JP2003530884A - 癌診断用プライマー - Google Patents

癌診断用プライマー

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JP2003530884A
JP2003530884A JP2001578646A JP2001578646A JP2003530884A JP 2003530884 A JP2003530884 A JP 2003530884A JP 2001578646 A JP2001578646 A JP 2001578646A JP 2001578646 A JP2001578646 A JP 2001578646A JP 2003530884 A JP2003530884 A JP 2003530884A
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cancer
pcr
primer
mage
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JP2001578646A
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ジョンウク パク
チャンホ ジョン
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アイシー アンド ジー カンパニー リミテッド
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    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MAGEまたはGAGEを癌診断マーカーとして選択し、RT−PCRによってこれらの癌診断マーカーの多様なsubtypeを同時に検出できる、癌診断率及び癌診断の特異性が高い共同プライマーを提供する。 【解決手段】 このプライマーは、配列番号3乃至配列番号10から選択され、好ましくは、配列番号3乃至配列番号10から選択された2つの配列からなる。また、配列番号3乃至配列番号10から選択されたプライマーを用い、好ましくは、配列番号3乃至配列番号10から選択された2つの配列からなる共同プライマーを用いて、癌を診断する。また、癌診断用キットは、配列番号3乃至配列番号10から選択されたプライマー及びPCR試薬を含み、好ましくは、配列番号3乃至配列番号10から選択された2つの配列からなる共同プライマー及びPCR試薬を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、癌診断用プライマー(Primer for Diagnosis of One or More kind
s of Cancer)及びこれを含有する癌診断剤に関するものである。特に、本発明
はMAGE−1からMAGE−6までの6つのMAGE subtypeまたはGAGE
−1からGAGE−8までの8つのsubtypeを同時に検出できる共同プライマー
及びこれを含む癌診断剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
癌の診断は身体検診、X−ray及びCT、組織学的検査などを通じて行われて
きた。しかし、このような方法は初期癌、微細癌または陽性腫瘍と鑑別が難しい
場合には適合しない。
【0003】 最近開発された分子生物学的診断方法は、癌診断の特異性及び敏感度が高く、
癌診断分野で多くの発展を成している。
【0004】 分子生物学的診断技術として最も広く使用される方法は、重合酵素連鎖反応(
polymerase chain reaction, PCR)または逆転写−重合酵素連鎖反応(rever
se transcriptase−PCR,RT−PCR)であって、このような各方法は検体
の異常遺伝子または癌抗原遺伝子などを増幅させて検出する方法である。
【0005】 RT−PCRは、特定遺伝子で発現されたmRNAを検出する方法であって、
癌抗原遺伝子の発現性を検査して癌を診断するのに使用することができる。 RT−PCR法で癌を診断するにおいて最も重要な事項は、検出する癌診断用
目的遺伝子(以下“癌診断マーカー”とする)を選定することであり、1つの癌
診断マーカーを検出するのが一般的である。
【0006】 癌診断マーカーとしての要件は、癌で特異に発現され、できるだけ多くの癌で
多量に発現されるものほど良い。
