JP2003531508A - 2コイル2磁気空隙の変換器 - Google Patents

2コイル2磁気空隙の変換器

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Abstract

(57)【要約】 本発明は2コイル2磁気空隙の変換器に関する。上部フィールドヨークと下部フィールドヨークはそれぞれ磁性材料で作られた凹形の平板あるいは円形の平板である。変換器には、2つの外周ポールピースの極面の間に一つか三つ以上の永久磁石が設けられる。永久磁石は上記平板の二極面に直接係合される。平板の中央軸孔と同軸に取り付けられた円筒状或いは柱状の磁性体の外周面と同中央軸孔の垂直周面の間に2つの同軸等径の環状磁気空隙が形成される。両磁気空隙に2つのコイルがそれぞれ挿入される。コイルの巻き付けの方向とコイルを流れる電流の方向は同時に同一方向の電流力がコイルに生じるように決められる。2コイル2磁気空隙の変換器が磁気性能の対称的な磁気回路を2組有し、そのワイヤの断面積、巻き付け回数及びインダクタンスの絶対値が同じであれば、その変換器は抵抗負荷という特性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野) 本発明は電気−機械のエネルギー変換器(transducer)に関わり、特に同軸等
径の磁気空隙とコイルをそれぞれ2つ持つ変換器に関わっており、電気学におけ
る電気−機械のエネルギー変換器という分野に属する。
【0001】 (背景技術) 従来技術のJP6−233380Aは2つの磁気空隙と2つのコイルをもつス
ピーカを提供しているが、かさが大きすぎているし、感度が低く、2つのコイル
のインダクタンスが相殺できないため、スピーカは依然としてノンリニア素子で
あることにに過ぎないし、そのフィディリティもよくないという欠点を有してい
る。CN9426701.9によって提供されるダブルボイスコイル・ダブルフ
ィールド・ダブルプッシュプルのスピーカは、嵩が割と大きくて、感度が低く、
コイルの軸方向の行程が短いので高出力・高音圧のスピーカのニーズに合わない
という欠点がある。従来技術では永久磁石とフィールドヨークの間が粘着剤で固
定されているため、高出力の信号を連続して入力した場合に渦流による熱が過剰
に生じるため、磁気回路の粘着剤が脱落し、スピーカが損傷しやすい。
【0002】 その外、従来技術において永久磁石と磁極に使用される粘着剤は磁気回路の抵
抗を増強し、その生産行程を煩雑にするというデメリットもある。 (発明の開示) 本発明の目的は従来技術のデメリットを克服し、抵抗負荷の特性、ハイフィデ
リティ、高感度を持つこと、嵩が小さく、風通しと熱発散の効果が良く、長いス
トロークまたは超長いストロークであり、永久磁石とフィールドヨークの間に粘
着剤の使用されない2コイル2磁気空隙の変換器を提供することにある。
【0003】 本発明の2コイル2磁気空隙の変換器は、永久磁石の磁気回路及びそれと一体
化した枠と、2つの同軸かつ等径の環状磁気空隙と、各磁気空隙に挿入されたコ
イル型と、そのコイル型に平行に巻きつけられる絶縁ワイヤによって形成された
2つのコイルとを有し、 a.前記磁気回路の上部フィールドヨークと下部フィールドヨークが磁性材料
で作られた内側に凹形の平板であり、それらは同軸に取り付けられ、対称的に設
けられてその外側の中央部に一枚の平台面が設けられ、その平台面の中央部に円
形、正方形、または正六角形の軸穴が一つ開孔されており、 b.前記上部フィールドヨークと下部フィールドヨークの内側の周辺にはそれ
ぞれ凸形の外周ポールピースが形成され、両外周ポールピースの極面の間に、同
じ厚さで均等配置されかつ軸方向に磁化された一つ以上の永久磁石が設けられて
おり、 c.非磁性体で作られた中空型が前記上部フィールドヨークと下部フィールド
ヨークの前記凹形平板の内面にはめ込まれて固定されており、前記永久磁石の内
側の垂直面が前記中空型の外側の垂直面に取り付けられて固定されており、 d.前記永久磁石の2つの極面が前記上部フィールドヨークと前記下部フィー
ルドヨークの外周ポールピースの2つの極面に直接係合され、前記上部フィール
ドヨークと下部フィールドヨークの平台面に設けられた貫入孔及び対応するねじ
孔と非磁性体で作られた止め具を通じて、当該係合された極面に静圧力を加える
ことにより一つの磁気回路の外芯が形成されており、 e.上部フィールドヨークと下部フィールドヨークの凹形平板の中央軸孔と同
軸に取り付けられた円筒状或いは柱状の磁性体の外周面とその中央軸孔の垂直周
面の間に、2つの同軸で等径の環状磁気空隙が形成され、同軸に取り付けられた
2つのコイルがその磁気空隙に挿入され、2つのコイルの巻き付けの方向とコイ
ルを流れる電流の方向が2つのコイルに同時に同一方向の電流力Fが生じるよう
に決められており、 f.前記両コイルと凹形平板の中央軸孔と円筒状または柱状の磁性体とが組み
合わせ、その最適横断面を正六角形にし、六角形または正多角形の各内角の頂に
も当該内角の両足と接しながら円弧状の線を左右対称的に短く描き、その円心が
当該内角の平分線上に位置するようにされ、 g.前記上部フィールドヨークと下部フィールドヨークの外周ポールピースに
均等配置された2つ以上の凹形の対流気孔を開孔し、その気孔の最も深い底は前
記凹形平板の内面と同一レベルであり、 h.上部フィールドヨークと下部フィールドヨークと永久磁石と中空型の間の
粘着剤が前記磁気回路の外芯が完全に組み付けられ後で硬化されている。
【0004】 上部フィールドヨークと下部フィールドヨークは二枚の円形状の凹形平板であ
り、前記永久磁石は環状の永久磁石または等厚で均等配置された扇形または円形
の薄板状レアメタル製の一つ以上の永久磁石である。
【0005】 上部フィールドヨークと下部フィールドヨークは2枚の正多角形の凹形平板で
あり、前記永久磁石は三つ以上の等厚で均等配置された棒状のレアメタル製永久
磁石である。
【0006】 記上部フィールドヨークと下部フィールドヨークは2枚の矩形の凹形平板であ
り、前記永久磁石は四つの等厚で均等配置された棒状のレアメタル製永久磁石で
ある。
【0007】 変換器において、a)前記上部フィールドヨークと下部フィールドヨークと永
久磁石の垂直した外側面の周辺において、非磁性体で作られた2段以上のドライ
バーカバーをを設け、一つの一体化した磁気回路となるように、カバーの内側面
をフィールドヨークと永久磁石の垂直した外側面としっかりと係合されており、
b)非磁性体の剛性材料で作られたブラケットの中央部に軸孔が開き、その中央
線が対称軸とされて、軸孔の外側に内側に突出した平台面が設けられて、その平
台面の外側に同軸環状の凹形みぞが設けられ、凹形みぞの外側に、前記下部フィ
ールドヨークの外側平台面と適合されて固定されたブラケット取り付け用の平台
面が設けられ、同軸に取り付けられた円筒状または柱状の磁性体が一組の非磁性
体で作られた止め具によって、前記内側に突出した平台面の軸の中心部に取り付
けられて固定され、前記円筒状または柱状の磁性体の外周面と、上部フィールド
ヨーク及び下部フィールドヨークの中央軸孔の垂直した周面の間に、2つの同軸
