JP2003527614A - クラスターサイズ測定器具およびクラスターイオンビーム診断方法 - Google Patents

クラスターサイズ測定器具およびクラスターイオンビーム診断方法

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JP2003527614A JP2001568563A JP2001568563A JP2003527614A JP 2003527614 A JP2003527614 A JP 2003527614A JP 2001568563 A JP2001568563 A JP 2001568563A JP 2001568563 A JP2001568563 A JP 2001568563A JP 2003527614 A JP2003527614 A JP 2003527614A
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gas
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    • H01J2237/24485Energy spectrometers

Abstract

(57)【要約】 ディテクター装置およびクラスターイオンビーム診断でのその使用が記載される。該ディテクターはガス圧力ディテクター(224)へのコンダクタンス経路およびディテクター出口(248)へのコンダクタンスを持つファラデーカップ(210)を有する。該ディテクターはイオンビームフラックスの尺度であるイオン電流を獲得し、圧力測定を通じて、質量フラックスも獲得する。圧力測定は解離されたガスクラスターの出力に応答し、瞬時のイオン電流についての情報と組み合わされて、平均ガスクラスターイオンサイズNを見積もる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、ガスクラスターサイズの測定、さらに詳しくは、平均ガス
クラスターイオンサイズの測定に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
種々の材料の表面のエッチング、洗浄および平滑化のためのガスクラスターイ
オンビーム(GCIB)の使用は当該分野で公知である(例えば、米国特許第5
,814,194号、Deguchi et al 「Substrate S
urface Treatment Method」(1998)参照)。この
議論の目的では、ガスクラスターは、標準温度および圧力の条件下では気体状で
ある材料のナノ−サイズの凝集体である。そのようなクラスターは、典型的には
、クラスターを形成するように緩く結合した数個ないし数千個の原子または分子
の凝集体よりなる。これらのクラスターは電子衝撃または他の手段によってイオ
ン化することができ、それらを公知の制御可能なエネルギーの指向性ビームに形
成させる。より大きなサイズのクラスターは、原子または分子当たり中程度のエ
ネルギーを有するに過ぎないが、クラスターイオン当たり実質的エネルギーを運
ぶそれらの能力のため最も有用である。クラスターは衝撃に際して崩壊し、各個
々の原子または分子は合計クラスターエネルギーの小さな分率を運ぶに過ぎない
。その結果、大きなクラスターの衝撃効果は実質的であるが、非常に狭い表面領
域に制限される。これによりイオン化されたクラスターは、モノマーイオンビー
ム処理に特徴的なより深い表面ダメージを生じさせる傾向なく、種々の表面修飾
プロセスで効果的となる。
【0003】 そのようなGCIBの創製および加速のための手段は、先に引用したDegu
chiの文献に記載されている。現在利用可能なイオン化されたクラスター源は
、広い分布のサイズNを有するクラスターイオンを生じさせる(ここに、N=各
クラスターにおける分子の数−単原子ガスの場合の分子の数であり、以下の議論
を通じて、単原子ガスの原子を分子またはサイズN=1のクラスターといい、お
よびそのような単原子ガスのイオンを分子イオン、またはサイズN=1のイオン
化されたクラスター、またはサイズN=1のクラスターイオンという)。クラス
ター形成プロセスは、小さなサイズのクラスター(2ないし約10のNの値)を
ほとんど生じないことがN.Kofujiら、(「Development o
f gas cluster source and its charact
eristics」、Proc.14th Symp.on Ion Sour
ces and Ion−Assisted Technology,Toky
o(1991)15頁)によって示されているが、分子イオン(N=1)はより
大きなクラスター(数10を超え、数1000までのN)がそうであるように豊
富に生じる。クラスター中の原子は、表面にかなり進入して、個々のモノマー原
子が数1000エレクトロンボルトのオーダーのエネルギーを有することができ
る他のタイプのイオンビーム処理に典型的には関連する残存表面下ダメージを引
き起こすのに個々には十分なエネルギーではない(数エレクトロンボルトのオー
ダー)ことが知られている(米国特許第5,459,326号、Yamada「
Method for Surface Treatment with Ex
tra−Low−Speed Ion Beam」(1995))。それにも拘
らず、クラスターそれ自体は、Yamada and Matsuo(「Clu
ster ion beam processing」、Matl.Scien
ce in Semiconductor Processing I,(19
98) 27−41頁)によって示されるごとく、表面を効果的にエッチングし
、平滑化し、または洗浄するのに十分なエネルギーとすることができる(数10
00エレクトロンボルト)。
【0004】 一次近似では、エネルギークラスターの表面修飾効果はクラスターのエネルギ
ーに依存する。しかしながら、二次効果はクラスターの速度に依存し、該速度は
クラスターのエネルギーおよびその質量双方(よって、クラスターサイズN)に
依存する。表面処理のためにGCIBの利用性を最大化するためには、クラスタ
ーのエネルギーおよび平均クラスターサイズまたはクラスターサイズ分布の双方
を知り、それを制御するのが有用である。ある適用においては、ガスクラスター
イオンビームは表面フイルムの沈積または成長で用いられる。そのように用いる
場合、ワークピースへのマスフローを知るのは重要である。イオンの量は、ワー
クピースに到達するイオン電流を測定することによって容易に決定することがで
きる。イオン化されたクラスターが支配的に単一電荷を運ぶように配置すること
ができるので、各電荷は単一のイオン化されたクラスターまたは分子イオンに対
応すると正確に仮定することができるが、平均クラスターサイズまたはクラスタ
ーサイズ分布が知られていなければ、標的への合計マスフローはわからない。分
子イオンに対するクラスターイオンの比率およびクラスターサイズの分布の双方
(かくして、平均クラスターサイズ)に影響を与えることが源条件を制御するこ
とによって可能である。しかしながら、平均クラスターサイズまたはクラスター
サイズ分布を測定し、モニターする手段が入手できなければ、所望のクラスター
サイズを生じさせるための源の調整および制御は困難である。これらおよび他の
理由で、ガスクラスターイオンビームにおけるクラスターサイズについての情報
を提供できる測定手段を有するのは有用である。ビームにおける平均クラスター
質量を測定する簡便で、コンパクトかつ安価な手段は、クラスター源およびイオ
ナイザーの操作を診断するのに望ましい。
【0005】 クラスターイオンに加え、GCIBは、イオン化されたビームと共に移動する
かなり多数のイオン化されていないクラスターおよび分子を有するようである。
そのようなイオン化されていない粒子のわずかな分率は、衝突を通じて中和され
たイオンを含み得るが、大部分は、イオナイザーを通過しつつイオン化しないク
ラスターおよび分子よりなる。イオン化されていないクラスターおよび分子はイ
オンのように加速できず、その結果、熱エネルギーを有するに過ぎない。これら
の低いエネルギーのイオン化されていないクラスターおよび分子は、ワークピー
スを処理するにおいて実質的に関与しないが、イオナイザーの効率の指標となる
。この理由で、それらの大きさの尺度を有するのは有用である。
【0006】 分子イオンならびにクラスターイオンは現在利用できるクラスターイオンビー
ム源によって生じるので、分子イオン(N=1を有するクラスターイオン)は加
速され、クラスターイオンと共に処理中のワークピースに輸送される。低い質量
