JP2004005043A - 情報管理装置および方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテンツの提供を、容易に、かつ迅速に受けることができるようにする。
【解決手段】ネットワーク上に開設されているセレクトショップには、そのオーナーにより選択された売りぽキャラが用意されている。セレクトショップにアクセスしたときに表示される売りぽキャラの画像には、ぽキャラデータベース10の、それぞれの売りぽキャラの情報が格納されている領域がリンクされている。セレクトショップ1において、「占星術」による占いを提供する売りぽキャラがユーザにより選択されたとき、ぽキャラデータベース10の領域Dに記憶されている情報がユーザの機器に送信され、その機器の表示部に売りぽキャラのキャラクタの画像が表示される。表示された売りぽキャラにより「占星術」による占いが行われ、その結果がユーザに提供される。本発明は、パーソナルコンピュータなどの機器に適用することができる。
【選択図】 図52
【解決手段】ネットワーク上に開設されているセレクトショップには、そのオーナーにより選択された売りぽキャラが用意されている。セレクトショップにアクセスしたときに表示される売りぽキャラの画像には、ぽキャラデータベース10の、それぞれの売りぽキャラの情報が格納されている領域がリンクされている。セレクトショップ1において、「占星術」による占いを提供する売りぽキャラがユーザにより選択されたとき、ぽキャラデータベース10の領域Dに記憶されている情報がユーザの機器に送信され、その機器の表示部に売りぽキャラのキャラクタの画像が表示される。表示された売りぽキャラにより「占星術」による占いが行われ、その結果がユーザに提供される。本発明は、パーソナルコンピュータなどの機器に適用することができる。
【選択図】 図52
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報管理装置および方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、希望するコンテンツの提供を、容易に、かつ迅速に受けることができるようにする情報管理装置および方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種のブロードバンド環境が整備されつつあり、ネットワークを介しての、英会話教室や銀行業務などのサービスコンテンツの提供、或いは、映像データや音楽データなどのコンテンツの配信が本格的に開始され始めている。
【0003】
例えば、音楽コンテンツの配信サービスを利用する場合、ユーザは、パーソナルコンピュータなどの機器を操作してサービスを提供するサーバにアクセスし、メニューの中から選択するだけで、レコードショップなどに出向くことなく、ネットワークを介して、好みの音楽コンテンツを利用することができる。
【0004】
また、ユーザは、銀行業務を提供するサーバにアクセスし、画面上に表示されるメニューの中から所定のサービスを選択するだけで、現実の(リアルの)店舗に出向いた場合と同様のサービスを受けることができ、料金の振り込みなどを行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような、ネットワークを介して行われるサービスコンテンツの数、または、配信されるコンテンツの数が増えることに伴い、ユーザが、希望するサービスやコンテンツを探すことが困難になるという課題があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが、自分自身が希望するコンテンツの提供を、容易に、かつ迅速に受けることができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報管理装置は、情報処理装置の表示部にキャラクタを表示させるための画像データを記憶する記憶手段と、複数のキャラクタが用意されている仮想空間を管理する仮想空間管理手段と、情報処理装置により選択された、所定のキャラクタの画像データを情報処理装置に対して送信する送信手段と、所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの、情報処理装置に対する提供を管理する提供管理手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
仮想空間の管理に対する対価を、仮想空間の管理を依頼する他の情報処理装置のユーザに対して課金する第1の課金手段をさらに備えるようにすることができる。
【0009】
提供管理手段により提供が管理されたコンテンツの対価を情報処理装置のユーザに対して課金する第2の課金手段をさらに備えるようにすることができる。
【0010】
仮想空間において選択された所定のキャラクタに対応する外観を有するオブジェクトを提供するオブジェクト提供手段をさらに備えるようにすることができる。このとき、前記送信手段は、オブジェクトにより保持される識別情報が情報処理装置から送信されてきたとき、所定のキャラクタの画像データを情報処理装置に送信する。
【0011】
本発明の情報管理装置の情報管理方法は、情報処理装置の表示部にキャラクタを表示させるための画像データを記憶する記憶ステップと、複数のキャラクタが用意されている仮想空間を管理する仮想空間管理ステップと、仮想空間に用意される複数のキャラクタの中から選択された、所定のキャラクタの画像データを情報処理装置に対して送信する送信ステップと、画像データが送信された所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの、情報処理装置に対する提供を管理する提供管理ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の第1の記録媒体に記録されているプログラム、および、本発明の第1のプログラムは、情報処理装置の表示部にキャラクタを表示させるための画像データの記憶を制御する記憶制御ステップと、複数のキャラクタが用意されている仮想空間の管理を制御する仮想空間管理制御ステップと、仮想空間に用意される複数のキャラクタの中から情報処理装置により選択された、所定のキャラクタの画像データの情報処理装置に対する送信を制御する送信制御ステップと、所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの、情報処理装置に対する提供を管理する提供管理ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
本発明の情報処理装置は、複数のキャラクタが用意されている仮想空間において、所定のキャラクタを選択する選択手段と、選択された所定のキャラクタの画像を表示するための画像データを受信する受信手段と、画像データに基づいて、所定のキャラクタの画像を表示する表示手段と、表示される所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツを取得する取得手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明の情報処理装置は、識別情報が保持されているオブジェクトから識別情報を読み取る読み取り手段と、読み取られた識別情報を情報管理装置に送信する識別情報送信手段とをさらに備えるようにすることができる。このとき、受信手段は、識別情報に基づいて情報管理装置により選択された、オブジェクトの外観に対応する画像を表示する画像データを受信する。
【0015】
本発明の情報処理装置の情報処理方法は、複数のキャラクタが用意されている仮想空間において、所定のキャラクタを選択する選択ステップと、選択された所定のキャラクタの画像を表示するための画像データを受信する受信ステップと、受信された画像データに基づいて、所定のキャラクタの画像を表示する表示ステップと、所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツを取得する取得ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の第2の記録媒体に記録されているプログラム、および、本発明の第2のプログラムは、複数のキャラクタが用意されている仮想空間において、所定のキャラクタを選択する選択ステップと、所定のキャラクタの画像を表示するための画像データの受信を制御する受信制御ステップと、受信された画像データに基づいて、所定のキャラクタの画像の表示を制御する表示制御ステップと、表示される所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの取得を制御する取得制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明の情報管理装置及び方法、並びにプログラムにおいては、情報処理装置の表示部にキャラクタを表示させるための画像データが記憶され、複数のキャラクタが用意されている仮想空間が管理される。また、情報処理装置により選択された、所定のキャラクタの画像データが情報処理装置に対して送信され、所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの、情報処理装置に対する提供が管理される。
【0018】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、複数のキャラクタが用意されている仮想空間において、所定のキャラクタが選択され、選択された所定のキャラクタの画像を表示するための画像データが受信され、その画像データに基づいて、所定のキャラクタの画像が表示される。また、表示される所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツが取得される。
【0019】
上述したネットワークとは、少なくとも2つの装置が接続され、ある装置から、他の装置に対して、情報の伝達をできるようにした仕組みをいう。勿論、そのネットワークは、無線通信または有線通信によるものだけでなく、無線通信と有線通信が混在する形で構成されるようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した情報処理システムの構成例を表している。この構成例においては、インターネット1に、インターネットサービスプロバイダ(ISP)2を介して、家庭3のLAN(Local Area Network)21が接続されている。LAN21には、部屋31乃至部屋33の機器が接続されている。この例の場合、部屋31では、パーソナルコンピュータ(PC)22がLAN21に接続されており、パーソナルコンピュータ22には、後述する親友ぽキャラ(商標)人形161(図4)、あるいは売りぽキャラ(商標)人形181(図10)を載置するおたち台23が接続されている。
【0021】
なお、LAN21は、ユーザまたは無線により構成される。無線により構成される場合、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11a,b,またはg、UWB(Ultra Wide Band)、あるいはブルートゥース(Bluetooth)などで規定される方式を用いることができる。また、有線の場合、USB(Universal Serial Bus)その他で規定される方式を利用することができる。
【0022】
部屋32においては、テレビジョン受像機(TV)24がLAN21に接続されており、テレビジョン受像機24には、おたち台25が接続されている。部屋33においては、パーソナルコンピュータ26がLAN21に接続されており、パーソナルコンピュータ26には、おたち台27が接続されている。
【0023】
インターネット1には、また、ISP4を介して、職場5のLAN51も接続されている。LAN51には、パーソナルコンピュータ52が接続されており、パーソナルコンピュータ52には、さらに、おたち台53が接続されている。
【0024】
インターネット1には、また、売りぽキャラ人形181(図10)に対応するコンテンツデータを提供するコンテンツサーバ6が接続されている。インターネット1に接続されているコンテンツサーバ7は、親友ぽキャラ人形161(図4)に対応するコンテンツデータを提供する。インターネット1に接続されているライセンスサーバ8は、コンテンツサーバ7により供給されるコンテンツに対応するライセンスを提供する。
【0025】
さらに、インターネット1には、ぽキャラ(商標)サービスサーバ9が接続されている。このぽキャラサービスサーバ9は、親友ぽキャラ人形161あるいは売りぽキャラ人形181に対応する各種のサービスを提供する。
【0026】
ぽキャラサービスサーバ9には、ぽキャラに関する各種の情報を記憶するぽキャラデータベース10が接続されている。ぽキャラサービスサーバ9には、また、親友ぽキャラ人形161に対する認証処理を行うプライベート認証サーバ11、売りぽキャラ人形181に対する認証処理を行うパブリック認証サーバ12が接続されている他、各種の課金処理を実行する課金サーバ13も接続されている。ぽキャラデータベース10、プライベート認証サーバ11、パブリック認証サーバ12、および課金サーバ13のうちの1つ以上に、必要に応じて、ぽキャラサービスサーバ9と一体化することもできる。
【0027】
さらに図1のシステムにおいては、携帯電話機61が、最寄りの基地局15を介してインターネット1に接続されるようになされている。
【0028】
ぽキャラサービスサーバ9は、例えば、図2に示されるように構成されている。
【0029】
図2において、CPU(Central Processing Unit)121は、ROM(Read Only Memory)122に記憶されているプログラム、または記憶部128からRAM(Random AccessMemory)123にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM123にはまた、CPU121が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0030】
CPU121、ROM122、およびRAM123は、バス124を介して相互に接続されている。このバス124にはまた、入出力インタフェース125も接続されている。
【0031】
入出力インタフェース125には、キーボード、マウスなどよりなる入力部126、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ(表示部)、並びにスピーカなどよりなる出力部127、ハードディスクなどより構成される記憶部128、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部129が接続されている。通信部129は、インターネット1を含むネットワークを介しての通信処理を行う。
【0032】
入出力インタフェース125にはまた、必要に応じてドライブ130が接続され、磁気ディスク141、光ディスク142、光磁気ディスク143、或いは半導体メモリ144などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部128にインストールされる。
【0033】
パーソナルコンピュータ22は、例えば、図3に示されるように構成されている。その基本的構成は、図2におけるぽキャラサービスサーバ9と同様である。すなわち、パーソナルコンピュータ22のCPU221乃至通信部229は、図2のぽキャラサービスサーバ9のCPU121乃至通信部129と、基本的に同様の機能を有している。
【0034】
図3のパーソナルコンピュータ22の入出力インタフェース225には、接続部230が接続されており、この接続部232は、おたち台23が接続される。おたち台23は、図3に示されるように、リーダライタ41を内蔵しており、そこに裁置されたぽキャラ人形から電磁誘導により、非接触で、情報を読み取る機能を有している。
【0035】
入出力インタフェース225には、必要に応じて、ドライブ231が接続され、磁気ディスク251、光ディスク252、光磁気ディスク253、または半導体メモリ254が装着された場合、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部228にストールされる。
【0036】
この情報処理システム(情報提供システム)において、自分自身を認証させるために、各ユーザは、図4に示されるような親友ぽキャラ人形161を予め購入する。この親友ぽキャラ人形161には、図5に示されるように、アンテナ172を有するICチップ171が内蔵されており、このICチップ171には、図6に示されるように、その親友ぽキャラ人形161を保持するユーザを識別するユーザ識別情報としてのユーザID、並びにその親友ぽキャラ人形161を識別するためのぽキャラ人形識別情報としてのぽキャラIDが記憶されている。
【0037】
なお、ユーザIDは、ぽキャラIDと兼用することも可能である。
【0038】
次に、図7のフローチャートを参照して、ユーザが親友ぽキャラ人形161を取得する処理について説明する。
【0039】
パーソナルコンピュータ22のユーザは、入力部226を操作して、ぽキャラサービスサーバ9に対するアクセスを指令する。CPU221は、入力部226からこの指令を取得すると、ステップS1において、通信部229を制御し、LAN21,ISP2、およびインターネット1を介して、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスさせる。ぽキャラサービスサーバ9は、アクセスしてきたパーソナルコンピュータ22に対して、ユーザ情報を入力するためのGUI(Graphical User Interface)をインターネット1を介して提供してくる(後述する図9のステップS21)。そこでユーザは、入力部226を操作して、自分自身の氏名、住所、生年月日、性別、電話番号、ファックス番号、メールアドレス、クレジットカード番号、銀行口座番号といったユーザ情報を入力する。ステップS2において、CPU221は、入力されたユーザ情報を、通信部229からインターネット1を介して、ぽキャラサービスサーバ9に送信する。なお、パーソナルコンピュータ22(他の端末も同様)とぽキャラサービスサーバ9との間の通信は、必要に応じて暗号化される。
【0040】
このとき、ぽキャラサービスサーバ9は、パーソナルコンピュータ22に対して、親友ぽキャラ人形の候補(一覧)を送信してくる(図9のステップS23)。そこで、ステップS3において、CPU221は、通信部229を介して、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてくる親友ぽキャラ人形の候補を受信すると、これを出力部227の表示部に出力し、表示させる。これにより、例えば、図8に示されるような親友ぽキャラ人形の候補が表示される。図8には、A乃至Fの6種類の親友ぽキャラ人形が示されている。図4に示される親友ぽキャラ人形161は、このうちの図8Fに対応している。
【0041】
ユーザは、表示された親友ぽキャラ人形の候補の中から自分自身の親友ぽキャラ人形として利用するものを、入力部226を操作して指定する。CPU221は、ステップS4において、この親友ぽキャラ人形の選択を受け付ける。
【0042】
ステップS5において、CPU221は、ステップS4の処理で受け付けた親友ぽキャラ人形の選択情報をぽキャラサービスサーバ9に送信する。
【0043】
ぽキャラサービスサーバ9は、パーソナルコンピュータ22からの選択情報を受信すると、その選択された親友ぽキャラ人形に対応する親友ぽキャラのデータを含むぽキャラサービスのためのコンピュータプログラムを送信してくる(図9のステップS26)。
【0044】
ステップS6において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9より送信されてくるコンピュータプログラムを受信し、記憶部228に記憶する。このプログラムには、親友ぽキャラ人形に対応する親友ぽキャラ(実在する親友ぽキャラ人形に対する、アニメーション表示されるバーチャルな人形であって、以下、これをキャラクタとも称する)を、出力部227の表示部に表示させるのに必要なデータ(親友ぽキャラのデータ)が含まれている。
【0045】
この親友ぽキャラのキャラクタは、対応する親友ぽキャラ人形と同一の画像で表現される。換言すれば、親友ぽキャラ人形は、出力部227の表示部に表示されるバーチャルな人形としての親友ぽキャラと同一の形状(色等を含む)を有していることになる。
【0046】
例えば、図4の親友ぽキャラ人形161は、図8Fに示される親友ぽキャラのキャラクタに対応するものである。
【0047】
ユーザは、ステップS6の処理で受信したプログラムを、ぽキャラサービスサーバ9が提供するサービスを利用する他の機器にインストールする。図1の例の場合、テレビジョン受像機24とパーソナルコンピュータ26に、このプログラムがインストールされる。また、職場5のパーソナルコンピュータ52にもインストールされる。
【0048】
テレビジョン受像機24は、例えば、メモリースティック(商標)に代表される半導体メモリを装着する装着部が設けられており、ユーザは、例えば、パーソナルコンピュータ22により、メモリースティックにそのプログラムを記憶し、テレビジョン受像機24にこのメモリースティックを装着することで、テレビジョン受像機24に対して、このプログラムをインストールすることができる。
【0049】
その後、ぽキャラサービスサーバ9は、ユーザがステップS4の処理で選択した親友ぽキャラ人形を配送してくるので(図9のステップS27)、ユーザは、ステップS8において、ぽキャラサービスサーバ9から配送されてくる人形を受け取る。
【0050】
ぽキャラサービスサーバ9は、以上の図7のパーソナルコンピュータ22の処理に対応して、図9のフローチャートに示されるような処理を実行する。
【0051】
すなわち、ステップS21において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22のユーザがインターネット1を介して、アクセスしてきたとき、通信部129を介して、このアクセスを受け付けると、そのパーソナルコンピュータ22に対して、ユーザ情報を入力するためのGUIをインターネット1を介して、パーソナルコンピュータ22に提供する。
【0052】
上述したように、このGUIに基づいて、ユーザは、ユーザ情報を送信してくる(図7のステップS2)。そこで、ステップS22において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22からのユーザ情報を受信すると、これを通信部129を介してぽキャラデータベース10に供給し、登録させる。これにより、ぽキャラデータベース10に、ユーザ情報が登録される(その詳細は、図30を参照して後述する)。
【0053】
次に、ステップS23において、CPU121は、親友ぽキャラ人形の候補を記憶部128から読み出し、パーソナルコンピュータ22に対して送信する。これにより、上述したように、図8に示されるような、親友ぽキャラ人形の候補がパーソナルコンピュータ22に送信される。
【0054】
上述したように、送信した親友ぽキャラ人形の候補の中から1つの親友ぽキャラ人形を、ユーザは選択し、その選択情報を送信してくる(図7のステップS5)。
【0055】
そこで、ステップS25において、CPU121は、ユーザに対して、ユーザを識別するための識別情報としてのユーザIDを割り当てる。また、CPU121は、ユーザにより選択された親友ぽキャラ人形にぽキャラIDを割り当て、ぽキャラデータベース10に、ユーザ情報に対応して、ぽキャラ情報として登録させる。このぽキャラ情報には、ぽキャラIDの他、そのぽキャラが親友ぽキャラであるのか否かを表すフラグ(親友ぽキャラフラグ)、あるいはそのぽキャラが有するパラメータなどが含まれる。このパラメータは、その親友ぽキャラが着ている服装、あるいはその親友ぽキャラが有している機能などを表している。なお、親友ぽキャラフラグは、親友ぽキャラ人形161に割り当てるぽキャラIDに含めるようにしてもよい。
【0056】
次に、ステップS26において、CPU121は、ユーザがぽキャラサービスを受けるためのプログラムを記憶部128から読み出し、インターネット1を介してパーソナルコンピュータ22に送信する。このとき、CPU121は、ユーザIDと、その親友ぽキャラのキャラクタを表示させるのに必要なぽキャラ情報を、プログラムに含めて送信する。このぽキャラ情報には、ぽキャラIDの他、各種のパラメータを含む画像の元となるぽキャラのデータが含まれている。このプログラムは、パーソナルコンピュータ22により受信される(図7のステップS6)。
【0057】
そして、ステップS27において、CPU121は、ステップS24の処理で受信された選択情報に対応する親友ぽキャラ人形を配送する処理を実行する。具体的には、CPU121は、ユーザにより選択された親友ぽキャラ人形を特定する情報(ぽキャラID)と、そのユーザの住所、氏名などを出力部127を構成するプリンタから出力する。ぽキャラサービスサーバ9の管理者は、このプリンタからの出力に基づいて、所定の親友ぽキャラ人形をユーザ宛に配送する手続を行う。
【0058】
次に、ステップS28において、CPU121は、ユーザに配布した親友ぽキャラ人形に対する対価に対応する課金処理を実行する。
【0059】
具体的には、CPU121は、課金サーバ13に対して、ユーザ情報に含まれるクレジットカード番号に基づいて、親友ぽキャラ人形の対価に対応する価格の決済を要求する。あるいはまた、CPU121は、課金サーバ13に対して、ユーザ情報に含まれる銀行口座番号からの対価の引き落としを要求する。課金サーバ13は、この要求に基づいて、そのユーザのクレジットカード会社あるいは銀行に対して、親友ぽキャラ人形に対応する対価の引き落とし処理を要求する。
【0060】
以上のようにして、ユーザは、親友ぽキャラ人形161を取得する。ユーザは、親友ぽキャラ人形161を、ぽキャラサービスサーバ9の管理者により管理される店舗に直接出向いて、購入することも可能である。この場合、ユーザ情報は、その店舗において、ユーザが直接入力することになる。
【0061】
以上においては、パーソナルコンピュータ22からぽキャラサービスサーバ9にアクセスして、必要なユーザ情報を予め送信した後、親友ぽキャラ人形の配送を受けるようにしたが、換言すれば、予めユーザ登録をした後、親友ぽキャラ人形の配送を受けるようにしたが、ぽキャラIDだけが記憶されている親友ぽキャラ人形を、ユーザが予め購入した後、ネットワークを介してユーザ登録をするようにすることも可能である。このようにして購入した親友ぽキャラは、以後、ユーザのエージェントとして機能する。
【0062】
また、店舗には、親友ぽキャラ人形161以外に、図10に示されるような売りぽキャラ人形181も販売されている。ユーザは、必要に応じて、この売りぽキャラ人形181を様々な店舗において、購入することができる。この売りぽキャラ人形181も、内部にICチップ191を内蔵している。ICチップ191は、その売りぽキャラ人形181が有する機能に対応する情報を記憶している。
【0063】
図11は、売りぽキャラ人形181がコンテンツデータを提供する機能を有する場合の、ICチップ191に記憶されている情報の例を表している。この例においては、アンテナ192を有するICチップ191に、ぽキャラID、コンテンツを使用する条件を規定する使用条件が記憶されている。この使用条件には、例えば、そのコンテンツを再生可能な回数、再生可能な期限などが含まれる。
【0064】
さらに、ICチップ191には、コンテンツを使用するためにユーザが支払った金額(購入金額)に対応するプリペイド金額も必要に応じて記憶される。
【0065】
ユーザは、このようにして親友ぽキャラ人形161または売りぽキャラ人形181を取得し、コンテンツの提供を受ける場合、親友ぽキャラ人形161または売りぽキャラ人形181を、使用する機器に対応するおたち台に載置する。例えば、パーソナルコンピュータ22を使用する場合、ユーザは、パーソナルコンピュータ22に対応して接続されているおたち台23に、親友ぽキャラ人形161または売りぽキャラ人形181を載置する。この場合、パーソナルコンピュータ22は、図12乃至図16のフローチャートに示される処理を実行する。
【0066】
ステップS41において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、おたち台23にぽキャラ人形が載置されたか否かを判定する。ぽキャラ人形が載置されていない場合、載置されるまで待機する。
【0067】
ぽキャラ人形が載置されると、そのICチップ171(または191)に記憶されている情報がリーダライタ241により読み出され、接続部230を介して、CPU221に送信されてくる。そこで、CPU221は、この情報が読み出されてくるまでステップS41の処理を繰り返し実行する。
【0068】
おたち台23上に、ぽキャラ人形が載置されたと判定された場合、ステップS42に進み、CPU221は、ぽキャラ人形のICチップ171(または191)に記憶されている情報を読み取る。載置されたぽキャラ人形が親友ぽキャラ人形161または売りぽキャラ人形181のいずれであるとしても、そのICチップ171または191には、ぽキャラIDが記憶されている(図6および図11)。CPU221は、ステップS43において、読み取られたぽキャラIDを通信部229を制御して、ぽキャラサービスサーバ9に送信させる。このとき送信されたIDは、ぽキャラサービスサーバ9において、ユーザ(ぽキャラ人形)を識別するのに用いられる。すなわち、このときのぽキャラIDは、ユーザを識別するためのIDとして利用されるので、ユーザIDが記憶されている場合には、それを送信するようにしてもよい。また、ぽキャラIDとユーザIDの両方を送信するようにしてもよい。
【0069】
すなわち、読み取られたぽキャラIDは、LAN21、ISP2、インターネット1を介して、ぽキャラサービスサーバ9に送信される。換言すれば、親友ぽキャラ人形161がおたち台23上に載置された場合、CPU21は、ステップS43において、ぽキャラサービスサーバ9に対するログイン処理(接続処理)を実行する。
【0070】
このように、ユーザは、キーボードなどを利用してIDを入力する必要がないので、ぽキャラサービスサーバ9に対して、簡単にアクセスすることが可能になるとともに、入力ミスの発生が防止される。従って、例えば、キーボードの操作に不慣れな子供、女性、老人なども、アクセスを行うことが可能となる。
【0071】
ぽキャラサービスサーバ9は、ぽキャラIDを受信すると、そのぽキャラIDがぽキャラデータベース10に登録されているか否かを判定する(後述する図28のステップS93)。なお、ぽキャラデータベース10には、親友ぽキャラのIDだけでなく、売りぽキャラのIDも登録されている。読み取ったぽキャラIDが登録されている場合には、ぽキャラサービスサーバ9は、ぽキャラデータベース10からカバン情報を読み出し、送信してくる(図28のステップS98、S107)。
【0072】
また、ぽキャラサービスサーバ9は、ぽキャラIDがぽキャラデータベース10に登録されていない場合には、エラー情報を送信してくる(図28のステップS103)。
【0073】
そこで、ステップS44において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9からエラー情報が受信されたか否かを判定する。ステップS44で、エラー情報(図28のステップS103の処理で送信された情報)が受信されたと判定された場合には、ステップS45に進み、CPU221は、エラー処理を実行する。すなわち、この場合には、ぽキャラIDがぽキャラデータベース10に登録されていないので、ユーザは、ぽキャラに基づくサービスを利用することができないことになる。
【0074】
一方、ステップS44において、エラー情報が受信されていないと判定された場合(受信されたのが図28のステップS98、S107の処理で送信されたカバン情報であると判定された場合)、ステップS46に進み、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてきたカバン情報を受信する。ステップS47において、CPU221は、ぽキャラ到着情報をぽキャラサービスサーバ9に送信する。このぽキャラ到着情報は、後述する図28のステップS99において、ぽキャラサービスサーバ9により受信される。
【0075】
ステップS48において、CPU221は、おたち台23上に載置されたのが親友ぽキャラ人形161であるのか否かを判定する。すなわち、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてくるカバン情報には、ステップS43の処理で、ぽキャラサービスサーバ9に送信したぽキャラIDが親友ぽキャラのIDであるのか否かを表す親友ぽキャラフラグを含んでいる。CPU221は、この親友ぽキャラフラグに基づいて、ステップS48の判定処理を行う。
【0076】
親友ぽキャラのカバン情報には、例えば、図17に示されるように、キャラクタ情報、メール情報、スケジュール情報、お気に入り情報、しごと情報、一押し情報、さがす情報、コンテンツ情報、および親友ぽキャラフラグが含まれている。
【0077】
また、図18に示されるように、売りぽキャラのカバン情報には、キャラクタ情報、コンテンツ情報および親友ぽキャラフラグが含まれている。
【0078】
これらの情報は、後述する図31の親友ぽキャラのぽキャラ情報、または図32の売りぽキャラのぽキャラ情報に含まれていたものが、カバン情報として、送信されてくるものである。これらの情報の詳細は、図31と図32を参照して後述する。
【0079】
なお、親友ぽキャラまたは売りぽキャラのカバン情報には、必要に応じて、さらに、サーバアドレス、ライセンスID、暗号鍵などを含むライセンス情報を含めるようにすることもできる。
【0080】
また、キャラクタ情報やコンテンツの画像データなどは、ICチップやパーソナルコンピュータなどの端末に記憶させ、変更があったとき、更新させるようにすることも可能である。このようにすることで、帯域の狭い回線や、データの重量で課金が行われる回線を利用する場合に有利となる。
【0081】
おたち台23上に載置されたのが親友ぽキャラ人形161である場合には、そのユーザに関する処理が実行される。この場合、ステップS49に進み、CPU221は、ステップS46の処理で受信したカバン情報に基づいて、ぽキャラ画像データを生成し、ぽキャラのキャラクタを出力部227の表示部に表示させる。
【0082】
すなわち、パーソナルコンピュータ22の記憶部228には、図7のステップS6の処理で、ぽキャラサービスサーバ9から受信したぽキャラ情報が記憶されている。CPU221は、カバン情報に含まれるぽキャラIDに対応するぽキャラ情報の中の親友ぽキャラのキャラクタ情報を読み出し、そのパラメータに、カバン情報に含まれるパラメータの具体的な値を設定して、親友ぽキャラの画像データを生成し、出力部227の表示部に出力し、親友ぽキャラ(バーチャルな親友ぽキャラのキャラクタ)を表示させる。この親友ぽキャラのキャラクタは、おたち台23上に載置された親友ぽキャラ人形161に対応した画像となっている。
【0083】
換言すれば、親友ぽキャラ人形161は、この画像(キャラクタ)に対応する形状をしている。従って、ユーザは、出力部227の表示部に表示された親友ぽキャラのキャラクタを見たとき、その親友ぽキャラのキャラクタがおたち台23上に載置された親友ぽキャラ161に対応するものであることを、直感的に認識することができる。
【0084】
このように、人形と見た目が同じぽキャラのキャラクタが表示されるので、ユーザは、利用するサービスを容易に識別することができる。
【0085】
なお、バーチャルな親友ぽキャラのキャラクタを表示するためのぽキャラ情報を、ぽキャラサービスサーバ9からパーソナルコンピュータ22に供給するようにしたが、親友ぽキャラ人形161に、そのぽキャラ情報を記憶させておくようにしてもよい。そのようにすれば、より迅速な表示が可能となる。
【0086】
また、ぽキャラサービスサーバ9から受信したぽキャラ情報、特にキャラポリゴン、テクスチャ、モーションといったキャラクタを表示するのに必要なパラメータを含むぽキャラ画像データは、ぽキャラサービスサーバ9から受信したとき、親友ぽキャラ人形161(またはパーソナルコンピュータ22)に保存するようにしてもよい。この場合、ぽキャラサービスサーバ9に対してアクセスが行われる度に、ぽキャラ画像データが更新されたか否かが判定され、更新されていない場合には、既に保存されているぽキャラ画像データが利用され、更新されている場合には、新たなぽキャラ画像データがぽキャラサービスサーバ9から受信され、保存される。
【0087】
さらに、ぽキャラ情報には、電子メールのヘッダ部分の内容(後述する図22に示されているような、電子メールの差出人、もらった日(受信日時、メールのタイトルといったメールの選択に必要な情報)を含めることができる。この場合、ユーザが電子メールの機能を選択した時点で、メールサーバとしてのISP2に対してアクセスが行われ、電子メールの本文がダウンロードされる。
【0088】
次に、ステップS50において、CPU221は、その親友ぽキャラのカバン情報に基づいて、親友ぽキャラが有する機能の一覧をアイコンとして、親友ぽキャラの周囲に表示させる。
【0089】
図19と図20は、このステップS49とステップS50の処理の結果の表示例を表している。
【0090】
最初に、図19に示されるように、親友ぽキャラのキャラクタが登場する登場口301が表示される。そして、図20に示されるように、登場口301から親友ぽキャラ人形161に対応する親友ぽキャラのキャラクタ311が登録する画像がアニメーションとして表示される。上述したように、この親友ぽキャラのキャラクタ311は、親友ぽキャラ人形161に対応した画像となっている。
【0091】
親友ぽキャラのキャラクタ311の周囲には、親友ぽキャラのキャラクタ311(そのユーザ)が保持している機能に対応するアイコン321−1乃至321−7が表示される。図20の表示例においては、アイコンの数は、7個とされているが、その数は限定されるものではない。
【0092】
なお、キャラクタ311にカバンを持たせ、ユーザが、そのカバンをクリックしたとき、そのカバンに含まれるアイコンを表示させるようにしてもよい。
【0093】
ユーザは、このようにして表示された機能に対応するアイコンの中から、所定のアイコンを入力部226を構成する、例えば、マウスなどを操作して選択する
。
【0094】
そこで、ステップS51において、CPU221は、1つの機能が選択されるまで待機する。1つの機能が選択されたと判定された場合、ステップS52に進み、CPU221は、その選択された機能に対応する処理を実行する。
【0095】
例えば、7個のアイコンのうち、メールに対応するアイコン321−3が選択された場合、CPU221は、メールに対応する処理を実行する。具体的には、CPU221は、通信部229を制御し、ぽキャラサービスサーバ9に、メール情報の読み出しを要求する。
【0096】
ぽキャラサービスサーバ9は、パーソナルコンピュータ22からメール情報の取得が指令された場合、あるいは一定時間毎に周期的に、インターネット1を介してISP2(メールサーバとしての機能を有している)にアクセスし、そのユーザのメール情報を読み出し、ぽキャラデータベース10に登録する。ぽキャラサービスサーバ9は、ぽキャラデータベース10に登録したメール情報を読み出して、インターネット1からISP2,LAN21を介してパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0097】
CPU221は、読み出されたメール情報に対応する画像を出力部227の表示部に表示させる。
【0098】
図21は、この場合の表示例を表している。図21の表示例においては、親友ぽキャラのキャラクタ311の左上に、吹き出し341が表示され、その中に「今日は新しいメールが4件あるね。」のメッセージが表示されている。ユーザは、この表示から自分宛に新しいメールが4件来ていることを知ることができる。
【0099】
ユーザが入力部226のマウスを操作することで、メールの読み出しを指令すると、CPU221は、例えば、図22に示されるように、ISP2から読み出し、ぽキャラデータベース10に保持しているメールのタイトル情報をウィンドウ351に表示させる。ユーザは、このようにして表示されたメールの中から所定のメールを選択することで、さらに、そのメールの内容を表示させることができる。
【0100】
ユーザが7個のアイコンのうち、スケジューラのアイコン321−5を選択すると、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスし、その親友ぽキャラのユーザのスケジュール情報を、ぽキャラデータベース10から読み出し、パーソナルコンピュータ22に送信することを要求する。