でかつ等径の環状磁気空隙が形成され、それによって、一つの完璧な2コイル2
磁気空隙変換器のドライバー磁気回路が形成される。
【0008】 前記型の腰部に設けられた同軸の開口円筒体を有する同軸型が前記磁気回路に
連結され、円筒体の底の内面に同軸環状みぞが設けられ、当該みぞの内側と外側
にそれぞれ2つの同軸環状平台面が設けられ、非磁性体で作られた内側に突出し
た柱状体が中間平台面の軸位置に設けられ、柱状体の上に円筒状磁性体が固定さ
れ、上部フィールドヨーク及び下部フィールドヨークの垂直な外側面は非磁性体
で作られた円筒状の連結盤に包まれて固定され、一体化された磁気回路の外芯が
前記型の円筒体の内側に嵌めこまれ、当該型と一体化されたユニットを形成して
いる。
【0009】 永久磁石の磁気回路及びそれと一体化した枠と、2つの同軸でかつ等径の環状
磁気空隙と、各磁気空隙に挿入されたコイル型と、前記コイル型に平行に巻きつ
けられる絶縁ワイヤによって形成された2つのコイルとを有する2コイル2磁気
空隙の変換器において、a.前記磁気回路の上部フィールドヨークと下部フィー
ルドヨークが磁性材料で作られた円形の平板であり、それらは同軸に取り付けら
れ、対称的に設けられて、その板の外側の中央部に一枚の平台面が設けられ、そ
の平台面の中央部に円形、正方形、または正六角形の軸穴が一つ開孔されており
、b.前記上部フィールドヨークと下部フィールドヨークの中央軸孔の外側周辺
部に等厚で均等配置された三組以上の永久磁石が設けられ、各組の永久磁石はそ
れぞれ軸方向に磁化されかつ連続に積層された2つの環状永久磁石からなり、各
組の永久磁石の四つの極面は前記上部磁気空隙と下部フィールドヨークの2つの
内側極面に直接に係合され、前記上部フィールドヨークと下部フィールドヨーク
が、各組の永久磁石の軸位置に形成された貫入孔、対応ねじ孔及び非磁性材料で
作られた止め具により生成された静圧力を、前記各組の永久磁石の前記係合面に
加えることによって接続されて、一つの磁気回路の外芯が形成されることと、c
.前記2つの同軸等径の環状磁気空隙は上部フィールドヨークと下部フィールド
ヨークの中央軸孔と同軸な円筒状或いは柱状の磁性体の外周面と当該中央軸孔の
垂直周面との間にを形成され、前記同軸な2つのコイルはその磁気空隙に挿入し
、コイルの巻き付けの方向とコイルを流れる電流の方向は、両コイルに同時に同
一方向の電流力Fが生じるように決められており、d.前記両コイルと前記円形
板の中央軸孔とが前記円筒状または柱状の磁性体と組み合わせて、その最適横断
面を正六角形にし、六角形または正多角形の各内角の頂にも当該内角の両足と接
しながら円弧状の線を左右対称的に短く描き、その円心が当該内角の平分線上に
位置するようにされ、e.均等に配置された各組の永久磁石の外面の間に、当該
2コイル2磁気空隙変換器のドライバーの熱発散用の対流気道が形成されるよう
に隙間が設けられていることを特徴とする。
【0010】 非磁性体の剛性材料で作られたブラケットの中央部に軸孔が開孔され、軸孔の
外側に内側に突出した同軸の平台面が設けられ、その平台面の外側に同軸の環状
の凹形みぞが設けられ、凹形みぞの外側に、前記下部フィールドヨークの外側平
台面と適合って固定されたブラケット取り付け用の平台面が設けられ、同軸に取
り付けられた円筒状または柱状の磁性体が一組の非磁性体で作られた止め具によ
って、前記内側に突出した平台面の軸の中心部に取り付けられて固定され、前記
円筒状または柱状の磁性体の外周面と、上部フィールドヨーク及び下部フィール
ドヨークの中央軸孔の垂直な周面の間に、2つの同軸等径の環状磁気空隙が形成
され、それによって、2コイル2磁気空隙変換器のドライバーの一つの完璧な磁
気回路が形成される。
【0011】 前記型の腰部に設けられた同軸の開口円筒体を有する同軸型が前記磁気回路に
連結され、円筒体の底の内面に同軸環状みぞが設けられ、当該みぞの内側と外側
にそれぞれ2つの同軸環状平台面が設けられ、非磁性体で作られた内側に突出し
た柱状体が中間平台面の軸位置に設けられて柱状体の上に環状磁性体が固定され
、前記磁気回路の一体化された外芯が前記型の円筒体の内側係合面に嵌めこまれ
て当該型と一体化されたユニットを形成している。
【0012】 当該変換器が抵抗負荷特性のある電気−機械変換器になるように、当該変換器
は永久磁石の軸方向の1/2の高さの等分線X−Xを水平対称軸として有し、外
形及び磁気性能について上下に対称的な磁気回路を2組有し、両コイルを直列に
連結する際のワイヤの巻き付け方向を正反対にし、そのワイヤの断面積、巻き付
け回数及びインダクタンスの絶対値が同じである。
【0013】 当該変換器が抵抗負荷特性のある電気−機械変換器になるように、当該変換器
は永久磁石軸方向の1/2の高さの等分線X−Xを水平対称軸として有し、外形
及び磁気性能について上下に対称的な磁気回路を2組有し、両コイルを直列に連
結する際のワイヤの巻き付け方向を正反対にし、そのワイヤの断面積、巻き付け
回数及びインダクタンスの絶対値が同じである。
【0014】 (発明の好ましい実施の形態) 本発明の実施の形態について付図に従って説明する。 図2は実施例2のスピーカの縦断面図を示す。上部フィールドヨーク203A
と下部フィールドヨーク203Bは投影平面が等しく且つ対称的に設けられた二
枚の内側に凹んだ円形の平板である。中心に中央軸孔210を備えた平板平台面
20300が各凹形平板の外側に設けられる。上部フィールドヨーク203Aと
下部フィールドヨーク203Bの内周面に、凸形の外周ポールピース229Aと
229Bが設けられる。非磁性材料で作られた中空型204が上部フィールドヨ
ーク203Aと下部フィールドヨーク203Bと内側面224の間に嵌め込まれ
る。中空型204の外側面234と上下部フィールドヨークの内側面224がし
っかりと適合され、粘着剤001が塗布される。中空型204の外側の中央部に
外側垂直面222が設けられ、その上にも粘着剤001が塗布される。永久磁石
202の内側垂直面が中空型の外側垂直面222によって位置決めされる。上下
部フィールドヨークの外周ポールピース229A、229Bの極面200の間に
、厚さ、広さ、大きさ及び磁気性能の等しい、均等間隔をおいて配置された4つ
の扇形のレアメタル製永久磁石202が嵌め込まれ、その極面200が外周ポー
ルピースの極面に直接適合される。上部フィールドヨークの中央軸孔210Aと
平台面20300Aの間にある平板の上に、軸孔の外側に沿って均等間隔をおい
て配置された三つ以上の貫入孔2061が設けられる(図2には示されていない
が図3に示されたねじ孔2071を参照)。下部フィールドヨーク203Bの中
央軸孔210Bと平台面20300Bの間にある平板の上に、貫入孔2061と
対応するように均等配置された三つ以上のねじ孔2071(図2には示されてい
ないが図3を参照)が設けられる。三つ以上の非磁性止め具2000(たとえば
銅ねじ等)によって、上部フィールドヨーク203Aと下部フィールドヨーク2
03Bの合せられた極面200に、上述の粘着剤が固まるまで一定の静圧力が加
えられる。それによってスピーカの全体磁気回路が出来上がる。この磁気回路で
