JP2004001732A - 自動車のリフトゲートに隣接して物品を支持するための自動車物品キャリヤ - Google Patents

自動車のリフトゲートに隣接して物品を支持するための自動車物品キャリヤ Download PDF

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Abstract

【課題】自動車のリフトゲートに隣接して物品を運搬するための自動車物品キャリヤであって、貨物支持構造が使用されているときでもリフトゲートを上げ下げすることができる自動車物品キャリヤを提供する。
【解決手段】物品キャリヤ10は、ルーフ12aに固定されている1対の支持材16を含む。1対の上部カップリングリンクを有する貨物支持構造20が、支持材に枢転式にかつ取外し可能に結合される。貨物支持構造20は、それぞれが1対のピボットアセンブリ18を含む1対の主支持部材を備える。貨物支持構造は、自動車のリフトゲート12bまたは自動車のバンパ34に取り付けられた1対のアンカーアセンブリ30に取り外し可能にかつ枢転式に固定される。貨物支持構造の各側に沿った3つのピボット点は、物品キャリヤ10がリフトゲート12aの動作を妨げないように、リフトゲートが開閉される時に貨物支持構造を枢転可能にしている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車物品キャリヤシステム、より詳細には、自動車のリフトゲート(リヤゲート)に面して固定され得る貨物支持構造を有するマルチポジション自動車物品キャリヤシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
[関連出願の相互参照]
本願は、2000年3月17日出願の米国特許出願第09/528,765号の一部継続出願である2000年10月27日出願の米国特許出願第09/698,761号の一部継続出願である。本願は、2001年10月29日出願の米国特許仮出願第60/352,147号の利益を請求する。上記出願の開示は参照によってここに採り入れられる。
【0003】
従来より、自動車のルーフ部といったボディ外面上で貨物および各種の他の物品を支持するために、自動車物品キャリヤが多様な自動車において使用されている。一般に、そのようなシステムは、自動車のルーフ部に固定されている1対のサイドレール(ルーフ支持構造)またはスラット(板状部材)を含む。通常、1対のクロスバーが、サイドレールまたはスラットに固定されてそれらの間に横方向に延びる。その後、貨物がクロスバーに配置され、適格な固定ストラップまたはショックコードによって固定され、それによって貨物は、自動車が使用される間に物品キャリヤにしっかりと保持される。
【0004】
あらゆる従来の自動車物品キャリヤシステムに伴う1つの欠点は、運搬する貨物および他の物品を自動車のルーフ部の上に持ち上げる折々の困難である。これは、自動車がスポーツユーティリティービークルまたはミニバンである場合に特にそうであり、その場合、それらのルーフはたいてい、貨物を物品キャリヤ上に持ち上げようとする時に多くの人が容易に手が届き得る高さよりも高い位置にある。貨物を自動車物品キャリヤから取り外すことも、当然ながらその特定の貨物、その寸法および重量にもよるが、たいていまったく同様に困難になり得る。
【0005】
貨物をより容易に積荷できる一時的な位置に置くことができるいずれかの形態の可動積荷支持構造を有する自動車物品キャリヤを提供することによって、この課題を克服しようとするいくつかの試みがなされてきた。そのようなシステムは、例えば、特許文献1、特許文献2および特許文献3に例証されている。
【0006】
上記の特許に例証されたシステムは一般に、1つ以上の欠点を有する。たいてい、そうしたシステムは、製造が複雑であり、従って高コストである。一部の当該装置の場合、それらは、「降下」位置に留めておくことはできず、むしろ、自動車ルーフのトップで引き込み位置に維持されなければならない。また、一部のものは、貨物支持部分がその降下位置にある時に、自動車のリフトゲート(リヤゲート)の支障ない開閉をできなくする。
【0007】
上述のような既存の物品キャリヤシステムに伴うさらに別の欠点は、不要な時にシステムの貨物支持部分を取り外すことができない点である。また、取り外した貨物支持部分を、ダッフルバッグまたは他の類似の用具に収納し、そして車庫または、それを取り外した自動車内にさえ格納できるようなコンパクトな構成に折りたたむことができることはまた有益となるであろう。
【0008】
【特許文献1】
米国特許第5649655号明細書
【特許文献2】
米国特許第5505579号明細書
【特許文献3】
米国特許第5417358号明細書
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って、従来のルーフ設置式物品キャリヤシステムのように、使用者がはしごまたは他の器具の上に立つ必要がなく、貨物を固定させるために自動車のリフトゲート(リヤゲート)に面して固定できる貨物支持構造を有する自動車物品キャリヤが望まれている。さらに、自動車のリフトゲートに隣接して貨物を支持するために貨物支持構造が使用されているときに、物品キャリヤとの干渉を伴わずリフトゲートを上げ下げすることも可能にし、さらに著しい量の重量をリフトゲートに付加しない、自動車物品キャリヤが望まれている。さらにまた、自動車のリフトゲートに面して取り付けられる貨物支持構造を有しており、その貨物支持構造は、貨物支持構造が必要ではない時に自動車から迅速かつ容易に取り外すことができ、さらに保管のためのコンパクトな構成に折りたたむことができる自動車物品キャリヤが望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、
ルーフ支持構造およびバンパを有する自動車のリフトゲートに隣接して物品を運搬するための自動車物品キャリヤであって、
その第1の端部において前記ルーフ支持構造と回動可能に連結される第1の対のリンクと、
その第1の端部において前記リフトゲートと第1の位置で、または前記バンパと第2の位置で回動可能に連結され、その第2の端部において前記第1の対のリンクの第2の端部と回動可能に連結される第2の対のリンクと、
前記第2の対のリンクと取外し可能に結合するクロスリンクと、
を含み、
前記第1の対のリンク、前記第2の対のリンクおよび前記クロスリンクは、使用者によって前記ルーフ支持構造から容易に取り外し可能であることを特徴とする。
【0011】
本発明において、自動車物品キャリヤとしては、例えばマルチポジション関節式自動車物品キャリヤ装置、関節式自動車物品キャリヤを用いてもよい。また、ルーフ支持構造としては、例えばサイドレール、スラット(板状部材)、支持材を用いてもよい。また、バンパとしては、例えばリヤバンパを用いてもよい。また、リフトゲートとしては、例えばリヤゲートを用いてもよい。また、第1のリンクとしては、例えば関節機構、結合部材、上部カップリングリンクを用いてもよい。また、第2のリンクとしては、例えば主支持部材、側部材を用いてもよい。また、クロスリンクとしては、例えば、クロスバー、アクチュエータバーアセンブリを用いてもよい。
【0012】
また、本発明は、
ルーフ支持部材およびバンパを有する自動車のリフトゲートに隣接して物品を運搬するための自動車物品キャリヤであって、
その第1の端部において前記ルーフ支持部材と回動可能に連結された一対の接続部材と、
その第1の端部において前記リフトゲートと第1の位置で、または前記バンパと第2の位置で回動可能に連結され、その第2の端部において前記一対の接続部材の第2の端部と回動可能に連結された一対の主支持部材と、
前記一対の主支持部材と取り外し可能に結合する交差部材と、
を含み、
前記一対の接続部材、前記一対の主支持部材および前記交差部材は、使用者によって前記ルーフ支持部材から容易に取り外し可能に形成してもよい。
【0013】
本発明において、自動車物品キャリヤとしては、例えばマルチポジション関節式自動車物品キャリヤ装置、関節式自動車物品キャリヤを用いてもよい。また、ルーフ支持部材としては、例えばルーフ支持構造、サイドレール、スラット(板状部材)、支持材を用いてもよい。また、バンパとしては、例えばリヤバンパを用いてもよい。また、リフトゲートとしては、例えばリヤゲートを用いてもよい。また、接続部材としては、例えば第1のリンク、関節機構、結合部材、上部カップリングリンクを用いてもよい。また、主支持部材としては、例えば第2のリンク、主支持部材、側部材を用いてもよい。また、交差部材としては、例えばクロスリンク、クロスバー、アクチュエータバーアセンブリを用いてもよい。
【0014】
本発明の原理によれば、スポーツユーティリティービークル、ステーションワゴンまたはミニバンといった自動車のリフトゲート(リヤゲート)に隣接して貨物および他の物品を保持するように適応された物品キャリヤが、有利な構成を備えて提供される。
【0015】
本発明にかかる自動車物品キャリヤは、自動車のルーフに固定されている1対の支持材(ルーフ支持構造)を含む。支持材には1対の接続部材、例えば上部カップリングリンク等を有する貨物支持構造が、回動自在かつ解放可能に結合されている。さらに貨物支持構造は、各々が1対のピボットアセンブリ(回動部材)を含む1対の主支持部材を含む。そして、貨物支持構造は、自動車のリフトゲートまたは自動車のバンパに取り付けられた1対のアンカーアセンブリ(係止部材)に取り外し可能かつ軸を中心として相互に回動可能に固定されている。
【0016】
