JP2003529565A - 伝染性気管支炎に対する卵内保護 - Google Patents

伝染性気管支炎に対する卵内保護

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、毒性の伝染性気管支炎ウイルスへの曝露から宿主動物(例えば、ニワトリ)を保護する方法および組成物を対象とする。卵1個あたりの基準で適当な用量レベルにおけるIBの生きた無毒性株の卵内投与は、許容できる安全性および効力の特徴を有する有効かつ効率的なワクチン接種を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、ニワトリなどの宿主動物の伝染性気管支炎(以下「IB」という。)
に対する卵内保護を与える新規な方法を対象とする。より詳しくは、伝統的な市
販のIBワクチンから誘導されたワクチンは、ここで説明するように、宿主動物
に対する適当な卵内投与により安全かつ有効であることが証明されている。
【0002】 発明の背景 IBは、あらゆる年齢のニワトリに影響を与える感染性/伝染性の高い呼吸器
疾患である。IBの疾患は、コロナウイルス群のウイルスにより引き起こされる
。IB疾患の症状は非常に様々である;しかし、報告されている影響としては、
死亡、気道の痛み、落ち込んだ生産、卵の最大生産量の低下、卵殻の異常、下痢
、およびネフローゼ/腎炎症候群が挙げられる。若いひなの望ましくない体重減
少および/または産卵集団からの卵の不充分/低品質な生産は、ニワトリにおける
IB疾患の産業上重大な悪影響である。
【0003】 IBに対する市販のワクチンは、卵内に投与されない。むしろ、それらは孵化
後に様々な様式で投与される。簡単には、かかるワクチンは、典型的には、労働
集約的な噴霧法(例えば、手回し噴霧器、背負形噴霧器、または自動化噴霧装置)
により、あるいは滴剤で(眼内または鼻内)投与される。
【0004】 以下でさらに詳しく説明するように、本発明の卵内ワクチンは、現在のところ
利用可能な不便で時間のかかる孵化後の投与経路に比べて、顕著な利点を与える
【0005】 発明の要旨 簡単には、本発明は、市販のIBワクチンから誘導される卵内ワクチン(以下
「IOV」という。)を対象とする。実験結果は、ニワトリに対する卵内投与に
対して、IOVの安全性および効力を確立する。適当な投与パラメーターも開発
されている。IOVに加えて、本発明は卵内投与に適する関連組成物を意図する
【0006】 IBに対して宿主動物を保護する方法も本発明の範囲内である。かかる投与は
、卵内投与がより簡単であり、迅速であり、従来から投与されているワクチンよ
り少量のワクチンを利用する点で、経済的な利点を与える。
【0007】 発明の詳細な説明 本発明は、動物、特に家禽類の卵内接種を対象とする。その用語がここで用い
られるように、家禽類とは、商業的に飼育される任意の鳥類を意味し、従って、
ニワトリ、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ、チャボ、ウズラ、ハトなどが挙
げられる。特に興味深いのは、ニワトリである。
【0008】 接種用のあらゆるタイプのワクチン(特に、伝染性気管支炎、すなわちIBに
対するワクチン)が本発明における使用に意図される。これらのワクチンは産業
上利用可能ないかなる起源から得てもよい。好ましいワクチンは、フォート・ド
ッジ・アニマル・ヘルス(Fort Dodge Animal Health;フォート・ドッジ(Fort D
odge)、ロワ(lowa)またはウェースプ(Weesp)、オランダ)から入手可能な商標ポ
ールヴァック(POULVAC;登録商標)で市販されているIBワクチンである。他の
IBワクチンを利用してもよい。本発明のワクチンは、好ましくは病原菌(例え
ば、IB)の生きた無毒性株を含有する。これらのワクチンは、宿主における免
疫原性応答を誘発し、免疫を付与するのに十分な抗体の産生を生じる必要がある
【0009】 宿主の卵に投与されるべきワクチン中に含まれるべき病原菌の量は、特定の病
原菌、また、動物の体格(大きい動物は多量の病原菌を必要とする)に依存して変
化することができる。望ましい量は、ワクチン投与量あたり、約10−1.0
ID50〜約102.0EID50の病原菌(例えば、ウイルス(特に、IB))の
範囲内である。ここでは、ワクチン投与量あたり、約100.0EID50〜約
101.0EID50の病原菌の範囲内の量も有用である。本願を通じて、「E
ID50」とは、50%の卵が感染する量を意味する。
【0010】 上記に加えて、これらのワクチンは、公知の添加物、例えば、アジュバントを
