JP2004008213A - 刈り刃式草刈機用安全装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】この発明は、刈り刃式草刈機の操作者あるいはその周辺のものを保護するとともに、刈り取った草がシャフトに巻き付くことを防止する装置に関するものである。
【構成】その外縁部に角又は爪のような突起部をつけるなり溝を刻むなりして連続的な凹凸を形成した円盤型の装置で凸部の径は刈り刃の径より大きく凹部の径は刈り刃の径より小さいものを、刈り刃と平行にかつ刈り刃の駆動と関わりなく自由に回転できるよう、草刈機に所定の方法で取り付ける。
それによりこの装置に刈り刃の回転と連動しない性質を与え、その外縁の開口部を通り抜ける物体をその大きさで分別する。
その結果、人体や一定以上の大きさの石あるいは壁等に刈り刃が接触することを防ぎつつ、雑草等の刈り取りを可能にするものである。
【選択図】図1
【構成】その外縁部に角又は爪のような突起部をつけるなり溝を刻むなりして連続的な凹凸を形成した円盤型の装置で凸部の径は刈り刃の径より大きく凹部の径は刈り刃の径より小さいものを、刈り刃と平行にかつ刈り刃の駆動と関わりなく自由に回転できるよう、草刈機に所定の方法で取り付ける。
それによりこの装置に刈り刃の回転と連動しない性質を与え、その外縁の開口部を通り抜ける物体をその大きさで分別する。
その結果、人体や一定以上の大きさの石あるいは壁等に刈り刃が接触することを防ぎつつ、雑草等の刈り取りを可能にするものである。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術】
この発明は、刈り刃式草刈機に取り付けて、操作者の操作誤りや転倒等により、その刈り刃式草刈機の作動中に刈り刃部分が操作者あるいはその周辺の者に接触して及ぼす危険を防ぐと同時に、草の中に混在する石や草むらに隣接する建造物にあたり刈り刃が欠損することを防ぎ、さらに刈り取った草が草刈り機の駆動軸に巻き付き操作不良を起こすことを防ぐ装置に関するものである。
【従来の技術】
従来のほとんどの刈り刃式草刈機は刈り刃がほぼ露出しており、操作者の操作誤りや転倒等の事態に際し、その操作者や周辺の者を傷つける危険性があった。
これに対応する各種の手段はあるいは煩雑であり、あるいは草刈り作業の効率を落としていた。
【発明が解決しようとする課題】
刈り刃式草刈機においては、刈り刃の露出部分が有効作業部分であり、従来の刈り刃式草刈機においては、常に露出している部分があった。
そのため、操作者の転倒その他の事態において、その露出部分が操作者やその周辺の者を傷つける危険性はさけられなかった。
また、刈り刃にある程度以上の大きさの石やなどに刈り刃があたり刈り刃を欠落させる場合もあった。
さらに、刈り取った草が刈り刃の回転力によって、刈り刃式草刈機の駆動シャフトと刈り刃の間に巻き付き、作業を阻害する事もあった。
これらの事象は、自由に移動する隙間を持ち、刈り刃の回転と無関係にその隙間を移動させることができる保護装置で刈り刃を包みこんで、草等の位置によりその隙間を移動させ、その隙間を通り抜ける程度の大きさのものに対してのみ刈り刃が接触するという物理的な選択を施すと同時に、刈り取った草に刈り刃の回転力を伝えないことによって解決できるとした先行技術があるが、包み込むために煩雑な取り付け方法を採用する必要があり、また比較的高価なものにならざるを得ない。
この発明は、刈り刃式草刈機の刈り刃に接触しうるものを、その物理的な形状によって、全方面にわたり選択すると同時に、刈り取った後の草を刈り刃に接触させないために、刈り刃式草刈機に取り付ける装置を廉価にまた簡易なものとするためなされたものである。
【課題を解決するための手段】
