JP2003527891A - 経皮的な電気治療装置及び電極 - Google Patents

経皮的な電気治療装置及び電極

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 経皮的な電気治療を施すための装置及び方法である。装置の電極(34)は制御装置(62)に電気的に結合されていて、動作中に患者に電気を送って治療する。電極は、第1の端部と、第1の端部の反対にある第2の端部とを有していて、第1の端部は患者の組織に刺入するように構成されてなる鋭利尖端部(38)を有している。装置はさらに、組織中の電極に結合される、電極ハウジング(40)を含んでいる。操作中に電極の動きを調節し、及び/又は、電極にアクセスするように、ハウジングは電極に対して配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に、医療用途のための経皮的な電気治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気治療は、痛みや他の症状を治療するために長い間、使用されてきた。例え
ば、経皮的な電気神経刺激(TENS)装置では、患者の皮膚の表面に配置され
れた電極パッチを通して電気エネルギーを送出し、パッチの下層及び周囲の組織
の痛みを治療する。しかしながら、TENS装置が痛みを軽減する効力は、よく
みても疑わしい。
【0003】 もっと最近では、電極を患者の皮膚に通して目標組織に配置する技術が提案さ
れている。経皮的な神経変調治療("PNT":Percutaneous Neuromodulation Thera
py)は、時には、経皮的な電気神経刺激("PENS":Percutaneous Electrical Ner
ve Stimulation)とも称されるが、経皮的に電極を配置して使用するもので、皮
膚の表面の電極を用いるTENS治療に比べて、著しく良好な苦痛軽減効果を達
成する。この治療については、Ghonameらの、"Percutaneous Electrical
Nerve Stimulation for Low Back Pain," JAMA 281: 818-23 (1999)、Ghon
ameらの、"The Effect of Stimulus Frequency on the Analgesic Response
to Percutaneous Electrical Nerve Stimulation in Patients with Chronic Lo
w Back Pain," Anesth. Analg. 88: 841-6 (1999)、Ahmedらの、"Percutan
eous Electrical Nerve Stimulation (PENS): A Complementary Therapy for th
e Management of Pain Secondary to Bony Metastasis," Clinical Journal of
Pain 14: 320-3 (1998)、及び、Ahmedらの、"Percutaneous Electrical Ne
rve Stimulation: An Alternative to Antiviral Drugs for Herpes Zoster," A
nesth. Analg. 87: 911-4 (1998)、に開示されている。これらの内容を参照して
ここに取入れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これまで、PNTの施術者は、経皮的に鍼の針を配置して、ケーブルとワニ口
クリップを介して、波形発電装置に取付けて、患者の治療を行なっていた。この
ような電極と発電装置との取り合せやデザインは、とうてい最適であるとは言え
ない。例えば、従来技術では、PNTや他の電気治療に用いる経皮的な電極の進
入角度をどうやって調節するかという問題や、経皮的な電極を皮膚に刺入したと
きにどうやってそれらが座屈することを防止するかという問題について、取り組
まれていない。従来技術の取り合せの他の不都合は、経皮的な電極を刺入する深
さを調節できないことと、電極が不注意で皮膚から抜けることを防止できないこ
とである。逆に、従来の電極は、患者から意図的に引抜くことも難しくあるいは
不便なものであった。さらに別の不都合は、電極への電気的な結合の信頼性が低
くて使いにくいことである。また、電極を皮膚に刺入するときには、患者が不安
を感じる。さらに、いくつかの従来の装置では、電極を刺入したり抜取ったりす
るときに、患者の介護者及び/又は介添者が不用意に、電極の鋭利な端部に触れ
るおそれがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、経皮的な電気治療を施すための装置及び方法に関する。本発明のひ
とつの観点では、装置は、制御装置に電気的に結合可能になっていて動作中に患
者に電気治療を行なう電極を含む。電極は、第1の端部と、第1の端部の反対に
ある第2の端部とを有していて、第1の端部は患者の組織に刺入するように構成
されてなる鋭利尖端部を有している。装置はさらに、電極に結合されて、電極の
組織への刺入中に電極を支持するように配置されてなる電極ハウジングを含む。
ハウジングは電極に対して配置されて、電極の動きを調節し、及び/又は、電極
へのアクセスを調節する。
【0006】 ハウジングは、電極のまわりに配置され、動作中に電極がハウジングに対して
組織中に動くときに、電極の少なくとも一部分に係合して電極を案内するように
配置されてなる、チャンネルを含んでいる。ハウジングは電極に隣接して配置さ
れた押圧要素を含んでいて、電極が組織へ進入する電極の刺入箇所に隣接してい
る組織に対して押圧力を提供する。装置はさらに、電極に取付けられて、ハウジ
ングに対して電極と共に可動になっている電極アクチュエータを含むと共に、ア
クチュエータに取外し可能に取付けられて、アクチュエータと電極とを組織に対
して動かすためのアクチュエータツールを含む。ハウジングは、電極アクチュエ
ータに係合するように配置され、電極が組織中の所定深さに至ったときに電極ア
クチュエータの動きを停止させる、限界ストッパを含む。
【0007】 本発明の他の観点では、ハウジングは、ハウジングを皮膚に係合させたときに
、患者の皮膚との境界面を形成し、ハウジングと皮膚とは、電極が組織中に動く
とき、電極の鋭利尖端部を完全に取囲むようになっている。装置は、組織に配置
されるハウジング整列部材をさらに備え、同部材はハウジングと機械的に相互作
用するように適合していて、ハウジングを組織に対して整列させる。本実施形態
の他の観点では、整列部材は患者の皮膚に接着して取付けられるパッチを含む。
【0008】 また、本発明は、人間の手で保持されるように構成されているハウジングを含
んでなる、経皮的な電極のリムーバに関する。ハウジングは遠位端部に開口を有
していて、アクチュエータは人間の手に係合するように構成される。本発明のひ
とつの観点では、アクチュエータは、電極が患者に刺入されている間における電
極に結合されたアクチュエータの第1の位置と、電極が開口を通して回収されて
完全にハウジングの中にある電極に結合されたアクチュエータの第2の位置との
間にて、ハウジングに対して可動になっている。
【0009】 本発明はまた、患者に経皮的な電気治療を施すための方法に関する。方法は、
電極ハウジングを患者の組織に整列させる段階と、電極とハウジングとのうちの
少なくとも一方を他方に対して動かして、電極の鋭利尖端部を組織に刺入する段
階と、ハウジングを用いて、電極の動き及び/又は電極のアクセスを調節する段
階と、を含んでいる。方法はさらに、電極が組織に刺入されている間に電流を電
極に加える段階を含む。
【0010】 本発明のひとつの観点では、方法は、電極がハウジングに対して動くときに、
電極のまわりに環状に配置されるようなチャンネルの壁に、電極の少なくとも一
部分を係合させて、電極を軸線方向に案内する段階を含む。方法はまた、電極の
鋭利尖端部が組織中の所定深さに達したときに電極の動きを停止させる段階を含
んでいる。方法はさらに、電極を患者の電極刺入箇所に通すときに、患者の電極
刺入箇所に隣接した皮膚に押圧力を加える段階を含む。
【0011】 他の実施形態においては、方法は、経皮的な電極のリムーバのハウジングを握
る段階と、経皮的な電極が組織に刺入されている間における、経皮的な電極の近
くの組織にハウジングを係合する段階と、経皮的な電極のリムーバのアクチュエ
ータを操作する段階であって、アクチュエータを経皮的な電極に結合させる段階
と、を含む。方法はさらに、アクチュエータを作動させる段階であって、経皮的
な電極を組織から回収してハウジングに収容する段階を含む。
【0012】
【発明の実施の形態】
PNT装置などの経皮的な電気治療装置では、組織を覆っている皮膚を穿刺し
た電極を通して、患者の組織の領域に電流を送出する。電流は患者の外界にある
制御装置によって発生して、代表的には特定の波形特性、例えば周波数、振幅、
パルス幅などを有している。行なわれる処置ないし治療に応じて、陰極と陽極と
の双方を含んでなる単一の電極か、または、少なくともひとつは陰極として少な
くともひとつは陽極として働くような複数の電極が用いられる。
【0013】 電極は鋭利尖端部を有していて、患者の皮膚に刺入するのを容易にすると共に
、治療中の局所電流密度を高める。従って、電極の尖端部の配置及び位置は治療
における重要な観点である。電極が患者の組織に進入する角度は、電極の尖端部
の終端がどこにあるかを決定するための助けとなる。従って、本発明のひとつの
観点は、経皮的な電気治療装置で用いられる電極進入角度組立体を提供すること
である。
【0014】 経皮的な電極の刺入は苦痛を伴なう。しかし、電極が細くなるほどに、刺入の
痛みも軽くなる。従来の細い経皮的な電極の不都合は、不適切に患者に刺入され
ると曲ったり座屈したりすることである。患者に苦痛を与えてしまう可能性に加
えて、曲がったり座屈したりした電極の鋭利尖端部は、治療を提供するための目
標の位置に位置決めされる見込みがない。電極の鋭利尖端部は治療中の局所電流
密度を高めるので、尖端部が変位することは治療の効力に悪く影響する。従って
、本発明の他の観点は、経皮的な電気治療装置のための電極刺入の軸線支持具を
提供することである。さらに、患者は痛みを想像したり痛みが迫っていることを
危惧して不安になる。従って、本発明の別の観点は、経皮的な電気治療装置で用
いるための電極刺入の苦痛低減具を提供すると共に、患者の不安を最小にするた
めの他の特徴を提供することである。
