JP2004013341A - グループ管理プログラム及びそのグループ管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】グループメンバーを管理するグループ管理プログラムにおいて、メンバーの追加や削除の権限を、その個別グループに属するメンバーに平等に与えて、メンバーによる自主管理を可能にする。
【解決手段】複数のメンバーで構成されるグループにおけるメンバーの追加、削除を行うグループ管理プログラムにおいて、複数のメンバー情報を有するメンバーデータベースが構築され、グループ管理機能にアクセスするメンバーに対してグループのメンバーであることの認証を行い、認証されたメンバーによるメンバーの追加、削除の起案を受け付け、認証されたメンバーによる起案の承認を受け付け、起案及び、又は承認があらかじめ設定された条件をクリアした時、当該起案、承認されたメンバーの追加、削除をメンバーデータベースに反映し、グループのメンバー全員に、上記起案、承認の権限が平等に与えられていることを特徴とする。メンバーの追加、削除をメンバー全員が行うことができ、メンバーのタイムリーな変更、自主的な変更を可能にする。
【選択図】図2
【解決手段】複数のメンバーで構成されるグループにおけるメンバーの追加、削除を行うグループ管理プログラムにおいて、複数のメンバー情報を有するメンバーデータベースが構築され、グループ管理機能にアクセスするメンバーに対してグループのメンバーであることの認証を行い、認証されたメンバーによるメンバーの追加、削除の起案を受け付け、認証されたメンバーによる起案の承認を受け付け、起案及び、又は承認があらかじめ設定された条件をクリアした時、当該起案、承認されたメンバーの追加、削除をメンバーデータベースに反映し、グループのメンバー全員に、上記起案、承認の権限が平等に与えられていることを特徴とする。メンバーの追加、削除をメンバー全員が行うことができ、メンバーのタイムリーな変更、自主的な変更を可能にする。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グループ管理プログラム及びそのグループ管理方法に関し、特にグループメンバーが平等に管理権限を有し特定の管理者を必要としないグループ管理プログラム及びそのグループ管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットやイントラネットを介して構成されるクライアント・サーバシステムを利用して、仕事や趣味などを共通にするメンバーで構成されるグループを構成し、そのグループ内のメンバーに対してのみ各種情報や機能を提供して、メンバー間の交流を活発化しメンバーの利便性を高めることが行われる。、このようなグループを結成してその活動を維持するために、グループのメンバーの追加や削除といったグループ管理を行う必要がある。
【0003】
このようなグループ管理では、サーバシステム内にインストールされたグループ管理プログラム(一般にグループウエアと呼ばれる)を利用して、グループのメンバーデータベースが適切に維持される。また、グループ管理プログラムは、各種情報や機能にアクセス要求してきたメンバーの認証を行い、正当なメンバーに対してそのアクセスを許可する。
【0004】
一般的なグループ管理プログラムでは、全グループまたはグループ毎に単数または複数の管理者が特定され、その特定された管理者のみがメンバーの追加や削除を行う権限を持ち、グループ管理プログラムが、メンバーデータベースにアクセスしてメンバーの追加や削除の要求を行う管理者の認証を行う。そして、認証を受けた正当な管理者のみが、メンバーの追加や削除などのメンバーリストの変更を行うことができる。
【0005】
例えば、特開2000−227879号公報には、メンバーの追加、削除を行う権限を有する管理者をメンバー内の特定のメンバーに限定し、管理者の公開鍵と秘密鍵を利用して認証することで、グループ管理者ではないサーバ管理者や不正な無権限者が、メンバーの追加、削除を行うことを防止することが提案されている。この例においても、グループ内の特定のメンバーが管理者に指定され、その管理者のみがメンバーの追加、削除を行う権限を有する。また、管理者は別の管理者の追加、削除を行う権限を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のグループ管理では、特定の管理者のみがメンバーの追加、削除の権限を有するので、管理者が出張や休暇などで不在の場合は、メンバーの追加、削除を行うことができない。また、管理者が別の管理者の変更の権限を有する場合は、管理者が不在の場合に、別の管理者を追加、削除することもできない。従って、メンバーや管理者の変更作業が特定の管理者のみに集中し、メンバーや管理者の入れ替えが頻繁に発生するようなグループでは、その変更作業をタイムリーに行うことができない。
【0007】
更に、共通の趣味を有するメンバー間での交流を図ることを目的とするなどメンバーの管理を厳格に行う必要がないようなグループでは、メンバーの追加や削除を特定の管理者に依頼することは煩雑な作業であり、メンバーの自主性に任せるほうが良い場合がある。また、メンバー全員が平等な権限を有するような性格のグループでは、メンバーの追加、削除の権限を持つ特定の管理者を決めることは、グループのポリシーに整合しない。
【0008】
そこで、本発明の目的は、メンバーの追加、削除の権限を特定の管理者に持たせないで、メンバーの変更作業をタイムリーに行うことができるグループ管理プログラム及びそのグループ管理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、複数のメンバーで構成されるグループにおけるメンバーの変更(例えば追加、削除)を行うグループ管理プログラムにおいて、複数のメンバー情報を有するメンバーデータベースが構築され、グループ管理機能にアクセスするメンバーに対してグループのメンバーであることの認証を行い、認証されたメンバーによるメンバーの変更の依頼(または起案)を受け付け、認証されたメンバーによる依頼の承認を受け付け、依頼及び、又は承認があらかじめ設定された条件をクリアした時、当該依頼、承認されたメンバーの変更をメンバーデータベースに反映し、グループのメンバー全員に、上記依頼、承認の権限が平等に与えられていることを特徴とする。
【0010】
上記のグループ管理プログラムを利用してグループ管理を行う場合、メンバーの追加、削除などの変更といったグループ管理の権限が特定の管理者に限定されず、メンバー全員に平等に与えられている。従って、メンバーの変更をメンバー全員が行うことができ、メンバーのタイムリーな変更、自主的な変更を可能にする。但し、グループ内のメンバーにグループ管理の権限を限定するために、少なくともグループのメンバーであることの認証を受けたメンバーにのみ、変更の依頼と承認を認めることにする。
【0011】
上記の発明において、好ましい実施例では、メンバーの変更の依頼(または起案)資格や承認資格を、メンバー登録されてから一定時間経過後などの平等な条件をクリアしたメンバーに限定する。このようにすることで、グループに不慣れな新規登録メンバーによる誤ったメンバー管理が行われることを防止することができる。
【0012】
更に、上記の発明において、好ましい実施例では、上記の設定された条件が、(1)メンバー一人が依頼(または起案)した場合(依頼自体が依頼者の承認を意味するものとする)、(2)依頼(または起案)に対してあらかじめ決められた人数のメンバーが承認した場合、(3)依頼(または起案)に対してあらかじめ決められた期間内にあらかじめ決められた人数のメンバーが承認した場合、(4)依頼(または起案)後あらかじめ決められた期間を経過した場合など、グループの性格に応じて適宜設定可能にする。このように設定条件を適宜設定可能にすることで、メンバーによる自主的なメンバー管理であっても、その管理の程度をより厳格にしたり、より緩やかにしたりすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、本発明の保護範囲は、以下の実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0014】
図1は、本実施の形態例におけるグループ管理システムの構成図である。図1のグループ管理システムでは、メンバーが使用する端末装置である複数のクライアント10とグループ管理機能を有するサーバ14とが、インターネットやイントラネットなどのネットワーク12を介して接続可能になっている。
【0015】
サーバ14は、ネットワークを介してアクセスするクライアント10にウエブサイトを提供するウエブサーバ16と、ウエブサーバ16に送信されたクライアントからの要求に応じて、または、グループ管理プログラム18の実行に応答して、データベースへのアクセスを制御するデータベースサーバ20とを有する。データベースには、例えば、所定の会員規約に同意したメンバーで構成される全体グループについての情報を有する全体グループメンバーデータベース22と、各グループのメンバーやメンバー追加、削除の条件についての情報を有するグループデータベース24と、各グループ内のメンバーで共有する情報を有するグループ共有情報データベース26とが含まれる。
【0016】
本実施の形態では、全体グループ内のメンバーにより各種のグループが構成される。従って、以下、各種グループを個別グループと称して、全体グループと区別することにする。
【0017】
図2は、全体グループと個別グループの関係を示す図である。図2には、全体グループを構成するメンバーの集合Hと、そのメンバーで構成される個別グループA〜Dの集合とが示される。全体グループのグループ管理サイトに入るためには、アクセス要求者の認証が必要であり、本実施の形態ではメンバーのIDとパスワードPWで認証を行う。むろん、秘密鍵と公開鍵などを利用した厳格な認証を行ってもよい。この認証をパスしたメンバーは、全体グループのメンバーで構成される新たなグループを作成する権限が認められる。