と高いエネルギーを有する分子イオンは高速を有し、これにより、それらが表面
に侵入することが可能となり、プロセスに有害であるような深いダメージを生じ
させる。そのような表面下イオンダメージは、より伝統的なモノマーイオンビー
ム処理技術からよく確認されよく知られており、種々のダメージを表面直下への
インプランテーションで生じさせかねない。
【0007】 多くのGCIBが、イオン化されたクラスタービームから分子イオンを排除す
るためのGCIB処理器具内に手段を取り込むことからの利益を保有するのは、
イオン化されたクラスタービーム技術分野において知られるようになった。静電
(例えば、米国特許第4,737,637号、Knauer,「Mass Se
parator for Ionized Cluster Beam」、19
88参照)および電磁気(例えば、米国特許第5,185,287号に先行技術
として引用された特開平03−245523号、Aoyanagiら、「Man
ufacture of Quantum Well Structure」、
1991)質量アナライザーが、より重いクラスターのビームから軽いイオンを
取り除くのに使用されてきた。静電および電磁気質量アナライザーは、広い分布
の質量を含むビームから狭い範囲のイオン質量を有するイオン化されたクラスタ
ーを選択するのにも使用されてきた(先に引用された米国特許第4,737,6
37号および特開昭62−112777号、Aoki、「Apparatus
for Forming Thin Film」1987参照)。
【0008】 現在実用的なGCIB源は、広い分布のイオン化されたクラスターのサイズを
生じるが、利用できるクラスターイオン電流は制限されている。従って、単一の
クラスターイオン(あるいは、狭い範囲のクラスター)を選択することによって
GCIB処理を行うのは現実的ではない。つまり、そのようなビームの利用可能
な影響は生産的処理のためには余りにも低い。ビームから分子イオンを減らすか
またはそれを排除し、残りの重いイオンを処理のために用いるのが好ましい。
【0009】 従って、本発明の目的は、GCIBにおいて平均クラスターイオンサイズを測
定する方法を提供することにある。
【0010】 また、本発明の目的は、部分的にイオン化されていないGCIBに存在する平
均クラスターサイズを測定する方法を提供することにある。
【0011】 本発明のもう1つの目的は、GCIBにおけるイオン化されたおよびイオン化
されていない材料の相対的な量の測定を可能とすることにある。
【0012】 本発明のさらなる1つの目的は、イオン化されたおよびイオン化されていない
双方の、GCIBにおける分子質量フローを測定する手段を提供することにある
【0013】 本発明のなおさらなる目的は、平均クラスターサイズの測定が処理システムの
操作、調整および制御を促進するGCIB処理システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
発明の概要 前記した目的ならびに本発明のさらなるおよび他の目的および利点は、後記す
る本発明の具体例によって達成される。
【0015】 本発明は、ディテクターおよびビーム中のガスクラスターイオンの平均サイズ
を測定するにおけるその使用を含む。該ディテクターは、(市販のコンパクトな
イオン圧力ゲージを含むことができる)中性ガス圧ディテクターへの高いコンダ
クタンス経路およびディテクター出口への高いコンダクタンスを持つ電子抑制フ
ァラデーカップを含む。該装置は、イオンビームフラックスの尺度であるイオン
電流を獲得し、および圧力測定を介して質量フラックスを獲得するのに用いられ
る。圧力測定はリアルタイムで完全に解離されたクラスターに対応するので、瞬
時のイオン電流についての情報と組み合わせると、平均クラスターイオンサイズ
(Ni)を計算することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の他のおよびさらなる目的と共に、本発明の良好な理解のために、添付
の図面および詳細な記載を参照する。
【0017】 好ましい具体例の詳細な記載 ガス分子のクラスターのエネルギービームの生産、増殖および利用は、現在、
合体した中性体のジェットのイオン化を含む。ノズル中での超音速膨張によって
生じたこのガス流は、クラスターサイズのスペクトルを生じる。加えて、イオン
化のプロセスはジェットクラスターサイズの分布を変化させ得る。クラスタービ
ームとの衝突によって促進されたある種の材料の表面処理は、クラスターサイズ
の分布に敏感である。加えて、クラスター形成の効率を知ることは、ノズルの開
発およびビームイオナイザーの改良、GCIBプロセッサーのためのビーム輸送
システムおよび真空ポンピングシステムの改良に重要である。
【0018】 図1は、EPion Corp.によって以前より製造されている、先行技術
のGCIBシステムによって生じたアルゴンクラスターについての1つの典型的
なクラスターイオンサイズ分布曲線を示す。このGCIBシステムで用いられる
ガススキマー開口、淀み圧力、イオン化パラメーターおよび他のパラメーターに
対するノズル形状および位置決定の条件の特別の組について、得られたアルゴン
クラスターのクラスターサイズ分布はN=1(分子イオン、あるいはこの場合、
アルゴンは単原子ガスであるので、原子イオン)およびN=1500(クラスタ
ーイオン)近くにピークを有する。分布は、イオナイザーの操作条件およびガス
ジェットのダイナミックス双方の関数である。(N.Toyoda,「Nano
−processing with gas cluster ion bea
ms」, doctoral thesis, Fig.3.15, Kyot
o Univ.,Kyoto,JP,1999からの)図2において、クラスタ
ー質量およびクラスターサイズ分布に対するノズル淀み圧の影響の例が、アルゴ
ンガスクラスターイオンについて示されている。
【0019】 クラスター質量またはサイズ分布の分析は、先行技術においては種々の方法で
行われている。加速に先立ち、静電遅延場の印加は、そのエネルギーに従ってイ
オンを濾過する。ジェット粒子はほぼ同一の速度を有するので、そのエネルギー
はその質量に対応する。しかしながら、この方法の使用はビームの加速および輸
送を無視しており、これはクラスター分布を歪めかねない。加えて、ビーム輸送
で望ましくない等ポテンシャル半透明スクリーンの使用を含み得るよく規定され
た場が確立されなければならない。
【0020】 別法として、飛行時間(TOF)方法は加速されたビームが分析されるように
する。(N.Toyoda,「Nano−processing with g
as cluster ion beams」, doctoral thes
is,Fig.3.2,Kyoto Univ.,Kyoto,JP,1999
からの)図3において、先行技術のTOFシステムが示されている。TOF方法
は、通常は、複雑かつ高価であって、ハードウェアのためにスペースのかなりの
割り当てを要する。
【0021】 図4は、先行技術で知られている形態のGCIBプロセッサー100について
の典型的な構成を示し、これは以下のごとく記載することができる:真空容器1
02は3つの連絡するチャンバー、源チャンバー104、イオン化/加速チャン
バー106、および処理チャンバー108に分けられる。3つのチャンバーは、
各々、真空ポンピングシステム146a、146b、および146cによって適
当な操作圧まで排気される。シリンダー111に貯蔵された凝縮可能な源ガス1
12(例えば、アルゴンまたはN2)を、ガス計量バルブ113およびガス供給
チューブ114を通って淀みチャンバー116へと加圧され、適切な形状のノズ
ル110を通って実質的に低圧の真空に投入される。超音速ガスジェット118
が得られる。ジェットにおける膨張に由来する冷却はガスジェット118の一部
をクラスターに凝縮させ、クラスターの各々は数個ないし数千個の弱く結合した
原子または分子よりなる。ガススキマー開口120は、クラスタージェットから
、クラスタージェットに凝縮されなかったガス分子を部分的に分離して、そのよ
うな高圧が有害な下流領域(例えば、イオナイザー122、高電圧電極126、
および処理チャンバー108)における圧力を最小化させる。適当な凝縮可能源
ガス112は、必ずしも限定されるわけではないが、アルゴン、窒素、二酸化炭
素、酸素その他のガスを含む。
【0022】 ガスクラスターを含む超音速ガスジェット118が形成された後、クラスター
はイオナイザー122中でイオン化される。イオナイザー122は、典型的には