刈り刃式草刈機の刈り刃固定部分近隣部に刈り刃と平行に円形・楕円形・皿形その他円盤に類した形状をし、その外縁部に角又は爪のような突起部をつけるなり溝を刻むなりして連続的な凹凸を形成した板あるいは網で構成され中央に穴のあいたドーナツ型の装置で、凸部の径は刈り刃の径より大きく凹部の径は刈り刃の径より小さいもの(以下、歯車状円盤等と表記する)を所定の方法で、その歯車状円盤等が刈り刃の駆動と関わりなくかつ刈り刃と平行に回転できるように取り付ける。
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、請求項の各々に付き、原動機の他端についている駆動軸にネジ山を刻んでボルト状にしてあり、その駆動軸に駆動軸と連動して回転するよう処置された、刈り刃を固定する小さなたらい状の台座金具を設置し、刈り刃を装着した後、中心に駆動軸を通す穴があいた皿状の刈り刃固定具を取り付け、ナットで固定している刈り刃式草刈機の場合に採用しうる設置例を図を使って例示する。
請求項1の実施例をあげれば、図1はこの装置を構成要素ごとに分離表示したものであるが、使用時に符号2から符号5までを一体化して使用する。
まず刈り刃式草刈機のたらい状の台座金具を取り付ける部分の近隣部に張り出し部(図1−2)を設け、その張り出し部以下の外回りに上記歯車状円盤等の取り付け部を残してネジ山を刻む。
その取り付け部に歯車状円盤等(図1−4)を、自由回転できるようポリ樹脂性のパイプ(図1−3)・ベアリングあるいはシール等を介して取り付け、その下方をナット(図1−5)で止める。
その上で、たらい状の固定具(図1−6)を取り付け、刈り刃を装着する。
この結果、歯車状円盤等は刈り刃を回転させる力の影響を受けず、かつ刈り刃と平行に自由に回転することができるようになる。
請求項2の実施例をあげれば、図3はこの装置を簡略してあらわしたものであるが、たらい状の台座金具を、その外縁の立ち上がりを中心よりに移動させ、その立ち上がり外周が刈り刃式草刈機の金具取り付け部内縁にあたるように設定し、その立ち上がり部の外側に刈り刃装着面がフリンジ状に広がっていて、フリンジの外縁部にガイド溝を刻んだ台座金具(図3−6)に取り替える。
歯車状円盤等(図3−2)の中央穴の周辺にその中央穴と同心円上に歯車状円盤等と垂直に複数のピン(図3−4)を立てそのピンの先端にその同心円をトレースして動くようにローラー(図3−5)あるいは車輪を取り付ける。
さらにその外側に、やはり同心円を描くように複数のガイドピンをそのピンの先端が図3−1の台座金具に刻まれたガイド溝に入るように取り付ける。
この結果、歯車状円盤等は刈り刃を回転させる力の影響を受けず、かつ刈り刃と平行に自由に回転することができるようになる。
請求項3の実施例をあげれば、刈り刃の上に台座金具から十分に離して、刈り刃と同心円を描くようにガイドレール(図4−4)を設け、刈り刃の台座金具との接触部分の近隣にコの字形の歯車状円盤保持具(図4−2)あるいはクランク型の歯車状円盤保持具(図4−3)を取り付ける。
歯車状円盤等(図4−1)のガイドレールと対応する同心円の中心よりの同心円上に、歯車状円盤等と垂直に複数のピン(図4−5)を立て、そのピンの先端にその同心円をトレースして動くようにローラー(図4−6)あるいは車輪を取り付ける。
さらに歯車状円盤中央の穴に歯車状円盤保持具の先端を通し、歯車状円盤等が刈り刃と分離しないように装置する。
この結果、歯車状円盤等は刈り刃を回転させる力の影響を受けず、かつ刈り刃と平行に自由に回転することができるようになる。
以上請求項1、2,3の実施例いずれの場合においても、求める機能は刈り刃式草刈機の刈り刃と隣接して刈り刃と平行に設置され、刈り刃の運動に左右されず自由に刈り刃と平行に回転できる歯車状円盤を装置することにある。
このように処置された刈り刃式草刈機においては、その歯車状円盤等の凹部(以下スリットと称する)に入る程度以上の大きさの固体は刈り刃に接触できない。その一方で、この歯車状円盤等が草にあたったとき、草の抵抗でそれはわずかに回転し、草をそのスリットに送り込み、その草は刈り刃にふれて切断される。