【0101】
パーソナルコンピュータ22のCPU221は、このスケジュール情報を取得すると、これを出力部227の表示部に出力し、表示させる。このようにして、例えば、図23に示されるように、ウィンドウ361に親友ぽキャラのキャラクタ311のユーザのスケジュールを表示させる。
【0102】
ユーザがマウスを操作することで、ウィンドウ361に表示されているスケジュールのうちの所定の日付をクリックすると、その日のスケジュールが、例えば、図24に示されるように、ウィンドウ371に表示される。
【0103】
この表示例においては、3月1日のスケジュールが表示されている。
【0104】
ユーザが7個のアイコンの中から着替えのアイコン321−2を選択すると、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスし、親友ぽキャラのキャラクタ311の着替えを行うのに必要なGUIを取得し、例えば、図25に示されるように、ウィンドウ381に表示させる。ユーザは、このウィンドウ381の所定のボタンをクリックすることで、親友ぽキャラのキャラクタ311のシャツやズボンを、好みのものに着替えさせることができる。そのとき着ている服装は、パラメータとして記憶される。従って、ユーザが自分自身の分身としての親友ぽキャラのキャラクタ311に対して飽きてしまうようなことが抑制される。
【0105】
以上のようにして、ステップS52の選択された機能に対応する処理においては、ユーザの選択に対応して、各種の処理が実行されることになる。この処理については、後にさらに詳述する。
【0106】
次に、ステップS53において、CPU221は、親友ぽキャラ人形161がおたち台23から取り外されたか否かを判定する。取り外されていない場合には、ステップS54に進み、CPU221は、ぽキャラに関する処理の終了が受信されたか否かを判定する。ユーザは、ぽキャラに関する処理を終了させる場合には、親友ぽキャラ161をおたち台23から取り外すか、または入力部226を操作することで、処理の終了を指令する。
【0107】
ステップS54において、ぽキャラの処理の終了が指示されていないと判定された場合には、処理は、ステップS51に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0108】
CPU221は、例えば、1秒毎など比較的短い時間間隔で、定期的にリーダライタ241を制御し、おたち台23上に載置されている親友ぽキャラ161のICチップ171からデータの読み出しを指令することで、データを読み出すことができなかった場合には、親友ぽキャラ人形161がおたち台23から取り外されたと判定する。
【0109】
親友ぽキャラ人形161がおたち台23から取り外されたと判定された場合、または、ステップS54において、ユーザからぽキャラの処理の終了が指示されたと判定された場合、ステップS55において、CPU221は、カバン情報の変更履歴をぽキャラサービスサーバ9に送信する。従って、この履歴は、親友ぽキャラ人形161がおたち台23から取り外されたこと、またはユーザからぽキャラの処理の終了が指示されたことを、ぽキャラサービスサーバ9に通知する機能を有している。この履歴は、ぽキャラサービスサーバ9において登録される(図29のステップS109)。
【0110】
なお、履歴には、更新したスケジュール、ブックマーク、キャラクタ情報(髪型、服装など)、並びにユーザの思考情報などが含まれる。これらの履歴がぽキャラサービスサーバ9に直接書き込まれている場合には、その更新処理は、ぽキャラサービスサーバ9自身が行うことになる。
【0111】
さらに、ステップS56において、CPU221は、親友ぽキャラのキャラクタ311が帰る画像を出力部227の表示部に表示させる。
【0112】
図26と図27は、この場合の表示例を表している。
【0113】
図26の表示例においては、親友ぽキャラのキャラクタ311の左上に吹き出し391が表示され、その中に「それじゃそろそろ帰るね。」のメッセージが表示されている。その後、図27に示されるように、出口401が表示され、親友ぽキャラのキャラクタ311がその出口401から帰る画像がアニメーション表示される。
【0114】
このような表示を行うことで、ユーザは、親友ぽキャラに関する処理が終了したことを直感的に認識することができる。すなわち、親友ぽキャラ人形161が、おたち台23から取り外された場合、CPU21は、ステップS54において、ぽキャラサービスサーバ9との接続を解除する、ログアウト処理を実行する。
【0115】
以上のように、サービスの開始時に、人形と同じぽキャラ(キャラクタ)が表示され、サービスが終了されるとき、その表示が終了されるので、ユーザはログインおよびログアウトを容易に把握することができる。その結果、ユーザが、サービスを受けるために必要な操作を誤った期間に入力してしまい、サービスを利用することができないので、装置が故障していると、誤認してしまうようなことが抑制される。
【0116】
図12に戻って、ステップS48において、おたち台23上に載置されたのが親友ぽキャラ人形161ではないと判定された場合(売りぽキャラ人形181であると判定された場合)、ステップS57に進み、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ステップS46の処理で受信したカバン情報に含まれる売りぽキャラのぽキャラ情報に基づいて、ぽキャラ画像データを生成し、出力部227を構成する表示部に売りぽキャラのキャラクタ(売りぽキャラ人形181のバーチャル人形)を表示する。すなわち、後述する図30乃至図32に示されるように、ぽキャラデータベース10には、売りぽキャラのぽキャラ情報とコンテンツ画像データが登録されており、このぽキャラ情報とコンテンツ画像データが認証情報に含めてぽキャラサービスサーバ9から送られてくる。この売りぽキャラのキャラクタも売りぽキャラ人形181とほぼ同一の形状を有する画像(ユーザが売りぽキャラ人形181に対応するバーチャルな人形であることを直感的に認識することが可能な画像)とされる。
【0117】
ステップS58において、CPU221は、ステップS46の処理で受信したカバン情報に含まれるコンテンツ画像データ(コンテンツ利用情報)を抽出し、そのコンテンツ画像データに基づいて、コンテンツ画像を生成し、出力部227の表示部に表示させる。これにより、ユーザが購入した売りぽキャラ人形181に関係付けられているコンテンツに対応するコンテンツ画像が出力部227に表示されることになる。このコンテンツ画像には、例えば、関係付けられているコンテンツの説明、「この曲をダウンロードしたい場合、アクセスボタンをクリックして下さい」のようなメッセージ等が含まれている。
【0118】
そこで、ユーザは、コンテンツを取得する場合、表示されたコンテンツ画像の中のアクセスボタンを、入力部226を構成するマウスなどで操作する。
【0119】
CPU221は、ステップS59において、コンテンツサーバへのアクセスが指令(アクセスボタンが操作)されるまで待機し、コンテンツサーバへのアクセスが指令されたと判定された場合、ステップS60に進み、CPU221は、ICチップ191に記憶されている使用条件(図11)を読み出す。そして、ステップS61において、CPU221は、使用条件が満たされているか否かを判定する。この使用条件には、例えば、コンテンツの使用期限が含まれている。CPU221は、内蔵するタイマが計時する現在の日時を、使用条件に規定されている使用期限と比較することで、使用条件が満たされているか否かを判定する。また、使用条件として、最大使用可能回数や、プリペイド金額が規定されている場合、その値が「0」であるか否かが判定される。
【0120】
ステップS61において、使用条件が満たされていると判定された場合(例えば、現在の日時が、使用期限より前であり、かつ、最大使用可能回数およびプリペイド金額が「0」ではないと判定された場合、ステップS62に進み、CPU221は、ICチップ191に記憶されているアクセス先情報に基づいて、コンテンツサーバにアクセスし、コンテンツデータの送信を要求する。これにより、例えば、図1に示されるコンテンツサーバ6に、コンテンツデータの送信が要求される。
【0121】
この要求に基づいて、コンテンツサーバ6は、インターネット1を介してコンテンツデータを送信してくる(後述する図33のステップS123)。そこで、ステップS63において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、コンテンツサーバ6から送信されてきたコンテンツデータを、通信部229を介して受信する。このコンテンツデータは、記憶部228に供給され、記憶される。
【0122】
ステップS64において、CPU221は、ステップS63の処理で受信し、記憶したコンテンツデータを復号し、出力する処理を実行する。すなわち、コンテンツサーバ6から送信されてくるコンテンツデータは暗号化されており、CPU221は、この暗号化されているコンテンツデータを、ぽキャラサービスサーバ9から取得したライセンス情報(図32)に含まれる暗号鍵を用いて復号する。そして、CPU221は、復号して得られたコンテンツデータを、出力部227を介して出力する。
【0123】
なお、暗号化コンテンツと暗号鍵をインターネット1を介して伝送すると、第3者に盗まれる恐れがあるので、コンテンツを再生(またはコピー)する度に、暗号化コンテンツの暗号鍵を変更するようにすることも可能である。
【0124】
ステップS65において、CPU221は、コンテンツ出力の終了が入力部226から入力されたか否か(ユーザより指令されたか否か)を判定し、コンテンツ出力の終了が指令されていない場合には、ステップS66に進み、売りぽキャラ人形181がおたち台23から外されたか否かを判定する。この判定処理は、図13のステップS53の処理と同様に行われる。
【0125】
ステップS66において、ぽキャラ人形181がおたち台23から外れていないと判定された場合、ステップS65に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0126】
ステップS65の処理で、コンテンツ出力の終了が指令されたと判定された場合、またはステップS66において、売りぽキャラ人形181がおたち台23から外れたと判定された場合、ステップS67に進み、CPU221は、コンテンツ出力を終了する。
【0127】
そして、ステップS68において、CPU221は、売りぽキャラ人形181のICチップ191に記憶されている使用条件をリーダライタ241を制御して、更新させる。例えば、使用条件に最大使用可能回数(再生可能回数)が規定されている場合、その値が1だけデクリメントされる。例えば、最大使用可能回数が20回などとして規定されている場合、その値は1だけデクリメントされ、その値が「0」になったとき、使用(再生)不可となる。
【0128】
次に、ステップS69において、CPU221は、売りぽキャラ人形181内のICチップ191に記憶されているプリペイド金額が、コンテンツを使用する毎に減算されるようなシステムである場合、そのプリペイド金額を所定の金額だけ(1回の再生分に対応する金額だけ)減算するように更新する。ステップS68とS69の処理は、一方だけとしてもよい。
【0129】
ステップS70において、CPU221は、図13のステップS56における場合と同様に、売りぽキャラのキャラクタが帰る画像を出力部227の表示部に表示させる。これにより、ユーザは、売りぽキャラ人形181をおたち台23から取り外したり、コンテンツ出力の終了を指令したことで、コンテンツ出力が終了されたことを直感的に認識することが可能となる。
【0130】
ステップS61において、使用条件が満たされていないと判定された場合(使用期限が過ぎている場合、使用回数が最大使用可能回数に達している場合、あるいは、プリペイド金額が「0」である場合)、ステップS71に進み、CPU221は、所定のメッセージを生成し、出力部227の表示部に表示させる。これにより、例えば、再生回数が許容されている回数に達した場合、「コンテンツはN回再生されました。さらに、コンテンツを利用するには、新たな金額の支払いが必要です。」のようなメッセージが表示される。ユーザは、このメッセージの表示に基づいて、コンテンツをさらに利用したい場合には、入力部226を操作して、使用条件の更新を指令する。
【0131】
そこで、ステップS72において、CPU221は、使用条件更新の要求がなされたか否かを判定し、使用条件更新の要求がなされたと判定された場合、ステップS73において、CPU221は、カバン情報のコンテンツ情報に含まれるアクセス先情報(図18)に基づいて、インターネット1を介してコンテンツサーバ6にアクセスする。ステップS74において、CPU221は、コンテンツサーバ6に対して、使用条件としての最大使用可能回数とプリペイド金額の更新を要求する。コンテンツサーバ6は、この要求に基づいて、そのユーザが決済可能なユーザであることが、ぽキャラサービスサーバ9から通知されたとき、パーソナルコンピュータ22に対して、更新データを送信してくる(図33のステップS127)。
【0132】
そこで、ステップS75において、CPU221は、コンテンツサーバ6から更新データが送信されてきたか否かを判定し、送信されてきた場合には、ステップS76に進み、コンテンツサーバ6から送信されてきた更新データを受信し、そのデータをリーダライタ241を介して、ICチップ191に供給して、最大使用可能回数とプリペイド金額を更新させる。
【0133】
このようにして、ユーザは、最大使用可能回数とプリペイド金額の更新を要求することで、その売りぽキャラ人形181を利用して、何回でもコンテンツを利用することが可能となる。
【0134】
なお、後述するように、プリペイド金額の更新が行われたとき、コンテンツサーバ6からの要求に基づいて(図33のステップS125)、ぽキャラサービスサーバ9がユーザに対して課金処理を実行する(図28のステップS105)。
【0135】
ステップS75において、更新データが送信されてこないと判定された場合には、ステップS77に進み、エラー処理が実行される。
【0136】
すなわち、その売りぽキャラ人形181を使用しているユーザが、銀行口座の残高不足などの理由により、プリペイド金額の決済を行うことができないユーザであるとぽキャラサービスサーバ9により判定された場合には、コンテンツサーバ6は、パーソナルコンピュータ22に対してエラーメッセージを通知してくる(図33のステップS118)。この場合には、CPU221は、更新データが送られてこないので、エラー処理を実行する。具体的には、CPU221は、出力部227の表示部に、例えば、「コンテンツを利用することができません。」のようなメッセージを表示させる。
【0137】
ステップS72において、ユーザから使用条件更新の要求が要求されていないと判定された場合には、ステップS73乃至ステップS77の処理はスキップされる。
【0138】
なお、ICチップを内蔵するクレジットカードをおたち台上に載置して、そのクレジットカードからプリペイド金額を決済するようにしてもよい。
【0139】
次に、図28と図29のフローチャートを参照して、以上の図12乃至図16のフローチャートに示されるパーソナルコンピュータ22の処理に対応して実行されるぽキャラサービスサーバ9の処理について説明する。
【0140】
ステップS91において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU191は、パーソナルコンピュータ22からぽキャラIDを受け取ったか否かを判定し、受け取っていないと判定した場合には、ステップS108に進み、ぽキャラの履歴を受信したか否かを判定する。ステップS108において、ぽキャラの履歴が受信されていないと判定された場合、ステップS110に進み、CPU121は、コンテンツサーバ6から決済の要求を受けたか否かを判定し、決済の要求を受けていないと判定した場合には、ステップS91に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0141】
ステップS91において、ぽキャラIDを受け取ったと判定した場合、CPU121は、ステップS92に進み、パーソナルコンピュータ22から受け取った(図12のステップS43の処理でパーソナルコンピュータ22から送信された)ぽキャラIDを、ぽキャラデータベース10から検索する。
【0142】
ぽキャラデータベース10には、例えば、図30乃至図32に示されるように、ユーザ情報とぽキャラ情報が記憶されている。ユーザ情報(図30)には、ユーザを識別するユーザID、ユーザの氏名、住所、生年月日、性別、電話番号、ファックス番号、メールアドレス、そのユーザを登録した登録日などの他、ユーザのクレジットカード番号、銀行口座番号などが記録されている。
【0143】
ぽキャラ情報には、親友ぽキャラのぽキャラ情報(図31)と、売りぽキャラのぽキャラ(図32)がある。
【0144】
親友ぽキャラのぽキャラ情報には、そのユーザが有する親友ぽキャラ人形のぽキャラID、ユーザID、そのぽキャラが親友ぽキャラであるのか、売りぽキャラであるのかを表す親友ぽキャラフラグ、あるいはまた、そのぽキャラの服装に関するパラメータに代表される、そのぽキャラを表示するのに必要なぽキャラのキャラクタデータなどが含まれている。
【0145】
ぽキャラ情報として、さらに、親友ぽキャラが有する各種の機能に関する情報も登録されている。図31の例では、メール情報、スケジュール情報、お気に入り情報、しごと情報、一押し情報、さがす情報などが記憶されている。メール情報は、そのユーザ宛にいままで送信されてきたメール、あるいはそのユーザがいままでに送信したメールなどが記憶されている。
【0146】
スケジュール情報には、そのユーザの現在および過去のスケジュールや、ユーザが入力した覚え書きが記録されている。また、このスケジュールには、ぽキャラが実行する各種のイベントの情報なども記録されている。
【0147】
お気に入り情報には、ユーザがブックマークを付加したホームページのURLなどが記憶される。
【0148】
しごと情報には、ユーザが自分自身が保持する端末(ハードウェア)に関して、予め登録しておくことにより、受けることが可能なサービスに関する情報が登録されている。このしごと情報の中には、また、ユーザが一時的に預けたデータも記憶されている。
【0149】
一押し情報には、親友ぽキャラがそのユーザの思考を分析することで、自ら集めたお勧めコンテンツが登録されている。
【0150】
さがす情報には、検索エンジンや、ユーザが予め検索することを指令した売りぽキャラに関する情報が記録される。
【0151】
ぽキャラ情報としては、また、親友ぽキャラのキャラクタがネットワーク上の所定の装置に実際に表示されている位置を表す現在位置が登録されている。これにより、親友ぽキャラのキャラクタがネットワーク上の装置において、2つ以上の位置で同時に表示されるようなことが防止される(表示の排他性が実現される)。換言すれば、他のユーザが真のユーザの親友ぽキャラ人形161に成りすます他の親友ぽキャラ人形を利用して、ユーザの情報を盗むようなことが抑制される。すなわち、ぽキャラサービスサーバ9は、現在位置以外から親友ぽキャラIDが送信されてきたとき、エラー処理を実行する。その結果、ネットワーク上の装置には、1個の親友ぽキャラのキャラクタのみが表示される。
【0152】
また、2以上の装置から同時にぽキャラサービスサーバ9に対するアクセスが行われることによるデータの不整合性を防止することが可能となる。換言すれば、1人のぽキャラが複数の装置を行き来するようにすることで、ユーザに対して、排他的アクセスを直感的に理解させることが可能となる。
【0153】
ぽキャラ情報には、さらに、そのユーザが取得したコンテンツ情報と、そのコンテンツを使用するのに必要なライセンス情報なども記録される。コンテンツ情報には、コンテンツを識別するコンテンツIDや、そのコンテンツにアクセスするために必要なアクセス情報なども含まれている。ライセンス情報には、ライセンスを識別するライセンスID、暗号化されているコンテンツを復号する暗号鍵、ライセンスを取得するときアクセスするライセンスサーバのアドレスといった情報が記録される。
【0154】
売りぽキャラのぽキャラ情報(図32)には、ぽキャラID、親友ぽキャラフラグ、キャラクタ情報、コンテンツ情報、ライセンス情報の他、コンテンツ利用情報が含まれている。
【0155】
CPU121は、ステップS92における検索の結果、ぽキャラIDがぽキャラデータベース10に登録されていたか否かを、ステップS93において判定する。ぽキャラIDが登録されている場合には、ステップS94に進み、CPU121は、受け取ったぽキャラIDが親友ぽキャラのIDであるか否かを判定する。上述したように、この判定は、親友ぽキャラフラグから行うことができる。
【0156】
ぽキャラIDが親友ぽキャラのIDであると判定された場合、ステップS95に進み、CPU121は、ぽキャラデータベース10からぽキャラ情報(図31)を読み出す。
【0157】
ステップS96において、CPU121は、読み出したぽキャラ情報に記憶されている親友ぽキャラの現在位置から、親友ぽキャラの現在位置が、ぽキャラサービスサーバ9内であるか否かを判定する。親友ぽキャラの現在位置がぽキャラサービスサーバ9内であると判定された場合、ステップS103に進み、CPU121は、パーソナルコンピュータ22に対して、エラー情報を送信する。
【0158】
すなわち、この場合、親友ぽキャラの現在位置がぽキャラサービスサーバ9内であるにも関わらず、それ以外の装置から、親友ぽキャラ人形161に基づくアクセスがあったことになるので、なりすましのアクセスである恐れがある。従って、この場合には、エラー処理が行われることになる。
【0159】
ステップS96において、親友ぽキャラの現在位置が、ぽキャラサービスサーバ9内ではないと判定された場合、ステップS97に進み、CPU121は、ぽキャラデータベース10からカバン情報を読み出す。そして、ステップS98において、CPU121は、読み出したカバン情報をパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0160】
ステップS99において、CPU121は、ぽキャラ到着情報を受信したか否かを判定する。上述したように、パーソナルコンピュータ22は、カバン情報を受信すると、ぽキャラ到着情報を送信してくる(図12のステップS47)。ステップS98の処理で、カバン情報を送信したにも関わらず、ぽキャラ到着信号が受信されない場合には、異常な状態が発生していることが予想される。そこで、ステップS103に進み、CPU121は、エラー情報をパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0161】
これに対して、ステップS99において、ぽキャラ到着信号が受信されたと判定された場合、ステップS100に進み、CPU121は、親友ぽキャラの現在位置を、パーソナルコンピュータ22上であるとして、ぽキャラデータベース10に登録(更新)する。すなわち、いま、親友ぽキャラがパーソナルコンピュータ22に到着したことになるので、親友ぽキャラの現在位置がパーソナルコンピュータ22として登録される。
【0162】
上述したように、パーソナルコンピュータ22のユーザが、その親友ぽキャラのキャラクタ311が有する機能のうちの1つの機能を選択すると、その選択されたぽキャラの機能に関する情報が、パーソナルコンピュータ22から送信されてくる(図13のステップS52)。
【0163】
ステップS101において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、親友ぽキャラのキャラクタ311の機能が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定された場合には、ステップS102に進み、その選択された機能に対応する処理を実行する。これにより、例えば、メールに関する機能が選択された場合には、メール情報として登録されている情報がパーソナルコンピュータ22に送信される。スケジュールに関する機能が選択された場合には、登録されているスケジュールに関する情報がパーソナルコンピュータ22に送信される。
【0164】
ステップS101において、ぽキャラの機能が選択されていないと判定された場合には、ステップS102の処理はスキップされ、処理はステップS91に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0165】
ステップS94において、取得されたぽキャラIDが親友ぽキャラ人形161のIDではないと判定された場合(売りぽキャラ人形のIDであると判定された場合)、ステップS104に進み、CPU121は、その売りぽキャラ人形に対応するサーバ(上述した売りぽキャラ人形181に対応するIDの場合、コンテンツサーバ6)に通知する。後述するように、コンテンツサーバ6は、ぽキャラサービスサーバ9からこの通知を受け取った場合、さらに、パーソナルコンピュータ22からコンテンツデータの送信の要求を受けたとき、コンテンツデータを読み出し、パーソナルコンピュータ22に送信する処理を実行する(後述する図33のステップS121乃至ステップS123)。
【0166】
なお、ぽキャラサービスサーバ9は、各種のコンテンツ提供者あるいはサービス提供者が提供するコンテンツまたはサービスに対応する売りぽキャラ人形に関する管理も行っており、ぽキャラデータベース10には、図32に示されるように、全ての売りぽキャラ人形181に対応するバーチャルな売りぽキャラ人形のキャラクタを表示するのに必要なぽキャラ情報として、ぽキャラID、コンテンツIDにより特定されるコンテンツに付随するコンテンツ画像(例えば、コンテンツが、所定の歌手の曲のオーディオデータである場合、曲のタイトル、歌詞、歌手の映像)を表示させるのに必要なコンテンツ画像データ(コンテンツ利用情報)、コンテンツ情報等が登録されている。このコンテンツ情報の中には、ユーザがその売りぽキャラIDを送信してきたとき、ユーザからのアクセスがあったことを通知するアクセス先(ネットワーク上のアドレス)が含まれている。CPU121は、このアクセス先(通知先)に通知を行うことになる。
【0167】
次に、ステップS105において、CPU121は、課金処理を実行する。すなわち、このシステムにおいては、ユーザが売りぽキャラ人形181をおたち台23上に載置して、所定のサービスの提供を受けるとき、その都度そのサービスの提供を受けるための対価を支払うことになる。
【0168】
具体的には、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、通信部129を介して課金サーバ13にアクセスし、そのユーザのクレジットカード番号、または銀行口座番号に対する課金処理を要求する。課金サーバ13は、この要求に基づいて、所定の金額の課金処理を実行する。
【0169】
このようにして、ぽキャラサービスサーバ9の管理者は、ユーザが売りぽキャラ人形181を利用することに基づいて収益を上げることができる。
【0170】
なお、この課金処理は、ユーザに対して行うのではなく、売りぽキャラ人形181を販売した管理者に対して行うようにすることもできる。
【0171】
次に、ステップS106において、CPU121は、ぽキャラデータベース10から売りぽキャラのカバン情報(図18)を読み出し、ステップS107において、そのカバン情報をパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0172】
ステップS107の処理の後、処理はステップS91に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0173】
なお、例えば売りぽキャラ人形181が占いに関するぽキャラ人形であるような場合、その占いのコンテンツのデータ量がそれほど多くないようなとき、図18のカバン情報に、占いのコンテンツのデータも保存しておき、ぽキャラ呼び出し時に、そのコンテンツのデータをぽキャラのキャラクタと同時に表示させるようにすることも可能である。
【0174】
ステップS108において、CPU121は、ぽキャラの履歴を受信したと判定した場合、ステップS109に進み、ぽキャラの履歴をぽキャラデータベース10に登録する(更新する)処理を実行する。その後、処理はステップS91に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0175】
このようにして、例えば図13のステップS55の処理で、ぽキャラの履歴がパーソナルコンピュータ22から送信されてきた場合には、その履歴に基づいて、ぽキャラデータベース10が更新されることになる。
【0176】
ステップS110において、コンテンツサーバ6から決済の要求(後述する図33のステップS125の処理)を受けたと判定した場合、ステップS111に進み、CPU121は、コンテンツサーバ6から要求されたユーザに対する決済処理を行う。具体的には、CPU121は、ぽキャラデータベース10のユーザ情報(図30)に登録されているそのユーザのクレジットカード番号または銀行口座番号に関して、過去に、決済不能となった事例が存在するか否かを調べる。そして、ステップS112において、CPU121は、その調べた結果(決済結果)を、コンテンツサーバ6に通知する。
【0177】
その後、処理はステップS91に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0178】
次に、図33のフローチャートを参照して、ユーザが売りぽキャラ人形181をおたち台23上に載置して、コンテンツの提供を受ける場合におけるコンテンツサーバ6の処理について説明する。
【0179】
コンテンツサーバ6のCPU121は、ステップS121において、通信部129を介してぽキャラサービスサーバ9からパーソナルコンピュータ22からのアクセスがあったことの通知(図28のステップS104で送信される通知)を受け取ったか否かを判定する。ぽキャラサービスサーバ9から通知を受け取っていないと判定した場合には、ステップS124に進み、CPU121は、パーソナルコンピュータ22からプリペイド金額(または最大使用可能回数)の更新の要求(図16のステップS74)を受け取ったか否かを判定する。CPU121は、プリペイド金額(または最大使用可能回数)の更新の要求を受け取っていないと判定した場合には、処理を終了させる。
【0180】
ステップS121において、CPU121は、ぽキャラサービスサーバ9から通知を受け取ったと判定した場合、ステップS122に進み、その通知に記述されているパーソナルコンピュータ22からコンテンツデータの送信の要求(図14のステップS62)を受けたか否かを判定する。パーソナルコンピュータ22からコンテンツデータの送信の要求を受けた場合には、ステップS123に進み、CPU121は、記憶部128に記憶されている暗号化されているコンテンツデータを読み出し、通信部129からパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0181】
なお、このコンテンツデータは、予め暗号化された状態で記憶部128に記憶させておいてもよいが、送信する度に暗号化するようにすることも可能である。
【0182】
ステップS121で取得するぽキャラサービスサーバ9からの通知は、コンテンツを特定する情報を含んでいる必要がある。この情報はコンテンツIDでもよいが、コンテンツと売りぽキャラ人形181とが、1対1に対応している場合には、ぽキャラIDでもよい。
【0183】
ステップS122において、パーソナルコンピュータ22からコンテンツデータの送信の要求を受けていないと判定された場合には、ステップS123の処理はスキップされる。
【0184】
すなわち、ぽキャラサービスサーバ9から通知を受けたとしても、結局その通知に記述されているパーソナルコンピュータ22のユーザが、コンテンツデータの送信を要求してこなかった場合には、コンテンツデータの送信は行われないことになる。
【0185】
ステップS124において、パーソナルコンピュータ22からプリペイド金額(または最大使用可能回数)の更新の要求を受けたと判定された場合、ステップS125に進み、CPU121は、ぽキャラサービスサーバ9に対して、決済を要求する。この要求に基づいて、ぽキャラサービスサーバ9は、売りぽキャラ人形181を利用しているユーザに対して決済処理を行い、その決済結果をコンテンツサーバ6に通知してくる(上述した図29のステップS111,S112)。
【0186】
ステップS126において、コンテンツサーバ6のCPU121は、ステップS125の要求に基づいて、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてきた通知に基づいて、決済がOKであったか否かを判定する。決済がOKであった場合には、ステップS127に進み、CPU121は、パーソナルコンピュータ22に対して、プリペイド金額(または、最大使用可能回数)を更新するための更新データを送信する。上述したように、パーソナルコンピュータ22は、この更新データに基づいて、売りぽキャラ人形181のICチップ191のプリペイド金額(または、最大使用可能回数)を更新する(図16のステップS76)。これにより、ユーザは、再びコンテンツを利用することが可能となる。
【0187】
ステップS126において、ぽキャラサービスサーバ9からの通知が、決済がOKでなかったことを表している場合には、ステップS128に進み、CPU121は、エラー処理を実行する。すなわち、このとき、CPU121は、パーソナルコンピュータ22に対してコンテンツを提供することができないようなメッセージを出力する。ユーザは、これにより、プリペイド金額(または、最大使用可能回数)の更新ができなかったことを知ることができる。このメッセージは、図16のステップS76において、パーソナルコンピュータ22において表示される。
【0188】
次に、おたち台23上に、親友ぽキャラ人形161を載置して、ユーザがコンテンツサーバ7からコンテンツを取得し、ライセンスサーバ8からそのコンテンツを使用するのに必要なライセンスを取得する処理について説明する。この処理は、図13のステップS52における選択された機能に対応する処理の1つとして実行される。すなわち、この処理は、ユーザが親友ぽキャラのキャラクタ311が有する機能のうち、コンテンツ取得処理の機能を選択したとき開始される。
【0189】
ステップS131において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、コンテンツサーバ7にアクセスし、コンテンツの送信を要求する。アクセスするアドレスは、必要に応じてユーザが調べるものである。
【0190】
後述するように、コンテンツサーバ7は、アクセスしてきたパーソナルコンピュータ22に対して、コンテンツIDとライセンスIDを付加してコンテンツデータを送信してくる(後述する図35のステップS142)。そこで、ステップS132において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、コンテンツサーバ7からインターネット1を介して送信されてくるコンテンツデータを受信すると、ステップS133において、そのコンテンツデータを記憶部228に供給し、記憶させる。
【0191】
次に、ステップS134において、CPU221は、いま取得したコンテンツを識別するコンテンツID、記憶したコンテンツデータにアクセスするためのアクセス情報(記憶部228からコンテンツデータを読み出すために必要な情報)、並びにいま取得したコンテンツに対するライセンスを発行するライセンスサーバ(図1のシステムの場合、ライセンスサーバ8)のネットワーク上のアドレス(このアドレスは、コンテンツサーバ7からコンテンツデータに付随して送信されてくる)を、ぽキャラサービスサーバ9に送信する。
【0192】
パーソナルコンピュータ22のこのようなアクセスに対応してコンテンツサーバ7は、図35のフローチャートに示される処理を実行する。
【0193】
すなわち、ステップS141において、コンテンツサーバ7のCPU121は、パーソナルコンピュータ22からアクセスを受けると、ステップS142において、記憶部128に記憶しているコンテンツデータを読み出し、パーソナルコンピュータ22に送信する。このとき、CPU121は、コンテンツIDと、そのコンテンツを使用するのに必要なライセンスを識別するライセンスIDも同時に送信する。なお、このコンテンツデータも暗号化されている。
【0194】
また、パーソナルコンピュータ22の図34のステップS134の処理に対応してぽキャラサービスサーバ9は、図36のフローチャートに示される処理を実行する。
【0195】
最初に、ステップS151において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22がステップS134の処理で送信するコンテンツID、アクセス情報、並びにライセンスサーバのアドレスを受信する。ステップS152において、CPU121は、ステップS151の処理で受信したコンテンツID、アクセス情報、並びにライセンスサーバのアドレスを、一緒に送信されてきた親友ぽキャラIDに対応して、ぽキャラデータベース10に記憶する。
【0196】
次に、ステップS153において、CPU121は、ユーザがコンテンツを取得した処理に対応する課金処理を実行する。すなわち、コンテンツの対価の分の金額の決済を課金サーバ13に要求する。課金サーバ13は、この要求に基づいて、ユーザに対して課金処理を実行する。
【0197】
なお、このコンテンツの提供に対する課金処理は、ライセンス提供時に課金を行うようにすることで、省略することも可能である。コンテンツの提供に対して課金するのではなく、ライセンスの提供時に課金を行うようにすることで、ユーザは、金額の心配をせずに、コンテンツを任意の端末に、複数回、受信、記憶させることができる。従って、それだけコンテンツを効率的に配信することが可能となる。
【0198】
また、再生したい装置にコンテンツを予め記憶させておくことにより、装置が接続されている回線の容量が遅くても、高品質のコンテンツをその装置で利用することが可能となる。
【0199】
ユーザは、このようにしてコンテンツを取得しただけでは、コンテンツを利用することができない。すなわち、コンテンツを利用するには、コンテンツを利用するために必要なライセンスをさらに取得する必要がある。そこで、パーソナルコンピュータ22は、ライセンスを取得するために、図37のフローチャートに示される処理を実行する。
【0200】
この処理も図13のステップS52における選択された機能に対応する処理の1つとして実行される。
【0201】
ステップS171において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスする。ステップS172において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9にコンテンツIDに対応するライセンスの取得を要求する。このコンテンツIDは、図34のステップS132の処理で受信したコンテンツデータに含まれているものである。
【0202】
このように、ライセンスの取得を要求すると、後述するように、ぽキャラサービスサーバ9は、ライセンスサーバにアクセスし、ライセンスを取得する。そして、ライセンスを取得したとき、パーソナルコンピュータ22に対してライセンスの取得を通知してくる(後述する図38のステップS194,S195)。
【0203】
そこで、ステップS173において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてきたライセンス取得の通知を受信する。CPU221は、この通知の結果を出力部227の表示部に出力し、表示させる。これにより、ユーザは、ライセンスを取得したことを知ることができる。
【0204】
次に、図37のパーソナルコンピュータ22のライセンス取得処理に対応して実行されるぽキャラサービスサーバ9の処理について、図38のフローチャートを参照して説明する。
【0205】
ステップS191において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22からライセンス取得処理の要求(図37のステップS172の処理で出力された要求)を受信する。ステップS192において、CPU121は、ユーザはコンテンツを有しているか否かを判定する。ユーザがコンテンツを取得している場合、ぽキャラデータベース10にそのコンテンツにアクセスするためのアクセス情報が記憶されている(図36のステップS152)。そこで、このアクセス情報に基づいて、CPU121は、ユーザがコンテンツを有しているか否かを判定することができる。