用いて製剤化してもよい。望ましいアジュバントの例としては、アクリル酸のポ
リマーおよびコポリマー、ならびに他のアルキルエステルから誘導されるものが
挙げられる。他の構成成分としては、投与量を完成するのに十分な量の、水、食
塩水、または油中水型エマルジョンなどの媒体が挙げられる。病原菌は、今記載
した媒体に溶解または懸濁すればよい。本発明の好ましい具体例では、ワクチン
は実質的にウイルス中和因子を用いずに製剤化される。
【0011】 ワクチン投与量は、典型的には、約0.001mL〜約1.0mL、より好まし
くは約0.01〜0.1mLの範囲内であり、約0.05mLがさらにより好まし
い。
【0012】 最も望ましいワクチンの投与方式としては、まだ孵化していない受精卵内の成
長中のひなに対する卵内投与が挙げられる。上記投与量の1回投与が典型的には
好ましいが、1回より多く投与も本発明の範囲内である。選択された投与スケジ
ュールは、成長中の動物の安全ならびに免疫化の効力を確実にする必要がある。
【0013】 ある投与量のワクチンは、孵化の約1日前(例えば、ほぼ数分前)までの範囲内
である期間に卵内投与すればよい。より好ましくは、約5日目〜約25日目の期
間内に、ある投与量が卵内に送達される。さらにより望ましくは、約10日目〜
約20日目の期間内に、ある投与量が投与される。約18日目の投与が特に望ま
しい。
【0014】 ワクチンの投与は、手で行ってもよいが、より典型的かつ経済的には、市販の
卵内注入装置(例えば、ノースカロライナ州のエムブレックス,インク(Embrex,
Inc.)から入手可能なもの)を用いて投与される。
【0015】 本発明による卵内ワクチンの利点は、ワクチンが各個別の鳥(卵)に施用される
ことである。このことは、より伝統的なワクチン接種プログラム(非卵内)に比べ
て、より正確であると言い換えられる。このことは、ワクチン接種された鳥にお
ける攻撃誘発(challenge)に対して保護の高い割合に反映される。加えて、卵内
の鳥は、卵内後に接種を受けるものよりかなり早い年齢でワクチン接種されるの
で、ウイルスの毒性株が存在しる外部の周囲条件への曝露前に鳥がそれらの免疫
を発達させる時間が長い。この結果は予想されていなかった。通常、胚への生き
たウイルスの導入は、かなり致命的な結果を生じると予想されるであろう。成長
中の胚は非常に虚弱な生物体であり、生きたウイルス(例えば、IB)の存在は、
通常、成長中の動物を死に至らしめるであろう。せいぜい、ひなが卵内で接種さ
れる場合、当該技術の多くは、このような出来事を防ぐためにウイルス中和因子
の使用を要求する。逆に、胚を死に至らしめない反面、極めて少量の生きたウイ
ルスであると見なされるものの導入は、生物体に満足な免疫原性を付与すること
は予想されないだろう。
【0016】 以下の実施例は、例示の目的で与えられており、本発明の範囲を限定するもの
として解釈すべきではない。
【0017】 (A.)ワクチン IOVは、フォート・ドッジ・アニマル・ヘルス(Fort Dodge Animal Health
;フォート・ドッジ(Fort Dodge)、ロワ(lowa)またはウェースプ(Weesp)、オラ
ンダ)から市販されているIBワクチン(ポールヴァック(Poulvac;登録商標)I
B MM)を用いて、投与量(0.05ml)あたり102.0、101.0、100. および10−1.0のIB/ウイルスワクチンの濃度に食塩水で再構成すること
により調製した。ポールヴァック(Poulvac;登録商標)IB MMは、マサチュー
セッツ血清型の伝染性気管支炎ウイルス1263株を含有する。この市販のIB
ワクチンは、卵内投与用として承知または指摘されていない。
【0018】 (B.)実施例1:ニワトリへの卵内ワクチン接種の安全性に関する研究 特定病原菌非含有(以下「SPF」という。)鶏卵をチャールズ・リバー・スパ
ファス,インク(Charles River SPAFAS, Inc.)[06365コネチカット州プレストン
、ルート165、190番]から市販品として得た。簡単には、スパファス(SPAFAS)の
SPF卵を適当な設備内で孵化させた。孵化18日目に、25個の卵からなる4
つのグループに、段階的な投与量のポールヴァック(Poulvac;登録商標)IB M
M由来IOVを用いて、卵内ワクチン接種を行った。
【0019】 本発明のIOVは以下のようにして調製した。フォート・ドッジ・アニマル・
ヘルス(Fort Dodge Animal Health;フォート・ドッジ(Fort Dodge)、ロワ(lowa
)またはウェースプ(Weesp)、オランダ)から市販されているIBワクチン(ポール
ヴァック(Poulvac;登録商標)IB MM)を得た。このワクチンは、凍結乾燥さ
