JP2003530535A - 静電気によるウェブの冷却及び再加湿装置 - Google Patents

静電気によるウェブの冷却及び再加湿装置

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ウェルター,デーヴィッド・ヴイ
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シラー,スティーヴン・ジェイ
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Abstract

(57)【要約】 ウェブ状材料(12)を冷却及び/または再加湿するための水スプレー(30)の効率を高めるための方法及び装置である。この装置は好ましくは浮揚乾燥機(100)のようなウェブ乾燥機、1つまたはそれより多くの静電荷発生装置(31)、水スプレー(30)、荷電装置に高電圧の電力を供給するための組み込まれた電力供給源(20)と、ウェブの冷却及び/または再加湿の際に生ずる過剰の液体を扱うための排出システム(35)とを含む。冷却装置はより速いウェブの速度あるいはより大きいウェブの重量等により必要な場合に空間配置を最適化し冷却能力を付加し易くするようにモジュラー形とすることができる。スプレーノズルに供給される流体の流量を最適にするために1つまたはそれより多くの温度センサーが用いられる。スプレーノズル及び荷電バーはウェブ上昇の手順を容易にするようにウェブに対して後退可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
本発明は、走行するウェブの冷却および/または再加湿のための装置に関する
。走行する紙、フィルムあるいは他のシート状材料のようなウェブ状材料を乾燥
させる際に、ウェブ自体、あるいはウェブ面のインクやコーティングに対する損
傷を避けるために、ウェブが乾燥操作時に非接触で支持されるのが望ましいこと
が多くある。走行するウェブを非接触で支持し乾燥させるための従来の装置は実
質的に水平方向に伸張したウェブに沿って延びる上側及び下側の組の空気バーを
含む。空気バーから出る加熱された空気がウェブを浮揚状態で支持し、ウェブの
乾燥を促進する。空気バーの列は典型的には、例えば上側のインクの乾燥の結果
ウェブから発せられる揮発物質を抜き去る排出ブロワーによって大気圧よりわず
かに低い圧力に維持される乾燥機ハウジングの内側にある。
【0002】 ウェブが乾燥した後にウェブの冷却及び/または再加湿を行なうことが必要で
あることが多くある。例えば、米国特許第5333395号は、乾燥機に直接連
結された冷却トンネル、ウェブの乾燥時に揮発物質になる溶剤を燃焼させる燃焼
室、熱交換機等を含む走行するウェブの乾燥装置を開示しており、米国特許第5
038495号は、乾燥機から出るウェブ状材料冷却するための冷却装置を開示
している。冷却装置はウェブ状材料の入口側及び出口側のスリットを有する実質
的に閉じたハウジングを含む。このハウジングは外部空気をハウジング内に供給
させるための出口側スリットの側における供給口と、空気をハウジングから乾燥
機内に放出するための入口側スリットの側における放出口とを含む。空気はハウ
ジングの逆流によりウェブの走行の方向に供給される。一連のノズルにより供給
された空気がウェブ状材料に接するようになる。米国特許第4702015号、
第4689895号及び第4763424号はウェブあるいはウェブに接する機
械部分に噴霧を与えるための方法及び装置を開示している。噴霧はより温度の高
い面で蒸発してその面を冷却する。米国特許第5881647号は水のスプレー
をウェブに向けるために静電界を用いることを開示している。
【0003】 処理時に煙の発生を指示するようにウェブ乾燥機に煙トンネルを用いるのがよ
い。煙トンネルは典型的には浮揚乾燥機とチルスタンドとの間に配置される。ウ
ェブが乾燥機から出る際により効果的な扱いをするのが望ましい。
【0004】 それゆえ冷却ロールないしチルロールの熱負荷を減少させ、あるいはさらに空
気式冷却領域のようなチルロールを削除するために、ウェブの体積温度を低下さ
せるのが望ましい。低下したウェブの体積温度によりウェブを被覆する溶剤混合
物の蒸発率が減少し、それによってウェブから発生して見える蒸気が減少し煙ト
ンネルの必要性がなくなる。乾燥機の出口と冷却ロールにおいて通常生ずる凝縮
