JP2003535271A - 摩耗調整機構付き摩擦クラッチ及び定リフト装置 - Google Patents

摩耗調整機構付き摩擦クラッチ及び定リフト装置

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JP2003535271A
JP2003535271A JP2000566590A JP2000566590A JP2003535271A JP 2003535271 A JP2003535271 A JP 2003535271A JP 2000566590 A JP2000566590 A JP 2000566590A JP 2000566590 A JP2000566590 A JP 2000566590A JP 2003535271 A JP2003535271 A JP 2003535271A
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ヤング,アラスティアー,ジョン
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オートモーティヴ・プロダクツ・ユーケー・リミテッド
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
    • F16D13/757Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters the adjusting device being located on or inside the clutch cover, e.g. acting on the diaphragm or on the pressure plate

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Abstract

(57)【要約】 クラッチのプレッシャープレート(13)に枢着されたレバー(80)からなる、摩擦クラッチのための定リフト装置。レバー上の当接部は、クラッチが外れている間、プレッシャープレート(13)の上昇を制限するために、クラッチカバー(21)に接触する。プレッシャープレートに対するレバー(80)の枢動位置は、クラッチの全寿命にわたり、プレッシャープレート(13)の上昇をほぼ一定に維持するために制御される。レバー(80)の枢動位置を制御する手段は、プレッシャープレート(13)に対する滑動のために取着された調整ピン(51)を含んでいる。調整ピン(51)はレバーに接触し、フライホイール方向へのレバーの枢動を防ぐために、フライホイール方向への滑動を妨げられているが、クラッチが、レバーの角位置を調整するために、摩耗するにつれて、フライホイールから離れる方向に滑動することができる。レバー比によって、調整ピン(51)は摩耗量より少ない量だけ、滑動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は自動調整摩擦クラッチ及び摩擦クラッチに関するものである。
【0002】 摩擦クラッチは公知である。これは少なくとも一つのばねでフライホイールに
取着されたクラッチカバーからなり、このばねはプレッシャープレートに作用し
て、従動プレートをフライホイールと摩擦係合するように押しつける。
【0003】 摩擦クラッチが定リフト装置を有することも公知である。この装置はクラッチ
の全寿命にわたり、クラッチがつながっていない間の、フライホイールから離れ
るプレッシャープレートの動きをほぼ一定距離に制限する。
【0004】 定リフト装置として周知の従来型よりも、よりコンパクトな、とりわけ、クラ
ッチの回転軸を考慮した時に、軸方向によりコンパクトな、改良型の定リフト装
置を提供することが本発明の目的である。
【0005】 従って、本発明により、自動調整摩擦装置が提供される。この装置は、クラッ
チカバーと、回転に関してはクラッチカバーに対して固定されているが、従動プ
レートがプレッシャープレートと連動するフライホイールの間に締付けられてク
ラッチに係合するように、ばね手段によって従動プレートに向けて軸方向に移動
可能なプレッシャープレートと、少なくとも一部分がばね手段とプレッシャープ
レートの間の力の経路に位置し、クラッチの摩耗を補償する調整装置と、クラッ
チがほぼ完全に外れている時に調整装置に作用するばね装置の偏倚力が減少する
ように、クラッチがつながっていない間のプレッシャープレートの上昇を制限し
