JP2004009864A - エンジンリヤptoのタイミングギヤトレーン - Google Patents

エンジンリヤptoのタイミングギヤトレーン Download PDF

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Michiaki Nonaka
野中 理章
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Abstract

【課題】本発明はエンジンリヤPTOのタイミングギヤトレーンに関し、エンジンを車両に搭載した状態で、カムギヤのタイミングが適正か否かが判断できるタイミングギヤトレーンを提供することを目的とする。
【解決手段】ギヤケースとPTOアダプタとからなる分割構造のケース内に収納され、PTOアダプタの上部壁面に、オーバーヘッドカムシャフトに取り付くカムギヤの回転速度を検出する回転センサの取付孔が設けられたエンジンリヤPTOのタイミングギヤトレーンに於て、上記ケースに、回転センサの新たな取付孔をカムギヤに対応して別途設け、当該取付孔に回転センサを挿着すると共に、PTOアダプタの上部壁面に設けられた既存の取付孔を、カムギヤのタイミング点検窓としたことを特徴とする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンリヤPTOのタイミングギヤトレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来周知のように今日のエンジンには、カムによって吸気弁や排気弁を開閉するバルブメカニズム(動弁機構)が装着されている。そして、吸気弁や排気弁の開閉時期や燃料噴射時期を正しく伝えるため、クランクギヤの回転をアイドラギヤを介して他のギヤに伝えるタイミングギヤトレーン(以下、「ギヤトレーン」という)が用いられている。
【0003】
而して、ギヤトレーンは、フライホイールの反対側に置く方式とフライホイール側に置く方式とがあるが、大型自動車では、エンジンリヤPTOを装着する上で都合が良いため、図2及び図3に示すようにフライホイール1側に設けた単一のギヤケース3内にギヤトレーン5を装着している。
ギヤトレーン5は、クランクシャフト7に固着されたクランクギヤ9からアイドラギヤ11,13,15を介してカムギヤ17を駆動させると共に、アイドラギヤ13に噛合するエアコンプレッサギヤ19を介してエアコンプレッサを駆動させたり、クランクギヤ9に直接噛合するオイルポンプギヤ21によってオイルポンプを駆動させるように構成されており、このギヤトレーン5によって、カムシャフト23がクランクシャフト7の1/2の回転速度で駆動するようになっている。
【0004】
また、両シャフト7,23を同期させるため、アイドラギヤ13やカムギヤ17の後側には合いマークが打刻されており、斯かる合いマークによって組立の容易化が図られている。
その他、図中、25はギヤケース3の下部に一体成形されたフライホイールハウジングで、当該フライホイールハウジング25内に、クランクシャフト7の後端側に取り付けられたフライホイール1が収納されている。
【0005】
ところで、エンジンを車両に搭載した状態で、整備のためにカムギヤを取り外した場合、組立時に既述した合いマークを見て組み立てて確認することは、特にトラックの場合、荷台を可能な限り大きくとっているため、エンジンの後側から直接見ることができない。
そこで、本出願人は特願2002−96119号に於て、ギヤトレーンを収納するギヤケースの前面で、シリンダヘッドとシリンダブロックとの後端部から側方に突出している部位にカムギヤの点検窓を設けたカムギヤタイミング点検装置を開示した。
【0006】
而して、斯かる点検装置によれば、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間の空間を利用し、エンジンの前方から点検窓を通して合いマークが視認できるため、カムギヤのタイミングが適正か否かが直ちに判断できることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、上記点検装置は、エンジンリヤPTOのギヤトレーンに適用することができない不具合があった。
【0008】
図4はエンジンリヤPTOのギヤトレーンを示し、図中、27はクランクギヤで、当該クランクギヤ27からアイドラギヤ29,31,33を介してカムギヤ35が駆動して図示しないオーバーヘッドカムシャフトが回転し、更にクランクギヤ27からアイドラギヤ29,37,39,41を介してPTOギヤ43が駆動するが、斯様にエンジンリヤPTOのギヤトレーン45はPTOギヤ43を組み込むため、図2のギヤトレーン5に比し厚みが増した構造となる。