は最少になるように制御され、ウェブからの過度の湿気の損失がないという点で
ウェブ製品の質が改良される。
【0005】
【発明の概略】
従来技術の問題点は、ウェブ状の材料の冷却及び/または再加湿のために水の
効率を高めるための方法及び装置を提供する本発明によって解消される。より詳
細には、本発明による装置の好ましい実施例は、好ましくは浮揚乾燥機のような
ウェブ乾燥機と、静電荷を発生する1つまたは複数の装置と、水スプレーと、電
荷装置に高電圧の電力を供給する総合電源と、ウェブの冷却及び/または再加湿
の際に生ずる過剰の液体を扱うための排出システムとを含む。冷却装置は、空間
を最適化し、より速いウェブの速度あるいはより大きいウェブ重量で必要とされ
る場合に冷却能力を付加し易くするようにモジュラー形態とすることができる。
スプレーノズルに供給される流体の量及び流量を最適化するために1つまたは複
数の温度計を用いることができる。スプレーノズル及びチャージバーはウェブの
上昇処理を容易にするようにウェブに対して後退可能にすることができる。
【0006】 本発明はその方法の面において、複数の空気浮揚ノズル等でウェブを加熱する
ことによって典型的には移動するウェブを乾燥及び冷却し、また水スプレーをウ
ェブに向け、ウエブの温度に基づいてウェブへの水スプレーの量を制御し、冷却
及び/または再加湿の際に生ずる過剰の液体を除去することによって水スプレー
の効率を高めるための方法を指向している。
【0007】 かくして本発明は、従来の煙トンネルを用いずに乾燥機の出口側端部からの乾
燥機の煙を減少させあるいは除去し、チルロールにおける溶剤の凝縮の問題を減
少させあるいは除去し、チルスタンドにおける冷水の使用量を減少させ、乾燥機
/プリンティング印刷工程の変化に対してより感度を低くし、乾燥機の動作温度
とされに伴うウェブの出口側の温度とをより低くする。また紙のウェブでは紙の
ウェブにおいて残留溶剤がわずかだけより多くなるので、紙のグロス(光沢)が
改善され、フォルダーの扱いが改善されると考えられる。
【0008】 ユニットの動作を成功させるには流体スプレーの冷却を注意して行うことが必
要である。スプレーの量を制限するようにウェブの温度をモニターしその温度測
定結果を用いることが重要である。過剰のスプレーはフードの上側部分に移って
荷電バーの寿命を短くし得るので望ましくない。さらに、余分のミストがユニッ
トを加圧し、ウェブスロットから漏出してチルロール及び他の表面上に凝縮する
ことがある。このミストはまたそれが凝縮する表面上の付着物となる溶剤の蒸気
を含む。
【0009】 最初に図1を見ると、第1のウェブスロット13を通ってハウジング10に入
り、第1のウェブスロットから間隔をこれと水平方向に位置合せされた第2のウ
ェブスロット13から出るように走行するウェブ12が示されている。ハウジン
グ10とハウジング10の外側との間での気体(空気)の移送を最少にするため
にウェブスロットのシール15が用いられる。ハウジング10は熱的に絶縁され
、また荷電バー31の不要な接地経路を防止するように乾燥機の端側フレームの
金属製クラッディングとハウジング10間の電気絶縁体17を含むのが好ましい
。ウェブ12はハウジング10に取り付けられたウェブ浮揚乾燥機(図4)を起
動させた後にハウジング10に入り、ハウジング10を通りハウジン10から出
て、例えば冷却スタンドのような冷却装置に移行してゆく。ハウジング10は従
来の煙トンネルに換えて、本発明では不要になる煙トンネルを除去した時に従来
の乾燥機にレトロフィット(訴求修復)される大きさであるのが好ましい。この
ためには一般的に50〜100cm(20〜40インチ)の長さを有するハウジ
ングが適当である。冷却装置はまたモジュラー形態として、図3に示されるよう
に1つまたはそれより多くのモジュールが直列状に配列されるようにできる。こ
れにより荷電バー及びスプレーノズルの間隔が最適化されて経費が少なくスプレ
ー効率が高くなる。より速いウェブの速度とより大きいウェブの重量になるとさ
らにモジュールを付加することができる。装置のウェブに交差する方向の寸法は
ウェブの幅とともに変化するであろう。ハウジング10の内側にある部分のへの
上方及び下方からのアクセスが可能になる。
【0010】 ウェブ浮揚乾燥機の設計は従来のものでよく、走行するウェ
