JP2003534154A - プラスチック射出成形機に用いられる射出ユニット - Google Patents

プラスチック射出成形機に用いられる射出ユニット

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JP2003534154A JP2001586021A JP2001586021A JP2003534154A JP 2003534154 A JP2003534154 A JP 2003534154A JP 2001586021 A JP2001586021 A JP 2001586021A JP 2001586021 A JP2001586021 A JP 2001586021A JP 2003534154 A JP2003534154 A JP 2003534154A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、プラスチック射出成形機に用いられる射出ユニットであって、スクリュが設けられており、第1の駆動エレメントとして運動スピンドルが設けられており、該運動スピンドルを介してスクリュが、可塑化のために回転駆動可能であり、かつ射出のために軸方向に移動可能であり、第2の駆動エレメントとしてスピンドルナットが設けられており、該スピンドルナットが、運動ねじ山を介して運動スピンドルと連結されており、フレーム固定的に配置された大型の電動モータが設けられており、該電動モータによって一方の駆動エレメントは回動しないように保持されており、他方の駆動エレメントは射出時にスクリュを移動させるために回転駆動可能であり、フレーム固定的に配置された装置が設けられており、該装置によって可塑化時に、一方の駆動エレメントの回転数が設定可能であり、ただし該回転数は、このときに大型の電動モータによって同時に駆動されている他方の駆動エレメントの回転数とは異なっている形式のものに関する。より廉価な射出ユニットを提供するために、本発明によれば、射出のためにスクリュを移動させる際に回動しないように保持される方の駆動エレメントが、解除可能な機械的なブレーキによってロック可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の上位概念部に記載の形式の、プラスチック射出成形機に
用いられる射出ユニットから出発する。
【0002】 このような形式の射出ユニットは、ドイツ連邦共和国特許第4344335号
明細書に基づき公知である。この公知の射出ユニットでは、中空軸モータとして
形成されている2つの同じ大きさの電動モータが、スクリュの軸線に対して整合
するように相前後して配置されている。スクリュはスクリュ駆動用の運動スピン
ドルに固く結合されており、この運動スピンドルはスピンドルナット内に案内さ
れている。運動スピンドルとスピンドルナットとの間に形成されたねじ対偶は、
転動体として複数のボールを有している。スピンドルナットは一方の電動モータ
の中空軸を形成しており、この電動モータはスクリュから見て他方の電動モータ
の手前に配置されている。この他方の電動モータの中空軸は、運動スピンドルの
軸線に位置するキーピンを備えていて、このキーピンが運動スピンドルに設けら
れたキー切欠き内に係合しているので、キーピンと運動スピンドルとは互いに相
対回動不能に結合されている。しかし、軸方向では運動スピンドルをキーピンに
対して移動させることができる。
【0003】 運転時では、スクリュの運動状態を主として2種類の運動状態に区別すること
ができる。可塑化時では、後側の電動モータが運動スピンドルとキーピンとを介
してスクリュを規定の回転数で駆動する。前側の電動モータは、後側の電動モー
タの回転数とは小さな量だけ異なる回転数でスピンドルナットを回転させる。た
とえば前側の電動モータは後側の電動モータよりも少しだけ低速で回転すること
ができる。回転数差に基づき、スクリュが後退する際の速度が決定されている。
このときに回転数差は、可塑化されたプラスチック材料が搬送されるスクリュ前
室内に、ある程度の蓄積圧(Staudruck)が形成されかつ維持されるよ
うに制御される。プラスチック材料を型内へ射出するためには、スクリュが前方
へ向かって運動させられなければならない。このためには、前側の電動モータが
引き続きスピンドルナットを回転させ、それに対して後側の電動モータは、キー
ピンを介して運動スピンドルの回動を阻止するように通電される。
【0004】 公知の射出ユニットでは、スクリュを駆動するために2つの同じ大きさの特別
な電動モータが使用され、両電動モータは比較的高価である。
【0005】 したがって、本発明の課題は、請求項1の上位概念部に記載の形式の射出ユニ
ットを改良して、より廉価に製造され得るような射出ユニットを提供することで
ある。
【0006】 解決しようとする課題は、請求項1の上位概念部に記載の形式の射出ユニット
において、請求項1の特徴部に記載の特徴、つまり射出のためにスクリュを移動
させる際に回動しないように保持される方の駆動エレメントが、解除可能な機械
的なブレーキによってロック可能であることにより解決される。したがって、本
発明によれば、高い圧力下に行われる型内へのプラスチック射出時に回動ロック
されるべき駆動エレメントをロックするために電動モータのうちの1つが使用さ
れなくて済む。プラスチック射出時に回動ロックされるべき駆動エレメントをロ
