JP2004011950A - 蓄熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧力比を維持しつつ蓄熱速度の低下を抑制する。
【解決手段】冷媒を圧縮する圧縮機7と、冷媒とブラインとを熱交換させる冷媒−ブライン熱交換器9とを有する冷凍サイクル1と、水が貯留される蓄熱槽5に配設され水とブラインとを熱交換させる水−ブライン熱交換器21と、水−ブライン熱交換器21と冷媒−ブライン熱交換器9との間にブラインを循環させるブライン循環流路3と、ブラインを送り出す容量制御可能な循環ポンプ23と、循環ポンプ23を制御する制御装置6とを備え、制御装置6は、圧縮機7の吐出圧力を吸引圧力で除した圧力比を算出し、算出値が設定値以上である場合は循環ポンプ23の容量を増加させ、設定値未満である場合は循環ポンプ23の容量を減少させることで、圧力比を維持しつつ蓄熱速度の低下を抑制する蓄熱装置。
【選択図】 図1
【解決手段】冷媒を圧縮する圧縮機7と、冷媒とブラインとを熱交換させる冷媒−ブライン熱交換器9とを有する冷凍サイクル1と、水が貯留される蓄熱槽5に配設され水とブラインとを熱交換させる水−ブライン熱交換器21と、水−ブライン熱交換器21と冷媒−ブライン熱交換器9との間にブラインを循環させるブライン循環流路3と、ブラインを送り出す容量制御可能な循環ポンプ23と、循環ポンプ23を制御する制御装置6とを備え、制御装置6は、圧縮機7の吐出圧力を吸引圧力で除した圧力比を算出し、算出値が設定値以上である場合は循環ポンプ23の容量を増加させ、設定値未満である場合は循環ポンプ23の容量を減少させることで、圧力比を維持しつつ蓄熱速度の低下を抑制する蓄熱装置。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄熱装置にかかり、特に、冷媒とブラインとを熱交換させる熱交換器を備えた蓄熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
蓄熱装置は、冷凍サイクルと、蓄熱槽内に満たされた水に埋没するように配置された水−ブライン熱交換器との間をブラインが一定の流速で循環できるように構成されている。そして、電力需要の少ない夜間の電力で、冷凍サイクルにより冷却または加熱されたブラインを水−ブライン熱交換器に通流させて氷または湯を生成させる蓄熱運転を行い、その蓄熱運転において生成した氷または湯を電力需要の高い昼間に例えば空調などの熱源として利用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般の冷凍サイクルにおいて、圧縮機の吐出側のガス冷媒圧力(以下、吐出圧力という)を吸引側のガス冷媒圧力(以下、吸引圧力という)で除したものである圧力比は、図2に示すように、圧縮機の断熱効率(または圧縮効率
とい
う)に相関することが広く知られている。この断熱効率を大きくすることで消費電力を低減できることから、圧力比を、断熱効率の最大値に相当する値(通常は2〜4、好ましくは3)に制御することが望まれている。なお、図2は、横軸に圧力比、縦軸に断熱効率を表し、冷凍サイクルにおける圧縮機の圧力比と断熱効率の関係を示したグラフである。
【0004】
この圧力比を制御する方法として、特開平10−325621号公報には、圧縮機の吐出側と吸引側のガス冷媒圧力を検出し、その検出値から算出した圧力比に応じて膨張弁の開度を調整するものが提案されている。このような制御を蓄熱装置の冷凍サイクルに適用すると、例えば氷を生成する蓄熱運転が進むにつれてブラインの温度が低下する場合において、冷媒−ブライン熱交換器の蒸発圧力の低下に合わせて膨張弁の開度を大きくする制御を行い、結果、冷媒−空気熱交換器の凝縮圧力を低下させて圧力比を最適な値に保つことができる。
【0005】
しかしながら、凝縮圧力を低下させてしまうと冷媒−空気熱交換器における冷媒と空気との交換熱量が低下するという問題がある。このため、交換熱量が低下した冷凍サイクルを用いて所望の熱量を蓄熱するためには、比較的長い時間圧縮機を運転しなければならない。なお、湯を生成する蓄熱運転を行う場合も、冷媒−ブライン熱交換器における冷媒の凝縮圧力の上昇に合わせて、冷媒−空気熱交換器の蒸発圧力を上昇させるため同様の問題が生じる。
【0006】