通常、刈り刃式草刈機を操作する場合において、その刈り刃は地表と水平に移動するよりは、やや傾けて左右に振られる。
従って刈り刃と刈り刃式草刈機の間に挟み込まれた歯車状円盤等の突端部は、刈り刃よりも先に地表に接触することとなり、その瞬間地表に固定された状態になり相対的に安定する。
この時その歯車状円盤等のスリットに送り込まれた草は、そのスリットと草自体の根によって、上下を固定された状態で刈り刃にあたる事になり、非常に容易に切断される。
従って、この装置を装着した刈り刃式草刈機においては、低速回転でも十分に機能する。
切断された草は、歯車状円盤等の上に倒れ込み、それ以降刈り刃の回転力を受けず、駆動シャフトにからみつく力がない。
また、スリットの幅以上に大きな石等はスリットをとおり抜けることができず排除され、刈り刃にふれることがない。
この刈り刃式草刈機が、人体にあたった場合、同様のことが起こり、人体が刈り刃にふれることはない。
もし操作者が、転倒等をして、この刈り刃式草刈機の上下を逆転させた場合であれば、結果的に、刈り刃は露出されることとなり危険な状態をもたらすが、この場合であっても、刈り刃は水平方向への移動を制限されているため、大きなけがはさけることができる。
また、刈り取られた草に刈り刃の回転力は伝播せず、さらに刈り刃を欠損させるほど大きな石が刈り刃にあたらないこと等、刈り刃を包み込む方式に比して安全性において多少効果が落ちることは否めないものの、必要にして十分な効果を期待できる。
さらに、この歯車状円盤等を単体で取り付ける方法は、包み込む方法と比べて、半分の手間で取り付けることができる上、材料や加工手間等も半減できる。
【発明の効果】
この装置を取り付けた刈り刃式草刈機は、刈り刃が回転していても連動しないカバーが掛かった状態になっている。
この装置が草にあたったとき、草の抵抗で装置はわずかに回転し、草をスリットに送り込み切断する。
この時送り込まれた草は、その上方をこの装置でまた下方をその草の根で固定された状態で刈り刃にあたり、非常に容易に切断される。
切断された草は、操作者側の保護盤の上に倒れ込み、それ以降刈り刃の回転力を受けず、駆動シャフトにからみつく力がない。
また、スリットの幅以上に大きな石等はスリットをとおり抜けることができず排除され、刈り刃にふれることがない。
この刈り刃式草刈機が、人体にあたった場合同様のことが起こり、人体が刈り刃にふれることはない。
この発明は刈り刃を包み込む方式と比べ、半分以下の原価で制作が可能であるにもかかわらず、包み込む方式とほぼ同程度に、操作者やその周辺にいるものに安全をもたらし、刈り刃の欠損を減少させる事ができる。
この発明では、スリットにあえて指等を入れるという行為に対してはもちろん無効であるし、ボルトや釘などが草の間に紛れていた場合には、これらが刈り刃に接触することは防げないため完全な安全や完全な刈り刃の保護はできないが、操作者やその周辺の者の安全また刈り刃の保護に大いに貢献するものである。
さらに刈り刃を包み込む方式と比べて、刈り刃がより地表に接近できる事となるため、より地表に近いところで、草を刈ることができるという利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の請求項1の実施例を草刈り機に取り付ける際の構成要素別側面図
図1はこの発明の請求項1の実施例を草刈り機に取り付ける際の構成要素別側面図である。
符号1は所定の加工を終えた草刈り機の側面図
符号2は歯車状円盤等が操作者側に移動しないように設けられた張り出し部
符号3は歯車状円盤等と刈り刃式草刈り機本体の間に挟み込むポリ樹脂製パイプ
符号4は歯車状円盤等(皿状)
符号5は歯車状円盤等が刈り刃側に移動しないよう止めるナット
符号6はたらい型の刈り刃固定台座 符号7は刈り刃