【0018】
また、各個別グループのメンバーの追加、削除の起案や承認については、そのメンバーが個別グループのメンバーであることが1つの条件になっている。全体グループのグループ管理サイトに入る時の認証プロセスにより、メンバーが特定されているので、グループ管理プログラムは、改めて認証のための入力などを要求することなく、バックグランドで個別グループのメンバーであるか否かの認証を行うことができる。
【0019】
全体グループ内のメンバーは、個別グループへの登録を予定されていて、個別グループ内のメンバーの起案、承認により、その個別グループのメンバーに追加され、また、個別グループのメンバーの起案、承認により、その個別グループのメンバーから削除される。更に、前述のとおり全体グループ内のメンバーは、個別グループを新たに作成することが許されている。これらの条件を予め了承している者が、全体グループのメンバーとして登録されている。
【0020】
全体グループ内のメンバーが個別グループを作成すると、その作成された個別グループがグループデータベース24内に追加され、その追加された個別グループのメンバーの追加、削除の起案、承認が行われると、それがグループデータベース24に反映される。そして、個別グループのメンバーの追加、削除の権限(起案と承認の権限)は、原則として個別グループのメンバー全員に平等に与えられている。
【0021】
また、個別グループのメンバーがグループ内で共有している情報にアクセスした時は、アクセスした者がその個別グループのメンバーであることを条件にして、そのアクセスが許可される。更に、個別グループが提供する所定の機能へのアクセスがある場合も、アクセスした者がその個別グループのメンバーであることを条件にして、その機能へのアクセスが許可される。
【0022】
以下、グループ管理プログラム18の機能について、詳細に説明する。図3は、グループ管理プログラムの概略的機能を示すフローチャート図である。更に、図4は、グループ管理プログラムによるログイン画面とメニュー画面とを示す図である。クライアント10からグループ管理サイトにアクセスするためには、グループ管理の対象である全体グループにログインすることが必要である。図4のログイン画面IM10に示されるとおり、クライアント側で全体グループ名GNameとメンバーのIDと、パスワードPWの入力が促され、それらが入力されると、その情報がウエブサーバ16に送信される。ウエブサーバ16でのグループ管理プログラム18は、データベースサーバ20を介して全体グループメンバーDBに蓄積されているデータに基づいて、正当なメンバーか否かの認証を行う(S10)。正当なメンバーであることが認証されると(S11)、グループ管理メニュー画面のデータがウエブサーバ16からクライアント10に送信され、クライアントのディスプレイに表示される(S13)。このグループ管理メニュー画面IM12は、図4に示される通りである。また、認証をパスしない場合は、ログインが拒否される(S12)。
【0023】
グループ管理メニュー画面IM12には、個別グループ選択領域30と、選択された個別グループのメンバー一覧領域32と、グループ管理のメニューボタン領域33とが含まれる。図4では、個別グループとして「Aグループ」が選択されており、それに伴いメンバー一覧領域32には「Aグループ」のメンバー一覧表が表示される。メンバー一覧領域21は、メンバー番号、メンバー氏名、登録日などが表示される。全てのメンバーを表示できない場合は、スクロール画面内の表示となり、必要に応じて検索機能が付加される。
【0024】
メニューボタン領域33には、メンバー追加、メンバー削除、グループ作成、承認の4つのメニューボタンが表示され、クライアント側でこれらのボタンをクリックすると、アクセスしているメンバーが選択されている個別グループのメンバーを条件として、それぞれの処理画面が表示される。
【0025】
このように、全体グループのメンバーとして、認証処理をパスしなければ、その全体グループのグループ管理サイトに入ることはできない。そして、グループ管理サイトに入った後、各個別グループのメンバーの追加、削除の起案や承認を行う場合、その個別グループのメンバーであることが認証されないと、それぞれの処理を行うことはできない。
【0026】
図5は、グループ作成処理のフローチャート図である。また、図6は、グループ作成画面とその初期条件設定画面を示す図である。図3のフローチャートに示されるとおり、グループ管理メニュー画面IM12のグループ作成ボタンがクリックされると(S14)、新たな認証手続きを経ることなく、グループ作成画面IM14が表示される(S15、S30)。つまり、全体メンバーであれば、個別グループを作成する権限が認められており、従って、既に全体グループのメンバーとして認証済みであるので、新たな認証は行われない。
【0027】
グループ作成画面IM14は、新たな個別グループ名とグループ作成者氏名とを入力する領域34と、そのメンバーを登録する領域35と、個別グループの作成を依頼するボタン領域36とを有する。新たに個別グループを作成しようとするメンバーは、クライアント側で、グループ作成画面IM14内に、個別グループ名(図6の例では「Dグループ」)と、作成者名(図6の例では「田中太郎」)とを入力し、更に、メンバー登録領域35にて、左欄の全体グループのメンバーを指定して、右向きの矢印をクリックすることで、右欄の個別グループのメンバーに登録することができる。登録を取り消す場合は、右欄の個別グループのメンバーを指定して、左向きの矢印をクリックすることで、そのメンバーを削除することができる。グループ名、作成者名、メンバーの登録が終わって、作成ボタンをクリックすると、入力した情報がウエブサーバ16に送信される。
【0028】
グループ管理プログラム18は、グループ名、作成者名、メンバーリストを受信すると(S31)、データベースサーバ20を介してグループデータベース24を検索して、同一の個別グループが既に登録済みか否かをチェックする(S32)。同一の個別グループが既に登録済みの場合は、その新規登録を拒否して(S34)、グループ名の再入力を促す。
【0029】
グループ管理プログラム18は、同一の個別グループが存在しないことを確認すると(S33)、初期条件設定画面IM16をクライアント10に送信して表示させる(S35)。初期条件設定画面IM16は、個別グループ名と作成者名と構成メンバーを表示する領域36と、初期条件設定領域37とを有する。本実施の形態では、個別グループのメンバーの追加、削除の権限は、その個別グループのメンバー全員に平等に与えられている。従って、個別グループ内のグループ管理は、メンバーの自主性に委ねられる。但し、個別グループ毎に、より厳しい管理条件にしたり、より緩やかな管理条件にしたり、適宜条件を選択可能になっている。
【0030】
上記の条件には次の例がある。
(1)追加条件。メンバーとして追加が認められるための条件であり、例えば、追加を承認するメンバー数や、その承認メンバー数が要求される期限などである。初期条件設定画面IM16では、追加条件としてプルダウンメニューに示される2種類の条件を組み合わせることが示されている。つまり、追加を承認するメンバー数と、その承認メンバー数が要求される期限とが、組み合わされる。追加を承認するメンバー数には、追加を起案されればそれ以外の承認を必要としない条件1、追加の起案以外に所定数の承認を必要とする条件2などがある。また、期限には、追加の起案から1週間、1ヶ月などの具体的期間が選択される。更に、起案後、所定期間経過後に追加条件をクリアするようにしても良い。
(2)削除条件。メンバーから削除が認められるための条件であり、追加条件と同様に、削除を承認するメンバー数や、その承認メンバー数が要求される期限や、削除起案後に経過すべき期限などである。初期条件設定画面IM16では、削除条件としてプルダウンメニューに示される2種類の条件を組み合わせることが示されている。承認メンバー数とそれが要求される期限の組合せが一例である。
【0031】
上記の追加や削除の承認数の条件に応じて、グループを構成するメンバーの最低数が決まる。即ち、起案を含めた承認数が3名であれば、グループのメンバー数は、最低で3名になり、それより少ない人数にすることは認められない。このようにすることで、メンバーの削除をメンバーの自主性に委ねた結果、グループが自然消滅することが防止される。
(3)起案資格。メンバーの追加や削除を起案できる条件である。但し、全てのメンバーに平等にメンバー管理の権限が与えられなければならないので、この起案資格はメンバーが平等に獲得可能な条件であることが要求される。一例として、メンバー登録から所定期間を経過していることを起案できる条件とする。メンバーとして登録されてから即刻起案資格を得るように設定してもよい。新たにメンバーとして登録されてから、その個別グループに慣れるに十分な期間をこの起案資格に設定することで、新たなメンバーが誤ってメンバー追加や削除を起案したりして無用の混乱が生じるのを未然に防止することができる。
(4)承認資格。メンバーの追加や削除の条件に、起案者以外の承認が必要とされる場合の、その承認資格についての条件である。全てのメンバーに平等にメンバー管理の権限が与えるために、この承認資格もメンバーが平等に獲得可能な条件であることが要求される。一例として、グループに登録されてから所定の期間を経過したことを、承認条件とする。むろん、グループに登録されると即刻承認資格が得られるように設定することも可能である。所定の期間を設けることで、起案資格と同様に無用の混乱を防ぐことができる。
【0032】
以上の説明から明らかなとおり、個別グループの管理の権限が、全てのメンバーに平等に与えられている。従って、従来例の特定のメンバーに管理者を限定する場合に比較して、本実施の形態では、グループ管理を迅速に行うことができる。
【0033】
