JP2003527449A - 非イオン的に安定化された粉末クリヤラッカー分散液 - Google Patents

非イオン的に安定化された粉末クリヤラッカー分散液

Info

Publication number
JP2003527449A
JP2003527449A JP2000541252A JP2000541252A JP2003527449A JP 2003527449 A JP2003527449 A JP 2003527449A JP 2000541252 A JP2000541252 A JP 2000541252A JP 2000541252 A JP2000541252 A JP 2000541252A JP 2003527449 A JP2003527449 A JP 2003527449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
clear lacquer
dispersion
powder clear
aqueous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000541252A
Other languages
English (en)
Inventor
ジーラコフスキー クラウディア
グローセ−ブリンクハウス カール−ハインツ
ヴェグナー エゴン
フライ トーマス
ニーマン ユルゲン
ヴォルテリング ヨアヒム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF Coatings GmbH
Original Assignee
BASF Coatings GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19912661A external-priority patent/DE19912661A1/de
Application filed by BASF Coatings GmbH filed Critical BASF Coatings GmbH
Publication of JP2003527449A publication Critical patent/JP2003527449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D163/00Coating compositions based on epoxy resins; Coating compositions based on derivatives of epoxy resins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D133/00Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D133/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C09D133/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, the oxygen atom being present only as part of the carboxyl radical
    • C09D133/062Copolymers with monomers not covered by C09D133/06
    • C09D133/068Copolymers with monomers not covered by C09D133/06 containing glycidyl groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/02Emulsion paints including aerosols
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L75/00Compositions of polyureas or polyurethanes; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L75/04Polyurethanes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、固体の粉末状成分Aおよび水性成分Bからなり、この場合この成分Aは、a)場合によってはビニル芳香族化合物、有利にスチロールの含量を有する、グリシジル含有モノマー25〜45質量%、有利に25〜35質量%の含量を有する少なくとも1つのエポキシ含有結合剤、b)少なくとも1つの架橋剤、有利に直鎖状脂肪族ジカルボン酸および/またはカルボキシ官能性ポリエステルおよびc)場合によっては触媒、助剤、粉末クリヤラッカー型の添加剤、例えば脱ガス化剤、流展剤、UV吸収剤、ラジカル捕捉剤、酸化防止剤を含有する粉末クリヤラッカーであり、成分Bは、a)少なくとも1つの非イオン性増粘剤およびb)場合によっては触媒、助剤、消泡剤、湿潤剤、酸化防止剤、UV吸収剤、ラジカル捕捉剤、殺生剤、微少量の溶剤、流展剤、中和剤、有利にアミンおよび/または保水剤およびc)非イオン性ポリウレタン分散液の形の分散剤を含有する水性分散液である水性粉末クリヤラッカー分散液に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、殊に水を基礎とするラッカーで被覆された自動車車体のための被覆
として適している非イオン的に安定化された粉末クリヤラッカー分散液に関する
【0002】 自動車車体を被覆するためには、現在、特に液体ラッカーが使用されている。
この液体ラッカーは、溶剤含量に基づく数多くの環境問題を引き起こしている。
また、これは、水性ラッカーを使用する場合にも当てはまる。
【0003】 この理由から、最近では被覆のために粉末ラッカーを使用することの数多くの
努力がなされている。しかし、結果はこれまで要求が満たされるものはなく、殊
に均一の外観を達成するために、高められた層厚が必要とされている。他面、粉
末状ラッカーの使用には、別の適用技術が必要とされる。即ち、このために、液
体ラッカーのために設計された装置は、使用されることができない。従って、液
体ラッカー技術を用いて加工することができる水性分散液の形で粉末ラッカーを
開発することが努力されている。
【0004】 米国特許第4268542号明細書の記載から、例えば自動車の被覆に適して
いる粉末ラッカースラリーを使用するような方法は、公知である。この場合には
、最初に従来の粉末層が車体上に塗布され、第2の層としてクリヤラッカースラ
リーが塗布される。アクリレート樹脂を基礎とするこのクリヤラッカースラリー
の場合には、イオン性増粘剤が使用される。更に、この増粘剤は、実施例の1つ
においてグリシジル含有モノマーに対して0.5〜30%の含量を有している。
その上、高い焼付け温度(160℃を上廻る)を用いて作業されなければならな
い。
【0005】 ドイツ連邦共和国特許出願公開第19613547号明細書の記載から、記載
された要件を満たす粉末ラッカー分散液は、公知である。しかし、このドイツ連
邦共和国特許出願公開明細書に記載された粉末クリヤラッカー分散液は、塗布後
および架橋後にこれまで公知の固体粉末クリヤラッカーと同様に、水、樹木の樹
脂(Baumharz)および硫酸に対する非腐食性に関連する僅かな値を示す。更に、
この系は、黄変の傾向を示す。
【0006】 更に、公開されていないドイツ連邦共和国特許出願第19518392.4号
の記載から、2つの成分から構成されている粉末クリヤラッカー分散液は、公知
である。第1の成分は、エポキシド含有結合剤、架橋剤ならびに触媒、助剤およ
び添加剤を含む。第2の成分は、非イオン性増粘剤であり、これは、場合によっ
ては触媒、助剤、消泡剤、湿潤剤、酸化防止剤、UV吸収剤、ラジカル捕捉剤、
殺生剤、溶剤、流展剤、中和剤との混合物で存在する。分散助剤としては、有利
にカルボキシ官能性分散剤が使用される。
【0007】 従来の粉末クリヤラッカーは、一般にイオン的に安定化されたポリマーを基礎
とする分散剤を含有する。この粉末クリヤラッカーは、ウェット・オン・ウェッ
ト塗布の場合にクリヤラッカー中に亀裂を形成させる。付加的な困難は、ラッカ
ー分散液の沈降傾向およびポンプ可能性にある。
【0008】 以下、粉末クリヤラッカー分散液の概念は、粉末クリヤラッカースラリーに対
して同義語として使用される。
【0009】 ところで、本発明には、従来の液体ラッカー技術を用いて自動車車体上に塗布
することができ、殊に既に130℃の温度で焼き付け可能であり、なかんずくウ
ェット・オン・ウェット塗布後にクリヤラッカー中に亀裂を形成させない、水性
粉末クリヤラッカー分散液を提供するという課題が課された。
【0010】 この課題は、固体の粉末状成分Aおよび水性成分Bからなり、この場合この成
分Aは、 a)場合によってはビニル芳香族化合物、有利にスチロールの含量を有する、グ
リシジル含有モノマー25〜45質量%、有利に30〜35質量%の含量を有す
る少なくとも1つのエポキシ含有結合剤、 b)少なくとも1つの架橋剤、有利に直鎖状脂肪族ジカルボン酸、カルボキシ官
能性ポリエステルおよび/またはトリス(アルコキシカルボニルアミノ)トリア
ジンおよび c)場合によっては触媒、助剤、粉末クリヤラッカー型の添加剤、例えば脱ガス
化剤、流展剤、UV吸収剤、ラジカル捕捉剤、酸化防止剤を含有する粉末クリヤ
