JP2004012327A - 物理量検出器及び物理量検出器の製造方法 - Google Patents

物理量検出器及び物理量検出器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より測定精度の高い物理量検出器、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】物理量検出器(例えば、静電容量型加速度センサ1)を、弾性部22によって変位自在に支持された可動極板21と、前記可動極板と対面する位置に配置された固定極板11、31とで形成されるキャパシタの静電容量に基づいて被測定体の変位、速度、加速度の何れかの物理量を検出する物理量検出手段(例えば、検出部100)と、前記物理量検出手段の物理量検出を制御する制御手段(例えば、検出制御部200)と、前記物理量検出手段の振動数特性及び感度を調整する調整手段(例えば、振動数特性調整部300)と、を有する実装体と、前記実装体が実装される基盤2と、で構成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、加速度、変位、圧力その他の物理量を検出する物理量検出器に関し、特に静電容量差に基づいて物理量を検出する静電容量型の物理量検出器およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、静電容量型の物理量検出器には様々なものが提供されており、例えば、特開平9−243654号公報に記載された加速度センサが知られている。
かかる加速度センサ1000は、例えば、図4に示すように、シリコン基盤1001の下面に、第1のガラス基盤1002が接合され、シリコン基盤1001の上面に第2のガラス基盤1003が接合されている。シリコン基盤1001はエッチング加工により平面がロ字状に形成された支持枠1001aに重り部1001bが梁部1001cを介して片持ち支持されて連結されている。更に、重り部1001bの上下両面と、対向する両ガラス基盤1002、1003の対向面との間には、所定の隙間を形成している。これにより、加速度を受けると梁部1001cが撓み、重り部1001bが変位し、前記隙間の距離が変化するようになっている。
【0003】
そして、重り部1001bの両表面に可動電極1004が形成され、この可動電極1004と対向するように、第1のガラス基盤1002と第2のガラス基盤1003の内側面にそれぞれ第1の固定電極1005と第2の固定電極1006が形成される。従って、重り部1001bが変位して隙間の距離が変化すると、可動電極1004と第1の固定電極1005間に第1のキャパシタが形成され、可動電極1004と第2の固定電極1006間に第2のキャパシタが形成され、可動電極1004の移動に伴って第1のキャパシタ及び第2のキャパシタの静電容量も変化する。この静電容量の変化を検出することにより、重り部1001bの変位に基づく加速度を検出することができるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の物理量検出器では、製造過程におけるバラツキに起因して測定精度のバラツキが生じていたため、地震測定といった高精度のものが要求される用途に使用することは難しいという問題があった。
【0005】
上記を鑑み、本発明の課題は、より測定精度の高い物理量検出器、およびその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。なお、括弧の数字は、実施の形態において対応する構成の符号を示す。
請求項1記載の発明は、基板2と、前記基板に実装されるを備え、
前記実装体は、
弾性部22によって変位自在に支持された可動極板21と、前記可動極板と対面する位置に配置された固定極板11、31とで形成されるキャパシタの静電容量に基づいて被測定体の変位、速度、加速度の何れかの物理量を検出する物理量検出手段(例えば、検出部100)と、 前記物理量検出手段の物理量検出を制御する制御手段(例えば、検出制御部200)と、
前記物理量検出手段の振動数特性及び感度を調整する調整手段(例えば、振動数特性調整部300)と、
を含むことを特徴としている。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、基盤に実装された調整手段によって物理量検出手段の振動数特性及び感度が調整されるので、高精度の振動測定を行うことができる。また、一つの基盤上に物理量検出手段と制御手段と調整手段が実装されるので、高精度で使い勝手のよい物理量検出器を提供することができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の物理量検出器において、
前記実装体は、前記物理量検出手段の温度を測定する温度測定手段(例えば、温度測定部16)を含むことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、温度測定手段により温度測定が可能なので、物理量検出器が適正な温度範囲で使用されているかが分かる。
また、例えば、かかる温度結果を温度補正データとして利用することもできる。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の物理量検出器において、