このように、本発明にかかる自動車物品キャリヤは、貨物支持構造の各側に沿った3つの軸点によって、貨物支持構造がリフトゲートとともに回動するのを可能にし、リフトゲートが開閉される時に自動車物品キャリヤがリフトゲートの動作を妨げないようにする。さらに、自動車物品キャリヤ全体は、必要でない時には、保管のために自動車から迅速かつ容易に取り外すことができる。
【0017】
(2)また、本発明は、
前記第2の対のリンクに個別に結合された一対の下部ロックアセンブリをさらに含み、
前記一対の下部ロックアセンブリのそれぞれは、
主部材と、
前記主部材に回動可能に結合されたピボット部材と、
前記ピボット部材を閉位置に付勢させるばね部材とを有し、
前記第1の位置および前記第2の位置において前記第2の対のリンクを前記自動車に取外し可能に固定することを特徴とする。
【0018】
本発明において、主部材としては、例えば本体部分を用いてもよい。また、ピボット部材としては、例えばラッチレバーを用いてもよい。
【0019】
また、本発明は、
前記一対の主支持部材に個別に結合された一対の下部ロック部材をさらに含み、
前記一対の下部ロック部材のそれぞれは、
主部材と、
前記主部材に回動可能に結合された回動部材と、
前記ピボット部材を閉位置に付勢させるばね部材とを有し、
前記第1の位置および前記第2の位置において前記一対の主支持部材を前記自動車に取外し可能に固定するように形成してもよい。
【0020】
本発明において、下部ロック部材としては、例えば下部ロックアセンブリを用いてもよい。また、主部材としては、例えば本体部分を用いてもよい。また、回動部材としては、例えばピボット部材、ラッチレバーを用いてもよい。
【0021】
(3)また、本発明は、
前記第1の対のリンクに個別に結合された一対の上部ロックアセンブリをさらに含み、
前記一対の上部ロックアセンブリのそれぞれは、
主部材と、
前記主部材に回動可能に結合されたピボット部材と、
前記ピボット部材を閉位置に付勢させるばね部材とを有し、
前記第1の対のリンクを自動車のルーフ支持構造に取外し可能に固定することを特徴とする。
【0022】
本発明において、主部材としては、例えば本体部分を用いてもよい。また、ピボット部材としては、例えばラッチレバーを用いてもよい。
【0023】
また、本発明は、
前記一対の接続部材に個別に結合された一対の上部ロック部材をさらに含み、
前記一対の上部ロック部材のそれぞれは、
主部材と、
前記主部材に回動可能に結合された回動部材と、
前記ピボット部材を閉位置に付勢させるばね部材とを有し、
前記一対の接続部材を自動車のルーフ支持構造に取外し可能に固定するように形成してもよい。
【0024】
本発明において、上部ロック部材としては、例えば上部ロックアセンブリを用いてもよい。また、主部材としては、例えば本体部分を用いてもよい。また、回動部材としては、例えばピボット部材、ラッチレバーを用いてもよい。
【0025】
(4)また、本発明は、
前記クロスリンクを前記第2の対のリンクと取外し可能に結合する一対の締結部材をさらに含み、
前記一対の締結部材のそれぞれは、
前記第2の対のリンクのそれぞれに形成されたトラック内部にスライド可能に受け入れられる取付部材と、
前記取付部材と螺合して前記取付部材を前記トラックに圧接させて前記クロスリンクを所定の位置に保持する手動調整可能部材と、
を有することを特徴とする。
【0026】
また、本発明は、
前記交差部材を前記一対の主支持部材と取外し可能に結合する一対の締結部材をさらに含み、
前記一対の締結部材のそれぞれは、
前記一対の主支持部材のそれぞれに形成された経路部内部に滑動可能に受け入れられる取付部材と、
前記取付部材と螺合して前記取付部材を前記経路部に圧接させて前記交差部材を所定の位置に保持する手動調整可能部材と、
を有するように形成してもよい。
【0027】
本発明において、一対の締結部材としては、例えば手動係合可能な締結部材を用いてもよい。また、経路部としては、例えばトラックを用いてもよい。また、取付部材としては、例えば逆T字形取付部材を用いてもよい。また、例えば手動調整可能部材としては、把持可能な拡大部分(把持部材)を用いてもよい。
【0028】
(5)また、本発明は、
前記第1の対のリンクと前記第2の対のリンクと前記自動車のリフトゲートと前記自動車のルーフ支持構造とが協働してフォー・バー・リンケージを形成することを特徴とする。
【0029】
また、本発明は、
前記一対の接続部材と前記一対の主支持部材と前記自動車のリフトゲートと前記自動車のルーフ支持部材とが協働してフォー・バー・リンケージを形成するようにしてもよい。
【0030】
本発明の適用可能性のさらなる領域は、以下に行う詳細な説明によって明白になるであろう。その詳細な説明および特定の事例は、本発明の好ましい実施形態を示しているが、例示だけの目的に意図されており、本発明の範囲を限定するものではない。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に説明する本発明の好ましい実施の形態は例示的なものにすぎず、決して本発明、その適用または用途を限定するものではない。
【0032】
(第1の実施の形態)
図1には、本発明の第1の実施形態に従ったマルチポジション関節式自動車物品キャリヤ装置10が図示されている。
【0033】
1−1:マルチポジション関節式自動車物品キャリヤ装置10の構成
装置10は、自動車12のルーフ部12aに固定されて示されている。自動車12はスポーツユーティリティービークル(SUV)として例示されているが、装置10は、ミニバン、ステーションワゴンおよび多様な他の自動車でも使用することができ、従っていずれかの特定の形式の自動車での使用に限定されるものではない。
【0034】
装置10は、ルーフ支持構造として機能する1対のサイドレール14、第1の対のリンクとして機能する1対の関節機構18、貨物支持構造20を含む。
【0035】
各サイドレール14は、自動車12のルーフ部12aに固定され、ルーフ部12a上にサイドレール14の主要部分14aを支持する後部支持材16および前部支持材17を含む。また、各サイドレール14の主要部分14aの各々はC形状の溝を備える。
【0036】
1対の関節機構18は、関節機構18の第1の端部において、各サイドレール14のそれぞれに沿って可動するようにサイドレール14と係合している。また、関節機構18は、関節機構18の第2の端部において、貨物支持構造20に回動可能にに結合されている。
【0037】
貨物支持構造20は、第2の対のリンクとして機能する一対の側部材22、クロスリンクとして機能する横方向に延びるトップフレーム部材24および後述するアクチュエータバーアセンブリ26よりなるフレームを含む。本実施の形態では、少なくとも1つのクロスバー25、より好ましくは1対のクロスバー25が、一対の側部材22の間に延びるように側部材22と直交して配設される。
【0038】
クロスバー25は、側部材22に固定されるかまたは、締結アセンブリまたは他の手段を使用して側部材22に沿って調整可能な位置に位置決めされる。なお、貨物をクロスバー25に固定するためにショックコードといった固定ストラップを使用してもよい。
【0039】
貨物支持構造20の下端または自由端28は、1対の下部ロックアセンブリ30を備える。これらの下部ロックアセンブリ30はそれぞれ、自動車12のリヤバンパ34内に配設された対応する1対のラッチアセンブリ32とラッチするように形成されている。
【0040】
1−2:マルチポジション関節式自動車物品キャリヤ装置10の動作
図1〜3について説明すれば、装置10は、図1に示す通り、第1のまたは降下位置においてリフトゲート(リヤゲート)12bに面して配置され固定することができる。この位置において、貨物は、クロスバー25に貨物を固定するために適格な締結ストラップもしくはショックコードまたは類似の構成部品を用いて貨物支持構造20に担持され得る。
【0041】
図2では、中間位置に持ち上げられた後の貨物支持構造20が示されている。これは、使用者が後述するアクチュエータバーアセンブリ26を作動させて下部ロックアセンブリ30をラッチアセンブリ32から解除し、貨物支持構造20の自由端28を持ち上げることによって実現される。
【0042】
図3は、貨物支持構造20が、自動車12のルーフ部12a上を自動車の前方に滑動された後の状態を示す。この位置において、1対の下部ロックアセンブリ30は、2つの後部支持材16に隣接した1対の上部ロックアセンブリ36にロックされる。
【0043】
1−3:ラッチアセンブリ32の構成
次に、図4および5について説明すれば、一対のラッチアセンブリ32のうちの1個が示されている。ラッチアセンブリ32は、本体部分38および、本体部分38にピボットピン42によって枢着されたラッチ扉40を含む。
【0044】
ラッチ扉40は下端部44を含み、下端部44は、本体部分38の図中横方向に延びるピン50に固定されたばね46によって付勢されている。従って、ラッチ扉40は常に、図4に示された閉位置に付勢されている。
【0045】
本体部分38の底部52は、図5に示すように、バンパ34内に配設された構造フレーム部材54に固定される。底部52は好ましくは、底部52の開口52aを通って延出する複数のねじ締結部材58によって構造部材54に固定される。なお、本体部分38の上壁部56は、自動車12に設けられた際には、バンパ34の上部外面と概ね同一平面に位置し、貨物支持構造20が図1に示された降下位置にあるか否かにかかわらず、自動車12の美観を損ねないようにする。
【0046】
1−4:アクチュエータバーアセンブリ26の構成