ックすることは、高い噴射圧に基づき比較的高いトルクに抗して行われなければ
ならず、それゆえに比較的大きな電動モータをも必要とする。さらに、電動モー
タにより加えられる対抗トルクは駆動エレメントに作用するトルクに相当してい
なければならず、このことは駆動エレメントの角度位置のために手間のかかる制
御を必要とする。それに対して本発明による射出ユニットでは、駆動エレメント
がブレーキによって簡単にロックされる。このためには特別な閉ループ制御また
は開ループ制御は必要とならない。大型の電動モータは1つしか使用されない。
【0007】 請求項2以下には、本発明による射出ユニットの有利な構成が記載されている
【0008】 請求項2に記載の構成では、前記ブレーキのブレーキ力が可変であり、前記ブ
レーキが、フレーム固定的に配置された装置をも形成しており、前記ブレーキに
よって可塑化時に一方の駆動エレメントの回転数が設定可能である。しかし、こ
のような装置としては請求項3に記載されているように、第2の電動モータを使
用することもできる。この第2の電動モータは比較的小型に形成されていて、汎
用の構造を有していてよいので、射出ユニットはブレーキのためにかかるコスト
を考慮してもまだ廉価である。
【0009】 本発明による射出ユニットにおいても、射出過程時にスクリュを移動させるた
めに一方の駆動エレメントを回転駆動することのできる大型の電動モータを、そ
の軸線が運動スピンドルの軸線と整合するように配置し、そして中間に接続され
た変速機なしに駆動エレメントを直接に駆動する中空軸モータとして形成するこ
とが好都合となる。
【0010】 請求項5に記載の構成では、第2の電動モータの軸線が、運動スピンドルの軸
線外に配置されており、第2の電動モータが伝動手段を介して運動スピンドルも
しくはスピンドルナットに結合されている。この伝動手段は請求項6に記載され
ているように減速伝動装置の一部であると有利である。
【0011】 請求項9に記載の特に有利な構成では、フレーム固定的に配置された装置によ
って、スピンドルナットの回転数が設定可能である。このために第2の電動モー
タが設けられている場合、この第2の電動モータは、プラスチック材料が可塑化
される間のみ、スピンドルナットを駆動するように回転するか、またはスピンド
ルナットを制動するように回転する。しかも、この第2の電動モータは、第1の
電動モータが運動スピンドルを駆動する際の回転数とは少しだけ異なる回転数で
スピンドルナットを回転させる。回転数差は、スクリュが運動スピンドルと共に
後退する際の速度を決定する。この場合、請求項10に記載されているように大
型の電動モータが、すべり対偶を介して運動スピンドルに結合されており、スピ
ンドルナットが前記ブレーキによって回動ロック可能であると、射出ユニットの
構造は特に単純になる。大型の電動モータは可塑化のためには前記ブレーキが解
除されかつスピンドルナットが前記第2の電動モータにより駆動された状態で運
動スピンドルを駆動し、かつプラスチックを射出するためにはスピンドルナット
が前記ブレーキによりロックされた状態で運動スピンドルを駆動するようになっ
ている。原則的には、運動スピンドルとスクリュとが互いに固く結合されている
ことが考えられる。これにより、スクリュはプラスチックの射出時でも回転する
。しかしその場合には、型内へ射出させたいプラスチックの規定された量を正確
に維持することは困難になると思われる。それゆえに、請求項11に記載の構成
では、運動スピンドルの回転運動が、切換可能なクラッチを介してスクリュへ伝
達可能である。射出時にはクラッチが解放されるので、運動スピンドルが回転し
ているにもかかわらず、スクリュは回転しなくなる。
【0012】 請求項12に記載の構成では、大型の電動モータによって、スピンドルナット
が回転駆動可能であり、前記ブレーキによって運動スピンドルが回動ロック可能
である。この構成では、射出過程の間にスクリュが回転させられることなしに、
運動スピンドルとスクリュとを結合させて1つの強固な安定したユニットを形成
することが可能になる。なぜならば、この射出過程の間、運動スピンドルを、ひ
いてはスクリュを、ブレーキによって回動ロックすることができるからである。
【0013】 その場合、請求項13に記載されているように、大型の電動モータが、可塑化
時にスクリュを回転させるためには第1の切換可能なクラッチを介して運動スピ
ンドルと連結されており、プラスチックの射出のためには第2の切換可能なクラ
ッチを介してスピンドルナットと連結されていると有利である。すなわち、大型
の電動モータは請求項13に記載の構成の場合のように、可塑化時にスクリュを
回転させるためにも、型内へのプラスチックの射出時にスクリュを前方へ向かっ
て押しずらすためにも使用される。
【0014】 請求項14に記載の構成により、必要となる構成部分の数が少なく保持される
【0015】 存在するクラッチは、外部切換式のクラッチまたは方向切換式のクラッチ、つ
まりいわゆるフリーホイールであってよい。請求項13に記載の構成の場合のよ
うに複数のクラッチが設けられている場合には、外部切換式のクラッチと方向切
換式のクラッチとを使用することも可能である。
【0016】 請求項17に記載の構成においても、スクリュと運動スピンドルとが互いに固
く結合されていてよい。第2の電動モータはすべり対偶を介して運動スピンドル
に結合されており、この場合、第2の電動モータと前記すべり対偶との間の運動