ラッカーであり、 成分Bは、 a)少なくとも1つの非イオン性増粘剤および b)場合によっては触媒、助剤、消泡剤、分散助剤、湿潤剤、酸化防止剤、UV
吸収剤、ラジカル捕捉剤、微少量の溶剤、流展剤、殺生剤および/または保水剤
および c)非イオン性ポリウレタン分散液の形の分散剤を含有する水性分散液である水
性粉末クリヤラッカー分散液によって解決される。
【0011】 好ましくは、本発明によれば、次の量比を有する: 成分A a)60〜80部 b)15〜30部 c)3〜10部 成分B 成分a 20〜50部 成分b 80〜50部 成分c 20〜50部 蒸留水 1000〜5000部 分散液は、有利に 成分A 25〜100部 成分B 100部 を含有する。
【0012】 分散液の製造に使用される、固体の粉末クリヤラッカーのためのエポキシ官能
性結合剤としては、例えば分子中に少なくとも1個のエポキシ基を有する少なく
とも1つのエチレン性不飽和モノマーを、分子中にエポキシ基を有しない他のエ
チレン性不飽和モノマーと共重合させることによって得ることができるエポキシ
基含有ポリアクリレート樹脂が適当であり、この場合モノマーの少なくとも1つ
は、アクリル酸またはメタクリル酸のエステルである。この種のエポキシ基含有
ポリアクリレート樹脂は、例えば欧州特許出願公開第299420号明細書、ド
イツ連邦共和国特許出願公告第2214650号明細書、ドイツ連邦共和国特許
出願公告第2749576号明細書、米国特許第4091048号明細書および
米国特許第3781379号明細書の記載から公知である。
【0013】 分子中にエポキシ基を有しないエチレン性不飽和モノマーの例としては、アル
キル基中に1〜20個の炭素原子を有するアクリル酸およびメタクリル酸のアル
キルエステル、殊にメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリ
レート、エチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレートおよび2−エチルヘキシルメタクリレートが記
載される。分子中にエポキシ基を有しない他のエチレン性不飽和モノマーの例は
、酸アミド、例えばアクリル酸アミドおよびメタクリル酸アミド、ビニル芳香族
化合物、例えばスチロール、メチルスチロールおよびビニルトルオール、ニトリ
ル、例えばアクリルニトリルおよびメタクリルニトリル、ビニルハロゲン化物お
よびビニルデンハロゲン化物、例えば塩化ビニルおよびフッ化ビニリデン、ビニ
ルエステル、例えば酢酸ビニルおよびヒドロキシル基含有モノマー、例えばヒド
ロキシエチルアクリレートおよびヒドロキシエチルメタクリレートである。
【0014】 エポキシ基含有ポリアクリレート樹脂は、通常、400〜2500、有利に4
20〜700のエポキシ当量、2000〜20000、有利に3000〜100
00の数平均分子量(ポリスチロール標準の使用下でゲル透過クロマトグラフィ
ーにより測定した)および30〜80、有利に40〜70、特に有利に40〜6
0℃のガラス転移温度(TG)(示差走査熱分析(DSC)により測定した)を
有する。特に好ましいのは、約50℃である。また、2つ以上のアクリレート樹
脂からなる混合物も使用される。
【0015】 エポキシ基含有ポリアクリレート樹脂は、一般によく知られた方法により重合
によって得ることができる。
【0016】 架橋剤として、分子中に3〜20個のC原子を有するカルボン酸、殊に直鎖状
の飽和脂肪族ジカルボン酸は適当である。特に好ましくは、ドデカン−1,12
−二酸が使用される。完成粉末クリヤラッカーの性質を変えるために、場合によ
ってはなお別のカルボキシル基を有する架橋剤を使用してもよい。このための例
としては、分枝鎖状の飽和ジカルボン酸および飽和ポリカルボン酸または直鎖状
の不飽和ジカルボン酸および不飽和ポリカルボン酸ならびにカルボキシル基を有
するポリマーが挙げられる。
【0017】 架橋剤として、米国特許第4939213号明細書、米国特許第508454
1号明細書および欧州特許第0624577号明細書に記載のトリス(アルコキ
シカルボニルアミノ)トリアジンが使用されてよい。
【0018】 これは、式
【0019】
【化1】
【0020】 〔式中、Rは、メチル基、ブチル基、エチルヘキシル基を表わす〕で示されるト
リス(アルコキシカルボニルアミノ)トリアジンである。同様に、記載された化
合物の誘導体を使用してもよい。
【0021】 本発明によれば、好ましいのは、メチル−ブチル混合エステルである。これは
、純粋なメチルエステルと比較してポリマー溶融液およびブチル−エチルヘキシ
ル混合エステル中でのより良好な溶解性という利点を有する。好ましいのは、本
発明によれば、純粋なブチルエステルでもある。
【0022】 トリス(アルコキシカルボニルアミノ)トリアジンおよびその誘導体は、本発
明によれば、従来の架橋剤との混合物で使用されてもよい(成分C)。これには
、殊にトリス(アルコキシカルボニルアミノ)トリアジンとは異なるブロックさ
れたポリイソシアネートがこれに該当する。
【0023】 同様に、アミノプラスト樹脂、例えばメラミンが使用可能である。原理的には
、透明の被覆ラッカーに適した全てのアミノプラスト樹脂またはこのようなアミ
ノプラスト樹脂からなる混合物を使用することができる。
【0024】 記載された全ての架橋剤は、個別的に使用されてもよいし、互いに任意の組合
せ物で使用されてもよい。
【0025】 更に、エポキシ官能性架橋剤および酸官能性結合剤を含有する粉末クリヤラッ
カーも適している。
【0026】 酸官能性結合剤としては、例えば分子中に少なくとも1個の酸基を有する少な
くとも1つのエチレン性不飽和モノマーを分子中に酸基を有しない少なくとも1
つの他のエチレン性不飽和モノマーと共重合させることによって得ることができ
る酸性ポリアクリレート樹脂が適している。
【0027】 エポキシ基含有結合剤もしくはエポキシ基含有架橋剤およびカルボキシル剤も
しくは結合剤は、通常、エポキシ基1当量当たりカルボキシル基0.5〜1.5
当量、有利に0.75〜1.25当量が存在するような量で使用される。存在す
るカルボキシル基の量は、アルコール性KOH溶液での滴定によって測定される
ことができる。
【0028】 本発明によれば、結合剤は、ビニル芳香族化合物、殊にスチロールを含有する
。しかし、亀裂形成の危険を制限するために、含量は、35質量%以下である。
好ましくは、10〜25質量%である。
【0029】 固体の粉末ラッカーは、場合によってはエポキシ樹脂の硬化に適した1つ以上
の触媒を含有する。適当な触媒は、有機酸または無機酸のホスホニウム塩、第四
アンモニウム化合物、アミン、イミダゾールおよびイミダゾール誘導体である。
触媒は、一般にエポキシ樹脂および架橋剤の全質量に対して0.001質量%〜
約2質量%の含量で使用される。
【0030】 適当なホスホニウム触媒の例は、エチルトリフェニルホスホニウムヨージド、
エチルトリフェニルホスホニウムクロリド、エチルトリフェニルホスホニウムチ
オシアネート、エチルトリフェニルホスホニウム−アセト酢酸複合体、テトラブ
チルホスホニウムヨージド、テトラブチルホスホニウムブロミドおよびテトラブ
チルホスホニウム−アセト酢酸複合体である。
【0031】 このホスホニウム触媒ならびに他の適当なホスホニウム触媒は、例えば米国特
許第3477990号明細書および米国特許第3341580号明細書に記載さ
れている。
【0032】 適当なイミダゾール触媒は、例えば2−スチリルイミダゾール、1−ベンジル
−2−メチルイミダゾール、2−メチルイミダゾールおよび2−ブチルイミダゾ
ールである。このイミダゾール触媒ならびに他のイミダゾール触媒は、例えばベ
ルギー国特許第756693号明細書に記載されている。
【0033】 更に、固体の粉末ラッカーは、場合によってはなお助剤および添加剤を含有す
ることができる。このための例は、流展剤、酸化防止剤、UV吸収剤、ラジカル
捕捉剤、流動助剤(Rieselhilfen)および脱ガス化剤、例えばベンゾインである
【0034】 適しているのは、ポリアクリレート、ポリシロキサンもしくは弗素化合物を基
礎とする流展剤である。
【0035】 使用可能な酸化防止剤は、還元剤、例えばヒドラジンおよび燐化合物ならびに
ラジカル捕捉剤、例えば2,6−ジ−第三ブチルフェノール誘導体である。
【0036】 使用可能なUV吸収剤は、有利にトリアジンおよびベンズトリフェノールであ
る。
【0037】 ラジカル捕捉剤としては、有利に2,2,6,6−テトラメチルピペリジン誘
導体が使用可能である。
【0038】 更に、固体の粉末ラッカーは、場合によってはなお助剤および添加剤を含有す
ることができる。このための例は、流展剤、酸化防止剤、UV吸収剤、ラジカル
捕捉剤、流動助剤および脱ガス化剤、例えばベンゾインである。
【0039】 成分Bは、非イオン性増粘剤a)を含有する。このための例は、変性されたセ
ルロース、ポリウレタン増粘剤である。
【0040】 このような会合増粘剤(Assoziativ-Verdicker)a)の構造の特徴は、次の通
りである: aa)十分な水溶性を保証する親水性骨格および ab)水性媒体中での関連交換作用の能力を有する疎水性基。
【0041】 疎水性基としては、例えば長鎖状アルキル基、例えばドデシル基、ヘキサデシ
ル基またはオクタデシル基、またはアルカリール基、例えばオクチルフェニル基
またはノニルフェニル基が使用される。
