JP2004009421A - 印字装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルカメラで撮影した画像を直接印刷するダイレクトプリンタにて、テンプレート印刷を実現するにあたり、テンプレートデータの画像データと、画像の重ね合わせを表すマスクパターンを独立に管理し、同じ効果が現れるテンプレートデータのマスクパターンを共有して使用することで、冗長なマスクパターンを削除する。また、画像データと、マスクパターンに対して、異なるアルゴリズムの解像度変換を行うことで、画像データの品位を保ちつつ、マスクパターンの解像度変換は高速に処理することを目的とする。
【解決手段】ダイレクトプリンタに、元画像データと、テンプレート画像を重ね合わせて合成画像を作成するテンプレート処理手段と、画像データと、マスクパターンを独立に管理するためのテンプレートデータ管理手段と、解像度変換アルゴリズムを決定するための解像度変換アルゴリズム選択手段を備えることで、上記目的を実現する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータを用いることなく、印字装置に装着されたメモリカード等の記憶媒体に保存されている画像データを印刷することができる印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のホストコンピュータを用いることなく印字装置が備えている記憶媒体装着部に装着された記憶媒体に保存されている画像データを直接印字する装置(以下、ダイレクトプリンタと呼ぶ)は、印字装置にコンパクトフラッシュ(R)やPCMCIAカード等(以下これらの記憶媒体を総称してメモリカードと呼ぶ)の記憶媒体装着部を備えることにより、デジタルカメラ等で撮影した画像データを保存したメモリカードをダイレクトプリンタに装着し、そのメモリカードに保存されている画像を印刷する印字装置である。さらに、ホストコンピュータと接続するための入出力インタフェースを備えることで、ホストコンピュータとダイレクトプリンタを接続してホストコンピュータ用印字装置、記憶媒体装着部に装着されたメモリカードの読み書き装置として使用できるものもある。また、デジタルカメラとダイレクトプリンタをケーブルで接続し、デジタルカメラ内の記憶装置に保存されている画像データを印刷するものもある。
【0003】
ダイレクトプリンタの操作部には印刷するときの設定や、ダイレクトプリンタの機能を実行するための1つないしは複数の操作キーを備えており、その操作キーを操作することにより、印刷する画像の選択、印刷枚数の指定、印刷レイアウトの設定等の各種設定を行い印刷を開始する。また、画像表示用のディスプレイ等を備えることで、印刷する画像を表示しながら印刷する画像を選択することや、印刷する画像に文字列を追加したり、その他の画像を重ね合わせて印刷するなど、印刷する画像を編集可能なダイレクトプリンタも出てきている。
【0004】
ダイレクトプリンタの一般的な使用の手順としては、メモリカードに保存されているすべての画像データの一覧がわかるように、画像に対して一意になる文字列、例えば画像番号を付加して印刷するインデックス印刷を行い、インデックス印刷によって得られた画像に対応する番号を使用して、メモリカードに保存された画像を選択することで印刷する画像を選択し、印刷を行う。画像表示用のディスプレイを備えるダイレクトプリンタであれば、インデックス印刷を行わずに、表示ディスプレイに表示されている画像を見ることで、印刷する画像を選択することも可能である。
【0005】
印刷する画像に対し、別の画像を重ね合わせて印刷する(以下テンプレート印刷と呼ぶ)際、重ね合わせる画像(以下テンプレートデータと呼ぶ)は画像データそのものに加えさらに、元画像と重ね合わせるための透過度情報(以下マスクパターンと呼ぶ)を有している。テンプレート印刷では、テンプレートデータの画像データとマスクパターンを使用することで、重なりあう箇所と元画像がそのまま印刷される箇所を分けて重ね合わせることができる。ほとんどのテンプレートデータは、画像データに対応する一つのマスクパターンを有し、そのマスクパターンにしたがって重なり具合を調節していた。また、テンプレート画像と重ね合わせる画像の合成画像を表示部に表示したり、または印刷手段により印刷する方法として、特開平09−269999号公報にあるように、表示用テンプレートデータと、印刷用テンプレートデータを別々に備えることで合成後のイメージを表示する場合は表示用テンプレートデータを使用し、印刷時は印刷用テンプレートデータを使用することで、表示は低解像度のテンプレートデータを使用し表示を高速にし、印刷は高解像度のテンプレートデータを使用して高品位で印刷することが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ダイレクトプリンタにテンプレート印刷機能を持たせる場合、テンプレートデータをダイレクトプリンタに持つ必要がある。しかしながら、多くの種類のテンプレートデータをダイレクトプリンタに保存すると、テンプレートデータの容量が膨大になってしまい、テンプレートデータを保存するためのROMのサイズが大きくなってしまう。