【0015】 いったん電極を患者に配置した後では、電極が後退したり完全に抜け取れたり
しないように、電極を静止させて維持することが重要になる。従って、本発明の
他の観点は、経皮的な電気治療装置と共に使用するための、刺入電極の保持機構
を提供することである。さらに、いったん電極を皮膚に刺入させたならば、鋭利
尖端部は患者の組織及び/又は血液中の病原体や、細菌、毒素などに露出される
ようになる。患者の組織から電極を取外した後に、偶発的に、電極の鋭利尖端部
で介護者や他の介添者が刺されると、介護者は使用済みの電極の何らかの病原体
に感染する。従って、本発明の別の観点は、経皮的な電気治療装置のための、電
極組立体及び/又はリムーバであって、鋭利尖端部を保護できると共に簡単に使
用できるものを提供することである。
【0016】 図1A乃至図1Gは、本発明の実施形態による経皮的な電気治療装置の配出と
使用とを示した模式図である。図1A及び図1Bに示すように、装置は、遠位端
部に鋭利尖端部2を有してなる電極1と、電極の非配出のないし非刺入の状態に
おいて、少なくとも電極の鋭利尖端部2を取囲むようになっているハウジング4
とを含む。配出されていない、刺入されていない状態には、電極の配出を行なう
前の状態と、配出を終えた後の状態とが含まれる。ハウジング4はその遠位端部
に開口5を有する。アクチュエータ6は、図示の如く、電極2の基端端部のハン
ドル11と相互作用する。
【0017】 電極組立体を配出することには、電極組立体を電気治療に用いるための適切な
位置と状態とに配置する段階が含まれる。図1Aは、電極組立体が配出されてい
ない(配出前の)状態を示している。配出に際しては、図1Bに示すように、ハ
ウジング4の遠位面7を患者の皮膚22に当接させる。この動作によってハウジ
ング4を患者の皮膚に対して支持して、ハウジングと患者の皮膚との間の角度を
調節する。次に、図1Cに示すように、アクチュエータ6を遠位方向へ動かして
、電極2を開口5を通して患者の皮膚の下層の組織に刺入する。アクチュエータ
6ならびに電極2を動かすときに、これらはハウジング4によって支持されて、
電極の患者の組織への進入角度を調節する。
【0018】 アクチュエータ6は限界ストッパ要素9を有していて、これがハウジング4の
限界ストッパ領域8と協働して、アクチュエータ6の遠位方向への動きを制限し
て、電極1の鋭利尖端部2の刺入深さを調節する。本発明の好ましい実施形態に
おいて、例えば電気治療装置を使用して経皮的な神経変調治療を行なう場合には
、所定の電極の深さは3cmである。もちろん目的とする用途や治療に応じて、別
の電極深さを用いることができる。
【0019】 刺入した後には好ましくは、図1Dに示すように、(これまで電極導入具とし
て働いていた)ハウジング4とアクチュエータ6とを取外す。電極1は、導体な
いしケーブル16を介して、制御装置10に結合される。PNTで使用するため
には、制御装置10は好ましくは、電流調整され電流平衡した波形を供給するが
、その振幅は約20mAまでで、周波数は約4Hz〜50Hzで、パルス幅は約
50μsec〜1msecである。もちろん提供すべき治療に応じて、別の電気
波形を用いることもできる。また、図1Eにはひとつだけの電極を制御装置に結
合して示しているけれども、電気刺激治療の求めに応じて、単一の制御装置に複
数の電極を結合しても良いことを理解されたい。
【0020】 電気治療を完了した後には、電極組立体を撤収する。従って、患者は自分の組
織に刺入されていた電極の長さや量を目にする機会はない。よって、本発明のひ
とつの実施形態では、経皮的な電極に対する恐怖や危惧のために患者が受ける不
安を最小にすることができる。図1Fに示すように、本実施形態では、ハウジン
グ4の開口5を電極1のハンドル部分11にかぶせるように配置する。ハウジン
グ4は、電極を配出及び刺入するのに使用したもの(すなわち電極導入具)と同
じものでも良いし、完全に異なった組立体(例えば電極リムーバ)でも良い。次
に、図1Gに示すように、アクチュエータ6を基端方向へ動かして、電極1の鋭
利尖端部2を、鋭利尖端保護組立体3のハウジング4の中へ引込める。従って、
図1A乃至図1Gに示した鋭利尖端保護組立体3は、電極の配出の前中後におい
て、電極の鋭利尖端部が意図せずに介護者や他の介添者と接触することを防止す
る助けとなる。
【0021】 図2A乃至図2Eは、本発明の他の実施形態を示した模式図である。制御装置
10は、導体16を介して、電極組立体13の内部の電極12に結合される。前
述の如く、PNTで使用するためには、制御装置10は好ましくは、電流調整さ
れ電流平衡した波形を供給するが、その振幅は約20mAまでで、周波数は約4
Hz〜50Hzで、パルス幅は約50μsec〜1msecである。もちろん提
供すべき治療に応じて、別の電気波形を用いることもできる。また、図1A乃至
図1Eにはひとつだけの電極を制御装置に結合して示しているけれども、電気刺
激治療の求めに応じて、単一の制御装置に複数の電極を結合しても良いことを理
解されたい。
【0022】 図2Aの非配出の状態と、図2Bの非刺入の状態とに示すように、装置は、電
極の尖端部20が患者の皮膚22に刺入されていないときに、電極12の鋭利尖
端部20を取囲む、ハウジング18を含む。配出を始めるには、図2Bに示すよ
うに、ハウジング18の遠位面21を患者の皮膚22に当接させる。前述の実施
形態と同様に、この動作によってハウジング18を患者の皮膚に対して支持して
、ハウジングと患者の皮膚との間の角度を調節する。本実施形態のひとつの観点
では、ハウジングは接着剤によって所定位置に保持される。装置は、図1Cに示
すように、電極アクチュエータ19を含んでいて、これにより、電極12の鋭利
尖端部20をハウジング18の開口24に通して患者の皮膚22の下層の組織に
配出及び刺入することができる。アクチュエータ19はハウジング18に対して
締り嵌めになっている。ハウジング18は患者の皮膚に固定されているので、ア
クチュエータ19とハウジング18との締り嵌めに必要な最小の力で、アクチュ
エータ19をハウジング18に対して動かすことができる。この締り嵌めは、電
極の尖端部20が所望の位置に配置された後に、アクチュエータ19ならびに電
極12を所定位置に保もつ。本実施形態においては、患者に対するハウジングの
取付けと、ハウジングに対してアクチュエータを位置固定との組合わせによって
、電極保持機構が構成されている。
【0023】 アクチュエータ19は、電極組立体13の一部分であるか、または、装置の別
個の構成要素である。アクチュエータ19は限界ストッパ要素23を有していて
、これがハウジング18の限界ストッパ領域17と協働して、アクチュエータ1
9の遠位方向への動きを制限して、電極12の刺入深さを調節する。本発明のひ
とつの実施形態において、例えば電気刺激装置を使用して経皮的な神経変調治療
を行なう場合には、所定の電極の深さは約3cmであるが、目的とする用途に応じ
て、別の電極深さを用いることができる。次に、制御装置10は、電極12又は
他の結合されている電極を通して、患者に適切な治療を提供する。
【0024】 撤収に際しては、アクチュエータ19を基端方向へ動かして、電極12をハウ
ジング18の中へ引込める。電極を患者の皮膚から取外した後には、図2D及び
図2Eに示すように、鋭利尖端保護組立体14のハウジング18が再び、引抜か
れた電極12の鋭利尖端部20を取囲む。かかる動作はアクチュエータ19によ
って助けられて、鋭利尖端部がもはや患者の体内にないときに、電極の鋭利尖端
部を露出させることが無いようにする。実際、電極組立体のオペレータは、決し
て電極の鋭利尖端部を見ることはない。従って、鋭利尖端保護組立体14は、潜
在的に汚染されている非配出の電極を保護して、電気治療の前中後において、電
極の鋭利尖端部が意図せずに介護者や他の介添者と接触することが無いように保
護する。
【0025】 図2A乃至図2Eに示している電極は、患者の皮膚に配出及び刺入される前に
既に制御装置に結合されているけれども、制御装置と電極との結合は、配出中や
刺入後に行なっても良い。また、図2A乃至図2Eには、ひとつだけの電極を制
御装置に結合して示しているけれども、電気刺激治療の求めに応じて、単一の制
御装置に複数の電極を結合しても良いことを理解されたい。
【0026】 図1A乃至図1Gおよび図2A乃至図2Eに示している経皮的な電気治療装置
を用いて患者を治療するためには、1又は複数の電極を、患者の皮膚に通して下
層の組織へ刺入する。例としては、単極性の電極を用いたPNTで腰痛を治療す
る場合には、図3に示しているような、配列又は合成写真を用いる。“T12”
と“S1”とは患者の脊椎骨を示している。制御装置ないし発電装置が、数分か
ら数時間の持続時間にわたって一対の電極の間に電流パルスを供給するが、この
とき好ましくは、上述した電流調整された波形を送出する。Ghonameらの
腰痛治療の記事によれば、30分間の治療が推奨されている。
【0027】 図4乃至図12は本発明の他の実施形態を示している。電極組立体30は、ベ
ース32と、電極34と、プランジャないしアクチュエータ36とを含んでいる
。ベース32は、患者の皮膚に接触するように適合してなる、フランジないしフ
レアの付いた端部44を有している。ベース32は、例えば高密度ポリエチレン
(HDPE)などのあらゆる適当な高分子又は金属から作られる。ベース32は
好ましくは不透明になっていて、針を怖がる患者から電極が見えないようになっ
ている。
【0028】 アクチュエータ36は、ベース32のハウジング部分40の内部に、摺動可能
に配置されている。ロック組立体は、アクチュエータ36とベース32のハウジ
ング40とが、相対的に動かないようにする。本実施形態においては、アクチュ
エータ36のロック組立体は、その円筒外面に一体的に形成されてなる、弾性的
な移動止め48を有している。電極組立体30の非配出の状態においては、移動
止め48はこれに対応しているベース32の開口50に嵌入し、アクチュエータ
36とベース32とを互いに所定位置に保持して、電極34がベース32の保護
ハウジング40の外へ出ないようにすることで、鋭利尖端部を保護する。ここに
示した移動止めと開口との構成とは異なる機構を用いて、アクチュエータとベー
スとを所定位置に保持するようにしても、本発明の範囲を逸脱するものではない
【0029】 本実施形態においては、電極34は好ましくは、3cmの長さの、32ゲージの
ステンレス鋼の針である。他のサイズ及び材料の電極34を用いても、もちろん
本発明の範囲から逸脱することはない。アクチュエータ36は、HDPEから形