ブ12を浮揚乾燥させ、それによってその温度を上昇させるように複数の上側及
び下側のコアンダ空気バーを含むのが好ましい。
【0011】 本発明の好ましい実施例において、ハウジング10に電力供給部20が備えら
れている。ハウジング10に電力供給部を備えることにより、離れた電力供給部
を有する装置に比較して大きな利点が実現される。装置を動作させるのに高電圧
(30〜50kV)が必要とされるので、溶剤が凝縮するのを防止するように荷
電バーに高電圧を接続し残留熱をエンクロージャーに供給することが容易になさ
れる。これは電力供給部が離れている経費のかかる高電圧コネクタあるいはオン
サイトのカスタムフイット配線とは対照的である。
【0012】 水(あるいはシリコーン及び/または他の界面活性剤やシリコーンまたは他の
界面活性剤を含む流体のような他の適当な冷却用流体)を貯槽等の流体源(図示
せず)から受け取りその流体をウェブ12に向かってスプレーする少なくとも1
列のスプレーノズル30が設けられる。スケールの形成によりノズルが詰まるの
を防止するために水供給部に軟水化装置が用いられよう。スプレーノズル30は
オリフィスの径が0.15mmの軸流中空コーン型のものであってノズルの中心
間が5cm(2インチ)の間隔をおいているのが好ましい。所望の冷却率を得る
ようにスプレーノズル30からスプレーされる流体の流量が制御される。好まし
くはハウジング出口側端部の位置、またはその近くに配置されるウェブ温度セン
サー24によりウェブの冷却がモニターされ、ポンプ圧力及びスプレーノズル3
0への流体の流れを調節することによって所望の(例えば予め決定された)設定
点に維持されるようになる。より詳細には、ウェブ温度の設定点が選択され、そ
の温度に達するかポンプの出力が最大になるまで流体のスプレー圧力が増大する
。速度可変の駆動部によって制御されるポンプの速度を増大させるように制御装
置を用いることができる。かくして、ウェブの冷却を最適化するように、温度セ
ンサーを用いた閉ループ型のポンプ出力制御システムを設けることができる。セ
ンサー24から間隔をおいた第2のウェブ温度センサー25を用いることもでき
、好ましい形態では第1のセンサーをウェブの入口側に、第2のセンサーをウェ
ブの出口側に配置する。2つのセンサーの実施例において、例えば入口の温度と
出口の温度との差の設定点を用いることができる。例えば、入口の温度と出口の
温度との適切な差の設定点は40〜50°である。
【0013】 装置の冷却能力を増大させるため、それが必要であるか、あるいは望ましい場
合に第2の列のスプレーノズル30Aを設けることができる。不必要なノズルが
閉じられれば浪費される流体がより少なくなり、オーバーヘッド荷電装置が直接
的な流体スプレーから保護される(荷電装置への過剰な水スプレーのために不足
が生じ得る)ので、特に前幅のウェブでなく3/4または1/2の幅のウェブが
走行する場合に、1つまたはそれより多くの個々のノズル30、30Aへの流体
の流れが遮られるように適当な弁機構が用いられよう。また溶剤蒸発のプロセス
を迅速に終了させることによってウェブからの煙を減少させるために水スプレー
がウェブの両側に供給されよう。この特徴が図7に示されており、この図は水ス
プレーノズル30がウェブの上側にも下側にも設けられていることのほかは図1
及び図3と同様である。
【0014】 ハウジング10内に電荷ないし静電界を生ずる複数の静電荷発生器ないしバー
31がハウジング10においてウェブ12の一方の側の上方に設けられる。スプ
レーノズル30から出る流体滴をウェブ12の方に向けるようにハウジング10
においてウェブ12の反対側に複数の電界指向器ないし接地バー32かが設けら
れる。接地バー32は荷電バー31の反対側に配置されるのが好ましい。静電荷
発生器31と電界指向器32との組合せスプレーノズルから出る流体滴の流路が
制限され、ほとんど、あるいは全ての流体滴がウェブ12に当たるようになる。
バー31によって生ずるウェブ12上の静電荷によりスプレーが引き寄せられ、
流体滴が極めて小さい粒子に細分される。この2つの作用によりスプレーの非常
に高い割合(80〜95%)がウェブ12を冷却するのに用いられるようになる
。このプロセスは水の蒸発の潜熱を用いるので、乾燥機から出る時の温度に対し
て効果的なウェブの冷却がなされる。
【0015】 「ウェビングアップ」の際に装置にウェブが引っかかつて破損するような突出
