JP2004007437A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】天体観測や通信において精密な反射面精度や指向精度、追尾精度が必要とされるアンテナ装置の変形や変位を測定して補正することのできるアンテナ装置を得ることを目的とする。
【解決手段】光ファイバーからの散乱光あるいは光ファイバーに設けた反射器からの反射光を検出し、この散乱光あるいは反射光に基づいて主反射光等の歪を測定し、この主反射光等の歪から鏡面補正データを算出し、この鏡面補正データに基づいてアンテナ駆動部を駆動し、アンテナの指向方向を補正するものである。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、天体観測や通信において精密な反射面精度や指向精度、追尾精度が必要とされるアンテナ装置の変形や変位を測定して補正することのできるアンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば電波天文学の分野では、近年になってミリ波からサブミリ波へとより高い周波数の電波の観測の要求が高まっている。高い周波数の電波天体の観測を行う場合、望遠鏡の反射鏡面とビームの指向はより高い精度が必要となる。一方、観測効率を上げるために、望遠鏡はより大口径化が進み、また、昼夜のあらゆる天候で観測を実施できることが望まれている。口径が大きくなると望遠鏡の自重変形が大きくなり、また、日中の風の強いときは日射による熱変形や風圧による変形が大きくなるため、高い鏡面精度と指向精度を保つことが難しくなる。このような高い鏡面精度と指向精度の要求と、大口径化、24時間全天候型の望遠鏡を両立させて実現するためには、望遠鏡の反射鏡の鏡面精度と指向誤差をリアルタイムに測定し、補正するシステムが必要となる。
【0003】
図7は、例えば「石黒正人,森田耕一郎,林左絵子,増田剛徳,蛭子井貴,別段信一,電波ホログラフィ法による45m電波望遠鏡の鏡面精度測定,三菱電機技報,vol.62,no.5,p.69〜74,1988年」に示された、電波ホログラフィ法による反射鏡アンテナの鏡面精度を測定し、その信号をもとに鏡面を補正する従来のアンテナ装置の構成図である。
【0004】
図7において、19は通信衛星であり、20は通信衛星19から送信されたビーコン電波であり、1は鏡面精度の測定対象となる複数のパネル鏡面から構成される主反射鏡である。また、21は主反射鏡1により反射し収束させられた電波を受信する一次焦点ホーンであり、22は鏡面精度の基準となる参照アンテナであり、23は一次焦点ホーン21および参照アンテナ22から給電され相関処理が行なわれる2チャンネル相関受信機であり、4は受信機23などを支える副反射鏡支持部である。
【0005】
24は受信機23から得られる参照アンテナ鏡面を基準とする被測定鏡面の電界の振幅・位相である電界放射信号である。また、25は望遠鏡駆動システムであり、26は望遠鏡の駆動信号であり、27は望遠鏡の姿勢データであり、28は電界放射信号であり、17は鏡面誤差演算部であり、10aは鏡面補正データであり、13は鏡面補正駆動部である。
【0006】
次に、動作について説明する。
通信衛星19のビーコン電波20を一次焦点ホーン21と参照アンテナ22で受信し、これらの受信データを相関処理することで、参照アンテナ22を基準とする主反射鏡面の一次元の電界放射信号28を得る。電波源の方向を中心に望遠鏡の姿勢を変化させて同様の測定を行うことで、望遠鏡の姿勢データ27とその姿勢における電界放射信号28から空間的に二次元の電界放射信号28のパターンを測定する。電界放射パターンと開口面電界分布はフーリエ変換の関係があることから、電界放射パターンをフーリエ変換して被測定鏡面の開口面電界分布を計算することができる。そして、開口面電界分布の位相の項に波長を乗じて被測定鏡面の誤差を算出し、鏡面補正駆動部13を用いて鏡面誤差を補正している。
【0007】
図8は、例えば特開平3−3402号公報に記載されているアンテナ指向誤差を検出することのできる従来のアンテナ装置の構成図である。図8において、1は主反射鏡であり、2aはアンテナマウント部であり、29はアンテナのAZ角度検出器であり、30はアンテナのEL角度検出器であり、31はEL角度検出器30と同じもの、あるいはEL軸検出器と同じケースのみを有するマウントである。
【0008】
32はアンテナ架台5aに固定されたAZ角度検出器29の上部に搭載された2台のビーム発生器であり、33はEL角度検出器30であり、マウント31上に搭載されたAZ軸用光位置検出器でビーム発生器32からビームが照射されている。また、34はEL角度検出器30およびマウント31上に搭載されたビーム発生器であり、35はAZ角度検出器29上に搭載されたEL軸用光位置検出器であり、ビーム発生器34からビームが照射されている。各光位置検出器33、35は2分割の光ダイオードで、Y軸方向のビームの偏差にのみ感知するように設置されている。
【0009】
次に動作について説明する。
アンテナ架台5aが変形すると、軸の回りのねじれと並行変位が生じる。図8に示すシステムでは、AZ軸用とEL軸用に2セットずつの光位置検出器33,35とビーム発生器32,34を設け、これらの出力を演算処理することにより、指向誤差に影響するAZ軸およびEL軸のまわりのねじれ量を検出している。また、この様にして検出された各軸のねじれ量をそれぞれEL角度検出器30,31およびAZ角度検出器29で検出された角度信号に加減算して補正を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のアンテナ装置は以上のように構成されているので、鏡面誤差や指向誤差を引き起こすマウント部などの変形を測定するために図7や図8などの別々のシステムや測定手法を導入しなければならず、導入の手間が多くなることやコストが高くなるという課題があった。
【0011】
また、図7に示す従来のアンテナ装置においては、鏡面誤差を測定するために、人工的な電波発信源などを用いて天体観測とは別の電波ホログラフィ観測を行なわなければならず、望遠鏡としての運用効率が悪くなるという課題があった。また、天体観測中に時々刻々と変化する日射や風、望遠鏡の姿勢などによる鏡面変形を測定して補正することができず、リアルタイム性に欠けているという課題があった。
【0012】
また、図8に示す従来のアンテナ角度検出装置においては、アンテナ架台部の変形によるAZ軸およびEL軸のねじれが生じた場合の望遠鏡ビームの指向誤差を測定することが可能であるが、主反射鏡の変形や副反射鏡の変位による指向誤差を測定することができないという課題があった。また、光位置検出装置を用いたシステムにおいては、光ビームが遮られる場所には設置することができず、導入できるアンテナや設置場所が限られるという課題があった。
【0013】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、天体観測や通信において精密な反射面精度や指向精度、追尾精度が必要とされるアンテナ装置の変形や変位を測定して補正することのできるアンテナ装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るアンテナ装置は、主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部と、主反射鏡に設けられた光ファイバーと、光ファイバーに入射光を入射し、光ファイバーからの散乱光を検出して主反射鏡に発生する歪みを測定する歪み測定部と、主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データを算出する鏡面誤差演算部と、鏡面補正データに基づいて主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部とを有するものである。
【0015】
この発明に係るアンテナ装置は、主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部と、副反射鏡支持部に設けられた光ファイバーと、光ファイバーに入射光を入射し、光ファイバーからの散乱光を検出して副反射鏡支持部に発生する歪みを測定する歪み測定部と、副反射鏡支持部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有するものである。
【0016】
この発明に係るアンテナ装置は、主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部と、主反射鏡バックストラクチャーに設けられた光ファイバーと、光ファイバーに入射光を入射し、光ファイバーからの散乱光を検出して主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する歪み測定部と、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有するものである。
【0017】
この発明に係るアンテナ装置は、主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部と、アンテナマウント部に設けられた光ファイバーと、光ファイバーに入射光を入射し、光ファイバーからの散乱光を検出してアンテナマウント部に発生する歪みを測定する歪み測定部と、アンテナマウント部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有するものである。
【0018】
この発明に係るアンテナ装置は、主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部を有し、(A)主反射鏡に設けられた光ファイバー、光ファイバーに入射光を入射し、光ファイバーからの散乱光を検出して主反射鏡に発生する歪みを測定する歪み測定部、主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データを算出する鏡面誤差演算部、および鏡面補正データに基づいて主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部からなる組み合わせ、(B)副反射鏡支持部に設けられた光ファイバー、光ファイバーに入射光を入射し、光ファイバーからの散乱光を検出して副反射鏡支持部に発生する歪みを測定する歪み測定部、副反射鏡支持部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部、およびアンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部からなる組み合わせ、(C)主反射鏡バックストラクチャーに設けられた光ファイバー、光ファイバーに入射光を入射し、光ファイバーからの散乱光を検出して主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する歪み測定部、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部、アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部からなる組み合わせ、および(D)アンテナマウント部に設けられた光ファイバー、光ファイバーに入射光を入射し、光ファイバーからの散乱光を検出してアンテナマウント部に発生する歪みを測定する歪み測定部、アンテナマウント部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部、およびアンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部からなる組み合わせのうち、2つ以上の組み合わせをさらに有するものである。