そこで、本発明の課題は、圧力比を維持しつつ蓄熱速度の低下を抑制することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、冷媒が封入される環状の冷媒循環流路に、冷媒を圧縮する圧縮機と、冷媒とブラインとを熱交換させる冷媒−ブライン熱交換器と、冷媒を減圧する膨張弁と、冷媒と空気とを熱交換させる冷媒−空気熱交換器とが順次設けられてなる冷凍サイクルと、ブラインが封入される環状のブライン循環流路に、水が貯留される蓄熱槽に配設され水とブラインとを熱交換させる水−ブライン熱交換器と、冷媒−ブライン熱交換器とが設けられ、ブライン循環流路内のブラインを送る循環ポンプと、循環ポンプの容量を制御する制御装置を備えた蓄熱装置を対象とする。
【0008】
そして、上記課題を解決するために、圧縮機から吐出される冷媒の吐出圧力及び圧縮機に戻される冷媒の吸引圧力を検出する圧力センサとを備え、制御装置は、冷凍サイクル及び循環ポンプを作動させる蓄熱運転時に、圧力センサの出力から圧力比を算出し、算出値が設定値以上である場合は循環ポンプの容量を増加させ、設定値未満である場合は循環ポンプの容量を減少させることを特徴とする。
【0009】
これにより、冷媒とブラインの交換熱量が蓄熱運転の経過に伴なって低下することを抑制することができることから、氷蓄熱時の蒸発圧力の低下、及び湯蓄熱時は凝縮圧力の上昇を抑制して圧力比を維持することができるので、冷媒と空気との時間当たりの交換熱量の低下を抑制することができる。したがって、冷媒と空気との時間当たりの交換熱量の低下を抑制することができる。
【0010】
この場合において、制御装置は、例えば圧力比の最適値を予め設定しておき、この設定値と、例えば圧力センサなどにより実際に検出した値から求めた算出値(=吐出圧力/吸引圧力)とを比較し、算出値≧設定値である場合は循環ポンプの容量を増加させる命令を、算出値<設定値である場合は循環ポンプの容量を減少させる命令を出力する構成とすることができる。なお、設定値に、例えばヒストグラムや不感帯などを設けることで制御におけるハンチングを抑えることができることは言うまでもない。ここで、予め設定する圧力比の最適値は、シミュレーションや実機を用いた試験などにより求めることができる。また、圧力センサに代えて、圧縮機から吐出される冷媒の吐出圧力に相当する物理量、及び圧縮機に戻される冷媒の吸引圧力に相当する物理量を検出するセンサを用いた構成とすることができる。
【0011】
また、制御装置は、冷凍サイクル及び循環ポンプを作動させる蓄熱運転時、冷媒とブラインとの交換熱量が設定値になるように循環ポンプの容量を制御する構成とすることもできる。この場合において、制御装置は、冷媒−ブライン熱交換器に導入されるブラインの温度、冷媒−ブライン熱交換器から排出されるブラインの温度及びブラインの流量から交換熱量を算出すること構成とすることができる。また、この蓄熱装置に搭載される冷凍サイクルの圧縮機は、四方弁により冷媒−ブライン熱交換器及び冷媒−空気熱交換器のいずれかに切り替えて冷媒を吐出する構成とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用してなる蓄熱装置の一実施の形態について、図1を用いて説明する。図1は、本発明を適用してなる蓄熱装置の構成を示した図である。本実施形態の蓄熱装置は、例えばHFC系混合冷媒、HFC、CFC、HCFC系冷媒冷媒などを環状の管路に封入して形成される冷凍サイクル1と、ブラインが封入される環状のブライン循環流路3と、例えば水を主成分とする蓄熱体(以下、水という)が貯留される蓄熱槽5と、制御装置6とを備えて形成されている。
【0013】
冷凍サイクル1は、冷媒を圧縮する圧縮機7、冷媒とブラインとを熱交換させる冷媒−ブライン熱交換器9と、冷媒を減圧する膨張弁11と、冷媒と例えば外気や冷却水などを熱交換させる冷媒−空気熱交換器13とを順次配設し、それぞれに冷媒が通流して循環できるようになっている。
【0014】
圧縮機7の吸引側及び吐出側は、図示していない四方弁に接続されており、冷媒を冷媒−ブライン熱交換器9から吸引して冷媒−空気熱交換器13に吐出するか、冷媒−空気熱交換器13から吸引して冷媒−ブライン熱交換器9に吐出するかを切り替えて運転できるようになっている。冷媒−ブライン熱交換器9は、冷媒が通流する流路15とブラインが通流する流路17を備え、この流路15、17を介して冷媒とブラインとが熱交換できる周知の構造になっている。流路15の一端は図示していない四方弁を介して圧縮機7に接続され、他端は膨張弁11に接続されている。冷媒−空気熱交換器13は、冷媒が通流する流路19を備え、この流路19を介して冷媒と外気とを熱交換させるように形成されている。流路19の一端は膨張弁11に接続され、他端は図示していない四方弁を介して圧縮機7に接続されている。