【0007】 MAGE(Melanoma antigen gene)とGAGEは、癌関連睾丸抗原(cancer-
associated testis antigen)の一種として様々な種類の癌組織で発現され、睾
丸を除外したその他の正常組織では発現されない。
【0008】 MAGEは黒色腫で初めて発見された後、様々な研究で胃癌(非特許文献1、
非特許文献2)、食道癌(非特許文献3)、大腸癌(非特許文献4)、肺癌(非
特許文献5)、乳癌(非特許文献6、非特許文献7)、肝臓癌(非特許文献8)
、白血病(非特許文献9)、神経芽細胞腫(非特許文献10)、卵巣癌(非特許
文献11)等多くの癌で発現されていることが明らかにされてきており、GAG
Eは黒色腫、肉腫、小細胞癌腫、頭頸部癌、膀胱癌、卵巣癌等で発現されると報
告されている(非特許文献11、非特許文献12)。
【0009】 従って、MAGEとGAGEは、単一種の癌ではなく様々な種類の癌を検出す
ることができるし、癌胚芽性抗原(carcinoembryonic antigen)等相違する癌関
連抗原より癌組織発現の特異性が高いため、癌診断マーカーとして活用性が非常
に高い。
【0010】 また、MAGEとGAGEはsubtype間に遺伝子の同質性が高くてMAGEの
約18種のsubtypeは約56%から99%に至る同質性を持ち(非特許文献13
)、GAGEの8種のsubtypeは82%から99%に至る同質性を持つ(非特許
文献13)。従って、このような同一塩基配列部位をプライマーとして使用すれ
ば、RT−PCR時に多数のMAGEまたはGAGE subtypeを同時に検出する
ようになり、癌診断率を更に高めることができるようになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような問題点を解決するための本発明の目的は、MAGEまたはGAG
Eを癌診断マーカーとして選択し、RT−PCRによってこれらの癌診断マーカ
ーの多様なsubtypeを同時に検出できる、癌診断率及び癌診断の特異性が高い共
同プライマーを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の好適実施例によれば、配列番号3乃至
配列番号10から選択されたことを特徴とするプライマーが提供される。 本発明の他の好適実施例によれば、配列番号3乃至配列番号10から選択され
た2つの配列からなることを特徴とする共同プライマーが提供される。 本発明の他の好適実施例によれば、配列番号3乃至配列番号10から選択され
たプライマーを用いて癌を診断することを特徴とする方法が提供される。 本発明の他の好適実施例によれば、配列番号3乃至配列番号10から選択され
た2つの配列からなる共同プライマーを用いて癌を診断することを特徴とする方
法が提供される。 本発明の他の好適実施例によれば、配列番号3乃至配列番号10から選択され
たプライマー及びPCR試薬を含むことを特徴とする癌診断用キットが提供され
る。 本発明の他の好適実施例によれば、配列番号3乃至配列番号10から選択され
た2つの配列からなる共同プライマー及びPCR試薬を含むことを特徴とする癌
診断用キットが提供される。
【0013】 本発明は、RT−PCRにおいてMAGEsまたはGAGEsの多様なsubtyp
eを同時に増幅させてこれらの遺伝子を検出することによって、癌を診断できる
プライマーとこれを含有する癌診断剤を提供する。
【0014】 多数のMAGE及びGAGE subtypeを同時に検出するために、これら多様な
subtypeの遺伝子配列を比較して共同プライマーを製作した。 プライマーの製作は、GenBankに登録された12種のMAGE遺伝子と8種の
GAGE遺伝子情報をさがした後、各遺伝子の塩基配列を互いに比較してDNA
の同質性を分析し、同質性の高い部位を選択して製造した。製造した共同プライ
マーは次の通りである(表1)。
【0015】
【表1】
【0016】 配列番号1/2は、MAGEに対するプライマーであるが、PCRを実施して
偽陽性反応が現れた。偽陽性反応が現れた理由は、これらのプライマーの位置が
一つのエクソン内にあるため、汚染されているgenomic DNAから遺伝子が増幅
された可能性が高いものと考えられる。
【0017】 配列番号3/4及び配列番号5/6は、MAGEに対するプライマーである。
配列番号3と配列番号5は、2つのエクソンの境界部に位置するプライマーで、
