JP2003527794A - 直接変調用の回路構造 - Google Patents

直接変調用の回路構造

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    • H03D7/16Multiple-frequency-changing
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Abstract

(57)【要約】 直接変調用の回路構造は発振器(1)を備えており、この発振器の出力信号は、有効信号による変調を行うために直交成分(LOI、LOQ)に分割される。周波数シフト回路(10)により、出力周波数と発振器(1)の周波数とは互いに分数有理倍数の関係になる。この回路(10)は、第1のさらなる直交成分(S1I、S1Q)を生成する移相器(11)と、第2のさらなる直交成分(S2I、S2Q)を生成する分周器(12)とを備えている。この直交成分(S1I、S2I;S1Q、S2Q)は互いに混合される(13、14)。周波数がずれる結果、発振器(1)の発振周波数は有効周波数帯外へとシフトされる。再変調効果は隣接するチャネルに影響を及ぼさない。この回路は、簡易で安価に実現することができ、特に単一の発振器(1)しか必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、直接変調用の回路構造に関する。この回路構造は以下のものを備え
ている。高周波信号を出力する発振器;入力側で発振器の出力と結合しており、
互いに位相シフトされた信号をそれぞれ出力する第1移相装置;入力側で上記移
相装置の出力の1つにそれぞれ接続されているとともに、有効信号の互いに位相
シフトされた信号成分の入力端子とも接続されており、それぞれ変調された信号
を出力する第1ミクサおよび第2ミクサ;入力側で上記ミクサの出力に接続され
ており、有効信号で変調された高周波信号を取り出して出力する結合装置。
【0001】 移動無線システムの場合、送信機において、有効な情報を含むベースバンド信
号は、適切な増幅の後にアンテナを介して放射されるようにするために、高周波
の搬送周波数へと変調される。有効信号を搬送周波数に変換するための多数のさ
まざまな変調器が知られている。
【0002】 直接変調を行う場合、有効信号は直交成分に供給され、搬送周波数の各直交成
分と混合される。変調された直交成分の加算により、放射される高周波信号が生
成される。搬送周波数は発振器によって与えられる。発振器の出力信号は、移相
器によって互いに90°位相シフトされた信号成分に分割される。また、分周器
が信号経路に挿入されることもある。直接変調は、特にデジタルセルラ移動無線
ユニットに用いられる。その際、単一の発振器を使用するので、簡易で安価に実
現できることが有利な点である。許容周波数帯外に存在する伝送信号のノイズお
よび周波数成分は、アンテナの上流側にあるフィルタによって抑制される。
【0003】 有効信号変調は別として、発振器は放射信号と同じ周波数または放射信号の周
波数の整数倍で発振する。この場合に問題となることは、出力側の変調器によっ
て生成された信号が、入力側に位置する発振器に寄生的にフィードバックされる
ことである。これには様々なことが影響しているが、特に単一の半導体チップへ
の集積化を行う場合に大きな影響が現れる。発振器を、ボンディングワイヤがチ
ップから引き出される共振回路として実現することが一般的である。このボンデ
ィングワイヤは、一方では他の場所で放射される高周波信号の受信アンテナとし
て作用し得るので、これにより、変調器の出力信号が再び回路にフィードバック
される。もう一方では、変調器のボンディングワイヤは、送信アンテナとして作
用し得て、その放射が印加電位の入力を担うボンディングワイヤによって受信さ
れるので、それによって変調器へのフィードバックが起こる。さらに、送信部ま
たは受信部とちょうど同じように振る舞うプレーナコイルが集積された共振回路
も、また一般的である。その上、変調器を含む半導体チップの基板に流れる電流
によって、出力側の信号の、入力側の発振器へのフィードバックが生じる。発振
器は選択性が高いので、発振器の同調可能な周波数領域では、極度に結合が起こ
りやすい。
【0004】 直接変調器の変調出力信号が、入力側の発振器にフィードバックされると、次
にはこの干渉が変調される。すなわち、いわゆる再変調効果が起こる。この結果