次に図7〜9を参照して、アクチュエータバーアセンブリ26について説明する。
【0047】
図7および8において、アクチュエータバーアセンブリ26は、回動可能スリーブ60、第1のスリーブ62、フリーホイーリングスリーブ72、スペーサスリーブ78、トルクロッド76を含む。
【0048】
回動可能スリーブ60は、使用者が手で把持し回動可能な管状部材であって、アクチュエータバーアセンブリ26の中央部分に配設されている。そして、回動可能スリーブ60は第1のスリーブ部分62上に配設されており、同じく第1のスリーブ62上に配設された1対の支持リング64によって支持されている。
【0049】
第1のスリーブ62は、図8に示すように、アクチュエータバーアセンブリ26の端部66からもう一方の端部66まで延びており、エンドキャップ部70内で少なくとも1つの締結部材(ねじ締結部材)68により固定されている。
【0050】
フリーホイーリングスリーブ72は、回動可能スリーブ60の両側において、支持リング64とエンドキャップ部70との間に配設されている。そして、フリーホイーリングスリーブ72は、貨物支持構造20の自由端28が図1の降下位置から図2の中間位置に持ち上げられる時に、使用者に把持されながら自由に回動する。
【0051】
さらに図8および9に示すように、回動可能スリーブ60は、トルクロッド76のねじ穴76aに延出するねじ部材74によってトルクロッド76に固定されている。また、(同じく図7に示された)スペーサスリーブ78もねじ部材74を受け入れている。一方、第1のスリーブ62は、90°よりもわずかに大きい円弧に及んでいるスロット80を備える。スロット80は、回動可能スリーブ60およびねじ部材74が第1のスリーブ62に干渉されずに回動できるようにする。従って、回動可能スリーブ60が回動すると、その回転運動はトルクロッド76に伝達される。
【0052】
そして、図7に示すように、トルクロッド76の両端は、カム面82aを形成する半月形突出部82を含む。カム面82aは、後述するように下部ロックアセンブリ30のロックおよびロック解除を制御するために使用される。これにより、アクチュエータバーアセンブリ26は、使用者による回動可能スリーブ60の短時間のねじり動作によって、1対のロックアセンブリ30をそれぞれが対応するラッチアセンブリ32から同時に解放するロック解除動作を行うことができる。従って、下部ロックアセンブリ32からのアクチュエータバーアセンブリ26のロック解除は、使用者の片手だけで、しかも回動可能スリーブ60の単純で短時間の簡便なねじり動作によって行うことができる。
【0053】
1−5:下部ロックアセンブリ30の構成
次に図5〜7を参照して、1対の下部ロックアセンブリ30の1個の構成および動作を説明する。
【0054】
図5において、個々の下部ロックアセンブリ30は、上端部86および下端部88を有するラッチレバー84を含む。ラッチレバー84は、ラッチレバー84の開口92および、ラッチレバー84を部分的に覆っている本体部分94を貫通するピボットピン90によって本体部分94に回動可能に枢設されている。
【0055】
また、図5に示すように、ばね96が、側部材22の管状部分22bの内面22aに接して配設されており、本体部分94の開口100を通り、ラッチレバー84に形成された切欠き98内に達している。ばね96は、図5に示された閉位置またはラッチ位置にラッチレバー84の下端部88を図中上方へ付勢させる。
【0056】
そして、回動可能スリーブ60が使用者により片手で握られて回動されると、図5、6および7に示すように、突出部82のカム面82aが回動してラッチレバー84の上端部86を押し、ラッチレバー84はピボットピン90を中心に回動する。こうして、ラッチレバー84が回転するにつれて、その下端部88は、ラッチアセンブリ32の上壁部56から引き離される(図6)。これにより、ラッチレバー84のリップ部分102が、上壁部56の下面に形成された切欠き104から引き外される。
【0057】
こうして、回動可能スリーブ60が回転位置に保持され、ラッチレバー84のリップ部分102が、切欠き104から引き外されている間に、使用者は、貨物支持構造20の自由端28をラッチアセンブリ32から外し、貨物支持構造20を上方へ持ち上げることができる。
【0058】
ここで、貨物支持構造20の自由端28がラッチアセンブリ32とラッチするまで下げられる際に、下部ロックアセンブリ30の適切なラッチが生じるためには、回動可能スリーブ60の回転運動はまったく必要ない。使用者が貨物支持構造20を下げると、各ラッチレバー84の下端部88および本体部分94の縁端部94aが、対応するラッチ扉40と係合し、ラッチ扉40を図5および6に示された位置へ下方に押圧する。
【0059】
そして、図6aに示すように、使用者が貨物支持構造22をさらに下げると、リップ部分102が上壁部56の内部縁端106に係合する。そして、さらに使用者が貨物支持構造20を下げると、リップ102は内部縁端106を乗り越えさせられ、その後切欠き104に嵌合する(図5)。
【0060】
1−6:関節機構18の構成および動作
次に図10〜15を参照して、関節機構18の構成および動作を説明する。
【0061】
1−6−1:関節機構18の構成
まず、図10、11および11aに示すように、一対の関節機構18は、サポートバー119のカットアウト119a内に軸112によって枢着されている1対のローラ110を含む。ここで、サポートバー119は、サイドレール(ルーフ支持構造)14のC形溝14b内に、後部支持材16のC形溝116a(図11)を通って嵌り得るような大きさに作られている。そして、組立時に、関節機構18は、後部支持材16のC形溝116a内に挿入され、ねじ部材116によって停止部材114がサポートバー119に固定される。停止部材114は、各関節機構18が対応するサイドレール(ルーフ支持構造)14から所定の地点を越えて外れるのを防ぐ。
【0062】
さらに図11および図14に示すように、サポートバー119の内部にはロックバー122が配設されており、サポートバー119とロックバー122の間には、スロット120が形成されている。ロックバー122は、サポートバー119の中心開口123を通って延長するピボットピン126によって、サポートバー119に枢設されている。
【0063】
また、関節機構18には、細長い線形スロット124が形成されている。このスロット124はさらに、カムローブ128が回動するために必要なクリアランスを見込むための逃げ面部分124aを含む。スロット124は、長さは様々とすることができるが、例えば約6〜9インチとすることができる。
【0064】
次に、図14および図15を参照すると、ねじ部材132がロックバー122の第1の端部136の開口134内に延出している。ねじ部材132は開口134内部で付勢部材138を捕捉している。ここで、付勢部材138は、ロックバー122の第1の端部136を、図14に示された位置から図15に示された位置に、図中上方へ付勢する。
【0065】
図10および図14に示すように、トップフレーム部材24はその両端部に軸部24aを備える。そして、各軸部24aの最外端部にはカムローブ128が形成されている。かかる軸部24aは貨物支持構造20を関節機構18に回動可能に支持する。また、軸部24aは、貨物支持構造20が図2の中間位置から図3に示された位置に移動される時に、細長いスロット124内部でスライドすることができるように形成されている。
【0066】
1−6−2:関節機構18の固定動作
図12、13、14および15を参照すると、貨物支持構造20が図1に示された降下位置にある時に、側部材22は、図12に示された位置に配置される。この位置において、カムローブ128は、図14に例示する通り、逃げ面部分124aと係合する。これによりカムローブ128は、ロックバー122の第2の端部140を図中上方に持ち上げ、ロックバー122の第1の端部136をサポートバー119から外方(図中下方)に突出させることができる。
【0067】
すると、第1の端部136は、後部支持材16に形成された切欠き142に当接し、それによって、貨物支持構造20が図1の降下位置にある時に、関節機構18が支持部材16内に向けて(12図、14図中右方向に)不測に移動することが防止される。また、図11に示すとおり、停止部材114が各支持材16と当接係合しているので、貨物支持構造20の上端部20aは、アッパサポート(上部支持材)16から外方に向けて(12図、14図中左方向に)引き離すことはできない。こうして、貨物支持構造20は、図1に示された降下位置にある時に、固定して配置される。
【0068】
このように、各支持材16の切欠き142と各ロックバー122の第1の端部136との当接係合は、貨物支持構造20の上端部20aがサイドレール(ルーフ支持構造)14内に押し込まれるのを防ぐ。従って、貨物支持構造20のクロスバー25に支持された貨物は、構造20が自動車12のルーフ部12a上に配置された時も、降下位置にあるときの貨物支持構造20とまったく同様にしっかりと支持され得る。
【0069】
1−6−3:関節機構18のスライド動作
一方、貨物支持構造20が図2に示された中間位置に持ち上げられると、トップフレーム部材24の回転運動に従ってカムローブ128も回転し、図13に示された位置になる。こうしてカムローブ128が回転すると、図15に示すようにばね138によって、ロックバー122の第1の端部136が図15に示された位置に上方へ付勢される。
【0070】