学的な連鎖に1つの駆動エレメントが位置しており、この駆動エレメントが前記
ブレーキによって回動ロック可能である。プラスチックを可塑化するためには、
前記ブレーキが解除されかつスピンドルナットが第1の電動モータにより駆動さ
れた状態で前記第2の電動モータが運動スピンドルを駆動する。プラスチックを
射出するためには、運動スピンドルが前記ブレーキにより回動ロックされた状態
で第1の電動モータがスピンドルナットを駆動するので、この運動スピンドルは
スクリュと一緒に前方へ移動する。すなわち、可塑化時にスクリュを回転させる
ために必要となるトルクを発揮することのできる程度の強さの第2の電動モータ
を使用することができる。
【0017】 以下に、本発明による射出ユニットの複数の実施例を図面につき詳しく説明す
る。
【0018】 図1に示したように、部分的に図示した射出ユニットの、スクリュ駆動機構を
形成する運動スピンドル10は、複数のボール12を案内するために適した雄ね
じ山13を備えたねじ山区分11と、スプライン軸として形成されたキー溝区分
14とを有している。このキー溝区分14は軸方向に延びるキー溝15を備えて
いる。ねじ山区分11の一方の端部では、運動スピンドル10がスクリュ16に
固く結合されている。運動スピンドル10は第1の電動モータ20によって回転
駆動可能である。この第1の電動モータ20は中空軸21を備えた中空軸モータ
として形成されており、中空軸21は内側にキー22を有しており、これらのキ
ー22は運動スピンドル10に設けられたキー溝15内に係合している。運動ス
ピンドル10のキー溝区分14に設けられたキー溝15と、中空軸21に設けら
れたキー22とにより、第1の電動モータ20と運動スピンドル10との間には
、すべり対偶(Schubgelenk)が形成されている。このすべり対偶は
運動スピンドル10と中空軸21との間で、運動スピンドル10の軸線23に対
して平行な方向での直線運動を可能にする。巻成体25を備えたステータを収容
している第1の電動モータ20のハウジング24は、フレーム固定的に、つまり
フレームに対して相対運動不能に配置されている。ロータ26を保持している中
空軸21は、半径方向力をも軸方向力をも吸収することのできる2つの転がり軸
受け27を介してハウジング24内に回転可能に支承されている。第1の電動モ
ータ20は、大きなトルクを発生させることのできる比較的強力なモータである
【0019】 運動スピンドル10のねじ山区分11には、ボール転動ブシュとして形成され
たスピンドルナット30が案内されている。このスピンドルナット30の、第1
の電動モータ20に面した側は、スラスト軸受け31を介して軸方向で支持され
ている。スピンドルナット30の中間部は、ディスク状のフランジ32を備えて
いる。このフランジ32の外周面は歯列を備えている。運動スピンドル10に対
して間隔を置いて、駆動ピニオン36を備えた比較的小型の第2の電動モータ3
5がフレーム固定的に配置されており、この場合、駆動ピニオン36はフランジ
32が位置する平面と同一の平面に位置している。駆動ピニオン36とフランジ
32とは歯付ベルト37を介して互いに結合されている。
【0020】 フランジ32は一種のブレーキディスクとして、ブレーキ40の構成要素をも
成している。ブレーキ40はフランジ32の両側に位置するブレーキシュー41
を有しており、両ブレーキシュー41はブレーキディスクもしくはフランジ32
の平面に対して直角な方向では運動可能であるが、この平面に対して平行な方向
ではフレーム固定的に配置されている。たとえば電磁式に作動可能であるブレー
キ40を用いて、スピンドルナット30は回動ロック可能となる。
【0021】 運転時では、プラスチックを可塑化するために、運動スピンドル10がスクリ
ュ16と共に第1の電動モータ20によって駆動される。第2の電動モータ35
は、運動スピンドル10の回転数よりも少しだけ大きな回転数で、運動スピンド
ル10が回転する方向と同じ方向でスピンドルナット30を回転させる。回転数
差に基づき、運動スピンドル10はスクリュ16と共に、図1に書き込んだ矢印
Aの方向へ後退する。このときに、回転数差、ひいては後退速度は、スクリュ1
6の前方で、可塑化されたプラスチック内に規定の蓄積圧(Staudruck
)が形成されるように設定されている。これによりスピンドルナット30に加え
られた軸方向力はスラスト軸受け31によって受け止められる。
【0022】 プラスチックが十分に可塑化されると、ブレーキ40が作動して、スピンドル
ナット30をロックしてその回動を阻止する。第2の電動モータ35を遮断する
ことができる。第1の電動モータ20は、射出過程のために必要となる回転数で
これまでと同じ方向で引き続き運動スピンドル10を回転させるので、運動スピ
ンドル10とスピンドルナット30との間に形成されたねじ対偶(Schrau
bengelenk)に基づき、運動スピンドル10とスクリュ16とは、矢印
Aの方向とは反対の方向へ移動させられ、プラスチックは型内へ射出される。
【0023】 図2に示した実施例は、運動スピンドル10とスピンドルナット30と両電動
モータ20,35とに関する基本的な構造の点では、図1に示した実施例に相当
しているので、基本的な構造に関する再度の説明は省略する。図1の実施例とは
異なる2つの構成についてのみ詳しく説明する。
【0024】 第1に、運動スピンドル10とスクリュ16とは回転方向で互いに固く結合さ