符号8は刈り刃固定金具 符号9は固定用ナット
【図2】発明の請求項1の実施例の側面図
図2はこの発明の請求項1を草刈機の駆動軸に取り付けた状態の側面図である。
【図3】発明の請求項2の実施例を草刈り機に取り付ける直前の側面図
図3はこの発明の請求項2の実施例を草刈り機に取り付ける直前の側面図であり、符号3から符号7に至るまでは右側を展開図、左側を側面図としてあらわしている。
また矢印で結んだ円で囲んだ図は矢印の終点側がその始点側の拡大図である
符号1は刈り刃式草刈機本体 符号2は歯車状円盤等(皿状)
符号3は歯車状円盤等に所定の装置を取り付ける台座
符号4はローラーを取り付けるピン 符号5はローラー
符号6は所定の加工を施した刈り刃固定台座
符号7は歯車状円盤等のガイドピン
【図4】発明の請求項3の実施例の側面図
図4はこの発明の請求項2の実施例の側面図であり、その右側は左側の展開図である。
また矢印で結んだ円で囲んだ図は矢印の終点側がその始点側の拡大図である
符号1は歯車状円盤等 符号2はコの字形の歯車状円盤等保持具
符号3はクランク型の歯車状円盤等保持具(参考として記載した)
符号4は刈り刃に取り付けたガイドレール
符号5は歯車状円盤等に取り付けるローラー支持ピン
符号6はローラー 符号7は刈り刃
この発明は、刈り刃式草刈機に取り付けて、操作者の操作誤りや転倒等により、その刈り刃式草刈機の作動中に刈り刃部分が操作者あるいはその周辺の者に接触して及ぼす危険を防ぐと同時に、草の中に混在する石や草むらに隣接する建造物にあたり刈り刃が欠損することを防ぎ、さらに刈り取った草が草刈り機の駆動軸に巻き付き操作不良を起こすことを防ぐ装置に関するものである。
【従来の技術】
従来のほとんどの刈り刃式草刈機は刈り刃がほぼ露出しており、操作者の操作誤りや転倒等の事態に際し、その操作者や周辺の者を傷つける危険性があった。
これに対応する各種の手段はあるいは煩雑であり、あるいは草刈り作業の効率を落としていた。
【発明が解決しようとする課題】
刈り刃式草刈機においては、刈り刃の露出部分が有効作業部分であり、従来の刈り刃式草刈機においては、常に露出している部分があった。
そのため、操作者の転倒その他の事態において、その露出部分が操作者やその周辺の者を傷つける危険性はさけられなかった。
また、刈り刃にある程度以上の大きさの石やなどに刈り刃があたり刈り刃を欠落させる場合もあった。
さらに、刈り取った草が刈り刃の回転力によって、刈り刃式草刈機の駆動シャフトと刈り刃の間に巻き付き、作業を阻害する事もあった。
これらの事象は、自由に移動する隙間を持ち、刈り刃の回転と無関係にその隙間を移動させることができる保護装置で刈り刃を包みこんで、草等の位置によりその隙間を移動させ、その隙間を通り抜ける程度の大きさのものに対してのみ刈り刃が接触するという物理的な選択を施すと同時に、刈り取った草に刈り刃の回転力を伝えないことによって解決できるとした先行技術があるが、包み込むために煩雑な取り付け方法を採用する必要があり、また比較的高価なものにならざるを得ない。
この発明は、刈り刃式草刈機の刈り刃に接触しうるものを、その物理的な形状によって、全方面にわたり選択すると同時に、刈り取った後の草を刈り刃に接触させないために、刈り刃式草刈機に取り付ける装置を廉価にまた簡易なものとするためなされたものである。
【課題を解決するための手段】
刈り刃式草刈機の刈り刃固定部分近隣部に刈り刃と平行に円形・楕円形・皿形その他円盤に類した形状をし、その外縁部に角又は爪のような突起部をつけるなり溝を刻むなりして連続的な凹凸を形成した板あるいは網で構成され中央に穴のあいたドーナツ型の装置で、凸部の径は刈り刃の径より大きく凹部の径は刈り刃の径より小さいもの(以下、歯車状円盤等と表記する)を所定の方法で、その歯車状円盤等が刈り刃の駆動と関わりなくかつ刈り刃と平行に回転できるように取り付ける。