配列番号3/4及び配列番号5/6を使用したPCR及びnested PCR上では
偽陽性反応が現れなかった。これは配列番号3と配列番号5がgenomic DNAに
は結合しないためである。
【0018】 配列番号7/8及び配列番号9/10は、GAGEに対するプライマーである
。配列番号7と配列番号8または配列番号9と配列番号10がそれぞれ相違する
エクソンに位置しており、配列番号7/8及び配列番号9/10を使用した実験
で偽陽性反応がなかった。これはこのエクソン間に長いイントロンが挟まれてい
るためである。
【0019】 癌診断のために使用した細胞株は、人の胃癌細胞株(SNU484、SNU6
38、SNU668)、頭頸部癌細胞株(AMC−HN−3、AMC−HN−4
、AMC−HN−7)、子宮頸癌細胞株(HeLa、Caski)、肺癌細胞株(NCI
H1703、NCIH522)、大腸癌細胞株(HT29)、転移性前立腺癌細
胞株(LN.CAP)、前骨髓球性白血病(promyelocytic leukemia)(HL6
0)及び骨肉腫細胞部(SaOS2)を使用した。人体の癌組織及び細胞は、乳
癌12例、頭頸部上皮細胞癌27例、胃癌5例、甲状腺癌3例、リンパ腫3例、
アデノイド嚢腫1例、肉腫1例、皮膚繊維肉腫1例、悪性混合腫瘍1例、膀胱癌
患者の小便細胞9例、胃癌患者の腹腔細胞15例を使用した。対照用である陽性
癌組織及び細胞は、頭頸部陽性癌18例、正常血液白血球10例、正常及び泌尿
器炎症患者の小便細胞10例を使用した。 各種癌組織は、使用前まで−70℃に保管してから、組織にRNAzol B(Te
l-Test Inc., U. S. A.)を加えた後、組織粉砕機で組織を粉砕した。
【0020】 培養した癌細胞株は、培養培地を完全に除去して生理食塩水で洗浄した後、R
NAzol Bを入れて細胞を溶解させた。胃癌の腹腔細胞は、開腹後に腹腔細胞を
回収した後、RNAzol Bを加えて混合した。正常血液の白血球細胞は、血液か
ら有核細胞だけを回収した後、RNAzol Bを加えて細胞を完全に溶かした。小
便細胞は、小便から細胞を回収した後、RNAzol Bを加えて混合した。
【0021】 各種組織及び細胞が溶解されたRNAzol B溶液からRNA分離は、イム・ハ
ク等(非特許文献14)の方法に従った。
【0022】 喀痰は、同量のstabilizer(Roche Diagnostics, Mahnheim, Germany)を添加
して振とう混合して完全に液化させた後、mRNA分離試薬(Roche Diagnostic
s, Mahnheim, Germany)を利用してmRNAを分離した後、RT−PCRに用い
た。
【0023】 本発明の共同プライマーを利用して癌を診断するにはPCRを利用できる。患
者の各種癌組織、喀痰、血液、小便、腹腔細胞などから総RNAまたはmRNA
を抽出した後、逆転写反応を実施してcDNAを生産する。cDNAに本発明の
共同プライマー(配列番号1、2または配列番号3、4または配列番号7、8)
を用いたPCRを実施してMAGE1−6またはGAGE1−8を増幅させる、
1次PCR産物に本発明の共同プライマー(配列番号5、6または配列番号9、
10)を用いた2次PCR(nested PCR)を実施した後、PCR産物を電気
永動してMAGE1−6またはGAGE1−8 DNA bandを検出することによ
って多種類の癌を同時に診断することができる。 本発明では、MAGE1−6またはGAGE1−8を増幅または発現させる方
法としてPCRを用いたが、PCRは実験者が試薬または周期などを変形して多
様な応用が可能であるところ、本明細書に記載されたところに限定されるもので
はなく、本発明の共同プライマーを利用してMAGE1−6またはGAGE1−
8を増幅または発現させる多様な方法が含まれる。
【0024】 以上で説明したように、本発明では、本発明の共同プライマーとPCR試薬を
共に含む癌診断用キットを提供することもできる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を通じて、本発明をより一層詳細に説明するが、実施例によって
本発明の内容が限定されるものではない。
【0026】 〔実施例1〕 <MAGEs及びGAGEs遺伝子分析とプライマーの製作> GenBankに登録された12種のMAGE遺伝子と6種のGAGE遺伝子情報を
さがした後、まずDNAsis programを利用して遺伝子塩基配列を比較分析した
