JP2003527342A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 軽度認知障害を有する患者を処置するための組成物であって、該組成物は、治療有効量のＩＩ型グルココルチコイドレセプターに特異的なアンタゴニストを含み、該組成物は、４５歳以上の年齢であり、かつ該年齢のヒト集団についての正常レベルのコルチソルを有する、軽度認知障害を有すると診断された患者への投与に適しており、該アンタゴニストの量は、認知障害を処置するために有効であり、ここで該患者は、以下の診断基準：
（ｉ）ホルステインミニメンタルステート試験の３回の投与において、該試験に対する少なくとも１つの完璧なスコアを得る；
（ｉｉ）臨床的痴呆評点付け検査に対して０．５の評点を受ける、そして
（ｉｉｉ）パラグラフ再生試験において、１．５の標準偏差またはそれ以下の年齢適合正常値および教育適合正常値をスコアする、
に合う、組成物。
【請求項２】 前記量のグルココルチコイドレセプターアンタゴニストが、記憶障害をさらに予防処置する、請求項１に記載の組成物。
【請求項３】 前記量のグルココルチコイドレセプターアンタゴニストが、パラグラフ再生試験に対する成績を改善する、請求項１に記載の組成物。
【請求項４】 前記グルココルチコイドレセプターアンタゴニストが、ステロイド骨格の１１−β位において少なくとも１つのフェニル含有部分を有する該ステロイド骨格を含む、請求項１に記載の組成物。
【請求項５】 前記ステロイド骨格の１１−β位におけるフェニル含有部分が、ジメチルアミノフェニル部分である、請求項４に記載の組成物。
【請求項６】 前記グルココルチコイドレセプターアンタゴニストが、ミフェプリストンを含む、請求項４に記載の組成物。
【請求項７】 前記グルココルチコイドレセプターアンタゴニストが１１−β−（４−ジメチル−アミノエトキシフェニル）−１７−α−（プロピニル−１７β−ヒドロキシ−４，９−エストラジエン−３−オン）および１７−β−ヒドロキシ−１７−α−１９−（４−メチル−フェニル）−アンドロスタ−４，９（１１）−ジエン−３−オン）からなる群より選択される、請求項４に記載の組成物。
【請求項８】 前記グルココルチコイドレセプターアンタゴニストが、毎日、一日あたり１ｋｇの体重あたり約０．５〜約２０ｍｇの間の量での投与に適している、請求項１に記載の組成物。
【請求項９】 前記グルココルチコイドレセプターアンタゴニストが、毎日、一日あたり１ｋｇの体重あたり約１〜約１０ｍｇの間の量での投与に適している、請求項８に記載の組成物。
【請求項１０】 前記グルココルチコイドレセプターアンタゴニストが、毎日、一日あたり１ｋｇの体重あたり約１〜約４ｍｇの間の量での投与に適している、請求項９に記載の組成物。
【請求項１１】 前記組成物が、一日あたり１回の投与に適している、請求項１に記載の組成物。
【請求項１２】 前記組成物が経口投与に適している、請求項１に記載の組成物。
【請求項１３】 前記組成物が、経皮適用によるか、噴霧懸濁液によるか、またはエアロゾルスプレーによる投与に適している、請求項１に記載の組成物。