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、請求項の各々に付き、原動機の他端についている駆動軸にネジ山を刻んでボルト状にしてあり、その駆動軸に駆動軸と連動して回転するよう処置された、刈り刃を固定する小さなたらい状の台座金具を設置し、刈り刃を装着した後、中心に駆動軸を通す穴があいた皿状の刈り刃固定具を取り付け、ナットで固定している刈り刃式草刈機の場合に採用しうる設置例を図を使って例示する。
請求項1の実施例をあげれば、図1はこの装置を構成要素ごとに分離表示したものであるが、使用時に符号2から符号5までを一体化して使用する。
まず刈り刃式草刈機のたらい状の台座金具を取り付ける部分の近隣部に張り出し部(図1−2)を設け、その張り出し部以下の外回りに上記歯車状円盤等の取り付け部を残してネジ山を刻む。
その取り付け部に歯車状円盤等(図1−4)を、自由回転できるようポリ樹脂性のパイプ(図1−3)・ベアリングあるいはシール等を介して取り付け、その下方をナット(図1−5)で止める。
その上で、たらい状の固定具(図1−6)を取り付け、刈り刃を装着する。
この結果、歯車状円盤等は刈り刃を回転させる力の影響を受けず、かつ刈り刃と平行に自由に回転することができるようになる。
請求項2の実施例をあげれば、図3はこの装置を簡略してあらわしたものであるが、たらい状の台座金具を、その外縁の立ち上がりを中心よりに移動させ、その立ち上がり外周が刈り刃式草刈機の金具取り付け部内縁にあたるように設定し、その立ち上がり部の外側に刈り刃装着面がフリンジ状に広がっていて、フリンジの外縁部にガイド溝を刻んだ台座金具(図3−6)に取り替える。
歯車状円盤等(図3−2)の中央穴の周辺にその中央穴と同心円上に歯車状円盤等と垂直に複数のピン(図3−4)を立てそのピンの先端にその同心円をトレースして動くようにローラー(図3−5)あるいは車輪を取り付ける。
さらにその外側に、やはり同心円を描くように複数のガイドピンをそのピンの先端が図3−1の台座金具に刻まれたガイド溝に入るように取り付ける。
この結果、歯車状円盤等は刈り刃を回転させる力の影響を受けず、かつ刈り刃と平行に自由に回転することができるようになる。
請求項3の実施例をあげれば、刈り刃の上に台座金具から十分に離して、刈り刃と同心円を描くようにガイドレール(図4−4)を設け、刈り刃の台座金具との接触部分の近隣にコの字形の歯車状円盤保持具(図4−2)あるいはクランク型の歯車状円盤保持具(図4−3)を取り付ける。
歯車状円盤等(図4−1)のガイドレールと対応する同心円の中心よりの同心円上に、歯車状円盤等と垂直に複数のピン(図4−5)を立て、そのピンの先端にその同心円をトレースして動くようにローラー(図4−6)あるいは車輪を取り付ける。
さらに歯車状円盤中央の穴に歯車状円盤保持具の先端を通し、歯車状円盤等が刈り刃と分離しないように装置する。
この結果、歯車状円盤等は刈り刃を回転させる力の影響を受けず、かつ刈り刃と平行に自由に回転することができるようになる。
以上請求項1、2,3の実施例いずれの場合においても、求める機能は刈り刃式草刈機の刈り刃と隣接して刈り刃と平行に設置され、刈り刃の運動に左右されず自由に刈り刃と平行に回転できる歯車状円盤を装置することにある。
このように処置された刈り刃式草刈機においては、その歯車状円盤等の凹部(以下スリットと称する)に入る程度以上の大きさの固体は刈り刃に接触できない。その一方で、この歯車状円盤等が草にあたったとき、草の抵抗でそれはわずかに回転し、草をそのスリットに送り込み、その草は刈り刃にふれて切断される。
通常、刈り刃式草刈機を操作する場合において、その刈り刃は地表と水平に移動するよりは、やや傾けて左右に振られる。
従って刈り刃と刈り刃式草刈機の間に挟み込まれた歯車状円盤等の突端部は、刈り刃よりも先に地表に接触することとなり、その瞬間地表に固定された状態になり相対的に安定する。