、1以上の白熱フィラメント124から熱電子を生じさせ、電子を加速し方向付
け、電子がガスジェット118中のガスクラスターと衝突するようにする電子衝
撃イオナイザーであり、ここに、ジェットはイオナイザー122を通過する。電
子衝撃はクラスターから電子を取り出し、クラスターの一部が正にイオン化され
るようにする。適当にバイアスされた高電圧電極126の組はイオナイザーから
クラスターイオンを抽出し、ビームを形成し、次いで、それを所望のエネルギー
(典型的には、1keVないし数10keV)まで加速し、それを集束させて、
初期軌道154を有するGCIB128を形成させる。フィラメント電源136
は電圧VFを供して、イオナイザーフィラメント124を加熱する。アノード電
源134は電圧VAを供して、フィラメント124から放出された熱電子を加速
して、それが、クラスター含有ガスジェット118に衝突するようにし、イオン
を生じさせる。抽出電源138は電圧VEを供して、高電圧電極をバイアスし、
イオナイザー122のイオン化領域からイオンを抽出し、GCIB128を形成
する。アクセラレーター電源140は電圧VAccを供して、イオナイザー122
に対して高電圧電極をバイアスして、VAccエレクトロンボルト(eV)に等し
い合計GCIB加速エネルギーを得る。1以上のレンズ電源(例えば、142お
よび144で示される)を設けて、GCIB128を集束させるためのポテンシ
ャル(例えば、VL1およびVL2)でもって高電圧電極をバイアスすることができ
る。
【0023】 GCIB処理によって処理されるべき半導体ウエハーまたは他のワークピース
であり得るワークピース152は、GCIB128の経路中に配されたワークピ
ースホールダー150に保持される。ほとんどの適用では、空間的に均一な結果
を伴う大きなワークピースの処理が考えられるので、大きな領域を横切ってGC
IB128を均一に走査して、空間的に均一な結果を生じさせる走査システムが
望ましい。2対の直角方向に向いた静電走査プレート130および132を利用
して、所望の処理領域を横切ってラスターまたは他の走査パターンを生じさせる
ことができる。ビーム走査が行われると、GCIB128は走査されたGCIB
148に変換されて、これは、ワークピース152の全表面を走査する。
【0024】 本発明のクラスタービーム電荷および質量ディテクター装置200の具体例の
構成要素を図5に示す。ディテクター装置は、金属シールド202のごとき導電
性シールド内に収納され、電子サプレッサー電極204、コレクターファラデー
カップ210、圧力センサー224(これは、この具体例では、ミニアチュアB
ayard−Alpertイオンゲージである)に至るガス流のためのバイパス
ポート212、圧力センサーエンクロージャー226中の出口開口248、およ
び圧力センサーエンクロージャー226と熱的に接触した温度センサー246を
含むイオン電流収集手段を含む。金属シールド202は(典型的には接地された
)電気的バイアスを結合させるための電気コネクター250を有する。サプレッ
サー電極204は、絶縁電気フィードスルー208を通過して電気的バイアス(
典型的には、負のポテンシャル)に対する結合のために金属エンクロージャー2
02の外部に至る電気コネクター206を有する。ファラデーカップ210は、
絶縁電気フィードスルー216を通過して、典型的には実質的に接地ポテンシャ
ルにおけるものである結合外部電流検知手段用の金属エンクロージャー202の
外部に至る電気コネクター214を有する。操作において、ディテクター装置2
00の金属シールド202における開口である入口開口244に向けられた軌道
154を有するGCIB128は、ディテクター装置200に進入し、ファラデ
ーカップ210をたたく。GCIB128はイオン化されたおよびイオン化され
ていない分子およびクラスターを共に含むことができるのは注意されるべきであ
る。GCIB128におけるイオン上の電荷はファラデーカップ210によって
収集され、コネクター214を介して外部電流検知手段に導かれる。ファラデー
カップをたたくに際して、GCIB128中のクラスター(イオン化されたもの
およびイオン化されていないもの双方)はその構成分子(これは、アルゴンのよ
うな単原子ガスの場合には原子である)に解離され、得られたガスはバイパスポ
ート212を通って圧力センサー224に流入する。サプレッサースクリーン2
18はリード220によってサプレッサー電極204に接合される。サプレッサ
ー電極204およびサプレッサースクリーン218は、電子がファラデーカップ
210から逃げないことを確実とし、正確なGCIB電流の収集を保証する。接
地された金属シールド202は、圧力センサー224の金属チューブ228に密
閉して電気的に結合される。圧力センサー224およびサプレッサースクリーン
218の間の接地されたグリッドスクリーン222は、圧力センサー224から
の迷電子がファラデーカップ210によって収集されるのを妨げる、グリッドス
クリーン222およびサプレッサースクリーン218の間に電場を確立する。グ
リッドスクリーン222およびサプレッサースクリーン218は、金属シールド
202によって閉じ込められた領域中のガスが自由に圧力センサー224に流入
するのを可能とする。圧力センサー224は、低圧測定の技術を実施する者に一
般に知られているように、種々の圧力センサーまたはゲージのいずれであっても
よく、但し、それは、適当な圧力感度および適当な入口および出口ポートまたは
開口を有する(あるいは有するように修飾できる)ものとし、しかし、この具体
例ではミニアチュアBayard−Alpertイオンゲージ(例えば、Gra
nville Phillipsモデル343)である。圧力センサー224は
、金属チューブ228と共にガラスエンクロージャー226を有する。金属チュ
ーブ228中のダクトはガス入口ポートとして働き、出口開口248は、Gra
nville Phillipsモデル343の通常に閉じられたガラスエンク
ロージャー226のベースに円形の穴をドリルで開けることによって付加される
。圧力センサー224の内部エレメントは、コネクター230におよび234を
有するフィラメント230、コネクター238を有するラセン形アノードグリッ
ド236、およびコネクター242を有するコレクター電極240である。操作
において、センサーエンクロージャー226内の圧力に応答する圧力測定シグナ
ルを供するように、圧力センサーは適当な外部回路に結合されてセンサーを操作
する。ファラデーカップをたたくに際して、GCIB128中の(イオン化され
たおよびイオン化されていない双方の)クラスターはその構成分子に解離され、
得られたガスはバイパスポート212を通って圧力センサー224に流入し、そ
こで、解離したクラスターからの分子の量に比例した圧力シグナルが生じる。電
気結合リード252および254を有する温度センサー246は、その温度を測
定するために圧力センサーエンクロージャー226と熱的に接触する。温度セン
サー246は、熱電対、サーミスター、RTD、または電子温度測定の分野で知
られたその他のものを含めた種々のタイプのセンサーのうちいずれのものであっ
てもよい。この具体例においては、2つの末端モノリシック一体化回路温度トラ
ンスデューサー(Analog Devices type AD592)が例
えば用いられ、限定されない。操作において、温度センサー246は、圧力セン
サーエンクロージャー226の温度を測定するために適当な回路に電気的に接続
される。
【0025】 図6Aはイオン化されたクラスタービーム電荷および質量ディテクター装置2
00のブロックダイアグラムモデル400であり、操作の中の装置におけるマス
フローを示す。図6Bはイオン化されたクラスタービーム電荷および質量ディテ
クター装置420の模式的ダイアグラムを表し、これは、図6Aに示したブロッ
クダイアグラムモデル400に関連するコンダクタンスおよび他の事項を示す。
【0026】 図6Aおよび6Bを参照し、該モデルが、金属シールド202、圧力センサー
チューブ228および圧力センサーガラスエンクロージャー226の組合せによ
って形成されたディテクター装置の密閉囲いに対応するエンクロージャ402を
有する。エンクロージャー402は2つの領域、ファラデー領域404および圧
力センサー領域406を含む。2つの領域404および406は、ファラデーカ
ップ210の内部およびディテクター装置200の圧力センサー224の間の流
れ制限と同等の集中定数を表すコンダクタンスCf-gを有する開口410によっ