は、永久磁石と上下のフィールドヨークの極面に粘着剤が塗布されないため、磁
気抵抗が小さくなるのである。取り付けの便宜のため、上部フィールドヨーク2
03Aと下部フィールドヨーク203Bの外側垂直面に、それぞれ非磁性材料で
作られた環状でその外径が永久磁石202の外径と等しい連結盤236が粘着さ
れる。(環状の連結盤を上下部フィールドヨークと永久磁石の外側垂直面に設け
られ、粘着剤001で粘着されることもある)。こうして、スピーカドライバー
の磁気回路の外芯が出来上がる。
【0015】 ネオジム磁石の持つ高磁力の強さを十分に生かすため、本実施例では、ネオジ
ム磁石のチップを予め完全磁化してから上部フィールドヨーク203Aと下部フ
ィールドヨーク203Bの外周ポールピースの間に嵌め込むことにする。詳しく
は、本願発明者によるWO98/47312号特許文献を参照。(もちろん、上
部フィールドヨーク203A、下部フィールドヨーク203B、永久磁石202
、中空型204と環状連結盤236を組み付けて一つの全体磁気回路が形成され
た後に、永久磁石を磁化してもよい。) スピーカはアルミ合金等の非磁性剛性材料で作られた型(frame)201を持
っており、その腰部以下は円筒状を呈する。円筒の中軸の底部において内側に突
出した平台面が設けられ、この平台面211は軸孔210の軸線に対称的に設け
られた環状水平面である。円筒の上中部には凹部係合面233が設けられている
。それは内側に突出した平台面211と軸を同じくし、垂直に交差している。環
状みぞ235の外側にもう一つの環状平台面2110が設けられており、それも
凹部係合面233と軸を同じくし、垂直に交差している。
【0016】 上部フィールドヨーク203A、下部フィールドヨーク203B、永久磁石2
02、中空型204と環状連結盤等からなるドライバー磁気回路の外芯を型20
1の外側方向に型の中部にある円筒状の凹部係合面233に嵌め込み、磁性材料
で作られた円筒状の磁性体213を内凸平台面211の軸芯部にある内凸柱状体
212に嵌め込み、内凸平台面211に粘着固定する。非磁性性材料で作られた
内凸柱状体212はアルミ合金型201を作る際、一体化して作られるし、非磁
性製止め具でそれを円筒の底部の軸芯に嵌め込んで固定することもできる。図1
に示されているように、上部フィールドヨーク203Aと下部フィールドヨーク
203Bの中央軸孔の直径が均等配置された四枚の扇形の永久磁石202の投影
面の直径より小さいように設計されている。そのため、均整のとれた内凸縁20
30Aと2030Bが同軸の凹形平板から径方向内側に突出している。それらの
垂直内周面と同軸取付の円筒状磁性体213の外周面の間に、同軸等径の環状磁
気空隙210Aと210Bが上下に形成される。円筒状のコイル型207に2つ
の相独立したコイル209Aと209Bを巻き付る。コイル型207の上端部を
スピーカ振動膜206と弾性制動板241に粘着連結する。振動膜206の弾性
リム299と弾性制動板241のもう一端をそれぞれ型201の環状受け台24
2と208に粘着連結する。磁化された永久磁石の極性は図に示された通りであ
る。図2にあるスピーカ中軸線の左側の磁気回路を例にすると、永久磁石の磁化
線が202のN極→203A→210A→209A→210→213→210B
→209B→210B→203B→202のS極を経由して閉じた磁気回路を形
成する。従来のスピーカの環状平板やT字鉄の磁気回路と比べれば、本発明は磁
化線の方向を90度切り替えるためのT字鉄を省略したため、磁気回路の等価イ
ンダクタンスや磁束漏れ(flux leakage)が大幅に低減し、スピーカの電気−音
響変換能率が大幅に向上される。
【0017】 引き続き図2にあるスピーカ中軸線の左側の磁気回路を例にすると、上部磁気
空隙210Aの中で、永久磁石の磁化線が左から右へとコイル209Aを通りぬ
け、下部磁気空隙210B内で、永久磁石の磁化線が右から左へとコイル209
Bを通り抜ける。上下磁気空隙の磁化線の方向がちょうど180度の位相差があ
る。そのため、コイル209Aと209Bの巻き付け方向を相反対、たとえば2
09Aを右周りに209Bを左回りに規定すると、電気学のローレンツ法則によ
れば、上述の2つのコイルに可聴周波電流を同時に通す場合、コイル209Aが
生み出した電流力FAとコイル209Bが生み出した電流力FBの方向が同じで
ある。この場合、スピーカのコイルの電流力F=FA+FB。可聴周波電流が逆
位相である場合、電流力FAとFBの方向も相反対であり、スピーカの電流力F
=FA+FBの方程式は変わらないが、合力Fの方向が反対である。
【0018】 要するに、本実施例にあるスピーカコイルの電気回路の一番簡単な接続方法は
コイル209Aとコイル209Bを並列反向で接続することである。この場合、
スピーカの等価インダクタンスはコイル並列連結のため1/2減少し、その抵抗−
周波数応答プロットは従来のユニコイルスピーカより明らかな改善が見られる。
【0019】 スピーカが強信号の可聴周波電流で連続して動作する場合、上部フィールドヨ
ーク203A、下部フィールドヨーク203Bと円筒状磁性体213は、渦流に
より生じる熱のために、熱膨張現象が起きるが、上部フィールドヨーク203A
、下部フィールドヨーク203Bの外側垂直面が環状連結盤236と型201に
しっかりと固定されており、永久磁石202の内側垂直面が中空型204の外側
垂直面222に固定されているため、上述の固定部の粘着剤001は、垂直方向
の引っ張りと圧縮力しか受けないので、上下部フィールドヨークは水平移動する
ことがない。同様に、粘着固定面211と内凸柱状体212があるため、その上
を被っている円筒状磁性体も水平移動できない。
【0020】 上部フィールドヨーク203A、下部フィールドヨーク203Bと中空型20
4の内側垂直面からなる構造空間263は振動膜の軸方向運動の制動を減らすこ
とに効果的で、スピーカの瞬時反応速度を高め、コイルの風通しと熱発散を効果
的に改善できる。
【0021】 二枚の永久磁石の間隔にある外周ポールピースに四つの対流気孔を開孔しても
よい。気孔の深さは最大でも上下部フィールドヨークの内側底面を超過してはい
けない。詳しくは図3及び図12に示される。
【0022】 図1は本発明の実施例1の変換器のドライバーの縦断面図を示す。 上部フィールドヨーク103A、下部フィールドヨーク103B、永久磁石1
02、中空型104は、粘着剤001、上部フィールドヨーク貫入孔1061、
下部フィールドヨーク1071、非磁性止め具1000によって、全体磁気回路
に連結され固定されている。その説明は図2実施例2と同じであるため省略する
【0023】 ネオジム−ホウ素などのレアメタル永久磁石のBr値と最大磁力積が高いため
、上述の方法で形成された変換器の外側面にある磁束漏れの磁場の勾配も高い。
それで、それは鉄系物質をドライバーの表面に引き付けて付着させやすいので、
ドライバーの磁気空隙内の磁束の密度を低くする恐れがある。その他、レアメタ
ル磁石は脆い性質のため、外に晒されると壊れやすい。以上の欠点を直して変換
