JP2003535262A - スターリングエンジン - Google Patents

スターリングエンジン

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JP2003535262A
JP2003535262A JP2002500089A JP2002500089A JP2003535262A JP 2003535262 A JP2003535262 A JP 2003535262A JP 2002500089 A JP2002500089 A JP 2002500089A JP 2002500089 A JP2002500089 A JP 2002500089A JP 2003535262 A JP2003535262 A JP 2003535262A
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コシセク,カール
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コシセク,カール
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    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/04Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads
    • F02B75/045Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads by means of a variable connecting rod length
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G1/00Hot gas positive-displacement engine plants
    • F02G1/04Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
    • F02G1/043Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02G2270/00Constructional features
    • F02G2270/42Displacer drives
    • F02G2270/425Displacer drives the displacer being driven by a four-bar mechanism, e.g. a rhombic mechanism

Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも1つの作動ピストン(52)および少なくとも1つの排除ピストン(4)を有するスターリングエンジン(10、50、72)に関する。本発明によれば、入力部分(2)の直線運動を出力部分(8)の直線運動に伝達することにより出力制御を行なうためのレバー(5)が設けられており、該レバー(5)は、これに関連する調節可能な枢着点(7)を有しかつ駆動部分および被駆動部分(2、8)に枢着されている。運動伝達中に、レバー(5)の支持点が枢着点(7)上の特定湾曲に沿って移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、少なくとも1つの作動ピストンおよび少なくとも1つの排除ピスト
ンを備えたスターリングエンジンに関する。
【0002】 (背景技術) 回転駆動装置にいかなる形式の駆動ユニットを設けるかによって、回転駆動装
置の出力制御を行なう多くの可能な方法がある。燃焼エンジンでは、出力は燃料
供給により非常に良く制御でき、一方スターリングエンジンでは、効率損失のな
い出力制御がかなりの時間に亘って大きい問題となっている。スターリングエン
ジンの出力制御方法として、一方ではすきま容積を変えること、および他方では
作動ガスの圧力を変えることが知られている。しかしながら、これらの両形式の
出力制御方法には、効率損失または比較的長い短縮時間がそれぞれ生じる。
【0003】 例えば米国特許3 886 744 Aから、高温空気の入口圧力が、存在する
差圧に基いて入口を開閉する環状制御要素を介して制御される構造のスターリン
グエンジン用出力制御システムが知られているが、このシステムは、構造が非常
に複雑であり、かつ圧力制御の結果としてスターリングエンジンの効率が低下す
るという欠点を有している。
【0004】 米国特許2 873 611 Aからは、円弧型レバーアームの補助によりピス
トンのストロークを変えることができ、従って被駆動側クランクの出力を調節で
きる構造の燃焼エンジンが知られている。この目的のため、レバーアームは、コ
ネクティングヘッドが摺動可能に取り付けられているコネクティングリンクガイ