成するのが好ましいけれども、他の適当な材料を用いても良い。
【0030】 電極34は、その基端端部に、大径のハンドル52を有している。ハンドル5
2は、アクチュエータ36の内部に形成されてなる、チャンネル54に嵌入する
。チャンネル54の遠位端部の細い開口56の直径は、電極34の直径に比べて
わずかに大きいが、ハンドル52の直径に比べると細くなっていて、初期の製造
及び組立て後に、電極34をアクチュエータ36の内部の所定位置に保持するよ
うになっている。図7に示すように、非配出の状態においては、電極34の鋭利
尖端部38はベース32のハウジング部分40の内部に配置され、より詳しくは
、ハウジング40の細いチャンネル42の内部に配置される。
【0031】 電気刺激治療(PNTなど)を提供すべく、患者に1又は複数の電極組立体を
配出するには、ベース32のフランジ部分44の遠位端面46を患者の皮膚の所
望の部位に取付けるが、それには好ましくは、チャンネル42の遠位端部に形成
された開口41のまわりにて表面46から下向きに延在しているリング43を取
囲むように配置されてなる、感圧接着剤のパッド(図示せず)を用いるけれども
、適宜、別の手段を用いてベース32を患者に取付けても良い。この動作によっ
て患者の皮膚に対してベース32を整列させる。ベース32のフランジ部分44
は、電極の刺入中及び使用中に電極組立体をさらに安定させる。
【0032】 電気コネクタ及びアクチュエータツール60を用いて、電極を刺入すると共に
、電極を制御装置62に電気的に結合する。また、アクチュエータツール60と
電極組立体30は相互作用して、本実施形態における鋭利尖端保護組立体を提供
する。アクチュエータツール60の遠位端部を、ベース32とアクチュエータ3
6との基端端部に当接させて配置させたとき、電極のハンドル52の露出してい
る基端端部64はアクチュエータツール60の内部の接触面66に電気的に結合
される。そして、接触面66はケーブルないし他の導体68を介して制御装置6
2に電気的に結合される。
【0033】 アクチュエータツール60は、その円筒面の遠位部分から外方向へ延出してい
る、2つの反対位置に配置されてなるペグ70を有している。ペグ70は、アク
チュエータ36の対応する2つの溝孔72と、ベース32の対応する2つの凹溝
とに嵌合する(第2の溝孔72と第2の凹溝74とは、図4及び図5に示す如く
、それぞれ溝孔72と凹溝74との反対側にある。)。アクチュエータツール6
0を電極組立体30に結合させるとき、ペグ70は溝孔72の長手方向部分76
に沿って、また凹溝74の長手方向部分78に沿って、移動する。これと同時に
、電極のハンドル52の露出した遠位端部64は、アクチュエータツール60の
接触面66と摺動接触をするようになって、アクチュエータツール60と電極3
2とが電気的に結合される。
【0034】 ペグ70が長手方向部分76及び78の端部に到達した後に、アクチュエータ
ツール60を(組立体を見おろして)時計回りに回転させると、ペグ70は、溝
孔72と凹溝74とのそれぞれの短い円周部分80と82とに入る。溝孔72の
円周部分80の長さは、凹溝74の円周部分82の長さに比べて短くなっている
。従って、円周部分82に沿ってペグ70を動かし続けると、ペグ70は円周溝
孔80の端部81に当接する。アクチュエータツール60をさらに時計回りに回
転させると、アクチュエータ36が同じく時計回りに回転させられて、それによ
り、移動止め48は開口50から係脱して、電極34とアクチュエータ36とが
ベース32に対して移動できるようになる。
【0035】 ベース32には、円周部分82の端部において、凹溝74の第2の長手方向部
分84が形成されている。長手方向部分84に沿ってペグ70を遠位方向に動か
すと、ペグ70は円周溝孔部分80の遠位縁部を押圧して、それにより、アクチ
ュエータ36と電極34とは管理させた態様にて患者の皮膚22に向けた遠位方
向に動かさせる。
【0036】 移動につれて、電極34はチャンネル42を通り抜けて、電極34の鋭利尖端
部が開口41を通って外に出る。チャンネル42とアクチュエータ36とは、こ
の前方への移動中に、電極34に軸線方向の支持を提供し、また、フランジ44
が提供する支持に沿って、電極の進入角度の案内が提供される。さらに、電極の
配出中及び/又はアクチュエータツールとアクチュエータとの移動中において、
患者の皮膚への下向きの押圧力は、感圧接着剤のパッドを圧縮して、リング43
を患者の皮膚22に対して押圧し、電極を皮膚に通して進入させるのを容易にす
ると共に、患者が感じる刺入の痛みを低減する。
【0037】 患者の皮膚に対するベース32の配置と、アクチュエータ36と電極34との
ベース32の内部における管理された動きとによって、患者の皮膚の下層の組織
への電極の進入角度を調節する。電極とアクチュエータとのベース32の内部に
おける遠位方向への動きは、アクチュエータツール60の円筒形のキャップ部分
92がハウジング40の環状の表面88と当接するまで続けられる。この時点で
、電極34の鋭利尖端部38は、患者の皮膚の下層の組織中に所定の深さにて延
在することになる。好ましい実施形態においては、この所定の深さは約3cmであ
るが、実行する治療に応じて、他の電極深さが求められることもある。本実施形
態のひとつの観点では、チャンネル42の内面とチャンネル54の外面55とが
締り嵌めになっていることで、この機能を行なう。
【0038】 アクチュエータツールがアクチュエータ及び電極と相互作用することで、単一
の動作にて、電極を患者に刺入できると共に、制御装置に電気的に結合できる。
時間と作業との見地から、このデザインは(例えば患者に電極を刺入した後に改
めて電極を制御装置に結合するのと比べて)作業を少なくして効率を上昇させる
。この効率化によって、一人の患者に10本の電極を用いて、1時間に5人の患
者を治療するような場合に、介護者の時間を大いに節約する。
【0039】 いったん電極を配出して刺入したならば、電気刺激治療を始める。制御装置6
2は、例えばGhonameらの記事に開示されている方法に従って、電極に刺
激電流を供給する。制御装置が提供する電気波形は用途に依存する。例えば、実
施形態の装置で経皮的な神経変調治療を行なうためには、制御装置62は好まし
くは、電流調整され電流平衡した波形を供給するが、その振幅は約20mAまで
で、周波数は約4Hz〜50Hzで、パルス幅は約50μsec〜1msecで
ある。
【0040】 アクチュエータツール60とベース32との相互作用によって、治療中に電極
34を安定させると共に電極を制御装置に電気的に結合するが、それは、電極を
所定位置に保持し、ケーブル68の引張力による歪を解放し、丈夫な機械的結合
を提供することによって得られる。また、電極の鋭利尖端部は、電極組立体の配
出及び使用中のいかなる時にも、オペレータや他の介添者に露出されることが無
いことに留意されたい。
【0041】 治療が完了した後には、患者から電極が取外される。そのために、アクチュエ
ータツール60は患者から離れるような基端方向へ動かされる。ペグ70が凹溝
74の長手方向部分84に沿って基端方向へ動かされると、ペグ70はアクチュ
エータの円周溝孔部分80の基端側の縁部に押圧されて、これによりアクチュエ
ータ36と電極34とを同じく基端方向へ動かす。ペグが長手方向の凹溝部分8
4の基端端部に達するとき、電極34の鋭利端部38は患者から取出されて、ベ
ース32のハウジング40の内部に安全に収容される。アクチュエータツール6
0を反時計回りに動かすと、ペグは溝孔72と凹溝74とのそれぞれの円周部分
80と82とに沿って移動する。上述の如く、円周部分80は円周部分82に比
べて短くなっているので、この反時計回りの動きによって、アクチュエータ36
が反時計回りに回転する。
【0042】 反時計回りの動きの最後には、移動止め48が開口50の中に戻されて、もは
や電極とアクチュエータとがベース32に対して動かないようにする。アクチュ
エータツール60をさらに遠位方向に動かすと、ペグ70は溝孔72と凹溝74
とのそれぞれの長手方向部分76と78とに沿って遠位方向に動いて、アクチュ
エータツール60を電極組立体30から係脱させる。その後に、ベース32を患
者から取外す。患者は自分の組織に刺入されていた電極の長さや量を目にする機
会はないことに留意されたい。従って、本発明のひとつの実施形態では、経皮的
な電極に対する恐怖や危惧のために患者が受ける不安を最小にすることができる
【0043】 再言するが、アクチュエータツールがアクチュエータ及び電極と相互作用する
ことで、単一の動作にて、電極を患者から取外すことができると共に、制御装置
から電気的に取外すことができる。時間と作業との見地から、このデザインは特
に多数の電極を多数の患者に用いる場合に、作業を少なくして効率を上昇させる
。また、電極を配出、使用、取外す手順のいかなる時にも、電極の鋭利尖端部が
オペレータや介添者に露出されることはない。
【0044】 図10乃至図12は、PNTを用いて腰痛を治療するために、図4乃至図9の
電極と鋭利尖端保護組立体とを用いるようすを示している。図10に示すように
、電極組立体30a〜jは患者の背中の合成写真に配列されて接着剤で取付けら
れる。次に、10個の電極組立体30a〜jに、10個のアクチュエータツール
60a〜jを取付ける。本実施形態では、アクチュエータツールを配出する前に
、ケーブル69を介して制御装置62への電気的な連結を提供するための、アク
チュエータツールトレイ61を取付けておく。アクチュエータツールはツールト
レイ61に電気的に結合されていて、個別のケーブル68a〜jを介して、ケー
ブル69と制御装置62とに結合される。ツールトレイ61とその電気的な結合
については本発明の一部を構成する要素ではないことを理解されたい。図11は
、電極の刺入手順を始めるところを示している。
【0045】 いったん電極組立体をそれぞれのアクチュエータツールで働かせて患者の組織
に電極を刺入したならば(図12参照)、制御装置62は患者を治療するための
電気信号を提供する。望ましくは、電極のうちの半数(例えば組立体30b、3
0d、30g、30h、及び30i)は陽極として働いて、残りの半数は陰極と
して働く。好ましい実施形態においては、制御装置62は、電流調整され電流平
衡した波形を供給するが、その振幅は約20mAまでで、周波数は約4Hz〜5
0Hzで、パルス幅は約50μsec〜1msecであって、PNTを用いて患
者の腰痛を治療する。
【0046】 図13乃至図28には、本発明の他の実施形態を示している。本実施形態では
、電極導入具と患者の皮膚に取付けられた整列部材とによって、電極刺入角度組