て調整装置の動作を助ける少なくとも一つの定リフト装置とからなっている。各
々の定リフト装置は、プレッシャープレートあるいは軸方向に固定されたクラッ
チ構成部品の一方に枢着され、クラッチが外れている間に枢着点から離れた点で
プレッシャープレートあるいは軸方向に固定されたクラッチ構成部品の他方にあ
る当接部と接触するレバーと、クラッチの全寿命にわたって、プレッシャープレ
ートの上昇をほぼ一定に維持するために、プレッシャープレートあるいは軸方向
に固定されたクラッチ構成部品の前記一方に対してレバーの角位置を制御する手
段とからなり、調整装置と定リフト装置は協働して、クラッチの摩耗に応じて、
ばね装置の締付け荷重をほぼ一定に維持する。
【0006】 本発明の更なる側面によると、プレッシャープレートを偏倚して、従動プレー
トと摩擦係合させる働きが可能な少なくとも一つのばねでフライホイールに取り
付けられたクラッチカバーと、次いでフライホイールと摩擦係合するように偏倚
される従動プレートと、クラッチが外れている間プレッシャープレートの上昇を
ほぼ一定値に制限するように働き、プレッシャープレートあるいは軸方向に固定
された構成部品の一方に取り付けられた、少なくとも一つの定リフト装置からな
る摩擦クラッチが提供される。各々の定リフト装置は、クラッチの摩擦表面の摩
耗に応じて、プレッシャープレートあるいは軸方向に固定された構成部品の前記
一方に対して滑動可能な調整ピンを含み、プレッシャープレートあるいは軸方向
に固定された構成部品の前記一方に対して調整ピンが滑動する量は従動プレート
の対応摩耗量と異なっている。
【0007】 本発明の更なる側面によると、プレッシャープレートを偏倚して、従動プレー
トと摩擦係合させる働きが可能な少なくとも一つのばねでフライホイールに取り
付けられたクラッチカバーと、次いでフライホイールと摩擦係合するように偏倚
される従動プレートと、クラッチが外れている間プレッシャープレートの上昇を
ほぼ一定値に制限するように働き、プレッシャープレートあるいは軸方向に固定
された構成部品の一方に取り付けられた、少なくとも一つの定リフト装置からな
る摩擦クラッチが提供される。各々の定リフト装置は、クラッチの摩擦表面の摩
耗に応じて、定リフト装置の調整を可能にする、前記プレッシャープレートある
いは軸方向に固定された構成部品の前記一方に対して滑動可能な調整ピンを含み
、力が、クラッチの回転速度に依存する調整ピンに加えられ、その力が、あらか
じめ決められたクラッチの回転速度を超えた段階では、定リフト装置の調整を防
ぐのに有効である。
【0008】 さて、本発明の一実施例を、例示のみを目的として、添付図面を参照して説明
する。
【0009】 図1から図7を参照すると、フライホイール11、クラッチカバーアセンブリ
20、従動プレート15を含むクラッチ10が図示されている。フライホイール
は、連結した内燃機関のクランク軸(図示せず)の端に取り付けられている。こ
の場合、クラッチは自動調整クラッチとなっている。
【0010】 クラッチカバーアセンブリ20は、クラッチカバー21、ダイアフラムスプリ
ング12、プレッシャープレート13,リフトストラップ14、一つの調整機構
44、三つの定リフト装置49からなっている。各定リフト装置49は、レバー
80と、プレッシャープレートに関してレバーの角位置を制御する手段からなっ
ている。この制御手段は一方向自動ロック機構50と調整手段(54、46、8
6)からなる。
【0011】 クラッチカバー21は、ボルト(図示せず)によって、フライホイール11に
、回転方向及び軸方向に関してしっかりと固定されていて、ダイアフラムスプリ
ング12の軸方向両側に位置する二つのサポートリング22を介してダイアフラ
ムスプリング12を支える。ダイアフラムスプリングはプレッシャープレート1
3をフライホイール11の方向に偏倚する。クラッチ従動プレート15は、プレ
ッシャープレート13とフライホイール11の間に位置していて、ギアボックス
(図示せず)のインプットシャフトに連結されている。クラッチがつながってい
る時、すなわちダイアフラムスプリング12がプレッシャープレート13をフラ
イホイールの方向に偏倚し、従動プレート15を締付ける時、動力は連結された
エンジンとギアボックスの間で伝達される。
【0012】 ダイアフラムスプリング12のフィンガ12Aに対して、フライホイール11
の方向に、軸方向の力を加えることによって、クラッチは周知の仕方で外れる。