初期条件を設定した後、設定ボタン38をクリックすると、新規の個別グループの初期条件がサーバ14に送信され(S35)、作成された個別グループがグループデータベース24に新たに登録される(S36)。
【0034】
図15、図16は、グループデータベースを示す図である。グループデータベース24は、グループ管理データベース(図15(A))と、それぞれの個別グループのメンバーについてのデータベース(図15(B)(C)、図16(A)(B))とで構成される。図15(A)に示されるグループ管理データベースは、各グループ毎に、グループ名、登録日付、メンバーのデータベースのID、グループ作成者と共に、各グループに設定された条件(起案資格、承認資格、追加条件、削除条件)の情報を有する。
【0035】
図15(A)の例では、全体グループのメンバーはデータベースDB1に登録され、全体グループであるので、設定条件は存在しない。また、個別グループであるA〜Dグループには、それぞれのメンバーのデータベースDB2〜5と、設定条件とが登録されている。Aグループの設定条件は、起案資格が1ヶ月(1M)、承認資格が1週間(1W)、追加条件と削除条件が無条件に設定されている。無条件とは、起案者以外の承認は不要という意味であり、起案者自身が承認しているので、承認に必要なメンバー数は1名と設定されることになる。同様に、Bグループの設定条件は、起案資格と承認資格は条件なしであり、追加条件及び削除条件は承認数3に設定されている。従って、この設定条件の場合は、グループのメンバーに登録されると即刻起案資格と承認資格を取得し、起案に対する承認数は、起案者を含めて3名以上が必要になる。
【0036】
Cグループの設定条件は、起案資格と承認資格が共に1ヶ月、追加条件と削除条件とが1ヶ月内に承認数4以上と設定されている。従って、追加と削除については、起案されてから1ヶ月以内に起案者以外に3名以上の承認が必要になる。Dグループの設定条件は、起案資格と承認資格が共に1週間で、追加条件と削除条件は共に承認数2以上と設定されている。
【0037】
このように、個別グループが新たに作成されると、その情報が、図15(A)のグループ管理データベースに登録される。そして、その個別グループのメンバーはそれぞれのデータベースDB2〜DB5に登録される。
【0038】
図7は、グループ管理プログラムのメンバー追加処理のフローチャート図である。また、図8は、メンバー追加画面を示す図である。図3,4に戻り、グループ管理メニュー画面IM12でグループを選択してから、メンバー追加ボタンをクリックすると(S18)、グループ管理プログラム18は、追加を要求してきたメンバーがその選択された個別グループのメンバーか否かと起案資格を有するか否かの認証をバックグランドで行い(S19)、認証をパスするとメンバー追加画面IM18をクライアント10に送信する(S20)。認証をパスしない場合は、メンバー追加を拒否するエラー表示をクライアント10に送信する(S21)。但し、図8の例では、Bグループが選択され、図15(A)に示したとおり、Bグループの起案資格は特にないので、追加を要求してきたメンバーがBグループのメンバーか否かのみがチェックされる。
【0039】
図8に示されるとおり、メンバー追加画面IM18には、追加メンバー選択領域40が含まれる。この領域40には、左欄に全体グループのメンバーリストが示され、右欄に選択したBグループのメンバーリストが示される。そして、クライアント側で新たに追加したいメンバーを全体リストから選択して、右向きの矢印をクリックすると、追加メンバー「新田忍」が右欄に追加され、その横に「起案」マーク41が表示される。そこで、送信ボタン42をクリックすると、追加メンバーの情報がサーバ14に送信される(S41)。また、取消ボタン43をクリックすると、追加の起案は取り消される。
【0040】
追加メンバーを受信すると、グループ管理プログラム18は、追加メンバーをグループメンバーに追加し、その追加メンバーに仮メンバーステータスを与える(S42)。この状態が、図16(A)のデータベースDB3に示されている。Bグループの「新田忍」というメンバーが追加され、そのメンバーには仮メンバーフラグ「1」が与えられている。そして、追加の起案をされた直後であるので、承認数「1」が記録されている。図15(A)に示したとおり、Bグループの追加条件は、承認数3以上と設定されているので、この承認数が3以上になるまで、追加メンバーのステータスは、仮メンバーの状態に維持され、正式な登録メンバーにはならない。
【0041】
図7のフローチャートに示されるとおり、追加起案されたメンバーは、必要な承認数以上の承認をメンバーから得られるなど、追加条件をクリアすると(S45)、グループ管理プログラム18は、その追加メンバーを正規メンバーステータス(図16(A)の仮メンバーフラグの「0」)に変更して、起案者に電子メールでその旨を通知する(S46)。また、追加条件に起案からの期限が設定されている場合は、その期限を過ぎても必要な承認数を得られない場合に、追加条件のクリアが不可能になる(S43)。その場合は、グループ管理プログラム18は、追加メンバーをその個別グループから削除して、その旨を起案者に電子メールなどで通知する(S44)。追加条件に起案からの期間の設定がない場合は、そのような削除はなされない。
【0042】
図9は、グループ管理プログラムのメンバー削除処理のフローチャート図である。また、図10は、メンバー削除画面を示す図である。メンバー追加処理の場合と同様に、図3,4に示されるとおり、グループ管理メニュー画面IM12でグループを選択してから、メンバー削除ボタンをクリックすると(S22)、グループ管理プログラム18は、削除を要求してきたメンバーがその選択された個別グループのメンバーか否かと、起案資格を有するか否かの認証をバックグランドで行い(S23)、認証をパスすると、図10のメンバー削除画面IM20をクライアント10に送信する(S24)。認証をパスしない場合は、メンバー追加を拒否するエラー表示をクライアント10に送信する(S25)。但し、図8の例では、Bグループが選択され、図15(A)に示したとおり、Bグループの起案資格は特にないので、追加を要求してきたメンバーがBグループのメンバーか否かのみがチェックされる。
【0043】
図10に示されるとおり、メンバー削除画面IM20には、削除メンバー選択領域44が含まれる。この領域44には、左欄に全体グループのメンバーリストが示され、右欄に選択したBグループのメンバーリストが示される。そして、クライアント側で削除したいメンバーを右欄のBグループリストから選択して、左向きの矢印をクリックすると、削除メンバー「鈴木一郎」が左欄に追加され、その横に「起案」マーク45が表示される。そこで、送信ボタン46をクリックすると、削除メンバーの情報がサーバ14に送信される(S51)。また、取消ボタン47をクリックすると、追加の起案は取り消される。
【0044】
削除メンバーの情報を受信すると(S51)、グループ管理プログラム18は、その削除メンバーを削除ステータスにする(S52)。そして、設定されている削除条件をクリアすると(S55)、グループ管理プログラムは、その削除メンバーを個別グループから削除して、起案者に電子メールなどで通知する(S56)。但し、削除条件をクリアすることが不可能になった場合は(S53)、グループ管理プログラムは、削除メンバーの削除ステータスをキャンセルして、その旨を起案者に通知する(S54)。削除条件のクリアが不可能になるのは、起案から期限を経過しても必要な承認数を得られなかった場合などである。
【0045】
以上のように、メンバーの追加や削除の起案は、個別グループのメンバーであって、設定された条件を満たしているメンバーであれば、全てのメンバーがその権限を有する。また、その起案の権限を得る条件は、メンバーに登録されてから一定期間を経過するといった、メンバーに平等な条件である。尚、メンバーの追加や削除の起案の取消は、起案者に限定して許可することが好ましい。つまり、起案者以外のメンバーは、その起案を承認するか否認するかの権限しか与えられない。
【0046】
図11は、グループ管理プログラムのメンバー承認処理のフローチャート図である。また、図12、図13、図14は、メンバー承認画面を示す図である。クライアント側でグループ管理メニュー画面IM12を表示すると、アクセス中のメンバーが属する個別グループにおいて承認を必要とする起案中のものがあると、そのメニュー画面IM12内に承認ボタンが表示される。つまり、グループ管理プログラムが、そのメンバーに対して起案に対する承認を促す。そこで、図3に示されるとおり、承認ボタンをクリックして承認処理が選択されると(S26)、グループ管理プログラムは、そのメンバーが承認資格を有するか否かの認証処理を行い(S27)、承認資格を有する個別グループであって、承認が求められる状態にある個別グループを表示する承認画面IM22をクライアントに表示させる(S28)。
【0047】
図12の例では、承認画面IM22は、A,B,Cグループにおいて、それぞれ削除と追加の承認が求められていることを表示している。この状態が、図11のフローチャートの工程S50である。そこで、クライアント側がいずれかのグループのボタンをクリックすると、グループ管理プログラムは、その承認対象グループ情報を受信して(S51)、図13または図14の承認画面をクライアントに送信する。
【0048】
図12の承認画面IM22において、Bグループの追加承認が選択されると、図13の追加承認画面IM24が表示される。この画面IM24は、図8のメンバー追加画面IM18と同じである。そこで、クライアント側で起案ボタン41がクリックされると、グループ管理プログラムは、その起案を承認するか否認するかのウインドウ画面IM26を表示する。そして、クライアント画面上で承認ボタンか否認ボタンのいずれかがクリックされると、その情報がサーバに送信され、メンバーのデータベースDB3(図16(A))に反映される。つまり、承認ボタンがクリックされれば、承認数が追加され、否認ボタンがクリックされれば、承認数は追加されない。