するとこの位置において、ロックバー122は切欠き142との当接が解除され、切欠き142を乗り越えることができる。従って、関節機構18全体を、後部支持材16のそれぞれのC形溝16a内を自動車12の前方に向けて(すなわち図13、15の図面では右方向に)移動させることができる。ここで、このロック解除動作は貨物支持構造20の自由端28を図2に示された中間位置に単に持ち上げることによって自動的に行われる。
【0071】
そして、使用者が貨物支持構造20を図2に示された位置に持ち上げれば、貨物支持構造20全体は、構造20が自動車12のルーフ部12a上に位置決めされるまで自動車12の前方に向けて移動させることができる。なお、本実施の形態では、貨物支持構造20の前方移動のうち初めの6〜9インチは、軸部24aが関節機構18の細長いスロット124内部を前方に滑動することにより行われる。この6〜9インチの「行程」は、貨物支持構造20が図2の中間位置から図1降下位置に回動する際に、自動車12が妨げとならないように、軸部24aによって規定される貨物支持構造20の旋回軸を自動車12の後方に配置させるために必要な距離を与える。
【0072】
なお、軸部24aが6〜9インチ移動してスロット124の前端部124bと接触すると、関節機構18が、後部支持材16のC形溝116aおよびサイドレール(ルーフ支持構造)14のC形溝14b内部を自動車12の前方に向けて滑動することとなる。
【0073】
関節機構18の別の重要な利点は、トップフレーム部材24を自動車12のリフトゲート(リヤゲート)12bの旋回軸の後方に効果的に配置させ、それによって、最初に自動車12のルーフ部12a上に構造20を配置する必要がなく、貨物支持構造20がリフトゲート(リヤゲート)12bとともに持ち上げられ得るようにしていることである。従って、貨物支持構造20およびリフトゲート(リヤゲート)12bの両方が一度上昇位置にあれば、自動車12の後部へのアクセスは容易に得られる。
【0074】
1−7:下部ロックアセンブリ30の上部ロックアセンブリ36への固定構造次に図11および17を参照して、貨物支持構造20が図3に示すように自動車12のルーフ部12a上に位置する際の、各下部ロックアセンブリ30の各上部ロックアセンブリ36への固定構造を説明する。
【0075】
それぞれの上部ロックアセンブリ36は、好ましくは後部支持材16と一体的に形成されているハウジング146を備える。ハウジング146内には、直立構造148および図中奥行方向に延びるラッチ部材150がある。貨物支持構造20を自動車12のルーフ部12a上に固定する時、貨物支持構造20は、下部ロックアセンブリ30が直立構造148の上であるが、やや自動車12の前方に位置するように、使用者によりルーフ部12a上の適位置に押動される。
【0076】
すると、当該位置においてロックアセンブリ30は、ハウジング146の内部に下げることができる。こうして、下部ロックアセンブリ30がハウジング146の内部領域に下げられると、ラッチレバー84のリップ部分102は、奥行に延びるラッチ部材150の上縁端部150aと接触し、ばね96の付勢力に逆らってピボットピン90を中心にわずかに回動して上縁端部150aを乗り越える。その後リップ部分102はラッチ構造150の下にラッチする。こうして図17に示された位置において、下部ロックアセンブリ30は動かないように固定される。
【0077】
一方、上部ロックアセンブリ36と下部ロックアセンブリ30のロック解除は、前述したラッチアセンブリ32と下部ロックアセンブリ30のロック解除と同様に、使用者が回動可能スリーブ60を把持し回動させることによって行われる。すなわち、使用者が回動可能スリーブ60を把持し回動させ、突出部82のカム面82aも回動させることにより、ラッチレバー84を図17においてピボットピン90を中心に反時計まわりに回動させる。すると、ラッチレバー84のリップ部分102が、上部ロックアセンブリ36の内部に形成された切欠きから引き外される。
【0078】
そして、ばね96の付勢力に逆らって回動可能スリーブ60(突出部82のカム面82a)をその回動位置に保持しながら、使用者は、構造20の自由端28を持ち上げる。すると、貨物支持構造20を図2に示された位置に自動車12から引き離す直前に、貨物支持構造20全体を前方に押すことができる。
【0079】
従って、図3に示された位置からの貨物支持構造20のラッチ解除は、使用者が回動可能スリーブ60を握って、自動車12の背後の所定の位置から、上部ロックアセンブリ36を乗り越えるためにアクチュエータバーアセンブリ26を連結するだけで実現できる。従って、使用者はそれぞれの下部ロックアセンブリ30の各々を個別にロック解除する必要はまったくない。これは、装置10を使用する際の便宜および容易さを著しく増大させる。
【0080】
1−8:第1の実施の形態の作用
前述の説明から、本発明の装置10は、使用者の好みに応じて自動車のリフトゲート(リヤゲート)上の概ね水平位置においてか、または自動車のルーフ上においてのいずれかで貨物を運搬可能にする関節連結可能な物品キャリヤアセンブリを提供することが理解されるであろう。本発明の装置10は、貨物を自動車12のルーフ上に直接配置する必要がなく、貨物支持構造20がリフトゲート(リヤゲート)12bに面して配置されている間にクロスバー25に配置すればよいので、使用者は容易に貨物を積むことができる。
【0081】
また、クロスバー25の一方または両方は、貨物支持構造20が図1に示された降下位置にある時にクロスバー25に配置される貨物を一時的に支持するために役立つ、例えばクロスバー25から垂直に延びる突起部分を含んで構成してもよい。さらに装置10は、回動可能スリーブ26の単純な単一の移動により図1〜3に示された位置からロックおよびロック解除することができ、これにより、貨物支持構造20を様々な位置に容易に移動させることができる。
【0082】
(第2の実施の形態)
次に図18および19を参照して、マルチポジション関節式自動車物品キャリヤ装置の他の実施形態200を例証する。
【0083】
2:マルチポジション関節式自動車物品キャリヤ装置200の構成
図19において装置200は、1対のクロスバー204および1対の側部材206(一方だけが示される)よりなる貨物支持構造202を含む。ここで装置200では、自動車12のルーフ12a上に貨物支持構造202を支持するために1対の後部支持材208および1対の前部支持材210が用いられている。
【0084】
各後部支持材208はそれぞれ、自動車12のボディ外面部分214の適切な形状のキャビティ(凹部)212(図19)と係合するために、回動式レバー209を開閉することによって作動する適格なラッチ構造を含む。一方、各前部支持材210はそれぞれ、リフタブルロックレバー216(図19に持ち上げ位置におけるファントム図で示す)によってロックおよびロック解除することができるラッチ構造を含む。
【0085】
装置200が図18に示された位置にある場合、貨物支持構造202は自動車12のルーフ部12a上に配置される。各前部支持材210には、内部ロック構造として溝が形成されており、この溝により自動車12のルーフ部12a上に配置されたスラット(板状部材)218に固定される。
【0086】
かかるスラット218の構成および、スラット218に沿った前部支持材210の滑動を可能にするスラット218と前部支持材210の係合については、周知の構成を用いることにより実現できる。前部支持材210のロックアセンブリの適格な構成としては、例えば、米国特許第4899917号、第4972983号、第4982886号、第5385285号および第5579970号の明細書において開示されているものを適用することができる。
【0087】
一方、図19において、貨物支持構造202は、自動車12のリフトゲート(リヤゲート)12bに面して配置されて図示されている。このとき後部支持材208は、キャビティ(凹部)212によって規定される複数の位置のうちの1つにロックされ得る。
【0088】
(第3の実施の形態)
次に、図20および21には、本発明のさらに別の実施形態に従ったマルチポジション関節式自動車物品キャリヤ300が図示されている。
【0089】
3−1:マルチポジション関節式自動車物品キャリヤ装置300の構成
装置300は、装置200に類似であり、1対のクロスバー304および1対の側部材306(一方だけが示される)よりなる貨物支持構造302を含む。
【0090】
貨物支持構造302は、自動車12のルーフ部12a上に1対の後部支持材308および1対の前部支持材310によって支持されている(図20、21では各支持材308および310の一方だけが示されている)。各前部支持材310は、前部支持材310がスラット(板状部材)に沿って滑動し得るように、従来のスラット(板状部材)312に配設されている。また、スラット312は、自動車12のルーフ部12aに固定されており、後部支持材308の1つが取外し可能に固定されるラッチアセンブリ314を備える。
【0091】
ここで、貨物支持構造302を図20に示された位置から図21に示された位置に移動させるためには、使用者は最初に、1対の前部支持材310の各々のレバー部316を外方に引張ることによって前部支持材310をラッチ解除する。これにより各前部支持材310がその係合するスラット312からロック解除され、各前部支持材310は対応するスラット312に沿って滑動することができる。
【0092】
また各後部支持材308も、ラッチレバー318を持ち上げることによって対応するラッチアセンブリ314からラッチ解除される。その後、使用者は、1対の後部支持材308の間に設けられているクロスバー304をラッチアセンブリ314から持ち上げることができ、貨物支持構造302全体を自動車12の後方に引くことにより、図21のようにリフトゲート(リヤゲート)12b上の降下位置に位置させることができる。そして、各後部支持材308は、領域322でリフトゲート12bに形成された適格なラッチ構造にラッチされる。
