JP2003535572A - トリアシルグリセロールヒドロラーゼ阻害剤のスクリーニング法 - Google Patents

トリアシルグリセロールヒドロラーゼ阻害剤のスクリーニング法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、循環レベルの上昇したTG、VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100による症状の治療に有用なトリアシルグリセロールヒドロラーゼ(TGH)活性を阻害する治療薬(TGH阻害剤と定義)を同定する方法に関する。また、かかる方法によって同定できる、TGH阻害剤である治療薬および循環レベルの上昇したTG、VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100と関連する疾患に対抗する際のそれらの使用も請求される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】発明の分野 本発明は、トリアシルグリセロールヒドロラーゼ(TGH)の使用、TGHを
阻害する薬剤のスクリーニング方法におけるその使用、および脂質レベルの上昇
と関連する疾患への対抗において用いられるTGH阻害特性を有する薬剤に関す
る。
【0002】背景技術 高脂血症は、冠動脈性心疾患(CHD)[1〜2]の主要なリスク因子であるとい
う説得力のある証拠がある。脂質低下薬についてのいくつかの研究では、アテロ
ーム性動脈硬化症の進行に対する有益な作用に不随した冠状動脈終点の減少が実
証されている[3〜5]。
【0003】 脂質は、血漿中を、リポタンパク質の形で体内の種々の組織から輸送される。
超低密度リポタンパク質(VLDL)は、内在性のトリグリセリド(TG)、お
よびさらにその代謝産物を経て最終的にはコレステロールの低密度リポタンパク
質(LDL)の輸送のための主要なビヒクルである。VLDLは肝臓で合成され
る。異脂肪症の多くは肝臓VLDLの過度の生産・分泌速度により特徴づけられ
るが[6〜7]、脂質、特にTGの起源および発達するVLDL粒子への変換に関与
する分子機構についてはほとんど知られていない。しかしながら、小胞内で脂肪
酸から新たに合成されたTGは、すぐには発生期VLDLへ変換されないように
思われる[8]。その代わりに、VLDLへと組み込まれるように運命づけられた
TGは、細胞のサイトソルに一時的に貯蔵される[9]。in vitroおよびin vivoに
おける証拠は、この貯蔵プールがVLDLに見られるTGの多く(70%)の供
給源であるという概念を支持するものである[9〜11]。TGは貯蔵液滴から脂質
分解により動態となり、VLDLに組み込まれる前に脂肪酸が再度エステル化さ
れる[11〜12]。このプロセスが機能する速度はVLDL構築物の部位におけるT
Gの有効利用度を決定することから、VLDL分泌の重要な調節工程を表し得る
。脂質分解/再エステル化のサイクルに関与するリパーゼの性質は、細胞内での
それらの正確な位置同様にこれまで知られてない。候補となる脂質分解酵素であ
るリソソーム酸性リパーゼが検討された。しかしながら、クロロキンがTGの細
胞内加水分解の量に影響を及ぼさなかったことから、VLDL合成および分泌の
ためのTGの動態化には他のリパーゼが関与しているようである[12]。また、脂
質分解/再エステル化サイクルはインスリンに耐性があるが、このことはそれが
脂肪組織で生じるものと同じホルモン感受性リパーゼではないことを示唆してい
る[12]。
【0004】 ブタ肝臓から精製されたミクロソームTGヒドロラーゼが記載されている[13]
。この酵素は新たなTG合成および構築が起こるオルガネラである小胞およびミ
トコンドリア会合膜に存在する。トリアシルグリセロールヒドロラーゼ(TGH
)は脂質液滴に会合していることが示されている。TGHはリポタンパク質分泌
の存在と同期する哺乳期の終了時に向けてラット肝臓で発現する。TGHはリポ
タンパク質の生産と分泌において活性があると思われる領域である、毛細血管を
取り巻く肝細胞にもっぱら存在している。さらに、この酵素はVLDLの構築お
よび分泌を損なっていることが分かっている肝臓由来のHepG2およびMcArdl
e RH7777肝癌細胞には存在しない[14]。これらの結果を考え併せると、TGHは
VLDLへの構築のためのTGの動態化を担っていることが示唆されてきた。
【0005】
【発明の概要】
本発明者らは、今般、TGHは哺乳類被験体の循環TGレベルを調整すること
を見出した。ここでは、このことは膵炎など、TGレベルを低下させることによ
って緩和される疾患の治療のための化合物を同定することを目的としたスクリー
ニングのための標的としてTGHを用いることを提案する。本発明者らはさらに
、TGHが哺乳類被験体の循環VLDL/LDL−コレステロールおよびアポリ
ポタンパク質B−100(ApoB−100)レベルを調整することを見出した
。このようにTGHはまた、複合型異脂肪症など、VLDL/LDL−コレステ
ロールおよびApoB−100レベルを低下させることによって緩和される疾患
の治療に有用な化合物の同定を目的としたスクリーニングのための標的ともなる
【0006】 ラット肝臓TGHをコードするcDNAがクローニングされ、発現されている
[15]。ラット肝臓TGHを安定的に発現するMcArdle RH7777ラット肝癌細胞系統
は、非トランスフェクト細胞系統よりも、分泌のための細胞内トリアシルグリセ
ロールプールの利用がより高く、培地中のApoB−100の分泌がより高いこ
とを示した。これらの結果は、リポタンパク質の構築に使用できる貯蔵されたT
Gの動態化におけるTGHの積極的な役割の発見を強調する。