【0049】
一旦、メンバーが承認すると(S54)、追加承認画面IM24内の起案表示41が、承認という文字に変化する(S56)。そして、その後同じメンバーがグループメニュー画面IM12から承認ボタンをクリックしても、承認画面IM22には、それに対応する個別グループの表示は行われない。また、メンバーが否認した後も、承認画面IM22にそれに対応する個別グループの表示は行われない。図13の例では、Bグループのメンバー追加が承認済みになり、その後の承認画面IM22からBグループの表示はなくなる。その結果、そのメンバーが何度も承認を求められることは回避される。
【0050】
承認処理中に承認終了がクライアントから通知されると、グループ管理プログラムは、その承認処理を終了して、グループメニュー画面に戻る。
【0051】
メンバー削除の承認も同様にして行われる。図12の承認画面IM22にて、Aグループが選択されると、グループ管理プログラムは、図14のメンバー削除承認画面を表示する。そこには、削除メンバーが起案中であることが起案ボタン42にて示されている。そこで、クライアント側からこの起案ボタン42をクリックすると、削除の起案を承認するか否認するかのウインドウ画面IM26が表示される。この画面IM26で承認ボタンがクリックされると、グループ管理プログラムはその承認をカウントして、メンバーのデータベースDB2に反映する。但し、図15(C)のデータベースDB2には、削除ステータスについては示されていない。
【0052】
図15と図16に示したメンバーデータベースについて簡単に説明する。図15(B)は、全体グループのメンバーのデータベースDB1である。このデータベースには、全体グループに属しているメンバーの氏名、登録日付、及びその他の個別グループが含まれる。図15(B)は、AグループのメンバーのデータベースDB2であり、メンバーの氏名、登録日付、その他の個別グループ名と、メンバーの起案資格と承認資格についてのデータが示されている。Aグループは、図15(A)に示されるとおり、追加条件と削除条件が無条件であり、起案と同時に追加、削除されるので、このデータベースDB2には、追加起案による仮メンバーフラグや、削除起案中フラグなどはない。
【0053】
図16(A)は、BグループのデータベースDB3であり、メンバーの追加承認数と仮メンバーフラグとが含まれる。Bグループは、3名の承認数が追加条件になっているので、追加承認数が3に満たないメンバーは、仮メンバーフラグが「1」(仮メンバーステータス)になっている。また、追加承認数が3以上のメンバーは、仮メンバーフラグが「0」(正式メンバーステータス)になっている。
【0054】
図16(B)は、CグループのデータベースDB4であり、メンバーの追加承認数、起案資格、承認資格、仮メンバーフラグが含まれる。Cグループは、追加条件が起案から1ヶ月以内に承認数4と設定されているので、追加承認数が4に満たないメンバーは、仮メンバーステータスになっている。また、起案資格と承認資格も設定されているので、各メンバー毎にその資格の有無が情報として含まれている。
【0055】
以上のとおり、本実施の形態におけるグループ管理プログラムは、メンバーの追加や削除の権限を、その個別グループに属するメンバーに平等に与えて、メンバーによる自主管理を可能にする。その結果、メンバーの入れ替えが頻繁に行われる個別グループのメンバー管理をタイムリーに行うことができる。また、メンバーによる自主運営をポリシーとする個別グループにおいて、特定のグループ管理者を決める必要がなくなる。
【0056】
以上、実施の形態例をまとめると以下の付記の通りである。
【0057】
(付記1)複数のメンバーで構成されるグループにおけるグループ管理手順をコンピュータに実行させるグループ管理プログラムにおいて、
複数のメンバー情報を有するメンバーデータベースが構築され、
前記グループ管理手順は、
メンバーから該メンバーが属するグループのメンバー変更依頼を受け付ける手順と、
前記グループに属するメンバーであって、前記メンバー変更依頼を行った前記メンバーとは他のメンバーからの前記メンバー変更依頼に対する承認の状況が、設定された条件を満たすとき、該メンバー変更依頼に基づき、該グループに属するメンバーの変更を前記メンバーデータベースに反映する手順とを有することを特徴とするグループ管理プログラム。
【0058】
(付記2)付記1において、
前記手順は、更に、前記メンバーによるグループ作成を受け付け、当該作成される新規グループについて、前記条件の設定を受け付け、当該新規グループを前記設定条件と共に登録する手順を有することを特徴とするグループ管理プログラム。
【0059】
(付記3)付記1または2において、
前記設定条件は、前記依頼を含めた最低承認数を少なくとも有することを特徴とするグループ管理プログラム。
【0060】
(付記4)付記1または2において、
前記設定条件は、前記依頼を含めた最低承認数と、当該最低承認数を得る期限との組合せを有することを特徴とするグループ管理プログラム。
【0061】
(付記5)付記1または2において、
前記設定条件として、メンバーに登録されてから所定期間経過後に前記依頼または承認する資格が与えられることを設定可能にしたことを特徴とするグループ管理プログラム。
【0062】
(付記6)付記2において、
前記グループ作成を受け付ける時に、当該作成される新規グループのメンバー情報を受け付けて登録することを特徴とするグループ管理プログラム。
【0063】
(付記7)付記1において、
前記管理対象グループのメンバーは、当該管理対象グループを包含する全体グループのメンバーであることを特徴とするグループ管理プログラム。
【0064】
(付記8)付記1において、
前記グループ管理手順は、更に、
グループ管理機能にアクセスするメンバーに対して当該管理対象グループのメンバーであることの認証を行う手順を有することを特徴とするグループ管理プログラム。
【0065】
(付記9)付記1において、
前記メンバーの変更は、メンバーの追加または削除を少なくとも含むことを特徴とするグループ管理プログラム。
【0066】
(付記10)付記1において、
前記依頼は、起案を含むことを特徴とするグループ管理プログラム。
【0067】
(付記11)付記1において、
前記メンバーの変更の権限及び、又は承認の権限が、前記グループに属するメンバーに平等に与えられていることを特徴とするグループ管理プログラム。
【0068】
(付記12)複数のメンバーで構成されるグループにおけるグループ管理手順をコンピュータに実行させるグループ管理方法、
複数のメンバー情報を有するメンバーデータベースが構築され、
前記グループ管理方法は、
メンバーから該メンバーが属するグループのメンバー変更依頼を受け付ける工程と、
前記グループに属するメンバーであって、前記メンバー変更依頼を行った前記メンバーとは他のメンバーからの前記メンバー変更依頼に対する承認の状況が、設定された条件を満たすとき、該メンバー変更依頼に基づき、該グループに属するメンバーの変更を前記メンバーデータベースに反映する工程とを有することを特徴とするグループ管理方法。
【0069】
(付記13)付記12において、
更に、前記メンバーによるグループ作成を受け付け、当該作成される新規グループについて、前記設定条件の設定を受け付け、当該新規グループを前記設定条件と共に登録する工程を有することを特徴とするグループ管理方法。
【0070】
(付記14)複数のメンバーで構成されるグループにおけるグループ管理装置において、
複数のメンバー情報を有するメンバーデータベースと、
メンバーから該メンバーが属するグループのメンバー変更依頼を受け付ける依頼受け付け手段と、
前記グループに属するメンバーであって、前記メンバー変更依頼を行った前記メンバーとは他のメンバーからの前記メンバー変更依頼に対する承認の状況が、設定された条件を満たすとき、該メンバー変更依頼に基づき、該グループに属するメンバーの変更を前記メンバーデータベースに反映する変更手段とを有することを特徴とするグループ管理装置。
【0071】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、グループメンバーを管理するグループ管理プログラムにおいて、メンバーの追加や削除といったメンバー変更の権限を、その個別グループに属するメンバーに平等に与えて、メンバーによる自主管理を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例におけるグループ管理システムの構成図である。
【図2】全体グループと個別グループの関係を示す図である。
【図3】グループ管理プログラムの概略的機能を示すフローチャート図である。
【図4】グループ管理プログラムによるログイン画面とメニュー画面とを示す図である。
【図5】グループ作成処理のフローチャート図である。
【図6】グループ作成画面とその初期条件設定画面を示す図である。
【図7】グループ管理プログラムのメンバー追加処理のフローチャート図である。
【図8】メンバー追加画面を示す図である。
【図9】グループ管理プログラムのメンバー削除処理のフローチャート図である。
【図10】メンバー削除画面を示す図である。
【図11】グループ管理プログラムのメンバー承認処理のフローチャート図である。また、メンバー承認画面を示す図である。
【図12】メンバー承認画面を示す図である。
【図13】メンバー承認画面を示す図である。
【図14】メンバー承認画面を示す図である。
【図15】メンバーデータベースを示す図である。
【図16】メンバーデータベースを示す図である。
【符号の説明】
10 クライアント
12 ネットワーク
14 サーバ
18 グループ管理プログラム
22 全体グループメンバーデータベース
24 個別グループデータベース
