JP2004008215A - 多機能の健康食品及びその応用 - Google Patents

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Abstract

【課題】肥満者に有用な健康食品を提供すること。
【解決手段】この健康食品はレンコンの節粉或いはその抽出物を主な成分としている。最も好ましい構成は、レンコンの節の抽出物が4〜7.5重量部で、レンコンの節粉が2〜15重量部で、緑茶の抽出物が0.08〜2重量部で、サンシチニンジンの抽出物が0.08〜0.5重量部である。その健康食品は、IRを効果的に改善し、肥満者に2型糖尿病、高血圧、高脂血症及び心臓や脳血管障害が発生するのを予防し、以上の病気の患者にも根本的に改善し、ダイエットにも効果的である。
【選択図】  なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は健康食品に関し、特に、インスリン抵抗性が改善できる多機能の食品、その製作方法、及び、その食品の製薬領域の用途に関する。
【0002】
【従来の技術】
生活レベルの向上と生活方式の移り変わりにつれて、肥満2型糖尿病、高血圧、高脂血症及び心臓・脳血管病の発病率が増える一方である。しかも、これらの疾病は併発することが多く、致死率と障害率が非常に高く、現在の人間の健康を脅かす重大な疾病である。この十年間の国内外の大くの研究により、上記の疾病は共通の発病基礎がある。それはインスリン抵抗性(Insulin Resistance、以下IRと省略する)である。IRは上記の疾病の中心環節で、肥満は他の疾病の前兆である。いわゆるIRは、正常な、あるいは、正常よりも高いインスリン(Ins)が人体の血液中に含まれるが、正常レベルより低い生物反応しか出ないことで、つまり、有機体Insの標的組織の器官(筋肉、肝臓、脂肪組織など)がInsに対して敏感性と反応性が低くなるということである。IRを克服するため、膵臓B細胞がもっと多くのInsを分泌し、結局代償性の高インスリン血症(HI)を惹起する。HIのため上記の疾病が発生する、あるいは悪化してしまう。今、上記の疾病に対して、現代医学は着眼点をIRを改善することに移す傾向がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
今、IRを改善する薬は主に、インスリン敏感性強化剤、2型糖尿病を治療するチアゾリヂン系薬剤(TZD)などの西洋医学の薬である。しかし、これらの薬剤の臨床応用の時間はまだ短く、長期の副作用はまだ研究中で、長期的な投与にはよくない。IRに対する確実な治療作用を有する製薬や健康食品はまだない。
IRの発病の要因は複雑であり、それはInsのプレ受容体、受容体、ポスト受容体の各層、各方面の欠点にも関わっている。今のところ、全面にIRとIRに関連性のある疾病群を改善する有効な安全な薬剤はまだない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、従来技術の問題点を克服して、副作用がなく、IRを有効に改善し、肥満者の2型糖尿病、高血圧、高脂血症と心臓・脳血管障害の発生を予防し、すでに上記の病気になっている患者に根本的な改善をし、それに、ダイエットにも良く効く多機能の健康食品を提供するものである。
【0005】
この発明はレンコンの節の粉かその抽出物を含む一種の健康食品を提供する。
上記の健康食品は緑茶の抽出物とサンシチニンジンの抽出物のどちらか、それとも両方を更に含む組成物である。その構成は重量基準で、レンコンの節の抽出物は4〜30重量部であり、好ましくは5〜15重量部であり、最も好ましいのは4〜7.5重量部である。緑茶の抽出物は0.08〜2重量部であり、サンシチニンジンの抽出物は0.08〜0.5重量部である。また、レンコンの節の粉を2〜15重量部を含有してもいい。
【0006】
上記の健康食品は、あらゆる剤型にすることができ、例えば、タブレット剤、カプセル剤、溶解性粉薬、溶液剤、注射剤である。
この健康食品の制作方法は次の工程からなる。
a.レンコンの節の粉または当該レンコンの節の抽出物を用意する工程と、
b.食品用の補助材料を前記レンコンの節の粉またはその抽出物に配合する工程と、
c.その配合物をダブレット剤、カプセル剤、溶解性粉剤、溶液剤または注射剤の剤型に製作する工程とからなる。
【0007】
上記のレンコンの節は水かアルコールがなどの一般的な食品用(food−grade)の溶剤を用いて抽出されることが好ましい。
レンコンの節の粉またはその抽出物を用意する工程は以下の1〜3のいずれにかによって行なうことができる。(1)レンコンの節を乾燥し、20メッシュの寸法の粉末にまで粉砕し、その粉末を容器に入れ、その粉末の重量に対して5〜10倍の30%〜90%濃度のアルコールを入れ、室温で24時間抽出し、濾過する。得られた濾過残渣に対して上記の濃度のアルコールを用いた抽出と濾過の操作を繰り返し、濾液を合わせて真空で濃縮し、凍結乾燥して、抽出物を含む乾燥粉末を得ること。(2)レンコンの節を乾燥し、20メッシュの寸法の粉末にまで粉砕し、その粉末を容器に入れ、その粉末の重量に対して5〜10倍の30%〜90%濃度のアルコール溶液を入れ、水浴中で加熱し30〜60分間環流し、熱いままで濾過する。濾過残渣を上記のアルコールを用いた抽出と加熱と濾過の操作を繰り返し、濾液を合わせて低温で減圧し濃縮し、凍結乾燥して、抽出物を含む乾燥粉末を得ること。(3)レンコンの節を乾燥し、大豆の大きさに粉砕し、容器に入れ、レンコンの節の重さに対して6〜10倍の水を入れ、その沸点で30〜40分間加熱し、熱いままで濾過し、濾過残渣に対して上記の水を用いた加熱と濾過の操作を繰り返し、抽出物を含む濾液を合わせて減圧下で濃縮し、乾燥して、抽出物を含む粉末を得ること。
【0008】
上記の組成物は、次の方法で製作することが最も好ましい。
(1)レンコンの節の抽出物を4〜7.5重量部、緑茶の抽出物を0.08〜2重量部、サンシチニンジンを0.08〜0.5重量部用意する。
(2)上記の抽出物を均一的に混合し、必要に応じた適切な剤型に作る。