【0013】 プレッシャープレート13は、枢動リング40の形をとる第二部分と同軸な、
第一部分30から成る。第一部分30は、通常、環状形をしており、かなりの熱
容量を有しているために、クラッチ10の接続と切り離しに際して従動プレート
15の隣接する摩擦表面16との摩擦接触によって生じる熱を吸収することがで
きる。第一部分30の半径方向に配置された外周部には、周方向に等間隔に配置
された3個のラグ31がある。リベット17によって各ラグに固定されているの
は、接線方向に配置された、リフトストラップ14の一方の端14Aである。ス
トラップ14の他方の端14Bはリベット19によって、クラッチカバー21に
固定されている。ストラップ14は第一部分30がクラッチカバー21と同心で
回転に関して固定的であることを確実にするが、クラッチカバー21に対する第
一部分30の軸方向の動きを可能にする。クラッチがつながっている時、ストラ
ップには力が加わり、第一部分30をフライホイールから引き離すよう偏倚する
。この偏倚動作は、クラッチが離れている場合、第一部分30を従動プレート1
5から分離しておく上で助けとなる。
【0014】 調整機構44は、特に従動プレートの摩擦表面の摩耗を含めて、クラッチの摩
耗を補償するように構成された調整装置の一部分となっている。調整装置の動作
の完全な説明は、出願人の同時係属出願中の国際出願PCT/GB96/02280を参照のこ
と。しかしながら、簡潔な動作の説明は以下の通りである。
【0015】 クラッチ従動プレートの摩擦表面16の十分な量の摩耗が生ずると、ばね43
を介してクラッチカバー21上に取り付けられたつめ歯41の一つが、自身が載
っている(リング40に形成された)らせん状の歯42を乗り越え、そのらせん
状の歯42と隣接するらせん状の歯の間の谷間へと偏倚される。その後の切り離
しに際して、プレッシャープレートの第二部分、従ってらせん状の歯42の軸方
向の動きが、つめ歯41をフライホイールから引き離す。しかしながら、リベッ
ト19によってクラッチカバー21に固定された水平部分43Cに隣接するばね
の湾曲部分43B上の軸43Aの周囲で変形するばね43によって、つめ歯の動
きは円弧状に制約される。ばね12と枢動リング40の間の締付け荷重が十分に
低ければ、らせん状の歯42に作用しているつめ歯41は、ばね43に蓄えられ
たエネルギーによって、軸Aの周りで第一部分30に対してプレッシャープレー
トの第二部分40を回転させることができる。プレッシャープレートの第一、第
二部分には対面する傾斜部分があり、相対回転の発生につれて、プレッシャープ
レートの有効厚さが増して、従動プレートの摩擦表面16の厚みの減少を補償す
る。
【0016】 各定リフト装置49は、プレッシャープレート13の第一部分30の連動する
ラグ31に取り付けられていて、全て同一であるため、一つについてのみ詳述す
る。
【0017】 図7を参照すると、定リフト装置49は、調整ピン51,ロックプレート60
、ロックばね53を有する一方向自動ロック機構からなっている。定リフト装置
はまた調整ばね54とワッシャ55をも含んでいる。図7において、部品60,
59,53は、説明を簡単にするために、図のように90度回転している。
【0018】 調整ピン51は柄部51Aと、ドーム状の突き合わせ面51Cを有する頭部5
1Bからなる。
【0019】 ばね53は、調整ピン51上に動きばめされた中央孔53を有していて、更に
U字状におおよそ180度曲げられたタブ66を有している。材料の弾性によっ
て、ばね53のU字状部はばねとして作用し、ロックプレート60(以下を参照
)を調整ピン51の頭部51Bから引き離す。
【0020】 ロックプレート60は中央孔63を介して、調整ピン51上に取り付けられ、
ほぼ長方形であり、またばね53によって頭部51Bから離れるよう偏倚された
タブ61を有する。タブ61から離れた第二タブ62が第一部分30の溝穴59
に位置するために、ロックプレート60は頭部51Bから離れて動いてしまうこ
とはない。このため、ロックプレート60はロックプレート60のふち64が調
整ピン51に接するように十分に傾いている。
【0021】 調整ピン51はタブ32の穴70に、頭部51Bがフライホイールから遠い方
のタブ32の側に位置するように、取り付けられている。タブ32はリベット1
7によって、第一部分30に取り付けられている。頭部51Bと穴70の間に位