【0019】
この発明に係るアンテナ装置は、指向誤差演算部が、指向誤差を補助的に補正するための副反射鏡位置補正データをさらに算出し、副反射鏡位置補正データに基づいて副反射鏡の位置を補正する副反射鏡駆動部をさらに有するものである。
【0020】
この発明に係るアンテナ装置は、主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部と、主反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部に設けられた光ファイバーと、光ファイバーに入射光を入射し、光ファイバーからの散乱光を検出して主反射鏡に発生する歪み、副反射鏡支持部に発生する歪み、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みおよびアンテナマウント部に発生する歪みを測定する歪み測定部と、主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データを算出する鏡面誤差演算部と、副反射鏡支持部に発生する歪み、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みおよびアンテナマウント部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有し、光ファイバーが、主反射鏡、副反射鏡支持部および主反射鏡バックストラクチャーに設けられた第1の光ファイバーと、アンテナマウント部に設けられた第2の光ファイバーとからなり、歪み測定部が、第1の光ファイバーに入射光を入射し、第1の光ファイバーからの散乱光を検出して主反射鏡に発生する歪み、副反射鏡支持部に発生する歪みおよび主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する第1の歪み測定部と、第2の光ファイバーに入射光を入射し、第2の光ファイバーからの散乱光を検出してアンテナマウント部に発生する歪みを測定する第2の歪み測定部とからなるものである。
【0021】
この発明に係るアンテナ装置は、歪み測定部が、散乱光または反射光の入射光に対する光強度および周波数シフト量と、光ファイバーに光を入射してから散乱光または反射光を受信するまでの時間とを測定して、光ファイバーが設けられた部分に発生する歪みを測定するものである。
【0022】
この発明に係るアンテナ装置は、第1の歪み測定部が、散乱光または反射光の入射光に対する光強度および周波数シフト量と、第1の光ファイバーに光を入射してから散乱光または反射光を受信するまでの時間とを測定して、第1の光ファイバーが設けられた部分に発生する歪みを測定し、第2の歪み測定部が、散乱光または反射光の入射光に対する光強度および周波数シフト量と、第2の光ファイバーに光を入射してから散乱光または反射光を受信するまでの時間とを測定して、第2の光ファイバーが設けられた部分に発生する歪みを測定するものである。
【0023】
この発明に係るアンテナ装置は、主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、上記主反射鏡に設けられた2本の光ファイバーと、上記ファイバーの先端あるいはファイバー中に設けられた入射光を反射する反射器と、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記反射器からの反射光を用いて上記主反射鏡に発生する歪みを測定する歪み測定部と、上記主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データを算出する鏡面誤差演算部と、上記鏡面補正データに基づいて上記主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部とを有するものである。
【0024】
この発明に係るアンテナ装置は、主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、上記副反射鏡支持部に設けられた2本の光ファイバーと、上記光ファイバーの先端あるいはファイバーの中に設けられた入射光を反射する反射器と、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記反射器からの反射光を用いて上記副反射鏡支持部に発生する歪みを測定する歪み測定部と、上記副反射鏡支持部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有するものである。
【0025】
この発明に係るアンテナ装置は、主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、上記主反射鏡バックストラクチャーに設けられた2本の光ファイバーと、上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバーの中に設けられた入射光を反射する反射器と、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記反射器からの反射光を用いて上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する歪み測定部と、上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有するものである。
【0026】
この発明に係るアンテナ装置は、主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、上記アンテナマウント部に設けられた2本の光ファイバーと、上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバーの中に設けられた入射光を反射する反射器と、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記反射器からの反射光を用いて上記アンテナマウント部に発生する歪みを測定する歪み測定部と、上記アンテナマウント部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有するものである。
【0027】
この発明に係るアンテナ装置は、主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、(A)上記主反射鏡に設けられた2本の光ファイバー、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記主反射鏡に発生する歪みを測定する歪み測定部、上記主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データを算出する鏡面誤差演算部、および上記鏡面補正データに基づいて上記主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部からなる組み合わせ、(B)上記副反射鏡支持部に設けられた2本の光ファイバー、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記副反射鏡支持部に発生する歪みを測定する歪み測定部、上記副反射鏡支持部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部、および上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部からなる組み合わせ、(C)上記主反射鏡バックストラクチャーに設けられた2本の光ファイバー、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する歪み測定部、上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部、上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部からなる組み合わせ、および(D)上記アンテナマウント部に設けられた2本の光ファイバー、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記アンテナマウント部に発生する歪みを測定する歪み測定部、上記アンテナマウント部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部、および上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部からなる組み合わせのうち、2つ以上の組み合わせをさらに有するものである。
【0028】
この発明に係るアンテナ装置は、指向誤差演算部が、指向誤差を補助的に補正するための副反射鏡位置補正データをさらに算出し、上記副反射鏡位置補正データに基づいて副反射鏡の位置を補正する副反射鏡駆動部をさらに有するものである。
【0029】
この発明に係るアンテナ装置は、主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、上記主反射鏡、上記副反射鏡支持部、上記主反射鏡バックストラクチャーおよび上記アンテナマウント部に設けられた2本の光ファイバーと、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記主反射鏡に発生する歪み、上記副反射鏡支持部に発生する歪み、上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みおよび上記アンテナマウント部に発生する歪みを測定する歪み測定部と、上記主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データを算出する鏡面誤差演算部と、上記副反射鏡支持部に発生する歪み、上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みおよび上記アンテナマウント部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有し、上記光ファイバーが、上記主反射鏡、上記副反射鏡支持部および上記主反射鏡バックストラクチャーに設けられた第1の光ファイバーと、上記アンテナマウント部に設けられた第2の光ファイバーとからなり、上記歪み測定部が、上記第1の光ファイバーに入射光を入射し、上記第1の光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記主反射鏡に発生する歪み、上記副反射鏡支持部に発生する歪みおよび上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する第1の歪み測定部と、上記第2の光ファイバーに入射光を入射し、上記第2の光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記アンテナマウント部に発生する歪みを測定する第2の歪み測定部とからなるものである。