。MAGE種の遺伝子(cDNA)の同質性は56%−99%、GAGE種の遺
伝子(cDNA)の同質性は82%−99%の間に示された。各subtypeの塩基
配列が同じ部位をプライマーとしてデザインした。
【0027】 プライマー合成材料であるdATP、dTTP、dCTP、dGTPと合成用
カラムを自動DNA合成器(PerSeptive Biosystem社のExpedidite TM Nuclei
c Acid Synthesis System)に装着して合成する配列を入力させた後、合成を完
了した。合成したプライマーをアンモニア処理過程と精製過程を経てから、紫外
線分光光度計(UV spectrophotometer)で濃度を測定して使用した。
【0028】 製作したプライマーは表1の通りである。 配列番号1と配列番号2(配列番号1/2)、配列番号3と配列番号4(配列
番号3/4)は、MAGEプライマーとしてRT−PCRまたは1次PCRに使
用し、配列番号5と配列番号6(配列番号5/6)は2次PCR(nested PC
R)に使用した。
【0029】 配列番号7と配列番号8(配列番号7/8)及び配列番号9と配列番号10(
配列番号9/10)は、GAGE検出のためのプライマーとして、配列番号7/
8はRT−PCRまたは1次PCRに使用し、配列番号9/10はnested PC
Rに使用した。
【0030】 〔実施例2〕 <総RNA分離> 各種癌組織は使用前まで−70℃に保管した。組織にRNAzol B(Tel-Test
Inc., U. S. A)を1−2ml加えた後、組織粉砕機で組織を粉砕した。培養した
癌細胞株は、培養培地を完全に除去して生理食塩水で1回洗浄してから、RNA
zol Bを入れて細胞を分離した。胃癌の腹腔細胞は、開腹後、腹腔下部に生理食
塩水を100ml入れて腹腔細胞を回収した後、1200rpmで5分間遠心して腹
腔細胞を回収した。細胞をリン酸塩緩衝液(phosphate buffered saline, PB
S)で1回洗浄した後、細胞沈殿物をRNAzol Bに加えて混合した。正常血液
の白血球分離は、まず抗凝固剤の入った血液5mlに滅菌蒸溜水(DEPC−D
W)を20ml加えて17秒間置いた後、2倍の濃度のリン酸塩緩衝溶液を20ml
加えて混合した後、1200rpmで5分間遠心して有核細胞だけを回収した。回
収した細胞にRNAzol Bを1ml加えて細胞を完全に溶かした。小便細胞は、小
便150mlを回収した後、遠心して細胞を回収した。ここにリン酸塩緩衝溶液を
入れて細胞を1回洗浄した後、細胞にRNAzol B 1mlを加えて混合した。
【0031】 各種組織及び細胞が溶解されたRNAzol B溶液に1/10量のクロロホルム
を添加して振とう混合した後、12,000rpmで15分間遠心して蛋白質層と
RNAを分離し、分離された上層のRNA溶液を注意しながら回収して1.5ml
試験管に移した。RNA溶液に同量の100%イソプロパノールを添加して混合
した後、−20℃に16時間以上保管してRNAを沈殿させた。RNA−イソプ
ロパノール混合液を12,000rpmで遠心してRNA沈殿を作った後、上層を
除去し、ここに70%冷エタノール1mlを添加してRNA沈殿を洗浄した後、遠
心して上層のエタノール溶液を完全に除去してRNA沈殿を滅菌蒸溜水(DEP
C−DW)に溶かしてから、測光器(spectrophotometer)を利用してRNAの
濃度と純度を測定した。一部試料は、DNase溶液(20mM MgCl2、20mM
Tris-HCl、0.4U DNaseI、0.8U RNasin)にRNA100μgを
入れて37℃で1時間処理した後、前記したようにRNAを再抽出してRT−P
CRまたはRNA PCRに使用した。
【0032】 喀痰は、同量のstabilizer(Roche Diagnostics, Mahnheim, Germany)を添加
して振とう混合して完全に液化させた後、mRNA分離試薬(Roche Diagnostic
s, Mahnheim, Germany)を利用してmRNAを分離した後、RT−PCRに用い
た。
【0033】 〔実施例3〕 <RNAPCR> 総RNAにgenomic MAGE DNAが汚染されているかを調べるために、総
RNAを取って次のようにPCRを実施した。まず10X PCR緩衝液3μl、
25mM MgCl21.8μl、10mM dATP0.3μl、10mM dGTP0.