置するばね54はワッシャ55によって、調整ピン51上に保持されている。ス
プリング54は、図7で見て調整ピン51を右に偏倚するような張力を有し、レ
バー80に加えられる抑制的な力が存在しない時には、図7で見て調整ピン51
を右に動かす。しかしながら、図7で見て、レバー80が頭部51Bに左方向の
偏倚力を加える時は、ロックプレート60のふち64は柄部51Aと固く係合し
、フライホイール方向に調整ピン51が動くことは(すなわち、図7で見て、左
に動くことは)不可能である。従って、使用時には、調整ピン51は、第一部分
30に対してフライホイールから離れる方向のみに動き、また第一部分30に対
して、フライホイールの方向に動くことは妨げられる。
【0022】 レバー80は、ほぼ長方形の板金部品からなる。これは四つのほぼ90度の折
曲部を有し、「シルクハット形」の断面形状を呈する。レバー80の一方の端は
、タブ32の溝穴33と係合する舌部81を形成している。レバー80の他方の
端には、第一当接部82がある。この当接部が湾曲した輪郭を持っていることが
、図7から分かるが、その関連については後述する。頭部51Bに接触するレバ
ー80の中央部は、第五当接部83として知られている。枢支点と第一当接部の
間の半径方向距離は、枢支点と第五当接部の間の距離より長いことに留意された
い。
【0023】 定リフト装置49の一つの操作は次述の通りである(他の定リフト装置の操作
も同一である。)。 1) 新しいクラッチ、及び未摩耗の従動プレートについて、クラッチが係合
すると、ばね54は頭部51B(第六当接部としても知られる)を偏倚して、レ
バー80の第五当接部83に係合される。その結果、トルクは枢支点84を中心
にレバー80に加えられる。このトルクは、枢動リング40と接しているタブ8
5によって抵抗を受ける。枢動リング40は図7で分かるように、レバー80が
反時計回りに回転するのを防ぐ抑制部材として働いている。また、枢動リング4
0は、前述のように、ばね54とリフトストラップ14によって生成される結合
力よりもかなり強力なダイアフラムスプリング12によって、フライホイールの
方向に偏倚されているために、フライホイールから離れて動いていってしまうこ
とはない。 2) クラッチが外れた時、リフトストラップ14は、プレッシャープレート
13と定リフト装置49をフライホイールから離れさせ、結果として最後には、
第一当接部82が、軸方向に固定された、この場合にはクラッチカバー21(図
7参照)の一部分である第二当接部23と接触する。従って、プレッシャープレ
ート13の第一部分30が更にフライホイールから離れようとする動きは、妨げ
られる。しかしながら、枢動リング40は、保持ばね47、更にはダイアフラム
スプリングの相対位置によって与えられる比較的弱い保持力によって、フライホ
イールからこれ以上離れるのを制限されているにすぎない。 3) クラッチの再接続によって、それらの構成部品は切り離し前の位置に戻
る。
【0024】 しかしながら、摩擦表面16の摩耗後は、定リフト装置の動作は次の通りであ
る。 1. クラッチがつながると、上述のように、摩耗によって、つめ歯41の一つ
は対応するらせん状の歯42を乗り越えて動く結果となる。 2. クラッチが外れることによって、プレッシャープレート13と定リフト装
置がフライホイールから離れ、最後にはレバーの第一当接部82が、(未摩耗の
クラッチに関連して、上述したように)クラッチカバー上の第二当接部23と接
触する。 3. ダイアフラムスプリング12のダイアフラムフィンガ12Aがフライホイ
ールの方向に更に動く結果として、枢動リング40はもはやダイアフラムスプリ
ングとプレッシャープレート13の第一部分30の間に挟まれなくなる。この段
階においては、ばね43のばね負荷によって、枢動リング40がクラッチ10に
対してわずかに回転する。その結果、傾斜部45の相対的な動きの結果として、
プレッシャープレートの有効厚さが増し、これによって、摩擦表面16の摩耗を
調整する。また、これによって、結果としてレバー80上の第三当接部86と抑
制装置、ないし枢動リング40上の第四当接部46の間に隙間が現れる。本質的
に、その隙間は現在の摩擦表面の摩耗と定リフト装置の調整の必要性を検知する
役目を果たしている。 4. クラッチの再接続の間、枢動リング40、第一部分30、及びタブ32は
、一緒にフライホイールの方向に動く。しかしながら、レバー80の第一当接部
82は、調整ピン51を介して作用するばね54によって、第二当接部23に対