【0007】 このように第1の態様によれば、本発明は、循環レベルの上昇した i)TG、 ii)TG、VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100、また
は iii)VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100 による症状の治療に有用な化合物を同定する方法であって、その化合物がTGH
活性を阻害するかどうかを調べる工程を含んでなる方法を提供する。
【0008】
【発明の具体的説明】
好ましい態様としては、前記治療は、循環レベルの上昇したVLDL/LDL
−コレステロールおよびApoB−100によるもの症状の治療である。
【0009】 さらに好ましい態様としては、この方法は、該TGH阻害剤の存在下および不
在下で、対照基質に対するTGHの酵素活性または脂質分解の程度または結果を
検出またはアッセイすることを含んでなる。
【0010】 本発明による酵素活性の検出方法は、当技術分野で公知の好適な方法のいずれ
かを含む。従って本明細書で定義された対照基質は、標識化合物(すなわち、放
射性または蛍光性のもの)および/または光活性性のものを含むことができる。
好適な対照基質の例としては、4−メチルウンベリフェリルブチレートがある。
【0011】 本発明は、TGH酵素活性(脂質分解)を阻害する薬剤が哺乳類被験体のTG
、VLDL/LDL−コレステロールおよびアポリポタンパク質B−100の循
環レベルを同程度の強さで低下させることを実証する。TGに対するTGH阻害
の作用は先行技術の教示からは決して明らかではない。実際、TGHはこのプロ
セスに関連づけられてきたいくつかのリパーゼの1つに過ぎず、TGH単独の阻
害が十分な治療効果を示すという教示はない。VLDL/LDL−コレステロー
ルおよびアポリポタンパク質B−100に対するTGH阻害作用のさらなる知見
は、この作用が循環TGの低下におけるTGHの役割に関連づけられるわけでは
ないという点で驚くべきことである。このように、このさらなる発見は、脂質レ
ベルの上昇と関連した特定の疾患を治療するさらに有効な方法であって、先行技
術によって教示も示唆もされていない方法を示している。
【0012】 本明細書において「同定方法」には、TGHの酵素活性を調整するか、作用す
るか、影響を与えるか、または阻害するかすることが可能な薬剤の作用を調べる
ことによるスクリーニングまたはアッセイのいずれもを包含し、かつ、単一の薬
剤または化合物を調べる阻害アッセイ、ならびに化合物アレイまたは化合物ライ
ブラリーなど1以上の化合物を試験するアッセイを包含する。1以上の薬剤を試
験する場合、これらの試験は同時であっても逐次であってもよい。検出およびア
ッセイ方法としては、試験する薬剤の存在下で基質に対するTGHの酵素活性の
阻害の有無を、該薬剤の不在下の場合と比較して定量的、定性的または半定量的
に評価することを包含する。
【0013】 一つの態様において、本発明の方法は、試験TGH阻害剤の存在下での蛍光性
対照基質に対するTGHの酵素活性の差を試験阻害の不在下の場合と比較する阻
害アッセイを含んでなる。
【0014】 もう一つの態様において、本発明は、試験TGH阻害剤を試験哺乳類被験体、
例えばハムスターに投与した際の低脂血活性の程度を求めるin vivo機能アッセ
イを含んでなる。
【0015】 さらなる態様によれば、本発明による、本発明による上記の方法によって同定
される、または同定することができる治療薬(「TGH阻害剤」)、および、循
環レベルの上昇した脂質に関連する疾病に対抗する際のその使用を提供する。
【0016】 さらに別の、またはなおさらなる態様では、循環レベルの上昇した i)TG、 ii)TG、VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100、また
は iii)VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100 による症状の治療方法であって、上記好適な化合物の同定方法によって同定され
る化合物を投与することを含んでなる方法が提供される。
【0017】 本発明はさらなる態様として、循環レベルの上昇した i)TG、 ii)TG、VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100、また
は iii)VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100 による症状の治療のための薬剤の製造における、TGHの作用を阻害する化合物
、またはその生理学上許容される塩、溶媒和物もしくは誘導体の使用を提供する
。 上記においては、循環レベルの上昇したVLDL/LDL−コレステロールお
よびApoB−100による症状の薬剤の製造における使用が好ましい。
【0018】 もう1つのまたはさらなる態様では、ヒトを含む哺乳類の治療、特に循環レベ
ルの上昇した i)TG、 ii)TG、VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100、また
は iii)VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100 による症状の治療方法であって、TGHの作用を阻害する化合物、またはその生
理学上許容される塩、溶媒和物もしくは誘導体の有効量を投与することを含んで
なる方法が提供される。
【0019】 TGH活性を阻害する本発明の化合物は、脂質レベルの上昇に関連した疾患の
治療に用いられる。循環レベルの上昇したTGによる疾患(すなわち高トリグリ
セリド血症、高βリポタンパク質血症)としては、膵炎および肥満症がある。高