【発明の属する技術分野】
本発明は、グループ管理プログラム及びそのグループ管理方法に関し、特にグループメンバーが平等に管理権限を有し特定の管理者を必要としないグループ管理プログラム及びそのグループ管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットやイントラネットを介して構成されるクライアント・サーバシステムを利用して、仕事や趣味などを共通にするメンバーで構成されるグループを構成し、そのグループ内のメンバーに対してのみ各種情報や機能を提供して、メンバー間の交流を活発化しメンバーの利便性を高めることが行われる。、このようなグループを結成してその活動を維持するために、グループのメンバーの追加や削除といったグループ管理を行う必要がある。
【0003】
このようなグループ管理では、サーバシステム内にインストールされたグループ管理プログラム(一般にグループウエアと呼ばれる)を利用して、グループのメンバーデータベースが適切に維持される。また、グループ管理プログラムは、各種情報や機能にアクセス要求してきたメンバーの認証を行い、正当なメンバーに対してそのアクセスを許可する。
【0004】
一般的なグループ管理プログラムでは、全グループまたはグループ毎に単数または複数の管理者が特定され、その特定された管理者のみがメンバーの追加や削除を行う権限を持ち、グループ管理プログラムが、メンバーデータベースにアクセスしてメンバーの追加や削除の要求を行う管理者の認証を行う。そして、認証を受けた正当な管理者のみが、メンバーの追加や削除などのメンバーリストの変更を行うことができる。
【0005】
例えば、特開2000−227879号公報には、メンバーの追加、削除を行う権限を有する管理者をメンバー内の特定のメンバーに限定し、管理者の公開鍵と秘密鍵を利用して認証することで、グループ管理者ではないサーバ管理者や不正な無権限者が、メンバーの追加、削除を行うことを防止することが提案されている。この例においても、グループ内の特定のメンバーが管理者に指定され、その管理者のみがメンバーの追加、削除を行う権限を有する。また、管理者は別の管理者の追加、削除を行う権限を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のグループ管理では、特定の管理者のみがメンバーの追加、削除の権限を有するので、管理者が出張や休暇などで不在の場合は、メンバーの追加、削除を行うことができない。また、管理者が別の管理者の変更の権限を有する場合は、管理者が不在の場合に、別の管理者を追加、削除することもできない。従って、メンバーや管理者の変更作業が特定の管理者のみに集中し、メンバーや管理者の入れ替えが頻繁に発生するようなグループでは、その変更作業をタイムリーに行うことができない。
【0007】
更に、共通の趣味を有するメンバー間での交流を図ることを目的とするなどメンバーの管理を厳格に行う必要がないようなグループでは、メンバーの追加や削除を特定の管理者に依頼することは煩雑な作業であり、メンバーの自主性に任せるほうが良い場合がある。また、メンバー全員が平等な権限を有するような性格のグループでは、メンバーの追加、削除の権限を持つ特定の管理者を決めることは、グループのポリシーに整合しない。
【0008】
そこで、本発明の目的は、メンバーの追加、削除の権限を特定の管理者に持たせないで、メンバーの変更作業をタイムリーに行うことができるグループ管理プログラム及びそのグループ管理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、複数のメンバーで構成されるグループにおけるメンバーの変更(例えば追加、削除)を行うグループ管理プログラムにおいて、複数のメンバー情報を有するメンバーデータベースが構築され、グループ管理機能にアクセスするメンバーに対してグループのメンバーであることの認証を行い、認証されたメンバーによるメンバーの変更の依頼(または起案)を受け付け、認証されたメンバーによる依頼の承認を受け付け、依頼及び、又は承認があらかじめ設定された条件をクリアした時、当該依頼、承認されたメンバーの変更をメンバーデータベースに反映し、グループのメンバー全員に、上記依頼、承認の権限が平等に与えられていることを特徴とする。
【0010】
上記のグループ管理プログラムを利用してグループ管理を行う場合、メンバーの追加、削除などの変更といったグループ管理の権限が特定の管理者に限定されず、メンバー全員に平等に与えられている。従って、メンバーの変更をメンバー全員が行うことができ、メンバーのタイムリーな変更、自主的な変更を可能にする。但し、グループ内のメンバーにグループ管理の権限を限定するために、少なくともグループのメンバーであることの認証を受けたメンバーにのみ、変更の依頼と承認を認めることにする。
【0011】
上記の発明において、好ましい実施例では、メンバーの変更の依頼(または起案)資格や承認資格を、メンバー登録されてから一定時間経過後などの平等な条件をクリアしたメンバーに限定する。このようにすることで、グループに不慣れな新規登録メンバーによる誤ったメンバー管理が行われることを防止することができる。
【0012】
更に、上記の発明において、好ましい実施例では、上記の設定された条件が、(1)メンバー一人が依頼(または起案)した場合(依頼自体が依頼者の承認を意味するものとする)、(2)依頼(または起案)に対してあらかじめ決められた人数のメンバーが承認した場合、(3)依頼(または起案)に対してあらかじめ決められた期間内にあらかじめ決められた人数のメンバーが承認した場合、(4)依頼(または起案)後あらかじめ決められた期間を経過した場合など、グループの性格に応じて適宜設定可能にする。このように設定条件を適宜設定可能にすることで、メンバーによる自主的なメンバー管理であっても、その管理の程度をより厳格にしたり、より緩やかにしたりすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、本発明の保護範囲は、以下の実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0014】
図1は、本実施の形態例におけるグループ管理システムの構成図である。図1のグループ管理システムでは、メンバーが使用する端末装置である複数のクライアント10とグループ管理機能を有するサーバ14とが、インターネットやイントラネットなどのネットワーク12を介して接続可能になっている。
【0015】
サーバ14は、ネットワークを介してアクセスするクライアント10にウエブサイトを提供するウエブサーバ16と、ウエブサーバ16に送信されたクライアントからの要求に応じて、または、グループ管理プログラム18の実行に応答して、データベースへのアクセスを制御するデータベースサーバ20とを有する。データベースには、例えば、所定の会員規約に同意したメンバーで構成される全体グループについての情報を有する全体グループメンバーデータベース22と、各グループのメンバーやメンバー追加、削除の条件についての情報を有するグループデータベース24と、各グループ内のメンバーで共有する情報を有するグループ共有情報データベース26とが含まれる。
【0016】
本実施の形態では、全体グループ内のメンバーにより各種のグループが構成される。従って、以下、各種グループを個別グループと称して、全体グループと区別することにする。
【0017】
図2は、全体グループと個別グループの関係を示す図である。図2には、全体グループを構成するメンバーの集合Hと、そのメンバーで構成される個別グループA〜Dの集合とが示される。全体グループのグループ管理サイトに入るためには、アクセス要求者の認証が必要であり、本実施の形態ではメンバーのIDとパスワードPWで認証を行う。むろん、秘密鍵と公開鍵などを利用した厳格な認証を行ってもよい。この認証をパスしたメンバーは、全体グループのメンバーで構成される新たなグループを作成する権限が認められる。
【0018】
また、各個別グループのメンバーの追加、削除の起案や承認については、そのメンバーが個別グループのメンバーであることが1つの条件になっている。全体グループのグループ管理サイトに入る時の認証プロセスにより、メンバーが特定されているので、グループ管理プログラムは、改めて認証のための入力などを要求することなく、バックグランドで個別グループのメンバーであるか否かの認証を行うことができる。
【0019】
全体グループ内のメンバーは、個別グループへの登録を予定されていて、個別グループ内のメンバーの起案、承認により、その個別グループのメンバーに追加され、また、個別グループのメンバーの起案、承認により、その個別グループのメンバーから削除される。更に、前述のとおり全体グループ内のメンバーは、個別グループを新たに作成することが許されている。これらの条件を予め了承している者が、全体グループのメンバーとして登録されている。
【0020】
全体グループ内のメンバーが個別グループを作成すると、その作成された個別グループがグループデータベース24内に追加され、その追加された個別グループのメンバーの追加、削除の起案、承認が行われると、それがグループデータベース24に反映される。そして、個別グループのメンバーの追加、削除の権限(起案と承認の権限)は、原則として個別グループのメンバー全員に平等に与えられている。
【0021】
また、個別グループのメンバーがグループ内で共有している情報にアクセスした時は、アクセスした者がその個別グループのメンバーであることを条件にして、そのアクセスが許可される。更に、個別グループが提供する所定の機能へのアクセスがある場合も、アクセスした者がその個別グループのメンバーであることを条件にして、その機能へのアクセスが許可される。
【0022】