ドを有している。しかしながら、燃焼エンジンでは、効率的な出力制御のために
他の多くの優れた可能性を利用できるため、このような構造は燃焼エンジンには
適していない。
【0005】 (発明の開示) 本発明の目的は、効率を低下させることなく迅速な出力制御を行なうことがで
きる、冒頭に述べた形式のスターリングエンジンを提供することにある。
【0006】 本発明による冒頭に述べた形式のスターリングエンジンは、駆動部分の直線運
動を被駆動部分の直線運動に伝達することにより出力制御を行なうための、駆動
部分および被駆動部分に関節連結されたレバーが設けられており、該レバーは、
これに関連する変位可能な枢着点を有し、レバーの支持点が、運動伝達中に1つ
の湾曲に従って枢着点上で移動することを特徴とする。湾曲は、運動伝達の条件
およびそれぞれのスターリングエンジンの形式に基いて任意の形状にすることが
できる。
【0007】 スターリングエンジン(等温膨張および等温圧縮を行なうと考えられる)の理
論的出力は、下記のように表すことができる。
【0008】
【数1】
【0009】 ここで、 P…出力 τ…圧縮空間と膨張空間との間の温度比 n…回転数[U/分] VE,max…膨張空間の最大容積 VC,max…圧縮空間の最大容積 Pm…平均有効圧力 δ…エンジンの圧力比
【0010】
【数2】
【0011】 ここで、φ=作動ピストンと排除ピストンとの間の位相角、および
【0012】
【数3】
【0013】 は、最大圧縮容積と最大膨張容積との比、並びに
【0014】
【数4】
【0015】 は、圧縮容積と膨張容積との間の温度比である。出力制御は、特許請求の範囲の
請求項1の特徴部分に記載のレバー構造により、いかなる効率損失もなく行なわ
れる。なぜならば、好ましくはエンジンの最大圧縮容積VC,max従ってエンジン
の圧力比δを非常にうまく制御できるからである。
【0016】 枢着点(該枢着点上で、運動伝達中にレバーまたはその支持点がそれぞれ移動
する)を調節することにより、従って、被駆動部分の速度および加速度を調節す
ることにより、引き起こされる圧縮空間の最大容積の変化が非常に簡単な態様で
得られ、これにより、スターリングエンジンの出力を制御することができる。
【0017】 運動伝達中のレバーの支持点の変化を簡単な構造で実現するためには、レバー
が、所与の湾曲を形成するコネクティングリンクであって、運動伝達中に、例え
ば枢着点を形成するローラを介して枢着点上を摺動コネクティングリンクを有す
ることが有効である。
【0018】 スターリングエンジンを首尾良く出力制御するには、湾曲またはコネクティン
グリンクが円弧の形状を有することが特に有効であることが判明している。もち
ろん、或る使用目的のためには、他の湾曲形状、例えば接線方向に連結された円
弧セグメントまたは楕円形を使用することも考えられる。
【0019】 枢着点の簡単な調節が行なえるようにするには、枢動アーム上に枢着点を配置
することが有効である。
【0020】 枢動アームが調節装置に連結されるならば、構造的に特に簡単な方法で枢着点
のシフトを実現できる。
【0021】 少なくとも2つのシリンダを使用する場合に、2つのレバーの各回転点を等し
く調節するためには、調節装置を1つのリンクを介して枢動アームに連結しかつ
調節装置を少なくとも2つのレバー間に対称的に設けることが有効である。
【0022】 調節装置を構造に関して簡単化するためには、調節装置としてスピンドル駆動
装置を設けるのが適している。
【0023】 コネクティングリンクガイドが設けられ、枢動アームとは反対側に配置された
リンクの端部が、コネクティングリンクガイド内に変位可能かつ固定可能に受け
入れられるならば、枢動アームの位置を簡単かつ迅速に変化させることができ、
従って、スターリングエンジンの出力を調節できる。
【0024】 作動ピストンの運動がサイン(正弦)形態で行なわれる複動作動ピストンを備
えたスターリングエンジンでは、排除ピストンを出力制御用レバーに関連させ、
これによりダイナミックなストローク変化並びに排除ピストンの不連続運動が生
じるようにするのが有効である。
【0025】 他の形式のスターリングエンジンよりも一般に高い機械的効率が得られるβス
ターリングエンジンでは、排除ピストンおよび作動ピストンが共通シリンダ内に
配置され、これにより、理論的には、全ガス質量を、膨張フェーズ中にはホット
空間内に、かつ圧縮フェーズ中にはコールド空間内に配置することができる。こ
の場合、効率中立出力制御(efficiency-neutral power control)を行なうには
、作動ピストンを、変位可能な枢着点を備えたレバーに関連させ、排除ピストン
を、変位不可能な枢着点を備えたレバーに関連させるのが有効である。
【0026】 スターリングエンジンの構造を簡単にする目的で、作動ピストンおよび排除ピ
ストンが1つのユニットを形成している複動エンジンでは、このユニットがレバ
ーに関連付けられて、有効な出力制御を行なう。