【0093】
一方、各前部支持材310はその後、レバー316を閉じることによってラッチされ、それによって図21に示された位置でスラット312にロックされる。必要な場合、前部支持材312がスラット312にロックされる前に、前部支持材312が配置されなければならない特定の位置を規定するために、切欠き324(図20にはそのうちの1つが示されている)をスラット312に形成してもよい。
【0094】
3−2:マルチポジション関節式自動車物品キャリヤ装置300の動作
また装置300は、2つのピボット(回動)点328および330を含み、各前部支持材310と回動可能に結合する結合部材326を備える。これらの2つの旋回点は、リフトゲート(リヤゲート)12bの旋回点が貨物支持構造302の旋回点から外側にオフセットされていることから必要とされる。これにより貨物支持構造302は、各前部支持材310または各後部支持材308をロック解除しなくとも、リフトゲート12bに連結されたまま、リフトゲート12bとともに持ち上げられることができる。
【0095】
こうして、装置300は、図21に示された位置から中間位置へリフトゲート12bとともに同時に持ち上げられ得る。そして、その位置において、貨物支持構造302は図2に示すように、ルーフ部12aから自動車12の後方に概ね水平に延出し、その後、結合部材326においていかなる結合動作も生じることなく、ルーフ部12a上の位置に押される。
【0096】
(第4の実施の形態)
図22について説明すれば、関節式自動車物品キャリヤ400が本発明の別の実施形態に従って図示されている。
【0097】
4−1:関節式自動車物品キャリヤ装置400の構成
この物品キャリヤ400は、自動車402のルーフトップに配置することはできないが、不要な時に自動車402から迅速かつ容易に取り外し可能であるという点で、これまでの実施形態と異なる。さらに、物品キャリヤ400の構成は、自動車402からいったん取り外せば、車庫、または自動車内にさえ都合よく収納され得るようにコンパクトな構成にすることができるようなものである。
【0098】
図22に示すように、1対の支持材404が自動車402のルーフ部406に固定されている。貨物支持構造410は、1対の上部カップリングリンク412を有し、上部カップリングリンク412は、その第1の端部414で支持材404に回動可能に接続されている。
【0099】
一方、上部カップリングリンク412の第2の端部416は第1または上部の対のピボットアセンブリ(回動部材)418に取り付けられている。ピボットアセンブリ418はまた、1対の主支持部材422の第1の端部420にも取り付けられている。
【0100】
なお、各主支持部材422は、管状の若干湾曲した部材として例示されているが、本発明はこれに限られない。主支持部材422は好ましくは、非常に軽量でありながら構造的に強力な部材を提供するために、例えばアルミニウムより構成される。
【0101】
主支持部材422は、その第2の端部424で第2のまたは下部の1対のピボットアセンブリ(回動部材)426に取り付けられている。さらに、当該第2の1対のピボットアセンブリ426はそれぞれ、1対のアンカーアセンブリ(係止部材)428と取外し可能に係合される。そして、それぞれのアンカーアセンブリ428は自動車402のリフトゲート(リヤゲート)408に固定される。従って、貨物支持構造410は、使用する際にリフトゲート408に面して配置される。
【0102】
ここで、貨物支持構造410は非常に軽量なので、リフトゲートが使用者により持ち上げられる時に、貨物支持構造410があっても、ごくわずかな付加的な重量をリフトゲート408に加えるにすぎない。従って、使用者にとって、リフトゲートを持ち上げるために要する労力は、貨物支持構造410が自動車402に取り付けられていてもいなくても、ほとんど同じである。図23は、リフトゲート408がその持ち上げ位置にある物品キャリヤ400を示す。
【0103】
4−2:クロスバー430の主支持部材422への固定
また、貨物支持構造410は好ましくは、主支持部材422に支持された少なくとも1つの、好ましくは1対のクロスバー430も含む。それぞれのクロスバー430は、その両端に取付アーム432を備え、当該取付アーム432は主支持部材422に所定の位置において手動係合可能な締結部材434によって固定される。
【0104】
この結合は図23Aにおいてより詳細に示されている。手動係合可能な締結部材434は、把持可能な拡大部分(把持部材)434aおよび部分的ねじ部434bを有する。部分的ねじ部434bは、各取付アーム432内のねじ穴434cと螺合する。また、物品キャリヤ400を自動車402から取り外した時には、収納等を容易にするためリブナット(締結具)435によってクロスバー430を支持部材422と平行に取り付け可能にしてもよい。この特徴は以下に詳述する。
【0105】
4−3:保管時のクロスバー430の主支持部材422への取り付け
貨物支持構造410の付加的な特徴は、構造410が保管のために自動車402から取り外される時に、図24に例示するように、クロスバー430を主支持部材422に平行に取り付けできることである。本実施の形態では、図23Aに示されたリブナット締結具435が、各クロスバー430の長さに沿った所定の位置に備えられている。そして、支持部材422と一旦分離されたクロスバー430が、固定部材434によって再び支持部材422と平行に取り付けられるように形成されている。
【0106】
ここで、各支持部材422には、その長さに沿って、クロスバー430のリブナット(締結具)435の位置に対応した位置に穴が形成されており、当該穴を通って固定部材434が支持部材422の内部に延長される。こうして、各主支持部材422は、各クロスバー430の1つと平行に結合されるので、使用者はコンパクトな機器構成で別個に取り扱うことができる。
【0107】
なお、主支持部材422と平行にクロスバー430を取外し可能に固定するためには、上述に限らず多様な取付または締結機構を使用できる。また、取付アーム432には、貨物を貨物支持構造410に固定するためのショックコードまたは他の締結ストラップまたはコードの取付を容易にするために、1つ以上のループ部分を形成してもよい。図24は、そのようなループ部分433’を有する取付アーム432’の一例を示している。
【0108】
4−4:上部ピボットアセンブリ418の構成
図25には、図22の上部ピボットアセンブリ(回動部材)418の1個の構成が示されている。本実施の形態では、図22の下部ピボットアセンブリ(回動部材)426の各々の構成も図25に示した上部ピボットアセンブリ(回動部材)418の1個の構成と同様の構成が採用される。
【0109】
図25の第1のピボットエレメント(回動部材)439は、拡大連結リング438を有する管状自由フランジ部(管状部材)439aを備える。また、第2のピボットエレメント(回動部材)441は、管状自由フランジ部(管状部材)441aおよび、それにスロット442が形成されている拡大連結リング440を備える。
【0110】
自由フランジ部(管状部材)439aはねじ締結具または他の従来の締結手段によって上部カップリングリンク412の第2の端部416と結合可能に形成されており、第2のピボットエレメント(回動部材)441の自由フランジ部(管状部材)441aは主支持部材422の第1の端部420に結合可能に形成されている。
【0111】
スロット442は、スロット442の中で連結リング438が拡大連結リング440と結合して相互に回動することができるように、連結リング438の幅よりもごくわずかに幅が広く形成されている。第1および第2の対のカップリングエレメント(連結部材)444はそれぞれ、拡大ショルダ部分446およびハブ部分(円筒部)448を備える。ハブ部分(円筒部)448は、ハブ部分(円筒部)448と2つのリング440および438とが一体的に結合する際に、連結リング440および438が相互に回動可能な外径を有する。
【0112】
また、それぞれのハブ部分(円筒部)448には、1対のスロット450が形成されている。そして、ハブ部分(円筒部)448にスロット450が形成されることにより、弾性変形可能なアーム452が形成されている。
【0113】
2つのカップリングエレメント(連結部材)444は、先に組み立てられている連結リング438および440に両側からそれぞれを押し込むことによって互いに固定される。ここで、2つのカップリングエレメント(連結部材)444を固定するには、まず、2つのカップリングエレメント(連結部材)444をわずかに、一方のカップリングエレメント(連結部材)444のアーム452が他方のカップリングエレメント(連結部材)のスロット450と位置合わせされるように調節する。その後、2つのカップリングエレメント(連結部材)444を互いに異なる方向に回転すると、それにより各アーム452は相手のカップリングエレメント(連結部材)444のスロット450と嵌合する。
【0114】
こうして、第1のピボットエレメント(回動部材)439および第2のピボットエレメント(回動部材)441は一体的に保持され、図22中上部カップリングリンク412と主支持部材442との枢転運動を可能にする。また、各ピボットアセンブリ(回動部材)に形成された開口は、ショックコードまたは類似品を取り付けることができる固縛領域として機能する。