以下、グループ管理プログラム18の機能について、詳細に説明する。図3は、グループ管理プログラムの概略的機能を示すフローチャート図である。更に、図4は、グループ管理プログラムによるログイン画面とメニュー画面とを示す図である。クライアント10からグループ管理サイトにアクセスするためには、グループ管理の対象である全体グループにログインすることが必要である。図4のログイン画面IM10に示されるとおり、クライアント側で全体グループ名GNameとメンバーのIDと、パスワードPWの入力が促され、それらが入力されると、その情報がウエブサーバ16に送信される。ウエブサーバ16でのグループ管理プログラム18は、データベースサーバ20を介して全体グループメンバーDBに蓄積されているデータに基づいて、正当なメンバーか否かの認証を行う(S10)。正当なメンバーであることが認証されると(S11)、グループ管理メニュー画面のデータがウエブサーバ16からクライアント10に送信され、クライアントのディスプレイに表示される(S13)。このグループ管理メニュー画面IM12は、図4に示される通りである。また、認証をパスしない場合は、ログインが拒否される(S12)。
【0023】
グループ管理メニュー画面IM12には、個別グループ選択領域30と、選択された個別グループのメンバー一覧領域32と、グループ管理のメニューボタン領域33とが含まれる。図4では、個別グループとして「Aグループ」が選択されており、それに伴いメンバー一覧領域32には「Aグループ」のメンバー一覧表が表示される。メンバー一覧領域21は、メンバー番号、メンバー氏名、登録日などが表示される。全てのメンバーを表示できない場合は、スクロール画面内の表示となり、必要に応じて検索機能が付加される。
【0024】
メニューボタン領域33には、メンバー追加、メンバー削除、グループ作成、承認の4つのメニューボタンが表示され、クライアント側でこれらのボタンをクリックすると、アクセスしているメンバーが選択されている個別グループのメンバーを条件として、それぞれの処理画面が表示される。
【0025】
このように、全体グループのメンバーとして、認証処理をパスしなければ、その全体グループのグループ管理サイトに入ることはできない。そして、グループ管理サイトに入った後、各個別グループのメンバーの追加、削除の起案や承認を行う場合、その個別グループのメンバーであることが認証されないと、それぞれの処理を行うことはできない。
【0026】
図5は、グループ作成処理のフローチャート図である。また、図6は、グループ作成画面とその初期条件設定画面を示す図である。図3のフローチャートに示されるとおり、グループ管理メニュー画面IM12のグループ作成ボタンがクリックされると(S14)、新たな認証手続きを経ることなく、グループ作成画面IM14が表示される(S15、S30)。つまり、全体メンバーであれば、個別グループを作成する権限が認められており、従って、既に全体グループのメンバーとして認証済みであるので、新たな認証は行われない。
【0027】
グループ作成画面IM14は、新たな個別グループ名とグループ作成者氏名とを入力する領域34と、そのメンバーを登録する領域35と、個別グループの作成を依頼するボタン領域36とを有する。新たに個別グループを作成しようとするメンバーは、クライアント側で、グループ作成画面IM14内に、個別グループ名(図6の例では「Dグループ」)と、作成者名(図6の例では「田中太郎」)とを入力し、更に、メンバー登録領域35にて、左欄の全体グループのメンバーを指定して、右向きの矢印をクリックすることで、右欄の個別グループのメンバーに登録することができる。登録を取り消す場合は、右欄の個別グループのメンバーを指定して、左向きの矢印をクリックすることで、そのメンバーを削除することができる。グループ名、作成者名、メンバーの登録が終わって、作成ボタンをクリックすると、入力した情報がウエブサーバ16に送信される。
【0028】
グループ管理プログラム18は、グループ名、作成者名、メンバーリストを受信すると(S31)、データベースサーバ20を介してグループデータベース24を検索して、同一の個別グループが既に登録済みか否かをチェックする(S32)。同一の個別グループが既に登録済みの場合は、その新規登録を拒否して(S34)、グループ名の再入力を促す。
【0029】
グループ管理プログラム18は、同一の個別グループが存在しないことを確認すると(S33)、初期条件設定画面IM16をクライアント10に送信して表示させる(S35)。初期条件設定画面IM16は、個別グループ名と作成者名と構成メンバーを表示する領域36と、初期条件設定領域37とを有する。本実施の形態では、個別グループのメンバーの追加、削除の権限は、その個別グループのメンバー全員に平等に与えられている。従って、個別グループ内のグループ管理は、メンバーの自主性に委ねられる。但し、個別グループ毎に、より厳しい管理条件にしたり、より緩やかな管理条件にしたり、適宜条件を選択可能になっている。
【0030】
上記の条件には次の例がある。
(1)追加条件。メンバーとして追加が認められるための条件であり、例えば、追加を承認するメンバー数や、その承認メンバー数が要求される期限などである。初期条件設定画面IM16では、追加条件としてプルダウンメニューに示される2種類の条件を組み合わせることが示されている。つまり、追加を承認するメンバー数と、その承認メンバー数が要求される期限とが、組み合わされる。追加を承認するメンバー数には、追加を起案されればそれ以外の承認を必要としない条件1、追加の起案以外に所定数の承認を必要とする条件2などがある。また、期限には、追加の起案から1週間、1ヶ月などの具体的期間が選択される。更に、起案後、所定期間経過後に追加条件をクリアするようにしても良い。
(2)削除条件。メンバーから削除が認められるための条件であり、追加条件と同様に、削除を承認するメンバー数や、その承認メンバー数が要求される期限や、削除起案後に経過すべき期限などである。初期条件設定画面IM16では、削除条件としてプルダウンメニューに示される2種類の条件を組み合わせることが示されている。承認メンバー数とそれが要求される期限の組合せが一例である。
【0031】
上記の追加や削除の承認数の条件に応じて、グループを構成するメンバーの最低数が決まる。即ち、起案を含めた承認数が3名であれば、グループのメンバー数は、最低で3名になり、それより少ない人数にすることは認められない。このようにすることで、メンバーの削除をメンバーの自主性に委ねた結果、グループが自然消滅することが防止される。
(3)起案資格。メンバーの追加や削除を起案できる条件である。但し、全てのメンバーに平等にメンバー管理の権限が与えられなければならないので、この起案資格はメンバーが平等に獲得可能な条件であることが要求される。一例として、メンバー登録から所定期間を経過していることを起案できる条件とする。メンバーとして登録されてから即刻起案資格を得るように設定してもよい。新たにメンバーとして登録されてから、その個別グループに慣れるに十分な期間をこの起案資格に設定することで、新たなメンバーが誤ってメンバー追加や削除を起案したりして無用の混乱が生じるのを未然に防止することができる。
(4)承認資格。メンバーの追加や削除の条件に、起案者以外の承認が必要とされる場合の、その承認資格についての条件である。全てのメンバーに平等にメンバー管理の権限が与えるために、この承認資格もメンバーが平等に獲得可能な条件であることが要求される。一例として、グループに登録されてから所定の期間を経過したことを、承認条件とする。むろん、グループに登録されると即刻承認資格が得られるように設定することも可能である。所定の期間を設けることで、起案資格と同様に無用の混乱を防ぐことができる。
【0032】
以上の説明から明らかなとおり、個別グループの管理の権限が、全てのメンバーに平等に与えられている。従って、従来例の特定のメンバーに管理者を限定する場合に比較して、本実施の形態では、グループ管理を迅速に行うことができる。
【0033】
初期条件を設定した後、設定ボタン38をクリックすると、新規の個別グループの初期条件がサーバ14に送信され(S35)、作成された個別グループがグループデータベース24に新たに登録される(S36)。
【0034】
図15、図16は、グループデータベースを示す図である。グループデータベース24は、グループ管理データベース(図15(A))と、それぞれの個別グループのメンバーについてのデータベース(図15(B)(C)、図16(A)(B))とで構成される。図15(A)に示されるグループ管理データベースは、各グループ毎に、グループ名、登録日付、メンバーのデータベースのID、グループ作成者と共に、各グループに設定された条件(起案資格、承認資格、追加条件、削除条件)の情報を有する。
【0035】
図15(A)の例では、全体グループのメンバーはデータベースDB1に登録され、全体グループであるので、設定条件は存在しない。また、個別グループであるA〜Dグループには、それぞれのメンバーのデータベースDB2〜5と、設定条件とが登録されている。Aグループの設定条件は、起案資格が1ヶ月(1M)、承認資格が1週間(1W)、追加条件と削除条件が無条件に設定されている。無条件とは、起案者以外の承認は不要という意味であり、起案者自身が承認しているので、承認に必要なメンバー数は1名と設定されることになる。同様に、Bグループの設定条件は、起案資格と承認資格は条件なしであり、追加条件及び削除条件は承認数3に設定されている。従って、この設定条件の場合は、グループのメンバーに登録されると即刻起案資格と承認資格を取得し、起案に対する承認数は、起案者を含めて3名以上が必要になる。
【0036】
Cグループの設定条件は、起案資格と承認資格が共に1ヶ月、追加条件と削除条件とが1ヶ月内に承認数4以上と設定されている。従って、追加と削除については、起案されてから1ヶ月以内に起案者以外に3名以上の承認が必要になる。Dグループの設定条件は、起案資格と承認資格が共に1週間で、追加条件と削除条件は共に承認数2以上と設定されている。
【0037】