【0030】
この発明に係るアンテナ装置は、指向誤差演算部が、指向誤差を補助的に補正するための副反射鏡位置補正データをさらに算出し、上記副反射鏡位置補正データに基づいて副反射鏡の位置を補正する副反射鏡駆動部をさらに有するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1のアンテナ装置の全体構成を示すシステム概念図である。図1において、1は主反射鏡であり、2は主反射鏡1を支持する主反射鏡バックストラクチャーであり、3は副反射鏡であり、4は副反射鏡を支持する副反射鏡支持部であり、5は主反射鏡1などを支持するアンテナマウント部である。6aは主反射鏡1、主反射鏡バックストラクチャー2、および副反射鏡支持部4に設けられた光ファイバーであり、6bはアンテナマウント部5に設けられた光ファイバーである。
【0032】
7aおよび7bは光ファイバーに入射する入射光であり、8aおよび8bは光ファイバーの各部で発生する散乱光である。9は入射光7a,7bと散乱光8a,8bの情報から各誤差を算出する計測演算部であり、10は計測演算部9で演算された鏡面誤差・指向誤差である。11aはEL軸駆動部であり、11bはAZ軸駆動部であり、12は副反射鏡駆動部であり、13は主反射鏡1の鏡面を補正する鏡面補正駆動部である。
【0033】
次に動作について説明する。
まず、光ファイバー6a,6bにパルス光などの入射光7a,7bを入射する。その入射光7a,7bが光ファイバー6a,6bを伝搬する時にブリュアン散乱光などの散乱光8a,8bが発生する。散乱光8a,8bの入射光7a,7bに対する光強度シフト量Pや周波数シフト量Δfは、光ファイバー6a,6bの長さ方向に生じた歪みに相関があるため、これらを検出することで光ファイバー6a,6bの歪み量を測定する。また、光ファイバー6a,6bに入射光7a,7bを入射してから散乱光8a,8bを受信するまでの時間(以下「散乱光到達時間」という。)tを計測することで散乱光8a,8bの発生位置を求める。
【0034】
計測演算部9は、入射光7a,7bの発生および散乱光8a,8bの光強度シフト量P、周波数シフト量Δfおよび散乱光到達時間tの測定値を行ない、光ファイバー6a,6bの歪みの分布を演算し、この歪み分布から鏡面誤差・指向誤差10を算出する。この鏡面誤差・指向誤差10が0となるように、EL軸駆動部11aおよびAZ軸駆動部11bや副反射鏡駆動部12を駆動させて指向誤差を補正し、また鏡面補正駆動部13を駆動させて主反射鏡の鏡面誤差を補正する。
【0035】
続いて、計測演算部9および各補正機構の一例について説明する。図2はこの発明の実施の形態1のアンテナ装置の計測演算部の構成を示すブロック図である。
図2において、11はアンテナ駆動部であり、図1に示したEL駆動部11aおよびAZ駆動部11bから成る。14aは光ファイバー6aの歪みを測定する歪み測定部であり、14bは光ファイバー6bの歪みを測定する歪み測定部である。15は主反射鏡1の歪みであり、16aは主反射鏡バックストラクチャー2の歪みであり、16bは副反射鏡支持部4の歪みであり、16cはアンテナマウント部5の歪みである。17は主反射鏡面の形状誤差を演算する鏡面誤差演算部であり、18はアンテナの指向誤差を演算する指向誤差演算部であり、10aは鏡面補正データであり、10bはアンテナ指向方向補正データであり、10cは副反射鏡位置補正データである。
【0036】
次に動作について説明する。
歪み測定部14aは散乱光8aの光強度シフト量P、周波数シフト量Δfおよび散乱光到達時間tを検出し、主反射鏡の歪み15、主反射鏡バックストラクチャーの歪み16aおよび副反射鏡支持部の歪み16bを算出する。また、歪み測定部14bは散乱光8bの光強度シフト量P、周波数シフト量Δfおよび散乱光到達時間tを検出し、アンテナマウント部の歪み16cを計算する。
【0037】
鏡面誤差演算部17は、主反射鏡の歪み15から鏡面補正データ10aを算出する。このデータに基づいて、鏡面補正駆動部13は鏡面誤差を補正する。また、指向誤差演算部18は、主反射鏡バックストラクチャーの歪み16a、副反射鏡支持部の歪み16bおよびアンテナマウント部の歪み16cから、アンテナ指向方向補正データ10bと副反射鏡位置補正データ10cを算出する。これらのデータに基づいて、アンテナ駆動部11と副反射鏡駆動部12は指向誤差を補正する。
【0038】
なお、この実施の形態1では歪み測定部14を2式使用しているが、光の入射部や受光部に信号切替機構を設けることで、歪み測定部を共通とすることも可能である。
【0039】
以上のように、この実施の形態1のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、主反射鏡に設けられた光ファイバー6aと、光ファイバーに入射光7aを入射し、光ファイバーからの散乱光8aを検出して主反射鏡に発生する歪み15を測定する歪み測定部14aと、主反射鏡に発生する歪み15から鏡面補正データ10aを算出する鏡面誤差演算部17と、鏡面補正データ10aに基づいて主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部13とを有するものである。
【0040】
この実施の形態1のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、副反射鏡支持部に設けられた光ファイバー6aと、光ファイバーに入射光7aを入射し、光ファイバーからの散乱光8aを検出して副反射鏡支持部に発生する歪み16bを測定する歪み測定部14aと、副反射鏡支持部に発生する歪み16bからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18と、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11とを有するものである。
【0041】
この実施の形態1のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、主反射鏡バックストラクチャーに設けられた光ファイバー6aと、光ファイバーに入射光7aを入射し、光ファイバーからの散乱光8aを検出して、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aを測定する歪み測定部14aと、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18と、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11とを有するものである。
【0042】
この実施の形態1のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、アンテナマウント部に設けられた光ファイバー6bと、光ファイバーに入射光7bを入射し、光ファイバーからの散乱光8bを検出して、アンテナマウント部に発生する歪み16cを測定する歪み測定部14bと、アンテナマウント部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18と、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11とを有するものである。
【0043】
この実施の形態1のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5を有し、(A)主反射鏡に設けられた光ファイバー6a、光ファイバーに入射光7aを入射し、光ファイバーからの散乱光8aを検出して主反射鏡に発生する歪み15を測定する歪み測定部14a、主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データ10aを算出する鏡面誤差演算部17、および鏡面補正データ10aに基づいて主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部13からなる組み合わせ、(B)副反射鏡支持部に設けられた光ファイバー6a、光ファイバーに入射光7aを入射し、光ファイバーからの散乱光8aを検出して副反射鏡支持部に発生する歪み16bを測定する歪み測定部14a、副反射鏡支持部に発生する歪み16bからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18、およびアンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11からなる組み合わせ、(C)主反射鏡バックストラクチャーに設けられた光ファイバー6a、光ファイバーに入射光7aを入射し、光ファイバーからの散乱光8aを検出して、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aを測定する歪み測定部14a、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11からなる組み合わせ、および(D)アンテナマウント部に設けられた光ファイバー6b、光ファイバーに入射光7bを入射し、光ファイバーからの散乱光8bを検出して、アンテナマウント部に発生する歪み16cを測定する歪み測定部14b、アンテナマウント部に発生する歪み16cからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18、およびアンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11からなる組み合わせのうち、2つ以上の組み合わせをさらに有するものである。
【0044】
この実施の形態1のアンテナ装置は、指向誤差演算部18が、指向誤差を補助的に補正するための副反射鏡位置補正データ10cをさらに算出し、副反射鏡位置補正データ10cに基づいて副反射鏡の位置を補正する副反射鏡駆動部12をさらに有するものである。
【0045】
この実施の形態1のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、主反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部に設けられた光ファイバー6a,6bと、光ファイバーに入射光7a,7bを入射し、光ファイバーからの散乱光8a,8bを検出して主反射鏡に発生する歪み15、副反射鏡支持部に発生する歪み16b、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aおよびアンテナマウント部に発生する歪み16cを測定する歪み測定部14a,14bと、主反射鏡に発生する歪み15から鏡面補正データ10aを算出する鏡面誤差演算部13と、副反射鏡支持部に発生する歪み16b、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aおよびアンテナマウント部に発生する歪み16cからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18と、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11とを有し、光ファイバー6a,6bが、主反射鏡、副反射鏡支持部および主反射鏡バックストラクチャーに設けられた第1の光ファイバー6aと、アンテナマウント部に設けられた第2の光ファイバー6bとからなり、歪み測定部14a,14bが、第1の光ファイバーに入射光を入射し、第1の光ファイバーからの散乱光を検出して、主反射鏡に発生する歪み、副反射鏡支持部に発生する歪みおよび主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する第1の歪み測定部14aと、第2の光ファイバーに入射光を入射し、第2の光ファイバーからの散乱光を検出してアンテナマウント部に発生する歪みを測定する第2の歪み測定部14bとからなるものである。