レベルTG、VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100が合併
した疾患(すなわち、複合型異脂肪症、高コレステロール血症、高βリポタンパ
ク質血症)としては、非インスリン依存性真性糖尿病(NIDDM)、冠動脈疾
患、末梢血管疾患、および脳血管疾患が挙げられる。高レベルTG、VLDL/
LDL−コレステロールおよびApoB−100が合併した疾患(すなわち、高
コレステロール血症、高βリポタンパク質血症)としては、非インスリン依存性
真性糖尿病(NIDDM)、冠動脈疾患、末梢血管疾患、および脳血管疾患が挙
げられる。
【0020】 さらに、TGHは、VLDLにおけるTGの構築の初期段階である、TGの脂
質分解/再エステル化サイクルに関与している。TGHはまた、腸管にも存在し
[13]、同様の機能を有するものと予測される。従って、腸管のTGHは、カイロ
ミクロンへのTGの構築を担い、結果として脂質吸収を調整すると考えられる。
腸管に特異的な、または本発明のさらなる態様の化合物による肝臓TGH阻害に
関してのTGH阻害は、食事の脂質の吸収を低下させる得る。さらにまた、脂質
ならびに関連のリポタンパク質およびアポリポタンパク質が、アテローム性動脈
硬化症の形成および進行に重要な役割を果たすことはよく認識されている。多く
の血管造影法の試みでは、冠状動脈性心疾患患者のコレステロールレベルを低下
させると、これらの患者でアテローム性動脈硬化症の進行を著しく遅らせ、ある
場合には実際に症状の緩解をもたらすことがあることが示されている[5,16]。従
って、本発明のさらなる態様のTGH阻害剤は、TG、VLDL/LDL−コレ
ステロールおよびApoB−100を低下させることによってアテローム性動脈
硬化症の有効な治療を示すことができる。
【0021】 治療には、脂質レベルの上昇の結果としての臨床状態に苦しむリスクがあると
思われる患者における予防(一次予防)、また脂質レベルの上昇の結果としての
二次的な、またはさらなる臨床状態に苦しむリスクがあると思われる患者におけ
る予防(二次予防)、ならびに確立された症状の緩和が包含されるものとする。
本発明のTGH阻害剤は、未処理の化学物質として投与してもよいが、有効成分
を医薬製剤として提供するのが好ましい。
【0022】 従って、本発明はまた、少なくとも1種のTGH阻害剤またはその生理学上許
容される塩、溶媒和物もしくは誘導体を、1以上の医薬上許容される誘導体と共
に含んでなる医薬組成物であって、いずれかの便宜な経路で投与するため処方さ
れた医薬組成物を提供する。
【0023】 かかる組成物は好ましくは医薬、特にヒト医薬に用いるのに適合した形態であ
り、便宜には1以上の医薬上許容される担体または賦形剤を用いて常法にて処方
することができる。
【0024】 このように本発明のTGH阻害剤は当技術分野で十分公知の方法により、経口
、口内、非経口、経皮、局所(眼用および鼻用を含む)、デポーまたは直腸投与
用に、あるいは吸入または通気(経口または経鼻のいずれか)による投与に適し
た形態で処方できる。
【0025】 経口投与では、医薬組成物は、結合剤(例えばアルファー化トウモロコシデン
プン、ポリビニルピロリドンまたはヒドロキシプロモーターピルメチルセルロー
ス)、増量剤(例えば、ラクトース、マイクロクリスタリンセルロースまたはリ
ン酸水素カルシウム)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルクま
たはシリカ)、崩壊剤(例えば、ジャガイモデンプンまたはグリコール酸ナトリ
ウムデンプン)、または湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)などの医薬
上許容される賦形剤を用いて常法にて製造される例えば錠剤またはカプセル剤の
形態をとってもよい。錠剤は、当技術分野で十分公知の方法によってコーティン
グしてもよい。経口投与用の液体製剤は、例えば溶液、シロップ、または懸濁液
の形態をとってもよく、あるいはそれらは使用前に水またはその他の好適なビヒ
クルで構成する乾燥製剤として提供してもよい。かかる液体製剤は、沈殿防止剤
(例えば、ソルビトールシロップ、セルロース誘導体または硬化食用油、乳化剤
(例えば、レシチンまたはアラビアガム)、非水性ビヒクル(例えば、アーモン
ド油、油性エステル、エチルアルコールまたは精留植物油)、および保存剤(例
えば、メチルもしくはプロピル−p−ヒドロキシベンゾエートまたはソルビン酸
)などの医薬上許容される添加剤を用いて常法にて製造することができる。これ
らの製剤はまた要すればバッファー塩、香味剤、着色剤および甘味剤を含んでも
よい。
【0026】 経口投与用製剤は有効化合物の徐放性を得るために適宜処方することができる
【0027】 口内投与には、組成物は常法にて処方した錠剤またはトローチ剤の形態をとっ
てもよい。
【0028】 経皮投与には、本発明の化合物は、クリーム剤、ゲル剤、軟膏、またはローシ
ョン剤として、あるいは経皮パッチとして処方してもよい。かかる組成物は例え
ば好適な増粘剤、ゲル化剤、乳化剤、安定剤、分散剤、沈殿防止剤および/また
は着色剤を添加して水性または油性基剤を用いて処方してもよい。
【0029】 本発明の化合物は、ボーラス投与または点滴による非経口投与用に処方しても
よい。注射製剤は単位投与形(例えばアンプル)で、または保存剤を添加して複
用量容器で提供してもよい。これらの組成物は油性または水性ビヒクル中の懸濁
液、溶液またはエマルションのような形をとってもよく、懸濁防止剤、安定剤お
よび/または分散剤のような配合剤を含んでもよい。あるいは、有効成分は使用
前に好適なビヒクル、例えば滅菌パイロジェンフリー水で構成する粉末の形態で
あってもよい。
【0030】 本発明の化合物は、軟膏、クリーム剤、ゲル剤、ローション、ペッサリー、E