【0015】
ブライン循環流路3は、水とブラインとを熱交換させる水−ブライン熱交換器21と、冷媒−ブライン熱交換器9と、ブラインを送り出して循環させる容量制御可能な循環ポンプ23とを順次備えて形成されている。水−ブライン熱交換器21は蓄熱槽5内に貯留される水に埋没するように配置されている。また、蓄熱槽5は、槽内に水を供給する供給口25と、槽内の水を利用する装置または機器類に導く排出口27とを有している。
【0016】
本実施形態の特徴部である制御装置6の構成について説明する。制御装置6は、圧縮機7と冷媒−ブライン熱交換器9の間の冷媒の圧力を検出する圧力センサ31が検出する圧力P1と、圧縮機7と冷媒−空気熱交換器13の間の冷媒の圧力を検出する圧力センサ32が検出する圧力P2とが入力されるようになっている。また、制御装置6は、図示していないが、予め設定された設定圧力比A0を記憶する記憶部と、氷を生成する蓄熱運転時の圧力比A(=P2/P1)、及び湯を生成する蓄熱運転時の圧力比A(=P1/P2)を求める演算部とを備え、A0とAとを比較し、A>A0である場合に循環ポンプ23に容量を増加させる制御信号を出力し、A≦A0である場合に循環ポンプ23に容量を減少させる制御信号を出力するようになっている。
【0017】
蓄熱装置の動作及び制御装置6の制御動作について説明する。まず、蓄熱槽5に氷を生成する蓄熱運転について説明する。蓄熱運転が開始されると、圧縮機7は作動し、ガス状の冷媒を圧縮して図示していない四方弁を介して冷媒−空気熱交換器13に送る。冷媒−空気熱交換器13に送られた高温高圧のガス冷媒は、外気に冷却されて凝縮され液状の冷媒となり膨張弁11へ導かれる。膨張弁11に導かれた液冷媒は減圧されて冷媒−ブライン熱交換器9に導かれ、ブラインの熱を奪って蒸発しガス冷媒となり四方弁を介して圧縮機7の吸引側に戻される。圧縮機7が作動すると同時に、循環ポンプ23も作動を開始する。そして、循環ポンプ23から吐出したブラインは、水−ブライン熱交換器21を通流した後、冷媒−ブライン熱交換器9を通流して循環ポンプ23の吸引側に戻される。
【0018】
このような氷の蓄熱運転時において、制御装置6は、圧力センサ31、32から圧縮機の吐出圧力と吸引圧力とを取り込み、図示していない演算部で現在の圧力比Aを算出する。この算出した圧力比Aと予め設定されている設定圧力比A0とを比較して、A>A0である場合に循環ポンプ23に容量を増加させる制御信号を出力し、A≦A0である場合に循環ポンプ23に容量を減少させる制御信号を出力する。これにより、A0を圧縮機7の圧力比を図2に示すような最適値に設定することで、効率の良い運転を行うことができる。さらに、氷の蓄熱運転を継続するにつれてブラインの温度が低下し、これに伴ない、冷媒−ブライン熱交換器9でのブラインと冷媒との交換熱量が減少して冷媒の蒸発圧力P1が低下する。この場合、制御装置6は、A>A0であると判断し循環ポンプ23に容量を増加させる制御信号を出力する。この結果、ブラインの流量が増加し、ブラインと冷媒との交換熱量が増加して冷媒の蒸発圧力P1を上昇させることができる。これにより、膨張弁の開度を制御して圧力比を制御していた従来に比べ、冷凍サイクルの能力を低下させることなく短時間で蓄熱を完了することができる。
【0019】
次に、蓄熱槽5に湯を生成する蓄熱運転について説明する。蓄熱運転が開始されると、圧縮機7が作動し、ガス状の冷媒を圧縮して図示していない四方弁を介して冷媒−ブライン熱交換器9に送る。冷媒−ブライン熱交換器9に送られた高温高圧のガス冷媒は、ブラインに冷却されて凝縮され液状の冷媒となり膨張弁11へ導かれる。膨張弁11に導かれた液冷媒は減圧されて冷媒−空気熱交換器13に導かれ、外気の熱を奪って蒸発しガス冷媒となり四方弁を介して圧縮機7の吸引側に戻される。圧縮機7が作動すると同時に、循環ポンプ23も作動を開始する。そして、循環ポンプ23から吐出したブラインは、水−ブライン熱交換器21を通流した後、冷媒−ブライン熱交換器9を通流して循環ポンプ23の吸引側に戻される。
【0020】