器ドライバーの磁気回路の強度を一層強めるため、本実施例では、二段の非磁性
材料で作られたカバー137で上部フィールドヨーク103A、下部フィールド
ヨーク103B、永久磁石102の垂直外側面に沿って、上述の磁気回路をしっ
かりと包むようになっている。本実施例では、カバーはプラスチックを加圧して
形成されたものを使う。カバー137の内側面138に、永久磁石102の外側
垂直面と合せるための内側みぞ139が設けられている。カバー内側面138ま
たは磁気回路の垂直外側面に予め粘着剤001を塗布しておく。同時に、外から
内へと、図12の矢印方向に静圧力Finを加える。カバーの接続部にも予め粘
着剤001を塗布しておく。粘着剤が固まると、強度の強い変換器ドライバーが
出来上がる。もちろん、二段式カバー137の接続部に貫入孔かねじ孔を開孔し
て非磁性材料で作られた止め具をかけても同じ効果のあるドライバーが作れる。
【0024】 実施例2との相違は次の通りである。下部フィールドヨーク103Bの外側平
台面10300Bの中央部に非磁性アルミ合金のブラケットが設けられ、そのブ
ラケットは同軸且つ対称設置の環状取付平台面1800を持っている。その平台
面の上に、四つのブラケット貫入孔が均等に配置され、ブラケット181は四つ
のねじによって下部フィールドヨーク外側平台面10300の軸芯部に固定され
ている。ブラケット181の中央部に軸孔188が設けられており、その外側に
同軸の内凸平台面1118が設けられている。内凸平台面1118の外側に同軸
の環状みぞ1630があり、同みぞ1630が外側へ伸びることによって変換器
のコイル型に必要な下行空間が形成される。円筒状磁性体113の上端面に非磁
性材料で作られた円筒状磁性体座金184を取付け、非磁性止めねじ180を座
金に通して磁性体113の下端面をブラケット181の内凸平台面1118の軸
芯部に粘着固定する。磁性体113の外周面と上部フィールドヨーク103A及
び下部フィールドヨーク103Bの軸孔垂直面の間に、2つの同軸等径の環状磁
気空隙110Aと110Bが形成される。コイル型107を、環状の磁気空隙に
挿入して、その上にコイル109Aと109Bを巻き付ける。巻き付けの方向を
相反対、例えばコイル109Aを右回りに、コイル109Bを左回りに規定する
。それで、ブラケット構造の変換器が出来上がる。
【0025】 その外、本実施例での振動膜型はねじを利用して直接上部フィールドヨーク1
03Aの外側平台面10300Aに取り付けることもできる。例えば、従来のア
ルミ合金のテーパー状型はそれである。勿論、振動膜と挟み板を直接上部フィー
ルドヨーク103Aの外側平台面10300Aに固定することもできる。
【0026】 変換器の軸方向運転による制動効果を低減し、コイルの熱発散効果を改善する
ため、ブラケットの環状みぞの底部平台面16300に均等配置の気孔182を
若干開孔すればいい。詳しくは図11に示す。
【0027】 上述の説明の他、本実施例の構造、動作原理の説明は図2の実施例2と同じな
ので、繰り返さない。 図3は実施例2の磁気回路A−Aの横断面図を示す。
【0028】 スピーカの上部フィールドヨーク203Aと下部フィールドヨーク203Bは
二枚の同軸且つ対称設置の円形の内凹の平板である。厚さ、広さ、大きさと磁気
的性質が同じ四枚のネオジム磁石製の扇形薄板202をフィールドヨークの外周
ポールピース229Aと229Bの極面200の間に嵌め込み、各磁石の端に適
当な隙間を開け、四周に位置する対流気孔217を設置する。上部フィールドヨ
ーク203Aと下部フィールドヨーク203Bの外周ポールピース229Aと2
29Bに四つの矩形の対流気孔217を開け、気孔の深さは内凹の平板の内側の
底部と同じようにする。中空型204は本図に描かれていない。
【0029】 その他の部分は実施例2、実施例1の構造や動作原理と同じため、省略する。 図4は実施例3の磁気回路A−Aの横断面図を示す。 変換器の上部フィールドヨーク803Aと下部フィールドヨーク803Bは二
枚の同軸且つ対称配置の円形の内凹平板である。永久磁石802はフィールドヨ
ークの外周ポールピース829Aと829Bの極面800の間に嵌め込まれた円
形のネオジム磁石である。上部フィールドヨークの平台面804に均等に配置さ
れた貫入孔806と、それらに対応して下部フィールドヨークの平台面804に
均等に配置された三つのねじ孔807は三つの非磁性材料の止め具で変換器ドラ
イバーの磁気回路を連結する際に使われる。中空型804は本図に描かれていな
い。
【0030】 その他の部分の説明は実施例2、実施例1の構造や動作原理と同じため省略す
る。 図5は実施例4の磁気回路A−Aの横断面図を示す。
【0031】 スピーカの上部フィールドヨーク503Aと下部フィールドヨーク503Bは
二枚の同軸且つ対称設置の円形の内凹の平板である。四枚の厚さ、広さ、大きさ
と性質が同じようなネオジム磁石の扇形薄板502をフィールドヨークの外周ポ
ールピース529Aと529Bの極面500の間に嵌め込み、各磁石の端に適当
な隙間を開け、四周に位置する対流気孔517を設置する。外周ポールピース5
29Aと529Bに均等に配置された四つの貫入孔5061とそれらに対応する
ねじ孔5071は、四つの非磁性材料の止め具で変換器ドライバーの磁気回路を
連結する際に使われる。中空型504は本図に描かれていない。
【0032】 その他の部分の説明は実施例2、実施例1の構造や動作原理と同じため省略す
る。 図6は実施例5の磁気回路A−Aの横断面図を示す。
【0033】 変換器の上部フィールドヨーク603Aと下部フィールドヨーク603Bは二
枚の同軸且つ対称設置の正方形の内凹の平板である。四枚の厚さ、広さ、大きさ
と性質が同じようなネオジム磁石の扇形薄板602をフィールドヨークの外周ポ
ールピース629Aと629Bの極面600の間に嵌め込む。上部フィールドヨ
ーク603Aに均等に配置された四つの貫入孔6061と、それらに対応して下
部フィールドヨーク603Bに均等に配置されたねじ孔6071は、四つの非磁
性材料の止め具で変換器ドライバーの磁気回路を連結する際に使われる。中空型
504は本図に描かれていない。その他の部分の説明は実施例2、実施例1の構
造や動作原理と同じため省略する。
【0034】 図7は実施例6の磁気回路A−Aの横断面図を示す。変換器の上部フィールド
ヨーク703Aと下部フィールドヨーク703Bは二枚の同軸且つ対称設置の矩
形の内凹の平板である。矩形の長辺方向に広さも大きさも性質も同じでやや大き
な棒状のネオジム磁石の薄板702を、短辺方向に広さも大きさも性質も同じで
やや小さな棒状の永久磁石702を配置する。この四つの永久磁石は厚さが同じ
である。それで、長辺方向の永久磁石の長さを適当に選択すれば、ドライバーの
磁気空隙710の中から均一の磁流密度を獲得できる。外周ポールピース729
Aと729Bに均等に配置された四つの貫入孔7061とそれらに対応するねじ
孔7071は、四つの非磁性材料の止め具で変換器ドライバーの磁気回路を連結
する際に使われる。中空型704は本図に描かれていない。その他の部分の説明
は実施例2、実施例1の構造や動作原理と同じため省略する。