【0206】
ステップS192において、ユーザがコンテンツを取得していると判定した場合、ステップS193に進み、CPU121は、コンテンツIDに対応するライセンスサーバにアクセスし、ユーザに対するライセンスの発行を要求する。図36のステップS152の処理で、ユーザがコンテンツを既に取得している場合には、そのコンテンツを利用するのにライセンスサーバのアドレスもぽキャラデータベース10に登録されている。また、そのライセンスを発行するライセンスサーバのアドレスも登録されている。
【0207】
ライセンスサーバ8は、ぽキャラサービスサーバ9からライセンスの発行を要求されると、ライセンスを発行し、ぽキャラサービスサーバ9に送信してくる(後述する図39のステップS212)。
【0208】
そこで、ステップS194において、CPU121は、ライセンスサーバ8から送信されてきた暗号鍵(暗号化されているコンテンツを復号するための鍵)とライセンスIDを、親友ぽキャラIDとコンテンツIDに対応してぽキャラデータベース10に記憶する。
【0209】
次に、ステップS195において、CPU121は、ライセンスが取得されたことをユーザ(パーソナルコンピュータ22)に通知する。
【0210】
そして、ステップS196において、CPU121は、ライセンス取得処理に対応する課金処理を実行する。すなわち、CPU121は、ライセンスに対応する対価の決済を課金サーバ13に要求する。課金サーバ13は、この要求に基づいて決済処理を実行する。
【0211】
ステップS192において、ユーザはコンテンツを有していないと判定された場合、ステップS197に進み、エラー処理が実行される。すなわち、この場合には、ユーザは、コンテンツを有していないので、ライセンスを取得する必要がない。そこで、エラー処理が実行される。具体的には、CPU121は、パーソナルコンピュータ22に対してエラーメッセージを送信する。パーソナルコンピュータ22は、ステップS173において、この場合、ライセンス取得の通知ではなく、エラーメッセージを受信することになる。
【0212】
ぽキャラサービスサーバ9からのアクセスに対応して、ライセンスサーバ8は、図39のフローチャートに示される処理を実行する。
【0213】
ステップS211において、ライセンスサーバ8のCPU121は、ぽキャラサービスサーバ9からライセンス発行の要求を受け取ったか否かを判定し、ライセンス発行の要求を受け取ったと判定したとき、ステップS212に進み、要求に含まれるコンテンツIDに対応するライセンス(暗号化されているコンテンツを復号するための暗号鍵とライセンスID)を記憶部128から読み出し、ぽキャラサービスサーバ9に送信する。
【0214】
ステップS211において、ぽキャラサービスサーバ9からライセンス発行の要求を受けていないと判定された場合、ステップS212の処理は実行されない。
【0215】
以上のようにして、ユーザは、コンテンツとライセンスを取得すると、コンテンツを使用する(再生する)ことが可能となる。
【0216】
次に、図40のフローチャートを参照して、この場合の処理について説明する。
【0217】
この場合の処理もユーザがおたち台23上に親友ぽキャラ人形161を載置して、1つの機能を選択した場合の、図13のステップS52の選択された機能に対応する処理の1つとして実行される。
【0218】
ステップS231において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスする。ステップS232において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9に対してコンテンツIDを指定して、コンテンツの再生を要求する。この要求に基づいて、ぽキャラサービスサーバ9は、ユーザがコンテンツとライセンスを取得していれば、コンテンツデータが保持されているアクセス先にアクセスしてコンテンツデータを取得する。この例の場合、パーソナルコンピュータ22に、コンテンツデータが保持されているので、ぽキャラサービスサーバ9からパーソナルコンピュータ22に、コンテンツデータの送信を要求してくる(後述する図41のステップS27)。ステップS233で、この要求を受信すると、CPU221は、指定されたアクセス先のコンテンツデータを読み出し、ぽキャラサービスサーバ9に送信する。
【0219】
ぽキャラサービスサーバ9は、受信した、暗号化されているコンテンツデータを暗号鍵を用いて復号し、復号したコンテンツデータを送信してくる(後述する図41のステップS275,ステップS276)。
【0220】
そこで、ステップS234において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてくるコンテンツデータを受信する。上述したように、このコンテンツデータは、既に復号されている。従って、パーソナルコンピュータ22は、暗号鍵を保持する必要がなく、また、その暗号鍵に基づいて復号する処理を行う必要がない。その結果、例えば、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)といった携帯性を重んじる必要性から複雑な処理を実行することが困難である携帯用の機器においても、コンテンツを再生することが容易となる。
【0221】
ステップS235において、CPU211は、ステップS234の処理で受信されたコンテンツを出力部227の表示部とスピーカから出力する。これにより、ユーザは、コンテンツを視聴することができる。
【0222】
次に、ステップS236において、CPU221は、プリペイド金額を減額する処理を実行する。この処理は、親友ぽキャラ人形161のICチップ171に対して、上述した売りぽキャラ人形181のICチップ191における場合と同様に実行される。
【0223】
ICチップ171にプリペイド金額が記憶されていない場合には、この処理は省略される。
【0224】
ステップS237において、CPU221は、減額されたプリペイド金額と再生回数を含む履歴を、ぽキャラサービスサーバ9に送信する。ぽキャラサービスサーバ9は、この履歴に基づいて、ぽキャラデータベース10を更新する(上述した図29のステップS109)。
【0225】
パーソナルコンピュータ22の図40に示されるフローチャートの処理に対応して、ぽキャラサービスサーバ9は、図28のステップS102の選択されたぽキャラの機能に対応する処理の1つとして、図41のフローチャートに示されるような処理を実行する。
【0226】
ステップS271において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22からコンテンツ再生の要求(コンテンツIDを含んでいる)を受け取るまで待機し、受け取ったとき、ステップS272において、要求を送信してきたユーザは、コンテンツIDに対応するライセンスを取得しているか否かを判定する。この判定は、パーソナルコンピュータ22から送信されてくる要求に含まれるコンテンツIDに対応して、ライセンスIDがぽキャラデータベース10に登録されているか否かから判定することができる。もちろん、この場合、ぽキャラIDとユーザIDの少なくとも一方は、図12のステップS43の処理で、パーソナルコンピュータ22から送信され、図28のステップS91の処理で、ぽキャラサービスサーバ9に、既に受信されている。
【0227】
ユーザがコンテンツIDに対応するライセンスを取得している場合には、ステップS273に進み、CPU121は、ステップS273において、アクセス情報に基づいて、コンテンツデータを保持するソースにアクセスする。図34を参照して説明したように、親友ぽキャラを利用してコンテンツデータを取得し、内蔵する記憶部にそのコンテンツデータを記録したとき、その装置(いまの場合、パーソナルコンピュータ22)は、そのコンテンツデータにアクセスするためのアクセス情報をぽキャラサービスサーバ9に送信し(図34のステップS134)、ぽキャラサービスサーバ9は、このアクセス情報を、ぽキャラデータベース10に登録している(図36のステップS152)。従って、CPU121は、このアクセス情報に基づいて、コンテンツデータを取得することができる。具体的には、いまの場合、CPU121は、パーソナルコンピュータ22にアクセスし、記憶部228に記憶されているコンテンツデータの読み出しを要求する。
【0228】
この要求に基づいて、パーソナルコンピュータ22は、コンテンツデータをぽキャラサービスサーバ9から指定された位置(アクセス先情報で指定される記憶部228)から読み出し、送信してくる(図40のステップS233)。そこで、CPU121は、ステップS274において、コンテンツデータを保持する装置から送信されてくるコンテンツデータを受信する。いまの場合、CPU121は、パーソナルコンピュータ22が送信してくるコンテンツデータを受信する(もちろん、アクセスしてきたパーソナルコンピュータ22以外の装置にコンテンツデータが保持されている場合には、その装置にアクセスし、コンテンツデータが受信される)。
【0229】
ステップS275において、CPU121は、パーソナルコンピュータ22から送信されてきたコンテンツデータを、暗号鍵を用いて復号する。この暗号鍵は、そのコンテンツを再生するために必要なライセンスの1つとして取得され、ぽキャラデータベース10に記憶されているものである(図38のステップS194)。
【0230】
次に、ステップS276において、CPU121は、ステップS275の処理で復号したコンテンツを、アクセスしてきたパーソナルコンピュータ22(親友ぽキャラのキャラクタ311が現在位置する装置)に送信する。上述したように、このコンテンツデータがパーソナルコンピュータ22において受信され、出力される(図40のステップS234,S235)。
【0231】
このように、暗号鍵をぽキャラサービスサーバ9に記憶させるようにすれば、暗号鍵が外部に出ることがなくなるので、暗号鍵が盗まれる恐れが少なくなる。その結果、暗号化コンテンツの解読が困難となり、セキュリティが向上する。
【0232】
その後、パーソナルコンピュータ22からコンテンツ再生が終了したタイミングで履歴情報が送信されてくる(図40のステップS237)。そこで、ステップS278において、CPU128は、パーソナルコンピュータ22から送信されてきた履歴を受信し、その履歴に基づいて、ぽキャラデータベース10の情報を更新する。この履歴には、コンテンツの再生回数、減額された後のプリペイド金額などが含まれている。
【0233】
ステップS272において、要求を送信してきたユーザがコンテンツIDに対するライセンスを取得していないと判定された場合には、ステップS278に進み、CPU121は、エラー処理を実行する(すなわち、この場合、エラーメッセージがパーソナルコンピュータ22に送信される)。パーソナルコンピュータ22は、ステップS234でコンテンツの代わりに、このエラーメッセージを受信し、これを出力部227に出力し、表示させる。
【0234】
なお、以上においては、ぽキャラサービスサーバ9が暗号化されているコンテンツデータを復号するようにしたが、ぽキャラサービスサーバ9からパーソナルコンピュータ22に対して鍵を送信し、パーソナルコンピュータ22において、コンテンツデータを復号させるようにしてもよい。
【0235】
このように、ユーザのエージェントとして機能する親友ぽキャラを介してコンテンツサーバから暗号化コンテンツを自由にダウンロードすることができ、また親友ぽキャラを介して、その暗号化コンテンツを自由にコピーすることが可能である。コピーが行われた場合、その格納場所がぽキャラデータベース10に登録される。親友ぽキャラは、再生が指示されると、ぽキャラデータベース10に登録されている格納場所を参照して、そのコンテンツをユーザに提供する。従って、ユーザは、そのコンテンツを視聴したり、さらに他の装置にコピーしたり、ストリーミングで再生することが可能となる。ただし再生には、常に親友ぽキャラが必要となる。
【0236】
なお、コンテンツのコピーや再生の度にコンテンツを異なる鍵で暗号化するようにすることで、鍵が盗まれたとしても、それに基づく被害を最小限に抑えることができる。これにより、セキュリティを向上させることができる。
【0237】
ぽキャラサービスサーバ9に対するログインは、親友ぽキャラ人形161をおたち台上に載置する以外に、ユーザに対して割り当てられたIDとパスワードを入力することで行うことも可能とされている。その結果、第三者がIDとパスワードを盗んで、真のユーザになりすましてぽキャラサービスサーバ9に対してアクセスする場合がある。このような場合、真のユーザが(親友ぽキャラ人形161を保持するユーザが)、親友ぽキャラ人形161を利用してネットワーク上の所定の装置からぽキャラサービスサーバ9に対してログインしている場合には、ぽキャラサービスサーバ9は、後からログインしてきたユーザに対して、親友ぽキャラ人形161のキャラクタのシルエット(黒い影)だけを表示させることで、その時点において、親友ぽキャラのキャラクタが、他の装置で使用中であることをユーザに知らしめる。すなわち、ぽキャラサービスサーバ9に対するアクセスは、排他的なものであることを、ユーザは直感的に理解させることができる。
【0238】
その結果、親友ぽキャラを利用したコンテンツ再生も、ネットワーク上の1台の装置でしか行うことができないことになり、ユーザは、DRM(Digital Right Management)を意識せずとも、コンテンツの著作権を守ることができることになる。
【0239】
親友ぽキャラ人形161のICチップ171にプリペイド金額(または再生回数)が記憶されており、コンテンツを再生する度に、そのプリペイド金額(または再生回数)が減算されていくような場合、次に、プリペイド金額(または再生回数)が0となったとき、ユーザは、以後、コンテンツを再生(使用)することができなくなる。そこで、このような場合、ユーザは、所定の金額をさらに追加的に支払うことで、コンテンツを再び再生することができるようになる。この場合の処理について、図42と図43のフローチャートを参照して説明する。
【0240】
図42のフローチャートの処理は、ユーザが親友ぽキャラ人形161をおたち台23上に載置して、1つの機能を選択した場合における図13のステップS52の選択された機能に対応する処理の1つとして実行される。
【0241】
ステップS301において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9に対してプリペイド金額(または最大使用可能回数)の更新を要求する。この要求に基づいて、ぽキャラサービスサーバ9は、プリペイド金額(または最大使用可能回数)に対応する課金処理を行った後、プリペイド金額(または最大使用可能回数)をパーソナルコンピュータ22に送信してくる(後述する図43のステップS322乃至ステップS326)。そこで、ステップS302において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてきたプリペイド金額(または最大使用可能回数)を受信する。ステップS303において、CPU221は、受信したプリペイド金額(または最大使用可能回数)をリーダライタ241を介してICチップ171に記憶されているプリペイド金額(または最大使用可能回数)に加算する。
【0242】
このようにして、以後、ユーザは、再びプリペイド金額(または最大使用可能回数)の範囲内において、再びコンテンツを再生することが可能となる。
【0243】
ぽキャラサービスサーバ9は、図42のフローチャートに示されるパーソナルコンピュータ22の処理に対応して、図43のフローチャートに示される処理を実行する。
【0244】
すなわち、この処理は、図28のステップS102の選択されたぽキャラの機能に対応する処理の1つとして実行される。
【0245】
ステップS321において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22からプリペイド金額(または最大使用可能回数)更新の要求を受け取るまで待機し、受け取ったとき、ステップS322において、要求を送信してきたユーザ(親友ぽキャラのキャラクタ311に対応するユーザ)は、クレジットカードを使用しているか否かを判定する。この判定は、ぽキャラデータベース10に登録されているユーザ情報から判定することができる。
【0246】
ユーザがクレジットカードを有している場合には、ステップS323に進み、CPU121は、ユーザの要求からプリペイド金額(または最大使用可能回数)を抽出する。ステップS325において、CPU121は、ステップS323の処理で抽出したプリペイド金額(または最大使用可能回数)に対応する金額は、決済可能な金額であるか否かを判定する。すなわち、クレジットカードにより決済可能な金額であるか否かがここで判定される。予め設定されている基準の金額以上の金額は、決済不能と判定される。
【0247】
プリペイド金額に対応する金額が決済可能な金額である場合には、ステップS325に進み、CPU121は、その金額に対する決済処理を実行する。すなわち、このとき、CPU121は、課金サーバ13にプリペイド金額に対応する課金処理を要求する。課金サーバ13は、この要求に対応して、そのユーザのクレジットカード番号に基づいて、プリペイド金額の引き落としの処理を実行する。
【0248】
もちろん、このような処理は、クレジットカードではなく、銀行口座からの引き落としの処理として実行することも可能である。
【0249】
ステップS326において、CPU121は、プリペイド金額(または最大使用可能回数)を、パーソナルコンピュータ22に送信する。上述したように、パーソナルコンピュータ22は、これを受信すると、親友ぽキャラ人形161のICチップ171のプリペイド金額(または最大使用可能回数)を更新する(図42のステップS303)。
【0250】
次に、ステップS327に進み、CPU121は、ユーザの履歴を更新する。すなわち、ユーザがそのとき保持するプリペイド金額(または最大使用可能回数)がぽキャラデータベース10に登録される。
【0251】
ステップS322において、ユーザがクレジットカードを有していないと判定された場合、またはステップS324において、プリペイド金額が決済可能な金額ではないと判定された場合、ステップS328に進み、CPU128は、エラー処理を実行する。すなわち、このとき、CPU121は、プリペイド金額を更新することができない旨のメッセージをパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0252】
パーソナルコンピュータ22は、図42のステップS302において、プリペイド金額の代わりにこのメッセージを受信する。そして、このメッセージが出力部227の表示部に表示される。ユーザは、これによりプリペイド金額の更新ができなかったことを知ることができる。
【0253】
なお、このようなプリペイド金額を増額(更新)する処理は、売りぽキャラ人形181のICチップ191に記憶されているプリペイド金額に対して行うようにすることも可能である。
【0254】
売りぽキャラ人形181のICチップ191に記憶されているプリペイド金額の更新処理を行う場合、親友ぽキャラから入金させるようにすることも可能である。このようにすれば、課金決済が、親友ぽキャラに一本化されるので便利となる。
【0255】
この場合、例えばユーザは、売りぽキャラ人形161をおたち台上23に載置することで、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスする。そして、ぽキャラサービスサーバ9は、メニューを表示させた後、そのメニューの中から、例えば「売りぽキャラ人形に入金(クーポン購入)」の項目を選択させる。この選択が行われたとき、ぽキャラサービスサーバ9は、例えば「入金したいぽキャラ人形をおたち台に載せてください」のようなメッセージをパーソナルコンピュータ22に表示させる。ユーザは、このメッセージに従って、おたち台に載置されている親友ぽキャラ人形161を取り外し、代わりに売りぽキャラ人形181を載置する。但し、この場合、ぽキャラサービスサーバ9は、対応する装置からのアクセス(接続)をそのまま継続させる。
【0256】
ぽキャラサービスサーバ9(またはコンテンツサーバ6)は、売りぽキャラ人形181のICチップ191に対するプリペイド金額の更新処理を行った後、再び、例えば「親友ぽキャラ人形をおたち台に載せてください」のようなメッセージをパーソナルコンピュータ22に表示させる。ユーザが、このメッセージに従って親友ぽキャラ人形161をおたち台23上に載置したとき、ぽキャラサービスサーバ9は、売りぽキャラ人形181のICチップ191に対して行ったプリペイド金額の更新処理に対応する課金処理を、親友ぽキャラ人形161に基づいて実行する。
【0257】
あるいはまた、売りぽキャラ人形181によりコンテンツを再生することができなかった場合において、ぽキャラサービスサーバ9は、「入金(クーポン購入)しますか」のようなメッセージをパーソナルコンピュータ22に表示させ、「OK」ボタンが操作されたとき、親友ぽキャラ人形161と入れ替える操作を促すメッセージをさらに表示させ、売りぽキャラ人形181に代えて、親友ぽキャラ人形161がおたち台23上に載置されたとき、課金処理を実行させる。その後、再び親友ぽキャラ人形161に代えて、売りぽキャラ人形181をおたち台23上に載置させる操作を促すメッセージが表示される。ユーザは、このメッセージに従って、売りぽキャラ人形181をおたち台23上に載置する。このとき、プリペイド金額の更新処理が行われ、コンテンツ再生が再び可能な状態となる。
【0258】
次に、親友ぽキャラを利用して、所定の端末に保存されたコンテンツを、その端末で再生する他の処理例について、図44のフローチャートを参照して説明する。
【0259】
なお、コンテンツは、例えば、上述した図34のフローチャートに示される処理により、端末としてのパーソナルコンピュータ22の記憶部228にすでに記憶されているものとする。
【0260】
ステップS401において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、保存されているコンテンツのタイトル(名称)を、出力部227を構成する表示部に表示させる。ユーザは、入力部226を操作することで、表示されたタイトルの中から、所定のコンテンツを再生対象として指定する。そこで、CPU221は、ステップS402において、入力部226の入力に基づいて、ユーザが指定したコンテンツを選択する。
【0261】
ステップS403において、CPU221は、ステップS402の処理で選択されたコンテンツのコンテンツIDを通信部229を制御して、ぽキャラサービスサーバ9へ送信させる。図45を参照して後述するように、ぽキャラサービスサーバ9は、このコンテンツIDに対応して、エラー情報(ステップS425)または暗号鍵(ステップS424)を送信してくる。
【0262】
そこで、ステップS404において、CPU221は、エラー情報を受信したか否かを判定し、エラー情報を受信したと判定した場合には、ステップS409に進み、エラー処理を実行する。
【0263】
これに対して、エラー情報を受信していないと判定した場合、ステップS405に進み、CPU221は、課金処理に必要な課金情報をユーザの入力に基づいて取得し、課金情報をぽキャラサービスサーバ9に送信する。
【0264】
ステップS406において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9が送信してきた暗号鍵(ステップS424の処理で送信された暗号鍵)を受信する。ステップS407において、CPU221は、ステップS406の処理で受信した暗号鍵を用いて、ステップS402の処理で選択されたコンテンツ(暗号化されている)を復号する。ステップS408において、CPU221は、ステップS407の処理で復号したコンテンツを出力部227から出力させる。
【0265】
図44の以上の処理に対応して、ぽキャラサービスサーバ9は、図45のフローチャートに示される処理を実行する。
【0266】
ステップS421において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22から送信されてきた(ステップS403の処理で送信された)コンテンツIDを受信する。ステップS422において、CPU121は、ステップS421で受信したコンテンツIDに対応したライセンスを、ユーザが取得しているか否かを判定する。図31を参照して説明したように、親友ぽキャラのぽキャラ情報として、コンテンツ情報としてコンテンツIDが、またライセンス情報として、ライセンスIDが登録されている。CPU121は、受信したコンテンツIDに対応してライセンスIDが登録されているか否かを、図31のぽキャラ情報に基づいて判定する。
【0267】
ステップS422において、コンテンツIDに対応したライセンスが取得されていると判定された場合、ステップS423に進み、CPU121は、パーソナルコンピュータ22がステップS405の処理で送信してきた課金情報を受信し、課金処理を行う。ステップS424において、CPU121は、ライセンスIDに対応する暗号鍵を読み出し、再生端末(いまの場合、パーソナルコンピュータ22)に送信する。この暗号鍵が上述したように、パーソナルコンピュータ22において、ステップS406で受信される。
【0268】
ステップS422において、コンテンツIDに対応してライセンスが取得されていないと判定された場合には、ステップS425に進み、CPU121は、エラー処理を実行する。そして、CPU121は、エラー情報をパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0269】
次に、コンテンツを保存していない端末がコンテンツを再生する場合の処理について、図46のフローチャートを参照して説明する。
【0270】
なお、いま、例えば、パーソナルコンピュータ26にコンテンツが登録されており、このコンテンツをパーソナルコンピュータ22が再生するものとする。
【0271】
ステップS441において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスし、ぽキャラデータベース10に登録されている各コンテンツのアクセス情報を受信する。上述したように、ぽキャラデータベース10には、コンテンツのアクセス先(コンテンツを保持している装置)としてのアクセス情報が登録されており、CPU221は、これをぽキャラサービスサーバ9から受信する。
【0272】
ステップS442において、CPU221は、受信したアクセス情報に基づいて、暗号化コンテンツとそれが保存されている端末のリストを、出力部227に表示する。ユーザは、入力部226を操作することで、表示されているコンテンツの中から所定のコンテンツを選択する。そこで、ステップS443において、CPU221は、入力部226からの入力に基づいて、コンテンツを選択し、選択されたコンテンツのアクセス情報からアクセス先を決定する。
【0273】
ステップS444において、CPU221は、ステップS443の処理で決定したアクセス先へ、通信部229を制御して、直接接続する処理を実行する。いまの場合、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、コンテンツを格納しているパーソナルコンピュータ26にアクセスする。
【0274】
ステップS445において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9に対して、ステップS443において決定された(選択された)コンテンツのコンテンツIDを送信する。ぽキャラサービスサーバ9は、後述するように、コンテンツIDに対応する暗号鍵を送信してくる(後述する図48のステップS493)。
【0275】
そこで、ステップS446において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてくる暗号鍵を受信する。ステップS447において、CPU221は、コンテンツ提供端末(いまの場合、パーソナルコンピュータ26)にコンテンツIDを送信する。
【0276】
ステップS448において、CPU221は、コンテンツを保存するか否かを判定する。この判定は、ユーザからの入力に基づいて行われる。
【0277】
コンテンツを保存する場合、ステップS449に進み、CPU221は、パーソナルコンピュータ26から送信されてきた暗号化されているコンテンツを受信すると、これを記憶部228に保存する。
【0278】
ステップS450において、CPU221は、アクセス情報の更新情報を、ぽキャラサービスサーバ9に送信する。すなわち、いま、コンテンツが、パーソナルコンピュータ26からパーソナルコンピュータ22に転送されたので、そのコンテンツに対するアクセス先が以後、パーソナルコンピュータ22とされるように(そのコンテンツを保持している端末は、パーソナルコンピュータ22であるとされるように)、アクセス先がぽキャラサービスサーバ9に送信される。
【0279】
ステップS451において、CPU221は、記憶部228に記憶された暗号化されているコンテンツを、ステップS446の処理で受信した暗号鍵を用いて復号し、再生する。再生出力は、出力部227から出力される。
【0280】
ステップS448において、コンテンツを保存しないと判定された場合には、ステップS452において、CPU221は、暗号鍵を用いて、コンテンツを復号しながら、出力部227からストリーミング再生する。
【0281】
以上の図46のフローチャートに示されるパーソナルコンピュータ22の処理に対応して、パーソナルコンピュータ22に対して、コンテンツを提供するパーソナルコンピュータ26は、図47のフローチャートに示される処理を実行する。
【0282】
最初に、ステップS471において、パーソナルコンピュータ26のCPU221は、ぽキャラデーモンを起動する。ステップS472において、ぽキャラデーモンは、他の端末からアクセスを受けるまで待機し、他の端末からアクセスを受けた場合(いまの場合、パーソナルコンピュータ22からアクセスを受けた場合)、ステップS473に進み、再生端末からコンテンツIDを受信する。いまの場合、ステップS447の処理でパーソナルコンピュータ22が送信したコンテンツIDが受信される。ステップS474において、パーソナルコンピュータ26のCPU221は、接続元へ暗号化コンテンツを送信する。いまの場合、パーソナルコンピュータ22に暗号化コンテンツが送信される。
【0283】
上述したように、この暗号化コンテンツがパーソナルコンピュータ22において、ステップS449で保存されるか、ステップS452において、復号しながら、ストリーミング再生されることになる。
【0284】
図46のパーソナルコンピュータ22の処理に対応して実行されるぽキャラサービスサーバ9の処理について、図48を参照して説明する。
【0285】
ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、ステップS491において、再生端末へアクセス情報を送信する。すなわち、CPU121は、ぽキャラデータベース10に登録されているアクセス情報を読み出し、これをパーソナルコンピュータ22に送信する。パーソナルコンピュータ22は、上述したように、このアクセス情報をステップS441の処理で受信する。
【0286】
ステップS492において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、再生端末(いまの場合、パーソナルコンピュータ22)からコンテンツIDを受信する。このコンテンツIDは、図46のステップS445の処理で、パーソナルコンピュータ22から送信されたものである。
【0287】
ステップS493において、CPU121は、再生端末からアクセス情報の更新情報を受信する。この更新情報は、図46のステップS450において、パーソナルコンピュータ22から送信されたものである。
【0288】
ステップS495において、CPU121は、ステップS494の処理で受信したアクセス情報をぽキャラデータベース10に登録(更新)する。このようにして、コンテンツが移動されたので、いままでパーソナルコンピュータ26がアクセス先として登録されていたコンテンツのアクセス先が、パーソナルコンピュータ22に変更されることになる。
【0289】
次に、図49のフローチャートを参照して、暗号化コンテンツを他の装置にコピーする処理について説明する。例えば、パーソナルコンピュータ26が保持するコンテンツを、パーソナルコンピュータ52にコピーするものとする。
【0290】
ステップS511において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9からアクセス情報を受信する。ステップS512において、CPU221は、ステップS511の処理で受信したアクセス情報に基づいて、暗号化コンテンツとそれが保存された端末のリストを、出力部227に出力し、表示させる。
【0291】
ユーザは、この表示を見て、コピー元とコピー先を、入力部226を操作することで指定する。
【0292】
そこで、ステップS513において、CPU221は、入力部226からの入力に基づいて、コピーする暗号化コンテンツを選択するとともに、コピー元としてパーソナルコンピュータ26を、また、コピーとしてパーソナルコンピュータ52を、それぞれ選択する。ステップS514において、CPU221は、コピー元またはコピー先にコピーを通知する。いまの場合、コピー元は、パーソナルコンピュータ26であり、コピー先は、パーソナルコンピュータ52であるので、それぞれにコピーの通知が行われる。
【0293】
この通知に基づいて、図50と図51のフローチャートを参照して後述するように、コピー元からコピー先にコンテンツが転送され、コピーされる。
【0294】
ステップS515において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、コピー元またはコピー先からの通知に基づいて、コピーが正常に終了したか否かを判定する。正常に終了した場合には、ステップS516に進み、CPU221は、アクセス情報を更新する。すなわち、この場合、コンテンツが両方に格納されたことになるので、アクセス先として、パーソナルコンピュータ26とパーソナルコンピュータ52の両方が登録される。
【0295】
ステップS515において、コピーが正常終了しなかったと判定された場合、ステップS517に進み、CPU221は、エラー処理を実行する。
【0296】
次に、図50のフローチャートを参照して、コピー元の処理について説明する。いまの場合、この処理は、パーソナルコンピュータ26により実行されることになる。
【0297】
ステップS531において、パーソナルコンピュータ26のCPU221は、パーソナルコンピュータ22からステップS514の処理で発行されたコピーの通知(コピー要求)を受信する。ステップS532において、パーソナルコンピュータ26のCPU221は、記憶部228に記憶されているコンテンツを読み出し、ステップS533において、そのコンテンツを通信部229からパーソナルコンピュータ52に送信させる。送信が正常に終了したとき、CPU221は、その旨をパーソナルコンピュータ22に通知する。
【0298】
図51は、コピー元の処理に対応して実行されるコピー先の処理を表している。いまの場合、このコピー先の処理は、パーソナルコンピュータ52により実行される。
【0299】
パーソナルコンピュータ52は、ステップS551において、パーソナルコンピュータ22がステップS514の処理で発行したコピーの通知(コピー要求)を受信する。ステップS552において、パーソナルコンピュータ52のCPU221は、コピー元としてのパーソナルコンピュータ26が、ステップS33の処理で送信したコンテンツを受信する。ステップS563において、パーソナルコンピュータ52のCPU221は、ステップS552の処理で受信したコンテンツを記憶部228に記録する。受信が正常に終了したとき、CPU221は、その旨を、パーソナルコンピュータ22に通知する。
【0300】
以上においては、ユーザが、部屋31のパーソナルコンピュータ22に接続されているおたち台23上に、親友ぽキャラ人形161または売りぽキャラ人形181を載置することで、各種の処理を実行するようにしたが、ユーザは、使用したい機器に接続されているおたち台上にぽキャラ人形を載置すればよい。例えば、親友ぽキャラのキャラクタ311に対応して、テレビジョン受像機を制御する機能が付加されている場合、ユーザは、親友ぽキャラ人形161を部屋32に配置されているテレビジョン受像機24に接続されているおたち台25上に載置することで、テレビジョン受像機24を制御することができる。
【0301】
また、例えば、おたち台23上に親友ぽキャラ人形161を載置して、パーソナルコンピュータ22に記録したコンテンツを、部屋33上において使用することも可能である。この場合、ユーザは、部屋33のパーソナルコンピュータ26に接続されているおたち台27上に、親友ぽキャラ人形161を載置する。このとき、パーソナルコンピュータ26からアクセスを受けたぽキャラサービスサーバ9は、パーソナルコンピュータ22に記録されているコンテンツデータを読み出し、復号し、パーソナルコンピュータ26に送信してくる。従って、ユーザは、任意の位置で(使用したいと思う機器に接続されているおたち台に親友ぽキャラ人形161を載置することで)、コンテンツを使用することができる。
【0302】
例えば、ユーザは、親友ぽキャラ人形161を職場5に持って行き、職場5に配置されているパーソナルコンピュータ52に接続されているおたち台53上に載置すれば、パーソナルコンピュータ52がLAN51からISP4を介してインターネット1に接続し、インターネット1から、さらにぽキャラサービスサーバ9に接続する。従って、ユーザは、例えば、自宅宛に送信されてきたメールも職場5で確認することができる。もちろん、職場5からメールを出すことも可能である。
【0303】
以上のようにして、ユーザは、親友ぽキャラ人形161を携帯して使用したいと思う装置に接続されているおたち台に親友ぽキャラ人形161を載置することで、その装置からエージェントして機能する親友ぽキャラに関するサービスの提供を受けることが可能となる。その装置は、例えば、図1に示される携帯電話機61とすることも可能である。
【0304】
但し、携帯電話機61には、おたち台は接続されず、携帯電話機61は、リーダライタを内蔵している。従って、ユーザは、親友ぽキャラ人形161を携帯電話機61に近接配置することで(接触させることで)、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスすることができる。
【0305】
携帯電話機61の場合、おたち台が存在しないため、親友ぽキャラ人形161をお立ち台上に常に載置しておくということができない。このため、携帯電話機61から、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスする場合には、携帯電話機61に対して、親友ぽキャラ人形161が近接配置されたとき、ぽキャラサービスサーバ9にアクセス(ログイン)が行われ、その後、親友ぽキャラ人形161が携帯電話機61から離されたとしても、ぽキャラサービスサーバ9に対するアクセス(接続)はそのまま継続される。
【0306】
ユーザは、ログアウトするとき、携帯電話機61のボタンなどを適宜操作することでメニューを表示させ、そのメニューの中からログアウトの項目を選択し、ログアウトを指令する。この操作が行われたとき、ログアウトが実行される。
【0307】
売りぽキャラ人形181を使用する場合にも同様に、ユーザは、売りぽキャラ人形181を携帯電話機61の近傍に配置する(接触させる)。この場合においても、一旦アクセス(ログイン)が行われると、そのアクセス(接続)は、以後、メニューからログアウトをユーザが指示するまで継続される。
【0308】
携帯電話機61に内蔵されるCPUは、一般的に、パーソナルコンピュータなどに内蔵されるCPUに比べて、その能力が低いので、親友ぽキャラあるいは売りぽキャラのキャラクタを表示させる場合の解像度、色数、ポリゴン数、コマ数などは、パーソナルコンピュータなどに表示させる場合に比べて、簡易なフォーマットのものに変更される。
【0309】
ぽキャラデータは、例えば、XMLベースのデータで表現することが可能である。この他、Java(登録商標)を用いてキャラクタを表示させるようにすることも可能である。また、iモードを利用することも可能である。
【0310】
携帯電話機61とともに、親友ぽキャラ人形161を携帯するとすると、親友ぽキャラ人形161が、余りに大きすぎると携帯に不便となる。そこで、親友ぽキャラ人形161を、例えばキーホルダーにより保持することができるキー(鍵)程度の大きさにし、例えば、携帯電話機61のストラップに、アクセサリのようにして吊り下げるようにすることができる。