、出力側のスペクトルが広がる。しかし、この移動無線システム用の許容周波数
帯は限られている。許容周波数帯内で、それぞれの送信機に割り当てられる伝送
チャネルは少ない。再変調効果のために起こる周波数スペクトルの広がりによっ
て、有効信号の周波数成分が許容伝送チャネルを超え、特定のスペクトル伝送マ
スクが傷つけられる危険が生じる。したがって、隣接チャネルが干渉されやすい
。それゆえ、再変調効果を回避しなければならない。
【0005】 本発明の目的は、簡易に実現することができる上に、再変調効果を非常に確実
に回避する、直接変調用の回路構造を提供することにある。
【0006】 本発明によれば、この目的は以下のような直接変調用の回路構造によって達成
される。この回路構造は以下のものを備えている。高周波信号を出力する発振器
;入力側で発振器の出力と結合しており、互いに位相シフトされた信号をそれぞ
れ出力する第1移相装置;入力側で上記移相装置の出力の1つにそれぞれ接続さ
れているとともに、有効信号の互いに位相シフトされた信号成分の入力端子とも
接続されており、それぞれ変調された信号を出力する第1ミクサおよび第2ミク
サ;入力側で上記ミクサの出力に接続されており、有効信号で変調された高周波
信号を取り出して出力する結合装置。以上の場合において、入力側で発振器の出
力と結合しており、出力側で互いに位相シフトされた信号をそれぞれ出力する第
2移相装置。入力側で上記第2移相装置の出力の1つに接続されており、互いに
位相シフトされた信号をそれぞれ出力する第2移相装置。入力側で第2および第
3移相装置の出力に接続されており、変調された信号をそれぞれ出力する第3お
よび第4ミクサ。そして、入力側で第3および第4ミクサの出力に接続されてお
り、出力側で第1移相装置に接続されている、さらなる結合装置。
【0007】 本発明による直接変調構造の場合、発振器は実際には伝送周波数の整数倍では
発振しておらず、発振器の発振周波数は、出力側の搬送周波数の単なる分数有理
倍数(gebroches rational Vielfach)である。すなわち、発振器の周波数は、
出力周波数に応じてシフトする。搬送周波数は、発振器の最も感度の高い範囲外
に、すなわち発振器の一時的な共振周波数の範囲外に存在するので、フィードバ
ックは減少する。周波数のずれの度合いが適切な場合、それにもかかわらず再変
調積や混合積が生じても、確実に、再変調積や混合積が移動無線システムの周波
数帯の隣接伝送チャネル外に位置するようにすることができる。このような再変
調積を、移動無線ユニットの適度に効果的なバンド制限フィルタによって、問題
なく抑制することができる。このフィルタはもともと備えられており、移動無線
サービス用に用意された周波数帯外の周波数成分を抑制するものである。製造費
用が発振器しだいで決まることは、明白である。さらに、本発明による回路の場
合、発振器は1つだけ必要なので、直接変調回路の製造費は安価である。直接変
調器の出力信号は、適度な増幅後にアンテナに結合されて放射される。
【0008】 移相器は、処理信号の周波数を変更しない全域通過回路網として具現化するこ
とができる。あるいはそれに替わるものとして、入力信号を2分割するマスタ・
スレーブ・フリップフロップを用いることができる。MSフリップフロップのス
レーブの出力分岐は、移相器の出力信号の1つ、たとえば入力信号と同相で周波
数が半分の出力信号を供給する。MSフリップフロップのマスタの出力分岐は、
入力信号に対して位相シフトされた、移相器の出力信号を供給する。この出力信
号は直交成分であり、互いに90°位相シフトされている。発振器の周波数と出
力搬送周波数との間の周波数の関係に応じて、すべての移相器を、分周器として
、または、全域通過回路網として、または、この2つを組み合わせたものとして
具現化することができる。
【0009】 第2および第3移相器と第2・第3ミクサおよびさらなる結合装置との組み合
わせは、出力側の搬送周波数に関する発振器の周波数を、これらの周波数が互い
の比が分数有理倍数となるように、シフトさせる。ミクサ自身で発生するイメー
ジ周波数は、結合部材によって再び抑制される。移相器の出力と同じタイプの位
相角の直交成分がミクサにそれぞれ入力されると、加算部材において下側波帯が
抑制され、上側波帯が通される。移相器の出力と異なるタイプの位相角の直交成
分がミクサにそれぞれ入力されると、上側波帯が抑制され、下側波帯が通される