【0046】
この実施の形態1のアンテナ装置は、歪み測定部14a,14bが、散乱光8a,8bの入射光7a,7bに対する光強度Pおよび周波数シフト量Δfと、光ファイバーに光を入射してから散乱光を受信するまでの時間tとを測定して、光ファイバーが設けられた部分に発生する歪みを測定するものである。
【0047】
この実施の形態1のアンテナ装置は、第1の歪み測定部14aが、散乱光8aの入射光7aに対する光強度Pおよび周波数シフト量Δfと、第1の光ファイバーに光を入射してから散乱光を受信するまでの時間tとを測定して、第1の光ファイバーが設けられた部分に発生する歪みを測定し、第2の歪み測定部14bが、散乱光8bの入射光7bに対する光強度Pおよび周波数シフト量Δfと、第2の光ファイバーに光を入射してから散乱光を受信するまでの時間tとを測定して、第2の光ファイバーが設けられた部分に発生する歪みを測定するものである。
【0048】
以上のように、この実施の形態1によれば、主反射鏡に設けた光ファイバーに光を入射して散乱光の波長と強度と到達時間の情報を検出するようにしたので、主反射鏡の歪みによる指向誤差をリアルタイムに測定することができ、その歪みから主反射鏡の鏡面誤差を算出することができるため、鏡面誤差を鏡面補正駆動部にフィードバックすることで鏡面誤差をリアルタイムに補正することができ、これにより望遠鏡の運用効率が向上し、また、様々な時刻や望遠鏡の姿勢における鏡面精度の信頼性が向上する効果が得られる。
【0049】
この実施の形態1によれば、副反射鏡支持部に設けた光ファイバーに光を入射して散乱光の波長と強度と到達時間の情報を検出するようにしたので、副反射鏡の変位による指向誤差をリアルタイムに測定することができ、指向誤差をアンテナ駆動部にフィードバックすることで、指向誤差の補正の精度が高くなる効果が得られる。
【0050】
この実施の形態1によれば、主反射鏡バックストラクチャーに光ファイバーを設けてファイバー各部の歪みの分布を測定するようにしたので、主反射鏡の変形による指向誤差をリアルタイムに測定することができ、指向誤差をアンテナ駆動部にフィードバックすることで、指向誤差の補正の精度が高くなる効果が得られる。
【0051】
この実施の形態1によれば、アンテナマウント部に光ファイバーを設けてアンテナマウント部の歪みを測定するようにしたので、アンテナマウント部の変形による指向誤差を算出することができ、設置場所の制限が緩和され、多くのアンテナに導入できるようになる効果が得られる。
【0052】
この実施の形態1によれば、指向誤差を補正する機構として副反射鏡駆動部を備えたので、高周波成分の指向誤差を計測し補正することができ、高精度な指向誤差の補正が可能になる効果が得られる。
【0053】
この実施の形態1によれば、光ファイバーおよび歪み測定部を分割したので、敷設の実施が容易になり、また、駆動部を避けて敷設することができるので光ファイバーの破損の頻度を低く抑えることができる効果が得られる。
【0054】
この実施の形態1によれば、散乱光の入射光に対する光強度および周波数シフト量と、光ファイバーに光を入射してから散乱光を受信するまでの時間とを測定するようにしたので、光ファイバー内の歪みの分布を演算して、鏡面誤差および指向誤差を算出できる効果が得られる。
【0055】
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2のアンテナ装置の全体構成を示すシステム概念図である。図3において、1は主反射鏡であり、2は主反射鏡バックストラクチャーであり、3は副反射鏡であり、4は副反射鏡支持部であり、5はアンテナマウント部である。6は主反射鏡1、主反射鏡バックストラクチャー2、副反射鏡支持部4、およびアンテナマウント部5に設けた光ファイバーである。7は光ファイバー6に入射する入射光であり、8は光ファイバー6の各部で発生する散乱光であり、9は各誤差を算出する計測演算部であり、10は計測演算部9で演算された鏡面誤差・指向誤差である。11aはEL軸駆動部であり、11bはAZ軸駆動部であり、12は副反射鏡駆動部であり、13は主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部である。
【0056】
次に動作について説明する。
まず、光ファイバー6に入射光7を入射し、光ファイバー6に生じる散乱光8の光強度シフト量P、周波数シフト量Δfおよび散乱光到達時間tを測定する。これらの情報から光ファイバー6の歪みの分布を計算し、その歪みの分布からアンテナの鏡面誤差・指向誤差10を算出する。この鏡面誤差・指向誤差10が0となるように、EL軸駆動部11aおよびAZ軸駆動部11bや副反射鏡駆動部12を駆動させて指向誤差を補正し、また鏡面補正駆動部13を駆動させて主反射鏡の鏡面誤差を補正する。
【0057】
続いて、計測演算部9および各補正機構について説明する。図4はこの発明の実施の形態2のアンテナ装置の計測演算部の構成を示すブロック図である。図4において、14は光ファイバー6の歪みを測定する歪み測定部であり、15は主反射鏡1の歪みであり、16aは主反射鏡バックストラクチャー2の歪みであり、16bは副反射鏡支持部4の歪みであり、16cはアンテナマウント部5の歪みである。17は鏡面誤差演算部であり、18は指向誤差演算部であり、10aは鏡面補正データであり、10bはアンテナ指向方向補正データであり、10cは副反射鏡位置補正データである。
【0058】
次に動作について説明する。
歪み測定部14は散乱光8の光強度シフト量P、周波数シフト量Δfおよび散乱光到達時間tを検出し、主反射鏡の歪み15、主反射鏡バックストラクチャーの歪み16a、副反射鏡支持部の歪み16bおよびアンテナマウント部の歪み16cを計算する。
【0059】
鏡面誤差演算部17は、主反射鏡の歪み15から鏡面誤差を演算し、鏡面補正データ10aを鏡面駆動部13に出力し、鏡面誤差を補正する。また、指向誤差演算部18は、主反射鏡バックストラクチャーの歪み16a、副反射鏡支持部の歪み16bおよびアンテナマウント部の歪み16cからアンテナの指向誤差を演算し、アンテナ指向方向補正データ10bと副反射鏡位置補正データ10cを、アンテナ駆動部11と副反射鏡駆動部12に出力し、指向誤差を補正する。
【0060】
図3と図4に示す実施の形態2のアンテナ装置は、図1と図2に示す実施の形態1のアンテナ装置に比べて、光ファイバー6と歪み測定部14を1式とできるため、低コスト化が実現できるという利点がある。一方、この実施の形態2では、回転や駆動の大きな場所を介して光ファイバーを敷設しなければならず、光ファイバーの破損の可能性があるが、駆動の大きな場所に光ファイバーの弛み機構や巻き取り機構を設けることによって、容易に光ファイバーの破損を防止することができる。
【0061】
以上のように、この実施の形態2のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、主反射鏡に設けられた光ファイバー6と、光ファイバーに入射光7を入射し、光ファイバーからの散乱光8を検出して主反射鏡に発生する歪み15を測定する歪み測定部14と、主反射鏡に発生する歪み15から鏡面補正データ10aを算出する鏡面誤差演算部17と、鏡面補正データ10aに基づいて主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部13とを有するものである。
【0062】
この実施の形態2のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、副反射鏡支持部に設けられた光ファイバー6と、光ファイバーに入射光7を入射し、光ファイバーからの散乱光8を検出して副反射鏡支持部に発生する歪み16bを測定する歪み測定部14と、副反射鏡支持部に発生する歪み16bからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18と、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11とを有するものである。
【0063】
この実施の形態2のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、主反射鏡バックストラクチャーに設けられた光ファイバー6と、光ファイバーに入射光7を入射し、光ファイバーからの散乱光8を検出して、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aを測定する歪み測定部14と、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18と、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11とを有するものである。
【0064】
この実施の形態2のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、アンテナマウント部に設けられた光ファイバー6と、光ファイバーに入射光7を入射し、光ファイバーからの散乱光8を検出して、アンテナマウント部に発生する歪み16cを測定する歪み測定部14と、アンテナマウント部に発生する歪み16cからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18と、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11とを有するものである。
【0065】