【0042】 親水性骨格としては、有利に疎水性基をポリマー構成成分として有するポリア
クリレート、セルロースエーテルまたは特に有利にポリウレタンが使用される。
【0043】 親水性骨格として特に好ましいのは、ポリエーテル鎖を構成成分として含有す
る、特にポリエチレンオキシドからのポリウレタンである。
【0044】 このようなポリエーテルポリウレタンを合成する場合には、ヒドロキシル基を
末端に有するポリエーテル構成成分の相互の結合のため、およびポリエーテル構
成成分と例えば既に記載された長鎖状アルキル基またはアラルキル基を有する一
官能価アルコールおよび/またはアミンであってよい疎水性末端構成成分との結
合のためにジイソシアネートおよび/またはポリイソシアネート、有利に脂肪族
ジイソシアネート、特に有利に場合によってはアルキル置換された1,6−ヘキ
サメチレンジイソシアネートが使用される。
【0045】 周知のように、非イオン性会合増粘剤は、疎水性基の構成によって、粉末ラッ
カー分散液中に含有されている固体粒子に対する疎水性/疎水性交換作用ならび
に相互作用を形成することができるように設計されている。それによって、立体
網状組織が形成され、制御される。更に、会合増粘剤は、この会合増粘剤が均一
に水中に分布され、水に対して層分離を起こさないように高い含量の親水性基を
有しなければならない。適当な非イオン性会合増粘剤およびその作用機構の例は
、詳細には、教科書Johan Bielemanの”Lackadditive”, Wiley-VCH, Weinheim,
New York, 1998に記載されている。
【0046】 更に、成分Bは、触媒、流展剤、酸化防止剤、UV吸収剤、ラジカル捕捉剤お
よび湿潤剤を含有することができる。この場合には、本質的に既に成分Aに関し
て挙げた物質がこれに該当する。
【0047】 更に、成分Bは、助剤、消泡剤、殺生剤、溶剤および中和剤を含有することが
できる。
【0048】 消泡剤としては、有利に変性されたポリシロキサンがこれに該当する。
【0049】 使用可能な中和剤は、アミン、アンモニアおよび金属水酸化物である。
【0050】 最後に、本発明の本質によれば、分散剤c)が添加される。これは、ポリウレ
タンを基礎とする化合物である。
【0051】 ポリウレタン分散液の形の本発明の本質である非イオン性分散剤c)は、非イ
オン性会合増粘剤と次の2つの点で区別される: 1.分散剤c)の疎水性基は、好ましくは疎水性/親水性接点が粉末ラッカー分
散液中に含有されている粒子が形成される程度に設計されており、したがって例
えば会合増粘剤に典型的な立体網状組織は生成されない。
【0052】 2.親水性は減少される。粒子が親水性構造要素によって包囲され、被覆される
程度に多数の親水性基が分散剤c)中に含有されている。親水性構造要素は、そ
の作用の点で、粒子の疎水性構造要素を分解し、水相中に導入しうる程には強力
ではない。比較的に低い親水性は、分散剤それ自体による水中での第2の相の形
成によって明らかに表わされている。
【0053】 本発明により使用されるポリウレタン樹脂c)は、有利に 1.少なくとも2個の反応性水素原子を有する少なくとも1つの有機成分、 2.一官能価エーテルおよび 3.ポリイソシアネート からなる。
【0054】 ポリウレタン組成物c)の有機成分は、ポリエステルポリオール、低分子量ジ
オールおよび/またはトリオールまたはその混合物を含む。場合によっては、三
官能価ヒドロキシル基を有するモノマーが使用されてよい。
【0055】 第2の好ましい実施態様において、ポリウレタンc)は、 1.少なくとも2個の反応性水素原子を有する少なくとも1つの有機成分、 2.非イオン性安定剤、即ち i.一官能価ポリエーテルをポリイソシアネート含有成分と反応させ、イソシ
アネート中間生成物を製造し、および ii.1つの成分を少なくとも1個のアミン基および少なくとも2個の活性ヒ
ドロキシル基と反応させる ことによって得られる非イオン性分散剤c) 3.少なくとも1つのポリイソシアネート含有成分を含む。
【0056】 有機成分は、有利にポリエーテルポリエステルポリオール、低分子量ジオール
および/またはトリオールまたはその混合物を含む。
【0057】 ポリエステル成分は、少なくとも1つのジカルボン酸および少なくとも1つの
アルコール成分を反応させることによって得ることができ、この場合には、アル
コールは、少なくとも2個のヒドロキシル基を含有する。カルボン酸成分は、2
個またはそれ以上のカルボキシル基を有する。適当なジカルボン酸の例は、二量
体脂肪酸および脂環式ジカルボン酸、例えばイソフタル酸である。
【0058】 カルボン酸以外に、ポリエステル樹脂は、1つ以上の低分子量ジオールまたは
トリオールを含有していてよい。原則的には、全てのポリオールが使用可能であ
る。
【0059】 使用されるポリエステル樹脂またはポリエステル樹脂の混合物は、有利に末端
ヒドロキシル基を含有する。これは、過剰のポリオールの添加によって作用を生
じる。
【0060】 ポリエステルの合成のために、モノカルボン酸ならびにモノアルコールが使用
されてよい。しかし、有利には、モノカルボン酸および/またはモノアルコール
は、極めて僅かな質量でポリエステル樹脂中に含有されている。
【0061】 有利に使用されるポリエステルジオール成分は、ポリウレタン樹脂20〜80
質量%を含む。有利に量は、50〜70質量%の間にある。特に好ましくは、5
5〜65質量%である。
【0062】 ポリウレタンc)の製造のために、500〜5000の分子量を有するポリエ
ステルポリオールが使用される。好ましくは、分子量は、1000〜3500の
間にある。
【0063】 ポリエステルジオールと共に、ポリウレタン樹脂は、少なくとも2個の反応性
水素原子を有する他の有機成分を含有していてよい。これは、特にジオールおよ
びトリオール、チオールおよび/またはアミンまたはこれらの物質の混合物であ
る。この場合には、ポリエステル成分の合成に使用される成分は、別の成分とし
て使用されてもよい。即ち、ポリウレタン中の付加的な有機成分として、ジアル
コールまたはトリアルコール、例えばネオペンチルグリコールまたは1,6−ヘ
キサンジオールまたはトリメチロールプロパンもこれに該当する。
【0064】 ポリウレタン樹脂中の使用されるジオールおよび/またはトリオールの分子量
は、0〜20質量%の間にある。有利には、1〜6質量%である。
【0065】 更に、ポリウレタン樹脂は、ポリイソシアネート、殊にジイソシアネートを含
有する。イソシアネートは、ポリウレタン質量に対して5〜40質量%の間にあ
る。特に有利には、10〜30質量%、特に10〜20質量%である。最後に、
ポリウレタンの製造のために、一官能価ポリエーテルが使用される。
【0066】 第2の変法において、有利に一官能価ポリエーテルがジイソシアネートと反応
することにより、非イオン性安定剤c)が得られる。次に、生成された反応生成
物は、少なくとも1個の活性アミン基および少なくとも2個の活性ヒドロキシル
基を有する成分と反応される。
【0067】 1つの好ましい実施態様において、ポリウレタンc)は、次の成分: 1.一面で少なくとも2個のカルボキシル基を有するカルボン酸および少なくと
も2個のヒドロキシル基を有する成分からなる反応生成物であるポリエステルポ
リオール、 2.少なくとも2個のヒドロキシル基を有する少なくとも1つの低分子量成分、
3.少なくとも1つのポリイソシアネート含有成分、 4.一官能価エーテルをポリイソシアネートと反応させ、引続き得られた反応生
成物を、少なくとも1個の活性アミン基および少なくとも2個の活性ヒドロキシ
ル基を有する成分と反応させるによって得られた非イオン性安定剤からの反応生
成物を含む。
【0068】 第4の変法において、ポリウレタンc)は、 1.ポリエステルポリオール、 2.少なくとも1つのジオールまたはトリオール、 3.ポリイソシアネート、 4.トリヒドロキシ基含有モノマー、 5.一官能価ヒドロキシ基含有ポリエーテルからの反応生成物を含む。
【0069】 ポリエステルは、上記のカルボン酸成分および過剰のポリオールで合成される
。加除のポリオールは、有利に末端ヒドロキシル基が生成される程度に選択され
る。ポリオールは、有利に少なくとも2のヒドロキシル官能性を有する。
【0070】 ポリエステル樹脂は、有利に1つ以上のポリオール、特にジオールからなる。
有利に使用されるジオールは、アルキレングリコール、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコールおよびネオペンチルグリコール
、1,6−ヘキサンジオールまたは別のグリコール、例えばビスフェノール−A
、シクロヘキサンジメタノール、カプロラクトンジオール、ヒドロキシアルキル
化されたビスフェノールおよび類似の化合物である。
【0071】 低分子量の特に本発明により使用されるジオールは、公知技術水準から公知で
ある。これには、脂肪族ジオール、有利に2〜18個の炭素原子を有するアルキ
レンポリオールが含まれる。このための例は、1,4−ブタンジオール、脂環式
ジオール、例えば1,2−シクロヘキサンジオールおよびシクロヘキサンジメタ
ノールである。
【0072】 有機ポリイソシアネートとして、本発明によれば、有利に少なくとも2個のイ
ソシアネート基を有するものがこれに該当する。殊に、イソシアネート、例えば
p−フェニレンジイソシアネート、ビフェニル、4,4′−ジイソシアネート、
トルオールジイソシアネート、3,3′−ジメチル−4,4−ビフェニレンジイ
ソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチ
レンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサン−1,6−ジイソシア
ネート、メチレン−ビス−(フェニルイソシアネート)、1,5−ナフタレンジ
イソシアネート、ビス(イソシアナトエチルフマレート)、イソホロンジイソシ
アネートおよびメチレン−ビス−(4−シクロヘキシルイソシアネート)が好ま
しい。
【0073】 記載されたジイソシアネートと共に、別の多官能価イソシアネートも使用され
る。例は、1,2,4−ベンゼントリイソシアネートおよびポリメチレンポリフ
ェニルイソシアネートである。
【0074】 特に有利には、脂肪族ジイソシアネート、例えば1,6−ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、1,4−ブチレンジイソシアネート、メチレン−ビス−(4−シ
クロヘキシルイソシアネート)、イソホロンジイソシアネートおよび2,4−ト
ルオールジイソシアネートが使用される。
【0075】 長鎖状ポリウレタン樹脂c)は、ジオール基含有成分および/またはトリオー
ル基含有成分を用いて鎖長延長することによって得ることができる。特に好まし
いのは、少なくとも2個の活性水素基を有する鎖長延長剤、例えばジオール、チ
オール、ジアミンまたはこれらの物質の混合物、例えばアルカノールアミン、ア
ミノアルキルメルカプタン、ヒドロキシアルキルメルカプタンおよび類似の化合
物である。
【0076】 鎖長延長剤として使用されるジオールの例は、1,6−ヘキサンジオール、シ
クロヘキサンジメチロールおよび1,4−ブタンジオールである。特に好ましい
ジオールは、ネオペンチルグリコールである。
【0077】 本発明により使用されるポリエーテルは、特に一官能価ポリエーテルまたは二
官能価ポリエーテルである。一官能価ポリエーテルには、例えば酸化エチレン、
酸化プロピレンまたはその混合物を重合させることによって得られるものが含ま
れる。適当なポリエーテルの例は、Union Carbide Chemicals社の商品名Carbowa
x(登録商標)MPEG 2000のメトキシポリエチレングリコールである。
【0078】 記載されたポリウレタン製品c)は、従来の架橋剤と混合されてよい。これに
は、有利にアミノプラスト樹脂、例えばメラミンが含まれる。同様に、別のアミ
ンとアミドの縮合生成物、例えばトリアジン、ジアジン、トリアゾール、グアニ
ジン、グアナミンまたはかかる成分のアルキル置換された成分およびアリール置
換された成分が使用されてよい。かかる成分の例は、N,N′−ジメチル尿素、
ジシアンジアミド、2−クロロ−4,6−ジアミノ−1,3,5−トリアジン、
6−メチル−2,4−ジアミノ−1,3,5−トリアジン、3,5−ジアミノ−
トリアゾール、トリアミノピリミジン、2−メルカプト−4,6−ジアミノピリ
ミジン、2,4,6−トリエチルトリアミノ−1,3,5−トリアジンおよび類
似の物質である。
【0079】 アルデヒドとしては、有利にホルムアルデヒドがこれに該当する。同様に、ア
セトアルデヒド、クロトンアルデヒド、アクロレイン、ベンズアルデヒド、フル
フラールが使用されてよい。
【0080】 アミン−アルデヒド縮合生成物は、メチロールまたは類似のアルコール基を含
有することができる。使用可能なアルコールの例は、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、ベン
ジルアルコールおよび芳香族アルコール、脂環式アルコール、例えばシクロヘキ
サノール、モノエーテルまたはグリコールならびに置換アルコール、例えば3−
クロロプロパノールである。
【0081】 記載されたイソシアネートと共に、本発明によれば、ブロックドポリイソシア
ネートも架橋剤として使用されてよい。これには、例えば有機ポリイソシアネー
ト、例えばトリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、1,2−プロピレンジイソシアネート、1,
2−ブチレンジイソシアネートおよび2,3−ブチレンジイソシアネートが含ま
れる。同様に、使用可能なシクロアルケン成分は、例えば1,3−シクロペンタ
ンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネートおよび1,2−
シクロヘキサンジイソシアネートである。更に、芳香族成分、例えばフェニレン
ジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルジ
イソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネートおよび1,4−ナフタレ
ンジイソシアネートが使用可能である。更に、脂肪芳香族成分、例えば4,4′
−ジフェニレンメタン、2,4−トリレンもしくは2,6−トリレンまたはその
混合物、4,4′−トルイジンおよび1,4−キシリレンジイソシアネートがこ
れに該当する。他の例は、核置換された芳香族成分、例えば4,4′−ジフェニ
ルエーテルジイソシアネートおよびクロルジフェニレンジイソシアネートである
。使用可能なトリイソシアネートは、トリフェニルメタン−4,4′,4′′−
トリイソシアネート、1,3,5−トリイソシアネートベンゼンおよび2,4,
6−トリイソシアネートトルオールである。最後に、使用可能なテトライソシア
ネートは、4,4′−ジフェニル−ジメチルメタン、2,2′,5,5′−テト
ライソシアネートである。
【0082】 封鎖剤としては、脂肪族アルキルモノアルコール、脂環式アルキルモノアルコ
ール、芳香族アルキルモノアルコールが使用されてよい。このために、例えばメ
チル3,3,5−トリメチルヘキサノール、エチル3,3,5−トリメチルヘキ
サノール、クロルエチル3,3,5−トリメチルヘキサノール、プロピル3,3
,5−トリメチルヘキサノール、ブチル3,3,5−トリメチルヘキサノール、
シクロヘキシル3,3,5−トリメチルヘキサノール、ヘプチル3,3,5−ト
リメチルヘキサノール、オクチル3,3,5−トリメチルヘキサノール、ノニル
3,3,5−トリメチルヘキサノール、デシルアルコールおよびラウリルアルコ
ールが含まれる。フェノール性成分としては、例えばフェノールまたは置換フェ
ノールが使用可能である。このための例は、クレゾール、キシレノール、ニトロ
フェノール、クロルフェノール、エチルフェノール、1−ブチルフェノールおよ
び2,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシトルオールである。
【0083】 他の適当な封鎖剤は、第三ヒドロキシアミン、例えばジエチルエタノールアミ
ンおよびオキシム、例えばメチルエチルケトンオキシム、アセトンオキシムおよ
びシクロヘキサノンオキシムである。
【0084】 記載された架橋剤は、ポリウレタン分散液c)中に2〜15質量%、有利に4
〜8質量%の量で存在する。
【0085】 得られたポリウレタン分散液c)は、0.5〜20質量%、有利に2〜15質
量%の含分を有する粉末スラリーで存在する。
【0086】 固体粉末ラッカーの製造は、公知方法(例えば、BASF Lacke + Farben AG社の
製品情報、”Pulverlacke”, 1990)により、例えば押出機、スクリュー混練機
等を用いての均質化および分散によって行なわれる。粉末ラッカーの製造によれ
ば、この粉末ラッカーは、粉砕および場合による分散のための空気圧による分級
および篩分けによって調製される。
【0087】 引続き、粉末から湿式粉砕によるかまたは乾式粉砕された粉末ラッカーの攪拌
混入によって水性粉末クリヤーラッカー分散液が製造されうる。特に好ましいの
は、湿式粉砕である。
【0088】 それに応じて、本発明は、本発明によれば、成分B中に分散される記載された
成文Aを基礎とする水性粉末ラッカー分散液の製造法にも関する。
【0089】 成分B中での成分Aの分散後、場合によっては粉砕され、pH値は4.0〜7
.0、有利に5.5〜6.5に調節され、濾過される。
【0090】 平均粒径は、1〜25μm、有利に20μm未満である。得の好ましいのは、
3〜10μmである。水性粉末クリヤーラッカー分散液の固体含量は、15〜5
0%である。
【0091】 分散液には、湿式粉砕前もしくは湿式粉砕後または水中への乾式粉末ラッカー
の搬入前もしくは搬入後に、消泡剤混合物、アンモニウムおよび/またはアルカ
リ金属塩、カルボキシル官能性分散助剤もしくは非イオン性分散助剤、湿潤剤お
よび/または増粘剤混合物ならびに別の添加剤0〜5質量%が添加されてよい。
有利には、本発明によれば、消泡剤、分散助剤、湿潤剤および/または増粘剤が
最初に水中に分散される。次に、少量分の粉末クリヤーラッカーが攪拌混入され
る。引続き、なお1回消泡剤、分散助剤、増粘剤および湿潤剤が分散混入される
。最終的に、再び少量分の粉末クリヤーラッカーが攪拌混入される。
【0092】 pH値の調節は、本発明によれば、有利にアンモニアまたはアミンを用いて行
なわれる。この場合、pH値は、最初に強塩基性分散液が生成される程度に上昇
しうる。しかし、pH値は、数時間または数日で再び上記の値に減少する。
【0093】 本発明による粉末クリヤーラッカー分散液を製造するための別の変法は、結合
剤および架橋剤ならびに場合によっては成分Aの添加剤c)の液状溶融液を混合