。従って、このような組み合わせは、単に、入力側でこの組み合わせに入力され
るスペクトルのシフトを引き起こす。第2および第3移相器で生成される直交成
分は、互いに90°位相シフトされている。ミクサへの移相器の出力の接続に応
じて、2つの側波帯の一方が加算点の下流側で抑制される。ミクサ間で1つの出
力の接続を交換すると、他方の側波帯が抑制される。
【0010】 本発明にとって付加する必要のある構成要素は、従来の全域通過回路網または
マスタ・スレーブ・フリップフロップと、ミクサと、加算部材とである。従って
、回路構成のさらなる経費を、標準的な構成要素を用いて納得できる経費で実現
することができる。したがって、この回路は、特に、セルラデジタル移動無線ユ
ニットに使用するのに適している。
【0011】 次に、本発明を図に示された実施形態を用いて詳述する。対応する部材には、
同じ参照記号を付してある。
【0012】 図1は、本発明による直接変調器を示している。図2は、セルラ移動無線ユニ
ット用のトリプルバンド送信機における、直接変調器用の実施形態を示している
。図3は、従来技術にしたがった直接変調器を示している。
【0013】 図3による従来の直接変調器は、直接変調器の出力信号OUTと同じ搬送周波
数で発振する高周波発振器1を備えている。この発振器1は電圧制御発振器(V
CO)であり、許容周波数帯において、使用可能な伝送チャネルの搬送周波数の
1つに同調可能である。この発振器1は半導体チップに集積されており、集積回
路のパッドから引き出されてもう一方のパッドで元へ戻されるボンディングワイ
ヤは、共振器として機能する。さらに、金属相互接続の形態を有するプレーナコ
イルは共振器と見なせる。移相器2は、VCO1の出力信号から、直交成分LO
IおよびLOQを発生させる。この直交成分は、互いに90°位相シフトされた
信号であり、入力側の位相と比べて0°または90°の位相角を有している。こ
の移相器を全域通過回路網として実現することができ、その結果、移相器の出力
周波数および入力周波数は同じとなる。それに替わるものとしては、出力信号の
周波数が入力信号の周波数の半分であるマスタ・スレーブ・フリップフロップと
しての実現がある。場合によっては、任意の整数分周比を有する分周器を用いる
ことも可能である。これらの場合、直接変調器の出力周波数およびVCOの発振
周波数は、整数の倍数だけ互いに異なっている。ミクサ3では、搬送信号の1つ
の直交成分LOIが有効信号の1つの直交成分Iと混合される。他のミクサ4で
は、搬送信号の他方の直交成分LOQが有効信号の他方の直交成分Qと混合され
る。信号成分I,Qは、それぞれ端子7,8に供給される。この変調積は加算器
5で加算され、変調出力信号OUTを導出する。場合によっては、VCO1と移
相器2との間に、分周因子1/Rを有する分周器6が配置されることもある。こ
こで、Rは2、4、などの値をとりうる。この場合、出力信号OUTの搬送周波
数は、VCO1の発振周波数にさらに別の倍数をかけた周波数である。
【0014】 図3に示されている回路に加えて、図1の直接変調器は、回路ブロック10を
有している。回路ブロック10は、入力側に、分周器6に接続されるかまたはV
CO1に直接接続することのできる第2移相器11を含んでいる。この移相器1
1は、直交成分S1IおよびS1Qを発生させる。そして第2移相器11の出力
信号の1つ(図1では信号S1Qで示されている)は、第3移相器12に入力さ
れる。この第3移相器12は、直交成分S2IおよびS2Qを順次発生させる。
この移相器12は、常に1/N分周器である。この移相器は、マスタ・スレーブ
・フリップフロップを含んでいる。この0位相の直交成分S1IおよびS2Iは
、第3ミクサ13に入力される。移相器11,12のそれぞれの入力信号に対し
て90°位相シフトされた出力信号S1Q・S2Qは、第4ミクサ14に入力さ
れる。ミクサ13,14の出力に現れている混合積は、加算器15で加算される
。その加算器の出力信号は、移相部材2の入力信号を形成している。
【0015】 ミクサ13・14の混合積は、上下側波帯を含んでいる。その側波帯の1つは
、結合部材15で加算されることによって抑制される。したがって、回路ブロッ
ク10は、いわゆるIMRミクサという一種のイメージ阻止ミクサと見なすこと
ができる。1つの側波帯のみが回路ブロック10から出力されるので、ブロック