立体が提供されて、患者の組織への電極の進入角度を調節する。電極導入具と電
極リムーバとが協働して、電極と電極保持機構とを結合し及び係脱し、鋭利尖端
部の保護を提供する。図13乃至図16と図19乃至図21とに示している好ま
しい実施形態による電極導入装置100は、複数の電極を刺入するようにデザイ
ンされている。本発明の原理は、いかなる数の電極を保持及び刺入するようにデ
ザインされた導入装置に対しても適用することができることを理解されたい。
【0047】 ハウジング104の中に回転可能に取付けられているマガジン103の内部に
は、12本の電極102が配置されている。本実施形態では、ハウジング104
は二分割の型で射出成形されたポリスチレンの組立体である。ハウジング104
は好ましくは不透明であって、電極の長さが患者に見えないようになっている。
図14に最も良く示されているように、ハウジング104に形成されてなる支持
部に取付けられたハブ105を中心として、マガジン103は回転する。マガジ
ン103に形成されている12の放射状の溝108のうちのひとつには板バネ1
06が嵌合して、12箇所のラチェット機構を形成し、マガジン103がハウジ
ング104の中で回転できるようにしている。
【0048】 マガジン103は、ハブ105を中心として放射状に配置されてなる、12の
電極チャンバ115を有している。導入装置100が完全に満杯であるときには
、それぞれのチャンバ115が1本の電極102を収容している。チャンバ11
5の上側部分118の直径は、電極102の電極ハンドル部分107の幅広部分
112及び114と締り嵌めを形成するようなサイズになっている。電極102
の下側の幅広部分114は、圧縮性の材料から形成されている。チャンバ115
の下側部分119の直径は、わずかに大きくなっていて、チャンバ部分119と
電極ハンドル107との間が締り嵌めにならないようになっているが、その理由
は後述する。板バネ106が溝108の内部に位置する毎に、マガジンチャンバ
115の開口106は導入装置100の開口117と整列して、図14及び図1
5に示すようになる。
【0049】 ハウジング104に形成されたレール110の上には、摺動部材109が配置
される。摺動部材109から長手方向下向きには駆動ロッド111が延びていて
、摺動部材109から長手方向上向きにはラックギア120が延びている。ラッ
クギア120の歯は回転ギア122の歯と協働するが、回転ギアを取付けている
シャフト124は、ハウジング104に形成されたシャフト取付部126に嵌入
している。より小さい直径の回転ギア128には第2の組の歯が設けられていて
(図16に明瞭に示されている)、このギアもシャフト124を中心として取付
けられている。ギア122とギア128とはシャフト124を中心として一緒に
回転する。
【0050】 小さい直径のギア128の歯は、長手方向に可動なアクチュエータ132から
延びてなる、第2のラックギア130の歯と噛合している。アクチュエータ13
2とバネ台座136との間にはバネ134が取付けられていて、アクチュエータ
132をハウジング104から遠ざける方向に付勢する。アクチュエータ132
と、ギア122及び128と、ラックギア120及び130と、摺動部材109
と、駆動ロッド111とによって、導入装置の伝動組立体が形成されている。
【0051】 本実施形態において電極組立体を配出するには、可撓性のある圧縮性の環状の
パッチ140を患者の皮膚の所望の部位に配置するが、そのためには好ましくは
接着剤を用いる(図示せず)。例えば、PNTを用いて腰痛を治療するには、図
17に示すような、配置ないし合成写真を用いる。この合成写真では、電極の5
つは陰極として、5つは陽極として働く。
【0052】 図19及び図20に示すように、パッチ140はその中央に環状の堅固な部材
141を配置されて有していて、上方向に延出している。堅固な部材141は、
より小さい直径の開口142を有しているが、これはより大きい直径の開口14
4につながっている。開口142の直径は、電極102のハンドル部分107の
下側の幅広部分114に比べてわずかに小さくて、電極102のハンドル部分1
07の中央部分113の直径に比べてわずかに大きくなっている。
【0053】 パッチ140を所定位置に配置した後で、導入装置100の遠位端部をパッチ
140に当接させて、図18に示すように、導入装置の開口117が堅固なパッ
チ部材141の上方向に延びた部分を取囲むようにする。図19に示すように、
この相互作用によって、導入装置のマガジンチャンバ115のうちのひとつの開
口116は、堅固な部材141の開口142と整列されて、電極の進入角度を調
節する助けとなる。導入装置を見通し線で操作するので(すなわち電極は導入装
置の長手方向の軸線に沿ってないし平行に移動する)、電極を正確に位置決めす
るのが助けられる。
【0054】 導入装置100を下方向に押圧すると、パッチ140が圧縮されて、堅固な部
材141の上面はマガジン103の下面と係合し、堅固な部材141を患者の皮
膚22に対して下向きに押圧する。このように、患者の皮膚の刺入部位の周囲を
押圧することで、電極の刺入の痛みを最小にできる。
【0055】 アクチュエータ132を押し下げると、ラックギア130は遠位方向に動いて
、ギア128及び122を回転させる。ギヤ128とギア122との相対的な直
径と相対的な歯数とのために、ラックギヤ120はラックギヤ130の対応する
長手方向の動きに比べてはるかに大きい距離を動く。この特徴によって、オペレ
ータの親指を比較的小さく動かすだけで、電極を患者の皮膚に必要な距離だけ刺
入することが可能になって、(導入装置のハウジングが不透明であることと加え
て)、患者の組織に刺入される電極の長さに対する恐怖や危惧のために患者が受
ける不安を最小にすることができる。ラックギア120の遠位方向への動きは、
摺動部材109がレール110に沿った動きによって案内される。摺動部材10
9が遠位方向に動くと、駆動ロッド111がマガジンチャンバ115に進入して
、駆動ロッド111の遠位端部が電極のハンドル部分107の上面に係合する。
図20に示すように、駆動ロッド111をさらに遠位方向に動かすと、電極10
2が下方へ押されて、電極102の鋭利尖端部108は導入装置のハウジングか
ら出されて、患者の皮膚22と皮膚の下層の組織に進入する。チャンバ115は
刺入中の電極102に軸線方向の安定性を提供する。
【0056】 電極のハンドル部分107の上部分112は、マガジンチャンバ115の小さ
い直径の部分118から出されると、チャンバ115のより大きい直径の部分1
19に入る。この時点で(図21に示すように)、チャンバの部分119の直径
は電極のハンドル107の直径よりも大きいために、もはや電極は導入装置10
0に保持されなくなる。
【0057】 さらに続いてアクチュエータ132と駆動ロッド111とを下方に動かすと、
電極のハンドル107の下側の大きい直径部分114を、ハンドル部分114を
圧縮させて、堅固な部材141の小さい直径部分142に押し通す。さらに下方
に動かすと、ハンドル部分114は堅固な部材141の大きい直径部分144に
押し入れられて、堅固な部材の小さい直径の部分が、電極のハンドル107の大
きい直径部分112と114との間に配置される。この相互作用によって、電極
を患者の組織の所定位置に保持すると共に、電極の刺入の深さの調節を助ける。
本実施形態においては、電極の鋭利尖端部108の好ましい深さは約3cmである
が、実行する治療に応じて、他の電極深さが求められることもある。また、摺動
部材109はこの時点で限界ストッパとして働いて、ハウジング104の限界ス
トッパ領域145と係合して、電極の刺入深さを調節する。
【0058】 ひとつの実施形態においては、アクチュエータ132と電極102とは刺入中
に同一の方向、すなわち導入装置の長手方向の軸線に沿ってないし平行に動く。
このような共通方向の動きに加え、導入装置の人間工学的なデザインによって、
挿入装置は片手で保持して操作することが可能になって、電極の刺入速度と患者
に対する押圧力とを調節するのが助けられる。
【0059】 マガジン103を新しい刺入位置に回転させて、各電極を刺入した後に空のパ
ッチ140に当接配置させて、すべての電極が配出され刺入されるようにする。
電極のハンドル107の上側の大きい直径部分112に形成されている開口(図
示せず)に通して、電極102に例えばワニ口クリップなどの適当な電気コネク
タ148を電気的に結合させて、ケーブル又は他の導体149を介して制御装置
150と電極102とを電気的に連絡させて、図22に示すようにする。パッチ
140は電極102の歪を解放して、ケーブル149に働く引張力で電極が患者
から抜け取れたりしないように防止して、電極が所定位置に維持されるのを助け
る。
【0060】 制御装置150は、例えばGhonameらの記事に開示されている方法に従
って、電極に刺激電流を供給する。再言するが、制御装置が提供する電気波形は
用途に依存する。例えば、実施形態の装置で経皮的な神経変調治療を行なうため
には、制御装置150は好ましくは、電流調整され電流平衡した波形を供給する
が、その振幅は約20mAまでで、周波数は約4Hz〜50Hzで、パルス幅は
約50μsec〜1msecである。
【0061】 電極の配出及び刺入中ならびに電気治療の手順中のいかなる時にも、電極の鋭
利尖端部がオペレータや介添者に露出されることはないことに留意されたい。
【0062】 別の実施形態においては、電極のハンドルの下側の幅広部分は堅固な材料から
形成されていて、丸められたカム縁部を有している。この別の実施形態において
は、パッチ140の中央の環状部分は、電極のハンドルのカム作用のもとで、圧
縮性であるか、または、弾性的なカム開口を有している。
【0063】 図23乃至図28は、本発明の実施形態による鋭利安全式の電極リムーバを示
している。リムーバ200は、図13乃至図22で上述した電極及び電極パッチ
組立体と共に使用するようにデザインされている。鋭利安全式のリムーバ200
の原理は、他の電極のデザインにも同じく適用できることを理解されたい。
【0064】 リムーバ200は、その遠位端部に開口204を備えてなる、ハウジング20
2を有している。ハウジング202の内部には、既に撤収された多数の電極10
2が格納されている。ハウジング202は不透明であって、取外される電極の長
さが患者に見えないようになっている。この特徴によって、刺入されていた電極
の長さに対する恐怖や危惧のために患者が受ける不安を最小にすることを助ける
。図示のように、一対のレール214と216とは、電極のハンドル107を介