れていない。運動スピンドル10とスクリュ16との間には、外部切換式(fr
emdgeschaltet.)のクラッチ45が配置されている。このクラッ
チ45は運動スピンドル10に関して固定のクラッチディスク46と、スクリュ
16に案内されかつ軸方向可動であるクラッチディスク47とを備えている。さ
らに、スクリュ16と運動スピンドル10とは、転がり軸受け48を介して軸方
向で互いに支持されている。図2には、軸線23の上方ではクラッチ45が締結
された状態で図示されており、軸線23の下方ではクラッチ45が解放された状
態で図示されている。
【0025】 第2に、図1に示した実施例とは異なり、歯付ベルト37を挟んで片側でスピ
ンドルナット30にはブレーキ40のブレーキディスク49が一体成形されてい
る。このブレーキディスク49は、環状の内側溝を備えたブレーキリング50内
に係合している。このブレーキリング50にはブレーキディスク49の両側で、
軸方向可動でかつブレーキディスク49に押圧可能なブレーキシュー41が保持
されている。図1に示したブレーキ装置に比べて、図2に示したブレーキ装置の
利点は、ブレーキにより邪魔されることなく歯付ベルト37を交換することがで
きる点にある。
【0026】 図2に示した実施例では、プラスチックを可塑化するために、運動スピンドル
10が第1の電動モータ20によって規定の回転数で駆動される。クラッチ45
が操作されているので、スクリュ16も運動スピンドル10と同じ回転数で一緒
に回転する。第2の電動モータ35はスピンドルナット30を、運動スピンドル
10の回転数よりも少しだけ高い回転数で駆動するので、スクリュ16は蓄積圧
の作用を受けて運動スピンドル10と共に矢印Aの方向へ後退する。射出時には
スピンドルナット30がブレーキ40によってロックされる。さらに、クラッチ
45が解放される。第1の電動モータ20は運動スピンドル10を引き続き同じ
回転方向で駆動するので、運動スピンドル10とスクリュ16とは、矢印Aの方
向とは反対の方向で前方へ向かって移動し、プラスチックが射出される。スクリ
ュ16はこのとき一緒に回転しない。
【0027】 図3に示した実施例は、運動スピンドル10とスクリュ16との間のクラッチ
の範囲における構造に関してのみ、図2に示した実施例とは異なっている。図3
に示した実施例では、運動スピンドル10とスクリュ16との間に方向切換式(
richtungsgeschaltet.)のクラッチ、つまりいわゆる「フ
リーホイール」52が設けられている。このフリーホイール52によって、運動
スピンドル10の回転は一方の方向ではスクリュ16に伝達されるが、運動スピ
ンドル10が反対の方向へ回転した場合には、スクリュ16は停止したままとな
る。スクリュ16と運動スピンドル10との間のスラスト軸受けとして働く転が
り軸受け48は、図2に示した実施例の場合とは異なり、転動体として球面ころ
ではなく、円錐ころ53を有している。これらの円錐ころ53は、運動スピンド
ル10とスクリュ16との間の、外方へ向かって円錐状に拡張した自由空間内に
位置している。これにより、転動体のきれいな転がり運動が可能となる。
【0028】 運動スピンドル10とスクリュ16との間に形成された、これまでの実施例と
は異なる形式のクラッチは、両電動モータ20,35の、やはりこれまでの実施
例とは異なる形式の制御と組み合わされている。運動スピンドル10とスピンド
ルナット30とに設けられたねじ山が右ねじ山であると仮定すると、第1の電動
モータ20は運動スピンドル10をプラスチックの可塑化のために所望の回転数
で左向きに回転させる。この方向で有効となるフリーホイール52を介して、運
動スピンドル10はスクリュ16を一緒に回転させる。スピンドルナット30は
第2の電動モータ35によって、運動スピンドル10の回転数よりも少しだけ小
さな回転数で駆動される。相応して、スクリュ16と運動スピンドル10とは矢
印Aの方向へゆっくりと後退する。射出時にはスピンドルナット30がブレーキ
40によってロックされる。次いで、第1の電動モータ20が逆方向へ回転する
と、運動スピンドル10は矢印Aとは反対の方向で前方へ向かって移動し、この
ときに運動スピンドル10は、スクリュ16が回転を実施することなしにスクリ
ュ16を連行する。
【0029】 図4に示した実施例では、ねじ山区分11とキー溝区分14とを有する運動ス
ピンドル10が、図1に示した実施例の場合と同様にスクリュ16に固く結合さ
れている。運動スピンドル10のねじ山区分11には、スピンドルナット30が
案内されていて、スラスト軸受け31を介して軸方向で支持されている。スピン
ドルナット30は第2の電動モータ35によって出力ベルトプーリ36と歯付ベ
ルト37とを介して回転駆動可能である。図4に示した実施例の第1の電動モー
タ20は図1〜図3に示した実施例の場合と同様に、運動スピンドル10のスプ
ライン軸を成すキー溝区分14の範囲に配置されている。この第1の電動モータ
20は、中空軸21が両側でハウジング24を超えて突出している点で、図2お
よび図3に示した第1の電動モータ20に対して変更されている。中空軸21の
、スピンドルナット30とは反対の側の端部の正面には、スプライン軸もしくは
キー溝区分14に沿って相対回動不能に、ただし軸方向摺動可能に、ディスク5
5が案内されている。このディスク55は軸方向ではフレーム固定的な位置をと