上記のステップ(1)において、レンコンの粉を2〜15を入れることが好ましい。レンコンの粉は、有効な成分を含むだけでなく、カプセル剤を作るのに必要な補助材料でもある。上記の緑茶の抽出物は主に茶ポリフェノールで、サンシチニンジンの抽出物は主にサンシチニンジンの総サポニンである。
【0009】
ステップ(2)の剤型がカプセル剤である場合、上記の組成物を細かい粒にする。β−シクロデキストリンで被覆された肉桂揮発油(cinnamon naptha enveloped with beta−cyclodextrin)を加えてもよい。均一に混合してカプセルに入れることにより、この発明のレンコンの節を含む組成物が得られる。
【0010】
この発明はレンコンの節の抽出物及びそれを含む組成物の新しい用途、つまり、製薬での利用を提供している。詳しくは、この発明はレンコンの節の抽出物及びその組成物が人体のインスリン抵抗性を改善する薬物としての利用を提供している。
【0011】
レンコンの節の抽出物及びその組成物は肥満症を治療と予防する薬の製作に利用することができる。レンコンの節の抽出物及びその組成物は高血圧を治療と予防する薬の製作に利用することができる。レンコンの節の抽出物及びその組成物は高脂血症を治療と予防する薬の製作に利用することができる。レンコンの節の抽出物及びその組成物は糖尿病を治療と予防する薬の製作に利用することができる。レンコンの節の抽出物及びその組成物は血液の粘度を改善し、血栓の形成を防ぎ、微小循環をよくする薬の製作に利用することができる。レンコンの節の抽出物及びその組成物は老年痴呆症を治療と予防する薬及び抗老衰の薬の製作に利用することができる。
【0012】
この発明が提供する健康食品はIRを有効に改善し、肥満者に2型糖尿病、高血圧、高脂血症と心臓・脳血管障害の発生を予防し、それにダイエットにも効果的である。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の本質の理解を深めるため、系統的な薬理テストのデータと結果から製薬領域での用途について説明する。しかし、この発明は以下の説明に限定されない。
【0014】
(実施例1) 栄養性肥満のラットのモデルに対するレンコンの節の効果
1.1 材料とテスト方法
1.1.1 テストの材料と飼料の準備
(1)テストの材料
レンコンの節を洗浄し干し、乾燥箱に送風し65℃で乾燥させ、粉砕機で細かい粉にする。その粉は当日中に使用する。
(2)陽性薬(positive medicine)
寧紅ダイエット茶(江西寧紅集団公司の製品、ロット番号:20011102)を細かい粉にする。その粉は当日中に使用する。
(3)テスト飼料
濃縮した高カロリー飼料:基礎飼料40%、豚油35%、ショ糖15%、卵8%、塩2%。
【0015】
テスト飼料:上記の濃縮した高カロリー飼料を一定の量を測り、一定量の基礎飼料、レンコンの節の粉、陽性薬粉とそれぞれ混合し、丸粒飼料機でモデル高カロリー飼料、レンコンの節の高カロリー飼料、陽性薬高カロリー飼料(レンコンの節の高カロリー飼料に68%の濃縮した高カロリー飼料、32%のレンコンの節の粉があり、モデル高カロリー飼料の32%は薬粉の代わりに基礎飼料にし、陽性薬高カロリー飼料の32%の薬粉には21%の基礎飼料と寧紅ダイエット茶の細かい粉が入っている。)を製作する。上記の飼料を製作後、自然に干させる。7〜10日毎に新たに製作する。
【0016】
1.1.2. テストの動物とグループ分け
体重が444±17gのSD雄ラットをブランク群(I群)、モデル対照群(II群)、レンコンの節の群(III群)と陽性薬群(IV群)に8匹ずつランダムに分けて、群毎に別々のケージで飼った。
【0017】
1.1.3. モデル作りと薬の投与
毎日午後5時にすべてのラットに相応的なテスト飼料を22gずつ与えた。つまり、I群の場合、基礎飼料を22g/匹投与し、II〜IV群はそれぞれモデル高カロリー飼料、レンコンの節の高カロリー飼料、陽性薬高カロリー飼料を22g/匹与える(各種の飼料は22gの中で、15gは濃縮した高カロリー飼料で、残りの7gはそれぞれ基礎飼料、レンコンの節の粉、基礎飼料4.6g+陽性薬粉2.4gである)。次の日の朝八時に各ラットに基礎飼料を8g与え、食べきれても飼料の追加は行なわず、水は自由に飲ませた。
【0018】
1.1.4. 観測基準と方法
(1)普段の状況 精神、毛皮、目、行為、摂食、水飲み、排泄についてグラフを作り、毎日記録した。
(2)摂食量 グラフを作り、毎日記録した。
(3)体重 週に一回量った。
(4)ブドウ糖許容度 テストの四週目の末に測定した。ラットを六時間絶食させ、六匹を取り、腹腔に2g/kgのブドウ糖を注射し、尾静脈から採血後、簡易血糖測定機で0・0.5・1・2時間の血糖値を測定した。
(5)空腹血糖、血清TC、TG、HDL−c及びInsのテストが終わったら、尻静脈から採血し、血清を分離させ、一部分を取り、昆明医学院附属1病院検査課に送り測定してもらった(全自動生物化学測定機で測定する)。同時に自分も試薬の説明書に基づき手作業で血糖、血清TC、TG(7230分光の光度計の色合わせ)を測定した。
(6)腹腔の脂肪と睾丸の脂肪褥の湿重 ラットの血液を取ったら解剖し、腹腔脂肪と睾丸脂肪褥を分離させ、ろ紙上におき、組織液を吸わせ、電子天秤で重さを量り記録した。
【0019】
1.1.5. 統計方法 PEMS(Package for Encyclopaedia of MedicalStatistics,華西医科大学公共衛生学院編)に基づきデータを処理した。群の平均値と二つずつの間の比較は単一要素の平均二乗誤差とq検査で解析し検査した。
【0020】
1.2テスト状況
1.2.1. 普段の状況 II群の1番ラットの死亡とIV群のラットが少量の陽性薬飼料だけを食べた(この群のラットは毎回与えた陽性薬高カロリー飼料を食べきれないので、確かな薬物の作用が反映されていない。それ故、テストから除く。)だけで、他のラットは異常はなかった。
【0021】
1.2.2. 0〜4週の週末の各群のラットの体重の変化
表1〜表5及び図1に示す。表1から、各群のラットはテスト前に体重の差はなかったので、各群の体重は比較できる。表2からテストの一週間目の週末に各群のラットはまだ顕著な体重の差がないが、各群のラットの体重は皆違う程度で下がっていることがわかる。原因を解析すれば、主には環境と生活方式が急に変わったからと考えられる。