【0115】
4−5:他の上部ピボットアセンブリ460の構成
図26には、他のピボットアセンブリ(回動部材)460の例が図示されている。ピボットアセンブリ(回動部材)460は、単一品として形成されたロックハブ(係止円筒部)462を除いて、前述のピボットアセンブリ(回動部材)418、426と同様である。本実施の形態のロックハブ(係止円筒部)462は、中心ハブ部分(円筒部)466によって離間された1対のショルダ部分464および464aを備える。ショルダ部分464aには1つ以上のスロット468が形成され、ショルダ部分464aからハブ部分(円筒部)466の中心まで延びている。
【0116】
ロックハブ(係止円筒部)462が、組み合わされた連結リング438および440に挿入される際には、ショルダ部分464aから挿入される。そして、ショルダ部分464aは、連結リング438および440内に押し込まれるにつれてわずかに弾性変形し外径が圧縮する。さらに、ショルダ部分464a第2の連結リング440aを通過すると弾性変形が復元し、ロックハブ(係止円筒部)462は連結リング440内部にロックされように嵌着する。
【0117】
なお、図26に示された他のピボットアセンブリ(回動部材)460と同様に、第1のピボットアセンブリ(回動部材)418および第2のピボットアセンブリ(回動部材)426は、好ましくは高強度のプラスチックで作られるが、これに限らず他の適切に強力かつ軽量な材料でも形成できる。
【0118】
4−6:支持材404の構成
図27には、支持材404の1個の断面図が示されている。支持材404は凹部470を備えており、凹部470には、上部カップリングリンク412の1個の第1の端部414が配置されている。そしてねじシャフト474を有する従来の手動係合可能なロッキングホイール472が、支持材404の開口および第1の端部414の開口476を通り、支持材404のねじ凹部478に到達している。かかるロッキングホイール472が支持材404から完全に取り外されると、上部カップリングリンク412は支持材404から完全に取り外すことができる。
【0119】
4−7:アンカーアセンブリ428の構成
次に図28について説明すれば、アンカーアセンブリ(係止部材)428の1つが図示されている。アンカーアセンブリ(係止部材)428は、1対の開口482を有するフランジ部(突縁部)480を備える。この開口482には、従来の締結エレメント483が収容され、この締結エレメント483により、フランジ部(突縁部)480がリフトゲート(リヤゲート)408内部の適格な補強部材484に固定される。
【0120】
また、アンカーアセンブリ(係止部材)428は、フランジ部(突縁部)480と一体に形成されるかまたは、別様にフランジ部(突縁部)480に固定された、テーパ付端部486aを有する管状ネック部分486を備える。管状ネック部分486は、ロックエレメント490を管状ネック部分486の内部から受け入れるための開口488を有する。
【0121】
そしてロックエレメント490は、アンカーアセンブリ(係止部材)428が組み立てられる際に、後部から(すなわち最初にフランジ部(突縁部)480を通り)管状ネック部分486の内部領域に挿入される。ここでロックエレメント490は、開口488を通って突出する大きさの頭部494を有し、ばね鋼のZ形片である付勢エレメント492を含む。頭部494は好ましくは、その上端部が斜めに切断されたベベル縁端部を有する。
【0122】
4−8:下部ピボットアセンブリ426とアンカーアセンブリ428の接続
図29は、下部ピボットアセンブリ(回動部材)426とアンカーアセンブリ(係止部材)428の連結を示したもので、自由フランジ部438aをアンカーアセンブリ(係止部材)428の管状ネック部分486上に押し嵌めた状態の断面図である。
【0123】
使用者が、自由フランジ部(管状部材)438aをネック部分486上に押し嵌めると、ロックエレメント490の頭部494は、自由フランジ部438aがネック部分486上を滑動する際に瞬間的に押下される。そして、自由フランジ部(管状部材)438aには開口496が設けられており、開口496が開口488に到達するとただちに、頭部494は開口488に嵌入する。一方、自由フランジ部438aを取外しするには、使用者は頭部494を押し下げ、ネック部分486から自由フランジ部438aを引き離す。このとき頭部494のベベル縁端部は、頭部494を引込ませるのを助ける。
【0124】
(第5の実施の形態)
図30には、他の実施の形態である関節式自動車物品キャリヤ500が図示されている。
【0125】
5−1:関節式自動車物品キャリヤ装置500の構成
この物品キャリヤ500は、自動車502のルーフトップに配置することはできないが、不要な時に自動車502から迅速かつ容易に取り外し可能であるという点で、これまでの実施形態と異なる。さらに、物品キャリヤ500の構成は、いったん取り外せば、車庫などに、または自動車の車内にさえ都合よく収納され得るようにコンパクトな構成にすることができるようなものである。
【0126】
図30に示すように、1対の支持材504が自動車502のルーフ部506に固定されている。そして、図30、31のように貨物支持構造510は1対の上部カップリングリンク512を備える。1対の上部カップリングリンク512は、その第1の端部514で以下に述べる上部連結アセンブリ513によって支持材504に回動自在に接続されている。上部カップリングリンク512の第2の端部516は第1または上部の対のピボットアセンブリ(回動部材)518に取り付けられている。
【0127】
また、ピボットアセンブリ(回動部材)518は、1対の主支持部材522の第1の端部520にも取り付けられている。これらの支持部材522は、概ね矩形の若干湾曲した部材として例示されているが、本実施の形態に適用できる部材はこれに限られるものではない。なお、主支持部材522は、非常に軽量でありながら構造的に強力な部材を提供するために、アルミニウムより構成してもよい。
【0128】
各主支持部材522は、その第2の端部524で各下部ロックアセンブリ526にそれぞれ取り付けられている。そして下部ロックアセンブリ526は、自動車502のリフトゲート(リヤゲート)508に固定されている1対のアンカーアセンブリ(係止部材)528か(図31)または、自動車バンパ529(図31)に配設された1対のラッチアセンブリ527のいずれかと取外し可能に係合可能である。従って、貨物支持構造510は、使用する際には自動車のリフトゲート508に面して配置される。
【0129】
ここで、貨物支持構造510は非常に軽量なので、リフトゲートが使用者により持ち上げられる時に、構造510があっても、ごくわずかな付加的な重量をリフトゲート508に加えるにすぎない。従って、使用者にとって、リフトゲートを持ち上げるために要する労力は、貨物支持構造510が自動車502に取り付けられていてもいなくても、また上述のこれまでの実施形態とほぼ一致した方式で持ち上げられるか否かにかかわらず、ほとんど同じである。
【0130】
5−2:クロスバー530の主支持部材522への取り付け
次に図30〜35を参照すれば、貨物支持構造510は、主支持部材522に支持された少なくとも1つの、好ましくは1対のクロスバー530を備える。各クロスバー530は、それぞれその両端に取付部材532を備え、所定の位置で主支持部材522に手動係合可能な締結部材534によって固定される。この結合は図32においてより詳細に示されている。ここで取付部分532は、ねじ締結具530aまたは他の従来の締結具によってクロスバー530に固定されている。
【0131】
図34、35には、クロスバー530を主支持部材522に解放可能に連結する一対の締結部材の一例が示されている。図35において、手動係合可能な締結部材534は、把持可能な拡大部分(把持部材)534aおよび雌ねじ部分534bを有する。雌ねじ部分534bは、ねじ部材534cと螺合する。ねじ部材534cは、主支持部材522に形成されたトラック522a内部に配設されている概ね逆T字形取付部材534dと一体的に形成されている。
【0132】
また、図33および35に示すように、クロスバー530の取付部分532は、ほぼ同一の1対の突出取付フランジ(突出取付部材)532aを備える。取付フランジ(突出取付部材)532aの対はそれぞれ、クロスバー530の垂直方向の調整を可能にするために、主支持部材522のトラック522a内部を滑動するような大きさに作られている。
【0133】
一方、主支持部材522には、主支持部材522のトラック522a内部へのクロスバー530の挿入を助成するために、クロスバー530がトラック522aに滑り込めるような大きさに作られた切欠き領域522bを備える。
【0134】
5−3:上部カップリングリンク512と主支持部材522の接続
図31、32および36には、ピボットアセンブリ(回動部材)518の構成が示されている。図36に示すように、第1のピボットエレメント(回動部材)539は管状フランジ部(管状部材)539aを備える。また第2のピボットエレメント(回動部材)541も1対の管状フランジ部(管状部材)541aを備える。管状フランジ部(管状部材)539aは、コネクションロッド543によって管状フランジ部541aと相互に回動自在に接続されている。
【0135】
また、第1のピボットエレメント(回動部材)539は、ねじ締結具539bまたは他の従来の締結手段によって上部カップリングリンク512の第2の端部516に固定されており、第2のピボットエレメント(回動部材)541は、ねじ締結具541bまたは他の従来の締結手段によって主支持部材522の第1の端部520に固定されている。