Aゾルまたは滴剤(例えば眼用、耳用もしくは鼻用滴剤)の形態で局所投与用に
処方してもよい。軟膏およびクリーム剤は、例えば水性または油性基剤を用い、
好適な増粘剤および/またはゲル化剤を添加して処方してもよい。
【0031】 ローションは、水性または油性基剤を用いて処方すればよく、また一般に1以
上の乳化剤、安定剤、分散剤、沈殿防止剤、増粘剤または着色剤を含む。滴剤は
水性または非水性基剤で処方し、また1以上の分散剤、安定剤、可溶化剤または
懸濁防止剤を含んでもよい。それらはまた保存剤を含んでもよい。
【0032】 本発明の化合物はまた、坐剤または滞留型浣腸などの直腸組成物として処方し
、例えばココアバターまたはその他のグリセリドなどの通常の坐剤基剤を含んで
もよい。
【0033】 また本発明の化合物はデポー製剤として処方してもよい。かかる長期作用製剤
は、埋植(例えば皮下または筋肉内)により、または筋肉内注射により、投与す
ることができる。このように例えば本発明の化合物は、好適なポリマー材料もし
くは疎水性材料(例えば許容される油中のエマルションとして)、またはイオン
交換樹脂を用いて、あるいは難溶性誘導体として(例えば難溶性塩として)処方
することができる。
【0034】 鼻内投与では、本発明の化合物は、好適な計量または単位用量装置による投与
のための溶液として、または、また好適な送達装置を用いて投与するための好適
な担体との粉末混合物として処方することができる。
【0035】 これらの組成物は、投与方法にもよるが、0.1%を超える、例えば0.1%
〜99%の有効物質を含んでもよい。提案される本発明の化合物量は、0.25
mg/kg〜約125mg/kg体重/日、例えば20mg/kg〜100mg
/kg/日である。患者の年齢および症状に応じて、通常用量は変更する必要が
あると考えられ、正確な用量は、最終的には主治医または獣医の裁量による。ま
た用量は投与経路および選択された特定の化合物によっても異なる。
【0036】 本発明のTGH阻害剤は、所望により1以上の治療薬と共に投与してもよく、
常法にて便宜ないずれかの経路によって投与するように処方することができる。
当業者ならば適当な用量が容易に分かるであろう。例えば本発明のTGH阻害剤
はコレステロール消耗によって、またはVLDL産生を低下させることによって
作用する他の脂質低下薬(例えばHMGCo−Aレダクターゼ阻害剤などのコレ
ステロール生合成に関与する酵素の阻害、またはミクロソームのトリグリセリド
トランスファータンパク質(MTP)阻害剤)および/または胆汁酸金属イオン
封鎖剤または胆汁酸輸送阻害剤と組み合わせて投与してもよい。
【0037】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、これらに限定されるものではない
【0038】生物実験法 材料 試験TGH阻害剤である4,4,4−トリフルオロ−2−[2−(3−メチル
フェニル)ヒドラゾン]−1−(2−チエニル)ブタン−1,3−ジオンは、Ma
ybridgeから入手した。ハイQおよびヒドロキシアパタイトカートリッジは、Bio
-Rad S.A.から入手した。9,10−H(N)トリオレオイルグリセロールは
、Dupont-NENから購入した。コレステロールおよびトリグリセリドに関する酵素
アッセイキットは、Bio Merieuxから入手した。ブタTGHに対するポリクロー
ナル抗体は、アルバータ大学, EdmontonからLehner博士およびVance博士により
提供された。蛍光性基質4−メチルウンベリフェリルブチレートおよびリポタン
パク質リパーゼをはじめ他の試薬は、総てSigmaから購入した。
【0039】1.ヒトTGHのクローニング マウス、ラットおよびブタTGH cDNA間で高度に保存されている部位に
相当する2つの40ヌクレオチド長のオリゴ、P−TGHI(5'GCATCTGGGGATTC
TTCAGCACAGGGGATGAACACAGCCG3')およびP−TGHII(5'GAGCAAAGTTGGCCCAGTAT
TTCATCACCATTTTGCTGAG3')(15)を用い、PCR(1×PCRバッファー50ml
中、1mgヒト肝臓Igt11 cDNAライブラリー、0.4mMの各プライ
マー、0.25mM dNTP、2mM MgCl、2.5U Tagポリメ
ラーゼ;加熱開始95℃5分、95℃1分、52℃1分、72℃1分、30サイ
クル、72℃5分)にて1kb断片を増幅した。この断片を配列決定し、BLA
ST検索を用いて既存のデータベースと比較した。それはヒトカルボキシルエス
テラーゼI(hCEI)として同定された。
【0040】 ヒト肝臓からhTGHタンパク質を精製した。最初の20残基のアミノ酸配列
決定の際、hCEIの最初のアミノ酸と同じであることが分かった。これら2系
統の証拠から、hTGHはhCEIと同一であることが確認される。
【0041】 それぞれhCEIの5’および3’に相当する2つの22ヌクレオチド長のオ
リゴhCE5’For(5'AACTGTCGCCCTTCACGATGTG3')およびhCE3’Rev
(5'TCACAGCTCTATGTGTTCTGTCTGG3')を用い、PCR(1×PCRバッファー5
0ml中、1mgファージcDNAライブラリー、0.4mMの各プライマー、
0.25mM dNTP、2mM MgCl、2.5U Tagポリメラーゼ
;加熱開始95℃5分、95℃1分、54℃1分、72℃1分、40サイクル、
72℃5分)にて1.7kbの全長cDNAを増幅した。このcDNAをpCR
2.1TOPO(Invitrogen)に連結してクローニング部位を得、忠実度(fideli
ty)を確認するために配列決定し、その後最後に哺乳類発現ベクターpCI(Pro
mega)のXhoIとXbaIの間にクローニングした。