表3から、2週間目になると、モデル群、レンコンの節群の体重はブランク群よりそれぞれ4.6%と3.9%高くなったが、著しい差はない。体重の増加と増加のパーセンテージを見れば、モデル群は一番多く、ブランク群より著しく高い(P<0.05)。次はレンコンの節群であるが、ブランク群と著しい差はない。結論として、この高カロリー飼料は400グラム以上の成年ラットの体重を増やさせ、このように続けて飼えば、ラットを太らせることが分かる。レンコンの節が高カロリー飼料で発生した過度の体重増加を抑える役目はまだ著しくない。
【0022】
表4は次のことを表している。テストの3週間目にモデル群の体重はブランク群より著しく高く(9.7%高い、p<0.01)、レンコンの節群とブランク群との差はまだ著しくない(4.3%高い、p>0.05)。体重の増加値から見れば、モデル群のは最も大きく、ブランク群より著しく高く(P<0.05)、その次はレンコンの節群で、ブランク群より少し高いが、著しくない。結論として、高カロリー飼料を食べさせれば、400グラム以上のラットの体重は普通の飼料を食べる同じ年齢のラットより著しく高くなり、レンコンの節は高カロリー飼料で発生した過度の体重増加を抑える効き目がある。
【0023】
表5から、テストの四週間目になると、モデル群の体重はさらにブランク群より高くなり(12.3%高い、p<0.01)、レンコンの節群とブランク群と比較すれば、前の週の同じぐらい(4.5%高い、p>0.05)であり、レンコンの節群とモデル群と比較すれば、著しく低い(p<0.01)。結論として、高カロリー飼料を食べさせれば、400グラム以上のラットの体重は普通の飼料を食べる同じ年齢のラットより著しく高くなり、レンコンの節は高カロリー飼料で過度の体重増加を抑える効き目がある。
【0024】
図1はテストの初めから終わりまでの各群の体重の変化の傾向を表示している。図1から、レンコンの節群はブランク群に近い。特にテストの後期に、レンコンの節群は更にブランク群に近づいたにもかかわらず、モデル群の体重はブランク群より高くなる一方である。それは、高カロリー飼料は400グラム以上の成年ラットの体重を増やしすぎ、結局普通の飼料を食べるラットよりずっと高くなるが、レンコンの節は過度の体重増加の傾向を抑える作用があるということの説明である。
【0025】
1.2.3. 各群のラットの血糖(Glu)、血インスリン(Ins)とインスリン反応指数(ISI)
表6に示すように、モデル群の血糖値が高いが、ブランク群との差が著しくなく、レンコンの節群の血糖は比較的低い。レンコンの節群以外に各テスト群の血Insは皆ブランク群より高い(皆p<0.01)。同時にISIは皆ブランク群より低い(皆p<0.01)が、レンコンの節群のISIはブランク群との差が小さく(p<0.05)、他のテスト群より著しく高い(皆p<0.01)。結論として、この肥満モデルには高インスリン血症が発生したから、顕著にインスリン受容体(IR)があるが、レンコンの節は高カロリー食物で発生した高インスリン血症を妨げられ、IRを減らされる。
【0026】
1.2.4. 各群のラットの血清の総コレステロール(TC)、ドリグリセリド(TG)と高密度リポプロスタグランディんのコレステロール(HDL−c)
表7に示すように、モデル群のTCはブランク群より著しく高く(p<0.01)、ブランク群より他の各テスト群もモデル群と同じぐらいで、著しく高い(p<0.01)。モデル群のTGも比較的高いが、ブランク群との差は著しくない。レンコンの節群のTGは最も低い、レンコンの節群のHDL−cはブランク群より著しく高い。結論として、この肥満モデルの場合は、血液の脂質に異常があり、具体的に血TCが顕著に高くなり、血TGも高くなる傾向がある。レンコンの節が血TGの上昇を抑える効き目がある。TCの上昇が著しく抑えられないが、少しだけの効き目がある。それに、レンコンの節はHDL−cを高める効き目がある。
【0027】
1.2.5. 各群の腹腔内の脂肪重量と脂肪指数
表8からモデル群の腹腔内の脂肪重量と脂肪指数は増加の傾向があり、レンコンの節群はモデル群より低くなる傾向がある。
【0028】
1.3中間まとめ
1.3.1肥満ラットモデルの評価
栄養性肥満モデルと視床下部性肥満モデルの二つの肥満モデルを作った。前者は離乳したばかりのSDラットに高栄養飼料(基礎飼料プラス粉乳、卵、豚油、ビタミンADと新鮮な大豆もやしなど)でしばらく(45日間)飼うことにより、基礎飼料だけで飼った同年齢のラットより体重はずっと高くなった。このモデルで飼ったのは幼児ラットで、ちょうど発育の旺盛期で、栄養への需要量も大きいから、蛋白質、脂肪、各種のビタミンの入っている高栄養飼料を与えれば、発育は当然普通より早くなる。体重の顕著な増加が見られる幼児肥満と似ている。
【0029】
肥満に関連する他の生理的な変化、例えば、血液の脂質異常、IRとブドウ糖許容度異常などが併発するかどうかはまだ詳しい報告を見てないが、ラットの生長段階(発育旺盛期)と供給した栄養処方(豊富な、全面的な、高カロリーの)から解析すれば、このモデルの肥満の場合、上記の関連する病理的な生理変化があっても目立たない。それ故、臨床の大多数の肥満者すなわち過体重患者の実際の状況はバラツキがある。このテストのモデルも栄養性肥満モデルであるが、飼ったラットは444gで、すでに発育の旺盛期を過ぎた成年であり、使用した飼料も基礎飼料に多量な豚油、ショ糖と卵などの高カロリーの栄養バランスの良くない飼料で、臨床の肥満と肥満に関連する疾病、例えば、2型糖尿病の飲食の発病要因と似ている。テストの結果から、基礎飼料群のラットの体重の増加は遅く、高カロリー飼料群のラットの体重の増加は速く、短い期間内(28日間)で体重はもう基礎飼料群のラットよりずっと高くなり、顕著な高コレステロール、高トリグリセリド、高インスリン血症も伴い、ISIは著しく低くなり、ブドウ糖の許容量は低くなる傾向も腹腔脂肪と脂肪指数が上昇する傾向もある。結論としては、肥満ラットモデルは割りと臨床の大多数の成人肥満に似ているので、ダイエット薬を研究するのに、更にふさわしいモデルである。
【0030】
1.3.2.レンコンの節のダイエット効果の評価