【0007】
さらに、合成画像を作成する際、作成するレイアウトサイズが複数ある場合、各レイアウトサイズに合わせてテンプレートデータを複数もつことが考えられるが、その場合当然のことながら、ROMサイズはさらに膨大なものになってしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、ダイレクトプリンタに保存するテンプレートデータを画像データとマスクパターンと独立に管理するテンプレートデータ管理手段を備え、同じようなテンプレート印刷効果が得られるテンプレートデータの場合、従来テンプレートデータがそれぞれ独立に保持していたマスクパターンを、共通の一つのマスクパターンとして分類することで、冗長なマスクパターンを削除し、ROMの容量を削減する。
【0009】
また、テンプレートデータのマスクパターンと、画像データとを解像度変換する手段を備えることにより、レイアウトサイズと、合成すべき画像とテンプレートデータの画像サイズが一致しない場合、それぞれ画像データおよびマスクパターン共にレイアウトサイズに合うように解像度変換処理を行うことで、1つのテンプレートデータで複数のレイアウトサイズに柔軟に対応することを目的とする。さらに、テンプレートデータの画像データと、マスクパターンをそれぞれ異なるアルゴリズムで解像度変換する手段を備えることで、テンプレートデータを伸張する際に、画質優先の解像度変換アルゴリズム、速度優先の解像度変換アルゴリズムをそれぞれ適宜選択することで、テンプレート処理において、画像の品位を損なわずに処理速度を向上させることを目的とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下で、本発明の実施形態を具体的に説明する。
【0011】
(第1の実施例)
ダイレクトプリンタの外観を示す図1に図示されているダイレクトプリンタ本体1001は、デジタルカメラ等で撮影した画像データを記憶したメモリカードを装着するための記憶媒体装着部1002を備えている。本実施例では、形状の異なるメモリカードを、アダプタを介してダイレクトプリンタの記憶媒体装着部1002に装着するものであるが、個々のメモリカードの形状に合った装着部を複数備えることも可能である。次に、印刷画像の選択や、印刷モードの設定等を行うための操作部1003を備え、この操作部を操作することにより、ダイレクトプリンタの各種印刷設定や、ダイレクトプリンタのメンテナンス等を行うことができる。また、ダイレクトプリンタの情報を表示するための表示部1004を備えており、この表示部1004に、メモリカードに保存された画像を表示したり、ダイレクトプリンタの状態や、印刷時の設定項目等を表示することが可能である。また、ダイレクトプリンタの背面には図に示していないが、ホストコンピュータと接続するためのインタフェースを備えており、このインタフェースを介してとホストコンピュータと接続することで、ホストコンピュータ用の通常のプリンタとして使用したり、ダイレクトプリンタに装着されたメモリカードのメモリカードリーダとして使用することが可能である。
【0012】
次にダイレクトプリンタの内部構成例として図2のブロック図を用いて説明する。ダイレクトプリンタの記憶媒体装着部1002に装着された記憶媒体に保存されている画像データの画像サイズや、ピクセルのビット深さなど画像の特徴を解析するための画像データ解析手段2001と、印刷するレイアウトのレイアウト位置およびレイアウトサイズを管理するための印刷レイアウト管理手段2002と、印刷レイアウトサイズより、印刷レイアウトに合わせて解像度変換処理を行う解像度変換手段2003と、印刷レイアウトが管理するレイアウト位置に配置した画像データを印刷データに変換する画像処理手段2004と、画像処理手段により作成された印刷データを印刷するための印刷手段2005と、記憶媒体上にある画像の選択、選択された画像の枚数の指定および、印刷する画像に処理を施すための設定項目を設定するための操作部制御手段2006と、記憶媒体上の画像の番号やプリンタの状態等を表示する表示部制御手段2007と、記憶媒体装着部1002に装着されたメモリカードの管理を行う記憶媒体制御手段2008とテンプレート印刷時にマスクパターンの透過度情報に従い、画像を重ね合わせて合成画像を作成するためのテンプレート処理手段2009と、画像データとマスクパターンを独立してテンプレートデータを管理するためのテンプレートデータ管理手段2010とを備える。