【0042】2.ヒト肝臓TGHの精製 ヒト肝臓TGHはブタ肝臓TGHについて記載されたLehner and Vergerのプ
ロトコール[13]に従って精製した。要するに、肝臓組織のミクロソーム膜から酵
素を、両性洗剤3−[(3−クロラムヨードプロピル)ジメチルアンモニオ]−
1−プロパンスルホネート(CHAPS)で可溶化し、Q−セファロースおよび
ヒドロキシアパタイトでの一連のクロマトグラフィーで明らかに均一になるまで
精製した。
【0043】3.ヒト肝臓TGHに対する試験薬剤の作用 TGHの酵素活性は、蛍光性基質4−メチルウンベリフェリルブチレート(4
−MU−ブチレート)を用いて評価した。要するに、テトラヒドロフラン中25
mMの4−MU−ブチレート10μlをTris(20mM)、pH8.0、E
DTA(1mM)およびタウロデオキシコレート(300μM)を含有するバッ
ファー2mlに注いだ。TGH活性は最終量100μlに1.16nMでアッセ
イした。供試化合物をDMSOに種々の濃度(1nM〜2μM)で溶解し、15
分酵素とともにインキュベートした後に基質20μlを添加し、これを酵素反応
の開始点とした。反応混合物はバッファー60μl(Tris20mM、pH8
、EDTA1mM)、種々の希釈率の化合物10μlまたは対応するDMSO濃
縮物(100%TGH活性)10μl、TGH10μlおよび基質20μlから
なった。バッファー70μl、DMSO10μl(適当な希釈率)および基質2
0μlの反応混合物で基底レベルの基質蛍光を評価し、その他各々のデータから
差し引いた。脂質分解速度は460nmにて蛍光強度の継続した増加から求めた
(励起:355nm)。
【0044】4.リポタンパク質リパーゼ活性に対するTGH阻害剤の作用 TGHに対するTGH阻害剤の特異性を評価するため、試験化合物を牛乳から
リポタンパク質リパーゼ(LDL)の酵素活性について試験した。これを目的と
して放射性標識したトリオレオイルグリセロール(250μM、特異的活性1m
Ci/ミリモル)を超音波処理によって10%アラビアガムの混合物に乳化させ
た。長鎖トリアシルグリセロール加水分解は、LPL(1.5μg/ml)、T
ris(50mM)、pH8.0;MgCl、CaCl(1mM)および1
50mM NaClを含有する最終量200μl中で脂肪酸受容体として1mg
/mlのBSAを用い、37℃にて30分間アッセイした。反応は3.25ml
のメタノール/クロロホルム/ヘプタン(容量で3.85:3.42:2.73
)、0.3mlの150mM NaCl、脂質担体(100μlの非標識オレイ
ン酸)および50μlの1N NaOHを添加して終了させた。この混合物を振
盪して遠心分離した。1mlの上相(加水分解された脂肪酸を含有)を10ml
のCytoscintと混合して計数した。試験化合物は基質を添加する15分前に酵素
とともにインキュベートした。
【0045】5.ハムスターにおけるTGH阻害剤の低脂血活性 10個体の通常食を与えたハムスターを無作為に2群に分けた。一方の群の個
体にはDMSO/Labrafil(10/90%)中の試験TGH阻害剤を25ml/
kgで1日2回、3日間、経口摂取させ、もう一方の群の個体には溶媒(DMS
O/Labrafil)を1日2回、3日間、摂取させた。これらの個体を最後の投与か
ら4時間後に屠殺し、血漿の脂質およびリポタンパク質を分析した。 血漿中の全コレステロール(TC)およびトリグリセリド(TG)レベルは、
Bio Merieux製の試薬で酵素的に測定した。VLDL/LDLリポタンパク質画
分を密度勾配遠心分離(d=1.063)によりHDLリポタンパク質から分離
した。VLDL/LDLならびにHDL画分中のコレステロールも、Bio Merieu
xキットを用いて測定した。VLDL/LDL画分中のアポリポタンパク質B−
100(ApoB−100)は、5%〜12%勾配を含む分解ゲルを用いた還元
条件下のSDS−PAGEで視覚化した。
【0046】生物学的結果 1.ヒトTGHのクローニング ラットTGH cDNA[15]に対して設計された特異的プライマーおよび鋳型
としてヒト肝臓cDNAライブラリーを用いるPCRにより、ヒトTGH cD
NAを単離した。図1に示されているように、このcDNAは、これまでにヒト
カルボキシルエステラーゼEST−1(受託番号P23141)として同定され
ているヒトカルボキシルエステラーゼをコードしている。ヒトTGHがヒトカル
ボキシルエステラーゼとして同定されていることから、ヒトカルボキシルエステ
ラーゼEST−1と同じアシル補酵素A:コレステロールアシルトランスフェラ
ーゼ活性を有するヒト酵素の精製およびクローニングについて述べた文献は含め
なかった[17]。TGの加水分解およびコレステロールのエステル化における推定
される二重機能は肝臓および腸管におけるTGHの機能に関連している。実際、
これはこの酵素はVLDL粒子の構築を脂質分解と再エステル化双方のレベルで
作用することで阻害することを意味している。
【0047】2.ヒト肝臓TGHの精製 この精製タンパク質はSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動で、見掛けの分
子量が62kDaの単一のバンドとして移動したが、これはブタTGH(60k
Da)に匹敵する。図2に示されているように、28のN末端残基のアミノ酸配
列はブタTGHと高い程度の相同性を共有しており、ヒトTGHと同一であった
。最後に、ブタTGHに対して作製したポリクローナル抗体(これはその酵素に
特異的であることが分かっている[13])は精製ヒトタンパク質ならびにラットT
GHと交叉反応した[13]。
【0048】3.ヒト肝臓TGHに対する試験薬剤の作用 図3に示されているように、ヒト肝臓TGHを試験阻害剤4,4,4−トリフ