【0027】 排除ピストンおよび作動ピストンの信頼できる運動を行なわせるには、駆動部
分は、直線ガイド内で直線的に案内されるピストンロッドに関節連結され、かつ
それぞれ排除ピストンおよび作動ピストンに連結されることが適している。
【0028】 ヒータ表面とクーラ表面との間で作動ガスの必要な熱交換を行なうためには、
排除ピストンの両側および作動ピストンの片側に、隣接するヒータ表面およびク
ーラ表面内に係合する薄膜波型セクションを設けるのが適している。この態様で
は、平坦表面に比べてかなり大きい表面を作動ガスと接触させることができる。
排除ピストンの強度を大きくすることに関しては、排除ピストンの薄膜波型セク
ションを互いに90°回転して配置することが適している。また、強度を大きく
するには、作動ピストンまたはヒータヘッドの薄膜波型セクションが、それぞれ
バーナ側およびクーラント側で補強リブにより支持されるのが有効である。ヒー
タ表面、再生器表面およびクーラ表面を作動空間内に直接的に一体化することは
、スターリングエンジンの効率および有害な容積の最小化に関して特に有効であ
る。
【0029】 理想的な円運動(circle process)への最大のアプローチのための運動学に関
して、被駆動側で慣用クランクシャフトと協働させるのではなく、被駆動部分の
直線運動が、クランクとして機能するコネクティングリンクにより回転運動に変
換されることが有効である。
【0030】 (発明を実施するための最良の形態) 以下、添付図面に示す好ましい例示実施形態を参照して本発明をより詳細に説
明する。尚、添付図面に示す例示の実施形態は本発明を限定するものではない。
【0031】 図1〜図3には、直線運動の制御された変換を行なう構造1が示されている。
この構造では、駆動部分として機能するコネクティングロッド2が設けられてお
り、該コネクティングロッド2は、スターリングエンジン(図6参照)の排除ピ
ストン4のピストンロッド3に関節連結されている。コネクティングロッド2は
更に、軸線2′を介してレバー5に関節連結されており、該レバー5は、コネク
ティングリンク6の形態の所与の制御湾曲形状を有している。コネクティングリ
ンク6内には、軸線7′の回りで自由に回転できかつレバー5の枢着点として機
能するロールフォーミングが設けられている(従って、以下、レバーを「ロール
レバー」とも呼ぶ)。ほぼ90°だけ曲げられたレバー5の他端部は、軸線8′
の回りで被駆動ロッド8に関節連結されており、該被駆動ロッド8には、排除ピ
ストンロッド3の直線運動が伝達される。被駆動ロッド8は次に直線運動を行な
うが、この直線運動は、排除ピストンロッド3の直線運動に対して直交している
【0032】 図1〜図3に示すように、レバー5の支持点は、それぞれ、排除ピストンロッ
ド3またはコネクティングロッド2の位置に基いて、コネクティングリンク6に
より定められた湾曲6′に沿って移動する。
【0033】 排除ピストンロッド3と被駆動ロッド8との間の運動の伝達を決定する1つの
重要なパラメータは、レバー5と被駆動ロッド8との間の回転軸線8′と、ロー
ラ7が回転可能に取り付けられた回転軸線7′との間の距離LR(図2参照)で
ある。この距離LRは次のように表すことができる。
【0034】
【数5】
【0035】 ここで、xは、回転軸線8′の水平位置(従って、被駆動ロッド8の変位)、y1 は、回転軸線8′、7′との間の垂直距離、z1は、両回転軸線8′、7′間の
水平距離である。
【0036】 また、垂線と、両回転軸線7′、8′間の仮想連結線とにより形成される角度
αも運動の伝達にとって重要であり、この角度αは次のように表される。
【0037】
【数6】
【0038】 ここで、この角度の変化Δαは次のように表される。
【0039】
【数7】
【0040】 ここで、レバー5の一方の脚が水平で、他方の脚が垂直である図2に示す中間位
置またはゼロ位置を基準位置とみなすものとする。
【0041】 また、回転軸線7′、8′間の連結線と、回転軸線7′、2′間の連結線との
間の角度βも運動の伝達にとって重要であり、ここで、それぞれ、
【0042】
【数8】
【0043】 または
【0044】
【数9】
【0045】 と表され、また、
【0046】
【数10】
【0047】 である。ここで、Rは、ローラ7の調節可能な転がり半径であり、“a”は、被
駆動ロッド8の中心線からの転がり半径の仮想中心の垂直距離である。また、回
転軸線2′の位置も重要であり、この位置は、駆動ロッドおよび被駆動ロッドの
それぞれの位置に基いて定まり、次のように表される。
【0048】
【数11】
【0049】 および
【0050】
【数12】
【0051】 ここで、角度φは、それぞれ異なる角度Δα、Δβを用いて次のように表される
【0052】
【数13】
【0053】 ここで、中間位置は、
【0054】
【数14】
【0055】 であり、“b”は、仮想ロール−サーキット中心Rと中間位置における軸線2′