10の出力信号の搬送周波数は、その入力信号の搬送周波数と異なる値になって
いる。それから、それと同様のことが、VCO1の周波数に対する変調器の出力
信号OUTの周波数についてもいえる。また、ミクサ13・14へのS1I,S
1QまたはS2I,S2Qの配線の接続に応じて、側波帯の1つが抑制される。
S1IがS1Qに、または、S2IがS2Qに置き換えられると、もう一方の側
波帯が抑制される。
【0016】 移相器2が単なる移相器として(たとえば全域通過回路網として)、および、
移相器11が1/2分周器として具現化されているとき、図示されている構造の
場合、出力信号OUTの周波数fOUTと発振器VCO1の周波数fVCOとの関係に
ついて、次式が成り立つ。
【0017】
【数1】
【0018】 ミクサ13・14に、I信号成分とQ信号成分との両方が入力されるとき、下
側波帯が回路ブロック10の出力で発生する。たとえば、ミクサ13に信号S1
IおよびS2Qが入力され、ミクサ14に信号S1QおよびS2Iが入力される
。移相器2が全域通過回路網として実現される移相器であるとき、出力周波数f OUT とVCO1の周波数fVCOとの関係について、次式が成り立つ。
【0019】
【数2】
【0020】 移相器2が全域通過回路網でなく、1/2分周器であるとき、VCO1の周波
数は出力信号の周波数fOUTに対して、さらに因子2だけ高められる。注目すべ
きことに、出力周波数は、発振器の発振周波数の分数有理倍数であり、すなわち
N/(N+1)に比例、または、N/(N−1)に比例している。
【0021】 本発明を改善するにあたって、移相器2・11を別々に実現することができる
。全域通過回路網、または、マスタ・スレーブ・フリップフロップの形態におけ
る1/2分周器が可能である。移相器12は、常に、分周因子1/N(そのとき
Nは2,4,8などの値をとりうる)を有するマスタ・スレーブ・フリップフロ
ップの形態の分周器である。分周器6は、所望の周波数比に応じて任意追加する
ことができる。移相器2,11用の全域通過回路網またはマスタ・スレーブ・フ
リップフロップと、分周器12,6の分周因子との組み合わせが異なれば、出力
信号OUTの搬送周波数と発振器1の発振周波数との間に、多くの分数有理数倍
の周波数関係が発生し得る。この組み合わせは、出力信号OUTからVCOにフ
ィードバックされる信号成分が、ミクサ3・4による再変調の際に、移動無線サ
ービス用の許容周波数帯の有効チャネルに位置することが決してないように選ば
れる。この周波数帯外の再変調積は、いずれにしても、この目的のために設計さ
れた、十分な減衰率を有するフィルタによって抑制される。
【0022】 トリプルバンド送信器に関する実施形態が、図3に示されている。なお,この
トリプルバンド送信器は、移動無線スタンダードであるGSM900、DCS1
800、および、DCS1900の伝送周波数に適している。出力側では、GS
M900用の一対のI,Q変調器と、また近接する周波数帯のためにDCS18
00およびDCS1900用のただ一対のI,Q変調器とが備えられている。回
路ブロック10には、2つのマスタ・スレーブ・フリップフロップ10,11が
備えられている。IおよびQ信号成分はそれぞれミクサ13,14で混合される
。入力側では、各周波数帯用に、VCO1a,1b,および1cが備えられてい
る。GSM900の場合、21で示される1/2分周器が、マルチプレクサ20
を介して信号経路に接続されている。DCS1800/DCS1900の場合、
この分周器を回避する。所望の周波数帯にあわせて、それぞれ所定の高周波発振
器1a、1b、または、1c、および、所定のI,Q変調器が使用される。それ
ぞれの出力信号fOUTGSMまたはfOUTDCSの搬送周波数と、入力側のVCOのそれ
ぞれに所定の発振周波数との、分数有理周波数の関係は、GSM900に関して
はfVCO=2×2×4/3×fOUTGSMであり、また、DCS1800/DCS1
900に関してはfVCO=2×4/3×fOUTDCSである。全てに関わる再変調積
は、それぞれに所定のVCOの1a、1b、および1cにおける出力信号OUT
GSMおよびOUTDCSのフィードバックから生じ、この移動無線スタンダー
ド用の許容周波数帯外に存在する。GSM900用に、たとえば880から91
5MHzまでに伝送周波数帯があり、従って35MHzのバンド幅を有している
。チャネルは200kHzの間隔で配置されている。VCO1aは、4693.