【0013】
テンプレートデータ管理手段2010には図3に示すようなフォルダ構成に従ってテンプレートデータが管理されている。テンプレートデータの画像データ部分を格納するための画像データフォルダ3001を作成する。図4のテンプレートデータの例では、図3の画像データフォルダ3001に重ね合わせる元画像4003に対して、枠をつけるテンプレートデータの画像部分4002が保存されている。また、この画像データに対応するマスクパターン4001は、マスクパターンを保存するためのマスクパターンフォルダ3003に保存されている。図3で示すフォルダ構成例では、一例として、挨拶文字データを表す挨拶文字フォルダ3002などが作成されている。この挨拶文字データは、絵文字などの画像データが記録されており、元画像に重ね合わせて合成画像を作成することに関しては、テンプレートデータの画像部分とまったく同じ性質のデータである。テンプレートデータの画像部分と、その画像に対応するマスクパターンの対応を記述したテーブルは、テンプレート対応表フォルダ3004に保存される。そのフォルダに保存されているテンプレート画像対応テーブル表1から、テンプレートデータの画像部分と、マスクパターンを一意に対応させることができる。
【0014】
【表1】
Figure 2004009421
【0015】
図5のフローチャートを用いて、画像データとマスクパターンがそれぞれ独立に管理されたテンプレートデータを用いて、実際にテンプレートデータを元画像に重ね合わせて、合成画像を作成する手順について説明する。本フローでは利用者により、テンプレート印刷があらかじめ指定されたものとする。
【0016】
まず、利用者に重ね合わせるためのテンプレート画像を選択させるため、表示部にテンプレート画像の一覧をテンプレートデータに割り当てられているテンプレート番号とともに表示するS5001。その際の表示部1004の選択表示画面例を図10に示す。テンプレート画像を選択する表示画面10001、テンプレート画像10002、テンプレート番号10003が表示部1004に表示されている。また、テンプレート画像がこの他にあることを示すアイコン10004が表示されている。次に、表示したテンプレート画像の一覧から、特定のテンプレート画像を選択するS5002。選択されたテンプレート画像のテンプレート番号から、対応するテンプレートデータの画像データを格納されているフォルダから読み出すS5003。ステップS5003と同様に、選択されたテンプレート画像のテンプレート番号から、テンプレートデータのマスクパターンをマスクパターンが格納されているフォルダから読み出すS5004。
【0017】
利用者により選択されたテンプレート番号から、テンプレートデータの画像データと、マスクパターンを読み出す方法は、図6および、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0018】
テンプレートデータの画像データ読み込みについて、まずテンプレート対応表フォルダ3004に格納されているテンプレート画像対応テーブル表1を使用して、選択されたテンプレート番号から画像データ番号を検索するS6001。次に、検索した画像データ番号を使用して、表2で示す画像データ格納情報テーブルから、実際の画像データが格納されているフォルダおよびファイル名を特定するS6002。
【0019】
【表2】
Figure 2004009421
【0020】
そして、特定したフォルダから対応するファイル名の画像データを読み出すS6003。以上の手順にてテンプレートデータの画像データを読み出す。
【0021】
マスクパターンの読み出しについても同様に、テンプレート画像対応テーブルより、選択されたテンプレートの番号を使用してマスクパターン番号を検索するS7001。次に検索したマスクパターン番号を使用して表3で示すマスクパターン格納情報テーブルから、実際のマスクパターンが格納されているフォルダおよびファイル名を特定するS7002。
【0022】
【表3】
Figure 2004009421
【0023】
そして、特定したフォルダから対応するファイル名のマスクパターンを読み出すS7003。以上の手順により、テンプレート番号に対応する画像データと、マスクパターンを読み出すことができる。
【0024】
