP=W3+Af2・ΔP
【0035】
但し、Af1は負荷検知用ダイヤフラム26の感圧有効面積、Pは受圧室28の圧力、Avは弁口径有効面積、Af2は均圧用ダイヤフラム35の感圧有効面積、W1、W2は圧縮コイルばね32、43のばね荷重、W3は弁閉ばね31のばね荷重である。
【0036】
φA=φBで、Af1=Avであるから、Av・ΔPとAf2・ΔPは相殺キャンセルされ、弁体20が、一次側圧力P1と二次側圧力P2との差圧ΔPの影響を受けることがない。これにより、流量制御弁の実効平衡式は、Af1・P+W1+W2=W3で表され、弁開度は受圧室28の圧力Pに正確に応動し、差圧ΔPの影響を受けることなく高精度な流量制御が行われる。
【0037】
図3はこの発明による流量制御弁の実施形態2を示している。なお、図3において、図1に対応する部分は、図1に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0038】
この実施形態2では、均圧用ダイヤフラム35と弁体20とを連結する連結部であるフランジ部34と当金部材37との連結体が弁軸長を短縮する側に山形の形状になっており、この連結部の弁側軸状部である延長軸部39が中間部材36のガイド孔40に軸線方向に移動可能に嵌合している。
【0039】
中間部材36のガイド孔部分(中央部)36Aは、フランジ部34と当金部材37との連結体の山形部分45の側に突出した山形になっており、この中間部材36の中央山形部分36Aが連結体の山形部分45の内側空間45Aに入り込んだ省スペース化配置になっている。
【0040】
上述の構成により、弁軸長を短縮でき、制御弁の小型化が図られる。
【0041】
下部栓体11Cには固定ばね受け部材46が気密にねじ結合されており、固定ばね受け部材46と可動ばね受け部材42との間に圧縮コイルばね43が設けられている。
【0042】
固定ばね受け部材46にはガイド軸部46Aが可動ばね受け部材42の側に突出形成されており、可動ばね受け部材42には嵌合孔42Bが形成されている。ガイド軸部46Aは嵌合孔42Bに軸線方向に移動可能に嵌合している。
【0043】
これにより、可動ばね受け部材42は、上側を軸状部42Aとガイド孔40との嵌合により弁ハウジング11より軸線方向に移動可能に支持され、下側を嵌合孔42Bとガイド軸部46Aとの嵌合により固定ばね受け部材46より軸線方向に移動可能に支持され、両持ち支持になっている。
【0044】
これにより、可動ばね受け部材42が移動方向(軸線方向)に傾き難くなり、偏摩擦抵抗によって弁体20の開閉の動きに、ヒステリシスを発生させるような不具合を生じることがない。
【0045】
また、下側嵌合部(嵌合孔42Bとガイド軸部46Aとの嵌合部)があるから、上側の嵌合部(軸状部42Aとガイド孔40との嵌合部)の軸長は、弁体20の最大ストローク時に軸状部42Aがガイド孔40より外れない程度の長さでよくなり、弁リフト量(弁体の最大ストローク)が長くても、ガイド孔40の軸長を短くできる。このことによっても、弁軸長を短縮でき、制御弁の小型化が図られる。
【0046】
なお、実施形態2でも、実施形態1と同様に、均圧用ダイヤフラム35による均圧室17が設けられ、均圧室17には二次側圧力P2が導入されるので、実施形態1と同様、弁体20が、一次側圧力P1と二次側圧力P2との差圧ΔPの影響を受けることがなく、弁開度はダイヤフラム装置24の受圧室28の圧力Pに正確に応動し、高精度な流量制御が行われる。
【0047】
図4はこの発明による流量制御弁の実施形態3を示している。なお、図4において、図1、図3に対応する部分は、図1、図3に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0048】
この実施形態3では、応答遅れを補償するために、上部弁軸22に連結され、電磁力によって弁体20を開閉駆動する電磁コイル装置51が設けられている。
【0049】
電磁コイル装置51は、上蓋部材25に気密に固定された磁気ガイド部材52と、磁気ガイド部材52の下端外側に固定された底板53および底板53に取り付けられた外凾54と、磁気ガイド部材52に固定された筒状のプランジャケース55と、プランジャケース55の上端部に装着された吸引子56とを有しており、プランジャケース55内にプランジャ室57を画定している。
【0050】
プランジャ室57はプランジャ58を収容している。プランジャ58にはプランジャロッド59の上端が固定されている。プランジャロッド59の下端はダイヤフラム装置24の当金部材27に係合している。吸引子56とプランジャ58との間にはプランジャばね60が設けられている。
【0051】
外凾54の内側には吸引子56及びプランジャケース55の外周部に嵌合した電磁コイル部61が設けられており、電磁コイル部61の励磁により、吸引子56の下端面がプランジャ58の磁気吸引面62となる。
【0052】