この実施の形態2のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5を有し、(A)主反射鏡に設けられた光ファイバー6、光ファイバーに入射光7を入射し、光ファイバーからの散乱光8を検出して主反射鏡に発生する歪み15を測定する歪み測定部14、主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データ10aを算出する鏡面誤差演算部17、および鏡面補正データ10aに基づいて主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部13からなる組み合わせ、(B)副反射鏡支持部に設けられた光ファイバー6、光ファイバーに入射光7を入射し、光ファイバーからの散乱光8を検出して副反射鏡支持部に発生する歪み16bを測定する歪み測定部14、副反射鏡支持部に発生する歪み14bからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18、およびアンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11からなる組み合わせ、(C)主反射鏡バックストラクチャーに設けられた光ファイバー6、光ファイバーに入射光7を入射し、光ファイバーからの散乱光8を検出して主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aを測定する歪み測定部14、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11からなる組み合わせ、および(D)アンテナマウント部に設けられた光ファイバー6、光ファイバーに入射光7を入射し、光ファイバーからの散乱光8を検出してアンテナマウント部に発生する歪み16cを測定する歪み測定部14、アンテナマウント部に発生する歪み16cからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18、およびアンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11からなる組み合わせのうち、2つ以上の組み合わせをさらに有するものである。
【0066】
この実施の形態2のアンテナ装置は、指向誤差演算部18が、指向誤差を補助的に補正するための副反射鏡位置補正データ10cをさらに算出し、副反射鏡位置補正データ10cに基づいて副反射鏡の位置を補正する副反射鏡駆動部12をさらに有するものである。
【0067】
この実施の形態2のアンテナ装置は、歪み測定部14が、散乱光8の入射光7に対する光強度Pおよび周波数シフト量Δfと、光ファイバーに光を入射してから散乱光を受信するまでの時間tとを測定して、光ファイバーが設けられた部分に発生する歪みを測定するものである。
【0068】
以上のように、この実施の形態2によれば、主反射鏡に設けた光ファイバーに光を入射して散乱光の波長と強度と到達時間の情報を検出するようにしたので、主反射鏡の歪みによる指向誤差をリアルタイムに測定することができ、その歪みから主反射鏡の鏡面誤差を算出することができるため、鏡面誤差を鏡面補正駆動部にフィードバックすることで鏡面誤差をリアルタイムに補正することができ、これにより望遠鏡の運用効率が向上し、また、様々な時刻や望遠鏡の姿勢における鏡面精度の信頼性が向上する効果が得られる。
【0069】
この実施の形態2によれば、副反射鏡支持部に設けた光ファイバーに光を入射して散乱光の波長と強度と到達時間の情報を検出するようにしたので、副反射鏡の変位による指向誤差をリアルタイムに測定することができ、指向誤差をアンテナ駆動部にフィードバックすることで、指向誤差の補正の精度が高くなる効果が得られる。
【0070】
この実施の形態2によれば、主反射鏡バックストラクチャーに光ファイバーを設けてファイバー各部の歪みの分布を測定するようにしたので、主反射鏡の変形による指向誤差をリアルタイムに測定することができ、指向誤差をアンテナ駆動部にフィードバックすることで、指向誤差の補正の精度が高くなる効果が得られる。
【0071】
この実施の形態2によれば、アンテナマウント部に光ファイバーを設けてアンテナマウント部の歪みを測定するようにしたので、アンテナマウント部の変形による指向誤差を算出することができ、設置場所の制限が緩和され、多くのアンテナに導入できるようになるという効果がある。また、アンテナマウント部に対しても共通の光ファイバーおよび歪み測定部を使用して鏡面誤差や指向誤差を測定することで、鏡面精度と指向誤差が同時に測定することができ、またシステムを簡素化することができ、これにより、運用効率が向上し、低コスト化やシステムの導入時間が短縮される効果が得られる。
【0072】
この実施の形態2によれば、指向誤差を補正する機構として副反射鏡駆動部を備えたので、高周波成分の指向誤差を計測し補正することができ、高精度な指向誤差の補正が可能になる効果が得られる。
【0073】
この実施の形態2によれば、散乱光の入射光に対する光強度および周波数シフト量と、光ファイバーに光を入射してから散乱光を受信するまでの時間とを測定するようにしたので、光ファイバー内の歪みの分布を演算して、鏡面誤差および指向誤差を算出できる効果が得られる。
【0074】
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3のアンテナ装置の全体構成を示すシステム概念図である。図5において、1は主反射鏡であり、2は主反射鏡1を支持する主反射鏡バックストラクチャーであり、3は副反射鏡であり、4は副反射鏡を支持する副反射鏡支持部であり、5は主反射鏡1などを支持するアンテナマウント部である。6cは主反射鏡1、主反射鏡バックストラクチャー2、および副反射鏡支持部4に設けられた歪測定用光ファイバー(第1の光ファイバー)であり、6dは主反射鏡1、主反射鏡バックストラクチャー2、および副反射鏡支持部4に設けられた参照用光ファイバー(第2の光ファイバー)であり、6eはアンテナマウント部5に設けられた歪測定用光ファイバー(第3の光ファイバー)であり、6fはアンテナマウント部5に設けられた参照用光ファイバー(第4の光ファイバー)である。40は光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた入射光の一部を反射する反射器である。42a、42bは2つの光ファイバー6c、6dまたは6e、6fを光学的に結合する光カップラー、43a、43bは光カップラー42a、42bへ光を入出力するための光入出力用光ファイバーである。
【0075】
7aおよび7bは光ファイバーに入射する入射光であり、41aおよび41bは反射器40で生じた反射光である。9は光ファイバー7aおよび7bに光を入射し、反射光41a,42bから各部の誤差を算出する計測演算部であり、10は計測演算部で演算された鏡面誤差・指向誤差である。11aはEL軸駆動部であり、11bはAZ軸駆動部であり、12は副反射鏡駆動部であり、13は主反射鏡1の鏡面を補正する鏡面補正駆動部である。
【0076】
次に動作について説明する。
まず、入射光7aを光ファイバー43aに入射する。その入射光7aは光カップラー42aで分割され、測定用光ファイバー6cと参照用光ファイバー6dに入射される。測定用光ファイバー6cは構造物に固定され構造物の変形とともに変形する光ファイバーであり、参照用光ファイバー6dは自由度を持たせて設置されており構造物の変形により変形しない光ファイバーである。入射した光はファイバー中を伝播し、各部に設けられた反射器40で一部を反射する。反射光41aは、歪み演算部に内蔵される光カップラーや可動鏡などで構成されるマイケルソン型干渉計に入射され、可動鏡を動かした時に検出される干渉縞のピーク位置の情報から測定用光ファイバーと参照用光ファイバーの光路差が検出される。この光路差から構造物各部の歪み量が演算される。入射光7b、光ファイバー43b、光カップラー42b、測定用光ファイバー6e、参照用光ファイバー6fについても同様の動作である。
【0077】
計測演算部9は、入射光7a,7bの発生および反射光41a、41bから生じる干渉縞の検出、光ファイバー6a,6bの各部の歪みを演算し、この歪み分布から鏡面誤差・指向誤差10を算出する。これらの鏡面誤差・指向誤差に基づいて、EL軸駆動部11aおよびAZ軸駆動部11bや副反射鏡駆動部12を駆動させて指向誤差を補正し、また鏡面補正駆動部13を駆動させて主反射鏡の鏡面誤差を補正する。
【0078】
続いて、計測演算部9および各補正機構の一例について説明する。図6はこの発明の実施の形態3のアンテナ装置の計測演算部の構成を示すブロック図である。
図6において、11はアンテナ駆動部であり、図5に示したEL駆動部11aおよびAZ駆動部11bから成る。14aは光ファイバー6aの歪みを測定する歪み測定部であり、14bは光ファイバー6bの歪みを測定する歪み測定部である。15は主反射鏡1の歪みであり、16aは主反射鏡バックストラクチャー2の歪みであり、16bは副反射鏡支持部4の歪みであり、16cはアンテナマウント部5の歪みである。17は主反射鏡面の形状誤差を演算する鏡面誤差演算部であり、18はアンテナの指向誤差を演算する指向誤差演算部であり、10aは鏡面補正データであり、10bはアンテナ指向方向補正データであり、10cは副反射鏡位置補正データである。
【0079】
次に動作について説明する。
歪み測定部14aは反射光41aにより生じる干渉縞のピーク位置を検出し、主反射鏡の歪み15、主反射鏡バックストラクチャーの歪み16aおよび副反射鏡支持部の歪み16bを算出する。また、歪み測定部14bは反射光から生じる干渉縞のピーク位置を検出し、アンテナマウント部の歪み16cを計算する。
【0080】
鏡面誤差演算部17は、主反射鏡の歪み15から鏡面補正データ10aを算出する。このデータに基づいて、鏡面補正駆動部13は鏡面誤差を補正する。また、指向誤差演算部18は、主反射鏡バックストラクチャーの歪み16a、副反射鏡支持部の歪み16bおよびアンテナマウント部の歪み16cから、アンテナ指向方向補正データ10bと副反射鏡位置補正データ10cを算出する。これらのデータに基づいて、アンテナ駆動部11と副反射鏡駆動部12は指向誤差を補正する。
【0081】
なお、この実施の形態3では、主反射鏡1、主反射鏡バックストラクチャー2、および副反射鏡支持部4とアンテナマウント部5の2ヶ所に測定用の光ファイバー6c、6еと参照用の光ファイバー6d、6fの各2本とそれに対応する歪測定部14を2式設けているが、更に分割して多式の光ファイバーとそれに対応する歪測定部を設置することで、干渉縞の検出精度を向上させることができ、また、干渉縞のピークを検出する時間を短縮することが可能となる。
また、光の入射部や受光部に信号切替機構を設けることで、歪み測定部を共通とすることも可能である。
【0082】
以上のように、この実施の形態3のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、主反射鏡に設けられた2本の光ファイバー6c,6dと、光ファイバーに入射光7aを入射し、光ファイバーに設けた反射器40からの反射光41aを用いて、主反射鏡1に発生する歪み15を測定する歪み測定部14aと、主反射鏡に発生する歪み15から鏡面補正データ10aを算出する鏡面誤差演算部17と、鏡面補正データ10aに基づいて主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部13とを有するものである。
【0083】
この実施の形態3のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、副反射鏡支持部に設けられた2本の光ファイバー6c,6dと、光ファイバーに入射光7aを入射し、光ファイバーに設けた反射器40からの反射光41aを用いて、副反射鏡支持部に発生する歪み16bを測定する歪み測定部14aと、副反射鏡支持部に発生する歪み16bからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18と、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11とを有するものである。