【0311】
ICチップは、小さくすることが可能であるので、親友ぽキャラ人形161を携帯電話機61のストラップに吊り下げることができる程度の大きさにすることは可能である。
【0312】
携帯電話機の他、PDA、デジタルスチルカメラ、カムコーダ、ビデオテープレコーダ、DVDレコーダ、ハードディスクレコーダ、カーナビゲーション装置、コンピュータゲーム機器といった各種の装置から、ぽキャラサービスサーバ9に対してアクセスできるようにすることもできる。
【0313】
以上においては、主としてコンテンツを利用する場合について説明したが、エージェントとして機能する親友ぽキャラは、図31を参照して説明した一押し情報を生成するために、ユーザの嗜好を分析し、ユーザからの指示がなくても、ユーザの好むコンテンツをインターネット1に接続されている各種のサーバから取得する。従って、ユーザは、親友ぽキャラを介して、この一押し情報を見ることができる。親友ぽキャラは、一押し情報の閲覧が指令されたとき、それまでに検索されたコンテンツを紹介する売りぽキャラを表示させる。ユーザは、この売りぽキャラを介して一押し情報として、それまでに取得されたコンテンツの提示を受けることができる。すなわち、この場合には、売りぽキャラ人形181を介させずに、売りぽキャラが表示されることになる。
【0314】
ユーザが、売りぽキャラのポータルサイトにアクセスする場合にも同様である。これらの場合において、課金は、売りぽキャラではなく、親友ぽキャラを介して行われることになる。
【0315】
さらに、売りぽキャラのぽキャラIDをブックマークして、例えば、図31を参照して説明したお気に入り情報として登録しておけば、その売りぽキャラのURLに、迅速にアクセスすることが可能となる。
【0316】
また、以上においては、親友ぽキャラ人形161および売りぽキャラ人形181を人形の形態としたが、動物、建造物、その他のオブジェクトとすることが可能である。
【0317】
さらに、売りぽキャラ人形の変形例として、例えば、コンパクトディスク(CD)や、DVD(Digital Versatile Disc)のジャケットをオブジェクトとして利用することが可能である。
【0318】
この場合、そのジャケット(オブジェクト)にICチップが内蔵される。従って、そのジャケットをおたち台上に載置すると、そのジャケットに対応する売りぽキャラのキャラクタがおたち台に接続されている装置に表示されることになる。この場合の売りぽキャラは、例えば、そのジャケットがCDのジャケットである場合、そのCDに収録されているコンテンツとしての歌を歌っている歌手のキャラクタとされる。
【0319】
この売りぽキャラのキャラクタは、ユーザと疑似的に会話をしたり、対応する歌手のホームページを紹介する処理を行う。
【0320】
あるいはまた、売りぽキャラは、そのジャケットに収容されているICチップに記録されているクーポンに基づいて、その歌手の最新の歌(コンテンツ)をユーザに試聴させる。また、このICチップには、そのCDに記録されているコンテンツに関する解説や、歌手のプロモーション情報なども記憶されており、売りぽキャラは、これを紹介する。
【0321】
あるいはまた、そのジャケットがDVDのジャケットであるような場合、そのDVDに収録されている映画の主人公のキャラクタが売りぽキャラとして登場する。そのジャケットのICチップには、その映画に関する製作過程の詳しい情報、クーポンなどが記憶されており、売りぽキャラは、そのクーポンに基づいて、映画に関係するグッズを販売する処理を行う。
【0322】
オブジェクトにユーザ識別情報を保持させ、そのオブジェクトに対応する画像を表示部に表示させるようにすることで、ユーザに自分自身のオブジェクトの関係を直感的に認識させることができ、他のユーザのオブジェクトを誤って使用してしまうようなことを抑制することが可能となる。
【0323】
ユーザ識別情報を管理し、他の情報処理装置から送信されてきたユーザ識別情報を受信した場合、受信されたユーザ識別情報を管理されているユーザ識別情報に基づいて認証し、その認証結果に基づいて、他の情報処理装置がユーザ識別情報に対応する画像を表示するのに必要な表示情報を、ネットワークを介して送信するようにすることで、他の情報処理装置を使用するユーザを、簡単かつ確実に、識別させることが可能となる。
【0324】
取得したユーザ識別情報を、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信し、他の情報処理装置からそのユーザ識別情報に基づいて、認証された結果を受信し、その認証の結果に基づいて、ユーザ識別情報に対応する画像を表示するように制御することで、ユーザに、自分自身を確実に認証させることが可能となる。
【0325】
人形にメモリを内蔵させ、そのメモリにユーザ識別情報を記憶させ、かつ人形の形状を、表示される画像に対応する形状にすることで、ユーザにその人形を用いて、確実に認証処理を行わせることが可能となる。
【0326】
オブジェクト識別情報を記憶するオブジェクトを配布し、ネットワークを介してオブジェクト識別情報を受信した場合、オブジェクト識別情報に対応するコンテンツ識別情報を得て、コンテンツ識別情報に対応するコンテンツをネットワークを介して送信するようにすることで、コンテンツをより効果的に、各ユーザに配布することが可能なシステムを実現することが可能となる。
【0327】
第2の他の情報処理装置が送信してくるオブジェクト識別情報に基づく通知を、ネットワークを介して第1の情報処理装置に送信し、第2の他の情報処理装置のユーザに課金処理を行うようにすることで、コンテンツを安全に、各ユーザに提供するとともに、提供したコンテンツに対する対価を、確実に回収することが可能となる。
【0328】
オブジェクトに記憶されているコンテンツ識別情報を取得し、ネットワークを介して、他の情報処理装置にコンテンツ識別情報を送信し、対応するコンテンツを受信し、受信したコンテンツを出力するようにすることで、オブジェクトを取得するだけで、対応するコンテンツを確実に利用することが可能となる。
【0329】
人形が保持するメモリに、人形識別情報を記憶させるとともに、その人形の形状を、コンテンツに関係する画像に対応するようにすることで、ユーザにコンテンツを効果的に配布することが可能となる。
【0330】
オブジェクトが保持するメモリにコンテンツ識別情報を記憶させるとともに、そのオブジェクトに、コンテンツに関係する画像に対応する特徴を保持させることで、ユーザにコンテンツを、より楽しんで使用させることが可能となる。
【0331】
上述したように、ユーザは、親友ぽキャラまたは売りぽキャラを利用して、音楽データや映像データなどのコンテンツを利用したり、或いは、各種のサービスを利用することができる。
【0332】
また、本発明を適用した情報処理システムにおいては、ユーザは、オーナの感性に基づいて選択された(セレクトされた)売りぽキャラを提供する、ネットワーク上の仮想のセレクトショップにアクセスして、そこで選択した好みの売りぽキャラによるコンテンツやサービスの提供を受けることができる。
【0333】
図52は、セレクトショップを介して売りぽキャラが提供される、本発明を適用した情報処理システムの概念を示す図である。
【0334】
例えば、インターネット1に接続されているパーソナルコンピュータのユーザがオーナーとなり、ぽキャラサービスサーバ9により管理される所定のサイトに、そのオーナーにより選択された売りぽキャラが提供されるセレクトショップが開設される。
【0335】
それぞれのセレクトショップに用意される売りぽキャラの画像は、図1のぽキャラデータベース10の所定の領域に記憶されている、その売りぽキャラの各種の情報(ぽキャラID、売りぽキャラのキャラクタの画像データ、売りぽキャラにより提供されるコンテンツに関する情報、或いは、売りぽキャラの提供者に関する情報)にリンクされており、セレクトショップを訪れたユーザは、そこに用意されている売りぽキャラを指定することで、指定した売りぽキャラを、自らが操作する機器に呼び出すことができる。
【0336】
図52の例においては、「占い」サービスを提供する売りぽキャラが選択され、用意されているセレクトショップ1、「旅行情報」を提供する売りぽキャラが選択され、用意されているセレクトショップ2、および、「音楽コンテンツ」を提供する売りぽキャラが選択され、用意されているセレクトショップ3が図示されている。それぞれのセレクトショップに用意されている売りぽキャラは、それぞれのショップのオーナーにより選択されたものである。
【0337】
具体的には、セレクトショップ1には、「占星術」による占いを提供する売りぽキャラ、「ストーンパワー」による占いを提供する売りぽキャラ、「ラエリアンパワー」による占いを提供する売りぽキャラ、および、「動物占い」による占いを提供する売りぽキャラが、セレクトショップ1のオーナーにより選択され、用意されている(以下、適宜、占いを提供する売りぽキャラを占いぽキャラと称する)。
【0338】
また、一点鎖線で示されるように、セレクトショップ1に用意されている「占星術」による占いを提供する売りぽキャラが(売りぽキャラの画像が)ぽキャラデータベース10の領域Dにリンクされ、「ストーンパワー」による占いを提供する売りぽキャラが領域Gにリンクされている。ぽキャラデータベース10の領域Dには、売りぽキャラが「占星術」による占いを提供するために必要な情報が記憶され、領域Gには、売りぽキャラが「ストーンパワー」による占いを提供するために必要な情報が記憶されている。
【0339】
同様に、一点鎖線で示されるように、セレクトショップ1に用意されている「ラエリアンパワー」による占いを提供する売りぽキャラがぽキャラデータベース10の領域Lにリンクされ、「動物占い」による占いを提供する売りぽキャラが領域Vにリンクされている。ぽキャラデータベース10の領域Lには、売りぽキャラが「ラエリアンパワー」による占いを提供するために必要な情報が記憶され、領域Vには、売りぽキャラが「動物占い」による占いを提供するために必要な情報が記憶されている。
【0340】
例えば、パーソナルコンピュータ52のユーザは、図20に示される画面において、所定の操作を行い、ぽキャラサービスサーバ9のポータルサイトからセレクトショップ1にアクセスする。パーソナルコンピュータ52の画面上には、セレクトショップ1を表す画面(セレクトショップ1のページ)が表示され、そこに、セレクトショップ1に用意されている売りぽキャラ(占いぽキャラ)が表示される。
【0341】
ユーザは、セレクトショップ1の画面が表示されている状態において、「占星術」による占いを提供する売りぽキャラを、入力部226を構成するマウスなどで指定することで、ぽキャラデータベース10の領域Dにその情報が格納されている、「占星術」の占いぽキャラをパーソナルコンピュータ52に呼び出すことができる(パーソナルコンピュータ22の表示部に「占星術」の占いぽキャラのキャラクタを表示させることができる)。そして、ユーザは、呼び出した「占星術」の占いぽキャラによる占いサービスをうけることができる。
【0342】
以上のように、ユーザは、ぽキャラデータベース10に記憶されているものの中から売りぽキャラを自ら検索することなく、セレクトショップ1を介して、売りぽキャラを選択することができる。
【0343】
同一のセレクトショップから提供される売りぽキャラは、オーナーの感性(共通の感性)によりぽキャラデータベース10の売りぽキャラの中から選択されたものであるため、一般的に、あるセレクトショップから提供される売りぽキャラは、全て共通する感性を有する。従って、ユーザは、自分の好みのセレクトショップを一度見つけることにより、その後、そのセレクトショップにおいて、自分の感性に共通する、好みの売りぽキャラを容易に見つけることができ、それを利用することができる。すなわち、ユーザは、容易に、かつ迅速に、自分の好みに応じたコンテンツやサービスを利用することができる。
【0344】
図53は、図52に示される情報処理システムの料金の流れ、およびサービスの提供の流れを示す図である。図53において、料金の流れは実線矢印で示されており、サービスの流れは一点鎖線の矢印で示されている。
【0345】
ぽキャラサービスサーバ9により提供されるサービスを利用するユーザは、ぽキャラサービスサーバ9の管理者に対して、例えば、月極のサービス基本料金、売りぽキャラの購入代金、および、オプションのサービスを利用した場合の利用料金を支払う(この料金の支払いは、例えば、図40のステップS236における処理などにより行われる)。ぽキャラサービスサーバ9の管理者は、これらの料金を受け取ることができ、料金の支払いに応じて、親友ぽキャラの利用や、親友ぽキャラが有する機能の提供、売りぽキャラの利用などのぽキャラサービスをユーザに提供する。
【0346】
ぽキャラサービスサーバ9による管理の下、セレクトショップを開設したオーナーは、その出店料をぽキャラサービスサーバ9の管理者に支払い、一方、セレクトショップ1での売り上げ(売りぽキャラの購入料金から、ぽキャラサービスサーバ9の管理者の受け取り分を減算した残金)をぽキャラサービスサーバ9の管理者から受け取る。セレクトショップ(セレクトショップのオーナー)からは、一点鎖線の矢印で示されるように、売りぽキャラを介したサービス、或いは、コンテンツがユーザに提供される。
【0347】
売りぽキャラをぽキャラサービスサーバ9に提供した売りぽキャラオーナーは、ぽキャラサービスサーバ9に対して、売りぽキャラの管理費(委託費)を支払い、その売りぽキャラが売れたとき(利用されたとき)、その売り上げをぽキャラサービスサーバ9から受け取る。なお、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスしたときに表示されるポータルサイトを含む、ぽキャラサービスサーバ9により管理されるサイトには、各種の広告が掲載されており、ぽキャラサービスサーバ9の管理者は、広告の掲載料金を、その掲載を依頼した企業(図中の広告依頼企業)から受け取ることができる。
【0348】
以下、セレクトショップを介して売りぽキャラが提供される情報処理システムにおける各機器の処理についてフローチャートを参照して説明する。
【0349】
始めに、図54のフローチャートを参照して、セレクトショップを出店するパーソナルコンピュータ(例えば、図1のパーソナルコンピュータ22)の処理について説明する。
【0350】
パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ユーザによりぽキャラサービスサーバ9にアクセスすることが指示されたとき、ステップS601において、通信部229を制御し、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスする。また、CPU221は、ステップS602において、ぽキャラサービスサーバ9に対して、セレクトショップの出店を要求するメッセージを送信する。
【0351】
すなわち、ぽキャラサービスサーバ9に対するアクセスが行われることに応じて、パーソナルコンピュータ22の画面にはポータルサイトが表示される。ユーザは、ポータルサイトの画面が表示されているとき、セレクトショップの出店を要求する登録サイトにアクセスし、そこで、自分自身の氏名、住所、電話番号、出店料を含む代金の支払い方法、売りぽキャラが利用された場合の売り上げの受け取り方法などの各種の情報を登録する。
【0352】
後述するように、ぽキャラサービスサーバ9においては、出店の要求を受け付けることに応じて、パーソナルコンピュータ22に対する所定のサイト(領域)が、セレクトショップの出店場所として割り当てられ、その領域に関する情報や出店料などの情報が送信されてくる。割り当てられた領域に関する情報や出店料などの情報がぽキャラサービスサーバ9から送信されてきたとき、CPU221は、ステップS603において、それを受信する。
【0353】
ステップS604において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9に対して、セレクトショップの出店料を支払う。すなわち、ぽキャラサービスサーバ9との間で課金処理が行われ、ユーザが指定した口座から代金が減額されたり、或いは、パーソナルコンピュータ22のおたち台23に載置されている親友ぽキャラ人形に記憶されている金額情報が減額される。
【0354】
なお、セレクトショップの出店が、図20の親友ぽキャラが有する機能の1つとして行われるようにしても良い。これにより、親友ぽキャラを有するユーザは、より気軽にセレクトショップを開設できることになり、セレクトショップの数が増え、セレクトショップを介した売りぽキャラの流通が頻繁に行われるようになることが期待できる。
【0355】
次に、図55のフローチャートを参照して、図54の処理に対応して実行される、ぽキャラサービスサーバ9の出店受付処理について説明する。
【0356】
ステップS611において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22のアクセスを受け付け、ステップS612に進み、セレクトショップの出店の要求を受け付ける。上述したように、パーソナルコンピュータ22においては、ぽキャラサービスサーバ9に対するアクセスが行われた後、セレクトショップの出店が要求される(図54のステップS602)。
【0357】
CPU121は、ステップS613において、パーソナルコンピュータ22からの要求に応じて、自分自身が管理するサイトの所定の領域をパーソナルコンピュータ22のユーザにより開設されるセレクトショップの場所として割り当て、割り当てた領域に関する情報や、出店料に関する情報をパーソナルコンピュータ22に送信する。CPU121は、ステップS614において、パーソナルコンピュータ22との間で課金処理を行い、セレクトショップの出店料をパーソナルコンピュータ22のユーザから受け取る。
【0358】
以上の処理により、パーソナルコンピュータ22のユーザは、セレクトショップを開設できる状態となる。
【0359】
次に、図56のフローチャートを参照して、セレクトショップに用意する(ぽキャラデータベース10との間でリンクさせる)売りぽキャラをぽキャラデータベース10から選択するパーソナルコンピュータ22の処理について説明する。
【0360】
ステップS621において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9を介してぽキャラデータベース10にアクセスし、ステップS622に進み、ぽキャラデータベース10に格納されている売りぽキャラを参照する。
【0361】
例えば、ぽキャラデータベース10においては、それぞれの売りぽキャラの画像や特徴を表す情報の他、売りぽキャラにより提供されるサービスやコンテンツに関する情報がカテゴリ毎に分類されており、パーソナルコンピュータ22のユーザは、好みの売りぽキャラを、表示される検索画面においてキーワードなどを入力することで検索することができる。
【0362】
ステップS623において、CPU221は、セレクトショップに用意する売りぽキャラがユーザにより選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合、ステップS624に進み、ユーザにより選択された売りぽキャラの画像をセレクトショップに用意するとともに、その売りぽキャラにより提供されるコンテンツなどが記憶されているぽキャラデータベース10の領域を、セレクトショップの売りぽキャラの画像にリンクさせる(画像に、領域のアドレスを対応付ける)。
【0363】
ステップS624において、ぽキャラデータベース10の領域がセレクトショップの売りぽキャラの画像にリンクされた場合、および、ステップS623において、売りぽキャラが選択されていないと判定された場合、CPU221は、ステップS625において、売りぽキャラの選択の終了が指示されたか否かを判定する。
【0364】
CPU221は、ステップS625において、売りぽキャラの選択の終了が指示されていないと判定した場合、ステップS622に戻り、以上の処理を繰り返し実行し、一方、終了が指示されたと判定した場合、処理を終了させる。
【0365】
以上のような処理が繰り返し行われ、パーソナルコンピュータ22のユーザにより出店されたセレクトショップ1には、例えば、図52に示されるように、「占星術」による占いを提供する売りぽキャラ、「ストーンパワー」による占いを提供する売りぽキャラ、「ラエリアンパワー」による占いを提供する売りぽキャラ、および、「動物占い」による占いを提供する売りぽキャラが用意される。また、それぞれの売りぽキャラの画像に、ぽキャラデータベース10の領域がリンクされる。
【0366】
また、セレクトショップのオーナーは、自分が利用した売りぽキャラの中から、気に入ったものをセレクトショップに用意する。利用した売りぽキャラをセレクトショップに用意することが指示されたとき、その売りぽキャラの画像がセレクトショップに用意されるとともに、その画像に、売りぽキャラにより提供されるコンテンツなどの各種の情報が記憶されているぽキャラデータベース10の領域がリンクされる。
【0367】
次に、図57のフローチャートを参照して、以上のようにしてパーソナルコンピュータ22のユーザにより出店されたセレクトショップにおいて提供されている売りぽキャラを利用する、例えば、パーソナルコンピュータ52の処理について説明する。この例においては、パーソナルコンピュータ22とパーソナルコンピュータ52のユーザがそれぞれ異なっている。
【0368】
ステップS641において、パーソナルコンピュータ52のCPU221は、ユーザからの指示に応じて、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスし、例えば、表示されるポータルサイトを利用して、パーソナルコンピュータ22のユーザにより出店されているセレクトショップにアクセスする。
【0369】
CPU221は、ステップS642において、アクセスしたセレクトショップに用意されている売りぽキャラの情報を参照し、ステップS643に進み、売りぽキャラを利用することがユーザにより指示されたか否かを判定する。
【0370】
例えば、パーソナルコンピュータ22のユーザにより出店されたセレクトショップにアクセスしたとき、パーソナルコンピュータ52の出力部227を構成する表示部には、パーソナルコンピュータ22のユーザにより選択された売りぽキャラの画像が表示される。また、それぞれの売りぽキャラには、その売りぽキャラにより提供されるコンテンツやサービスについての説明が付されているため、パーソナルコンピュータ52のユーザは、その説明を参照し、利用する売りぽキャラがある場合、入力部226を構成するマウスなどによりその売りぽキャラを利用することを指示する。
【0371】
パーソナルコンピュータ52のCPU221は、ステップS643において、ユーザにより、売りぽキャラの利用が指示されたと判定した場合、ステップS644に進み、セレクトショップ(ぽキャラサービスサーバ9)に対して、売りぽキャラを利用することを要求する。
【0372】
売りぽキャラを利用することが要求されることに応じて、ぽキャラサービスサーバ9においては、パーソナルコンピュータ52から要求された売りぽキャラの情報がぽキャラデータベース10から読み出され、パーソナルコンピュータ52に対して送信される。パーソナルコンピュータ52においては、その画面に、ユーザにより呼び出された売りぽキャラのキャラクタが表示され、サービスの提供等が行われる。
【0373】
例えば、パーソナルコンピュータ52のユーザが、図52に示されるセレクトショップ1にアクセスし、「占星術」による占いを提供する占いぽキャラを利用することを指示した場合、「占星術」による占いを提供する占いぽキャラに関するぽキャラ情報がぽキャラデータベース10から読み出され、パーソナルコンピュータ52に送信される。そのぽキャラ情報を受信したパーソナルコンピュータ52においては、「占星術」による占いを提供する売りぽキャラのキャラクタが表示される。
【0374】
そして、その売りぽキャラにより、「占星術」による占いが行われ、占い結果がユーザに提供される。占い結果がユーザに提供された後、パーソナルコンピュータ52の画面には、占いぽキャラのキャラクタが帰っていく画像が表示され、サービスの提供が終了される。
【0375】
また、ユーザにより指定された売りぽキャラが音楽コンテンツや映画のコンテンツを提供するものである場合、ステップS645において、例えば、図34を参照して説明したものと基本的に同様の処理により、売りぽキャラに対応するコンテンツがパーソナルコンピュータ52に対して提供される。
【0376】
すなわち、パーソナルコンピュータ52のCPU221は、選択されたコンテンツのコンテンツIDと、そのコンテンツを提供しているコンテンツサーバのアドレスなどを含むアドレス情報がぽキャラサービスサーバ9から送信されてきたとき、それを受信し、アドレス情報に基づいてコンテンツサーバにアクセスするとともに、送信を要求するコンテンツのコンテンツIDを通知する。このアクセスに応じて、コンテンツサーバからパーソナルコンピュータ52に対してコンテンツが送信されてくるため、CPU221は、それを受信し、記憶する。なお、図34においては、ユーザにより入力されたアドレス情報などがぽキャラサービスサーバ9に対して通知されるとしたが(図34のステップS134)、ぽキャラサービスサーバ9からアドレス情報が通知されてくるため、図57の処理においては、この通知は行われない。
【0377】
コンテンツサーバにおいては、図35に示される処理が実行され、通知されてきたコンテンツIDが設定されているコンテンツがパーソナルコンピュータ52に対して送信される。その後、パーソナルコンピュータ52においては、図37を参照して説明したものと同様の処理により、コンテンツに対応するライセンスが取得され、図40を参照して説明したものと基本的に同様の処理(ステップS236における課金処理を除く)により、コンテンツの再生が行われる。
【0378】
サービスやコンテンツの提供が終了したとき、CPU221は、ステップS646において、セレクトショップに対するアクセスの終了が指示されたか否かを判定し、指示されていないと判定した場合、ステップS642に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0379】
一方、CPU221は、ステップS646において、セレクトショップに対するアクセスの終了が指示されたと判定した場合、ステップS647に進み、課金処理を行う。これにより、ぽキャラサービスサーバ9に対して売りぽキャラの代金が支払われ、その後、ぽキャラサービスサーバ9の管理者から、セレクトショップのオーナーに対して所定の売り上げが支払われる。
【0380】
このように、共通の感性に基づいて選択された売りぽキャラが用意されているセレクトショップを利用することで、ユーザは、容易に、かつ迅速に、自分の好みに応じたコンテンツやサービスを利用することができる。
【0381】
以上においては、セレクトショップにおいて、売りぽキャラが販売されるとしたが、売りぽキャラに関連する商品などが販売されるようにしてもよい。例えば、図52に示される、「占い」を提供するセレクトショップにおいては、各種の占いグッズや占いの本などを販売するサイトにもリンクされており、そこで、占いグッズや占いの本などが販売される。販売され、得られた代金は、セレクトショップ1のオーナーに対しても還元される。
【0382】
また、1つのセレクトショップを頻繁に利用するユーザとの間でコミュニティが形成され、それぞれのユーザの親友ぽキャラを介して、各種のイベントが行われるようにしても良い。例えば、コミュニティにおいては、掲示板、チャット、遠隔会議、仮想教室、個人ベースのオークションなどが行われる。
【0383】
さらに、以上においては、セレクトショップで提供される売りぽキャラは、ユーザの画面上に表示されるバーチャルなものであるとしたが、セレクトショップで選択された売りぽキャラに対応する売りぽキャラ人形が、図9に示されるような処理により、ユーザに提供されるようにしても良い。その売りぽキャラ人形のICカードには、売りぽキャラにより提供されるコンテンツなどを管理するコンテンツサーバのアクセス先の情報などが保持されており、提供された売りぽキャラ人形をおたち台の上に載置することで、ユーザは、コンテンツを利用することができる。
【0384】
なお、上述したセレクトショップは、リアル(現実)の店舗とされるようにしてもよい。この場合、そのセレクトショップには、そのセレクトショップのオーナーにより選択された売りぽキャラ人形などが用意され、ユーザに提供される。
【0385】
以上においては、セレクトショップを利用するとき、ユーザが、所定の操作を自ら行い、ぽキャラサービスサーバ9のポータルサイトからセレクトショップにアクセスするとしたが、親友ぽキャラのログイン後(認証後)、親友ぽキャラに依頼することにより、親友ぽキャラによりセレクトショップのポータルサイトに連れて行ってくれる(ポータルサイトにアクセスされる)ようにしてもよい。
【0386】
なお、課金処理を行うに当たってのユーザ登録処理を行った上で、親友ぽキャラを利用することなく、セレクトショップに直接アクセスできるようにしてもよい。また、セレクトショップ毎の特徴情報と、ユーザの特徴情報のマッチングにより、ユーザの感性にあったセレクトショップが親友ぽキャラにより選択されるようにしてもよい。
【0387】
さらに、上述したようなセレクトショップにおいては、売りぽキャラにより提供されるコンテンツを、設定されている条件(利用期間、利用回数、利用範囲など)に従って試用できるようにしてもよい。
【0388】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
【0389】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0390】
この記録媒体は、図3に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク251(フロッピディスクを含む)、光ディスク252(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク253(MD(登録商標)(Mini−Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ254などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM222や、記憶部228に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0391】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0392】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
【0393】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザは、ぽキャラを利用して、コンテンツやサービスの提供を受けることができる。
【0394】
また、本発明によれば、ユーザは、容易に、かつ迅速に、自分の好みに応じたコンテンツやサービスを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報処理システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のぽキャラサービスサーバの構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図4】親友ぽキャラ人形の例を示す図である。
【図5】親友ぽキャラ人形の内部の構成を示すブロック図である。
【図6】図5のICチップに記憶されている情報を説明する図である。
【図7】ユーザが親友ぽキャラ人形を取得する処理を説明するフローチャートである。
【図8】親友ぽキャラ人形の例を示す図である。
【図9】図1のぽキャラサービスサーバの親友ぽキャラ販売処理を説明するフローチャートである。
【図10】売りぽキャラ人形の例を示す図である。
【図11】売りぽキャラ人形のICチップに記憶されている情報の例を示す図である。
【図12】図1のパーソナルコンピュータのぽキャラ処理を説明するフローチャートである。
【図13】図1のパーソナルコンピュータのぽキャラ処理を説明するフローチャートである。
【図14】図1のパーソナルコンピュータのぽキャラ処理を説明するフローチャートである。
【図15】図1のパーソナルコンピュータのぽキャラ処理を説明するフローチャートである。
【図16】図1のパーソナルコンピュータのぽキャラ処理を説明するフローチャートである。
【図17】親友ぽキャラのカバン情報を説明する図である。
【図18】売りぽキャラのカバン情報を説明する図である。
【図19】ぽキャラの表示例を示す図である。
【図20】ぽキャラの表示例を示す図である。
【図21】メール機能が選択された場合におけるぽキャラの表示例を示す図である。
【図22】メール機能が選択された場合におけるぽキャラの他の表示例を示す図である。
【図23】スケジュール機能が選択された場合におけるぽキャラの表示例を示す図である。
【図24】スケジュール機能が選択された場合におけるぽキャラの他の表示例を示す図である。
【図25】着替え機能が選択された場合におけるぽキャラの表示例を示す図である。
【図26】ぽキャラの他の表示例を示す図である。
【図27】ぽキャラの他の表示例を示す図である。
【図28】図1のぽキャラサービスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図29】図1のぽキャラサービスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図30】図1のぽキャラデータベースに登録されているユーザ情報の例を示す図である。
【図31】図1のぽキャラデータベースに登録されている親友ぽキャラのぽキャラ情報の例を示す図である。
【図32】図1のぽキャラデータベースに登録されている売りぽキャラのぽキャラ情報の例を示す図である。
【図33】図1のコンテンツサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図34】図1のパーソナルコンピュータのコンテンツの受信処理を説明するフローチャートである。
【図35】図1のコンテンツサーバのコンテンツ提供処理を説明するフローチャートである。
【図36】図1のぽキャラサービスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図37】図1のパーソナルコンピュータのライセンスを取得する処理を説明するフローチャートである。
【図38】図1のぽキャラサービスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図39】図1のライセンスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図40】図1のパーソナルコンピュータのコンテンツ再生処理を説明するフローチャートである。
【図41】図1のぽキャラサービスサーバのコンテンツ再生処理を説明するフローチャートである。
【図42】図1のパーソナルコンピュータのプリペイド金額の更新処理を説明するフローチャートである。
【図43】図1のぽキャラサービスサーバのプリペイド金額更新処理を説明するフローチャートである。
【図44】端末内に保存されたコンテンツの再生処理を説明するフローチャートである。
【図45】端末内のコンテンツを再生する際のぽキャラサービスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図46】他の端末からコンテンツの提供を受ける端末の再生処理を説明するフローチャートである。
【図47】端末のコンテンツの提供処理を説明するフローチャートである。
【図48】端末のコンテンツを再生する際のぽキャラサービスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図49】暗号化コンテンツのコピー処理を説明するフローチャートである。
【図50】コピー元の処理を説明するフローチャートである。
【図51】コピー先の処理を説明するフローチャートである。
【図52】本発明を適用した情報処理システムの概念を示す図である。
【図53】図22の情報処理システムにおける料金の流れの例を示す図である。
【図54】図1のパーソナルコンピュータの出店処理を説明するフローチャートである。
【図55】図1のぽキャラサービスサーバの出店受付処理を説明するフローチャートである。
【図56】図1のパーソナルコンピュータの選択処理を説明するフローチャートである。
【図57】図1のパーソナルコンピュータのセレクトショップ利用処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 インターネット, 6,7 コンテンツサーバ, 8 ライセンスサーバ, 9 ぽキャラサービスサーバ, 10 ぽキャラデータベース, 11 プライベート認証サーバ, 12 パブリック認証サーバ, 13 課金サーバ,22 パーソナルコンピュータ, 23 おたち台, 24 テレビジョン受像機, 25 おたち台, 26 パーソナルコンピュータ, 27 おたち台, 52 パーソナルコンピュータ, 53 おたち台
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報管理装置および方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、希望するコンテンツの提供を、容易に、かつ迅速に受けることができるようにする情報管理装置および方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種のブロードバンド環境が整備されつつあり、ネットワークを介しての、英会話教室や銀行業務などのサービスコンテンツの提供、或いは、映像データや音楽データなどのコンテンツの配信が本格的に開始され始めている。
【0003】
例えば、音楽コンテンツの配信サービスを利用する場合、ユーザは、パーソナルコンピュータなどの機器を操作してサービスを提供するサーバにアクセスし、メニューの中から選択するだけで、レコードショップなどに出向くことなく、ネットワークを介して、好みの音楽コンテンツを利用することができる。
【0004】
また、ユーザは、銀行業務を提供するサーバにアクセスし、画面上に表示されるメニューの中から所定のサービスを選択するだけで、現実の(リアルの)店舗に出向いた場合と同様のサービスを受けることができ、料金の振り込みなどを行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のような、ネットワークを介して行われるサービスコンテンツの数、または、配信されるコンテンツの数が増えることに伴い、ユーザが、希望するサービスやコンテンツを探すことが困難になるという課題があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが、自分自身が希望するコンテンツの提供を、容易に、かつ迅速に受けることができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報管理装置は、情報処理装置の表示部にキャラクタを表示させるための画像データを記憶する記憶手段と、複数のキャラクタが用意されている仮想空間を管理する仮想空間管理手段と、情報処理装置により選択された、所定のキャラクタの画像データを情報処理装置に対して送信する送信手段と、所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの、情報処理装置に対する提供を管理する提供管理手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
仮想空間の管理に対する対価を、仮想空間の管理を依頼する他の情報処理装置のユーザに対して課金する第1の課金手段をさらに備えるようにすることができる。
【0009】
提供管理手段により提供が管理されたコンテンツの対価を情報処理装置のユーザに対して課金する第2の課金手段をさらに備えるようにすることができる。
【0010】
仮想空間において選択された所定のキャラクタに対応する外観を有するオブジェクトを提供するオブジェクト提供手段をさらに備えるようにすることができる。このとき、前記送信手段は、オブジェクトにより保持される識別情報が情報処理装置から送信されてきたとき、所定のキャラクタの画像データを情報処理装置に送信する。
【0011】