前記実装体は、前記可動極板及び前記固定極板が封止された状態でモールド剤によってパッケージングされていることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、可動極板及び固定極板が封止された状態でモールド剤によってパッケージングされているので、より安価なパッケージングにより、安定した物理量の検出が可能となる。
即ち、例えば、金属パッケージなどによりパッケージングするよりも、より安価なモールド剤によってパッケージングされるので、コストダウンが図れる。
また、モールド剤により実装体の各面を固定しているので、振動の伝達も良好になり、より高精度な測定が可能となる。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の物理量検出器を製造するための製造方法であって、
前記実装体を基盤上に実装する工程と、
次いで、前記実装体を前記基盤とともにモールド剤によりパッケージングする工程と、
を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明によれば、実装体はモールド剤によってパッケージングされているので、より安価なパッケージングにより、安定した物理量の検出が可能となる。
即ち、例えば、金属パッケージなどによりパッケージング後に真空処理を行う場合に比べて、安価なモールド剤によるパッケージングが可能となって、コストダウンが図れる。
また、モールド剤により実装体の各面を固定しているので、振動の伝達も良好になり、より高精度な測定が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態にかかる静電容量型加速度センサについて図1〜図3を参照しながら説明する。
静電容量型加速度センサ(物理量検出器)1は、図1に示すように、基盤2と、実装体としての検出部100と、実装体としての検出制御部200と、実装体としての振動数特性調整部300などにより構成されている。
【0015】
基盤2には、検出部100と、検出部制御部200と、振動数特性調整部300と、を電気的に接続するための配線がプリントされている。また、基盤2には、検出部制御部200と、振動数特性調整部300を取り付けるためのパッドやスティック2aなどが設けられている。
検出部100は、図2に示す様に、中央に配置されたシリコン基盤102と、このシリコン基盤102を上下両側から挟む2つのガラス基盤101及びガラス基盤103と、をそれぞれ陽極接合する事により構成されている。シリコン基盤102の大部分は、シリコン製の本体部20によって構成されており、当該本体部20には、弾性部22と、この弾性部22によって厚さ方向に変位自在に支持された平面視円形の可動極板21とがエッチングによって一体的に設けられている。
【0016】
上側のガラス基盤101に於いて、可動極板21と対面する位置には、これと数ミクロンのギャップ(隙間)を確保して、第1の固定極板11が蒸着やスパッタリング等の方法によって成膜されている。
この第1の固定極板11は、投影視において可動極板21及び弾性部22が占める領域に一致している。この第1の固定極板11と可動極板21とにより、第1のキャパシタが形成される。
第1の固定極板11からは、チタンと白金の合金から成る平面L字状の第1の検出用電極12が、シリコン基盤102の島4の投影領域に向かって延設されている。
【0017】
更に、上側のガラス基盤101に於いて、第1の固定極板11の周囲には、貫通孔である穴部13,14、15が所定位置に設けられている。当該各穴部13,14は、夫々島4,島5に向かって連通する様配置されている。
また、上側のガラス基盤101には、温度測定部16(図1参照)が形成されている。温度測定部16は、ガラス基盤101の表面に白金、バイメタル、銅−コンスタンタンなどの金属薄膜がスパッタ法や蒸着法によりパタンニングされることにより成膜されている。温度測定部16では、金属薄膜間の抵抗或いは電圧等を測定することにより温度測定が可能となっている。そして、測定された温度は検出制御部200に出力され、検出制御部200により測定データの補正用のデータとして利用されたり、或いはセンサそのものの使用可能な温度であるかの監視データとして利用される。
【0018】
一方、下側のガラス基盤103に於いて、可動極板21と対面する位置には、これと数ミクロンのギャップを確保して、第2の固定極板31が蒸着やスパッタリング等の方法によって成膜されている。
この第2の固定極板31は、投影視において可動極板21及び弾性部22が占める領域に一致している。この第2の固定極板31と可動極板21とにより、第2のキャパシタが形成される。
第2の固定極板31からは、チタンと白金の合金から成る平面L字状の第2の検出用電極32が、島5の投影領域に向かって延設されている。
【0019】
また、シリコン基盤102に於いて可動極板21の周囲には、所定位置に電極取出用のシリコン製の島4、5が設けられている。当該各島4、5は、他の島及び本体部20と接触せぬ様に隔離されて配置されており、従って他の島及び本体部20とは電気的に絶縁されている。
これ等の内、島4は平面方向からの投影視に於いて穴部13と重なる位置に配置されており、島5は同じく投影視に於いて穴部14と重なる位置に配置されている。