して、電極102を整列させて保持する。本実施形態のリムーバは、鋭利安全式
のリムーバであって複数の電極を格納するものを提供するようにデザインされて
いるけれども、本発明は、1本だけの又は任意の数の電極を取外して格納するよ
うにデザインされたリムーバに適用される。
【0065】 上述の如く、経皮的な電気治療のための電極は、患者の皮膚の下層の組織に刺
入されたとき、ハンドル部分を皮膚の上に露出させている。刺入されている電極
を撤収及び取外すための最初の段階では、図23に示すように、電極の露出して
いるハンドル107をリムーバの開口204と整列させて、リムーバ200の遠
位面205が患者の皮膚に当接させるように、または、電極を取囲んでいる電極
組立体(例えば接着パッチ)のいずれかの部分に当接させるようにする。図23
乃至図28には示していないが、開口204のサイズは、鋭利尖端部が患者の皮
膚に刺入されていた電極組立体(図13乃至図22参照)の電極のハンドルを保
持している、環状の部材(上述の環状の部材141など)を取囲むようになって
いる。
【0066】 電極係合フォーク206は、アーム209と蝶番ピボット210とを介して、
長手方向に移動可能なアクチュエータ208にピボット式に取付けられている。
コイルバネ212は、アクチュエータ208を上方向に付勢して、アクチュエー
タとフォークとを図28に示す位置へ向ける。アーム209からは板バネ218
が延在している。板バネ218の端部にある交差棒220は、溝222ならびに
これに対応する反対側のハウジング202にある溝(図示せず)の内部を摺動す
る。板バネ218は、弛緩状態においては図23に示す位置になっている。この
位置においては、フォーク206に隣接してアーム209の遠位端部から延びて
なる交差棒224は、カム部材226ならびにこれに対応する反対側のハウジン
グ202にあるカム部材(図示せず)の上部に位置している。
【0067】 バネ212の上方向への力に抗して、アクチュエータ208を(例えばユーザ
の親指の押圧力によって)下方向に動かすと、交差棒224は、図24に示すよ
うに、カム部材226の第1のカム面228に当接しながら動く。アクチュエー
タ208とアーム209とフォーク206とが下方向に動くとき、カム面228
はアーム209の交差棒224を板バネ218の作用に抗して押す。
【0068】 図25は、フォーク206の下方向への動きの限界を示している。この時点で
、交差棒224はカム部材226から離脱して、板バネ218がフォーク206
とアーム209とをピボット軸210を中心として回動させて、フォーク206
を電極のハンドル107に係合させて、図26に示すようになる。フォーク20
6の歯先の間隔は、電極のハンドル107の上側の幅広部分112の直径に比べ
ると狭いが、電極のハンドル107の細い中間部分113の直径に比べると幅広
になっている。
【0069】 ユーザがアクチュエータ208を解放すると、バネ212が、アクチュエータ
208とアーム209とフォーク206とを基端方向に動かす。フォーク206
と電極のハンドル107とは係合しているので、電極はフォークと共に基端方向
に動き始めて、患者から取外されて、図27に示すように、リムーバのハウジン
グに入る。この時点で、交差棒224はカム部材226の第2のカム面230に
係合するようになる。コイルバネ212の作用のもとで電極とフォークとアーム
とが上昇するときに、カム面230は、板バネ218の作用に抗して、交差棒2
24を反対方向(図27の左方向)へ押す。
【0070】 電極とフォークとは上昇を続けて、図28に示すような、許された動きの上側
の限界にまで達する。この時点で、電極のハンドル107は、レール214及び
216に係合していると共に、リムーバ200に格納された最も直前の電極に係
合する。電極のハンドル107は、直前に格納された電極の電極ハンドルを押圧
して、押された電極のハンドルはさらに、積重なって上に格納されている電極の
ハンドルを押上げる。このようにして、リムーバ200によって取外された最新
の電極は、リムーバ200に格納された使用済みの電極の積重ねのいちばん下に
入る。ここで、電極102の鋭利尖端部108は安全にハウジング202に収容
されたので、電極が刺入されていた患者の皮膚の部位からリムーバ200を取除
くことができる。いったん交差棒224がカム部材226の上部から離脱したな
らば、板バネ218はアーム209を中央の位置に戻して、図23に示すように
なる。
【0071】 リムーバ200は、電極を撤収し取外す手順の全体にわたって鋭利尖端の保護
を提供していることに留意されたい。すべての電極を取外したときには、使用済
みの電極は、リムーバ200のハウジング202が提供する鋭利安全式の容器に
安全に移される。
【0072】 本発明の上述の実施形態を改変できることは当業者にとって明らかである。例
えば、本発明について、電極を用いて患者に電気を送出するような経皮的な電気
治療の文脈において説明したけれども、進入角度を調節できるという特徴は、医
学的な監視及び/又は診断のためにデザインされた電極に用いることができる。
さらに、本発明における進入角度を調節できるという特徴は、患者に電気を通す
ために使用される以外の、鍼又は他の針にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1A乃至図1Gは、本発明の実施形態による経皮的な電気治療装置の説明図
である。図1Aは、電極及び刺入角度組立体を示していて、電極の非配出の非刺
入の状態を示している。図1Bは、図1Aの電極及び刺入角度組立体を示してい
て、配出中における、電極を患者の組織に刺入する前の状態を示している。図1
Cは、図1Aの電極及び刺入角度組立体を示していて、配出中における、電極を
患者の組織に刺入した状態を示している。図1Dは、図1Aの電極を患者の組織
に刺入した状態を示している。図1Eは、図1Aの電極を制御装置に取付けて、
経皮的な電気治療を提供するようすを示している。図1Fは、図1Aの電極及び
刺入角度組立体を示していて、撤収中における、電極を患者の組織から取外す前
の状態を示している。図1Gは、図1Aの電極及び鋭利尖端保護組立体を示して
いて、撤収中における、電極を患者の組織から取外した後の状態を示している。
【図2】 図2A乃至図2Eは、本発明の他の実施形態による経皮的な電気治療装置の説
明図である。図2Aは、電極及び刺入角度組立体を備えた経皮的な電気治療装置
を示していて、電極の非配出の非刺入の状態を示している。図2Bは、図2Aの
経皮的な電気治療装置を示していて、配出中における、電極を刺入する前の状態
を示している。図2Cは、図2Aの経皮的な電気治療装置を示していて、電極を
配出して刺入した状態を示している。図2Dは、図2Aの経皮的な電気治療装置
を示していて、電極の撤収中の状態を示している。図2Eは、図2Aの経皮的な
電気治療装置を示していて、電極を撤収した後の状態を示している。
【図3】 図3は、腰痛を治療するための経皮的な神経変調治療に用いられる電極の合成
写真を示している。
【図4】 図4は、本発明のさらに別の実施形態による電極及び刺入角度組立体を示した
分解斜視図である。
【図5】 図5は、図4の実施形態を示した部分的な分解斜視図である。
【図6】 図6は、図4の実施形態を示した斜視図であって、電極及び刺入角度組立体と
アクチュエータツールとを示している。
【図7】 図7は、図4の実施形態を示した断面図であって、電極及び刺入角度組立体と
アクチュエータツールとを示している。
【図8】 図8は、図4の実施形態を示した断面図であって、アクチュエータツールが電
極及び刺入角度組立体とを係合させて、電極を患者の組織に刺入する前のようす
を示している。
【図9】 図9は、図4の実施形態を示した断面図であって、電極を配出して刺入した状
態を示している。
【図10】 図10は、図4の実施形態を用いて腰痛を治療するための合成写真を示してい
て、電極を部分的に配出した非刺入の状態を示している。
【図11】 図11は、図10の電極の合成写真であって、電極の刺入段階の最初を示して
いる。
【図12】 図12は、図10の電極の合成写真であって、電極を配出して、刺入して、制
御装置に取付けて、患者に電気治療を提供するようすを示している。
【図13】 図13は、本発明のさらに別の実施形態による電極導入装置及び刺入角度組立
体を示した分解図である。
【図14】 図14は、図13の導入装置及び刺入角度組立体を示した部分断面図である。
【図15】 図15は、図13の導入装置及び刺入角度組立体を示した断面図である。
【図16】 図16は、図13の導入装置及び刺入角度組立体におけるギア組立体を示した
立面図である。
【図17】 図17は、図13乃至図16の実施形態による電極組立体の一部分であって、
PNTを用いて腰痛の治療に用いる合成写真を示している。
【図18】 図18は、図13の導入装置を示した斜視図であって、電極を配出する手順を
示している。
【図19】 図19は、図13の導入装置を示した断面図であって、電極を刺入する前にお
ける、電極を配出する手順を示している。
【図20】 図20は、図13の導入装置を示した断面図であって、電極の刺入中における
、電極を配出する手順を示している。
【図21】 図21は、図13の導入装置を示した断面図であって、同じく電極の刺入中に
おける、電極を配出する手順を示している。
【図22】 図22は、図13乃至図16の実施形態によって刺入された電極組立体を示し
た断面図である。
【図23】 図23は、本発明のさらに別の実施形態による電極リムーバと刺入角度組立体
とを示した部分断面図であって、電極を取外す前のようすを示している。
【図24】 図24は、図23の電極リムーバと刺入角度組立体とを示した部分断面図であ
って、途中まで作動させている、電極を取外す前のようすを示している。
【図25】 図25は、図23の電極リムーバと刺入角度組立体とを示した部分断面図であ
って、途中まで作動させている、電極を取外す前のようすを示している。
【図26】 図26は、図23の電極リムーバと刺入角度組立体とを示した部分断面図であ
って、途中まで作動させて電極と係合させている、電極を取外す前のようすを示
している。
【図27】 図27は、図23の電極リムーバと刺入角度組立体とを示した部分断面図であ
って、電極の取外し中のようすを示している。
【図28】 図28は、図23の電極リムーバと刺入角度組立体とを示した部分断面図であ