本発明の情報管理装置の情報管理方法は、情報処理装置の表示部にキャラクタを表示させるための画像データを記憶する記憶ステップと、複数のキャラクタが用意されている仮想空間を管理する仮想空間管理ステップと、仮想空間に用意される複数のキャラクタの中から選択された、所定のキャラクタの画像データを情報処理装置に対して送信する送信ステップと、画像データが送信された所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの、情報処理装置に対する提供を管理する提供管理ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の第1の記録媒体に記録されているプログラム、および、本発明の第1のプログラムは、情報処理装置の表示部にキャラクタを表示させるための画像データの記憶を制御する記憶制御ステップと、複数のキャラクタが用意されている仮想空間の管理を制御する仮想空間管理制御ステップと、仮想空間に用意される複数のキャラクタの中から情報処理装置により選択された、所定のキャラクタの画像データの情報処理装置に対する送信を制御する送信制御ステップと、所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの、情報処理装置に対する提供を管理する提供管理ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
本発明の情報処理装置は、複数のキャラクタが用意されている仮想空間において、所定のキャラクタを選択する選択手段と、選択された所定のキャラクタの画像を表示するための画像データを受信する受信手段と、画像データに基づいて、所定のキャラクタの画像を表示する表示手段と、表示される所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツを取得する取得手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明の情報処理装置は、識別情報が保持されているオブジェクトから識別情報を読み取る読み取り手段と、読み取られた識別情報を情報管理装置に送信する識別情報送信手段とをさらに備えるようにすることができる。このとき、受信手段は、識別情報に基づいて情報管理装置により選択された、オブジェクトの外観に対応する画像を表示する画像データを受信する。
【0015】
本発明の情報処理装置の情報処理方法は、複数のキャラクタが用意されている仮想空間において、所定のキャラクタを選択する選択ステップと、選択された所定のキャラクタの画像を表示するための画像データを受信する受信ステップと、受信された画像データに基づいて、所定のキャラクタの画像を表示する表示ステップと、所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツを取得する取得ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の第2の記録媒体に記録されているプログラム、および、本発明の第2のプログラムは、複数のキャラクタが用意されている仮想空間において、所定のキャラクタを選択する選択ステップと、所定のキャラクタの画像を表示するための画像データの受信を制御する受信制御ステップと、受信された画像データに基づいて、所定のキャラクタの画像の表示を制御する表示制御ステップと、表示される所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの取得を制御する取得制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明の情報管理装置及び方法、並びにプログラムにおいては、情報処理装置の表示部にキャラクタを表示させるための画像データが記憶され、複数のキャラクタが用意されている仮想空間が管理される。また、情報処理装置により選択された、所定のキャラクタの画像データが情報処理装置に対して送信され、所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの、情報処理装置に対する提供が管理される。
【0018】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、複数のキャラクタが用意されている仮想空間において、所定のキャラクタが選択され、選択された所定のキャラクタの画像を表示するための画像データが受信され、その画像データに基づいて、所定のキャラクタの画像が表示される。また、表示される所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツが取得される。
【0019】
上述したネットワークとは、少なくとも2つの装置が接続され、ある装置から、他の装置に対して、情報の伝達をできるようにした仕組みをいう。勿論、そのネットワークは、無線通信または有線通信によるものだけでなく、無線通信と有線通信が混在する形で構成されるようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した情報処理システムの構成例を表している。この構成例においては、インターネット1に、インターネットサービスプロバイダ(ISP)2を介して、家庭3のLAN(Local Area Network)21が接続されている。LAN21には、部屋31乃至部屋33の機器が接続されている。この例の場合、部屋31では、パーソナルコンピュータ(PC)22がLAN21に接続されており、パーソナルコンピュータ22には、後述する親友ぽキャラ(商標)人形161(図4)、あるいは売りぽキャラ(商標)人形181(図10)を載置するおたち台23が接続されている。
【0021】
なお、LAN21は、ユーザまたは無線により構成される。無線により構成される場合、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11a,b,またはg、UWB(Ultra Wide Band)、あるいはブルートゥース(Bluetooth)などで規定される方式を用いることができる。また、有線の場合、USB(Universal Serial Bus)その他で規定される方式を利用することができる。
【0022】
部屋32においては、テレビジョン受像機(TV)24がLAN21に接続されており、テレビジョン受像機24には、おたち台25が接続されている。部屋33においては、パーソナルコンピュータ26がLAN21に接続されており、パーソナルコンピュータ26には、おたち台27が接続されている。
【0023】
インターネット1には、また、ISP4を介して、職場5のLAN51も接続されている。LAN51には、パーソナルコンピュータ52が接続されており、パーソナルコンピュータ52には、さらに、おたち台53が接続されている。
【0024】
インターネット1には、また、売りぽキャラ人形181(図10)に対応するコンテンツデータを提供するコンテンツサーバ6が接続されている。インターネット1に接続されているコンテンツサーバ7は、親友ぽキャラ人形161(図4)に対応するコンテンツデータを提供する。インターネット1に接続されているライセンスサーバ8は、コンテンツサーバ7により供給されるコンテンツに対応するライセンスを提供する。
【0025】
さらに、インターネット1には、ぽキャラ(商標)サービスサーバ9が接続されている。このぽキャラサービスサーバ9は、親友ぽキャラ人形161あるいは売りぽキャラ人形181に対応する各種のサービスを提供する。
【0026】
ぽキャラサービスサーバ9には、ぽキャラに関する各種の情報を記憶するぽキャラデータベース10が接続されている。ぽキャラサービスサーバ9には、また、親友ぽキャラ人形161に対する認証処理を行うプライベート認証サーバ11、売りぽキャラ人形181に対する認証処理を行うパブリック認証サーバ12が接続されている他、各種の課金処理を実行する課金サーバ13も接続されている。ぽキャラデータベース10、プライベート認証サーバ11、パブリック認証サーバ12、および課金サーバ13のうちの1つ以上に、必要に応じて、ぽキャラサービスサーバ9と一体化することもできる。
【0027】
さらに図1のシステムにおいては、携帯電話機61が、最寄りの基地局15を介してインターネット1に接続されるようになされている。
【0028】
ぽキャラサービスサーバ9は、例えば、図2に示されるように構成されている。
【0029】
図2において、CPU(Central Processing Unit)121は、ROM(Read Only Memory)122に記憶されているプログラム、または記憶部128からRAM(Random AccessMemory)123にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM123にはまた、CPU121が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0030】
CPU121、ROM122、およびRAM123は、バス124を介して相互に接続されている。このバス124にはまた、入出力インタフェース125も接続されている。
【0031】
入出力インタフェース125には、キーボード、マウスなどよりなる入力部126、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ(表示部)、並びにスピーカなどよりなる出力部127、ハードディスクなどより構成される記憶部128、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部129が接続されている。通信部129は、インターネット1を含むネットワークを介しての通信処理を行う。
【0032】
入出力インタフェース125にはまた、必要に応じてドライブ130が接続され、磁気ディスク141、光ディスク142、光磁気ディスク143、或いは半導体メモリ144などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部128にインストールされる。
【0033】
パーソナルコンピュータ22は、例えば、図3に示されるように構成されている。その基本的構成は、図2におけるぽキャラサービスサーバ9と同様である。すなわち、パーソナルコンピュータ22のCPU221乃至通信部229は、図2のぽキャラサービスサーバ9のCPU121乃至通信部129と、基本的に同様の機能を有している。
【0034】
図3のパーソナルコンピュータ22の入出力インタフェース225には、接続部230が接続されており、この接続部232は、おたち台23が接続される。おたち台23は、図3に示されるように、リーダライタ41を内蔵しており、そこに裁置されたぽキャラ人形から電磁誘導により、非接触で、情報を読み取る機能を有している。
【0035】
入出力インタフェース225には、必要に応じて、ドライブ231が接続され、磁気ディスク251、光ディスク252、光磁気ディスク253、または半導体メモリ254が装着された場合、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部228にストールされる。
【0036】
この情報処理システム(情報提供システム)において、自分自身を認証させるために、各ユーザは、図4に示されるような親友ぽキャラ人形161を予め購入する。この親友ぽキャラ人形161には、図5に示されるように、アンテナ172を有するICチップ171が内蔵されており、このICチップ171には、図6に示されるように、その親友ぽキャラ人形161を保持するユーザを識別するユーザ識別情報としてのユーザID、並びにその親友ぽキャラ人形161を識別するためのぽキャラ人形識別情報としてのぽキャラIDが記憶されている。
【0037】
なお、ユーザIDは、ぽキャラIDと兼用することも可能である。
【0038】
次に、図7のフローチャートを参照して、ユーザが親友ぽキャラ人形161を取得する処理について説明する。
【0039】
パーソナルコンピュータ22のユーザは、入力部226を操作して、ぽキャラサービスサーバ9に対するアクセスを指令する。CPU221は、入力部226からこの指令を取得すると、ステップS1において、通信部229を制御し、LAN21,ISP2、およびインターネット1を介して、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスさせる。ぽキャラサービスサーバ9は、アクセスしてきたパーソナルコンピュータ22に対して、ユーザ情報を入力するためのGUI(Graphical User Interface)をインターネット1を介して提供してくる(後述する図9のステップS21)。そこでユーザは、入力部226を操作して、自分自身の氏名、住所、生年月日、性別、電話番号、ファックス番号、メールアドレス、クレジットカード番号、銀行口座番号といったユーザ情報を入力する。ステップS2において、CPU221は、入力されたユーザ情報を、通信部229からインターネット1を介して、ぽキャラサービスサーバ9に送信する。なお、パーソナルコンピュータ22(他の端末も同様)とぽキャラサービスサーバ9との間の通信は、必要に応じて暗号化される。
【0040】
このとき、ぽキャラサービスサーバ9は、パーソナルコンピュータ22に対して、親友ぽキャラ人形の候補(一覧)を送信してくる(図9のステップS23)。そこで、ステップS3において、CPU221は、通信部229を介して、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてくる親友ぽキャラ人形の候補を受信すると、これを出力部227の表示部に出力し、表示させる。これにより、例えば、図8に示されるような親友ぽキャラ人形の候補が表示される。図8には、A乃至Fの6種類の親友ぽキャラ人形が示されている。図4に示される親友ぽキャラ人形161は、このうちの図8Fに対応している。
【0041】
ユーザは、表示された親友ぽキャラ人形の候補の中から自分自身の親友ぽキャラ人形として利用するものを、入力部226を操作して指定する。CPU221は、ステップS4において、この親友ぽキャラ人形の選択を受け付ける。
【0042】
ステップS5において、CPU221は、ステップS4の処理で受け付けた親友ぽキャラ人形の選択情報をぽキャラサービスサーバ9に送信する。
【0043】
ぽキャラサービスサーバ9は、パーソナルコンピュータ22からの選択情報を受信すると、その選択された親友ぽキャラ人形に対応する親友ぽキャラのデータを含むぽキャラサービスのためのコンピュータプログラムを送信してくる(図9のステップS26)。
【0044】
ステップS6において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9より送信されてくるコンピュータプログラムを受信し、記憶部228に記憶する。このプログラムには、親友ぽキャラ人形に対応する親友ぽキャラ(実在する親友ぽキャラ人形に対する、アニメーション表示されるバーチャルな人形であって、以下、これをキャラクタとも称する)を、出力部227の表示部に表示させるのに必要なデータ(親友ぽキャラのデータ)が含まれている。
【0045】
この親友ぽキャラのキャラクタは、対応する親友ぽキャラ人形と同一の画像で表現される。換言すれば、親友ぽキャラ人形は、出力部227の表示部に表示されるバーチャルな人形としての親友ぽキャラと同一の形状(色等を含む)を有していることになる。
【0046】
例えば、図4の親友ぽキャラ人形161は、図8Fに示される親友ぽキャラのキャラクタに対応するものである。
【0047】
ユーザは、ステップS6の処理で受信したプログラムを、ぽキャラサービスサーバ9が提供するサービスを利用する他の機器にインストールする。図1の例の場合、テレビジョン受像機24とパーソナルコンピュータ26に、このプログラムがインストールされる。また、職場5のパーソナルコンピュータ52にもインストールされる。
【0048】
テレビジョン受像機24は、例えば、メモリースティック(商標)に代表される半導体メモリを装着する装着部が設けられており、ユーザは、例えば、パーソナルコンピュータ22により、メモリースティックにそのプログラムを記憶し、テレビジョン受像機24にこのメモリースティックを装着することで、テレビジョン受像機24に対して、このプログラムをインストールすることができる。
【0049】
その後、ぽキャラサービスサーバ9は、ユーザがステップS4の処理で選択した親友ぽキャラ人形を配送してくるので(図9のステップS27)、ユーザは、ステップS8において、ぽキャラサービスサーバ9から配送されてくる人形を受け取る。
【0050】
ぽキャラサービスサーバ9は、以上の図7のパーソナルコンピュータ22の処理に対応して、図9のフローチャートに示されるような処理を実行する。
【0051】
すなわち、ステップS21において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22のユーザがインターネット1を介して、アクセスしてきたとき、通信部129を介して、このアクセスを受け付けると、そのパーソナルコンピュータ22に対して、ユーザ情報を入力するためのGUIをインターネット1を介して、パーソナルコンピュータ22に提供する。
【0052】
上述したように、このGUIに基づいて、ユーザは、ユーザ情報を送信してくる(図7のステップS2)。そこで、ステップS22において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22からのユーザ情報を受信すると、これを通信部129を介してぽキャラデータベース10に供給し、登録させる。これにより、ぽキャラデータベース10に、ユーザ情報が登録される(その詳細は、図30を参照して後述する)。
【0053】
次に、ステップS23において、CPU121は、親友ぽキャラ人形の候補を記憶部128から読み出し、パーソナルコンピュータ22に対して送信する。これにより、上述したように、図8に示されるような、親友ぽキャラ人形の候補がパーソナルコンピュータ22に送信される。
【0054】
上述したように、送信した親友ぽキャラ人形の候補の中から1つの親友ぽキャラ人形を、ユーザは選択し、その選択情報を送信してくる(図7のステップS5)。
【0055】
そこで、ステップS25において、CPU121は、ユーザに対して、ユーザを識別するための識別情報としてのユーザIDを割り当てる。また、CPU121は、ユーザにより選択された親友ぽキャラ人形にぽキャラIDを割り当て、ぽキャラデータベース10に、ユーザ情報に対応して、ぽキャラ情報として登録させる。このぽキャラ情報には、ぽキャラIDの他、そのぽキャラが親友ぽキャラであるのか否かを表すフラグ(親友ぽキャラフラグ)、あるいはそのぽキャラが有するパラメータなどが含まれる。このパラメータは、その親友ぽキャラが着ている服装、あるいはその親友ぽキャラが有している機能などを表している。なお、親友ぽキャラフラグは、親友ぽキャラ人形161に割り当てるぽキャラIDに含めるようにしてもよい。
【0056】
次に、ステップS26において、CPU121は、ユーザがぽキャラサービスを受けるためのプログラムを記憶部128から読み出し、インターネット1を介してパーソナルコンピュータ22に送信する。このとき、CPU121は、ユーザIDと、その親友ぽキャラのキャラクタを表示させるのに必要なぽキャラ情報を、プログラムに含めて送信する。このぽキャラ情報には、ぽキャラIDの他、各種のパラメータを含む画像の元となるぽキャラのデータが含まれている。このプログラムは、パーソナルコンピュータ22により受信される(図7のステップS6)。
【0057】
そして、ステップS27において、CPU121は、ステップS24の処理で受信された選択情報に対応する親友ぽキャラ人形を配送する処理を実行する。具体的には、CPU121は、ユーザにより選択された親友ぽキャラ人形を特定する情報(ぽキャラID)と、そのユーザの住所、氏名などを出力部127を構成するプリンタから出力する。ぽキャラサービスサーバ9の管理者は、このプリンタからの出力に基づいて、所定の親友ぽキャラ人形をユーザ宛に配送する手続を行う。
【0058】
次に、ステップS28において、CPU121は、ユーザに配布した親友ぽキャラ人形に対する対価に対応する課金処理を実行する。
【0059】
具体的には、CPU121は、課金サーバ13に対して、ユーザ情報に含まれるクレジットカード番号に基づいて、親友ぽキャラ人形の対価に対応する価格の決済を要求する。あるいはまた、CPU121は、課金サーバ13に対して、ユーザ情報に含まれる銀行口座番号からの対価の引き落としを要求する。課金サーバ13は、この要求に基づいて、そのユーザのクレジットカード会社あるいは銀行に対して、親友ぽキャラ人形に対応する対価の引き落とし処理を要求する。
【0060】
以上のようにして、ユーザは、親友ぽキャラ人形161を取得する。ユーザは、親友ぽキャラ人形161を、ぽキャラサービスサーバ9の管理者により管理される店舗に直接出向いて、購入することも可能である。この場合、ユーザ情報は、その店舗において、ユーザが直接入力することになる。
【0061】
以上においては、パーソナルコンピュータ22からぽキャラサービスサーバ9にアクセスして、必要なユーザ情報を予め送信した後、親友ぽキャラ人形の配送を受けるようにしたが、換言すれば、予めユーザ登録をした後、親友ぽキャラ人形の配送を受けるようにしたが、ぽキャラIDだけが記憶されている親友ぽキャラ人形を、ユーザが予め購入した後、ネットワークを介してユーザ登録をするようにすることも可能である。このようにして購入した親友ぽキャラは、以後、ユーザのエージェントとして機能する。
【0062】
また、店舗には、親友ぽキャラ人形161以外に、図10に示されるような売りぽキャラ人形181も販売されている。ユーザは、必要に応じて、この売りぽキャラ人形181を様々な店舗において、購入することができる。この売りぽキャラ人形181も、内部にICチップ191を内蔵している。ICチップ191は、その売りぽキャラ人形181が有する機能に対応する情報を記憶している。
【0063】
図11は、売りぽキャラ人形181がコンテンツデータを提供する機能を有する場合の、ICチップ191に記憶されている情報の例を表している。この例においては、アンテナ192を有するICチップ191に、ぽキャラID、コンテンツを使用する条件を規定する使用条件が記憶されている。この使用条件には、例えば、そのコンテンツを再生可能な回数、再生可能な期限などが含まれる。
【0064】
さらに、ICチップ191には、コンテンツを使用するためにユーザが支払った金額(購入金額)に対応するプリペイド金額も必要に応じて記憶される。
【0065】
ユーザは、このようにして親友ぽキャラ人形161または売りぽキャラ人形181を取得し、コンテンツの提供を受ける場合、親友ぽキャラ人形161または売りぽキャラ人形181を、使用する機器に対応するおたち台に載置する。例えば、パーソナルコンピュータ22を使用する場合、ユーザは、パーソナルコンピュータ22に対応して接続されているおたち台23に、親友ぽキャラ人形161または売りぽキャラ人形181を載置する。この場合、パーソナルコンピュータ22は、図12乃至図16のフローチャートに示される処理を実行する。
【0066】
ステップS41において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、おたち台23にぽキャラ人形が載置されたか否かを判定する。ぽキャラ人形が載置されていない場合、載置されるまで待機する。
【0067】
ぽキャラ人形が載置されると、そのICチップ171(または191)に記憶されている情報がリーダライタ241により読み出され、接続部230を介して、CPU221に送信されてくる。そこで、CPU221は、この情報が読み出されてくるまでステップS41の処理を繰り返し実行する。
【0068】
おたち台23上に、ぽキャラ人形が載置されたと判定された場合、ステップS42に進み、CPU221は、ぽキャラ人形のICチップ171(または191)に記憶されている情報を読み取る。載置されたぽキャラ人形が親友ぽキャラ人形161または売りぽキャラ人形181のいずれであるとしても、そのICチップ171または191には、ぽキャラIDが記憶されている(図6および図11)。CPU221は、ステップS43において、読み取られたぽキャラIDを通信部229を制御して、ぽキャラサービスサーバ9に送信させる。このとき送信されたIDは、ぽキャラサービスサーバ9において、ユーザ(ぽキャラ人形)を識別するのに用いられる。すなわち、このときのぽキャラIDは、ユーザを識別するためのIDとして利用されるので、ユーザIDが記憶されている場合には、それを送信するようにしてもよい。また、ぽキャラIDとユーザIDの両方を送信するようにしてもよい。
【0069】
すなわち、読み取られたぽキャラIDは、LAN21、ISP2、インターネット1を介して、ぽキャラサービスサーバ9に送信される。換言すれば、親友ぽキャラ人形161がおたち台23上に載置された場合、CPU21は、ステップS43において、ぽキャラサービスサーバ9に対するログイン処理(接続処理)を実行する。
【0070】
このように、ユーザは、キーボードなどを利用してIDを入力する必要がないので、ぽキャラサービスサーバ9に対して、簡単にアクセスすることが可能になるとともに、入力ミスの発生が防止される。従って、例えば、キーボードの操作に不慣れな子供、女性、老人なども、アクセスを行うことが可能となる。
【0071】
ぽキャラサービスサーバ9は、ぽキャラIDを受信すると、そのぽキャラIDがぽキャラデータベース10に登録されているか否かを判定する(後述する図28のステップS93)。なお、ぽキャラデータベース10には、親友ぽキャラのIDだけでなく、売りぽキャラのIDも登録されている。読み取ったぽキャラIDが登録されている場合には、ぽキャラサービスサーバ9は、ぽキャラデータベース10からカバン情報を読み出し、送信してくる(図28のステップS98、S107)。
【0072】
また、ぽキャラサービスサーバ9は、ぽキャラIDがぽキャラデータベース10に登録されていない場合には、エラー情報を送信してくる(図28のステップS103)。
【0073】
そこで、ステップS44において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9からエラー情報が受信されたか否かを判定する。ステップS44で、エラー情報(図28のステップS103の処理で送信された情報)が受信されたと判定された場合には、ステップS45に進み、CPU221は、エラー処理を実行する。すなわち、この場合には、ぽキャラIDがぽキャラデータベース10に登録されていないので、ユーザは、ぽキャラに基づくサービスを利用することができないことになる。
【0074】
一方、ステップS44において、エラー情報が受信されていないと判定された場合(受信されたのが図28のステップS98、S107の処理で送信されたカバン情報であると判定された場合)、ステップS46に進み、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてきたカバン情報を受信する。ステップS47において、CPU221は、ぽキャラ到着情報をぽキャラサービスサーバ9に送信する。このぽキャラ到着情報は、後述する図28のステップS99において、ぽキャラサービスサーバ9により受信される。
【0075】
ステップS48において、CPU221は、おたち台23上に載置されたのが親友ぽキャラ人形161であるのか否かを判定する。すなわち、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてくるカバン情報には、ステップS43の処理で、ぽキャラサービスサーバ9に送信したぽキャラIDが親友ぽキャラのIDであるのか否かを表す親友ぽキャラフラグを含んでいる。CPU221は、この親友ぽキャラフラグに基づいて、ステップS48の判定処理を行う。
【0076】
親友ぽキャラのカバン情報には、例えば、図17に示されるように、キャラクタ情報、メール情報、スケジュール情報、お気に入り情報、しごと情報、一押し情報、さがす情報、コンテンツ情報、および親友ぽキャラフラグが含まれている。
【0077】
また、図18に示されるように、売りぽキャラのカバン情報には、キャラクタ情報、コンテンツ情報および親友ぽキャラフラグが含まれている。
【0078】
これらの情報は、後述する図31の親友ぽキャラのぽキャラ情報、または図32の売りぽキャラのぽキャラ情報に含まれていたものが、カバン情報として、送信されてくるものである。これらの情報の詳細は、図31と図32を参照して後述する。
【0079】
なお、親友ぽキャラまたは売りぽキャラのカバン情報には、必要に応じて、さらに、サーバアドレス、ライセンスID、暗号鍵などを含むライセンス情報を含めるようにすることもできる。
【0080】
また、キャラクタ情報やコンテンツの画像データなどは、ICチップやパーソナルコンピュータなどの端末に記憶させ、変更があったとき、更新させるようにすることも可能である。このようにすることで、帯域の狭い回線や、データの重量で課金が行われる回線を利用する場合に有利となる。
【0081】
おたち台23上に載置されたのが親友ぽキャラ人形161である場合には、そのユーザに関する処理が実行される。この場合、ステップS49に進み、CPU221は、ステップS46の処理で受信したカバン情報に基づいて、ぽキャラ画像データを生成し、ぽキャラのキャラクタを出力部227の表示部に表示させる。
【0082】
すなわち、パーソナルコンピュータ22の記憶部228には、図7のステップS6の処理で、ぽキャラサービスサーバ9から受信したぽキャラ情報が記憶されている。CPU221は、カバン情報に含まれるぽキャラIDに対応するぽキャラ情報の中の親友ぽキャラのキャラクタ情報を読み出し、そのパラメータに、カバン情報に含まれるパラメータの具体的な値を設定して、親友ぽキャラの画像データを生成し、出力部227の表示部に出力し、親友ぽキャラ(バーチャルな親友ぽキャラのキャラクタ)を表示させる。この親友ぽキャラのキャラクタは、おたち台23上に載置された親友ぽキャラ人形161に対応した画像となっている。
【0083】
換言すれば、親友ぽキャラ人形161は、この画像(キャラクタ)に対応する形状をしている。従って、ユーザは、出力部227の表示部に表示された親友ぽキャラのキャラクタを見たとき、その親友ぽキャラのキャラクタがおたち台23上に載置された親友ぽキャラ161に対応するものであることを、直感的に認識することができる。
【0084】
このように、人形と見た目が同じぽキャラのキャラクタが表示されるので、ユーザは、利用するサービスを容易に識別することができる。
【0085】
なお、バーチャルな親友ぽキャラのキャラクタを表示するためのぽキャラ情報を、ぽキャラサービスサーバ9からパーソナルコンピュータ22に供給するようにしたが、親友ぽキャラ人形161に、そのぽキャラ情報を記憶させておくようにしてもよい。そのようにすれば、より迅速な表示が可能となる。
【0086】
また、ぽキャラサービスサーバ9から受信したぽキャラ情報、特にキャラポリゴン、テクスチャ、モーションといったキャラクタを表示するのに必要なパラメータを含むぽキャラ画像データは、ぽキャラサービスサーバ9から受信したとき、親友ぽキャラ人形161(またはパーソナルコンピュータ22)に保存するようにしてもよい。この場合、ぽキャラサービスサーバ9に対してアクセスが行われる度に、ぽキャラ画像データが更新されたか否かが判定され、更新されていない場合には、既に保存されているぽキャラ画像データが利用され、更新されている場合には、新たなぽキャラ画像データがぽキャラサービスサーバ9から受信され、保存される。
【0087】
さらに、ぽキャラ情報には、電子メールのヘッダ部分の内容(後述する図22に示されているような、電子メールの差出人、もらった日(受信日時、メールのタイトルといったメールの選択に必要な情報)を含めることができる。この場合、ユーザが電子メールの機能を選択した時点で、メールサーバとしてのISP2に対してアクセスが行われ、電子メールの本文がダウンロードされる。
【0088】
次に、ステップS50において、CPU221は、その親友ぽキャラのカバン情報に基づいて、親友ぽキャラが有する機能の一覧をアイコンとして、親友ぽキャラの周囲に表示させる。
【0089】
図19と図20は、このステップS49とステップS50の処理の結果の表示例を表している。
【0090】
最初に、図19に示されるように、親友ぽキャラのキャラクタが登場する登場口301が表示される。そして、図20に示されるように、登場口301から親友ぽキャラ人形161に対応する親友ぽキャラのキャラクタ311が登録する画像がアニメーションとして表示される。上述したように、この親友ぽキャラのキャラクタ311は、親友ぽキャラ人形161に対応した画像となっている。
【0091】
親友ぽキャラのキャラクタ311の周囲には、親友ぽキャラのキャラクタ311(そのユーザ)が保持している機能に対応するアイコン321−1乃至321−7が表示される。図20の表示例においては、アイコンの数は、7個とされているが、その数は限定されるものではない。
【0092】
なお、キャラクタ311にカバンを持たせ、ユーザが、そのカバンをクリックしたとき、そのカバンに含まれるアイコンを表示させるようにしてもよい。
【0093】
ユーザは、このようにして表示された機能に対応するアイコンの中から、所定のアイコンを入力部226を構成する、例えば、マウスなどを操作して選択する
。
【0094】
そこで、ステップS51において、CPU221は、1つの機能が選択されるまで待機する。1つの機能が選択されたと判定された場合、ステップS52に進み、CPU221は、その選択された機能に対応する処理を実行する。
【0095】
例えば、7個のアイコンのうち、メールに対応するアイコン321−3が選択された場合、CPU221は、メールに対応する処理を実行する。具体的には、CPU221は、通信部229を制御し、ぽキャラサービスサーバ9に、メール情報の読み出しを要求する。
【0096】
ぽキャラサービスサーバ9は、パーソナルコンピュータ22からメール情報の取得が指令された場合、あるいは一定時間毎に周期的に、インターネット1を介してISP2(メールサーバとしての機能を有している)にアクセスし、そのユーザのメール情報を読み出し、ぽキャラデータベース10に登録する。ぽキャラサービスサーバ9は、ぽキャラデータベース10に登録したメール情報を読み出して、インターネット1からISP2,LAN21を介してパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0097】
CPU221は、読み出されたメール情報に対応する画像を出力部227の表示部に表示させる。
【0098】
図21は、この場合の表示例を表している。図21の表示例においては、親友ぽキャラのキャラクタ311の左上に、吹き出し341が表示され、その中に「今日は新しいメールが4件あるね。」のメッセージが表示されている。ユーザは、この表示から自分宛に新しいメールが4件来ていることを知ることができる。
【0099】
ユーザが入力部226のマウスを操作することで、メールの読み出しを指令すると、CPU221は、例えば、図22に示されるように、ISP2から読み出し、ぽキャラデータベース10に保持しているメールのタイトル情報をウィンドウ351に表示させる。ユーザは、このようにして表示されたメールの中から所定のメールを選択することで、さらに、そのメールの内容を表示させることができる。
【0100】
ユーザが7個のアイコンのうち、スケジューラのアイコン321−5を選択すると、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスし、その親友ぽキャラのユーザのスケジュール情報を、ぽキャラデータベース10から読み出し、パーソナルコンピュータ22に送信することを要求する。
【0101】
パーソナルコンピュータ22のCPU221は、このスケジュール情報を取得すると、これを出力部227の表示部に出力し、表示させる。このようにして、例えば、図23に示されるように、ウィンドウ361に親友ぽキャラのキャラクタ311のユーザのスケジュールを表示させる。
【0102】
ユーザがマウスを操作することで、ウィンドウ361に表示されているスケジュールのうちの所定の日付をクリックすると、その日のスケジュールが、例えば、図24に示されるように、ウィンドウ371に表示される。
【0103】
この表示例においては、3月1日のスケジュールが表示されている。
【0104】
ユーザが7個のアイコンの中から着替えのアイコン321−2を選択すると、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスし、親友ぽキャラのキャラクタ311の着替えを行うのに必要なGUIを取得し、例えば、図25に示されるように、ウィンドウ381に表示させる。ユーザは、このウィンドウ381の所定のボタンをクリックすることで、親友ぽキャラのキャラクタ311のシャツやズボンを、好みのものに着替えさせることができる。そのとき着ている服装は、パラメータとして記憶される。従って、ユーザが自分自身の分身としての親友ぽキャラのキャラクタ311に対して飽きてしまうようなことが抑制される。
【0105】
以上のようにして、ステップS52の選択された機能に対応する処理においては、ユーザの選択に対応して、各種の処理が実行されることになる。この処理については、後にさらに詳述する。
【0106】
次に、ステップS53において、CPU221は、親友ぽキャラ人形161がおたち台23から取り外されたか否かを判定する。取り外されていない場合には、ステップS54に進み、CPU221は、ぽキャラに関する処理の終了が受信されたか否かを判定する。ユーザは、ぽキャラに関する処理を終了させる場合には、親友ぽキャラ161をおたち台23から取り外すか、または入力部226を操作することで、処理の終了を指令する。
【0107】
ステップS54において、ぽキャラの処理の終了が指示されていないと判定された場合には、処理は、ステップS51に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0108】
CPU221は、例えば、1秒毎など比較的短い時間間隔で、定期的にリーダライタ241を制御し、おたち台23上に載置されている親友ぽキャラ161のICチップ171からデータの読み出しを指令することで、データを読み出すことができなかった場合には、親友ぽキャラ人形161がおたち台23から取り外されたと判定する。
【0109】
親友ぽキャラ人形161がおたち台23から取り外されたと判定された場合、または、ステップS54において、ユーザからぽキャラの処理の終了が指示されたと判定された場合、ステップS55において、CPU221は、カバン情報の変更履歴をぽキャラサービスサーバ9に送信する。従って、この履歴は、親友ぽキャラ人形161がおたち台23から取り外されたこと、またはユーザからぽキャラの処理の終了が指示されたことを、ぽキャラサービスサーバ9に通知する機能を有している。この履歴は、ぽキャラサービスサーバ9において登録される(図29のステップS109)。
【0110】
なお、履歴には、更新したスケジュール、ブックマーク、キャラクタ情報(髪型、服装など)、並びにユーザの思考情報などが含まれる。これらの履歴がぽキャラサービスサーバ9に直接書き込まれている場合には、その更新処理は、ぽキャラサービスサーバ9自身が行うことになる。
【0111】
さらに、ステップS56において、CPU221は、親友ぽキャラのキャラクタ311が帰る画像を出力部227の表示部に表示させる。
【0112】
図26と図27は、この場合の表示例を表している。
【0113】
図26の表示例においては、親友ぽキャラのキャラクタ311の左上に吹き出し391が表示され、その中に「それじゃそろそろ帰るね。」のメッセージが表示されている。その後、図27に示されるように、出口401が表示され、親友ぽキャラのキャラクタ311がその出口401から帰る画像がアニメーション表示される。
【0114】
このような表示を行うことで、ユーザは、親友ぽキャラに関する処理が終了したことを直感的に認識することができる。すなわち、親友ぽキャラ人形161が、おたち台23から取り外された場合、CPU21は、ステップS54において、ぽキャラサービスサーバ9との接続を解除する、ログアウト処理を実行する。
【0115】
以上のように、サービスの開始時に、人形と同じぽキャラ(キャラクタ)が表示され、サービスが終了されるとき、その表示が終了されるので、ユーザはログインおよびログアウトを容易に把握することができる。その結果、ユーザが、サービスを受けるために必要な操作を誤った期間に入力してしまい、サービスを利用することができないので、装置が故障していると、誤認してしまうようなことが抑制される。
【0116】