して偏倚される。調整ピン51は、レバー80の第三当接部86と枢動リング4
0の第四当接部46(プレッシャープレートの有効厚さの増加によってもたらさ
れる)の間に出来た隙間が閉じるまで、レバー80を枢支点84の周囲で枢動さ
せる。 5. 更に、クラッチがつながることによって、プレッシャープレートと定リフ
ト装置が全体として一緒に、完全な接触が達成されるまで、フライホイールの方
向に動く。
【0025】 図7で見て、一方向自動ロック機構50は、レバー80の反時計回りの枢動を
可能にするが、柄51A、ロックプレート60、ばね53の作動により、その後
レバー80が枢支点84の周囲で時計回りに枢動することは不可能である、とい
うことは留意されるべきである。また、一般に、調整ピンの軸Bからの枢支点8
4への垂直距離は、軸Bからの第一当接部82への垂直距離にほぼ等しい。これ
により、第五、第一当接部の動きの間のレバー比は1:2となる。
【0026】 自動調整クラッチの目的は、クラッチ摩耗の全ての段階で、クラッチ係合時に
固定テーパ角で、ダイアフラムスプリング12を維持し、締付け荷重が一定であ
るようにすることである。この場合、これにより結果として、枢動リング40も
また、クラッチ摩耗の全ての段階で、クラッチ係合時に固定された軸方向位置に
維持されることが必要となる。
【0027】 クラッチ従動プレートの摩擦表面16の例えば1ミリメ−トルの厚さの摩耗に
よって、プレッシャープレート13は、対応する1ミリメートルの量だけ、フラ
イホイールの方向に動かされる。上述したような調整手順の後、結果的に、第一
当接部82は対応する1ミリメートルの量だけ、第一部分30から離れる。しか
しながら、枢支点84、第五当接部83、第一当接部82の相対位置の結果であ
るレバー比により、調整ピン51はおおよそ半分の量、すなわち半ミリメートル
しか動かない。
【0028】 従って、調整ピン51に必要となる軸方向の空間的な覆いは、摩擦表面上の摩
耗に等しい量だけ調整する同様の調整ピンと比較すると、(この場合)摩擦表面
16の摩耗許容量の半分に等しい量だけ、減少する。
【0029】 ドーム型当接部の表面51Cによって、クラッチ従動プレートの摩擦表面の摩
耗の状態、及びレバー80の角位置を画定する摩耗の状態の如何に関わらず、結
果的に、調整ピン頭部51Bがほぼ同じ位置でレバー80と接触する。同様に、
第一当接部82の湾曲した表面により、第二当接部表面23と第四当接部表面4
6は、クラッチの接続と切り離しに際して、ばね54の偏倚荷重がこれらの構成
部品の間を伝えられる場合、ほぼ軸方向に整列して配置されることになる。
【0030】 図8から10はクラッチ110の第二の実施形態を示している。クラッチ10
と同じ機能を満たす特徴点は100大きい標記を付されている。著しい違いは、
以下の通りである。 a) 調整ピン151は、ばね154の外径とほぼ等しい直径を持つ、一体成形
された頭部151Bを有している。従って、ワッシャ55と同様のワッシャを追
加する必要はない。 b) 一方向自動ロック機構150とレバー180はリフトストラップ114の
両端114Aと114Bの間に位置している。この場合、調整ピン151の動き
がクラッチ従動プレートの摩擦表面の相当する摩耗より少なくなるようなレバー
比を用いる方がとりわけ、好都合である。なぜなら、その様な状況下では、リフ
トストラップ114によって空間が制限される場所において、とりわけ、軸方向
にコンパクトな設計を考慮に入れているからである。 c) レバー180には、タブ132の、対応する両端の開いた溝穴133と係
合する二つの舌部181が備わっている。
【0031】 調整ピン51と151の軸Bは、クラッチの軸Aと平行になるようには制限さ
れていない。従って、更なる実施形態においては、軸Bはクラッチの軸Aに対し
てある角度をなしているか、あるいは、半径方向に配置された関係にある。半径
方向に配置された調整ピンの場合、遠心負荷が、調整方向において、調整ピンの
動きに抵抗あるいは援助するように利用される。とりわけ、遠心力は、エンジン
のアイドリング速度のようなあらかじめ決められた速度を超えた段階では、クラ
ッチの調整を制限するために利用できる。
【0032】 また、レバー80,180の配置は、プレッシャープレートの枢支点がほぼレ
バーの中央部に有るように変更できる。その状態では、レバーの一方の端が調整
ピン51,151によって作用を受け、レバーの他方の端がクラッチカバー21