【0035】 図8は本発明の実施例7のスピーカの縦断面図を示す。スピーカの型901と
実施例2の型201は同じような構造を持っているため、詳しくい説明は省略す
る。
【0036】 実施例7と実施例2の違ったところはスピーカの磁気回路の構造にある。上部
フィールドヨーク903Aと下部フィールドヨーク903Bは二枚の同軸且つ対
称設置の円形の平板である。平板の中央部に、中央軸孔910がある。上下部フ
ィールドヨークの中央軸孔の外周部に均等配置の永久磁石が8組設けられ、各組
の永久磁石もそれぞれ2つの高磁力積をもつ円形のフェライト永久磁石が直列重
畳して構成されている。これらの磁石はその面積も体積も性質も同じである。そ
れに磁石の厚さも軸孔の直径も等しい。軸孔と対応するのは上部フィールドヨー
ク903Aに設けられた八つの貫入孔9061と下部フィールドヨーク903B
に設けられた八つのねじ孔もある。(本図では省略される)八本の非磁性止め具
9000(例えば銅のねじ)を利用して、上部フィールドヨーク903Aと下部
フィールドヨーク903Bと、重なっている8組の永久磁石の接合面900に予
め均一の静圧力を加え、それを一つの全体磁気回路の外芯にする。型901の外
側から、外芯を型901の凹部係合面933に嵌め込み、予め塗布された粘着剤
001によって、外芯の外側垂直面と下部フィールドヨーク903Bの外側平台
面90300Bをそれぞれ型の凹部係合面933と型の環状平台面9110に連
結し、それらを一体化する。円筒状の磁性体913を、型901の内凸平台面9
11の軸芯部にある内凸柱状体912に取り付け、それらを同軸かつ対称設置の
内凸平台面911に粘着固定する。それで、上部フィールドヨーク903Aと下
部フィールドヨーク903Bの中央軸孔910の内側垂直面と円筒状磁性体91
3の外周面の間に、2つの均整の取れた磁気空隙が上下に形成される。円筒状の
コイル型907に2つの相独立したコイル909Aと909Bを巻き付け、弾性
制動板941と振動膜906をコイル型907に粘着する。磁気回路の構造、動
作原理及び実施効果等に関する他の説明は図2実施例2の説明と同じなので、繰
り返さない。
【0037】 図9は本発明実施例7の磁気回路A−Aの横断面図を示す。スピーカの上部フ
ィールドヨーク903Aと下部フィールドヨーク903Bは同軸且つ対称設置の
2つの磁性材料で作られた円形平板である。その中央部に中央軸孔910があり
、軸孔の周囲に八つの貫入孔9061(上部フィールドヨーク)と八つのねじ孔
9071(下部フィールドヨーク)を均等に設置する。隣の2貫入孔またはねじ
孔の軸芯ラインの中心角はそれぞれ45度の挟角を成す。貫入孔9061とねじ
孔9071に組み合わせる八組の環状永久磁石を上下部フィールドヨークの内側
極面900の間に均等に配置する。相隣の2組の永久磁石の間に熱発散用の対流
気道917を設置する。その他の部分の説明は実施例2、実施例1の構造や動作
原理と同じため省略する。
【0038】 スピーカの風通しと熱発散の効果を良くするため、型901の円筒体の胴体に
対流気道917に対応する通風孔またはカスケードを設置すればよい。 勿論、本実施例所定の磁気回路外芯を図1実施例1のブラケットと円筒状磁性
体を組み合わせて、同時に上部フィールドヨーク903Aの外側平台面9030
0Aに従来の変換器型(例:スピーカのテーパ状型または半球状高音スピーカ及
びその型)を取り付ければ、本発明は若干種類の円形平板を持つ変換器を新たに
作成できる。
【0039】 図10は抵抗負荷の特性を持つ本発明の変換器の電気回路原理の接続図を示す
。本実施例は、図1に示された本発明の実施例1を例に説明し、図1とず2の関
連説明にも参照する。
【0040】 本実施例は次のようなことを前提とする。つまり、変換器の対称的に設けられ
た上部フィールドヨーク103Aと下部フィールドヨーク103Bが同じ材質と
形状を持っており、2つの環状磁気空隙110Aと110Bも同じ形と同じ磁気
誘導度Br値を持つこと;2つのコイル109Aと109Bの巻き付け方向が相
反対すること;コイルに巻き付けられるワイヤの横断面積が同じであること;2
つのコイルの巻き数が同じであること(Na=Nb);2つのコイルのインダクタ
ンスの絶対値が同じであること(|L109A|=|L109B|)など。即ち
、永久磁石102の軸方向高さの1/2等分線X−Xを水平対称軸にすれば、変
換器は形も磁気性能も上下に対称的な磁気回路を持つことになる。
【0041】 ローレンツの法則によれば、コイル109Aの後端Yaをコイル109Bの先
端Xbに直列連結すれば、コイル109Aの先端Xaとコイル109Bの後端Y
bは一対の信号入力端子を成す。同じ磁流環境に運転するため、コイル109A
と109Bのインダクタンスベクトルは位相の180度差のため相殺するが、コ
イルの電流力はF=F109A+F109Bである。従って、変換器は抵抗負荷
の特性を持つようになり、その位相ひずみの現象もなくなる(或いはほとんどな
くなる)。
【0042】 勿論、本実施例にある電気回路原理の接続図と対称磁気回路の設置原則は、本
発明の実施例に限定されず、当業者であれば各種の磁気回路と電気回路の組み合
わせにより構造や抵抗負荷特性の異なる変換器を得ることができる。
【0043】 図11は本発明実施例1のブラケットの平面図を示す。ブラケットには軸孔1
88がある。軸孔188の外側に同軸の環状内凸の平台面1118が設けられ、
平台面1118の外側に同軸の環状みぞ1630が設けられ、みぞの底部平面1
6300に八つのブラケット気孔が均等に開孔されている。変換器のコイル型1
07が上下に振動すれば、気孔182はコイル型の制動を低減し、コイルの風通
しや熱発散をよくするという二重の役目を持つ。環状みぞ1630の外側に同軸
のブラケット取り付け平台面1800が設けられている。それは、下部フィール
ドヨークの外側平台面10300Bに適合した滑らかな丸い環状平面である。そ
の上に、四つの均等配置の貫入孔187が開孔され、ねじと一緒にブラケット1
81を下部フィールドヨークに固定する。詳しい説明は、図1の実施例1と同様
であるため省略する。
【0044】 勿論、本実施例と同じようなブラケット281〜981は、本発明が提供した
如何なる変換器の磁気回路の構造にも合せて、各種類の変換器ドライバに組み合
わせることができる。
【0045】 図12は本発明実施例1のカバーに被れたドライバの平面図及び斜視図を示す
。本実施例では、ドライバカバー137は2つの半円形のプラスチックから作ら
れ、その内側表面138に粘着剤001が塗布され、上部フィールドヨーク10
3Aと下部フィールドヨーク103Bと永久磁石102の外側垂直面に合せられ
固定されている。各段カバー137の上にも、2つの矩形の通風孔140が開孔
され、それらは上下部フィールドヨークの外周ポールピース129Aと129B
に開孔された対流気孔117と対応して合せられている。カバーの結合したとこ
ろにも粘着剤001が塗布されている。矢印Finはドライバーを組み合わせる
際にカバーに加える静圧力の方向を示す。その他の部分は実施例1、2の関連説