このテストでは、レンコンの節を乾燥し粉にし高カロリー飼料にいれ、3群のラットを飼い、同時に単純な高カロリー飼料で飼ったラットと基礎飼料だけで飼ったラットと対照にした。その結果によれば、レンコンの節群の体重の増加値はモデル対照群よりずっと低くて、ブランク群に近く、体重もモデル対照群よりずっと低く、ブランク群と著しい差はあまりなくなった。結論としては、レンコンの節は高カロリー食物で肥満になることを抑える効き目がある。腹腔脂肪群織についての影響も、上記の状況と同様である。
【0031】
肥満というのは単純に体重か脂肪の増加の問題ではない。臨床では、肥満者は糖質や脂肪の代謝が乱れてしまう。IRは肥満になる重要な病理的な生理基礎で、肥満者が2型糖尿病、高血圧、高脂血症と虚血性心臓病になる重要で危険な要因である。従って、薬物のダイエットの効果を考察するのには、体重と脂肪の基準だけでなく、薬物が上記の病理的な生理変化への影響も考察しなければならない。テストの結果として、モデル対照群のラットの血清Insは顕著に上り、ISIは顕著に下がる。著しいIRが発生しただけでなく、血清TCの著しい上昇も伴い、TGが上がる傾向も顕著である。また、レンコンの節群の血清Insはモデル群より顕著に低くて、ISIはモデル群より顕著に高い。IRも減らさせたし、血清TGも高くならなかった。体重についての影響をみれば、レンコンの節群の体重は徐々にブランク群に近づいている。それ故に、レンコンの節は高カロリー食物で肥満になることが全面的に阻止できる。
【0032】
中間まとめ:この処方の高カロリー飼料は成年ラットに血液脂質の異常とIRが伴う肥満を発生させる。レンコンの節はこの高コロリー飼料で発生した過度の体重増加を抑えられ、同時に、腹腔内の脂肪量を減らす効き目もある。また、肥満ラットモデルのIRも緩和させ、TGの上昇を抑える効き目もある。澱粉の比較的多いほうのレンコンのダイエットの効果は最もよい。
【0033】
(実施例2) 栄養性肥満ラットに対するレンコンの節の抽出物の影響
2.1 材料と方法
2.1.1 薬物とその製作準備
レンコンの節の湯煎抽出物:若干の乾燥したレンコンの節を取り、大豆の大きさに粉砕し、6〜10倍の量の水をいれ沸騰させ、小さい火で30〜40分間煮沸して抽出し、熱いまま濾過した。この抽出と濾過の操作をもう一度繰り返した。濾液を合わせ、減圧下で濃縮し、真空で乾燥させ、含水量が6%の抽出物粉末を得た。その抽出物粉末は、後で使うために密閉で保存した。
レンコンの節のアルコールで環流した抽出物:若干の乾燥したレンコンの節を取り、20メッシュ程度に粉砕し、6〜10倍の量の30%〜90%のアルコールをいれ、水浴で加熱し1時間環流させて抽出し、熱いまま濾過した。抽出と濾過の操作をもう一度繰り返した。濾液を合わせて、減圧下で濃縮し、アルコールを回収し、抽出物を真空で乾燥させ、含水量が5%の粉末を得た。その粉末は、後で使うために密閉で保存した。
【0034】
2.1.2 動物のグループ分けとモデル作り、薬物の投与
雲南白薬集団株式会社の動物室から提供された、体重434±17グラムのSD雄ラットをブランク群、モデル群、湯煎抽出物群(湯煎群)、アルコール環流抽出物群(アルコール環流群)、アルコール浸漬抽出物(アルコール浸漬群)に8匹ずつランダムに分けて、群毎に別々のケージで飼った。モデルの作り方はテスト1と同じで、ブランク群に基礎飼料を供与し、他の群に高カロリー飼料を供与し、前のと同じであり、自由に水を飲ませた。
【0035】
モデル作りと同時に、毎日の午前中9時に薬物を胃に注いだ。上記の三種類抽出物の粉末の用量は皆テスト1の元生薬の2倍量から抽出した量で、つまり、湯煎群は2.4g/kgで、アルコール環流群は1.92g/kgで、アルコール浸漬群は1.32g/kgである。それから、同じ体積の蒸留水で希釈して胃に注いた。ブランク群、モデル群の場合は、対応量の蒸留水を胃に注いだ。テストの期間は35日間であった。
【0036】
2.1.3 観測基準と方法 実施例1と同じである。
2.1.4 統計方法 実施例1と同じである。
2.2 テスト状況
2.2.1 普段の状況は正常であった。
【0037】
2.2.2 三種のレンコンの節の抽出物が成年の栄養性肥満ラットの体重、Leeの指数と脂肪係数についての影響(表9)
表9に示すように、テスト後において、モデル群のラットの体重、Leeの指数と脂肪係数がブランク群より高い(p<0.01)。三つの薬を与え群の中で、湯煎群と環流群の体重はブランク群より高い(二つともp<0.01)、浸漬群はブランク群と差がない。モデル群と比べると、三つの薬を与えた群の体重は著しく低い(p<0.01)。湯煎群と環流群のLeeの指数はブランク群より高い(p<0.05)が、浸漬群とブランク群との差があまりない。モデル群と比べると、浸漬群のLeeの指数は比較的低い(p<0.01)。三つの薬を与えた群の脂肪係数は皆ブランク群と差があまりなく、そのうち、モデル群はブランク群と一番近い。結論として、レンコンの節の水抽出物、レンコンの節のアルコール環流抽出物とアルコール浸漬抽出物は皆高カロリー飼料で発生したラットの体重の増加過度と腹腔脂肪の増加を抑える効き目がある。そのうちアルコール浸漬抽出物の効果が最も好ましく、レンコンの節の水抽出物とレンコンの節のアルコール環流抽出物の効果が相当する。
【0038】
2.2.3 三種のレンコンの節の抽出物が成年の栄養性肥満ラットの血糖、インスリン(Ins)とISIについての影響(表10)
表10に示すように、空腹血糖は、ブランク群よりモデル群の方が高く(p<0.05)、ブランク群と他の群と差があまりない。Insは、ブランク群よりモデル群の方が高く(p<0.01)、三つの薬を与えた群の中で、湯煎群だけはブランク群より少し高い(p<0.05)。モデル群と比べると、三つの薬を与えた群の血Insは皆低く、(p<0.05、p<0.01)、そのうち浸漬群の方が一番低い(p<0.01)。ISIは、モデル群が著しく低くなった。三つの薬を与えた群の中で、湯煎群と環流群も低くなったが、環流群の方は更に低く(p<0.01)、浸漬群とブランク群とはあまり差がない。モデル群と比べると、三つの薬を与えた群のISIは皆戻ったが、そのうち浸漬群が更に戻った。結論そして、レンコンの節の水抽出物、レンコンの節のアルコール環流抽出物とアルコール浸漬抽出物は皆高カロリー飼料で発生したラットの血糖と血Insの上昇を抑えられ、IRを改善する効き目があり、そのうちアルコール浸漬抽出物の効果が最も好ましく、レンコンの節の水抽出物とレンコンの節のアルコール環流抽出物の効果が相当する。
