JP2003531538A - 自動モノ／ステレオ検出 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 オーディ処理装置は一般的に知られている。このようなオーディオ装置が入力として別の装置からの信号を使用することを望むとき、オーディオ装置は、受信した信号がモノ信号かステレオ信号かを判断しなくてはならない。公知のオーディ装置は、ステレオ又はモノコネクタのいずれが使用されたかを検出し、それに基づいてステレオとモノとの間で処理を切り換える入力ソケットを使用する。本発明による装置は、ステレオ又はモノ入力信号のいずれが受信されたかを電子的に検出する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、請求項１の序文に記載するオーディオ処理装置に関わる。

【０００２】 本発明は、このようなオーディオ処理装置を有するオーディオ受信器に更に関
わる。

【０００３】 本発明は、このようなオーディオ処理装置を有するテレビジョン受像機に更に
関わる。

【０００４】 モノ／ステレオ検出ユニットを有するオーディオ処理装置は、米国特許第５，
６５５，０２５号から公知である。同特許では、モノコネクタがステレオジャッ
クの中に挿入されていることを検出するモノ／ステレオ検出ユニットを開示する
。従って、モノコネクタが挿入されたことは、モノ／ステレオ検出ユニットによ
って検出される。それによりこのモノ／ステレオ検出ユニットは、挿入されたコ
ネクタのタイプを認識する。

【０００５】 例えば、テレビジョン受像機では、テレビジョン受像機のスピーカーを通じて
外部入力音を再生するよう左（Ｌ）及び右（Ｒ）チャネルを夫々含むＡＶ１、Ａ
Ｖ２、．．．、サイドＡＶフロントＡＶ等のような一つ以上の外部オーディオ入
力を有するステレオ音が含まれる。これは、ステレオのような外部オーディオ源
と非常に良く働く。単一の入力を有するモノ入力（モノレコーダ、モノ受信器）
に関して、両方のスピーカーで音を再生するために余分のセキュリティが必要と
なる。例えば、スイッチと共にシンチソケットを使用することにより、一つのチ
ャネル入力だけで両方のスピーカーを通じて出力を供給することが可能である。
通常、スイッチが取り付けられ、右シンチソケットが使用される。この場合、両
方のスピーカーで聞こえるようにするためには左の入力にモノ入力が供給される
ことが必要である。処理及び増幅ユニットにおいてモノ入力信号を取り扱えるよ
うにするためには、左の入力が使用され、処理及び増幅ユニットの右の入力にお
いてこの信号がスイッチを通じて供給される。この公知のモノ／ステレオ検出ユ
ニットは、ステレオ／モノジャックが故障すること無く機械的に動作するときだ
け故障すること無く動作する。

【０００６】 本発明は、入力タイプを検出するために電子回路を使用し、切り換え機能を自
動的に取り扱うモノ／ステレオ検出ユニットを有するオーディオ処理装置を提供
することを目的とする。この目的のためには、本発明によるオーディオ処理装置
は、請求項１の特徴によって特徴付けられる。

【０００７】 本発明によるモノ／ステレオ検出ユニットを有するオーディオ処理装置は、公
知の装置よりもはるかに正確でありフェール・セーフする。更に、このオーディ
オ処理装置は、装置が有する入力の種類とは無関係に動作し、公知の装置のよう
に使用されるコネクタの種類に依存しない。本発明によるモノ／ステレオ検出ユ
ニットは、ステレオ信号が受信される（このとき両方の入力が使用される）、又
は、モノ信号が受信されて一方の入力が使用されるかのいずれかを電子的に検出
する。モノ入力信号の場合、この装置は、どの入力にモノ信号が供給されたかに
依存しない。

【０００８】 本発明の実施例を従属項に記載する。

【０００９】 本発明及び有利になるよう本発明を実行するために任意に使用され得る追加的
な特徴は、以下及び以降に説明し、図面に示す例を参照して明らかになり且つ明
確になる。

【００１０】 図は、第１の入力ＩＬ及び第２の入力ＩＲを有するオーディオ処理装置ＡＰＤ
を示す。これら両方の入力においてステレオオーディオ信号が受信されるか、一
方の入力においてモノ入力信号が受信される。

【００１１】 オーディオ処理装置の入力は、本例では、準ピーク検出器ＱＰＤ及び切換手段
ＳＭを有するモノ／ステレオ検出ユニットＭＳＤＵに接続されている。モノ／ス
テレオ検出ユニットの出力は、処理及び増幅ユニットＰＡＵに接続され、このユ
ニットは、受信した信号を処理し増幅し、信号を第１の出力ＯＬ及び第２の出力
ＯＲに供給する。

【００１２】 本発明によるモノ／ステレオ検出ユニットの動作は次の通りである。ステレオ
信号が入力ＩＬ及びＩＲで受信された場合、準ピーク検出器ＱＰＤは、切換手段
を開いた状態で維持するために切換手段ＳＭに制御信号を供給する。モノ信号が
一方の入力ＩＬ又はＩＲで受信された場合、準ピーク検出器ＱＰＤは、このモノ
信号を検出し、切換手段を閉じるために制御信号を切換手段に供給する。切換手
段を閉じることにより、入力ＩＬ又は入力ＩＲのいずれかで受信したモノ入力信
号は、処理及び増幅ユニットＰＡＵの両方の入力に供給される。このようにして
、モノ信号が入力ＩＬ又はＩＲで受信されたかに関係無く常に両方の出力ＯＬ及
びＯＲでモノ入力信号を再生することが可能となる。

【００１３】 当業者は、関係する本発明の主な概念から逸脱することなくモノ／ステレオ検
出ユニットが改められ得ることを認識する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明によるオーディオ処理装置の実施例を概略的に示す図である。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１及び第２の入力と、 処理及び増幅ユニットと、 モノ／ステレオ検出ユニットとを有する、オーディオ入力信号を処理するオー
   ディオ処理装置であって、 受信した入力信号に依存する自動のモノ／ステレオユニットを有することを特
   徴とするオーディオ処理装置。
2. 【請求項２】 上記モノ／ステレオ検出ユニットは、モノオーディオ入力信
   号を検出した後に上記第１及び上記第２の入力を接続する切換手段を有し、 上記切換手段に制御信号を供給する準ピーク検出器を更に有することを特徴と
   する請求項１記載のオーディオ処理装置。
3. 【請求項３】 請求項１記載のオーディオ処理装置を有するオーディオ受信
   器。
4. 【請求項４】 請求項１記載のオーディオ処理装置を有するテレビジョン受
   像機。
5. 【請求項５】 請求項１記載のオーディオ処理装置において使用するモノ／
   ステレオ検出ユニット。