この時その歯車状円盤等のスリットに送り込まれた草は、そのスリットと草自体の根によって、上下を固定された状態で刈り刃にあたる事になり、非常に容易に切断される。
従って、この装置を装着した刈り刃式草刈機においては、低速回転でも十分に機能する。
切断された草は、歯車状円盤等の上に倒れ込み、それ以降刈り刃の回転力を受けず、駆動シャフトにからみつく力がない。
また、スリットの幅以上に大きな石等はスリットをとおり抜けることができず排除され、刈り刃にふれることがない。
この刈り刃式草刈機が、人体にあたった場合、同様のことが起こり、人体が刈り刃にふれることはない。
もし操作者が、転倒等をして、この刈り刃式草刈機の上下を逆転させた場合であれば、結果的に、刈り刃は露出されることとなり危険な状態をもたらすが、この場合であっても、刈り刃は水平方向への移動を制限されているため、大きなけがはさけることができる。
また、刈り取られた草に刈り刃の回転力は伝播せず、さらに刈り刃を欠損させるほど大きな石が刈り刃にあたらないこと等、刈り刃を包み込む方式に比して安全性において多少効果が落ちることは否めないものの、必要にして十分な効果を期待できる。
さらに、この歯車状円盤等を単体で取り付ける方法は、包み込む方法と比べて、半分の手間で取り付けることができる上、材料や加工手間等も半減できる。
【発明の効果】
この装置を取り付けた刈り刃式草刈機は、刈り刃が回転していても連動しないカバーが掛かった状態になっている。
この装置が草にあたったとき、草の抵抗で装置はわずかに回転し、草をスリットに送り込み切断する。
この時送り込まれた草は、その上方をこの装置でまた下方をその草の根で固定された状態で刈り刃にあたり、非常に容易に切断される。
切断された草は、操作者側の保護盤の上に倒れ込み、それ以降刈り刃の回転力を受けず、駆動シャフトにからみつく力がない。
また、スリットの幅以上に大きな石等はスリットをとおり抜けることができず排除され、刈り刃にふれることがない。
この刈り刃式草刈機が、人体にあたった場合同様のことが起こり、人体が刈り刃にふれることはない。
この発明は刈り刃を包み込む方式と比べ、半分以下の原価で制作が可能であるにもかかわらず、包み込む方式とほぼ同程度に、操作者やその周辺にいるものに安全をもたらし、刈り刃の欠損を減少させる事ができる。
この発明では、スリットにあえて指等を入れるという行為に対してはもちろん無効であるし、ボルトや釘などが草の間に紛れていた場合には、これらが刈り刃に接触することは防げないため完全な安全や完全な刈り刃の保護はできないが、操作者やその周辺の者の安全また刈り刃の保護に大いに貢献するものである。
さらに刈り刃を包み込む方式と比べて、刈り刃がより地表に接近できる事となるため、より地表に近いところで、草を刈ることができるという利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の請求項1の実施例を草刈り機に取り付ける際の構成要素別側面図
図1はこの発明の請求項1の実施例を草刈り機に取り付ける際の構成要素別側面図である。
符号1は所定の加工を終えた草刈り機の側面図
符号2は歯車状円盤等が操作者側に移動しないように設けられた張り出し部
符号3は歯車状円盤等と刈り刃式草刈り機本体の間に挟み込むポリ樹脂製パイプ
符号4は歯車状円盤等(皿状)
符号5は歯車状円盤等が刈り刃側に移動しないよう止めるナット
符号6はたらい型の刈り刃固定台座 符号7は刈り刃
符号8は刈り刃固定金具 符号9は固定用ナット
【図2】発明の請求項1の実施例の側面図
図2はこの発明の請求項1を草刈機の駆動軸に取り付けた状態の側面図である。
【図3】発明の請求項2の実施例を草刈り機に取り付ける直前の側面図
図3はこの発明の請求項2の実施例を草刈り機に取り付ける直前の側面図であり、符号3から符号7に至るまでは右側を展開図、左側を側面図としてあらわしている。