し、有利に水および安定剤を添加しながら乳化装置中に供給し、得られた乳濁液
を冷却し、かつ濾過することにある。
【0094】 高度な混合品質を達成しうるために、混合を溶剤不含で溶融液中で実施するこ
とは、本質的なことである。それによれば、ポリマー成分は、粘稠な樹脂溶融液
として分散装置中に供給される。
【0095】 そのために、結合剤および架橋剤は、溶融されなければならない。架橋剤対結
合剤の比は、0.6〜1:1.4、有利に0.8:1〜1:1.2である。有利
には、架橋剤および結合剤は、別々の容器中で加熱される。この場合、温度は、
両成分が溶融されており、その粘度がさらに加工、殊に輸送を可能にする程度に
選択される。溶融物の温度が高ければ高いほど、粘度はますます僅かになり、ま
すます良好な混合品質が達成可能である。しかし、架橋反応は、十分に排除され
なければならない。架橋反応は、よりいっそう高い温度で明らかに迅速に進行す
る。従って、使用される滞留時間が冷却に十分な長さであり、同時に良好な乳化
が可能である狭い温度時間窓だけが存在する。これをできるだけ効果的に利用す
るために、結合剤溶融液および架橋剤溶融液は、混合帯域の直前で初めて一緒に
導かれる。
【0096】 装置を通しての成分の輸送前に、この成分は、有利に蒸気を用いて望ましいプ
ロセス温度に加熱されてよい。引続き、特に別々の加熱された導管中の溶融され
た結合剤添加剤混合物および架橋剤溶融物は、ポンプを用いて全装置を通して反
応され、混合装置中に供給される。輸送ポンプの容積流により、結合剤/添加混
合物と架橋剤溶融物との化学量論的割合は調節することができる。
【0097】 引続き、液状合物は、直ちに水中で乳化される。この場合、有機相および/ま
たは水には、乳化剤が添加される。乳化剤/安定剤水溶液は、使用の場合には、
圧力下で混合物温度の付近の温度に加熱され、そこで液状結合剤−架橋剤混合物
は、乳化される。
【0098】 混合および乳化は、2つの別々の機械中または多段の機械中で実現させること
ができる。第2の溶液は、架橋という理由から明らかに利点を有している。それ
というのも、この場合滞留時間は高い温度で最少になるからである。次に、場合
によっては存在する有機溶剤は、直接に真空蒸留によって低い温度で水相と分離
されうる。
【0099】 乳化に続いて、直ちに冷却が実施される。これは、一面で、分散された樹脂粒
子の粘着が起こらず、他面、架橋反応がもはや起こり得ない時点になるまでの滞
留時間ができるだけ短いように実現させなければならない。この目的は、例えば
熱交換器の使用、冷たい水の噴入による冷却または冷たい水中への乳濁液の噴入
によって達成されうる。
【0100】 混合段階、入荷段階および冷却段階の間の架橋反応を排除するために、滞留時
間は、混合段階の開始時から冷却段階の終結時までできるだけ短時間、維持され
なければならない。これは、5秒未満、有利に1秒未満である。従って、連続的
な方法が好ましい。このために、機械、例えば回転子−固定子−分散装置(歯車
コロイドミルまたは湿式回転ミル、歯車リング(Zahnkranz)分散装置、強力ミ
キサー)ならびに静的ミキサーが使用される。
【0101】 水中での引続く乳化のために、結合剤−架橋剤混合物は、水中もしくは成分B
中に噴入されてよい。十分な微細度が達成されない場合には、ふたたび回転子−
固定子−装置または静的ミキサーが使用されうる。更に、局部的な搬入効率の上
昇は、高圧ホモジナイザーの前記使用によって可能である。この場合、乳濁液は
、100〜1500バール、有利に100〜1000バール、特に100〜20
0バールの範囲内の圧力で微細な開口を通して圧縮され、このことは、液滴寸法
の明らかな減少、ひいては貯蔵の間の乳濁液の著しい安定性を生じる。
【0102】 前記のミクロ化の変法は、100〜10000nm、有利に150〜6000
nm、特に有利に400〜4000nm、殊に有利に600〜3500nmの範
囲内の平均粒径を有する溶剤不含の分散液を生じ、公知技術水準による粉末ラッ
カーの湿式粉砕によって製造可能な水性分散液(粒径3〜20μm)よりも微粒
状である。
【0103】 記載された方法を用いて場合には、分子量が1000〜20000g/モル、
有利に1000〜10000g/モル、特に有利に1500〜6000g/モル
、殊に有利に1500〜4000g/モルの範囲内にある微粒状ポリマー分散液
を製造することができる。
【0104】 本発明による粉末クリヤーラッカー分散液は、基礎ラッカーの被覆として、有
利に自動車工業において使用することができる。特に好適であるのは、ポリエス
テル、ポリウレタン樹脂およびアミノプラスト樹脂を基礎とする水基礎ラッカー
のためのクリヤーラッカー分散液である。
【0105】 本発明による粉末クリヤーラッカー分散液は、液体ラッカー技術から公知の方
法でもたらすことができ、殊に噴霧法によりもたらすことができる。
【0106】 基礎ラッカー層上に施こされた粉末クリヤーラッカー分散液は、規則的に焼付
け前に通期される。これは、有利にまず室温で行なわれ、引続き若干高められた
温度で行なわれる。一般に、高められた温度は、40〜70℃、有利に50〜6
5℃である。通気は、2〜10分間、有利に4〜8分間室温で実施される。高め
られた温度で、再び同じ時間間隔で通気される。
【0107】 焼付けは、既に130℃で実施されてよい。焼付けは、130〜180℃、有
利に135〜155℃で実施可能である。
【0108】 本発明による方法によれば、30〜50μm、有利に35〜45μmの層厚で
達成されうる。比較可能な品質を有するクリヤーラッカーは、これまで公知技術
水準により、粉末クリヤーラッカーの使用下で65〜80μmの層厚を塗布する
ことによってのみ達成することができた。
【0109】 次に、本発明を実施例に関連して詳細に記載する: A.粉末状化された樹脂の製造 キシロール21.1Tを装入し、130℃に加熱する。受け器に130℃で4
時間で2個の別々の流入容器と介して、開始剤: キシロール4.86Tと混合されたTBPEH(第三ブチルペルエチルヘキサノ
エート)4.5Tおよびモノマー: メチルメタクリレート10.78T、n−ブチルメタクリレート26.5T、ス
チロール17.39Tおよびグリシジルメタクリレート22.95Tを供給する
。引続き、180℃に加熱し、100ミリバール未満の真空中で溶剤を取り出し
た。
【0110】 B.粉末クリヤーラッカーの製造 アクリレート樹脂77.5T、ドデカン二酸18.8T(硬化剤参照)、チヌ
ビン(Tinuvin)1130 2T(UV吸収剤)、チヌビン(Tinuvin)144 0.9T
(HALS)、アディトール(Additol)XL 490 0.4T(流展剤)およびベン
ゾイン0.4T(脱ガス化剤)をヘンシェル(Henschel)流動ミキサー上で緊密
に混合し、BUSS PLK46押出機上で押出し、ホソハワ(Hosohawa)ACM
2−ミル上で粉砕し、篩125μmを介して篩分けする。
【0111】 C.非イオン的に安定化された粉末スラリー 1.製造例 1.1出発工程のポリエステルの製造 プリポール(Pripol)101340.71質量部(Unichema社の市販の二量体脂肪
酸)、ヘキサンジオール22.413質量部、イソフタル酸12.051質量部
を実験室用釜中で、酸価が4未満になるまで徐々に最大220℃に加熱する。次
に、生成物を80℃に冷却し、メチルエチルケトン24.025質量部で希釈し
た。
【0112】 1.2非イオン性ポリウレタン分散液c)の製造 出発工程のポリエステル29.155質量部を反応器中に装入し、カルボワッ
クス(Carbowax)MPEG 2000 4.667質量部、トリメチロールプロパン0.4
22質量部およびイソホロンジイソシアネート5.195質量部ならびにジブチ
ル錫ラウレート0.031質量部を添加する。この反応混合物を、NCO含量が
0.50〜0.70%になるまで、90℃に加熱する。次に、90℃でネオペン
チルグリコール0.367質量部およびトリメチロールプロパン0.281質量
部を添加する。NCO値が0.25%未満である場合には、ブチルグリコール1
3.912質量部を90℃の反応器温度で添加する。引続き、脱イオン水45.
97質量部を70〜90℃で1時間で強力に攪拌しながら反応器に添加し、それ
によって非イオン性ポリウレタン分散液c)を生じる。
【0113】 2.実施例: 水670g、製造例1.2に記載の非イオン性ポリウレタン分散液30g、粉
末状化された樹脂300g、消泡剤1.9g Troy Chemical Co.社のTroylyd D
777、ウレタン増粘剤26.3g Rohm und Haas社のAcrysol RM8をこの順序で
攪拌しながら計量供給し、引続き10分間溶解した(20m/秒)。引続き、こ
のバッチ量を実験室用サンドミルSMC中で約3 1/2時間粉砕体と一緒に分
散させた。粉砕後の平均粒径は、4μmであった。
【0114】 粉砕物にByk 345 0.5%(珪素含有流展剤)、pH値を6.0に調節する
ための10%のDMEA水溶液を添加し、水で噴霧粘度に調節した(1000s−1
で300mPas)。
【0115】 3.比較例: 水670g、分散剤1.9g Rohm und Haas社のTriton 100 0.19g、粉
末状化された樹脂300g、消泡剤1.9g Troy Chemical Co.社のTroylyd D
777、ウレタン増粘剤26.3g Rohm und Haas社のAcrysol RM8をこの順序で