て分離される。該モデルは、入口開口244を通り、ファラデーカップ210お
よびディテクター装置200の外部の間の流れ制限と同等な集中定数を表し、C f のコンダクタンスを有する入口開口408を有する。該モデルは、出口開口2
48を通り、圧力センサーエンクロージャー226およびディテクター装置20
0の外部の間の流れ制限と同等の集中定数を表し、Crのコンダクタンスを有す
る出口開口412を有する。矢印Qin、Qf、Qf-g、およびQrは分子マスフロ
ーを表し、後に定義される。
【0027】 図6Aおよび6Bを参照すると、異なる電荷−質量比率(クラスターサイズ)
の入力イオンは、低コンダクタンス入口開口408を通って受け入れられる。イ
オンは第2の電子抑制場を通過した後、電流がコレクターファラデーカップ21
0で検出される。抑制場は、電子サプレッサー電極204およびファラデーカッ
プ210の間に印加された負の電圧によって生じ、これは、いずれかの自由電子
のファラデーカップ210への進入、またはファラデーカップ210で生じた二
次電子の排出を阻害するように機能する。クラスターイオンならびに分子イオン
は、ファラデーカップ210をたたくに際し、電荷検出プロセスで中和され、構
成要素の中性分子に解離する。中性分子はガスを形成し、これは、バイパスポー
ト212を自由に通過して取り付けられたミニアチュアBayard−Alpe
rtガス圧センサー224に入り、そこで、中性分子はそのガス圧によって検出
される。 ファラデーカップ210からのガスの流入に由来する、ガス圧力セン
サー224の圧力増加は、出口開口248を通り、ディテクター200の外部の
低圧真空への流れを引き起こす。この方法は、電流および圧力を獲得することに
よるリアルタイムでの平均電荷−質量比率の検出を可能とする。これより、入力
GCIB128がそれほど中性粒子を含まない場合、平均クラスターサイズの定
量的な見積もりも得ることができる。これは、図6Aの助けを借りて以下の解析
から理解することができる: Qinは、エネルギー分子またはクラスターとしてのディテクターへの同等分子
マスフローを表す。それは、ビームフラックスに由来し、圧力により駆動されな
い。
【0028】 Qfは入口開口を通ってのディテクターおよびその外部の間の分子マスフロー
を表す。
【0029】 Qf-gはファラデーカップ領域および圧力センサー(ゲージ)領域の間の分子
マスフローを表す。
【0030】 Qrは出口開口を通っての、圧力センサー(ゲージ)領域およびディテクター
の外部の間の分子マスフローを表す。
【0031】 Pfはファラデーカップ領域における圧力を表す。
【0032】 Pgは圧力センサー(ゲージ)領域における圧力を表す。
【0033】 Pbはディテクターの外部の雰囲気(バックグラウンド)圧力を表す。
【0034】 Cfは進入開口を通ってファラデー領域からディテクターの外部までディテク
ターが操作する(これは、通常、分子流動方法である)流動方法のために決定さ
れたコンダクタンス(絶対温度Tの関数)を表す。
【0035】 Cf-gは、ファラデー領域から圧力センサー(ゲージ)領域までをディテクタ
ーが操作する(これは、通常、分子流動方法である)流動方法のために決定され
たコンダクタンス(絶対温度Tの関数)を表す。
【0036】 Crは、出口開口を通って圧力センサー(ゲージ)領域からディテクターの外
部までをディテクたーが操作する(これは、通常、分子流動方法である)流動方
法のために決定されたコンダクタンス(絶対温度Tの関数)を表す。 Qin=Qf+Qr(入力=出力) 方程式1 Qf=(Pf−Pb)Cf 方程式2 (ビーム入口開口から流出) Qf-g=(Pf−Pg)Cf-g=Qr 方程式3 (圧力センサー(ゲージ)領域への流入=出口開口からの流出) Qr=(Pg−Pb)Cr 方程式4 (ビーム下流開口からの流出) コンダクタンスは計算できるかまたは実験的に決定でき、かつPgは圧力セン
サーによって読まれる圧力であるので、Qinは既知の量で表すことができ、以下
のように変形できることになる: Qin=Pg(Cf+Cr+Crf/Cf-g)+Pb(Cf+Cr+Crf/Cf-g) 方程式5 もしバックグラウンド圧力がPb<<Pgであり、 条件1 かつPb<<Pfであれば、 条件2 式は以下のように近似される: Qin=Pg(Cf+Cr+Crf/Cf-g) 方程式6 加えて、もしファラデーカップおよびイオンゲージセクションの間のコンダク
タンス(Cf-g)および流出口開口コンダクタンス(Cr)の双方が、流入口開口
コンダクタンス(Cf)よりもかなり大きくなるように設計されれば、 Cf-g>>Cfであり、 条件3 かつCr>>Cfであれば、 条件4 ディテクターへの同等分子マスフローについての式はさらに近似することがで
きる。変形された式は: Qin=Pgr 方程式7 である。
【0037】 本発明についての好ましい具体例において、方程式7が適用でき、量Qinが圧
力センサー224における圧力測定と(測定されたまたは計算された)コンダク
タンスCrとの積によって見積もられるように、条件1、2、3および4が選択
される。条件1、2、3および4の全てを満足するのは望ましくないまたは現実
的ではないであろう状況では、方程式5または方程式6を用いることができ、さ
らなるコンダクタンスを測定または計算し、加えて、バックグラウンド圧力Pb
を測定してQinを計算する必要があろう。
【0038】 Cr0が特定の参照温度T0で計算されたまたは測定されたCrの一定値とすれば
、Crはガスにおける平均分子速度の関数であるので、かつ平均分子速度は絶対
温度Tの平方根の関数であるので、いずれかの温度Tにおいて: Qin=Pgr0√T/T0 共にKにおけるTおよびT0 方程式8 ということになる。
【0039】 ファラデーカップにおけるエネルギークラスターの衝撃の結果、その構成要素
分子へのクラスターの実質的に完全な解離がもたらされるので、Qinについての
表現はイオン当たりの分子の数に変換することができる。
【0040】 従って、 分子の平均数 (Qinn )/(PSS ) 方程式9 N=(─────── )=──────────────── かつ イオン I/e gnroe N=────────── √T/T0 分子 方程式1
0 PssI であり、ここに、Qinはトール−リットル/秒で表し;Pgはトールで表し; Cr0は、参照温度T0(度K単位)につき計算され、またはその温度で測定され
たリットル/秒で表した出口開口のコンダクタンスであり;T(度K単位)は圧
力センサー出口開口を出るガスの温度であり;Anはアボガドロ数(6.02×
1023分子/グラム−モル)であり;Psは760(トール)であって、Vsは
22.4(リットル/グラム−モル)であり、標準温度におけるグラム−モルの
標準圧力および標準容量;Iはイオン電流(クーロン/秒)であり;およびeは
電荷(1.602×10-19クーロン)である。温度Tは圧力センサーエンクロ
ージャーの温度によって近似することができる。
【0041】 ディレクターに進入するGCIBはイオン化されていない分子およびクラスタ
ーならびにイオン化された分子およびクラスターを共に含むことができるので、
ゲージによって測定された圧力Pgは3つの構成要素を有する: Pg=Pb+Pi+Pn 方程式11 ここに、Piは測定されたGCIBにおけるイオン化された分子およびクラスタ
ーによる構成要素であり、およびPnは測定されたGCIBにおけるイオン化さ
れていない(中性)分子およびクラスターによる構成要素である。
【0042】 Pbは前記にて定義され条件1に従ったバックグラウンド圧力であり、Pgより
もかなり小さい。かくして、Pgはより単純な式: Pg=Pi+Pn 方程式12 によって近似することができる。
【0043】 方程式10で与えられたNについての値はイオン当たりの分子(イオン化され
たものおよびイオン化されていないもの双方)の平均数である。方程式13はイ
オン当たりのGCIBで移動する分子(イオン化されたもののみ)の数を与え、
これは、(サイズN=1のイオン化されたクラスターを含む)の平均サイズの尺
度である: イオン中の分子の平均数 Pinroe Ni=─────────── =───────√T/T0 方程式13 イオン PssI および 中性体の分子の平均数 Pinroe Nn=─────────── =─────── √T/T0 方程式14 イオン PssI および、方程式12および13から: (Pg-Pn)Anroe Ni────────────√T/T0 =N−Nn 分子 方程式15 ssI NおよびNnを別々に測し、かつそれらの差を取ることによって、 iを決