【0084】
この実施の形態3のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、主反射鏡バックストラクチャーに設けられた2本の光ファイバー6c,6dと、光ファイバーに入射光7aを入射し、光ファイバーに設けた反射器40からの反射光41aを用いて、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aを測定する歪み測定部14aと、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18と、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11とを有するものである。
【0085】
この実施の形態3のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、アンテナマウント部に設けられた2本の光ファイバー6e,6fと、光ファイバーに入射光7aを入射し、光ファイバーに設けた反射器40からの反射光41aを用いて、アンテナマウント部に発生する歪み16cを測定する歪み測定部14bと、アンテナマウント部に発生する歪み16cからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18と、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11とを有するものである。
【0086】
この実施の形態3のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5を有し、(A)主反射鏡に設けられた光ファイバー6c,6d、光ファイバーに入射光7aを入射し、光ファイバーに設けた反射器40からの反射光41aを用いて、主反射鏡に発生する歪み15を測定する歪み測定部14a、主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データ10aを算出する鏡面誤差演算部17、および鏡面補正データ10aに基づいて主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部13からなる組み合わせ、(B)副反射鏡支持部に設けられた光ファイバー6c,6d、光ファイバーに入射光7aを入射し、光ファイバーに設けた反射器40からの反射光41aを用いて、副反射鏡支持部に発生する歪み16bを測定する歪み測定部14a、副反射鏡支持部に発生する歪み16bからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18、およびアンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11からなる組み合わせ、(C)主反射鏡バックストラクチャーに設けられた光ファイバー6c,6d、光ファイバーに入射光7aを入射し、光ファイバーに設けた反射器40からの反射光41aを用いて、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aを測定する歪み測定部14a、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11からなる組み合わせ、および(D)アンテナマウント部に設けられた光ファイバー6e,6f、光ファイバーに入射光7bを入射し、光ファイバーに設けた反射器40からの反射光41bを用いて、アンテナマウント部に発生する歪み16cを測定する歪み測定部14b、アンテナマウント部に発生する歪み16cからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18、およびアンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11からなる組み合わせのうち、2つ以上の組み合わせをさらに有するものである。
【0087】
この実施の形態3のアンテナ装置は、指向誤差演算部18が、指向誤差を補助的に補正するための副反射鏡位置補正データ10cをさらに算出し、副反射鏡位置補正データ10cに基づいて副反射鏡の位置を補正する副反射鏡駆動部12をさらに有するものである。
【0088】
この実施の形態3のアンテナ装置は、主反射鏡1、副反射鏡3、副反射鏡支持部4、主反射鏡バックストラクチャー2およびアンテナマウント部5と、主反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部に設けられた光ファイバー6c,6d、6e,6fと、光ファイバーに入射光7a,7bを入射し、光ファイバーに設けた反射器40からの反射光41a,41bを用いて、主反射鏡に発生する歪み15、副反射鏡支持部に発生する歪み16b、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aおよびアンテナマウント部に発生する歪み16cを測定する歪み測定部14a,14bと、主反射鏡に発生する歪み15から鏡面補正データ10aを算出する鏡面誤差演算部13と、副反射鏡支持部に発生する歪み16b、主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪み16aおよびアンテナマウント部に発生する歪み16cからアンテナ指向方向補正データ10bを算出する指向誤差演算部18と、アンテナ指向方向補正データ10bに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部11とを有し、光ファイバーが、主反射鏡、副反射鏡支持部および主反射鏡バックストラクチャーに設けられた第1の光ファイバー6c,6dと、アンテナマウント部に設けられた第2の光ファイバー6e,6fとからなり、歪み測定部14a,14bが、第1の光ファイバーに入射光を入射し、第1の光ファイバー6c,6dに設けた反射器40からの反射光41aを用いて、主反射鏡に発生する歪み、副反射鏡支持部に発生する歪みおよび主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する第1の歪み測定部14aと、第2の光ファイバーに入射光を入射し、第2の光ファイバー6e,6fに設けた反射器40からの反射光41bを用いて、アンテナマウント部に発生する歪みを測定する第2の歪み測定部14bとからなるものである。
【0089】
以上のように、この実施の形態3によれば、主反射鏡に設けた測定用の光ファイバーと参照用の光ファイバーに光を入射して、光ファイバーに設けられた反射器からの反射光により生じる干渉縞のピーク位置を検出して主反射鏡の歪みを算出し、その歪みから主反射鏡の鏡面誤差を算出することができるため、鏡面誤差を鏡面補正駆動部にフィードバックすることで鏡面誤差をリアルタイムに補正することができ、これにより望遠鏡の運用効率が向上し、また、様々な時刻や望遠鏡の姿勢における鏡面精度の信頼性が向上する効果が得られる。
【0090】
この実施の形態3によれば、副反射鏡支持部に設けた測定用の光ファイバーと参照用の光ファイバーに光を入射して、光ファイバーに設けられた反射器からの反射光により生じる干渉縞のピーク位置を検出して主反射鏡の歪みを算出し、副反射鏡の変位による指向誤差をリアルタイムに測定することができ、指向誤差をアンテナ駆動部にフィードバックすることで、指向誤差の補正の精度が高くなる効果が得られる。
【0091】
この実施の形態3によれば、主反射鏡バックストラクチャーに設けた測定用の光ファイバーと参照用の光ファイバーに光を入射して、光ファイバー各部の歪みの分布を測定するようにしたので、主反射鏡バックストラクチャーの変形による指向誤差をリアルタイムに測定することができ、指向誤差をアンテナ駆動部にフィードバックすることで、指向誤差の補正の精度が高くなる効果が得られる。
【0092】
この実施の形態3によれば、アンテナマウント部に測定用の光ファイバーと参照用の光ファイバーを設けてアンテナマウント部の歪みを測定するようにしたので、アンテナマウント部の変形による指向誤差を算出することができ、設置場所の制限が緩和され、多くのアンテナに導入できるようになる効果が得られる。
【0093】
この実施の形態3によれば、指向誤差を補正する機構として副反射鏡駆動部を備えたので、高周波成分の指向誤差を計測し補正することができ、高精度な指向誤差の補正が可能になる効果が得られる。
【0094】
この実施の形態3によれば、光ファイバーおよび歪み測定部を分割したので、敷設の実施が容易になり、また、駆動部を避けて敷設することができるので光ファイバーの破損の頻度を低く抑えることができる効果が得られる。
【0095】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、主反射鏡に設けた光ファイバーに光を入射して散乱光の波長と強度と到達時間の情報を検出するようにしたので、主反射鏡の歪みをリアルタイムに測定することができ、その歪みから主反射鏡の鏡面誤差を算出することができるため、鏡面誤差を鏡面補正駆動部にフィードバックすることで鏡面誤差をリアルタイムに補正することができ、これにより望遠鏡の運用効率が向上し、また、様々な時刻や望遠鏡の姿勢における鏡面精度の信頼性が向上する効果がある。
【0096】
この発明によれば、副反射鏡支持部に設けた光ファイバーに光を入射して散乱光の波長と強度と到達時間の情報を検出するようにしたので、副反射鏡の変位による指向誤差をリアルタイムに測定することができ、指向誤差をアンテナ駆動部にフィードバックすることで、指向誤差の補正の精度が高くなる効果がある。
【0097】
この発明によれば、主反射鏡バックストラクチャーに光ファイバーを設けて該主反射鏡バックストラクチャーの歪みを測定するようにしたので、主反射鏡の変形による指向誤差をリアルタイムに測定することができ、指向誤差をアンテナ駆動部にフィードバックすることで、指向誤差の補正の精度が高くなる効果がある。
【0098】
この発明によれば、アンテナマウント部に光ファイバーを設けてアンテナマウント部の歪みを測定するようにしたので、アンテナマウント部の変形による指向誤差を算出することができ、設置場所の制限が緩和され、多くのアンテナに導入できるようになる効果がある。また、アンテナマウント部に対しても共通の光ファイバーおよび歪み測定部を使用して鏡面誤差や指向誤差を測定することで、鏡面精度と指向誤差が同時に測定することができ、またシステムを簡素化することができ、これにより、運用効率が向上し、低コスト化やシステムの導入時間が短縮される効果がある。
【0099】
この発明によれば、指向誤差を補正する機構として副反射鏡駆動部を備えたので、高周波成分の指向誤差を計測し補正することができ、高精度な指向誤差の補正が可能になる効果がある。
【0100】
この発明によれば、光ファイバーおよび歪み測定部を分割したので、敷設の実施が容易になり、また、駆動部を避けて敷設することができるので光ファイバーの破損の頻度を低く抑えることができる効果がある。
【0101】