明及び本発明素子と表示番号対称表を参照されたい。
【0046】 勿論、本実施例と同じようなカバー237〜837は、本発明が提供した如何
なる変換器の磁気回路の構造にも合せて、各種類の変換器ドライバに組み合わせ
ることができる。
【0047】 図13は本発明実施例2のカバーの被ってあるドライバの平面図及び斜視図を
示す。それは正方形のフィールドヨークと実施例4図5に示された磁気回路の構
造を持つ。本実施例のカバーは4段の棒状のカバー237からなる。カバーの内
側面と相隣のカバーの結合したところに粘着剤が塗布されている。矢印Finは
ドライバーを組み合わせる際カバーに加える静圧力の方向を示す。スピーカの風
通しや熱発散を良くするため、各段のカバーにも一つの熱発散孔240が開孔さ
れており、それは図5実施例4に示された対流気孔517に対応する。その他の
部分については実施例1、2の関連説明及び本発明素子と表示番号対称表を参照
【0048】 図14は本発明の中空型の実施例のひとつの平面図を示す。正方形の中空型5
04は、硬質のプラスチック等の非磁性材料から作られるものである。型には、
上下部フィールドヨークの内側面に適合されて、且つ粘着固定されている外側面
534がある。外側面の中央よりの部分に外側垂直面522が設けられており、
それは永久磁石502の内側垂直面に合せられ固定されている。平らで滑らかな
垂直内側面573は上述の円筒状または柱状磁性体の外周面との間に上下部フィ
ールドヨークの構造空間563を為している。その他の部分は実施例1、2の付
図1、2、5、6の関連説明及び本発明素子と表示番号対称表を参照。
【0049】 図15は、本発明の中空型の実施例のもう一つの平面図を示す。これは、環状
の中空型204である。この型は図2の実施例2に合せられる。各素子と表示番
号との対応関係は実施例2の図2の関連説明を参照。
【0050】 図16は、正六角形磁気空隙を持つ実施例の平面図を示す。本実施例のドライ
バーの柱状磁性体113は、横断面が正六角形をしている柱状のくびきである。
上述の上下部フィールドヨーク103は柱状磁性体113に合う正六角形の軸孔
であり、それによって一つの均整の取れた正六角形の環状磁気空隙が出来上がる
。正六角形は最大の周長があるから、正六角形のコイル型と正六角形のコイルは
他の形のコイル型やコイルより、変換器に最大のロレンズ力と最善の熱発散効果
を持たせることができる。図16及び図17にあるように、各正六角形の内角の
頂にも左右対称の円弧線010が短く描かれている。この円弧線は当該内角の両
足に接しながら、その円心が当該内角の角等分線に来る。
【0051】 図18は、柱状磁性体を持つ実施例の平面図を示す。本発明実施例1と比較し
てみれば分かるように、円柱状の磁性体113’は円筒状の磁性体113に取っ
て代わって、ブラケット軸孔188を通ったねじ180’と粘着剤001によっ
てブラケット181の内凸平台面1118に粘着固定されている。円柱状の磁性
体113’は上下部フィールドヨークの軸孔110とふたつの環状磁気空隙11
0A’と110B’を為している。その他の部分は実施例1、2の関連説明及び
本発明素子と表示番号対称表を参照。
【0052】 図1〜図9に示されたすべての磁気回路の構造、違った永久磁石、違った型と
ブラケットの構造、違った横断面の円筒状または柱状の磁性体及び違ったコイル
の連結電気回路によって、様々な種類の電気−機械変換器に組み合わせることが
でき、本発明はそれらの変更を全て含むことを指摘する。
【0053】 (産業上の利用可能性) 本発明の電気−機械変換器は次のような利点がある。 1.変換器の上下部フィールドヨークと永久磁石の極面の間に粘着剤が使用さ
れないから、組み立てが簡略され、磁気回路の磁気抵抗が小さくなり、渦流熱の
出しすぎによる磁気回路の粘着剤脱落やコイルへの損害などのデメリットが克服
される。
【0054】 2.ハイフィデリティ。電気抵抗負荷かそれに近い特性を持つ各種類の電気音
響変換器を作ることによって、電気音響変換器の低周波端と高周波端の出力音圧
を大幅に高め、転換器の位相ひずみを無くし、高調波ひずみを最小限に低めるこ
とができる。
【0055】 3.高感度。口径、材質及び技術レベルがほぼ同じ場合、従来の変換器より効
率を2〜16倍高められる。 4.長ストロークまたは超長ストロークの電気−機械変換器が製造される。
【0056】 5.こじんまりしており、その構造も簡単であり、高性能の割には値段は安く
、量産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の電気−機械変換器のドライバーの縦断面図を示
す。
【図2】本発明の実施例2のスピーカの縦断面図を示す。
【図3】本発明の実施例2の磁気回路A−Aの横断面図を示す。
【図4】本発明の実施例3の磁気回路A−Aの横断面図を示す。
【図5】本発明の実施例4の磁気回路A−Aの横断面図を示す。
【図6】本発明の実施例5の磁気回路A−Aの横断面図を示す。
【図7】本発明の実施例6の磁気回路A−Aの横断面図を示す。
【図8】本発明の実施例7のスピーカの縦断面図を示す。
【図9】本発明の実施例7の磁気回路A−Aの横断面図を示す。
【図10】抵抗負荷の特性を持つ電気−機械変換器の電気回路の接続図を示
す。
【図11】本発明の実施例1のブラケットの平面図を示す。
【図12】本発明の実施例1のカバーを持つドライバーの平面図及び斜視図
を示す。
【図13】本発明の実施例2のカバーを持つドライバーの平面図及び斜視図
を示す。
【図14】本発明の中空型の一つの実施例の平面図及び斜視図を示す。
【図15】本発明の中空型のもう一つの実施例の平面図及び斜視図を示す。
【図16】本発明の正六角形磁気空隙の実施例の平面図を示す。
【図17】本発明の正六角形磁気空隙の一つの実施例の平面図を示す。
【図18】本発明の柱状の磁性体の一つの実施例の平面図及び斜視図を示す
【符号の説明】
100,200,500,600,700,800,900…極面、 101,201,501,601,701,801,901…型、 1061,2061,5061,7061,8061,9061…型取り付け
ねじ孔、 133,233,533,633,733,833,933…窪んだ部位の組
み合わせ面、 135,235,535,635,735,835,935…環状みぞ、 102,202,502,602,702,802,902…永久磁石、 103,203,503,603,703,803,903…上部フィールド
ヨーク(下部フィールドヨーク)、 129,229,529,629,729,829…フィールドヨークの外周
ポール、 117,217,517,717,917…熱発散用対流気孔、 10300,20300,50300,60300,70300,80300
,90300…上部フィールドヨーク(下部フィールドヨーク)外側の平台面、 124,224,524,624,724,824…上部フィールドヨーク(
下部フィールドヨーク)の内側面、 1061,2061,5061,6061,7061,8061,9061…
上部フィールドヨークの貫入孔、 1071,2071,5071,6071,7071,8071,9071…