定することが可能である。Nは、全てのイオン化されたおよびイオ化されてい
ない粒子を含めた全GCIBを測定することによって決定される。Nn は、GC
IBからの全ての荷電粒子を取り出し、次いで、ディクターを用いてNnを測
定することによって決定することがきる。いで、Niは方程式15によ
決定することができる。もろん、およびNnを測定し、その差とってNi
を決定するよりはむしろ、NおよびNiを測定し、その差をとってNnを決定す
るのが同等に可能であって、適切であることが認識される。それは、後記するこ
とからのディテクターおよび荷電ビームスイッチの異なる配置を必要とするに過
ぎず、荷電ビーム輸送の技術の当業者には容易であろう。
【0044】 図7において、模式的ダイアグラム300はディテクター装置200の使用を
支持する好ましい回路を示すが、他の回路を使用することもでき線はディ クター装置200での使用のための支持体回路372を囲う。N、Niおよび
Nnを別々に決定するための手段が含まれる。(イオン化されたおよびイオン化
されていないクラスターおよび分子を含むことができる)GCIB128は、デ
ィテクター装置200の入口開口244に向けられる初期軌道154を有する。
ディテクター装置200の金属シールド202は電気的コネクター250を通じ
て電気的に接地される。ディテクター装置のサプレッサー電極204は、電気的
コネクター206およびリード302を通じて、サプレッサー電極204を、典
型的には350ないし1000ボルトである電位Vspによって接地された負に
バイアスするサプレッサー電源304に電気的に結合される。ディテクター装置
のファラデーカップ210は、電気的コネクター214およびリード306を通
じて、電流‐対−電圧コンバーター308の入力に電気的に結合される。電流−
対−電圧コンバーター308の出力は実質的な接地である。電流−対−電圧コン
バーター308の出力は、ファラデーカップ210に収集されたイオン電流を代
表する入力シグナル電圧SIを生じる増幅器310の入力に結合される。 ディテクター装置200の圧力センサー224のラセン形アノードグリッド23
6は、電気的コネクター238およびリード320を通じて、ラセン形アノード
グリッド236を、典型的には140ないし300ボルトである電位Vgによっ
て接地された正にバイアスするアノードグリッド電源322に電気的に結合され
る。圧力センサー224のフィラメント230は、電気的コネクター232およ
び234を通じて、かつリード312および314を通じて、典型的には1.5
ないし3.0ボルトである電圧バイアスVfによってフィラメント加熱電流を供
するフィラメント電源316に電気的に結合される。リード314は、加えて、
フィラメント電源316の正の端部およびフィラメントを、フィラメント230
の正の端部を、典型的には20ないし50ボルトである電圧Vkによって接地さ
れた正にバイアスするカソード電源318に結合させる。圧力センサー224の
コレクター電極240は、電気的コネクター242およびリード324を通じて
、実質的に接地されている入力を有するエレクトロメーター増幅器326の入力
に電気的に結合される。エレクトロメーター増幅器326は、積Pg×Cr0(式
中、Pgは圧力センサー224内の圧力である)に比例する出力電圧シグナルSP Cr0 を生じるように、(方程式8で定義される)Cr0に比例する利得を有する電
流−対−電圧コンバーターである。点線328で囲まれた機能は、慣用的なイオ
ン化真空ゲージコントローラーに設けられた典型的な機能を含む。かくして、点
線328内のエレメントを、Granville−Phillipsシリーズ3
30イオン化ゲージコントローラーのごとき市販のイオン化真空ゲージコントロ
ーラーで置き換えることが可能である。ディテクター装置200の温度センサー
246は、リード254によって、温度センサーを、典型的には4ないし30ボ
ルトである電位Vtによって接地された負にバイアスする温度センサー電源38
2に電気的に結合される。また、温度センサー246は、リード252によって
、その出力がT/T0に比例する電圧シグナルST/T0となるように1/T0
比例する利得を有する電流−対−電圧コンバーター380に電気的に結合される
(ここに、Tは圧力センサーエンクロージャー226の温度であって、T0は方
程式8に定義された参照温度である)。T/T0に比例するシグナルST/T0
平方根モジュール384の入力386に結合される。平方根モジュール384は
、 √T/T0に比例するシグナルS√T/T0を供する出力388を有する。シグナル
S√T/T0はマルチプライアーモジュール390のマルチプライアー入力392に
結合する。エレクトロメーター増幅器326からのシグナルSPCr0はマルチプラ
イアーモジュール390の被乗数入力394に結合される。マルチプライアーモ
ジュール390は出力396を有し、ここに、それは(方程式8におけるごとく
)Qinに比例するシグナルSQを生じる)。シグナルSQは分割モジュール330
の被除数入力332に結合し、また、デジタル処理および制御システム334に
入力するための2チャンネルADコンバーター340の最初の入力に結合される
。増幅器310からのシグナルSIは分割モジュール330の除数入力334に
結合され、また、デジタル処理および制御システム344に入力するための2チ
ャンネルADコンバーター340の第 2入力に結合される。分割モジュール
330は、(方程式10におけるごとく)Nに比例する電圧シグナルSNを生じ
る出力336を有する。シグナルSNは、利得および ケールキャリブレーショ
ンを有して、イオン当たりの分子の平均数の単位でのNを提示するビジュアルデ
ィスプレイデバイス3結合されそれによって表示される。 GCIB128はN、NiおよびNnを決定するためにイオン化されたおよびイ
オン化されていないクラスターおよび分子を共に含むことができるので、本発明
は、それをGCIB128のイオン化されていない部分から分離するためにGC
IB128の荷電(イオン化)部分をスイッチングするための手段を提供する。
静電偏向プレート360および362の対は、ディテクター装置200の入口開
口244の上流のGCIB128の軸の周りに配置されて、荷電ビームスイッチ
361(ビームの荷電部分のためのビームスイッチ)として作用する。偏向シグ
ナルジェネレーター354は、リード358を介して偏向プレート362に電気
的に結合された正の状態の出力およびリード356を介して偏向プレート360
に電気的に結合した負の状態の出力を有する。通常、偏向シグナルジェネレータ
ー354の正の状態および負の状態の出力は共に0(接地)電位におけるもので
あり、偏向プレート360および362はGCIB128に対して効果を有さず
、従って、GCIBのイオン化されたおよびイオン化されていない部分は初期軌
道154に従い、ディテクター装置200の入口開口244に進入する。これら
の条件下では、分割モジュール336の出力において生じたシグナルSNはNを
表す(方程式9および方程式10)。デュアルチャンネルADコンバーター34
0の第1の入力に入力されたシグナルSQは、√T/T0を表し、デュアルチャン
ネルADコンバーター340の第2の入力に入力されたシグナルSIはイオン電
流Iを表す。ケーブル370はディテクター装置200からのリードおよびケー
ブルを含有して、回路372を支持する。 偏向シグナルジェネレーター354は、専用コントローラーであってよい、また
はGCIB処理システムの一般的制御のための小さな汎用コンピューターであっ
てよいデジタル処理および制御システム344によって作動させることができる
。偏向シグナルジェネレーター354は、デジタル処理および制御システム34
4が制御ライン398上のロジックパルスを偏向シグナルジェネレーター354
に送ると作動される。作動制御ロジックパルスシグナルはTpdのパルス幅を有す
る。偏向シグナルジェネレーターは、偏向シグナルを生じさせることによって、
作動ロジック制御シグナルに応答する。偏向シグナルジェネレーター354が作
動すると、その正の状態の出力は、ロジックパルスと共に+Vdの電圧レベルお
よびTpdの持続を有する正のパルスを生じ、その負の状態の出力は、−Vdの電
圧レベルおよびTpdの同時持続を有する負のパルスを生じる。Vdは典型的には
数100ないし数1000ボルトであり、荷電ビームスイッチ361が、初期起
動154から新しい軌道366へ離れたGCIB128の荷電(イオン化)部分
の偏向を生じ、従って、荷電ビームがビーム363の未荷電(未イオン化)部分