次に、読み出した画像データ、およびマスクパターンのサイズと、レイアウトサイズとを比較して、レイアウトするサイズに合わせるための解像度変換が必要かどうか判断するS5005。解像度変換が必要である場合、テンプレートデータの画像データに対して解像度変換を行うS5006。解像度変換の処理内容については最近傍法、線形補間法などのアルゴリズムで処理を行うが、これらの処理内容については広く知られているため説明を省略する。次に、テンプレートデータの画像データと同様にマスクデータに対して解像度変換を行うS5007。ステップS5005でテンプレートデータに対して解像度変換が不要であると判断された場合は、処理を行わず次のステップS5008に進む。次に、重ね合わせる元画像データと、レイアウトサイズからレイアウト後の画像データサイズを計算するS5008。計算された画像データサイズから、元画像データに対して解像度変換が必要かどうかを判断するS5009。解像度変換が必要である場合、元画像データに対して、レイアウトサイズに合うように解像度変換を行うS5010。ステップS5009にて、解像度変換が必要ないと判断された場合は、保存されている画像データの画像サイズがレイアウトサイズになるため、処理を行わず、次のステップS5011に進む。次に、テンプレートデータと重ね合わせる元画像データを重ね合わせ、合成画像を作成するS5011。合成画像の作成には、解像度変換されたマスクパターンから、各ピクセルごとの重ねあわせの度合いを表す透過度を読み込み、元画像データとテンプレートデータの画像データとを重ね合わせる。マスクパターンであらわされる透過度が、テンプレートデータを反映させるか、元画像を反映させるかを表現するON、OFFのみであらわされている場合、マスクパターンの透過度に従い、元画像データが反映される箇所と、テンプレートデータの画像データが反映される箇所とにわけて、重ね合わせの処理を行う。マスクパターンであらわされる透過度が、元画像データと、テンプレートデータの画像データとの重なりの割合をあらわす場合は、マスクパターンの割合に従い、元画像データと、テンプレートデータの画像データとを透過度の割合で合成し、重ね合わせ処理を行う。以上の手順により元画像データとテンプレート画像を重ね合わせた合成画像を作成することができる。作成された合成画像は表示の場合は表示部1004で表示し、印刷の場合は作成された合成画像データに対し、画像処理を行い、印刷データを作成して印刷を行う。
【0025】
上記の方法により、テンプレートデータの画像データと、それに対応するマスクパターンをそれぞれ独立に管理し、重ね合わせの処理を行う際には、テンプレートデータの画像データと、その画像データに対応するマスクパターンを、各テーブルを参照して読み込むことで、元画像データとテンプレート画像を重ね合わせた合成画像を作成することが可能である。また、同様の重ね合わせ透過度を持つマスクパターンのテンプレートデータに対しては、同じマスクパターンを参照することができ、マスクパターンを共有して保存できるため冗長なマスクパターンを持つ必要がなくなる。また、テンプレートデータをレイアウトサイズにあわせて解像度変換を行うため、レイアウト毎にテンプレートデータを複数持つ必要がなくなる。
【0026】
(第2の実施例)
第2の実施例では、テンプレートデータの画像データと、マスクパターンとをそれぞれ異なる解像度変換アルゴリズムを使用して解像度変換を行い、合成画像を作成する方法について説明する。
【0027】
図8の内部構成例を示すブロック図では、第1の実施例の内部構成例を示すブロック図2の構成要素に加え、テンプレートデータと、印刷品位を元にして、選択可能な解像度変換アルゴリズムから解像度変換アルゴリズムを選択し、選択した解像度変換アルゴリズムがテンプレートデータに対して適応可能かどうか判断するための解像度変換アルゴリズム選択手段8001をさらに備えている。その他の構成要素については、第1の実施例で説明済みのためここでは説明を省略する。次に、図9のフローチャートを用いて、テンプレートデータの画像データと、マスクパターンをそれぞれ異なる解像度変換アルゴリズムを用いて解像度変換し、元画像データと重ね合わせて合成画像を作成する手順について説明する。第1の実施例同様に、あらかじめ利用者によりテンプレート印刷が選択されたものとする。まず、利用者に重ね合わせるためのテンプレート画像を選択させるため、表示部1004にテンプレート画像の一覧をテンプレートデータに割り当てられているテンプレート番号とともに表示するS9001。その際の表示部1004は、第1の実施例にて説明済みのため、ここでは省略する。次に、表示したテンプレート画像の一覧から、特定のテンプレート画像を選択するS9002。選択されたテンプレート画像のテンプレート番号から、対応するテンプレートデータの画像データを格納されているフォルダから読み出すS9003。ステップS9003と同様に、選択されたテンプレート画像のテンプレート番号から、テンプレートデータのマスクパターンをマスクパターンが格納されているフォルダから読み出すS9004。テンプレート番号から、テンプレートデータの画像データと、マスクパターンを読み出すには第1の実施例にて説明済みであるため、ここでは説明を省略する。