れた環境中に生きた弱毒化IBウイルスを含有する。ここでのその使用前に、こ
のワクチンは、バイアル1個あたり力価106.4EID50のIBウイルスを
含有していた。次いで、このワクチンを食塩水で再構成した後、以下の濃度が得
られるまで、食塩水と混合した:それぞれ投与量(サイズ:0.05ml)あたり
力価102.0、101.0、100.0および10−1.0のIBウイルス/ワクチ
ンを含有する溶液を調製した。
【0020】 孵化18日目に、グループ1〜4(各々は25個の卵からなる)に、それぞれ以
下の力価のIBウイルスを含有する本発明のワクチンを投与量0.05ml/卵で
卵内注入した:投与量あたり力価102.0、101.0、100.0および10 1.0 のIBウイルス/ワクチン。対照として、グループ5(やはり25個の卵か
らなる)には、孵化18日目に、いかなる卵内注入も行わなかった。注入を行う
ためには、エンブレックス,インク(Embrex, Inc.)[27709-3989ノースカロライ
ナ州リサーチ・トライアングル・パーク、P.O.B.13989]から市販されている装置
(イノヴォジェクト(Inovoject;登録商標)卵内注入機)を製造業者の指示書に従
って用いた。
【0021】 孵化まで、接種された卵(すなわち、グループ1〜4(1グループあたり25個
の卵)の合計100個の卵)および対照の卵(すなわち、グループ5の25個の卵)
の両方を同じ孵卵器内で孵化させた。1グループあたりの孵化した卵の数は、孵
化20日目、21日目および22日目に実験的に記録された。 表1および2は得られた結果を示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】 接種された卵の孵化率は、グループ5の負の対照の卵の96%に比較して、7
2%〜84%の範囲内であった。これらの観察された孵化率は、すべて通常の範
囲内であった。接種されたグループ(すなわち、グループ1〜4)には、系統的な
影響は観察されなかった。
【0025】 上記のような実験1の結果に基づいて、低い10−1.0EID50IBワク
チン〜高い102.0EID50IBワクチンの範囲内の用量を用いた孵化18
日目の卵内ワクチン接種は、孵化率に対して安全であると結論された。
【0026】 (C.)実施例2:SPF鶏卵の卵内ワクチン接種に関する効率の研究 SPF鶏卵は、チャールズ・リバー・スパファス,インク(Charles River SPA
FAS, Inc.)から得た。200個の卵をすべて適当な設備内で孵化させた。孵化1
8日目に、すべての卵を明かりに透かして調べた;14個の卵が受精しておらず
、20個の卵の中では、胚が死んでいた。卵を1グループあたり25個の卵ずつ
5つのグループに分割した。
【0027】 卵内投与すべきワクチンは、上記実施例1の方法に従って調製した。
【0028】 上記実施例1で用いたプロトコルと同様に、孵化18日目に、グループ1〜4
に以下の力価EID50のIBワクチン/ウイルスを投与量0.05ml/卵で卵
内注入した:102.0、101.0、100.0および10−1.0。対照として
、グループ5の卵には、孵化18日目にワクチンを注入しなかった。
【0029】 次いで、接種された卵および対照の卵を各グループの卵について別々の孵卵器
(回転させず)に入れ、それらを収容する隔離用の囲いの中に放置して孵化させた
。孵化した卵の数は、孵化20日目、21日目および22日目に実験的に記録し
た。孵化22日目に、残りの卵をすべて孵卵器から取り出した。
【0030】 正の空気圧をかけた各々の隔離用の囲いの中にひなを収容した。すべてのひな
は木の削りくずの上に載せた。部屋にはヒーターランプを設けて、局所的な温度
を実質的に室温より高くした。ひなは、加熱ランプからの距離を調節することに
より、好ましい温度を選択することができた。すべてのひなには、自由に餌を与
え、飲み水は自動給水器で自由に利用できた。孵化してから1週間以内に、すべ
てのひなには、色および数字の両方を含む識別用の翼標識を取り付けた。4週齢
で(下記のように)攻撃誘発すべきひなは、攻撃誘発直前に、正の空気圧をかけて
作動させた1つの動物部屋に移した。さらに、この研究を通じて、ひなをIBの
臨床的徴候について実験的に観察した。 表3および4は孵化率の結果を示す。
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】 すべての接種されたグループについて、観察された孵化率は非常に低く(それ
は32%〜56%の範囲内であった)、ワクチン投与量が上昇すると共に低下し