3μl、10mM dTTP0.3μl、10mM dCTP0.3μl、50μMセンス
及びアンチセンスプライマー0.25μl、Taq重合酵素(5U/μl、Promega
Co., U. S. A.)0.25μlを混合して最終溶液量が25μlになるようにして
PCR反応液を作った。PCR反応液をPCRチューブに入れてここに総RNA
溶液(0.1μg/μl)を5μl添加して混合した後、ミネラルオイル(mineral
oil)を1滴落とした後、PCR器(Cetus 480、Perkin Elmer Co., U. S. A.
)に入れて次の条件でPCRを実施した。まず94℃で5分間加熱した後、94
℃で30秒、57℃で45秒、72℃で45秒を1周期とし、30−35周期反
応させてDNAを増幅させ、最終的に72℃で5分間処置することでPCRを完
了した。1%のアガロースゲルにPCR生成物を加えて電気泳動した後UVトラ
ンスイルミネータ(UV transilluminater)を利用して増幅されたDNAバン
ドを観察した。
【0034】 〔実施例4〕 <逆転写重合酵素連鎖反応(RT−PCR)> 総RNA溶液を70℃の水槽に10分間置いてRNAを変性させた後、氷に保
存した。まず5X RT緩衝液2μl、10mM dATP0.25μl、10mM d
GTP0.25μl、10mM dTTP0.25μl、10mM dCTP0.25μ
l、MMLV逆転写酵素(200U/μl)0.25μl、RNase抑制剤(28U
/μl)0.25μl、50μM oligo dTプライマー0.5μl、滅菌蒸溜水(
DEPC−DW)4μlをPCRチューブに入れてRT−反応液を作った。RT
−反応液に氷に保存した総RNA溶液(1μg/μl)を2μl添加した後、miner
al oilを1滴落として室温に10分間置いた。この試験管をPCR器に入れて4
2℃で60分間熱処理して逆転写反応を完了し、逆転写反応物を蒸溜水で1:1
希釈した後、PCRに用いた。PCRは、前記PCR−反応物25μlに逆転写
反応物を5μl入れて混合した後、mineral oilを1滴落としてPCR器に入れて
次の条件でPCRを実施した。まず94℃で5分間加熱した後94℃で30秒、
57℃で45秒、72℃で45秒を1周期として18−35周期反応させてDN
Aを増幅させ、最終的に72℃で5分間処置することでPCRを完了した。
【0035】 〔実施例5〕 <Nested PCR> PCRまたはRT−PCR生成物を蒸溜水で10倍希釈した後、2μlを取った
。ここに前記したようにPCR試薬を添加した後、second PCRを実施した。
【0036】 〔実施例6〕 <MAGEプライマー及びDNase処理がMAGE検出に及ぼす影響> 培養した胃癌細胞株(SNU484、SNU638、SNU668)、頭頸部
癌細胞株(AMC−HN−3、AMC−HN−4、AMC−HN−7)、子宮頸
部癌細胞株(HeLa、Caski)、肺癌細胞株(NCI H1703、NCI H52
2)、大腸癌細胞株(HT29)、転移性前立腺癌細胞株(LN.CAP)、
前骨髓球性白血病(promyelocytic leukemia)(HL60)及び骨肉腫(SaO
S2)細胞株から総RNAを抽出した後、MAGEを検出するためのPCR及び
RT−PCRを実施した(図1)。
【0037】 図1のAは総RNAを対象として配列番号1/2を利用してPCRした結果で
あり、Bは総RNAにDNaseを処理した後、配列番号1/2を利用してPCR
した結果である。Cは総RNAを対象として配列番号3/4を利用してPCRし
た結果であり、Dは総RNAを対象として配列番号3/4を利用してPCRした
後、配列番号5/6を利用してnested PCRした結果である。結論的に配列番
号1/2を使用するためにはDNase処理が必要であるが、配列番号3/4また
は配列番号5/6は、DNase処理無しにMAGEを検出することができ、genom
ic DNA増幅による偽陽性反応を示さない。配列番号3/4及び配列番号5/
6は、MAGE−1からMAGE−6まで少なくとも6種のMAGE subtype(
MAGE1−6)を検出することができる。
【0038】 〔実施例7〕 <配列番号3/4、配列番号5/6を用いたRT−PCR法の癌診断特異性評価> 配列番号3/4と配列番号5/6を用いたRT−PCR法の特異性を試すため
に、SNU484細胞株と正常な血液の白血球を抽出してRT−PCR及びnest
ed PCRを実施した結果、SNU484ではRT−PCRとnested PCRでの
みMAGE1−6が検出され、PCR及びnested PCRを実施した場合はDN
A増幅がなかった(図2A)。正常な白血球ではMAGE1−6が検出されなか
った(図2B)。
【0039】 〔実施例8〕 <癌細胞株におけるMAGE測定> 14種の癌細胞株を対象としてMAGE各subtypeとMAGE1−6を測定し
た。MAGE各subtypeに対しては、MAGE特異性を有する配列番号3をプラ
イマーとしてRT−PCRで測定し、MAGE1−6は配列番号3/4及び配列
番号5/6を用いてRT−PCR及びnested PCRを実施した。各subtypeを測
定した結果に比べて、MAGE1−6を測定した実験でより高い陽性率(78.