【0028】
次に読み出した画像データ、およびマスクパターンから、レイアウトサイズと比較して、解像度変換が必要かどうか判断するS9005。解像度変換が必要な場合、解像度変換アルゴリズムを表4の印刷品位解像度変換テーブルを参照して、解像度変換アルゴリズムを決定するS9006。
【0029】
【表4】
Figure 2004009421
【0030】
この表4により現在設定されている印刷品位に対応してテンプレートデータの画像データと、マスクパターンの解像度変換アルゴリズムがそれぞれ独立に決定される。本実施例では、印刷品位に応じて解像度変換アルゴリズムを変更したが、アルゴリズムの決定にはその他の要因による決定も考えられるため、これに限定するものではない。
【0031】
次に、選択されたマスクパターンの解像度変換アルゴリズムが選択されたマスクパターンに適応可能かどうかを判断するS9007。適応可能かどうかの判断にはマスクパターンの透過度Bit数を表すマスクパターン透過度テーブル表5を使用する。
【0032】
【表5】
Figure 2004009421
【0033】
選択されたマスクパターンの透過度Bit数を判断し、Bit数が1の場合、透過度としては元画像とテンプレートデータのどちらの画像が表示されるかの情報しか記録されていないため、中間の値で合成画像を作成することができない。そのため0と1の中間値を計算することになるアルゴリズムである1次補間アルゴリズムは適応できない。よってBit数が1の場合は、中間の値を使用しない0次補間のアルゴリズムを選択するようにアルゴリズムの変更を行うS9014。
【0034】
Bit数が1を超える場合は、透過度の中間値を計算することができるため0次補間、1次補間ともに使用でき、先に決定された解像度変換アルゴリズムを使用するが可能である。解像度変換アルゴリズムが決定されたら、テンプレートデータの画像データに対して、選択された解像度変換アルゴリズムで、解像度変換を行うS9008。次にマスクパターンに対して、選択された解像度変換アルゴリズムで解像度変換を行うS9009。ステップS9005にて、テンプレートデータに対して解像度変換が必要ないと判断された場合は、テンプレートデータに対する解像度変換は行わず、次の処理へ進む。次に、重ね合わせる元画像データと、レイアウトサイズからレイアウト後の画像データサイズを計算するS9010。次に、計算された画像データサイズから、元の画像データに対して解像度変換が必要かどうかを判断するS9011。解像度変換が必要である場合、元画像に対して、レイアウトサイズに合うように解像度変換を行うS9012。ステップS9011にて、解像度変換が必要ないと判断された場合は、保存されている画像データの画像サイズがレイアウトサイズになるため、処理を行わず、次のステップに進む。次に、テンプレートデータと重ね合わせる元画像データを重ね合わせ、合成画像を作成するS9013。
【0035】
以上の手順で、テンプレートデータの画像データと、マスクパターンに対し、異なる解像度変換アルゴリズムを印刷品位と、マスクパターンの透過度Bit数を考慮して選択することができる。上記の方法により、テンプレートデータの画像データと、マスクパターンに対して、適切な解像度変換アルゴリズムにて処理を行うことができ、印刷品位を保ちながら、処理速度の向上を図ることができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によると、テンプレート印刷に必要となるテンプレートデータを、画像データと、マスクパターンを独立に管理し、同様の効果が得られるマスクパターンを共有して使用するため、テンプレートデータの画像データごとに対応するマスクパターンをもつ必要がなくなる。そのため、冗長なマスクパターンを削除することができ、ROMの容量を削減することが可能である。
【0037】