た。グループ5の対照の卵では、卵の80%が孵化した。孵化率に関して、得ら
れた結果は代表的なものではなく、IBウイルスによる卵内ワクチン接種の副作
用というより卵の品質の低さに起因するものであると結論された。実施例1で詳
細に説明したように、許容できる孵化率の結果は、すでに得られた。
【0034】 攻撃誘発していないひなにおける臨床的徴候(例えば、死亡率)の分析は、さら
に、孵化率の結果が代表的なものではないという上記の結論を補強した。下記表
5は、4つのワクチン接種されたグループ(すなわち、グループ1〜4)および1
つの対照グループ(すなわち、グループ5)の孵化したての幼鳥/ひなに関する死
亡率データを示す。表5では、「PH」は孵化後の略語である。観察された臨床
的徴候は以下の結果を包含した。下痢により、すべてのグループの数羽のひなは
悪い状態であった。呼吸器の問題や臍ヘルニアを示したひなもいた。合計して5
羽のひなが卵黄嚢の炎症により以下のように(孵化後に)死亡した:グループ1で
は、1羽のひなが死亡し;グループ2では、3羽のひなが死亡し;そして、グル
ープ4では、1羽のひなが死亡した。孵化後の死亡率の結果(卵黄嚢の炎症に起
因する死亡を含む)を表5に示す。グループ1の場合、1羽の死亡したひなは観
察しなかった(このことは、グループ1における4羽のひなが生存しているとい
う孵化後21日目の所見を説明する)。グループ5では、孵化直後に30%(すな
わち、6羽の孵化したての幼鳥/ひな)が死亡した。卵内ワクチン接種前に明かり
に透かして調べたときには、卵の10%における胚が死亡していた。これらの接
種前の死亡は、この研究の説明した死亡率の特徴と組み合わせて、(卵内ワクチ
ン接種に起因するとし得る副作用よりむしろ)卵の品質が悪いことが孵化率の結
果および攻撃誘発前に観察された臨床的徴候の原因であることを確立した。
【0035】
【表5】
【0036】 攻撃誘発に関する研究は以下のようにして行った。簡単には、毒性のIB M
41ウイルスは、ポールトリー・ヘルス・インスティチュート(Poultry Health
Institute;オランダ、ドールン)から市販品を得た。この攻撃誘発用ウイルスは
、バイアル1個あたり105.9EID50の力価を有した。104.5EID /mlの攻撃誘発用ウイルスを含有する最終溶液は、攻撃誘発用ウイルスの1
バイアルを脱塩水で適当に再構成し、普通ブイヨンで希釈することにより調製し
た。
【0037】 4週齢で、ひな1羽あたり毒性IB M41ウイルス0.1mlで(0.05を眼
内に、0.05を鼻腔内に)103.5EID50を投与することにより、ワクチ
ン接種したひなおよび対照のひなをすべて攻撃誘発した。線毛停止試験(cilla s
topping test;以下「CST」という。)を用いて、これらのひなを評価した。
簡単には、攻撃誘発後(以下「PC」という。)の6日目に、ひなを死に至らしめ
て、それらの気管を取り出した。気管ごとに一部を顕微鏡で調べて採取し、線毛
(cillary)活性を評価した。この評価には、以下の基準を用いた:+=完全な運
動;±=低下した運動;および−=運動なし。低下した場合には、別の気管部分
を採取して、この所見を確認した。以下の式を用いて、このIB毒性株による攻
撃誘発に対する保護率を算出した:保護率(%)=(A+1/2B)(100)/C(こ
こで、A=+に評価されたひなの数;B=±に評価されたひなの数;およびC=
合計のひなの数)。 表6および7は攻撃誘発に関する研究の結果を示す。
【0038】
【表6】
【0039】
【表7】
【0040】 CST方法論により判定されるように、3週齢での攻撃誘発用毒性IBウイル
スへの暴露に対して、プールヴァック(Poulvac;登録商標)IB MMから誘導さ
れるIBウイルス/ワクチンを用いた孵化18日目の卵内ワクチン接種により与
えられた保護は優れたものであった。保護率は低い92%〜高い100%の範囲
内であった。
【0041】 上で考察した孵化率、臨床的徴候およびCST分析に加えて、血清学的な研究
も行った。簡単には、3週齢で1グループあたり最大数24羽のひなまでのすべ
てのひなの翼の静脈から血液試料を採取した。3週齢で1グループあたり最大数
5羽のひなの各眼に1滴のグリセリンを滴下した後、涙液を採取した。HI試験
を用いて、IB M41抗原に対する血清および涙液の抗体力価を測定した。H
I試験の検出限界は、log HI力価=3.0に相当する。行ったHI試験に
基づいて、幾何平均力価(以下「GMT」という。)を算出した。表8および9は
血清学的な結果を示す。
【0042】
【表8】
【0043】
【表9】
【0044】 ほとんどすべてのひなでは、血清中の抗体レベルは、検出限界のlog H