との間の水平距離である。LR′は回転軸線8′、2′間の距離であり、次のよ
うに表される。
【0056】
【数15】
【0057】 排除ピストンロッド3とコネクティングロッド2との間の回転軸線3′を用い
て、排除ピストンロッド3の位置は次のように表される。
【0058】
【数16】
【0059】 ここで、図2に示す位置での回転軸線は、次式で示す位置にある。
【0060】
【数17】
【0061】 ここで、“l”(エル)はコネクティングロッド2の長さを表し、“c”は、排
除ピストンロッド3の中心軸線からの基準位置の軸線8′の水平距離を表す。
【0062】 図3には、排除ピストンロッド3がその最上方位置にあるところが示されてお
り、ローラ7が、この極端位置または図1に示した極端位置のいずれにおいても
コネクティングリンク6のリムに当らないことが理解されよう。
【0063】 図4には、それぞれの排除ピストンロッド3から関連被駆動ロッド8への制御
された直線運動伝達を行なう構造1を有するスターリングエンジン10が示され
ている。スターリングエンジン10は2つの排除ユニット11を有しており、各
排除ユニット11内で1つの排除ピストン4が往復運動する。それぞれのレバー
5が描く運動は、枢動アーム12を介して調節されるローラ7の位置を調節する
ことにより変えることができる。枢動アーム12の位置を調節するため、各数ア
ーム12には1つのリンク13が設けられており、該リンク13は、調節ホイー
ル15により、共通スピンドル駆動装置14の補助を介して調節できる。調節ホ
イール15を回転して上方に移動させると、図11a〜図11dから理解されよ
うが、ローラ7の位置は、出力変化が生じるように変えることができる。
【0064】 スターリングエンジン10の側面図である図5には、ダクト17から供給を受
けている作動シリンダ16が示されている。ダクト21を介して供給される廃棄
ガスの熱の補助により加熱された新鮮空気が、燃焼の目的で、ダクト19および
熱交換器20を介して排除ユニット11の燃焼空間18(図16参照)内に導入
される。この新鮮空気は、熱交換器20に通された後、ダクト22を介して大気
中に放出できる。
【0065】 図6は、図5のVI−VI線に沿うスターリングエンジン10の断面図であり
、ここには、それぞれクーラ表面24およびヒータ表面25の波型セクション2
3が示され、これらの熱交換器表面24、25は例えばセラミックで作ることが
できる。ヒータ表面25は燃焼空間18に連続しており、各燃焼空間18内には
、ダクト19を介して導入される既に予熱された新鮮空気のそれぞれ加熱または
燃焼を行なう1つのバーナ26が設けられている。排除ピストン4は、ホットチ
ャンバ27とクールチャンバ28との間で作動ガスを移動させ、排除ピストン4
の中間部には再生器が収容されている(図5参照)。
【0066】 また図6から、コネクティングロッド2が、排除ピストン3を案内すべく真直
ガイド30内で案内されるヒンジ3′に連結されていることが理解されよう。運
動を被駆動ロッド8からクランクシャフト31(図5参照)に伝達するため、一
形式のクランク駆動装置32(図6)が設けられている。
【0067】 図7には、排除ユニット11に連結されかつコネクティングロッド3の直線運
動の制御された伝達を行なう構造1を有するスターリングエンジン10の斜視図
が示されている。また、ロッド13によるローラ7の調節機構が示されており、
この機構では、調節ホイール15を回転させることによりローラ7の位置を調節
でき、これにより、排除ピストン4の変更された往復運動によりスターリングエ
ンジン10の出力制御が行なわれる。
【0068】 図8には、排除ユニット11の分解図が示されている。クーラ蓋領域には、排
除ピストンロッド3とコネクティングロッド2との関節連結部を受け入れるため
の実質的に直線状のガイド30が示されており、該直線ガイド30はクーラ側の
蓋33に螺着される。冷却を行なうための熱交換器表面24が、幾つかのねじ3
4を介してクーラ側の蓋33に連結される。また、円筒体35が設けられており
、該円筒体35には、作動シリンダ16との空間連結を行なうダクト17が設け
られている。クール熱交換器表面24と同様に、ホット熱交換器表面25は、両
面に波型セクションを有しており、該波型セクションは、安定性を目的として好
ましくは90°だけ回転され、それぞれホット表面およびクール表面と排除チャ
ンバとの間の熱交換を高めるためできる限り大きい表面が得られるようになって
いる。
【0069】 図9および図10から、排除ピストンロッド3のコネクティングロッド側の端
部にはローラ36が設けられているのが理解されよう。このローラ36は直線ガ
イド30内で摺動し、排除ピストン4の直線ガイドを確保する。排除ピストン1
0は、3つの個別部品すなわちセクション半部38からなり、各セクション半部
38は再生器ディスク37に螺着される。これらのセクション半部は、熱交換器