って、電極の取外し後のようすを示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/452,508 (32)優先日 平成11年12月1日(1999.12.1) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/451,795 (32)優先日 平成11年12月1日(1999.12.1) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/451,799 (32)優先日 平成11年12月1日(1999.12.1) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/452,510 (32)優先日 平成11年12月1日(1999.12.1) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/451,800 (32)優先日 平成11年12月1日(1999.12.1) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/451,796 (32)優先日 平成11年12月1日(1999.12.1) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/451,547 (32)優先日 平成11年12月1日(1999.12.1) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 レオナルド ポール シー アメリカ合衆国 ワシントン州 98072 ウッディンヴィル ノースイースト ワン ハンドレッドアンドサーティーサード ス トリート 22132 (72)発明者 レイド ケント ダブリュー アメリカ合衆国 ワシントン州 98053 レッドモンド トゥーハンドレッドアンド トゥエンティーサード プレイス ノース イースト 2036 Fターム(参考) 4C053 BB13 BB23 BB36 JJ02 JJ04 JJ11 JJ13 JJ14 JJ15 JJ27 4C101 DA01 DA03 DC01 DC04 DC06 EB11

Claims (86)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経皮的な電気治療を施すための装置であって、この装置が、 制御装置に電気的に結合可能になっていて動作中に患者に電気治療を行なう電
    極であって、電極は、第1の端部と、第1の端部の反対にある第2の端部とを有
    していて、第1の端部は患者の組織に刺入するように構成されてなる鋭利尖端部
    を有しているような上記電極と、 電極に結合されて、電極の組織への刺入中に電極を支持するように配置されて
    なる電極ハウジングであって、電極を支持して電極を経路に沿って案内し、及び
    /又は、電極へのアクセスを調節するようなハウジングと、 を備えていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 装置がさらに制御装置を備え、制御装置は電極に結合されて
    、制御装置は電流調整され電流平衡した波形であって、振幅は約20mAまでで
    、周波数は約4Hz〜50Hzであるような上記波形を電極に供給するように構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 ハウジングは、患者に配置されて患者に対して電極を支持す
    ると共にハウジングと患者との間の角度を調節するように構成されてなる遠位面
    を有し、ハウジングは遠位面における第1の直径と遠位面から間隔を隔てた第2
    の直径とを有していて、第1の直径は第2の直径に比べて大きくなっていること
    を特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 ハウジングは、患者に配置されて患者に対して電極を支持す
    るように構成されてなる遠位面を有し、遠位面は、電極の組織への刺入中に電極
    の少なくとも一部分を取囲むように構成されてなる開口を有していることを特徴
    とする請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 電極の組織への刺入中に電極とハウジングとの間の機械的な
    結合をさらに備え、機械的な結合は、電極に結合されてハウジングの溝内に摺動
    可能に配置されるペグを含み、溝は電極が案内される経路に対して平行に配置さ
    れていて、経路はハウジングを患者に係合させたときに患者に対して固定された
    角度になる直線状の軸線を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 電極とハウジングとは患者に電気治療を行なう間に機械的な
    結合を維持するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 ハウジングは、電極を組織に刺入した後、患者に電気治療を
    行なう前に、電極から分離されるように構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 組織に配置されるハウジング整列部材をさらに備え、同部材
    はハウジングと機械的に相互作用するように適合していて、ハウジングを組織に
    対して整列させることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 組織に配置されるハウジング整列部材をさらに備え、同部材
    はハウジングと機械的に相互作用するように適合していて、ハウジングを組織に
    対して整列させ、ハウジング整列部材は組織に取付けられるパッチを含んでいる
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 パッチは患者に取付ける接着剤を有してなる圧縮性の部分
    を含んでいて、パッチはさらに、ハウジングに取外し可能に係合するように配置
    されて、電極の組織への刺入中に電極の少なくとも一部分を取囲むような、堅固
    な略環状の部材を有していることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 電極は、第1と第2との間隔を隔てていて、第2の端部に
    向けて外向きに延びてなるフランジ含んでいて、堅固な環状の部材は、電極を所
    定長さだけ組織に刺入したときに第1のフランジと第2のフランジとの間に嵌合
    するように配置されてなる、内向きに延びたリップを含んでいることを特徴とす
    る請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 ハウジングの内部にて可動になっている電極アクチュエー
    タをさらに備え、電極アクチュエータは電極の鋭利尖端部を患者の組織中に動か
    すように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  13. 【請求項13】 ハウジングは、電極のまわりに配置され、動作中に電極が
    ハウジングに対して組織中に動くときに、電極の少なくとも一部分に係合して電
    極を案内するように配置されてなる、チャンネルを含んでいることを特徴とする
    請求項1に記載の装置。
  14. 【請求項14】 ハウジングに従属していて、電極に機械的に取外し可能に
    結合されるように配置されてなる限界ストッパをさらに備え、ハウジングに対し
    て電極が動くときの電極の行程の長さを制限することを特徴とする請求項1に記
    載の装置。
  15. 【請求項15】 装置がさらに、 電極に取付けられて、ハウジングに対して電極と共に可動になっている電極ア
    クチュエータと、 ハウジングに従属していて、電極アクチュエータに係合するように配置され、
    電極が組織中の所定深さに至ったときに電極アクチュエータの動きを停止させる
    、限界ストッパと、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  16. 【請求項16】 装置がさらに、 電極に取付けられて、ハウジングに対して電極と共に可動になっている電極ア
    クチュエータと、 アクチュエータに取外し可能に取付けられて、アクチュエータと電極とを組織
    に対して動かすためのアクチュエータツールと、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  17. 【請求項17】 アクチュエータツールは、電極と取外し可能に係合するよ
    うに配置されてなる電気接触部を有していて、電極と制御装置とを電気的に連結
    することを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 装置がさらに、 ハウジングの内部に摺動可能に配置され、電極に係合し、電極を患者に刺入し
    、及び、電極を解放するように、ハウジングに対して摺動可能であるような摺動
    部材と、 ハウジングに従属していて、電極が組織中の所定深さに至ったときに摺動部材
    に係合するように配置されてなる限界ストッパと、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  19. 【請求項19】 ハウジングに可動に結合されていると共に、伝動組立体に
    て摺動部材に結合されているアクチュエータをさらに備え、アクチュエータを所
    定のアクチュエータ距離だけ動かしたときに電極が組織中の所定深さに刺入され
    るように配置されていて、所定深さは所定のアクチュエータ距離よりも大きくな
    っていることを特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 【請求項20】 伝動組立体は、アクチュエータに結合されている第1のラ
    ックと、摺動部材に結合されている第2のラックと、第1のラックと第2のラッ
    クとの間に配置されて回転軸線を中心として回転可能であるようなギア組立体と
    を含んでおり、ギア組立体は回転軸線から第1の直径に配置され第1のラックと
    係合する第1の歯を有すると共に、ギア組立体は第1の歯と同軸であって回転軸
    線から第2の直径に配置され第2のラックと係合する第2の歯を有していて、第
    2の直径は第1の直径よりも大きくて、アクチュエータの第1の直線的な動きを
    電極の第2の直線的な動きへ伝達して、第2の動きは第1の動きに比べて大きく
    なっていることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 電極の鋭利尖端部を患者の組織に刺入した後に、電極を所
    定位置に保持するように構成されてなる、配出電極保持機構をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  22. 【請求項22】 電極は、電極の鋭利尖端部を組織に刺入した後に、組織の
    外部に延在するように配置されてなる電極ハンドルを含んでいることを特徴とす
    る請求項1に記載の装置。
  23. 【請求項23】 ハウジングは、患者に取外し可能に取付けられるように構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  24. 【請求項24】 電極と制御装置とを結合するように構成されてなる導体を
    さらに備え、ハウジングは導体を支持して電極に歪の解放を提供するように構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  25. 【請求項25】 電極は第2の端部に向けて電気的な結合部分を含んでいて
    、電極の鋭利尖端部が組織中にあるときに、電極の電極結合部分は患者の皮膚上
    に露出することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  26. 【請求項26】 ハウジングに対してアクチュエータと電極とを動かすため
    に、人間の親指と係合するように構成されてなるアクチュエータをさらに備えて
    いることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  27. 【請求項27】 ハウジングは複数の電極を支持するように構成されていて
    、装置はハウジングに対して可動であるようなアクチュエータをさらに備え、複
    数の電極のそれぞれに連続式に係合しハウジングの外へ個々に動かして、それぞ
    れの電極の鋭利尖端部を組織下に配置することを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  28. 【請求項28】 ハウジング内に複数の電極を支持するマガジンをさらに備
    えていることを特徴とする請求項27に記載の装置。
  29. 【請求項29】 電極に取外し可能に結合されるアクチュエータをさらに備
    え、電極の鋭利尖端部を組織中に配置する間に、アクチュエータと電極とが同一
    方向に動くように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  30. 【請求項30】 ハウジングは電極に隣接して配置された押圧要素を含んで
    いて、電極が組織へ進入する電極の刺入箇所に隣接している組織に対して押圧力
    を提供することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  31. 【請求項31】 押圧要素は、電極の刺入中に、刺入箇所のまわりの全体に
    延在していることを特徴とする請求項30に記載の装置。
  32. 【請求項32】 ハウジングは患者の皮膚と係合するように配置されてなる
    遠位面を含んでいて、ハウジングは皮膚に押圧力を提供するために遠位面を越え
    て延在するような押圧要素を含んでいて、押圧要素は電極を組織中に通すための
    電極を受入れる開口を有していることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  33. 【請求項33】 押圧要素は第1の直径を有していて、遠位面は第1の直径
    よりも大きい第2の直径を有していることを特徴とする請求項32に記載の装置
  34. 【請求項34】 ハウジングは不透明であることを特徴とする請求項1に記
    載の装置。
  35. 【請求項35】 ハウジングは、電極が非配出の状態にあるときに、電極の
    少なくとも鋭利尖端部を収容するように配置されていることを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
  36. 【請求項36】 配出された状態においては電極の鋭利尖端部はハウジング
    の外部に配置され、電極が配出された状態にあるときに、電極の一部分はハウジ
    ングの内部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  37. 【請求項37】 電極は、配出状態と非配出状態との間にてハウジングに対
    して可動になっていて、ハウジングは、電極を配出状態から非配出状態へ動かし
    た後に、電極の少なくとも鋭利尖端部を収容するように配置されていることを特
    徴とする請求項1に記載の装置。
  38. 【請求項38】 ハウジングは、ハウジングを皮膚に係合させたときに、患
    者の皮膚との境界面を形成し、ハウジングと皮膚とは、電極が組織中に動くとき
    、電極の鋭利尖端部を完全に取囲むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  39. 【請求項39】 ハウジングは、ロック組立体が係合したときに、電極とハ
    ウジングとの相対的な動きを防止するように配置されてなる、ロック組立体をさ
    らに含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  40. 【請求項40】 ロック組立体は、電極に結合され、バネ付勢されて、ハウ
    ジングの対応する開口と係合可能であるような移動止めを含んでいることを特徴
    とする請求項39に記載の装置。
  41. 【請求項41】 ロック組立体は、電極に結合されたアクチュエータであっ
    て、ハウジングの開口と係脱可能に係合可能であるような移動止めを有している
    アクチュエータを含み、装置はさらに、ロック組立体を解放させて電極の鋭利尖
    端部をハウジングの外へ動かすように適合してなるツールを含んでいることを特
    徴とする請求項39に記載の装置。
  42. 【請求項42】 ツールは、電極の鋭利尖端部をハウジングの外へ動かした
    後に、電極の鋭利尖端部をハウジングの中に戻すように動かして、ロック組立体
    を係合させて電極とハウジングとの間の相対的な動きを防止するように構成され
    ていることを特徴とする請求項41に記載の装置。
  43. 【請求項43】 アクチュエータツールは、電極と制御装置とを電気的に連
    結するように配置されてなる電気接触部を有していることを特徴とする請求項4
    1に記載の装置。
  44. 【請求項44】 電極が、電極の鋭利尖端部が組織に刺入されている配出状
    態にあるときに、ハウジングは電極の一部分を含むことが無いように適合されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  45. 【請求項45】 ハウジングは複数の電極を収容するように構成されていて
    、装置はさらに、ハウジングから一度にひとつのそれぞれの電極を出すようにハ
    ウジングに対して可動であるアクチュエータを備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の装置。
  46. 【請求項46】 ハウジングは第1のハウジングであって、装置はさらに、
    電極を配出状態から非配出状態へ動かしたときに、電極の少なくとも鋭利端部を
    収容する第2のハウジングを備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置
  47. 【請求項47】 電極の鋭利尖端部を組織中に刺入した後に、電極を所定位
    置に支持するように構成されてなる、配出電極保持機構をさらに備えていること
    を特徴とする請求項1に記載の装置。
  48. 【請求項48】 装置がさらに制御装置を備え、制御装置は電極に結合され
    て、制御装置は電流調整され電流平衡した波形を電極に供給するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  49. 【請求項49】 経皮的な電極のリムーバであって、このリムーバが、 人間の手で保持されるように構成されているハウジングであって、遠位端部に
    開口を有しているようなハウジングと、 人間の手に係合するように構成されてなるアクチュエータであって、電極が患
    者に刺入されている間における電極に結合されたアクチュエータの第1の位置と
    、電極が開口を通して回収されて完全にハウジングの中にある電極に結合された
    アクチュエータの第2の位置との間にて、ハウジングに対して可動であるような
    アクチュエータと、 を備えていることを特徴とするリムーバ。
  50. 【請求項50】 アクチュエータに結合されて、動作中の電極の露出部分に
    係合するように配置されてなる、電極係合体をさらに備え、電極係合体はアクチ
    ュエータと共に、第1の位置と第2の位置との間にて可動になっていることを特
    徴とする請求項49に記載のリムーバ。
  51. 【請求項51】 アクチュエータは、第1の位置と第2の位置との間におけ
    る移動中に、人間の親指と係合するように構成されていることを特徴とする請求
    項49に記載のリムーバ。
  52. 【請求項52】 ハウジングは、アクチュエータの動作によってホルダ内に
    動かされた複数の電極を支持するように配置されてなる、使用済み電極のホルダ
    を含んでいることを特徴とする請求項49に記載のリムーバ。
  53. 【請求項53】 リムーバがさらに、 アクチュエータにピボット式に結合されてなるアームであって、開口を通って
    延在する軸線に対して、整列位置と、軸線の片側である第1の不整列位置と、軸
    線の他の側である第2の不整列位置との間において、可動になっているような上
    記アームと、 アームとハウジングとの間に結合されて、アームを整列位置に付勢するような
    アームバネと、 アームの付近にあるカム部材であって、カム部材は、アクチュエータが第2の
    位置から第1の位置へ動くときに、アームを整列位置から第1の不整列位置へ動
    かすための、アームに係合する第1のカム面を有すると共に、カム部材はさらに
    、アクチュエータが第1の位置から第2の位置へ動くときに、アームに係合する