このような湯の蓄熱運転時において、制御装置6は、圧力センサ31、32から圧縮機の吐出圧力と吸引圧力とを取り込み、図示していない演算部で現在の圧力比Aを算出する。この算出した圧力比Aと予め設定されている設定圧力比A0とを比較して、A>A0である場合に循環ポンプ23に容量を増加させる制御信号を出力し、A≦A0である場合に循環ポンプ23に容量を減少させる制御信号を出力する。これにより、A0を圧縮機7の圧力比を図2に示すような最適値に設定することで、効率の良い運転を行うことができる。さらに、湯の蓄熱運転を継続するにつれてブラインの温度が上昇し、これに伴ない、冷媒−ブライン熱交換器9でのブラインと冷媒との交換熱量が減少して冷媒の凝縮圧力P1が上昇する。この場合、制御装置6は、A>A0であると判断し循環ポンプ23に容量を増加させる制御信号を出力する。この結果、ブラインの流量が増加し、ブラインと冷媒との交換熱量が増加して冷媒の凝縮圧力P1を低下させることができる。これにより、膨張弁の開度を制御して圧力比を制御していた従来に比べ、冷凍サイクルの能力を低下させることなく短時間で蓄熱を完了することができる。
【0021】
このように本実施形態によれば、冷媒−ブライン熱交換器に流入するブラインの流量を制御して冷媒とブラインとの交換熱量を調整することで、氷蓄熱時の蒸発圧力の低下、及び湯蓄熱時は凝縮圧力の上昇を抑制して圧力比を維持することができ、冷媒と空気との時間当たりの交換熱量の低下を抑制することができる。この結果、蓄熱運転が進むにつれてブラインの温度が変化しても、消費電力を抑えた運転を行いつつ短時間で蓄熱運転を完了することができる。
【0022】
また、本実施の形態では、圧縮機7の吐出圧力と吸引圧力を検出するために圧力センサ31、32を備えた構成としたが、これに代えて、圧縮機7の吐出側の冷媒と吸引側の冷媒の圧力に相関する例えば、温度などの物理量を検出し、その物理量から圧力を求めることもできる。なお、これらのセンサは、吐出側(高圧側)と吸引側(低圧側)の圧力を算出できればどこに設けてもよい。さらに、本実施形態では、循環ポンプ23から吐出したブラインは、水−ブライン熱交換器21を通流した後、冷媒−ブライン熱交換器9を通流する構成としたが、循環ポンプ23はブラインを循環させることができればよく、任意の位置及び方向にブラインを送り出す構成とすることができる。
【0023】
また、本実施形態では、制御装置6は、圧力センサ31、32などにより圧力比を検出する構成としたが、冷媒−空気熱交換器13に通流する外気の温度が一定である場合は、冷媒−ブライン熱交換器9に導入されるブラインの温度、冷媒−ブライン熱交換器9から排出されるブラインの温度、及びブラインの流量から交換熱量を算出し、圧力比を算出することもできる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、圧力比を維持しつつ蓄熱速度の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる蓄熱装置の構成を示した図である。
【図2】横軸に圧力比、縦軸に断熱効率を表し、冷凍サイクルにおける圧縮機の圧力比と断熱効率の関係を示したグラフである。
【符号の説明】
1 冷凍サイクル
3 ブライン循環流路
5 蓄熱槽
7 圧縮機
9 冷媒−ブライン熱交換器
21 水−ブライン熱交換器
23 循環ポンプ
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄熱装置にかかり、特に、冷媒とブラインとを熱交換させる熱交換器を備えた蓄熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
蓄熱装置は、冷凍サイクルと、蓄熱槽内に満たされた水に埋没するように配置された水−ブライン熱交換器との間をブラインが一定の流速で循環できるように構成されている。そして、電力需要の少ない夜間の電力で、冷凍サイクルにより冷却または加熱されたブラインを水−ブライン熱交換器に通流させて氷または湯を生成させる蓄熱運転を行い、その蓄熱運転において生成した氷または湯を電力需要の高い昼間に例えば空調などの熱源として利用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般の冷凍サイクルにおいて、圧縮機の吐出側のガス冷媒圧力(以下、吐出圧力という)を吸引側のガス冷媒圧力(以下、吸引圧力という)で除したものである圧力比は、図2に示すように、圧縮機の断熱効率(または圧縮効率