6%)を示した(図3)。
【0040】 〔実施例9〕 <乳癌におけるMAGE測定> 乳癌患者の癌組織を対象としてMAGE各subtypeとMAGE1−6を測定し
た。MAGE各subtypeに対しては配列番号3/4をプライマーにしたRT−P
CRとMAGE特異性を有する配列番号5プライマーを用いたnested PCRで
測定したが、MAGE1−6は配列番号3/4及び配列番号5/6を利用してR
T−PCR及びnested PCRを実施した。各subtype測定に比べてMAGE1−
6測定でより高い陽性率(91.2%)を示した(図4)。
【0041】 〔実施例10〕 <頭頸部癌及び頭頸部陽性腫瘍におけるMAGE測定> 頭頸部癌と頭頸部陽性腫瘍におけるMAGE1−6を測定した。MAGE1−
6は配列番号3/4及び配列番号5/6を利用してRT−PCR及びnested P
CRで測定した。27例の癌中19例が陽性(70.3%)であり、陽性腫瘍で
は一つも検出されなかった(図5、図5でのMはサイズマーカーであり、−はc
DNAを入れずPCRしたものである)。
【0042】 〔実施例11〕 <頭頸部MAGE1−6陽性腫瘍におけるMAGE subtype測定> 頭頸部癌検体のうち、MAGE1−6が検出された検体におけるMAGE各su
btypeとMAGE1−6を測定した。MAGE各subtypeに対しては配列番号3/
4をプライマーにしたRT−PCRとMAGE特異性を有する配列番号5プライ
マーを用いたnested PCRで測定し、MAGE1−6は配列番号3/4及び配
列番号5/6を用いてRT−PCR及びnested PCRで測定した。各subtypeを
測定する方法はMAGE1−6を検出する方法より効率性が低かった(図6)。
【0043】 〔実施例12〕 <その他の癌組織と腹腔及び小便細胞におけるMAGE1−6測定> その他の癌組織と腹腔及び小便細胞におけるMAGE1−6を測定した。MA
GE1−6は配列番号3/4及び配列番号5/6を利用してRT−PCR及びne
sted PCRで測定した。測定した対象は甲状腺癌(A)、リンパ腫(B)、ア
デノイド嚢腫(C)、肉腫(D)、皮膚繊維肉腫(E)、悪性混合腫瘍(F)、
胃癌患者の腹腔細胞(G)、膀胱癌患者の小便(H)、その他の患者の小便(I
)である(図7、図7でのMはサイズマーカーであり、−はcDNAを入れずP
CRしたものである)。
【0044】 甲状腺癌ではMAGE1−6が検出されなかったが、他の癌と胃癌患者の腹腔
細胞及び膀胱癌患者の小便細胞では多様にMAGEが検出された。
【0045】 〔実施例13〕 <癌細胞株、癌組織及び小便細胞におけるGAGE測定> 14種の各種癌細胞株を対象としてGAGE1−8を測定した。GAGE1−
8は配列番号7/8を用いたRT−PCRまたはPCRと配列番号9/10を用
いたnested PCRで測定した。
【0046】 逆転写反応をさせないでPCR及びnested PCRした場合、GAGEが全く
検出されず、逆転写後PCR及びnested PCRしたの場合には14個のうち1
3個において陽性(92.9%)として現れた(図8)。胃癌では80%、乳癌
では85.7%、膀胱癌の小便細胞では55.6%現れ、癌でない患者の小便で
は陽性が一つもなかった(図9)。
【0047】 〔実施例14〕 <肺癌組織と喀痰におけるMAGE測定> 肺癌組織8例、肺癌患者喀痰14例、肺癌でない入院患者の喀痰16例を対象
としてMAGE1−6を測定した。配列番号3/4及び配列番号5/6を用いて
RT−PCR及びnested PCRを実施して測定した。肺癌組織8例中7例、肺
癌患者の喀痰14例中4例ではMAGE1−6が検出され、肺癌でない入院患者
の喀痰16例からは全く検出されなかった(図10)。
【0048】 〔実施例15〕 <血液におけるMAGE測定> 癌患者血液20例と正常な血液15例を対象としてMAGEを測定した。配列
番号3/4及び配列番号5/6を利用してRT−PCR及びnested PCRを実
施して測定した。癌患者血液20例中3例においてMAGE1−6が検出され、
正常人の血液では全く検出されなかった(図11、図11での+は正常人の血液
5mlにSNU484(MAGE1−6陽性細胞)を5 cells添加したサンプルで