り、そしてクラッチディスクとブレーキディスクの機能を有している。ディスク
55は、このディスク55が第1の外部切換式のクラッチ60を介して第1の電
動モータ20により中空軸21を介して駆動可能である点で見ればクラッチディ
スクである。この場合、クラッチが締結されていると、運動スピンドル10は回
転連行される。クラッチ60には、さらにクラッチディスク61が所属しており
、このクラッチディスク61はすべり対偶を介して中空軸21と連結されている
。このクラッチディスク61を中空軸21とディスク55とに関して軸方向で運
動させることができる。操作は、たとえばニューマチック式の操作エレメントと
戻しばねとの間での相互作用の形で行うことができる。ディスク55は、ブレー
キ40のブレーキリング50とブレーキシュー41とがディスク55に対応配置
されている点で見ればブレーキディスクである。ブレーキ40により、ディスク
55を回動ロックすることができる。これにより、運動スピンドル10も回動ロ
ックされている。
【0030】 中空軸21は第2の外部操作式のクラッチ62によってスピンドルナット30
とも連結可能である。第1のクラッチ60と同様に、第2のクラッチ62も、中
空軸21に軸方向で案内されたクラッチディスク61を有しており、このクラッ
チディスク61はスピンドルナット30に押圧され得る。
【0031】 プラスチックを可塑化するためには第1のクラッチ60が締結され、これによ
り運動スピンドル10は第1の電動モータ20によって、たとえば左回りの回転
方向で駆動される。第2の電動モータ35はスピンドルナット30を、運動スピ
ンドル10よりも少しだけ小さな回転数で、同じく左回りの回転方向で駆動する
。ただしこの場合、運動スピンドル10とスピンドルナット30とに設けられた
ねじ山が右ねじ山であると仮定する。その場合、運動スピンドル10は矢印Aの
方向へゆっくりと後退する。射出のためには第1のクラッチ60が解放され、第
2のクラッチ62が締結される。さらに、ブレーキ40によってディスク55が
回動ロックされ、ひいては運動スピンドル10とスクリュ16とが回動ロックさ
れる。第1の電動モータ20はその回転方向を維持し、このときにスピンドルナ
ット30を左回りの回転方向で駆動する。これにより、スクリュ16と運動スピ
ンドル10とは矢印Aとは反対の方向で前方へ向かって移動する。
【0032】 また、第1の電動モータ20が可塑化の間、運動スピンドル10を射出時の回
転方向とは反対の方向で右回りに回転させることも考えられる。その場合、可塑
化時のスピンドルナット30の回転数は、運動スピンドル10の回転数よりも少
しだけ大きく形成されなければならない。可塑化時と射出時とで第1の電動モー
タ20の回転方向を異ならせることにより、外部操作式のクラッチ60,62の
代わりにそれぞれフリーホイールを使用することが可能となる。その場合、一方
のフリーホイールは第1の電動モータ20の一方の回転方向で中空軸21をディ
スク55を介して運動スピンドル10と連結し、他方のフリーホイールは中空軸
21を他方の回転方向でスピンドルナット30を介して運動スピンドル10と連
結する。
【0033】 図5に示した実施例の場合でも、スクリュ16は運動スピンドル10に固く結
合されている。この運動スピンドル10は、ねじ山を備えたねじ山区分11と、
キー溝15を備えたキー溝区分14とを有している。ねじ山区分11には、スピ
ンドルナット30が案内されており、このスピンドルナット30はスラスト軸受
け31を介して支持されている。ところで、このスピンドルナット30は図1〜
図4に示した実施例とは異なり、第1の電動モータ20の中空軸21をも成して
いる。この第1の電動モータ20はハウジング24と巻成体25とロータ26と
に関しては、図2〜図4に示した実施例の場合と同様に形成されている。図4に
示した実施例の場合と類似して、スプライン軸を成すキー溝区分14の範囲では
運動スピンドル10に駆動用のディスク55が案内されている。この駆動用のデ
ィスク55は軸方向で、フレームに対して固定の位置をとっていて、キー22に
よってスプライン軸もしくはキー溝区分14に設けられたキー溝内に係合してい
る。これにより、運動スピンドル10とディスク55との間には、すべり対偶が
形成されている。このすべり対偶はディスク55に対して相対的な運動スピンド
ル10の軸方向移動を可能にするが、ただし、運動スピンドル10と駆動ディス
ク55とを回転方向では互いに固く結合している。ディスク55は第2の電動モ
ータ35によって、この第2の電動モータ35の出力ピニオン36と歯付ベルト
37とを介して回転駆動され得る。ディスク55は駆動用のディスクとして働く
他に、ブレーキ40のためのブレーキディスクをも形成する。このブレーキ40
のブレーキシュー41は図1に示した実施例の場合と同様に、歯付ベルト37が
運動する平面の両側に配置されている。
【0034】 図5に示した実施例では、プラスチックを可塑化するために運動スピンドル1
0が、ひいてはこの運動スピンドル10と共にスクリュ16が、第2の電動モー
タ35によって所要の回転数で駆動される。第1の電動モータ20はスピンドル
ナット30を、運動スピンドル10の回転数とは少しだけ異なる回転数で駆動す
るので、スクリュ16と運動スピンドル10とは可塑化の間、矢印Aの方向へゆ
っくりと後退する。可塑化のために必要となるトルクは比較的小さいので、相変