とい
う)に相関することが広く知られている。この断熱効率を大きくすることで消費電力を低減できることから、圧力比を、断熱効率の最大値に相当する値(通常は2〜4、好ましくは3)に制御することが望まれている。なお、図2は、横軸に圧力比、縦軸に断熱効率を表し、冷凍サイクルにおける圧縮機の圧力比と断熱効率の関係を示したグラフである。
【0004】
この圧力比を制御する方法として、特開平10−325621号公報には、圧縮機の吐出側と吸引側のガス冷媒圧力を検出し、その検出値から算出した圧力比に応じて膨張弁の開度を調整するものが提案されている。このような制御を蓄熱装置の冷凍サイクルに適用すると、例えば氷を生成する蓄熱運転が進むにつれてブラインの温度が低下する場合において、冷媒−ブライン熱交換器の蒸発圧力の低下に合わせて膨張弁の開度を大きくする制御を行い、結果、冷媒−空気熱交換器の凝縮圧力を低下させて圧力比を最適な値に保つことができる。
【0005】
しかしながら、凝縮圧力を低下させてしまうと冷媒−空気熱交換器における冷媒と空気との交換熱量が低下するという問題がある。このため、交換熱量が低下した冷凍サイクルを用いて所望の熱量を蓄熱するためには、比較的長い時間圧縮機を運転しなければならない。なお、湯を生成する蓄熱運転を行う場合も、冷媒−ブライン熱交換器における冷媒の凝縮圧力の上昇に合わせて、冷媒−空気熱交換器の蒸発圧力を上昇させるため同様の問題が生じる。
【0006】
そこで、本発明の課題は、圧力比を維持しつつ蓄熱速度の低下を抑制することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、冷媒が封入される環状の冷媒循環流路に、冷媒を圧縮する圧縮機と、冷媒とブラインとを熱交換させる冷媒−ブライン熱交換器と、冷媒を減圧する膨張弁と、冷媒と空気とを熱交換させる冷媒−空気熱交換器とが順次設けられてなる冷凍サイクルと、ブラインが封入される環状のブライン循環流路に、水が貯留される蓄熱槽に配設され水とブラインとを熱交換させる水−ブライン熱交換器と、冷媒−ブライン熱交換器とが設けられ、ブライン循環流路内のブラインを送る循環ポンプと、循環ポンプの容量を制御する制御装置を備えた蓄熱装置を対象とする。
【0008】
そして、上記課題を解決するために、圧縮機から吐出される冷媒の吐出圧力及び圧縮機に戻される冷媒の吸引圧力を検出する圧力センサとを備え、制御装置は、冷凍サイクル及び循環ポンプを作動させる蓄熱運転時に、圧力センサの出力から圧力比を算出し、算出値が設定値以上である場合は循環ポンプの容量を増加させ、設定値未満である場合は循環ポンプの容量を減少させることを特徴とする。
【0009】
これにより、冷媒とブラインの交換熱量が蓄熱運転の経過に伴なって低下することを抑制することができることから、氷蓄熱時の蒸発圧力の低下、及び湯蓄熱時は凝縮圧力の上昇を抑制して圧力比を維持することができるので、冷媒と空気との時間当たりの交換熱量の低下を抑制することができる。したがって、冷媒と空気との時間当たりの交換熱量の低下を抑制することができる。
【0010】
この場合において、制御装置は、例えば圧力比の最適値を予め設定しておき、この設定値と、例えば圧力センサなどにより実際に検出した値から求めた算出値(=吐出圧力/吸引圧力)とを比較し、算出値≧設定値である場合は循環ポンプの容量を増加させる命令を、算出値<設定値である場合は循環ポンプの容量を減少させる命令を出力する構成とすることができる。なお、設定値に、例えばヒストグラムや不感帯などを設けることで制御におけるハンチングを抑えることができることは言うまでもない。ここで、予め設定する圧力比の最適値は、シミュレーションや実機を用いた試験などにより求めることができる。また、圧力センサに代えて、圧縮機から吐出される冷媒の吐出圧力に相当する物理量、及び圧縮機に戻される冷媒の吸引圧力に相当する物理量を検出するセンサを用いた構成とすることができる。
【0011】