ルオロ−2−[2−(3−エチルフェニル)ヒドラゾン]−1−(2−チエニル
)ブタン−1,3−ジオンとともにプレインキュベーションしたところ、酵素活
性の用量依存的阻害がもたらされた。TGHの50%阻害をもたらす4,4,4
−トリフルオロ−2−[2−(3−エチルフェニル)ヒドラゾン]−1−(2−
チエニル)ブタン−1,3−ジオン濃度は4nMであると評価された。
【0049】4.リポタンパク質リパーゼ活性におけるTGH阻害剤の作用 4,4,4−トリフルオロ−2−[2−(3−エチルフェニル)ヒドラゾン]
−1−(2−チエニル)ブタン−1,3−ジオンは5μMで試験し、基質の添加
前15分、酵素とともにインキュベートした。図4に示されているように、4,
4,4−トリフルオロ−2−[2−(3−エチルフェニル)ヒドラゾン]−1−
(2−チエニル)ブタン−1,3−ジオンは5μMにてLPLの酵素活性に影響
を与えなかった。
【0050】5.ハムスターにおけるTGH阻害剤の低脂血活性 図5に示されているように、4,4,4−トリフルオロ−2−[2−(3−エ
チルフェニル)ヒドラゾン]−1−(2−チエニル)ブタン−1,3−ジオンの
経口投与によって血漿TG濃度(溶媒で処理した個体から〜55%)、ならびに
VLDL/LDLコレステロール(溶媒で処理した個体から〜40%)に著しい
低下がもたらされたが、HDLコレステロールレベルはあまり影響を受けなかっ
た。Apo−B100もまたApo−B100含有粒子と同程度まで低下した(
対照個体に比べから39%減)。
【0051】錠剤組成 以下の組成物AおよびBは成分(a)〜(c)また(a)〜(d)をポビドン
溶液とともに湿式造粒した後、ステアリン酸マグネシウムを添加して打錠するこ
とにより製造することができる。組成物A mg/錠剤 mg/錠剤 (a)有効成分 250 250 (b)ラクトースB.P. 210 26 (c)グリコール酸ナトリウムデンプン 20 12 (d)ポビドンB.P. 15 9 (e)ステアリン酸マグネシウム 500 300
【0052】組成物B mg/錠剤 mg/錠剤 (a)有効成分 250 250 (b)ラクトース 150 − (c)アビセルPH101 60 26 (d)グリコール酸ナトリウムデンプン 20 12 (e)ポビドンB.P. 15 9 (f)ステアリン酸マグネシウム 500 300
【0053】組成物C mg/錠剤 有効成分 100 ラクトース 200 デンプン 50 ポビドン 5 ステアリン酸マグネシウム 359
【0054】 以下の組成物DおよびEは混合した成分を直接打錠することによって製造する
ことができる。組成物Eに用いるラクトースは直接打錠型のものである。
【0055】組成物D mg/錠剤 有効成分 250 ステアリン酸マグネシウム 4 アルファーデンプンNF15 146 400
【0056】組成物E mg/錠剤 有効成分 250 ステアリン酸マグネシウム 5 ラクトース 145 アビセル 100 500
【0057】組成物F(徐放性組成物) mg/錠剤 (a)有効成分 500 (b)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 112 (メトセルK4Mプレミアム) (c)ラクトースB.P. 53 (d)ポビドンB.P.C. 28 (e)ステアリン酸マグネシウム 700
【0058】 この組成物は成分(a)〜(c)をポビドン溶液とともに湿式造粒した後、ス
テアリン酸マグネシウムを加え、さらに打錠することによって製造することがで
きる。
【0059】組成物G(腸溶コーティング錠剤) 組成物Cの腸溶コーティング錠剤は、セルロースアセテートフタレート、ポリ
ビニルアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート
、またはメタクリル酸およびメタクリル酸メチルエステルの陰イオンポリマー(
Eudragit L)などの腸溶ポリマー25mg/錠剤で錠剤をコーティングすること
で製造することができる。Eudragit Lの他、これらのポリマーはまた10%(用
いるポリマー量の重量に対して)の可塑剤を配合して、適用中、あるいは保存中
の膜のクラッキングを防ぐべきである。好適な可塑剤としては、フタル酸ジエチ
ル、クエン酸トリブチルおよびトリアセチンが挙げられる。
【0060】組成物H(腸溶コーティング徐放性錠剤) 組成物Fの腸溶コーティング錠剤は、セルロースアセテートフタレート、ポリ
ビニルアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート
、またはメタクリル酸およびメタクリル酸メチルエステルの陰イオンポリマー(
Eudragit L)などの腸溶ポリマー50mg/錠剤で錠剤をコーティングすること
で製造することができる。Eudragit Lの他、これらのポリマーはまた10%(用
いるポリマー量の重量に対して)の可塑剤を配合して、適用中、あるいは保存中
の膜のクラッキングを防ぐべきである。好適な可塑剤としては、フタル酸ジエチ
ル、クエン酸トリブチルおよびトリアセチンが挙げられる。
【0061】(ii)カプセル組成物 組成物A カプセル剤は上記の組成物Dの成分を混合し、得られた混合物を2ツ割硬カプ
セルに充填することによって製造することができる。組成物B(上記)も同様に
して製造できる。
【0062】組成物B mg/カプセル (a)有効成分 250 (b)ラクトースB.P. 143 (c)グリコール酸ナトリウムデンプン 25 (d)ステアリン酸マグネシウム 420
【0063】組成物C mg/カプセル (a)有効成分 250 (b)マクロゴール4000BP 350 600
【0064】 カプセル剤はマクロゴール(Macrogol)4000BPを融解し、有効成分を融