ある)。
【0049】 上記において、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明の請求範
囲を逸脱することなく、当業者は種々の改変をなし得る。
【0050】
【発明の効果】
MAGE−1からMAGE−6までを同時に検出するプライマー配列番号3/
4と配列番号5/6、GAGE−1からGAGE−8までを同時に検出する配列
番号7/8、配列番号9/10は、これらの様々なsubtypeをそれぞれ測定する
方法に比べて、特異性及び癌診断率が高い癌診断剤として使用できる。 また、各種正常細胞及び陽性腫瘍では陽性として現れることが一つもないため
癌診断特異性が非常に高いだけでなく、これら共同プライマーを使用して小便細
胞でもMAGEを検出することができ、組織でない非侵襲性検体を対象とした癌
診断剤としても使用されることができる。また、本発明はMAGEsまたはGA
GEsの様々なsubtypeを同時に測定することで時間及び経費の消耗を減らすこ
とができる。
【0051】 <参考文献>
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ssion in gastric carcinoma. Gastroenterol 109: 1522-1525, 1995.
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genes in human colorectal carcinoma. Ann Surg 224: 183-188, 1996.
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lications for tumor-specific immunotherapy. Int J Cancer 64: 216-221, 19
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【非特許文献7】 Fujie T, Mori M, Ueo H, Sugimachi K, Akiyoshi
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ol 8: 369-372, 1997.
【非特許文献8】 Yamashita N, Ishibashi H, Hayashida K, Kudo J,
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【非特許文献9】 Shichijo S, Tsunosue R, Masuoka K, Natori H, T
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【非特許文献11】 Russo V, Dalerba P, Ricci A, Bonazzi C, Leon
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【非特許文献12】 Van den Eynde B, Peeters O, DeBacker B, Gaug
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【非特許文献13】 パク ジョン ウク,キム イン ホ,キム ユ サ:
MAGE isotypes またはGAGE isotypesのDNA及び蛋白質同質性.啓明大論文集 18:
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【非特許文献14】 イム ハク,ユン ス ジョン,パク ジョン ウク
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発現.大韓腎臓学会誌 18: 847-855, 1999.
【非特許文献15】 Mori M, Mimori K, Tanaka F, Ueo H, Sugimachi
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GE gene assay. JAMA 278: 476-477, 1997.