【0039】
2.2.4三種のレンコンの節の抽出物が成年の栄養性肥満ラットの血清TC、TGとHDL−cについての影響(表11)
表11に示すように、TCは、モデル群は顕著に上がり(p<0.01)、三つの薬を与えた群も顕著に上がり(p<0.01)、モデル群と比べてもあまり下がってない。TGは、モデル群は顕著に上がった(p<0.01)が、三つの薬を与えた群も顕著に上がっておらず(p>0.05)、そのうち、浸漬群はブランク群に一番近い。HDL−cは、ブランク群よりモデル群の方が低く(p<0.05)、モデル群より三つの薬を与えた群の方が高く、そのうち、浸漬群は最も高く(p<0.01)、ブランク群とあまり差がない。結論としては、レンコンの節の水抽出物、レンコンの節のアルコール環流抽出物とアルコール浸漬抽出物は皆高カロリー飼料で発生したラットの血清TCの上昇を抑える効果があまりなく、血清TGの上昇とHDL−cの下がりを抑える効き目がある。
【0040】
2.3中間まとめ
実施例2は実施例1のモデル作りの方法の繰り返しであり、ただ実施例の期間が一週間延びている。結論として、このモデルの体重、Leeの指数と腹腔脂肪量は皆定常なラットより更に超え、同時に空腹血糖はブランク群のラットより高くなり、血Insは顕著に上がり、ISIは顕著に下がり、血TCとTGも上がり、HDL−cは下がったので、栄養性肥満ラットのモデルの再現性は非常によくて、肥満とIR及び関連した病理的な生理乱れを研究するときの理想的な動物モデルであると考えられる。
【0041】
実施例2は臨床の薬剤投与の経験と習慣により、通常の抽出方法、つまり、湯煎、アルコール熱環流と65%の浸漬の方法でレンコンの節の総成分を抽出し、乾燥した粉を製作し、ラットに内服させ、薬効を比べた。同時に、生薬粉の対照群も設定した。結論としては、三種の抽出物は皆高カロリー飼料で発生したラットの過度の体重増加、Leeの指数の増加及び腹腔脂肪の増加を押さえる効果があり、同時に、空腹血糖と血Insの上がりを抑え、IRを改善するのにも効果があり、TGの上昇とHDL−cの下がりを抑えることにも効き目がある。TCの上昇には、レンコンの節の生粉と同じで、抑える効果が著しくない。
【0042】
(実施例3) レンコンの節の組成物の栄養性肥満ラットについての影響
3.1材料と方法
3.1.1 薬品
(i)レンコンの節の浸漬抽出物の冷やした干した粉(製作方法はテスト2と同じ);
(ii)サンシチニンジン抽出物(サンシチニンジン総サポニン:サンシチニンジン総サポニン含量≧88%、Rb1>30%、Rg1>20%、サンシチニンジン葉グリコシド(元のニンジンのジオールとして計算)≧32%);
(iii)緑茶抽出物(茶ポリフェノール≧40%,カテキン≧25%,EGCG≧25%,カフェイン<5%)
【0043】
3.1.2動物のグループ分けとモデル作り、薬物の投与
雲南白薬集団株式会社の動物室から提供された体重が435±16グラムのSD雄ラットをブランク群、モデル群、レンコンの節アルコール浸漬抽出物の干した粉の群(レンコンの節単処方群)、レンコンの節アルコール浸漬抽出物の干した粉+サンシチニンジン抽出物の群(レンンの節の複方(組成物)1群)、レンコンの節アルコール浸漬抽出物の干した粉+緑茶抽出物の群(レンコンの節の複方(組成物)2群)、レンコンの節アルコール浸漬抽出物の干した粉+サンシチニンジン抽出物+緑茶抽出物の群(レンコンの節の複方(組成物)3群)に、8匹ずつランダムに分けて、群毎に別々のケージで飼った。モデルの作り方はテスト1と同じで、ブランク群に基礎飼料を供与し、他の群に高カロリー飼料を供与し(方法は前のと同じ)、自由に水を飲ませた。
【0044】
モデル作りと同時に、毎日の午前中9時に薬物を胃に注いだ。レンコンの節の単処方群にはレンコンの節のアルコール浸漬抽出物の干した粉を1.32g/kg投与し、レンコンの節の複方1群にはレンコンの節アルコール浸漬抽出物の干した粉を1.32g/kg+サンシチニンジンサポニンとサンシチニンジン葉のグリコシドをそれぞれ0.066g/kg投与し、レンコンの節の複方2群はレンコンの節アルコール浸漬抽出物の干した粉を1.32g/kg+茶ポリフェノールを0.132g/kg投与し、レンコンの節の複方3群はレンコンの節アルコール浸漬抽出物の干した粉を1.32g/kg+サンシチニンジンサポニンとサンシチニンジン葉のグリコシドをそれぞれ0.066g/kg+茶ポリフェノールを0.132g/kg投与した。それに、上記の薬物を同じ体積の蒸留水で希釈して胃に注いだ。ブランク群、モデル群の場合は、相当的な蒸留水を胃に注いだ。28日間続けて薬物を投与した。
【0045】
3.1.3 観測基準と方法
普段の状況 各群のラットはテスト中の精神、食欲、毛皮と大便など。
体重体長とLeeの指数 体重は週に一回測り、テスト後に体長を測った(ラットの鼻先から肛門までの長さで、単位はセンチである)。
Leeの指数=体重(g)/体長(cm2)
ブドウ糖の許容度 腹腔にブドウ糖を2g/kg注射し、0分,30分,60分と120分後の血糖値を測った。
【0046】
空腹血糖、Insと血液脂質(TC、TG、LDL−cとHDL−cも含まれている)、動脈硬化指数AI(AI=TC/HDL−c)と冠状心臓指数R−CHR(R−CHR=LDL/HDL−c)。
体重の脂肪の重量 腹腔内の脂肪など、腹腔脂肪g/体重100gに換算した。
脂肪細胞の大きさと数量 生殖器の周りの同じ位置から脂肪を少し取り、2.5%ホルムアルデヒト−エタノール液で固定し、パラフィン内にスライスし、400倍の顕微鏡で全視野中の脂肪の細胞の数を計算し、ミクロメーターで脂肪細胞の大きさを測った。
血清SODとLPO
血液粘度
【0047】
3.1.4 統計方法 実施例1と同じである。
3.2テスト状況
3.2.1普段の状況 テスト中、各群のラットの状況がよくて、異常は無かった。
【0048】