部がないのは利点になる。ウェブの上昇を補助するために、ノズル及びバーが後
退可能である。図8は複数のノズル30を有し後退できるようにしたスプレーノ
ズルマニホルド100を示している。ノズル30はウェブの幅を横切る方向に各
々のマニホルド100に沿って直線状に配置されるのが好ましい。マニホルド1
00の両端部はそれぞれ作動アーム101及び枢支点102を含む。冷却装置に
おけるウェブラインの下側に配置された各々の直線状アレイをなす接地バー32
に対して同様のマニホルドが用いられる。多数のノズル及びバーが枢支点102
において共通バー104で一体的に結合している。各装置の作動アーム102は
第2の共通バー105で一体的に結合している。装置を一体的に自動的に後退さ
せるために、空気シリンダ106等の作動装置を用いることができる。図11に
示されるように、シリンダ106の一端は共通バー104に連結され、他端は共
通バー105に連結されている。あるいは、各々のマニホルドが独立的に作動す
るようにすることもできる。図9においてノズル及びバーは後退した位置で示さ
れており、図9では動作可能な位置から90°後退しており、図10において後
退していない位置にある。
【0016】 過剰の流体が排出口35を通じて除去され、少量の排出空気(例えば、100
scfm/フィートのウェブ)も除去される。排気空気によりまた水ミストの蒸
発によって生ずる蒸気が除去される(典型的には、ウェブが乾燥機の加熱部分か
ら出る際のウェブの温度は約127°C(260°F)〜160°C(320°
F)であり、これはミストを蒸気にさせるのに十分高い温度である)。十分に排
出されなければ、ユニットがミストを加圧してウェブスロットから送出する。ミ
ストは冷却ロール等の表面に凝縮してこれを汚濁するような溶剤を含むであろう
。流体供給ラインは、ウェブの破損の場合、あるいは静止したウェブにスプレー
されるのを防止するために(湿潤したウェブは張力が再度付加された時に容易に
破損する)開放される弁を含むようにできる。排出空気は、ファン22により、
あるいはウェブスロットを通じて負に加圧されたエンクロージャー内への通常の
空気の流れに割りより供給されよう。ハウジング10内の大気温度を上昇させる
ように適宜ヒーター29(図3)を用いることができる。
【0017】 空気を排出する好ましい方法は、エンクロージャーの上半部をファン22で加
圧することである。これによりチャージ装置に有害な過剰の湿気がこれを取り囲
む領域から除去される。それから空気は付設された乾燥機内に入り、あるいは独
立した手段によって排出される。本発明における空気の排出の一実施例が図12
に示されており、これは特にウェブスロットにおいて低い負圧を有する乾燥機の
場合に適用可能である。1対の対向するシールバー200が空気ジェットを生ず
るようにウェブスロットに配置される。空気ジェットは周囲の空気を巻き込み、
ウェブスロットを通じて乾燥機内に流れ込ませるようにする。バーの形状はジェ
ットがバーの表面に付着してウェブを乱さないようにするのを促進する。ウェブ
スロットにおいてより大きい圧力差を生ずるように供給ないし排出用ファンの入
口にダクトで接続された吸引ボックス205を適宜用いることができる。
【0018】 図2は装置の断面を示す。ウェブ12に適当な静電荷を与えるように縁側シー
ル部28が設けられる。図示の実施例において、5本の静電気荷電バー(図示せ
ず)及び3本の電界指向バー32を有する、中心が5cm(2インチ)の間隔の
、2列のノズル30、30Aが用いられている。70kg/cm2(1000p
sig)で約1100cm3/分(0.3ガロン/分)のノズル20本を有する
装置の場合に最大の水流量となる、装置の好ましい動作圧力の範囲は28〜70
kg/cm2(400〜1000psig)である。
【0019】 図4及び5は、冷却装置において発生する過剰の水を蒸発させるように蒸気を
用いるウェブ浮揚乾燥機100に連結して、それに近接した2モジュール型の静
電気冷却装置を示している。図示した実施例において、各モジュールの排出口3
5から出る過剰の水はポンプ110及びそれに付随する配管のような適当な駆動
手段によって乾燥機100に向けられる。図5はこの特徴の好ましい形態である
、ファン入口に適宜設けられた蒸発装置の装着の細部を示している。しかしなが
ら、蒸発装置はまたファン出口にも装着することができる。ハウジングから除去