【0009】
このため、既述した単一のギヤケース3に代え、図5及び図6に示すようにギヤケース47とPTOアダプタ49を最中合わせした分割構造のケース51内にギヤトレーン45を収納して、ギヤケース47とPTOアダプタ49を複数箇所でボルト締めすると共に、複数の補強ブラケット52でギヤケース47とPTOアダプタ49を挟持してケース51の補強を図っているが、特願2002−96119号の点検窓をPTOアダプタ49に設けた場合、点検窓がこの補強ブラケット52で覆われて、カムギヤ等の合いマークを点検窓から視認することができない虞がある。
【0010】
尚、図5中、53は電磁クラッチ、55はフライホイールハウジングで、当該フライホイールハウジング55はギヤケース47に一体成形され、フライホイールハウジング55内にフライホイール57が収納されている。そして、上記電磁クラッチ53のON/OFFで、PTOギヤ43からの動力が当該電磁クラッチ53を介して伝達/遮断されるようになっている。
【0011】
また、図6中、59はPTOアダプタ49の上部壁面61に開口する取付孔で、当該取付孔59に図示しない回転センサが挿着される。そして、当該回転センサの検出信号がコントロールユニットに入力されて、オーバーヘッドカムシャフトの回転速度に応じた燃料噴射制御が行われるようになっている。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、エンジンを車両に搭載した状態で、カムギヤのタイミングが適正か否かが判断できるエンジンリヤPTOのギヤトレーンを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ギヤケースとPTOアダプタとからなる分割構造のケース内に収納され、PTOアダプタの上部壁面に、オーバーヘッドカムシャフトに取り付くカムギヤの回転速度を検出する回転センサの取付孔が設けられたエンジンリヤPTOのギヤトレーンに於て、上記ケースに、回転センサの新たな取付孔をカムギヤに対応して別途設け、当該取付孔に回転センサを挿着すると共に、PTOアダプタの上部壁面に設けられた既存の取付孔を、カムギヤのタイミング点検窓としたことを特徴とする。
【0013】
斯かる構成によれば、作業者はエンジンを車両に搭載した状態で、タイミング点検窓からカムギヤが視認できることとなる。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1記載のエンジンリヤPTOのギヤトレーンに於て、タイミング点検窓は、PTOアダプタの上部壁面に着脱自在にボルト締めしたカバーで閉塞されていることを特徴とする。
【0014】
而して、斯かる構成によれば、カムギヤの交換点検時に、タイミング点検窓を閉塞しているカバーを外せば、作業者はエンジンを車両に搭載した状態でタイミング点検窓からカムギヤが視認できる。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載のエンジンリヤPTOのギヤトレーンに於て、カムギヤに合いマークが設けられ、当該合いマークは、カムギヤのタイミングが適正なときにタイミング点検窓から視認できることを特徴とする。
【0015】
斯かる構成によれば、カムギヤの交換点検時に、タイミング点検窓を閉塞しているカバーを外せば、作業者はエンジンを車両に搭載した状態でタイミング点検窓からカムギヤが視認でき、タイミング点検窓から合いマークが見えるか否かによって、カムギヤのタイミングが適正か否かが直ちに判断できることとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
【0017】
尚、発明部分を除くギヤトレーンの構成は図4乃至図6に示す従来例と同様であるため、ここではそれらについての説明は省略し、専ら発明部分について説明する。そして、上記従来例と同一のものは同一符号を以って表示する。
図1は請求項1乃至請求項3に係る発明の一実施形態を示し、図に於て、63はエンジンリヤPTOのギヤトレーン45を収納するケースで、当該ケース63は、図5のケース51と同様、ギヤケース47とPTOアダプタ49とを最中合わせした分割構造からなり、当該ケース63内にギヤトレーン45を収納して、ギヤケース47とPTOアダプタ49を複数箇所でボルト締めすると共に、複数の補強ブラケット52でギヤケース47とPTOアダプタ49を挟持してケース63の補強が図られている。
【0018】