3.2.2 レンコンの節の組成物複方の栄養性肥満ラットの体重とLeeの指数の影響
表12に示すように、体重は、モデル群のラットはブランク群を超えた(p<0.01)、四つの薬物を投与した群の中で、単処方、複方1群と複方2群もブランク群より高い(p<0.01,p<0.05)、そのうち、複方2群の変化の幅が比較的低い、複方3群とブランク群と差があまりない。モデル群と比べると、四つの薬物を投与した群は皆低い(p<0.01)が、単処方群と比べると、複方3群だけが体重が低い(p<0.05)。
【0049】
体長は、各群において著しい差はない。Leeの指数は、ブランク群よりモデル群が著しく高い(p<0.01)、四つの薬物を投与した群は皆ブランク群と同じぐらいである、モデル群と比べると、四つの薬物を投与した群のLeeの指数は比較的低くて(p<0.01)、そのうち、複方3群が一番低い。結論として、この四種の処方は高カロリー飼料で発生した過度の体重増加とLeeの指数の増加を抑える効き目があり、そのうち、複方3の効果が最もよく、その次は複方2で、複方1は単処方と効果が相当する。
【0050】
3.2.3 栄養性肥満ラットの脂質と脂肪細胞に対するレンコンの節の組成物の影響
表13に示すように、腹腔脂肪は、ブランク群よりモデル群のラットのがずっと多い(p<0.01)、四つの薬物を投与した群の中で、単処方群と複方1群だけはブランク群より多い(p<0.05)、複方3群はブランク群に一番近い。脂肪細胞数量は、ブランク群よりモデル群のラットのはずっと低い(p<0.01)、四つの薬物を投与した群の中で、単処方群と複方1群だけはブランク群より少ない(p<0.05,p<0.01)、モデル群と比べると、四つの薬物を投与した群の脂肪細胞数量は皆多い、単処方群と比べると、複方2群と複方3群の方が多い(p<0.05,p<0.01)、複方3群のは最も多くて、ブランク群に一番近い。細胞の直径は、ブランク群よりモデル群の脂肪細胞の方がずっと大きい(p<0.01)、四つの薬物を投与した群もブランク群より大きいが、複方2群と複方3群とブランク群の差が比較的小さい(p<0.05)。四つの薬物を投与した群の細胞の直径はモデル群のよりずっと小さく(p<0.01)、複方3群のは単処方群より著しく小さい(p<0.01)。結論として、この四種の処方は高カロリー飼料で発生した腹腔脂肪の増加、脂肪細胞の拡大及び脂肪数量の減少を抑える効き目があり、そのうち、複方3の効果が最もよく、その次は複方2であり、複方1は単処方との効果が相当する。
【0051】
3.2.4 レンコンの節の複方の栄養性肥満ラットの血液脂質への影響
表14に示すように、血清TCは、モデル群は著しく上がった(p<0.01)。四つの薬物を投与した群の中で、単処方群はまだブランク群より高く(p<0.01)、ブランク群より複方1群と複方2群の方が少し高く(p<0.05)、複方3群とブランク群との差はあまりない。三つの複方群は皆モデル群より低い(p<0.05,p<0.01)。血清TGについては、モデル群は著しく上がり(p<0.05)、モデル群より四つの薬物を投与した群は皆モデル群より低く(p<0.05)、ブランク群との差はあまりない。LDL−cについては、モデル群は著しく上がり(p<0.01)、単処方群のも著しく上がった(p<0.01)が、他の三つの群はあまり上がっていない。HDL−cについては、モデル群は下がった(p<0.05)が、モデル群より四つの薬物を投与した群は皆高く(p<0.05)、ブランク群との差はあまりない。結論としては、レンコンの節の単処方は高カロリー飼料で発生した血清TCの上昇を抑える効き目があまりないが、複方1と複方2の方が効き目があり、複方3の効果が最もよい。この四種の処方は皆このモデルの血清TGの上昇を抑える効き目がある。レンコンの節の単処方はこのモデルの血清LDL−cの上昇を抑える効き目があまりないが、他の三つの複方は皆ある。この四種の処方は皆このモデルの血清HDL−cの低下を抑える効き目がある。
【0052】
3.2.5 レンコンの節の複方の栄養性肥満ラットの動脈硬化指数(AI)と冠状心臓(R−CHD)についての影響
表15に示すように、動脈硬化指数は、モデル群は著しく上がった(p<0.01)、四つの薬物を投与した群とブランク群との差がはあまりない、そのうち、モデル群より複方1群と複方3群の方が低い(p<0.01)、ブランク群にもっと近い。冠状心臓指数は、ブランク群よりモデル群の方は顕著に高い(p<0.01)、四つの薬物を投与した群の中で、ブランク群より単処方群はまだ高い(p<0.01)、複方2群も少し高い(p<0.05)、モデル群より四つの薬物を投与した群は顕著に低い(p<0.01)。三つの複方群は皆単処方群より低い(p<0.05,p<0.01)、そのうち、複方3の方は最も低い(p<0.01)。結論としては、この四種の処方は皆このモデルの動脈硬化指数の上昇、冠状心臓指数の上昇を抑える効き目がある。そのうち、複方3の効果が最もよくて、その次は複方1で、複方2は複方1の次で、単処方は一番劣っている。
【0053】
3.2.6 レンコンの節の複方の栄養性肥満ラットのブドウ糖許容量への影響
表16に示すように、各群の空腹血糖は、モデル群は比較的高いが、著しい差はない。糖負荷後各時間段階の血糖はモデル群が皆上がっていく、単処方群、複方1群、複方2群ともブランク群より高い、複方3群だけはブランク群に近い。モデル群と比べると、各時間段階の各薬物投与群の糖負荷後の血糖は皆低い(皆p<0.01)、また、単処方群より複方3群の各時間段階の糖負荷後の血糖は顕著に低い(p<0.01)、複方1群、複方2群は120分後、糖負荷後の血糖は単処方群より低くなった。結論としては、この四種の処方は高カロリー飼料で発生したラットのブドウ糖の許容量の低下を抑える効き目があり、そのうち、複方3の効果が最もよくて、その次は複方1と複方2で、単処方の効果は比較的弱い。
【0054】
3.2.7レンコンの節の複方が栄養性肥満ラットの血糖、InsとISIへの影響