攪拌しながら計量供給し、引続き10分間溶解した(20m/秒)。引続き、こ
のバッチ量を実験室用サンドミルSMC中で約3 1/2時間粉砕体と一緒に分
散させた。粉砕後の平均粒径は、5μmであった。
【0116】 粉砕物にByk 345 0.5%(珪素含有流展剤)、pH値を6.0に調節する
ための10%のDMEA水溶液を添加し、水で噴霧粘度に調節した(1000s−1
で300mPas)。
【0117】 D.例C2およびC3(比較例)の適用例 十分に燐酸塩処理された薄板上にシルバーメタリックのWBL(Wuerburger S
ystem, 欧州特許第0228003号明細書B2またはドイツ特許第38252
78号明細書および以降の特許)を乾燥被膜12μmの層厚で塗布し、室温で1
0分間、80℃で10分間乾燥させた。その後に、ウェット・オン・ウェットで
粉末スラリーを乾燥被膜40〜50μmの層厚で塗布し、室温で10分間通風し
、50℃で6分間前乾燥し、引続き145℃で30分間焼き付けた。
【0118】 例C2からのクリヤーラッカー被膜は、亀裂形成の明らかに僅かな傾向を示す
。半製品(粉砕物)および湿式ラッカーは、比較例C3の湿式ラッカーよりも僅
かな沈降傾向を有する。更に、粉砕物のバッチ量は、良好な温度負荷性および剪
断安定性を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),BR,CA,J P,US (72)発明者 エゴン ヴェグナー ドイツ連邦共和国 ミュンスター ブライ テ ガッセ 39 (72)発明者 トーマス フライ ドイツ連邦共和国 マンハイム ハンス− ザクス−リング 36 (72)発明者 ユルゲン ニーマン ドイツ連邦共和国 ミュンスター エミー ル−ノルデ−ヴェーク 91 アー (72)発明者 ヨアヒム ヴォルテリング ドイツ連邦共和国 ミュンスター アルト ハウスヴェーク 121 Fターム(参考) 4J038 CG141 CH171 DB211 DB231 DD042 DG112 DG132 JB01 JB09 JB36 KA03 KA04 KA20 LA06 LA07 MA10 MA14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体の粉末状成分Aおよび水性成分Bからなり、この場合こ
    の成分Aは、 a)場合によってはビニル芳香族化合物、有利にスチロールの含量を有する、グ
    リシジル含有モノマー25〜45質量%、有利に30〜35質量%の含量を有す
    る少なくとも1つのエポキシ含有結合剤、 b)少なくとも1つの架橋剤、有利に直鎖状脂肪族ジカルボン酸および/または
    カルボキシ官能性ポリエステルおよび c)場合によっては触媒、助剤、粉末クリヤラッカー型の添加剤、例えば脱ガス
    化剤、流展剤、UV吸収剤、ラジカル捕捉剤、酸化防止剤を含有する粉末クリヤ
    ラッカーであり、 成分Bは、 a)少なくとも1つの非イオン性増粘剤および b)場合によっては触媒、助剤、消泡剤、湿潤剤、酸化防止剤、UV吸収剤、ラ
    ジカル捕捉剤、殺生剤、微少量の溶剤、流展剤、中和剤、有利にアミンおよび/
    または保水剤および c)非イオン性ポリウレタン分散液の形の分散剤を含有する水性分散液である水
    性粉末クリヤラッカー分散液。
  2. 【請求項2】 pH値が4.0〜7.0、有利に5.5〜6.5の間にある
    、請求項1記載の水性粉末クリヤラッカー分散液。
  3. 【請求項3】 ビニル芳香族化合物の含量が成分Aa)に対して最高で35
    質量%、有利に10〜25質量%である、請求項1または2記載の水性粉末クリ
    ヤラッカー分散液。
  4. 【請求項4】 エポキシ官能性の結合剤がエポキシ基含有ポリアクリレート
    樹脂であり、この場合使用されるエポキシ官能性のモノマーは、有利にグリシジ
    ルアクリレート、グリシジルメタクリレートおよびアリルグリシジルエステルで
    ある、請求項1から3までのいずれか1項に記載の水性粉末クリヤラッカー分散
    液。
  5. 【請求項5】 粒径が最高で20μm、有利に3〜10μmである、請求項
    1から4までのいずれか1項に記載の水性粉末クリヤラッカー分散液。
  6. 【請求項6】 非イオン性ポリウレタン分散液c)が次のもの: 1.少なくとも2個の反応性水素原子を有する少なくとも1つの有機成分、 2.多官能性ポリエーテルおよび 3.ポリイソシアネート を含有する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の水性粉末クリヤラッカ
    ー分散液。
  7. 【請求項7】 非イオン性ポリウレタン分散液c)が 1.少なくとも2個の反応性水素原子を有する少なくとも1つの有機成分、 2.i.イソシアネート中間生成物を製造するためのポリイソシアネート含有成
    分を有する多官能性ポリエーテルと ii.少なくとも2個の活性アミノ基および少なくとも2個の活性ヒドロキシル
    基を有する成分とを反応させることによって得られた非イオン性安定剤および 3.少なくとも1つのポリイソシアネート含有成分を含有する、請求項1から5
    までのいずれか1項に記載の水性粉末クリヤラッカー分散液。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれか1項に記載の水性粉末クリヤ
    ラッカー分散液を製造する方法において、 I.固体の粉末状成分Aおよび水性成分Bから分散液を得、この場合成分Aは、
    a)場合によってはビニル芳香族化合物、有利にスチロールの含量を有する、グ
    リシジル含有モノマー25〜45質量%、有利に30〜35質量%の含量を有す
    る少なくとも1つのエポキシ含有結合剤、 b)少なくとも1つの架橋剤、有利に直鎖状脂肪族ジカルボン酸および/または
    カルボキシ官能性ポリエステルおよび c)場合によっては触媒、助剤、粉末クリヤラッカー型の添加剤、例えば脱ガス
    化剤、流展剤、UV吸収剤、ラジカル捕捉剤、酸化防止剤を含有する粉末クリヤ
    ラッカーであり、 成分Bは、 a)少なくとも1つの非イオン性増粘剤および b)場合によっては触媒、助剤、消泡剤、分散助剤、湿潤剤、有利にカルボキシ
    官能性分散剤、酸化防止剤、UV吸収剤、流展剤、中和剤、有利にアミン、ラジ
    カル捕捉剤、微少量の溶剤、殺生剤および/または保水剤、および c)非イオン性ポリウレタン分散液の形の分散剤を含有する水性分散液であり、
    II.成分AおよびBから得られた分散液を場合によっては微粉砕し、 III.分散液のpH値を4.0〜7.0、有利に5.5〜6.5に調節し、濾
    過することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項に記載の水性粉末
    クリヤラッカー分散液の製造法。
  9. 【請求項9】 成分AおよびBからなる粉末クリヤラッカー分散液を湿式微
    粉砕によって得る、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 静電的に支持される高速回転または空気適用により金属薄
    板および/またはプラスチックからなるラッカー塗布された自動車車体およびラ
    ッカー塗布されていない自動車車体を被覆するための請求項1から7までのいず
    れか1項に記載の水性粉末クリヤラッカー分散液の使用。
JP2000541252A 1998-04-01 1999-03-31 非イオン的に安定化された粉末クリヤラッカー分散液 Pending JP2003527449A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19814471.7 1998-04-01
DE19814471 1998-04-01
DE19912661.5 1999-03-20
DE19912661A DE19912661A1 (de) 1998-04-01 1999-03-20 Nicht-ionisch stabilisierte Pulverlack-Dispersion
PCT/EP1999/002204 WO1999050359A2 (de) 1998-04-01 1999-03-31 Nicht-ionisch stabilisierte pulverklarlack-dispersion

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003527449A true JP2003527449A (ja) 2003-09-16

Family

ID=26045178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000541252A Pending JP2003527449A (ja) 1998-04-01 1999-03-31 非イオン的に安定化された粉末クリヤラッカー分散液

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6344501B1 (ja)
EP (1) EP1084199A2 (ja)
JP (1) JP2003527449A (ja)