,121、及びプレッシャープレートの第二部分40,140によって作用を受
ける。その様な配置は、1:1のレバー比を与え、調整ピン51,151の動き
は摩擦表面16の摩耗に等しくなる。
【0033】 定リフト装置はプレッシャープレート上に取着されるようには制限されていな
い。例えばこれは、クラッチカバーのような軸方向に固定されたクラッチの構成
部品に取着されることもできるし、レバーの第一当接部は、摩耗が発生した時に
、フライホイールに向かって進むように配置されることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクラッチアセンブリを、軸方向に切除して示す図である。
【図2】 図1の部分拡大図である。
【図3】 矢印Wの方向から見たときの図1の半径方向図である。
【図4】 図1のクラッチカバーアセンブリの部分断面図である。
【図5】 図1の部分拡大図である。
【図6】 図3の部分拡大図である。
【図7】 部品60、53、59を分かりやすくするために90度回転して、図1をY-Y
線に沿って見たときの断面図である。
【図8】 図5と同等であり、発明の第二の実施形態を示している。
【図9】 図6と同等であり、発明の第二の実施形態を示している。
【図10】 図7と同等であり、発明の第二の実施形態を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW Fターム(参考) 3J056 AA33 AA37 AA43 AA58 AA62 BA04 BB09 BB42 BE06 CC08 CC43 GA02

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチカバーと、 回転に関してはクラッチカバーに対して固定されているが、従動プレートがプ
    レッシャープレート及びこれと連動するフライホイールの間に締付けられてクラ
    ッチに係合するように、ばね手段によって従動プレートに向けて軸方向に移動可
    能なプレッシャープレートと、 少なくとも一部分が、ばね手段とプレッシャープレートの間の力の経路に位置
    し、クラッチの摩耗を補償する調整装置と、 クラッチがほぼ完全に外れている時に調整装置に作用するばね手段の偏倚力が
    減少するように、クラッチがつながっていない間のプレッシャープレートの上昇
    を制限して調整装置の作動を助ける少なくとも一つの定リフト装置と、 各々の定リフト装置が、プレッシャープレートあるいは軸方向に固定されたク
    ラッチの構成部品の一方に枢着され、クラッチが外れている間に枢支点から離れ
    た点でプレッシャープレートあるいは軸方向に固定された構成部品の他方にある
    当接部と接触し、プレッシャープレートの上昇を制限するレバーと、 クラッチの全寿命にわたって、プレッシャープレートの上昇をほぼ一定に維持
    するためにプレッシャープレートあるいは軸方向に固定されたクラッチ構成部品
    の前記一方に対して、レバーの角位置を制御する手段とからなり、 調整装置と定リフト装置が協働して、クラッチの摩耗に応じて、ばね手段の締
    付け荷重をほぼ一定に維持する、 前記自動調整摩擦クラッチ。
  2. 【請求項2】 制御手段が、第一方向におけるレバーの枢動を防止するための一方向自動ロッ
    ク機構と、第二方向におけるレバーの枢動を制御する調整手段とからなる、請求
    項1記載の自動調整摩擦クラッチ。
  3. 【請求項3】 調整手段が、第二方向においてレバーを偏倚するための偏倚手段と、レバーに
    接触して第二方向における枢動を制限する抑制部材からなる、請求項2記載の自
    動調整摩擦クラッチ。
  4. 【請求項4】 抑制部材の軸位置がクラッチの摩耗に応じて調整可能な、請求項3記載の自動
    調整摩擦クラッチ。
  5. 【請求項5】 抑制部材の軸位置が、クラッチの摩耗に応じて調整手段によって調整される請
    求項4記載の自動調整摩擦クラッチ。
  6. 【請求項6】 クラッチが係合した状態で、抑制部材が、クラッチの摩耗状態とは関係なく、
    フライホイールに対してほぼ同じ軸位置にとどまる、請求項3から5のいずれか
    一項に記載の、自動調整摩擦クラッチ。
  7. 【請求項7】 一方向自動ロック機構が、前記プレッシャープレートあるいは軸方向に固定さ
    れた構成部品の一方に対する滑動のために取着され、枢支点から離れた点でレバ