表面24、25の波型セクションとそれぞれ相互係合するための上記波型セクシ
ョンを有している。例えばセラミックで作ることができる再生器ディスク37は
スロット型キャビティ37′を有し、該キャビティ37′内には、例えば約60
〜70%の空隙率を有する燒結スチールウールのような再生器材料が埋入されて
いる。
【0070】 図11a〜図11dの4つの図面には、ロールレバー5を支持するローラ7の
位置の4つの異なる調節が示されている。図11a〜図11dの各図面には、p
−V図Iと、それぞれ作動ピストンおよび排除ピストンの完全往復運動の間の変
化容積を示すグラフIIと、完全サイクルに亘る作動ピストン並びに排除ピスト
ンのピストン位置を示すグラフIIIと、ローラ7の調節により可能となる作動
ピストンおよび排除ピストンの極端位置に関する、これらのピストンのピストン
位置を示す標準化したグラフIVとが示されている。
【0071】 図11aから、ローラ7が垂直から非常に大きい量を枢動された位置で出力増
大が可能であることが理解されよう。この位置では、作動ピストンのコース40
と排除ピストンのコース41との間の位相シフトが90°から約85°に減少さ
れており(グラフIII参照)、これにより、通常のサインコース42と同じ最
大圧力45(グラフI参照)が得られ、かつ図11aに示された例での出力は、
排除ピストン42の慣用のサインコースでの97.6kW(コンピュータシミュ
レーションによるp−Vコース43を参照)から、102.6kW(コンピュー
タシミュレーションによるロール−レバー制御でのp−Vコース44)へと増大
されている。
【0072】 作動容積46および排除容積47のコースを示すグラフIIから、図11aに
示す調節位置では、作動ピストンおよび排除ピストンの全容積が使用されること
が理解されよう。また、図11a〜図11dの標準化したグラフIVには、作動
ピストンの相対ピストンコース48および排除ピストンの相対ピストンコース4
9が示されている。
【0073】 図11b〜図11dから理解されようが、調節ホイール15を回転して上方に
移動させると、ローラ7が垂直位置の方向に変位され、このローラ7の位置に基
いて排除ピストン4の最大ストロークが短縮される(図11bおよび図11cの
グラフIII参照)。これにより、排除ピストン4の能動容積が縮小され(グラ
フII参照)、従ってスターリングエンジン10の効率中立出力制御が達成され
る。
【0074】 図11dのグラフIIIから、排除ピストンのストロークは負の範囲(湾曲4
1)にシフトして排除容積を更に減少でき(図11dのグラフII参照)、従っ
て、出力を更に低下できることが理解されよう。図11dによる調節は、6.7
kWまでの出力低下を示している(図11dのp−Vグラフをも参照されたい)
【0075】 図12には、直線運動の制御された変換を行なう構造1を有するβスターリン
グエンジン50が示されている。この構造では、新鮮空気が、2つのブロワ51
およびダクト19を介して燃焼空間18内に導入され、かつダクト21を介して
供給される廃棄ガスの熱の補助により熱交換器20を介して加熱される。熱交換
器20に供給された廃棄ガスは、次に、βスターリングエンジン50を出て、ダ
クト22から大気中に放出される。
【0076】 βスターリングエンジン50の一部を破断した図13の側面図には、排除ピス
トン4および作動ピストン52が示されている。βエンジン50により発生され
た出力は、クランクシャフト53で受けられる。
【0077】 図14に示すβエンジン50では、排除ピストン4および作動ピストン52が
共通シリンダ54内に設けられている。これにより、理論的にほぼ全てのガス質
量を、膨張フェーズ中はホット空間内に、および圧縮フェーズ中はコールド空間
内にそれぞれ留めておくことができる。排除ピストンロッド3および作動ピスト
ンロッド3′の両方がロール−レバー5に連結されており、排除ピストンロッド
3に関連するロール−レバー5′のローラ7′は固定して配置されている。これ
に対し、作動ピストン52に関連するローラ7は、コネクティングリンクガイド
57の補助により変位することができる。この目的のため、2つの螺旋状凹部5
8を備えたディスク59が設けられており、凹部58内にはローラ7とは反対側
に位置するリンク13の端部13′が受け入れられている。これにより、端部1
3′を受け入れるプレート60を回転すると、ローラ−レバー5内のローラ7の
位置を変えることができる。かくして、ロール−レバー5、5′の補助により、
排除ピストン4および作動ピストン52の不連続運動が達成され、これにより、
サイン型ピストン運動に比べてより理想的な態様で熱サークルプロセス(therma
l circle process)を実施できる。これにより、得られる機械的効率は大きく増
大する。かくして、レバー5のローラ7の位置を調節するコネクティングリンク
ガイド57の補助により、ほぼ効率中立的でかつ迅速な出力調整を行なうことが