また、印刷および表示のための複数あるレイアウトサイズに応じてテンプレートデータを解像度変換処理する手段を備えていることにより、同一のテンプレートデータをそれぞれ異なるレイアウトサイズに合わせることができ、レイアウトサイズごとにテンプレートデータを複数持つ必要がない。さらに、テンプレートデータをレイアウトサイズに解像度変換処理する場合、テンプレートデータの画像データと、マスクパターンをそれぞれ異なる解像度変換アルゴリズムで処理する手段を備えており、印刷結果に影響が大きいテンプレートデータの画像データは高画質が得られる解像度変換アルゴリズムを使用し、比較的影響の少ないマスクパターンに対して高速な解像度変換アルゴリズムを適応することで、画像の品位を保ちつつ、高速な処理を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における印字装置の外観を表す図
【図2】本発明の第1の実施例における印字装置の内部構成例を表すブロック図
【図3】本発明の実施例におけるテンプレートデータを保存するためのフォルダ情報を示す図
【図4】本発明の実施例におけるテンプレート画像と元画像を重ねあわせる際の画像データおよびマスクパターンを表す図
【図5】本発明の第1の実施例におけるテンプレート画像を選択し、重ね合わせる手順を示すフローチャート
【図6】本発明の実施例におけるテンプレートデータの画像データを特定のフォルダから読み込む手順を示すフローチャート
【図7】本発明の実施例におけるテンプレートデータのマスクパターンを特定のフォルダから読み込む手順を示すフローチャート
【図8】本発明の第2の実施例における印字装置の内部構成例を表すブロック図
【図9】本発明の第2の実施例におけるテンプレートデータの画像データと、マスクパターンに対し、それぞれことなるアルゴリズムで解像度変換を行う手順を示すフローチャート
【図10】本発明の実施例におけるテンプレート画像を選択する際の表示部の表示画面例を示す図
【符号の説明】
1001 ダイレクトプリンタ本体
1002 記憶媒体装着部
1003 操作部
1004 表示部
2001 画像データ解析手段
2002 印刷レイアウト管理手段
2003 解像度変換手段
2004 画像処理手段
2005 印刷手段
2006 操作部制御手段
2007 表示部制御手段
2008 記憶媒体制御手段
2009 テンプレート処理手段
2010 テンプレートデータ管理手段
3001 画像データフォルダ
3002 挨拶文字フォルダ
3003 マスクパターンフォルダ
3004 テンプレート対応表フォルダ
4001 マスクパターン
4002 画像部分
4003 元画像
8001 解像度変換アルゴリズム選択手段
10001 表示画面
10002 テンプレート画像
10003 テンプレート番号
10004 アイコン

Claims (3)

  1. ホストコンピュータを用いることなく、印字装置に装着された記憶媒体上の画像を直接印字する印字装置に関し、記憶媒体に保存されている画像データを印刷データに変換する画像処理手段と、前記画像処理手段により作成される印刷データを印字するための印刷手段と、記憶媒体に保存された画像データを、印刷するレイアウトサイズに合わせるための解像度変換手段と、記憶媒体に保存されている画像データの選択および、選択された画像の印刷枚数の指定および、印刷する画像の処理項目を設定するための操作部と、記憶媒体に保存されている画像および、画像データの画像番号、印字装置の状態等を表示するための表示部と、記憶媒体を装着するための記憶媒体装着部と、印刷する画像に対し、別の画像を重ね合わせた合成画像を作成するための、テンプレート処理手段と、重ね合わせるテンプレートデータを管理するためのテンプレートデータ管理手段とを備え、テンプレートデータの画像データと重ね合わせの度合いを記録する重ね合わせ透過度データとをそれぞれ独立に管理し、画像データと透過度データの対応を記録してテンプレートデータを管理することを特徴とする印字装置。
  2. 請求項1の印字装置であって、テンプレートデータの画像データおよび、重ね合わせ透過度データの両方を解像度変換する手段を備え、画像を重ね合わせて合成画像を作成する処理において、テンプレートデータと画像を配置するレイアウトサイズが合わない場合、テンプレートデータの画像データと、重ね合わせ透過度データの両方を解像度変換しレイアウトサイズに合わせることを特徴とする印字装置。
  3. 請求項2の印字装置であって、前記解像度変換のアルゴリズムを少なくとも2つ以上備え、テンプレートデータの画像データと、重ね合わせ透過度データをそれぞれ異なる解像度変換アルゴリズムを用いて解像度変換することを特徴とする印字装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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