WO (1) WO1999050359A2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000050523A1 (de) 1999-02-25 2000-08-31 Basf Coatings Ag Die verwendung von tricyclodecandimethanol zur herstellung von mehrschichtlackierungen
DE19909894A1 (de) 1999-03-06 2000-09-07 Basf Coatings Ag Sol-Gel-Überzug für einschichtige oder mehrschichtige Lackierungen
DE19920799A1 (de) 1999-05-06 2000-11-16 Basf Coatings Ag Thermisch und mit aktinischer Strahlung härtbarer Beschichtungsstoff und seine Verwendung
DE19921457B4 (de) 1999-05-08 2006-05-04 Basf Coatings Ag Modulsystem zur Herstellung wäßriger Beschichtungsstoffe, Verfahren zu deren Herstellung und Verwendung sowie damit hergestellte Lackierungen
DE19924674C2 (de) 1999-05-29 2001-06-28 Basf Coatings Ag Thermisch und mit aktinischer Strahlung härtbarer Beschichtungsstoff und seine Verwendung
DE19932497A1 (de) 1999-07-12 2001-01-18 Basf Coatings Ag Wäßriger Beschichtungsstoff, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung
DE19938759A1 (de) 1999-08-16 2001-02-22 Basf Coatings Ag Beschichtungsstoff und seine Verwendung zur Herstellung hochkratzfester mehrschichtiger Klarlackierungen
DE10004494A1 (de) * 2000-02-02 2001-08-16 Basf Coatings Ag Physikalisch, thermisch oder thermisch und mit aktinischer Strahlung härtbarer wässriger Beschichtungsstoff und seine Verwendung
DE10027290C2 (de) * 2000-06-02 2002-07-11 Basf Coatings Ag Pulverklarlackdispersionen (Pulverslurry-Klarlacke) und ihre Verwendung
DE10027292C2 (de) * 2000-06-02 2003-11-13 Basf Coatings Ag Pulverklarlackdispersionen (Pulverslurry-Klarlacke) und ihre Verwendung
DE10041634C2 (de) * 2000-08-24 2002-10-17 Basf Coatings Ag Wäßrige Dispersion und ihre Verwendung zur Herstellung von thermisch und mit aktinischer Strahlung härtbaren Beschichtungsstoffen, Klebstoffen und Dichtungsmassen
DE10058870A1 (de) * 2000-11-27 2002-06-06 Basf Coatings Ag Wässriger Beschichtungsstoff, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung
DE10060765A1 (de) * 2000-12-07 2002-06-20 Basf Coatings Ag Farb- und/oder effektgebende Pulverslurry, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
DE10113884B4 (de) * 2001-03-21 2005-06-02 Basf Coatings Ag Verfahren zum Beschichten mikroporöser Oberflächen und Verwendung des Verfahrens
DE10126651A1 (de) * 2001-06-01 2002-12-12 Basf Coatings Ag Pulverlacksuspensionen (Pulverslurries) und Pulverlacke, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
DE10129899A1 (de) * 2001-06-21 2003-01-09 Basf Coatings Ag Physikalisch, thermisch oder thermisch und mit aktinischer Strahlung härtbarer wäßriger Beschichtungsstoff und seine Verwendung
DE10130972C1 (de) * 2001-06-27 2002-11-07 Basf Coatings Ag Verfahren zur Herstellung von Beschichtungen aus thermisch und mit aktinischer Strahlung härtbaren Beschichtungsstoffen und mit dem Verfahren herstellbare Lackierungen
US20030077394A1 (en) * 2001-08-28 2003-04-24 Bradford Christophen J. Dual cure coating composition and process for using the same
US6852771B2 (en) * 2001-08-28 2005-02-08 Basf Corporation Dual radiation/thermal cured coating composition
US20030083397A1 (en) * 2001-08-28 2003-05-01 Bradford Christopher J. Dual cure coating composition and process for using the same
US6835759B2 (en) * 2001-08-28 2004-12-28 Basf Corporation Dual cure coating composition and processes for using the same
US6699942B2 (en) * 2001-09-14 2004-03-02 Ppg Industries Ohio, Inc. Powder coating compositions demonstrating improved mar resistance
DE10206225C1 (de) * 2002-02-15 2003-09-18 Basf Coatings Ag Verfahren zur Herstellung farb- und/oder effektgebender Mehrschichtlackierungen
DE10248324A1 (de) * 2002-10-17 2004-05-06 Basf Coatings Ag Thermisch und mit aktinischer Strahlung härtbarer Beschichtungsstoff und Verfahren zum Beschichten miktoporöser Oberflächen
DE102004023071A1 (de) * 2004-05-11 2005-12-08 Basf Ag Pumpbare Tricyclodecandimethylol enthaltende Zusammensetzung
DE102005062379A1 (de) * 2005-12-23 2007-06-28 Basf Ag Carbamatgruppenhaltiger Co-Vernetzer
CN102690593A (zh) * 2012-06-01 2012-09-26 安徽省金盾涂料有限责任公司 一种纳米水性涂料组合物
US11826949B2 (en) * 2016-11-14 2023-11-28 Desktop Metal, Inc. Particle stereolithography

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3341580A (en) 1965-06-21 1967-09-12 Carlisle Chemical Works Tetrahydrocarbyl phosphonium acid carboxylates