わらず小型の第2の電動モータ35で十分となる。型内にプラスチックを射出す
るためには、ディスク55がブレーキ40によってロックされるので、運動スピ
ンドル10とスクリュ16とはもはや回転することができなくなる。次いで、第
1の電動モータ20はスピンドルナット30を、スクリュ16と運動スピンドル
10とが矢印Aの方向とは反対の方向で前方へ向かって移動させられるような回
転方向で駆動する。
【0035】 図6に示した実施例では、第1実施例に比べて第2の電動モータと、この第2
の電動モータとスピンドルナットとの間の駆動手段とが設けられていない。その
他の点では、この第6実施例は第1実施例と同じ構造を有している。これに相応
して、図6に部分的に図示した射出ユニットの運動スピンドル10は、複数のボ
ール12を案内するために適した雄ねじ山13を備えたねじ山区分11と、軸方
向に延びるキー溝15を備えた、スプライン軸として形成されたキー溝区分14
とを有している。ねじ山区分11の一方の端部では、運動スピンドル10がスク
リュ16に固く結合されている。運動スピンドル10は大型の電動モータ20に
よって回転駆動可能である。この電動モータ20は中空軸21を備えた中空軸モ
ータとして形成されている。この中空軸21は内側に複数のキー22を有してお
り、これらのキー22は運動スピンドル10に設けられたキー溝15内に係合し
ている。運動スピンドル10のキー溝区分14に設けられたキー溝15と、中空
軸21に設けられたキー22とにより、電動モータ20と運動スピンドル10と
の間には、すべり対偶が形成されている。このすべり対偶は運動スピンドル10
と中空軸21との間で、運動スピンドル10の軸線23に対して平行な方向にお
ける直線運動を可能にする。巻成体25を備えたステータを収容している電動モ
ータ20のハウジング24は、フレーム固定的に配置されている。ロータ26を
支持している中空軸21は、半径方向力をも軸方向力をも受け止めることのでき
る2つの転がり軸受け27を介してハウジング24内に回転可能に支承されてい
る。電動モータ20は、上で「大型の」という表現で既に示唆したように、大き
なトルクを発揮することのできる比較的強力なモータである。
【0036】 運動スピンドル10のねじ山区分11には、ボール転動ブシュとして形成され
たスピンドルナット30が案内されている。このスピンドルナット30の、電動
モータ20に面した側は、スラスト軸受け31を介して軸方向で支持されている
。スピンドルナット30は外側にディスク形のフランジ32を備えている。第1
実施例の場合とは異なり、このフランジ32は外歯列を保持していない。フラン
ジ32は一種のブレーキディスクとしてブレーキ40の構成要素をも成している
。ブレーキ40はフランジ32に被さった複数のブレーキキャリパ42を有して
いる。これらのブレーキキャリパ42内には、フランジ32の両側でブレーキシ
ュー41が設けられている。ブレーキシュー41はブレーキディスクを成すフラ
ンジ32の平面に対して直角な方向で運動可能に、ただしこの平面に対して平行
な方向ではフレーム固定的に不動に配置されている。たとえば電磁的またはハイ
ドロリック的に操作可能であって、かつ種々異なる強さのブレーキ力を加えるこ
とのできるブレーキ40を用いて、スピンドルナット30は所望の、しかも可変
の回転数にまで的確に制動可能となり、またスピンドルナット30の回動を完全
にロックすることも可能である。
【0037】 運転時に運動スピンドル10が電動モータ20によって、たとえば右回りの回
転方向へ駆動されると、運動スピンドル10の軸方向運動の方向は運動スピンド
ル10の回転数に対して相対的なスピンドルナット30の回転数に関連している
。スピンドルナット30が運動スピンドル10よりも高速で右回りに回転すると
、この運動スピンドル10は矢印Aの方向で後方へ向かって移動する。スピンド
ルナット30の回転数と運動スピンドル10の回転数とが等しい場合には、運動
スピンドル10は軸方向で運動しなくなる。スピンドルナット30の回転数が運
動スピンドル10の回転数よりも小さいと、運動スピンドル10は軸方向で前方
へ向かって移動する。可塑化の際にプラスチック材料は、回転するスクリュ16
によってスクリュ16の一方の端部の前方へ搬送される。スクリュ16のこの端
部の前方には、蓄積圧が形成される。この蓄積圧は、スクリュ16と運動スピン
ドル10とを矢印Aの方向で後方へ向かって押しずらそうとする。スピンドルナ
ット30が運動スピンドル10よりも高速で右回りに回転した場合にしか、後方
への押しずらしは可能にならない。ブレーキ40が解除されていると、最小限に
可能となる蓄積圧が生ぜしめられる。この蓄積圧は、運動スピンドル10とスピ
ンドルナット30との間のねじ対偶における摩擦モーメント、スラスト軸受け3
1における摩擦モーメントおよび解除されたブレーキ40における摩擦モーメン
トによって決定され、そしてブレーキ40が解除された状態でスピンドルナット
30の回転下に運動スピンドル10を矢印Aの方向に押しずらすために必要とな
る力により生ぜしめられる。規定されたブレーキ力を加えることにより、スピン
ドルナット30に作用する摩擦モーメントを高めることができるので、運動スピ
ンドル10を押しずらすために必要となる力も増大し、ひいては蓄積圧も増大す
る。スピンドルナット30が運動スピンドル10の回転数にまで制動されると、
運動スピンドル10は軸方向では停止状態となり、蓄積圧は急激に増大する。そ