3MHzから4880.0MHzまでの領域で同調することができる。生じた再
変調積、およびIMR回路10によっても抑制されない混合積は、送信帯には入
らず、35MHz幅の送信バンド幅外にある。VCOが、直接変調器の残りの回
路構成を備える電圧制御HF発振器として、単一の半導体チップに集積されてい
ることが、有効である。誘導性の共振器は、ボンディングワイヤまたはプレーナ
コイル、たとえば幅の広いアルミニウムまたは銅の軌道として実現される。同調
領域を維持して各VCOのノイズを最小限に抑えるために、各帯用に個別の発振
器が選択された。その場合、適度に大きな同調領域を有する個々の発振器も考え
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による直接変調器を示す図である。
【図2】 セルラ移動無線ユニット用のトリプルバンド送信機における、直接変調器用の
実施形態を示す図である。
【図3】 従来技術にしたがった直接変調器を示す図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号を出力する発振器(1)と、 入力側で上記発振器(1)の出力と結合しており、互いに位相シフトされた信
    号(LOI、LOQ)をそれぞれ出力する第1移相装置(2)と、 入力側で上記移相装置(2)の出力の1つにそれぞれ接続されているとともに
    、有効信号の互いに位相シフトされた信号成分(I、Q)の入力端子とも接続さ
    れており、それぞれ変調された信号を出力する第1ミクサ(3)および第2ミク
    サ(4)と、 入力側で上記ミクサ(3、4)の出力に接続されており、上記有効信号で変調
    された高周波信号(OUT)を取り出して出力する結合装置(5)とを備える直
    接変調用の回路構造において、 入力側で上記発振器(1)の出力と結合しており、出力側で互いに位相シフト
    された信号(S1I、S1Q)をそれぞれ出力する第2移相装置(11)と、 入力側で上記第2移相装置(11)の出力の1つに接続されており、互いに位
    相シフトされた信号(S21、S2Q)をそれぞれ出力する第2移相装置(12
    )と、 入力側で上記第2および第3移相装置(11、12)の出力に接続されており
    、変調された信号をそれぞれ出力する第3および第4ミクサ(13、14)と、 入力側で上記第3および第4ミクサ(13、14)の出力に接続されており、
    出力側で上記第1移相装置(2)に接続されている、さらなる結合装置(15)
    とを備えることを特徴とする直接変調用の回路構造。
  2. 【請求項2】 上記発振器(1)の出力と上記第1移相装置(2)の入力との間に、分周器(
    6、21)が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の直接変調用の回
    路構造。
  3. 【請求項3】 互いに90°位相シフトされた出力信号を発生させるように上記移相装置(2
    、11、12)が構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の直
    接変調用の回路構造。
  4. 【請求項4】 上記移相装置(2、11、12)の少なくとも1つはマスタ・スレーブ・フリ
    ップフロップを備え、上記移相装置の出力の1つはマスタの出力によって形成さ
    れており、上記移相装置の他の出力はスレーブの出力によって形成されているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の直接変調用の回路構造。
  5. 【請求項5】 上記移相装置(2、11)の少なくとも1つは全域通過回路網であることを特
    徴とする請求項3に記載の直接変調用の回路構造。
  6. 【請求項6】 上記第3移相装置(12)は分周器であることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれかに記載の回路構造。
  7. 【請求項7】 上記第3および第4ミクサ(13、14)は、入力側で第2移相装置(11)
    の出力と第3移相装置(12)の出力とにそれぞれ接続されていることを特徴と
    する請求項1ないし6のいずれかに記載の直接変調用の回路構造。
  8. 【請求項8】 上記第2および第3移相装置(11、12)は、出力信号が各入力信号に対し
    て同じ位相角となる同相の出力と、出力信号が各入力信号に対して90°シフト
    された位相角となる位相シフトされた出力とを行い、 上記第3ミクサ(13)は、入力側で上記第2および第3移相装置(11、1
    2)の上記同相の出力に接続されており、上記第4ミクサ(14)は、入力側で
    上記第2および第3移相装置の上記位相シフトされた出力に接続されていること
    を特徴とする請求項7に記載の直接変調用の回路構造。
  9. 【請求項9】 上記第2および第3移相装置(11、12)は、それぞれの出力信号が入力信
    号に対して同じ位相角となる同相の出力と、出力信号が各入力信号に対して90
    °シフトされた位相角となる位相シフトされた出力とを行い、 上記第3および第4ミクサ(13、14)は、入力側で、上記第2および第3
    移相装置(11、12)の同相の出力と逆相の出力とにそれぞれ接続されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の直接変調用の回路構造。
  10. 【請求項10】 セルラデジタル移動無線ユニットに対して用いられ、上記結合装置(5)の出
    力が増幅装置を介してアンテナと結合されていることを特徴とする請求項1ない
    し9のいずれかに記載の直接変調用の回路構造。
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