表17に示すように、各群の空腹血糖は著しい差がないが、モデル群の空腹血清Insは著しく上がった(p<0.01)、四つの薬物を投与した群の空腹血清Insは皆モデル群より低くて(p<0.01)、ブランク群とあまり差がない。ISIは、ブランク群よりモデル群の方が低い(P<0.01)、四つの薬物を投与した群の中で、単処方群、複方1群、複方2群はブランク群よりまだ低い(p<0.05)、複方3群はブランク群に近くて、著しい差がない、四つの薬物を投与した群は皆モデル群より顕著に高い。結論としては、この四種の処方は皆高カロリー飼料で発生した原形質Insの上昇を抑え、機体インスリン敏感性の低下を抑える効き目があり、そのうち、複方3の効果が最もよくて、他の三種の効果は同じぐらいである。
【0055】
3.2.8 レンコンの節の複方が栄養性肥満ラットの血液粘度への影響
表18に示すように、モデル群の血液粘度は著しく上がった(p<0.01)、四つの薬物を投与した群は皆モデル群より低くて、三つの複方群は更に低い(p<0.01)、ブランク群より単処方群と複方2群は高い(P<0.01、p<0.05)、単処方群より複方1群と複方3群は著しく低い。赤血球の容積は、ブランク群よりモデル群が高い(p<0.05)、四つの薬物を投与した群はブランク群とあまり差がない、そのうち、複方3群はブランク群に一番近い。結論としては、この四種の処方は皆原形質の粘度の上昇を抑える効き目があり、そのうち、複方1と複方3の効果が最もよくて、その次は複方2で、単処方の効果が一番弱い。赤血球の容積についての影響も同じぐらいである。
【0056】
3.2.9 レンコンの節の複方が栄養性肥満ラットのSODとLPOへの影響
表19に示すように、モデル群のSODは著しく下がった(p<0.01)、四つの薬物を投与した群はあまり下がってない、複方2群と複方3群はブランク群に一番近い。モデル群の原形質LPOは著しく上がった(p<0.01)、モデル群より四つの薬物を投与した群の方は低く(p<0.01)、ブランク群より単処方群はまだ高く(p<0.01)、それ以外の三つの複方群は皆ブランク群と差があまりない。そのうち、複方3群はブランク群に一番近く、その次は複方2群であるが、三つの複方群は皆単処方群より低く(P<0.05,p<0.01)、複方2群と複方3群は更に低い(p<0.01)。結論としては、この四種の処方は皆原形質SODの低下とLPOの上昇を抑える効き目があり、そのうち、複方3と複方2の効果が最もよくて、その次は複方1で、単処方の効果が一番弱い。
【0057】
3.3中間まとめ
実施例3は証明した再現性のよい成年栄養性肥満ラットモデルを使い、レンコンの節の単処方およびサンシチニンジン抽出物のサンシチニンジン総グリコシドとの複方、緑茶抽出物の茶ポリフェノールとの複方がこのモデルの体重、腹腔脂肪、脂肪細胞の大きさと数量、糖許容量、インスリン抵抗性、血液脂質、血液粘度及び脂質高酸素血症にどんな影響をするかということを考察した。結論として、レンコンの節の単処方は血清TC以外の上記の基準にはある程度の改善作用があるが、腹腔脂肪量の減少、血液脂質の調整、血液粘度、動脈硬化の阻止、高酸素の阻止には効き目が弱い。サンシチニンジン総グリコシドとの複方は血清TCの低下にも血液粘度の低下にも更に効果がよくて、AIとR−CHDも下がれる。茶ポリフェノールとの複方は腹腔脂肪量と脂肪細胞の大きさと数量を定常にする効き目が更によくて、SOD受容能力も強めるし、LPOも低下できる。サンシチニンジン総グリコシドと茶ポリフェノールの両方との処方は上記の各基準を定常にする傾向がある。
【0058】
サンシチニンジン及びその主な有効成分の一つのサンシチニンジン総グリコシドは一つの漢方薬と天然の化学物質としてよく研究されている。大量な研究は、サンシチニンジンサポニンと葉グリコシドが血液脂質の調整、血液粘度の低下及び血管内層の細胞の保護に効く、と言っている。非肥満者より肥満患者は高脂血症、血液粘度の増加と動脈を伴い発病してしまうことが多い。このテストはレンコンの節とサンシチニンジンサポニンと葉グリコシドとの複方を使ったら、肥満モデルの血液脂質と血液粘度を定常にしたので、この複方は肥満症候群を治療するのに必要であるということの証拠になる。
【0059】
緑茶は昔からもダイエットとリポペニシリナーゼのための薬、食両用の植物製品であり、主な成分の一つとしての茶ポリフェノールもよく研究されている天然化学物質である。研究により、茶ポリフェノールは、高脂質飼料で飼ったラットの体内と肝臓内の脂肪がたまることを抑えるのにはよく効き、血液TCも下げる。また、酸化防止にも効き目がある。すなわち、自身の酸化でコレステロールの酸化を抑制するので、コレステロールが動脈に蓄積するのを減らす。レンコンの節と茶ポリフェノールと組み合わせたこのテストの結果としては、肥満モデルの腹腔脂肪を減らし、脂肪細胞も縮小した、同時に血液SODが上がり、LPOが下がった。これはこの複方が肥満症に総合的な治療効果はレンコンの節の単処方よりずっと優れているという証拠になる。
【0060】
このテストの複方3はレンコンの節の抽出物を主としてサンシチニンジンの茎と葉のサポニン、また緑茶ポリフェノールと組み合わせた処方である。結果として、この組み合わせの処方は三者の長所を揃え、このモデルについての各方面の影響は最も理想的な効果を得た。これは、レンコンの節を主としたサンシチニンジンの茎と葉のサポニン、緑茶ポリフェノールとの複方は肥満症を治療する非常に完璧な組み合わせである証拠になる。
【0061】
肥満症は多種の複雑な状況が存在している総合体である。体重と脂肪の増加だけでなく、更に大事なのは肥満症にいつも顕著なIR及び糖、脂質代謝の乱れが伴う。これらの生理的な乱れがあるため、肥満者がいつも2型糖尿病、血脂質異常、高血圧及び動脈硬化性心臓・脳血管障害などの悪質な疾病を併発し、肥満者の平均寿命が非肥満者より短くなる。この研究で発明した、レンコンの節が主成分である新規組成物は、ダイエットによく効くだけでなく、もっと大事なのはIRが改善できるという特殊な効き目である。IRは肥満者が糖脂質代謝の乱れなどの上記の重大な疾病が発生しやすくなる生理的な基礎であるので、レンコンの節及びその抽出物は処方の主な成分として、肥満症の治療と予防に対して、代替のできない重要な作用がある。茶ポリフェノールとサンシチニンジンの茎と葉のサポニンと組み合わせた処方は体内の余分な脂肪を消去し、血液脂質を調整し、血液粘度を改善し、動脈血管壁を保護する効果が更によくて早くて、肥満症の中心であるIRを捕まえ、複方による長所を発揮し、肥満症の多種の複雑な生理的な乱れから根本的なところから治療する。それゆえに、この組み合わせ処方は肥満症自身及びその多種の併発症に対して治療にも予防にも非常に優れた効果がある。