された過剰の水はまた濾過されて水スプレーノズルに戻るように向けられ、ある
いはオフセット印刷機の加湿水システムの補給水のような他の目的に用いること
ができる。
【0020】 図6は空気浸透の工夫を行なった本発明の他の実施例を示している。ハウジン
グ10は、走行するウェブ12が乾燥機100の出口から大きさが調節可能なウ
ェブスロット13を通ってハウジング10に入るようにして、乾燥機に取り付け
られて示されている。ウェブスロット13の開口を調節することにより、乾燥機
100において維持される負圧のためにハウジング10から乾燥機100に逆流
する空気の量が制御される。あるいは、さらに、空気がハウジング10内に流れ
込めるように穿孔された板50が用いられ、それから空気はまた乾燥機内の負圧
のために乾燥機のエンクロージャー100に向けられる。ウェブ出口のスロット
14を通ってハウジング10に入る空気がウェブ12に供給されるスプレーを乱
し得るので、調節可能なウェブスロットあるいは穿孔された板等を用いることに
よる空気浸透の工夫によりウェブスロット14を通るハウジング10内への空気
の流れを少なくし、あるいはなくし、それによってスプレーの乱れを少なくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の一実施例の概略図である。
【図2】 本発明による図1の装置の断面図である。
【図3】 本発明の一実施例によるモジュラー形の装置の概略図である。
【図4】 本発明による静電冷却装置を備えたウェブ浮揚乾燥機の概略図である。
【図5】 本発明による静電冷却装置に生じた過剰の水を蒸発させるためのファン入口の
変形を示す斜視図である。
【図6】 本発明の他の実施例を示す概略図である。
【図7】 本発明の他の実施例によるモジュラー形の装置の概略図である。
【図8】 本発明の一実施例によるスプレーノズルマニホルドの斜視図である。
【図9】 本発明の一実施例による後退した位置で示された後退可能なマニホルド装置の
側面図である。
【図10】 本発明の一実施例による後退していない状態で示された後退可能なマニホルド
装置の側面図である。
【図11】 本発明の一実施例による後退可能なマニホルドの斜視図である。
【図12】 本発明の一実施例による引き込まれた空気の流れを示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D21F 5/18 D21F 5/18 4L055 // B41F 23/02 B41F 23/02 23/04 23/04 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 サーモン,エド アメリカ合衆国ウィスコンシン州54171, ソビースキ,サンデュー・ロード 7182 (72)発明者 ウェルター,デーヴィッド・ヴイ アメリカ合衆国オハイオ州44023,チャー グリン・フォールズ,ロスト・トレイル 17741 (72)発明者 クライン,デーヴィッド・エム アメリカ合衆国ウィスコンシン州53125, フォンタナ,フォレスト・ドライブ 464 (72)発明者 シラー,スティーヴン・ジェイ アメリカ合衆国ウィスコンシン州53147, レイク・ジェニーヴァ,ブリンク・ロード ノース1029 Fターム(参考) 2C020 BA00 CA03 CA08 CA11 CC00 3L113 AA03 AC07 AC08 AC47 BA28 CA09 4D073 AA05 BB03 CA19 DA03 DB25 DD02 DD07 DD15 DD32 DD37 4F033 AA05 BA04 CA01 DA05 EA01 HA03 HA05 LA01 LA12 LA13 4F034 CA02 CA23 CA24 DA02 DA17 DA23 4L055 CH01 CH16 CH30 DA30 FA12 FA30

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行するウェブの乾燥及び冷却のするための装置であって、
    乾燥機のウェブ入口及び該入口から間隔をおいた乾燥機のウェブ出口を有する上
    記ウェブの乾燥機と、該乾燥機に連結されハウジングのウェブ入口及び該ウェブ
    入口から間隔をおいたハウジングのウェブ出口を有するハウジングと、上記ウェ