れどころか、スピンドルナット30の回転数を運動スピンドル10の回転数より
も下にまで制動することにより、運動スピンドル10の軸方向の運動方向を逆転
させ、蓄積圧の一層急激な増大を得ることもできる。こうして、可塑化の間、ブ
レーキモーメントを変化させることによって規定の蓄積圧プロフィールを描くこ
とができる。このときにスピンドルナット30に加えられた軸方向力は、スラス
ト軸受け31によって受け止められる。また、ブレーキ40を直接に、測定され
た蓄積圧値に関連して操作することも考えられる。
【0038】 プラスチックが十分に可塑化されると、スピンドルナット30はブレーキ40
によって回動ロックされる。電動モータ20は運動スピンドル10を、射出過程
のために必要となる回転数で引き続き右回りに回転させるので、運動スピンドル
10とスピンドルナット30との間のねじ対偶に基づき、運動スピンドル10と
スクリュ16とは矢印Aの方向とは反対の方向に移動させられ、プラスチックが
型内へ射出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 大型の電動モータがすべり対偶を介して直接に運動スピンドルと連結されてい
て、第2の電動モータがベルトを介してスピンドルナットを駆動し、スピンドル
ナットがブレーキによってロック可能である、第1実施例を示す概略図である。
【図2】 両電動モータと運動スピンドルとスピンドルナットとに関しては図1の第1実
施例のものと同様に構成されていて、ただし運動スピンドルとスクリュとの間に
外部切換式のクラッチが設けられている、第2実施例を示す概略図である。
【図3】 切換可能なクラッチが方向切換式である点でのみ図2の第2実施例とは異なっ
ている、第3実施例を示す概略図である。
【図4】 大型の電動モータが第1の切換可能なクラッチを介して運動スピンドルと連結
可能で、かつ第2の切換可能なクラッチを介してスピンドルナットと連結可能で
あり、ブレーキが運動スピンドルに作用している、第4実施例を示す概略図であ
る。
【図5】 大型の第1の電動モータがスピンドルナットを回転駆動し、第2の電動モータ
が運動スピンドルを回転駆動し、ブレーキが運動スピンドルに作用している、第
5実施例を示す概略図である。
【図6】 第1実施例の場合と同様に大型の電動モータがすべり対偶を介して直接に運動
スピンドルと連結されており、ブレーキによってスピンドルナットが、蓄積圧形
成のために所望の回転数にまで制動可能であると同時に、射出のために回動ロッ
ク可能である、第6実施例を示す概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),CA,J P,US 【要約の続き】 る際に回動しないように保持される方の駆動エレメント が、解除可能な機械的なブレーキによってロック可能で ある。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック射出成形機に用いられる射出ユニットであって
    、 スクリュ(16)が設けられており、 第1の駆動エレメントとして運動スピンドル(10)が設けられており、該運
    動スピンドル(10)を介してスクリュ(16)が、可塑化のために回転駆動可
    能であり、かつ射出のために軸方向に移動可能であり、 第2の駆動エレメントとしてスピンドルナット(30)が設けられており、該
    スピンドルナット(30)が、運動ねじ山(13)を介して運動スピンドル(1
    0)と連結されており、 フレーム固定的に配置された大型の電動モータ(20)が設けられており、該
    電動モータ(20)によって一方の駆動エレメント(10;30)は回動しない
    ように保持されており、他方の駆動エレメント(30;10)は射出時にスクリ
    ュ(16)を移動させるために回転駆動可能であり、 フレーム固定的に配置された装置(35,40)が設けられており、該装置(
    35,40)によって可塑化時に、一方の駆動エレメント(10;30)の回転
    数が設定可能であり、ただし該回転数は、このときに大型の電動モータ(20)
    によって同時に駆動されている他方の駆動エレメント(30;10)の回転数と
    は異なっている 形式のものにおいて、 射出のためにスクリュ(16)を移動させる際に回動しないように保持される
    方の駆動エレメント(10;30)が、解除可能な機械的なブレーキ(40)に
    よってロック可能であることを特徴とする、プラスチック射出成形機に用いられ
    る射出ユニット。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ(40)のブレーキ力が可変であり、前記ブレ
    ーキ(40)が、フレーム固定的に配置された装置を形成しており、前記ブレー
    キ(40)によって可塑化時にスピンドルナット(30)の回転数が設定可能で
    ある、請求項1記載の射出ユニット。
  3. 【請求項3】 フレーム固定的に配置された装置が第2の電動モータ(35
    )であり、該第2のモータ(35)によって可塑化時に一方の駆動エレメント(
    10;30)が駆動可能であり、ただし該駆動エレメント(10;30)は、こ
    のときに大型の電動モータ(20)によって同時に駆動されている他方の駆動エ