できる、ダイナミックストローク変化のための簡単な構造の一実施形態が得られ
る。
【0078】 波型表面セクション23により、できる限り大きい熱交換器表面が得られる(
この点に関しては、図6参照)。作動ピストン52の波型表面セクションを冷却
するため、クーラントの供給ダクトおよびドレーンダクトが両作動ピストンロッ
ド3′に設けられており、クーラントは両作動ピストンロッド3′を通って流れ
る。その他の点で、作動ピストン52は図9および図10による排除ピストン4
と同様に構成されており、従ってこれ以上の説明は不要であろう。
【0079】 図15には、図14によるβスターリングエンジン50であって、ロール−レ
バー5内のローラの位置がコネクティングリンク手段57の補助により変えられ
ている構造のβスターリングエンジンが示されている。この態様では、βエンジ
ン50の実質的に効率中立で更に迅速出力調整を行なうことができる(この点に
関しては、図19a〜図19dのグラフ参照)。
【0080】 図16に示すβスターリングエンジン50では、ロール−レバー5のローラ7
は、該ローラ7の出力最小化位置となる内側極端位置にある。この目的のため、
端部13′は、内側ストップまで、ディスク59の螺旋状コネクティングリンク
58内に挿入されている。これにより生じる出力最小化は、図19dに示すグラ
フから理解されよう。
【0081】 図17は、図12〜図16によるβスターリングエンジンの破断斜視図であり
、このエンジンでは、特に、ロール−レバー5および熱交換器20のコンパクト
な構造が理解されよう。構造1の被駆動ロッド8により導入される直線運動は、
リニアクランク61の補助により、クランクシャフト53の回転運動に変換され
る。
【0082】 図18の分解図から理解されようが、排除ピストン4用として、中央に配置さ
れた1つのみの排除ピストンロッド3が設けられており、一方、作動ピストン5
2は、コネクティングロッド2(図15参照)を介して、側方に配置された2つ
の作動ピストンロッド3′によりロール−レバー5に連結されている。
【0083】 図19a〜図19dには、ロール−レバー5を支持するローラ7の位置の4つ
の異なる調節が、図12〜図18に示したβスターリングエンジン50に従って
4つのグラフに示されている。図19a〜図19dの各図面には、p−V図Iと
、それぞれ作動ピストン52および排除ピストン4の完全往復運動の間の変化容
積を示すグラフIIと、完全サイクルに亘る作動ピストン52並びに排除ピスト
ン4のピストン位置を示すグラフIIIと、単一シリンダβスターリングエンジ
ン、図12〜図18による2シリンダβエンジンおよび4シリンダβエンジンの
トルクのコースを示すグラフIVとが示されている。
【0084】 図19aから、図14によるレバー5のローラの位置で非常に高い熱効率が得
られ、図12〜図18による2シリンダβエンジンのコンピュータシミュレーシ
ョンによるp−Vコースによれば、約159kWの出力を発生することが理解さ
れよう。
【0085】 グラフIIから、排除ピストン(VK)4のコース64および作動ピストン(
AK)52のコース65から、図14に示した調節位置では作動ピストン52お
よび排除ピストン4の全容積が使用されることが理解されよう。また、圧力コー
ス66から、過大圧力ピークは全く生じることがなく、このため、ローラ7を取
り付けることに過度の要求は全く行なわれないという長所があることも理解され
よう。
【0086】 グラフIIに従って、それぞれ作動ピストン容積および排除ピストン容積の完
全利用により、グラフIIIから、排除ピストンの位置のコース67および作動
ピストンの位置のコース68中に両ピストンが最大ストロークを実行することが
理解されよう。
【0087】 グラフIVから、βスターリングエンジンのシリンダ数を2倍にすることによ
り、より均一なトルクコースが得られることが理解されよう。従って、単一シリ
ンダβエンジンのトルクのコース69は最高の振幅を有し、図12〜図18に示
す2シリンダβスターリングエンジンは一層均一なトルクコース68を有し、か
つ4シリンダβスターリングエンジンの補助により、比較的均一なトルクコース
71が達成される。
【0088】 図19bおよび図19cには、ロール−レバー5のローラ7の中間位置に関す
るグラフが示されており、これらの位置は、コネクティングリンクガイド57の
補助により簡単な態様で調節できる。ローラ7の位置に基いて、βスターリング
エンジン50の出力は低下し、これは、作動ピストンのストローク68が短縮し
、従って作動ピストン容積65が減少するためであることが、図19bおよび図
19cのグラフIIおよびIIIからも理解されよう。図19bのコンピュータ
シミュレーションによるp−Vコース63によれば、これにより約73kWの出
力が生じ、図19cによれば約21kWの出力が生じる。
【0089】 図19dには、図16に示したローラ7の出力最小化調節に関する対応グラフ