この発明によれば、主反射鏡に設けられた2本の光ファイバーに光を入射して該光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、干渉縞のピーク位置を検出し構造物各部の歪み量を検出するようにしたので、主反射鏡の歪みをリアルタイムに測定することができ、その歪みから主反射鏡の鏡面誤差を算出することができるため、鏡面誤差を鏡面補正駆動部にフィードバックすることで鏡面誤差をリアルタイムに補正することができ、これにより望遠鏡の運用効率が向上し、また、様々な時刻や望遠鏡の姿勢における鏡面精度の信頼性が向上する効果がある。
【0102】
この発明によれば、副反射鏡支持部に設けた2本の光ファイバーに光を入射して、該光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、干渉縞のピーク位置を検出し構造物各部の歪み量を検出するようにしたので、副反射鏡の変位による指向誤差をリアルタイムに測定することができ、指向誤差をアンテナ駆動部にフィードバックすることで、指向誤差の補正の精度が高くなる効果がある。
【0103】
この発明によれば、主反射鏡バックストラクチャーに2本の光ファイバーを設けて該主反射鏡バックストラクチャーの歪みを測定するようにしたので、主反射鏡の変形による指向誤差をリアルタイムに測定することができ、指向誤差をアンテナ駆動部にフィードバックすることで、指向誤差の補正の精度が高くなる効果がある。
【0104】
この発明によれば、アンテナマウント部に2本の光ファイバーを設けてアンテナマウント部の歪みを測定するようにしたので、アンテナマウント部の変形による指向誤差を算出することができ、設置場所の制限が緩和され、多くのアンテナに導入できるようになる効果がある。また、アンテナマウント部に対しても共通の光ファイバーおよび歪み測定部を使用して鏡面誤差や指向誤差を測定することで、鏡面精度と指向誤差が同時に測定することができ、またシステムを簡素化することができ、これにより、運用効率が向上し、低コスト化やシステムの導入時間が短縮される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1のアンテナ装置の全体構成を示すシステム概念図である。
【図2】この発明の実施の形態1のアンテナ装置の計測演算部の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態2のアンテナ装置の全体構成を示すシステム概念図である。
【図4】この発明の実施の形態2のアンテナ装置の計測演算部の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態3のアンテナ装置の全体構成を示すシステム概念図である。
【図6】この発明の実施の形態3のアンテナ装置の計測演算部の構成を示すブロック図である。
【図7】従来のアンテナ装置の構成図である。
【図8】従来のアンテナ装置の構成図である。
【符号の説明】
1 主反射鏡、2 主反射鏡バックストラクチャー、3 副反射鏡、4 副反射鏡支持部、5 アンテナマウント部、6,6a,6b,6c,6d,6e,6f 光ファイバー、7,7a,7b 入射光、8,8a,8b 散乱光、9 計測演算部、10 鏡面誤差・指向誤差、10a 鏡面補正データ、10b アンテナ指向方向補正データ、10c 副反射鏡位置補正データ、11 アンテナ駆動部、11a EL軸駆動部、11b AZ軸駆動部、12 副反射鏡駆動部、13 鏡面補正駆動部、14,14a,14b 歪み測定部、15 主反射鏡の歪み、16a 主反射鏡バックストラクチャーの歪み、16b 副反射鏡支持部の歪み、16c アンテナマウント部の歪み、17 鏡面誤差演算部、18 指向誤差演算部、40 反射器、41,41a,41b 反射光、42,42a,42b 光カップラー、43,43a,43b 光ファイバー。

Claims (18)

  1. 主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、
    上記主反射鏡に設けられた光ファイバーと、
    上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーからの散乱光を検出して上記主反射鏡に発生する歪みを測定する歪み測定部と、
    上記主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データを算出する鏡面誤差演算部と、
    上記鏡面補正データに基づいて上記主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部とを有することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、
    上記副反射鏡支持部に設けられた光ファイバーと、
    上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーからの散乱光を検出して上記副反射鏡支持部に発生する歪みを測定する歪み測定部と、
    上記副反射鏡支持部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、
    上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有することを特徴とするアンテナ装置。
  3. 主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、
    上記主反射鏡バックストラクチャーに設けられた光ファイバーと、
    上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーからの散乱光を検出して上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する歪み測定部と、
    上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、
    上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有することを特徴とするアンテナ装置。
  4. 主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、
    上記アンテナマウント部に設けられた光ファイバーと、
    上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーからの散乱光を検出して上記アンテナマウント部に発生する歪みを測定する歪み測定部と、
    上記アンテナマウント部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、
    上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有することを特徴とするアンテナ装置。
  5. 主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、
    (A)上記主反射鏡に設けられた光ファイバー、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーからの散乱光を検出して上記主反射鏡に発生する歪みを測定する歪み測定部、上記主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データを算出する鏡面誤差演算部、および上記鏡面補正データに基づいて上記主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部からなる組み合わせ、
    (B)上記副反射鏡支持部に設けられた光ファイバー、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーからの散乱光を検出して上記副反射鏡支持部に発生する歪みを測定する歪み測定部、上記副反射鏡支持部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部、および上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部からなる組み合わせ、
    (C)上記主反射鏡バックストラクチャーに設けられた光ファイバー、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーからの散乱光を検出して上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する歪み測定部、上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部、上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部からなる組み合わせ、および
    (D)上記アンテナマウント部に設けられた光ファイバー、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーからの散乱光を検出して上記アンテナマウント部に発生する歪みを測定する歪み測定部、上記アンテナマウント部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部、および上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部からなる組み合わせのうち、2つ以上の組み合わせをさらに有することを特徴とするアンテナ装置。
  6. 指向誤差演算部が、指向誤差を補助的に補正するための副反射鏡位置補正データをさらに算出し、
    上記副反射鏡位置補正データに基づいて副反射鏡の位置を補正する副反射鏡駆動部をさらに有することを特徴とする請求項2から請求項5のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  7. 主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、
    上記主反射鏡、上記副反射鏡支持部、上記主反射鏡バックストラクチャーおよび上記アンテナマウント部に設けられた光ファイバーと、
    上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーからの散乱光を検出して上記主反射鏡に発生する歪み、上記副反射鏡支持部に発生する歪み、上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みおよび上記アンテナマウント部に発生する歪みを測定する歪み測定部と、
    上記主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データを算出する鏡面誤差演算部と、
    上記副反射鏡支持部に発生する歪み、上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みおよび上記アンテナマウント部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、