図12に戻って、ステップS48において、おたち台23上に載置されたのが親友ぽキャラ人形161ではないと判定された場合(売りぽキャラ人形181であると判定された場合)、ステップS57に進み、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ステップS46の処理で受信したカバン情報に含まれる売りぽキャラのぽキャラ情報に基づいて、ぽキャラ画像データを生成し、出力部227を構成する表示部に売りぽキャラのキャラクタ(売りぽキャラ人形181のバーチャル人形)を表示する。すなわち、後述する図30乃至図32に示されるように、ぽキャラデータベース10には、売りぽキャラのぽキャラ情報とコンテンツ画像データが登録されており、このぽキャラ情報とコンテンツ画像データが認証情報に含めてぽキャラサービスサーバ9から送られてくる。この売りぽキャラのキャラクタも売りぽキャラ人形181とほぼ同一の形状を有する画像(ユーザが売りぽキャラ人形181に対応するバーチャルな人形であることを直感的に認識することが可能な画像)とされる。
【0117】
ステップS58において、CPU221は、ステップS46の処理で受信したカバン情報に含まれるコンテンツ画像データ(コンテンツ利用情報)を抽出し、そのコンテンツ画像データに基づいて、コンテンツ画像を生成し、出力部227の表示部に表示させる。これにより、ユーザが購入した売りぽキャラ人形181に関係付けられているコンテンツに対応するコンテンツ画像が出力部227に表示されることになる。このコンテンツ画像には、例えば、関係付けられているコンテンツの説明、「この曲をダウンロードしたい場合、アクセスボタンをクリックして下さい」のようなメッセージ等が含まれている。
【0118】
そこで、ユーザは、コンテンツを取得する場合、表示されたコンテンツ画像の中のアクセスボタンを、入力部226を構成するマウスなどで操作する。
【0119】
CPU221は、ステップS59において、コンテンツサーバへのアクセスが指令(アクセスボタンが操作)されるまで待機し、コンテンツサーバへのアクセスが指令されたと判定された場合、ステップS60に進み、CPU221は、ICチップ191に記憶されている使用条件(図11)を読み出す。そして、ステップS61において、CPU221は、使用条件が満たされているか否かを判定する。この使用条件には、例えば、コンテンツの使用期限が含まれている。CPU221は、内蔵するタイマが計時する現在の日時を、使用条件に規定されている使用期限と比較することで、使用条件が満たされているか否かを判定する。また、使用条件として、最大使用可能回数や、プリペイド金額が規定されている場合、その値が「0」であるか否かが判定される。
【0120】
ステップS61において、使用条件が満たされていると判定された場合(例えば、現在の日時が、使用期限より前であり、かつ、最大使用可能回数およびプリペイド金額が「0」ではないと判定された場合、ステップS62に進み、CPU221は、ICチップ191に記憶されているアクセス先情報に基づいて、コンテンツサーバにアクセスし、コンテンツデータの送信を要求する。これにより、例えば、図1に示されるコンテンツサーバ6に、コンテンツデータの送信が要求される。
【0121】
この要求に基づいて、コンテンツサーバ6は、インターネット1を介してコンテンツデータを送信してくる(後述する図33のステップS123)。そこで、ステップS63において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、コンテンツサーバ6から送信されてきたコンテンツデータを、通信部229を介して受信する。このコンテンツデータは、記憶部228に供給され、記憶される。
【0122】
ステップS64において、CPU221は、ステップS63の処理で受信し、記憶したコンテンツデータを復号し、出力する処理を実行する。すなわち、コンテンツサーバ6から送信されてくるコンテンツデータは暗号化されており、CPU221は、この暗号化されているコンテンツデータを、ぽキャラサービスサーバ9から取得したライセンス情報(図32)に含まれる暗号鍵を用いて復号する。そして、CPU221は、復号して得られたコンテンツデータを、出力部227を介して出力する。
【0123】
なお、暗号化コンテンツと暗号鍵をインターネット1を介して伝送すると、第3者に盗まれる恐れがあるので、コンテンツを再生(またはコピー)する度に、暗号化コンテンツの暗号鍵を変更するようにすることも可能である。
【0124】
ステップS65において、CPU221は、コンテンツ出力の終了が入力部226から入力されたか否か(ユーザより指令されたか否か)を判定し、コンテンツ出力の終了が指令されていない場合には、ステップS66に進み、売りぽキャラ人形181がおたち台23から外されたか否かを判定する。この判定処理は、図13のステップS53の処理と同様に行われる。
【0125】
ステップS66において、ぽキャラ人形181がおたち台23から外れていないと判定された場合、ステップS65に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0126】
ステップS65の処理で、コンテンツ出力の終了が指令されたと判定された場合、またはステップS66において、売りぽキャラ人形181がおたち台23から外れたと判定された場合、ステップS67に進み、CPU221は、コンテンツ出力を終了する。
【0127】
そして、ステップS68において、CPU221は、売りぽキャラ人形181のICチップ191に記憶されている使用条件をリーダライタ241を制御して、更新させる。例えば、使用条件に最大使用可能回数(再生可能回数)が規定されている場合、その値が1だけデクリメントされる。例えば、最大使用可能回数が20回などとして規定されている場合、その値は1だけデクリメントされ、その値が「0」になったとき、使用(再生)不可となる。
【0128】
次に、ステップS69において、CPU221は、売りぽキャラ人形181内のICチップ191に記憶されているプリペイド金額が、コンテンツを使用する毎に減算されるようなシステムである場合、そのプリペイド金額を所定の金額だけ(1回の再生分に対応する金額だけ)減算するように更新する。ステップS68とS69の処理は、一方だけとしてもよい。
【0129】
ステップS70において、CPU221は、図13のステップS56における場合と同様に、売りぽキャラのキャラクタが帰る画像を出力部227の表示部に表示させる。これにより、ユーザは、売りぽキャラ人形181をおたち台23から取り外したり、コンテンツ出力の終了を指令したことで、コンテンツ出力が終了されたことを直感的に認識することが可能となる。
【0130】
ステップS61において、使用条件が満たされていないと判定された場合(使用期限が過ぎている場合、使用回数が最大使用可能回数に達している場合、あるいは、プリペイド金額が「0」である場合)、ステップS71に進み、CPU221は、所定のメッセージを生成し、出力部227の表示部に表示させる。これにより、例えば、再生回数が許容されている回数に達した場合、「コンテンツはN回再生されました。さらに、コンテンツを利用するには、新たな金額の支払いが必要です。」のようなメッセージが表示される。ユーザは、このメッセージの表示に基づいて、コンテンツをさらに利用したい場合には、入力部226を操作して、使用条件の更新を指令する。
【0131】
そこで、ステップS72において、CPU221は、使用条件更新の要求がなされたか否かを判定し、使用条件更新の要求がなされたと判定された場合、ステップS73において、CPU221は、カバン情報のコンテンツ情報に含まれるアクセス先情報(図18)に基づいて、インターネット1を介してコンテンツサーバ6にアクセスする。ステップS74において、CPU221は、コンテンツサーバ6に対して、使用条件としての最大使用可能回数とプリペイド金額の更新を要求する。コンテンツサーバ6は、この要求に基づいて、そのユーザが決済可能なユーザであることが、ぽキャラサービスサーバ9から通知されたとき、パーソナルコンピュータ22に対して、更新データを送信してくる(図33のステップS127)。
【0132】
そこで、ステップS75において、CPU221は、コンテンツサーバ6から更新データが送信されてきたか否かを判定し、送信されてきた場合には、ステップS76に進み、コンテンツサーバ6から送信されてきた更新データを受信し、そのデータをリーダライタ241を介して、ICチップ191に供給して、最大使用可能回数とプリペイド金額を更新させる。
【0133】
このようにして、ユーザは、最大使用可能回数とプリペイド金額の更新を要求することで、その売りぽキャラ人形181を利用して、何回でもコンテンツを利用することが可能となる。
【0134】
なお、後述するように、プリペイド金額の更新が行われたとき、コンテンツサーバ6からの要求に基づいて(図33のステップS125)、ぽキャラサービスサーバ9がユーザに対して課金処理を実行する(図28のステップS105)。
【0135】
ステップS75において、更新データが送信されてこないと判定された場合には、ステップS77に進み、エラー処理が実行される。
【0136】
すなわち、その売りぽキャラ人形181を使用しているユーザが、銀行口座の残高不足などの理由により、プリペイド金額の決済を行うことができないユーザであるとぽキャラサービスサーバ9により判定された場合には、コンテンツサーバ6は、パーソナルコンピュータ22に対してエラーメッセージを通知してくる(図33のステップS118)。この場合には、CPU221は、更新データが送られてこないので、エラー処理を実行する。具体的には、CPU221は、出力部227の表示部に、例えば、「コンテンツを利用することができません。」のようなメッセージを表示させる。
【0137】
ステップS72において、ユーザから使用条件更新の要求が要求されていないと判定された場合には、ステップS73乃至ステップS77の処理はスキップされる。
【0138】
なお、ICチップを内蔵するクレジットカードをおたち台上に載置して、そのクレジットカードからプリペイド金額を決済するようにしてもよい。
【0139】
次に、図28と図29のフローチャートを参照して、以上の図12乃至図16のフローチャートに示されるパーソナルコンピュータ22の処理に対応して実行されるぽキャラサービスサーバ9の処理について説明する。
【0140】
ステップS91において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU191は、パーソナルコンピュータ22からぽキャラIDを受け取ったか否かを判定し、受け取っていないと判定した場合には、ステップS108に進み、ぽキャラの履歴を受信したか否かを判定する。ステップS108において、ぽキャラの履歴が受信されていないと判定された場合、ステップS110に進み、CPU121は、コンテンツサーバ6から決済の要求を受けたか否かを判定し、決済の要求を受けていないと判定した場合には、ステップS91に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0141】
ステップS91において、ぽキャラIDを受け取ったと判定した場合、CPU121は、ステップS92に進み、パーソナルコンピュータ22から受け取った(図12のステップS43の処理でパーソナルコンピュータ22から送信された)ぽキャラIDを、ぽキャラデータベース10から検索する。
【0142】
ぽキャラデータベース10には、例えば、図30乃至図32に示されるように、ユーザ情報とぽキャラ情報が記憶されている。ユーザ情報(図30)には、ユーザを識別するユーザID、ユーザの氏名、住所、生年月日、性別、電話番号、ファックス番号、メールアドレス、そのユーザを登録した登録日などの他、ユーザのクレジットカード番号、銀行口座番号などが記録されている。
【0143】
ぽキャラ情報には、親友ぽキャラのぽキャラ情報(図31)と、売りぽキャラのぽキャラ(図32)がある。
【0144】
親友ぽキャラのぽキャラ情報には、そのユーザが有する親友ぽキャラ人形のぽキャラID、ユーザID、そのぽキャラが親友ぽキャラであるのか、売りぽキャラであるのかを表す親友ぽキャラフラグ、あるいはまた、そのぽキャラの服装に関するパラメータに代表される、そのぽキャラを表示するのに必要なぽキャラのキャラクタデータなどが含まれている。
【0145】
ぽキャラ情報として、さらに、親友ぽキャラが有する各種の機能に関する情報も登録されている。図31の例では、メール情報、スケジュール情報、お気に入り情報、しごと情報、一押し情報、さがす情報などが記憶されている。メール情報は、そのユーザ宛にいままで送信されてきたメール、あるいはそのユーザがいままでに送信したメールなどが記憶されている。
【0146】
スケジュール情報には、そのユーザの現在および過去のスケジュールや、ユーザが入力した覚え書きが記録されている。また、このスケジュールには、ぽキャラが実行する各種のイベントの情報なども記録されている。
【0147】
お気に入り情報には、ユーザがブックマークを付加したホームページのURLなどが記憶される。
【0148】
しごと情報には、ユーザが自分自身が保持する端末(ハードウェア)に関して、予め登録しておくことにより、受けることが可能なサービスに関する情報が登録されている。このしごと情報の中には、また、ユーザが一時的に預けたデータも記憶されている。
【0149】
一押し情報には、親友ぽキャラがそのユーザの思考を分析することで、自ら集めたお勧めコンテンツが登録されている。
【0150】
さがす情報には、検索エンジンや、ユーザが予め検索することを指令した売りぽキャラに関する情報が記録される。
【0151】
ぽキャラ情報としては、また、親友ぽキャラのキャラクタがネットワーク上の所定の装置に実際に表示されている位置を表す現在位置が登録されている。これにより、親友ぽキャラのキャラクタがネットワーク上の装置において、2つ以上の位置で同時に表示されるようなことが防止される(表示の排他性が実現される)。換言すれば、他のユーザが真のユーザの親友ぽキャラ人形161に成りすます他の親友ぽキャラ人形を利用して、ユーザの情報を盗むようなことが抑制される。すなわち、ぽキャラサービスサーバ9は、現在位置以外から親友ぽキャラIDが送信されてきたとき、エラー処理を実行する。その結果、ネットワーク上の装置には、1個の親友ぽキャラのキャラクタのみが表示される。
【0152】
また、2以上の装置から同時にぽキャラサービスサーバ9に対するアクセスが行われることによるデータの不整合性を防止することが可能となる。換言すれば、1人のぽキャラが複数の装置を行き来するようにすることで、ユーザに対して、排他的アクセスを直感的に理解させることが可能となる。
【0153】
ぽキャラ情報には、さらに、そのユーザが取得したコンテンツ情報と、そのコンテンツを使用するのに必要なライセンス情報なども記録される。コンテンツ情報には、コンテンツを識別するコンテンツIDや、そのコンテンツにアクセスするために必要なアクセス情報なども含まれている。ライセンス情報には、ライセンスを識別するライセンスID、暗号化されているコンテンツを復号する暗号鍵、ライセンスを取得するときアクセスするライセンスサーバのアドレスといった情報が記録される。
【0154】
売りぽキャラのぽキャラ情報(図32)には、ぽキャラID、親友ぽキャラフラグ、キャラクタ情報、コンテンツ情報、ライセンス情報の他、コンテンツ利用情報が含まれている。
【0155】
CPU121は、ステップS92における検索の結果、ぽキャラIDがぽキャラデータベース10に登録されていたか否かを、ステップS93において判定する。ぽキャラIDが登録されている場合には、ステップS94に進み、CPU121は、受け取ったぽキャラIDが親友ぽキャラのIDであるか否かを判定する。上述したように、この判定は、親友ぽキャラフラグから行うことができる。
【0156】
ぽキャラIDが親友ぽキャラのIDであると判定された場合、ステップS95に進み、CPU121は、ぽキャラデータベース10からぽキャラ情報(図31)を読み出す。
【0157】
ステップS96において、CPU121は、読み出したぽキャラ情報に記憶されている親友ぽキャラの現在位置から、親友ぽキャラの現在位置が、ぽキャラサービスサーバ9内であるか否かを判定する。親友ぽキャラの現在位置がぽキャラサービスサーバ9内であると判定された場合、ステップS103に進み、CPU121は、パーソナルコンピュータ22に対して、エラー情報を送信する。
【0158】
すなわち、この場合、親友ぽキャラの現在位置がぽキャラサービスサーバ9内であるにも関わらず、それ以外の装置から、親友ぽキャラ人形161に基づくアクセスがあったことになるので、なりすましのアクセスである恐れがある。従って、この場合には、エラー処理が行われることになる。
【0159】
ステップS96において、親友ぽキャラの現在位置が、ぽキャラサービスサーバ9内ではないと判定された場合、ステップS97に進み、CPU121は、ぽキャラデータベース10からカバン情報を読み出す。そして、ステップS98において、CPU121は、読み出したカバン情報をパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0160】
ステップS99において、CPU121は、ぽキャラ到着情報を受信したか否かを判定する。上述したように、パーソナルコンピュータ22は、カバン情報を受信すると、ぽキャラ到着情報を送信してくる(図12のステップS47)。ステップS98の処理で、カバン情報を送信したにも関わらず、ぽキャラ到着信号が受信されない場合には、異常な状態が発生していることが予想される。そこで、ステップS103に進み、CPU121は、エラー情報をパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0161】
これに対して、ステップS99において、ぽキャラ到着信号が受信されたと判定された場合、ステップS100に進み、CPU121は、親友ぽキャラの現在位置を、パーソナルコンピュータ22上であるとして、ぽキャラデータベース10に登録(更新)する。すなわち、いま、親友ぽキャラがパーソナルコンピュータ22に到着したことになるので、親友ぽキャラの現在位置がパーソナルコンピュータ22として登録される。
【0162】
上述したように、パーソナルコンピュータ22のユーザが、その親友ぽキャラのキャラクタ311が有する機能のうちの1つの機能を選択すると、その選択されたぽキャラの機能に関する情報が、パーソナルコンピュータ22から送信されてくる(図13のステップS52)。
【0163】
ステップS101において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、親友ぽキャラのキャラクタ311の機能が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定された場合には、ステップS102に進み、その選択された機能に対応する処理を実行する。これにより、例えば、メールに関する機能が選択された場合には、メール情報として登録されている情報がパーソナルコンピュータ22に送信される。スケジュールに関する機能が選択された場合には、登録されているスケジュールに関する情報がパーソナルコンピュータ22に送信される。
【0164】
ステップS101において、ぽキャラの機能が選択されていないと判定された場合には、ステップS102の処理はスキップされ、処理はステップS91に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0165】
ステップS94において、取得されたぽキャラIDが親友ぽキャラ人形161のIDではないと判定された場合(売りぽキャラ人形のIDであると判定された場合)、ステップS104に進み、CPU121は、その売りぽキャラ人形に対応するサーバ(上述した売りぽキャラ人形181に対応するIDの場合、コンテンツサーバ6)に通知する。後述するように、コンテンツサーバ6は、ぽキャラサービスサーバ9からこの通知を受け取った場合、さらに、パーソナルコンピュータ22からコンテンツデータの送信の要求を受けたとき、コンテンツデータを読み出し、パーソナルコンピュータ22に送信する処理を実行する(後述する図33のステップS121乃至ステップS123)。
【0166】
なお、ぽキャラサービスサーバ9は、各種のコンテンツ提供者あるいはサービス提供者が提供するコンテンツまたはサービスに対応する売りぽキャラ人形に関する管理も行っており、ぽキャラデータベース10には、図32に示されるように、全ての売りぽキャラ人形181に対応するバーチャルな売りぽキャラ人形のキャラクタを表示するのに必要なぽキャラ情報として、ぽキャラID、コンテンツIDにより特定されるコンテンツに付随するコンテンツ画像(例えば、コンテンツが、所定の歌手の曲のオーディオデータである場合、曲のタイトル、歌詞、歌手の映像)を表示させるのに必要なコンテンツ画像データ(コンテンツ利用情報)、コンテンツ情報等が登録されている。このコンテンツ情報の中には、ユーザがその売りぽキャラIDを送信してきたとき、ユーザからのアクセスがあったことを通知するアクセス先(ネットワーク上のアドレス)が含まれている。CPU121は、このアクセス先(通知先)に通知を行うことになる。
【0167】
次に、ステップS105において、CPU121は、課金処理を実行する。すなわち、このシステムにおいては、ユーザが売りぽキャラ人形181をおたち台23上に載置して、所定のサービスの提供を受けるとき、その都度そのサービスの提供を受けるための対価を支払うことになる。
【0168】
具体的には、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、通信部129を介して課金サーバ13にアクセスし、そのユーザのクレジットカード番号、または銀行口座番号に対する課金処理を要求する。課金サーバ13は、この要求に基づいて、所定の金額の課金処理を実行する。
【0169】
このようにして、ぽキャラサービスサーバ9の管理者は、ユーザが売りぽキャラ人形181を利用することに基づいて収益を上げることができる。
【0170】
なお、この課金処理は、ユーザに対して行うのではなく、売りぽキャラ人形181を販売した管理者に対して行うようにすることもできる。
【0171】
次に、ステップS106において、CPU121は、ぽキャラデータベース10から売りぽキャラのカバン情報(図18)を読み出し、ステップS107において、そのカバン情報をパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0172】
ステップS107の処理の後、処理はステップS91に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0173】
なお、例えば売りぽキャラ人形181が占いに関するぽキャラ人形であるような場合、その占いのコンテンツのデータ量がそれほど多くないようなとき、図18のカバン情報に、占いのコンテンツのデータも保存しておき、ぽキャラ呼び出し時に、そのコンテンツのデータをぽキャラのキャラクタと同時に表示させるようにすることも可能である。
【0174】
ステップS108において、CPU121は、ぽキャラの履歴を受信したと判定した場合、ステップS109に進み、ぽキャラの履歴をぽキャラデータベース10に登録する(更新する)処理を実行する。その後、処理はステップS91に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0175】
このようにして、例えば図13のステップS55の処理で、ぽキャラの履歴がパーソナルコンピュータ22から送信されてきた場合には、その履歴に基づいて、ぽキャラデータベース10が更新されることになる。
【0176】
ステップS110において、コンテンツサーバ6から決済の要求(後述する図33のステップS125の処理)を受けたと判定した場合、ステップS111に進み、CPU121は、コンテンツサーバ6から要求されたユーザに対する決済処理を行う。具体的には、CPU121は、ぽキャラデータベース10のユーザ情報(図30)に登録されているそのユーザのクレジットカード番号または銀行口座番号に関して、過去に、決済不能となった事例が存在するか否かを調べる。そして、ステップS112において、CPU121は、その調べた結果(決済結果)を、コンテンツサーバ6に通知する。
【0177】
その後、処理はステップS91に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0178】
次に、図33のフローチャートを参照して、ユーザが売りぽキャラ人形181をおたち台23上に載置して、コンテンツの提供を受ける場合におけるコンテンツサーバ6の処理について説明する。
【0179】
コンテンツサーバ6のCPU121は、ステップS121において、通信部129を介してぽキャラサービスサーバ9からパーソナルコンピュータ22からのアクセスがあったことの通知(図28のステップS104で送信される通知)を受け取ったか否かを判定する。ぽキャラサービスサーバ9から通知を受け取っていないと判定した場合には、ステップS124に進み、CPU121は、パーソナルコンピュータ22からプリペイド金額(または最大使用可能回数)の更新の要求(図16のステップS74)を受け取ったか否かを判定する。CPU121は、プリペイド金額(または最大使用可能回数)の更新の要求を受け取っていないと判定した場合には、処理を終了させる。
【0180】
ステップS121において、CPU121は、ぽキャラサービスサーバ9から通知を受け取ったと判定した場合、ステップS122に進み、その通知に記述されているパーソナルコンピュータ22からコンテンツデータの送信の要求(図14のステップS62)を受けたか否かを判定する。パーソナルコンピュータ22からコンテンツデータの送信の要求を受けた場合には、ステップS123に進み、CPU121は、記憶部128に記憶されている暗号化されているコンテンツデータを読み出し、通信部129からパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0181】
なお、このコンテンツデータは、予め暗号化された状態で記憶部128に記憶させておいてもよいが、送信する度に暗号化するようにすることも可能である。
【0182】
ステップS121で取得するぽキャラサービスサーバ9からの通知は、コンテンツを特定する情報を含んでいる必要がある。この情報はコンテンツIDでもよいが、コンテンツと売りぽキャラ人形181とが、1対1に対応している場合には、ぽキャラIDでもよい。
【0183】
ステップS122において、パーソナルコンピュータ22からコンテンツデータの送信の要求を受けていないと判定された場合には、ステップS123の処理はスキップされる。
【0184】
すなわち、ぽキャラサービスサーバ9から通知を受けたとしても、結局その通知に記述されているパーソナルコンピュータ22のユーザが、コンテンツデータの送信を要求してこなかった場合には、コンテンツデータの送信は行われないことになる。
【0185】
ステップS124において、パーソナルコンピュータ22からプリペイド金額(または最大使用可能回数)の更新の要求を受けたと判定された場合、ステップS125に進み、CPU121は、ぽキャラサービスサーバ9に対して、決済を要求する。この要求に基づいて、ぽキャラサービスサーバ9は、売りぽキャラ人形181を利用しているユーザに対して決済処理を行い、その決済結果をコンテンツサーバ6に通知してくる(上述した図29のステップS111,S112)。
【0186】
ステップS126において、コンテンツサーバ6のCPU121は、ステップS125の要求に基づいて、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてきた通知に基づいて、決済がOKであったか否かを判定する。決済がOKであった場合には、ステップS127に進み、CPU121は、パーソナルコンピュータ22に対して、プリペイド金額(または、最大使用可能回数)を更新するための更新データを送信する。上述したように、パーソナルコンピュータ22は、この更新データに基づいて、売りぽキャラ人形181のICチップ191のプリペイド金額(または、最大使用可能回数)を更新する(図16のステップS76)。これにより、ユーザは、再びコンテンツを利用することが可能となる。
【0187】
ステップS126において、ぽキャラサービスサーバ9からの通知が、決済がOKでなかったことを表している場合には、ステップS128に進み、CPU121は、エラー処理を実行する。すなわち、このとき、CPU121は、パーソナルコンピュータ22に対してコンテンツを提供することができないようなメッセージを出力する。ユーザは、これにより、プリペイド金額(または、最大使用可能回数)の更新ができなかったことを知ることができる。このメッセージは、図16のステップS76において、パーソナルコンピュータ22において表示される。
【0188】
次に、おたち台23上に、親友ぽキャラ人形161を載置して、ユーザがコンテンツサーバ7からコンテンツを取得し、ライセンスサーバ8からそのコンテンツを使用するのに必要なライセンスを取得する処理について説明する。この処理は、図13のステップS52における選択された機能に対応する処理の1つとして実行される。すなわち、この処理は、ユーザが親友ぽキャラのキャラクタ311が有する機能のうち、コンテンツ取得処理の機能を選択したとき開始される。
【0189】
ステップS131において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、コンテンツサーバ7にアクセスし、コンテンツの送信を要求する。アクセスするアドレスは、必要に応じてユーザが調べるものである。
【0190】
後述するように、コンテンツサーバ7は、アクセスしてきたパーソナルコンピュータ22に対して、コンテンツIDとライセンスIDを付加してコンテンツデータを送信してくる(後述する図35のステップS142)。そこで、ステップS132において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、コンテンツサーバ7からインターネット1を介して送信されてくるコンテンツデータを受信すると、ステップS133において、そのコンテンツデータを記憶部228に供給し、記憶させる。
【0191】
次に、ステップS134において、CPU221は、いま取得したコンテンツを識別するコンテンツID、記憶したコンテンツデータにアクセスするためのアクセス情報(記憶部228からコンテンツデータを読み出すために必要な情報)、並びにいま取得したコンテンツに対するライセンスを発行するライセンスサーバ(図1のシステムの場合、ライセンスサーバ8)のネットワーク上のアドレス(このアドレスは、コンテンツサーバ7からコンテンツデータに付随して送信されてくる)を、ぽキャラサービスサーバ9に送信する。
【0192】
パーソナルコンピュータ22のこのようなアクセスに対応してコンテンツサーバ7は、図35のフローチャートに示される処理を実行する。
【0193】
すなわち、ステップS141において、コンテンツサーバ7のCPU121は、パーソナルコンピュータ22からアクセスを受けると、ステップS142において、記憶部128に記憶しているコンテンツデータを読み出し、パーソナルコンピュータ22に送信する。このとき、CPU121は、コンテンツIDと、そのコンテンツを使用するのに必要なライセンスを識別するライセンスIDも同時に送信する。なお、このコンテンツデータも暗号化されている。
【0194】
また、パーソナルコンピュータ22の図34のステップS134の処理に対応してぽキャラサービスサーバ9は、図36のフローチャートに示される処理を実行する。
【0195】
最初に、ステップS151において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22がステップS134の処理で送信するコンテンツID、アクセス情報、並びにライセンスサーバのアドレスを受信する。ステップS152において、CPU121は、ステップS151の処理で受信したコンテンツID、アクセス情報、並びにライセンスサーバのアドレスを、一緒に送信されてきた親友ぽキャラIDに対応して、ぽキャラデータベース10に記憶する。
【0196】
次に、ステップS153において、CPU121は、ユーザがコンテンツを取得した処理に対応する課金処理を実行する。すなわち、コンテンツの対価の分の金額の決済を課金サーバ13に要求する。課金サーバ13は、この要求に基づいて、ユーザに対して課金処理を実行する。
【0197】
なお、このコンテンツの提供に対する課金処理は、ライセンス提供時に課金を行うようにすることで、省略することも可能である。コンテンツの提供に対して課金するのではなく、ライセンスの提供時に課金を行うようにすることで、ユーザは、金額の心配をせずに、コンテンツを任意の端末に、複数回、受信、記憶させることができる。従って、それだけコンテンツを効率的に配信することが可能となる。
【0198】
また、再生したい装置にコンテンツを予め記憶させておくことにより、装置が接続されている回線の容量が遅くても、高品質のコンテンツをその装置で利用することが可能となる。
【0199】
ユーザは、このようにしてコンテンツを取得しただけでは、コンテンツを利用することができない。すなわち、コンテンツを利用するには、コンテンツを利用するために必要なライセンスをさらに取得する必要がある。そこで、パーソナルコンピュータ22は、ライセンスを取得するために、図37のフローチャートに示される処理を実行する。
【0200】
この処理も図13のステップS52における選択された機能に対応する処理の1つとして実行される。
【0201】
ステップS171において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスする。ステップS172において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9にコンテンツIDに対応するライセンスの取得を要求する。このコンテンツIDは、図34のステップS132の処理で受信したコンテンツデータに含まれているものである。
【0202】
このように、ライセンスの取得を要求すると、後述するように、ぽキャラサービスサーバ9は、ライセンスサーバにアクセスし、ライセンスを取得する。そして、ライセンスを取得したとき、パーソナルコンピュータ22に対してライセンスの取得を通知してくる(後述する図38のステップS194,S195)。
【0203】
そこで、ステップS173において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてきたライセンス取得の通知を受信する。CPU221は、この通知の結果を出力部227の表示部に出力し、表示させる。これにより、ユーザは、ライセンスを取得したことを知ることができる。
【0204】
次に、図37のパーソナルコンピュータ22のライセンス取得処理に対応して実行されるぽキャラサービスサーバ9の処理について、図38のフローチャートを参照して説明する。
【0205】
ステップS191において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22からライセンス取得処理の要求(図37のステップS172の処理で出力された要求)を受信する。ステップS192において、CPU121は、ユーザはコンテンツを有しているか否かを判定する。ユーザがコンテンツを取得している場合、ぽキャラデータベース10にそのコンテンツにアクセスするためのアクセス情報が記憶されている(図36のステップS152)。そこで、このアクセス情報に基づいて、CPU121は、ユーザがコンテンツを有しているか否かを判定することができる。
【0206】
ステップS192において、ユーザがコンテンツを取得していると判定した場合、ステップS193に進み、CPU121は、コンテンツIDに対応するライセンスサーバにアクセスし、ユーザに対するライセンスの発行を要求する。図36のステップS152の処理で、ユーザがコンテンツを既に取得している場合には、そのコンテンツを利用するのにライセンスサーバのアドレスもぽキャラデータベース10に登録されている。また、そのライセンスを発行するライセンスサーバのアドレスも登録されている。
【0207】
ライセンスサーバ8は、ぽキャラサービスサーバ9からライセンスの発行を要求されると、ライセンスを発行し、ぽキャラサービスサーバ9に送信してくる(後述する図39のステップS212)。
【0208】
そこで、ステップS194において、CPU121は、ライセンスサーバ8から送信されてきた暗号鍵(暗号化されているコンテンツを復号するための鍵)とライセンスIDを、親友ぽキャラIDとコンテンツIDに対応してぽキャラデータベース10に記憶する。
【0209】
次に、ステップS195において、CPU121は、ライセンスが取得されたことをユーザ(パーソナルコンピュータ22)に通知する。
【0210】
そして、ステップS196において、CPU121は、ライセンス取得処理に対応する課金処理を実行する。すなわち、CPU121は、ライセンスに対応する対価の決済を課金サーバ13に要求する。課金サーバ13は、この要求に基づいて決済処理を実行する。
【0211】
ステップS192において、ユーザはコンテンツを有していないと判定された場合、ステップS197に進み、エラー処理が実行される。すなわち、この場合には、ユーザは、コンテンツを有していないので、ライセンスを取得する必要がない。そこで、エラー処理が実行される。具体的には、CPU121は、パーソナルコンピュータ22に対してエラーメッセージを送信する。パーソナルコンピュータ22は、ステップS173において、この場合、ライセンス取得の通知ではなく、エラーメッセージを受信することになる。
【0212】
ぽキャラサービスサーバ9からのアクセスに対応して、ライセンスサーバ8は、図39のフローチャートに示される処理を実行する。
【0213】
ステップS211において、ライセンスサーバ8のCPU121は、ぽキャラサービスサーバ9からライセンス発行の要求を受け取ったか否かを判定し、ライセンス発行の要求を受け取ったと判定したとき、ステップS212に進み、要求に含まれるコンテンツIDに対応するライセンス(暗号化されているコンテンツを復号するための暗号鍵とライセンスID)を記憶部128から読み出し、ぽキャラサービスサーバ9に送信する。
【0214】
ステップS211において、ぽキャラサービスサーバ9からライセンス発行の要求を受けていないと判定された場合、ステップS212の処理は実行されない。
【0215】
以上のようにして、ユーザは、コンテンツとライセンスを取得すると、コンテンツを使用する(再生する)ことが可能となる。
【0216】
次に、図40のフローチャートを参照して、この場合の処理について説明する。
【0217】
この場合の処理もユーザがおたち台23上に親友ぽキャラ人形161を載置して、1つの機能を選択した場合の、図13のステップS52の選択された機能に対応する処理の1つとして実行される。
【0218】
ステップS231において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスする。ステップS232において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9に対してコンテンツIDを指定して、コンテンツの再生を要求する。この要求に基づいて、ぽキャラサービスサーバ9は、ユーザがコンテンツとライセンスを取得していれば、コンテンツデータが保持されているアクセス先にアクセスしてコンテンツデータを取得する。この例の場合、パーソナルコンピュータ22に、コンテンツデータが保持されているので、ぽキャラサービスサーバ9からパーソナルコンピュータ22に、コンテンツデータの送信を要求してくる(後述する図41のステップS27)。ステップS233で、この要求を受信すると、CPU221は、指定されたアクセス先のコンテンツデータを読み出し、ぽキャラサービスサーバ9に送信する。
【0219】
ぽキャラサービスサーバ9は、受信した、暗号化されているコンテンツデータを暗号鍵を用いて復号し、復号したコンテンツデータを送信してくる(後述する図41のステップS275,ステップS276)。
【0220】
そこで、ステップS234において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてくるコンテンツデータを受信する。上述したように、このコンテンツデータは、既に復号されている。従って、パーソナルコンピュータ22は、暗号鍵を保持する必要がなく、また、その暗号鍵に基づいて復号する処理を行う必要がない。その結果、例えば、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)といった携帯性を重んじる必要性から複雑な処理を実行することが困難である携帯用の機器においても、コンテンツを再生することが容易となる。
【0221】