I、II、IIIおよびIVが示されている。この位置では、約4kWの出力が
達成されるに過ぎない。グラフIIには、作動ピストンの容積が図19aに示し
た最大出力位置に比べて大幅に減少することが示されている。これは、図19d
に示すように、作動ピストン52の最大ストローク69が大幅に短縮されること
による。もちろん、図4に示すように、低下したトルクは、単一および2シリン
ダβエンジンだけでなく4シリンダβエンジンにも生じる。
【0090】 図20および図21には、直線運動の制御された変換を行なう構造1を備えた
複動4シリンダスターリングエンジン72が示されている。また、調節可能なロ
ーラ7を備えたロールレバー5が出力調節を行なう枢着点として示されており、
作動ピストンおよび排除ピストンは、特に簡単な構造のこのスターリングエンジ
ン72内で1つのユニット73として結合されている。この簡単な構造のため、
βエンジンに比べて機械的効率は低く、また出力調整により効率が更に低下する
ことがある。この場合の運動の変換は、慣用クランク74の補助により駆動ロッ
ド8を介して行なわれる。
【0091】 もちろん、構造1は、他の全てのスターリングエンジンの出力制御に使用する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 直線運動の制御された変換を行なう構造であって、駆動部分(該駆動部分の直
線運動が、1つの湾曲に従って枢着点上で支持点が移動するレバーを介して変換
される)が下端位置に設けられた構造を示す概略図である。
【図2】 図1の構造の駆動部分がそれぞれ中間位置またはゼロ位置にあるところを示す
概略図である。
【図3】 図1および図2の構造の駆動部分が上端位置にあるところを示す概略図である
【図4】 2つの排除ユニットと、該排除ピストンの往復運動を制御する構造とを備えた
スターリングエンジンを示す図面である。
【図5】 図4の矢印Vの方向から見たスターリングエンジンの側面図である。
【図6】 図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】 図4〜図6に示したスターリングエンジンを示す斜視図である。
【図8】 波型セクションを備えたクーラ表面およびヒータ表面を有するスターリングエ
ンジンの排除ユニットを示す分解図である。
【図9】 図8の排除ユニット内で往復運動する排除ピストンを示す斜視図である。
【図10】 図9の排除ピストンの分解図である。
【図11a】 図4〜図7に示したスターリングエンジンの駆動部分の往復運動を制御するレ
バーの枢着点の種々の位置の1つに関するグラフである。
【図11b】 図4〜図7に示したスターリングエンジンの駆動部分の往復運動を制御するレ
バーの枢着点の種々の位置の1つに関するグラフである。
【図11c】 図4〜図7に示したスターリングエンジンの駆動部分の往復運動を制御するレ
バーの枢着点の種々の位置の1つに関するグラフである。
【図11d】 図4〜図7に示したスターリングエンジンの駆動部分の往復運動を制御するレ
バーの枢着点の種々の位置の1つに関するグラフである。
【図12】 2つの排除ユニットと、ストローク運動および作動ピストンの運動を制御する
1つの装置とを有するβスターリング2シリンダエンジンを示す図面である。
【図13】 図12のβエンジンの一部を破断した側面図である。
【図14】 図13のXIV−XIV線に沿う断面図であり、枢着点が最大出力位置にあり
かつ作動ピストンが最大ストロークに到達した状態を示すものである。
【図15】 図14のβエンジンの側面図であり、枢着点が中間位置にあるところを示すも
のである。
【図16】 図14および図15のβエンジンの側面図であり、枢着点が出力最小化位置に
あるところを示すものである。
【図17】 図14〜図16の断面図で示したβエンジンの斜視図である。
【図18】 図12〜図17のβエンジンを示す分解図である。
【図19a】 図12〜図18に示したβエンジンの駆動シャフトの往復運動を制御するレバ
ーの枢着点の種々の位置の1つに関するグラフである。
【図19b】 図12〜図18に示したβエンジンの駆動シャフトの往復運動を制御するレバ
ーの枢着点の種々の位置の1つに関するグラフである。
【図19c】 図12〜図18に示したβエンジンの駆動シャフトの往復運動を制御するレバ
ーの枢着点の種々の位置の1つに関するグラフである。
【図19d】 図12〜図18に示したβエンジンの駆動シャフトの往復運動を制御するレバ
ーの枢着点の種々の位置の1つに関するグラフである。
【図20】 直線運動の制御された変換を行なう構造を備えた複動スターリングエンジンを
示す図面である。