電磁コイル装置51は、弁開度が大きく変化する過渡状態時に、ダイヤフラム装置24の応答遅れを補償するために、弁体20を開閉駆動し、ダイヤフラム装置24の応答遅れによる障害を回避する。
【0053】
なお、上述の何れの実施形態でも、均圧室17が一次室14の側に設けられている場合について述べたが、均圧室は二次室16の側に設けることもでき、この場合には、均圧室は均圧通路によって一次室14に連通し、一次側圧力P1が二次室の圧力(二次側圧力P2)に対向して弁体20に作用する構成とする。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、この発明による流量制御弁によれば、ダイヤフラム装置等による圧力応動手段が感知する圧力に応じて弁体が弁軸方向に移動し、弁開度に応じた流量制御が行われ、均圧室に一次側圧力あるいは一次側圧力が導入され、この圧力に均圧用ダイヤフラムが応動することにより、弁体に作用する差圧がキャンセルされるから、一次側圧力と二次側圧力との差圧の影響を受けず圧力応動手段による弁開度制御が正確に行われ、高精度な流量制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による流量制御弁の実施形態1を示す断面図である。
【図2】実施形態1の流量制御弁における圧力作用状態を示す説明図である。
【図3】この発明による流量制御弁の実施形態2を示す断面図である。
【図4】この発明による流量制御弁の実施形態3を示す断面図である。
【符号の説明】
11 弁ハウジング
11A ハウジング本体
11B 上部栓体
11C 下部栓体(固定ばね受け部材)
12 一次側ポート
13 二次側ポート
14 一次室
15 弁ポート
16 二次室
17 均圧室
20 弁体
22 上部弁軸
24 ダイヤフラム装置
26 負荷検知用ダイヤフラム
28 受圧室
30 感知圧力ポート
31 弁閉ばね
33 下部弁軸
35 均圧用ダイヤフラム
38 均圧通路
36 中間部材
39 延長弁軸
42 可動ばね受け部材
42A 軸状部
42B 嵌合孔
43 圧縮コイルばね
44 ボール部材
45 山形部分
46 固定ばね受け部材
46A ガイド軸部
51 電磁コイル装置

Claims (6)

  1. 弁ハウジング内に、一次側ポートに連通した一次室と二次側ポートに連通した二次室との間に弁ポートと、弁軸方向の移動によって前記弁ポートの開度調整を行う弁体とを有する流量制御弁において、
    圧力を感知し、感知圧力に応じて前記弁体を弁軸方向に駆動する圧力応動手段と、
    前記一次室の側あるいは前記二次室の側に均圧室を区画し、前記弁体に連結された可撓性の均圧用ダイヤフラムとを有し、
    前記均圧室が一次室の側の場合には当該均圧室に前記二次側ポートの二次側圧力が導入され、前記均圧室が二次室の側の場合には当該均圧室に前記一次側ポートの一次側圧力が導入され、前記均圧用ダイヤフラムの感圧有効面積と前記弁ポートの口径有効面積とが互いに等しいことを特徴とする流量制御弁。
  2. 前記弁体を弁閉方向に付勢する弁閉ばねを有し、前記圧力応動手段は、感知圧力の増大に応じて前記弁体を前記弁閉ばねのばね力に抗して弁開方向に駆動することを特徴とする請求項1記載の流量制御弁。
  3. 前記圧力応動手段は、可撓性の負荷検知用ダイヤフラムを有し、当該負荷検知用ダイヤフラムの一方の側に感知対象の流体圧を導入される受圧室を有するダイヤフラム装置であることを特徴とする請求項1または2記載の流量制御弁。
  4. 前記弁体の弁軸に連繋する可動ばね受け部材と、これに対向する弁ハウジング側の固定ばね受け部材との間に圧縮コイルばねが設けられ、前記可動ばね受け部材は、前記弁軸の側に設けられた軸状部を前記弁ハウジングの側のガイド孔との嵌合により前記弁ハウジングより軸線方向に移動可能に支持され、前記固定ばね受け部材の側を前記固定ばね受け部材より延長された嵌合ガイド部との嵌合により前記固定ばね受け部材より軸線方向に移動可能に支持されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の流量制御弁。
  5. 前記均圧用ダイヤフラムと前記弁体とを連結する連結部に弁側軸状部が設けられ、当該弁側軸状部が前記弁ハウジングの側のガイド孔に軸線方向に移動可能に嵌合し、前記均圧用ダイヤフラムと前記弁体との前記連結部が弁軸長を短縮する側に山形の形状になっていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の流量制御弁。
  6. 前記弁体に連結され、電磁力によって前記弁体を開閉駆動する電磁コイル装置を有していることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の流量制御弁。
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