とで角度368をなし、これが元来の起動154に続けてあり、ディテクター装
置200の入口開口244に侵入するのを可能とするように選択される。時間T pd の間に、偏向シグナルジェネレーターが作動されると、偏向プレート360お
よび362は、各々、偏向電圧−Vdおよび+Vdを受け取り、かくして、荷電ビ
ームスイッチ361を使用可能とする。
【0045】 使用可能とされた荷電ビームスイッチ361では、GCIB128の未荷電部
分363のみがディテクター装置200に進入し、GCIB128の荷電部分3
64は起動366に対して角度368だけ偏り、ディテクター装置200には進
入しない。偏向シグナルジェネレーター354が作動しない場合、偏向プレート
360および362は偏向電圧−Vdおよび+Vdを受け取らず、接地され、かく
して、荷電ビームスイッチ361を使用不可能とする。使用不可能とされた荷電
ビームスイッチ361では、全GCIB128(荷電されたものおよび未荷電の
もの(イオン化されたものおよびイオン化されていないもの))がディテクター
装置200に進入する。ケーブル374は、支持体回路372の一部である、荷
電ビームスイッチ361から偏向シグナルジェネレーター354へのリードを含
む。
【0046】 デジタル処理および制御システム344は、バス342を通じてADコンバー
ター340に結合され、前記したようにADコンバーター340からの入力デー
ターを受け取る。デジタル処理および制御システム344は、N、NiおよびN
nのいくつかまたは全てに対する値を計算し、バス346によってデジタル処理
および制御システム344に結合するビジュアルディスプレイユニット348上
にこれらの値を表示する。デジタル処理および制御システム344は、バス35
0によってインターフェース回路352に結合する。インターフェース回路35
2は、ケーブル376によって、GCIB処理システム378の制御されたかつ
検知された部分に結合する。デジタル処理および制御システム344は、GCI
B処理システム378の他の態様も制御する汎用コンピューターであってよい。
【0047】 それによりデジタル処理および制御システムがディテター装置200
からのシグナル入力、該入力用いて、N、NiおよびNnのいくつかま
たは全てを計算し、N、NiおよびNnのいくつか全てを表し、GCI
B処理システム378のための制御機能において、N、NiおよびNnのいくつ
かまたは全てを用いる方法を、図8中のフローチャート600に示す。プロセス
は工程602で開始する。工程604において、荷電ビームスイッチ361は、
デジタル処理および制御システム344によって使用不能とされる。これは、(
イオン化およびイオン化されていない成分を含めた)GCIB128の全てがデ
ィテクター装置200に進入することを可能とする。工程606において、デジ
タル処理および制御システム344は、ADコンバーター340を介してシグナ
ルSQをデジタル化する。次いで、デジタル処理および制御システム344は、
それに所定の定数を掛け合わせて、それをトール−リットル/秒の単位に変換す
ることによって、シグナルSQのデジタル化値をスケール化し、該値をQinとし
て内部に貯蔵する。次に、工程608において、デジタル処理および制御システ
ム344は、ADコンバーター340を通じてシグナルSiを読み、それをデジ
タル化する。次いで、デジタル処理および制御システム344は、それに所定の
定数を掛け合わせて、それをクーロン/秒の単位に変換することによって、シグ
ナルSIのデジタル化値をスケール化し、Iとして該値を貯蔵する。次に、工程
610において、荷電ビームスイッチ361はデジタル処理および制御システム
344によって使用可能とされる。これは、GCIB128の未荷電(イオン化
されていない)部分363のみがディテクター装置200に進入するように、G
CIB128から荷電(イオン化)部分364をスイッチする。工程612にお
いて、デジタル処理および制御システム344はADコンバーター340を通じ
てシグナルSQを読み、それをデジタル化する。次いで、デジタル処理および制
御システム344は、それに所定の定数を掛け合わせてそれをトール−リットル
/秒の単位に変換することによって、シグナルSQのデジタル化値をスケール化
し、該値をQnとして内部に貯蔵する。工程614において、荷電ビームスイッ
チ361はデジタル処理および制御システム344によって使用不能とされる。
これは、(イオン化されたおよびイオン化されていない成分を含めた)GCIB
128の全てがディテクター装置200に進入することを可能とする。工程61
6において、デジタル処理および制御システム344はQi=Qin−Qnを計算し
、そを貯蔵する。工程618において、デジタル処理および制御システム34
4はN=Qin/Iを計算し、そを貯蔵する。工程620において、デジタル処
理および制御システム344はNi=(Qin−Qn)/Iを計算しそ を貯蔵す
る。工程622において、デジタル処理および制御システム344はNn=Qn
/Iを計算しそれを貯蔵する。工程624において、デジタおよび制
ステム344は、ビジュアルディスプレイデバイス348でN、NiおよびNn
のいくつかまたは全示する。程626において、デジタル処理および制
御システム344はN、NiおよびNnについて測定された値のいくつかまたは
全てを用いてシグナルの出力を制御し、GCIB処理システムの操作を最適化す
る。シグナルはインターフェース回路352およびケーブル376を通じバス3
50を介して出力されて、GCIB処理システム37レメント制御する
。典型的には、そのような制御されたエレメントは、N、NiおよびNnの値を
調整し、影響しまたは調節することができるエレメントである。フローチャート
600の工程を周期的に、あるいは特別の命令またはトリガリング事象に応答し
て反復して、ループプロセス制御の分野における当 業られた比−積分
−微分(PiD)または他の制御アルゴリズムを用いてN、NiおよびNnの閉
じたループ調節を容易とすることができる。
【0048】 図9は、制御されたGCIB処理システム378の例として本発明のGCIB
処理システム500を示す。図9を参照すると、支持体回路372およびケーブ
ル376および374および370は、図7に示される模式的ダイアグラム30
0の同様に番号の付されたエレメントに対応する。ケーブル370はディテクタ
ー装置200を支持体回路372に電気的に結合する。ケーブル374は荷電ビ
ームスイッチ361を支持体回路372に結合させ、ケーブル376は制御され
たGCIB処理システム378を支持体回路372に結合させる。制御されたG
CIB処理システム378は、支持体回路372によって制御または調整するこ
とができるいくつかのエレメントを有する。
【0049】 真空運動フィードスルー504を有する線型アクチュエーター502はディテ
クター装置200を支持し、それを、制御可能な反復直線運動506の結果とし
て、(実線で示した)ビーム交差位置510または(点線で示す)貯蔵された位
置508いずれかに配することができる。線型アクチュエーター502は、線型
アクチュエーター502を作動させるための実行制御シグナル用にそれをケーブ
ル376を通じて支持体回路372に電気的に結合させるケーブル514を有す
る。電気的に制御可能なガス制御バルブ532は、淀みチャンバー116におい
て源ガス淀み圧力を制御可能に調整して、超音速ガスジェット118における平
均ガスクラスターサイズに影響させるために、それをケーブル376を通じて支
持体回路372に電気的に結合させるケーブル534を有する。加熱され/冷却
された流体循環ループ518に連結した電気的に制御可能な加熱され/冷却され
た流体サーキュレーター516は、制御のために、ケーブル520を通じ、およ
びケーブル376を通じて支持体回路372に電気的に結合する。加熱され/冷
却された流体循環ループ518は淀みチャンバー116およびノズル110と熱
的に接触して、淀みチャンバー116およびノズル110の温度の制御または調
整を容易とし、超音速ガスジェット118における平均ガスクラスターサイズに
影響する。温度センサー522は淀みチャンバー116と熱的に接触し、真空電
気フィードスルー524およびケーブル526およびケーブル376を通じて支
持体回路372に電気的に結合して、淀みチャンバー116の温度の閉じたルー
プ調節を促進し、超音速ガスジェット118における平均ガスクラスターサイズ
に影響する。真空運動フィードスルー530を有する線型アクチュエーター55