I力価=3.0より上ではなかった。接種されたひなおよび対照のひなの両方の
涙液における抗体力価は高かった。従って、(a)涙液中では、実験的に測定され
た抗体力価は非特異的であり;かつ(b)涙液を採取するのに用いたグリセリンが
この観察された効果の原因であるかもしれないと仮定される。上で考察したこれ
らの血清学的な結果に基づいて、何ら明白な結論も引き出されなかった。
【0045】 上記のようなこの実施例2の全体に基づいて、低い10−1.0EID50/卵
〜高い102.0EID50/卵の範囲内の用量でIBウイルス/ワクチンによる
SPF鶏卵の孵化18日目での卵内ワクチン接種は、毒性IB M41ウイルス
による3週齢での攻撃誘発への曝露に対してひなを保護するのに有効であると結
論された。
【0046】 (D.)実施例3:市販鶏卵の卵内ワクチン接種に関する効率の研究 ブロイラーの市販鶏卵をプロンク(Pronk;オランダ、メッペル(Meppel))から
得た。これらの卵を適当な設備内で孵化させた。18日間の孵化後、すべての卵
を明かりに透かして調べ、28〜30個の卵からなる4つのグループに段階的な
投与量の卵内ワクチンを接種した。投与された卵内ワクチン、孵化および/また
は管理条件、卵への注入の方法、攻撃誘発用ウイルスの調製、血清学的分析、お
よびCST方法論を用いた保護の測定は、すべて実施例1および2ですでに上記
したように行った。下記表10〜16はIBウイルスによる市販鶏卵の卵内ワク
チン接種に関するこの研究の結果を示す。
【0047】
【表10】
【0048】
【表11】
【0049】 表10および11に上記したように、接種されたグループ(すなわち、グルー
プ1〜4)の孵化率は良好で、通常の範囲内であり、86%〜93%の範囲内で
あった。対照グループ(すなわち、グループ5)の孵化率は86%であった。
【0050】
【表12】
【0051】 上記表12は、IBウイルスの毒性株による攻撃誘発前のグループ1〜5のひ
なの状態および死亡率を記載する。表5では、悪い状態の略語として、「BC」
を用いた。結果を要約すると、グループ1では2羽のひなが死亡し(1羽は卵黄
嚢の炎症による);グループ5では2羽の対照のひなが悪い状態であった(1羽は
孵化後9日目に死亡し、他方の1羽はまっすぐ立っていられなかったので孵化後
9日目に死に至らしめた)。表12には、臨床的な呼吸器の徴候は示されていな
い。用量100.0またはそれ以上を与えられたグループ(すなわち、グループ1
〜3)の数羽のひなは、おそらく6日齢から前に進んで3週齢での攻撃誘発まで(
グループ1および2)または12日齢まで(グループ3)のIBウイルスの複製に
より、穏やかな呼吸器の徴候を示した。観察された呼吸器の徴候は穏やかであり
、CST方法論で判定されたように(以下に示す)、攻撃誘発後6日目で何ら障害
は見られなかった。 表13および14は攻撃誘発に関する研究の結果を示す。
【0052】
【表13】
【0053】
【表14】
【0054】 表13および14では、グループ2における1羽のひなは、攻撃誘発後の日か
ら攻撃誘発後5日目のその死亡まで悪い状態であった。この死亡は、卵内ワクチ
ン接種またはその後の攻撃誘発のいずれかに起因するものではない。CST方法
論により判定されるように、3週齢での攻撃誘発用毒性IBウイルスへの暴露に
対して、プールヴァック(Poulvac;登録商標)IB MMから誘導されるIBウイ
ルス/ワクチンを用いた孵化18日目の卵内ワクチン接種によりブロイラーの市
販卵に与えられた保護は優れたものであった。保護率は低い89%〜高い100
%の範囲内であった。対照のひな(グループ5)は、3週齢での毒性IBウイルス
による攻撃誘発に対して保護されなかった。 血清学的な分析は表15および16に示す下記の結果を与えた。
【0055】
【表15】
【0056】
【表16】
【0057】 表15および16に上記したように、すべての接種されたグループにおいて平
均抗体力価を示した血清試料の血清学的分析は、対照のひな(すなわち、グルー
プ5)のそれよりわずかに高かった。しかし、接種されたグループ内では、最も
高い平均抗体力価はグループ1のひな;すなわち、最も強い投与量の卵内ワクチ
ンを投与されたひなで測定された。さらに、ワクチン接種されたひなでは、かな
りの数が検出レベルまたはそれ以上の抗体力価を示した。
【0058】 上記したようなこの実施例3の全体に基づいて、低い10−1.0EID50/
卵〜高い102.0EID50/卵の範囲内の用量でIBウイルス/ワクチンによ
るブロイラーの市販鶏卵の孵化18日目での卵内ワクチン接種は、毒性IB M
41ウイルスによる3週齢での攻撃誘発への曝露に対してひなを保護するのに有