また、制御装置は、冷凍サイクル及び循環ポンプを作動させる蓄熱運転時、冷媒とブラインとの交換熱量が設定値になるように循環ポンプの容量を制御する構成とすることもできる。この場合において、制御装置は、冷媒−ブライン熱交換器に導入されるブラインの温度、冷媒−ブライン熱交換器から排出されるブラインの温度及びブラインの流量から交換熱量を算出すること構成とすることができる。また、この蓄熱装置に搭載される冷凍サイクルの圧縮機は、四方弁により冷媒−ブライン熱交換器及び冷媒−空気熱交換器のいずれかに切り替えて冷媒を吐出する構成とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用してなる蓄熱装置の一実施の形態について、図1を用いて説明する。図1は、本発明を適用してなる蓄熱装置の構成を示した図である。本実施形態の蓄熱装置は、例えばHFC系混合冷媒、HFC、CFC、HCFC系冷媒冷媒などを環状の管路に封入して形成される冷凍サイクル1と、ブラインが封入される環状のブライン循環流路3と、例えば水を主成分とする蓄熱体(以下、水という)が貯留される蓄熱槽5と、制御装置6とを備えて形成されている。
【0013】
冷凍サイクル1は、冷媒を圧縮する圧縮機7、冷媒とブラインとを熱交換させる冷媒−ブライン熱交換器9と、冷媒を減圧する膨張弁11と、冷媒と例えば外気や冷却水などを熱交換させる冷媒−空気熱交換器13とを順次配設し、それぞれに冷媒が通流して循環できるようになっている。
【0014】
圧縮機7の吸引側及び吐出側は、図示していない四方弁に接続されており、冷媒を冷媒−ブライン熱交換器9から吸引して冷媒−空気熱交換器13に吐出するか、冷媒−空気熱交換器13から吸引して冷媒−ブライン熱交換器9に吐出するかを切り替えて運転できるようになっている。冷媒−ブライン熱交換器9は、冷媒が通流する流路15とブラインが通流する流路17を備え、この流路15、17を介して冷媒とブラインとが熱交換できる周知の構造になっている。流路15の一端は図示していない四方弁を介して圧縮機7に接続され、他端は膨張弁11に接続されている。冷媒−空気熱交換器13は、冷媒が通流する流路19を備え、この流路19を介して冷媒と外気とを熱交換させるように形成されている。流路19の一端は膨張弁11に接続され、他端は図示していない四方弁を介して圧縮機7に接続されている。
【0015】
ブライン循環流路3は、水とブラインとを熱交換させる水−ブライン熱交換器21と、冷媒−ブライン熱交換器9と、ブラインを送り出して循環させる容量制御可能な循環ポンプ23とを順次備えて形成されている。水−ブライン熱交換器21は蓄熱槽5内に貯留される水に埋没するように配置されている。また、蓄熱槽5は、槽内に水を供給する供給口25と、槽内の水を利用する装置または機器類に導く排出口27とを有している。
【0016】
本実施形態の特徴部である制御装置6の構成について説明する。制御装置6は、圧縮機7と冷媒−ブライン熱交換器9の間の冷媒の圧力を検出する圧力センサ31が検出する圧力P1と、圧縮機7と冷媒−空気熱交換器13の間の冷媒の圧力を検出する圧力センサ32が検出する圧力P2とが入力されるようになっている。また、制御装置6は、図示していないが、予め設定された設定圧力比A0を記憶する記憶部と、氷を生成する蓄熱運転時の圧力比A(=P2/P1)、及び湯を生成する蓄熱運転時の圧力比A(=P1/P2)を求める演算部とを備え、A0とAとを比較し、A>A0である場合に循環ポンプ23に容量を増加させる制御信号を出力し、A≦A0である場合に循環ポンプ23に容量を減少させる制御信号を出力するようになっている。
【0017】
蓄熱装置の動作及び制御装置6の制御動作について説明する。まず、蓄熱槽5に氷を生成する蓄熱運転について説明する。蓄熱運転が開始されると、圧縮機7は作動し、ガス状の冷媒を圧縮して図示していない四方弁を介して冷媒−空気熱交換器13に送る。冷媒−空気熱交換器13に送られた高温高圧のガス冷媒は、外気に冷却されて凝縮され液状の冷媒となり膨張弁11へ導かれる。膨張弁11に導かれた液冷媒は減圧されて冷媒−ブライン熱交換器9に導かれ、ブラインの熱を奪って蒸発しガス冷媒となり四方弁を介して圧縮機7の吸引側に戻される。圧縮機7が作動すると同時に、循環ポンプ23も作動を開始する。そして、循環ポンプ23から吐出したブラインは、水−ブライン熱交換器21を通流した後、冷媒−ブライン熱交換器9を通流して循環ポンプ23の吸引側に戻される。
【0018】