    ブに流体をスプレーするための上記ハウジングにおける複数のスプレーノズルと
    、上記ウェブに静電荷を生ずるための上記ハウジングにおける複数の静電荷電要
    素と、上記複数のスプレーノズルからスプレーされた流体を上記ウェブに向ける
    ための上記ハウジングにおける複数の電界指向要素と、上記ハウジングから過剰
    の流体を除去するための排出口と、上記ハウジングにおけるウェブの温度を検出
    し検出された温度に基づいて上記スプレーノズルにより放出される流体の量を制
    御するための温度センサーと、上記スプレーノズルにより生ずる過剰のミストな
    いし蒸気を蒸気ハウジングから排出するための排出手段と、からなることを特徴
    とする走行するウェブの乾燥及び冷却のための装置。
  2. 【請求項2】 上記静電荷電要素に電力を供給するための上記ハウジングに
    組み込まれた電力供給部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 上記排出手段が上記過剰のミストないし蒸気を上記乾燥機に
    向けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の走行するウェブの乾燥及び
    冷却するための装置。
  4. 【請求項4】 上記排出手段が上記に向けて空気ジェットを生ずるための対
    向するシールバーを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 上記排出手段が上記ハウジングと上記乾燥機との間の圧力差
    を増大させるための手段をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 上記ウェブの温度が上記ハウジングのウェブ出口において検
    出されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 上記流体の制御が速度可変のポンプで行われることを特徴と
    する請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 上記複数のスプレーノズルが上記ウェブに対して後退可能で
    あることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 上記複数の電界指向要素が上記ウェブに対して後退可能であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 走行するウェブ状材料を乾燥させ冷却するための方法であ
    って、 乾燥機において上記走行するウェブを乾燥させることと、 上記ウェブが上記乾燥機から出てハウジングに入るようにすることと、 上記ハウジングに静電界を発生させることと、 上記ウェブを上記ハウジングにおける静電界を通過させることと、 上記静電界を通じて上記ウェブに流体をスプレーするためのスプレー手段を設
    けることと、 上記ハウジングにおけるウェブの温度を検出することと、 該検出された温度に基づいて上記スプレー手段により上記ウェブにスプレーさ
    れる流体の量を制御することと、 の各ステップからなることを特徴とする走行するウェブ状材料を乾燥させ冷却す
    るための方法。
  11. 【請求項11】 上記ハウジングにおける過剰の流体を収集し上記ハウジン
    グから除去するステップをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法
  12. 【請求項12】 上記過剰の流体が上記ハウジングから除去された後に蒸発
    するようにしたことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 上記ハウジングがウェブ入口及びウェブ出口を有し、上記
    ウェブ出口を通って上記ハウジングに入る空気の流れを少なくするステップをさ
    らに含むことを特徴とする請求項10に記載の
  14. 【請求項14】 上記スプレーされた流体により生ずる過剰のミストないし
    蒸気を上記ハウジングから排出させるステップをさらに含むことを特徴とする請
    求項10に記載の方法。
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