    ーと接触する当接部を持つ調整ピンを含み、 その調整ピンは、第一方向におけるレバーの枢動を防ぐために一方向への滑動
    を妨げられているが、第二枢同方向におけるレバーの枢動を可能にして、レバー
    の角位置がプレッシャープレートの上昇をほぼ一定に維持するように調整される
    ように、クラッチの摩耗に応じて、反対方向における滑動を可能にすることから
    なる、請求項2から6のいずれか一項に記載の、自動調整摩擦クラッチ。
  8. 【請求項8】 枢支点と調整ピンが有する当接部、及び枢支点とプレッシャープレートあるい
    は軸方向に固定された構成部品の他方にある当接部との間の距離比が、レバーの
    角位置の調整の間に調整ピンが滑動する量をクラッチの対応する摩耗量と異なら
    せるようなものである、請求項7記載の自動調整摩擦クラッチ。
  9. 【請求項9】 調整ピンがクラッチの対応摩耗量より少ない分だけ滑動する、請求項7あるい
    は請求項8記載の自動調整摩擦クラッチ。
  10. 【請求項10】 プレッシャープレートが第一部分及び第二部分からなり、第二部分が第一部分
    に対して軸方向に可動であって、プレッシャープレートの軸方向の有効厚さを増
    加させてクラッチの摩耗を補償する、請求項1から9のいずれか一項に記載の、
    自動調整摩擦クラッチ。
  11. 【請求項11】 抑制部材が第二部分に対して軸方向に固定されている、請求項4に従属する請
    求項10に記載の、自動調整摩擦クラッチ。
  12. 【請求項12】 調整ピンが持つ当接部が、枢支点と、プレッシャープレートあるいは軸方向に
    固定された構成部品上の他方にある当接部とを結ぶ経路の片側に配置された平面
    内でレバーと接触するように、レバーが「シルクハット形」の輪郭を持つ、請求
    項7記載の自動調整摩擦クラッチ。
  13. 【請求項13】 プレッシャープレートあるいは軸方向に固定された構成部品の他方にある当接
    部、あるいは前記当接部と接触するレバーの少なくとも一つが、ほぼ一定のレバ
    ー比に維持されるように湾曲した、請求項1から12のいずれか一項に記載の自
    動調節摩擦クラッチ。
  14. 【請求項14】 抑制部材、あるいは抑制部材と接触するレバーの少なくとも一つが、ほぼ一定
    のレバー比を維持するように湾曲した、請求項3に従属する請求項3から13の
    いずれか一項記載の、自動調整摩擦クラッチ。
  15. 【請求項15】 調整ピンが持つ当接部、あるいは前記当接部と接触するレバーの少なくとも一
    つが、ほぼ一定のレバー比を維持するように湾曲した、請求項7に従属する請求
    項7から14のいずれか一項記載の、自動調整摩擦クラッチ。
  16. 【請求項16】 プレッシャープレートあるいは軸方向に固定された構成部品の他方にある当接
    部とレバーとの間の作動経路が、調整ピンが持つ当接部とレバーとの間の作動経
    路と平行でない、請求項7及び3に従属する請求項7から15のいずれか一項記
    載の自動調整摩擦クラッチ。
  17. 【請求項17】 レバーがクランク状である、請求項16記載の、自動調節摩擦クラッチ。
  18. 【請求項18】 枢支点が、プレッシャープレートあるいは軸方向に固定された構成部品の前記
    一方にある少なくとも一つの舌部からなり、これがレバーの対応する溝穴に受容
    される、請求項1から17のいずれか一項に記載の、自動調整摩擦クラッチ。
  19. 【請求項19】 枢支点が、プレッシャープレートあるいは軸方向に固定された構成部品の前記
    一方にある対応する溝穴に受容される、少なくとも一つのレバー上の舌部からな
    る、請求項1から17のいずれか一項に記載の、自動調整摩擦クラッチ。
  20. 【請求項20】 力が、調整ピンと遠心力の負荷に依存するレバーの間に加えられ、その力が、
    あらかじめ決められたクラッチの回転速度を超えた段階では、定リフト装置の調
    整を防止するよう作用する、請求項7に従属する請求項7から19のいずれか一
    項で規定された、自動調整摩擦クラッチ。
  21. 【請求項21】 枢支点と、プレッシャープレートあるいは軸方向に固定された構成部品の他方
    にある当接部とを結ぶ経路が、ほぼ調整ピンの動きの方向と垂直な、請求項7に