効であると結論された。
【0059】 以上、本発明について、かなり詳しく説明したが、本出願人は、すでに記載し
た特定の実施例に限定されることはないが、上記の教示内容を参照して、ここに
添付の特許請求の範囲により定義され決定されるできる限り最大限の範囲の特許
保護を求める。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 マリヌス・ウェイナント・ウエストストラ テ オランダ、エヌエル−1381エーエー・ウェ ースプ、シモン・デ・フリーヘルラーン15 番 Fターム(参考) 4C085 AA03 BA71 CC08 DD01 EE01 GG10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宿主動物の胚を含有する受精卵にワクチンを卵内投与するこ
    とからなる宿主動物を保護する方法であって、該ワクチンが免疫原的に有効な量
    の伝染性気管支炎ウイルスの生きた無毒性株を含有する方法。
  2. 【請求項2】 免疫原的に有効な量が約10−1.0EID50/卵〜約102.0 EID50/卵の概算的範囲内である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 免疫原的に有効な量が約10−1.0EID50/卵である請
    求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 免疫原的に有効な量が約100.0EID50/卵である請求
    項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 免疫原的に有効な量が約101.0EID50/卵である請求
    項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 免疫原的に有効な量が約102.0EID50/卵である請求
    項2記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記投与が孵化の間に行われる請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記投与が孵化のほぼ18日目に行われる請求項7記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 宿主動物がニワトリである請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 ニワトリが母体抗体陽性である請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 ニワトリがSPFニワトリ以外である請求項10記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 ニワトリが市販のブロイラー集団を起源とする請求項11
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 伝染性気管支炎ウイルスの毒性株への曝露からニワトリを
    保護する方法であって、卵1個あたりの基準で、免疫原的に有効な量の伝染性気
    管支炎ウイルスの生きた無毒性株を含有するワクチンをニワトリの受精卵に卵内
    投与することからなる方法。
  14. 【請求項14】 免疫原的に有効な量が約10−1.0EID50/卵〜約1
    2.0EID50/卵の概算的範囲内である請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 毒性の伝染性気管支炎ウイルスへの曝露からニワトリを保
    護するワクチンであって、ニワトリの卵1個あたりの基準で、伝染性気管支炎ウ
    イルスの生きた無毒性株を免疫原的に有効な量で含有する溶液からなるワクチン
  16. 【請求項16】 免疫原的に有効な量が毒性の伝染性気管支炎ウイルスへの
    ニワトリのそれに続く孵化後の曝露に対して有効であり、孵化期間の満了により
    孵化する卵内ワクチン接種されたニワトリの卵の割合を有意に減少させない請求
    項15記載のワクチン。
  17. 【請求項17】 免疫原的に有効な量が約10−1.0EID50/卵〜約1
    2.0EID50/卵の概算的範囲内である請求項15記載のワクチン。
  18. 【請求項18】 ワクチンが実質的にウイルス中和因子を含有しない請求項
    17記載のワクチン。
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