ステップS235において、CPU211は、ステップS234の処理で受信されたコンテンツを出力部227の表示部とスピーカから出力する。これにより、ユーザは、コンテンツを視聴することができる。
【0222】
次に、ステップS236において、CPU221は、プリペイド金額を減額する処理を実行する。この処理は、親友ぽキャラ人形161のICチップ171に対して、上述した売りぽキャラ人形181のICチップ191における場合と同様に実行される。
【0223】
ICチップ171にプリペイド金額が記憶されていない場合には、この処理は省略される。
【0224】
ステップS237において、CPU221は、減額されたプリペイド金額と再生回数を含む履歴を、ぽキャラサービスサーバ9に送信する。ぽキャラサービスサーバ9は、この履歴に基づいて、ぽキャラデータベース10を更新する(上述した図29のステップS109)。
【0225】
パーソナルコンピュータ22の図40に示されるフローチャートの処理に対応して、ぽキャラサービスサーバ9は、図28のステップS102の選択されたぽキャラの機能に対応する処理の1つとして、図41のフローチャートに示されるような処理を実行する。
【0226】
ステップS271において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22からコンテンツ再生の要求(コンテンツIDを含んでいる)を受け取るまで待機し、受け取ったとき、ステップS272において、要求を送信してきたユーザは、コンテンツIDに対応するライセンスを取得しているか否かを判定する。この判定は、パーソナルコンピュータ22から送信されてくる要求に含まれるコンテンツIDに対応して、ライセンスIDがぽキャラデータベース10に登録されているか否かから判定することができる。もちろん、この場合、ぽキャラIDとユーザIDの少なくとも一方は、図12のステップS43の処理で、パーソナルコンピュータ22から送信され、図28のステップS91の処理で、ぽキャラサービスサーバ9に、既に受信されている。
【0227】
ユーザがコンテンツIDに対応するライセンスを取得している場合には、ステップS273に進み、CPU121は、ステップS273において、アクセス情報に基づいて、コンテンツデータを保持するソースにアクセスする。図34を参照して説明したように、親友ぽキャラを利用してコンテンツデータを取得し、内蔵する記憶部にそのコンテンツデータを記録したとき、その装置(いまの場合、パーソナルコンピュータ22)は、そのコンテンツデータにアクセスするためのアクセス情報をぽキャラサービスサーバ9に送信し(図34のステップS134)、ぽキャラサービスサーバ9は、このアクセス情報を、ぽキャラデータベース10に登録している(図36のステップS152)。従って、CPU121は、このアクセス情報に基づいて、コンテンツデータを取得することができる。具体的には、いまの場合、CPU121は、パーソナルコンピュータ22にアクセスし、記憶部228に記憶されているコンテンツデータの読み出しを要求する。
【0228】
この要求に基づいて、パーソナルコンピュータ22は、コンテンツデータをぽキャラサービスサーバ9から指定された位置(アクセス先情報で指定される記憶部228)から読み出し、送信してくる(図40のステップS233)。そこで、CPU121は、ステップS274において、コンテンツデータを保持する装置から送信されてくるコンテンツデータを受信する。いまの場合、CPU121は、パーソナルコンピュータ22が送信してくるコンテンツデータを受信する(もちろん、アクセスしてきたパーソナルコンピュータ22以外の装置にコンテンツデータが保持されている場合には、その装置にアクセスし、コンテンツデータが受信される)。
【0229】
ステップS275において、CPU121は、パーソナルコンピュータ22から送信されてきたコンテンツデータを、暗号鍵を用いて復号する。この暗号鍵は、そのコンテンツを再生するために必要なライセンスの1つとして取得され、ぽキャラデータベース10に記憶されているものである(図38のステップS194)。
【0230】
次に、ステップS276において、CPU121は、ステップS275の処理で復号したコンテンツを、アクセスしてきたパーソナルコンピュータ22(親友ぽキャラのキャラクタ311が現在位置する装置)に送信する。上述したように、このコンテンツデータがパーソナルコンピュータ22において受信され、出力される(図40のステップS234,S235)。
【0231】
このように、暗号鍵をぽキャラサービスサーバ9に記憶させるようにすれば、暗号鍵が外部に出ることがなくなるので、暗号鍵が盗まれる恐れが少なくなる。その結果、暗号化コンテンツの解読が困難となり、セキュリティが向上する。
【0232】
その後、パーソナルコンピュータ22からコンテンツ再生が終了したタイミングで履歴情報が送信されてくる(図40のステップS237)。そこで、ステップS278において、CPU128は、パーソナルコンピュータ22から送信されてきた履歴を受信し、その履歴に基づいて、ぽキャラデータベース10の情報を更新する。この履歴には、コンテンツの再生回数、減額された後のプリペイド金額などが含まれている。
【0233】
ステップS272において、要求を送信してきたユーザがコンテンツIDに対するライセンスを取得していないと判定された場合には、ステップS278に進み、CPU121は、エラー処理を実行する(すなわち、この場合、エラーメッセージがパーソナルコンピュータ22に送信される)。パーソナルコンピュータ22は、ステップS234でコンテンツの代わりに、このエラーメッセージを受信し、これを出力部227に出力し、表示させる。
【0234】
なお、以上においては、ぽキャラサービスサーバ9が暗号化されているコンテンツデータを復号するようにしたが、ぽキャラサービスサーバ9からパーソナルコンピュータ22に対して鍵を送信し、パーソナルコンピュータ22において、コンテンツデータを復号させるようにしてもよい。
【0235】
このように、ユーザのエージェントとして機能する親友ぽキャラを介してコンテンツサーバから暗号化コンテンツを自由にダウンロードすることができ、また親友ぽキャラを介して、その暗号化コンテンツを自由にコピーすることが可能である。コピーが行われた場合、その格納場所がぽキャラデータベース10に登録される。親友ぽキャラは、再生が指示されると、ぽキャラデータベース10に登録されている格納場所を参照して、そのコンテンツをユーザに提供する。従って、ユーザは、そのコンテンツを視聴したり、さらに他の装置にコピーしたり、ストリーミングで再生することが可能となる。ただし再生には、常に親友ぽキャラが必要となる。
【0236】
なお、コンテンツのコピーや再生の度にコンテンツを異なる鍵で暗号化するようにすることで、鍵が盗まれたとしても、それに基づく被害を最小限に抑えることができる。これにより、セキュリティを向上させることができる。
【0237】
ぽキャラサービスサーバ9に対するログインは、親友ぽキャラ人形161をおたち台上に載置する以外に、ユーザに対して割り当てられたIDとパスワードを入力することで行うことも可能とされている。その結果、第三者がIDとパスワードを盗んで、真のユーザになりすましてぽキャラサービスサーバ9に対してアクセスする場合がある。このような場合、真のユーザが(親友ぽキャラ人形161を保持するユーザが)、親友ぽキャラ人形161を利用してネットワーク上の所定の装置からぽキャラサービスサーバ9に対してログインしている場合には、ぽキャラサービスサーバ9は、後からログインしてきたユーザに対して、親友ぽキャラ人形161のキャラクタのシルエット(黒い影)だけを表示させることで、その時点において、親友ぽキャラのキャラクタが、他の装置で使用中であることをユーザに知らしめる。すなわち、ぽキャラサービスサーバ9に対するアクセスは、排他的なものであることを、ユーザは直感的に理解させることができる。
【0238】
その結果、親友ぽキャラを利用したコンテンツ再生も、ネットワーク上の1台の装置でしか行うことができないことになり、ユーザは、DRM(Digital Right Management)を意識せずとも、コンテンツの著作権を守ることができることになる。
【0239】
親友ぽキャラ人形161のICチップ171にプリペイド金額(または再生回数)が記憶されており、コンテンツを再生する度に、そのプリペイド金額(または再生回数)が減算されていくような場合、次に、プリペイド金額(または再生回数)が0となったとき、ユーザは、以後、コンテンツを再生(使用)することができなくなる。そこで、このような場合、ユーザは、所定の金額をさらに追加的に支払うことで、コンテンツを再び再生することができるようになる。この場合の処理について、図42と図43のフローチャートを参照して説明する。
【0240】
図42のフローチャートの処理は、ユーザが親友ぽキャラ人形161をおたち台23上に載置して、1つの機能を選択した場合における図13のステップS52の選択された機能に対応する処理の1つとして実行される。
【0241】
ステップS301において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9に対してプリペイド金額(または最大使用可能回数)の更新を要求する。この要求に基づいて、ぽキャラサービスサーバ9は、プリペイド金額(または最大使用可能回数)に対応する課金処理を行った後、プリペイド金額(または最大使用可能回数)をパーソナルコンピュータ22に送信してくる(後述する図43のステップS322乃至ステップS326)。そこで、ステップS302において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてきたプリペイド金額(または最大使用可能回数)を受信する。ステップS303において、CPU221は、受信したプリペイド金額(または最大使用可能回数)をリーダライタ241を介してICチップ171に記憶されているプリペイド金額(または最大使用可能回数)に加算する。
【0242】
このようにして、以後、ユーザは、再びプリペイド金額(または最大使用可能回数)の範囲内において、再びコンテンツを再生することが可能となる。
【0243】
ぽキャラサービスサーバ9は、図42のフローチャートに示されるパーソナルコンピュータ22の処理に対応して、図43のフローチャートに示される処理を実行する。
【0244】
すなわち、この処理は、図28のステップS102の選択されたぽキャラの機能に対応する処理の1つとして実行される。
【0245】
ステップS321において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22からプリペイド金額(または最大使用可能回数)更新の要求を受け取るまで待機し、受け取ったとき、ステップS322において、要求を送信してきたユーザ(親友ぽキャラのキャラクタ311に対応するユーザ)は、クレジットカードを使用しているか否かを判定する。この判定は、ぽキャラデータベース10に登録されているユーザ情報から判定することができる。
【0246】
ユーザがクレジットカードを有している場合には、ステップS323に進み、CPU121は、ユーザの要求からプリペイド金額(または最大使用可能回数)を抽出する。ステップS325において、CPU121は、ステップS323の処理で抽出したプリペイド金額(または最大使用可能回数)に対応する金額は、決済可能な金額であるか否かを判定する。すなわち、クレジットカードにより決済可能な金額であるか否かがここで判定される。予め設定されている基準の金額以上の金額は、決済不能と判定される。
【0247】
プリペイド金額に対応する金額が決済可能な金額である場合には、ステップS325に進み、CPU121は、その金額に対する決済処理を実行する。すなわち、このとき、CPU121は、課金サーバ13にプリペイド金額に対応する課金処理を要求する。課金サーバ13は、この要求に対応して、そのユーザのクレジットカード番号に基づいて、プリペイド金額の引き落としの処理を実行する。
【0248】
もちろん、このような処理は、クレジットカードではなく、銀行口座からの引き落としの処理として実行することも可能である。
【0249】
ステップS326において、CPU121は、プリペイド金額(または最大使用可能回数)を、パーソナルコンピュータ22に送信する。上述したように、パーソナルコンピュータ22は、これを受信すると、親友ぽキャラ人形161のICチップ171のプリペイド金額(または最大使用可能回数)を更新する(図42のステップS303)。
【0250】
次に、ステップS327に進み、CPU121は、ユーザの履歴を更新する。すなわち、ユーザがそのとき保持するプリペイド金額(または最大使用可能回数)がぽキャラデータベース10に登録される。
【0251】
ステップS322において、ユーザがクレジットカードを有していないと判定された場合、またはステップS324において、プリペイド金額が決済可能な金額ではないと判定された場合、ステップS328に進み、CPU128は、エラー処理を実行する。すなわち、このとき、CPU121は、プリペイド金額を更新することができない旨のメッセージをパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0252】
パーソナルコンピュータ22は、図42のステップS302において、プリペイド金額の代わりにこのメッセージを受信する。そして、このメッセージが出力部227の表示部に表示される。ユーザは、これによりプリペイド金額の更新ができなかったことを知ることができる。
【0253】
なお、このようなプリペイド金額を増額(更新)する処理は、売りぽキャラ人形181のICチップ191に記憶されているプリペイド金額に対して行うようにすることも可能である。
【0254】
売りぽキャラ人形181のICチップ191に記憶されているプリペイド金額の更新処理を行う場合、親友ぽキャラから入金させるようにすることも可能である。このようにすれば、課金決済が、親友ぽキャラに一本化されるので便利となる。
【0255】
この場合、例えばユーザは、売りぽキャラ人形161をおたち台上23に載置することで、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスする。そして、ぽキャラサービスサーバ9は、メニューを表示させた後、そのメニューの中から、例えば「売りぽキャラ人形に入金(クーポン購入)」の項目を選択させる。この選択が行われたとき、ぽキャラサービスサーバ9は、例えば「入金したいぽキャラ人形をおたち台に載せてください」のようなメッセージをパーソナルコンピュータ22に表示させる。ユーザは、このメッセージに従って、おたち台に載置されている親友ぽキャラ人形161を取り外し、代わりに売りぽキャラ人形181を載置する。但し、この場合、ぽキャラサービスサーバ9は、対応する装置からのアクセス(接続)をそのまま継続させる。
【0256】
ぽキャラサービスサーバ9(またはコンテンツサーバ6)は、売りぽキャラ人形181のICチップ191に対するプリペイド金額の更新処理を行った後、再び、例えば「親友ぽキャラ人形をおたち台に載せてください」のようなメッセージをパーソナルコンピュータ22に表示させる。ユーザが、このメッセージに従って親友ぽキャラ人形161をおたち台23上に載置したとき、ぽキャラサービスサーバ9は、売りぽキャラ人形181のICチップ191に対して行ったプリペイド金額の更新処理に対応する課金処理を、親友ぽキャラ人形161に基づいて実行する。
【0257】
あるいはまた、売りぽキャラ人形181によりコンテンツを再生することができなかった場合において、ぽキャラサービスサーバ9は、「入金(クーポン購入)しますか」のようなメッセージをパーソナルコンピュータ22に表示させ、「OK」ボタンが操作されたとき、親友ぽキャラ人形161と入れ替える操作を促すメッセージをさらに表示させ、売りぽキャラ人形181に代えて、親友ぽキャラ人形161がおたち台23上に載置されたとき、課金処理を実行させる。その後、再び親友ぽキャラ人形161に代えて、売りぽキャラ人形181をおたち台23上に載置させる操作を促すメッセージが表示される。ユーザは、このメッセージに従って、売りぽキャラ人形181をおたち台23上に載置する。このとき、プリペイド金額の更新処理が行われ、コンテンツ再生が再び可能な状態となる。
【0258】
次に、親友ぽキャラを利用して、所定の端末に保存されたコンテンツを、その端末で再生する他の処理例について、図44のフローチャートを参照して説明する。
【0259】
なお、コンテンツは、例えば、上述した図34のフローチャートに示される処理により、端末としてのパーソナルコンピュータ22の記憶部228にすでに記憶されているものとする。
【0260】
ステップS401において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、保存されているコンテンツのタイトル(名称)を、出力部227を構成する表示部に表示させる。ユーザは、入力部226を操作することで、表示されたタイトルの中から、所定のコンテンツを再生対象として指定する。そこで、CPU221は、ステップS402において、入力部226の入力に基づいて、ユーザが指定したコンテンツを選択する。
【0261】
ステップS403において、CPU221は、ステップS402の処理で選択されたコンテンツのコンテンツIDを通信部229を制御して、ぽキャラサービスサーバ9へ送信させる。図45を参照して後述するように、ぽキャラサービスサーバ9は、このコンテンツIDに対応して、エラー情報(ステップS425)または暗号鍵(ステップS424)を送信してくる。
【0262】
そこで、ステップS404において、CPU221は、エラー情報を受信したか否かを判定し、エラー情報を受信したと判定した場合には、ステップS409に進み、エラー処理を実行する。
【0263】
これに対して、エラー情報を受信していないと判定した場合、ステップS405に進み、CPU221は、課金処理に必要な課金情報をユーザの入力に基づいて取得し、課金情報をぽキャラサービスサーバ9に送信する。
【0264】
ステップS406において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9が送信してきた暗号鍵(ステップS424の処理で送信された暗号鍵)を受信する。ステップS407において、CPU221は、ステップS406の処理で受信した暗号鍵を用いて、ステップS402の処理で選択されたコンテンツ(暗号化されている)を復号する。ステップS408において、CPU221は、ステップS407の処理で復号したコンテンツを出力部227から出力させる。
【0265】
図44の以上の処理に対応して、ぽキャラサービスサーバ9は、図45のフローチャートに示される処理を実行する。
【0266】
ステップS421において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22から送信されてきた(ステップS403の処理で送信された)コンテンツIDを受信する。ステップS422において、CPU121は、ステップS421で受信したコンテンツIDに対応したライセンスを、ユーザが取得しているか否かを判定する。図31を参照して説明したように、親友ぽキャラのぽキャラ情報として、コンテンツ情報としてコンテンツIDが、またライセンス情報として、ライセンスIDが登録されている。CPU121は、受信したコンテンツIDに対応してライセンスIDが登録されているか否かを、図31のぽキャラ情報に基づいて判定する。
【0267】
ステップS422において、コンテンツIDに対応したライセンスが取得されていると判定された場合、ステップS423に進み、CPU121は、パーソナルコンピュータ22がステップS405の処理で送信してきた課金情報を受信し、課金処理を行う。ステップS424において、CPU121は、ライセンスIDに対応する暗号鍵を読み出し、再生端末(いまの場合、パーソナルコンピュータ22)に送信する。この暗号鍵が上述したように、パーソナルコンピュータ22において、ステップS406で受信される。
【0268】
ステップS422において、コンテンツIDに対応してライセンスが取得されていないと判定された場合には、ステップS425に進み、CPU121は、エラー処理を実行する。そして、CPU121は、エラー情報をパーソナルコンピュータ22に送信する。
【0269】
次に、コンテンツを保存していない端末がコンテンツを再生する場合の処理について、図46のフローチャートを参照して説明する。
【0270】
なお、いま、例えば、パーソナルコンピュータ26にコンテンツが登録されており、このコンテンツをパーソナルコンピュータ22が再生するものとする。
【0271】
ステップS441において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスし、ぽキャラデータベース10に登録されている各コンテンツのアクセス情報を受信する。上述したように、ぽキャラデータベース10には、コンテンツのアクセス先(コンテンツを保持している装置)としてのアクセス情報が登録されており、CPU221は、これをぽキャラサービスサーバ9から受信する。
【0272】
ステップS442において、CPU221は、受信したアクセス情報に基づいて、暗号化コンテンツとそれが保存されている端末のリストを、出力部227に表示する。ユーザは、入力部226を操作することで、表示されているコンテンツの中から所定のコンテンツを選択する。そこで、ステップS443において、CPU221は、入力部226からの入力に基づいて、コンテンツを選択し、選択されたコンテンツのアクセス情報からアクセス先を決定する。
【0273】
ステップS444において、CPU221は、ステップS443の処理で決定したアクセス先へ、通信部229を制御して、直接接続する処理を実行する。いまの場合、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、コンテンツを格納しているパーソナルコンピュータ26にアクセスする。
【0274】
ステップS445において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9に対して、ステップS443において決定された(選択された)コンテンツのコンテンツIDを送信する。ぽキャラサービスサーバ9は、後述するように、コンテンツIDに対応する暗号鍵を送信してくる(後述する図48のステップS493)。
【0275】
そこで、ステップS446において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9から送信されてくる暗号鍵を受信する。ステップS447において、CPU221は、コンテンツ提供端末(いまの場合、パーソナルコンピュータ26)にコンテンツIDを送信する。
【0276】
ステップS448において、CPU221は、コンテンツを保存するか否かを判定する。この判定は、ユーザからの入力に基づいて行われる。
【0277】
コンテンツを保存する場合、ステップS449に進み、CPU221は、パーソナルコンピュータ26から送信されてきた暗号化されているコンテンツを受信すると、これを記憶部228に保存する。
【0278】
ステップS450において、CPU221は、アクセス情報の更新情報を、ぽキャラサービスサーバ9に送信する。すなわち、いま、コンテンツが、パーソナルコンピュータ26からパーソナルコンピュータ22に転送されたので、そのコンテンツに対するアクセス先が以後、パーソナルコンピュータ22とされるように(そのコンテンツを保持している端末は、パーソナルコンピュータ22であるとされるように)、アクセス先がぽキャラサービスサーバ9に送信される。
【0279】
ステップS451において、CPU221は、記憶部228に記憶された暗号化されているコンテンツを、ステップS446の処理で受信した暗号鍵を用いて復号し、再生する。再生出力は、出力部227から出力される。
【0280】
ステップS448において、コンテンツを保存しないと判定された場合には、ステップS452において、CPU221は、暗号鍵を用いて、コンテンツを復号しながら、出力部227からストリーミング再生する。
【0281】
以上の図46のフローチャートに示されるパーソナルコンピュータ22の処理に対応して、パーソナルコンピュータ22に対して、コンテンツを提供するパーソナルコンピュータ26は、図47のフローチャートに示される処理を実行する。
【0282】
最初に、ステップS471において、パーソナルコンピュータ26のCPU221は、ぽキャラデーモンを起動する。ステップS472において、ぽキャラデーモンは、他の端末からアクセスを受けるまで待機し、他の端末からアクセスを受けた場合(いまの場合、パーソナルコンピュータ22からアクセスを受けた場合)、ステップS473に進み、再生端末からコンテンツIDを受信する。いまの場合、ステップS447の処理でパーソナルコンピュータ22が送信したコンテンツIDが受信される。ステップS474において、パーソナルコンピュータ26のCPU221は、接続元へ暗号化コンテンツを送信する。いまの場合、パーソナルコンピュータ22に暗号化コンテンツが送信される。
【0283】
上述したように、この暗号化コンテンツがパーソナルコンピュータ22において、ステップS449で保存されるか、ステップS452において、復号しながら、ストリーミング再生されることになる。
【0284】
図46のパーソナルコンピュータ22の処理に対応して実行されるぽキャラサービスサーバ9の処理について、図48を参照して説明する。
【0285】
ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、ステップS491において、再生端末へアクセス情報を送信する。すなわち、CPU121は、ぽキャラデータベース10に登録されているアクセス情報を読み出し、これをパーソナルコンピュータ22に送信する。パーソナルコンピュータ22は、上述したように、このアクセス情報をステップS441の処理で受信する。
【0286】
ステップS492において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、再生端末(いまの場合、パーソナルコンピュータ22)からコンテンツIDを受信する。このコンテンツIDは、図46のステップS445の処理で、パーソナルコンピュータ22から送信されたものである。
【0287】
ステップS493において、CPU121は、再生端末からアクセス情報の更新情報を受信する。この更新情報は、図46のステップS450において、パーソナルコンピュータ22から送信されたものである。
【0288】
ステップS495において、CPU121は、ステップS494の処理で受信したアクセス情報をぽキャラデータベース10に登録(更新)する。このようにして、コンテンツが移動されたので、いままでパーソナルコンピュータ26がアクセス先として登録されていたコンテンツのアクセス先が、パーソナルコンピュータ22に変更されることになる。
【0289】
次に、図49のフローチャートを参照して、暗号化コンテンツを他の装置にコピーする処理について説明する。例えば、パーソナルコンピュータ26が保持するコンテンツを、パーソナルコンピュータ52にコピーするものとする。
【0290】
ステップS511において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ぽキャラサービスサーバ9からアクセス情報を受信する。ステップS512において、CPU221は、ステップS511の処理で受信したアクセス情報に基づいて、暗号化コンテンツとそれが保存された端末のリストを、出力部227に出力し、表示させる。
【0291】
ユーザは、この表示を見て、コピー元とコピー先を、入力部226を操作することで指定する。
【0292】
そこで、ステップS513において、CPU221は、入力部226からの入力に基づいて、コピーする暗号化コンテンツを選択するとともに、コピー元としてパーソナルコンピュータ26を、また、コピーとしてパーソナルコンピュータ52を、それぞれ選択する。ステップS514において、CPU221は、コピー元またはコピー先にコピーを通知する。いまの場合、コピー元は、パーソナルコンピュータ26であり、コピー先は、パーソナルコンピュータ52であるので、それぞれにコピーの通知が行われる。
【0293】
この通知に基づいて、図50と図51のフローチャートを参照して後述するように、コピー元からコピー先にコンテンツが転送され、コピーされる。
【0294】
ステップS515において、パーソナルコンピュータ22のCPU221は、コピー元またはコピー先からの通知に基づいて、コピーが正常に終了したか否かを判定する。正常に終了した場合には、ステップS516に進み、CPU221は、アクセス情報を更新する。すなわち、この場合、コンテンツが両方に格納されたことになるので、アクセス先として、パーソナルコンピュータ26とパーソナルコンピュータ52の両方が登録される。
【0295】
ステップS515において、コピーが正常終了しなかったと判定された場合、ステップS517に進み、CPU221は、エラー処理を実行する。
【0296】
次に、図50のフローチャートを参照して、コピー元の処理について説明する。いまの場合、この処理は、パーソナルコンピュータ26により実行されることになる。
【0297】
ステップS531において、パーソナルコンピュータ26のCPU221は、パーソナルコンピュータ22からステップS514の処理で発行されたコピーの通知(コピー要求)を受信する。ステップS532において、パーソナルコンピュータ26のCPU221は、記憶部228に記憶されているコンテンツを読み出し、ステップS533において、そのコンテンツを通信部229からパーソナルコンピュータ52に送信させる。送信が正常に終了したとき、CPU221は、その旨をパーソナルコンピュータ22に通知する。
【0298】
図51は、コピー元の処理に対応して実行されるコピー先の処理を表している。いまの場合、このコピー先の処理は、パーソナルコンピュータ52により実行される。
【0299】
パーソナルコンピュータ52は、ステップS551において、パーソナルコンピュータ22がステップS514の処理で発行したコピーの通知(コピー要求)を受信する。ステップS552において、パーソナルコンピュータ52のCPU221は、コピー元としてのパーソナルコンピュータ26が、ステップS33の処理で送信したコンテンツを受信する。ステップS563において、パーソナルコンピュータ52のCPU221は、ステップS552の処理で受信したコンテンツを記憶部228に記録する。受信が正常に終了したとき、CPU221は、その旨を、パーソナルコンピュータ22に通知する。
【0300】
以上においては、ユーザが、部屋31のパーソナルコンピュータ22に接続されているおたち台23上に、親友ぽキャラ人形161または売りぽキャラ人形181を載置することで、各種の処理を実行するようにしたが、ユーザは、使用したい機器に接続されているおたち台上にぽキャラ人形を載置すればよい。例えば、親友ぽキャラのキャラクタ311に対応して、テレビジョン受像機を制御する機能が付加されている場合、ユーザは、親友ぽキャラ人形161を部屋32に配置されているテレビジョン受像機24に接続されているおたち台25上に載置することで、テレビジョン受像機24を制御することができる。
【0301】
また、例えば、おたち台23上に親友ぽキャラ人形161を載置して、パーソナルコンピュータ22に記録したコンテンツを、部屋33上において使用することも可能である。この場合、ユーザは、部屋33のパーソナルコンピュータ26に接続されているおたち台27上に、親友ぽキャラ人形161を載置する。このとき、パーソナルコンピュータ26からアクセスを受けたぽキャラサービスサーバ9は、パーソナルコンピュータ22に記録されているコンテンツデータを読み出し、復号し、パーソナルコンピュータ26に送信してくる。従って、ユーザは、任意の位置で(使用したいと思う機器に接続されているおたち台に親友ぽキャラ人形161を載置することで)、コンテンツを使用することができる。
【0302】
例えば、ユーザは、親友ぽキャラ人形161を職場5に持って行き、職場5に配置されているパーソナルコンピュータ52に接続されているおたち台53上に載置すれば、パーソナルコンピュータ52がLAN51からISP4を介してインターネット1に接続し、インターネット1から、さらにぽキャラサービスサーバ9に接続する。従って、ユーザは、例えば、自宅宛に送信されてきたメールも職場5で確認することができる。もちろん、職場5からメールを出すことも可能である。
【0303】
以上のようにして、ユーザは、親友ぽキャラ人形161を携帯して使用したいと思う装置に接続されているおたち台に親友ぽキャラ人形161を載置することで、その装置からエージェントして機能する親友ぽキャラに関するサービスの提供を受けることが可能となる。その装置は、例えば、図1に示される携帯電話機61とすることも可能である。
【0304】
但し、携帯電話機61には、おたち台は接続されず、携帯電話機61は、リーダライタを内蔵している。従って、ユーザは、親友ぽキャラ人形161を携帯電話機61に近接配置することで(接触させることで)、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスすることができる。
【0305】
携帯電話機61の場合、おたち台が存在しないため、親友ぽキャラ人形161をお立ち台上に常に載置しておくということができない。このため、携帯電話機61から、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスする場合には、携帯電話機61に対して、親友ぽキャラ人形161が近接配置されたとき、ぽキャラサービスサーバ9にアクセス(ログイン)が行われ、その後、親友ぽキャラ人形161が携帯電話機61から離されたとしても、ぽキャラサービスサーバ9に対するアクセス(接続)はそのまま継続される。
【0306】
ユーザは、ログアウトするとき、携帯電話機61のボタンなどを適宜操作することでメニューを表示させ、そのメニューの中からログアウトの項目を選択し、ログアウトを指令する。この操作が行われたとき、ログアウトが実行される。
【0307】
売りぽキャラ人形181を使用する場合にも同様に、ユーザは、売りぽキャラ人形181を携帯電話機61の近傍に配置する(接触させる)。この場合においても、一旦アクセス(ログイン)が行われると、そのアクセス(接続)は、以後、メニューからログアウトをユーザが指示するまで継続される。
【0308】
携帯電話機61に内蔵されるCPUは、一般的に、パーソナルコンピュータなどに内蔵されるCPUに比べて、その能力が低いので、親友ぽキャラあるいは売りぽキャラのキャラクタを表示させる場合の解像度、色数、ポリゴン数、コマ数などは、パーソナルコンピュータなどに表示させる場合に比べて、簡易なフォーマットのものに変更される。
【0309】
ぽキャラデータは、例えば、XMLベースのデータで表現することが可能である。この他、Java(登録商標)を用いてキャラクタを表示させるようにすることも可能である。また、iモードを利用することも可能である。
【0310】
携帯電話機61とともに、親友ぽキャラ人形161を携帯するとすると、親友ぽキャラ人形161が、余りに大きすぎると携帯に不便となる。そこで、親友ぽキャラ人形161を、例えばキーホルダーにより保持することができるキー(鍵)程度の大きさにし、例えば、携帯電話機61のストラップに、アクセサリのようにして吊り下げるようにすることができる。
【0311】
ICチップは、小さくすることが可能であるので、親友ぽキャラ人形161を携帯電話機61のストラップに吊り下げることができる程度の大きさにすることは可能である。
【0312】
携帯電話機の他、PDA、デジタルスチルカメラ、カムコーダ、ビデオテープレコーダ、DVDレコーダ、ハードディスクレコーダ、カーナビゲーション装置、コンピュータゲーム機器といった各種の装置から、ぽキャラサービスサーバ9に対してアクセスできるようにすることもできる。
【0313】
以上においては、主としてコンテンツを利用する場合について説明したが、エージェントとして機能する親友ぽキャラは、図31を参照して説明した一押し情報を生成するために、ユーザの嗜好を分析し、ユーザからの指示がなくても、ユーザの好むコンテンツをインターネット1に接続されている各種のサーバから取得する。従って、ユーザは、親友ぽキャラを介して、この一押し情報を見ることができる。親友ぽキャラは、一押し情報の閲覧が指令されたとき、それまでに検索されたコンテンツを紹介する売りぽキャラを表示させる。ユーザは、この売りぽキャラを介して一押し情報として、それまでに取得されたコンテンツの提示を受けることができる。すなわち、この場合には、売りぽキャラ人形181を介させずに、売りぽキャラが表示されることになる。
【0314】
ユーザが、売りぽキャラのポータルサイトにアクセスする場合にも同様である。これらの場合において、課金は、売りぽキャラではなく、親友ぽキャラを介して行われることになる。
【0315】
さらに、売りぽキャラのぽキャラIDをブックマークして、例えば、図31を参照して説明したお気に入り情報として登録しておけば、その売りぽキャラのURLに、迅速にアクセスすることが可能となる。
【0316】
また、以上においては、親友ぽキャラ人形161および売りぽキャラ人形181を人形の形態としたが、動物、建造物、その他のオブジェクトとすることが可能である。
【0317】
さらに、売りぽキャラ人形の変形例として、例えば、コンパクトディスク(CD)や、DVD(Digital Versatile Disc)のジャケットをオブジェクトとして利用することが可能である。
【0318】
この場合、そのジャケット(オブジェクト)にICチップが内蔵される。従って、そのジャケットをおたち台上に載置すると、そのジャケットに対応する売りぽキャラのキャラクタがおたち台に接続されている装置に表示されることになる。この場合の売りぽキャラは、例えば、そのジャケットがCDのジャケットである場合、そのCDに収録されているコンテンツとしての歌を歌っている歌手のキャラクタとされる。
【0319】
この売りぽキャラのキャラクタは、ユーザと疑似的に会話をしたり、対応する歌手のホームページを紹介する処理を行う。
【0320】
あるいはまた、売りぽキャラは、そのジャケットに収容されているICチップに記録されているクーポンに基づいて、その歌手の最新の歌(コンテンツ)をユーザに試聴させる。また、このICチップには、そのCDに記録されているコンテンツに関する解説や、歌手のプロモーション情報なども記憶されており、売りぽキャラは、これを紹介する。
【0321】
あるいはまた、そのジャケットがDVDのジャケットであるような場合、そのDVDに収録されている映画の主人公のキャラクタが売りぽキャラとして登場する。そのジャケットのICチップには、その映画に関する製作過程の詳しい情報、クーポンなどが記憶されており、売りぽキャラは、そのクーポンに基づいて、映画に関係するグッズを販売する処理を行う。
【0322】
オブジェクトにユーザ識別情報を保持させ、そのオブジェクトに対応する画像を表示部に表示させるようにすることで、ユーザに自分自身のオブジェクトの関係を直感的に認識させることができ、他のユーザのオブジェクトを誤って使用してしまうようなことを抑制することが可能となる。
【0323】
ユーザ識別情報を管理し、他の情報処理装置から送信されてきたユーザ識別情報を受信した場合、受信されたユーザ識別情報を管理されているユーザ識別情報に基づいて認証し、その認証結果に基づいて、他の情報処理装置がユーザ識別情報に対応する画像を表示するのに必要な表示情報を、ネットワークを介して送信するようにすることで、他の情報処理装置を使用するユーザを、簡単かつ確実に、識別させることが可能となる。
【0324】
取得したユーザ識別情報を、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信し、他の情報処理装置からそのユーザ識別情報に基づいて、認証された結果を受信し、その認証の結果に基づいて、ユーザ識別情報に対応する画像を表示するように制御することで、ユーザに、自分自身を確実に認証させることが可能となる。
【0325】
人形にメモリを内蔵させ、そのメモリにユーザ識別情報を記憶させ、かつ人形の形状を、表示される画像に対応する形状にすることで、ユーザにその人形を用いて、確実に認証処理を行わせることが可能となる。
【0326】
オブジェクト識別情報を記憶するオブジェクトを配布し、ネットワークを介してオブジェクト識別情報を受信した場合、オブジェクト識別情報に対応するコンテンツ識別情報を得て、コンテンツ識別情報に対応するコンテンツをネットワークを介して送信するようにすることで、コンテンツをより効果的に、各ユーザに配布することが可能なシステムを実現することが可能となる。
【0327】