    第2のカム面を有しているような、上記カム部材と、 アクチュエータとハウジングとの間に結合されて、アクチュエータを第2の位
    置へ付勢する、アクチュエータバネと、 アームに結合されていて、アクチュエータが第1の位置にあるときに、電極の
    まわりに嵌合して電極に係合するように配置されてなる2つの歯先を有している
    、係合フォークと、 をさらに備えていることを特徴とする請求項49に記載のリムーバ。
  54. 【請求項54】 患者に経皮的な電気治療を施すための方法であって、この
    方法が、 電極ハウジングを患者の組織に整列させる段階と、 電極とハウジングとのうちの少なくとも一方を他方に対して動かして、電極の
    鋭利尖端部を組織に刺入する段階と、 ハウジングを用いて、電極の動き及び/又は電極のアクセスを調節する段階と
    、 電極が組織に刺入されている間に電流をハウジングに加える段階と、 を備えていることを特徴とする方法。
  55. 【請求項55】 電極ハウジングを整列させる段階は、ハウジングの遠位面
    を患者の組織に当接させて配置する段階を含んでいることを特徴とする請求項5
    4に記載の方法。
  56. 【請求項56】 電極ハウジングを整列させる段階は、電極ハウジングの遠
    位面を患者の組織に取付ける段階を含んでいることを特徴とする請求項54に記
    載の方法。
  57. 【請求項57】 組織に対して略垂直である軸線に沿って電極をハウジング
    に対して動かしながら、ハウジングに対して電極を支持する段階をさらに備えて
    いることを特徴とする請求項54に記載の方法。
  58. 【請求項58】 電極がハウジングに対して動くときに、電極のまわりに環
    状に配置されるようなチャンネルの壁に、電極の少なくとも一部分を係合させて
    、電極を軸線方向に案内する段階をさらに備えていることを特徴とする請求項5
    4に記載の方法。
  59. 【請求項59】 電極とハウジングとのうちの少なくとも一方を動かす段階
    は、アクチュエータを電極に結合させて所定のアクチュエータ距離だけアクチュ
    エータを動かして、アクチュエータが電極を動かして電極の鋭利尖端部を組織に
    刺入するような段階を含んでいることを特徴とする請求項54に記載の方法。
  60. 【請求項60】 方法がさらに、 組織中の所定深さに電極を動かす段階と、 アクチュエータを同時に、アクチュエータ距離だけ動かす段階であって、アク
    チュエータ距離は所定深さに比べて短いような段階と、 を備えていることを特徴とする請求項59に記載の方法。
  61. 【請求項61】 電極の動きを調節する段階は、電極の鋭利尖端部が組織中
    の所定深さに達したときに電極の動きを停止させる段階を含んでいることを特徴
    とする請求項54に記載の方法。
  62. 【請求項62】 電極とハウジングとのうちの少なくとも一方を動かす段階
    は、アクチュエータを電極に係合させる段階と、ハウジングに対してアクチュエ
    ータを動かす段階と、を含んでいて、電極の動きを調節する段階は、アクチュエ
    ータをハウジングの限界ストッパに係合させる段階を含んでいることを特徴とす
    る請求項54に記載の方法。
  63. 【請求項63】 電極が組織中にあるときに、電極をハウジングから解放す
    る段階をさらに備えていることを特徴とする請求項54に記載の方法。
  64. 【請求項64】 電極ホルダを患者に取付ける段階と、患者に対して電極を
    支持するために電極と電極ホルダとを機械的に相互作用させる段階とをさらに備
    えていることを特徴とする請求項54に記載の方法。
  65. 【請求項65】 電極を機械的に相互作用させる段階は、電極ホルダの開口
    に通して電極を刺入する段階を含んでいることを特徴とする請求項64に記載の
    方法。
  66. 【請求項66】 アクチュエータを電極に係合させる段階と、アクチュエー
    タツールをアクチュエータに取外し可能に係合させる段階と、アクチュエータツ
    ールをハウジングに対して動かして、電極を組織中に動かす段階と、をさらに備
    えていることを特徴とする請求項54に記載の方法。
  67. 【請求項67】 アクチュエータツールをハウジングに対して動かして、患
    者から電極の鋭利尖端部を取外す段階をさらに備えていることを特徴とする請求
    項66に記載の方法。
  68. 【請求項68】 電極を電極制御装置に電気的に結合して電極に電流を提供
    する段階をさらに備えていることを特徴とする請求項54に記載の方法。
  69. 【請求項69】 患者にパッチを配置する段階と、パッチの開口を通して電
    極を組織に刺入する段階と、電極をパッチに係合させることで電極を組織に対し
    て支持する段階と、をさらに備えていることを特徴とする請求項54に記載の方
    法。
  70. 【請求項70】 電極とハウジングとのうちの少なくとも一方を動かす段階
    は、電極をアクチュエータに取外し可能に係合させる段階と、アクチュエータを
    ハウジングに対して動かす段階と、アクチュエータをハウジングに機械的に係合
    させて電極を患者の所定位置に保持する段階と、を含んでいることを特徴とする
    請求項54に記載の方法。
  71. 【請求項71】 ハウジングは複数の電極を支持していて、方法がさらに、
    それぞれの電極をアクチュエータに連続的に係合させる段階と、アクチュエータ
    をハウジングに対して動かして、それぞれの電極を組織に刺入する段階と、を備
    えていることを特徴とする請求項54に記載の方法。
  72. 【請求項72】 ハウジングは電極に結合されるアクチュエータを含んでい
    て、方法がさらに、アクチュエータを人間の親指に係合させる段階と、親指をハ
    ウジングに対して動かして、電極を組織中に動かす段階と、を備えていることを
    特徴とする請求項54に記載の方法。
  73. 【請求項73】 電極を患者の電極刺入箇所に通すときに、患者の電極刺入
    箇所に隣接した皮膚に押圧力を加える段階をさらに備えていることを特徴とする
    請求項54に記載の方法。
  74. 【請求項74】 電極とハウジングとのうちの少なくとも一方を動かす段階
    は、電極に結合されているアクチュエータを患者に向けて動かして、電極が患者
    に進入する箇所に隣接させて患者に押圧力を加える段階を含んでいることを特徴
    とする請求項54に記載の方法。
  75. 【請求項75】 単一の動作による、電極の少なくとも一部分をハウジング
    から出して患者に入れるように動かす段階と、電極を制御装置のケーブルに結合
    する段階と、をさらに備えていることを特徴とする請求項54に記載の方法。
  76. 【請求項76】 ユーザの単一の動作による、電極をハウジング内に戻すよ
    うに動かす段階と、電極を制御装置のケーブルから電気的に係脱させる段階と、
    をさらに備えていることを特徴とする請求項75に記載の方法。
  77. 【請求項77】 鋭利尖端部を患者以外の何人にもさらすことなく、電極の
    鋭利尖端部を患者の組織に刺入する段階をさらに備えていることを特徴とする請
    求項54に記載の方法。
  78. 【請求項78】 鋭利尖端部を患者以外の何人にもさらすことなく、電極を
    患者の組織から取外す段階をさらに備えていることを特徴とする請求項54に記
    載の方法。
  79. 【請求項79】 方法がさらに、 電極全体をハウジングから取外す段階と、 患者からハウジングを取外す段階と、 を備えていることを特徴とする請求項54に記載の方法。
  80. 【請求項80】 ハウジングは第1のハウジングであって、方法がさらに、
    電極を組織から取外して、鋭利尖端部を患者以外の何人にもさらすことなく、第
    2のハウジングに入れる段階を備えていることを特徴とする請求項54に記載の
    方法。
  81. 【請求項81】 経皮的な電極を取外すための方法であって、この方法が、 経皮的な電極のリムーバのハウジングを握る段階と、 経皮的な電極が組織に刺入されている間における、経皮的な電極の近くの組織
    にハウジングを係合する段階と、 経皮的な電極のリムーバのアクチュエータを操作する段階であって、アクチュ
    エータを経皮的な電極に結合させる段階と、 アクチュエータを作動させる段階であって、経皮的な電極を組織から回収して
    ハウジングに収容する段階と、 を備えていることを特徴とする方法。
  82. 【請求項82】 アクチュエータを操作する段階は、アクチュエータに押圧
    力を加えてアクチュエータをハウジングに対する第2の位置から第1の位置へと
    動かす段階を含み、アクチュエータを作動させる段階は、アクチュエータを第1
    の位置から第2の位置へとバネ付勢させつつ、アクチュエータに加える押圧力を
    減少させる段階を含んでいることを特徴とする請求項81に記載の方法。
  83. 【請求項83】 アクチュエータを操作する段階は、アクチュエータに人間
    の親指を係合させてアクチュエータをハウジングに対して押し下げる段階を含ん
    でいることを特徴とする請求項81に記載の方法。
  84. 【請求項84】 経皮的な電極にアクチュエータを結合させる段階は、経皮
    的な電極の露出した部分に間隔を隔てた歯先部分を係合させる段階を含んでいる
    ことを特徴とする請求項81に記載の方法。
  85. 【請求項85】 複数の取外された電極をハウジング内に同時に格納する段
    階をさらに備えていることを特徴とする請求項81に記載の方法。
  86. 【請求項86】 アクチュエータを操作する段階は、アクチュエータをハウ
    ジングに対して押し下げる段階と、アクチュエータにピボット式に結合されてい
    るアームをカム部材の第1の面に沿って動かして、アームが電極に整列される整
    列位置からアームが電極からオフセットする第1の不整列位置へ動かす段階とを
    含んでいて、経皮的な電極をアクチュエータに結合する段階は、カム部材の第1
    の面からアームを係脱させる段階と、アームを整列位置に付勢する段階とを含ん
    でいて、アクチュエータを作動させる段階は、カム部材の第2の面に沿って、整
    列位置から第2の不整列位置へアームをバネ付勢させつつ、アクチュエータを解
    放する段階を含んでいることを特徴とする請求項81に記載の方法。
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