4は、ノズル114と共に淀みチャンバー116を作動させて、ノズル110を
直線運動560によってガススキマー開口120から調節可能で制御可能な軸方
向距離に位置させるリンケージ558を有する。線型アクチュエーター554は
、線型アクチュエーター554を作動させるための実行制御シグナル用に、ケー
ブル376を通じてそれを支持体回路372に電気的に結合させて、GCIB1
28における平均ガスクラスターイオンサイズおよび分子イオンに対するクラス
ターイオンの比率に影響し、またはそれを調整するケーブル556を有する。フ
ィラメント電源538は電気的に制御可能であり、ケーブル543およびケーブ
ル376を通じて支持体回路372に電気的に結合する。フィラメント電源53
8は制御可能に電圧VFを供して、イオナイザーフィラメント124を加熱し、
やはり平均クラスターサイズに影響するGCIB124のイオン化分率を調整ま
たは制御する。アノード電源536は電気的に制御可能であり、ケーブル542
およびケーブル376を通じて支持体回路372に電気的に結合する。アノード
電源536は制御可能な電圧VAを供して、フィラメント124から発せられた
熱電子を加速し、GCIB124のイオン化分率およびGCIB124の平均ク
ラスターサイズを調整または制御する。抽出電源540は電気的に制御可能であ
り、ケーブル544およびケーブル376を通じて支持体回路372に電気的に
結合する。抽出電源540は制御可能な電圧VEを供して、GCIB128にお
ける平均クラスターサイズに影響する。1以上の電気的に制御可能なレンズ電源
(例えば、546および550で示される)は、各々、ケーブル548および5
52を通じて、およびケーブル376を通じて支持体回路372に電気的に結合
し、制御可能な電圧を供して、ポテンシャル(例えば、VL1およびVL2)でもっ
て高電圧電極をバイアスし、GCIB128を集束させ、およびGCIB128
における平均クラスターサイズに影響する。偏向プレート360および362を
有する荷電ビームスイッチ361はケーブル374を通じて支持体回路372に
結合して、荷電ビーム部分364を初期軌道154から離して制御可能にスイッ
チし、ディテクター装置200のビーム交差位置510から取り出された地点5
54においてたたく。 図9に示されたGCIB処理システム500において、ディテクター装置200
はビーム交差位置510に示され、そこで、それはGCIB128における平均
クラスターサイズを制御可能に測定する。図10において、GCIB処理システ
ム700は、貯蔵された位置508に位置したディテクター装置を示し、GCI
B128を静電走査プレート130および132を通って継続させ、走査された
GCIB148を形成し、公知のまたは制御された平均クラスターサイズを有す
るGCIBでのGCIB処理用のビーム経路に配されたワークピース152をた
たく。
【0050】 本発明を種々の具体例に関して記載してきたが、本発明は、添付の請求の範囲
の精神および範囲内にあるさらなるおよび他の具体例を広く変形できることは理
解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、典型的な源からのGCIBについての典型的なクラスタ
ーイオンサイズ分布を示すグラフである。
【図2】 図2は、異なる源ガス淀み圧力条件についてのアルゴンクラスタ
ーイオンの飛行時間スペクトルを示す先行技術のグラフである。
【図3】 図3は、先行技術の飛行時間質量スペクトロメーターの模式的ダ
イアグラムである。
【図4】 図4は、先行技術のGCIB処理システムの基本的エレメントを
示す模式的ダイアグラムである。
【図5】 図5は、本発明のイオン化クラスタービーム電荷および質量ディ
テクター装置の模式的ダイアグラムを表す。
【図6A】 図6Aは、本発明のイオン化クラスタービーム電荷および質量
ディテクター装置のマスフローダイアグラムである。
【図6B】 図6Bは、図6Aに示されたコンダクタンスを示すイオン化ク
ラスタービーム電荷および質量ディテクター装置の模式図を表す。
【図7】 図7は、本発明のイオン化クラスタービーム電荷および質量測定
システムの模式的ダイアグラムである。
【図8】 図8は、本発明におけるデータ獲得、計算、表示、およびGCI
B処理システム制御を示すフローチャートである。
【図9】 図9はGCIBを検知するために配置したディテクター装置を示
す本発明のGCIB処理システムの模式図である。
【図10】 図10は、ビーム処理の間にビーム経路から取り出されたディ
テクター装置と共に示された、本発明のGCIB処理システムの模式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 49/06 H01J 49/06 (72)発明者 ディクストラ,ジェラルド,ピー. アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01821,ビルリカ,マニング ロード 37, エピオン コーポレイション Fターム(参考) 2G088 EE30 FF11 FF13 GG27 JJ01 JJ09 5C038 FF04

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスクラスターイオンビームがディテクターに進入する第1
    の開口を有するエンクロージャー; ガスクラスターイオンビーム中のガスクラスターイオンを分子に解離させるた
    めの、該第1の開口に隣接する該エンクロージャー内に位置した解離手段; ガスクラスターイオンビーム電流を測定するための、該エンクロージャー内に
    位置した電荷測定手段;および 該エンクロージャー内の圧力を測定するための、該エンクロージャーと共に位
    置した圧力測定手段; を含むことを特徴とする、ガスクラスターイオンビームの特性を測定するための
    ガスクラスターイオンビームディテクター。
  2. 【請求項2】 該エンクロージャーが、分子がそれを通ってディテクターを
    出る第2の開口を有する請求項1記載のディテクター。
  3. 【請求項3】 該第1の開口があるコンダクタンスを有し、該第2の開口が
    該第1の開口よりも高いコンダクタンスを有する請求項2記載のディテクター。
  4. 【請求項4】 該第2の開口の該より高いコンダクタンスが、該第1の開口
    のコンダクタンスよりも少なくとも10倍大きい請求項3記載のディテクター。
  5. 【請求項5】 該解離手段が、ガスクラスターイオンが衝撃する固体表面で
    ある請求項1記載のディテクター。
  6. 【請求項6】 該固体表面がファラデーカップの表面である請求項5記載の
    ディテクター。
  7. 【請求項7】 該圧力測定手段がイオン化ゲージである請求項1記載のディ
    テクター。
  8. 【請求項8】 該電荷測定手段がファラデーカップである請求項1記載のデ
    ィテクター。
  9. 【請求項9】 該エンクロージャー内部の圧力が該エンクロージャー外部の
    圧力よりも高い請求項1記載のディテクター。
  10. 【請求項10】 該エンクロージャー外部の圧力が、該エンクロージャー内
    部の圧力の1/10未満である請求項9記載のディテクター。
  11. 【請求項11】 該圧力測定手段が温度センサーを含む請求項1記載のディ
    テクター。
  12. 【請求項12】 電荷測定手段が: ガスクラスターイオンビーム電流を収集するためのファラデーカップ、該ファ
    ラデーカップは、該ファラデーカップを出て、該圧力測定手段に入るための分子
    用の少なくとも1つのバイパス開口を有し;および ガスクラスターイオンビーム電流の正確な収集を促進する、該第1の開口およ
    び該ファラデーカップの間に位置した電気的バイアスを有するサプレッサー電極
    ; を含む請求項1記載のディテクター。
  13. 【請求項13】 電荷測定手段が、さらに、ガスクラスターイオンビーム電
    流の正確な収集をさらに促進するための、該ファラデーカップおよび該圧力測定
    手段の間に位置したサプレッサースクリーンを含む請求項12記載のディテクタ
    ー。
  14. 【請求項14】 ガスクラスターイオンビームがディテクターに進入する第
    1の開口を有するエンクロージャー; ガスクラスターイオンビーム中のガスクラスターイオンビームを分子に解離さ
    せるための手段およびガスクラスターイオンビーム電流を測定するための電荷測
    定手段を含む、該第1の開口に隣接する該エンクロージャー内に位置した電流収