下部フィールドヨークのねじ孔、 1030,2030,5030,6030,7030,8030,9030…
内突、 136,236,536,636,736,836…円筒状連結盤、 163,263,563,663,763,863,963…構造空間、 104,204,504,604,704,804…中空型、 134,234,534,634,734,834…中空型の外側面、 173,273,573,673,773,873…中空型の内側面、 122,222,522,622,722,822,922…中空型外側の垂
直面、 106,206,506,606,706,806,906…振動膜、 199,299,599,699,799,899,999…弾性カンチレバ
ー、 141,241,541,641,741,841,941…弾性制動板、 107,207,507,607,707,807,907…コイル、 109,209,509,609,709,809,909…コイル、 108,208,508,608,708,808,908…環状受け台、 142,242,542,642,742,842,942…環状受け台、 1630,2630,5630,6630,7630,8630,9630…
環状みぞ、 110,210,510,610,710,810,910…環状磁気空隙、 111,211,511,611,711,811,911…内突平台面、 112,212,512,612,712,812,912…内突柱状体、 113,213,513,613,713,813,913…円筒状磁性体、 114,214,314,514,614,714,814,914…中央軸
孔、 184,284,584,684,784,884,984…円筒状磁性体の
ワッシャー、 181,281,581,681,781,881,981…ブラケット、 182,282,582,682,782,882,982…ブラケットの気
孔、 187,287,587,687,787,887,987…ブラケットの貫
入孔、 1811,2811,5811,6811,7811,8811,9811…
ブラケット外側の内凹形平台面、 1118,2118,5118,6118,7118,8118,9118…
ブラケットの内凸形平台面、 1800,2800,5800,6800,7800,8800,9800…
ブラケットの取り付け台、 188,288,588,688,788,888,988…ブラケットのね
じ孔、 183,283,583,683,783,883,983…ナット、 137,237,537,637,737,837…ドライバーカバー、 139,239,539,639,739,839…カバーの内側みぞ、 138,238,538,638,738,838…カバーの内側面、 140,240,540,640,740,840…カバーの熱発散孔、 1000,2000,8000,5000,6000,7000,9000…
非磁性止め具、 181,281,581,681,781,881,981…非磁性ボルト、 001…粘着剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石の磁気回路及びそれと一体化した枠と、2つの同軸
    かつ等径の環状磁気空隙と、各磁気空隙に挿入されたコイル型と、そのコイル型
    に平行に巻きつけられる絶縁ワイヤによって形成された2つのコイルとを有する
    、2コイル2磁気空隙の変換器において、 a.前記磁気回路の上部フィールドヨークと下部フィールドヨークが磁性材料
    で作られた内側凹形の平板であり、それらは同軸に取り付けられ、対称的に設け
    られて、その平板の外側の中央部に一つの平台面が設けられ、その平台面の中央
    部に円形、正方形、または正六角形の軸穴が一つ開孔されており、 b.前記上部フィールドヨークと下部フィールドヨークの内側の周辺にはそれ
    ぞれ凸形の外周ポールピースが形成され、両外周ポールピースの極面の間に、同
    じ厚さで均等配置されかつ軸方向に磁化された一つ以上の永久磁石が設けられて
    おり、 c.非磁性体で作られた中空型が前記上部フィールドヨークと下部フィールド
    ヨークの前記凹形平板の内面にはめ込まれて固定されており、前記永久磁石の内
    側の垂直面が前記中空型の外側の垂直面に取り付けられて固定されており、 d.前記永久磁石の2つの極面が前記上部フィールドヨークと前記下部フィー
    ルドヨークの外周ポールピースの2つの極面に直接係合され、前記上部フィール
    ドヨークと下部フィールドヨークの平台面に設けられた貫入孔及び対応するねじ
    孔と非磁性体で作られた止め具を通じて、当該係合られた極面に静圧力を加える
    ことにより、一つの磁気回路の外芯が形成されており、 e.上部フィールドヨークと下部フィールドヨークの凹形平板の中央軸孔と同
    軸に取り付けられた円筒状或いは柱状の磁性体の外周面とその中央軸孔の垂直周
    面の間に、2つの同軸で等径の環状磁気空隙が形成され、同軸に取り付けられた
    2つのコイルがその磁気空隙に挿入され、2つのコイルの巻き付けの方向とコイ
    ルを流れる電流の方向が2つのコイルに同時に同一方向の電流力Fが生じるよう
    に決められており、 f.前記両コイルと凹形平板の中央軸孔と円筒状または柱状の磁性体とが組み
    合わせ、その最適横断面を正六角形にし、六角形または正多角形の各内角の頂に
    も当該内角の両足と接しながら円弧状の線を左右対称的に短く描き、その円心が
    当該内角の平分線上に位置するようにされ、 g.前記上部フィールドヨークと下部フィールドヨークの外周ポールピースに
    均等配置された2つ以上の凹形の対流気孔を開孔し、その気孔の最も深い底は前
    記凹形平板の内面と同一レベルであり、 h.上部フィールドヨークと下部フィールドヨークと永久磁石と中空型の間の
    粘着剤が前記磁気回路の外芯が完全に組み付けられ後で硬化されていることを特
    徴とする2コイル2磁気空隙の変換器。
  2. 【請求項2】 上部フィールドヨークと下部フィールドヨークは二枚の円形
    状の凹形平板であり、前記永久磁石は環状の永久磁石または等厚で均等配置され
    た扇形または円形の薄板状レアメタル製の一つ以上の永久磁石であることを特徴
    とする請求項1の変換器。
  3. 【請求項3】 上部フィールドヨークと下部フィールドヨークは2枚の正多
    角形の凹形平板であり、前記永久磁石は三つ以上の等厚で均等配置された棒状の
    レアメタル製永久磁石であることを特徴とする請求項1の変換器。
  4. 【請求項4】 前記上部フィールドヨークと下部フィールドヨークは2枚の
    矩形の凹形平板であり、前記永久磁石は四つの等厚で均等配置された棒状のレア
    メタル製永久磁石であることを特徴とする請求項1の変換器。
  5. 【請求項5】 a)前記上部フィールドヨークと下部フィールドヨークと永
    久磁石の垂直した外側面の周辺において、非磁性体で作られた2段以上のドライ
    バーカバーをを設け、一つの一体化した磁気回路となるように、カバーの内側面