このような氷の蓄熱運転時において、制御装置6は、圧力センサ31、32から圧縮機の吐出圧力と吸引圧力とを取り込み、図示していない演算部で現在の圧力比Aを算出する。この算出した圧力比Aと予め設定されている設定圧力比A0とを比較して、A>A0である場合に循環ポンプ23に容量を増加させる制御信号を出力し、A≦A0である場合に循環ポンプ23に容量を減少させる制御信号を出力する。これにより、A0を圧縮機7の圧力比を図2に示すような最適値に設定することで、効率の良い運転を行うことができる。さらに、氷の蓄熱運転を継続するにつれてブラインの温度が低下し、これに伴ない、冷媒−ブライン熱交換器9でのブラインと冷媒との交換熱量が減少して冷媒の蒸発圧力P1が低下する。この場合、制御装置6は、A>A0であると判断し循環ポンプ23に容量を増加させる制御信号を出力する。この結果、ブラインの流量が増加し、ブラインと冷媒との交換熱量が増加して冷媒の蒸発圧力P1を上昇させることができる。これにより、膨張弁の開度を制御して圧力比を制御していた従来に比べ、冷凍サイクルの能力を低下させることなく短時間で蓄熱を完了することができる。
【0019】
次に、蓄熱槽5に湯を生成する蓄熱運転について説明する。蓄熱運転が開始されると、圧縮機7が作動し、ガス状の冷媒を圧縮して図示していない四方弁を介して冷媒−ブライン熱交換器9に送る。冷媒−ブライン熱交換器9に送られた高温高圧のガス冷媒は、ブラインに冷却されて凝縮され液状の冷媒となり膨張弁11へ導かれる。膨張弁11に導かれた液冷媒は減圧されて冷媒−空気熱交換器13に導かれ、外気の熱を奪って蒸発しガス冷媒となり四方弁を介して圧縮機7の吸引側に戻される。圧縮機7が作動すると同時に、循環ポンプ23も作動を開始する。そして、循環ポンプ23から吐出したブラインは、水−ブライン熱交換器21を通流した後、冷媒−ブライン熱交換器9を通流して循環ポンプ23の吸引側に戻される。
【0020】
このような湯の蓄熱運転時において、制御装置6は、圧力センサ31、32から圧縮機の吐出圧力と吸引圧力とを取り込み、図示していない演算部で現在の圧力比Aを算出する。この算出した圧力比Aと予め設定されている設定圧力比A0とを比較して、A>A0である場合に循環ポンプ23に容量を増加させる制御信号を出力し、A≦A0である場合に循環ポンプ23に容量を減少させる制御信号を出力する。これにより、A0を圧縮機7の圧力比を図2に示すような最適値に設定することで、効率の良い運転を行うことができる。さらに、湯の蓄熱運転を継続するにつれてブラインの温度が上昇し、これに伴ない、冷媒−ブライン熱交換器9でのブラインと冷媒との交換熱量が減少して冷媒の凝縮圧力P1が上昇する。この場合、制御装置6は、A>A0であると判断し循環ポンプ23に容量を増加させる制御信号を出力する。この結果、ブラインの流量が増加し、ブラインと冷媒との交換熱量が増加して冷媒の凝縮圧力P1を低下させることができる。これにより、膨張弁の開度を制御して圧力比を制御していた従来に比べ、冷凍サイクルの能力を低下させることなく短時間で蓄熱を完了することができる。
【0021】
このように本実施形態によれば、冷媒−ブライン熱交換器に流入するブラインの流量を制御して冷媒とブラインとの交換熱量を調整することで、氷蓄熱時の蒸発圧力の低下、及び湯蓄熱時は凝縮圧力の上昇を抑制して圧力比を維持することができ、冷媒と空気との時間当たりの交換熱量の低下を抑制することができる。この結果、蓄熱運転が進むにつれてブラインの温度が変化しても、消費電力を抑えた運転を行いつつ短時間で蓄熱運転を完了することができる。
【0022】
また、本実施の形態では、圧縮機7の吐出圧力と吸引圧力を検出するために圧力センサ31、32を備えた構成としたが、これに代えて、圧縮機7の吐出側の冷媒と吸引側の冷媒の圧力に相関する例えば、温度などの物理量を検出し、その物理量から圧力を求めることもできる。なお、これらのセンサは、吐出側(高圧側)と吸引側(低圧側)の圧力を算出できればどこに設けてもよい。さらに、本実施形態では、循環ポンプ23から吐出したブラインは、水−ブライン熱交換器21を通流した後、冷媒−ブライン熱交換器9を通流する構成としたが、循環ポンプ23はブラインを循環させることができればよく、任意の位置及び方向にブラインを送り出す構成とすることができる。
【0023】
また、本実施形態では、制御装置6は、圧力センサ31、32などにより圧力比を検出する構成としたが、冷媒−空気熱交換器13に通流する外気の温度が一定である場合は、冷媒−ブライン熱交換器9に導入されるブラインの温度、冷媒−ブライン熱交換器9から排出されるブラインの温度、及びブラインの流量から交換熱量を算出し、圧力比を算出することもできる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、圧力比を維持しつつ蓄熱速度の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる蓄熱装置の構成を示した図である。