【0136】
5−4:上部連結アセンブリ513の構成
図31、37および38を参照すれば、上部連結アセンブリ513の構成を理解することができる。図37において、上部連結アセンブリ513は主部材544およびピボット部材546を含む。ピボット部材546はトーションばね549によって閉位置に付勢され、接続ピン548によって主部材544に回動可能に結合されている。このように、ピボット部材546は、ピボット部材546および主部材544が協働して物品キャリヤ500を図30に示す自動車502の支持材504に固定するように形成されている。
【0137】
より詳細には、ピボット部材546および主部材544は、1対の支持材504のそれぞれから延出する横方向接続ピン550を、ピボット部材546および主部材544によって形成された保持溝552内に保持する。なお、上部連結アセンブリ513は、使用者がトーションばね549の付勢力に打ち勝つ圧縮力をピボット部材546に適用することによって、支持材504の横方向接続ピン550との結合から開放することができる。一方、主部材544は、ねじ締結具544aまたは他の従来の締結手段によって上部カップリングリンク512の第1の端部514に固定されている。
【0138】
5−5:下部ロックアセンブリ526の構成
同様に、図31、39、40および41を参照すれば、下部ロックアセンブリ526の構成を理解することができる。図39に示すように、下部ロックアセンブリ526は主部材554とピボット部材556を含む。ピボット部材556は、接続ピン558によって主部材554に回動可能に結合されている。ピボット部材556は、ピボット部材556および主部材554が協働して物品キャリヤ500をアンカーアセンブリ(係止部材)528に固定するように、圧縮ばね560によって閉位置に付勢されている。
【0139】
より詳細には、図38および40に示されているように、ピボット部材556および主部材554は、図41に示すアンカーアセンブリ(係止部材)528に設けられた第1の横方向接続ピン562を、ピボット部材556および主部材554によって形成された保持溝564内に保持する。このように、リフトゲート(リヤゲート)508を開閉することができるようにするために、下部ロックアセンブリ526は、リフトゲート508に設けられたアンカーアセンブリ(係止部材)528に結合される。
【0140】
また、図31に示すように自動車バンパ529に配設されたラッチアセンブリ527に第2の横方向接続ピン562aが設けられている。従って、物品キャリヤ500で物品を運搬している間、下部ロックアセンブリ526は、自動車バンパ529に配設されたラッチアセンブリ527に結合してもよい。これにより、バンパ529の構造支持材によりもたらされる付加的な搬送能力が付与され、より多くの貨物を積載することができる。しかし、リフトゲート508は、より多くの物品の重量を担持できるように構成することができ、それによりバンパ529のラッチアセンブリ527の必要性を排除し得る。
【0141】
図39のように、下部ロックアセンブリ526の主部材554は、ねじ締結具554aまたは他の従来の締結手段によって主支持部材522の第2の端部524に固定されている。なお、下部ロックアセンブリ526は、使用者が圧縮ばね560の付勢力に打ち勝つ圧縮力をピボット部材556に付加し、ピボット部材556を回動して保持溝564を開くことによって、アンカーアセンブリ(係止部材)528の横方向接続ピン562との結合を解放することができる。
【0142】
5−6:フォー・バー・リンケージ
以上から、上部カップリングリンク512、主支持部材522、リフトゲート508および自動車のルーフ502からなる4つの部材は、リフトゲート508の開閉動作にともなって動作するフォー・バー・リンケージを形成することが理解されるはずである。
【0143】
上述の本発明の実施の形態の説明は例示的なものにすぎず、本発明の主旨を逸脱しない変更例は本発明の範囲内にあるものと意図される。そのような変更例は、本発明の精神および範囲からの逸脱とはみなされるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチポジション関節式物品キャリヤ装置が自動車のボディ外面に装着され、第1のまたは降下位置にある状態を示している自動車の後部の斜視図である。
【図2】中間位置に配置された装置が自動車のルーフ部上に、まさに押動されようとする状態の図1に示された装置および自動車の図である。
【図3】貨物支持構造が自動車のルーフ部上に配置される第2の位置にある装置を示している図1の装置の平面図である。
【図4】図1の自動車のリヤバンパのサポートビームに固定されたラッチアセンブリの1個の斜視図である。
【図5】図1の切断線5−5に従って得られるラッチアセンブリに固定された貨物支持構造の自由端の断面側面図である。
【図6】(A)は、貨物支持構造の下部ロックアセンブリがラッチ解除され、バンパから持ち上げられる準備ができた状態の図5のラッチアセンブリの断面側面図である。(B)は、ラッチレバーがラッチアセンブリに押入される際にラッチアセンブリと係合する図5のラッチレバーの部分側面断面図である。
【図7】トルクロッドアセンブリの一端部の下部ロックアセンブリの1個を例示している貨物支持構造のトルクロッドアセンブリの一部の斜視破断図である。
【図8】図7の切断線8−8に従って得られる図7に示されたトルクロッドアセンブリの一部の断面図である。
【図9】図8の切断線9−9に従って得られるトルクロッドアセンブリの断面図である。
【図10】連結アセンブリおよび貨物支持構造の小部分も示しているサイドレールの1個の後部の平面図である。
【図11】(A)は、サイドレールの1個の連結アセンブリおよび最後端部の斜視図である。(B)は、連結アセンブリの転動をその関係するサイドレール(ルーフ支持構造)に沿って可能にするために使用されるローラの対を例示している連結アセンブリの端部の平面図である。
【図12】貨物支持構造が図1に示された降下位置に配置されている時の連結アセンブリの側面図である。
【図13】貨物支持構造が図2に示された中間位置に移動された時の連結アセンブリの側面図である。
【図14】貨物支持構造が図1の降下位置にある時に、図10の切断線14−14に従った連結アセンブリの断面側面図である。
【図15】貨物支持構造が図2の中間位置に持ち上げられた状態の図14の連結アセンブリの断面側面図である。
【図16】図11の切断線16−16に従って得られるサイドレール(ルーフ支持構造)の部分断面図である。
【図17】図3の切断線17−17に従って得られる後部支持材の1個の上部ロックアセンブリの断面側面図である。
【図18】本発明の好ましい代替実施形態の斜視図である。
【図19】貨物支持構造が降下位置にある状態の図18の物品キャリヤの斜視図である。
【図20】本発明の別の好ましい代替実施形態の斜視図である。
【図21】貨物支持構造が降下位置にある状態の図20の物品キャリヤの斜視図である。
【図22】本発明の物品キャリヤの別の代替実施形態の斜視図である。
【図23】(A)は、自動車のリフトゲートが開いた位置にある状態の図22に示された物品キャリヤの側面図である。(B)は、図22の切断線23A−23Aに従って得られる端面断面図である。
【図24】物品キャリヤが使用されず自動車から取り外される際の保管用構成においてそれに固定されたクロスバーの1個を示している主支持部材の1個の一部の斜視図である。
【図25】上部ピボットアセンブリを含む構成部品の分解斜視図である。
【図26】ピボットアセンブリの代替実施形態の斜視図である。
【図27】それに枢転式に結合された上部カップリングリンクの1個の一部を示している支持材の1個の端面図である。
【図28】リヤリフトゲートに固定されたアンカーアセンブリの1個の分解斜視図である。
【図29】アンカーアセンブリと係合した下部ピボットアセンブリの一部の側面断面図である。
【図30】自動車のボディ外面に固定された本発明に従ったマルチポジション関節式物品キャリヤ装置のさらに別の実施形態を、装置が第1のまたは降下位置にある状態で例示している自動車の後部の斜視図である。
【図31】明確さのために一部を削除した図30の装置の側面断面図である。
【図32】ピボットアセンブリの代替実施形態の拡大斜視図である。
【図33】明確さのために一部を削除した、クロス部材と主支持部材との間のロック係合の代替実施形態の拡大斜視図である。
【図34】一部が隠れた状態のクロス部材の代替実施形態の端部の拡大斜視図である。
【図35】クロス部材の代替実施形態の側面断面図である。
【図36】図32の切断線35−35に従って得られるピボットアセンブリの代替実施形態の側面断面図である。
【図37】上部連結アセンブリの代替実施形態の側面断面図である。
【図38】上部連結アセンブリの代替実施形態の拡大斜視図である。
【図39】下部ロックアセンブリの代替実施形態の側面断面図である。
【図40】下部ロックアセンブリの代替実施形態の拡大斜視図である。
【図41】アンカーアセンブリの拡大斜視図である。
【符号の説明】
10、200、300 マルチポジション関節式自動車物品キャリヤ装置
12、402、502 自動車
12a、406、506 ルーフ部
12b、408、508 リフトゲート(リヤゲート)
14 サイドレール(ルーフ支持構造)
16、208、308 後部支持材
404、504 支持材
17、210、310 前部支持材
18 関節機構
20、202、302、410、510 貨物支持構造