【図面の簡単な説明】
【図1】 MAGEプライマー及びDNase処理がPCRまたはRT−PCRを用いたM
AGE検出に及ぼす影響を示した図である。
【図2】 配列番号3/4と配列番号5/6プライマーのRT−PCR法を用いたMAG
E検出の特異性を示した結果である。
【図3】 癌細胞株で配列番号3/4と配列番号5/6プライマーを利用してMAGEの
各subtypeとMAGE1−6を測定した結果である。
【図4】 乳癌患者の癌組織で配列番号3/4と配列番号5/6プライマーを利用してM
AGEの各subtypeとMAGE1−6を測定した結果である。
【図5】 頭頸部癌と頭頸部陽性腫瘍における配列番号3/4と配列番号5/6プライマ
ーを利用してMAGE1−6を測定した結果である。
【図6】 頭頸部癌患者の癌組織における配列番号3/4と配列番号5/6プライマーを
利用してMAGEの各subtypeとMAGE1−6を測定した結果である。
【図7】 その他の癌組織と小便細胞における配列番号3/4と配列番号5/6プライマ
ーを利用してMAGE1−6を測定した結果である。
【図8】 癌細胞株における配列番号7/8と配列番号9/10プライマーを利用してG
AGE1−8を測定した結果である。
【図9】 癌組織及び小便細胞における配列番号7/8と配列番号9/10プライマーを
利用してGAGE1−8を測定した結果である。
【図10】 肺癌組織及び喀痰における配列番号3/4と配列番号5/6プライマーを利用
してMAGE1−6を測定した結果である。
【図11】 血液における配列番号3/4と配列番号5/6プライマーを利用してMAGE
1−6を測定した結果である。
【符号の説明】
C1:配列番号1 C2:配列番号2 C3:配列番号3 C4:配列番号4 C5:配列番号5 C6:配列番号6 C7:配列番号7 C8:配列番号8 C9:配列番号9 C10:配列番号10
【配列表】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (71)出願人 Department of Immun ology, iC&G (immuno Cancer and Gene), School of Medicine, Keimyung Universit y, #194 Dongsan−dong, Jung−ku, Daegu 700− 712, Republic of Kor ea (72)発明者 パク ジョンウク 大韓民国、706−050 デグ、スーサン− ク、ジョン−ドン #411−1、ジョンド ン クワンミョオン プレジデント A− 902 (72)発明者 ジョン チャンホ 大韓民国、704−796 デグ、ダッセオ− ク、ドーウォン−ドン #1438、サキヨル アパートメント 307−607 Fターム(参考) 2G045 AA35 CB01 FB05 4B024 AA12 BA36 CA01 CA11 CA12 CA20 HA11 4B063 QA01 QA19 QQ53 QR08 QR32 QR35 QR40 QR42 QR62 QS16 QS25 QS36 QX01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号3乃至配列番号10から選択されたことを特徴とす
    るプライマー。
  2. 【請求項2】 配列番号3乃至配列番号10から選択された2つの配列から
    なることを特徴とする共同プライマー。
  3. 【請求項3】 配列番号3と配列番号4、配列番号5と配列番号6、配列番
    号7と配列番号8、配列番号9と配列番号10の中から選択されたことを特徴と
    する請求項2に記載の共同プライマー。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載から選択された共同プライマー
    を主成分とすることを特徴とする癌診断剤。
  5. 【請求項5】 配列番号3乃至配列番号10から選択されたプライマーを用
    いて癌を診断することを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 配列番号3乃至配列番号10から選択された2つの配列から
    なる共同プライマーを用いて癌を診断することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 配列番号3と配列番号4、配列番号5と配列番号6、配列番
    号7と配列番号8、配列番号9と配列番号10の中から選択された共同プライマ
    ーを用いて癌を診断することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 一種類以上の癌を同時に診断することを特徴とする請求項5
    乃至請求項7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 PCR(polymerase chain reaction)を実施して癌を診断
    することを特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 RT−PCR及びnested PCRの2次PCRを実施して
    癌を診断することを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 配列番号3乃至配列番号10から選択されたプライマー及
    びPCR試薬を含むことを特徴とする癌診断用キット。
  12. 【請求項12】 配列番号3乃至配列番号10から選択された2つの配列か
    らなる共同プライマー及びPCR試薬を含むことを特徴とする癌診断用キット。
  13. 【請求項13】 配列番号3と配列番号4、配列番号5と配列番号6、配列
    番号7と配列番号8、配列番号9と配列番号10の中から選択された共同プライ
    マー及びPCR試薬を含むことを特徴とする請求項12に記載の癌診断用キット
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