【図2】横軸に圧力比、縦軸に断熱効率を表し、冷凍サイクルにおける圧縮機の圧力比と断熱効率の関係を示したグラフである。
【符号の説明】
1 冷凍サイクル
3 ブライン循環流路
5 蓄熱槽
7 圧縮機
9 冷媒−ブライン熱交換器
21 水−ブライン熱交換器
23 循環ポンプ
Claims (4)
- 冷媒が封入される環状の冷媒循環流路に、該冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒とブラインとを熱交換させる冷媒−ブライン熱交換器と、前記冷媒を減圧する膨張弁と、前記冷媒と空気とを熱交換させる冷媒−空気熱交換器とが順次設けられてなる冷凍サイクルと、
前記ブラインが封入される環状のブライン循環流路に、水が貯留される蓄熱槽に配設され該水と前記ブラインとを熱交換させる水−ブライン熱交換器と、前記冷媒−ブライン熱交換器とが設けられ、
前記ブライン循環流路内の前記ブラインを送る循環ポンプと、該循環ポンプの容量を制御する制御装置と、
前記圧縮機から吐出される前記冷媒の吐出圧力及び前記圧縮機に戻される前記冷媒の吸引圧力を検出する圧力センサとを備え、
該制御装置は、前記冷凍サイクル及び前記循環ポンプを作動させる蓄熱運転時に、前記圧力センサの出力から圧力比を算出し、
該算出値が設定値以上である場合は前記循環ポンプの容量を増加させ、設定値未満である場合は前記循環ポンプの容量を減少させる蓄熱装置。 - 冷媒が封入される環状の冷媒循環流路に、該冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒とブラインとを熱交換させる冷媒−ブライン熱交換器と、前記冷媒を減圧する膨張弁と、前記冷媒と空気とを熱交換させる冷媒−空気熱交換器とが順次設けられてなる冷凍サイクルと、
前記ブラインが封入される環状のブライン循環流路に、水が貯留される蓄熱槽に配設され該水と前記ブラインとを熱交換させる水−ブライン熱交換器と、前記冷媒−ブライン熱交換器とが設けられ、
前記ブライン循環流路内の前記ブラインを送る循環ポンプと、該循環ポンプの容量を制御する制御装置と、
前記圧縮機から吐出される前記冷媒の吐出圧力に相当する物理量、及び前記圧縮機に戻される前記冷媒の吸引圧力に相当する物理量を検出するセンサとを備え、
該制御装置は、前記冷凍サイクル及び前記循環ポンプを作動させる蓄熱運転時に、前記センサの出力から圧力比を算出し、
該算出値が設定値以上である場合は前記循環ポンプの容量を増加させ、設定値未満である場合は前記循環ポンプの容量を減少させる蓄熱装置。 - 冷媒が封入される環状の冷媒循環流路に、該冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒とブラインとを熱交換させる冷媒−ブライン熱交換器と、前記冷媒を減圧する膨張弁と、前記冷媒と空気とを熱交換させる冷媒−空気熱交換器とが順次設けられてなる冷凍サイクルと、
前記ブラインが封入される環状のブライン循環流路に、水が貯留される蓄熱槽に配設され該水と前記ブラインとを熱交換させる水−ブライン熱交換器と、前記冷媒−ブライン熱交換器とが設けられ、
前記ブライン循環流路内の前記ブラインを送る循環ポンプと、該循環ポンプの容量を制御する制御装置とを備え、
該制御装置は、前記冷凍サイクル及び前記循環ポンプを作動させる蓄熱運転時、前記冷媒と前記ブラインとの交換熱量が設定値になるように前記循環ポンプの容量を制御する蓄熱装置。 - 前記制御装置は、前記冷媒−ブライン熱交換器に導入される前記ブラインの温度、前記冷媒−ブライン熱交換器から排出される前記ブラインの温度及び前記ブラインの流量から前記交換熱量を算出することを特徴とする蓄熱装置。
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KR101787623B1 (ko) * | 2017-04-05 | 2017-10-20 | 주식회사 에너지뱅크 | 밀폐식 간접냉매를 이용한 관외착빙형 냉온수 겸용 혼합축열 시스템 |
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2002
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