解物に分散させ、それらを2ツ割硬カプセルに充填することによって製造するこ
とができる。
【0065】組成物D mg/カプセル 有効成分 250 レシチン 100 落花生油 100 450
【0066】 カプセル剤は有効成分をレシチンおよび落花生油に分散させ、分散物を弾性軟
カプセルに充填することによって製造することができる。
【0067】組成物E(徐放性カプセル剤) mg/カプセル (a)有効成分 250 (b)微晶質セルロース 125 (c)ラクトースBP 125 (d)エチルセルロース 13 513
【0068】 徐放性カプセル組成物は成分(a)〜(c)を押出成形機を用いて押出成形し
た後、押出品を球形化し乾燥することによって製造することができる。この乾燥
ペレットを徐放性膜(d)でコーティングし、2ツ割硬カプセルに充填する。
【0069】組成物F(腸溶カプセル剤) mg/カプセル (a)有効成分 250 (b)微晶質セルロース 125 (c)ラクトースBP 125 (d)セルロールアセテートフタレート 50 (e)フタル酸ジエチル 555
【0070】 腸溶カプセル組成物は成分(a)〜(c)を押出成形機を用いて押出成形した
後、押出品を球形化し乾燥することによって製造することができる。この乾燥ペ
レットを可塑剤(e)を含む腸溶膜(d)でコーティングし、2ツ割硬カプセル
に充填する。
【0071】組成物G(腸溶コーティング徐放性カプセル剤) 組成物Eの腸溶コーティングカプセル剤は、セルロースアセテートフタレート
、ポリビニルアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタ
レート、またはメタクリル酸およびメタクリル酸メチルエステルの陰イオンポリ
マー(Eudragit L)などの腸溶ポリマー50mg/カプセルで徐放性ペレットを
コーティングすることで製造することができる。Eudragit Lの他、これらのポリ
マーはまた10%(用いるポリマー量の重量に対して)の可塑剤を配合して、適
用中、あるいは保存中の膜のクラッキングを防ぐべきである。好適な可塑剤とし
ては、フタル酸ジエチル、クエン酸トリブチルおよびトリアセチンが挙げられる
【0072】 (iii)静脈注射組成物 有効成分 0.200g 滅菌パイロジェンフリーリン酸バッファー(pH9.0) 10mlまで 有効成分を35〜40℃のリン酸バッファーの大部分に溶解し、一定量にし、
滅菌微孔質フィルターを通して10mlの滅菌ガラスバイアル(1型)中へ濾過
し、滅菌クロージャーおよびオーバーシールで密閉する。
【0073】 (iv)筋肉注射組成物 有効成分 0.20g ベンジルアルコール 0.10g グルコフロール75 1.45g 注射水 3.00mlまで適量 有効成分をグリコフロールに溶解する。次いで、ベンジルアルコールを加えて
溶解し、水を加えて3mlとする。次ぎに、混合物を滅菌微孔質フィルターを通
して濾過し、3mlの滅菌ガラスバイアル(1型)に密閉する。
【0074】 (v)シロップ組成物 有効成分 0.25g ソルビトール溶液 1.50g グリセロール 1.00g 安息香酸ナトリウム 0.005g 香料 0.0125ml 精製水 5.0mlまで適量 精製水の一部に安息香酸ナトリウムを溶解し、ソルビトール溶液を加える。有
効成分を加えて溶解する。得られた溶液にグリセロールを混合した後、精製水で
必要な容量にする。
【0075】 (vi)坐剤組成物 mg/坐剤 有効成分 250 ハードファット、BP (Witepsol H15-Dynamit Nobel) 1770 2020 Witepsol H15の1/5を最高45℃にて蒸気ジャケット付きパンで融解する。
有効成分を200μm篩を通して篩い分け、滑らかな分散系が得られるまで、カ
ッティングヘッドを取り付けたSilversonを用いて混合しながら融解した基剤に
加えた。この混合物を45℃で維持し、懸濁液に残りのWitepsol H15を加え、攪
拌して確実に均質な混合物とする。次ぎに全懸濁液を250lmステンレス鋼製
の篩を通し、連続攪拌しながら45℃まで放冷する。38℃〜40℃の温度で2
.02gの混合物アリコートを好適なプラスチック鋳型に充填し、坐剤を室温ま
で放冷する。
【0076】 (vii)ペッサリー組成物 mg/ペッサリー 有効成分 250 無水デキストロース 380 ジャガイモデンプン 363 ステアリン酸マグネシウム 1000 上記成分を直接混合し、得られた混合物を圧縮することでペッサリーを製造す
る。
【0077】 (viii)経皮組成物 有効成分 200mg アルコールUSP 0.1ml ヒドロキシエチルセルロース 有効成分およびアルコールUSPをヒドロキシエチルセルロースでゲル化し、
表面積が10cmの経皮ディバイスにパックする。
【0078】 参照文献
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 cDNA配列から推定されるヒトTGHのアミノ酸配列を示す。
【図2】 精製したヒトTGH、ブタTGHおよびクローン化したヒトTGHのN末端残
基間の比較を示す。
【図3】 試験TGH阻害剤によるTGH酵素活性の用量依存的阻害を示す。
【図4】 試験TGH阻害剤の存在下および不在下でのLPLの酵素活性を示す。
【図5】 通常食を与えたハムスターに対する試験TGH阻害剤の投与による種々の脂質