22、206、306 側部材
25、204、304、430、530 クロスバー
26 アクチュエータバーアセンブリ
30 下部ロックアセンブリ
32 ラッチアセンブリ
34 バンパ
36 上部ロックアセンブリ
38 本体部分
40 ラッチ扉
42 ピボットピン
44 下端部
46 ばね
50 横方向に延びるピン
52 底部
54 構造フレーム部材
56 上壁部
58 ねじ締結部材
60 手で把持し回動可能な部材
62 第1のスリーブ部分
64 支持リング
68 締結部材(ねじ締結部材)
70 エンドキャップ部
72 フリーホイーリングスリーブ
74 ねじ部材
76 トルクロッド
76a ねじ穴
78 スペーサスリーブ
80 スロット
82 半月形突出部
82a カム面
84 ラッチレバー
86 上端部
88 下端部
90 ピボットピン
92 開口
94 本体部分
94a 縁端部
96 ばね
98 切欠き
428、528 アンカーアセンブリ(係止部材)
460 ピボットアセンブリ(回動部材)
546 ピボット部材
556 ピボット部材
314、527 ラッチアセンブリ
318 ラッチレバー
418 上部ピボットアセンブリ
426 下部ピボットアセンブリ
526 下部ロックアセンブリ
412、512 上部カップリングリンク

Claims (11)

  1. ルーフ支持構造およびバンパを有する自動車のリフトゲートに隣接して物品を運搬するための自動車物品キャリヤであって、
    その第1の端部において前記ルーフ支持構造と回動自在に接続可能である第1の対のリンクと、
    その第1の端部において前記リフトゲートと第1の位置で、または前記バンパと第2の位置で回動自在に接続可能であって、その第2の端部において前記第1の対のリンクの第2の端部と回動自在に接続可能である第2の対のリンクと、
    物品支持構造を付与するために前記第2の対のリンクを解放可能に結合するクロスリンクと、
    を含み、
    前記第1の対のリンク、前記第2の対のリンクおよび前記クロスリンクは、使用者によって前記ルーフ支持構造から容易に取り外し可能であることを特徴とする自動車物品キャリヤ。
  2. 請求項1において、
    前記第2の対のリンクに個別に連結された一対の下部ロックアセンブリをさらに含み、
    前記一対の下部ロックアセンブリのそれぞれは、
    前記第1の位置および前記第2の位置において前記第2の対のリンクを前記自動車に解放可能に固定し、
    前記一対の下部ロックアセンブリのそれぞれはまた、
    主部材と、
    前記主部材に回動可能に連結されたピボット部材と、
    前記ピボット部材を閉位置に付勢させるばね部材とを有することを特徴とする自動車物品キャリヤ。
  3. 請求項1、2のいずれかにおいて、
    前記第1の対のリンクに個別に連結された一対の上部ロックアセンブリをさらに含み、
    前記一対の上部ロックアセンブリのそれぞれは、
    前記第1の対のリンクを自動車のルーフ支持構造に解放可能に固定し、
    前記一対の上部ロックアセンブリのそれぞれはまた、
    主部材と、
    前記主部材に回動可能に連結されたピボット部材と、
    前記ピボット部材を閉位置に付勢させるばね部材とを有することを特徴とする自動車物品キャリヤ。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記クロスリンクを前記第2の対のリンクに解放可能に連結する一対の締結部材をさらに含み、
    前記一対の締結部材のそれぞれは、
    前記第2の対のリンクのそれぞれに形成されたトラック内部にスライド可能に受け入れられる取付部材と、
    前記取付部材と螺合して前記取付部材を前記トラックに圧接させて前記クロスリンクを所定の位置に保持する手動調整可能部材と、
    を有することを特徴とする自動車物品キャリヤ。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記第1の対のリンクと前記第2の対のリンクと前記リフトゲートと前記ルーフ支持構造とが協働してフォー・バー・リンケージを構成することを特徴とする自動車物品キャリヤ。
  6. ルーフ支持構造およびバンパを有する自動車のリフトゲートに隣接して物品を運搬するための自動車物品キャリヤであって、
    その第1の端部において前記ルーフ支持構造と回動自在に接続可能である第1の対のリンクと、
    その少なくとも一部に長手方向に沿って形成されたトラック部を有し、その第1の端部において前記リフトゲートと第1の位置で、または前記バンパと第2の位置で回動自在に接続可能であって、その第2の端部において前記第1の対のリンクの第2の端部と回動自在に接続可能である第2の対のリンクと、
    物品支持構造を付与するために前記第2の対のリンクを解放可能に結合するクロスリンクと、
    前記クロスリンクを前記第2の対のリンクに解放可能に連結する一対の締結部材と、
    を含み、
    前記一対の締結部材のそれぞれは、
    前記第2の対のリンクのそれぞれに形成された前記トラック内部にスライド可能に受け入れられる取付部材と、
    前記取付部材と螺合して前記取付部材を前記トラックに圧接させて前記クロスリンクを所定の位置に保持する手動調整可能部材と、
    を有し、
    前記第1の対のリンク、前記第2の対のリンクおよび前記クロスリンクは、使用者によって前記ルーフ支持構造から容易に取外し可能であることを特徴とする自動車物品キャリヤ。
  7. 請求項6において、
    前記第2の対のリンクに個別に連結された一対の下部ロックアセンブリをさらに含み、
    前記一対の下部ロックアセンブリのそれぞれは、
    前記第1の位置および前記第2の位置において前記第2の対のリンクを前記自動車に解放可能に固定し、
    前記一対の下部ロックアセンブリのそれぞれはまた、
    主部材と、
    前記主部材に回動可能に連結されたピボット部材と、
    前記ピボット部材を閉位置に付勢させるばね部材とを有することを特徴とする自動車物品キャリヤ。
  8. 請求項6、7のいずれかにおいて、
    前記第1の対のリンクに個別に連結された一対の上部ロックアセンブリをさらに含み、
    前記一対の上部ロックアセンブリのそれぞれは、
    前記第1の対のリンクを自動車のルーフ支持構造に解放可能に固定し、
    前記一対の上部ロックアセンブリのそれぞれはまた、
    主部材と、
    前記主部材に回動可能に連結されたピボット部材と、
    前記ピボット部材を閉位置に付勢させるばね部材とを有することを特徴とする自動車物品キャリヤ。
  9. 請求項6〜8のいずれかにおいて、
    前記第1の対のリンクと前記第2の対のリンクと前記リフトゲートと前記ルーフ支持構造とが協働してフォー・バー・リンケージを構成することを特徴とする自動車物品キャリヤ。
  10. ルーフ支持構造およびバンパを有する自動車のリフトゲートに隣接して物品を運搬するための自動車物品キャリヤであって、
    その第1の端部において前記ルーフ支持構造と回動自在に接続可能である第1の対のリンクと、
    その少なくとも一部に長手方向に沿って形成されたトラック部を有し、その第1の端部において前記リフトゲートと第1の位置で、または前記バンパと第2の位置で回動自在に接続可能であって、その第2の端部において前記第1の対のリンクの第2の端部と回動自在に接続可能である第2の対のリンクと、
    物品支持構造を付与するために前記第2の対のリンクを解放可能に結合するクロスリンクと、
    前記クロスリンクを前記第2の対のリンクに解放可能に連結する一対の締結部材と、
    前記第2の対のリンクに個別に連結された一対の下部ロックアセンブリと、
    前記第1の対のリンクに個別に連結された一対の上部ロックアセンブリと、
    を含み、
    前記一対の締結部材のそれぞれは、
    前記第2の対のリンクのそれぞれに形成された前記トラック内部にスライド可能に受け入れられる取付部材と、
    前記取付部材と螺合して前記取付部材を前記トラックに圧接させて前記クロスリンクを所定の位置に保持する手動調整可能部材と、
    を有し、
    前記一対の下部ロックアセンブリのそれぞれは、
    前記第1の位置および前記第2の位置において前記第2の対のリンクを前記自動車に解放可能に固定し、
    前記一対の下部ロックアセンブリのそれぞれはまた、
    主部材と、
    前記主部材に回動可能に連結されたピボット部材と、
    前記ピボット部材を閉位置に付勢させるばね部材と、
    を有し、
    前記一対の上部ロックアセンブリのそれぞれは、
    前記第1の対のリンクを自動車のルーフ支持構造に解放可能に固定し、
    前記一対の上部ロックアセンブリのそれぞれはまた、
    主部材と、
    前記主部材に回動可能に連結されたピボット部材と、
    前記ピボット部材を閉位置に付勢させるばね部材と、
    を有し、
    前記第1の対のリンク、前記第2の対のリンクおよび前記クロスリンクは、使用者によって前記ルーフ支持構造から容易に取外し可能であることを特徴とする自動車物品キャリヤ。
  11. 請求項10において、
    前記第1の対のリンクと前記第2の対のリンクと前記リフトゲートと前記ルーフ支持構造とが協働してフォー・バー・リンケージを構成することを特徴とする自動車物品キャリヤ。
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