第2の他の情報処理装置が送信してくるオブジェクト識別情報に基づく通知を、ネットワークを介して第1の情報処理装置に送信し、第2の他の情報処理装置のユーザに課金処理を行うようにすることで、コンテンツを安全に、各ユーザに提供するとともに、提供したコンテンツに対する対価を、確実に回収することが可能となる。
【0328】
オブジェクトに記憶されているコンテンツ識別情報を取得し、ネットワークを介して、他の情報処理装置にコンテンツ識別情報を送信し、対応するコンテンツを受信し、受信したコンテンツを出力するようにすることで、オブジェクトを取得するだけで、対応するコンテンツを確実に利用することが可能となる。
【0329】
人形が保持するメモリに、人形識別情報を記憶させるとともに、その人形の形状を、コンテンツに関係する画像に対応するようにすることで、ユーザにコンテンツを効果的に配布することが可能となる。
【0330】
オブジェクトが保持するメモリにコンテンツ識別情報を記憶させるとともに、そのオブジェクトに、コンテンツに関係する画像に対応する特徴を保持させることで、ユーザにコンテンツを、より楽しんで使用させることが可能となる。
【0331】
上述したように、ユーザは、親友ぽキャラまたは売りぽキャラを利用して、音楽データや映像データなどのコンテンツを利用したり、或いは、各種のサービスを利用することができる。
【0332】
また、本発明を適用した情報処理システムにおいては、ユーザは、オーナの感性に基づいて選択された(セレクトされた)売りぽキャラを提供する、ネットワーク上の仮想のセレクトショップにアクセスして、そこで選択した好みの売りぽキャラによるコンテンツやサービスの提供を受けることができる。
【0333】
図52は、セレクトショップを介して売りぽキャラが提供される、本発明を適用した情報処理システムの概念を示す図である。
【0334】
例えば、インターネット1に接続されているパーソナルコンピュータのユーザがオーナーとなり、ぽキャラサービスサーバ9により管理される所定のサイトに、そのオーナーにより選択された売りぽキャラが提供されるセレクトショップが開設される。
【0335】
それぞれのセレクトショップに用意される売りぽキャラの画像は、図1のぽキャラデータベース10の所定の領域に記憶されている、その売りぽキャラの各種の情報(ぽキャラID、売りぽキャラのキャラクタの画像データ、売りぽキャラにより提供されるコンテンツに関する情報、或いは、売りぽキャラの提供者に関する情報)にリンクされており、セレクトショップを訪れたユーザは、そこに用意されている売りぽキャラを指定することで、指定した売りぽキャラを、自らが操作する機器に呼び出すことができる。
【0336】
図52の例においては、「占い」サービスを提供する売りぽキャラが選択され、用意されているセレクトショップ1、「旅行情報」を提供する売りぽキャラが選択され、用意されているセレクトショップ2、および、「音楽コンテンツ」を提供する売りぽキャラが選択され、用意されているセレクトショップ3が図示されている。それぞれのセレクトショップに用意されている売りぽキャラは、それぞれのショップのオーナーにより選択されたものである。
【0337】
具体的には、セレクトショップ1には、「占星術」による占いを提供する売りぽキャラ、「ストーンパワー」による占いを提供する売りぽキャラ、「ラエリアンパワー」による占いを提供する売りぽキャラ、および、「動物占い」による占いを提供する売りぽキャラが、セレクトショップ1のオーナーにより選択され、用意されている(以下、適宜、占いを提供する売りぽキャラを占いぽキャラと称する)。
【0338】
また、一点鎖線で示されるように、セレクトショップ1に用意されている「占星術」による占いを提供する売りぽキャラが(売りぽキャラの画像が)ぽキャラデータベース10の領域Dにリンクされ、「ストーンパワー」による占いを提供する売りぽキャラが領域Gにリンクされている。ぽキャラデータベース10の領域Dには、売りぽキャラが「占星術」による占いを提供するために必要な情報が記憶され、領域Gには、売りぽキャラが「ストーンパワー」による占いを提供するために必要な情報が記憶されている。
【0339】
同様に、一点鎖線で示されるように、セレクトショップ1に用意されている「ラエリアンパワー」による占いを提供する売りぽキャラがぽキャラデータベース10の領域Lにリンクされ、「動物占い」による占いを提供する売りぽキャラが領域Vにリンクされている。ぽキャラデータベース10の領域Lには、売りぽキャラが「ラエリアンパワー」による占いを提供するために必要な情報が記憶され、領域Vには、売りぽキャラが「動物占い」による占いを提供するために必要な情報が記憶されている。
【0340】
例えば、パーソナルコンピュータ52のユーザは、図20に示される画面において、所定の操作を行い、ぽキャラサービスサーバ9のポータルサイトからセレクトショップ1にアクセスする。パーソナルコンピュータ52の画面上には、セレクトショップ1を表す画面(セレクトショップ1のページ)が表示され、そこに、セレクトショップ1に用意されている売りぽキャラ(占いぽキャラ)が表示される。
【0341】
ユーザは、セレクトショップ1の画面が表示されている状態において、「占星術」による占いを提供する売りぽキャラを、入力部226を構成するマウスなどで指定することで、ぽキャラデータベース10の領域Dにその情報が格納されている、「占星術」の占いぽキャラをパーソナルコンピュータ52に呼び出すことができる(パーソナルコンピュータ22の表示部に「占星術」の占いぽキャラのキャラクタを表示させることができる)。そして、ユーザは、呼び出した「占星術」の占いぽキャラによる占いサービスをうけることができる。
【0342】
以上のように、ユーザは、ぽキャラデータベース10に記憶されているものの中から売りぽキャラを自ら検索することなく、セレクトショップ1を介して、売りぽキャラを選択することができる。
【0343】
同一のセレクトショップから提供される売りぽキャラは、オーナーの感性(共通の感性)によりぽキャラデータベース10の売りぽキャラの中から選択されたものであるため、一般的に、あるセレクトショップから提供される売りぽキャラは、全て共通する感性を有する。従って、ユーザは、自分の好みのセレクトショップを一度見つけることにより、その後、そのセレクトショップにおいて、自分の感性に共通する、好みの売りぽキャラを容易に見つけることができ、それを利用することができる。すなわち、ユーザは、容易に、かつ迅速に、自分の好みに応じたコンテンツやサービスを利用することができる。
【0344】
図53は、図52に示される情報処理システムの料金の流れ、およびサービスの提供の流れを示す図である。図53において、料金の流れは実線矢印で示されており、サービスの流れは一点鎖線の矢印で示されている。
【0345】
ぽキャラサービスサーバ9により提供されるサービスを利用するユーザは、ぽキャラサービスサーバ9の管理者に対して、例えば、月極のサービス基本料金、売りぽキャラの購入代金、および、オプションのサービスを利用した場合の利用料金を支払う(この料金の支払いは、例えば、図40のステップS236における処理などにより行われる)。ぽキャラサービスサーバ9の管理者は、これらの料金を受け取ることができ、料金の支払いに応じて、親友ぽキャラの利用や、親友ぽキャラが有する機能の提供、売りぽキャラの利用などのぽキャラサービスをユーザに提供する。
【0346】
ぽキャラサービスサーバ9による管理の下、セレクトショップを開設したオーナーは、その出店料をぽキャラサービスサーバ9の管理者に支払い、一方、セレクトショップ1での売り上げ(売りぽキャラの購入料金から、ぽキャラサービスサーバ9の管理者の受け取り分を減算した残金)をぽキャラサービスサーバ9の管理者から受け取る。セレクトショップ(セレクトショップのオーナー)からは、一点鎖線の矢印で示されるように、売りぽキャラを介したサービス、或いは、コンテンツがユーザに提供される。
【0347】
売りぽキャラをぽキャラサービスサーバ9に提供した売りぽキャラオーナーは、ぽキャラサービスサーバ9に対して、売りぽキャラの管理費(委託費)を支払い、その売りぽキャラが売れたとき(利用されたとき)、その売り上げをぽキャラサービスサーバ9から受け取る。なお、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスしたときに表示されるポータルサイトを含む、ぽキャラサービスサーバ9により管理されるサイトには、各種の広告が掲載されており、ぽキャラサービスサーバ9の管理者は、広告の掲載料金を、その掲載を依頼した企業(図中の広告依頼企業)から受け取ることができる。
【0348】
以下、セレクトショップを介して売りぽキャラが提供される情報処理システムにおける各機器の処理についてフローチャートを参照して説明する。
【0349】
始めに、図54のフローチャートを参照して、セレクトショップを出店するパーソナルコンピュータ(例えば、図1のパーソナルコンピュータ22)の処理について説明する。
【0350】
パーソナルコンピュータ22のCPU221は、ユーザによりぽキャラサービスサーバ9にアクセスすることが指示されたとき、ステップS601において、通信部229を制御し、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスする。また、CPU221は、ステップS602において、ぽキャラサービスサーバ9に対して、セレクトショップの出店を要求するメッセージを送信する。
【0351】
すなわち、ぽキャラサービスサーバ9に対するアクセスが行われることに応じて、パーソナルコンピュータ22の画面にはポータルサイトが表示される。ユーザは、ポータルサイトの画面が表示されているとき、セレクトショップの出店を要求する登録サイトにアクセスし、そこで、自分自身の氏名、住所、電話番号、出店料を含む代金の支払い方法、売りぽキャラが利用された場合の売り上げの受け取り方法などの各種の情報を登録する。
【0352】
後述するように、ぽキャラサービスサーバ9においては、出店の要求を受け付けることに応じて、パーソナルコンピュータ22に対する所定のサイト(領域)が、セレクトショップの出店場所として割り当てられ、その領域に関する情報や出店料などの情報が送信されてくる。割り当てられた領域に関する情報や出店料などの情報がぽキャラサービスサーバ9から送信されてきたとき、CPU221は、ステップS603において、それを受信する。
【0353】
ステップS604において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9に対して、セレクトショップの出店料を支払う。すなわち、ぽキャラサービスサーバ9との間で課金処理が行われ、ユーザが指定した口座から代金が減額されたり、或いは、パーソナルコンピュータ22のおたち台23に載置されている親友ぽキャラ人形に記憶されている金額情報が減額される。
【0354】
なお、セレクトショップの出店が、図20の親友ぽキャラが有する機能の1つとして行われるようにしても良い。これにより、親友ぽキャラを有するユーザは、より気軽にセレクトショップを開設できることになり、セレクトショップの数が増え、セレクトショップを介した売りぽキャラの流通が頻繁に行われるようになることが期待できる。
【0355】
次に、図55のフローチャートを参照して、図54の処理に対応して実行される、ぽキャラサービスサーバ9の出店受付処理について説明する。
【0356】
ステップS611において、ぽキャラサービスサーバ9のCPU121は、パーソナルコンピュータ22のアクセスを受け付け、ステップS612に進み、セレクトショップの出店の要求を受け付ける。上述したように、パーソナルコンピュータ22においては、ぽキャラサービスサーバ9に対するアクセスが行われた後、セレクトショップの出店が要求される(図54のステップS602)。
【0357】
CPU121は、ステップS613において、パーソナルコンピュータ22からの要求に応じて、自分自身が管理するサイトの所定の領域をパーソナルコンピュータ22のユーザにより開設されるセレクトショップの場所として割り当て、割り当てた領域に関する情報や、出店料に関する情報をパーソナルコンピュータ22に送信する。CPU121は、ステップS614において、パーソナルコンピュータ22との間で課金処理を行い、セレクトショップの出店料をパーソナルコンピュータ22のユーザから受け取る。
【0358】
以上の処理により、パーソナルコンピュータ22のユーザは、セレクトショップを開設できる状態となる。
【0359】
次に、図56のフローチャートを参照して、セレクトショップに用意する(ぽキャラデータベース10との間でリンクさせる)売りぽキャラをぽキャラデータベース10から選択するパーソナルコンピュータ22の処理について説明する。
【0360】
ステップS621において、CPU221は、ぽキャラサービスサーバ9を介してぽキャラデータベース10にアクセスし、ステップS622に進み、ぽキャラデータベース10に格納されている売りぽキャラを参照する。
【0361】
例えば、ぽキャラデータベース10においては、それぞれの売りぽキャラの画像や特徴を表す情報の他、売りぽキャラにより提供されるサービスやコンテンツに関する情報がカテゴリ毎に分類されており、パーソナルコンピュータ22のユーザは、好みの売りぽキャラを、表示される検索画面においてキーワードなどを入力することで検索することができる。
【0362】
ステップS623において、CPU221は、セレクトショップに用意する売りぽキャラがユーザにより選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合、ステップS624に進み、ユーザにより選択された売りぽキャラの画像をセレクトショップに用意するとともに、その売りぽキャラにより提供されるコンテンツなどが記憶されているぽキャラデータベース10の領域を、セレクトショップの売りぽキャラの画像にリンクさせる(画像に、領域のアドレスを対応付ける)。
【0363】
ステップS624において、ぽキャラデータベース10の領域がセレクトショップの売りぽキャラの画像にリンクされた場合、および、ステップS623において、売りぽキャラが選択されていないと判定された場合、CPU221は、ステップS625において、売りぽキャラの選択の終了が指示されたか否かを判定する。
【0364】
CPU221は、ステップS625において、売りぽキャラの選択の終了が指示されていないと判定した場合、ステップS622に戻り、以上の処理を繰り返し実行し、一方、終了が指示されたと判定した場合、処理を終了させる。
【0365】
以上のような処理が繰り返し行われ、パーソナルコンピュータ22のユーザにより出店されたセレクトショップ1には、例えば、図52に示されるように、「占星術」による占いを提供する売りぽキャラ、「ストーンパワー」による占いを提供する売りぽキャラ、「ラエリアンパワー」による占いを提供する売りぽキャラ、および、「動物占い」による占いを提供する売りぽキャラが用意される。また、それぞれの売りぽキャラの画像に、ぽキャラデータベース10の領域がリンクされる。
【0366】
また、セレクトショップのオーナーは、自分が利用した売りぽキャラの中から、気に入ったものをセレクトショップに用意する。利用した売りぽキャラをセレクトショップに用意することが指示されたとき、その売りぽキャラの画像がセレクトショップに用意されるとともに、その画像に、売りぽキャラにより提供されるコンテンツなどの各種の情報が記憶されているぽキャラデータベース10の領域がリンクされる。
【0367】
次に、図57のフローチャートを参照して、以上のようにしてパーソナルコンピュータ22のユーザにより出店されたセレクトショップにおいて提供されている売りぽキャラを利用する、例えば、パーソナルコンピュータ52の処理について説明する。この例においては、パーソナルコンピュータ22とパーソナルコンピュータ52のユーザがそれぞれ異なっている。
【0368】
ステップS641において、パーソナルコンピュータ52のCPU221は、ユーザからの指示に応じて、ぽキャラサービスサーバ9にアクセスし、例えば、表示されるポータルサイトを利用して、パーソナルコンピュータ22のユーザにより出店されているセレクトショップにアクセスする。
【0369】
CPU221は、ステップS642において、アクセスしたセレクトショップに用意されている売りぽキャラの情報を参照し、ステップS643に進み、売りぽキャラを利用することがユーザにより指示されたか否かを判定する。
【0370】
例えば、パーソナルコンピュータ22のユーザにより出店されたセレクトショップにアクセスしたとき、パーソナルコンピュータ52の出力部227を構成する表示部には、パーソナルコンピュータ22のユーザにより選択された売りぽキャラの画像が表示される。また、それぞれの売りぽキャラには、その売りぽキャラにより提供されるコンテンツやサービスについての説明が付されているため、パーソナルコンピュータ52のユーザは、その説明を参照し、利用する売りぽキャラがある場合、入力部226を構成するマウスなどによりその売りぽキャラを利用することを指示する。
【0371】
パーソナルコンピュータ52のCPU221は、ステップS643において、ユーザにより、売りぽキャラの利用が指示されたと判定した場合、ステップS644に進み、セレクトショップ(ぽキャラサービスサーバ9)に対して、売りぽキャラを利用することを要求する。
【0372】
売りぽキャラを利用することが要求されることに応じて、ぽキャラサービスサーバ9においては、パーソナルコンピュータ52から要求された売りぽキャラの情報がぽキャラデータベース10から読み出され、パーソナルコンピュータ52に対して送信される。パーソナルコンピュータ52においては、その画面に、ユーザにより呼び出された売りぽキャラのキャラクタが表示され、サービスの提供等が行われる。
【0373】
例えば、パーソナルコンピュータ52のユーザが、図52に示されるセレクトショップ1にアクセスし、「占星術」による占いを提供する占いぽキャラを利用することを指示した場合、「占星術」による占いを提供する占いぽキャラに関するぽキャラ情報がぽキャラデータベース10から読み出され、パーソナルコンピュータ52に送信される。そのぽキャラ情報を受信したパーソナルコンピュータ52においては、「占星術」による占いを提供する売りぽキャラのキャラクタが表示される。
【0374】
そして、その売りぽキャラにより、「占星術」による占いが行われ、占い結果がユーザに提供される。占い結果がユーザに提供された後、パーソナルコンピュータ52の画面には、占いぽキャラのキャラクタが帰っていく画像が表示され、サービスの提供が終了される。
【0375】
また、ユーザにより指定された売りぽキャラが音楽コンテンツや映画のコンテンツを提供するものである場合、ステップS645において、例えば、図34を参照して説明したものと基本的に同様の処理により、売りぽキャラに対応するコンテンツがパーソナルコンピュータ52に対して提供される。
【0376】
すなわち、パーソナルコンピュータ52のCPU221は、選択されたコンテンツのコンテンツIDと、そのコンテンツを提供しているコンテンツサーバのアドレスなどを含むアドレス情報がぽキャラサービスサーバ9から送信されてきたとき、それを受信し、アドレス情報に基づいてコンテンツサーバにアクセスするとともに、送信を要求するコンテンツのコンテンツIDを通知する。このアクセスに応じて、コンテンツサーバからパーソナルコンピュータ52に対してコンテンツが送信されてくるため、CPU221は、それを受信し、記憶する。なお、図34においては、ユーザにより入力されたアドレス情報などがぽキャラサービスサーバ9に対して通知されるとしたが(図34のステップS134)、ぽキャラサービスサーバ9からアドレス情報が通知されてくるため、図57の処理においては、この通知は行われない。
【0377】
コンテンツサーバにおいては、図35に示される処理が実行され、通知されてきたコンテンツIDが設定されているコンテンツがパーソナルコンピュータ52に対して送信される。その後、パーソナルコンピュータ52においては、図37を参照して説明したものと同様の処理により、コンテンツに対応するライセンスが取得され、図40を参照して説明したものと基本的に同様の処理(ステップS236における課金処理を除く)により、コンテンツの再生が行われる。
【0378】
サービスやコンテンツの提供が終了したとき、CPU221は、ステップS646において、セレクトショップに対するアクセスの終了が指示されたか否かを判定し、指示されていないと判定した場合、ステップS642に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0379】
一方、CPU221は、ステップS646において、セレクトショップに対するアクセスの終了が指示されたと判定した場合、ステップS647に進み、課金処理を行う。これにより、ぽキャラサービスサーバ9に対して売りぽキャラの代金が支払われ、その後、ぽキャラサービスサーバ9の管理者から、セレクトショップのオーナーに対して所定の売り上げが支払われる。
【0380】
このように、共通の感性に基づいて選択された売りぽキャラが用意されているセレクトショップを利用することで、ユーザは、容易に、かつ迅速に、自分の好みに応じたコンテンツやサービスを利用することができる。
【0381】
以上においては、セレクトショップにおいて、売りぽキャラが販売されるとしたが、売りぽキャラに関連する商品などが販売されるようにしてもよい。例えば、図52に示される、「占い」を提供するセレクトショップにおいては、各種の占いグッズや占いの本などを販売するサイトにもリンクされており、そこで、占いグッズや占いの本などが販売される。販売され、得られた代金は、セレクトショップ1のオーナーに対しても還元される。
【0382】
また、1つのセレクトショップを頻繁に利用するユーザとの間でコミュニティが形成され、それぞれのユーザの親友ぽキャラを介して、各種のイベントが行われるようにしても良い。例えば、コミュニティにおいては、掲示板、チャット、遠隔会議、仮想教室、個人ベースのオークションなどが行われる。
【0383】
さらに、以上においては、セレクトショップで提供される売りぽキャラは、ユーザの画面上に表示されるバーチャルなものであるとしたが、セレクトショップで選択された売りぽキャラに対応する売りぽキャラ人形が、図9に示されるような処理により、ユーザに提供されるようにしても良い。その売りぽキャラ人形のICカードには、売りぽキャラにより提供されるコンテンツなどを管理するコンテンツサーバのアクセス先の情報などが保持されており、提供された売りぽキャラ人形をおたち台の上に載置することで、ユーザは、コンテンツを利用することができる。
【0384】
なお、上述したセレクトショップは、リアル(現実)の店舗とされるようにしてもよい。この場合、そのセレクトショップには、そのセレクトショップのオーナーにより選択された売りぽキャラ人形などが用意され、ユーザに提供される。
【0385】
以上においては、セレクトショップを利用するとき、ユーザが、所定の操作を自ら行い、ぽキャラサービスサーバ9のポータルサイトからセレクトショップにアクセスするとしたが、親友ぽキャラのログイン後(認証後)、親友ぽキャラに依頼することにより、親友ぽキャラによりセレクトショップのポータルサイトに連れて行ってくれる(ポータルサイトにアクセスされる)ようにしてもよい。
【0386】
なお、課金処理を行うに当たってのユーザ登録処理を行った上で、親友ぽキャラを利用することなく、セレクトショップに直接アクセスできるようにしてもよい。また、セレクトショップ毎の特徴情報と、ユーザの特徴情報のマッチングにより、ユーザの感性にあったセレクトショップが親友ぽキャラにより選択されるようにしてもよい。
【0387】
さらに、上述したようなセレクトショップにおいては、売りぽキャラにより提供されるコンテンツを、設定されている条件(利用期間、利用回数、利用範囲など)に従って試用できるようにしてもよい。
【0388】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
【0389】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0390】
この記録媒体は、図3に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク251(フロッピディスクを含む)、光ディスク252(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク253(MD(登録商標)(Mini−Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ254などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM222や、記憶部228に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0391】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0392】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
【0393】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザは、ぽキャラを利用して、コンテンツやサービスの提供を受けることができる。
【0394】
また、本発明によれば、ユーザは、容易に、かつ迅速に、自分の好みに応じたコンテンツやサービスを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報処理システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のぽキャラサービスサーバの構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図4】親友ぽキャラ人形の例を示す図である。
【図5】親友ぽキャラ人形の内部の構成を示すブロック図である。
【図6】図5のICチップに記憶されている情報を説明する図である。
【図7】ユーザが親友ぽキャラ人形を取得する処理を説明するフローチャートである。
【図8】親友ぽキャラ人形の例を示す図である。
【図9】図1のぽキャラサービスサーバの親友ぽキャラ販売処理を説明するフローチャートである。
【図10】売りぽキャラ人形の例を示す図である。
【図11】売りぽキャラ人形のICチップに記憶されている情報の例を示す図である。
【図12】図1のパーソナルコンピュータのぽキャラ処理を説明するフローチャートである。
【図13】図1のパーソナルコンピュータのぽキャラ処理を説明するフローチャートである。
【図14】図1のパーソナルコンピュータのぽキャラ処理を説明するフローチャートである。
【図15】図1のパーソナルコンピュータのぽキャラ処理を説明するフローチャートである。
【図16】図1のパーソナルコンピュータのぽキャラ処理を説明するフローチャートである。
【図17】親友ぽキャラのカバン情報を説明する図である。
【図18】売りぽキャラのカバン情報を説明する図である。
【図19】ぽキャラの表示例を示す図である。
【図20】ぽキャラの表示例を示す図である。
【図21】メール機能が選択された場合におけるぽキャラの表示例を示す図である。
【図22】メール機能が選択された場合におけるぽキャラの他の表示例を示す図である。
【図23】スケジュール機能が選択された場合におけるぽキャラの表示例を示す図である。
【図24】スケジュール機能が選択された場合におけるぽキャラの他の表示例を示す図である。
【図25】着替え機能が選択された場合におけるぽキャラの表示例を示す図である。
【図26】ぽキャラの他の表示例を示す図である。
【図27】ぽキャラの他の表示例を示す図である。
【図28】図1のぽキャラサービスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図29】図1のぽキャラサービスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図30】図1のぽキャラデータベースに登録されているユーザ情報の例を示す図である。
【図31】図1のぽキャラデータベースに登録されている親友ぽキャラのぽキャラ情報の例を示す図である。
【図32】図1のぽキャラデータベースに登録されている売りぽキャラのぽキャラ情報の例を示す図である。
【図33】図1のコンテンツサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図34】図1のパーソナルコンピュータのコンテンツの受信処理を説明するフローチャートである。
【図35】図1のコンテンツサーバのコンテンツ提供処理を説明するフローチャートである。
【図36】図1のぽキャラサービスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図37】図1のパーソナルコンピュータのライセンスを取得する処理を説明するフローチャートである。
【図38】図1のぽキャラサービスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図39】図1のライセンスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図40】図1のパーソナルコンピュータのコンテンツ再生処理を説明するフローチャートである。
【図41】図1のぽキャラサービスサーバのコンテンツ再生処理を説明するフローチャートである。
【図42】図1のパーソナルコンピュータのプリペイド金額の更新処理を説明するフローチャートである。
【図43】図1のぽキャラサービスサーバのプリペイド金額更新処理を説明するフローチャートである。
【図44】端末内に保存されたコンテンツの再生処理を説明するフローチャートである。
【図45】端末内のコンテンツを再生する際のぽキャラサービスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図46】他の端末からコンテンツの提供を受ける端末の再生処理を説明するフローチャートである。
【図47】端末のコンテンツの提供処理を説明するフローチャートである。
【図48】端末のコンテンツを再生する際のぽキャラサービスサーバの処理を説明するフローチャートである。
【図49】暗号化コンテンツのコピー処理を説明するフローチャートである。
【図50】コピー元の処理を説明するフローチャートである。
【図51】コピー先の処理を説明するフローチャートである。
【図52】本発明を適用した情報処理システムの概念を示す図である。
【図53】図22の情報処理システムにおける料金の流れの例を示す図である。
【図54】図1のパーソナルコンピュータの出店処理を説明するフローチャートである。
【図55】図1のぽキャラサービスサーバの出店受付処理を説明するフローチャートである。
【図56】図1のパーソナルコンピュータの選択処理を説明するフローチャートである。
【図57】図1のパーソナルコンピュータのセレクトショップ利用処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 インターネット, 6,7 コンテンツサーバ, 8 ライセンスサーバ, 9 ぽキャラサービスサーバ, 10 ぽキャラデータベース, 11 プライベート認証サーバ, 12 パブリック認証サーバ, 13 課金サーバ,22 パーソナルコンピュータ, 23 おたち台, 24 テレビジョン受像機, 25 おたち台, 26 パーソナルコンピュータ, 27 おたち台, 52 パーソナルコンピュータ, 53 おたち台
Claims (12)
- ネットワークを介して接続される情報処理装置に対するコンテンツの提供を管理する情報管理装置において、
前記情報処理装置の表示部にキャラクタを表示させるための画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段により画像データが記憶されているキャラクタの中から選択された、複数のキャラクタが用意されている仮想空間を管理する仮想空間管理手段と、
前記仮想空間管理手段により管理される前記仮想空間に用意される前記複数のキャラクタの中から前記情報処理装置により選択された、所定のキャラクタの画像データを前記情報処理装置に対して送信する送信手段と、
前記送信手段により画像データが送信された前記所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの、前記情報処理装置に対する提供を管理する提供管理手段と
を備えることを特徴とする情報管理装置。 - 前記仮想空間の管理に対する対価を、前記仮想空間の管理を依頼する他の情報処理装置のユーザに対して課金する第1の課金手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。 - 前記提供管理手段により提供が管理された前記コンテンツの対価を前記情報処理装置のユーザに対して課金する第2の課金手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。 - 前記仮想空間において選択された前記所定のキャラクタに対応する外観を有するオブジェクトを提供するオブジェクト提供手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記オブジェクト提供手段により提供された前記オブジェクトにより保持される識別情報が前記情報処理装置から送信されてきたとき、前記所定のキャラクタの画像データを前記情報処理装置に送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。 - ネットワークを介して接続される情報処理装置に対するコンテンツの提供を管理する情報管理装置の情報管理方法において、
前記情報処理装置の表示部にキャラクタを表示させるための画像データを記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップの処理により画像データが記憶されているキャラクタの中から選択された、複数のキャラクタが用意されている仮想空間を管理する仮想空間管理ステップと、
前記仮想空間管理ステップの処理により管理される前記仮想空間に用意される前記複数のキャラクタの中から前記情報処理装置により選択された、所定のキャラクタの画像データを前記情報処理装置に対して送信する送信ステップと、
前記送信ステップの処理により画像データが送信された前記所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの、前記情報処理装置に対する提供を管理する提供管理ステップと
を含むことを特徴とする情報管理方法。 - ネットワークを介して接続される情報処理装置に対するコンテンツの提供を管理する情報管理装置の記録媒体において、
前記情報処理装置の表示部にキャラクタを表示させるための画像データの記憶を制御する記憶制御ステップと、
前記記憶制御ステップの処理により画像データが記憶されているキャラクタの中から選択された、複数のキャラクタが用意されている仮想空間の管理を制御する仮想空間管理制御ステップと、
前記仮想空間管理制御ステップの処理により管理される前記仮想空間に用意される前記複数のキャラクタの中から前記情報処理装置により選択された、所定のキャラクタの画像データの前記情報処理装置に対する送信を制御する送信制御ステップと、
前記送信制御ステップの処理により画像データが送信された前記所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの、前記情報処理装置に対する提供を管理する提供管理ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - ネットワークを介して接続される情報処理装置に対するコンテンツの提供を管理する情報管理装置を制御するコンピュータに、
前記情報処理装置の表示部にキャラクタを表示させるための画像データの記憶を制御する記憶制御ステップと、
前記記憶制御ステップの処理により画像データが記憶されているキャラクタの中から選択された、複数のキャラクタが用意されている仮想空間の管理を制御する仮想空間管理制御ステップと、
前記仮想空間管理制御ステップの処理により管理される前記仮想空間に用意される前記複数のキャラクタの中から前記情報処理装置により選択された、所定のキャラクタの画像データの前記情報処理装置に対する送信を制御する送信制御ステップと、
前記送信制御ステップの処理により画像データが送信された前記所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの、前記情報処理装置に対する提供を管理する提供管理ステップと
を実行させるプログラム。 - コンテンツの提供を管理する情報管理装置とネットワークを介して接続される情報処理装置であって、
前記情報管理装置により管理される、複数のキャラクタが用意されている仮想空間において、所定のキャラクタを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記所定のキャラクタの画像を表示するための画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記画像データに基づいて、前記所定のキャラクタの画像を表示する表示手段と、
前記表示手段により表示される前記所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツを取得する取得手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 識別情報が保持されているオブジェクトから前記識別情報を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段により読み取られた前記識別情報を前記情報管理装置に送信する識別情報送信手段と
をさらに備え、
前記受信手段は、前記識別情報に基づいて前記情報管理装置により選択された、前記オブジェクトの外観に対応する画像を表示する画像データを受信する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。 - コンテンツの提供を管理する情報管理装置とネットワークを介して接続される情報処理装置の情報処理方法であって、
前記情報管理装置により管理される、複数のキャラクタが用意されている仮想空間において、所定のキャラクタを選択する選択ステップと、
前記選択ステップの処理により選択された前記所定のキャラクタの画像を表示するための画像データを受信する受信ステップと、
前記受信ステップの処理により受信された前記画像データに基づいて、前記所定のキャラクタの画像を表示する表示ステップと、
前記表示ステップの処理により表示される前記所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツを取得する取得ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - コンテンツの提供を管理する情報管理装置とネットワークを介して接続される情報処理装置の記録媒体であって、
前記情報管理装置により管理される、複数のキャラクタが用意されている仮想空間において、所定のキャラクタを選択する選択ステップと、
前記選択ステップの処理により選択された前記所定のキャラクタの画像を表示するための画像データの受信を制御する受信制御ステップと、
前記受信制御ステップの処理により受信された前記画像データに基づいて、前記所定のキャラクタの画像の表示を制御する表示制御ステップと、
前記表示制御ステップの処理により表示される前記所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの取得を制御する取得制御ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - コンテンツの提供を管理する情報管理装置とネットワークを介して接続される情報処理装置を制御するコンピュータに、
前記情報管理装置により管理される、複数のキャラクタが用意されている仮想空間において、所定のキャラクタを選択する選択ステップと、
前記選択ステップの処理により選択された前記所定のキャラクタの画像を表示するための画像データの受信を制御する受信制御ステップと、
前記受信制御ステップの処理により受信された前記画像データに基づいて、前記所定のキャラクタの画像の表示を制御する表示制御ステップと、
前記表示制御ステップの処理により表示される前記所定のキャラクタに対応するものとして設定されているコンテンツの取得を制御する取得制御ステップと
を実行させるプログラム。
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