【0020】
ガラス基盤101に設けた穴部13,14、15は、金属膜メッキされ、穴部13,14、15の周囲には同金属膜のパッド13a、14a、15aが形成される。
パッド13aは、第1の固定極板11と電気的に接続され、パッド14aは、第2の固定極板31と電気的に接続され、パッド15aは、本体部20を介して可動極板21と電気的に接続される。
また、パッド13a、14a、15aは、基盤2のパッド(図示省略)に金線により電気的に接続され、これにより、静電容量型加速度センサ1は、検出制御部200、振動数特性調整部300等に電気的に接続される。
また、シリコン基盤102の所定位置にはガス吸着剤としてのゲッタGを受け入れる収容部23が設けて有る。
この検出部100を製造する過程に於いては、先ず収容部23にゲッタGを収容し、次いで、ガラス基盤101、シリコン基盤102、及びガラス基盤103を陽極接合する。これにより、可動極板21、各固定極板11,31と、ゲッタGとが密封される。陽極接合時には、板バネを可動極板21の表面より下側にくぼみを設けて配置したり、可動極板21にストッパ(図示省略)を設けたり、或いは極板間を等電位にするためショート配線にして、可動極板21の張り付きを防止する。
【0021】
次いで、ガラス基盤101或いはガラス基盤103を介してゲッタGにYAGレーザを照射する。これにより、ゲッタGが加熱され活性化されて、当該ゲッタGは、可動極板21、各固定極板11,31等を取り巻くガス(大気)を吸収する。かくして、可動極板21、固定極板11,31等が真空中に配置されることとなる。ここで、YAGレーザを用いてゲッタGを活性化することは、単にゲッタGを加熱して活性化する場合に比べて、ゲッタGを局部的に高温にすることができるので、より高い真空度を得ることができる。
尚、このゲッタGは、一旦ガスを吸収した後に於いては、常温に戻されても当該吸収したガスを放出する事は無い。
【0022】
検出制御部200は、センサ駆動用アナログ回路を集積したASIC(Application Specific Integrated Circuit)などにより構成される。検出制御部200は、検出部100と接続され、検出部100から検出された静電容量の値に基づいて、加速度を計算する。また、検出制御部200は、温度測定部16からの温度測定結果に基づいて、加速度データの温度補正を行う。
【0023】
振動数特性調整部300は、抵抗或いはコンデンサなどにより構成され、検出部100から検出された検出信号は、この検出制御部200を介して振動特性調整部300に出力される。従って、抵抗値或いはコンデンサ容量を調整することによって、検出部100の振動数特性及び感度の調整ができる。
【0024】
次いで、上記静電容量型加速度センサ1の製造方法について以下に説明する。
まず、予め、所定位置にワイヤボンディングされた基盤2上に、検出部100、検出制御部200、振動数特性調整部300を含む実装体を各々所定位置に実装し、実装体の各部配線と基盤2上の配線を電気的に接続する。
【0025】
次いで、図3に示すように、基盤2および実装体の全てを覆うようにモールド剤によって成形して成形体400を形成する。この際、電源供給および各種信号取り出し用のプリント配線板401…の一端を基盤2の各配線部と接続し、他端が成形体400の外部に突出するようにする。
ここで、モールド剤としては、例えば熱硬化性のエポキシ樹脂を使用する。
【0026】
以上の如くして構成された静電容量型加速度センサ1による加速度測定の動作は次の通りである。
静電容量型加速度センサ1を被測定物に取り付けた状態に於いて、当該検出部100に対して外部から加速度が印加されると、当該加速度に起因して、弾性部22によって平衡位置に支持された可動極板21が当該弾性部22に拘束されながら板厚方向に変位する。これにより、第1のキャパシタの静電容量と、第2のキャパシタの静電容量とが相互に増減し、これに伴って両者の容量差が変動する。この容量差により、検出制御部200は、被測定物の加速度を算出する。このとき、振動数特性調整部300が検出部100と検出制御部200の間に介在することにより、検出部100の振動数特性及び感度が調整される。
【0027】
以上の如くして構成され作用する静電容量加速度センサ1によれば、基盤2に実装された振動数特性調整部300によって検出部100の振動数特性及び感度が調整されるので、高精度の振動測定を行うことができる。また、一つの基盤2上に検出部100と検出制御部200と振動数特性調整部300が実装されるので、高精度で使い勝手のよい静電容量加速度センサ1を提供することができる。
【0028】
また、温度測定部16により温度測定が可能なので、静電容量加速度センサ1が適正な温度範囲で使用されているかが分かる。また、かかる温度結果を温度補正データとして利用されるので、更に高精度の測定を行うことができる。
【0029】
更に、各実装体はモールド剤によってパッケージングされているので、より安価なパッケージングにより、安定した物理量の検出が可能となる。即ち、例えば、金属パッケージなどによりパッケージング後に真空処理を行う場合に比べて、安価なモールド剤によるパッケージングが可能となって、コストダウンが図れる。