    上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有し、
    上記光ファイバーが、
    上記主反射鏡、上記副反射鏡支持部および上記主反射鏡バックストラクチャーに設けられた第1の光ファイバーと、
    上記アンテナマウント部に設けられた第2の光ファイバーとからなり、
    上記歪み測定部が、
    上記第1の光ファイバーに入射光を入射し、上記第1の光ファイバーからの散乱光を検出して上記主反射鏡に発生する歪み、上記副反射鏡支持部に発生する歪みおよび上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する第1の歪み測定部と、
    上記第2の光ファイバーに入射光を入射し、上記第2の光ファイバーからの散乱光を検出して上記アンテナマウント部に発生する歪みを測定する第2の歪み測定部とからなることを特徴とするアンテナ装置。
  8. 指向誤差演算部が、指向誤差を補助的に補正するための副反射鏡位置補正データをさらに算出し、
    上記副反射鏡位置補正データに基づいて副反射鏡の位置を補正する副反射鏡駆動部をさらに有することを特徴とする請求項7記載のアンテナ装置。
  9. 歪み測定部が、散乱光または反射光の入射光に対する光強度および周波数シフト量と、光ファイバーに光を入射してから散乱光または反射光を受信するまでの時間とを測定して、上記光ファイバーが設けられた部分に発生する歪みを測定することを特徴とする請求項1,請求項6のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  10. 第1の歪み測定部が、散乱光または反射光の入射光に対する光強度および周波数シフト量と、第1の光ファイバーに光を入射してから散乱光または反射光を受信するまでの時間とを測定して、上記第1の光ファイバーが設けられた部分に発生する歪みを測定し、
    第2の歪み測定部が、散乱光または反射光の入射光に対する光強度および周波数シフト量と、第2の光ファイバーに光を入射してから散乱光または反射光を受信するまでの時間とを測定して、上記第2の光ファイバーが設けられた部分に発生する歪みを測定することを特徴とする請求項8記載のアンテナ装置。
  11. 主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、
    上記主反射鏡に設けられた2本の光ファイバーと、
    上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた入射光を反射する反射器と、
    上記光ファイバーに入射光を入射し、上記反射器からの反射光を用いて上記主反射鏡に発生する歪みを測定する歪み測定部と、
    上記主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データを算出する鏡面誤差演算部と、
    上記鏡面補正データに基づいて上記主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部とを有することを特徴とするアンテナ装置。
  12. 主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、
    上記副反射鏡支持部に設けられた2本の光ファイバーと、
    上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバーの中に設けられた入射光を反射する反射器と、
    上記光ファイバーに入射光を入射し、上記反射器からの反射光を用いて上記副反射鏡支持部に発生する歪みを測定する歪み測定部と、
    上記副反射鏡支持部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、
    上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有することを特徴とするアンテナ装置。
  13. 主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、
    上記主反射鏡バックストラクチャーに設けられた2本の光ファイバーと、
    上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバーの中に設けられた入射光を反射する反射器と、
    上記光ファイバーに入射光を入射し、上記反射器からの反射光を用いて上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する歪み測定部と、
    上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、
    上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有することを特徴とするアンテナ装置。
  14. 主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、
    上記アンテナマウント部に設けられた2本の光ファイバーと、
    上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバーの中に設けられた入射光を反射する反射器と、
    上記光ファイバーに入射光を入射し、上記反射器からの反射光を用いて上記アンテナマウント部に発生する歪みを測定する歪み測定部と、
    上記アンテナマウント部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、
    上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有することを特徴とするアンテナ装置。
  15. 主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、
    (A)上記主反射鏡に設けられた2本の光ファイバー、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記主反射鏡に発生する歪みを測定する歪み測定部、上記主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データを算出する鏡面誤差演算部、および上記鏡面補正データに基づいて上記主反射鏡の鏡面を補正する鏡面補正駆動部からなる組み合わせ、
    (B)上記副反射鏡支持部に設けられた2本の光ファイバー、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記副反射鏡支持部に発生する歪みを測定する歪み測定部、上記副反射鏡支持部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部、および上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部からなる組み合わせ、
    (C)上記主反射鏡バックストラクチャーに設けられた2本の光ファイバー、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する歪み測定部、上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部、上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部からなる組み合わせ、および
    (D)上記アンテナマウント部に設けられた2本の光ファイバー、上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記アンテナマウント部に発生する歪みを測定する歪み測定部、上記アンテナマウント部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部、および上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部からなる組み合わせのうち、2つ以上の組み合わせをさらに有することを特徴とするアンテナ装置。
  16. 指向誤差演算部が、指向誤差を補助的に補正するための副反射鏡位置補正データをさらに算出し、
    上記副反射鏡位置補正データに基づいて副反射鏡の位置を補正する副反射鏡駆動部をさらに有することを特徴とする請求項12から請求項15のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
  17. 主反射鏡、副反射鏡、副反射鏡支持部、主反射鏡バックストラクチャーおよびアンテナマウント部とを有するアンテナ装置において、
    上記主反射鏡、上記副反射鏡支持部、上記主反射鏡バックストラクチャーおよび上記アンテナマウント部にそれぞれ2本ずつ設けられた合計4本の光ファイバーと、
    上記光ファイバーに入射光を入射し、上記光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記主反射鏡に発生する歪み、上記副反射鏡支持部に発生する歪み、上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みおよび上記アンテナマウント部に発生する歪みを測定する歪み測定部と、
    上記主反射鏡に発生する歪みから鏡面補正データを算出する鏡面誤差演算部と、
    上記副反射鏡支持部に発生する歪み、上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みおよび上記アンテナマウント部に発生する歪みからアンテナ指向方向補正データを算出する指向誤差演算部と、
    上記アンテナ指向方向補正データに基づいてアンテナの指向方向を補正するアンテナ駆動部とを有し、
    上記光ファイバーが、
    上記主反射鏡、上記副反射鏡支持部および上記主反射鏡バックストラクチャーに設けられた第1、第2の光ファイバーと、
    上記アンテナマウント部に設けられた第3、第4の光ファイバーとからなり、
    上記歪み測定部が、
    上記第1、第2の光ファイバーに入射光を入射し、上記第1、第2の光ファイバーの先端あるいは光ファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記主反射鏡に発生する歪み、上記副反射鏡支持部に発生する歪みおよび上記主反射鏡バックストラクチャーに発生する歪みを測定する第1の歪み測定部と、
    上記第3、第4の光ファイバーに入射光を入射し、上記第3、第4の光ファイバーの先端あるいはファイバー中に設けられた反射器からの反射光を用いて、上記アンテナマウント部に発生する歪みを測定する第2の歪み測定部とからなることを特徴とするアンテナ装置。
  18. 指向誤差演算部が、指向誤差を補助的に補正するための副反射鏡位置補正データをさらに算出し、
    上記副反射鏡位置補正データに基づいて副反射鏡の位置を補正する副反射鏡駆動部をさらに有することを特徴とする請求項17記載のアンテナ装置。
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