このように、個別グループが新たに作成されると、その情報が、図15(A)のグループ管理データベースに登録される。そして、その個別グループのメンバーはそれぞれのデータベースDB2〜DB5に登録される。
【0038】
図7は、グループ管理プログラムのメンバー追加処理のフローチャート図である。また、図8は、メンバー追加画面を示す図である。図3,4に戻り、グループ管理メニュー画面IM12でグループを選択してから、メンバー追加ボタンをクリックすると(S18)、グループ管理プログラム18は、追加を要求してきたメンバーがその選択された個別グループのメンバーか否かと起案資格を有するか否かの認証をバックグランドで行い(S19)、認証をパスするとメンバー追加画面IM18をクライアント10に送信する(S20)。認証をパスしない場合は、メンバー追加を拒否するエラー表示をクライアント10に送信する(S21)。但し、図8の例では、Bグループが選択され、図15(A)に示したとおり、Bグループの起案資格は特にないので、追加を要求してきたメンバーがBグループのメンバーか否かのみがチェックされる。
【0039】
図8に示されるとおり、メンバー追加画面IM18には、追加メンバー選択領域40が含まれる。この領域40には、左欄に全体グループのメンバーリストが示され、右欄に選択したBグループのメンバーリストが示される。そして、クライアント側で新たに追加したいメンバーを全体リストから選択して、右向きの矢印をクリックすると、追加メンバー「新田忍」が右欄に追加され、その横に「起案」マーク41が表示される。そこで、送信ボタン42をクリックすると、追加メンバーの情報がサーバ14に送信される(S41)。また、取消ボタン43をクリックすると、追加の起案は取り消される。
【0040】
追加メンバーを受信すると、グループ管理プログラム18は、追加メンバーをグループメンバーに追加し、その追加メンバーに仮メンバーステータスを与える(S42)。この状態が、図16(A)のデータベースDB3に示されている。Bグループの「新田忍」というメンバーが追加され、そのメンバーには仮メンバーフラグ「1」が与えられている。そして、追加の起案をされた直後であるので、承認数「1」が記録されている。図15(A)に示したとおり、Bグループの追加条件は、承認数3以上と設定されているので、この承認数が3以上になるまで、追加メンバーのステータスは、仮メンバーの状態に維持され、正式な登録メンバーにはならない。
【0041】
図7のフローチャートに示されるとおり、追加起案されたメンバーは、必要な承認数以上の承認をメンバーから得られるなど、追加条件をクリアすると(S45)、グループ管理プログラム18は、その追加メンバーを正規メンバーステータス(図16(A)の仮メンバーフラグの「0」)に変更して、起案者に電子メールでその旨を通知する(S46)。また、追加条件に起案からの期限が設定されている場合は、その期限を過ぎても必要な承認数を得られない場合に、追加条件のクリアが不可能になる(S43)。その場合は、グループ管理プログラム18は、追加メンバーをその個別グループから削除して、その旨を起案者に電子メールなどで通知する(S44)。追加条件に起案からの期間の設定がない場合は、そのような削除はなされない。
【0042】
図9は、グループ管理プログラムのメンバー削除処理のフローチャート図である。また、図10は、メンバー削除画面を示す図である。メンバー追加処理の場合と同様に、図3,4に示されるとおり、グループ管理メニュー画面IM12でグループを選択してから、メンバー削除ボタンをクリックすると(S22)、グループ管理プログラム18は、削除を要求してきたメンバーがその選択された個別グループのメンバーか否かと、起案資格を有するか否かの認証をバックグランドで行い(S23)、認証をパスすると、図10のメンバー削除画面IM20をクライアント10に送信する(S24)。認証をパスしない場合は、メンバー追加を拒否するエラー表示をクライアント10に送信する(S25)。但し、図8の例では、Bグループが選択され、図15(A)に示したとおり、Bグループの起案資格は特にないので、追加を要求してきたメンバーがBグループのメンバーか否かのみがチェックされる。
【0043】
図10に示されるとおり、メンバー削除画面IM20には、削除メンバー選択領域44が含まれる。この領域44には、左欄に全体グループのメンバーリストが示され、右欄に選択したBグループのメンバーリストが示される。そして、クライアント側で削除したいメンバーを右欄のBグループリストから選択して、左向きの矢印をクリックすると、削除メンバー「鈴木一郎」が左欄に追加され、その横に「起案」マーク45が表示される。そこで、送信ボタン46をクリックすると、削除メンバーの情報がサーバ14に送信される(S51)。また、取消ボタン47をクリックすると、追加の起案は取り消される。
【0044】
削除メンバーの情報を受信すると(S51)、グループ管理プログラム18は、その削除メンバーを削除ステータスにする(S52)。そして、設定されている削除条件をクリアすると(S55)、グループ管理プログラムは、その削除メンバーを個別グループから削除して、起案者に電子メールなどで通知する(S56)。但し、削除条件をクリアすることが不可能になった場合は(S53)、グループ管理プログラムは、削除メンバーの削除ステータスをキャンセルして、その旨を起案者に通知する(S54)。削除条件のクリアが不可能になるのは、起案から期限を経過しても必要な承認数を得られなかった場合などである。
【0045】
以上のように、メンバーの追加や削除の起案は、個別グループのメンバーであって、設定された条件を満たしているメンバーであれば、全てのメンバーがその権限を有する。また、その起案の権限を得る条件は、メンバーに登録されてから一定期間を経過するといった、メンバーに平等な条件である。尚、メンバーの追加や削除の起案の取消は、起案者に限定して許可することが好ましい。つまり、起案者以外のメンバーは、その起案を承認するか否認するかの権限しか与えられない。
【0046】
図11は、グループ管理プログラムのメンバー承認処理のフローチャート図である。また、図12、図13、図14は、メンバー承認画面を示す図である。クライアント側でグループ管理メニュー画面IM12を表示すると、アクセス中のメンバーが属する個別グループにおいて承認を必要とする起案中のものがあると、そのメニュー画面IM12内に承認ボタンが表示される。つまり、グループ管理プログラムが、そのメンバーに対して起案に対する承認を促す。そこで、図3に示されるとおり、承認ボタンをクリックして承認処理が選択されると(S26)、グループ管理プログラムは、そのメンバーが承認資格を有するか否かの認証処理を行い(S27)、承認資格を有する個別グループであって、承認が求められる状態にある個別グループを表示する承認画面IM22をクライアントに表示させる(S28)。
【0047】
図12の例では、承認画面IM22は、A,B,Cグループにおいて、それぞれ削除と追加の承認が求められていることを表示している。この状態が、図11のフローチャートの工程S50である。そこで、クライアント側がいずれかのグループのボタンをクリックすると、グループ管理プログラムは、その承認対象グループ情報を受信して(S51)、図13または図14の承認画面をクライアントに送信する。
【0048】
図12の承認画面IM22において、Bグループの追加承認が選択されると、図13の追加承認画面IM24が表示される。この画面IM24は、図8のメンバー追加画面IM18と同じである。そこで、クライアント側で起案ボタン41がクリックされると、グループ管理プログラムは、その起案を承認するか否認するかのウインドウ画面IM26を表示する。そして、クライアント画面上で承認ボタンか否認ボタンのいずれかがクリックされると、その情報がサーバに送信され、メンバーのデータベースDB3(図16(A))に反映される。つまり、承認ボタンがクリックされれば、承認数が追加され、否認ボタンがクリックされれば、承認数は追加されない。
【0049】
一旦、メンバーが承認すると(S54)、追加承認画面IM24内の起案表示41が、承認という文字に変化する(S56)。そして、その後同じメンバーがグループメニュー画面IM12から承認ボタンをクリックしても、承認画面IM22には、それに対応する個別グループの表示は行われない。また、メンバーが否認した後も、承認画面IM22にそれに対応する個別グループの表示は行われない。図13の例では、Bグループのメンバー追加が承認済みになり、その後の承認画面IM22からBグループの表示はなくなる。その結果、そのメンバーが何度も承認を求められることは回避される。
【0050】
承認処理中に承認終了がクライアントから通知されると、グループ管理プログラムは、その承認処理を終了して、グループメニュー画面に戻る。
【0051】
メンバー削除の承認も同様にして行われる。図12の承認画面IM22にて、Aグループが選択されると、グループ管理プログラムは、図14のメンバー削除承認画面を表示する。そこには、削除メンバーが起案中であることが起案ボタン42にて示されている。そこで、クライアント側からこの起案ボタン42をクリックすると、削除の起案を承認するか否認するかのウインドウ画面IM26が表示される。この画面IM26で承認ボタンがクリックされると、グループ管理プログラムはその承認をカウントして、メンバーのデータベースDB2に反映する。但し、図15(C)のデータベースDB2には、削除ステータスについては示されていない。
【0052】
図15と図16に示したメンバーデータベースについて簡単に説明する。図15(B)は、全体グループのメンバーのデータベースDB1である。このデータベースには、全体グループに属しているメンバーの氏名、登録日付、及びその他の個別グループが含まれる。図15(B)は、AグループのメンバーのデータベースDB2であり、メンバーの氏名、登録日付、その他の個別グループ名と、メンバーの起案資格と承認資格についてのデータが示されている。Aグループは、図15(A)に示されるとおり、追加条件と削除条件が無条件であり、起案と同時に追加、削除されるので、このデータベースDB2には、追加起案による仮メンバーフラグや、削除起案中フラグなどはない。