また矢印で結んだ円で囲んだ図は矢印の終点側がその始点側の拡大図である
符号1は刈り刃式草刈機本体 符号2は歯車状円盤等(皿状)
符号3は歯車状円盤等に所定の装置を取り付ける台座
符号4はローラーを取り付けるピン 符号5はローラー
符号6は所定の加工を施した刈り刃固定台座
符号7は歯車状円盤等のガイドピン
【図4】発明の請求項3の実施例の側面図
図4はこの発明の請求項2の実施例の側面図であり、その右側は左側の展開図である。
また矢印で結んだ円で囲んだ図は矢印の終点側がその始点側の拡大図である
符号1は歯車状円盤等 符号2はコの字形の歯車状円盤等保持具
符号3はクランク型の歯車状円盤等保持具(参考として記載した)
符号4は刈り刃に取り付けたガイドレール
符号5は歯車状円盤等に取り付けるローラー支持ピン
符号6はローラー 符号7は刈り刃
Claims (3)
- その外縁部に角又は爪のような突起部をつけるなり溝を刻むなりして連続的な凹凸を形成した板あるいは網で構成される円形・楕円形・皿形その他円盤に類した形態で中心部に取り付け用の穴のあいたドーナツ型をしており、その凸部先端は刈り刃の外縁より突出しかつ凹部は刈り刃の外縁より中心よりに位置している保護装置を、棒状のシャフトの一端に原動機他端に刈り刃を取り付け回転させる駆動軸を持ち、その駆動軸に円盤状の刈り刃を取り付け、原動機の力でこの駆動軸を回転させ草を刈る機械(以下刈り刃式草刈機と記載する)に刈り刃と平行にかつ刈り刃の駆動と関わりなく刈り刃と平行に自由回転できるよう、草刈機に刈り刃と隣接して所定の方法で取り付け、刈り刃が操作者又はその周辺の者を傷つける事態を防ぐ刈り刃式草刈機
- 請求項1の保護装置を請求項1の取り付け条件を満たすように刈り刃式草刈機の駆動軸上に取り付け、刈り刃が操作者又はその周辺の者を傷つける事態を防ぐ装置
- 請求項1の保護装置を請求項1の条件を満たすように取り付けた刈り刃
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002229284A JP2004008213A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 刈り刃式草刈機用安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002229284A JP2004008213A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 刈り刃式草刈機用安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004008213A true JP2004008213A (ja) | 2004-01-15 |
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Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006304659A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Izawa:Kk | 草刈機におけるガード板構造 |
-
2002
- 2002-06-10 JP JP2002229284A patent/JP2004008213A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006304659A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Izawa:Kk | 草刈機におけるガード板構造 |
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