そして、図6の従来例と同様、PTOアダプタ49の上部壁面61には取付孔が開口しているが、本実施形態は燃料噴射装置に電子ガバナを使用し、このため、位相違いの2本の回転センサが必要となるが、カムギヤ35に対応させてPTOアダプタ49の上部壁面61に2本の回転センサを挿着すると、ケース63の近傍を通るEGRパイプ65の熱の影響を受けてしまう虞がある。
【0019】
そこで、本実施形態は、回転センサに対するEGRパイプ65の熱の影響を回避するためレイアウトを変更し、図示するようにカムギヤ35に対応させて回転センサ67,69をギヤケース47の後部側側面に挿着し、そして、PTOアダプタ49の上部壁面61に設けられている既存の取付孔をカムギヤ35のタイミング点検窓71として利用したもので、タイミング点検窓71は、上部壁面61に着脱自在にボルト締めされるカバー(図示せず)で閉塞され、そして、オイル洩れを防止するため、図示しないガスケットが上部壁面61と当該カバーとの間に挟着されるようになっている。
【0020】
そして、図示しないがカムギヤ35とこれに噛合するアイドラギヤ33には合いマークが設けられており、当該合いマークは、カムギヤ35のタイミングが適正なときにタイミング点検窓71から視認でき、作業者はエンジンを車両に搭載した状態で、タイミング点検窓71から合いマークが視認できるようになっている。
【0021】
その他、図1に於て、73はタイミング点検窓71にカバーを着脱するボルトのボルト孔である。
本実施形態はこのように構成されているから、カムギヤ35の交換点検時にタイミング点検窓71を閉塞しているカバーを外せば、作業者はエンジンを車両に搭載した状態でタイミング点検窓71からカムギヤ35が視認でき、タイミング点検窓71から合いマークが見えるか否かによって、カムギヤ35のタイミングが適正か否かが直ちに判断できることとなる。
【0022】
従って、本実施形態によれば、作業者はエンジンを車両に搭載した状態でもカムギヤ35の交換点検が一人で容易に行うことができ、また、タイミング点検窓71はボルトとガスケットで閉塞できるため、作業が容易でオイル洩れの心配がなく、更にまた、既存の取付孔をタイミング点検窓として活用するため、新たに点検窓を設ける必要がなく、コストを低く抑えることが可能となる。
【0023】
【発明の効果】
以上述べたように、各請求項に係る発明によれば、作業者はエンジンを車両に搭載した状態でもカムギヤの交換点検が一人で容易に行うことができると共に、既存の取付孔をタイミング点検窓として活用するため、新たに点検窓を設ける必要がなくコストを低く抑えることが可能となる。
そして、請求項2に係る発明によれば、タイミング点検窓はカバーをボルト締めして閉塞できるため、作業が容易でオイル洩れの虞がない利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項3の一実施形態に係るエンジンリヤPTOのギヤトレーンの要部斜視図である。
【図2】従来のギヤトレーンの背面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】従来のエンジンリヤPTOのギヤトレーンの背面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】図4に示すエンジンリヤPTOのギヤトレーンの要部斜視図である。
【符号の説明】
35 カムギヤ
45 ギヤトレーン
47 ギヤケース
49 PTOアダプタ
63 ケース
65 EGRパイプ
67,69 回転センサ
71 タイミング点検窓

Claims (3)

  1. ギヤケースとPTOアダプタとからなる分割構造のケース内に収納され、PTOアダプタの上部壁面に、オーバーヘッドカムシャフトに取り付くカムギヤの回転速度を検出する回転センサの取付孔が設けられたエンジンリヤPTOのタイミングギヤトレーンに於て、
    上記ケースに、回転センサの新たな取付孔をカムギヤに対応して別途設け、当該取付孔に回転センサを挿着すると共に、
    PTOアダプタの上部壁面に設けられた既存の取付孔を、カムギヤのタイミング点検窓としたことを特徴とするエンジンリヤPTOのタイミングギヤトレーン。
  2. タイミング点検窓は、PTOアダプタの上部壁面に着脱自在にボルト締めしたカバーで閉塞されていることを特徴とする請求項1記載のエンジンリヤPTOのタイミングギヤトレーン。
  3. カムギヤに合いマークが設けられ、当該合いマークは、カムギヤのタイミングが適正なときにタイミング点検窓から視認できることを特徴とする請求項1または請求項2記載のエンジンリヤPTOのタイミングギヤトレーン。
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