【0053】
図16(A)は、BグループのデータベースDB3であり、メンバーの追加承認数と仮メンバーフラグとが含まれる。Bグループは、3名の承認数が追加条件になっているので、追加承認数が3に満たないメンバーは、仮メンバーフラグが「1」(仮メンバーステータス)になっている。また、追加承認数が3以上のメンバーは、仮メンバーフラグが「0」(正式メンバーステータス)になっている。
【0054】
図16(B)は、CグループのデータベースDB4であり、メンバーの追加承認数、起案資格、承認資格、仮メンバーフラグが含まれる。Cグループは、追加条件が起案から1ヶ月以内に承認数4と設定されているので、追加承認数が4に満たないメンバーは、仮メンバーステータスになっている。また、起案資格と承認資格も設定されているので、各メンバー毎にその資格の有無が情報として含まれている。
【0055】
以上のとおり、本実施の形態におけるグループ管理プログラムは、メンバーの追加や削除の権限を、その個別グループに属するメンバーに平等に与えて、メンバーによる自主管理を可能にする。その結果、メンバーの入れ替えが頻繁に行われる個別グループのメンバー管理をタイムリーに行うことができる。また、メンバーによる自主運営をポリシーとする個別グループにおいて、特定のグループ管理者を決める必要がなくなる。
【0056】
以上、実施の形態例をまとめると以下の付記の通りである。
【0057】
(付記1)複数のメンバーで構成されるグループにおけるグループ管理手順をコンピュータに実行させるグループ管理プログラムにおいて、
複数のメンバー情報を有するメンバーデータベースが構築され、
前記グループ管理手順は、
メンバーから該メンバーが属するグループのメンバー変更依頼を受け付ける手順と、
前記グループに属するメンバーであって、前記メンバー変更依頼を行った前記メンバーとは他のメンバーからの前記メンバー変更依頼に対する承認の状況が、設定された条件を満たすとき、該メンバー変更依頼に基づき、該グループに属するメンバーの変更を前記メンバーデータベースに反映する手順とを有することを特徴とするグループ管理プログラム。
【0058】
(付記2)付記1において、
前記手順は、更に、前記メンバーによるグループ作成を受け付け、当該作成される新規グループについて、前記条件の設定を受け付け、当該新規グループを前記設定条件と共に登録する手順を有することを特徴とするグループ管理プログラム。
【0059】
(付記3)付記1または2において、
前記設定条件は、前記依頼を含めた最低承認数を少なくとも有することを特徴とするグループ管理プログラム。
【0060】
(付記4)付記1または2において、
前記設定条件は、前記依頼を含めた最低承認数と、当該最低承認数を得る期限との組合せを有することを特徴とするグループ管理プログラム。
【0061】
(付記5)付記1または2において、
前記設定条件として、メンバーに登録されてから所定期間経過後に前記依頼または承認する資格が与えられることを設定可能にしたことを特徴とするグループ管理プログラム。
【0062】
(付記6)付記2において、
前記グループ作成を受け付ける時に、当該作成される新規グループのメンバー情報を受け付けて登録することを特徴とするグループ管理プログラム。
【0063】
(付記7)付記1において、
前記管理対象グループのメンバーは、当該管理対象グループを包含する全体グループのメンバーであることを特徴とするグループ管理プログラム。
【0064】
(付記8)付記1において、
前記グループ管理手順は、更に、
グループ管理機能にアクセスするメンバーに対して当該管理対象グループのメンバーであることの認証を行う手順を有することを特徴とするグループ管理プログラム。
【0065】
(付記9)付記1において、
前記メンバーの変更は、メンバーの追加または削除を少なくとも含むことを特徴とするグループ管理プログラム。
【0066】
(付記10)付記1において、
前記依頼は、起案を含むことを特徴とするグループ管理プログラム。
【0067】
(付記11)付記1において、
前記メンバーの変更の権限及び、又は承認の権限が、前記グループに属するメンバーに平等に与えられていることを特徴とするグループ管理プログラム。
【0068】
(付記12)複数のメンバーで構成されるグループにおけるグループ管理手順をコンピュータに実行させるグループ管理方法、
複数のメンバー情報を有するメンバーデータベースが構築され、
前記グループ管理方法は、
メンバーから該メンバーが属するグループのメンバー変更依頼を受け付ける工程と、
前記グループに属するメンバーであって、前記メンバー変更依頼を行った前記メンバーとは他のメンバーからの前記メンバー変更依頼に対する承認の状況が、設定された条件を満たすとき、該メンバー変更依頼に基づき、該グループに属するメンバーの変更を前記メンバーデータベースに反映する工程とを有することを特徴とするグループ管理方法。
【0069】
(付記13)付記12において、
更に、前記メンバーによるグループ作成を受け付け、当該作成される新規グループについて、前記設定条件の設定を受け付け、当該新規グループを前記設定条件と共に登録する工程を有することを特徴とするグループ管理方法。
【0070】
(付記14)複数のメンバーで構成されるグループにおけるグループ管理装置において、
複数のメンバー情報を有するメンバーデータベースと、
メンバーから該メンバーが属するグループのメンバー変更依頼を受け付ける依頼受け付け手段と、
前記グループに属するメンバーであって、前記メンバー変更依頼を行った前記メンバーとは他のメンバーからの前記メンバー変更依頼に対する承認の状況が、設定された条件を満たすとき、該メンバー変更依頼に基づき、該グループに属するメンバーの変更を前記メンバーデータベースに反映する変更手段とを有することを特徴とするグループ管理装置。
【0071】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、グループメンバーを管理するグループ管理プログラムにおいて、メンバーの追加や削除といったメンバー変更の権限を、その個別グループに属するメンバーに平等に与えて、メンバーによる自主管理を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例におけるグループ管理システムの構成図である。
【図2】全体グループと個別グループの関係を示す図である。
【図3】グループ管理プログラムの概略的機能を示すフローチャート図である。
【図4】グループ管理プログラムによるログイン画面とメニュー画面とを示す図である。
【図5】グループ作成処理のフローチャート図である。
【図6】グループ作成画面とその初期条件設定画面を示す図である。
【図7】グループ管理プログラムのメンバー追加処理のフローチャート図である。
【図8】メンバー追加画面を示す図である。
【図9】グループ管理プログラムのメンバー削除処理のフローチャート図である。
【図10】メンバー削除画面を示す図である。
【図11】グループ管理プログラムのメンバー承認処理のフローチャート図である。また、メンバー承認画面を示す図である。
【図12】メンバー承認画面を示す図である。
【図13】メンバー承認画面を示す図である。
【図14】メンバー承認画面を示す図である。
【図15】メンバーデータベースを示す図である。
【図16】メンバーデータベースを示す図である。
【符号の説明】
10 クライアント
12 ネットワーク
14 サーバ
18 グループ管理プログラム
22 全体グループメンバーデータベース
24 個別グループデータベース
Claims (5)
- 複数のメンバーで構成されるグループにおけるグループ管理手順をコンピュータに実行させるグループ管理プログラムにおいて、
複数のメンバー情報を有するメンバーデータベースが構築され、
前記グループ管理手順は、
メンバーから該メンバーが属するグループのメンバー変更依頼を受け付ける手順と、
前記グループに属するメンバーであって、前記メンバー変更依頼を行った前記メンバーとは他のメンバーからの前記メンバー変更依頼に対する承認の状況が、設定された条件を満たすとき、該メンバー変更依頼に基づき、該グループに属するメンバーの変更を前記メンバーデータベースに反映する手順とを有することを特徴とするグループ管理プログラム。 - 請求項1において、
前記手順は、更に、前記メンバーによるグループ作成を受け付け、当該作成される新規グループについて、前記条件の設定を受け付け、当該新規グループを前記設定条件と共に登録する手順を有することを特徴とするグループ管理プログラム。 - 請求項1または2において、
前記設定条件は、前記依頼を含めた最低承認数を少なくとも有することを特徴とするグループ管理プログラム。 - 請求項1または2において、
前記設定条件は、前記依頼を含めた最低承認数と、当該最低承認数を得る期限との組合せを有することを特徴とするグループ管理プログラム。 - 複数のメンバーで構成されるグループにおけるグループ管理装置において、
複数のメンバー情報を有するメンバーデータベースと、
メンバーから該メンバーが属するグループのメンバー変更依頼を受け付ける依頼受け付け手段と、
前記グループに属するメンバーであって、前記メンバー変更依頼を行った前記メンバーとは他のメンバーからの前記メンバー変更依頼に対する承認の状況が、設定された条件を満たすとき、該メンバー変更依頼に基づき、該グループに属するメンバーの変更を前記メンバーデータベースに反映する変更手段とを有することを特徴とするグループ管理装置。
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050906 |