レベルにおける低下を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 C12N 9/99 C12N 9/99 C12Q 1/60 C12Q 1/60 G01N 33/15 G01N 33/15 Z 33/50 33/50 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (71)出願人 ガバナーズ オブ ザ ユニバーシティー オブ アルバータ カナダ国 ティー6ジー 2イー1 アル バータ,エドモントン,8525−112 スト リート,キャンパスタワー 222,インダ ストリアル リエゾン オフィス (72)発明者 カトリーヌ、シルビア、ボルグ‐カプラ フランス国レ、ジュリ、アブニュ、デュ、 ケベック、25、ラボラトワール、グラクソ スミスクライン、サントル、ド、ルシェル シュ内 (72)発明者 リチャード、ジリ、レナー カナダ国アルバータ、エドモントン、8625 −112、ストリート、キャンパス、タワー、 222、ユニバーシティ、オブ、アルバータ 内 (72)発明者 デニス、エドワード、バンス カナダ国アルバータ、エドモントン、8625 −112、ストリート、キャンパス、タワー、 222、ユニバーシティ、オブ、アルバータ 内 Fターム(参考) 2G045 AA40 DA20 DA60 FB01 4B063 QA01 QA05 QA18 QQ03 QQ20 QQ32 QQ76 QQ95 QR58 QS36 QX02 4C084 AA17 NA14 ZA362 ZC202 ZC332 ZC352

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環レベルの上昇した i)TG、 ii)TG、VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100、また
    は iii)VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100 による症状の治療に有用な化合物を同定する方法であって、その化合物がTGH
    活性を阻害するかどうかを調べる工程を含んでなる、方法。
  2. 【請求項2】 TGHがヒトTGHである、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 該症状が循環レベルの上昇したVLDL/LDL−コレステロールおよびAp
    oB−100によるものである、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 試験TGH阻害剤の存在下での蛍光性対照基質に対するTGHの酵素活性の差
    を試験阻害の不在下の場合と比較する阻害アッセイを含んでなる、請求項1〜3
    のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法によって同定された、化合物。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の化合物またはその生理学上許容される塩、溶媒和物もしくは
    誘導体を、1以上の医薬上許容される担体および所望により1以上の生理学上活
    性な薬剤とともに含んでなる、医薬組成物。
  7. 【請求項7】 医療における、請求項5に記載の化合物、またはその生理学上許容される塩も
    しくは溶媒和物の使用。
  8. 【請求項8】 循環レベルの上昇した i)TG、 ii)TG、VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100、また
    は iii)VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100 による症状の治療のための薬剤の製造における、請求項5に記載の化合物または
    の生理学上許容される塩、溶媒和物もしくは誘導体の使用。
  9. 【請求項9】 循環レベルの上昇した i)TG、 ii)TG、VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100、また
    は iii)VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100 による症状のヒトを含む哺乳類の治療方法であって、請求項5に記載の化合物を
    投与することを含んでなる、方法。
  10. 【請求項10】 循環レベルの上昇した i)TG、 ii)TG、VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100、また
    は iii)VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100 による症状の治療のための薬剤の製造における、TGHの作用を阻害する化合物
    、またはその生理学上許容される塩、溶媒和物もしくは誘導体の使用。
  11. 【請求項11】 TGHがヒトTGHである、請求項10に記載の使用。
  12. 【請求項12】 該症状が循環レベルの上昇したVLDL/LDL−コレステロールおよびAp
    oB−100によるものである、請求項10または11のいずれかに記載の方法
  13. 【請求項13】 該症状が、高コレステロール血症、高βリポタンパク質血症、非インスリン依
    存性真性糖尿病(NIDDM)、冠動脈疾患、末梢血管疾患、および脳血管疾患
    を含む、請求項12に記載の使用。
  14. 【請求項14】 循環レベルの上昇した i)TG、 ii)TG、VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100、また
    は iii)VLDL/LDL−コレステロールおよびApoB−100 による症状のヒトを含む哺乳類の治療方法であって、TGHの作用を阻害する化
    合物を投与することを含んでなる、方法。
  15. 【請求項15】 TGHがヒトTGHである、請求項14に記載の方法。
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