【図21】 図20のXXI−XXI線に沿う断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EC,EE,ES,FI,GB, GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,I N,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD, MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG, US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの作動ピストン(52)および少なくとも1
    つの排除ピストン(4)を有するスターリングエンジン(10、50、72)に
    おいて、駆動部分(2)の直線運動を被駆動部分(8)の直線運動に伝達するこ
    とにより出力制御を行なうため、駆動部分および被駆動部分(2、8)に関節連
    結されたレバー(5)が設けられており、該レバーは、これに関連する変位可能
    な枢着点(7)を有し、レバー(5)の支持点が、運動伝達中に1つの湾曲に従
    って枢着点(7)上で移動することを特徴とするスターリングエンジン。
  2. 【請求項2】 前記レバー(5)は所与の湾曲を形成するコネクティングリ
    ンク(6)を有し、該コネクティングリンクは、運動伝達中に、例えば枢着点(
    7)を形成するローラを介して枢着点(7)上を摺動することを特徴とする請求
    項1記載のスターリングエンジン。
  3. 【請求項3】 前記湾曲すなわちコネクティングリンク(6)は円弧の形状
    を有することを特徴とする請求項1または2記載のスターリングエンジン。
  4. 【請求項4】 前記枢着点(7)は枢着アーム(12)に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のスターリングエンジン。
  5. 【請求項5】 前記枢着アーム(12)は調節装置(14、57)に連結さ
    れていることを特徴とする請求項4記載のスターリングエンジン。
  6. 【請求項6】 前記調節装置(14、57)は、枢着アーム(12)を備え
    たリンク(13)を介して連結されかつ少なくとも2つのレバー(5)間に対称
    的に設けられていることを特徴とする請求項5記載のスターリングエンジン。
  7. 【請求項7】 前記調節装置としてスピンドル駆動装置(14)が設けられ
    ていることを特徴とする請求項6記載のスターリングエンジン。
  8. 【請求項8】 前記調節装置としてコネクティングリンクガイド(57)が
    設けられていることを特徴とする請求項6記載のスターリングエンジン。
  9. 【請求項9】 前記排除ピストン(4)は、出力制御を行なうレバー(5)
    に関連していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載のスターリン
    グエンジン。
  10. 【請求項10】 前記作動ピストン(52)は、出力制御を行なうレバー(
    5)に関連していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載のスター
    リングエンジン。
  11. 【請求項11】 前記排除ピストン(52)は、変位できない枢着点を備え
    たレバー(5′)に関連していることを特徴とする請求項10記載のスターリン
    グエンジン。
  12. 【請求項12】 前記作動ピストン(52)および排除ピストン(4)は、
    レバー(5)に関連しているユニット(73)を形成することを特徴とする請求
    項1〜8のいずれか1項記載のスターリングエンジン。
  13. 【請求項13】 前記駆動部分(2)は、直線ガイド(30)内で直線的に
    案内されるピストンロッド(3、3′)に関節連結され、かつそれぞれ排除ピス
    トン(4)および作動ピストン(52)に連結されていることを特徴とする請求
    項9〜12のいずれか1項記載のスターリングエンジン。
  14. 【請求項14】 前記排除ピストン(4)の両側および作動ピストン(52
    )の片側に、ヒータ表面およびクーラ表面(24、25)に隣接する薄膜波型セ
    クション(23)が設けられていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか
    1項記載のスターリングエンジン。
  15. 【請求項15】 排除ピストン(4)の薄膜波型セクション(23)は、互
    いに90°回転して配置されることを特徴とする請求項14記載のスターリング
    エンジン。
  16. 【請求項16】 前記被駆動部分(8)の直線運動は、クランクとして機能
    するコネクティングリンク(32)により回転運動に変換されることを特徴とす
    る請求項1〜15のいずれか1項記載のスターリングエンジン。
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