    集領域;および 当該圧力検知領域内の圧力を測定するための圧力測定手段を有する、該エンク
    ロージャー内に位置した圧力検知領域; を含むことを特徴とする、ガスクラスターイオンビームの特性を測定するための
    ガスクラスターイオンビームディテクター。
  15. 【請求項15】 該エンクロージャーが、それを通って分子がディテクター
    を出る該圧力検知領域に隣接する第2の開口を有する請求項14記載のディテク
    ター。
  16. 【請求項16】 該第1の開口があるコンダクタンスを有し、該第2の開口
    が該第1の開口よりも高いコンダクタンスを有する請求項15記載のディテクタ
    ー。
  17. 【請求項17】 該第2の開口の該より高いコンダクタンスが、該第1の開
    口のコンダクタンスよりも少なくとも10倍大きい請求項16記載のディテクタ
    ー。
  18. 【請求項18】 該解離手段が、ガスクラスターイオンが衝撃する固体表面
    である請求項14記載のディテクター。
  19. 【請求項19】 該固体表面がファラデーカップの表面である請求項18記
    載のディテクター。
  20. 【請求項20】 該圧力測定手段がイオン化ゲージである請求項14記載の
    ディテクター。
  21. 【請求項21】 該電荷測定手段がファラデーカップである請求項14記載
    のディテクター。
  22. 【請求項22】 該エンクロージャー内部の圧力が該エンクロージャー外部
    の圧力よりも高い請求項14記載のディテクター。
  23. 【請求項23】 該エンクロージャー外部の圧力が該エンクロージャー内部
    の圧力の1/10未満である請求項22記載のディテクター。
  24. 【請求項24】 さらに、温度センサーを含む請求項14記載のディテクタ
    ー。
  25. 【請求項25】 電荷測定手段が: ガスクラスターイオンビーム電流を収集するためのファラデーカップ、該ファ
    ラデーカップは、該ファラデーカップを出て、該圧力検知領域に入る分子用の少
    なくとも1つのバイパス開口を有し;および ガスクラスターイオンビーム電流の正確な収集を促進する、該第1の開口およ
    び該ファラデーカップの間に位置した電気的バイアスを有するサプレッサー電極
    ; を含む請求項14記載のディテクター。
  26. 【請求項26】 電荷測定手段が、さらに、ガスクラスターイオンビーム電
    流の正確な収集をさらに促進するための、該ファラデーカップおよび該圧力検知
    領域の間に位置したサプレッサースクリーンを含む請求項25記載のディテクタ
    ー。
  27. 【請求項27】 ガスクラスターイオンビームを生じさせるための源、該ガ
    スクラスターイオンビームはイオン化されたおよびイオン化されていないガスク
    ラスターを含み; 該ガスクラスターイオンビームの特性を測定するガスクラスターイオンビーム
    ディテクター; 該ガスクラスターイオンビームディテクターおよび該ガスクラスターイオンビ
    ームの間の関係を操作可能に制御するための手段;および 該ガスクラスターイオンビームの該イオン化されたおよびイオン化されていな
    い部分を選択的に制御するためのビームスイッチング手段; を含むことを特徴とするガスクラスターイオンビーム処理システム。
  28. 【請求項28】 該ビームスイッチング手段が、該ガスクラスターイオンビ
    ーム中の該イオン化されていないガスクラスターのみを該ディテクターに選択的
    に制御する請求項27記載の処理システム。
  29. 【請求項29】 該ビームスイッチング手段が、該ガスクラスターイオンビ
    ーム中の該イオン化されたガスクラスターのみを該ディテクターに選択的に制御
    する請求項27記載の処理システム。
  30. 【請求項30】 該ビームスイッチング手段が、該ガスクラスターイオンビ
    ーム中の該イオン化されていないガスクラスターのみが該ディテクターに向けら
    れるように、該イオン化されたガスクラスターを選択的に制御する請求項27記
    載の処理システム。
  31. 【請求項31】 該ガスクラスターイオンビームディテクターおよび該ガス
    クラスターイオンビーム間の関係を操作可能に制御するための該手段が、該ディ
    テクターを該ガスクラスターイオンビ−ムの経路中に配する請求項27記載の処
    理システム。
  32. 【請求項32】 該ディテクターがクラスターサイズを測定する請求項27
    記載の処理システム。
  33. 【請求項33】 さらに、平均クラスターサイズを見積もるための手段を含
    む請求項32記載の処理システム。
  34. 【請求項34】 さらに、見積もられた平均クラスターサイズに基づいて処
    理システムのパラメーターを調整するための制御手段を含む請求項33記載の処
    理システム。
  35. 【請求項35】 ガスクラスターイオンを有するガスクラスターイオンビー
    ムを生じさせ; 該ガスクラスターイオンを分子に解離させ; 該ガスクラスターイオンの電荷を収集し; 該ガスクラスターイオンの電荷に基づいてガスクラスターイオンビーム電流を
    測定し; 解離した分子に関連する圧力レベルを検出し;次いで、 解離された分子に関連する圧力レベルに基づいてガスクラスターイオンビーム
    質量を測定する; ことを特徴とするガスクラスターイオンビームの特性を測定する方法。
  36. 【請求項36】 該解離工程が、該ガスクラスターイオンを固体表面に衝撃
    させることによって達成される請求項35記載の方法。
  37. 【請求項37】 該解離工程が、該ガスクラスターイオンをファラデーカッ
    プの表面に衝撃させることによって達成される請求項35記載の方法。
  38. 【請求項38】 該ガスクラスターイオンビーム電流測定工程がファラデー
    カップを用いる請求項35記載の方法。
  39. 【請求項39】 該ガスクラスターイオンビーム電流測定工程が、さらに、
    自由電子の収集を阻害することを含む請求項35記載の方法。
  40. 【請求項40】 該ガスクラスターイオンビーム質量測定工程がイオン化ゲ
    ージを用いる請求項35記載の方法。
  41. 【請求項41】 該ガスクラスターイオンビーム質量測定工程が、さらに、
    解離した分子の温度レベルを測定することを含む請求項35記載の方法。
  42. 【請求項42】 イオン化されたおよびイオン化されていないガスクラスタ
    ーを持つガスクラスターイオンビームを生じさせ; 該ガスクラスターイオンビームをディテクターに向け; 該ガスクラスターイオンビームの特性を測定し;次いで、 測定された特性に基づいて当該ガスクラスターイオンビーム処理システムのパ
    ラメーターを調整する; ことを特徴とする、ガスクラスターイオンビーム処理システムを制御する方法。
  43. 【請求項43】 該向ける工程が、ディテクターを該ガスクラスターイオン
    ビームの経路に入れる工程を含む請求項42記載の方法。
  44. 【請求項44】 該向ける工程が、さらに、該ガスクラスターイオンビーム
    の該イオン化されていない部分のみを該ディテクターに向ける工程を含む請求項
    43記載の方法。
  45. 【請求項45】 該向ける工程が、さらに、該ガスクラスターイオンビーム
    の該イオン化されている部分を該ディテクターから離れるように向けることを含
    む請求項44記載の方法。
  46. 【請求項46】 測定された特性がガスクラスターイオンビーム電流および
    ガスクラスターイオンビーム質量である請求項45記載の方法。
  47. 【請求項47】 測定された特性が、さらに、ガスクラスターサイズを含む
    請求項45記載の方法。
  48. 【請求項48】 該測定工程が、さらに、平均クラスターサイズを見積もる
    ことを含む請求項45記載の方法。
  49. 【請求項49】 測定された特性がガスクラスターイオンビーム電流および
    ガスクラスターイオンビーム質量である請求項42記載の方法。
  50. 【請求項50】 測定された特性が、さらに、ガスクラスターサイズを含む
    請求項49記載の方法。
  51. 【請求項51】 該測定工程が、さらに、平均クラスターサイズを見積もる
    ことを含む請求項42記載の方法。
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