    をフィールドヨークと永久磁石の垂直した外側面としっかりと係合されており、 b)非磁性体の剛性材料で作られたブラケットの中央部に軸孔が開き、その中
    央線が対称軸とされて、軸孔の外側に内側に突出した平台面が設けられて、その
    平台面の外側に同軸環状の凹形みぞが設けられ、凹形みぞの外側に、前記下部フ
    ィールドヨークの外側平台面と適合されて固定されたブラケット取り付け用の平
    台面が設けられ、同軸に取り付けられた円筒状または柱状の磁性体が一組の非磁
    性体で作られた止め具によって、前記内側に突出した平台面の軸の中心部に取り
    付けられて固定され、前記円筒状または柱状の磁性体の外周面と、上部フィール
    ドヨーク及び下部フィールドヨークの中央軸孔の垂直した周面の間に、2つの同
    軸でかつ等径の環状磁気空隙が形成され、それによって、一つの完璧な2コイル
    2磁気空隙変換器のドライバー磁気回路ができあがることを特徴とする請求項1
    の変換器。
  6. 【請求項6】 前記型の腰部に設けられた同軸の開口円筒体を有する同軸型
    が前記磁気回路に連結され、円筒体の底の内面に同軸環状みぞが設けられ、当該
    みぞの内側と外側にそれぞれ2つの同軸環状平台面が設けられ、非磁性体で作ら
    れた内側に突出した柱状体が中間平台面の軸位置に設けられ、柱状体の上に円筒
    状磁性体が固定され、上部フィールドヨーク及び下部フィールドヨークの垂直な
    外側面は非磁性体で作られた円筒状の連結盤に包まれて固定され、一体化された
    磁気回路の外芯が前記型の円筒体の内側に嵌めこまれ、当該型と一体化されたユ
    ニットを形成していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項の変換器
  7. 【請求項7】 永久磁石の磁気回路及びそれと一体化した枠と、2つの同軸
    でかつ等径の環状磁気空隙と、各磁気空隙に挿入されたコイル型と、前記コイル
    型に平行に巻きつけられる絶縁ワイヤによって形成された2つのコイルとを有す
    る2コイル2磁気空隙の変換器において、 a.前記磁気回路の上部フィールドヨークと下部フィールドヨークが磁性材料
    で作られた円形の平板であり、それらは同軸に取り付けられ、対称的に設けられ
    て、その平板の外側の中央部に一枚の平台面が設けられ、その平台面の中央部に
    円形、正方形、または正六角形の軸穴が一つ開孔されており、 b.前記上部フィールドヨークと下部フィールドヨークの中央軸孔の外側周辺
    部に等厚で均等配置された三組以上の永久磁石が設けられ、各組の永久磁石はそ
    れぞれ軸方向に磁化されかつ連続に積層された2つの環状永久磁石からなり、各
    組の永久磁石の四つの極面は前記上部磁気空隙と下部フィールドヨークの2つの
    内側極面に直接に係合され、前記上部フィールドヨークと下部フィールドヨーク
    が、各組の永久磁石の軸位置に形成された貫入孔、対応ねじ孔及び非磁性材料で
    作られた止め具により生成された静圧力を、前記各組の永久磁石の前記係合面に
    加えることによって接続されて、一つの磁気回路の外芯が形成されることと、 c.前記2つの同軸等径の環状磁気空隙は上部フィールドヨークと下部フィー
    ルドヨークの凹形平板中央軸孔と同軸な円筒状或いは柱状の磁性体の外周面と当
    該中央軸孔の垂直周面との間にを形成され、前記同軸な2つのコイルはその磁気
    空隙に挿入し、コイルの巻き付けの方向とコイルを流れる電流の方向は、両コイ
    ルに同時に同一方向の電流力Fが生じるように決められており、 d.前記両コイルと前記円形平板の中央軸孔とが前記円筒状または柱状の磁性
    体と組み合わせて、その最適横断面を正六角形にし、六角形または正多角形の各
    内角の頂にも当該内角の両足と接しながら円弧状の線を左右対称的に短く描き、
    その円心が当該内角の平分線上に位置するようにされ、 e.均等に配置された各組の永久磁石の外面の間に、当該2コイル2磁気空隙
    変換器のドライバーの熱発散用の対流気道が形成されるように隙間が設けられて
    いることを特徴とする2コイル2磁気空隙の変換器。
  8. 【請求項8】 非磁性体の剛性材料で作られたブラケットの中央部に軸孔が
    開孔され、軸孔の外側に内側に突出した同軸の平台面が設けられ、その平台面の
    外側に同軸の環状の凹形みぞが設けられ、凹形みぞの外側に、前記下部フィール
    ドヨークの外側平台面と適合って固定されたブラケット取り付け用の平台面が設
    けられ、同軸に取り付けられた円筒状または柱状の磁性体が一組の非磁性体で作
    られた止め具によって、前記内側に突出した平台面の軸の中心部に取り付けられ
    て固定され、前記円筒状または柱状の磁性体の外周面と、上部フィールドヨーク
    及び下部フィールドヨークの中央軸孔の垂直な周面の間に、2つの同軸等径の環
    状磁気空隙が形成され、それによって、2コイル2磁気空隙変換器のドライバー
    の一つの完璧な磁気回路が形成されることを特徴とする請求項7の2コイル2磁
    気空隙の変換器。
  9. 【請求項9】 前記型の腰部に設けられた同軸の開口円筒体を有する同軸型
    が前記磁気回路に連結され、円筒体の底の内面に同軸環状みぞが設けられ、当該
    みぞの内側と外側にそれぞれ2つの同軸環状平台面が設けられ、非磁性体で作ら
    れた内側に突出した柱状体が中間平台面の軸位置に設けられて柱状体の上に環状
    磁性体が固定され、前記磁気回路の一体化された外芯が前記型の円筒体の内側係
    合面に嵌めこまれて当該型と一体化されたユニットを形成していることを特徴と
    する請求項7の変換器。
  10. 【請求項10】 当該変換器が抵抗負荷特性のある電気−機械変換器になる
    ように、当該変換器は永久磁石の軸方向の1/2の高さの等分線X−Xを水平対
    称軸として有し、外形及び磁気性能について上下に対称的な磁気回路を2組有し
    、両コイルを直列に連結する際のワイヤの巻き付け方向を正反対にし、そのワイ
    ヤの断面積、巻き付け回数及びインダクタンスの絶対値が同じであることを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれか一項の変換器。
  11. 【請求項11】 当該変換器が抵抗負荷特性のある電気−機械変換器になる
    ように、当該変換器は永久磁石軸方向の1/2の高さの等分線X−Xを水平対称
    軸として有し、外形及び磁気性能について上下に対称的な磁気回路を2組有し、
    両コイルを直列に連結する際のワイヤの巻き付け方向を正反対にし、そのワイヤ
    の断面積、巻き付け回数及びインダクタンスの絶対値が同じであることを特徴と
    する請求項7乃至9のいずれか一項の変換器。
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