【0062】
【表1】
Figure 2004008215
【0063】
【表2】
Figure 2004008215
【0064】
【表3】
Figure 2004008215
【0065】
【表4】
Figure 2004008215
【0066】
【表5】
Figure 2004008215
【0067】
【表6】
Figure 2004008215
【0068】
【表7】
Figure 2004008215
【0069】
【表8】
Figure 2004008215
【0070】
【表9】
Figure 2004008215
【0071】
【表10】
Figure 2004008215
【0072】
【表11】
Figure 2004008215
【0073】
【表12】
Figure 2004008215
【0074】
【表13】
Figure 2004008215
【0075】
【表14】
Figure 2004008215
【0076】
【表15】
Figure 2004008215
【0077】
【表16】
Figure 2004008215
【0078】
【表17】
Figure 2004008215
【0079】
【表18】
Figure 2004008215
【0080】
【表19】
Figure 2004008215
【0081】
【発明の効果】
系統的な研究から得られ、IRとその関連の疾病群を全面的に改善する有効な薬物における実質的な突破であるこの発明は、供給地も多く、副作用もなく、安価な天然のレンコンの節を主な原料として使用するので、普通の庶民に受け入れられやすく、無数の患者に幸福をもたらすことができる。この発明が提供するレンコンの節と茶ポリフェノールとサンシチニンジンの茎と葉のサポニンと組み合わせた処方は、体内の余分な脂肪を消去し、血液脂質を調整し、血液粘度を改善し、動脈血管壁を保護する効果が更によく、早くて、肥満症の中心であるIRを捕まえ、複方による長所を発揮し、肥満症の多種の複雑な生理的な乱れから根本的なところから治療する。それゆえに、この組み合わせ処方は肥満症自身及び併発症の2型糖尿病、血脂質異常、高血圧及び動脈硬化性心臓・脳血管障害などの治療と予防に対して非常に優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の各群のラットの体重の変化のグラフ。

Claims (10)

  1. レンコンの節の粉またはその抽出物を含有する健康食品。
  2. 更に緑茶またはその抽出物とサンシチニンジンまたはその抽出物とのうちの少なくともひとつを含む組成物であり、前記レンコンの節の抽出物は4〜30重量部であり、前記緑茶またはその抽出物は0.08〜2重量部であり、前記サンシチニンジンまたはその抽出物は0.08〜0.5重量部であることを含有する請求項1に記載の健康食品。
  3. 前記レンコンの節の抽出物の含有量が4〜7.5重量部である請求項2に記載の健康食品。
  4. 前記レンコンの節の粉の含有量が2〜15重量部である請求項2に記載の健康食品。
  5. 剤型がダブレット剤、カプセル剤、溶解性粉剤、溶液剤または注射剤である請求項1に記載の健康食品。
  6. 健康食品の製作方法であって、
    a.レンコンの節の粉または当該レンコンの節の抽出物を用意する工程と、
    b.食品用の補助材料を、前記レンコンの節の粉またはその抽出物に配合する工程と、
    c.その配合物をダブレット剤、カプセル剤、溶解性粉剤、溶液剤または注射剤の剤型に製作する工程とからなる健康食品の製作方法。
  7. 前記レンコンの節の抽出物を用意する工程は、
    (1)レンコンの節を乾燥し、20メッシュの寸法の粉末にまで粉砕し、その粉末を容器に入れ、その粉末の重量に対して5〜10倍の30%〜90%濃度のアルコールを入れ、室温で24時間抽出し、濾過し、濾過残渣に対して上記の濃度のアルコールを用いた抽出と濾過の操作を繰り返し、濾液を合わせて真空で濃縮し、凍結乾燥して、前記抽出物を含む乾燥粉末を得ること、或いは、
    (2)レンコンの節を乾燥し、20メッシュの寸法の粉末にまで粉砕し、その粉末を容器に入れ、その粉末の重量に対して5〜10倍の30%〜90%濃度のアルコール溶液を入れ、水浴中で加熱し30〜60分間環流し、熱いままで濾過し、濾過残渣を上記のアルコールを用いた抽出と加熱と濾過の操作を繰り返し、濾液を合わせて低温で減圧し濃縮し、凍結乾燥して、前記抽出物を含む乾燥粉末を得ること、或いは
    (3)レンコンの節を乾燥し、大豆の大きさに粉砕し、容器に入れ、レンコンの節の重さに対して6〜10倍の水を入れ、その沸点で30〜40分間煮沸し、熱いままで濾過し、濾過残渣に対して上記の水を用いた加熱と濾過の操作を繰り返し、濾液を合わせて減圧下で濃縮し、乾燥して、前記抽出物を含む粉末を得ること、
    により行なわれる、請求項6に記載の製作方法。
  8. ステップbの方法でレンコンの節の抽出物を4〜7.5重量部作り、また緑茶の抽出物を0.08〜2重量部、サンシチニンジンを0.08〜0.5重量部入れる請求項6に記載の製作方法。
  9. 請求項8に記載の製作方法において、重さで計算したレンコンの節の粉を2〜15重量部を入れる請求項8に記載の製作方法。
  10. 人体のインスリン抵抗性を改善する薬と、肥満症を治療と予防する薬と、高血圧を治療と予防する薬と、高脂血症を治療と予防する薬物と、糖尿病を治療と予防する薬と、血液の粘度を改善し、血栓の形成を防ぎ、微小循環をよくする薬と、老年痴呆症を治療と予防する薬と、抗老衰の薬とからなる群から選択される少なくとも一つの薬の製造方法において、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の健康食品を使用することを含む製造方法。
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