    レメント(30;10)の回転数とは異なる回転数で駆動可能である、請求項1
    記載の射出ユニット。
  4. 【請求項4】 大型の電動モータ(20)の軸線が、運動スピンドル(10
    )の軸線(23)と整合するように配置されており、大型の電動モータ(20)
    が、中空軸(21)を備えた電動モータとして形成されている、請求項1、2ま
    たは3記載の射出ユニット。
  5. 【請求項5】 第2の電動モータ(35)の軸線が、運動スピンドル(10
    )の軸線外に配置されており、第2の電動モータ(35)が伝動手段(36,3
    7)を介して一方の駆動エレメント(10;30)に結合されている、請求項3
    または4記載の射出ユニット。
  6. 【請求項6】 前記伝動手段(36,37)が、減速伝動装置の一部である
    、請求項5記載の射出ユニット。
  7. 【請求項7】 第2の電動モータ(35)が出力車(36)を有しており、
    該出力車(36)が、ベルト伝動装置(37)を介して一方の駆動エレメント(
    10;30)と連結されている、請求項5または6記載の射出ユニット。
  8. 【請求項8】 前記ベルト伝動装置が、Vベルトまたは歯付ベルト(37)
    を有している、請求項7記載の射出ユニット。
  9. 【請求項9】 フレーム固定的に配置された装置(35,40)によって、
    スピンドルナット(30)の回転数が設定可能である、請求項1から8までのい
    ずれか1項記載の射出ユニット。
  10. 【請求項10】 大型の電動モータ(20)が、すべり対偶(15,22)
    を介して運動スピンドル(10)に結合されており、スピンドルナット(30)
    が前記ブレーキ(40)によって回動ロック可能であり、可塑化のためには前記
    ブレーキ(40)が解除されかつスピンドルナット(30)が前記第2の電動モ
    ータ(35)により駆動された状態で大型の電動モータ(20)が運動スピンド
    ル(10)を駆動し、かつプラスチックを射出するためにはスピンドルナット(
    30)が前記ブレーキ(40)によりロックされた状態で大型の電動モータ(2
    0)が運動スピンドル(10)を駆動するようになっている、請求項9記載の射
    出ユニット。
  11. 【請求項11】 運動スピンドル(10)の回転運動が、切換可能なクラッ
    チ(45,52)を介してスクリュ(16)へ伝達可能である、請求項10記載
    の射出ユニット。
  12. 【請求項12】 射出時にスクリュ(16)を移動させることのできる大型
    の電動モータ(20)によって、スピンドルナット(30)が回転駆動可能であ
    り、前記ブレーキ(40)によって運動スピンドル(10)が回動ロック可能で
    ある、請求項1から9までのいずれか1項記載の射出ユニット。
  13. 【請求項13】 可塑化時にスクリュ(16)を回転させるために有効とな
    る第1の切換可能なクラッチ(60)が、運動スピンドル(10)と大型の電動
    モータ(20)との間に配置されており、射出時にスクリュ(16)を移動させ
    るために有効となる第2の切換可能なクラッチ(62)が、スピンドルナット(
    30)と大型の電動モータ(20)との間に配置されている、請求項12記載の
    射出ユニット。
  14. 【請求項14】 運動スピンドル(10)がすべり対偶を介して第3の駆動
    エレメント(55)と連結されており、該第3の駆動エレメントが、運動スピン
    ドル(10)と大型の電動モータ(20)との間の運動学的な連鎖と、運動スピ
    ンドル(10)と前記ブレーキ(40)との間の運動学的な連鎖とに同時に位置
    している、請求項13記載の射出ユニット。
  15. 【請求項15】 クラッチ(45,60,62)が、可塑化と射出との間で
    切り換えられる外部切換式のクラッチである、請求項11から14までのいずれ
    か1項記載の射出ユニット。
  16. 【請求項16】 クラッチ(52)が方向切換式のクラッチであり、大型の
    電動モータ(20)によって可塑化のために一方の駆動エレメント(10)が一
    方の回転方向へ駆動可能であり、かつ射出のために一方の駆動エレメント(10
    )が他方の回転方向へ駆動可能である、請求項11から15までのいずれか1項
    記載の射出ユニット。
  17. 【請求項17】 前記第2の電動モータ(35)がすべり対偶を介して運動
    スピンドル(10)に結合されており、前記第2の電動モータ(35)と前記す
    べり対偶との間の運動学的な連鎖に位置する駆動エレメント(55)が前記ブレ
    ーキ(40)によって回動ロック可能であり、可塑化のためには前記ブレーキ(
    40)が解除されかつスピンドルナット(30)が第1の電動モータ(20)に
    より駆動された状態で前記第2の電動モータ(35)が運動スピンドル(10)
    を駆動するようになっており、プラスチックを射出するためには運動スピンドル
    (10)が前記ブレーキ(40)により回動ロックされた状態で第1の電動モー
    タ(20)がスピンドルナット(30)を駆動するようになっている、請求項1
    2記載の射出ユニット。
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