US3477990A (en) 1967-12-07 1969-11-11 Shell Oil Co Process for reacting a phenol with an epoxy compound and resulting products
BE756693A (fr) 1969-09-26 1971-03-25 Ciba Geigy Composition de resine epoxyde
JPS5312531B1 (ja) 1971-03-26 1978-05-01
US3781379A (en) 1971-08-16 1973-12-25 Ford Motor Co Powdered coating compositions containing glycidyl methacrylate copolymers with anhydride crosslinking agents and flow control agent
JPS534048A (en) 1975-12-26 1978-01-14 Dainippon Toryo Co Ltd Method of forming multi-layer coating film
DE2749576C3 (de) 1977-11-05 1980-04-24 Deutsche Gold- Und Silber-Scheideanstalt Vormals Roessler, 6000 Frankfurt Verfahren zur Herstellung eines Glycidylgruppen aufweisenden Acrylharzes und dessen Verwendung
DE3545618A1 (de) 1985-12-21 1987-06-25 Basf Lacke & Farben Wasserverduennbares ueberzugsmittel zur herstellung der basisschicht eines mehrschichtueberzuges
US5055524A (en) 1987-07-16 1991-10-08 Ppg Industries, Inc. Polyol-modified polyanhydride curing agent for polyepoxide powder coatings
DE3825278A1 (de) 1988-07-26 1990-02-01 Basf Lacke & Farben Verfahren zur herstellung von mehrschichtigen, schuetzenden und/oder dekorativen ueberzuegen auf substratoberflaechen
US4939213A (en) 1988-12-19 1990-07-03 American Cyanamid Company Triazine crosslinking agents and curable compositions containing the same
US5084541A (en) 1988-12-19 1992-01-28 American Cyanamid Company Triazine crosslinking agents and curable compositions
TW328955B (en) 1993-05-14 1998-04-01 Cytec Tech Corp Process for preparing bis- or tris-carbamate functional 1,3,5-triazines, substantially halogen contamination free crosslinker compositions and new bis-or tris-carbamate functional 1,3,5-triazines
ZA962618B (en) 1995-04-10 1996-10-11 Basf Lacke & Farben Aqueous dispersion of transparent powder lacquers
AU719294B2 (en) 1995-05-19 2000-05-04 Basf Coatings Aktiengesellschaft Aqueous powder coating dispersion
DE19540977A1 (de) * 1995-11-03 1997-05-07 Basf Lacke & Farben Wäßrige Pulverlack-Dispersionen
US5965213A (en) * 1996-04-04 1999-10-12 Basf Coatings Ag Aqueous dispersions of a transparent powder coating
DE19652813A1 (de) * 1996-12-18 1998-06-25 Basf Coatings Ag Wäßrige Pulverlack-Dispersion
DE19727892A1 (de) * 1997-07-01 1999-01-07 Basf Coatings Ag Wäßrige Pulverlack-Dispersion, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie Verwendung der erhaltenen Pulverlack-Dispersion

Also Published As

Publication number Publication date
WO1999050359A3 (de) 1999-11-18
WO1999050359A2 (de) 1999-10-07
US6344501B1 (en) 2002-02-05
EP1084199A2 (de) 2001-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003527449A (ja) 非イオン的に安定化された粉末クリヤラッカー分散液
JP4264138B2 (ja) 水性粉体塗料分散液
US6485793B1 (en) Aqueous dispersion of transparent powder coating material
EP0354261B1 (en) Novel non-ionic polyurethane resins having polyether back-bones in water-dilutable basecoats
EP1115504B1 (de) Kratzfester sol-gel-überzug für pulverslurry-klarlacke
US6586521B2 (en) Aqueous dispersions containing a mixture of copolymers and their use in binders
KR100633673B1 (ko) 유기 용매 및 외부 에멀션화제를 함유하지 않는 유사소성분말 클리어코트 슬러리, 및 이의 제조 방법 및 용도
KR100648557B1 (ko) 고 고형분의 가열건조형 에나멜용 수성 코팅제
JP2000219711A (ja) 水性コポリマ―、その製造方法および被覆用組成物でのその使用
JP2002537468A (ja) 熱的および化学線により硬化可能な粉末スラリー、その製造方法およびその使用
EP0993485A1 (de) Wässrige pulverlack-dispersion, verfahren zu ihrer herstellung sowie verwendung der erhaltenen pulverlack-dispersion
KR20010108259A (ko) 화학광선 또는 임의로 가열 수단에 의해 경화될 수 있는분말 슬러리, 이의 제조 방법 및 용도
EP2013254A2 (en) Liquid coating compositions comprising polyurethane resin sag control agents
US5066732A (en) Novel non-ionic polyurethane resins having polyether backbones in water-dilutable basecoats
US6433079B1 (en) Aqueous anticorrosion primers based on polyvinylbutyral
KR20020069250A (ko) 유기 용매가 제거된 유사소성의 분말 래커 슬러리, 이것의제조 방법 및 이것의 용도
JP2000515901A (ja) 少なくとも1種のヒドロキシル基含有結合剤および遊離イソシアネート基を有する少なくとも1種の架橋剤を含有する粉末塗料および多層塗膜を製造するためのその使用
US4946910A (en) Novel non-ionic polyurethane resins having polyether backbones in water-dilutable basecoats
JP2004522807A (ja) 構造粘性の、有機溶剤及び外部乳化剤不含の粉末クリヤーコートスラリー、その製造方法及びその使用
DE19912661A1 (de) Nicht-ionisch stabilisierte Pulverlack-Dispersion