    従属する請求項7から19のいずれか一項記載の自動調整摩擦クラッチ。
  22. 【請求項22】 プレッシャープレートを偏倚して、従動プレートと摩擦係合させるよう作用可
    能な少なくとも一つのばねで、フライホイールに取着されたクラッチカバーと、 次いでフライホイールと摩擦係合するように偏倚される従動プレートと、 クラッチが外れている間、プレッシャプレートの上昇をほぼ一定値に制限する
    よう作用し、プレッシャープレートあるいは軸方向に固定された構成部品の一方
    に取着された、少なくとも一つの定リフト装置と、からなり、 各々の定リフト装置は、クラッチの摩擦表面の摩耗に応じて、プレッシャープ
    レートあるいは軸方向に固定された構成部品の前記一方に対して滑動可能な調整
    ピンを含み、調整ピンが、プレッシャープレートあるいは軸方向に固定された構
    成部品の前記一方に対して滑動する量が、従動プレートの対応摩耗量と異なるこ
    とからなる、摩擦クラッチ。
  23. 【請求項23】 調整ピンが滑動する量が、従動プレートの対応摩耗量の10%より多く、好ま
    しくは30%より多く異なる、請求項22に規定された摩擦クラッチ。
  24. 【請求項24】 調整ピンが、摩擦表面の対応摩耗量より少ない量だけ滑動する、請求項22又
    は23に規定された摩擦クラッチ。
  25. 【請求項25】 調整ピンが、摩擦表面の対応摩耗量より多い量だけ滑動する、請求項22又は
    23に規定された摩擦クラッチ。
  26. 【請求項26】 調整ピンが、クラッチの回転軸と平行な方向に滑動する、請求項7に従属する
    請求項7から21のいずれか一項に規定された自動調整摩擦クラッチ、あるいは
    請求項22から25のいずれか一項に規定された、摩擦クラッチ。
  27. 【請求項27】 調整ピンが、クラッチの回転軸に対して角度をなして滑動する、請求項7に従
    属する請求項7から21のいずれか一項に規定された自動調整摩擦クラッチ、あ
    るいは請求項22から25のいずれか一項に規定された、摩擦クラッチ。
  28. 【請求項28】 調整ピンが、クラッチの回転軸に対して半径方向に滑動する、請求項7に従属
    する請求項7から21のいずれか一項に規定された自動調整摩擦クラッチ、ある
    いは請求項22から25のいずれか一項に規定された、摩擦クラッチ。
  29. 【請求項29】 摩擦クラッチが、自動調整摩擦クラッチである、請求項22から28のいずれ
    か一項に規定された摩擦クラッチ。
  30. 【請求項30】 プレッシャープレートを偏倚して、従動プレートと摩擦係合させる働きが可能
    な少なくとも一つのばねで、フライホイールに取着されたクラッチカバーと、 次いでフライホイールと摩擦係合するように偏倚される従動プレートと、 クラッチが外れている間、プレッシャプレートの上昇をほぼ一定値に制限する
    よう作用し、プレッシャープレートあるいは軸方向に固定された構成部品の一方
    に取着された、少なくとも一つの定リフト装置と、 各々の定リフト装置は、クラッチの摩擦表面の摩耗に応じて定リフト装置の調
    整を可能にすべく、プレッシャープレートあるいは軸方向に固定された構成部品
    の前記一方に対して滑動可能な調整ピンを含み、クラッチの回転速度に依存する
    調整ピンに力が加えられると、その力があらかじめ決められたクラッチの回転速
    度を超えた段階で定リフト装置の調整を防ぐように作用することからなる、摩擦
    クラッチ。
  31. 【請求項31】 更に、クラッチの摩耗を補償する調整装置を含み、あらかじめ決められたクラ
    ッチの回転速度を超えた段階では、定リフト装置の調整が妨げられる結果として
    、調整手段の動作が妨害される、請求項30に規定された摩擦クラッチ。
  32. 【請求項32】 調整ピンが、クラッチの回転軸に対して半径方向に配置された請求項30又は
    31に規定された摩擦クラッチ。
  33. 【請求項33】 実質的に、添付図面の図1から7,あるいは8から10を参照して説明され図
    示された、摩擦クラッチ。
JP2000566590A 1998-08-20 1999-08-02 摩耗調整機構付き摩擦クラッチ及び定リフト装置 Pending JP2003535271A (ja)

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