また、モールド剤により実装体の各面を固定しているので、振動の伝達も良好になり、より高精度な測定が可能となる。この場合、静電容量加速度センサ1を基板上に設置する際には底面を接着剤などで固定すると、更に高精度な測定が可能となる。
【0030】
以上、本発明が適用された静電容量型加速度センサについて説明したが、本発明の技術思想はこれに限られるものではない。例えば、次の事等は本発明と均等であると云うことができる。
【0031】
例えば、検出制御部200によって算出された加速度その他の物理量を、赤外線その他の無線にて外部出力する様に構成してもよい。この場合は、検出制御部200を駆動する為のエネルギ及び検出結果を外部出力するのに必要なエネルギを、外部よりマイクロ波にて供給する様に構成するとよい。この様に構成すれば、リード線Lが不要となるのはもとより、狭い箇所や劣悪な環境の箇所等にも当該静電容量型物理量センサ1を設置する事が可能となる。
【0032】
加速度以外にも、圧力その他の物理量を検出する様に設計変更する事が可能である。この事は、外部からの圧力その他の物理量に起因して可動極板21が変位する様に構成することで容易に実現できる。
て封止される構成としたが、常圧で封止される構成であってもよい
【0033】
また、本発明にかかる静電容量型物理量センサ1は、傾斜計にも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、基盤に実装された調整手段によって物理量検出手段の振動数特性及び感度が調整されるので、高精度の振動測定を行うことができる。また、一つの基盤上に物理量検出手段と制御手段と調整手段を実装することで、高精度で使い勝手のよい物理量検出器を提供することができる。
【0035】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、温度測定手段により温度測定が可能なので、物理量検出器が適正な温度範囲で使用されているかが分かる。また、例えば、かかる温度結果を温度補正データとして利用することもできる。
【0036】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、実装体はモールド剤によってパッケージングされているので、より安価なパッケージングにより、安定した物理量の検出が可能となる。
【0037】
請求項4記載の発明によれば、実装体はモールド剤によってパッケージングされているので、より安価なパッケージングにより、安定した物理量の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】静電容量型加速度センサの概略構成を模式的に示す斜視図である。
【図2】静電容量型加速度センサの検出部の構成を模式的に示す分解斜視概略図である。
【図3】図1の静電容量型加速度センサのシールド後の斜視図である。
【図4】従来技術に於ける静電容量型加速度センサを示す断面図である。
【符号の説明】
1  静電容量型加速度センサ(物理量検出器)
2  基盤
11  第1の固定極板(固定極板)
20  本体部
21  可動極板(可動極板)
31  第2の固定極板(固定極板)
100  検出部(物理量検出手段、実装体)
101  ガラス基盤
102  シリコン基盤
103  ガラス基盤
200  検出制御部(制御手段、実装体)
300  振動数特性調整部(調整手段、実装体)

Claims (4)

  1. 基板と、前記基板に実装される実装体と、を備え、
    前記実装体は、
    弾性部によって変位自在に支持された可動極板と、前記可動極板と対面する位置に配置された固定極板とで形成されるキャパシタの静電容量に基づいて被測定体の変位、速度、加速度の何れかの物理量を検出する物理量検出手段と、 前記物理量検出手段の物理量検出を制御する制御手段と、 前記物理量検出手段の振動数特性及び感度を調整する調整手段と、
    を含むことを特徴とする物理量検出器。
  2. 請求項1記載の物理量検出器において、
    前記実装体は、前記物理量検出手段の温度を測定する温度測定手段を含むことを特徴とする物理量検出器。
  3. 請求項1又は2記載の物理量検出器において、
    前記実装体は、前記可動極板及び前記固定極板が封止された状態でモールド剤によってパッケージングされていることを特徴とする物理量検出器。
  4. 請求項3記載の物理量検出器を製造するための製造方法であって、
    前記実装体を基盤上に実装する工程と、
    次いで、前記実装体を前記基盤とともにモールド剤によりパッケージングする工程と、
    を備えることを特徴とする物理量検出器の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7977757B2 (en) 2005-05-19 2011-07-12 Rohm Co., Ltd. MEMS element, MEMS device and MEMS element manufacturing method
KR20190001741U (ko) 2017-12-29 2019-07-09 배원영 생활패턴 기반 및 빅데이터 알고리즘 분석기법을 통한 의상 검색 및 추천 방법

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